JP2009143581A - 物品収容袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り込み線を有する物品収容袋において、袋内部を完全に密封する。
【解決手段】フィルム部材によって形成され、互いに重ね合わされた状態で両側部どうし、および、底部6が連結されることにより袋体を構成する第1パネル1および第2パネル2と、第1パネル1における上部寄りに形成された開封用のミシン目4と、を備えた物品収容袋A1であって、第1パネル1には、ミシン目4を密封状態で覆うテープ材5が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、物品収容袋に関する。
物品を漏洩することなく比較的高い気密状態で保存可能な物品収容袋として、開口端にファスナなどの開状態と閉状態とに切換可能な開閉手段が設けられたものが、各種食品、医薬品等の幅広い分野で用いられている。このような物品収容袋は、一般に、互いに重ね合わされた第1パネルおよび第2パネルを備え、これら第1パネルおよび第2パネルの両側部どうしおよび底部どうしが連結されて袋体が構成されており、上記開閉手段は、上記第1パネルおよび第2パネルの上部に設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
また、この種の開閉手段を有する物品収容袋のうち、上記開閉手段よりも上位において、ミシン目などの開封を容易化するための切り込み線が形成されたものも知られている(例えば、特許文献2を参照)。このような構成によれば、切り込み線を切り開くことにより物品収容袋を容易に開封することができる。
しかしながら、上記切り込み線を備える従来の物品収容袋では、ファスナなどの開閉手段を閉状態にしたとしても、当該開閉手段によって袋内部を完全に密封シールすることは困難である。このため、物品収容袋の開封前においても、開閉手段および切り込み線を通じて、外気が袋内部に侵入し得た。食品や粉末状の薬品など内容物によっては開封前に密閉保存が必要とされる場合があるが、上記従来の物品収容袋では、このような密閉保存を要する内容物には適さないものとなっていた。
特開平11−28771号公報 特開平6−305057号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、切り込み線を有する物品収容袋において、袋内部を完全に密封することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される物品収容袋は、フィルム部材によって形成され、互いに重ね合わされた状態で両側部どうし、および、上部どうしまたは底部どうしのいずれかが連結されることにより袋体を構成する第1パネルおよび第2パネルと、上記第1パネルにおける上部寄りに形成された開封用の切り込み線と、を備えた物品収容袋であって、上記第1パネルには、上記切り込み線を密封状態で覆うテープ材が設けられていることを特徴としている。
このような構成の物品収容袋によれば、切り込み線を有する場合であっても、テープ材によって切り込み線を完全に密封することが可能であり、開封前において袋内部を気密状態に維持することができる。したがって、本発明に係る物品収容袋は、密閉保存が必要な内容物の収容についても適している。
好ましい実施の形態においては、上記テープ材と上記第1パネルとの間には、粘着剤が介在させられている。
このような構成によれば、上記切り込み線における気密状態をより完全なものとすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記切り込み線は、切込み部が不連続状に形成されたミシン目とされている。
好ましい実施の形態においては、上記切り込み線は、上記第1パネルの所定の領域を包囲するように形成された上記ミシン目からなり、上記テープ材を剥がすことにより、上記所定の領域が上記テープ材とともに上記第1パネルから切り離されるように構成されている。
このような構成によれば、テープ材を剥がすといった簡単な操作により、内容物の取り出しに適した所望サイズの開口を形成することができる。
好ましい実施の形態においては、上記テープ材は、所定幅の帯状とされており、上記ミシン目は、上記テープ材の長手方向における端部の上記切込み部が、互いに対向する一対の長手方向に沿う部分と、これらの部分とつながり、上記テープ材の幅方向の全体にわたる部分とを有するように構成されている。
このような構成によれば、ミシン目で包囲された領域を適確に切り離すことができる。
好ましい実施の形態においては、上記切り込み線は、所定長さにわたって形成された一連の切り目とされている。
