JP3196046U - ティッシュボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】机上又は床上等に占有する面積を狭めるとともに、安定性があり倒れにくく、大容量のティッシュペーパーを連続引き出し可能に収納するティッシュボックスを提供する。【解決手段】ティッシュボックスは、ティッシュペーパーの取出口となる開口部3を備えた蓋部2と、ティッシュペーパー束5を収納する略正方形状の収納部6とからなり、収容部6の底面にはティッシュペーパーの束5を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するための略三角柱形状の突起部7を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、ティッシュペーパーを取り出し可能に収容するティッシュボックスに係るものである。
一般的に、ティッシュペーパーを収容するティッシュボックスとしては、ティッシュペーパーを1枚ずつ取り出せる取出口を上面に有する、横長な直方体形の紙製ティッシュボックスが用いられており、近年ではティッシュペーパーを詰め替えて使用することを前提にした開閉自在の横長な直方体形のプラスチック製ティッシュボックスも用いられているが、横長な直方体形のティッシュボックスには机上又は床上等で広い面積を占有して邪魔になるという問題がある。
このような課題を解決する方法としては、二つのティッシュペーパー束を二つの逆U字状に折り畳んで収納することにより、一つあたりのティッシュペーパー束の収容空間については短手方向に幅狭であるティッシュボックスが、実用新案登録第3139853号公報に開示されている。
また、ティッシュペーパー束を略U字状に折り畳んで収納することにより、短手方向に幅狭としたティッシュボックスが、特開2011-111168号公報に公開されている。
しかし、上記のような短手方向に幅狭のティッシュボックスには、短手方向に幅狭でありながら縦方向の高さは一般的なティッシュボックスより高くなるため、安定性に欠けて倒れやすくなり、仮に安定性を増すため底面の面積を増すと幅狭という長所が削がれてしまうという問題がある。
さらに、ティッシュペーパー束を略U字状に折り畳んで収納することには、ティッシュペーパー束の厚みが過ぎると略U字状に折り畳まれたティッシュペーパー束の中心線に向けて強い圧力がかかる。そのため、詰め替え用ティッシュペーパー束の全容量のような大容量を収納しようとすると、ティッシュペーパー束の中心線にかかる圧力によりティッシュペーパー相互間に摩擦が生じ、一枚のティッシュペーパーを引き出した際に、連続する次のティッシュペーパーが摩擦抵抗によって一枚目のティッシュペーパーから外れて引き出せず、ティッシュボックス内に残りやすくなるという問題がある。
実用新案登録第3139853号公報 特開2011-111168号公報
本考案は、前記の問題点に鑑み考案したものであり、机上又は床上等に占有する面積を狭めるとともに、安定性があり倒れにくく、大容量のティッシュペーパーを連続引き出し可能に収納するティッシュボックスを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本考案の特徴は、以下の通りである。
請求項1に記載の本考案に係るティッシュボックスは、ティッシュペーパーの取出口となる開口部を備えた蓋部と、ティッシュペーパー束を収納する略正方形状の収納部とからなり、該収容部の底面にはティッシュペーパーの束を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するための略三角柱形状の突起部を有する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の本考案に係るティッシュボックスは、請求項1記載の本考案に係るティッシュボックスにおいて、前記開口部に、切れ目の入った皮膜状のポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムからなる抵抗付与部を備える、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本考案に係るティッシュボックスは、請求項1又は2記載の本考案に係るティッシュボックスにおいて、前記収納部に少なくとも一以上の、引き出し用孔を有する、ことを特徴とする。
より具体的に詳述すると、本考案に係るティッシュボックスは、紙、木、プラスチック等により形成された、ティッシュペーパーを連続引き出し可能に収納するティッシュボックスである。
前記ティッシュペーパーの取出口となる開口部を備えた蓋部とは、本考案に係るティッシュボックスを机上又は床上等に設置した際の上面にあたる、ティッシュペーパーを引き出せる取出口となる開口部を備えた面及び、該上面と連接した側面により形成される上蓋を言う。ただし、該蓋部とはティッシュペーパー束の詰め替えの便宜のために用いられるものであり、使い捨てとする本考案に係るティッシュボックスにおいては、該蓋部と前記収納部とが一体として形成され取り外し不可能であっても構わない。
前記ティッシュペーパーの取出口となる開口部は、本考案に係るティッシュボックスの収納部内に収納されたティッシュペーパー束の長手方向に対して水平の横長手に形成されることが好ましい。また、前記開口部に、切れ目の入った皮膜状のプラスチックフィルム等からなる抵抗付与部を備えることで、該切れ目がティッシュペーパーを押さえて収納部内に落下しないようにする役目を果たし、ティッシュペーパーを常時一枚取り出し可能な状態に保持することができる。
ここでティッシュペーパー束の長手方向の「長手」とは、一般的な略正方形状のティッシュペーパーを二つ折りに畳んでなる略長方形状のティッシュペーパーにおける長手のことをいう。
前記ティッシュペーパーを収納する略正方形状の収納部とは、底面及び、該底面と連接した側面により形成され、ティッシュペーパー束を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納し、縦方向の容積を活用することで、一般的なサイズである約20センチメートル四方のティッシュペーパー300〜400枚からなるティッシュペーパー束を、11センチメートル〜12センチメートル四方の面積内に収納することができる。
前記ティッシュペーパー束を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するために、本考案に係るティッシュボックスは、前記収容部の底面に略三角柱形状の突起部を有する。
前記略三角柱形状の突起部を形成する方法としては、該収容部の底面に頂角を55度乃至65度とする略三角柱形状の突起部を有してもよいし、該収容部の底面自体を正面から見て55度乃至65度の逆V字状に突起させて略三角柱形状に形成してもよい。
なお、前記頂角とは説明の便宜上使用するものであって、前記頂角が60度であることを妨げない。
さらに、頂角を66度以上とする略三角柱形状の突起部の上部に、さらに突起板を隆起させて、全体としてティッシュペーパー束を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳めるようにしてもよい。
前記ティッシュペーパー束を長手方向に逆V字状に折り畳む際に55度乃至65度とするのは、これより角度が緩ければ底面積の削減に資さず、これより角度が急であればティッシュペーパー相互間に摩擦が生じ、一枚のティッシュペーパーを引き出した際に、連続する次のティッシュペーパーが摩擦抵抗によって一枚目のティッシュペーパーから外れて引き出せず、ティッシュボックス内に残りやすくなるという問題が生じ、ティッシュペーパーを連続引き出し可能にするという課題解決に資さないからである。
前記収納部の底面又は側面に少なくとも一以上の、直径1.5センチメートル〜2.5センチメートルの指入れ可能な引き出し用孔を有することで、ティッシュペーパー束の詰め替えのために前記蓋部と前記収納部とを分離する際に、該引き出し用孔に指を入れて収納部を引き出すことが可能となり、前記蓋部と前記収納部との分離が容易になる。
請求項1に記載した本考案によれば、机上又は床上等に占有する面積を狭めるとともに、安定性があり倒れにくく、大容量のティッシュペーパーを連続引き出し可能に収納するティッシュボックスを提供することができる。
請求項2に記載した本考案によれば、さらにティッシュペーパーを常時一枚取り出し可能な状態に保持することができる。
請求項3に記載した本考案によれば、さらにティッシュペーパー束の詰め替えのために前記蓋部と前記収納部とを分離する際に、該引き出し用孔に指を入れて収納部を引き出すことで、前記蓋部と前記収納部との分離が容易になる。
図1は実施例1の斜視図である。 図2は実施例1の展開図である。 図3は実施例1の上面図である。 図4は実施例1の断面図である。 図5は実施例1の寸法図である。 図6は実施例2の展開図である。 図7は実施例2の断面図である。 図8は実施例3の上面図である。 図9は実施例4の展開図である。 図10は実施例4の上面図である。 図11は実施例4の断面図である。 図12は実施例4の底面図である。 図13は実施例5の展開図である。 図14は実施例5の底面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の技術的思想から逸脱しない限り、これら実施の形態に種々の変更及び/又は追加が可能なことは言うまでもない。
図1は本考案の第1請求項に対応した実施例1の斜視図である。
図1に示すように、本考案に係るティッシュボックス(1)は、ティッシュペーパー(4)の取出口となる開口部(3)を備えた蓋部(2)と、図外収納部(6)とからなり、蓋部机上又は床上等に占有する面積を狭めるとともに、安定性があり倒れにくく、大容量のティッシュペーパーを連続引き出し可能に収納するティッシュボックスである。
なお、本実施例においては、略半円柱形状の蓋部(2)からなるティッシュボックスにおいて記述するが、蓋部の形状をどのように美的処理するか、例えば蓋部の上面を平面として蓋部を略直方体状とすることや、蓋部を動物や乗り物等をモチーフとしたデフォルメ形状としたものも、当該創作の範囲に含まれることは言うまでもない。
図2は本考案の実施例1の展開図である。
図2に示すように、ティッシュペーパー(4)の取出口となる開口部(3)を備えた蓋部(2)と、ティッシュペーパー束(5)を収納する略正方形状の収納部(6)とは着脱自在であり、前記収納部(6)の底面にはティッシュペーパーの束(5)を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するための略三角柱形状の突起部(7)を有する。
ただし、前記蓋部(2)と前記収納部(6)とを着脱自在とするのは、ティッシュペーパー束(5)の詰め替えの便宜のためであり、使い捨て用とする本考案に係るティッシュボックスにおいては、蓋部(2)と収納部(6)とが一体として形成され取り外し不可能であっても構わない。
図3は本考案の実施例1の上面図である。
図3に示すように、本考案に係るティッシュボックス(1)の蓋部(2)は、図外収納部(6)内に収納された図外ティッシュペーパー束(5)の長手方向に対して水平の横長手に形成される、図外ティッシュペーパー(4)の取出口となる開口部(3)を備えている。
図4は本考案の実施例1の断面図であり、前図3のA―B断面を示したものである。
図4に示すように、本考案に係るティッシュボックス(1)は、開口部(3)を備えた蓋部(2)が収納部(6)を覆うように両者が嵌合した状態で使用され、前記収容部(6)の底面に形成された略三角柱形状の突起部(7)にそってティッシュペーパー束(5)が長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納されている。
図5は本考案の実施例1の寸法図であり、前図4に寸法を付したものである。
このように、本実施例における本考案に係るティッシュボックス(1)は、ティッシュペーパー束を長手方向に60度の逆V字状に折り畳んで収納し、縦方向の容積を活用することで、一般的なサイズである約20センチメートル四方のティッシュペーパー300〜400枚からなるティッシュペーパー束を、11センチメートル四方の面積内に収納し、机上又は床上等に占有する面積を狭めることができる。
また、本実施例における本考案に係るティッシュボックス(1)の縦方向の高さは15.5センチメートルであり、底面が11センチメートル四方の正方形であることもあって、安定性があり倒れにくい。
なお、これは一例であって、各部の寸法、角度はこれと異なってももちろん良い。
図6は本考案の第1請求項に対応した実施例2の展開図である。
図6に示すように、本実施例においては、頂角を75度とする略三角柱形状の突起部(7)の上部に、さらに突起板(8)を隆起させて、全体としてティッシュペーパー束(5)を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳めるようにしている。
図7は本考案の実施例2の断面図であり、実施例1の図3のA―B断面相当を示している。
図7に示すように、本実施例においては、頂角を75度とする略三角柱形状の突起部(7)の上部に、さらに突起板(8)を隆起させて、全体としてティッシュペーパー束(5)を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳めるようにしている。
その他の点は実施例1と同様である。
図8は本考案の第2請求項に対応した実施例3の上面図である。
図8に示すように、本考案に係るティッシュボックス(1)の蓋部(2)は、開口部(3)に切れ目(10)の入った皮膜状のポリエチレンフィルムからなる抵抗付与部(9)を備えている。
該抵抗付与部(9)を備えることで、前記切れ目(10)がティッシュペーパーを押さえて収納部内に落下しないようにする役目を果たし、ティッシュペーパーを常時一枚取り出し可能な状態に保持することができる。
その他の点は実施例1と同様である。
図9は本考案の第3請求項に対応した実施例4の展開図である。
図9に示すように、本考案に係るティッシュボックス(11)は、ティッシュペーパーの取出口となる開口部(13)を備えた三角形状に処理された三角形蓋部(12)と、ティッシュペーパー束(5)を収納する略正方形状の収納部(14)とからなり、前記収納部(14)の底面は底面自体を正面から見て60度の逆V字状に突起させて形成された略三角柱状の突起底面(15)となっていることを特徴とする。
このように、底面自体を突起させて突起部を形成しても、本考案の目的は達成される。
なお、前記蓋部(12)が三角形状に処理されているのは、逆V字状に突起させて形成された略三角柱状の突起底面(15)と調和する美的処理の一例である。
また図9に示すように、前記突起底面(15)の中央部には、引き出し用孔(16)を有する。
前記引き出し用孔(16)が設けられていることにより、ティッシュペーパー束(5)の詰め替えのために前記三角形蓋部(12)と前記収納部(14)とを分離する際に、使用者は該引き出し用孔(16)に指を入れて三角形蓋部(12)から収納部(14)を引き出すことが可能となり、三角形蓋部(12)と収納部(14)との分離が容易になる。
図10は本考案の実施例4の上面図である。
図10に示すように、本考案に係るティッシュボックス(11)の三角形蓋部(12)は、図外収納部(14)内に収納された図外ティッシュペーパー束(5)の長手方向に対して水平の横長手に形成される、図外ティッシュペーパー(4)の取出口となる開口部(13)を備えている。
また、本考案に係るティッシュボックス(11)の蓋部(12)は実施例3同様、開口部(13)に切れ目(10)の入った皮膜状のポリエチレンフィルムからなる抵抗付与部(9)を備えている。
図11は本考案の実施例4の断面図であり、前図10のA´―B´断面を示したものである。
図11に示すように、本考案に係るティッシュボックス(11)は、開口部(13)を備えた三角形蓋部(12)が収納部(14)を覆うように両者が嵌合した状態で使用され、前記収納部(14)の底面を突起させて形成された突起底面(15)にそってティッシュペーパー束(5)が長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納されている。
図12は本考案の実施例4の底面図である。
図12に示すように、前記収納部(14)の突起底面(15)の中央部には、引き出し用孔(16)を有する。
その他の点は実施例1及び実施例3と同様である。
図13は第3請求項に対応した本考案の実施例5の展開図である。
図13に示すように、図外ティッシュペーパー(4)の取出口となる開口部(3)を備えた蓋部(2)と、ティッシュペーパー束(5)を収納する略正方形状の収納部(6)とは着脱自在であり、前記収納部(6)の底面にはティッシュペーパーの束(5)を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するための略三角柱形状の突起部(7)を有し、さらに前記収納部(6)の底面には、引き出し用孔(17)が二ヵ所設けられている。
前記二ヵ所の引き出し用孔(17)が設けられていることにより、ティッシュペーパー束(5)の詰め替えのために前記蓋部(2)と前記収納部(6)とを分離する際に、使用者は該二ヵ所の引き出し用孔(17)に二本の指を入れて蓋部(2)から収納部(6)を引き出すことが可能となり、蓋部(2)と収納部(6)との分離が容易になる。
図14は本考案の実施例5の底面図である。
図14に示すように、前記収納部(6)の底面には、引き出し用孔(17)が二ヵ所設けられている。
なお、実施例においては底面に引き出し用孔を設けているが、蓋部を収納部全体を覆わない長さとして収納部の側面を一部露出させ、該側面に引き出し用孔を設けることも当然可能である。
その他の点は実施例1と同様である。
1 ティッシュボックス
2 蓋部
3 開口部
4 ティッシュペーパー
5 ティッシュペーパー束
6 収納部
7 突起部
8 突起板
9 抵抗付与部
10 切れ目
11 三角形ティッシュボックス
12 三角形蓋部
13 開口部
14 収納部
15 突起底面
16 引き出し用孔
17 引き出し用孔

Claims (3)

  1. ティッシュペーパーの取出口となる開口部を備えた蓋部と、ティッシュペーパー束を収納する略正方形状の収納部とからなり、該収容部の底面にはティッシュペーパーの束を長手方向に55度乃至65度の逆V字状に折り畳んで収納するための略三角柱形状の突起部を有する、ことを特徴とするティッシュボックス。
  2. 請求項1記載の本考案に係るティッシュボックスにおいて、前記開口部に、切れ目の入った皮膜状の抵抗付与部を備える、ことを特徴とするティッシュボックス。
  3. 請求項1又は2記載の本考案に係るティッシュボックスにおいて、前記収納部に少なくとも一以上の、引き出し用孔を有する、ことを特徴とするティッシュボックス。
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KR101966019B1 (ko) * 2018-10-08 2019-04-04 가쯔에 지바 비닐보관박스

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