JPH10152177A - 電子レンジ用包装袋 - Google Patents
電子レンジ用包装袋Info
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- JPH10152177A JPH10152177A JP8322111A JP32211196A JPH10152177A JP H10152177 A JPH10152177 A JP H10152177A JP 8322111 A JP8322111 A JP 8322111A JP 32211196 A JP32211196 A JP 32211196A JP H10152177 A JPH10152177 A JP H10152177A
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- JP
- Japan
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- packaging bag
- microwave oven
- seal portion
- back seal
- longitudinal direction
- Prior art date
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- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
- B65D81/3446—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
- B65D81/3461—Flexible containers, e.g. bags, pouches, envelopes
Abstract
(57)【要約】
【課題】急激な温度上昇による突沸による中身食品の液
汁の飛散を防止することができ、しかも各種の食品メニ
ューに応じて最適加熱調理が行える汎用的な電子レンジ
用包装袋を供給する。 【解決手段】調理済み冷凍食品等を収納し、そのまま電
子レンジで加熱調理するピロー包装袋１０の合掌シール
された背シール部３を、端辺寄りに所定の巾で長手方向
に合掌シールされた完全シール領域と長手方向に所定の
ピッチでシール部と非シール部とが交互に配列する部分
シール領域とから構成し、中身の最適加熱調理条件に応
じた適宜な本数の前記部分シール領域と交差する通気孔
を、前記部分シール領域を適宜な長さにカット線５に沿
って引き裂くことによって形成する。
汁の飛散を防止することができ、しかも各種の食品メニ
ューに応じて最適加熱調理が行える汎用的な電子レンジ
用包装袋を供給する。 【解決手段】調理済み冷凍食品等を収納し、そのまま電
子レンジで加熱調理するピロー包装袋１０の合掌シール
された背シール部３を、端辺寄りに所定の巾で長手方向
に合掌シールされた完全シール領域と長手方向に所定の
ピッチでシール部と非シール部とが交互に配列する部分
シール領域とから構成し、中身の最適加熱調理条件に応
じた適宜な本数の前記部分シール領域と交差する通気孔
を、前記部分シール領域を適宜な長さにカット線５に沿
って引き裂くことによって形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，包装袋内の蒸気圧
が一定のレベルに達すると自動的に開口して、急激な温
度上昇によって起こる破裂や突沸による中身の飛散を防
止することができ、しかも各種の中身の食品に応じて最
適加熱調理が行える汎用的な電子レンジ用包装袋に関す
るものである。
が一定のレベルに達すると自動的に開口して、急激な温
度上昇によって起こる破裂や突沸による中身の飛散を防
止することができ、しかも各種の中身の食品に応じて最
適加熱調理が行える汎用的な電子レンジ用包装袋に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】調理済み冷凍食品、チルド食品等を包装
袋から取り出し食器に移し代えて電子レンジで単に加熱
調理する代わりに、包装袋を調理器具代わりにして、包
装袋ごと電子レンジで加熱調理しそのまま、あるいは食
器に移し代えて食卓に供するニーズが多くなってきてい
る。これは、食品によっては内圧を高めにして高温加熱
したり、加熱蒸気で暫く蒸したりした方がより美味しく
食べられるものが有るためである。このようなニーズに
対応すべく、最適調理が包装袋の中でできるように食品
のメニュー毎に包装設計がなされ、適性な大きさと個数
からなる加熱水蒸気を逃がす通気孔が形成されている。
また通気孔が設けられている位置はサイドシール部が多
い。例えば、特開昭６３−１３８９７５号公報、特開平
４−４０００５号公報、特開平８−８０９７９号公報に
はいずれもサイドシール部に通気孔が開口するようにな
っている。
袋から取り出し食器に移し代えて電子レンジで単に加熱
調理する代わりに、包装袋を調理器具代わりにして、包
装袋ごと電子レンジで加熱調理しそのまま、あるいは食
器に移し代えて食卓に供するニーズが多くなってきてい
る。これは、食品によっては内圧を高めにして高温加熱
したり、加熱蒸気で暫く蒸したりした方がより美味しく
食べられるものが有るためである。このようなニーズに
対応すべく、最適調理が包装袋の中でできるように食品
のメニュー毎に包装設計がなされ、適性な大きさと個数
からなる加熱水蒸気を逃がす通気孔が形成されている。
また通気孔が設けられている位置はサイドシール部が多
い。例えば、特開昭６３−１３８９７５号公報、特開平
４−４０００５号公報、特開平８−８０９７９号公報に
はいずれもサイドシール部に通気孔が開口するようにな
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、調理済み冷
凍食品等の電子レンジ加熱調理食品をメニュー毎に異な
る仕様の包装袋を用いて包装するのは、多品種少量生産
となり、包装材のコストは上昇し、充填作業の効率は低
下することから製品コストの上昇をもたらすという問題
がある。また、上記各号公報に提案されているようなサ
イドシール部に通気孔が設けられているものは、トレー
ごと包装する場合はよいが、トレーを使用しないで例え
ばパウチ包装袋に直に水分の多い食品を包装すると、液
汁がサイドシール部から蒸気と一緒に吹き出して来ると
いう問題がある。本発明は、前述の問題点に鑑みてなさ
れたもので、汎用性があり、メニュー毎に包装設計する
必要がないので、包装袋の生産ロットがまとまり、電子
レンジによる加熱調理時に、内容物が袋体に直に充填さ
れているにもかかわらず液汁が噴出したり、溢れ出るこ
とがなく、また調理済み食品を食器に小分けし易い、低
コストの電子レンジ用包装袋の提供を目的とする。
凍食品等の電子レンジ加熱調理食品をメニュー毎に異な
る仕様の包装袋を用いて包装するのは、多品種少量生産
となり、包装材のコストは上昇し、充填作業の効率は低
下することから製品コストの上昇をもたらすという問題
がある。また、上記各号公報に提案されているようなサ
イドシール部に通気孔が設けられているものは、トレー
ごと包装する場合はよいが、トレーを使用しないで例え
ばパウチ包装袋に直に水分の多い食品を包装すると、液
汁がサイドシール部から蒸気と一緒に吹き出して来ると
いう問題がある。本発明は、前述の問題点に鑑みてなさ
れたもので、汎用性があり、メニュー毎に包装設計する
必要がないので、包装袋の生産ロットがまとまり、電子
レンジによる加熱調理時に、内容物が袋体に直に充填さ
れているにもかかわらず液汁が噴出したり、溢れ出るこ
とがなく、また調理済み食品を食器に小分けし易い、低
コストの電子レンジ用包装袋の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、食品を収納し、そのまま電子レン
ジで加熱調理するピロー包装袋の合掌シールされた背シ
ール部を、端辺寄りに所定の巾で長手方向に合掌シール
された完全シール領域と長手方向に所定のピッチでシー
ル部と非シール部とが交互に配列する部分シール領域と
から構成し、中身の最適加熱調理条件に応じた適宜な本
数の前記部分シール領域と交差する通気孔の開口手段を
設け、前記開口手段を、前記部分シール領域における長
手方向の適宜な長さの引き裂きによるものとし、前記背
シール部の長手方向と延伸軸が一致する一軸延伸フィル
ム基材を使用するか、あるいはフィルム基材の前記部分
シール領域において長手方向に弱め線加工を施し、前記
部分シール領域の長手方向に帯状の不織布テープを単層
あるいは折り畳んだ状態で対向する２枚のフィルム基材
間に封入す、前記背シール部をいずれかの方向に倒し
て、該背シール部の両端部と該背シール部の包装袋本体
に近い側辺を所定の巾で前記包装袋本体と表面同志で接
着し、前記両端部に隣接して、前記背シール部を長手方
向と直交する方向に引裂可能な弱め線を設ける。
になされた本発明は、食品を収納し、そのまま電子レン
ジで加熱調理するピロー包装袋の合掌シールされた背シ
ール部を、端辺寄りに所定の巾で長手方向に合掌シール
された完全シール領域と長手方向に所定のピッチでシー
ル部と非シール部とが交互に配列する部分シール領域と
から構成し、中身の最適加熱調理条件に応じた適宜な本
数の前記部分シール領域と交差する通気孔の開口手段を
設け、前記開口手段を、前記部分シール領域における長
手方向の適宜な長さの引き裂きによるものとし、前記背
シール部の長手方向と延伸軸が一致する一軸延伸フィル
ム基材を使用するか、あるいはフィルム基材の前記部分
シール領域において長手方向に弱め線加工を施し、前記
部分シール領域の長手方向に帯状の不織布テープを単層
あるいは折り畳んだ状態で対向する２枚のフィルム基材
間に封入す、前記背シール部をいずれかの方向に倒し
て、該背シール部の両端部と該背シール部の包装袋本体
に近い側辺を所定の巾で前記包装袋本体と表面同志で接
着し、前記両端部に隣接して、前記背シール部を長手方
向と直交する方向に引裂可能な弱め線を設ける。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて、更に詳し
く説明する。図１は本発明による電子レンジ用包装袋の
流通時の外観図である。図２は、本発明による電子レン
ジ用包装袋の背シール部の接着領域説明図である。本発
明による電子レンジ用包装袋１０に利用される包装形態
は、一般にパウチ包装袋といわれるもので、パウチ包装
袋には図１（ａ）に示す平パウチと図１（ｂ）に示す両
側にガセットを設け直方体状に近づけたガセット袋とが
ある。これらは、いずれも巻取りフィルムから縦型ある
いは横型のピロー製袋充填機によって成形充填されたも
のである。しかし、従来のものと違う点は、合掌シール
された背シール部３が、いずれかの側に倒されていて、
その一部分がサイドシール部２と本体部１のフィルムと
表面同志で接着されていることである。この接着部分
は、図２（ａ）における斜線で示す背シール部の部分接
着領域ＣＳによって示されるように、背シール部３の両
端部と背シール部３の包装袋の本体部１に近い側辺が所
定の巾でサイドシール部２と本体部１のフィルムと表面
同志で接着され、さらに接着された両端部に隣接して、
前記背シール部を長手方向と直交する方向に引裂可能な
弱め線４が設けられている。この弱め線４は、図２
（ａ）におけるｘ−ｘ’断面模式図である図２（ｂ）に
示すように、背シール部３を手で引き起こす時に、背シ
ール部３を両側で引きちぎるためのもので、できるだけ
繋ぎ部を少なくしたミシン目が望ましい。以上のような
背シール部３の部分接着を行うには、巻取りフィルムの
裏面に一般の印刷を行った後にフィルムを反転してフィ
ルムの表面の部分接着領域ＣＳ相当位置にヒートシール
剤を印刷方式で部分コートしておき、背シール部３を合
掌シールした後、一方に倒してからヒートシールして強
接着させればよい。なお、図２（ｂ）に示すように、背
シール部３は包装袋の略中央において、立ち上がること
が好ましい。これは後述するように背シール部３を摘ん
で包装袋全体を持ち上げる必要があるからである。な
お、同図において、食品はＦによって示されている。
く説明する。図１は本発明による電子レンジ用包装袋の
流通時の外観図である。図２は、本発明による電子レン
ジ用包装袋の背シール部の接着領域説明図である。本発
明による電子レンジ用包装袋１０に利用される包装形態
は、一般にパウチ包装袋といわれるもので、パウチ包装
袋には図１（ａ）に示す平パウチと図１（ｂ）に示す両
側にガセットを設け直方体状に近づけたガセット袋とが
ある。これらは、いずれも巻取りフィルムから縦型ある
いは横型のピロー製袋充填機によって成形充填されたも
のである。しかし、従来のものと違う点は、合掌シール
された背シール部３が、いずれかの側に倒されていて、
その一部分がサイドシール部２と本体部１のフィルムと
表面同志で接着されていることである。この接着部分
は、図２（ａ）における斜線で示す背シール部の部分接
着領域ＣＳによって示されるように、背シール部３の両
端部と背シール部３の包装袋の本体部１に近い側辺が所
定の巾でサイドシール部２と本体部１のフィルムと表面
同志で接着され、さらに接着された両端部に隣接して、
前記背シール部を長手方向と直交する方向に引裂可能な
弱め線４が設けられている。この弱め線４は、図２
（ａ）におけるｘ−ｘ’断面模式図である図２（ｂ）に
示すように、背シール部３を手で引き起こす時に、背シ
ール部３を両側で引きちぎるためのもので、できるだけ
繋ぎ部を少なくしたミシン目が望ましい。以上のような
背シール部３の部分接着を行うには、巻取りフィルムの
裏面に一般の印刷を行った後にフィルムを反転してフィ
ルムの表面の部分接着領域ＣＳ相当位置にヒートシール
剤を印刷方式で部分コートしておき、背シール部３を合
掌シールした後、一方に倒してからヒートシールして強
接着させればよい。なお、図２（ｂ）に示すように、背
シール部３は包装袋の略中央において、立ち上がること
が好ましい。これは後述するように背シール部３を摘ん
で包装袋全体を持ち上げる必要があるからである。な
お、同図において、食品はＦによって示されている。
【０００６】図３は、本発明による電子レンジ用包装袋
の機能説明図である。図４は、図３Ａ部の拡大図であ
る。以下、本発明による電子レンジ用包装袋１０の使用
手順に従って機能説明を行う。先ず、倒されている背シ
ール部３を起こすと、図３に示すように、背シール部３
は、弱め線４で切断されて、包装袋の本体１の中央に略
垂直に立ち上がらせることができる。またこの立ち上げ
は、背シール部３の巾全体を立ち上げてもよいが、途中
まで立ち上げ、背シール部３の断面がＬ字状になるよう
にすることが好ましい。これは後述する通気孔８のパス
を折り曲げておくことによって液汁の噴出が若干抑えら
れるからである。
の機能説明図である。図４は、図３Ａ部の拡大図であ
る。以下、本発明による電子レンジ用包装袋１０の使用
手順に従って機能説明を行う。先ず、倒されている背シ
ール部３を起こすと、図３に示すように、背シール部３
は、弱め線４で切断されて、包装袋の本体１の中央に略
垂直に立ち上がらせることができる。またこの立ち上げ
は、背シール部３の巾全体を立ち上げてもよいが、途中
まで立ち上げ、背シール部３の断面がＬ字状になるよう
にすることが好ましい。これは後述する通気孔８のパス
を折り曲げておくことによって液汁の噴出が若干抑えら
れるからである。
【０００７】図４に示すように、背シール部３の合掌シ
ールは櫛の歯状のパターンでヒートシールされている。
すなわち、背シール部３は、その端辺寄りに所定の巾で
長手方向に合掌シールされた完全シール領域Ｔと長手方
向に所定のピッチでシール部Ｓと非シール部ＮＳとが交
互に配列する部分シール領域Ｐとからなっている。この
部分シール領域Ｐを、図４に示すように完全シール領域
Ｔに近いカット線５に沿って端部から切り裂くことがで
きる。そのためには、背シール部３の長手方向と延伸方
向が一致する一軸延伸フィルムが使用するか、あるい
は、カット線５の位置にレーザー加工等による表面から
のハーフカット線をあらかじめ形成しておいてもよい。
このカット線５は、印刷でその位置が示されていること
が望ましく、また、このカット線５が発する端辺にはＶ
ノッチを弱め線４の加工時に形成しておいて、引き裂き
のきっかけが得やすいようにしておくことが好ましい。
このカット線５に沿ってカットされた非シール部ＮＳは
通気孔８となって機能することができる。従って、本発
明による電子レンジ用包装袋１０では、カットされた非
シール部ＮＳの数に応じた通気孔８を形成することがで
きる。この通気孔８の適性な数は、中身の食品メニュー
によってそれぞれ変わるので、カット線５に沿ってどの
位置まで引き裂けば良いかは食品メーカーによって決め
られ、適性位置が印刷表示される。消費者その表示に従
って背シール部３を図３のように引き裂けばよい。通気
孔８は、図３、図４においては、背シール部３の長手方
向と直交するように設けられているが、斜め方向に交差
させてもよい。
ールは櫛の歯状のパターンでヒートシールされている。
すなわち、背シール部３は、その端辺寄りに所定の巾で
長手方向に合掌シールされた完全シール領域Ｔと長手方
向に所定のピッチでシール部Ｓと非シール部ＮＳとが交
互に配列する部分シール領域Ｐとからなっている。この
部分シール領域Ｐを、図４に示すように完全シール領域
Ｔに近いカット線５に沿って端部から切り裂くことがで
きる。そのためには、背シール部３の長手方向と延伸方
向が一致する一軸延伸フィルムが使用するか、あるい
は、カット線５の位置にレーザー加工等による表面から
のハーフカット線をあらかじめ形成しておいてもよい。
このカット線５は、印刷でその位置が示されていること
が望ましく、また、このカット線５が発する端辺にはＶ
ノッチを弱め線４の加工時に形成しておいて、引き裂き
のきっかけが得やすいようにしておくことが好ましい。
このカット線５に沿ってカットされた非シール部ＮＳは
通気孔８となって機能することができる。従って、本発
明による電子レンジ用包装袋１０では、カットされた非
シール部ＮＳの数に応じた通気孔８を形成することがで
きる。この通気孔８の適性な数は、中身の食品メニュー
によってそれぞれ変わるので、カット線５に沿ってどの
位置まで引き裂けば良いかは食品メーカーによって決め
られ、適性位置が印刷表示される。消費者その表示に従
って背シール部３を図３のように引き裂けばよい。通気
孔８は、図３、図４においては、背シール部３の長手方
向と直交するように設けられているが、斜め方向に交差
させてもよい。
【０００８】本発明による電子レンジ用包装袋１０の部
分シール領域Ｐには、長手方向に帯状の不織布テープ６
が、断面がＶ字、Ｗ字状になるように折り畳まれて封入
される。この不織布テープはポリオレフィン樹脂系の繊
維によるものであって、成形充填機において、別のテー
プ専用ロールから供給され、合掌シール時に対向するフ
ィルムのヒートシール層間に挟まれて熱溶融し一体とな
って封入されている。但し、非シール部ＮＳにおいては
折り畳まれた状態を保っている。この折り畳まれた不織
布テープ６は電子レンジの加熱が始まり、包装袋内の圧
が高まるにつれて、通気孔８が広がると共に、図４に示
すような不織布の拡張部７を形成し、加熱水蒸気にとも
なって飛び出そうとする液汁を抑える効果を示す。
分シール領域Ｐには、長手方向に帯状の不織布テープ６
が、断面がＶ字、Ｗ字状になるように折り畳まれて封入
される。この不織布テープはポリオレフィン樹脂系の繊
維によるものであって、成形充填機において、別のテー
プ専用ロールから供給され、合掌シール時に対向するフ
ィルムのヒートシール層間に挟まれて熱溶融し一体とな
って封入されている。但し、非シール部ＮＳにおいては
折り畳まれた状態を保っている。この折り畳まれた不織
布テープ６は電子レンジの加熱が始まり、包装袋内の圧
が高まるにつれて、通気孔８が広がると共に、図４に示
すような不織布の拡張部７を形成し、加熱水蒸気にとも
なって飛び出そうとする液汁を抑える効果を示す。
【０００９】消費者は、背シール部３を起こして、カッ
ト線８で適宜な長さに背シール部３を引き裂いてから、
食品メーカーによって指定されている電子レンジのマイ
クロ波の出力と時間に従って電子レンジによる加熱調理
を行えばよい。この加熱調理にあたって、注出孔８は、
包装袋の最も高い位置にあり、パスがＬ字状に折れ曲が
っており、また注出孔８の途中に封入された不織布によ
って、加熱水蒸気が中身の液汁までともなって噴出する
ことがない。加熱調理終了後、本体部１は極めて高温に
なり、手で持つことが出来ないので、温度上昇の少ない
背シール部３を摘んで電子レンジより取り出し、一方の
サイドシール側の本体１を図３に示す取り出しカット線
９に沿って挟み等で切り離せば、調理済み食品を取り出
し、食器に移し代えることができる。さらに中身の量が
多い場合でも、背シール部３を持った状態で食器に小分
けすることができる。
ト線８で適宜な長さに背シール部３を引き裂いてから、
食品メーカーによって指定されている電子レンジのマイ
クロ波の出力と時間に従って電子レンジによる加熱調理
を行えばよい。この加熱調理にあたって、注出孔８は、
包装袋の最も高い位置にあり、パスがＬ字状に折れ曲が
っており、また注出孔８の途中に封入された不織布によ
って、加熱水蒸気が中身の液汁までともなって噴出する
ことがない。加熱調理終了後、本体部１は極めて高温に
なり、手で持つことが出来ないので、温度上昇の少ない
背シール部３を摘んで電子レンジより取り出し、一方の
サイドシール側の本体１を図３に示す取り出しカット線
９に沿って挟み等で切り離せば、調理済み食品を取り出
し、食器に移し代えることができる。さらに中身の量が
多い場合でも、背シール部３を持った状態で食器に小分
けすることができる。
【００１０】本発明による電子レンジ用包装袋１０に使
用できる包装材料の積層構成例は外側から順に次の通り
である。 ＯＮ１５／ＤＬ／ＣＰＰ５０（レトルトタイプ） ＯＮ１５／ＤＬ／ＬＬＤＰＥＦ５０（ボイルタイプ） ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＤＬ／ＣＰＰ５０ ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＤＬ／ＬＬＤＰＥＦ５０ ここで、各記号は、次の素材を意味し、数字はμｍを表
している。 ＯＮ ：延伸ナイロン ＣＰＰ ：無延伸ナイロン ＰＥＴ ：ポリエチレンテレフタレート ＬＬＤＰＥＦ ：直鎖状低密度ポリエチレン ＤＬ ：ドライラミネート接着剤
用できる包装材料の積層構成例は外側から順に次の通り
である。 ＯＮ１５／ＤＬ／ＣＰＰ５０（レトルトタイプ） ＯＮ１５／ＤＬ／ＬＬＤＰＥＦ５０（ボイルタイプ） ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＤＬ／ＣＰＰ５０ ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＤＬ／ＬＬＤＰＥＦ５０ ここで、各記号は、次の素材を意味し、数字はμｍを表
している。 ＯＮ ：延伸ナイロン ＣＰＰ ：無延伸ナイロン ＰＥＴ ：ポリエチレンテレフタレート ＬＬＤＰＥＦ ：直鎖状低密度ポリエチレン ＤＬ ：ドライラミネート接着剤
【００１１】
【実施例】市販されている次の３種の電子レンジによる
加熱調理条件の異なる調理済み冷凍食品を、本発明によ
る電子レンジ用包装袋１０に５袋づつ詰め替えて、通気
孔８の数を調整しながら加熱調理した結果は、いずれも
満足すべき味、テクスチャーに仕上がった。また、突沸
による液汁の加熱蒸気にともなう飛散は全く見られなか
った。さらに、加熱された中身の取り出しも加熱されて
いない背シール部３を手で摘んで容易に行うことがで
た。 食品のメニュー 加熱調理条件 通気孔の数 Ａ シューマイ ６００Ｗ， ２分 ４本 （要冷蔵） Ｂ 中華丼の具 ６００Ｗ， ４分 １９本 （要冷凍） Ｃ ブタマン （要冷凍） ６００Ｗ， ５分 １０本 なお、実施例サンプルには次の仕様のガゼットタイプの
ピロー包装袋を用いた。 ガゼット包装袋の寸法： 縦１７５ｍｍ×横１１２ｍｍ×ガゼット巾１０ｍｍ 積層構成 ： 延伸ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＰＥ２５ 背シール部 ： ２０ｍｍ 背シール条件 ： １９０℃、 １秒 通気孔巾、ピッチ ： ３ｍｍ， ３ｍｍ 不織布テープ ： ポリエチレン系、テープ巾１０ｍｍ、Ｖ字折り
加熱調理条件の異なる調理済み冷凍食品を、本発明によ
る電子レンジ用包装袋１０に５袋づつ詰め替えて、通気
孔８の数を調整しながら加熱調理した結果は、いずれも
満足すべき味、テクスチャーに仕上がった。また、突沸
による液汁の加熱蒸気にともなう飛散は全く見られなか
った。さらに、加熱された中身の取り出しも加熱されて
いない背シール部３を手で摘んで容易に行うことがで
た。 食品のメニュー 加熱調理条件 通気孔の数 Ａ シューマイ ６００Ｗ， ２分 ４本 （要冷蔵） Ｂ 中華丼の具 ６００Ｗ， ４分 １９本 （要冷凍） Ｃ ブタマン （要冷凍） ６００Ｗ， ５分 １０本 なお、実施例サンプルには次の仕様のガゼットタイプの
ピロー包装袋を用いた。 ガゼット包装袋の寸法： 縦１７５ｍｍ×横１１２ｍｍ×ガゼット巾１０ｍｍ 積層構成 ： 延伸ＰＥＴ１２／ＤＬ／ＯＮ１５／ＰＥ２５ 背シール部 ： ２０ｍｍ 背シール条件 ： １９０℃、 １秒 通気孔巾、ピッチ ： ３ｍｍ， ３ｍｍ 不織布テープ ： ポリエチレン系、テープ巾１０ｍｍ、Ｖ字折り
【００１２】
【発明の効果】本発明による電子レンジ用包装袋１０に
よれば、電子レンジによる加熱調理前に中身食品を最適
な条件で加熱調理ができるような適切な数の通気孔８を
設けることが出来るので、同一仕様の包装袋でありなが
ら、広範な冷凍、チルド調理済み食品あるいは半調理食
品等に対して汎用的に使用することができる。包装袋の
中で最も高い位置にある背シール部３に通気孔８が設け
