JP2019065722A - 車両のパワーユニットのカプセル装置 - Google Patents
車両のパワーユニットのカプセル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019065722A JP2019065722A JP2017189308A JP2017189308A JP2019065722A JP 2019065722 A JP2019065722 A JP 2019065722A JP 2017189308 A JP2017189308 A JP 2017189308A JP 2017189308 A JP2017189308 A JP 2017189308A JP 2019065722 A JP2019065722 A JP 2019065722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- temperature
- power unit
- engine body
- capsule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002775 capsule Substances 0.000 title claims abstract description 90
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 22
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 15
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 18
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000008246 gaseous mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/02—Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
- B60K11/04—Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/08—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor
- B60K11/085—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor with adjustable shutters or blinds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K13/00—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
- B60K13/02—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning intake
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K13/00—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
- B60K13/04—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning exhaust
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/06—Arrangement in connection with cooling of propulsion units with air cooling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/88—Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
Description
このため、現在および少なくとも近い未来においては、ハイブリッド自動車を含めて、混合気をエンジン本体で燃焼させる内燃機関の利用がなくなるとは考えにくい。
しかしながら、特許文献1では、エンジン本体の再始動の際には、エンジン本体が適切に暖気されるまでの期間において、停止中と同様にカプセル構造を閉じている。このため、カプセル構造で覆われているエンジン本体は、エンジン本体そのものでの熱でしか暖気され得ない。
よって、車両の状態に応じて開口部を閉じることができる。これにより、カプセル構造の内側のエンジン本体の温度が変化し難くできる。
たとえば車両の停車中またはパワーユニットの停止中には開閉部材により開口部を閉じることにより、停止中のエンジン本体の温度を長期にわたって維持し、その後に、冷却されていない状態のエンジン本体において再始動をすることができる。エンジン本体が暖められた状態で再始動することにより、再始動の直後から好適なエンジン性能を発揮できる。エンジン本体の燃費は冷却された状態から適切な温度まで暖気されるまでの期間において一般的に低下することがあるが、そのような事態の発生を減らし、実使用での燃費性能を改善できる。
また、車両の状態に応じて開口部を開くことができる。これにより、カプセル構造の内側のエンジン本体に対して、排気系部材で暖められた空気を供給することができる。
たとえば制御部は、エンジン本体、パワーユニットまたはカプセル構造の内部の第一温度と、カプセル構造の外にある排気系部材またはその周辺の第二温度との相関関係に基づいて、開閉部材による開口部の開閉を制御する。第一温度がエンジン本体またはパワーユニットの暖気を必要とする温度である場合、第二温度が第一温度より高い状態において開閉部材により開口部を開く。これにより、燃焼ガスを排気する排気系部材により暖められた外気をカプセル構造の内側へ取り込み、冷却された状態のエンジン本体を温めることができる。再始動の際にエンジン本体より先に極めて高い温度となる排気系部材の熱を利用してエンジン本体を早期に暖気することができる。
このように、本発明では、エンジン本体の熱だけでなく排熱をも好適に利用して、エンジン本体などのパワーユニットを、作動に適した温度に維持することができる。これにより、実使用での燃費を向上させることができる。
