JP6694667B2 - ガセット包装袋 - Google Patents

ガセット包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6694667B2
JP6694667B2 JP2014259080A JP2014259080A JP6694667B2 JP 6694667 B2 JP6694667 B2 JP 6694667B2 JP 2014259080 A JP2014259080 A JP 2014259080A JP 2014259080 A JP2014259080 A JP 2014259080A JP 6694667 B2 JP6694667 B2 JP 6694667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaging bag
opening
cut line
gusset packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014259080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016117525A (ja
Inventor
山本 正和
正和 山本
克義 福山
克義 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUMARU CO Ltd
Original Assignee
FUKUMARU CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUMARU CO Ltd filed Critical FUKUMARU CO Ltd
Priority to JP2014259080A priority Critical patent/JP6694667B2/ja
Publication of JP2016117525A publication Critical patent/JP2016117525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6694667B2 publication Critical patent/JP6694667B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明はガセット包装袋に係り,さらに詳しくは,開封が容易で,開封後は被包装物を他へ移し替えることなく容器として使用できるガセット包装袋に関する。
近年,電子レンジが急速に発達,普及して,今や一般家庭において必需品の一つとなっている。この普及に伴い,電子レンジ用の多種多様な加工食品が開発・商品化されて,大量に市場に流通し,販売されている。これらの加工食品は,その殆どが所定形状の包装袋に詰められており,これらの包装袋はそれぞれの加工食品に適合するように工夫されている。
例えば,下記特許文献1には,二つの異なるタイプの包装袋が記載されている。一方の包装袋は,基材層と中間層とシーラント層とが積層された矩形状のフィルムからなり,シーラント層を内面として合掌貼りした背シール部と,合掌貼りにより形成された筒状体の開口端部を封止した端部シール部とを備え,背シール部の上端部付近に,この背シール部の長さ方向と直交する方向に切れ目を入れ,また,袋背面の左右両端部付近に,背シール部と平行に延びるハーフカットラインを設けたものである。この包装袋によれば,背シール部から左右方向に袋体を引き裂いた後,ハーフカットラインに沿って縦方向に袋体を引き裂き,開封後は受け皿として使用できる。
また,他方の包装袋は,袋背面の上下両端部付近に,背シール部の長さ方向と直角方向に且つこの背シール部を横切って延びるハーフカットラインを設けたものである。この包装袋も,背シール部からハーフカットラインに沿って左右方向に袋体を引き裂き,開封後は同様に受け皿として使用できる。
また,下記特許文献2には,ガゼット包装袋の開封時に,表面シートを容易に把持することができ,力が分散することなく,スムーズに開封できる包装袋が記載されている。
特開2008−081191号公報 特開2014−069883号公報
上記特許文献1に記載された二つの包装袋のうち,一方の包装袋は,左右への引裂きの際に強い引き裂き力が必要となり,大きな力で開封すると,開封した瞬間に勢い余って被包装物が外へ飛び出す恐れがある。このために,被包装物が液体を含んだものであると,液体が外へ流れ出して周辺を汚し,またこの被包装物が電子レンジで加熱したものであると,熱湯によって火傷する危険性がある。また,背シール部の切れ目から左右へ引裂いても想定したハーフカットラインに沿って開封させるのが難しく,ランダムな開封口形状になり易くなり,そのために受け皿として使用する場合に,開封口縁が真っ直ぐに,綺麗に引き裂かれずに不恰好な形状となり,見栄えが悪くデザイン性に欠けてしまうなどの課題がある。
これに対して,他方の包装袋は,袋の両端付近にハーフカットラインが形成されているので,上記の包装袋のように両端辺縁まで引き裂かれないように見える。しかしながら,実験の結果,ハーフカットラインに沿って開口させるのが同様に難しく,左右へ引き裂くと,ハーフカットラインを超えて袋体の両端辺縁まで引き裂かれてしまい,上記包装袋と同様の課題がある。また,ハーフカットラインは,被包装物を包装するフィルム面に設けられているので,この部分の機械的強度が他の箇所と比べて低下し,運搬時や,電子レンジ加熱時に袋体が破れてしまい被包装物が外へ飛び出す恐れがある。
また,これら二つの包装袋は,いずれも浅底であるので,袋体が破れると,被包装物が外部へ直ぐ飛び出し,特に電子レンジに使用すると,熱湯などが飛び散り火傷するなどの危険性がある。
また,上記特許文献2に記載された包装袋は,ガゼットタイプのもので,開封がスムーズになるが,任意大きさの開口ができず,また,電子レンジには使用できない。
本発明は,上記従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので,本発明の目的は,上面の任意の箇所から所望の大きさで綺麗な開口形状で開封ができ,開封後は被包装物を他に移し替えることなく容器として使用できるガセット型包装袋を提供することにある。
本発明の他の目的は,そのまま電子レンジで被包装物を加熱しても破裂することなく安心・安全なガセット包装袋を提供することにある。
本発明のまた他の目的は,自動包装機により,簡単に且つ安価に製作できる生産性が優れたガセット包装袋を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明の第1の態様のガセット包装袋は,底面フィルムと,前記底面フィルムの両側端縁に繋がり折り込みを入れた一対の対向する側面フィルムと,前記両側面フィルムの上端縁に繋がり略中央部を合掌貼りして背シールを設けた上面フィルムとで両端が開口した筒状体を形成し,一端の開口は予め熱溶着シールし,他端の開口は被包装物を装填した後に熱溶着シールして被包装物を包装する袋体からなり,前記上面フィルムは,両側端縁に沿って開封カットラインを設けて前記側面フィルムの上端縁に前記開封カットラインと共に熱溶着されているとともに,前記背シール部の長手方向と直交する方向に,前記背シールの上端から前記上面フィルムの表面に向けて部分的にかつ前記長手方向に複数の切裂きカットラインが設けられ,前記切裂きカットラインからの切裂きが,前記上面フィルムの切裂きを経て前記両側端縁の前記開封カットラインに達した後,前記開封カットラインに沿って切り裂かれるようになされており,前記上面フィルムは,複数箇所の前記切裂きカットラインからの切裂きにより,所定の大きさの開口を形成することができるようになされていることを特徴とする。

第2の態様のガセット包装袋は,第1の態様のガセット包装袋において,前記開封カットラインは,前記上面フィルム面をハーフカットした溝,複数の貫通孔或いは未貫通孔及びこれらをミックスした孔を所定の間隔をあけて線状に配列した貫通又は未貫通孔のいずれかで形成されていることを特徴とする。
第3の態様のガセット包装袋は,第1の態様のガセット包装袋において,前記開封カットラインは,所定の幅,長さ及び深さを有する凹み溝で形成されていることを特徴とする。
第4の態様のガセット包装袋は,第1〜第3のいずれかの態様のガセット包装袋において,前記切裂きカットラインは,前記合掌貼りした背シール部の両接合面に所定の幅,長さ及び深さを有する凹み溝で形成されていることを特徴とする。
第5の態様のガセット包装袋は,第1〜第4のいずれかの態様のガセット包装袋において,前記袋体は,1枚のプラスチックフィルムで作製されていることを特徴とする。
第6の態様のガセット包装袋は,第5の態様のガセット包装袋において,前記プラスチックフィルムは,少なくとも基材層と易剥離シーラント層を積層した積層フィルムであることを特徴とする。
第7の態様のガセット包装袋は,第6の態様のガセット包装袋において,記開口の熱溶着シールは,他の箇所の熱溶着より高い強度で溶着されていることを特徴とする。

本発明の第1の態様のガセット包装袋によれば,切裂きカットラインの切欠きから背シール部を簡単に引き裂くことができ,上面の任意の箇所から所望の大きさにして綺麗な開口形状で開封できる。すなわち,背シール部が切裂きカットラインをきっかけに切裂かれると,上面フィルムは両端縁に向って切裂かれ,その先端が両端の開封カットラインに達して,切裂き方向が背シール部と直交した方向から平行した方向へ変わり,両端の開封カットラインに沿って切裂かれる。この開封は,背シール部の任意の箇所から,上面フィルムを経て開封カットラインに沿って開封されるので,所望の大きさにして綺麗な開口形状で開封ができ,また開封片は上面フィルムからも切除できる。また,開封後は,所望の大きさで綺麗な開口形状で開封されているので,被包装物を他に移し替えることなく,そのまま見栄えがよく被包装物が外部へ飛び出ない(例えば,こぼれるようなことがなく)深底の容器として使用できる。
第2の態様のガセット包装袋によれば,開封カットラインを,上面フィルム面をハーフカットした溝,複数の貫通孔或いは未貫通孔及びこれらをミックスした孔を所定の間隔をあけて線状に配列した貫通又は未貫通孔にすることにより,これらのカットラインに沿って綺麗な開口形状で開封ができる。また,これらの未貫通孔或いは貫通孔などは,いずれも孔を設けたフィルムが他のフィルムと接合・熱溶着されて密閉されるのでも機械的強度が低下することがない。これにより,包装袋は,流通,保管時などに開封カットラインを通して外部から袋体内に細菌類の侵入がなく,衛生的に優れ,また運搬時などに袋体の破れや破裂がなく,安全性に優れたものとなる。
第3の態様のガセット包装袋によれば,開封カットラインは所定の幅,長さ及び深さを有する凹み溝で形成されているので,電子レンジ加熱時に,袋体の内圧が上昇しても,凹み溝から放出されて,破裂することがなく,安心,安全に電子レンジ用として使用できる。また,電子レンジで加熱後は,任意の大きさにして綺麗な開口形状で開封ができ,開封時に周囲を汚染したり,手に火傷を負ったりするおそれがなく,しかも開封後は被包装物を他へ移し替えることなく容器と使用できる。
第4の態様のガセット包装袋によれば,電子レンジ加熱時に,袋体の内圧が上昇しても,凹み溝から放出されて,破裂することがなく,安心,安全に電子レンジ用として使用できる。
第5の態様のガセット包装袋によれば,自動包装機によって,簡単に包装袋を作製できる。
第6の態様のガセット包装袋によれば,開封カットライン及び切裂きカットラインでの剥離がスムーズになる。
第7の態様のガセット包装袋によれば,開口の熱溶着シールを他の箇所の熱溶着より高い強度で溶着することにより,筒状体の両端開口のシール強度が高いので,これらの箇所から被包装物が外部へ放出されることがない。一方,他の箇所,折曲箇所の熱溶着部及び背シール部は,開封時にフィルムから離れ易くなるので,開封が容易になる。
本発明の実施形態1に係るガセット包装袋の斜視図である。 図2Aは図1のIIA−IIA線で切断した断面図,図2Bは図2AのIIB部分の拡大図である。 図1のガセット包装袋を製袋するプラスチック包装材の平面図である。 図4Aは図3のIVA部分の拡大図,図4Bは図4AのIVB−IVB線で切断した断面図,図4Cは図4Bの変形例を示した断面図である。 図5Aは図3のVA部分の拡大図,図5Bは図5AのVB−VB線で切断した断面図,図5Cは図5Bの変形例を示した断面図である。 図6は電子レンジ使用時の開封カットラインの開封状態を示し,図6Aは開封前,図6Bは開封途中,図6Cは開封時の断面図である。 図7は図1のガセット包装袋の開封状態を示し,図7Aは開封前,図7Bは開封後の斜視図である。 本発明の実施形態2に係るガセット包装袋の斜視図である。
以下,図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し,以下に示す実施形態は,本発明の技術思想を具体化するためのガセット包装袋を例示するものであって,本発明をこれに特定することを意図するものではなく,特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態1]
図1,図2を参照して,本発明の実施形態1に係るガセット(gasset)包装袋を説明する。なお,図1は本発明の実施形態1に係るガセット包装袋の斜視図,図2Aは図1のIIA−IIA線で切断した断面図,図2Bは図2AのIIB部分の拡大図である。
本発明の実施形態1に係るガセット包装袋(以下,単に「包装袋」ともいう。)10は,図1,図2に示すように,底面フィルム10aと,この底面フィルムの両端縁に繋がり折り込みを入れた一対の対向する側面フィルム10b,10cと,これらの側面フィルムの上端縁に繋がり略中央部を合掌貼りした背シール部13を設けた上面フィルム片10dとで両端がそれぞれ開口した筒状体を形成し,一方の開口10eは予め封止し,他方の開口10fは被包装物を装填した後に封止して被包装物(図示省略)を包装する袋体からなり,上面フィルム片10dは両端縁にそれぞれ開封カットライン11を設けて,両側面フィルム10b,10cの端縁に熱溶着され,また背シール部13に切裂きカットライン12(図3参照)を設けた構成となっている。なお,上面フィルム片10dは一対の上面フィルム片10d,10dからなり,また,一方の開口10eを封止した箇所は端部シール部14,他方の開口10fを封止し箇所は端部シール部15となっている。
以下,この包装袋を構成する底面フィルム,側面フィルム及び上面フィルムの個々のフィルムを詳述する。
まず,底面フィルム10aは,図1,図2に示すように,所定の長さ及び幅長を有する所定大きさの略矩形状のフィルムからなり,方向の両端縁はそれぞれ側面フィルム10b,10cの端縁に熱溶着される。また,底面フィルム10a及び各側面フィルム10b,10cのそれぞれの両端縁を所定幅長で合掌させて熱溶着した溶着部10ab,10acとする。これらの溶着部は,底面フィルム10aの外周囲にあって,この底面フィルム10aを拡張する一種の枠体の働きをする。すなわち,包装袋を平坦面に載置したとき,底面フィルム10aはこれらの溶着部が枠体の働きをして拡がり安定した状態で載置させることができ,また,包装袋内へ箱状のトレーを入れたときは,これらの溶着部によりトレーを位置決め固定させることもできる。
一対の側面フィルム10b,10cは,図1,図2に示すように,所定の長さ及び幅長を有する所定大きさの略矩形状フィルムからなり,長手方向の略中央部に長手方向に沿って所定の幅長で略V字状に折り畳んだ折り込み部(なお,この折り込み部をガセットという。)10b',10c'を設けて,長手方向の端縁はそれぞれ上面フィルム片10d,10dと熱溶着される。
上面フィルム片10dは,図1,図2に示すように,所定の長さ及び幅長を有する所定大きさの略矩形状の2枚の上面フィルム片10d,10dからなり,これらのフィルム片は方向の両側端縁所定の幅長で合掌させて長さ方向にわたって熱溶着される。この合掌熱溶着した箇所は背シール部13となり,これには切裂きカットライン12が設けられる。この切裂きカットラインは後記する。また,各上面フィルム片10d,10dのそれぞれの端縁には開封カットライン11(図2B参照)を設けて両側面フィルム10b,10cの端縁に熱溶着される。
開封カットライン11は,図4Aに示したように,所定の幅,長さ及び深さの凹み溝からなる複数のスリット11を所定の間隔をあけて一列に配列したもので構成されている。この開封カットライン11は後記する包装袋を作製するプラスチック包装材100で説明する。
切裂きカットライン12も,図5Aに示したように,所定の幅,長さ及び深さの凹み溝からなる複数のスリット21を所定の間隔をあけて一列に配列したもので構成されている。この切裂きカットライン12も後記する包装袋を作製するプラスチック包装材100で説明する。
以上説明した底面フィルム10a,2枚の側面フィルム10b,10c及び上面フィルム10dは,1枚のプラスチックフィルムからなるプラスチック包装材100で作製されている。すなわち,包装袋10はこのプラスチック包装材100を用いて製袋される。
以下,図3を参照して,このプラスチック包装材100を説明する。なお,図3はガセット包装袋を製袋するプラスチック包装材の平面図である。
プラスチック包装材100は,図3に示すように,所定の長さ,横幅及び肉厚を有する長尺のプラスチックフィルム10で作製されている。
このプラスチックフィルム10は,少なくとも基材層と易剥離シーラント層 を積層した積層フィルムを使用する。基材層は二軸延伸ポリプロピレンフィルム,二軸延伸ナイロンフィルム,二軸延伸ポリエステルフィルムなどの二軸延伸プラスチックフィルムである。易剥離シーラント層は異種多層のポリオレフィン樹脂フィルムなどである。なお,易開封フィルムは直進カット性(縦方向)に優れたものとして既に公知であり,本実施形態ではこの公知のものを使用する。このような積層フィルムを使用すると,背シール部13から上面フィルム10dを引き裂くときに,上面フィルム10dはそこから開封カットラインへ向かって直線状に引き裂かれる。
プラスチック包装材100は,所定の長さL,横幅W及び肉厚を有する長尺のプラスチックフィルム10からなり,この長尺のプラスチックフィルム10は,長手方向の中央に所定幅長Wの底面フィルムエリア10と,この底面フィルムエリアの両端縁からそれぞれ延びて所定幅長W12内で二つ折りされて熱溶着される第1の折曲エリア10AB,10ACと,これらの折曲エリアからそれぞれ延びて所定幅長Wで折り畳み折りを入れた側面フィルムエリア10,10と,これらの側面エリアの両端縁から所定幅長W23内で二つ折りされて熱溶着される第2の折曲エリア10BD1,10CD2と,これらの折曲エリアから延びた上面フィルム片エリア10d,10dと,に区分されている。各上面フィルム片エリア10d,10dのそれぞれの端縁エリアa1,a2は,互いに合掌させて熱溶着して背シール部13となる貼りエリアとなっている。また各上面フィルム片エリア10d,10dにより上面フィルム10dが形成される。なお,図3に図示の区分線は説明を容易にするために記載したもので,実際のプラスチック包装材にはこのような区分線は無いものである。
長尺のプラスチックフィルム10は,長さL,横幅W及び肉厚は被包装物の種類,大きさなどによって選定,決定される。底面フィルムエリア10A及び側面フィルムエリアの幅長W,Wも被包装物によって決定される。また第1,第2の折曲部及び第3,第4の折曲部の幅長W12,W23は約3〜10mmある。また,上面フィルム片10d,10dの合計幅長は底面フィルムエリアの幅長と略同じである。また,上上面フィルム片10d,10dの背貼りエリアa1,a2のうち,一方の背貼りエリアa2が8〜20mm長くなっている。長く飛び出た箇所は,背シール部13を開封するときの摘みとなる。
第2の折曲エリア10BD1,10CD2には,それぞれ開封カットライン11が形成されている。これらの開封カットライン11は,第2の折曲エリア10BD1,10CD2の各フィルムの第1の面(シーラント層を設けた面)にあって,折曲した際に各上面フィルム10d,10d側に位置するエリアに形成されている。また,開封カットライン11は折曲した同じ位置でも構わない。
図4を参照して,開封カットラインの構成を説明する。なお,図4は開封カットラインを示し,図4Aは図3のIVA部分の拡大図,図4Bは図4AのIVB―IVB線で切断した断面図,図4Cは図4Bの変形例のスリットを示した断面図である。
第2の折曲エリア10BD1,10CD2のそれぞれの開封カットライン11は同じ構成となっている。一方の開封カットライン11は,図4Bに示すように,長手方向に沿って所定の幅,長さ及び深さの凹み溝からなる複数のスリット11が所定の間隔をあけて一列に配列されたものとなっている。すなわち,これらのスリット11は,図4Bに示すように,所定の深さを有する凹状溝11aで形成されている。なお,この凹状溝11aの凹み形状は,任意形状の凹み形状,例えば底部が最も薄くなるように形成し,底部から表面に向かって徐々に厚さが増すような形状とすることもできる。この開封カットライン11は側面フィルムに熱溶着されるが,溶着された上面フィルムは,この開封カットラインに沿ってスムーズに引き裂くことができる。また,電子レンジ使用時に袋体内の圧力が上昇すると,スリット11の凹状溝11aが最小部位だけ破れて上昇圧力を外部へ逃がし,袋体の破裂を防止できる。
変形例の開封カットライン11Aは,凹状溝11aと,この凹み溝の底部に入れた所定深さの亀裂11bとを設けたスリットで形成されている。この開封カットライン11Aによれば,このカットラインに沿って上面フィルム10aをさらにスムーズに引き裂くことができる。また,電子レンジ使用時に袋体内の圧力が上昇すると,スリット11がさらに破れ易くなり,袋体の破裂を防止できる。
図5を参照して,切裂きカットラインの構成を説明する。なお,図5は切裂きカットラインを示し,図5Aは図3の切裂きカットラインVA部分の拡大図,図5Bは図5AのVB−VB線で切断した断面図,図5Cは図5Bの変形例の切裂きカットラインの断面図である。
背シール部13となる背貼りエリアa1,a2(図3参照)に,切裂きカットライン12が形成されている。このカットライン12は複数の切裂きスリット(slit;切り溝)で構成されており,図3,図5Bに示すように,長手方向に沿って所定の幅,長さ及び深さの凹み溝からなる複数のスリット12が所定の間隔をあけ一列に配列したものとなっている。これらの切裂きスリット12は,図5Bに示したように,所定の深さを有する凹状溝12aで形成されている。なお,この凹状溝12aの凹み形状は,任意な形状,例えば底部が最も薄くなるように形成し,底部から表面に向かって徐々に厚さが増すような形状とすることもできる。複数の切裂きスリットを設けた背貼りエリアa2は他方の背貼りエリアa1と合掌貼りされて背シール部13が形成される。
背シール部13に切裂きカットライン12を設けることにより,任意の箇所から上面フィルム10dを切裂くことができる。また,電子レンジ使用時に袋体内の圧力が上昇すると,スリット11の凹状溝11aが破れて上昇圧力を外部へ逃がし,袋体の破裂を防止できる。
変形例の切裂きカットライン12Aは,図5Cに示すように,凹状溝12aと,この凹み溝の底部に入れた所定深さの亀裂12bとを設けたスリットで形成されている。背シール部13に切裂きカットライン12Aを設けることにより,任意の箇所から上面フィルム10dを切裂くことができる。
再び,図3へ戻って,プラスチック包装材100を用いた包装袋の作製を説明する。包装袋は自動包装機により,包装袋が製袋される。なお,自動包装機は,公知のものを使用するので説明を省略する。
包装袋10の製袋は,先ず,プラスチック包装材(以下,包装材ともいう。)100が自動包装機(図示省略)にセットされる。セットされた包装材は自動包装機により,底面フィルムエリア10の第1の折曲エリア10AB,10ACが二つ折り熱溶着されて溶着部10ab,10ac(図2A)が形成される。これらの溶着部は袋体形成時に袋体底部の第1,第2の隅部となる。
次いで,両側面フィルムエリア10,10の第2の折曲エリア10BD1,10CD1は開封カットライン11が上面フィルム側へ向くように二つ折り熱溶着されて溶着部10bd,10cd(図2A)が形成される。またこれらの溶着部は袋体形成時に袋体上部の第3,第4の隅部となる。その後,上面フィルム片10d,10dの両端縁合掌貼りにより背シール部13が形成された後,長手方向の所定長さ切断されて,両端がそれぞれ開口した筒状体が形成される。
これにより,広い底面フィルム10a,背低な側面フィルム10b,10c及び底面フィルムと略同じ大きさの上面フィルム10dで囲まれ,各フィルムが熱溶着された溶着部10ab,10ac,10bd,10cdが第1〜第4の隅部となって,両端が開口したガセットタイプの背低な筒状体が形成される。この筒状体は,まず,一方の開口10eが熱溶着シールされて端部シール部14が形成され,他方の開口10fから,被包装物が装填され,熱溶着シールされて端部シール部15が形成されて,被包装物が包装だれた包装袋10が形成される。被包装物の装填は,被包装物を箱状トレーに入れて装填し包装することもできる。このプラスチック包装材100を用いることにより,この包装袋は自動包装機で簡単に作製できる。勿論,別々のフィルムで作製してもよい。
製袋された包装袋10は,袋体両端の端部シール部14,15,背シール部13及び4か所の隅部でそれぞれ熱溶着されているが,これらの溶着箇所のうち,端部シール部14,15の溶着強度は,他の背シール部13及び第3,第の4隅部を構成する10bd,10cdより高い強度で熱溶着されている。このように端部シール部14,15の強度を高くすることにより,これらの箇所から被包装物が外部へ飛び出すことがないことは勿論のこと,開封時は第3,第の4隅部から上面フィルム10dを容易に開封できる。また,電子レンジに使用時に,内部圧力が上昇しても,第3,第の4隅部で上面フィルム10dが剥がれて,開封カットライン11を構成するスリットから上昇圧力が放出されるので袋体が破裂することがない。また,背シール部13の切裂きカットライン12の任意の箇所からも電子レンジ使用時の圧力が放出される。
図6,図7を参照して,この電子レンジに使用したきの開封を説明する。なお,図6は電子レンジ使用時の開封カットラインの開封状態を示し,図6Aは開封前,図6Bは開封途中,図6Cは開封時の断面図である。水分を含んだ被包装物,例えば食品を包装した包装袋10を電子レンジで加熱すると,食品に含まれた水分が蒸気して,袋体内の圧力が上昇する。この圧力上昇により,袋体が膨らみ,上昇圧力は上面フィルム片10dに掛かる。上昇圧力が上面フィルム10dに掛かると,第3,第4の隅部の溶着部10bd,10cdが上方へ持ち上げられて,これらの溶着部が剥がれ始め,この剥がれが進むと開封カットライン11のスリットを構成する凹状溝11aが破れて,昇圧力が放出される。図6A〜図6Cは,一方の溶着部10cdの開封状態を示している。
図7を参照して,包装袋の開封方法を説明する。なお,図7は図1のガセット包装袋の開封方法を説明する図であって,図7Aは開封前,図7Bは開封後の斜視図である。
この包装袋10は,上面の任意の箇所から所望の大きさで綺麗な開口形状で開封できる。すなわち,背シール部13の点線で示した箇所(図7A)から引き裂くと,上面フィルム10d,10dは両端縁に向って切裂かれて,その先端が両端の開封カットライン11に達すると,切裂き方向が背シール部と直交した方向から平行した方向へ変わり,両端の開封カットライン11に沿って切裂かれる。この開封は,背シール部の任意の箇所から,上面フィルムを経て開封カットラインに沿って開封されるので,開口の大きさを所望の大きさにして綺麗な開口形状で開封ができ,また開封片は上面フィルムからも切除できる(図7B)。また,開封後は,所望の大きさで綺麗な開口形状で開封されているので,被包装物を他に移し替えることなく,そのまま見栄えがよく被包装物が外部へ飛び出さない(例えば,こぼれるようなことがなく)深底の容器として使用できる。
包装袋10は,また,電子レンジ用として使用できることは前記したとおりであり,すなわち,電子レンジで被包装物を加熱しても,破裂することがなく,安心,安全に使用できる。そして,電子レンジで加熱後は,任意の大きさにして綺麗な開口形状で開封ができるので,開封時に周囲を汚染したり,手に火傷を負ったりするおそれがなく,しかも開封後は被包装物を他へ移し替えることなく容器と使用できる。
[実施形態2]
図8を参照して,本発明の実施形態2に係るガセット包装袋を説明する。なお,図8は実施形態2に係るガセット包装袋の斜視図である。
実施形態2に係るガセット包装袋10Aは,実施形態1の包装袋10の一部の構成,すなわち開封カットライン及び背シール部を変更しただけで他は同じになっている。以下の説明は,この変更した構成を詳述し,共通する構成の説明は省略する。
実施形態2に係るガセット包装袋(以下,包装袋という。)10Aは,実施形態1の包装袋10と同様に,その上面フィルム10dは両端縁にそれぞれ開封カットライン11Bを設けて,両側面フィルム10b,10cの端縁に熱溶着され,また背シール部13に切裂きカットライン12Bを設けた構成となっている。
開封カットライン11Bは,プラスチック包装材100の各折曲エリア10BD1,10CD2(図3参照)開封カットライン11に代えて,ミシン目を直線状に配列したラインとなっている。このミシン目を設けた各折曲エリアは折曲と熱溶着されて,それぞれ溶着部10bd,10cdが形成される(図9参照)。この開封カットライン11Bは,ミシン目に限定されるものでなく,他のもの,例えば連続(例,ハーフカットライン)或いは非連続した溝,非連続に複数の貫通孔或いは未貫通孔を所定の間隔で線状に配列したものなど何れでもよい。
また,切裂きカットライン12Bは,複数の切り欠き(ノッチ)を背シール部13の長手方向に所定の間隔をあけて設けたものとなっている。これらのノッチは,背シール部の長さ方向と直角方向に形成されている。この切欠き部(ノッチ)は背シール部を引き裂いて行くときのきっかけをつくるためのもので,I字状ノッチ,V字状ノッチ,U 字状ノッチなど一般的に公知の切り欠きであればよい。この包装袋10Aによれば,袋体を左右に大きく開放し,開放した後の袋を食品の受け皿としてそのまま食事の際に利用することができる。
10,10A ガセット包装袋
10a 底面フィルム
10b,10c 側面フィルム
10d 上面フィルム
10e,10f 開口
10d,10d 上面フィルム片
10 プラスチックフィルム
11,11A,11B 開封カットライン
11,11 スリット
11a 凹み溝
11b 亀裂
12,12A,12B 切裂きカットライン
12,12 スリット
12a 凹み溝
12b 亀裂
13 背シール部
14,15 端部シール部
100 プラスチック包装材

Claims (7)

  1. 底面フィルムと,
    前記底面フィルムの両側端縁に繋がり折り込みを入れた一対の対向する側面フィルムと,
    前記両側面フィルムの上端縁に繋がり略中央部を合掌貼りして背シールを設けた上面フィルムとで両端が開口した筒状体を形成し,
    一端の開口は予め熱溶着シールし,他端の開口は被包装物を装填した後に熱溶着シールして被包装物を包装する袋体からなり,
    前記上面フィルムは,両側端縁に沿って開封カットラインを設けて前記側面フィルムの上端縁に前記開封カットラインと共に熱溶着されているとともに,前記背シール部の長手方向と直交する方向に,前記背シールの上端から前記上面フィルムの表面に向けて部分的にかつ前記長手方向に複数の切裂きカットラインが設けられ,
    前記切裂きカットラインからの切裂きが,前記上面フィルムの切裂きを経て前記両側端縁の前記開封カットラインに達した後,前記開封カットラインに沿って切り裂かれるようになされており,
    前記上面フィルムは,複数箇所の前記切裂きカットラインからの切裂きにより,所定の大きさの開口を形成することができるようになされていることを特徴とする,
    ガセット包装袋。
  2. 前記開封カットラインは,前記上面フィルム面をハーフカットした溝,複数の貫通孔或いは未貫通孔及びこれらをミックスした孔を所定の間隔をあけて線状に配列した貫通又は未貫通孔のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガセット包装袋。
  3. 前記開封カットラインは,所定の幅,長さ及び深さを有する凹み溝で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガセット包装袋。
  4. 前記切裂きカットラインは,前記合掌貼りした背シール部の両接合面に所定の幅,長さ及び深さを有する凹み溝で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガセット包装袋。
  5. 前記袋体は,1枚のプラスチックフィルムで作製されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガセット包装袋。
  6. 前記プラスチックフィルムは,少なくとも基材層と易剥離シーラント層を積層した積層フィルムであることを特徴とする請求項5に記載のガセット包装袋。
  7. 前記開口の熱溶着シールは,他の箇所の熱溶着より高い強度で溶着されていることを特徴とする請求項6に記載のガセット包装袋。
JP2014259080A 2014-12-22 2014-12-22 ガセット包装袋 Expired - Fee Related JP6694667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259080A JP6694667B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 ガセット包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259080A JP6694667B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 ガセット包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016117525A JP2016117525A (ja) 2016-06-30
JP6694667B2 true JP6694667B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=56242718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014259080A Expired - Fee Related JP6694667B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 ガセット包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6694667B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7056118B2 (ja) * 2017-12-11 2022-04-19 大日本印刷株式会社 包装体
JP7293632B2 (ja) * 2018-12-17 2023-06-20 東洋製罐株式会社 フィルムおよびパウチ
JP7408938B2 (ja) 2019-07-16 2024-01-09 Toppanホールディングス株式会社 包装体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152177A (ja) * 1996-11-19 1998-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ用包装袋
JP2008081191A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Meiwa Pax Co Ltd 加熱調理用食品包装袋
JP5462065B2 (ja) * 2010-05-07 2014-04-02 共同印刷株式会社 包装袋及び包装容器
JP5948022B2 (ja) * 2011-05-23 2016-07-06 株式会社細川洋行 電子レンジ調理用包装袋
JP2014069883A (ja) * 2012-09-30 2014-04-21 Kyodo Printing Co Ltd 包装袋及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016117525A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7375097B2 (ja) ジッパーテープおよび袋体
ES2555259T3 (es) Productos de envasado de película flexible de fácil apertura y métodos de fabricación
JP3901418B2 (ja) 圧力逃げを備える包装体及びその製造方法
AU2017286562B2 (en) Easy peel pouch
JP2008081191A (ja) 加熱調理用食品包装袋
JP6694667B2 (ja) ガセット包装袋
JP6473907B2 (ja) ガセット包装袋
US10569950B2 (en) Self-venting bag-in-box package
JP2010105671A (ja) 物品包装用フィルム
JP2012246049A (ja) 易開封合掌袋
JP4809098B2 (ja) 易開封性袋
JP4489515B2 (ja) ミシン目
JP7297405B2 (ja)
JP7075025B2 (ja) 包装袋
JP2017007696A (ja) 包装袋
JP7197877B2 (ja) 包装袋
JP2019199304A (ja) ガゼット袋および内容物収納体
JP2004026169A (ja) 易開封性包装袋
JP2005047604A (ja) 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体
JP2014009015A (ja) 湯切り機能付き包装袋及び包装食品
JP7449475B2 (ja) パウチ
JP2003170946A (ja) パウチ容器
WO2024117028A1 (ja) 包装袋、包装食品の調理方法、補強部材付き包装袋の製造方法、包装袋ユニット
JP2010269838A (ja) 包装袋及び包装袋の製造方法
JP2006321517A (ja) 包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6694667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees