JP4320860B2 - 電子レンジ用包装袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装したまま電子レンジ等により加熱する食品を収納する包装袋に関し、特には、蒸気抜き機能が有り、収納物が外から見える包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、包装袋に収納して販売されている肉まん等の食品の中には、食べる際に包装したまま電子レンジで加熱するタイプのものがある。そしてこのような食品を収納する包装袋は、加熱時に食品から発生する蒸気圧等の内圧により突然に破袋するのを防ぐために、通常は加熱する前にあらかじめ包装袋の端部を鋏などで切り取ったり、先端の尖ったもので包装袋に孔を開けたりしてから加熱していた。
【0003】
一方、これらの手間を防ぐため、例えば、包装袋の基材に樹脂系の通気性を有する不織布を用いたり、包装袋のシール部に弁機構を取り付けたりすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、包装材料に通気性を有する不織布を用いると包装袋を完全に密閉できないという問題点があり、弁機構を取り付けるとコスト高になるといった問題点がある。
【0005】
本発明は、包装したまま電子レンジ等により加熱する食品を収納する包装袋に関する以上のような問題点に着目してなされたもので、通気性のない積層フィルムを用い、加熱時に孔開け加工等の加工を施さず、密封したまま電子レンジ加熱が可能な包装袋であり、かつ、収納物の加熱状態を外から見ることのできる包装袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、食品を包装すると共に、そのまま電子レンジで加熱する包装袋であって、片面にシーラント層を有する紙を主体とする積層フィルムの両側を折り返してピロー形状に成形し、前記ピロー形状の合わせ目を前記ピロー形状の中央部分に隙間をあけて形成し、前記隙間を塞ぐ帯状の短冊状の透明フィルムを、前記隙間の両側の前記積層フィルムの辺に、該辺に沿った接着ポイントと非接着部を交互に繰り返したパターン接着部によりつなぎ合わせ、前記ピロー形状の上下の開口部をシールし製袋したことを特徴とする電子レンジ用包装袋。
【0009】
上記のように本発明によれば、紙を主体とする積層フィルムと透明フィルムをとをパターン接着によりつなぎ合わせたフィルムを用いて製袋しているので、電子レンジ加熱により発生した蒸気等はパターン接着部の非接着部分から外部に排出することができ、包装袋が破袋することがない。
【0010】
また、部分的に透明フィルムを用いているので、袋を破ることなく収納物の加熱状態を外から確認することができる。
さらに、パターン接着部分を包装袋の片面のみに存在させると、電子レンジ加熱により収納物から液体(汁物等)が発生しても液体が洩れだすことがない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
本発明の電子レンジ用包装袋10は、例えば図1に示すように、片面にシーラント層を有する紙を主体とする積層フィルム11と透明フィルム12とをパターン接着部13によりつなぎ合わせたフィルムをシーラント層を内側にして製袋したものである。
【0012】
紙を主体とする積層フィルム11としては、紙、不織布等の基材層11aとポリエチレン、ポリプロピレン等のシーラント層11bを押し出しラミネート法、ドライラミネート法等の公知の方法で積層したフィルムが好ましく使用できる。必要に応じては、基材層にポリエチレンテレフタレート、ナイロン等を中間層として積層することもある。
【0013】
透明フィルム12は、熱接着性があり、収納物を外から判別できる程度の透明性を有するフィルムであれば良く、未延伸ポリプロピレン、ポリエチレン等のヒートシール性を有する単体フィルムが使用でき、また、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のフィルムにポリエチレン等のシーラント層を片面または両面にラミネートした積層フィルムとして使用することもできる。
【0014】
紙を主体とする積層フィルム11と透明フィルム12とをパターン接着部13を設ける方法としては、例えば、積層フィルム11と透明フィルム12とを重ねてポイントシールすれば良い。また、ヒートシールラッカーをパートコートして積層フィルム11と透明フィルム12をつなぎ合わせても良い。
【0015】
最後に積層フィルム11と透明フィルム12とをパターン接着部13でつなぎ合わせたフィルムを、例えば図1に示すように、内容物を充填しながらピロー状の三方シール袋に製袋して、本発明の電子レンジ用包装袋とする。
なお、袋の形態は、三方シール袋に限定されるものではなく、二方シール袋、四方シール袋であっても構わない。
【0016】
また、積層フィルム11と透明フィルム12をパターン接着部13により接合させると同時に内容物の充填、製袋を行う方法をとっても良い。
【0017】
【発明の効果】
上記のように本発明の電子レンジ用包装袋を使用することにより、紙ライクの包装袋ができる、内容物の加熱状態を外部から認識することができる、自動充填包装が可能である、見た目がきれい等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ用包装袋の一実施例を示す斜視説明図である。
【図2】本発明の電子レンジ用包装袋の一実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10‥‥電子レンジ用包装袋
11‥‥紙を主体とする積層フィルム
12‥‥透明フィルム
13‥‥パターン接着部
Claims (1)
- 食品を包装すると共に、そのまま電子レンジで加熱する包装袋であって、片面にシーラント層を有する紙を主体とする積層フィルムの両側を折り返してピロー形状に成形し、前記ピロー形状の合わせ目を前記ピロー形状の中央部分に隙間をあけて形成し、前記隙間を塞ぐ帯状の短冊状の透明フィルムを、前記隙間の両側の前記積層フィルムの辺に、該辺に沿った接着ポイントと非接着部を交互に繰り返したパターン接着部によりつなぎ合わせ、前記ピロー形状の上下の開口部をシールし製袋したことを特徴とする電子レンジ用包装袋。
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JP23997999A JP4320860B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 電子レンジ用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23997999A JP4320860B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 電子レンジ用包装袋 |
Publications (2)
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JP2001063774A JP2001063774A (ja) | 2001-03-13 |
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ID=17052683
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP4320860B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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GB0428229D0 (en) * | 2004-12-22 | 2005-01-26 | Ffp Packaging Solutions Ltd | Cooking bags |
JP7334380B2 (ja) * | 2020-08-21 | 2023-08-29 | 福助工業株式会社 | 包装袋 |
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1999
- 1999-08-26 JP JP23997999A patent/JP4320860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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