しかも、少なくとも排気系部材についてはカプセル構造の外とすることにより、これらを含めてカプセル構造で囲う場合と比べて、閉じたカプセル構造の内部が排熱により異常に高温となってしまうことを防止できる。エンジン本体の吸排気系、エンジン本体のマウントやカバー部材として用いられる樹脂やゴム製の部品に対する悪影響の発生を抑制できる。
自動車1は、車両の一例である。図1(A)は、模式的な自動車1の側面透視図である。図1(B)は、模式的な自動車1の前面透視図である。
前室3には、エンジン本体11、トランスミッション12などのパワーユニットが配置される前室3が設けられる。また、車体2の床下には、前室3から車体2の後側へ向かってプロペラシャフト13が設置される。プロペラシャフト13の後端には、後側の車軸や車輪15と連結されるリアディファレンシャルギアボックス14が設けられる。
エンジン本体11は、エアクリーナ16および吸気管17を通じて吸気される外気とガソリンとの混合気を燃焼室において点火燃焼させ、燃焼した混合気の膨張圧力によりピストンをシリンダ内で降下させ、ピストンに連結された出力軸を回転させる。また、燃焼した混合気は、開いた排気弁および排気管18を通じて外へ排気される。
エンジン本体11で発生させた出力軸の回転駆動力は、トランスミッション12で減速され、プロペラシャフト13、リアディファレンシャルギアボックス14、およびリアアクスルシャフトを通じて後側の車輪15へ伝達される。また、回転駆動力の一部は、トランスミッション12で分岐され、図示外のフロントアクスルシャフトを通じて前側の車輪15へ伝達される。
このため、現在および少なくとも近い未来においては、ハイブリッド自動車を含めて、混合気をエンジン本体11で燃焼させる内燃機関の利用がなくなるとは考えにくい。
このため、今後もさらに、混合気をエンジン本体11で燃焼させる内燃機関についての燃費性能を向上させることが求められる。エンジン本体11を含むパワーユニットの、実使用での燃費性能を向上させることが求められている。
オイルパン19は、エンジン本体11の下部に、エンジン本体11と一体的に形成されている。エンジン本体11およびトランスミッション12は、オイルにより潤滑される機器である。
ラジエタ20、エアクリーナ16、吸気管17、排気管18、ターボ機器21、触媒機器22は、エンジン本体11とともに用いられるエンジン補器である。エンジン補器には、特に図示をしないがこの他にもたとえば、発電機、バッテリ、ディストリビュータ、インジェクタ、燃料タンク、ポンプ、などがある。これらのエンジン補器は、エンジン本体11の作動を助け、エンジン本体11の状態および燃焼状態を燃焼に適した範囲内とするために、エンジン本体11とともに用いられるものである。
図3は、図2のカプセル装置30の詳細な構成の説明図である。
カプセル装置30は、被覆ケース部材31、開口部32、内部温度センサ33、外部温度センサ34、制御部35、開閉部材36、を有する。
これにより、被覆ケース部材31は、エンジン本体11およびトランスミッション12との間に空気層を確保しつつ、これらの周囲を密閉するように囲う。エンジン本体11に設けられるインジェクタ、オイルパン19も、被覆ケース部材31に囲われる。
また、排気管18の略全体、ターボ機器21、触媒機器22、エアクリーナ16、吸気管17の略全体は、被覆ケース部材31の外に設けられる。
なお、発電機、バッテリ、ディストリビュータ、燃料タンク、ポンプなどのエンジン補器は、被覆ケース部材31の内側に設けられても、外側に設けられてもよい。
そして、被覆ケース部材31は、図1に示すように前室3において、エンジン本体11と重ねて、エンジン本体11と同じ位置で、車体2の一対のフロントビーム5の上に取り付けて支持される。被覆ケース部材31は、図1(B)に示すように一対のフロントビーム5から下へ突出することがないように設けられる。車体2の最低地上高は、被覆ケース部材31が無い場合と同じになる。
これにより、開口部32は、カプセル構造についての、オイルパン19と排気管18との間に位置する。
図3(A)は、開閉部材36を下げた状態である。この状態では、被覆ケース部材31の開口部32が閉じられる。被覆ケース部材31は密閉され、被覆ケース部材31の内側の空間は、外側から分離され得る。
図3(B)は、開閉部材36を上げた状態である。この状態では、被覆ケース部材31の開口部32が開いている。開口部32を通じて被覆ケース部材31の内側と外側とが連通し得る。
そして、このように開閉部材36を、被覆ケース部材31の開口部32の上外側において上へ回動可能に取り付けることにより、開閉部材36は、被覆ケース部材31より下側へ突出しないようになる。図1に示すように、開閉部材36は、車体2の一対のフロントビーム5から下へ突出しないように内側に収めて設けられる。
制御部35は、たとえばマイクロコンピュータにより実現できる。専用回路として被覆ケース部材31に取り付けて設けられても、自動車1を制御するECU(Engine Control Unit)の機能として設けられてもよい。
制御部35は、図4の開閉制御を繰り返し実行する。
最近の自動車1では、エンジンキーや始動スイッチが操作された場合、エンジン本体11が動作と停止との間で切り替わる。また、自動車1が停車している場合、ECUの制御により次にアクセルペダルが操作されるまでの期間で、エンジン本体11が停止される。これらの場合を、エンジン本体11を停止するタイミングとすればよい。
エンジン本体11を停止するタイミングである場合、制御部35は、開口部32を閉じる(ステップST3)。これにより、被覆ケース部材31は密閉される。被覆ケース部材31の内部は断熱構造により保温される。
エンジン本体11を始動するタイミングでも、エンジン本体11を停止するタイミングでもない場合、制御部35は、基本的に開閉制御を実施することなく、図4の処理を終了する。
そして、制御部35は、内部温度と暖気開始温度とを比較する(ステップST5)。暖気開始温度は、たとえばエンジン本体11やトランスミッション12についての運転に適した最小の温度でよい。具体的にはたとえば、これらで使用するオイルの粘性が、運転に適した所望のものより高くなる温度でよい。
内部温度が暖気開始温度より高い場合、制御部35は、開口部32を閉じる(ステップST3)。これにより、エンジン本体11の始動前から閉じていた開口部32は、閉じた状態に維持される。