られ、しかも、通気孔８のパスをＬ字型とし、途中に不
織布テープ６を封入することによって、突沸の際に加熱
蒸気と共に液汁が飛散することがなく、クリーンな状態
で電子レンジ用を使用することができる。また、本発明
による電子レンジ用包装袋１０は、印刷図柄のみ変えた
汎用的な包装袋であるため、印刷前の包装材料加工効
率、成形充填効率は改善され、生産コストの低下に繋が
る。また、設備的には、成形充填機に不織布テープ６の
フィードロールとそのガイド装置を取り付けるだけで、
従来のものを改良して使用できる。
よれば、電子レンジによる加熱調理前に中身食品を最適
な条件で加熱調理ができるような適切な数の通気孔８を
設けることが出来るので、同一仕様の包装袋でありなが
ら、広範な冷凍、チルド調理済み食品あるいは半調理食
品等に対して汎用的に使用することができる。包装袋の
中で最も高い位置にある背シール部３に通気孔８が設け
られ、しかも、通気孔８のパスをＬ字型とし、途中に不
織布テープ６を封入することによって、突沸の際に加熱
蒸気と共に液汁が飛散することがなく、クリーンな状態
で電子レンジ用を使用することができる。また、本発明
による電子レンジ用包装袋１０は、印刷図柄のみ変えた
汎用的な包装袋であるため、印刷前の包装材料加工効
率、成形充填効率は改善され、生産コストの低下に繋が
る。また、設備的には、成形充填機に不織布テープ６の
フィードロールとそのガイド装置を取り付けるだけで、
従来のものを改良して使用できる。
【図１】本発明による電子レンジ用包装袋の流通時の外
観図
観図
【図２】本発明による電子レンジ用包装袋の背シール部
の接着領域説明図
の接着領域説明図
【図３】本発明による電子レンジ用包装袋の機能説明図
【図４】図３におけるＡ部の拡大図
【図５】従来の電子レンジ用包装袋の説明図
１ 本体部 ２ サイドシール部 ３ 背シール部 ４ 弱め線 ５ カット線 ６ 不織布テープ ７ 不織布テープの拡張部 ８ 通気孔 ９ 取り出しカット線 １０ 本発明による電子レンジ用包装袋 ＣＳ 部分接着領域 Ｇ ガセット Ｆ 食品 Ｓ シール部 ＮＳ 非シール部 Ｐ 部分シール領域 Ｔ 完全シール領域
Claims (5)
- 【請求項１】 食品を収納し、そのまま電子レンジで加
熱調理するピロー包装袋の合掌シールされた背シール部
が、端辺寄りに所定の巾で長手方向に合掌シールされた
完全シール領域と長手方向に所定のピッチでシール部と
非シール部とが交互に配列する部分シール領域とからな
り、中身の最適加熱調理条件に応じた適宜な本数の前記
部分シール領域と交差する通気孔の開口手段が設けられ
ていることを特徴とする電子レンジ用包装袋。 - 【請求項２】 前記開口手段が、前記部分シール領域に
おける長手方向の適宜な長さの引き裂きによることを特
徴とする請求項１記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項３】 前記背シール部の長手方向と延伸軸が一
致する一軸延伸フィルム基材が使用されるか、あるいは
フィルム基材の前記部分シール領域において長手方向に
弱め線加工が施されていることを特徴とする請求項１乃
至請求項２記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項４】 前記部分シール領域の長手方向に帯状の
不織布テープが単層あるいは折り畳んだ状態で対向する
２枚のフィルム基材間に封入されていることを特徴とす
る請求項１乃至３記載の電子レンジ用包装袋。 - 【請求項５】 前記背シール部がいずれかの方向に倒さ
れて該背シール部の両端部と該背シール部の包装袋本体
に近い側辺が所定の巾で前記包装袋本体と表面同志で接
着され、前記両端部に隣接して、前記背シール部を長手
方向と直交する方向に引裂可能な弱め線が設けられてい
ることを特徴とする請求項１乃至４記載の電子レンジ用
包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8322111A JPH10152177A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 電子レンジ用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8322111A JPH10152177A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 電子レンジ用包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152177A true JPH10152177A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18140047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8322111A Withdrawn JPH10152177A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 電子レンジ用包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152177A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011079560A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Kazuhide Komatsu | 包装袋、およびそれを利用した包装品、ならびに包装袋再封方法、包装袋廃棄方法 |
| US8087827B2 (en) * | 2004-05-27 | 2012-01-03 | Mirtech, Inc. | Packaging material and method for microwave and steam cooking of food products |
| US20140342057A1 (en) * | 2007-05-10 | 2014-11-20 | The Hillshire Brands Company | Packaging for food product |
| US20140339105A1 (en) * | 2007-05-10 | 2014-11-20 | The Hillshire Brands Company | Packaging for food product |
| JP2016117525A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 福岡丸本株式会社 | ガセット包装袋 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP8322111A patent/JPH10152177A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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| US8087827B2 (en) * | 2004-05-27 | 2012-01-03 | Mirtech, Inc. | Packaging material and method for microwave and steam cooking of food products |
| US9016944B2 (en) | 2004-05-27 | 2015-04-28 | Nazir Mir | Packaging material and method for microwave and steam cooking of food products |
| US9585515B2 (en) | 2004-05-27 | 2017-03-07 | Mirtech, Inc. | Packaging material for cooking food |
| US10136757B2 (en) | 2004-05-27 | 2018-11-27 | Mirtech, Inc. | Packaging material for cooking food |
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| JP2016117525A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 福岡丸本株式会社 | ガセット包装袋 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |