JP7197877B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
好ましくは、前記周面部は、特定の引裂方向に引き裂きやすい直線引き裂き性を有する引裂性フィルムで形成され、前記引裂方向は、前記周面部の周方向に向けられている。
好ましくは、前記引裂性フィルムを引き裂く際の起点となる引裂開始部が、前記蒸気抜き部よりも前記底面部に近い位置に設けられている。
好ましくは、前記周面部は、互いに対向する前面部及び背面部と、前記前面部と背面部を連結する一対の側面部を備える。
好ましくは、前記底面部は、その周縁に沿って、前記前面部、前記背面部、及び前記側面部のそれぞれにヒートシールされている。
好ましくは、前記前面部は、前面下部と前面上部を備え、前記前面下部は、前記底面部に連結され、前記前面下部と前記前面上部は、互いに折り返された状態で重ね合わされて形成された合掌部において連結され、前記蒸気抜き部は、前記合掌部に設けられる。
好ましくは、前記側面部は、前記側面部の前後方向の略中央に、高さ方向に延びる側面中央折部を備える。
好ましくは、前記側面部と前記底面部の共通の角部から前記側面中央折部に向かって斜め方向に延びる側面斜め折部が前記側面部に設けられる。
好ましくは、前記底面部は、前記底面部の前後方向の略中央に、幅方向に延びる底面中央折部を備える。
好ましくは、前記側面部と前記底面部の共通の角部から前記底面中央折部に向かって斜め方向に延びる底面斜め折部が前記底面部に設けられる。
好ましくは、前記包装袋内において前記底面部上に分離可能に配置される補強部材を備える。
図1~図7に示すように、本発明の第1実施形態の包装袋1は、可撓性を有するフィルムが袋状に形成されたものである。包装袋1は、底面部1bと、底面部1bから立ち上げるように設けられた周面部1cを備える。底面部1bは、1枚のフィルムの周縁が周面部1cにヒートシールされることによって構成されており、底面部1bの外面側は、段差のない平坦面になっている。このため、底面部1bが下になるようにして、机の上などに包装袋1を載置したときに包装袋1が安定して載置されるので、包装袋1の自立安定性が極めて優れている。
(1)前面下部1fdと前面上部1fuを互いにヒートシールすることで前面部1fを作成する。
(2)間隔を空けて前面部1fと背面部1rを重ねて配置する。
(3)側面部1sと底面部1bをヒートシール部5bにおいてヒートシールし、側面部1sの側面中央折部1saが谷になるように側面部1sを2つ折りにし、底面部1bの底面中央折部1baが谷になるように底面部1bを2つ折りにする。この際、底面斜め折部1bbが谷になるように底面部1bを折り曲げてヒートシール部5bが底面前部1bfと底面背部1brの間に挟まれる状態にする。これによって挿入部材11が形成される。
(4)前面部1fと背面部1rの間に挿入部材11を挿入し、前面部1f及び背面部1rを側面部1s及び底面部1bにヒートシールすることによって包装袋1が完成する。
・上記実施形態では、蒸気抜き部3は、合掌部2に設けたが、蒸気抜き部3の構成や位置は特に限定されず、例えば特許文献1のように前面部1fと背面部1rをヒートシールして蒸気抜き部3を形成してもよい。また、蒸気抜き部3が合掌部2以外に設けられる場合、合掌部2は不要である。
・上記実施形態では、底面部1bは、矩形状であるが、底面部1bは、三角形などの別の形状であってもよい。
図9~図10は、それぞれ、本発明の第2及び第3実施形態の包装袋1を示す斜視図である。本発明の第2~第3実施形態の基本構成は、第1実施形態と同様であるが、第2~第3実施形態では、境界線13よりも下側の部位が略直方体状になっている点が第1実施形態と相違している。第2実施形態では、合掌部2が境界線13よりも下側に設けられており、第3実施形態では、合掌部2が境界線13よりも上側に設けられている。どちらの実施形態でも引裂開始部4は、合掌部2よりも下側に設けられており、引裂開始部4を起点として周面部1cを周方向に切り裂いて引裂開始部4よりも上側の部分を除くと、図11に示すように、引裂開始部4よりも下側の部分によって構成される弁当箱のような形状の略直方体の容器8となる。一例では、包装袋1にはご飯やおかずが収容されており、その場合、包装袋1の引裂開始部4よりも上側の部分を除くことによって、図12に示すように、容器8にご飯やおかずが収容されたお弁当となる。
図19を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に類似しており、開封箇所全周に加工線15が設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図20を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に類似しており、開封箇所全周に開封テープ16が設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
1b :底面部
1ba :底面中央折部
1bb :底面斜め折部
1bf :底面前部
1br :底面背部
1c :周面部
1f :前面部
1fd :前面下部
1fu :前面上部
1p :角部
1r :背面部
1s :側面部
1sa :側面中央折部
1sb :側面斜め折部
1sf :側面前部
1sr :側面背部
2 :合掌部
3 :蒸気抜き部
4 :引裂開始部
5b :ヒートシール部
5fr :ヒートシール部
5fs :ヒートシール部
5rs :ヒートシール部
6a :ヒートシール部
6b :ヒートシール部
7 :開始点
8 :容器
11 :挿入部材
12 :境界線
12b :本体部
12s :側壁部
12w :仕切部
13 :境界線
15 :加工線
16 :開封テープ
Claims (8)
- 可撓性を有するフィルムが袋状に形成された包装袋であって、
前記包装袋は、底面部と、前記底面部から立ち上げるように設けられた周面部を備え、
前記周面部には、内圧上昇に伴って蒸気抜けを形成する蒸気抜き部が設けられ、
前記包装袋を開封するための開封部を備え、
前記開封部において前記周面部を周方向に切り裂いて前記開封部よりも上側の部分を除くことによって得られる容器が、前記包装袋内の内容物を食べる際に使用する食器として利用され、
前記容器の高さが3~10cmであり、
前記周面部は、特定の引裂方向に引き裂きやすい直線引き裂き性を有する引裂性フィルムで形成され、
前記引裂方向は、前記周面部の周方向に向けられており、
前記開封部は、前記引裂性フィルムを引き裂く際の起点となる引裂開始部であり、
前記引裂開始部が、前記蒸気抜き部よりも前記底面部に近い位置に設けられており、
前記周面部は、互いに対向する前面部及び背面部と、前記前面部と背面部を連結する一対の側面部を備え、
前記底面部は、その周縁に沿って、前記前面部、前記背面部、及び前記側面部のそれぞれにヒートシールされており、
前記前面部は、前面下部と前面上部を備え、
前記前面下部は、前記底面部に連結され、
前記前面下部と前記前面上部は、互いに折り返された状態で重ね合わされて形成された合掌部において連結され、
前記蒸気抜き部は、前記合掌部に設けられる、包装袋。 - 前記底面部の外面側は、段差がない、請求項1に記載の包装袋。
- 前記底面部の外面側は、平坦面である、請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
- 前記側面部は、前記側面部の前後方向の略中央に、高さ方向に延びる側面中央折部を備える、請求項1~請求項3の何れか1つに記載の包装袋。
- 前記側面部と前記底面部の共通の角部から前記側面中央折部に向かって斜め方向に延びる側面斜め折部が前記側面部に設けられる、請求項4に記載の包装袋。
- 前記底面部は、前記底面部の前後方向の略中央に、幅方向に延びる底面中央折部を備える、請求項1~請求項5の何れか1つに記載の包装袋。
- 前記側面部と前記底面部の共通の角部から前記底面中央折部に向かって斜め方向に延びる底面斜め折部が前記底面部に設けられる、請求項6に記載の包装袋。
- 前記包装袋内において前記底面部上に分離可能に配置される補強部材を備える、請求項1~請求項7の何れか1つに記載の包装袋。
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