そして、始動直後の外部温度が内部温度と同様に低い状態では、エンジン本体11と同様に排気管18の温度も低い。この場合、制御部35は、外部温度が内部温度より高いと判断しない。制御部35は、開口部32を閉じる(ステップST3)。これにより、エンジン本体11の始動前から閉じていた開口部32は、閉じた状態に維持される。
開口部32が開くと、図3(B)に示すように、高温の排気管18により暖められた外気が、開口部32を通じて被覆ケース部材31の内側へ流れ込む。これにより、冷却されていたエンジン本体11およびトランスミッション12は、それ自体の発熱に加えて、排気される燃焼後の混合気の熱の一部により暖められる。
これにより、排気管18により加熱された外気が、適切に暖気された状態にあるエンジン本体11およびトランスミッション12の温度をさらに上昇させるように寄与しないようにできる。
よって、自動車1の状態に応じて開口部32を閉じることができる。これにより、カプセル構造の内側のエンジン本体11の温度が変化し難くできる。
たとえば自動車1の停車中またはパワーユニットの停止中には開閉部材36により開口部32を閉じることにより、停止中のエンジン本体11の温度を長期にわたって維持し、その後に、冷却されていない状態のエンジン本体11において再始動をすることができる。エンジン本体11が暖められた状態で再始動することにより、再始動の直後から好適なエンジン性能を発揮できる。エンジン本体11の燃費は冷却された状態から適切な温度まで暖気されるまでの期間において一般的に低下することがあるが、そのような事態の発生を減らし、実使用での燃費性能を改善できる。
また、自動車1の状態に応じて開口部32を開くことができる。これにより、カプセル構造の内側のエンジン本体11に対して、排気管18で暖められた空気を供給することができる。
たとえば制御部35は、エンジン本体11、パワーユニットまたはカプセル構造の内部の内部温度と、カプセル構造の外にある排気管18またはその周辺の外部温度との相関関係に基づいて、開閉部材36による開口部32の開閉を制御する。内部温度がエンジン本体11またはパワーユニットの暖気を必要とする温度である場合、外部温度が内部温度より高い状態において開閉部材36により開口部32を開く。これにより、燃焼後の高温の混合気を排気する排気管18により暖められた外気をカプセル構造の内側へ取り込み、冷却された状態のエンジン本体11を温めることができる。再始動の際にエンジン本体11より先に極めて高い温度となる排気管18の熱を利用してエンジン本体11を早期に暖気することができる。
しかも、少なくとも排気管18についてはカプセル構造の外とすることにより、これらを含めてカプセル構造で囲う場合と比べて、閉じたカプセル構造の内部が排熱により異常な高温になってしまうことを防止できる。エンジン本体11の吸排気系、エンジン本体11のマウントやカバー部材として用いられる樹脂やゴム製の部品に対する悪影響の発生を抑制できる。
また、カプセル構造の外側に設けられる開閉部材36は、自動車1の骨格部材または構造部材より内側に収まるように可動可能に設けられる。これにより、自動車1の車体2の最低地上高などのスペックに大きな影響を与えることなく、自動車1にカプセル構造を設けることができる。
この他にも自動車1には、内燃機関とともにモータ駆動による電気駆動装置を有するハイブリッド自動車や、電気駆動装置のみを有する電気自動車がある。
図5には、トランスミッション12に電気モータ41が取り付けられている。電気モータ41には、図示外のコンバータを通じて複数の電池セルが接続される。電気モータ41を駆動することにより、トランスミッション12を通じで駆動力をプロペラシャフト13に伝達させることができる。
このようなパワーユニットの構成である場合、カプセル装置30の被覆ケース部材31は、エンジン本体11、エンジン補器、トランスミッション12とともに、ハイブリッド機器としての電気モータ41やコンバータを囲うように設けられてよい。この場合、電気モータ41やコンバータを、摩擦抵抗などが運転に適した状態になるように暖めることが可能である。また、被覆ケース部材31の内を二室に分けて、一方にエンジン本体11などを収め、他方にハイブリッド機器を収めるようにしてもよい。この場合、部屋ごとに個別の温度に保温させることも可能になる。
この他にもたとえば、少なくとも運転継続中に自動車1が停車した場合でのエンジン本体11の一時的な停止については、運転中として、エンジン本体11が停止しているタイミングではないと判断するようにしてもよい。この場合、開口部32は開いたままの状態に維持され得る。これにより、運転継続中の短時間の停車においてエンジン本体11の温度が大きく上昇してしまうことを防ぐことができる。
Claims (12)
- 車両の房室に設けられて混合気をエンジン本体で燃焼させて排気系部材を通じて排気するパワーユニットを有する車両についての、少なくとも前記排気系部材を外とするとともに少なくとも前記エンジン本体を囲うカプセル構造と、
前記カプセル構造についての前記排気系部材の近くに設けられる開口部と、
前記開口部を閉じるように可動可能に設けられる開閉部材と、
前記開閉部材による前記開口部の開閉を制御する制御部と、
を有する、
車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記制御部は、前記車両の少なくとも運転継続中の一時的なものを除いた停車または前記パワーユニットの停止の間は、前記開閉部材により前記開口部を閉じる、
請求項1記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記制御部は、前記エンジン本体、前記パワーユニットまたは前記カプセル構造の内部の第一温度と、前記カプセル構造の外にある前記排気系部材またはその周辺の第二温度との相関関係に基づいて、前記開閉部材による前記開口部の開閉を制御する、
請求項1または2記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記制御部は、第一温度が前記エンジン本体または前記パワーユニットの暖気を必要とする温度である場合、第二温度が前記第一温度より高い状態において前記開閉部材により前記開口部を開く、
