JP2017013638A - エンジンコンパートメントの冷却制御構造 - Google Patents

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真之 西堀
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Abstract

【課題】車両のコールドスタートにおけるエンジンまたはモータの早期暖機を図りつつ、暖房性能の向上を図るとともに、高温時の冷却効果にも優れ、車両の燃費性能、空力特性、静音性を向上させることができるエンジンコンパートメントの冷却制御構造を提供する。
【解決手段】車両のパワートレインを、断熱層を有する保温カバーによって被われた内部空間に配設し、この保温カバーには、冷却風の取込口と排出口とがそれぞれ形成され、取込口の形成部位には、冷却風の取込量を調整する取込口開閉部が設けられ、排出口の形成部位には、冷却風の排出量を調整する取込口開閉部が設け、これにより、コールドスタートにおけるエンジンまたはモータの早期暖機完了を図りつつ、高温時の冷却効果に優れ、車両の燃費性能、空力特性、静穏性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通常のガソリン(ディーゼル)エンジン搭載自動車のみならず、PHVやEVなどの空調(暖房)性能の向上のためにエンジン部分をカプセル化することにより、コールドスタート時におけるエンジンまたはモータの暖機時間を短縮するとともに、高温時の冷却効果に優れ、車両の燃費性能、空力特性および静音性を向上させるエンジンコンパートメントの冷却制御構造に関する。
従来、パワートレインの保温性を高め、暖機時間の短縮を図るものとして、例えば特許文献1の「車両のエンジンカプセル化構造物」が知られている。
特許文献1の従来技術は、パワートレインの上側空間を含むエンジンルーム(エンジンコンパートメント)内の上側を囲むエンジンルームカプセル化部材と、パワートレインの下側空間を含むエンジンルーム内の下側を囲むアンダーボディーカプセル化部材とを組み合わせて車両のエンジンカプセル化構造物を設けたものである。車両走行時、このカプセルの前面流入口から流入した車外の冷却風が、カプセルの内部空間を通過する間にパワートレインを冷却し、冷却後の空気をアンダーボディーカプセル化部材の開放された後面出口から排出する。
特許文献1において、車両のコールドスタート(冷温始動)時には、制御部により開閉制御されるエアフラップ(グリルシャター)(以下「グリルシャター」ともいう)を使用して前面流入口を閉じ、パワートレインが収納されたカプセルの内部空間の熱保存を行うことで、パワートレインの暖機時間が短縮される。
また、パワートレインの昇温の効率化を図る別の従来技術として、例えば特許文献2の「車両用エンジンの暖機促進装置」が知られている。
特許文献2の従来技術は、エンジンルームの下部開口部を閉じるアンダーカバーを有し、このアンダーカバーを開閉部により選択的に開閉するようにしたものである。
したがって、車両のコールドスタート時には、開閉部を作動することで下部開口部がアンダーカバーによって閉じ、これによりエンジンルームの空気の流れが規制されて、ルーム内の空気の外部流出が阻止される。その結果、エンジン外壁からの放熱量が減少し、エンジンの暖機時間が短縮される。
しかしながら、このような特許文献1の従来技術は、エンジンカプセル化構造物の内部空間に流入する冷却風をグリルシャターによって遮断し、暖機時間を短縮するものの、冷却風排出側となる車体後方に配置された後面出口が、常に開口した状態となっている。そのため、この後面出口を通って車外の冷却空気がエンジンカプセル化構造物の内部空間へ流入しており、パワートレインの断熱保温が不完全で、パワートレインの暖機時間の短縮効果が小さい。
また、特許文献2の従来技術では、エンジンの作動によって発生した熱が、アンダーボンネットに配置された全機器の温度上昇に使用されていた。そのため、パワートレインの温度上昇が遅くなる。
さらに、特許文献2の従来技術では、使用済みの冷却風を排出する開閉機構をアンダーカバーに設けている。そのため、アンダーカバー部には、車両走行中、高速回転するタイヤによって跳ね上げた砂、石、泥水などが衝突するため、開閉機構の動作信頼性が低下し易く、例えばシャッタのような複雑な構造の開閉機構を設置することは実用上困難である。
特開2013−119384号公報 実開昭54−527号公報
本発明は、上述の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両のコールドスタートにおけるエンジンまたはモータの早期暖機を図りつつ、すなわち暖房性能の向上を図るとともに、高温時の冷却効果に優れ、車両の燃費性能、空力特性、静音性を向上させることができるエンジンコンパートメントの冷却制御構造を提供することにある。
請求項1に記載の本発明は、車両のエンジンまたはモータを、断熱層を有する保温カバーによって被われた内部空間に配設し、前記保温カバーには、冷却風の取込口と排出口とがそれぞれ形成され、前記取込口の形成部位には、冷却風の取込量を調整する取込口開閉部が設けられ、前記排出口の形成部位には、冷却風の排出量を調整する取込口開閉部が設けられたことを特徴とするエンジンコンパートメントの冷却制御構造である。
請求項2に記載の本発明は、前記保温カバーは、その下部に前記エンジンまたはモータを下方から覆う下面カバーを有し、かつこの下面カバーは、エンジンアンダーカバーと別体として構成されているか、あるいは、当該下面カバーとエンジンアンダーカバーとが一体としたエンジンコンパートメントの冷却制御構造である。
請求項3に記載の本発明は、前記取込口開閉部および前記排出口開閉部を、車両状況に応じた制御部による制御によって、前記取込口からの冷却風の取込量および前記排出口からの冷却風の排出量を調整するようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、前記取込口開閉部を、前記取込口を開閉する取込口シャッタと、該取込口シャッタを開閉操作する取込口シャッタ開閉手段とを有するものとし、前記排出口開閉部を、前記排出口を開閉する排出口シャッタと、該排出口シャッタを開閉操作する排出口シャッタ開閉手段とを有するものとし、前記制御部により、前記取込口シャッタ開閉手段および前記排出口シャッタ開閉手段を制御することで、前記取込口シャッタの開度および前記排出口シャッタの開度を変更し、前記保温カバーの内部空間を流れる冷却風の流量を調整するようにしたものである。
ここで、車両としては、普通自動車、大型自動車などが挙げられる。
保温カバーは、エンジンコンパートメント(フロントコンパートメント)に収納され、エンジンと変速機が組み合わされたパワートレインと車体との間またはモータと車体との間で、エンジンまたはモータをカプセル化する部材である。
保温カバーの素材としては、例えば各種の金属、各種の耐熱性合成樹脂などを採用することができる。例えば、ガラス繊維やセルロースファイバーを含む繊維強化プラスチックや発泡プラスチックなどを採用することができる。
保温カバーにより保温される動力源は、少なくともエンジンまたはモータである。したがって、これらの両方を搭載したハイブリッド方式のものでもよい。また、エンジンの場合、保温カバーの内部空間(パワートレイン室)に、エンジンとトランスミッションとを組み合わせたパワートレインを収納してもよい。
保温カバーの構造は任意である。例えば、エンジンまたはモータの上面を覆う上面カバーと、その前面を覆う取込口が形成された前面カバーと、その後面を覆う排出口が形成された後面カバーと、その左右両側面を覆う左右側面カバーと、その下面を覆う下面カバー(エンジンアンダーカバー)とからなるものを採用することができる。このうち、下面カバーは、別体として構成されていることは必ずしも必要ではなく、下面カバーとエンジンアンダーカバーとが共用された、すなわちエンジンアンダーカバーと一体であってもよい。これらは一体成形でも、別体で設けて組み立ててもよい。
保温カバーの内部空間には、エンジンまたはモータとの間に冷却風の通路が形成されている。
なお、保温カバーを構成する下面カバーは保温を機能としているから、通常、従来用いられている車体下の整流(空気抵抗低減)と保護(石や泥から)を機能としているエンジンアンダーカバーとは、別体であるが、同一体であってもよい。
また、下面カバーは、その他の左右側面(前後側面)カバーと一体成形でも、別体でもよい。
次に、断熱層としては、例えば、断熱および吸音素材のポリウレタンフォームなどを採用することができる。断熱層は、例えば保温カバーの内面に設けることができる。
冷却風の取込口は、フロントグリル(ラジエーターグリル)と正対する保温カバーの前面に形成される。また冷却風の排出口は、保温カバーの後面に形成される。なお、この取込口は、フロントグリルと共用されたものであってもよい。
取込口開閉部および排出口開閉部の構造は、取込口または排出口を開閉可能であれば任意である。例えば、取込口シャッタまたは排出口シャッタと、対応するシャッタを開閉する取込口シャッタ開閉手段または排出口シャッタ開閉手段とを有するものなどを採用することができる。
取込口シャッタ開閉手段および排出口開閉手段としては、例えば、アクチュエータからの駆動力を、動力伝達部材を介して取込口シャッタまたは排出口シャッタに伝達し、対応するシャッタを直線移動または回転移動させるものなどを採用することができる。
アクチュエータとしては、電動モータ、油圧シリンダなどを採用することができる。
動力伝達部材としては、例えばリンク構造体、回転軸体などを採用することができる。
制御部による取込口開閉部および排出口開閉部の制御方法としては、車両状況に応じて、例えば取込口開閉部のみ、排出口開閉部のみ、またはこれらの両方を同時に制御することができる。
ここでいう「車両状況に応じて」とは、例えば、車両走行中の冷却水、排気ガス、エンジンオイル、変速機オイルなどの温度が挙げられる。これらが基準以上になる温度条件で、制御部は、冷却のために取込口開閉部および排出口開閉部を開放状態に制御する。また、車両初期始動(ウォームアップ)時や低負荷走行条件、定速走行条件、キーオフ時のように、上記車両走行中の冷却水などが基準以下の温度条件で、取込口開閉部および排出口開閉部を閉鎖状態に制御する。
本発明のエンジンコンパートメントの冷却制御構造によれば、車両のコールドスタート時に、エンジンまたはモータを覆った保温カバーの取込口を取込口開閉部により閉じるとともに、排出口開閉部によって保温カバーの排出口を閉じる。これにより、断熱層付きの保温カバーにより被われたエンジンなどの収納空間(内部空間)の密閉性が高まり、外気との熱交換がなくなって、エンジンまたはモータの温度上昇が早まる。その結果、原動機の暖機時間が短縮し、コールドスタート時の燃費が改善されるとともに、暖機後に取込口(必要により排出口も)を閉じてエンジンコンパートメントに冷却風が流れ込まなくなることによる空力特性、エンジンまたはモータを保温カバーにより覆うことでの静音性を向上させることができる。そのうえ、エンジンの高温時には、冷却効果にも優れる。
また、本発明によれば、エンジンコンパートメントの冷却風の排出口を、従来採用されたアンダーカバーではなく、エンジンコンパートメントに収納された保温カバーに設けたため、走行中に高速回転するタイヤにより跳ね上げられた砂、石、泥水などが、排出口開閉部に直接当たり難い。その結果、排出口開閉部による排出口の開閉動作の信頼性が高まる。
本発明の実施例1に係るエンジンコンパートメントの冷却制御構造が搭載された車両の一部分解図を含む斜視図である。 本発明の実施例1に係るエンジンコンパートメントの冷却制御構造の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1および図2において、10はエンジンコンパートメントの冷却制御構造(以下、冷却制御構造)で、この冷却制御構造10は、車両(自動車)のエンジン、トランスミッションを含むパワートレイン11を、断熱層(図示せず)を有する保温カバー12によって被われたパワートレイン室(内部空間)13に配設したもので、保温カバー12には、前面に冷却風の取込口14が形成され、かつ後面に冷却風の排出口15が形成され、取込口14の形成部位には、冷却風の取込量を調整する取込口開閉部16が設けられ、また排出口15の形成部位には、冷却風の排出量を調整する排出口開閉部17が設けられたものである。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図1および図2に示すように、保温カバー12は、エンジンコンパートメント18の上部に配置される上部保温カバー部材12Aと、エンジンコンパートメント18の下部に配置される下部保温カバー部材12Bとを有している。
上部保温カバー部材12Aは、エンジンコンパートメント18内の上部に固定される上部遮蔽構造物であって、パワートレイン11の上側空間を含んで、車体前端のフロントエンドモジュール、エンジンコンパートメント18と車室の境界位置に配置されるダッシュパネル、左右両側のサイドメンバーの間の空間をエンジンコンパートメント18の上部空間で遮蔽するように設置される。
この上部保温カバー部材12Aの構造は、エンジンコンパートメント18の前側を遮蔽し、かつ取込口14の上半分を構成するように下部が開放された前面カバー19と、上側遮蔽のための上面カバー20と、側面遮蔽のための左右両側面カバー21と、後面を遮蔽する後面カバー22とを有し、これらが一体に形成されたものである。このうち、上面カバー20の前端部がフロントエンドモジュールのキャリアに、左右両側面カバー21がエンジンコンパートメント18内の側面車体部分およびサイドメンバーに、後面カバー22がクロスメンバーにそれぞれ固定されている。
上部保温カバー部材12Aは、ガラス繊維強化プラスチックからなる(下部保温カバー部材12Bも同じ)。
また、上部保温カバー部材12Aの内側面には、所定の厚さの断熱層(図示せず)が装着されている。断熱層は、ポリウレタンフォームからなる。
一方、下部保温カバー部材12Bは、エンジンコンパートメント18のエンジンアンダーカバー23の上面に載置されている。下部保温カバー部材12Bの構造は、エンジンコンパートメント18の前側を遮蔽し、かつ取込口14の下半分を構成するように上部が開放された前面カバー24と、下側遮蔽のための下面カバー(アンダーカバープレート)25と、側面遮蔽のための左右両側面カバー26と、車幅方向の中間部に排出口15が開放された後面カバー27とを有し、これらが一体に形成されたものである。
下部保温カバー部材12Bは、エンジンコンパートメント18内の下部に固定される下部の遮蔽構造物であって、パワートレイン11の下側空間を含んで、車体前後端および左右両側のサイドメンバーの間の空間をエンジンコンパートメント18内の下部空間で遮蔽するように設置されている。
下部保温カバー部材12Bは、左右両側面カバー21がエンジンコンパートメント18内の側面車体部分のサイドメンバーにそれぞれ固定されている。下部保温カバー部材12Bの内側面で、かつパワートレイン11のオイルパンの下側部分には所定の厚さの断熱層(図示せず)が装着されている。
上部保温カバー部材12Aと下部保温カバー部材12Bは、上下方向からパワートレイン11を覆うように気密的に連結されることで、保温カバー12が組み立てられる。このとき、取込口14の上半分と下半分とを構成する部分が連通され、保温カバー12の前面の中央部で、かつ車両の前部に搭載されたフロントグリル(ラジエーターを有する場合にはラジエーターグリル)28と正対する部位に、冷却風の取込口14が現出する。
フロントグリル28の車体側には、制御部29の制御指令により保温カバー12の取込口14を開閉し、開閉作動により保温カバー12の内部への空気の流入を制御する取込口開閉部16が設置されている。
取込口開閉部16は、取込口14を開閉する取込口シャッタ30と、取込口シャッタ30を開閉操作する取込口シャッタ開閉手段31とを有する。取込口シャッタ開閉手段31は、取込口シャッタ30の回動軸32と取込口側電動モータM1とを有している。
取込口シャッタ30は、その上端部に設けられた回動軸32を介して車体前部に取り付けられている。取込口開閉部16は、取込口側電動モータM1により取込口シャッタ30の回動軸32を上方回動または下方回動させる。
取込口開閉部16は、制御部29から車両運転状態に応じて出力される制御指令により取込口シャッタ30の開度を制御する。例えば、初期始動やキーオフ時には制御部29により取込口シャッタ30を閉じ、車両走行中の冷却時には取込口シャッタ30を開く。
すなわち、車両走行中、冷却水、排気ガス、エンジンオイル、変速機オイルなどの温度が基準の温度以上となる温度条件であるとき、制御部29は、パワートレイン11を冷却するために取込口開閉部16を開放側に制御する。一方、車両初期始動時や低負荷走行条件、定速走行条件、キーオフ時のような基準温度未満の温度条件であるときには、制御部29はパワートレイン11を保温するために取込口開閉部16を閉鎖側に制御する。
下部保温カバー部材12Bの後面カバー27の排出口15には、制御部29の制御指令により保温カバー12の排出口15を開閉し、開閉作動により保温カバー12の内部空間からの空気の流入を制御する排出口開閉部17が設置されている。
排出口開閉部17は、排出口15を開閉する排出口シャッタ33と、排出口シャッタ33を開閉操作する排出口シャッタ開閉手段34とを有している。
排出口シャッタ33は、その上端部が後面カバー22の排出口上部形成部に回動軸35を介して取り付けられている。排出口開閉部17は、排出口側電動モータM2により排出口シャッタ33の回動軸35を上方回動または下方回動させる。排出口シャッタ開閉手段34は、回動軸35と排出口側電動モータM2とを有している。
排出口開閉部17は、制御部29から車両運転状態に応じて出力される制御指令により排出口シャッタ33の開度を制御する。例えば、初期始動やキーオフ時には制御部29により排出口シャッタ33を閉じ、車両走行中の冷却時には排出口シャッタ33を開く。
すなわち、車両走行中、冷却水、排気ガス、エンジンオイル、変速機オイルなどの温度が基準の温度以上となる温度条件で、制御部29は、冷却のために排出口開閉部17を開放側に制御し、車両初期始動時や低負荷走行条件、定速走行条件、キーオフ時のような基準温度未満の温度条件にあるときは、排出口開閉部17を閉鎖側に制御する。
以上説明したように、制御部29により、取込口シャッタ開閉手段31および排出口シャッタ開閉手段34を制御することで、保温カバー12の内部空間であるパワートレイン室13を流れる冷却風の流量を調整する。
ここで、冷却制御構造における取込口14および排出口15の開閉制御系を説明する。CPUを有する制御部29の入力ポートには、車両運転状況を検知する各種のセンサが電気的に接続され、また制御部29の出力ポートには、取込口開閉部16の取込口側電動モータM1と、排出口開閉部17の排出口側電動モータM2とが電気的に接続されている。各センサからの車両運転状況の検出信号が制御部29に入力されると、その状況に応じた制御指令が取込口側電動モータM1および排出口側電動モータM2に出力される。
図1および図2に示すエンジンコンパートメント18のエンジンアンダーカバー23には、その前側中央部に保温カバー12の搭載部36が設けられている。また、搭載部36の後方近傍には、排出口15から排出された冷却風の排出ダクト37が形成されている。排出ダクト37は、車両後方へ向かって徐々に先細り化した下方傾斜する通路である。保温カバー12の後部に形成された冷却風の出口37aは、排出ダクト37の排出口15と正対する使用済みの冷却風の入口37bより開口面積が小さく形成されている。
次に、図1および図2を参照しながら、冷却制御構造10の空気流動状態を説明する。
まず、定常走行時には、制御部29からの制御指令により取込口開閉部16の取込口側電動モータM1および排出口開閉部17の排出口側電動モータM2が開放側に駆動し、保温カバー12の取込口シャッタ30および排出口シャッタ33がそれぞれ開く。これにより、取込口14を介して保温カバー12の内部に形成されたパワートレイン室13に冷却風が流入し、この冷却風がパワートレイン室13を通過する間にパワートレイン11と熱交換し、このパワートレイン11を冷却して、下部保温カバー部材12Bの後面カバー22に形成された排出口15から、排出ダクト37を通して車両後方に排出される。
一方、車両のキーオフ時や停車、初期始動時、低負荷高速または低速走行時には、制御部29からの制御指令により取込口開閉部16の取込口側電動モータM1および排出口開閉部17の排出口側電動モータM2が閉鎖側に駆動し、保温カバー12の取込口シャッタ30および排出口シャッタ33がそれぞれ閉じる。これとともに保温カバー12がパワートレイン11の周辺を遮蔽するため、エンジンコンパートメント18の熱を保存する。なお、制御部29による取込口14および排出口15の開閉制御は、このように両方を全開または全閉するだけでなく、一方が全開で他方が全閉の制御を行ってもよい。また、取込口側電動モータM1および排出口側電動モータM2にサーボモータを採用することで、取込口シャッタ30および排出口シャッタ33による取込口14および排出口15の開度を所定値とする制御を行ってもよい。
このように、実施例1の冷却制御構造10によれば、車両のコールドスタート時、パワートレイン11を覆った保温カバー12の取込口14を取込口開閉部16により閉じるとともに、排出口開閉部17によって保温カバー12の排出口15を閉じるようにしたため、保温カバー12により被われたパワートレイン室13の密閉性が高まり、外気との熱交換がなくなって、パワートレイン11の温度上昇が早まる。その結果、パワートレイン11の暖機時間が短縮し、コールドスタート時の燃費が改善されるとともに、暖機後に取込口14および排出口15を閉じてエンジンコンパートメント18に冷却風が流れ込まなくなることでの空力特性や、パワートレイン11を保温カバー12により覆うことでの静音性をそれぞれ向上させることができる。
また、冷却制御構造10によれば、エンジンコンパートメント18の冷却風の排出口15を、従来採用されたアンダーカバーではなく、エンジンコンパートメント18に排出ダクト37を介して収納された保温カバー12に設けたため、車両走行中に高速回転するタイヤにより跳ね上げられた砂、石、泥水などは、狭い冷却風の出口37aからを通過しなければならず、排出口開閉部17に直接当たり難い。その結果、排出口開閉部17による排出口15の開閉動作の信頼性が高まる。
本発明は、車両のコールドスタート時におけるエンジンまたはモータの暖機時間を短縮しつつ、エンジンの高温時には冷却効果にも優れ、車両の燃費性能、空力特性および静音性を向上させるエンジンコンパートメントの冷却制御技術として有用である。
10 エンジンコンパートメントの冷却制御構造
11 パワートレイン(エンジンまたはモータ)
12 保温カバー
13 パワートレイン室(内部空間)
14 取込口
15 排出口
16 取込口開閉部
17 排出口開閉部
23 エンジンアンダーカバー
25 下面カバー
29 制御部
30 取込口シャッタ
31 取込口シャッタ開閉手段
33 排出口シャッタ
34 排出口シャッタ開閉手段

Claims (4)

  1. 車両のエンジンまたはモータを、断熱層を有する保温カバーによって被われた内部空間に配設し、
    前記保温カバーには、冷却風の取込口と排出口とがそれぞれ形成され、
    前記取込口の形成部位には、冷却風の取込量を調整する取込口開閉部が設けられ、
    前記排出口の形成部位には、冷却風の排出量を調整する排出口開閉部が設けられた
    ことを特徴とするエンジンコンパートメントの冷却制御構造。
  2. 前記保温カバーは、その下部に前記エンジンまたはモータを下方から覆う下面カバーを有し、かつこの下面カバーは、エンジンアンダーカバーと別体として構成されているか、あるいは、当該下面カバーとエンジンアンダーカバーとが一体である請求項1に記載のエンジンコンパートメントの冷却制御構造。
  3. 前記取込口開閉部および前記排出口開閉部は、車両状況に応じた制御部による制御によって、前記取込口からの冷却風の取込量および前記排出口からの冷却風の排出量を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンコンパートメントの冷却制御構造。
  4. 前記取込口開閉部は、前記取込口を開閉する取込口シャッタと、該取込口シャッタを開閉操作する取込口シャッタ開閉手段とを有し、
    前記排出口開閉部は、前記排出口を開閉する排出口シャッタと、該排出口シャッタを開閉操作する排出口シャッタ開閉手段とを有し、
    前記制御部により、前記取込口シャッタ開閉手段および前記排出口シャッタ開閉手段を制御することで、前記取込口シャッタの開度および前記排出口シャッタの開度を変更し、前記保温カバーの内部空間を流れる冷却風の流量を調整することを特徴とする請求項3に記載のエンジンコンパートメントの冷却制御構造。
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