JP2017222371A - 電子レンジ加熱用包装袋 - Google Patents

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【課題】 その目的とするところは電子レンジで加熱により発生した包装袋内の蒸気が速やかに包装袋の外に排出され、電子レンジの庫内から取り出す際にも内容物の汁が零れることなく、安全に加熱調理できる電子レンジ加熱用包装袋を提供することにある。【解決手段】 少なくとも周縁に上下に対向して配された上端接合部と、下端接合部と、左右に対向して配された側端接合部と、を備えた電子レンジ加熱用包装袋において、側端接合部に蒸気抜き手段形成部を備え、蒸気抜き手段形成部は、蒸気口形成用接合部及び液漏れ防止領域を備え、蒸気口形成用接合部は、側端接合部の一部が外方から内方に凹んだ形状であり、液漏れ防止領域は、蒸気口形成用接合部の外縁に連続した切り込みがない未接合部からなることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋である。【選択図】 図1

Description

本発明は、液体、粘体あるいは、これらに固体が混在する内容物を密封包装するために用いられ、電子レンジで加熱するときに破裂を起こさず、速やかに蒸気が包装袋の外に排出され、自動的に内圧を低下させ、内容物が噴き零れることなく、安全に加熱調理できる電子レンジ加熱用包装袋に関するものである。
従来、調理済あるいは半調理済等の食品、たとえば、肉まん、あんまん、シュウマイ、餃子、ハンバーガー、ホットドック、スパゲティー、焼きそば、焼きうどん、ビーフン等の調理済めん類等をプラスチック製の包装袋に収納して、食べるに際して電子レンジにより加熱調理する包装食品が市場に出回っている。また、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品をプラスチック製の包装袋に収納して、食べるに際して電子レンジにより加熱調理する包装食品も多く市場に出回っている。最近、このような食品を収納する包装袋には、電子レンジで包装袋ごと加熱する際、食品から発生する蒸気や内部空気の熱膨張により包装袋内部の内圧が上昇して包装袋が破裂することのないように包装袋に蒸気抜き手段が形成され使用者に利便性を与える包装袋が多く使われている。
このような包装袋は蒸気抜き手段が形成されているので電子レンジで加熱する場合に袋に蒸気抜き穴を開けたり、包装袋の隅部を一部切取ったりする手間がなく使用者にとって便利なものであり、例えば、サイドシール部の上方に通蒸部が形成され、通蒸部は、袋本体部の幅方向において袋本体部の内方に向けて窪む窪み部分を有した蒸気抜きスタンディングパウチが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この通蒸部は窪み部分を有しているために充填から流通に至る過程においてスタンディングパウチのハンドリングの際、窪み部分が別の商品の窪み部分等に引っ掛かり取り扱いが不便であり、著しい場合には包装袋に引っ掛かり傷をつける等の破袋の原因を誘引する危惧がある。
また、袋本体部分のサイドシール部分の上方に通蒸シール部分および未シール部分を有する通蒸部分を形成し、通蒸シール部分は、袋本体部分の幅方向の外側から内側に向けて窪む形状を有し、未シール部分は、通蒸シール部分の窪む形状の部分において通蒸シール部分と連続して形成され、未シール部分を構成するシートに切り込みを有する蒸気抜きスタンディングパウチが開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、未シール部分には切り込みを有するために電子レンジ加熱後、電子レンジの庫内から取り出す際、未シール部分が有する切り込みから内容物の汁が零れるという不具合がある。また、切り込みを形成するための工程が増えるという問題もある。
WO2013/133092号公報 特開2013−256323号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは電子レンジで加熱により発生した包装袋内の蒸気が速やかに包装袋の外に排出され、自動的に内圧を低下させ破裂することがなく、電子レンジの庫内から取り出す際にも内容物の汁が零れることなく、安全に加熱調理できる電子レンジ加熱用包装袋を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、電子レンジにより加熱するための袋であって、少なくとも周縁に上下に対向して配された上端接合部と、下端接合部と、左右に対向して配された側端接合部と、を備えた電子レンジ加熱用包装袋において、前記側端接合部に蒸気抜き手段形成部を備え、前記蒸気抜き手段形成部は、蒸気口形成用接合部及び液漏れ防止領域を備え、前記蒸気口形成用接合部は、前記側端接合部の一部が外方から内方に凹んだ形状であり、前記液漏れ防止領域は、前記蒸気口形成用接合部の外縁に連続した切り込みがない未接合部からなることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋である。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装袋において、前記未接合部の外縁が前記蒸気口形成用接合部の両側の基部が連接する前記側端接合部の外縁間に仮想接線を引いたとき、前記仮想接線よりも内側に後退していることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋において、前記電子レンジ加熱用包装袋が、前記上端接合部と対向する下端に上下方向の断面視逆V字状の底部を備えた自立袋であることを特徴とするものである。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋は、電子レンジで加熱により発生した包装袋内の蒸気が速やかに包装袋の外に排出され、自動的に内圧を低下させ破裂することがなく、電子レンジの庫内から取り出す際にも内容物の汁が零れることなく、安全に加熱調理できる。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態の要部説明図であって、(イ)は図1の円内拡大図、(ロ)はB−B線断面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の積層体の構成例を示す説明図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態を示す正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態の要部説明図であって、(イ)は図1の円内拡大図、(ロ)はB−B線断面図、図4は本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の積層体の構成例を示す説明図であり、図中の1は電子レンジ加熱用包装袋、2は上端接合部、3は下端接合部、4、5は側端接合部、5a、5bは側端接合部外縁、6は蒸気抜き手段形成部、61は蒸気口形成用接合部、61a、61bは基部、61cは蒸気口形成用接合部外縁、61dは突端、62は未接合部、62aは未接合部外縁、63は仮想接線、7はノッチ、8は胴部、8a、8bは胴材、9は底部、9aは底材、10は積層体、11は基材層、12は中間層、13は熱融着性樹脂層、14、15は接着層、Rは液漏れ防止領域をそれぞれ示す。
図1は本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態を示す正面図、図2は図1のA−A線断面図である。
本発明に係る一実施形態の電子レンジ加熱用包装袋1は、電子レンジにより加熱するための袋であって、図1、図2に示すように、2枚の略四角形の積層体10からなる胴材8aと8bを対向させて重ね合わせ、周縁を熱接着し、少なくとも周縁に上下に対向して配された上端接合部2と、下端接合部3と、左右に対向して配された側端接合部4、5を備えた構成である。さらに上端接合部2と対向する下端には積層体10からなる底材9aを内側に折り込んで挿入し舟形状の下端接合部3で熱接着され、上下方向の断面視逆V字状の底部9と、対向して配された胴材8a、8bで構成された胴部8を備えた自立袋である。なお、上端接合部2は内容物を充填するまでは未接着の開口部となっており、この開口部より内容物を電子レンジ加熱用包装袋1内に充填した後、熱接着して上端接合部2を形成して密封包装するものである。
側端接合部4の上部には電子レンジ加熱用包装袋1を開封するためのノッチ7が形成されている。側端接合部5には蒸気抜き手段形成部6を備え、蒸気抜き手段形成部6は、蒸気口形成用接合部61及び液漏れ防止領域Rを備える。蒸気口形成用接合部61は、側端接合部5の一部が外方から内方に凹んだ形状である。液漏れ防止領域Rは、蒸気口形成用接合部61の外縁に連続した未接合部62からなり、未接合部62には切り込みがない。
図3は、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の一実施形態の要部説明図であって、(イ)は図1の円内拡大図、(ロ)は(イ)に示したB−B線における断面図である。図3を参照しながらさらに本発明に係る一実施形態の電子レンジ加熱用包装袋1の要部について詳述する。蒸気抜き手段形成部6は、蒸気口形成用接合部61及び液漏れ防止領域Rを備える。蒸気口形成用接合部61は、側端接合部5の一部が外方から内方に凹んだ山形の形状であり、山形の形状の頂上には突端61dを備える。この突端61dを備えることにより電子レンジ加熱した際、加熱により発生した蒸気の熱や内圧により蒸気口形成用接合部61の突端61dが、先ず、剥離開始し接合部の剥離後退が起こり、剥離後退が未接合部62に達すると未接合部62より蒸気が速やかに電子レンジ加熱用包装袋1の外に排出されるという効果を奏する。また、突端61dは、電子レンジ加熱用包装袋1を形成する上端接合部2、下端接合部3、側端接合部4、5のどの内端と比べても、電子レンジ加熱用包装袋1の中心から最も近い位置になるように配することが好ましく、蒸気口形成用接合部61の山形の形状の裾野に基部61a、基部61bを備え、基部61a及び基部61bは側端接合部5に連接している。
液漏れ防止領域Rは、蒸気口形成用接合部外縁61cに連続した未接合部62からなり、未接合部62は、胴部を構成する胴材8aと胴材8bが2枚に分離し、外気と連通している。また、未接合部62を構成する胴材8a及び胴材8bのいずれにも切り込みがない。図3(イ)に示すように未接合部外縁62aは外方から内方に湾曲しており、蒸気口形成用接合部61の両側の基部61a、61bが連接する側端接合部5の側端接合部外縁5a、5b間に仮想接線63を引いたとき、未接合部外縁62aにおいて内方に向かう最下点より仮想接線63に下した垂線の長さをαとすると仮想接線63よりも内側に長さα後退している。また、未接合部外縁62aにおいて内方に向かう最下点と突端61dの外縁間の長さをβとするとα<βの関係を満足することが好ましい。未接合部62の外縁を湾曲させることなく直線とすることもできるが突端61dの外縁から未接合部外縁62aまでの長さがα+βとなり、長くなるために電子レンジ加熱時に発生した蒸気が排気され難くなるため、未接合部外縁62aは仮想接線63より内側に後退させることが好ましい。特に、基部61aと基部61bとの間の距離をγとした場合、α+β≦γとなるのが好ましく、一般的な包装袋の大きさを考慮した場合、1mm≦α≦10mm、より好ましくは3mm≦α≦7mm、7mm≦β≦20mm、より好ましくは10mm≦β≦15mm、10mm≦γ≦30mm、より好ましくは15mm≦γ≦20mmである。
本発明は、蒸気抜き手段形成部6は、蒸気口形成用接合部61及び液漏れ防止領域Rを備え、蒸気口形成用接合部61は、側端接合部5の一部が外方から内方に凹んだ形状であり、液漏れ防止領域Rは、蒸気口形成用接合部外縁61cに連続した未接合部62からなり未接合部62には切り込みがない構成を要旨とするものであり、その主旨を逸脱しない範囲において、蒸気抜き手段形成部6の構成は限定されるものではない。また、包装袋の形態においても一実施形態に示した自立袋以外の袋形態にも適用でき、電子レンジ加熱用包装袋1は、三方シールタイプ袋、四方シールタイプ袋、ピロータイプ袋等の平袋でもよい。本発明の電子レンジ加熱用包装袋1は未接合部62に切り込みがないので電子レンジ加熱後、電子レンジから袋を取り出す際、内容物の汁等の零れを防止できる効果を奏する。
また、本発明の一実施形態の電子レンジ加熱用包装袋1は、図示しないが、未接着で開口部を備えた上端接合部形成予定部分より内容物を充填し、その後、上端接合部2で熱接着し密封された包装体を電子レンジ加熱すると加熱により発生した蒸気の熱や内圧により蒸気口形成用接合部61の突端61dより接合部の剥離後退が起こり、剥離後退が未接合部62に達すると未接合部62より蒸気が速やかに電子レンジ加熱用包装袋1の外に排出され、蒸気抜き手段形成部6より自動開封される。未接合部外縁62aが仮想接線63よりも内側に後退していることにより、未接合部62が閉塞することなく蒸気がスムーズに排出されるので自動的に内圧を低下させることができ電子レンジ加熱用包装袋1が破裂することがない。また、電子レンジ内から取り出す際にも未接合部62に切り込みがないので未接合部62の胴材8aと胴材8bが密着し、その閉塞効果により内容物の汁が零れることなく、安全に加熱調理できる。
次に、本発明の電子レンジ加熱用包装袋1を形成する積層体10の構成例について図4を参照しながら説明する。積層体10は、図4に示すように、順に基材層11、印刷層、接着層14、中間層12、接着層15、熱融着性樹脂層13を備えた構成である。中間層12は内容物や包装体の殺菌条件や包装体の輸送条件等を勘案して適宜設けるものであり、条件により省略できる層である。なお、印刷層は図示していない。
基材層11としては、耐熱性を有し、通常、電子レンジによる加熱に耐える材質あれば、特に、限定されるものではない。例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、シリカ蒸着延伸ナイロンフィルム、アルミナ蒸着延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールコート延伸ポリプロピレンフィルム等のいずれか、またはこれらの2つ以上を積層した複合フィルムが使用できる。また、基材層11の厚みは10μm〜50μm、好ましくは10μm〜30μm程度である。
中間層12としては、基材層11で示したフィルムやエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等が使用される。
また、熱融着性樹脂層13を構成する樹脂は、通常、電子レンジによる加熱に耐えるものであれば使用できる。例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体またはアイオノマー等樹脂を使用できる。
熱融着性樹脂層13はこれらの樹脂を押出ラミネート法により形成しても良いし、予め、Tダイ法またはインフレーション法等により製膜したフィルムとして、基材層または中間層とドライラミネート法あるいは押出ラミネート法等により積層しても良い。熱融着性樹脂層13の厚さは、20μm〜100μm程度が好ましい。
また、熱融着性樹脂層の樹脂としては、とりわけ、低温時(0℃)および常温時(25℃)において十分なシール強度があり、電子レンジ加熱時(90℃以上)にシール強度が低く、速やかに剥離する性質を有する樹脂として、プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂を主成分とする樹脂組成物からなるものを使用することが好ましい。
次に、基材層11と熱融着性樹脂層13、基材層11と中間層12と熱融着性樹脂層13との積層は押出ラミネート法、ドライラミネート法等の通常のラミネート法により積層され、接着層14、15とは押出ラミネート法に使用されるポリオレフィン系樹脂等の接着樹脂層、ドライラミネート法に使用される例えば、ウレタン系2液反応型接着剤等の接着剤の層である。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋1は、積層体10を使用して、製袋することにより自立袋、四方シールタイプや三方シールタイプの包装袋に製造することができる。その後、開口部とされた上端接合部形成予定部分より内容物を充填し、熱接着して上端接合部2となし包装体が製造される。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を更に説明する。
〔実施例1〕
厚さ12μmのアルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルム、厚さ70μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをウレタン系2液反応型接着剤でドライラミネートした積層体で、図1に示すような本発明の蒸気口形成用接合部61及び液漏れ防止領域Rを備えた蒸気抜き手段形成部6を有する自立袋タイプの電子レンジ加熱用包装袋1(外寸法、上下高さ:147mm、左右幅:160mm、底部ガセット幅:41mm)を作製した。
なお、蒸気抜き手段形成部6の長さは以下の通りとした。
幅方向の長さ(シール幅+α+β): 15mm
高さ方向の長さ(γ) : 15mm
シール幅 : 3mm
未接合部の後退長さ(α) : 5mm
上記で得られた電子レンジ加熱用包装袋1に、内容物として、市販のカレー210gを入れ、上端接合部2をヒートシールして密封し包装体を作製後、120℃で30分間レトルト処理したものを、出力500W電子レンジで加熱した結果、約1分20秒後に蒸気口形成用接合部61の剥離後退した部分から蒸気が未接合部62を通過して速やかに外部に排出され、調理することができた。また、電子レンジから取り出す際に、未接合部から内容物の汁が零れることなく、安全に取り出すことができた。
1 電子レンジ加熱用包装袋
2 上端接合部
3 下端接合部
4、5 側端接合部
5a、5b 側端接合部外縁
6 蒸気抜き手段形成部
61 蒸気口形成用接合部
61a、61b 基部
61c 蒸気口形成用接合部外縁
61d 突端
62 未接合部
62a 未接合部外縁
63 仮想接線
7 ノッチ
8 胴部
8a、8b 胴材
9 底部
9a 底材
10 積層体
11 基材層
12 中間層
13 熱融着性樹脂層
14、15 接着層
R 液漏れ防止領域

Claims (3)

  1. 電子レンジにより加熱するための袋であって、
    少なくとも周縁に上下に対向して配された上端接合部と、下端接合部と、左右に対向して配された側端接合部と、を備えた電子レンジ加熱用包装袋において、
    前記側端接合部に蒸気抜き手段形成部を備え、
    前記蒸気抜き手段形成部は、蒸気口形成用接合部及び液漏れ防止領域を備え、
    前記蒸気口形成用接合部は、前記側端接合部の一部が外方から内方に凹んだ形状であり、
    前記液漏れ防止領域は、前記蒸気口形成用接合部の外縁に連続した切り込みがない未接合部からなることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋。
  2. 前記未接合部の外縁が前記蒸気口形成用接合部の両側の基部が連接する前記側端接合部の外縁間に仮想接線を引いたとき、前記仮想接線よりも内側に後退していることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  3. 前記電子レンジ加熱用包装袋が、前記上端接合部と対向する下端に上下方向の断面視逆V字状の底部を備えた自立袋であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
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