請求項1から3のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記制御部は、
第一温度として前記エンジン本体のオイルまたはそれを蓄えるオイルパンの温度を取得し、
前記第一温度が暖気を開始する温度以下である場合には第二温度が前記第一温度より高い状態において前記開閉部材により前記開口部を開き、
前記第一温度が暖気を終了する温度以上である場合には前記開閉部材により前記開口部を閉じる、
請求項1から4のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記排気系部材は、前記車両において、前記エンジン本体またはオイルパンの前側を通るように設けられ、
前記開口部は、前記カプセル構造についての、前記エンジン本体または前記オイルパンと前記排気系部材との間に設けられる、
請求項1から5のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記開閉部材は、前記カプセル構造に用いる被覆部材と一体的に設けられる、
請求項1から6のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記カプセル構造は、前記車両の中において、少なくとも前記エンジン本体を囲う被覆ケース部材を有し、
前記被覆ケース部材は、前記エンジン本体とともに、前記車両の骨格部材または構造部材に取り付けて支持される、
請求項1から7のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記カプセル構造の外側に設けられる前記開閉部材は、前記車両の骨格部材または構造部材より内側に位置するように設けられる、
請求項1から8のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記カプセル構造は、前記車両において、少なくとも前記エンジン本体を含む、オイルにより潤滑される機器を囲う、
請求項1から9のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記カプセル構造は、前記車両に設けられる前記エンジン本体、エンジン補器、トランスミッション、およびハイブリッド機器の中の、少なくとも前記エンジン本体を囲う、
請求項1から10のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。 - 前記カプセル構造は、前記車両において、前記パワーユニットについての、排気管、ターボ機器、マフラ、および触媒機器を外にするように設けられる、
請求項1から11のいずれか一項記載の車両のパワーユニットのカプセル装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017189308A JP6543669B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 車両のパワーユニットのカプセル装置 |
US16/030,950 US10773587B2 (en) | 2017-09-29 | 2018-07-10 | Capsule apparatus for power unit of vehicle |
CN201810919716.XA CN109572403B (zh) | 2017-09-29 | 2018-08-14 | 车辆的动力单元的封装装置 |
DE102018120434.5A DE102018120434A1 (de) | 2017-09-29 | 2018-08-22 | Kapselvorrichtung für eine antriebseinheit für ein fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017189308A JP6543669B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 車両のパワーユニットのカプセル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019065722A true JP2019065722A (ja) | 2019-04-25 |
JP6543669B2 JP6543669B2 (ja) | 2019-07-10 |
Family
ID=65728195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017189308A Active JP6543669B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 車両のパワーユニットのカプセル装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10773587B2 (ja) |
JP (1) | JP6543669B2 (ja) |
CN (1) | CN109572403B (ja) |
DE (1) | DE102018120434A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143329U (ja) * | 1977-04-18 | 1978-11-11 | ||
JP2009040182A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Mazda Motor Corp | 車両のパワートレイン配設構造 |
JP2017013638A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | スターライト工業株式会社 | エンジンコンパートメントの冷却制御構造 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB284377A (en) * | 1926-10-21 | 1928-01-23 | Sydney Allen Currin | Improvements relating to the transmission mechanism of automobiles |
AT373364B (de) * | 1977-10-28 | 1984-01-10 | List Hans | Brennkraftmaschine mit schalldaemmender verschalung |