このような構成によれば、切り込み線の構成を簡単にしつつテープ材を剥がすといった簡単な操作により所望の開口を形成することができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1パネルおよび第2パネルの上部において上記切り込み線よりも底部寄りに設けられ、上記上部を開状態と閉状態とに切換可能な開閉手段をさらに備える。
このような構成によれば、開封後においても開閉手段を閉状態としておくことにより、袋内部を適度な気密状態に維持することができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1パネルは、上記第2パネルに連結された本体部と、上記本体部と上記第2パネルとの間に挟まれ、上記本体部の上部から底部に向けて延びる折り返し部とを備え、上記開閉手段は、上記折り返し部および上記本体部の対向するそれぞれの内面部分に跨るように設けられており、上記切り込み線は、上記本体部に形成されているとともに、上記折り返し部と上記第2パネルとの間には、物品を挿入するための挿入口が形成されている。
このような構成によれば、上記第2パネルと上記折り返し部との間には挿入口が形成されているので、上記開閉手段が閉状態のままでも、上記挿入口を通じて袋内部に物品の挿入を行うことができる。すなわち、かかる構成の物品収容袋においては、袋内部に物品を充填する際に、上記開閉手段を開状態に引き離す必要がないので、物品挿入作業を効率よく行うことができる。さらに、上記開閉手段が上記折り返し部の内面に取り付けられているので、袋内部に物品を挿入する際に、誤って上記開閉手段が設けられた部分に物品を挿入してしまうこともない。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
本発明に係る物品収容袋の一例を図1および図2に示す。図1は物品収容袋の正面図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。図1および図2に示すように、この物品収容袋A1は、第1パネル1と、第2パネル2と、ファスナ3と、ミシン目4と、テープ材5とを備えて構成されている。
第1パネル1および第2パネル2は、例えばプラスチックフィルムなどの一連のフィルム部材を底部6において折り曲げることにより互いに向かい合って重ね合わされており、袋体を構成するものである。第1パネル1は、本体部11と折り返し部12とを有している。本体部11は、上記袋体の一方の側面部分を構成するものであり、図1および図2に表れているように、上側に位置する上端部13と、下側に位置する下端部14と、左右両側に位置する側部15とを有している。折り返し部12は、本体部11から延出し、上端部13において底部6に向けて上記袋体の内側に折り返された部分である。本体部11と折り返し部12との間には、これらを上端部13付近において接着する接着部8aが設けられている。これにより、折り返し部12が本体部11から分離することは防止される。
第2パネル2は、上記袋体の他方の側面部分を構成するものであり、図1および図2に表れているように、上側に位置する上端部23と、下側に位置する下端部24と、左右両側に位置する側部25とを有している。第1パネル1の両方の側部15と第2パネル2の両方の側部25とは、それぞれ、たとえ溶着により連結されており、物品収容袋A1の左右を封止している。底部6においては、第1パネルの下端部14と第2パネル2の下端部24とが接着されて接着部8bが形成されており、この底部6が補強されている。折り返し部12と第2パネル2の上端部23との間には、挿入口7が形成されている。この挿入口7は、物品を袋内部に挿入するためのものである。図4を参照すると理解できるように、挿入口7を接着部8cによって封止すると、物品収容袋A1を密閉状態とすることができる。
ファスナ3は、図2に示すように、第1パネル1の上部において、本体部11および折り返し部12の対向するそれぞれの内面部分に跨るように設けられており、互いに嵌合する雄ファスナ3aと雌ファスナ3bとで構成されている。このファスナ3は、本発明でいう開閉手段の一例であり、開状態と閉状態とに切換可能で、かつ閉状態において適度な気密性を付与することができるものである。雄ファスナ3aは、折り返し部12の内面側に設けられ、接着部8a(上端部13)よりも下位(底部6寄り)に位置する。一方、雌ファスナ3bは、本体部11の内面側に設けられ、接着部8a(上端部13)よりも下位(底部6寄り)に位置する。
ミシン目4は、第1パネル1の上部寄りに形成されており、より具体的には、本体部11の接着部8aと雌ファスナ3bとの間に位置している。このミシン目4は、本発明でいう開封用の切り込み線の一例であり、切込み部41が不連続状に形成されたものである。本実施形態においては、ミシン目4は、図1における左右方向を長手方向とする略長矩形状の領域42を包囲するように形成されている。ミシン目4の切込み部41のうち、上記長手方向の端部に位置する切込み部41aについては、互いに対向する一対の上記長手方向に沿う部分と、当該部分につながり、領域42の幅方向の全体にわたる部分とを有している。
テープ材5は、図1および図2に表れているように、所定幅を有する帯状とされており、第1パネル1の本体部11外面上において、図1における左右方向に沿ってミシン目4を覆うように設けられている。また、このテープ材5と本体部11との間には、粘着剤51が介在させられており、この粘着剤51は、ミシン目4を覆うよう設けられている。粘着剤51は、適度な粘度と接着力を有するものが選択的に用いられる。また、テープ材5の粘着剤51と接する方の面5aは、その表面状態が適度に粗い粗面とされており、粘着剤51との接着強度が比較的に大きくなっている。
物品収容袋A1を開封する際には、図3に表れているように、テープ材5を長手方向(図1における左右方向)に沿って剥がすことにより、領域42がテープ材5および粘着剤51とともに本体部11から切り離され、ミシン目4に沿って開口43が形成される(図4参照)。この状態でファスナ3を開くと、雄ファスナ3aと雌ファスナ3bとの間、および開口43を通じて、物品収容袋A1内部の物品を取り出すことが可能となる。
次に、上記構成の物品収容袋A1の製造方法の一例を図5〜図11を参照して説明する。
物品収容袋A1は、フィルム部材9を用いて製造される。フィルム部材9は、図5において左右方向を幅方向とし、紙面垂直方向を長手方向とする帯状のフィルム部材であり、第1パネル1および第2パネル2の原形となるものである。このフィルム部材9は、長手方向に沿って所定の速度で移動させられており、以下の操作が加えられる。
まず、図5に示すように、フィルム部材9の一方の面9aに雄ファスナ3a’と雌ファスナ3b’とを貼り付け、ミシン目4を形成する。雄ファスナ3a’および雌ファスナ3b’は、フィルム部材9の長手方向に沿ってそれぞれ互いに平行に延びるように形成される。ミシン目4は、フィルム部材9の長手方向に沿うようにして、かつ所定の間隔を隔てて形成される。雄ファスナ3a’はフィルム部材9の左端寄りに溶着され、それよりも中央寄りに雌ファスナ3b’は溶着される。ミシン目4は、雄ファスナ3a’と雌ファスナ3b’との間の雌ファスナ3b’寄りの位置に形成される。
次に、図6に示すように、フィルム部材9の他方の面9bに粘着剤51’およびテープ材5’を順次積層形成する。粘着剤51’は、ミシン目4全体を覆っており、長手方向に沿って連続して延びている。テープ材5’は、粘着剤51’全体を覆っており、長手方向に沿って連続して延びている。
次いで、図7に示すように、ミシン目4と雄ファスナ3a’との間でフィルム部材9を折り曲げて上端部13’を形成し、この上端部13’において折り曲げられたフィルム部材9の長いほうを本体部11’とし、短いほうを折り返し部12’とする。なお、この折り曲げの際に、雄ファスナ3a’と雌ファスナ3b’とは嵌合させられる。さらに、本体部11’と折り返し部12’とをミシン目4よりも図中左側の所定範囲において接着し、接着部8a’を形成する。この接着部8a’の形成は、例えば溶着によって行うことができる。溶着による接着部8a’の形成は、例えばフィルム部材9の長手方向に沿って延びる向かい合う一対のヒータによって本体部11’と折り返し部12’との両側から加熱し、両者を溶着させることによって行う。接着部8a’を形成することによって、折り返し部12’は本体部11’から離れなくなり、以降の工程を安定して行うことができる。
次いで、図8に示すように、フィルム部材9を本体部11’の幅方向の中央付近で折り曲げて底部6’を形成し、この底部6’を境にフィルム部材9を第1パネル1’と第2パネル2’とに区分する。これにより本体部11’は上端部13’から底部6’までとなり、底部6’より先の折り返された部分は第2パネル2’となる。この折り曲げ作業において、第2パネル2’は、折り返し部12’を間に挟んで本体部11’と向かい合い、その上端部23’と上端部13’とが重なり合うように折り曲げられている。
次いで、図9に示すように、フィルム部材9の長手方向に沿って所定の間隔ごとに、フィルム部材9の幅方向に延びるシール部9cを形成する。このシール部9cの形成は、たとえば、フィルム部材9の幅方向に延びる向かい合う一対のヒータによって第1パネル1’と第2パネル2’の両側から加熱し、両者を溶着させることによって行われる。
次いで、図10に示すように、底部6’の所定幅を接着させ、接着部8b’を形成する。接着部8b’を形成することによって、底部6’が薄くなることを防ぐことができる。
次いで、シール部9cによって区切られた各袋体に挿入口7から物品を挿入する。この挿入作業は、連接された袋体をフィルム部材9の長手方向に移動させながら、各袋体に順次物品を挿入することで効率よく行うことができる。この後、図11に示すように、挿入口7を接着して接着部8cを形成し、各袋体を密閉状態とする。接着部8cの形成は、例えば溶着によって行う。
次に、複数形成されたシール部9cの各々において、フィルム部材9をその幅方向に沿って裁断する。この裁断作業により、フィルム部材9から第1パネル1および第2パネル2が切り出され、裁断されたシール部9cは、第1パネル1および第2パネル2における側部15,25となる。これにより、物品収容袋A1を連続的に複数製造することができる。
本実施形態の物品収容袋A1においては、ミシン目4が粘着剤51およびテープ材5によって覆われていることにより、当該ミシン目4を完全に密封することが可能であり、開封前において袋内部を気密状態に維持することができる。したがって、物品収容袋A1は、密閉保存が必要な内容物の収容についても適している。
本実施形態においては、上述したように、物品収容袋A1を開封する際には、テープ材5を長手方向に沿って剥がすことにより、ミシン目4に沿って開口43が形成される。したがって、テープ材5を剥がすといった簡単な操作により、内容物の取り出しに適した所望サイズの開口43を形成することができる。
また、ミシン目4は、テープ材5の長手方向における端部の切込み部41aが、互いに対向する一対の長手方向に沿う部分と、これらの部分とつながり、テープ材5の幅方向の全体にわたる部分とを有している。かかる切込み部41aによれば、テープ材5をその長手方向に沿って剥がす際に、切込み部41aに囲まれた領域42の端部がめくれ易くなるので、領域42を適確に切り離すことができる。
本実施形態においては、第2パネル2と、第1パネルの折り返し部12との間に挿入口7が形成されているため、物品収容袋A1の内部への物品の挿入は、ファスナ3を閉じたままでも、挿入口7を通じて行うことができる。したがって、袋内部に物品を挿入する際には、ファスナ3を開状態に引き離す必要がないので、物品挿入作業を効率よく行うことができる。加えて、ファスナ3は、本体部11および折り返し部12が対向する内側に設けられているため、挿入口7を通じて物品を挿入する際に、当該物品がファスナ3に引っ掛かることもない。したがって、物品挿入作業をよりスムーズに行うことができ、便宜である。
図12〜図15は、本発明に係る物品収容袋の他の例を示している。なお、図12以降の図面においては、上記実施形態と同一または類似の要素には上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図12に示された物品収容袋A2においては、ミシン目の態様が上記実施形態の物品収容袋A1とは異なっている。図12に表れているように、物品収容袋A2のミシン目4Aは、所定長さにわたって直線状に形成されているとともに、粘着剤51およびテープ材5によって完全に覆われている。したがって、物品収容袋A2についても、開封前においては袋内部を完全に気密状態に維持することができる。
図13に示された物品収容袋A3においては、本発明でいう切り込み線の態様が上記実施形態の物品収容袋A1とは異なっている。図13に表れているように、物品収容袋A3では、ミシン目に代えて、所定長さにわたって一連の切り目4Bが形成されている。この切り目4Bは、粘着剤51およびテープ材5によって完全に覆われている。したがって、物品収容袋A3についても、開封前においては袋内部を完全に気密状態に維持することができる。加えて、物品収容袋A3においては、テープ材5を剥がすといった簡単な操作によって切り目4Bが開放状態になるので、内容物の取り出しに適した所望サイズの開口を簡単に形成することができる。なお、図13においては、上記実施形態のミシン目4,4Aと区別するために切り目4Bを実線で表している。
図14および図15に示された物品収容袋A4においては、ファスナ(開閉手段)を具備しない点が上記実施形態の物品収容袋A1とは異なっている。また、第1パネル1は折り返し部を具備しておらず、第1パネル1の上端部13と第2パネルの上端部23とが溶着によって形成された接着部8cによって連結されている。このように、本発明はファスナを具備しない物品収容袋にも適用可能であり、物品収容袋A4についても、開封前においては袋内部を完全に気密状態に維持することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る物品収容袋の各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
本発明でいうテープ材としては、上記実施形態の構成に代えて、例えばあらかじめ一方の面に接着剤などが塗布された接着テープを用いてもよい。この場合、当該接着テープと切り込み線との間には、粘着剤を介在させる必要がない。
第1パネルおよび第2パネルの相互間を連結させる手法としては、上記実施形態に挙げた溶着に限定されるものでなく、接着や超音波シールなど他の手法を用いてもよい。要するに、連結されるべき部分が封鎖されていればよい。
本発明に係る物品収容袋は、袋体の底部において折り返し可能な底面部分(いわゆるガゼット部)を備えるものとすることもできる。また、あらかじめ第1パネルおよび第2パネルの両側部および上部をそれぞれ連結することによって袋体を形成しておき、底部に形成された挿入口を通じて物品を袋内部に挿入可能な構成としてもよい。
本発明に係る物品収容袋の一例を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1の物品収容袋を開封する際の状態を示す要部斜視図である。 図1の物品収容袋の使用例を示す断面図である。 図1の物品収容袋を製造する方法における一部の工程を示す断面図である。 図5の後に続く工程を示す断面図である。 図6の後に続く工程を示す断面図である。 図7の後に続く工程を示す断面図である。 図8の後に続く工程を示す平面図である。 図9の後に続く工程を示す断面図である。 図10の後に続く工程を示す断面図である。 本発明に係る物品収容袋の他の例を示す平面図である。 本発明に係る物品収容袋の他の例を示す平面図である。 本発明に係る物品収容袋の他の例を示す平面図である。 図14のXV−XV線に沿う断面図である。
符号の説明
A1A2,A3,A4 物品収容袋
1 第1パネル
2 第2パネル
11 本体部
12 折り返し部
13 上端部(第1パネルの)
14 下端部(第1パネルの)
15 側部(第1パネルの)
23 上端部(第2パネルの)
24 下端部(第2パネルの)
25 側部(第2パネルの)
3 ファスナ(開閉手段)
3a 雄ファスナ
3b 雌ファスナ
4,4A ミシン目(切り込み線)
4B 切り目(切り込み線)
41,41a 切込み部
42 (ミシン目に包囲された)領域
5 テープ材
51 粘着剤
6 底部
7 挿入口
9 フィルム部材

Claims (8)

  1. フィルム部材によって形成され、互いに重ね合わされた状態で両側部どうし、および、上部どうしまたは底部どうしのいずれかが連結されることにより袋体を構成する第1パネルおよび第2パネルと、上記第1パネルにおける上部寄りに形成された開封用の切り込み線と、を備えた物品収容袋であって、
    上記第1パネルには、上記切り込み線を密封状態で覆うテープ材が設けられていることを特徴とする、物品収容袋。
  2. 上記テープ材と上記第1パネルとの間には、粘着剤が介在させられている、請求項1に記載の物品収容袋。
  3. 上記切り込み線は、切込み部が不連続状に形成されたミシン目とされている、請求項1または2に記載の物品収容袋。
  4. 上記切り込み線は、上記第1パネルの所定の領域を包囲するように形成された上記ミシン目からなり、上記テープ材を剥がすことにより、上記所定の領域が上記テープ材とともに上記第1パネルから切り離されるように構成されている、請求項3に記載の物品収容袋。
  5. 上記テープ材は、所定幅の帯状とされており、上記ミシン目は、上記テープ材の長手方向における端部の上記切込み部が、互いに対向する一対の上記長手方向に沿う部分と、これらの部分とつながり、上記テープ材の幅方向の全体にわたる部分とを有するように構成されている、請求項4に記載の物品収容袋。
  6. 上記切り込み線は、所定長さにわたって形成された一連の切り目とされている、請求項1または2に記載の物品収容袋。
  7. 上記第1パネルおよび第2パネルの上部において上記切り込み線よりも底部寄りに設けられ、上記上部を開状態と閉状態とに切換可能な開閉手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の物品収容袋。
  8. 上記第1パネルは、上記第2パネルに連結された本体部と、上記本体部と上記第2パネルとの間に挟まれ、上記本体部の上部から底部に向けて延びる折り返し部とを備え、
    上記開閉手段は、上記折り返し部および上記本体部の対向するそれぞれの内面部分に跨るように設けられており、
    上記切り込み線は、上記本体部に形成されているとともに、
    上記折り返し部と上記第2パネルとの間には、物品を挿入するための挿入口が形成されている、請求項7に記載の物品収容袋。
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