JP3214964U - 紙製容器セット及び紙製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向に積み重ね可能な引き出し式の紙製容器を提供する。【解決手段】紙製容器10の外箱部材20の底面部には、底面部における少なくとも左右いずれか一方の端辺を基端部として易破断線で囲まれた板状の切起こし自在部30が当該底面部の平面視中央に向かって突出状に形成されており、前記切起こし自在部30は、基端部から先端側に向かう長さが外箱部材20の左右側壁部の高さと等しい腕部31と、腕部31よりも先端側に突出状に形成された舌片部と、で構成されており、外箱部材20の左右側壁部における下縁部には、舌片部が挿入可能な寸法のスリット部35が形成されている。【選択図】図5

Description

本考案は、複数の紙製容器を上下に積み重ね可能な紙製容器セット、及び前記紙製容器セットに用いられる紙製容器に関する。
従来、御菓子等を内容物とする引き出し式の紙製容器は広く使用されている。このような紙製容器は、購入後は廃棄対象となってしまうため、環境を考慮して二次利用可能なパッケージが強く求められている。
一方、例えば特許文献1には、内容物を引き出し箱部材に収容可能な容器で、かつ上下に積み重ね可能な収納箱が開示されている。
この特許文献1に開示された構成は、上向きに突出した位置固定用係止凸部を、直上の収納箱に形成された位置固定用係止凹部に係止させることによって複数の収納箱を積み重ね可能としている。
実用新案登録第3119934公報
ここで、本考案者は、引き出し式の紙製容器を二次利用可能とするために、上下に積み重ね可能として多段式の書類ケース(レターケース)とする着想に至った。しかしながら、上記のような御菓子等を内容物とする紙製容器に位置固定用係止凸部のような突出した部位を予め設けておくと、紙製容器の使用形態(一次的な利用形態)において、外観形状が異質となって採用しづらい問題があった。また、位置固定用係止凸部が使用時に潰れたり、内容物の重み等によって変形しやすかったりするため、紙製容器として取り扱いが難しいという問題もあった。
また、当初から2〜3段式の引き出し式紙製容器とすると、展開寸法が過大となってしまい、コスト高を招いてしまう。
そこで本考案は、内容物を引き出し箱部材に収容可能で、突出した部位を有さない直方体形状でありながら必要に応じて紙製容器を上下方向に積み重ねることができる紙製容器セットを提供することを目的とする。
また本考案は、上記の紙製容器セットに用いられる紙製容器を提供することを目的とする。
本考案は、直方体形状の紙製の外箱部材と、前記外箱部材の前側の側壁部に設けられた引き出し口から当該外箱部材内に挿入されており、内容物が収容可能な引き出し箱部材と、を備えた紙製容器が上下方向に積み重ね可能となっている紙製容器セットであって、上下に積み重ねられる紙製容器のうち、上側の紙製容器における前記外箱部材の板状の底面部には、当該底面部における少なくとも左右いずれか一方の端辺を基端部として易破断線で囲まれた板状の切起こし自在部が当該底面部の平面視略中央に向かって突出状に形成されており、前記切起こし自在部は、前記基端部から先端側に向かう長さが、下側の紙製容器における前記外箱部材の左右側壁部の高さと等しい腕部と、当該腕部よりも先端側に突出状に形成された舌片部と、を有しており、前記下側の紙製容器における前記外箱部材の左右側壁部における下縁部には、上側の紙製容器における前記舌片部が挿入可能な寸法の貫通孔からなるスリット部が形成されており、上記の紙製容器が上下に積み重ねられた状態では、上側の紙製容器において前記易破断線が破断されて前記切起こし自在部が前記基端部から下向きに切り起こされてなり、当該切起こし自在部の舌片部が、下側の紙製容器のスリット部に挿入され、かつ当該下側の紙製容器に収納された引き出し箱部材の下方に位置していることを特徴とする紙製容器セットである。
かかる構成における紙製容器は、例えば御菓子等を入れる土産物用の容器として一次利用する場合において外観に突出した部位のない形状であるため、紙製容器として汎用性があって利用しやすい利点がある。また、御菓子等の容器として利用した後に、空き箱となった当該紙製容器を積み重ねて引き出しラックとして二次利用する場合には、前記易破断線を破断して切起こし自在部を切り起こし、当該切起こし自在部の舌片部を下段の紙製容器のスリット部に差し込むことで上下の紙製容器を相互に固定することができる。再度述べると、切起こし自在部は易破断線を破断しない限り外部に突出することがなく、しかも前記外箱部材の底面部に形成されているため、紙製容器の外観を損ねにくい利点がある。
また、前記外箱部材の引き出し口の下縁部には、当該外箱部材における底面部に連続し、かつ当該外箱部材の中央側に向かって折り返された折り返し部が形成されている構成が提案される。
かかる構成にあって、前記引き出し箱部材は、前記折り返し部上面に載置された状態で前記外箱部材内に収容される。このため、上述のように紙製容器が上下に積み重ねられた状態で前記引き出し箱部材の下方には前記折り返し部と前記舌片部とが位置することになる。したがって、前記折り返し部が配置されることにより、前記舌片部によって生じる段差が解消され、当該引き出し箱部材を引き出したり押し込んだりした際に当該引き出し箱部材の下端が前記舌片部と干渉してしまうことを好適に回避することができる。
さらに本考案は、上述の紙製容器セットに用いられる紙製容器であって、前記外箱部材に形成されている切起こし自在部は、前記基端部から先端側に向かう長さが当該外箱部材の左右側壁部の高さと等しい腕部と、当該腕部よりも先端側に突出状に形成された舌片部と、を有しており、さらに前記外箱部材の左右側壁部における下縁部には、前記舌片部が挿入可能な寸法の貫通孔からなるスリット部が形成されていることを特徴とする紙製容器である。
かかる構成とすることにより、互いに同じ型(同じ寸法形状)の紙製容器を利用して上下に積み重ねた紙製容器セットを提供することが可能となる。
本考案にかかる紙製容器セットは、紙製容器を上下に積み重ねて位置固定することができると共に、下段の紙製容器の引き出し箱部材と下段の紙製容器のスリット部に差し込まれた舌片部とが干渉せず、引き出し箱部材をスムーズに出し入れすることができる効果がある。
また、本考案にかかる紙製容器は、単品として外観形状に突出した部位のない単純な直方体形状とすることができると共に、必要に応じて上下方向に積み重ねて相互を位置固定することができる効果がある。
実施例にかかる外箱部材を示し、(a)は天面及び前面を主に示す斜視図であり、(b)は後面及び底面を主に示す斜視図である。 外箱部材の展開状態を示す平面図である。 実施例にかかる引き出し箱部材を示し、(a)は前面を主に示す斜視図であり、(b)は後面及び底面を主に示す斜視図である。 引き出し箱部材の展開状態を示す平面図である。 実施例にかかる紙製容器セットを示し、(a)は天面及び前面を主に示す斜視図であり、(b)は後面及び底面を主に示す斜視図である。 紙製容器セットを上下方向に切断して内部の概要を示す説明図である。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。ところで、本考案を図示する際には紙厚を強調して表現するが、本考案は図示した構成に限定されることはない。
本実施例の紙製容器10は、図1に示すような直方体形状の外箱部材20と、外箱部材20に収容される図3に示すような引き出し箱部材50と、を備えている。
まず、外箱部材20について説明する。
外箱部材20は、図2に示すような一枚の厚紙からなるブランク201を組立てて直方体状に作製されてなり、具体的には、底面部24と、底面部24から立ち上がる前面側壁部(前側の側壁部)21と、前面側壁部21と連成する左右一対の左右側壁部25,25と、左右側壁部25,25と連成する後面側壁部22と、上部を覆う上面部23と、を備えている。
また、前面側壁部21には、前方に開放された引き出し口28が形成されており、引き出し箱部材50が挿入可能となっている。なお、引き出し口28の下縁部には、当該外箱部材20における底面部24に連続し、かつ当該外箱部材20の中央側に向かって折り返された折り返し部27が形成されている。
また、外箱部材20の板状の底面部24には、易破断線で囲まれた板状の切起こし自在部30が形成されている。さらに詳述すると、切起こし自在部30は、底面部24と左右側壁部25,25との境界である左右両端辺を基端部として底面部24の平面視中央に向かって突出状に形成されており、ミシン目状の易破断線を破断させることによって切り起こすことが可能となっている。
また、図1(b)に示すように、切起こし自在部30は、基端部から先端に向かって形成される幅広の腕部31と、腕部31よりも先端側に突出状に形成される幅狭の舌片部32とを有している。
ここで、腕部31における基端部から先端部までの長さL1(図1b参照)は、外箱部材20の高さL2(図1a参照)と等しい長さとなっている。
さらに、外箱部材20の左右側壁部25,25における下縁部であって、前後方向において略中央となる位置には、横長形状のスリット部35,35が各々形成されている。なお、スリット部35は、外箱部材20の内外を貫通する貫通孔によって構成されており、上述の舌片部32が外側から挿入可能な寸法形状となっている。
一方、引き出し箱部材50は、図4に示すような一枚の厚紙からなるブランク501を組立てて作製されてなる。
具体的に引き出し箱部材50は、図3に示すように、四角板形状の底板部51と、底板部51の各辺から立ち上がる前板部52、後板部53、及び左右一対の側板部54,54とを備えている。なお、前板部52の略中央には、引き出し箱部材50を外箱部材20から引き出すための指掛け用貫通孔56が形成されている。
これまでに述べた紙製容器10は、例えば御菓子を収容する容器として好適に採用可能である。
次に、上述した紙製容器10を複数備える紙製容器セット1について説明する。なお、紙製容器セット1は、紙製容器10を上下二段以上に積み重ねることが可能であり、例えばA4サイズやB5サイズ等の書類ケース(レターケース)として二次利用が可能となる。
図5に示すように、紙製容器セット1は、上段の紙製容器10における左右の切起こし自在部30,30が易破断線に沿って下向きに切り起されてなると共に、各切起こし自在部30の腕部31が下段の紙製容器10の左右側壁部25,25を外側から下向きに覆い被さり、そして、その先端の舌片部32が下段の紙製容器10の各スリット部35,35に外から差し込まれている。
また、図6に示すように、上段の紙製容器10の切起こし自在部30の舌片部32は、下段の紙製容器10のスリット部35に挿入された状態で、下段の引き出し箱部材50の下方に位置している。
かかる構成にあっては、引き出し口28に形成されている折り返し部27が底面部24に対して紙厚分だけ高段部となっており、下段の紙製容器10における引き出し箱部材50の下方に空いた紙厚分のスペースに、上段の紙製容器10の舌片部32が位置している。かかる構成とすることにより、下段の紙製容器10の引き出し箱部材50を出し入れする際に、当該舌片部32が干渉することがなく、引き出し箱部材50の出し入れ動作が円滑となる。
このように、紙製容器10は、単品での一次利用は勿論のこと、複数個を組み合わせて上下方向に積み重ねることによって整理箱、小物入れ、あるいは書類ケース(レターケース)等に二次利用することができる。
また、複数個の紙製容器10同士が組物として利用可能となるため、購入者に対して複数購入を刺激することになり、販売促進につながる利点や買い足しなどのリピート顧客を生む利点もある。
なお、上記した実施例における各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。
例えば紙製容器10の材料としては、厚紙以外でも採用可能であり、薄厚のダンボールでも構わない。
また、切起こし自在部30の形状は、特に限定されない。また、高さ寸法の異なる紙製容器10を1セットとし、下側の紙製容器10の高さ寸法と、上側の紙製容器10の切起こし自在部30の腕寸法とを揃えた紙製容器セットとしてもよい。また、切起こし自在部30は、左右一対に限られず、いずれか一方であってもよい。また、低面部24から切起こし自在部30を容易に切り起こすことができるような指掛け孔部を形成してもよい。また、引き出し箱部材50における底板部51の略中央に、上方へ切り起こされてなる切り起こし部を設け、例えば引き出し箱部材50に入れられた書類を、前記切り起こし部の上端が下から支持して書類を摘まみやすくして取り出し容易とするようにしてもよい。
1 紙製容器セット
10 紙製容器
20 外箱部材
21 前面側壁部
24 底面部
25 左右側壁部
27 折り返し部
28 引き出し口
30 切起こし自在部
31 腕部
32 舌片部
35 スリット部
50 引き出し箱部材
L1 腕部の長さ
L2 外箱部材の高さ

Claims (3)

  1. 直方体形状の紙製の外箱部材と、
    前記外箱部材の前側の側壁部に設けられた引き出し口から当該外箱部材内に挿入されており、内容物が収容可能な引き出し箱部材と、
    を備えた紙製容器が上下方向に積み重ね可能となっている紙製容器セットであって、
    上下に積み重ねられる紙製容器のうち、上側の紙製容器における前記外箱部材の板状の底面部には、当該底面部における少なくとも左右いずれか一方の端辺を基端部として易破断線で囲まれた板状の切起こし自在部が当該底面部の平面視略中央に向かって突出状に形成されており、
    前記切起こし自在部は、
    前記基端部から先端側に向かう長さが、下側の紙製容器における前記外箱部材の左右側壁部の高さと等しい腕部と、
    当該腕部よりも先端側に突出状に形成された舌片部と、
    を有しており、
    前記下側の紙製容器における前記外箱部材の左右側壁部における下縁部には、上側の紙製容器における前記舌片部が挿入可能な寸法の貫通孔からなるスリット部が形成されており、
    上記の紙製容器が上下に積み重ねられた状態では、
    上側の紙製容器において前記易破断線が破断されて前記切起こし自在部が前記基端部から下向きに切り起こされてなり、
    当該切起こし自在部の舌片部が、
    下側の紙製容器のスリット部に挿入され、かつ当該下側の紙製容器に収納された引き出し箱部材の下方に位置している
    ことを特徴とする紙製容器セット。
  2. 前記外箱部材の引き出し口の下縁部には、当該外箱部材における底面部に連続し、かつ当該外箱部材の中央側に向かって折り返された折り返し部が形成されている
    請求項1に記載の紙製容器セット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の紙製容器セットに用いられる紙製容器であって、
    前記外箱部材に形成されている切起こし自在部は、
    前記基端部から先端側に向かう長さが当該外箱部材の左右側壁部の高さと等しい腕部と、
    当該腕部よりも先端側に突出状に形成された舌片部と、
    を有しており、
    さらに前記外箱部材の左右側壁部における下縁部には、前記舌片部が挿入可能な寸法の貫通孔からなるスリット部が形成されている
    ことを特徴とする紙製容器。
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