JP3225263U - 商品陳列用箱、消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴム入り陳列用箱 - Google Patents

商品陳列用箱、消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴム入り陳列用箱 Download PDF

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Abstract

【課題】他の商品と共に収容した商品を陳列しても表示部の内容を視認し易い商品陳列用箱、表示部の内容を視認し易い消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴム入り陳列用箱を提供する。
【解決手段】複数の商品を収容可能であって上方が開放された収容空間18を形成する箱本体部2と、箱本体部2から延設された延設部3を有する商品陳列用箱1を形成する。そして、延設部3を面状に広がりを有する部分とし、一主面に表示部28が設けられたものとする。そして、延設部3は、表示部28が収容空間18から離れる方向、又は、上方を向く陳列姿勢をとることが可能であるものとする。
【選択図】図1

Description

本考案は、商品の陳列に使用する商品陳列箱に関する。また、消しゴムを陳列する際に使用する消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴムを収容した消しゴム入り陳列用箱に関する。
従来から、消しゴムやステープラーの芯等の文房具を店頭で販売する際、文房具を陳列用箱に収容した状態で商品棚に配している。このような陳列用箱として、特許文献1に開示された商品陳列装置(陳列用箱)が知られている。この商品陳列装置は、流通時に複数個の商品を内包する輸送用箱として使用可能であり、店頭での陳列時に商品を収容する箱として使用可能なものである。すなわち、輸送用箱と陳列用箱を兼ねる。
特許文献1に開示された商品陳列装置(陳列用箱)は、輸送用箱として使用する形態から、ミシン目に沿って上側の一部分を取り外すことで、陳列用箱として使用する形態となる。陳列用箱として使用する形態では、商品陳列装置は、上方が解放された箱状であり、四つの側壁部分を形成する正面板、背面板、第一側面板、第二側面板を有する。
また、これらのうち、背面板は、他の側壁部分よりも上方に長く延びており、商品を収容するための空間よりも上方に位置する突出片部を有している。
特開2008−285220号公報
ここで、図12(a)で示されるように、従来の陳列用箱300は、上記した特許文献1の商品陳列装置と同様に、商品の収容時に商品よりも上方に位置する突出片部301を有するものが一般的である。
すなわち、陳列用箱300は、正面板302、背面板303、第一側面板304、第二側面板305を備えており、背面板303を縦長の形状として、突出片部301を形成している。
そして、陳列用箱300では、突出片部301の前面に、商品名や商品の特徴、広告表記等を表示する表示部307を設ける場合がある。この表示部307は、突出片部301に所定の文字や図柄を印刷することで形成される。
ところで、文房具売り場等で消しゴムを陳列用箱300に収容して商品棚に載置するとき、図12(b)で示されるように、シャープペンシル320やボールペン321等の筆記具と同じ商品棚の棚板323に置かれることが多い。
具体的に説明すると、シャープペンシル320やボールペン321等の筆記具は、袋詰めされた状態で、商品棚の上側に設けられた係止突起328に係止され、係止突起328から垂下された状態で陳列されることがある。この場合、筆記具の下方側に位置する棚板323に陳列用箱300を載置すると、表示部307の前方にシャープペンシル320やボールペン321が位置してしまい、表示部307で表示した内容が見えない、又は、非常に見え難い状態となってしまう。
つまり、従来の陳列用箱300には、文房具売り場のように、商品の形状や陳列の仕方が異なる多くの商品を狭い空間に配置するとき、表示部307の表示が見えなくなる(又は見え難くなる)という問題があった。このような問題が生じると、表示部307に販売促進のための広告や、客の目を引かせるための装飾を表示していても、これらが十分に機能を発揮できないという問題があった。
そこで、本考案は、他の商品と共に収容した商品を陳列しても表示部の内容を視認し易い商品陳列用箱を提供することを課題とする。また、同様に、表示部の内容を視認し易い消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴム入り陳列用箱を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の考案は、複数の商品を収容可能であって上方が開放された収容空間を形成する箱本体部と、前記箱本体部から延設された延設部を有し、前記延設部は、面状に広がりを有する部分であって一主面に表示部が設けられ、前記延設部は、前記表示部が前記収容空間から離れる方向、又は、上方を向く陳列姿勢をとることが可能であることを特徴とする商品陳列用箱である。
本考案の商品陳列用箱では、箱本体部から延設された延設部が陳列姿勢をとることが可能であり、陳列姿勢では、表示部が収容空間から離れる方向、又は、上方を向いた状態となる。したがって、商品陳列用箱を配置する際に向かって手前側(客から見て手前側)に延設部を配置することで、例えば、上記したようにシャープペンシルやボールペンが上側に配置されていても、表示部の表示内容を視認し易くなる。
請求項2に記載の考案は、前記陳列姿勢では、前記表示部が前記収容空間の側方外側で上方を向き、且つ、前記表示部が水平面と平行となる、又は、前記収容空間から離れる方向で下り勾配となるように傾斜することを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用箱である。
本考案の構成によれば、人が上方から商品陳列用箱をみても表示部の表示内容を視認できる。つまり、商品陳列用箱を客の目線よりも下方側に配置しても表示部の表示内容が目に留まるので、好ましい。
請求項3に記載の考案は、前記延設部は、前記収容空間の開放部分の少なくとも一部を覆う蓋姿勢とすることが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成にでは、延設部を蓋姿勢とすることで商品を内包する箱としても使用できるので、好ましい。
前記延設部は、陳列時に商品を手に取る客からみて手前側となる位置に設けられていることが好ましい(請求項4)。
請求項5に記載の考案は、前記延設部は、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から前記陳列姿勢に移行することが可能であり、前記延設部は、前記蓋姿勢で上面となる部分の一部に前記表示部が設けられ、前記陳列姿勢では、前記延設部は、延び方向の中途部分で折り返され、前記蓋姿勢で下面となる部分同士が向き合う状態であり、且つ、延び方向の基端側部分と先端側部分とが重なる状態となることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、陳列に使用する際に延設部を小さくまとまった状態とすることで、延設部が配置の邪魔にならず、基端側部分と先端側部分とが重なった状態となることで、延設部(表示部が設けられた部分)の強度を増すことができるので、好ましい。
請求項6に記載の考案は、前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材を有し、前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部と、前記第一側壁部と前記収容空間を介して対向する第二側壁部を有し、前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部と、前記中敷底部から上方に延びる中敷立壁部とを備え、前記中敷底部が前記収容空間の底部分に敷かれ、前記中敷立壁部が前記第一側壁部の内側に隣り合う位置に配されており、前記延設部は、延設体本体部と、延び方向の先端側に位置する延設体フラップ部を有しており、前記蓋姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第二側壁部の内側に隣り合う位置に配され、前記陳列姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第一側壁部と前記中敷立壁部の間に形成された隙間に差し込まれることを特徴とする請求項5に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成では、延設体フラップ部を第一側壁部と中敷立壁部の間に形成された隙間に差し込むことで、陳列姿勢としたときの延設部の姿勢を崩れ難くすることができる。
請求項7に記載の考案は、前記延設部は、係合片部を有しており、前記係合片部は、前記陳列姿勢において前記延設部の一部から分かれて延びる部分であり、延び方向の先端側に前記箱本体部と係合可能な係合片側係合部を備え、前記陳列姿勢では、前記係合片部が前記表示部の下側に位置し、前記箱本体部の側方外側に離れた位置から前記箱本体部に向かって延びており、前記係合片側係合部が前記箱本体部と係合することを特徴とする請求項2、5乃至6のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
かかる構成では、係合片部によって延設部の上方への移動が規制されることで、陳列姿勢としたときの延設部の姿勢を崩れ難くすることができる。
請求項8に記載の考案は、前記係合片部は、前記延設部の一部を切り起こして形成される部分であることを特徴とする請求項7に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、係合片部を別途形成する必要がなく、簡単な構造で係合片部を設けることができるので、好ましい。
請求項9に記載の考案は、前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、前記係合片側係合部を前記スリット溝部に挿入することで、前記係合片部と前記箱本体部が係合するものであり、前記係合片側係合部は、先端側から基端側に向かって幅が広くなっており、前記係合片側係合部の最大幅が、前記スリット溝部の切り込み長さよりも長いことを特徴とする請求項7又は8に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、係合片部とスリット溝部を係合させたとき、係合片部が抜け難いので好ましい。
請求項10に記載の考案は、前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材を有し、前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部を備え、前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、前記係合片側係合部を前記スリット溝部に挿入することで、前記係合片部と前記箱本体部が係合するものであり、前記係合片部と前記箱本体部が係合した状態では、前記係合片側係合部の先端側部分が前記第一側壁部の内側であり、前記中敷き部材と前記収容空間の底部分の間に位置していることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、収容空間に商品が収容されている状態では、商品の重みによって中敷き部材と収容空間の底部分に挟まれた係合片側係合部の先端側部分が抜け難くなる。また、収容空間に商品が収容されている状態では、係合片側係合部の先端側部分が目立たず好ましい。
請求項11に記載の考案は、前記係合片部の基端側部分は、前記陳列姿勢時に前記箱本体部に近づく方向で下り勾配となるように延びていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、陳列姿勢時に表示部が形成されている部分に上方から力が加わっても延設部の姿勢が崩れ難く、好ましい。
請求項12に記載の考案は、前記延設部は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に接着手段を有し、前記接着手段は、前記陳列姿勢時に前記延設部の基端側部分と先端側部分の間に介在して両者の離反を規制するものであり、且つ、前記蓋姿勢時に前記延設部と商品の間に介在した状態で両者の離反を規制しないものであることを特徴とする請求項5に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、接着手段によって延設部の姿勢をより確実に維持できる。また、蓋姿勢にしたとき、接着手段が蓋の開閉を妨げないので、好ましい。
請求項13に記載の考案は、前記接着手段は、両面テープであり、両面に接着性を有する基材と、前記基材の片面に取り付けられた剥離紙を有しており、前記接着手段は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に貼着されており、前記蓋姿勢では、前記基材に前記剥離紙を取り付けた状態とし、前記陳列姿勢では、前記基材から前記剥離紙を取り外した状態とすることを特徴とする請求項12に記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、接着手段を安価に設けることができるので、好ましい。
請求項14に記載の考案は、前記延設部は、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から前記陳列姿勢に移行することが可能であり、前記延設部が前記蓋姿勢となって前記収容空間の上方を覆う流通用形態から、前記延設部が前記陳列姿勢となって前記収容空間の上方が外部に開放される陳列用形態に移行可能なものであり、前記延設体本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、前記第一側壁部の外側面には、前記流通用形態から前記陳列用形態に移行する際の手順に関する情報を表示する移行情報表示部が設けられており、前記陳列用形態では、前記移行情報表示部の側方外側に前記表示部が位置しており、側方側外側からみた平面視において前記移行情報表示部が前記表示部に隠れて視認できない状態となることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、流通用形態から陳列用形態に移行する際には、作業者が移行情報表示部の内容を確認しながら作業できるので、移行作業がやり易い。また、陳列用形態では、移行情報表示部が見え難い位置に配されるので、外観の優れた商品陳列用箱となる。
請求項15に記載の考案は、前記表示部は、文字、数字、記号、図形、グラフ、表、絵柄から選択される一以上により、前記収容空間に収容する商品に関する情報、及び/又は、前記収容空間に収容する商品を装飾する装飾表示が表示されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
上記表示部には、客の購買意欲を高めるための内容を表示することが好ましい。
請求項16に記載の考案は、前記箱本体部及び前記延設部は、1枚のブランクシートを折り曲げて組み立てられ、前記箱本体部は、第一側壁部、第二側壁部、第三側壁部、第四側壁部を有し、前記第一側壁部と前記第二側壁部が前記収容空間を介して対向すると共に、前記第三側壁部と前記第四側壁部とが前記収容空間を介して対向しており、前記ブランクシートには、前記第一側壁部を形成する第一側壁形成部と、前記第二側壁部を形成する第二側壁形成部と、前記第三側壁部を形成する第三側壁形成部と、前記第四側壁部を形成する第四側壁形成部と、前記収容空間の底部分を形成する底形成部が設けられ、前記第二側壁形成部は、前記第二側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第二側壁外側形成部及び第二側壁内側形成部を有し、前記第三側壁形成部は、前記第三側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第三側壁外側形成部及び第三側壁内側形成部を有し、前記第四側壁形成部は、前記第四側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第四側壁外側形成部及び第四側壁内側形成部を有し、さらに前記ブランクシートには、前記第一側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第一側壁形成部の側方両端に位置する2つの第一フラップ部と、前記第二側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第二下側舌片部と、前記第三側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第三側壁形成部の片側側方に位置する第三フラップ部と、前記第三側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第三下側舌片部と、前記第四側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第四側壁形成部の片側側方に位置する第四フラップ部と、前記第四側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第四下側舌片部とが設けられ、前記箱本体部は、前記第一フラップ部の一方が前記第三側壁内側形成部と前記第三側壁外側形成部の間に配され、前記第一フラップ部の他方が前記第四側壁内側形成部と前記第四側壁外側形成部の間に配されると共に、前記第三フラップ部と前記第四フラップ部のそれぞれが前記第二側壁内側形成部と前記第二側壁外側形成部の間に配され、且つ、前記第三下側舌片部の一部と前記第四下側舌片部の一部とが前記第二下側舌片部の上側に重なった状態で組み立てられていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の商品陳列用箱である。
かかる構成によると、安価に箱本体部及び延設部の製造が可能であり、且つ、組み立てた箱本体部が崩れにくい。すなわち、箱本体部の折り曲げ部分が元に戻ろうとすることで生じる箱本体部の崩れを防止できる。
請求項17に記載の考案は、複数の消しゴムを収容可能であって上方が開放された収容空間を形成する箱本体部と、前記箱本体部から延設された延設部と、前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材とを有し、前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部と、前記第一側壁部と前記収容空間を介して対向する第二側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、前記延設部は、面状に広がりを有する部分であって、延設体本体部と、延び方向の先端側に位置する延設体フラップ部を有し、且つ、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から、陳列姿勢に移行することが可能であり、前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部と、前記中敷底部から上方に延びる中敷立壁部とを備え、前記中敷底部が前記収容空間の底部分に敷かれ、前記中敷立壁部が前記第一側壁部の内側に隣り合う位置に配されており、前記延設部の一主面であり、前記蓋姿勢で上面となる部分の一部に表示部が設けられ、前記蓋姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第二側壁部の内側に隣り合う位置に配され、前記陳列姿勢では、前記延設部が延び方向の中途部分で折り返され、前記蓋姿勢で下面となる部分同士が向き合う状態であり、且つ、延び方向の基端側部分と先端側部分とが重なる状態となり、さらに前記表示部が前記収容空間の側方外側で上方を向き、且つ、前記表示部が水平面と平行となる、又は、前記収容空間から離れる方向で下り勾配となるように傾斜するものであり、さらに前記延設体フラップ部が前記第一側壁部と前記中敷立壁部の間に形成された隙間に差し込まれるものであり、前記延設部は、係合片部を有しており、前記係合片部は、前記延設部の一部を切り起こして形成され、前記陳列姿勢において前記延設部の一部から分かれて延びる部分であり、延び方向の先端側に前記箱本体部と係合可能な係合片側係合部を備え、前記陳列姿勢では、前記係合片部が前記表示部の下側に位置し、前記係合片部の基端側部分が前記箱本体部に近づく方向で下り勾配となるように延びており、且つ、前記係合片側係合部が前記スリット溝部に挿入されて前記係合片部と前記箱本体部が係合しており、前記係合片部と前記箱本体部が係合した状態では、前記係合片側係合部の先端側部分が前記第一側壁部の内側であり、前記中敷き部材と前記収容空間の底部分の間に位置しており、前記延設部は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に接着手段を有しており、前記接着手段は、前記陳列姿勢時に前記延設部の基端側部分と先端側部分の間に介在して両者の離反を規制するものであり、且つ、前記蓋姿勢時に前記延設部と商品の間に介在した状態で両者の離反を規制しないものであり、前記延設部が前記蓋姿勢となって前記収容空間の上方を覆う流通用形態から、前記延設部が前記陳列姿勢となって前記収容空間の上方が外部に開放される陳列用形態に移行可能なものであり、前記第一側壁部の外側面には、前記流通用形態から前記陳列用形態に移行する際の手順に関する情報を表示する移行情報表示部が設けられており、前記陳列用形態では、前記移行情報表示部の側方外側に前記表示部が位置しており、側方側外側からみた平面視において前記移行情報表示部が前記表示部に隠れて視認できない状態となることを特徴とする消しゴム陳列用箱である。
本考案の消しゴム陳列用箱においても、表示部の表示内容を視認し易く、特に消しゴム陳列用箱を客の目線よりも下方側に配置する際に視認し易い。また、陳列する際に、表示部が設けられた延設部の姿勢が崩れ難く、好ましい。
さらに、流通時に消しゴムを内包する箱としても使用可能であり、利便性が高い。また、移行情報表示部が設けられており、流通用形態から陳列用形態に移行する作業がやり易い。さらに、陳列用形態では、移行情報表示部が側方側外側からみた平面視において視認できない状態となり、陳列用形態における消しゴム陳列用箱の外観が優れたものになる。
請求項18に記載の考案は、請求項1に記載の商品陳列用箱に対して商品となる消しゴムを収容してなる消しゴム入り陳列用箱であり、前記消しゴムは消しゴム側表示部を有し、前記表示部に表示される内容と、前記消しゴム側表示部に表示される内容には、それぞれ表示の向きがあり、且つ、平面視における表示の向きが揃えられていることを特徴とする消しゴム入り陳列用箱である。
かかる構成によると、消しゴム側表示部と表示部により、一体感のある美しい外観を形成できるので、好ましい。
本考案によれば、他の商品と共に収容した商品を陳列しても表示部の内容を視認し易い商品陳列用箱、消しゴム陳列用箱、並びに、消しゴム入り陳列用箱を提供できる。
本考案の実施形態に係る消しゴム陳列用箱を陳列用形態とした様子を示す斜視図である。 図1の消しゴム陳列用箱を別方向からみた状態を示す分解斜視図である。 図1の消しゴム陳列用箱を流通用形態とした様子を示す斜視図であり、一部を拡大して示す。 図1の消しゴム陳列用箱を流通用形態から陳列用形態に移行させる様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に移行する。 図1の消しゴム陳列用箱の側面図である。 図1の消しゴム陳列用箱に消しゴムを収容して形成される消しゴム入り陳列用箱を示す斜視図である。 図6の消しゴム入り陳列用箱を商品棚に載置した様子を示す斜視図である。 図1の消しゴム陳列用箱の箱本体部及び延設部を形成するブランクシートを示す平面図である。 図1の箱本体部を組み立てる様子を示す説明図であり、(a)、(b)は、2つの第一フラップ部のそれぞれを第三側壁部と第四側壁部の内部に配する様子を示す。 図1の箱本体部を組み立てる様子を示す説明図であり、第三フラップ部と第四フラップ部とを第二側壁部と第四側壁部の内部に配する様子を示す。 図1の箱本体部及び延設部を示す平面図である。 (a)は従来の陳列用箱に消しゴムを収容している様子を示す斜視図であり、(b)は、(a)の陳列用箱を商品棚に載置した様子を示す説明図である。
以下、本考案の実施形態に係る消しゴム陳列用箱1(商品陳列用箱)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、前後方向については、特に説明のない限り、図1の姿勢を基準として説明する。すなわち、消しゴム陳列用箱1を図1の形態(陳列用形態であり、詳しくは後述する)としたとき、延設部3が位置する側(図1の手前側)を前側、その反対側(図1の奥側)を後側として説明する。
本考案の実施形態に係る消しゴム陳列用箱1(商品陳列用箱)は、図1で示されるように、箱本体部2と延設部3を有しており、これらに加えて、図1、図2で示されるように、中敷き部材4を有している。
箱本体部2は、図1、図2で示されるように、第一側壁部10と、第二側壁部11と、第三側壁部12と、第四側壁部13と、底壁部14(図2参照)を有している。
第一側壁部10乃至第四側壁部13からなる四つの側壁部は、それぞれ立壁状の部分であり、底壁部14の縁部分から上方に突出するように設けられ、四角環状に連続する。
四つの側壁部に囲繞された部分であって底壁部14の上方には、収容空間18が形成されている。収容空間18は、上方が解放された空間である。
つまり、第一側壁部10と第二側壁部11が収容空間18を介して対向しており、第三側壁部12と第四側壁部13が収容空間18を介して対向している。そして、底壁部14は、平板状の部分であって収容空間18の底部分を形成している。
第一側壁部10には、図3で示されるように、スリット溝部20と、移行情報表示部21が設けられている。
スリット溝部20は、第一側壁部10に切り込みを設けて形成された部分であり、第一側壁部10の下側(下端と隣接する位置)に形成されている。すなわち、スリット溝部20は、箱本体部2の内外を連通する。また、第一側壁部10の長手方向に切り込み長さL1を有する。なお、第一側壁部10の長手方向は、左右方向であり、第一側壁部10の両側端の一方から他方に向かう方向であり、第三側壁部12と第四側壁部13の対向方向でもある。
移行情報表示部21は、第一側壁部10の外側面に所定内容を印刷して形成される部分である。詳細には、消しゴム陳列用箱1を流通用形態(図3参照)から陳列用形態(図1参照)に移行させる手順(詳しくは後述する)に関する情報を印刷している。
延設部3は、略全体が収容空間18の側方外側に離れた位置に配される陳列姿勢(図1参照)をとることが可能である一方、略全体が収容空間18の上方を覆う蓋姿勢(図3参照)をとることが可能な部分である。
延設部3は、図4(a)で示されるように、延設体本体部25と、延設体フラップ部26を有し、第一側壁部10の上端から外部に向かって延びる平らな部分である。
延設体本体部25は、第一側壁部10側に位置する基端側部分25aと、基端側部分25aの延び方向における先端側と連続する先端側部分25bを有する。基端側部分25aと先端側部分25bは、いずれも面状に広がりを有する平らな部分であり、略長方形板状の部分である。したがって、延設体本体部25は、2つの主面(蓋姿勢において上面となる部分と下面となる部分)を有する。
延設体本体部25の外側面の一部であり、先端側部分25bの外側面には、蓋姿勢において上面となる位置に表示部28が設けられている。
表示部28は、所定内容を印刷して形成される部分であり、具体的には、文字、数字、記号、図形、グラフ、表、絵柄又はその他の符号から選択される一以上(一つ又は複数の組み合わせ)を印刷して形成されている。
なお、表示部28では、収容空間18に収容する商品を紹介する内容や、広告や装飾等の購買意欲を向上させる内容を表示することが好ましい。
例えば、本実施形態では、図1、図4等で示されるように、収容空間18に収容する消しゴム30(商品)に関する情報として、消しゴム30を紹介する内容である商品名「AAA」を表示し、且つ、装飾としての図柄を表示している。
なお、図4等では、作図の都合上、一部の消しゴム30にのみ符号を付し、他への符号を省略している。
例えば、この他、表示部28に表示する消しゴム30に関する情報として、「(強い筆圧でも)劇的に消せて(使用時に)折れない」といった機能(性能)に関する情報を表示してもよい。また、この際、「強い筆圧」を「ゴリラ筆圧」と称し、「ゴリラ筆圧におすすめ」といった具合に、機能を暗示したり強調したりする内容(キャッチコピー等)を表示してもよい。このとき、ゴリラを表す(ゴリラであることを特定可能な)写真又は絵を印刷する等、表示する文字と図柄を関連付けてもよい。すなわち、表示部28で表示する図柄は、商品や商品の機能を暗示したり、商品の機能を強調したりするものでもよく、共に表示する文字と関連付けられていてもよい。
加えて、製造元や販売元となる所定の会社のロゴ等、消しゴム30に関する企業の情報を表示してもよい。
延設体本体部25では、図3、図4で示されるように、基端側部分25aに係合片部35が設けられている。この係合片部35は、図4で示されるように、基端側部分25aの一部を切り起こして形成される部分である。
つまり、図3で示されるように、係合片部35の周縁部分のうち、最も延び方向(延設部3及び係合片部35の延び方向)の基端側に位置する係合片連結部37を除いた部分には、切り離し用のミシン目が形成されている。なお、係合片連結部37は、蓋姿勢時に平面視したとき、係合片部35の最も基端側に位置する一辺を形成する部分である。
つまり、係合片部35は、延設部3を蓋姿勢としたとき、外側面及び内側面とが、周囲の部分(基端側部分25aの他の部分)の外側面及び内側面のそれぞれと同一面上に位置した状態となる。そして、切り起こした際に基端側部分25aに形成される孔の略全域(ミシン目による隙間を除いた全域)を塞いだ状態となる。
その一方で、延設部3を陳列姿勢(図1等参照)としたとき、図4で示されるように、基端側部分25aの一部から分かれて延びる部分となる。つまり、基端側部分25aの他の部分と連続し、基端側部分25aの他の部分とは違う方向に分かれて延びる部分となる。
具体的には、係合片部35は、延び方向の基端側に位置する係合片基端側部35aと、先端側に位置する係合片側係合部35bを有し、これらが一体となっている。
図3で示されるように、係合片基端側部35aは、蓋姿勢時に平面視した形状が略四角形状(略長方形状)となる平板状部分であり、係合片側係合部35bは、蓋姿勢時に平面視した形状が略台形状となる平板状部分である。
係合片側係合部35bは、蓋姿勢時に平面視した際の四つ角部分のそれぞれが丸みを帯びており、左右方向に延びている。ここで、左右方向は、係合片部35の延び方向と直交する方向であり、係合片部35の幅方向である。つまり、係合片側係合部35bは、左右方向に幅を持ち、係合片部35の延び方向で基端側に近づくにつれて(係合片基端側部35aに近づくにつれて)、幅方向長さが長くなる。係合片側係合部35bの幅方向における最大長さL2は、スリット溝部20の切り込み長さL1よりもやや長い長さ(2mm乃至4mm程度長い長さ)である。一方、係合片側係合部35bの幅方向における最小長さL3は、スリット溝部20の切り込み長さL1よりも短い。
さらに、図4(b)で示されるように、延設体本体部25の基端側部分25aには、接着部材40が設けられている。
接着部材40は、延設部3を蓋姿勢としたとき(図3参照)、下面となる位置に設けられている。本実施形態では、接着部材40として両面テープを採用しており、基端側部分25aの一部に貼付けている。具体的には、基端側部分25aのうち、係合片部35よりも第一側壁部10に近接する位置(延設部3の延び方向で基端側となる位置)に貼付けている。
両面テープは、詳細な図示は省略するが、両主面に接着面が形成された基材と、基材の一主面に張り付けられた剥離紙を有する。すなわち、基材に剥離紙が取り付けられた状態では、片面のみが接着面となり、剥離紙を取り外した状態では、両面が接着面となる。
延設体フラップ部26は、図4で示されるように、延設体本体部25(先端側部分25b)の延び方向における先端側と連続する舌片状の部分である。詳細には、左右方向が長手方向となる平板状の部分であり、延設体本体部25の延び方向における先端側の角部分が丸みを帯びた形状となっている。
中敷き部材4は、図2で示されるように、台紙を折り曲げて形成されており、平板状の中敷底部4aと、中敷底部4aの一端を上方に折り曲げて形成される中敷立壁部4bを有する。
本実施形態では、中敷き部材4を収容空間18の内部に収容し、中敷底部4aを底壁部14の上に載置することで、中敷き部材4が底壁部14の全体(略全体)を覆った状態となる。すなわち、中敷底部4aの平面視における面積は、底壁部14の平面視における面積と略同一となっている。
中敷立壁部4bは、第一側壁部10の内側に隣接する位置に配され、第一側壁部10の内側に添え当てられた状態で配される。すなわち、中敷立壁部4bは、第一側壁部10の厚さ方向において、第一側壁部10と重なった状態で配される。なお、中敷立壁部4bの左右方向長さは、第一側壁部10の内側面の左右方向の長さと略同一の長さとなる。
続いて、本実施形態の消しゴム陳列用箱1の流通用形態(図3で示される状態)から陳列用形態(図1で示される状態)に移行させる際の手順について、詳細に説明する。
流通用形態では、図3で示されるように、延設部3を蓋姿勢とする。すなわち、延設体本体部25を面状に広がる平板状の状態とする。具体的には、基端側部分25aの上面と先端側部分25bの上面とが同一面上で広がり、基端側部分25aの下面と先端側部分25bの下面とが同一面上で広がった状態とする。また、収容空間18(図1参照)の開放部分の全域(略全域)が、延設部3によって上方から覆われた状態とする。
このとき、延設体フラップ部26(図4参照)は、第二側壁部11の内側に隣接する位置に配され、第二側壁部11の内側に添え当てられた状態で配される。つまり、第二側壁部11と、収容空間18に収容された消しゴム30の間に形成される隙間部分に延設体フラップ部26が差し込まれた状態とする。
流通用形態から陳列用形態に移行する際には、延設部3を蓋姿勢から陳列姿勢へ移行する。すなわち、図4(a)、図4(b)で示されるように、延設体本体部25を基端側部分25aと先端側部分25bの境界で折り曲げた状態とし、図1で示されるように、基端側部分25aと先端側部分25bが重なる状態とする。すなわち、延設体本体部25を中途部分で折り返し、延設体本体部25を折り重ねた状態とする。この基端側部分25aと先端側部分25bが重なった状態では、基端側部分25aと先端側部分25bのうち、蓋姿勢において下面となる部分同士が向き合う状態となる。そして、基端側部分25aが先端側部分25bの下方側に位置する。
このとき、図4で示されるように、基端側部分25aの一部を切り起こし、係合片部35を形成する。そして、係合片部35の係合片基端側部35aと係合片側係合部35bの境界部分を折り曲げ、係合片側係合部35bをスリット溝部20に挿入する。
ここで、上記したように、係合片側係合部35bの幅方向における最大長さL2は、スリット溝部20の切り込み長さL1よりもやや長く、最小長さL3は、スリット溝部20の切り込み長さL1よりも短い。スリット溝部20に挿入する際には、先行して挿入される係合片部35の先端を幅方向(左右方向)に一時的にずらす、幅方向の片側を他方側よりも先行させる等、係合片部35を適宜姿勢変更しつつ差し入れる。そして、差し入れた状態では、挿入方向(第一側壁部10の外側面に対して垂直となる方向)に抜け難くなる。すなわち、係合片側係合部35bをスリット溝部20に挿入することで、これらが係合した状態となる。
また、図2で示されるように、係合片側係合部35bをスリット溝部20に挿入すると、係合片側係合部35bが収容空間18内に配された状態となる。具体的には、中敷底部4aと底壁部14に上下から挟まれた状態となる。このことからも、収容空間18に消しゴム30を収容したとき(図4等参照)、消しゴム30の重みで係合片側係合部35bが抜け難くなる。
加えて、延設体フラップ部26(図4参照)を、第一側壁部10と中敷立壁部4bの間に差し入れる(図2、図4(b)参照)。すなわち、中敷立壁部4bの上端側をやや傾けて第一側壁部10から離す等し、中敷立壁部4bと第一側壁部10の間に形成される隙間部分に延設体フラップ部26を挿入する。
このことから、収容空間18に消しゴム30を敷き詰めた状態において(図4参照)、延設体フラップ部26が抜け難く、陳列姿勢とした延設部3の姿勢が崩れ難い。
さらに、本実施形態では、延設体本体部25を折り重ねた状態とするとき、接着部材40(両面テープ、図4(b)参照)の剥離紙を剥がし、基端側部分25aと先端側部分25bを接着部材40によって接着する。すなわち、蓋姿勢において下面となる部分同士が、間に介在する接着部材40によって接着される。このことから、基端側部分25aと先端側部分25bは、間に介在する接着部材40によって離反が規制された状態となり、陳列姿勢とした延設部3の姿勢がさらに崩れ難くなる。
なお、接着部材40は、延設部3が蓋姿勢の状態であるとき、剥離紙が取り付けられていることから、基端側部分25aと他の部材を接着しない。すなわち、延設部3が蓋姿勢であり(図3参照)、延設体本体部25の下面が下方側の消しゴム30(図4参照)と接触する状態であっても、延設部3が消しゴム30から離反すること(蓋を開ける動作)を阻害しない。
以上のことから、消しゴム陳列用箱1の流通用形態から陳列用形態への移行が完了する。
陳列用形態では、図5で示されるように、延設体本体部25の略全体が箱本体部2及び収容空間18(図1参照)の側方外側に位置している。つまり、折りたたまれた延設体本体部25は、第一側壁部10の上側から側方外側へ延びた姿勢(状態)となり、詳細には、外側に向かうにつれて下方へ向かう方向に延びた姿勢となる。つまり、斜め下方に延びた姿勢である。
したがって、基端側部分25a、先端側部分25bのうち、箱本体部2側の端部は、第一側壁部10の上方に位置する。そして、側方外側に離れた外側端部は、箱本体部2側の端部よりも下方に位置する。つまり、基端側部分25a、先端側部分25bは、全体として箱本体部2から離れるにつれて下方に向かうように傾斜しており、言い換えると、箱本体部2(収容空間18)から離れる方向で下り勾配となるように傾斜している。したがって、表示部28もまた、収容空間18から離れる方向で下り勾配となるように傾斜する。そして、表示部28が折り重ねられた延設体本体部25の上側に位置し、上方を向いた状態となっている。
このような姿勢とすることで、図1で示されるように、消しゴム陳列用箱1を上方からみた平面視において表示部28の表示内容を視認可能であり、且つ、前側(図1の延設部3が位置する側)からみた平面視でも視認可能となる。また、斜め上方からみた状態においても表示部28の表示内容を視認可能となる。
また、陳列用形態では、図5で示されるように、係合片基端側部35aが折り重ねられた延設体本体部25(基端側部分25a)の下方に位置する。そして、係合片基端側部35aは、箱本体部2(収容空間18)から離れた位置から第一側壁部10に近づく方向で下り勾配となるように傾斜した姿勢となる。言い換えると、係合片基端側部35aは、箱本体部2側に位置する延び方向で先端側の端部が、箱本体部2から離れた位置にある延び方向で基端側の端部よりも低位置となる。
つまり、係合片部35が表示部28の下方に位置しており、係合片基端側部35aが、延設体本体部25の基端側部分25aと、第一側壁部10の下端近傍とを繋ぐように延びている。
このことから、図5で示されるように、側面視において、基端側部分25aの一部と、係合片基端側部35aと、第一側壁部10の一部とが略三角環状に連続した状態となる。すなわち、係合片基端側部35aが折り重ねられた延設体本体部25を下方から支えた状態となり、延設体本体部25に上方から力が加わっても延設体本体部25の姿勢が崩れにくい状態となる。また、上記したように、係合片側係合部35bがスリット溝部20に挿入されて、これらが係合した状態となっている(図4(a)、図2等参照)。このことから、折り重ねられた延設体本体部25の上方側への移動が規制され、延設体本体部25の姿勢が崩れにくい状態となる。
さらに、図5で示されるように、折り重ねられた延設体本体部25が第一側壁部10の側方外側に位置している。ここで、折り重ねられた延設体本体部25の外側端部であり、下端部分は、第一側壁部10の下端部分と同じ高さ、又は、第一側壁部10の下端部分よりもやや高い位置にある。このことから、陳列用形態では、第一側壁部10に設けられた移行情報表示部21(図4(a)参照)が、延設体本体部25側からみた平面視において視認できない状態となる。
すなわち、流通用形態から陳列用形態から移行する際には、移行情報表示部21を確認しつつ作業が可能であり、陳列用形態に移行した際には、移行情報表示部21が目立たない(視認し難い)位置に配される。このことから、陳列用形態における消しゴム陳列用箱1の外観を優れたものにできる。
ところで、本実施形態の消しゴム陳列用箱1は、図6で示されるように、収容空間18(図1参照)に複数の消しゴム30を敷き詰めて収容し、消しゴム入り陳列用箱として使用することを想定している。
ここで、消しゴム30は、消しゴム本体30aに消しゴムケース30bを取り付けて形成されており、消しゴムケース30bの外側面に消しゴム側表示部45が形成されている。
消しゴム側表示部45は、上記した表示部28と同様に、所定内容を印刷して形成される部分であり、本実施形態では、消しゴム30に関する情報を表示している。
また、図6で示されるように、表示部28の表示内容と、消しゴム側表示部45の表示内容には、それぞれ表示の向きがある。
例えば、本実施形態における表示部28、消しゴム側表示部45の表示の向きは、表示された文字が上下逆となったり、傾いたりせず、文字の上下左右が平面視で正しく上下左右となる向き(文字の向きが正しい位置となる向き)を正となる向きとしている。
つまり、表示部28の正となる向きは、平面視で表示した「山の図柄」の裾部分が下、頂上が上に位置する向きでもある。
本実施形態では、図6で示されるように、表示部28の表示の向きと、複数の消しゴム側表示部45のそれぞれの表示の向きとが揃えられている。すなわち、消しゴム入り陳列用箱を平面視し、表示部28、消しゴム側表示部45のいずれか一方を正となる向きとすると、他方も正となる向きとなるように、消しゴム陳列用箱1に複数の消しゴム30を収容している。
このような構成とすると、表示部28と消しゴム側表示部45により、消しゴム入り陳列用箱として一体感のある美しい外観を形成できる。
本実施形態の消しゴム陳列用箱1は、上記したように、陳列用形態としたとき、延設部3の略全体が箱本体部2の側方外側に位置する。このため、図7で示されるように、消しゴム陳列用箱1を商品棚の棚板323に載置するとき、上方にシャープペンシル320やボールペン321が陳列されていても、表示部28が見え難くなることがない。
つまり、本実施形態の消しゴム陳列用箱1は、陳列用形態とした状態の前側部分が、陳列時に商品を手に取る客から見て手前側となるものとしている。
また、陳列用形態とした本実施形態の消しゴム陳列用箱1は、図7で示されるように、棚板323の前端部(棚板323に向かって手前側に位置する端部)のさらに前方に、延設部3を位置させることができる。したがって、例えば、棚板323が客の足元にあり、上方から見たときに棚板323の上側に載置されたものが見えない状態であっても、棚板323よりもさらに手前側に位置する表示部28の少なくとも一部を視認させることができる。
続いて、箱本体部2の組み立て構造について説明する。
本実施形態の箱本体部2及び延設部3は、ブランクシート50(図8参照)を立体に折り曲げて形成されるものである。なお、ブランクシート50は、紙などのシートを打ち抜いて得られたものであり、目的物(箱本体部2及び延設部3)を組み立てる前の状態のものである。
図8で示されるように、ブランクシート50は、延設部形成部60と、第一側壁形成部61と、第二側壁形成部62と、第三側壁形成部63と、第四側壁形成部64と、底形成部65を有する。加えて、2つの第一フラップ部70と、2つの第三フラップ部71と、2つの第四フラップ部72を有し、第二下側舌片部75と、第三下側舌片部76と、第四下側舌片部77を有する。
延設部形成部60は、上記した延設部3(図4(a)参照)を形成する部分である。
第一側壁形成部61は、上記した第一側壁部10(図1参照)を形成する部分である。
第二側壁形成部62は、上記した第二側壁部11(図1参照)を形成する部分であり、外側部分を形成する第二側壁外側形成部62aと、内側部分を形成する第二側壁内側形成部62bを有する。
第三側壁形成部63は、上記した第三側壁部12(図1参照)を形成する部分であり、外側部分を形成する第三側壁外側形成部63aと、内側部分を形成する第三側壁内側形成部63bを有する。
第四側壁形成部64は、上記した第四側壁部13(図1参照)を形成する部分であり、外側部分を形成する第四側壁外側形成部64aと、内側部分を形成する第四側壁内側形成部64bを有する。
底形成部65は、上記した底壁部14(図2参照)を形成する部分であり、略四角形平板状の部分である。
第一側壁形成部61は、長方形平板状の部分であり、長手方向が箱本体部2の組み立て時における左右方向となる部分である。
第二側壁形成部62の第二側壁外側形成部62a、第二側壁内側形成部62bは、いずれも長方形平板状の部分であり、2枚が重なった状態で第二側壁部11を形成する。また、第二側壁外側形成部62a、第二側壁内側形成部62bは、それぞれの長手方向が箱本体部2の組み立て時における左右方向となる。
第三側壁形成部63の第三側壁外側形成部63a、第三側壁内側形成部63bは、いずれも長方形平板状の部分であり、2枚が重なった状態で第三側壁部12を形成する。また、第三側壁外側形成部63a、第三側壁内側形成部63bは、それぞれの長手方向が箱本体部2の組み立て時における前後方向となる。
第四側壁形成部64の第四側壁外側形成部64a、第四側壁内側形成部64bは、いずれも長方形平板状の部分であり、2枚が重なった状態で第四側壁部13を形成する。また、第四側壁外側形成部64a、第四側壁内側形成部64bは、それぞれの長手方向が箱本体部2の組み立て時における前後方向となる。
第一フラップ部70、第三フラップ部71、第四フラップ部72は、それぞれ舌片状の部分である。そして、2つの第一フラップ部70がそれぞれ別のフラップを形成する部分であるのに対し、2つの第三フラップ部71と、2つの第四フラップ部72は、2つ重ねた状態で一つのフラップを形成する部分となっている。
第一フラップ部70は、第一側壁形成部61の長手方向における両端部のそれぞれと連続する部分である。
2つの第三フラップ部71は、第三側壁外側形成部63a、第三側壁内側形成部63bそれぞれの長手方向における片側端部と連続する部分であり、いずれも第二側壁形成部62側に位置する端部と連続している。
2つの第四フラップ部72は、第四側壁外側形成部64aと、第四側壁内側形成部64bそれぞれの長手方向における片側端部と連続する部分であり、いずれも第二側壁形成部62側に位置する端部と連続している。
第二下側舌片部75、第三下側舌片部76、第四下側舌片部77は、それぞれ台形板状の部分である。
ここで、底形成部65の四つの縁端部分のそれぞれと、第一側壁形成部61、第二側壁外側形成部62a、第三側壁外側形成部63a、第四側壁外側形成部64aが連続した状態となっている。
第一側壁形成部61は、短手方向の片側端部が底形成部65との境界に位置するように、底形成部65と連続している。
第二側壁外側形成部62aは、短手方向の片側端部が底形成部65との境界に位置し、他方側端部が第二側壁内側形成部62bとの境界に位置している。そして、第二側壁内側形成部62bもまた、短手方向の片側端部が第二側壁外側形成部62aとの境界に位置し、他方側端部が第二下側舌片部75との境界に位置している。つまり、底形成部65側から第二側壁外側形成部62a、第二側壁内側形成部62b、第二下側舌片部75の順に連続し、それぞれの短手方向における端部が他の部分との境界となっている。
第三側壁形成部63、第三下側舌片部76もまた、第二側壁形成部62、第二下側舌片部75と同様に、底形成部65側から第三側壁外側形成部63a、第三側壁内側形成部63b、第三下側舌片部76の順に連続している。さらにまた、第四側壁形成部64、第四下側舌片部77も同様に、底形成部65側から第四側壁外側形成部64a、第四側壁内側形成部64b、第四下側舌片部77の順に連続している。
箱本体部2を組み立てる際には、図9で示されるように、一方の第一フラップ部70を、第三側壁外側形成部63a、第三側壁内側形成部63bの間に位置させる(図9(a)参照)。すなわち、第三側壁部12(図1参照)の内部に位置させる。そして、他方の第一フラップ部70を、第四側壁外側形成部64a、第四側壁内側形成部64bの間に位置させる(図9(b)参照)。すなわち、第四側壁部13(図1参照)の内部に位置させる。
続いて、図10で示されるように、2つの第三フラップ部71(図8参照)と、2つの第四フラップ部72(図8参照)を重ねた状態で、第二側壁外側形成部62a、第二側壁内側形成部62bの間に位置させる。すなわち、第二側壁部11(図1参照)の内部に、第三フラップ部71と第四フラップ部72位置させる。
その上で、図11で示されるように、第二下側舌片部75を底形成部65の上側(図11の手前側)に位置させ、第三下側舌片部76、第四下側舌片部77の一部を第二下側舌片部75の上側に位置させ、第二下側舌片部75と重なった状態とする。このように組み立てることで、ステープラー等で各部を固定しなくても、組み立てた箱本体部2を崩れにくい状態とすることができる。
上記した実施形態では、延設部3を陳列姿勢としたとき(消しゴム陳列用箱1を陳列用形態としたとき)、表示部28を収容空間18から離れる方向で下り勾配となるように傾斜する姿勢としたが、本考案はこれに限定されるものではない。
延設部を陳列姿勢としたときに、表示部が形成された面が水平面と平行となるように形成してもよい。
上記した実施形態の移行情報表示部21と表示部28は、それぞれ延設部3の一部と第一側壁部10の一部に所定内容を印刷することで形成した。しかしながら、本考案はこれに限らず、所定内容を別途形成したシール部材に印刷し、シール部材を貼り付けて形成してもよい。
上記した実施形態では、消しゴム30を消しゴム陳列用箱1に収容した例について説明したが、商品陳列用箱に収容する商品は、例えば、ステープラー芯の小箱であってもよい。すなわち、商品陳列用箱は、収容する商品を文房具とした文房具陳列用箱であってもよい。
上記した実施形態では、接着部材40に両面テープを採用した例を示したが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、蓋姿勢とした状態における延設体本体部25の基端側部分25aの下面と、先端側部分25b下面のそれぞれに、対となる面ファスナー部材を設けてもよい。
つまり、接着部材40は、複数部材によって構成されてもよく、延設体の離れた位置にそれぞれ配してもよい。延設体を蓋姿勢としたときに、延設体に商品がくっつかず(延設体と商品の離反を規制せず)、延設体を折り曲げたときに延設体の一部同士をくっつけることが可能であればよい。
1 消しゴム陳列用箱(商品陳列用箱)
2 箱本体部
3 延設部
4 中敷き部材
4a 中敷底部
4b 中敷立壁部
10 第一側壁部
11 第二側壁部
12 第三側壁部
13 第四側壁部
14 底壁部
18 収容空間
20 スリット溝部
21 移行情報表示部
25 延設体本体部
26 延設体フラップ部
28 表示部
30 消しゴム(商品)
35 係合片部
35b 係合片側係合部
40 接着部材
45 消しゴム側表示部
61 第一側壁形成部
62 第二側壁形成部
62a 第二側壁外側形成部
62b 第二側壁内側形成部
63 第三側壁形成部
63a 第三側壁外側形成部
63b 第三側壁内側形成部
64 第四側壁形成部
64a 第三側壁外側形成部
64b 第三側壁内側形成部
65 底形成部
70 第一フラップ部
71 第三フラップ部
72 第四フラップ部
75 第二下側舌片部
76 第三下側舌片部
77 第四下側舌片部

Claims (18)

  1. 複数の商品を収容可能であって上方が開放された収容空間を形成する箱本体部と、前記箱本体部から延設された延設部を有し、
    前記延設部は、面状に広がりを有する部分であって一主面に表示部が設けられ、
    前記延設部は、前記表示部が前記収容空間から離れる方向、又は、上方を向く陳列姿勢をとることが可能であることを特徴とする商品陳列用箱。
  2. 前記陳列姿勢では、前記表示部が前記収容空間の側方外側で上方を向き、且つ、前記表示部が水平面と平行となる、又は、前記収容空間から離れる方向で下り勾配となるように傾斜することを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用箱。
  3. 前記延設部は、前記収容空間の開放部分の少なくとも一部を覆う蓋姿勢とすることが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品陳列用箱。
  4. 前記延設部は、陳列時に商品を手に取る客からみて手前側となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  5. 前記延設部は、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から前記陳列姿勢に移行することが可能であり、
    前記延設部は、前記蓋姿勢で上面となる部分の一部に前記表示部が設けられ、
    前記陳列姿勢では、前記延設部は、延び方向の中途部分で折り返され、前記蓋姿勢で下面となる部分同士が向き合う状態であり、且つ、延び方向の基端側部分と先端側部分とが重なる状態となることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列用箱。
  6. 前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材を有し、
    前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部と、前記第一側壁部と前記収容空間を介して対向する第二側壁部を有し、
    前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部と、前記中敷底部から上方に延びる中敷立壁部とを備え、前記中敷底部が前記収容空間の底部分に敷かれ、前記中敷立壁部が前記第一側壁部の内側に隣り合う位置に配されており、
    前記延設部は、延設体本体部と、延び方向の先端側に位置する延設体フラップ部を有しており、
    前記蓋姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第二側壁部の内側に隣り合う位置に配され、前記陳列姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第一側壁部と前記中敷立壁部の間に形成された隙間に差し込まれることを特徴とする請求項5に記載の商品陳列用箱。
  7. 前記延設部は、係合片部を有しており、
    前記係合片部は、前記陳列姿勢において前記延設部の一部から分かれて延びる部分であり、延び方向の先端側に前記箱本体部と係合可能な係合片側係合部を備え、
    前記陳列姿勢では、前記係合片部が前記表示部の下側に位置し、前記箱本体部の側方外側に離れた位置から前記箱本体部に向かって延びており、前記係合片側係合部が前記箱本体部と係合することを特徴とする請求項2、5乃至6のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  8. 前記係合片部は、前記延設部の一部を切り起こして形成される部分であることを特徴とする請求項7に記載の商品陳列用箱。
  9. 前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、
    前記係合片側係合部を前記スリット溝部に挿入することで、前記係合片部と前記箱本体部が係合するものであり、
    前記係合片側係合部は、先端側から基端側に向かって幅が広くなっており、
    前記係合片側係合部の最大幅が、前記スリット溝部の切り込み長さよりも長いことを特徴とする請求項7又は8に記載の商品陳列用箱。
  10. 前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材を有し、
    前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部を備え、
    前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、
    前記係合片側係合部を前記スリット溝部に挿入することで、前記係合片部と前記箱本体部が係合するものであり、
    前記係合片部と前記箱本体部が係合した状態では、前記係合片側係合部の先端側部分が前記第一側壁部の内側であり、前記中敷き部材と前記収容空間の底部分の間に位置していることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  11. 前記係合片部の基端側部分は、前記陳列姿勢時に前記箱本体部に近づく方向で下り勾配となるように延びていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  12. 前記延設部は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に接着手段を有し、
    前記接着手段は、前記陳列姿勢時に前記延設部の基端側部分と先端側部分の間に介在して両者の離反を規制するものであり、且つ、前記蓋姿勢時に前記延設部と商品の間に介在した状態で両者の離反を規制しないものであることを特徴とする請求項5に記載の商品陳列用箱。
  13. 前記接着手段は、両面テープであり、両面に接着性を有する基材と、前記基材の片面に取り付けられた剥離紙を有しており、