KR101315713B1 (ko) | 2011-12-07 | 2013-10-10 | 기아자동차주식회사 | 차량의 엔진 인캡슐레이션 구조물 |
CN105050875B (zh) * | 2013-03-14 | 2018-12-28 | 艾里逊变速箱公司 | 用于优化混合动力车辆电池使用限制条件的系统和方法 |
JP6164568B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2017-07-19 | スズキ株式会社 | 排気系熱交換器の配置構造 |
US9447754B1 (en) * | 2015-07-02 | 2016-09-20 | Bright Acceleration Technologies LLC | Method and apparatus for internal combustion engine system with improved turbocharging |
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017189308A patent/JP6543669B2/ja active Active
-
2018
- 2018-07-10 US US16/030,950 patent/US10773587B2/en active Active
- 2018-08-14 CN CN201810919716.XA patent/CN109572403B/zh active Active
- 2018-08-22 DE DE102018120434.5A patent/DE102018120434A1/de active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143329U (ja) * | 1977-04-18 | 1978-11-11 | ||
JP2009040182A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Mazda Motor Corp | 車両のパワートレイン配設構造 |
JP2017013638A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | スターライト工業株式会社 | エンジンコンパートメントの冷却制御構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN109572403B (zh) | 2023-06-30 |
US10773587B2 (en) | 2020-09-15 |
CN109572403A (zh) | 2019-04-05 |
DE102018120434A1 (de) | 2019-04-04 |
US20190100097A1 (en) | 2019-04-04 |
JP6543669B2 (ja) | 2019-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6568915B2 (ja) | パワーユニットのカプセル構造を有する車両 | |
US7769505B2 (en) | Method of operating a plug-in hybrid electric vehicle | |
US9970364B2 (en) | Vehicle including internal combustion engine for driving generator | |
EP1382475A1 (en) | Hybrid vehicle and method in which the engine is preheated before start | |
JP6278029B2 (ja) | 発電機駆動用エンジン搭載の自動車 | |
CN110872969B (zh) | 车辆及车辆的控制方法 | |
JP6660923B2 (ja) | パワーユニットのカプセル構造を有する車両 | |
US9956848B2 (en) | System and method for heating a vehicle cabin | |
JP6543669B2 (ja) | 車両のパワーユニットのカプセル装置 | |
US10151261B2 (en) | Stop control system for direct-injection type internal combustion engine | |
JP6064824B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2005299504A (ja) | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法 | |
JP7022551B2 (ja) | 車両のパワーユニットのカプセル装置 | |
JP7002269B2 (ja) | 車両のパワーユニットのカプセル装置 | |
JP2020019397A (ja) | 制御装置 | |
JP6565634B2 (ja) | ハイブリッド車両及びその制御方法 | |
JP6924663B2 (ja) | パワーユニットを囲うカプセル構造を有する車両 | |
US20110260529A1 (en) | On-demand electric power control strategy | |
JP7022552B2 (ja) | 車両のパワーユニットのカプセル装置 | |
JP2013203150A (ja) | プラグインハイブリッド自動車 | |
JP2004052728A (ja) | 車両のエンジン始動制御装置 | |
JP4538376B2 (ja) | 内燃機関の暖機システム | |
JP2014088783A (ja) | 制御装置 | |
KR20160112273A (ko) | 연료 차단 주행시 엔진 밸브 제어 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6543669 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |