JP2011088662A - レトルト食品用包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】レトルト食品を包装するパウチ状の包装体と、そのパウチ状の包装体を外側から覆う外箱状の包装体とを具備するレトルト食品用包装体に関し、煩雑な構成となることがなく、且つ内容物の注出のための煩雑な作業を要することもなく、加熱後のパウチに手を触れることなく内容物を容易に注出することができるレトルト食品の包装体を提供することを課題とする。
【解決手段】加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチと、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチに外嵌されるスリーブとで構成され、該スリーブがパウチに外嵌された際に、前記スリーブがパウチに止着されるように構成されていることを特徴とするレトルト食品用包装体を提供するものである。
【選択図】図10

Description

本発明は、レトルト食品用包装体、さらに詳しくは、レトルト食品を包装するパウチ状の包装体と、そのパウチ状の包装体を外側から覆う外箱状の包装体とを具備するレトルト食品用包装体に関する。
一般に、レトルト食品は、パウチと称される密封用の易開封性の包装袋に包装されており、さらに、そのパウチが外箱に収容されてレトルト食品の包装体が構成されている。このようなレトルト食品は、湯煎によって加熱される他、電子レンジ等のマイクロ波によっても加熱されるが、加熱の際には、パウチが外箱から取り出され、パウチのみが加熱されることとなる。
しかしながら、上記のようなパウチは、一般に合成樹脂製フィルムにアルミニウムをラミネートしたアルミラミネートフィルム等の素材によって構成されているため、湯煎やマイクロ波の加熱によって熱くなり、加熱後のパウチを湯煎の鍋や電子レンジから取り出す際に手で把持する作業を行いにくいという問題がある。
また、パウチを引き裂いて開封を行う際、パウチの胴部分が熱いために、熱が比較的伝わりにくい側縁のシール部分等を把持しながら引き裂き開封操作を行う場合があるが、シール部分は面積が小さいので手で把持するのに不十分であり、またパウチを構成する素材であるアルミラミネートフィルムが撓むことで、開封口や切れ端で手が汚れることもあった。
さらに、内容物をパウチから注出する場合、一般にはパウチの底部に近い部分から順に押し出しながら注出を行うが、底部に近い部分は面積が大きいので、加熱直後にその部分を手で押し出す操作を行うのも、熱さが手に伝わるので容易ではなく、結果として押し出しながら注出を行う作業が不十分となり、内容物が不用意に飛散し、或いは内容物の注出が不十分となる等の問題が生じていた。
そこで、このような点に鑑み、たとえば下記特許文献1のような特許出願がなされている。この特許文献1に記載された発明は、当該特許文献2の明細書の段落[0002]や段落[0003]にも記載されているように、「パックを加熱した場合などに、熱くて手で押し出すことが難しい」という問題点を解決することを課題とするもので、その課題を解決するために、外装ケース5と中パックとで包装体を構成し、段落[0004]に記載されているように、「外装ケース5の上部固定部2に押し出し棒3を設け、外装ケース5の一部に切り離すための切目6を設け、外装ケース5と押し出し棒セット4の間より中パック7の引っ張り部9を出し、外装ケース5のケース押さえ部12の表裏を挟むように押さえ、引っ張り部9を引っ張り上げることで、中パック7の切り取り部8をカットした抽出部11より中身が注出されるように構成したものである。
しかしながら、外装ケース5の上部固定部2に押し出し棒3を設けるように構成すること自体、外装ケース5の製作が煩雑になるという問題がある。また、外装ケース5と押し出し棒セット4の間より中パック7の引っ張り部9を出し、ケース押さえ部12の表裏を挟むように押さえ、引っ張り部9を引っ張り上げるという一連の操作も非常に煩雑である。しかも、このような煩雑な構成において、外装ケース5と押し出し棒セット4の間より中パック7の引っ張り部9を出す作業を確実に行えるか必ずしも定かではない。
特開2003−34370号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、上記特許文献1のような煩雑な構成となることがなく、且つ内容物の注出のための煩雑な作業を要することもなく、加熱後のパウチに手を触れることなく内容物を容易に注出することができるレトルト食品の包装体を提供することを課題とする。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチと、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチに外嵌されるスリーブとで構成され、該スリーブがパウチに外嵌された際に、前記スリーブがパウチに止着されるように構成されていることを特徴とするレトルト食品用包装体を提供するものである。
スリーブをパウチに止着する手段としては、たとえばパウチの両側縁部に切欠を形成するとともに、前記パウチの切欠に係止される係止部をスリーブに形成し、該スリーブの係止部を前記パウチの切欠に係止することによって、スリーブをパウチに止着するような手段を採用することができる。この場合のスリーブの係止部は、たとえば該スリーブの内面側をシールすることによって形成することができる。
また、たとえばパウチの下部に係入突片を形成し、該係入突片を係入することができる係入孔をスリーブの下部に形成し、前記パウチの係入突片をスリーブの係入孔に係入し、且つ相互に係合可能な係合片をスリーブに形成するとともに、該係合片を係合することによってスリーブをパウチに止着するような手段を採用することもできる。
さらに、外嵌されたスリーブを、接着剤を介してパウチに接着することによってスリーブをパウチに止着するような手段を採用することもできる。
またスリーブは、たとえば紙製シートの両面側に合成樹脂製シートを設けて3層で構成することができる。
本発明のレトルト食品用包装体は、上述のように、加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチと、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチに外嵌されるスリーブとで構成されたものであるため、このような構成からなるレトルト食品用包装体をそのままの状態で、たとえば湯煎や電子レンジのような加熱手段を講じることにより、パウチを介して内容物が好適に加熱されることとなり、その一方で、スリーブは、そのような加熱手段によっても把持することができる程度の熱さにしか加熱されないので、内容物の加熱後においても、使用者がスリーブに手を触れてもパウチに手を触れる場合のような熱さを感じることがなく、手に伝わる熱さが軽減されることとなる。
従って、スリーブを把持することによって、パウチの開封操作時において、熱くなったパウチの少なくとも胴部に手を振れる必要がなく、パウチの開封作業を容易に行うことができるという効果がある。また、内容物の注出時においても、熱さが軽減されたスリーブを押圧することによってパウチも同時に押圧されることとなり、パウチ内の内容物を容易に注出することができるという効果がある。
さらに、スリーブがパウチに外嵌されるので、たとえばパウチをアルミラミネートフィルム等で構成し、スリーブを該アルミラミネートフィルムより厚手の紙等で構成することによって、パウチがスリーブに支持されることとなり、それによってパウチを構成するアルミラミネートフィルムの撓みが軽減され、その結果、パウチの開封口や切れ端から不用意に内容物が零れるのを防止することができる。
さらに、スリーブがパウチに外嵌された際に、前記スリーブがパウチに止着されるように構成されているので、スリーブからのパウチの抜け出しが阻止されることとなり、その結果、内容物の注出時にスリーブを押圧する際や、パウチの開封時にスリーブを把持する際において、パウチがスリーブから不用意に離脱することがないので、これらの内容物の注出作業やパウチの開封作業に支障を生じることがない。
さらに、スリーブを、紙製シートの両面側に合成樹脂製シートを設けて3層で構成した場合には、スリーブの内面側の合成樹脂製シートによって、その内面側の熱シール等を良好に行えるとともに耐水性が良好となり、また中央の紙製シートによって断熱効果が良好になるとともにスリーブに剛性が付与され、さらにスリーブの外面側の合成樹脂製シートによって、耐水性が良好になるとともに、断熱製も良好になるという効果がある。このように耐水性が良好となることで、たとえば湯煎で加熱するような場合に、紙製シートに水分が浸透するのを好適に防止することができる。
一実施形態としてのレトルト食品用包装体を構成するパウチの正面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 図1のC−C線断面図。 図1のD−D線断面図。 一実施形態としてのレトルト食品用包装体を構成するスリーブの正面図。 図6のE−E線断面図。 図6のF−F線断面図。 図7のG部拡大断面図。 パウチにスリーブを外嵌した状態を示す正面図。 図10のH−H線断面図。 図10のI−I線断面図。 図10のJ−J線断面図。 パウチにスリーブを外嵌した状態を示す斜視図。 内容物の注出時の操作を示す斜視図。 パウチとスリーブを分別する状態を示す斜視図。 他実施形態としてのレトルト食品用包装体を構成するパウチの正面図。 図17のK−K線断面図。 他実施形態としてのレトルト食品用包装体を構成するスリーブの正面図。 同スリーブを展開した状態を示す正面図。 図19のL−L線断面図。 図19のM−M線断面図。 パウチにスリーブを外嵌した状態を示す他実施形態の正面図。 図23のN−N線断面図。 図23のO−O線断面図。 さらに他の実施形態のレトルト食品用包装体を構成するパウチの正面図。 パウチにスリーブを外嵌した状態を示す、さらに他の実施形態の正面図。 図27のP−P線断面図。
本発明のレトルト食品用包装体は、上述のように、加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチと、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチに外嵌されるスリーブとで構成され、該スリーブがパウチに外嵌された際に、前記スリーブがパウチに止着されるように構成されているものである。
スリーブをパウチに止着する手段としては、たとえばパウチの両側縁部に切欠を形成するとともに、前記パウチの切欠に係止される係止部をスリーブに形成し、該スリーブの係止部を前記パウチの切欠に係止することによって、スリーブをパウチに止着するような手段を採用することができる。この場合のスリーブの係止部は、たとえば該スリーブの内面側をシールすることによって形成することができる。また、そのようなスリーブの内面側のシールは、たとえば紙製シートの両側に合成樹脂製シートを設けてスリーブを3層構造とし、内面側の合成樹脂製シートをシールすることによって実現できる。
さらに、たとえばパウチの下部に係入突片を形成し、該係入突片を係入することができる係入孔をスリーブの下部に形成し、前記パウチの係入突片をスリーブの係入孔に係入し、且つ相互に係合可能な係合片をスリーブに形成するとともに、該係合片を係合することによってスリーブをパウチに止着するような手段を採用することもできる。
さらに、外嵌されたスリーブを、接着剤を介してパウチに接着することによってスリーブをパウチに止着するような手段を採用することもできる。
本発明のレトルト食品用包装体を構成するパウチの材質は特に限定されるものではなく、たとえば合成樹脂製フィルムにアルミニウムをラミネートしたアルミニウムラミネートフィルムで構成することができる。また、アルミニウムラミネートフィルム以外に、たとえばポリエチレンテレフタレートフィルムとポリエチレンフィルムとを積層したような合成樹脂製のラミネートフィルムを使用することも可能である。要は、加熱手段により内容物を加熱することができる素材であることが必要である。たとえば湯煎による加熱手段を採用する場合には、パウチの素材自体が好適な熱伝導率を有する必要があることから、上記のようなアルミニウムラミネートフィルムを用いることが望ましく、また、たとえば電子レンジによる加熱手段を採用する場合には、マイクロ波を透過させる素材であることが必要なことから、上記合成樹脂製のラミネートフィルムを使用することが望ましい。
また、パウチの構造も特に限定ないが、一般には相対面するシートの周縁部がシールされた構成からなる。上下辺部及び左右の側辺部の4辺がシールされたものは4方パウチと称され、下辺部及び左右の側辺部の3辺がシールされたものは3方パウチと称されている。相対面するシートの周縁部のシール手段も特に限定されるものではなく、熱シールや超音波シール等、一般的なシール手段を採用することができる。シール部で包囲されるパウチの収容部内に収容される被収容物の種類も特に限定されるものではないが、本発明においては、湯煎や電子レンジ等によって加熱することを前提としていることから、主として食品に適用される。
このようなパウチにおいては、一般に開封時の起点となる開封起点部が形成され、そのような開封起点部としては、たとえばV字状のノッチやスリット状の切目等を採用することができる。このような開封起点部を起点として引き裂くことにより、収容部が開封されて被収容物を取り出すことのできる取出口が形成されることとなる。
パウチの両側縁部には、後述するスリーブの係止部を係止させる切欠が形成される。この切欠が形成される位置も特に限定されるものではないが、開封後においてもスリーブの係止部を係止させた状態とする必要があることから、実際には上記切欠は、パウチの両側縁部における上記開封起点部の下側に形成されることとなる。この切欠の形状も特に限定されるものではなく、たとえば平面略半円状、平面略正方形状、平面略長方形状等、任意の形状に形成される。
本発明のレトルト食品用包装体を構成するスリーブの材質も特に限定されるものではないが、加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材であることが必要であり、この観点からは、主として紙製のものが使用される。より具体的には、紙製シートの両面側に合成樹脂製シートを設けた3層構造のものを使用することができる。内面側が合成樹脂製シートで構成されるのは、上記のようなパウチの切欠に係止させるシール部を形成するためである。すなわち、スリーブの相対面する内面側が合成樹脂製シートで構成されることで、その相対面する内面側を熱等によって容易にシールすることができるのである。一方、外面側が合成樹脂製シートで構成されるのは、スリーブに耐水性を具備させるためである。すなわち、湯煎によって加熱する場合には、水分が紙に浸透するおそれがあるので、紙製シートの外面側に合成樹脂製シートを設けることで、紙への水分の浸透が好適に防止されることとなる。この場合、両面側の合成樹脂製シートとしては、たとえばポリエチレンシートのようなものを使用することができる。外面側の合成樹脂製シートには、たとえば発泡ポリエチレンからなるシートを使用することができる。
このように、スリーブの種類も特に限定されるものではなく、たとえば耐水性を有するポリエチレンコート紙、ポリエチレンラミネート紙、耐水段ボール紙等を使用することができる。また、紙以外の素材を使用することも可能であり、そのような素材として、たとえば吸水性の低い合成紙、合成樹脂製シート、プラスチック段ボール等を使用することもできる。尚、内容物を注出する際に、スリーブを折り畳むことにより、内容物が自然に注出されるようにする観点からは、スリーブは剛性を有する素材で構成されることが望ましい。
また、スリーブの形状、構造も特に限定されるものではなく、要は、パウチに外嵌することができるような筒状に形成されていればよい。ここで、「筒状」とは、上下に開口部を有する一般的な筒状の形態の他、上方のみに開口部を有するような有底筒状のような形態のものも含むことを意味する。また、下方のみに開口部を有するような形態のものをスリーブとして使用することも可能である。この場合には、スリーブの上方は、たとえばミシン目のような開封手段によって開封可能に構成することで、パウチの開封も好適に行うことができる。
尚、パウチを外嵌した状態で起立させることができるように、スリーブの側縁部には、ガゼットを形成するための折込部が形成されていることが望ましい。このようなガゼットは、側縁部の全体に形成することも可能であるが、パウチを外嵌した状態で起立させるためには、少なくとも中央付近より下側の下半部に形成されていればよい。尚、このようなガゼットを形成することは、本発明において必須の条件ではなく、加熱後に湯煎や電子レンジ等から取り出した後に、スリーブの側縁部を押圧して、強制的に折り込みを形成する等によって起立可能な形態とすることも可能である。
以下、本発明のより具体的な実施形態について、図面に従って説明する。
(実施形態1)
一実施形態のレトルト食品用包装体は、図1乃至図5に示すようなパウチ1と、図6乃至図8に示すようなスリーブ2とで構成されている。
パウチ1は、図1乃至図5に示すように、正面長方形状の表側シート3と、正面長方形状の裏側シート4とで構成されている。この表側シート2と裏側シート3とは、合成樹脂製の素材で構成されている。合成樹脂の種類は特に限定されるものではなく、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、或いはこれらの合成樹脂層を複数層に積層し、さらにアルミニウムをラミネートしたようないわゆるアルミラミネートシート等を使用することができる。また、異種の合成樹脂製シートを積層したような一般のラミネートフィルムを使用することも可能である。
表側シート3と裏側シート4との周縁部は熱シール、超音波シール等によってシールされ、その周縁部のシール部分で包囲された部分はシールされることなく、図2乃至図5に示すように、表側シート3と裏側シート4間に被収容物を収容することができる空間を有する収容部5が形成されている。本実施形態においては、パウチ1の上部、底部、及び両側部に、それぞれ上部シール部6a、側部シール部6b、6c、底部シール部6dが形成されて、収容部5を包囲する4方がシールされた、いわゆる4方パウチと称される形態のパウチ1が形成されている。4方のシール部6a、6b、6c、6dで包囲された収容部5は、図1に示すように、全体が正面略長方形状に形成されている。
パウチ1の上部の両側縁部には、図1及び図5に示すように、開封起点部であるノッチ7、7が形成されている。このノッチ7は、図1に示すように略V字状に形成されている。ただし、スリット状の切り込みによって形成することも可能である。
この開封起点部であるノッチ7の直近の下側であって、両側の側部シール部6b、6cには、図1及び図4に示すように、切欠8、8が形成されている。この切欠8、8は、図1に示すように略半円状に形成されている。このような切欠8、8を形成する必要性から、その切欠8、8の近辺より上側の側部シール部6b、6cは、その近辺より下側の側部シール部6b、6cよりも幅広に形成されている。そして、このように切欠8、8の近辺より上側と下側とで側部シール部6b、6cの幅に差があることにより、上記収容部5の切欠8、8の近辺より上側は、下側よりも幅狭に形成されている。
このようなパウチ1において、表側シート3と裏側シート4とは同じ形態に形成されている。すなわち、上記シール部6a、6b、6c、6d、ノッチ7、切欠8は、表側シート3と裏側シート4との双方にそれぞれ形成されている。パウチの性質上或いは機能上、特に表裏の区別がなされるものではないが、本実施形態では、便宜上、表側シート3と裏側シート4として説明する。
スリーブ2は、図6乃至図8に示すように、正面長方形状の表側シート9と、正面長方形状の裏側シート10とで構成されている。この表側シート9と裏側シート10とは、図9に示すように、紙製シート11と、両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されている。尚、図9では、表側シート9の3層構造を示しているが、裏側シート10も図9に示すものと同様の3層構造であり、その図示は省略する。ただし、外面側の合成樹脂製シート12aと内面側の合成樹脂製シート12bは、表側シート9と裏側シート10とで逆向きに位置しており、表側シート9と裏側シート10との内面側の合成樹脂製シート12b、12bが対面するように構成されている。そして、表側シート9と裏側シート10間は、前記パウチ1を収納しうる収納部13が形成されている。
スリーブ2は、上記のような紙製シート11と合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成された1枚のシートを、図8に示すように両側縁部14a、14bで折り曲げることによって形成され、その1枚のシートの両端部15a、15bを重ね合わせて熱等によってシールすることにより、上記のような表側シート9と裏側シート10とが形成されるとともに、全体が筒状に形成されている。また、スリーブ2の上下は、シールされることなく開口されて開口部16、17が形成されている。スリーブ2の上縁は、わずかに湾曲するような曲線状に形成され、スリーブ2の下縁は直線状に形成されている。
そして、図10乃至図13に示すように、スリーブ2がパウチ1に外嵌されてレトルト食品用包装体が構成されている。このように、スリーブ2がパウチ1に外嵌された状態において、スリーブ2の両側縁部14a、14bの上部には、図10に示すように、略半円状の係止部18、18が形成されている。そして、この係止部18、18は、図10に示すように、パウチ1の切欠8、8内に収納されている。すなわち、略半円状のスリーブ2の係止部18、18は、略半円状のパウチ1の切欠8、8よりもわずかに小さく形成されており、結果として、スリーブ2の係止部18、18がパウチ1の切欠8、8内で係止されることとなる。この係止部18、18は、表側シート9と裏側シート10とのそれぞれの内側の合成樹脂製シート12b、12b、すなわち相対面する合成樹脂製シート12b、12bを熱などによってシールすることによって形成されている。
このような構成からなるレトルト食品用包装体は、たとえば食品等の被収容物が収容部5内に収容され、湯煎や電子レンジ等によって加熱して使用されるものである。
図2乃至図5、図11乃至図13においては特に被収容物は図示していないが、実際にはパウチ1が製袋される前に被収容物が表側シート3と裏側シート4との間に充填され、4方の周縁部がシールされて上部シール部6a、側部シール部6b、6c、底部シール部6dが形成されることで、パウチ1の製袋完成時には、すでに被収容物が収容部5内に収容された状態となっている。
そして、上記のようなレトルト食品用包装体を使用する場合には、上記のようにパウチ1にスリーブ2が外嵌された状態のまま、湯煎を行うために湯を収容した鍋等に入れて加熱される。或いは、電子レンジに入れてマイクロ波で加熱される。
この場合において、レトルト食品用包装体の1つの構成部材であるパウチ1は、湯煎で加熱する場合には、アルミラミネートシートで構成されることが望ましく、そのような熱伝導率の優れたアルミラミネートシートでパウチ1を構成することで、パウチ1内の内容物を好適に加熱することができる。また、電子レンジで加熱する場合には、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の耐熱性のフィルムを含む合成樹脂製のラミネートフィルムを用いることが望ましく、そのような合成樹脂製のラミネートフィルムでパウチ1を構成することで、マイクロ波を好適に透過させることができ、パウチ1内の内容物を好適に加熱することができる。尚、電子レンジで加熱する場合、一般にはパウチを寝かせた状態で加熱されるが、本実施形態では、パウチ1の外側にスリーブ2が外嵌されてレトルト食品用包装体が構成されているので、そのレトルト食品用包装体を電子レンジ内で起立させた状態のまま好適に加熱することができる。
一方、好適に加熱されたパウチ1を、そのまま手に触れると熱さを感じ、従って、パウチ1を把持して湯煎や電子レンジから取り出す作業やパウチ1の開封作業を行うのは容易ではない。しかしながら、本実施形態では、レトルト食品用包装体の他の構成部材として、パウチ1にスリーブ2が外嵌され、そのスリーブ2は上記のように紙製シート11とその両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されているため、紙製シート11を具備するスリーブ2を把持することで、手に感じる熱さが軽減されることとなる。
従って、パウチ1には手を触れることなく、スリーブ2を把持しながら、湯煎の鍋から或いは電子レンジからのレトルト食品用包装体の取り出し作業を容易に行うことができる。このようにして取り出したレトルト食品用包装体は、一旦、台等に載置して起立されることができる。この場合において、スリーブ2の下半部には、図13に示すようにガゼット19が形成されているため、スリーブ2の下半部を容易に展開されることができ、それに伴って、パウチ1も外側に展開される状態となり。
一方、湯煎や電子レンジからの取り出し後、開封作業を行う場合には、パウチ1にはどうしても手を触れる必要があるが、その場合でも、一方の手でスリーブ2を把持しながら他方の手で開封起点部であるノッチ7を起点としてパウチ1を開封することができるので、従来のようにパウチ1の胴部には手を触れる必要がなく、ノッチ7の近傍のみに他方の手を触れるだけで開封できるので、パウチ1の開封作業に支障を生じるようなこともない。
また、パウチ1の開封後は、図14に示すように、手20でスリーブ2を押圧することによって、開封後のパウチ1の注出口21から内容物を注出することができる。すなわち、スリーブ2にはガゼット19が形成されて下半部が展開状態とされ、それに伴ってパウチ1も外側に展開状態とされているので、そのスリーブ2の下半部を押圧することによって、内容物は図14の矢印方向に移動することとなり、注出口21から内容物を注出する作業を好適に行うことができる。
このように内容物を注出した後、レトルト食品用包装体を分別廃棄する作業も容易に行うことができる。すなわち、図15に示すように、一方の手20でスリーブ2を把持し、他方の手(図示せず)でパウチ1をスリーブ2から引き抜くことによって、パウチ1とスリーブ2とを分別して廃棄することができる。この場合、上述のようにスリーブ2のシール部18がパウチ1の切欠8内に係入されているので、パウチ1のスリーブ2からの不用意な離脱は禁止されているのであるが、そのような係入状態に抗してパウチ1を引っ張ることで、スリーブ2の係止部18とパウチ1の切欠の係止状態を強制的に解除することができ、それによってパウチ1をスリーブ2から強制的に引き抜くことができるのである。
以上のように、本実施形態においては、レトルト食品用包装体の構成部材として、内容物が収容されるパウチ1とは別に、該パウチ1を外嵌するスリーブ2も構成部材とされているので、レトルト食品用包装体を加熱後に湯煎や電子レンジから取り出す作業、取り出し後の開封作業、開封後の内容物の抽出作業を、外面側が紙製のスリーブ2を把持することによってすべて行えるので、従来のようにパウチのみを把持してこれらの作業を行う場合に比べて、手に感じる熱さが著しく軽減されることとなった。
また、スリーブ2の内面側は上記のように合成樹脂製シート12b、12bで構成されているので、その相対面する表側シート9と裏側シート10の合成樹脂製シート12b、12bを熱等によってシールすることで係止部18を形成することができ、そのシール部18をパウチ1の切欠8に係止することで、パウチ1のスリーブ2からの不用意な離脱は禁止され、上記分別廃棄時のようにパウチ1を強制的にスリーブ2から引き抜かない限り、パウチ1のスリーブ2からの離脱が防止されることとなる。
(実施形態2)
本実施形態では、スリーブ2をパウチ1に止着する手段が上記実施形態1と相違している。それに伴い、パウチ1とスリーブ2の構造も上記実施形態1と相違している。
図17及び図18に示すように、パウチ1の両側縁部の下半部には窪み部22、22が形成され、該窪み部22、22の下側には係入突片23、23が形成されている。
パウチ1が、正面長方形状の合成樹脂製の表側シート3と裏側シート4とで構成されている点、パウチ1の上部、底部、及び両側部に、それぞれ上部シール部6a、側部シール部6b、6c、底部シール部6dが形成されて、収容部5を包囲する4方がシールされた4方パウチと称される形態に形成されている点、パウチ1の上部の一側縁部に開封起点部であるノッチ7が形成されている点等は、上記実施形態1と共通するため、その詳細な説明は省略する。
またスリーブ2は、図20に示すように、裏側シート10の両側に、表側シート9を構成するシート片9a、9bが連設された1枚のシートによって構成されている。表側シート9を構成するシート片9a、9bの側縁には、相互に係合可能な略半円状の係合片24a、24bがそれぞれ形成されており、前記1枚のシートを、図19に示すように両側縁部14a、14bで折り曲げ、前記シート片9a、9bの係合片24a、24bを相互に係合させることによって、図21に示すように表側シート9と裏側シート10とが形成されるとともに、全体が筒状に形成されている。
さらに、スリーブ2の両側縁部の下部には、図19、図20、及び図22に示すように、前記パウチ1の係入突片23、23が係入される係入孔25、25が形成されている。
スリーブ2が、正面長方形状の表側シート9と裏側シート10とで構成されている点、その表側シート9と裏側シート10とが、紙製シート11と、両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されている点、スリーブ2の上下が開口されて開口部16、17が形成されている点、スリーブ2の上縁は、わずかに湾曲するような曲線状に形成され、スリーブ2の下縁は直線状に形成されている点等は、上記実施形態1と共通するため、その詳細な説明は省略する。
そして、図23乃至図25に示すように、スリーブ2がパウチ1の窪み部22、22が形成された部分に外嵌されてレトルト食品用包装体が構成されている。このように、スリーブ2がパウチ1に外嵌された状態において、図23及び図24に示すようにスリーブ2の係合片24a、24bが相互に係合され、さらに図23及び図25に示すようにパウチ1の係入突片23、23がスリーブ2の係入孔25、25に係入されている。
本実施形態のレトルト食品用包装体も、上記実施形態1と同様に、パウチ1にスリーブ2が外嵌された状態のまま、湯煎を行うために湯を収容した鍋等に入れて加熱され、或いは、電子レンジに入れてマイクロ波で加熱されて使用される。そして、レトルト食品用包装体を起立させた状態のまま好適に加熱することができる。
また、本実施形態においても、スリーブ2が紙製シート11とその両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されているため、紙製シート11を具備するスリーブ2を把持することで、手に感じる熱さが軽減され、パウチ1には手を触れることなく、スリーブ2を把持しながら、湯煎の鍋から或いは電子レンジからのレトルト食品用包装体の取り出し作業を容易に行うことができる。一方の手でスリーブ2を把持しながら他方の手で開封起点部であるノッチ7を起点としてパウチ1を開封することができる点も実施形態1と同様である。
さらに、パウチ1から内容物を注出した後、スリーブ2の係合片24a、24bの係合状態を解除し、さらにパウチ1の係入突片23をスリーブ2の係入孔25から抜き取ることによってスリーブ2をパウチ1から容易に取り外すことができ、従ってレトルト食品用包装体を分別廃棄する作業も非常に容易に行うことができる。
このように、本実施形態においても、レトルト食品用包装体を加熱後に湯煎や電子レンジから取り出す作業、取り出し後の開封作業、開封後の内容物の抽出作業を、外面側が紙製のスリーブ2を把持することによってすべて行えるので、従来に比べて手に感じる熱さが著しく軽減されることとなる。
また、スリーブ2がパウチ1に外嵌された状態において、係合片24a、24bが相互に係合され、且つパウチ1の係入突片23がスリーブ2の係入孔25に係入されているので、パウチ1のスリーブ2からの不用意な離脱は禁止され、上記のように係合片24a、24bの係合状態を解除させ、且つパウチ1の係入突片23をスリーブ2の係入孔25から抜き取らない限り、パウチ1のスリーブ2からの離脱が防止されることとなる。
(実施形態3)
本実施形態では、スリーブ2をパウチ1に止着する手段が上記実施形態1、2と相違している。それに伴い、パウチ1とスリーブ2の構造も上記実施形態1と相違している。
本実施形態では、上記実施形態1の切欠8や実施形態2の窪み部22のようなものはパウチ1に形成されておらず、図26に示すように正面長方形状に形成されている。パウチ1の上部、底部、及び両側部に、それぞれ上部シール部6a、側部シール部6b、6c、底部シール部6dが形成されて、収容部5を包囲する4方がシールされた4方パウチと称される形態に形成されている点、パウチ1の上部の一側縁部に開封起点部であるノッチ7が形成されている点等は、上記実施形態1と共通するため、その詳細な説明は省略する。
またスリーブ2は、図27及び図28に示すように、1枚のシートを、折曲部26を介して折り曲げるとともに、シートの両端部15a、15bを接触させるように位置させることによって筒状に形成されているとともに、表側シート9と裏側シート10とが形成されている。そして、表側シート9と裏側シート10との内面側を、パウチ1の表側シート3と裏側シート4との外面側に、接着剤27、27を介してそれぞれ接着することによって、スリーブ2がパウチ1に止着されている。
スリーブ2が、正面長方形状の表側シート9と裏側シート10とで構成されている点、その表側シート9と裏側シート10とが、紙製シート11と、両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されている点等は、上記実施形態1、2と共通するため、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のレトルト食品用包装体も、上記実施形態1、2と同様に、パウチ1にスリーブ2が外嵌された状態のまま、湯煎を行うために湯を収容した鍋等に入れて加熱され、或いは、電子レンジに入れてマイクロ波で加熱されて使用される。ただし、実施形態1、2のように、レトルト食品用包装体を起立させた状態のまま加熱することはできない。
また、本実施形態においても、スリーブ2が紙製シート11とその両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成されているため、紙製シート11を具備するスリーブ2を把持することで、手に感じる熱さが軽減され、パウチ1には手を触れることなく、スリーブ2を把持しながら、湯煎の鍋から或いは電子レンジからのレトルト食品用包装体の取り出し作業を容易に行うことができる。一方の手でスリーブ2を把持しながら他方の手で開封起点部であるノッチ7を起点としてパウチ1を開封することができる点も実施形態1と同様である。
さらに、パウチ1から内容物を注出した後、スリーブ2をパウチ1から強制的に剥離することで、レトルト食品用包装体を分別廃棄する作業も容易に行うことができる。
このように、本実施形態においても、レトルト食品用包装体を加熱後に湯煎や電子レンジから取り出す作業、取り出し後の開封作業、開封後の内容物の抽出作業を、外面側が紙製のスリーブ2を把持することによってすべて行えるので、従来に比べて手に感じる熱さが著しく軽減されることとなる。
また、スリーブ2がパウチ1に外嵌された状態において、接着剤27を介してスリーブ2がパウチ1に接着されているので、パウチ1のスリーブ2からの不用意な離脱は禁止され、上記のようにスリーブ2をパウチ1から強制的に剥離しない限り、パウチ1のスリーブ2からの離脱が防止されることとなる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態1では、スリーブ2の相対面する合成樹脂製シート12b、12bを熱等によってシールすることで係止部18を形成し、そのシール部18をパウチ1の切欠8に係止することでスリーブ2をパウチ1に止着し、また上記実施形態2では、パウチ1の下部に係入突片23を形成し、該係入突片23を係入することができる係入孔25をスリーブ2の下部に形成してパウチの係入突片23をスリーブ2の係入孔25に係入し、且つスリーブ2の係合片24a、24bを相互に係合させることによってスリーブ2をパウチ1に止着し、さらに上記実施形態3では、接着剤27を介してスリーブ2をパウチ1に接着することによってスリーブ2をパウチ1に止着したが、スリーブ2をパウチ1に止着するための手段は、これら実施形態1乃至3のような手段に限定されるものではなく、他の手段を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、パウチ1を構成する表側シート3と裏側シート4とが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、或いはこれらの合成樹脂層を複数層に積層したようなもの等に、アルミニウムをラミネートしたようないわゆるアルミラミネートシート、或いは異材質の合成樹脂製シートを積層した合成樹脂製のラミネートシートを使用する場合について説明したが、表側シート3及び裏側シート4の材質はこれに限定されるものではなく、これら以外の素材を用いることも可能である。
さらに、上記実施形態では、パウチ1の上部、両側部、底部の4方がシールされた、いわゆる4方パウチと称される形態の構成としたが、これに限らず、たとえば上部と両側部の3方、或いは上部と一方の側部及び底部の3方がシールされた、いわゆる3方パウチと称される形態の構成とすることも可能である。
さらに、上記実施形態では、スリーブ2として、紙製シート11と両面側の合成樹脂製シート12a、12bの3層で構成したものを用いたが、スリーブ2の構造はこれに限定されるものではない。たとえば紙製シートの一面側にポリエチレン等の合成樹脂製シートを設けるとともに、他面側には発泡ポリエチレンシートを設けて3層構造とすることも可能である。さらには、紙製シートと発泡ポリエチレンシートを内側に配置し、紙製シートの外側にポリエチレンからなるシートを設けるとともに、発泡ポリエチレンシートの外側にポリエチレンテレフタレートからなるシートを設けて4層構造にすることも可能である。このような4層構造にした場合には、印刷をより鮮明に施すことができるという効果がある。さらに、紙製シートと合成樹脂製シートの2層構造とすることも可能である。
その他、本発明の意図する範囲で任意に設計変更可能である。
1 パウチ
2 スリーブ
8 切欠
11 紙製シート
12a 合成樹脂製シート
12b 合成樹脂製シート
18 シール部

Claims (5)

  1. 加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチ(1)と、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチ(1)に外嵌されるスリーブ(2)とで構成され、該スリーブ(2)がパウチ(1)に外嵌された際に、前記スリーブ(2)がパウチ(1)に止着されるように構成されていることを特徴とするレトルト食品用包装体。
  2. パウチ(1)の両側縁部に切欠(8)、(8)が形成されているとともに、前記パウチ(1)の切欠(8)に係止される係止部(18)がスリーブ(2)に形成され、該スリーブ(2)の係止部(18)が前記パウチ(1)の切欠(8)に係止されることによって、前記スリーブ(2)がパウチ(1)に止着される請求項1記載のレトルト食品用包装体。
  3. スリーブ(2)の内面側がシールされることによってスリーブ(2)の係止部(18)が形成されている請求項2記載のレトルト食品用包装体。
  4. パウチ(1)の下部に係入突片(23)が形成され、該係入突片(23)を係入することができる係入孔(25)がスリーブの下部に形成されて、パウチ(1)の係入突片(23)がスリーブ(2)の係入孔(25)に係入され、且つ相互に係合可能な係合片(24a)、(24b)がスリーブ(2)に形成され、該係合片(24a)、(24b)が係合されることによってスリーブ(2)がパウチ(1)に止着される請求項1記載のレトルト食品用包装体。
  5. スリーブ(2)が、紙製シート(11)の両面側に合成樹脂製シート(12a)、(12b)を設けて3層で構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載のレトルト食品用包装体。
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