JP6361478B2 - エンジンルーム通風構造 - Google Patents
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Description
空気流入部(7)および空気流出部(8a)を有する車両前部のエンジンルーム(1)の内部に配置されたエンジン(10)と、
エンジンルームの内部のうちエンジンの車両左右方向一側に配置されたトランスミッション(20)と、
エンジンルームの内部のうちトランスミッションの車両前方側に配置され、エンジン冷却水と空気流入部から流入した空気とを熱交換させるラジエータ(32)と、
エンジンルームの内部のうちトランスミッションとラジエータの間に配置され、ラジエータを通過する空気流を形成するファン(33)とを備え、
エンジンは、エンジンの車両前方側に配置された排気マニホールド(12)を有し、
空気流入部は、エンジンルームの車両最前部に設けられ、ラジエータに対向する部分(7a)と、排気マニホールドに対向する部分(7b)とを有し、
空気流出部は、エンジンルームのうちトランスミッションに対してエンジン側とは反対側の位置に設けられており、
ファンが停止状態とされるエンジンおよびトランスミッションの暖機時において、空気流入部のうち排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流が、排気マニホールドに当たった後、トランスミッションの表面上を流れ、空気流出部からエンジンルームの外部に排出される構造となっており、
空気流入部の排気マニホールドに対向する部分と排気マニホールドの間に設けられ、空気通路の開度を調整して、空気流入部の排気マニホールドに対向する部分から流入する空気流の流量を調整する開度調整装置(40)を備え、
開度調整装置は、暖機時の開度を空気流入部の排気マニホールドに対向する部分から空気流が流入する開度とし、エンジンおよびトランスミッションの暖機後の開度を暖機時の開度よりも小さな開度とするようになっていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、 空気流入部(7)および空気流出部(8a)を有する車両前部のエンジンルーム(1)の内部に配置されたエンジン(10)と、
エンジンルームの内部のうちエンジンの車両左右方向一側に配置されたトランスミッション(20)と、
エンジンルームの内部のうちトランスミッションの車両前方側に配置され、エンジン冷却水と空気流入部から流入した空気とを熱交換させるラジエータ(32)と、
エンジンルームの内部のうちトランスミッションとラジエータの間に配置され、ラジエータを通過する空気流を形成するファン(33)とを備え、
エンジンは、エンジンの車両前方側に配置された排気マニホールド(12)を有し、
空気流入部は、エンジンルームの最前部に設けられ、ラジエータに対向する部分(7a)と、排気マニホールドに対向する部分(7b)とを有し、
空気流出部は、エンジンルームのうちトランスミッションに対してエンジン側とは反対側の位置に設けられており、
ファンが停止状態とされるエンジンおよびトランスミッションの暖機時において、空気流入部のうち排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流が、排気マニホールドに当たった後、トランスミッションの表面上を流れ、空気流出部からエンジンルームの外部に排出される構造となっており、
エンジンルームは、トランスミッション側のタイヤハウス(9a)に連通する第1連通部(8a)と、エンジン側のタイヤハウス(9b)に連通する第2連通部(8b)とを有し、
エンジンルームの内部に配置され、空気流入部の排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を遮蔽して、当該空気流が第2連通部からエンジン側のタイヤハウスへ流出することを防止する遮蔽部材(50)を備え、
第1連通部が空気流出部を構成し、
遮蔽部材には、空気流入部の排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を第2連通部に流すための開口部(50a)と、開口部を開閉する開閉装置(51)とが設けられていることを特徴としている。
本実施形態では、駆動方式がFF方式である小型車のエンジンルームの構造について説明する。ここでいう小型車とは、排気量が1000cc程度以下の自動車である。
(1)エンジン10、トランスミッション20の暖機時
図4に示すように、トランスミッション20の温度T1、エンジン冷却水の温度T2、エンジン10本体の温度T3が、それぞれ、T1<Tth1、T2<Tth2、T3<Tth3の場合、シャッタ40は開(全開)とされ、ファン33はOFFとされる。Tth1、Tth2、Tth3は、それぞれ、各温度に対して予め設定された設定温度(しきい値)である。このため、温度T1、T2が外気温と設定温度Tth1、Tth2の間の温度であって、温度T3が設定温度Tth3よりも低い温度である、エンジン10の始動直後の冷間時からエンジン10の暖機中の間は、シャッタ40は開(全開)とされ、ファン33はOFFとされる。
(2)ラジエータ32、トランスミッション20の冷却時
エンジン10等の暖機が終了し、エンジン10本体の冷却は不要だが、ラジエータ32やトランスミッション20の冷却が必要な時、すなわち、図4に示すように、T1>Tth1、T2>Tth2、T3<Tth3の場合、シャッタ40は閉とされ、ファン33はONとされる。
(3)ラジエータ32、トランスミッション20、エンジン10本体の冷却時
さらに、エンジン10本体や排気マニホールド12の冷却が必要な時、すなわち、図4に示すように、T1>Tth1、T2>Tth2、T3>Tth3の場合、シャッタ40は半開とされ、ファン33はONとされる。
図5に示すように、本実施形態は、第1実施形態のエンジンルーム1の通風構造において、遮蔽板50に対して開口部50aとドア51を設けたものであり、その他の構成は第1実施形態と同じである。
(1)エンジン10、トランスミッション20の暖機時
図6に示すように、T1<Tth1、T2<Tth2、T3<Tth3の場合、第1実施形態と同様に、シャッタ40は開(全開)とされ、ファン33はOFFとされる。この場合、ドア51は閉とされる。これにより、第1実施形態と同様に、図1に示すように、エンジンルーム1の内部を車速風が流れるので、第1実施形態と同様の暖機促進効果が得られる。
(2)ラジエータ32、トランスミッション20の冷却時
図6に示すように、T1>Tth1、T2>Tth2、T3<Tth3の場合、第1実施形態と同様に、シャッタ40は閉とされ、ファン33はONとされる。この場合、ドア51は閉とされる。これにより、第1実施形態と同様に、図2に示すように、エンジンルーム1の内部を車速風が流れる。
(3)ラジエータ32、トランスミッション20、エンジン10本体の冷却時
図6に示すように、トランスミッション20の温度T1、エンジン冷却水の温度T2が設定温度よりも高く(T1>Tth1、T2>Tth2)、エンジン10本体の温度が所定温度よりも高い場合(T3>Tth3)、ファン33はONとされ、第1実施形態と異なり、シャッタ40は開(全開)とされる。この場合、遮蔽板50のドア51は開とされる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
7 空気流入部
7a 空気流入部のECMに対向する部分
7b 空気流入部の排気マニホールドに対向する部分
8a 左側連通部(第1連通部)
8b 右側連通部(第2連通部)
10 エンジン
12 排気マニホールド
20 トランスミッション
32 ラジエータ
33 ファン
40 シャッタ(開度調整装置)
50 遮蔽板(遮蔽部材)
50a 遮蔽板の開口部
51 ドア(遮蔽板の開口部を開閉する開閉装置)
Claims (4)
- 空気流入部(7)および空気流出部(8a)を有する車両前部のエンジンルーム(1)の内部に配置されたエンジン(10)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記エンジンの車両左右方向一側に配置されたトランスミッション(20)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記トランスミッションの車両前方側に配置され、エンジン冷却水と前記空気流入部から流入した空気とを熱交換させるラジエータ(32)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記トランスミッションと前記ラジエータの間に配置され、前記ラジエータを通過する空気流を形成するファン(33)とを備え、
前記エンジンは、前記エンジンの車両前方側に配置された排気マニホールド(12)を有し、
前記空気流入部は、前記エンジンルームの最前部に設けられ、前記ラジエータに対向する部分(7a)と、前記排気マニホールドに対向する部分(7b)とを有し、
前記空気流出部は、前記エンジンルームのうち前記トランスミッションに対して前記エンジン側とは反対側の位置に設けられており、
前記ファンが停止状態とされる前記エンジンおよび前記トランスミッションの暖機時において、前記空気流入部のうち前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流が、前記排気マニホールドに当たった後、前記トランスミッションの表面上を流れ、前記空気流出部から前記エンジンルームの外部に排出される構造となっており、
前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分と前記排気マニホールドの間に設けられ、空気通路の開度を調整して、前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から流入する空気流の流量を調整する開度調整装置(40)を備え、
前記開度調整装置は、前記暖機時の開度を前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から空気流が流入する開度とし、前記エンジンおよび前記トランスミッションの暖機後の開度を前記暖機時の開度よりも小さな開度とするようになっていることを特徴とするエンジンルームの通風構造。 - 前記エンジンルームは、前記トランスミッション側のタイヤハウス(9a)に連通する第1連通部(8a)と、前記エンジン側のタイヤハウス(9b)に連通する第2連通部(8b)とを有し、
前記エンジンルームの内部に配置され、前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を遮蔽して、当該空気流が前記第2連通部から前記エンジン側のタイヤハウスへ流出することを防止する遮蔽部材(50)を備え、
前記第1連通部が前記空気流出部を構成することを特徴とする請求項1に記載のエンジンルームの通風構造。 - 前記遮蔽部材には、前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を前記第2連通部に流すための開口部(50a)と、前記開口部を開閉する開閉装置(51)とが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンルームの通風構造。
- 空気流入部(7)および空気流出部(8a)を有する車両前部のエンジンルーム(1)の内部に配置されたエンジン(10)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記エンジンの車両左右方向一側に配置されたトランスミッション(20)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記トランスミッションの車両前方側に配置され、エンジン冷却水と前記空気流入部から流入した空気とを熱交換させるラジエータ(32)と、
前記エンジンルームの内部のうち前記トランスミッションと前記ラジエータの間に配置され、前記ラジエータを通過する空気流を形成するファン(33)とを備え、
前記エンジンは、前記エンジンの車両前方側に配置された排気マニホールド(12)を有し、
前記空気流入部は、前記エンジンルームの最前部に設けられ、前記ラジエータに対向する部分(7a)と、前記排気マニホールドに対向する部分(7b)とを有し、
前記空気流出部は、前記エンジンルームのうち前記トランスミッションに対して前記エンジン側とは反対側の位置に設けられており、
前記ファンが停止状態とされる前記エンジンおよび前記トランスミッションの暖機時において、前記空気流入部のうち前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流が、前記排気マニホールドに当たった後、前記トランスミッションの表面上を流れ、前記空気流出部から前記エンジンルームの外部に排出される構造となっており、
前記エンジンルームは、前記トランスミッション側のタイヤハウス(9a)に連通する第1連通部(8a)と、前記エンジン側のタイヤハウス(9b)に連通する第2連通部(8b)とを有し、
前記エンジンルームの内部に配置され、前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を遮蔽して、当該空気流が前記第2連通部から前記エンジン側のタイヤハウスへ流出することを防止する遮蔽部材(50)を備え、
前記第1連通部が前記空気流出部を構成し、
前記遮蔽部材には、前記空気流入部の前記排気マニホールドに対向する部分から流入した空気流を前記第2連通部に流すための開口部(50a)と、前記開口部を開閉する開閉装置(51)とが設けられていることを特徴とするエンジンルームの通風構造。
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