JPH03124581A - マイクロ波食品パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロ波オーブン（電子レンジ）用の食品
パッケージに係わり、特にマイクロ波オーブン内での加
熱後に流動自在な状態でパッケージから分配すべき食品
のための食品パッケージに関するものである。

従来技術、および発明が解決しようとする課題マイクロ
波オーブン内で各種の食品を調理するために極めて多く
のパッケージ・デザインや用具が案出されている。しか
し若干の食品は、マイクロ波オーブン内で均等に加熱し
且つマイクロ波オーブン内での加熱後に分配することが
困難である。

これは、融解され流動自在な状態で分配されるべきプロ
セスチーズのような食品について特に然りである。プロ
セスチーズ用の在来のマイクロ波食品パッケージには、
硬質のカップ状容器が包含されている。この種デザイン
の場合には、カップ状容器内に包有されるプロセスチー
ズの外側部分が内側部分よりも早く加熱される傾向があ
る。従って、チーズを流動自在の（例えば液体の）状態
に変えるためにチーズの外側部分が焦げて容器の側面に
こびり付く傾向がある一方で、内側部分が容器の底に「
たまる」。これは、浪費されるエネルギおよび食品、な
らびにマイクロ波オーブン内での加熱後利用可能な融解
チーズの減量の諸点から非効率的で望ましくない。また
、融解チーズの全てを用具なしに容易且つ完全に容器か
ら分配することも困難であり、従って用具が利用できな
い場合には更に多くの食品が浪費されがちになる。

更に、再利用が望まれる場合、この種のパッケージおよ
び／または用具をきれいにすることは退屈な上に時間の
浪費である。

ソースの如き用途のプロセスチーズのような若干の食品
に関連する別の課題は、マイクロ波オーブン内での加熱
中に食品から放出される可能性のある水蒸気のような気
体である。調理中にパッケージが開いていると、食品が
パッケージからこぼれ、明らかな望ましくない諸結果を
もたらす。逆に、調理中にパッケージがシールされて食
品の損失が防止されると、加熱中に放出される気体が不
都合に高いレベルの圧力をパッケージ内に生成する可能
性があり、パッケージに突然孔があくと、また恐らく望
ましくない諸結果をもたらす。

この種の食品パッケージに関連する更に別の課題は、パ
ッケージが直接の手での接触には余りに熱くなり過ぎる
傾向があることによる、マイクロ波オーブン内での加熱
後にパッケージと食品とを取扱うことのそれである。更
にまた食品は、急速に熱くなるのみならず、加熱後の適
宜な分配に備えて余りにも急速に冷却して熱を浪費する
傾向もある。食品が加熱されない状態において流動自在
でなければ、食品の余りに急速な冷却により、パッケー
ジからの食品の分配が妨げられる可能性がある。

課題を解決するための手段 本発明によれば、マイクロ波オーブン内で食品を加熱し
て流動自在な状態の食品を分配するためにある量の食品
を包有するパッケージが得られる。

パッケージには、対向する端部ならびに、マイクロ波オ
ーブン内での食品の概ね水平な布置に適応する上側部お
よび対向する下側部を備えた、食品を容れる室を有する
バッグが包含されている。マイクロ波オーブン内での加
熱後、流動自在な状態の食品を分配すべく、室に連通ず
るバッグ内のオリフィスを形成するために装置が設けら
れている。

室内の蒸気圧を解放すべく、マイクロ波オーブン内で食
品が加熱される際に室を通気させるために装置が設けら
れている。また、マイクロ波オーブン内で食品が加熱さ
れた後にバッグを扱い得る如くすべく、バッグの上側部
の少なくとも一部分を絶縁させるために装置も設けられ
ている。

更にまた、本発明によれば、食品と組み合わせて上述の
マイクロ波食品パッケージが得られる。

本発明を、種々の図における類似部分を同様の参照数字
で示すようにした添付図面について更に説明する。

実施例および作用 ここで第１図〜第４図について説明する。図には、全体
として参照数字１０で表示した本発明によるマイクロ波
食品パッケージが示されている。

一般に、マイクロ波食品パッケージ１０には、たわみ性
のマイクロ波透過性高分子材料で構成されたバッグまた
は小袋１２が含まれる。この材料はなるべくなら、シー
トをそれ自体の上に折り重ね且つ側縁１４ａ、１４ｂお
よび端縁１６ａ。

１６ｂに近接する対向面の整合部分を接合して密閉室１
８を形成することによってバッグ１２を形成し得るよう
なものであることが望ましい。接合は、シート材料を一
緒にヒートシールすることにより、もしくは適当な接着
剤の使用により、または他の何れか適宜の方法によるな
どして達成することができる。あるいはまた、２枚以上
の別個のシート（図示せず）を−緒にシールして室１８
を形成することにより、もしくは管状構造体の両端をシ
ールすることによるなどして、バッグ１２を別の形態に
構成することもできる。

本発明の好適な実施例においては、それ自体にヒートシ
ール自在な内層（図示せず）と、ヒートシール自在な層
に強さと支えを付与し且つ食品を防護する水分の障壁と
しても作用する外層（図示せず）との二つの層を有する
高分子フィルムでバッグが構成されている。下記は、ヒ
ートシール自在な層を構成するに適した材料の非限定的
な一覧表である。

ポリプロピレン、中密度ポリエチレン、イオノマー、ヒ
ートシール自在なポリエステル、コポリエステル、また
はポリエステルとコポリエステルとの配合物。

下記は、支持層を構成するに適した材料の非限定的な一
覧表である。

ポリプロピレン、ポリエステルおよびナイロン。

若干の用途においては、冷蔵を必要としない「保存性」
食品における如く、パッケージ内に置かれた場合の食品
の保存寿命を伸ばすためフィルム内に酸素遮断層（図示
せず）を組み込むことが必要であろう。酸素遮断層はな
るべくなら、摩耗やその他の損傷から酸素遮断層を防護
するため、ヒートシール自在な層と支持層との中間に位
置させることが望ましい。酸素遮断層はなるべくなら、
ｌａｌｍ且つ室温において、２４ｈにつき１ｍ２当たり
１５．５ａｎ”以下の酸素透過度を有することが望まし
い。この酸素遮断層は、ポリ塩化ビニリデン（ＰＶＤＣ
）またはエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）のよう
な、何れか適宜の材料で構成することができる。

フィルムは、各層を同時押出しすること、適宜の接着剤
を以て各層を積層すること、または同時押出しと積層と
の組合せによるなどして構成することができる。

室１８は一般に厚さが均等で幅広く、平たんで比較的薄
く、食品２０の受容に適している。バッグ１２は、上側
部２２と、対向する下側部２４とを備えている。なるべ
くなら側縁１４ａ、１４ｂは、側縁１４ａ、１４ｂを横
切る方向の、上側部２２の概ね中間位置にフラップ２６
が形成されるように、端縁ｌｅａ、１６ｂに近接して接
合されることが望ましい。

バッグ内の室１８には、マイクロ波オーブン内で加熱さ
れてオリフィス３０を経て分配されることを要望される
何れか適宜の食品２０を満たすことができる。必要によ
り、オリフィス３０を経て食品２０を分配する場合、そ
れは流動自在な状態でなければならない。本発明の目的
のために、用語「流動自在」は、液体、流体または固体
でありながらオリフィスを経て食品を流しまたは押し出
し得るようにさせる軟度を有する物質を包含して考える
ものとする。下記は、本発明のマイクロ波食品パッケー
ジ内に用い得る食品の非限定的な一覧表である。

プロセスチーズ、アイスクリーム上飾り、オランデーズ
ソース、バーベキューソース、オリエンタルホットソー
ス、熱いインスタント朝食品、シロップ、パスタソース
、クリームソース、グレービー、サラダ用ドレッシング
、チリ、バタ、スープ。

バッグには、マイクロ波オーブン内での加熱後パッケー
ジからの食品を分配するため、室とパッケージの外部と
に連通ずるマイクロ波食品パッケージ内のオリフィスを
形成する装置が包含されている。本発明の図示の実施例
においては、マイクロ波オーブン内での加熱後に食品を
分配する予備成形されたオリフィス３０がバッグ１２に
包含されている。オリフィスには、室１８と連通し且つ
バッグの外部のフラップ２６を通って延びる通路３２が
含まれる。あるいはまた、オリフィスをバッグのどこに
でも形成してバッグを構成することもできるが、その場
合バッグのフラップ２６は省略しても良い。

あるいはまた、予備成形されたオリフィスを包含せずに
、食品の加熱の間またはその後にオリフィスをバッグに
形成する装置を包含してバッグを構成することもできる
。貯蔵中に食品を汚染や劣化から防護し、食品のバッグ
からの逸出を防止し、必要の際、食品の分配のためにオ
リフィスが開き得るようにすべく、食品の加熱中、予備
成形されたオリフィス３０を閉鎖するために装置が設け
られる。この閉鎖装置はなるべくなら、貯蔵中の食品の
劣化を防止するため、気密シールを備えることが望まし
い。例えばフラップ２６におけるバッグ１２の端縁１６
ａ、１６ｂを、側縁１４ａから側縁１４ｂに至るまでシ
ールすれば良い。バッグの側縁は、オリフィスを開放す
るためのフィルムの引裂きを容易にさせるべく端縁１８
ａ、１６ｂから隔置された整列した切欠きなど（図示せ
ず）を包含することもできる。あるいはまた、矢張りフ
ラップの端縁の除去を容易にしてオリフィスを開放する
ために孔明けもしくは弱化された線（図示せず）を端縁
から隔置してフラップ２６に形成しても良く、またはネ
ック部分を横断方向に横切ってバッグの外部にテープも
しくは類似の部材（図示せず）を接着させても良く、あ
るいは開封ストリップをフラップ内に接着させてオリフ
ィスを開放するのを助けても良い。また、オリフィスを
横切り感圧接着テープの如きもの（図示せず）をバッグ
に付着させ、次いで食品を分配するために除去しても良
い。

また、食品が水分やその他の気体をにじみ出させる際に
生成される蒸気圧を解放すべく、食品の加熱中にバッグ
の室を自動的に通気させるためにも装置が設けられる。

この通気装置によれば、室１８の早期破裂と食品の逸出
とを防止する、室からのガスの制御された排出が得られ
る。

本発明によるパッケージは、調理中に水蒸気およびその
他の蒸気の逸出を可能にさせるため、フォークを用いる
などして、せん刺により通気できるが、なるべくならパ
ッケージは、食品の加熱中にパッケージを自動的に通気
させる装置を包含することが望ましい。バッグを通気さ
せる上記装置には、当初、手で除去し得るカバー（例え
ば感圧接着剤塗布テープの如きもの）により閉鎖される
バッグ内の（オリフィス３０のような）予備成形された
開口部も含まれ得る。しかしなるべくなら、通気させる
上記装置が、バッグの一部分と熱連通するようにバッグ
の少なくとも上記一部分を形成する感熱材料、またはそ
の付近、に接着されたマイクロ波感受体材料の付着物を
包含する通気部材３４を含むことが望ましく、食品のマ
イクロ波加熱中にそのマイクロ波感受体材料がマイクロ
波放射への暴露により加熱され、通気部材内またはその
回りへ自動的に通気孔を形成または開口させる。家庭用
マイクロ波オーブンに通常使用される２、　　４５０Ｍ
Ｈ！の放射に対するマイクロ波感受体材料の付着物は、
非金属の（例えば重合体の）結合剤内に分散された非金
属のマイクロ波吸収粒子（例えば黒鉛、カーボンブラッ
ク、酸化鉄またはフェライト）を含むことができ、この
付着物は１０〜３００μの範囲内の厚さを有し、粒子は
、１９８７年２月３日付で発行され、ここに参考までに
編入された、「自己通気蒸気気密性マイクロ波オーブン
・パッケージ」と題する米国特許第４゜６４０．８３８
号に示す如く、付着物の重量に対し少なくとも１０％を
構成する。付着物の厚さの範囲を５０〜１０００μまた
はそれ以上に拡大して、別の構成および／または材料を
使用することもできる。

しかし、感受材料はなるべくなら、バッグへ直接にコー
ティングされ、または適宜の接着剤でバッグに接着され
た重合体のフィルムへコーティングされた、正方形につ
き５０〜３００Ωの範囲（望ましくは正方形につき約１
００Ω）、の表面抵抗を有するアルミニウムの金属蒸気
コーティングであることが望ましい。熱可塑性フィルム
のような感熱材料をバッグ１２が含み、蒸気付着物で接
着された金属もしくは接着剤でフィルムへ直接に接着さ
れた感受性粒子を感受体材料が含む場合には、マイクロ
波による付着物の加熱によって、付着物が接着されたフ
ィルムの部分が軟化され且つ弱化され、従ってその部分
がバッグ内の水蒸気や蒸気の圧力の影響で、パッケージ
を破裂させ且つ漏えいさせる可能性がある。粒子からの
熱で弱化される感熱材料へ接着層が感受体材料を接着さ
せる場合、上記接着層は、良好な伝熱をもたらす程に薄
肉（望ましくは１０〜２０μ）であるべきである。

バッグ１２へ接着された重合体のフィルムへ感受体材料
が接着される場合、マイクロ波による付着物の加熱によ
って生ずるバッグの軟化および弱化画部分の破裂は、バ
ッグ内の水蒸気もしくは蒸気の圧力の影響を受けて、ま
たはフィルムが加熱されて付着物の下でフィルムの引裂
きを生ずる際にフィルムの一方もしくは双方が収縮する
ため、あるいは双方の原因のために、生ずる可能性があ
る。

感受体材料自体もしくはそれが接着されている重合体フ
ィルムならびにフィルムをバッグに接着させている接着
剤が蒸気に対して不通気性でありながら、感受体材料も
しくは接着剤が加熱されると軟化され且つ弱化される場
合には、開口部、スリットまたは刻み目のような、バッ
グ内の弱点上に感受体材料やフィルムを位置させること
ができる。このように用いる場合には、上記感受体材料
を蒸気不通性の熱可塑性フィルムで覆うこともできる。

このようにする際には、覆っている熱可塑性フィルムや
感受体材料が上にコーティングされたフィルムが感受体
材料の加熱によって軟化もしくは弱化される可能性があ
り、あるいは感受体材料を通り、もしくはフィルムと感
受体材料とをバッグ１２の弱点の上に接着させている無
充てんの接着層を通って横方向に通気が生起される可能
性がある。

感受体材料自体もしくは感受体材料が接着されている重
合体フィルムはまた、熱軟化自在なバッグ１２を形成す
る材料の層間のシールに沿って接着することもでき、従
って、マイクロ波エネルギによるパッケージ内での食品
の調理中の層の加熱により、バッグ１２内の蒸気圧の故
の破裂に対するシールが得られる。

感受体材料は、パッケージの自己通気性を使用者に知ら
せる欧数字メツセージや明確なパターンを形成すること
ができる。バッグへ直接に布置されるか、バッグへ接着
された予備成形シートからカットされるかして、マイク
ロ波エネルギを集結させるように感受体材料を付形する
こともできる。

感受体材料は、その外観だけでパッケージが自己通気で
あることを使用者に想起させ、且つ通気が形成しても何
もこぼれないようにパッケージをオーブン内に位置付け
させるべく、独特の形状を備えることができる。こうし
た理由から、通気部材の感受体材料やその他の部分は極
めて目立たせることができ、通気部材へ使用者の注意を
向けるようにバッグやパッケージにしるしを布置するこ
とができる。感受体材料や通気部材は、パッケージを市
販する会社を識別させる標識や商標の形状を備えること
もできる。

マイクロ波感受体材料は、適宜の接着剤でバッグへ接着
された、金属蒸気でコーティングされたフィルムの長方
形部片の形態をとることもできる。

蒸気コーティングされたフィルムや、バッグを形成する
重合体フィルムの表面シートは、金属蒸気コーティング
の加熱により軟化されて、マイクロ波エネルギによる食
品の加熱中にバッグ内の水蒸気や蒸気の圧力のためにフ
ィルムの上記表面シートや蒸気コーティングされたフィ
ルムの破裂を生じさせ、従って通気部材はバッグ内の過
剰な水蒸気や蒸気の圧力を逃れさせると共に、食品の加
熱を強化するため、充分な水蒸気や蒸気をバッグ内に保
持する。

なるべくなら、且つ第１図に示す如く、オリフィス３０
の通路３２の遠位端の片側に、またはそれに近接して、
通気部材３４を位置決めすることが望ましい。この端は
、室１８内に食品が置かれた後に予めシールされる。マ
イクロ波オーブン内での加熱中、通気部材３４は、オリ
フィスが開くように通路の遠位端の対面するシールされ
た面の間の接合を軟化させるが、以下に示す如く、要す
ればフラップ２６の両側に通気部材３４を付着させても
良い。

マイクロ波オーブン内での加熱直後におけるバッグとそ
の内容物との取扱いを可能にさせ、且つまた食品が加熱
された後に食品が分配されるまでのパッケージの保熱能
力を強化すべく、パッケージを絶縁するためにも装置が
設けられる。図示の実施例においては、絶縁装置が、ポ
リプロピレン発泡体の連続的なたわみ性シート３６の形
態をなしている。しかし、所望の絶縁特性を有する何れ
の材料を利用しても良い。この発泡シート３６はバッグ
の下側部２４へ付着され、バッグ１２の端部３８，４０
を囲み、バッグの上側部２２をこえてフラップ２６まで
両端を延伸させている。この絶縁シート３６は、マイク
ロ波オーブン内で遭遇する高温に耐え得る適宜の接着剤
により、または機械的なりリップのような他の何れかの
方法によってバッグ１２に固定することができる。

ここに説明した本発明の実施例の何れにおいても、広告
、識別、説明またはその他の目的のため、１個所以上の
位置でマイクロ波食品パッケージの外部に、１枚以上の
ラベル（図示せず）を接着または付着させることができ
る。あるいはまた、しるし、標識またはその他類似のも
のを、絶縁層を含むパッケージの最外側の層へ直接に刷
り込むこともできる。

使用中、図示のマイクロ波食品パッケージ１０の実施例
は、バッグ１２の下側部２４を下向きにしてマイクロ波
オーブン内に置かれる。これにより、室１８とその中の
食品２０とが概ね水平な状態に置かれ、食品は概ね均等
な厚さを備える。加熱の際、室内での蒸気圧の増大によ
り、バッグの上側部が持ち上げられる可能性がある。オ
リフィス３０はバッグの上側部２２の中間に位置してい
るので、オリフィスが持ち上げられて、バッグの高い個
所に置かれる。従ってオリフィス３ｏが開放されると食
品２０は、重力により、パッケージ１０から逸出しない
ようにされる。バッグ内の食品２０の水平な状態と概ね
均等な厚さとにより、食品は、前に論じたような在来の
カップ状の容器による焦げつきや不平均な加熱なしに、
マイクロ波オーブンで均等に加熱することができる。

ここで用いる場合、用語「感受体」は、マイクロ波エネ
ルギを吸収し且つマイクロ波エネルギを顕熱に転化する
ことのできるマイクロ波相互作用材料の層を包含する支
持体を指すものとする。

ここで用いる場合、用語「マイクロ波相互作用」は、材
料に当たるマイクロ波エネルギの可成りの部分を吸収し
且つ／または反射する材料を指すものとする。

ここで用いる場合、用語［マイクロ波シールド」は、食
料品へ直接に透過されるマイクロ波エネルギの量を減少
させるため、食料品の回りに形成し得るマイクロ波反射
材料を指すものとする。

ここで用いる場合、用語「マイクロ波透過性」は、マイ
クロ波の強さまたは方向の左程の変化なしに、そこにマ
イクロ波を透過させ得る材料を指すものとする。

第５図および第６図は、加熱およびマイクロ波オーブン
からの取出し後のパッケージの形状を示す。オリフィス
３０は開放されているので、食品を分配する好適な方法
は、フラップ２６と整合するバッグの下側部２４の横断
線の回りにバッグ１２と室１８とを折り畳むことである
。次いで、第７図に示す如く、折り畳まれた室１８を圧
搾して、オリフィス３０を通り、室から食品２０を強い
て流出させる。次いでパッケージは棄却できる。これに
より、食品のほぼ全てを加熱し且つ用具を使用せずにパ
ッケージから分配することができる。

通気部材３４を通路３２の遠位端ないしその近くに取り
付けて図示しであるが、室１８に近い端のような、通路
の長さに沿った任意の位置に通気部材３４を取り付ける
ことは、本発明の精神と範囲とに属するものである。こ
のような場合、食品を分配すべく通路の遠位端を開放す
るために、ここで前に述べた引裂きストリップ、孔明き
もしくは弱化線などのような、別の方法を用いることも
できる。

本発明によるマイクロ波食品パッケージの一例において
は、イリノイ（Ｉｌｌｉｎｏｉｓ）州、シカゴ（ｃｈｉ
ｃＢｏ　）のモルトン・ティオコル（ＭｏｒｔｏｎＴｈ
ｉｏｋｏｌ　）社から入手可能なアトコート（＾ｄｃｏ
ｌｅ）７６Ｔ１９８接着剤（フィルムの乾燥重量、２７
３ｍ３　（３，００Ｏｆ−）当たり０．９１〜１、　３
６ｋｇ１　　（２〜３１ｂ＋）で、ミネソタ（Ｍｉｎｎ
ｅｓｏｔｉ　）州、セント・ホール（ＳＬＰａａｌ　）
のミネソタ・マイニング・アンドφマニュファクチャア
リング・カンパニー　（Ｍｉｎｎｅｓｏｔａ　Ｍｉｎｉ
ｎｇＩｌｎｄ　Ｍａｎｕｆａｃｌｏｒｉｎｇ　Ｃｏｍｐ
ａｎ７　）から入手可能な厚さ０．０１３ｍｍ　（０，
０００５２ｉｎ）の［スコッチパー（Ｓｃｏｔｃｈｐａ
ｒ　）　Ｊ　　（商標名）２７０８ブランド・フィルム
の支持層から成るＰＶＤＣ側部を、テキサス（Ｔｅｘａ
ｓ　）州、オレンジ（Ｏｒａｎｇｅ）のジ工−ムズ祷り
バー・コーポレーション（ＪａｍｅｓＲｉｖｅｒ　Ｃｏ
ｒｐ、　）のクラウン・ア゛ドパンスト・フィルム・デ
イビジョン（ｃｒｏｗｎ　Ａｄｖ■ｃｅｄ　Ｆｉ１ｍ旧
ｗｉｓｉｏｎ）から入手可能な厚さ０．　０２５ｍｍ（
０，０Ｏ１ｉｎ）のＣＰ１３６ポリプロピレン・フィル
ムのヒートシール層へ積層させることにより、シートが
構成された。［マイクロフオーム（Ｍｉｃｒｏｌｏ＠ｍ
　）　Ｊなる商標名の下にペンシルバニア（Ｐｅｎｎｓ
７１ｙａｎｉａ）州、チャッズ・フォード（ｃｂａｄｄ
ｓ　Ｆｏｔｄ　）のアメチック・インコーホレーテッド
（＾ｍｅｊｅｋ　Ｉｎｃ、　）から入手可能な厚さ１、
　５９ｍｍ　（０，０６２５ｉｎ）のポリプロピレン発
泡体から成る絶縁層が、バッグ・フィルムの外側（ポリ
エステル）に対する、イリノイ（Ｉｌｌｉｎｏｉｓｅ　
）州、ダウナーズ・クローブ（Ｄｏｗｎｅｒ”　ｓ　Ｇ
ｔｏｙｅ）のライヒホルト・ケミカルズ拳インコーポレ
ーテッド（Ｒｅｉｃｂｈｏｌｄ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ。

Ｉｎｃ、）のスイット・アドヒーシブス・デイビジョン
（Ｓｖ…＾ｄｈｅ山ｅｇ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎｓ　）から
入手可能なスイット（ＳｗｉＨ）第４８８０３号ブラン
ドの感圧接着剤で、第１図に示す如くバッグ内に形成さ
れた際に前述したフィルムの外部に積層された。

厚さ０．０１４ａｍ　（０，０００５７ｉｎ）（７）ｒ
ス：＋ッチ、パー（Ｓｃｏｔｃｈｐａｔ　）　Ｊ　　（
商標名）８６０９６ブランド・フィルムを「スコッチパ
ー （Ｓｃ＋Ｎｃｈｐａｔ　）　Ｊ　　（商標名’）２７０
８ブランド・フィルムの代りに用いることもできる。

代替的な構成においては、フラップの両側でバッグの上
側部に別個の絶縁シート（図示せず）を付着させること
もできる。この種の構成においては、フラップ２６をつ
かんでバッグを持ち上げることにより、マイクロ波オー
ブンからバッグ１２を取り出すことができ、従ってバッ
グは、（第６図に示す如（）概ねフラップと反対側の下
側部２４の横断線の回りで、それ自体の上へ自動的に折
り重ねられる。これにより絶縁シートは、バッグの露出
面の反対側に置かれる。次いでバッグは絶縁シートでつ
かまれ、圧搾されて食品を分配する。

第８図〜第１１図は、絶縁シート３６も補強シートの形
態をとるようにした、本発明の代替実施例を示す。補強
シート３６は、食品の分配中の室の圧搾を助けるに充分
な強固さをバッグに付与する。図示の実施例の場合、絶
縁シートは、コルゲーションを外方に向けた、１枚の単
一面の段付きチップボードの形態をとっている。このシ
ートは、バッグ１２の端部３８，４０で湾曲し且つたわ
み性であり、従ってバッグの上側部２２上の部分は、バ
ッグの下側部上の部分ヘヒンジ止めで連結されている。

食品の分配は、バッグの下側部上のシート３６の部分に
向かい、バッグの上側部上のシート３６の部分を押圧す
ることによって助けられる。

この実施例の場合室１Ｂは、第６図に示す様態でそれ自
体の上に折り重ねられてはいない。言うまでもなく、望
むならば、絶縁シートとは別に補強シートを備え、絶縁
シートの上方または下方でパッケージに取り付けること
もできる。単一面の補強シートのコルゲーションはなる
べ（なら、（第１１図における如く）外方へ向けられる
か、または（第１２図における如く）二重面か、の何れ
かであるべきである。

第１３図および第１４図は、オリフィス３０と通気部材
３４とがバッグ１２′の一方の端部に位置し、オリフィ
スが室１８と連通ずるようにした本発明の実施例１０′
を示す。絶縁および補強シー　ト３６’が設けられ、そ
れが、（本発明の意味の範囲内では依然概ね水平である
カリ横たわった位置にバッグを支えるための隆起４２を
包含しながら、オリフィス３０を有するバッグの端部３
８′を上方へわずかに傾けて、通気部材３４が破裂した
後のバッグからの食品の逸出を防止する。

バッグ１２の上側部２２上にある絶縁および補強シート
３６′の部分は、バッグの下側部２４上のシート３６′
の部分に向かい押圧されて室を圧搾し、オリフィスを経
て食品を分することができる。

第１５図および第１５Ａ図は、第１図に示す如く、バッ
グ１２の下側部２４にマイクロ波シールド部材または層
４４が付着されるようにした、本発明の別の実施例１０
′を示す。このマイクロ波シールド部材４４は、さもな
ければマイクロ波シールドがマイクロ波放射に対して完
全に不透過性となるので、パッケージに向けられたマイ
クロ波放射を減衰させ得る薄い金属はくのような、何れ
か適宜のマイクロ波シールド材料で構成すれば良い。何
れにせよシールドは、バッグの中央部と相対的に、その
周縁部における加熱の速度を低減させることにより、室
中の食品の均等な加熱を容易にさせる。図示の実施例に
おいては、シールド４４が、支持ペーパ支持体に積層さ
れた厚さ０．００７６ｍｍ　（０，０００’３ｉｎ）の
アルミニウムはくの層と、スイット（Ｓｗｉｆｔ　）ブ
ランド４８８０３接着剤でバッグ接着された積層品とで
構成されている。このペーパ支持体によれば、取扱いや
パッケージへの付着作業中功比較的薄く且つ弱い金属は
くに対する機械的支持が得られる。はくにひび割れやし
わが生ずると、マイクロ波オーブン内での食品の加熱中
にアーク発生が起こる可能性がある。図示の如く、シー
ルドには中央開口部４６が包含されている。あるいはま
た、０．０７６ｍ（０，００３ｉｎ）のアルミニウムは
くのような、より厚い金属はくを使用しても良い。

シールド４４は、概ね均等な厚さの平たんな室と相まっ
て、食品の周縁部が過剰量のヌイクロ波エネルギに曝露
しないようにさせると共に、バッグの中央部の食品の全
く妨害されない加熱を可能にさせるべく作用する。言う
までもなく、シールドの大きさ、形状、厚さ、位置、お
よび数量は、特定の用途について効果的と見なされる通
りに変動させて良い。

下記は食品の均等な加熱にっていの、シールド層４４の
効果を説明するための、本発明によるマイクロ波食品パ
ッケージの三つの比較例である。

・比較例１（シールドなし） 第１図〜第７図に示す如く、ポリエチレンの側部と一緒
に、「スコッチパーク（Ｓｃｏｔｃｈｐａｋ）　Ｊ（商
標名）タイプ５で作られた１０２ｍ１０２ｍｍＸ１５２
’Ｘ６’）のフィルムをヒートシールすることにより小
袋が作られた。スコッチパーク（Ｓｃｏｊｃｈｐ８ｋ）
　　＃　５フイルムは厚さ０．０５１ｍｍ（０，００２
ｉｎ）で、ポリエステルの層とポリエチレンの層とで作
られている。小袋は、底部と二つの側部との周りを約１
．　２ｍｍ　（０，５ｉｎ）　、頂部を約３．８固（１
，５ｉｎ）ヒートシールされて７６鵬×１０８閣（３’
　Ｘ４．５’　）の室を形成した。１１３ｇ！　（４Ｑ
１）のチーズ拳ホイズ（ｃｈｅｅｓｅ　Ｗｈｉｓ）ブラ
ンドのプロセスチーズ（イリノイ（ｌｌｌｉｎｏｉｓｅ
）州、グレンビュー　（Ｇｌｅｎｖｉｅｖ）のクラフト
φインコーポレーテッド（Ｋｒａｆｔ　Ｉｎｃ、）から
入手可能）が、頂部周縁部をシールする直前に室内に置
かれた。

充満された小袋の（小袋が平らに置かれた際の）頂部が
、レーザ・ブレードにより、中央で切り開かれて、水蒸
気を逸出させ得る長さ１３ｍ＋ｓ（０，５ｉｎ）のスリ
ットが形成された。次いで小袋が６００Ｗのマイクロ波
オーブン内で４５ｓの間、全出力をもって加熱され、そ
の後チーズ・ホイズ（ｃｈｅｅｓｅ　Ｗｈｉｘ）の温度
が、小袋の四隅および小袋の中心で、イリノイ（Ｉｌｌ
ｉｎｅｉｓ）州、ローリング・メドウズ（Ｒｏｌｌｉｎ
ｇ　ｌｌｅａｄｏｗｓ）のジョーン・フルーグ・マヌフ
ァクチャリング・カンパニー・インコーホレーテッド（
Ｊｏｈｎ　ＦＩＩｌｋｅ　Ｍｘｎｕｆｍｃｔｕｒｉｎｇ
Ｃｏ、　、　Ｉｎｃ、　）から入手可能なフルーグ（Ｒ
ａｋｅ）　　５２に／Ｊ　（Ｊ型）熱電対を用いて測定
された。次いでサンプルが、６００Ｗのマイクロ波オー
ブン内で別の４５ＦＩの間、全出力を持って加熱され、
温度が、上述の如く各隅と中心とにおいて再び測定され
た。結果は第１表に示されている。シールドは全く使用
されなかった。

・比較例２（シールド使用） 第二の小袋が上述の如（に作られ且つ充満された。２０
ポンドのさらしクラフト紙に積層された０、００７６ｍ
ｍ　（０，０００３ｉｎ）のアルミニウムはくで作られ
た複合材から成るシールド材料が８３■Ｘ１２１ｍｍ　
（３，２５’　ｘ４．７５’　）の長方形に切断され、
スイット（Ｓｗｉｍ）　　＃　４８８０３接着剤で、小
袋に対するペーパサイドを備えた小袋に積層された。こ
の複合材は、バージニア（Ｖｉｒｇｉｎｉａ）州、リッ
チモンド（Ｒｉｃｈｍｏｎｄ）のレイノルズ・メタルズ
・カンパニー　（Ｒｅｙｎｏｌｄｓ　Ｍｅｔ＠１ｓＣｏ
、）から示された通りに入手可能である。充満された小
袋が加熱され、温度が上述の如くに測定された。その結
果は第１表に記録されている。（スリットは例１におけ
る如くに作られ、シールドは、第１５図における如く小
袋の底部にあった。）・比較例３（部分的にシールド使
用） 第三の小袋が第１図に示した如くに作られ且つ充満され
た。例２のシールド材料が用いられたが、シールド材料
のほぼ中央に４５ｍｍＸ８３ｍｏ＋例１に示された如く
、４５Ｓおよび９０ｓにおいて測定された。結果は第１
表に記録されている。

（スリットは例１における如くに作られ、シールドは、
小袋の底部にあった。） 例２および例３は、食品のコーナ温度が上昇し過ぎて焦
げ付きを生ずることがシールド層によって防止されるこ
とを示している。例３は、周縁部から中央部までの、食
品の均等な加熱を示している。

第１６図および第１７図は、第１３図および第１４図に
示したそれと類似の、本発明の実施例１０′を示すが、
この場合、絶縁シールド３６′には、左程の補強性のな
い発泡体のシートが含まれている。更に、フラップの片
側には、下側部２４と同じ側に、補助フラップ４８が設
けられる。

マイクロ波オーブン内へ水平に置かれた場合補助フラッ
プ４８は、図示の如く、概ね直立の位置へフラップ２６
を押しやる。このようにして食品は、食品の加熱中、ま
たは通気部材３４により生ずる破裂後の、オリフィス３
０を経由する濡出や「浸出」を防止される。

第１８図〜第２０図は、トレイ部分５０を包含する本発
明の実施例１０′を示す。このトレイ部分５０は、真空
成形、ブロー成形、射出成形、エンボス成形、常温成形
、または他の何れか適宜の方法によるなどして形成する
ことができる。フィルム５６は、積層されまたはトレイ
部分５０ヘシールされて、食品２０の受容のための密閉
室１８を形成する。この種の構成は、室を食品で満たし
、次いで室をフィルム５６でシールドする上で、重要な
製造上の利点を備えている。図示の如く、積層されまた
は、トレイ部分５０に、且つまたフラップ２６を形成す
る中間部分で互いに、シールされた２組のシール５６ａ
、５６ｂがフィルム５６に含まれ、室５０は、フラップ
２６の近くで互いに連通ずる容器５２．５４に分割され
ている。前述の如く、通気部材３４と絶縁部材３６′　
とが設けられている。食品２０は、第２１図および第２
２図に示す如く、フラップ２６の反対側の予備成形され
た横断方向折り線５８の回りでトレイ部分５０をそれ自
体の上に折り畳み、且つ容器５２゜５４を一緒に圧搾す
ることにより、分配することができる。

第１８図〜第２０図に示す実施例に従って構成されたマ
イクロ波食品パッケージ１０′の一例には、ライスコン
シン（Ｗｉｓｃｏｎｓｉｎ）州、二ニー・ロンドン（Ｎ
ｅｗ　Ｌｏｎｄｏｎ）のカーウッドψインコーボレーテ
ッド（ｃａｒｖｏｏｄ　Ｉｎｃ、）から入手可能な、厚
さ０．１９ｍｍ　（０，００７５ｉｎ）のカーロン（ｃ
ｕｒｌｏｎ）　ＨＫ　−２８ナイロン／イオノマー　フ
ィルムで構成されたトレイ部分と、厚さ０．０７６ｍｍ
　（０，００３ｉｎ）のカーロン（ｃａｒｔｏｎ）ＭＫ
Ｓナイロン／イオノマー　フィルムで構成された頂部フ
ィルムとが包含される。

従って本発明のマイクロ波食品パッケージによれば、マ
イクロ波オーブン内の食品の貯蔵と均等な加熱のため、
および用具を用いずに流動自在な状態の食品を効率的に
分配し、その後パッケージを棄却し得るようにするため
の、効果的な容器が得られる。マイクロ波オーブン内で
の加熱の直後にそのパッケージを取り扱うことができ且
つ食品を分配することができ、あるいは、加熱された食
品を絶縁されたパッケージ内に保持しながら食品の分配
を遅延させることもできる。

ここに本発明を、その幾つかの実施例について説明した
。説明した諸実施例について、本発明の範囲を逸脱する
ことな（数多くの変更をなし得ることは、当業者には明
白であろう。例えば、本発明は更に、前述の部分・で述
べた如く、多量の食品との組合せにおいて、マイクロ波
食品パッケージが包含される。更にまた本発明のマイク
ロ波食品パッケージは、長手方向もしくは対角線方向の
折り線で、または多数の折り線で、あるい、はパッケー
ジ上の何れか所望の場所に位置する折り線で構成されて
も良く、特に、折り線をオリフィスと整合させる必要は
ない。同様に、マイクロ波シール部材は、有利と考えら
れる通りに、パッケージの単数または複数の任意の個所
に位置させることができる。オリフィス３０はパッケー
ジ上のどこにでも位置することができ、特にオリフィス
は、フラップ２６に沿った任意の横断個所に位置するこ
とができる。オリフィスは、円筒状の管またはノズルの
ような、食品を分配することを容易にさせる注ぎ口から
成る硬質な部材で構成することができる。最後に、パッ
ケージおよび／またはバッグ４ １２の形状は、円形状、三角形状、へ角形状、円筒状な
ど、所望のままに変えることもできる。従って本発明の
範囲は、本願書に記載された構造体に限定されるもので
はなく、フレイムの言語で説明された構造体およびそれ
らの構造体の同等物によってのみ限定されるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるマイクロ波食品パッケージの等角
図である。 第２図はある量の食品を包有する第１図のマイ第３図は
マイクロ波オーブン内での食品が流動自在の状態に加熱
され且つ通気部材が破裂した後の第２図のマイクロ波食
品パッケージの拡大部分断面図である。 第４図は第２図のマイクロ波食品パッケージの面４−４
についての拡大部分断面図である。 第５図は部分的に切り欠いた第１図のマイクロ波食品パ
ッケージの平面図である。 第６図はマイクロ波オーブン内での〃加熱後の、パッケ
ージをその下側部の横断線の回りに折り畳んだ、第５図
のマイクロ波食品パッケージの側面図である。 第７図はマイクロ波オーブン内での加熱後に分配された
第１図のマイクロ波食品パッケージの食品の等角図であ
る。 第８図は本発明のマイクロ波食品パッケージの代替実施
例の等角図である。 第９図は第８図のマイクロ波食品パッケージの側面図で
ある。 第１０図は食品がマイクロ波オーブン内で加熱されてオ
リフィスが開放された後の第９図のマイクロ波食品パッ
ケージの側面図である。 第１１図は第１０図の補強シートの拡大部分図である。 第１２図は第１１図の補強シートの代替実施例の拡大部
分図である。 第１３図は本発明のマイクロ波食品パッケージの更に別
の代替実施例の平面図である。 第１４図は第１３図のマイクロ波食品パッケージの側面
図である。 第１５図はマイクロ波シールド部材を有する本発明のマ
イクロ波食品パッケージの更に別の代替実施例の底面図
である。 第１５Ａ図は第１５図のマイクロ波食品パッケージの部
分断面図である。 第１６図は本発明のマイクロ波食品パッケージの別の代
替実施例の部分的に切り欠いた平面図である。 第１７図は第１６図のマイクロ波食品パッケージの面７
−７についての断面図である。 第１９図は第１８図のマイクロ波食品パッケージの面１
９−１９についての横断面図である。 第２０図は第１８図のマイクロ波食品パッケージの面２
０−２０についての縦断面図である。 第２１図は食品が分配されている第１８図のマイクロ波
食品パッケージの等角図である。 第２２図は分配オリフィスに整合する下側部の横断線の
回りに折り畳まれた第１８図のマイクロ波食品パッケー
ジの側面図である。 １０：マイクロ波食品パッケージ １２：バッグ １８二室 ２０：食品 ２２：上側部 ２４：下側部 ３０ニオリフイス ３４：通気部材 ３８．４０：端部 ４４：マイクロ波シールド部材 ５０ニドレイ部分 ５６：フィルム ５８：折り線。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）マイクロ波オーブン内で食品を加熱して流動自在
   な状態の食品を分配するためにある量の食品を包有する
   パッケージにして、 （ａ）対向する端部ならびに、マイクロ波オーブン内で
   の食品の概ね水平な布置に適応する上側部および対向す
   る下側部を備えた、食品を容れる室を有するバッグと、 （ｂ）マイクロ波オーブン内での加熱後、流動自在な状
   態の食品を分配するため、前記室に連通する前記バッグ
   内のオリフィスを形成する装置と、 （ｃ）前記室内の蒸気圧を解放するため、マイクロ波オ
   ーブン内で食品が加熱される際に前記室を通気させる装
   置と、 （ｄ）マイクロ波オーブン内で食品が加熱された後に前
   記バッグを扱い得るようにするため、前記バッグを絶縁
   させる装置とを含むパッケージ。
2. （２）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、前記バッグ内に開口部を形成する前記装置が
   、オリフィスにして前記バッグ内に予備成形され、マイ
   クロ波オーブン内で食品を加熱する前に前記オリフィス
   を閉鎖し且つ流動自在な状態の食品を分配するために前
   記オリフィスを開放する装置を備えるオリフィスを包含
   するようにしたマイクロ波食品パッケージ。
3. （３）請求項２に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、食品の加熱後に前記オリフィスを開放する前
   記装置が、前記室を通気させる前記装置を包含するよう
   にしたマイクロ波食品パッケージ。
4. （４）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、前記オリフィスが前記バッグの前記上側部に
   沿って中間に位置し、前記オリフィスと整合する前記バ
   ッグの前記下側部の横断線の回りに前記室を折り畳むこ
   とができ、前記室の折り畳んだ部分が圧搾されて前記室
   からの食品を前記オリフィスを経て分配するようにした
   マイクロ波食品パッケージ。
5. （５）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、食品を分配するために前記室と連通する流出
   口が前記オリフィスに包含されるようにしたマイクロ波
   食品パッケージ。
6. （６）請求項５に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、前記通気装置が前記流出口の遠位端に位置す
   るようにしたマイクロ波食品パッケージ。
7. （７）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   にして、補強シートを包含し、前記補強シートが一緒に
   圧搾されて前記室からの食品を分配するようにしたマイ
   クロ波食品パッケージ。
8. （８）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   において、前記バッグの前記下側部を形成するトレイ部
   分と、前記トレイ部分へシールされて前記バッグの前記
   室および前記下側部を形成するフィルムとを前記バッグ
   が包含し、前記オリフィスと整合する横方向の折畳み線
   を前記トレイ部分が包含するようにしたマイクロ波食品
   パッケージ。
9. （９）請求項１に記載されたマイクロ波食品パッケージ
   にして、前記室内の前記食品の各部をマイクロ波エネル
   ギから選択的にシールドしてパッケージ全体にわたる食
   品の均等な加熱を容易にさせるために前記バッグへ取り
   付けられたマイクロ波シールド層を包含するマイクロ波
   食品パッケージ。