JP3161284U - 収納箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品である中身を取り出した後もポップアップ機能による装飾部分を有し且つティッシュボックスカバーとして利用できる収納箱を提供する。【解決手段】市販のティッシュボックス3が収納できる寸法の収納箱1において、予め、切れ目と支辺とで囲んだポップアップ面4を形成しておく。そして、ポップアップ面の内、収納箱の底面には、ティッシュボックスカバーとして使用出来るよう、ティッシュボックスのティッシュペーパー取り出し口が重なるようにポップアップ面を配置する。また、切れ目は、商品である中身を取り出してポップアップするまでは、切れ目の一部が他の面と繋がるよう、繋ぎ目を設けておく。そして、繋ぎ目が切れて、商品である中身が、ポップアップ面からこぼれ落ちないよう繋ぎ目の数を増やすことで調整する。更に、前記折曲げ式のふた面が切り離せるよう、ふた面と、ふた面が付いている側面とが交わってできる線状部分にミシン目を設ける。【選択図】図5
Description
本考案は、ポップアップ機能を備えた収納箱に関するものである。
従来のお土産用、お菓子やギフト等の包装用として用いられる紙製の収納箱は、商品である中身を取り出した後は、捨てられることが多く、使用されるとしても、アクセサリーや雑貨等の小物入れとして使用される程度であった。
また、中身を取り出した後の収納箱を利用して玩具になるものや展示物として使用できる考案が開示されているが、実用的なものではなかった。
実願2008−2457号公報
特開平8−143028号公報
また、中身を取り出した後の収納箱を利用して玩具になるものや展示物として使用できる考案が開示されているが、実用的なものではなかった。
よって、入れ物としての用途以外に利用価値は低いため、中身以外に付加価値を付ける事で購買意欲を上げ、すぐに捨てられることなく2次的利用されることでエコロジーに繋がるような工夫が収納箱に望まれていた。
そして、特にお菓子やギフト等の収納箱の大きさや形状に決まりは無く、また、入れる中身の個数も自由であることから、逆に何か別商品の寸法と共通な部分があれば、汎用性が広がり、更に、収納箱の通常目立たない底面をひっくり返して使用できれば、これまでに無い商品を提供できる可能性があることに着目した。
そして、特にお菓子やギフト等の収納箱の大きさや形状に決まりは無く、また、入れる中身の個数も自由であることから、逆に何か別商品の寸法と共通な部分があれば、汎用性が広がり、更に、収納箱の通常目立たない底面をひっくり返して使用できれば、これまでに無い商品を提供できる可能性があることに着目した。
本考案は、上記の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、商品である中身を取り出した後もポップアップ機能による装飾部分を有し且つティッシュボックスカバーとして利用できる収納箱を提供することを課題とする。
請求項1に記載の考案は、内容物を出し入れする為の開口部を覆うふた部が、分離式又は折曲げ式のいずれかの構造で、且つ全体形状が正方形乃至長方形になる6面体の紙製の収納箱において、前記6面体の内、少なくとも1面には、切れ目と支辺とで囲まれ、前記切れ目線上に繋ぎ目が1ヶ所以上設けられたポップアップ面が成形されており、更に、前記収納箱は、内容物を取り出した後、ティッシュボックスを収納することで、ティッシュボックスカバーとして使用できるよう、前記収納箱に設けられたポップアップ面の1つが、ティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、前記ティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置されているポップアップ面は、収納箱の底面に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、前記折曲げ式のふた部が切り離せるよう、ふた部と、ふた部が付いている側面とが交わってできる線状部分にミシン目が設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、通常は、商品である中身を収納して包装用収納箱として使用でき、中身を取り出した後は、特に収納箱の底面を利用することにより、ティッシュボックスを収納して、ティッシュボックスカバーとして利用できる。
そして、箱をティッシュボックスカバーに兼用することで、新たなコストをかけずに製造することができる。
また、ミシン目に沿ってふた部を切り離すことによって、ティッシュボックスの高さに関係なくティッシュカバーとして利用できる。
市販のティッシュボックスが収納できる寸法の収納箱において、予め、切れ目と支辺とで囲んだポップアップ面を形成しておく。
そして、ポップアップ面の内、収納箱の底面には、ティッシュボックスカバーとして使用出来るよう、ティッシュボックスのティッシュペーパー取り出し口が重なるようにポップアップ面を配置する。
また、切れ目は、商品である中身を取り出してポップアップするまでは、切れ目の一部が他の面と繋がるよう、繋ぎ目を設けておく。そして、繋ぎ目が切れて、商品である中身が、ポップアップ面からこぼれ落ちないよう繋ぎ目の数を増やすことで調整する。
更に、前記折曲げ式のふた部が切り離せるよう、ふた部と、ふた部が付いている側面とが交わってできる線状部分にミシン目を設ける。
そして、ポップアップ面の内、収納箱の底面には、ティッシュボックスカバーとして使用出来るよう、ティッシュボックスのティッシュペーパー取り出し口が重なるようにポップアップ面を配置する。
また、切れ目は、商品である中身を取り出してポップアップするまでは、切れ目の一部が他の面と繋がるよう、繋ぎ目を設けておく。そして、繋ぎ目が切れて、商品である中身が、ポップアップ面からこぼれ落ちないよう繋ぎ目の数を増やすことで調整する。
更に、前記折曲げ式のふた部が切り離せるよう、ふた部と、ふた部が付いている側面とが交わってできる線状部分にミシン目を設ける。
このとき、市販のティッシュボックスには、そのティッシュペーパー取り出し口を有する天面が長方形タイプのものと、正方形タイプのものとある。そして、各社、巾と長さの寸法はほぼ同じ寸法であるが、高さについては、ばらつきがある。よって、それぞれのタイプの巾と長さと高さの寸法より若干大きめの収納箱にしておくことが望ましい。
本考案において、「ポップアップ」とは、図柄周囲を切れ目と支辺で囲んだ面を、支辺を軸に指で折り曲げて起こすことの出来る状態のことをいう。
また、「折曲げ式」の箱とは、フラップを折り曲げることにより開口部を覆うふた部が形成される箱のことである。
このふた部は、フラップ1枚で構成されるものに限らず、2枚以上で構成されるもの等が含まれる。
このふた部は、フラップ1枚で構成されるものに限らず、2枚以上で構成されるもの等が含まれる。
さらに、「分離式」とは、ふた部と本体部分とが別々になっている箱のことである。
以下、図面を参照して本考案に係る収納箱の1実施例を説明する。実施例1は、本考案に係るふた付きの収納箱であり、開口部が天面にあり、前記ふた部は折り曲げ式となっている。
まず、図1の収納箱1から中身2を取り出した図2において、ティッシュボックスカバーとして使用する収納箱1の底面10上に形成されるポップアップ面4をひよこの図柄にし、ティッシュボックスのティッシュペーパー取り出し口8に重なるべく図4のように配置する。
このとき、ポップアップ面4となる図柄周囲を切れ目6と支辺7とで囲み、前記切れ目線上に少なくとも1ヶ所以上繋ぎ目5を設ける。
そして、図3のように中身2を取り出した後に収納箱1の底面10を天面にした状態で、前記底面に設けたポップアップ面4の繋ぎ目5を切り外し、支辺7を軸に外側に折り曲げてティッシュボックス3を収納し、収納箱をティッシュボックスカバーとして使用する。
ここで、ティッシュボックスの高さが収納箱の高さより高い為、ティッシュボックスが収納箱内に収まりきれず、はみ出す場合は、ふた部11をミシン目13に沿って切り離し、収納箱を被せ、ティッシュボックスの下部分が出た状態で図5のように使用する。
ちなみに、ティッシュボックスの高さが収納箱の高さより低い場合、例えば収納箱の内面に目盛り線を複数設け、この目盛り線に沿って切り離せるよう工夫しても構わない。
なお、本実施例では面上に施したポップアップ面の全周囲の内、任意の寸法を支辺7として利用しているが、底面と側面との隣接する連接辺の一部を支辺としても構わない。
また、正方形タイプのティッシュボックスに対応した収納箱を示した図5の第2ポップアップ面9のように、ポップアップ面は、様々な大きさ、形状にデザインでき、ティッシュボックスのティッシュペーパー取り出し口部分として設ける以外にも収納箱の側面等に複数作成しても構わない。
そして、収納箱の各面に施す印刷は、収納箱としての表面の模様以外にもイラスト、文字、図形等をポップアップ時に利用できるよう、ポップアップ面の表面、裏面問わず、施すことができる。
なお、本考案の収納箱の材質は、加工し易く折り曲げやすい厚紙又は段ボール紙或は再生紙が望ましいが特に限定しない。
次に説明する実施例2は、本考案に係るふた付きの収納箱であり、開口部が側面にあり、前記ふた部は、2枚のフラップ11を折り曲げてなる観音開き式である。
ここで、側面とは、図6で述べると、箱の長さ15と高さ17とで囲まれた面である「長さ面」とその対面の二面または、箱の巾16と高さ17とで囲まれた面である「巾面」とその対面の二面を指し、本実施例の開口部は、「巾面」の2面の内、どちらか一方の「巾面」となっている。
この実施例において側面開口部からティッシュボックスを出し入れする場合、例えば、ティッシュボックスの高さが側面開口部の高さより高ければ、ふた部を切り離しても収納できないため、予めティッシュボックスが収納できる長さ、巾、高さの寸法にしておく。
ただし、開口部が対面にもある収納箱の場合、両方のふた部をミシン目に沿って切り離すことによって、収納箱の長さが、ティッシュボックスの長さより短くても使用できる。
そして、本実施例の収納箱において、ティッシュボックスカバーとして使用する収納箱のティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置したポップアップ面は、ティッシュボックスが収納される構造上、天面または底面に設置するのが望ましく、前記ポップアップ面の図柄および配置の仕方は実施例1と同様である。
また、ポップアップ面となる図柄周囲の囲み方および繋ぎ目の設け方も実施例1と同様である。
使用方法は、中身を取り出した後に収納箱のティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置したポップアップ面を上にして、前記ポップアップ面の繋ぎ目を切り外し、支辺を軸に外側に折り曲げてティッシュボックスを収納し、収納箱をティッシュボックスカバーとして使用する。
このように、本実施例では、ふた部は、2枚のフラップ11を折り曲げてなる観音開き式であるが、4枚のフラップを折り曲げて構成された収納箱を図示すると図7の様になり、ふた部は、用途に応じて構成して構わない。
続いて説明する実施例3は、本考案に係るふた付きの収納箱であり、開口部が天面にあり、前記ふた部は、分離式となっている。このため、分離式収納箱は、ふた部と本体部分とに分けられる。
この場合、図8において、ティッシュボックスカバーとして使用する収納箱のティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置したポップアップ面4は、ティッシュボックスが収納される構造上、ふた部11に設置または、本体部分18の底面10に設置するのが望ましく、前記ポップアップ面の図柄および配置の仕方は実施例1と同様である。
また、ポップアップ面となる図柄周囲の囲み方および繋ぎ目の設け方も実施例1と同様である。
なお、ティッシュボックスの高さが収納箱の高さより高い為、ティッシュボックスが収納箱内に収まりきれず、はみ出す場合は、ティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置したポップアップ面を有するふた部11または本体部分18をティッシュボックスに被せて使用できる。
最後に説明する実施例4は、本考案に係るふた付きの収納箱であり、ふた部と本体部分とに分かれた分離式である。
そして、本体部分は、筒状のふた部の開口部より内側にスライドされて収納される。
そして、本体部分は、筒状のふた部の開口部より内側にスライドされて収納される。
この場合、図9において、ティッシュボックスカバーとして使用する収納箱のティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置したポップアップ面4は、ふた部11の天面または底面に設置または、本体部分18の底面に設置するのが望ましく、前記ポップアップ面の図柄および配置の仕方は実施例1と同様である。
そして、ポップアップ面となる図柄周囲の囲み方および繋ぎ目の設け方も実施例1と同様である。
ここで、本体部分18のみを利用してティッシュボックスを出し入れする場合、ティッシュボックスの高さが本体部分の高さより高くても、ティッシュボックスに被せて使用可能である。
また、筒状のふた部11のみを利用してティッシュボックスを出し入れする場合、実施例であれば、巾面の巾と高さの寸法をティッシュボックスの巾と高さより若干大きくすれば、ティッシュボックスカバーとして使用可能である。
筒状のふた部の開口部が二ヶ所あり、開口部のどちらからもスライドして収納できるものであれば、収納箱の長さが、ティッシュボックスの長さより短くても使用できる。
さらに、ティッシュボックスを収納した本体部分18を、筒状のふた部11の開口部より内側にスライドして収納する場合、例えば、ティッシュボックスの高さが筒状のふた部11の開口部の高さより高ければ、収納できないため、予めティッシュボックスが収納できる長さ、巾、高さの寸法にしておく。
ところで、これまでにのべた実施例の収納箱は、長方形または正方形のティッシュボックス1個が収まる大きさであるが、ストック収納可能な収納箱として2個以上収納可能に、各寸法を調整した収納箱を作成しても構わない。
以上説明したように、好ましい実施例を挙げて本考案を説明したが、本考案はその実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々に改変できる。
1 収納箱
2 中身
3 ティッシュボックス
4 ポップアップ面
5 繋ぎ目
6 切れ目
7 支辺
8 ティッシュペーパー取り出し口
9 第2ポップアップ面
10 底面
11 ふた部
12 差し込み面
13 ミシン目
14 折り込み面
15 長さ
16 巾
17 高さ
18 本体部分
2 中身
3 ティッシュボックス
4 ポップアップ面
5 繋ぎ目
6 切れ目
7 支辺
8 ティッシュペーパー取り出し口
9 第2ポップアップ面
10 底面
11 ふた部
12 差し込み面
13 ミシン目
14 折り込み面
15 長さ
16 巾
17 高さ
18 本体部分
Claims (3)
- 内容物を出し入れする為の開口部を覆うふた部が、分離式又は折曲げ式のいずれかの構造で、且つ全体形状が正方形乃至長方形になる6面体の紙製の収納箱において、
前記6面体の内、少なくとも1面には、
切れ目と支辺とで囲まれ、前記切れ目線上に繋ぎ目が1ヶ所以上設けられたポップアップ面が成形されており、
更に、前記収納箱は、内容物を取り出した後、ティッシュボックスを収納することで、ティッシュボックスカバーとして使用できるよう、前記収納箱に設けられたポップアップ面の1つが、ティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置されていることを特徴とする収納箱。 - 前記ティッシュペーパー取り出し口と重なるよう配置されているポップアップ面は、収納箱の底面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
- 前記折曲げ式のふた部が切り離せるよう、ふた部と、ふた部が付いている側面とが交わってできる線状部分にミシン目が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002391U JP3161284U (ja) | 2010-04-09 | 2010-04-09 | 収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002391U JP3161284U (ja) | 2010-04-09 | 2010-04-09 | 収納箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3161284U true JP3161284U (ja) | 2010-07-29 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9561681B2 (en) * | 2014-02-10 | 2017-02-07 | Crayola, Llc | Foldable greeting card and tissue box cover |
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2010
- 2010-04-09 JP JP2010002391U patent/JP3161284U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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