    前記接着手段は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に貼着されており、前記蓋姿勢では、前記基材に前記剥離紙を取り付けた状態とし、前記陳列姿勢では、前記基材から前記剥離紙を取り外した状態とすることを特徴とする請求項12に記載の商品陳列用箱。
  14. 前記延設部は、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から前記陳列姿勢に移行することが可能であり、
    前記延設部が前記蓋姿勢となって前記収容空間の上方を覆う流通用形態から、前記延設部が前記陳列姿勢となって前記収容空間の上方が外部に開放される陳列用形態に移行可能なものであり、
    前記延設体本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部を有し、
    前記第一側壁部の外側面には、前記流通用形態から前記陳列用形態に移行する際の手順に関する情報を表示する移行情報表示部が設けられており、
    前記陳列用形態では、前記移行情報表示部の側方外側に前記表示部が位置しており、側方側外側からみた平面視において前記移行情報表示部が前記表示部に隠れて視認できない状態となることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  15. 前記表示部は、文字、数字、記号、図形、グラフ、表、絵柄から選択される一以上により、前記収容空間に収容する商品に関する情報、及び/又は、前記収容空間に収容する商品を装飾する装飾表示が表示されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  16. 前記箱本体部及び前記延設部は、1枚のブランクシートを折り曲げて組み立てられ、
    前記箱本体部は、第一側壁部、第二側壁部、第三側壁部、第四側壁部を有し、
    前記第一側壁部と前記第二側壁部が前記収容空間を介して対向すると共に、前記第三側壁部と前記第四側壁部とが前記収容空間を介して対向しており、
    前記ブランクシートには、前記第一側壁部を形成する第一側壁形成部と、前記第二側壁部を形成する第二側壁形成部と、前記第三側壁部を形成する第三側壁形成部と、前記第四側壁部を形成する第四側壁形成部と、前記収容空間の底部分を形成する底形成部が設けられ、
    前記第二側壁形成部は、前記第二側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第二側壁外側形成部及び第二側壁内側形成部を有し、
    前記第三側壁形成部は、前記第三側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第三側壁外側形成部及び第三側壁内側形成部を有し、
    前記第四側壁形成部は、前記第四側壁部の外側部分と内側部分をそれぞれ形成する第四側壁外側形成部及び第四側壁内側形成部を有し、
    さらに前記ブランクシートには、前記第一側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第一側壁形成部の側方両端に位置する2つの第一フラップ部と、
    前記第二側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第二下側舌片部と、
    前記第三側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第三側壁形成部の片側側方に位置する第三フラップ部と、
    前記第三側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第三下側舌片部と、
    前記第四側壁形成部に連設され、組み立て時に前記第四側壁形成部の片側側方に位置する第四フラップ部と、
    前記第四側壁内側形成部に連設され、組み立て時に前記底形成部の上面と少なくとも一部が接する第四下側舌片部とが設けられ、
    前記箱本体部は、前記第一フラップ部の一方が前記第三側壁内側形成部と前記第三側壁外側形成部の間に配され、前記第一フラップ部の他方が前記第四側壁内側形成部と前記第四側壁外側形成部の間に配されると共に、前記第三フラップ部と前記第四フラップ部のそれぞれが前記第二側壁内側形成部と前記第二側壁外側形成部の間に配され、且つ、前記第三下側舌片部の一部と前記第四下側舌片部の一部とが前記第二下側舌片部の上側に重なった状態で組み立てられていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の商品陳列用箱。
  17. 複数の消しゴムを収容可能であって上方が開放された収容空間を形成する箱本体部と、前記箱本体部から延設された延設部と、前記箱本体部及び前記延設部とは別部材で構成された中敷き部材とを有し、
    前記箱本体部は、前記収容空間の一部と隣接する第一側壁部と、前記第一側壁部と前記収容空間を介して対向する第二側壁部を有し、前記第一側壁部にスリット溝部が設けられ、
    前記延設部は、面状に広がりを有する部分であって、延設体本体部と、延び方向の先端側に位置する延設体フラップ部を有し、且つ、前記収容空間の上方を覆うことが可能な蓋姿勢から、陳列姿勢に移行することが可能であり、
    前記中敷き部材は、前記収容空間の底部分に載置されて平面的に広がりを有する中敷底部と、前記中敷底部から上方に延びる中敷立壁部とを備え、前記中敷底部が前記収容空間の底部分に敷かれ、前記中敷立壁部が前記第一側壁部の内側に隣り合う位置に配されており、
    前記延設部の一主面であり、前記蓋姿勢で上面となる部分の一部に表示部が設けられ、
    前記蓋姿勢では、前記延設体フラップ部が前記第二側壁部の内側に隣り合う位置に配され、
    前記陳列姿勢では、前記延設部が延び方向の中途部分で折り返され、前記蓋姿勢で下面となる部分同士が向き合う状態であり、且つ、延び方向の基端側部分と先端側部分とが重なる状態となり、さらに前記表示部が前記収容空間の側方外側で上方を向き、且つ、前記表示部が水平面と平行となる、又は、前記収容空間から離れる方向で下り勾配となるように傾斜するものであり、さらに前記延設体フラップ部が前記第一側壁部と前記中敷立壁部の間に形成された隙間に差し込まれるものであり、
    前記延設部は、係合片部を有しており、
    前記係合片部は、前記延設部の一部を切り起こして形成され、前記陳列姿勢において前記延設部の一部から分かれて延びる部分であり、延び方向の先端側に前記箱本体部と係合可能な係合片側係合部を備え、
    前記陳列姿勢では、前記係合片部が前記表示部の下側に位置し、前記係合片部の基端側部分が前記箱本体部に近づく方向で下り勾配となるように延びており、且つ、前記係合片側係合部が前記スリット溝部に挿入されて前記係合片部と前記箱本体部が係合しており、前記係合片部と前記箱本体部が係合した状態では、前記係合片側係合部の先端側部分が前記第一側壁部の内側であり、前記中敷き部材と前記収容空間の底部分の間に位置しており、
    前記延設部は、前記蓋姿勢で下面となる部分の一部に接着手段を有しており、
    前記接着手段は、前記陳列姿勢時に前記延設部の基端側部分と先端側部分の間に介在して両者の離反を規制するものであり、且つ、前記蓋姿勢時に前記延設部と商品の間に介在した状態で両者の離反を規制しないものであり、
    前記延設部が前記蓋姿勢となって前記収容空間の上方を覆う流通用形態から、前記延設部が前記陳列姿勢となって前記収容空間の上方が外部に開放される陳列用形態に移行可能なものであり、前記第一側壁部の外側面には、前記流通用形態から前記陳列用形態に移行する際の手順に関する情報を表示する移行情報表示部が設けられており、前記陳列用形態では、前記移行情報表示部の側方外側に前記表示部が位置しており、側方側外側からみた平面視において前記移行情報表示部が前記表示部に隠れて視認できない状態となることを特徴とする消しゴム陳列用箱。
  18. 請求項1に記載の商品陳列用箱に対して商品となる消しゴムを収容してなる消しゴム入り陳列用箱であり、
    前記消しゴムは消しゴム側表示部を有し、
    前記表示部に表示される内容と、前記消しゴム側表示部に表示される内容には、それぞれ表示の向きがあり、且つ、平面視における表示の向きが揃えられていることを特徴とする消しゴム入り陳列用箱。
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