JP2003170946A - パウチ容器 - Google Patents

パウチ容器

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JP2003170946A
JP2003170946A JP2001370977A JP2001370977A JP2003170946A JP 2003170946 A JP2003170946 A JP 2003170946A JP 2001370977 A JP2001370977 A JP 2001370977A JP 2001370977 A JP2001370977 A JP 2001370977A JP 2003170946 A JP2003170946 A JP 2003170946A
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Toshiyuki Nanba
利行 難波
Kazuya Takagi
和也 高木
Masahisa Fukuda
真久 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開封した状態で、収容された内容物を取り出し
易く、しかも、内容物がこぼれにくいパウチ容器を提供
する。 【解決手段】内面が熱接着性を有するフレキシブルシー
トによって形成された、背面に合掌貼り部分12を有す
る袋本体10と、この袋本体10の合掌貼り部分12に
挟み込まれるように、外装シート11の内面側にそれぞ
れヒートシールされた、塑性変形する一対の形状保持部
材20とから構成されている。合掌貼り部分12は、相
互に重ね合わされた外装シート11の先端側に未シール
領域βを、基端部側にシール領域αを有している。形状
保持部材20は、塑性変形する複数本の基材を、外層が
熱接着性を有する樹脂フィルムと外層が非熱接着性を有
する樹脂フィルムとによってラミネートしたものであ
り、各形状保持部材20は、外層が熱接着性を有する樹
脂フィルム側が、合掌貼り部分12におけるシール領域
α内にそれぞれヒートシールされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、背面に合掌貼り
部分を有するパウチ容器、特に、開封した状態で、収容
された内容物を取り出し易く、しかも、内容物がこぼれ
にくいパウチ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ポテトチップス等のスナック菓
子を包装する包装容器としては、図12に示すように、
内面に熱接着性樹脂層を有するプラスチックフィルム5
1によって形成されたパウチ容器50が一般的に使用さ
れており、こういったパウチ容器50は、プラスチック
フィルム51の両側縁52における内面同士を相互にヒ
ートシールする、所謂、「合掌貼り」を行うことによっ
て筒状に形成し、その両端開口縁53、54を相互にヒ
ートシールすることで袋状に形成されている。
【0003】ところで、こういったスナック菓子等の内
容物が収容されたパウチ容器50を開封する際は、通
常、図13に示すように、上端のヒートシール部分53
を剥離することによって口部を形成することになるが、
このようなパウチ容器50では、開封した口部を上にし
て自立させることができないので、内容物を多人数で食
べるときは、図14に示すように、合掌貼り部分52と
共に上下のヒートシール部分53、54を剥離すること
によってシート状に開封する、所謂「パーティー開き」
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなパウチ容器50を開封する際、パーティー開き
を行うと、パウチ容器50が完全にシート状になってし
まうので、パウチ容器50に収容されていたスナック菓
子等の内容物がシート状に開封されたパウチ容器50か
ら容易にこぼれてしまい、使い勝手が悪いといった問題
がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、開封した状態
で、収容された内容物を取り出し易く、しかも、内容物
がこぼれにくいパウチ容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1にかかる発明は、フレキシブ
ルシートによって形成された、背面に合掌貼り部分を有
するパウチ容器において、前記合掌貼り部分に、塑性変
形可能な線状または帯状の形状保持部材を取り付けたの
である。
【0007】以上のように、このパウチ容器は、合掌貼
り部分に、塑性変形可能な線状または帯状の形状保持部
材が取り付けられているので、合掌貼り部分を剥離して
口部を形成した後、その口部を開口すると、合掌貼り部
分に取り付けられている形状保持部材が塑性変形を起こ
して口部が開口状態に保持されるので、合掌貼り部分を
剥離することによって形成されたパウチ容器の口部が自
然に元の閉じた状態に戻ることがない。
【0008】従って、開口状態に保持された口部を上に
してパウチ容器をテーブル等の上に安定した状態で載置
することができるので、パウチ容器に収容されたスナッ
ク菓子等の内容物を多人数で食べるような場合、「パー
ティー開き」を行わなくても内容物を容易に取り出すこ
とができ、しかも、「パーティー開き」を行う場合のよ
うに内容物がこぼれることもないので、使い勝手が向上
する。
【0009】特に、請求項2にかかる発明のパウチ容器
のように、前記合掌貼り部分を形成している前記フレキ
シブルシートの両側縁に、前記形状保持部材をそれぞれ
取り付けておくと、合掌貼り部分を剥離した後、その合
掌貼り部分を形成していたフレキシブルシートの両側縁
における中央部をそれぞれ外側に離反させることによっ
て、口部を大きく開口した状態に保持することができる
ので、内容物をさらに取り出しやすくなるという効果が
得られる。
【0010】また、請求項3にかかる発明のパウチ容器
のように、合掌貼り部分が再封性を有しているものにあ
っては、開封したパウチ容器内に内容物が残っているよ
うな場合には、形状保持部材を元の状態に戻すことによ
ってパウチ容器の口部を閉塞し、合掌貼り部分を剥離す
ることによって形成されたパウチ容器の口部を再封する
ことができるので、使い勝手がさらに向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1〜図3に示すように、このパウ
チ容器1は、スナック菓子を包装するための包装容器で
あり、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性を有
する合成樹脂フィルムの外面に、ポリエステルフィルム
等の単層フィルムやアルミホイルやアルミ蒸着フィルム
等のガスバリア性シート等を積層した複層フィルム等を
ラミネートしてなるフレキシブルシートによって形成さ
れた、背面に合掌貼り部分12を有する袋本体10と、
この袋本体10の合掌貼り部分12に挟み込まれるよう
に、外装シート11の内面側にそれぞれヒートシールさ
れた、塑性変形する一対の形状保持部材20とから構成
されている。
【0012】前記袋本体10は、図1に示すように、上
述したフレキシブルシートからなる1枚の外装シート1
1によって形成された平袋であり、同図に示すように、
外装シート11の両側縁における内面同士を相互にヒー
トシールすることによって合掌貼り部分12が形成され
ていると共に、両側縁が合掌貼りされることによって筒
状に形成された外装シート11の上端縁及び下端縁にお
ける内面同士が相互にヒートシールされることで、袋状
に形成されている。
【0013】前記合掌貼り部分12は、図2に示すよう
に、相互に重ね合わされた外装シート11の全領域が完
全にヒートシールされているわけではなく、先端側に2
〜10mm程度の幅で未シール領域βが確保されてお
り、合掌貼り部分12のシール領域αは、その幅が10
〜25mm程度に設定されていると共に、外装シート1
1同士のシール強度が4.9N/15mm以内に設定さ
れている。
【0014】前記形状保持部材20は、図3(a)、
(b)に示すように、幅5〜10mmの帯状体であり、
断面円形の線状に成形された塑性変形する複数本の基材
21が、2層構造の2枚の樹脂フィルム22、23によ
ってラミネートされている。一方の樹脂フィルム22の
外層22aは、外装シート11の内面を形成しているポ
リエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等と同じ種類
の樹脂によって形成されており、他方の樹脂フィルム2
3の外層23aは、ポリエチレンテレフタレート樹脂等
のように相互に熱接着しない樹脂によって形成されてい
る。また、双方の樹脂フィルム22、23の内層22
b、23bは、基材21との接着性に優れた樹脂によっ
て形成されており、特に、外層22aを形成している樹
脂よりも融点の低い樹脂や粘性を表すMFRの値が25
g/min/190℃以上のエチレン系共重合体によっ
て形成することが望ましい。
【0015】塑性変形する前記基材21は、超高分子ポ
リエチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂から選択される一または二
以上の熱可塑性樹脂を主成分とした樹脂組成物によって
形成されており、こういった樹脂組成物を融点または軟
化点以上の押出温度で線状に押出成形し、その押出成形
品を100℃以下に冷却した後、80〜180℃の温度
条件下で延伸することによって製造されている。
【0016】この形状保持部材20は、図2に示すよう
に、基材21をラミネートしている一方の樹脂フィルム
22側が、合掌貼り部分12を形成している外装シート
11の両側縁におけるシール領域α内にそれぞれヒート
シールされており、合掌貼り部分12の基端部側に外装
シート11同士のシール幅が3mm以上確保されるよう
に、その取付位置が設定されている。また、外装シート
11に対する形状保持部材20のシール強度は、外装シ
ート11同士のシール強度より大きく、14.7N/1
5mm以上に設定されている。
【0017】以上のように構成されたパウチ容器1は、
図4に示す製袋充填機によって、内容物であるスナック
菓子を充填しながら製袋される。同図に示すように、こ
の製袋充填機30は、上述したフレキシブルシートから
なる長尺帯状の包材Pを、包材ロールR1から連続的に
繰り出しながら、ガイドローラ31a、31b、31
c、31dを介して製袋位置に送給する包材送給手段3
2と、製袋位置に送給される包材Pを筒状に整形するフ
ォーマ33と、このフォーマ33によって筒状に整形さ
れた包材Pの幅方向の両側縁を相互に重ね合わせてセン
タシールする(合掌貼りする)ことで、包材Pを筒状に
形成する縦シーラ34と、筒状に形成された包材Pを一
定間隔で横方向に順次ヒートシールしながら切断する横
シーラ35及びカッタ36と、長尺の形状保持部材20
を形状保持部材ロールR2からガイドローラ37を介し
て繰り出しながら、製袋位置の手前で包材Pの両側縁に
それぞれヒートシールする上下一対のロールシーラ38
とから構成されており、製袋位置でフォーマ33によっ
て筒状に整形された包材Pには、筒状の充填ガイド39
を介して所定量のスナック菓子が充填され、縦シーラ3
4によって包材Rにセンターシールが施された後、横シ
ーラ35によって包材Rが横方向に順次ヒートシールさ
れると共にカッタ36によって順次切断されることで、
図1に示すように、スナック菓子が収容された状態でパ
ウチ容器1が出来上がる。
【0018】以上のように、スナック菓子が収容された
状態で製袋されたパウチ容器1を開封する際は、合掌貼
り部分12を挟んでその両側の外装シート11を摘んで
相互に引き離すようにして合掌貼り部分12を剥離する
か、合掌貼り部分12を形成している外装シート11の
未シール部分をそれぞれ摘んで合掌貼り部分12を剥離
することによってパウチ容器1に口部を形成した後、合
掌貼り部分12を剥離することによって形成された口部
を外側に広げると、合掌貼り部分12に熱溶着されてい
る形状保持部材20が塑性変形を起こして、図5に示す
ように、口部が大きく開口した状態に保持されるので、
この口部から容易に内容物であるスナック菓子を取り出
すことができる。
【0019】このようにして、口部が開口状態に保持さ
れたパウチ容器1は、口部を上にしてテーブル等の上に
安定した状態で載置することができるので、パウチ容器
1に収容されたスナック菓子を多人数で食べるような場
合、従来のパウチ容器のように、「パーティー開き」を
行わなくても内容物を容易に取り出すことができ、しか
も、「パーティー開き」を行う場合のように内容物がテ
ーブルの上にこぼれることもないので、使い勝手がよ
い。
【0020】また、このパウチ容器1は、上述したよう
に、合掌貼り部分12を形成している外装シート11の
両側縁に、一対の形状保持部材20がそれぞれヒートシ
ールされているので、合掌貼り部分12を剥離した後、
その合掌貼り部分12を形成していた外装シート11の
両側縁における中央部をそれぞれ外側に離反させること
によって、口部を大きく開口した状態に保持することが
できる。従って、内容物であるスナック菓子を多人数で
食べるような場合に特に適している。
【0021】また、このパウチ容器1は、合掌貼り部分
12にヒートシールされた形状保持部材20同士が相互
に接触する樹脂フィルム23の外層23aが非熱接着性
を有しているので、製袋工程において、センターシール
を施す際、形状保持部材20同士がヒートシールされる
ことがなく、しかも、外装シート11に対する形状保持
部材20のシール強度が大きいので、合掌貼り部分12
でパウチ容器1を開封する際、形状保持部材20が外装
シート11から剥離されることがなく、外装シート11
に形状保持部材20がヒートシールされた状態で、合掌
貼り部分12を確実に剥離することができる。
【0022】なお、上述した実施形態では、合掌貼り部
分12におけるシール領域α内に一対の形状保持部材2
0をそれぞれヒートシールしているが、これに限定され
るものではなく、図6に示すように、合掌貼り部分12
における未シール領域βに一対の形状保持部材20をそ
れぞれヒートシールするようにしてもよい。
【0023】また、上述した実施形態では、一対の形状
保持部材20を、相互に対向するように、合掌貼り部分
12を形成している外装シート11にヒートシールして
いるが、これに限定されるものではなく、図7に示すよ
うに、一対の形状保持部材20が相互に重ならないよう
に、相対的に取付位置をずらすことも可能である。この
ように、形状保持部材20の取付位置をずらしておく
と、合掌貼り部分12の厚みが小さくなり、合掌貼り部
分12における外装シート11同士のシール性が向上す
る。この場合、合掌貼り部分12の幅を考慮すると、同
図に示すように、一方の形状保持部材20を未シール領
域βに、他方の形状保持部材20をシール領域αにそれ
ぞれヒートシールすることが望ましい。
【0024】また、上述した実施形態では、合掌貼り部
分12に一対の形状保持部材20をヒートシールしてい
るが、これに限定されるものではなく、合掌貼り部分1
2を形成している一方の外装シート11にだけ形状保持
部材20をヒートシールしても、合掌貼り部分12を剥
離することによって形成される口部を、ある程度の開口
状態に保持することができる。この場合、図8(a)、
(b)に示すように、合掌貼り部分12におけるシール
領域αまたは未シール領域βのいずれに形状保持部材2
0をヒートシールしてもよいことはいうまでもない。
【0025】また、上述した実施形態では、合掌貼り部
分12に形状保持部材20をヒートシールしているだけ
であるが、例えば、図9(a)、(b)に示すように、
相互に噛合する一対のファスナー部材30a、30b
を、形状保持部材20に対して並列的にヒートシールし
ておくと、合掌貼り部分12を剥離することによって開
封したパウチ容器内に内容物が残っているような場合に
は、開口した口部を元の閉塞した状態に戻した後、一対
のファスナー部材30a、30bを噛合させることによ
って、一旦開封したパウチ容器を再封することができる
ので、使い勝手が向上する。
【0026】また、パウチ容器の口部に再封性を付与す
るために、合掌貼り部分にファスナー部材をヒートシー
ルする場合、上述したように、合掌貼り部分12にファ
スナー部材30a、30bと形状保持部材20とを並列
的にヒートシールするのではなく、ファスナー部材を外
装シートにヒートシールする際、ファスナー部材と外装
シートとの間に塑性変形する線状の形状保持部材を挟み
込んだり、ファスナー部材の一部に塑性変形する線状の
形状保持部材を埋め込んだり、ファスナー部材自体を塑
性変形する樹脂によって形成したりすることも可能であ
る。
【0027】また、上述した実施形態では、塑性変形す
る複数本の線状の基材21を、外層22aが熱接着性を
有する樹脂フィルム22と外層23aが非熱接着性を有
する樹脂フィルム23とによってラミネートした形状保
持部材20を使用しているが、これに限定されるもので
はなく、例えば、図10(a)に示す形状保持部材20
aのように、塑性変形する基材21aを所定幅を有する
帯状に成形し、この帯状に成形された基材21aの両面
に樹脂フィルム22及び樹脂フィルム23をそれぞれ積
層することも可能であり、特に、帯状に成形された基材
を使用する場合であって、その基材自体が熱接着性を有
していない場合や、基材21自体が熱接着性を有してい
ても、基材同士のシール強度が外装シート11同士のシ
ール強度よりも小さい場合は、同図(b)に示す形状保
持部材20bのように、必ずしも、外層が非熱接着性を
有する樹脂フィルムを積層する必要はないので、基材2
1bの片面に外層が熱接着性を有する樹脂フィルム22
を積層しておけばよい。
【0028】また、上述した実施形態では、製袋時に、
予め形成された長尺の形状保持部材20を外装シート1
1にヒートシールするようにしているが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、図11に示すように、線状
または帯状の基材21と2層構造を有する樹脂フィルム
24とを製袋位置に同時に送出し、樹脂フィルム24と
外装シート11との間に基材21を挟み込むように、樹
脂フィルム24を外装シート11にヒートシールするよ
うにしてもよい。この場合、使用する樹脂フィルム24
は、同図に示すように、内層24bを、ポリエチレン系
樹脂やポリプロピレン系樹脂等のように、外装シート1
1との熱接着性に優れ、しかも、基材21との接着性に
優れた樹脂によって形成すると共に、外層24aを、ポ
リエステル系樹脂等のように、相互の熱接着性が低い樹
脂であって、そのシール強度が、内層24bと外装シー
ト11との間のシール強度より小さい樹脂によって形成
しておく必要がある。特に、内層24bは、外層24a
を形成している樹脂よりも融点の低い樹脂や粘性を表す
MFRの値が25g/min/190℃以上のエチレン
系共重合体やプロピレン系共重合体によって形成してお
くことが望ましい。
【0029】また、上述した実施形態では、塑性変形す
る基材21が樹脂材料によって形成されている形状保持
部材20を使用しているが、これに限定されるものでは
なく、塑性変形する基材が針金等の金属材料によって形
成された形状保持部材を使用することも可能である。
【0030】また、上述した実施形態では、外装シート
11の端縁同士が一致するように、合掌貼り部分12を
形成しているが、外装シート11の一方の端縁が突出す
るように、外装シート11の他方の端縁を基端部側にず
らした状態で合掌貼り部分を形成することも可能であ
る。
【0031】また、上述した実施形態では、スナック菓
子を包装するための包装用器として使用されるパウチ容
器について説明したが、これに限定されるものではな
く、菓子以外の食品、例えば、サラダ用のカット野菜を
包装するための包装用器としても使用することができ、
その場合は、内容物であるカット野菜をサラダボウル等
に移し替えることなく、合掌貼り部分を剥離することに
よって形成されたパウチ容器の口部を大きく開口した状
態で、食卓にそのまま出すことができるという効果も得
られる。
【0032】また、上述した実施形態では、袋本体が平
袋であるパウチ容器について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、合掌貼り部分を有していれば、サイ
ドガセット袋等に対しても適用することができることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるパウチ容器の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】同上のパウチ容器における合掌貼り部分を示す
断面図である。
【図3】(a)は同上のパウチ容器に使用されている形
状保持部材を示す斜視図、(b)は同上の形状保持部材
を示す断面図である。
【図4】同上のパウチ容器を製造するための製袋充填機
を示す概略図である。
【図5】同上のパウチ容器の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図6】他の実施形態であるパウチ容器における合掌貼
り部分を示す断面図である。
【図7】他の実施形態であるパウチ容器における合掌貼
り部分を示す断面図である。
【図8】(a)、(b)は他の実施形態であるパウチ容
器における合掌貼り部分を示す断面図である。
【図9】(a)、(b)は他の実施形態であるパウチ容
器における合掌貼り部分を示す断面図である。
【図10】(a)、(b)は形状保持部材の変形例を示
す断面図である。
【図11】他の実施形態であるパウチ容器における合掌
貼り部分を示す断面図である。
【図12】スナック菓子の包装用器として使用されてい
る従来のパウチ容器を示す斜視図である。
【図13】同上のパウチ容器の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図14】同上のパウチ容器の使用状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 パウチ容器 10 袋本体 11 外装シート 12 合掌貼り部分 20、20a、20b 形状保持部材 21、21a、21b 基材 22、23、24 樹脂フィルム 22a、23a、24a 外層 22b、23b、24b 内層 30a、30b ファスナー部材 α シール領域 β 未シール領域
フロントページの続き (72)発明者 福田 真久 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 Fターム(参考) 3E064 AA08 BA17 BA26 BA30 BA55 BA60 BB03 BB10 BC08 BC18 EA30 FA01 HN05 HN43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルシートによって形成され
    た、背面に合掌貼り部分を有するパウチ容器において、 前記合掌貼り部分に、塑性変形可能な線状または帯状の
    形状保持部材が取り付けられていることを特徴とするパ
    ウチ容器。
  2. 【請求項2】 前記合掌貼り部分を形成している前記フ
    レキシブルシートの両側縁に、前記形状保持部材がそれ
    ぞれ取り付けられている請求項1に記載のパウチ容器。
  3. 【請求項3】 合掌貼り部分が再封性を有している請求
    項1または2に記載のパウチ容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005111184A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Mitsui Chemicals Inc 開閉可能な容器
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