JP2019039304A - エンジンの保温構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図ることができるエンジンの保温構造の提供を目的とする。【解決手段】エンジンの上方を覆う上蓋部14と、エンジンの側方を覆う側壁部17,18とから構成される専用の保温部材20を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部18の一部がハーネスプロテクタ40で構成されたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

この発明は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造に関する。
一般に、車両を屋外に所定時間(例えば、8時間以上)停止させると、エンジン温度は外気温まで低下する。
そこで、エンジン温度が外気温まで低下しないように、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される保温部材を設けると、エンジン温度の低下が抑制され、エンジン再始動時に可及的高い温度からの再始動が可能となり、暖機時の燃料噴射量を抑制して、燃費の向上を図りつつ、早期暖機が可能となると共に、エンジンオイルの保温も図れるため、当該エンジンオイルの温度低下も抑制でき、エンジンオイルの摺動抵抗の低減も図れる。
つまり、上記保温部材により、早期暖機(燃費向上)とエンジンオイルの摺動抵抗低減との両立を図ることができる。
ところで、特許文献1には、エンジン上方およびエンジン側方を覆う専用のカバー部材(保温部材)を備えた車両のエンジンカプセル化構造物が開示されている。
しかしながら、該特許文献1には、カバー部材の重量およびコストを如何に低減させるかという技術思想については開示されておらず、改善の余地があった。
特開2013−119384号公報
そこで、この発明は、保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図ることができるエンジンの保温構造の提供を目的とする。
この発明によるエンジンの保温構造は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部の一部がハーネスプロテクタで構成されたものである。
上記構成によれば、保温部材の側壁部の一部を、ハーネスプロテクタで代用するので、この分だけ側壁部を一部省略することができ、その重量およびコストの低減を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ハーネスプロテクタは、上記保温部材の側壁部内と側壁部外とに渡って配索されるハーネスのプロテクタであることを特徴とする。
上記構成によれば、保温部材の側壁部内外に渡って配索されるハーネスのプロテクタを有効利用して、効率的に側壁部を構成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ハーネスは、上記保温部材の側壁部内方から側壁部下端を通って側壁部外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索され、上記側壁部の下端が、ハーネス通過部前方に対してハーネス通過部後方が高い位置にあり、上記ハーネスプロテクタの下端は、側壁部の下端に対して下方に延出されたものである。
上記構成によれば、側壁部の下端は、ハーネス通過部前方に対してハーネス通過部後方が高い位置にあるため、ハーネスの下方への取り回しを抑制することができ、また、ハーネスプロテクタの下端は側壁部の下端に対して下方に延出したので、ハーネスプロテクタで代用する側壁部を低い位置まで形成することができる。
この発明の一実施態様においては、エンジンの側方を覆う上記側壁部と、エンジンの後方を覆う後壁部とが別体で構成され、上記側壁部後端と上記後壁部前端との間の間隙を、上記ハーネスプロテクタで外側から閉塞したものである。
上記構成によれば、側壁部後端と後壁部前端との間の間隙からの熱逃げを、上記ハーネスプロテクタにて抑制することができる。
この発明によれば、保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図ることができる効果がある。
本発明のエンジンの保温構造を示す平面図 図1の構造を車両左側前方上部から見た状態で示す斜視図 エンジンの保温構造の車両左側の側面図 図3からフレッシュエアダクトおよびエアクリーナを取外した状態の側面図 図3の要部拡大側面図 エンジンの保温構造を下方から見上げた状態で示す斜視図 図6の車両左側の構造を示す側面図 図6の要部底面図 図5のA−A線矢視断面図 図5のB−B線矢視断面図 図8のC−C線に沿う要部拡大断面図 図8のD−D線に沿う要部拡大断面図
保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図るという目的を、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部の一部がハーネスプロテクタで構成されるという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンの保温構造を示し、図1は当該エンジンの保温構造を示す平面図、図2は図1の構造を車両左側前方上部から見た状態で示す斜視図、図3はエンジンの保温構造の車両左側の側面図、図4は図3からフレッシュエアダクトおよびエアクリーナを取外した状態の側面図、図5は図3の要部拡大側面図、図6はエンジンの保温構造を下方から見上げた状態で示す斜視図である。
エンジンの保温構造の説明に先立って、まず車体構造について説明する。
図1、図3に示すように、エンジンルームの左右両サイドにおいてダッシュロアパネル(ダッシュパネル)から車両の前方に延びるフロントサイドフレーム1を設けている。
このフロントサイドフレーム1は、フロントサイドフレームインナ2とフロントサイドフレームアウタ3のそれぞれの上下接合フランジ部を接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面を備えた車体強度部材であって、当該フロントサイドフレーム1の前端部には、クラッシュカン取付け用のセットプレート4を設けている。
図3に示すように、フロントサイドフレーム1の閉断面内には、後述するエンジンマウントブラケット10を締結固定する目的で、その取付け位置に対応して前後一対のリテーナを介して上下方向に延びる円筒形状のナット部材5,5を固定している。このナット部材5はマウントブラケット締結用のボルト6,6を螺合するものである。
上述のエンジンルームの車両前方、詳しくは、パワートレイン前方にはシュラウド7を設けている(図2参照)。
図2に示すように、上述のシュラウド7は、熱交換器としてのラジエータやコンデンサを覆うシュラウドパネル8と、該シュラウドパネル8の上部に位置するシュラウドアッパメンバ9とを備えている。
上述のシュラウドパネル8は、アッパメンバ8Uとロアメンバ8Lと、これら上下の各メンバ8U,8Lを上下方向に連結する左右のサイドメンバ8S,8Sとを略方形枠状に一体形成したものである。
また、上述のシュラウドアッパメンバ9は、車幅方向中央に位置するシュラウドアッパメンバセンタ9Cと、このシュラウドアッパメンバセンタ9Cの車幅方向両サイドに一体的に連結した左右のシュラウドアッパメンバサイド9A,9Bとを備えており、これらシュラウドアッパメンバサイド9A,9Bの車幅方向両端後部は、エプロンアッパとエプロンロアとから成る閉断面構造のエプロンを介してヒンジピラーに連結されている。
図1、図3、図6に示すように、車両右側のフロントサイドフレーム1におけるフロントサイドフレームインナ2の上面部には、ナット部材5に締結するボルト6を用いてエンジンマウントブラケット10を設けている。
このエンジンマウントブラケット10は、ボディ側ブラケット11(図6参照)とエンジン側ブラケット12(図1参照)と、両ブラケット11,12間に介設したマウントラバー13とを備えている。
図6に示すように、ボディ側ブラケット11は、前後の脚部11a,11bと、これら前後の脚部11a,11bの下端に一体形成された取付け部としての取付け座11c,11dと、前後二箇所の取付け部間である取付け座11c,11d間を塞ぐ縦壁部11e,11f,11gとを備えている。
図3に示すように、上述のボディ側ブラケット11の前後の取付け座11c,11dが、ボルト6およびナット部材5を用いて、フロントサイドフレームインナ2の上面に締結されるものである。
なお、上述のボディ側ブラケット11およびエンジン側ブラケット12は何れもアルミダイカストにより形成されている。
図7は図6の車両左側の構造を車幅方向内側から見た状態で示す側面図、図8は図6の要部底面図、図9は図5のA−A線矢視断面図、図10は図5のB−B線矢視断面図、図11は図8のC−C線に沿う要部拡大断面図、図12は図8のD−D線に沿う要部拡大断面図である。
次にエンジンの保温構造について詳述する。
図1、図3、図4、図6に示すように、エンジンの上方を開閉可能に覆う上蓋部14と、車両右側においてエンジンの側方を覆う上部側壁部15および下部側壁部16(図6参照)と、車両左側においてエンジンの側方を覆う前部側壁部17および後部側壁部18(図3、図4参照)と、エンジンの後方を覆う後壁部19とから構成される専用の保温部材20を備えている。
上述の上蓋部14、上部側壁部15、下部側壁部16、前部側壁部17、後部側壁部18、後壁部19は、何れも外皮としての合成樹脂製のカバーと、当該カバーの内面に一体的に配設されたグラスウール材やウレタン材等からなる保温部材とを備えている。
図7、図11、図12に示すように、上蓋部14は樹脂製のカバー14Aと、該カバー14A内面に一体配設された保温部材14Uとを備えている。
図9、図10に示すように、前部側壁部17は樹脂製のカバー17Aと、該カバー17A内面に一体配設された保温部材17Uとを備えている。
同様に、図9〜図12に示すように、後部側壁部18は樹脂製のカバー18Aと、該カバー18A内面に一体配設された保温部材18Uとを備えている。
図7、図9に示すように、後壁部19は樹脂製のカバー19Aと、該カバー19A内面に一体配設された保温部材19Uとを備えている。
図1に示すように、上蓋部14のカバー14Aは、天板部14aの前後左右にスカート部14b,14c,14d,14eを介してフランジ部14f,14g,14h,14iが一体形成されている。
また、図2、図6に示すように、後壁部19のカバー19Aの左右両側端部は、車両前方に回り込むように前方延出部19a,19bが一体形成されている。
図6に示すように、上下方向に並設した上部側壁部15と下部側壁部16とは、上部側壁部15の下端部車幅方向外側に下部側壁部16の上端部が外側からオーバーラップするように設けられており、これら上下の各側壁部15,16は、ラジエータサブタンク21(図1参照)に支持されており、ラジエータサブタンク21は図示しないブラケットを介してシュラウドアッパメンバサイド9Bに支持されている。
図6に示すように、後壁部19の車両右側の前方延出部19bの下端は上部側壁部15の下端と略同一高さ位置になるように設定されている。
そして、同図に示すように、上部側壁部15と前方延出部19bとの間の側壁部、並びに、下部側壁部16後方の側壁部については、別途側壁部を設けることなくエンジンマウントブラケット10におけるボディ側ブラケット11で代用すべく構成している。
これにより、保温部材20の側壁部の一部、詳しくは、車両右側における側壁部の一部をエンジンマウントブラケット10で代用し、この分だけ側壁部を一部省略することで、保温部材20の重量およびコストの低減を図るよう構成したものである。
図3、図4、図9に示すように、車両左側において前後方向に並設した前部側壁部17と後部側壁部18とは、前部側壁部17の後端部車幅方向外側に後部側壁部18の前端部が外側からオーバラップするように設けられている。
図3、図4に示すように、後壁部19の前方延出部19aの下端は後部側壁部18の下端と略同一高さ位置になるように設定されている。
図3、図4に示すように、前部側壁部17の外側には吸気系部品としてのエアクリーナ22とフレッシュエアダクト23とが隣接配置されている。
図2、図3、図9、図10に示すように、エアクリーナ22は、アッパケース24と、エレメント25を内蔵したロアケース26とを備えており、エレメント25上流のロアケース26が吸気上流側となり、エレメント25下流のアッパケース24が吸気下流側となる。ここで、上述のアッパケース24には、図9に示すように、吸気通路を形成するエアホース27が接続されている。
図3、図4、図10に示すように、フレッシュエアダクト23は、車両前後方向に延びる上流部28と、該上流部28の後端に連通して車両上下方向に延びてロアケース26内に連通接続された下流部29と、下流部29と連通するように当該下流部29の車幅方向外側に一体形成された吸気レゾネータ30とを備えている。ここで、該吸気レゾネータ30(resonator)は吸気系から発生する吸入空気音を低減するためのものである。
図1、図3、図7に示すように、フレッシュエアダクト23の上流部28は、エンジンルーム前方に位置するシュラウド7に支持されている。
詳しくは、図1に示すように、上述の上流部28はその車幅方向両サイドに延びるフランジ部28a,28aを有し、このフランジ部28aを挟持する溝をもったマウントラバー31(図7参照)と、シュラウドパネル8のアッパメンバ8Uに予めインサートされたナット32と、ボルト33とを用いて、フレッシュエアダクト23の上流部28がシュラウドパネル8上面に支持されている。
ここで、上流部28の車両左側においては、マウントラバー31とナット32との間に、シュラウドアッパメンバサイド9Aが介設されている。
そして、図1に平面図で示すように、フレッシュエアダクト23の上流部28上面には、上述の上蓋部14が上載支持されている。
図4に示すように、エアホース27を保温部材20の外部から内部へ導入する部位に対応して、上蓋部14の車幅方向左側には上方に凸の半円筒形状のガイド部14jが一体形成されている。
図11、図12に示すように、後部側壁部18の上端には、フランジ部18aが設けられている。同様に、前部側壁部17の上端にもフランジ部17a(図7参照)が設けられており、前部側壁部17のフランジ部17aの車両前後方向中間において、上述のガイド部14jと上下方向に対向する位置には、図4、図7に示すように、下方に凸の半円形状のガイド部17bが一体形成されている。
上下のガイド部14j,17bで形成された空間部34を介して、図9に示すように、エアホース27が挿通配置され、該エアホース27に一体形成した環状のシールリップ部27aにて空間部34が閉塞されるように構成している。
図3、図4に示すように、前部側壁部17の下方および前方の側壁部については、別途側壁部を設けることなく、吸気系部品で代用すべく構成している。
すなわち、図3、図4に示すように、前部側壁部17の下方においては、当該前部側壁部17の外側に隣接配置されるエアクリーナ22(特に、そのロアケース26)にて側壁部の一部を代用している。
また、図3、図4に示すように、前部側壁部17の前方においては、当該前部側壁部17の外側にエアクリーナ22と共に隣接配置されるフレッシュエアダクト23(特に、その下流部29)にて側壁部の一部を代用している。
これにより、保温部材20の側壁部の一部、詳しくは、車両左側における側壁部の一部を、吸気系部品で代用し、この分だけ、側壁部を一部省略して、その重量およびコストの低減を図るように構成している。
図4、図10に示すように、前部側壁部17の後部かつ下部には車幅方向外側へ突出する取付け部17cが一体形成されている。また図1、図8に示すように、エアクリーナ22におけるロアケース26の上部には後方に向けて延びる2つの取付け部26A,26Bが一体形成されている。
さらに、図8に示すように、後部側壁部18の車幅方向外側で、かつエアクリーナ22の後方には、ブラケットを介してフロントサイドフレーム1に支持された車体側部材としてのバッテリトレー35が設けられている。
上述のエアクリーナ22におけるロアケース26側の2つの取付け部26A,26Bは、図示しないマウントラバーを介してバッテリトレー35の前部に取付けられるように構成している。
ところで、図3、図4、図5、図9に示すように、上述のエンジンの側方を覆う前部側壁部17および後部側壁部18と、エンジンの後方を覆う後壁部19とはそれぞれ別体で構成されており、上述の後部側壁部18の後端と後壁部19における前方延出部19a前端との間には、上下方向に延びる間隙G(図5、図9参照)が形成され、この間隙Gをハーネスプロテクタ40で車幅方向外側から閉塞している。
つまり、側壁部の一部をハーネスプロテクタ40で構成し、このハーネスプロテクタ40により、上述の間隙Gを覆ったものである。
図5、図6、図7、図11に示すように、上述のハーネスプロテクタ40は、保温部材20の側壁部としての後部側壁部18の内方部と後部側壁部18の外方部とに渡って配索されるハーネス50のプロテクタであって、該ハーネス50は、保温部材20の後部側壁部18内方から後部側壁部18下端側を通って当該後部側壁部18外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索されている。
詳しくは、上述のハーネス50は後部側壁部18の内方に位置する内方部50aと、後部側壁部18の外方に位置する外方部50bと、後方かつ上方に延びる延出部50cとを有しており、延出部50cの延出端部には、コネクタ51を介してコントロールユニット52を接続している。
図11に示すように、上述のハーネス50は外方部50bと延出部50cとの間から分岐した枝線50dを有している。
図11に示すように、ハーネスプロテクタ40はハーネス50の外方部50bと枝線50dとを保持する保持部40a、40bと、これら保持部40a、40bの後方に形成されてハーネス50を挿通および保護する空間部40cと、この空間部40cの後部上端に開口形成され延出部50cを上方へ導出する開口部40dとを備えたボックス形状に形成されている。
図5に示すように、後部側壁部18においてハーネス50が当該後部側壁部18内から後部側壁部18外に導出されるハーネス通過部18bには、下方から上方に向けて切欠いだ切欠部18c(下側切欠部)と、この切欠部18cの前後方向中間に位置して、下方が車幅方向外側に膨出する膨出部18dとが形成されている。
具体的には、該膨出部18dはその下端が開放されると共に、上端から下端にかけて車幅方向外側への膨出量および車両前後方向への膨出量が漸増するように形成されると共に、膨出部18dにおける前後方向中間部には、その下端から上方部に向けて切欠部18e(上側切欠部)が形成されている(図5参照)。ここで、下側の切欠部18cはハーネス50の外径よりもその前後切欠き幅が大きく設定されており、上側の切欠部18e(膨出部18dの切欠部)はハーネス50の外径よりもその前後切欠き幅が小さく設定されている。
図5に示すように、後部側壁部18の下端は、ハーネス通過部18b前方に対して、ハーネス通過部18b後方が高い位置にある。
後部側壁部18においてハーネス通過部18bよりも前方の下端を、前部下端18fとし、ハーネス通過部18bよりも後方の下端を、後部下端18gとした時、前部下端18fに対して後部下端18gが上下方向の高い位置となるように形成されている。
さらに、ハーネスプロテクタ40の下端40eは、後部側壁部18の下端18f、18gに対してさらに下方に延出されている。
上述の如く、後部側壁部18の下端は、ハーネス通過部18b前方(前部下端18f)に対してハーネス通過部18b後方(後部下端18g)が高い位置にあるため、ハーネス50の下方への取り回しを抑制し、また、ハーネスプロテクタ40の下端40eを後部側壁部18の下端18f、18gに対して下方に延出することで、ハーネスプロテクタ40で代用する側壁部を車両上下方向の低い位置まで形成するように構成したものである。
図5、図6、図11に示すように、ハーネスプロテクタ40の下端40e前部には下向きのクリップ40fを一体または一体的に設けると共に、ハーネスプロテクタ40の開口部40dに隣接する後部上側にも下向きのクリップ40gを一体または一体的に設けている。
図5、図8、図11に、ハーネスプロテクタ40の各クリップ40f、40gのうち前側のクリップ40fは、ブラケット53を介して、当該ハーネスプロテクタ40をバッテリトレー35に支持させるためのものであり、後側のクリップ40gは、上側水平部と上下方向に延びる垂下部とを備えた逆L字状のブラケット54を介して、ハーネスプロテクタ40をコントロールユニット52に支持させるためのものである。
図5、図8、図11、図12に示すように、上述のブラケット53は車両前後方向に延びており、該ブラケット53はボルト55,56およびナット57,58(但し、該ナット57,58はバッテリトレー35に予めインサート形成されたものである)を介してバッテリトレー35に取付け支持されており(図11、図12参照)、前側のクリップ40fは、図11に示すように、ブラケット53のクリップ孔53aに係合支持されている。
図8に示すように、コントロールユニット52は、ボルト、ナット等の取付け部材59,60を用いて、バッテリトレー35の後部ボス部35a、35bに取付けられており、図5、図8に示すように、ブラケット54の上下方向に延びる垂下部は車幅方向内側の後部ボス部35aとコントロールユニット52との間に挟持固定されている。そして、後側のクリップ40gは、図9、図11に示すように、ブラケット54の上側水平部のクリップ孔54aに係合支持されている。
而して、前後の各ブラケット53,54を介して、ハーネスプロテクタ40がバッテリトレー35とコントロールユニット52とに支持されたものである。
なお、図11、図12に示すように、後部側壁部18のフランジ部18aと、上蓋部14のフランジ部14hとの間は、当該フランジ部14hに設けたシール部材61によりシールされている。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例のエンジンの保温構造は、エンジンの上方を覆う上蓋部14と、エンジンの側方を覆う側壁部(前部側壁部17、後部側壁部18参照)とから構成される専用の保温部材20を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部(後部側壁部18)の一部がハーネスプロテクタ40で構成されたものである(図3、図4、図5参照)。
この構成によれば、保温部材20の側壁部(後部側壁部18)の一部を、ハーネスプロテクタ40で代用するので、この分だけ側壁部(後部側壁部18)を一部省略することができ、その重量およびコストの低減を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記ハーネスプロテクタ40は、上記保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内と側壁部(後部側壁部18)外とに渡って配索されるハーネス50のプロテクタであることを特徴とする(図5、図6、図9、図11参照)。
この構成によれば、保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内外に渡って配索されるハーネス50のプロテクタ40を有効利用して、効率的に側壁部を構成することができる。
この発明の一実施形態においては、上記ハーネス50は、上記保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内方から側壁部(後部側壁部18)下端を通って側壁部(後部側壁部18)外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索され、上記側壁部(後部側壁部18)の下端が、ハーネス通過部18b前方に対してハーネス通過部18b後方が高い位置にあり、上記ハーネスプロテクタ40の下端40eは、側壁部(後部側壁部18)の下端に対して下方に延出されたものである(図5参照)。
この構成によれば、側壁部(後部側壁部18)の下端は、ハーネス通過部18b前方に対してハーネス通過部18b後方が高い位置にあるため、ハーネス50の下方への取り回しを抑制することができ、また、ハーネスプロテクタ40の下端40eは側壁部(後部側壁部18)の下端に対して下方に延出したので、ハーネスプロテクタ40で代用する側壁部(後部側壁部18)を低い位置まで形成することができる。
この発明の一実施形態においては、エンジンの側方を覆う上記側壁部(後部側壁部18)と、エンジンの後方を覆う後壁部19とが別体で構成され、上記側壁部後端(後部側壁部18後端)と上記後壁部19前端(詳しくは、後壁部19の前方延出部19a前端)との間の間隙Gを、上記ハーネスプロテクタ40で外側から閉塞したものである(図5、図9参照)。
この構成によれば、側壁部後端(後部側壁部18後端)と後壁部19前端との間の間隙Gからの熱逃げを、上記ハーネスプロテクタ40にて抑制することができる。
また、上記実施例で開示したように、後部側壁部18のハーネス通過部18bに対応して、切欠部18cおよび膨出部18d(下方が車幅方向外側に膨出する膨出部18d)を形成すると、ハーネス50の外方への取り回し長さの増大を抑制することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の側壁部は、実施例の車両左側に位置する前部側壁部17、後部側壁部18に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造について有用である。
14…上蓋部
17…前部側壁部(側壁部)
18…後部側壁部(側壁部)
18b…ハーネス通過部
19…後壁部
20…保温部材
40…ハーネスプロテクタ
50…ハーネス
G…間隙
この発明は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造に関する。
一般に、車両を屋外に所定時間(例えば、8時間以上)停止させると、エンジン温度は外気温まで低下する。
そこで、エンジン温度が外気温まで低下しないように、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される保温部材を設けると、エンジン温度の低下が抑制され、エンジン再始動時に可及的高い温度からの再始動が可能となり、暖機時の燃料噴射量を抑制して、燃費の向上を図りつつ、早期暖機が可能となると共に、エンジンオイルの保温も図れるため、当該エンジンオイルの温度低下も抑制でき、エンジンオイルの摺動抵抗の低減も図れる。
つまり、上記保温部材により、早期暖機(燃費向上)とエンジンオイルの摺動抵抗低減との両立を図ることができる。
ところで、特許文献1には、エンジン上方およびエンジン側方を覆う専用のカバー部材(保温部材)を備えた車両のエンジンカプセル化構造物が開示されている。
しかしながら、該特許文献1には、カバー部材の重量およびコストを如何に低減させるかという技術思想については開示されておらず、改善の余地があった。
特開2013−119384号公報
そこで、この発明は、保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図ることができるエンジンの保温構造の提供を目的とする。
この発明によるエンジンの保温構造は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部の一部がハーネスプロテクタで構成され、上記ハーネスプロテクタは、上記保温部材の側壁部内と側壁部外とに渡って配索されるハーネスのプロテクタであり、上記ハーネスは、上記保温部材の側壁部内方から側壁部下端を通って側壁部外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索され、上記側壁部の下端が、ハーネス通過部前方に対してハーネス通過部後方が高い位置にあり、上記ハーネスプロテクタの下端は、側壁部の下端に対して下方に延出されたものである。
上記構成によれば、保温部材の側壁部の一部を、ハーネスプロテクタで代用するので、この分だけ側壁部を一部省略することができ、その重量およびコストの低減を図ることができる。
また上述したように、上記ハーネスプロテクタは、上記保温部材の側壁部内と側壁部外とに渡って配索されるハーネスのプロテクタであるため、保温部材の側壁部内外に渡って配索されるハーネスのプロテクタを有効利用して、効率的に側壁部を構成することができる。
さらに上記構成によれば、側壁部の下端は、ハーネス通過部前方に対してハーネス通過部後方が高い位置にあるため、ハーネスの下方への取り回しを抑制することができ、また、ハーネスプロテクタの下端は側壁部の下端に対して下方に延出したので、ハーネスプロテクタで代用する側壁部を低い位置まで形成することができる。
この発明の一実施態様においては、エンジンの側方を覆う上記側壁部と、エンジンの後方を覆う後壁部とが別体で構成され、上記側壁部後端と上記後壁部前端との間の間隙を、上記ハーネスプロテクタで外側から閉塞したものである。
上記構成によれば、側壁部後端と後壁部前端との間の間隙からの熱逃げを、上記ハーネスプロテクタにて抑制することができる。
またこの発明によるエンジンの保温構造は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部に沿って配置されたボックス形状のハーネスプロテクタを有し、上記ハーネスプロテクタは、下端が上記側壁部の下端よりも下方に延出するように配置されたものである。
この発明によれば、保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図ることができる効果がある。
本発明のエンジンの保温構造を示す平面図 図1の構造を車両左側前方上部から見た状態で示す斜視図 エンジンの保温構造の車両左側の側面図 図3からフレッシュエアダクトおよびエアクリーナを取外した状態の側面図 図3の要部拡大側面図 エンジンの保温構造を下方から見上げた状態で示す斜視図 図6の車両左側の構造を示す側面図 図6の要部底面図 図5のA−A線矢視断面図 図5のB−B線矢視断面図 図8のC−C線に沿う要部拡大断面図 図8のD−D線に沿う要部拡大断面図
保温部材の側壁部の一部をハーネスプロテクタで代用することにより、当該側壁部を一部省略し、その重量およびコストの低減を図るという目的を、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部の一部がハーネスプロテクタで構成されるという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンの保温構造を示し、図1は当該エンジンの保温構造を示す平面図、図2は図1の構造を車両左側前方上部から見た状態で示す斜視図、図3はエンジンの保温構造の車両左側の側面図、図4は図3からフレッシュエアダクトおよびエアクリーナを取外した状態の側面図、図5は図3の要部拡大側面図、図6はエンジンの保温構造を下方から見上げた状態で示す斜視図である。
エンジンの保温構造の説明に先立って、まず車体構造について説明する。
図1、図3に示すように、エンジンルームの左右両サイドにおいてダッシュロアパネル(ダッシュパネル)から車両の前方に延びるフロントサイドフレーム1を設けている。
このフロントサイドフレーム1は、フロントサイドフレームインナ2とフロントサイドフレームアウタ3のそれぞれの上下接合フランジ部を接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面を備えた車体強度部材であって、当該フロントサイドフレーム1の前端部には、クラッシュカン取付け用のセットプレート4を設けている。
図3に示すように、フロントサイドフレーム1の閉断面内には、後述するエンジンマウントブラケット10を締結固定する目的で、その取付け位置に対応して前後一対のリテーナを介して上下方向に延びる円筒形状のナット部材5,5を固定している。このナット部材5はマウントブラケット締結用のボルト6,6を螺合するものである。
上述のエンジンルームの車両前方、詳しくは、パワートレイン前方にはシュラウド7を設けている(図2参照)。
図2に示すように、上述のシュラウド7は、熱交換器としてのラジエータやコンデンサを覆うシュラウドパネル8と、該シュラウドパネル8の上部に位置するシュラウドアッパメンバ9とを備えている。
上述のシュラウドパネル8は、アッパメンバ8Uとロアメンバ8Lと、これら上下の各メンバ8U,8Lを上下方向に連結する左右のサイドメンバ8S,8Sとを略方形枠状に一体形成したものである。
また、上述のシュラウドアッパメンバ9は、車幅方向中央に位置するシュラウドアッパメンバセンタ9Cと、このシュラウドアッパメンバセンタ9Cの車幅方向両サイドに一体的に連結した左右のシュラウドアッパメンバサイド9A,9Bとを備えており、これらシュラウドアッパメンバサイド9A,9Bの車幅方向両端後部は、エプロンアッパとエプロンロアとから成る閉断面構造のエプロンを介してヒンジピラーに連結されている。
図1、図3、図6に示すように、車両右側のフロントサイドフレーム1におけるフロントサイドフレームインナ2の上面部には、ナット部材5に締結するボルト6を用いてエンジンマウントブラケット10を設けている。
このエンジンマウントブラケット10は、ボディ側ブラケット11(図6参照)とエンジン側ブラケット12(図1参照)と、両ブラケット11,12間に介設したマウントラバー13とを備えている。
図6に示すように、ボディ側ブラケット11は、前後の脚部11a,11bと、これら前後の脚部11a,11bの下端に一体形成された取付け部としての取付け座11c,11dと、前後二箇所の取付け部間である取付け座11c,11d間を塞ぐ縦壁部11e,11f,11gとを備えている。
図3に示すように、上述のボディ側ブラケット11の前後の取付け座11c,11dが、ボルト6およびナット部材5を用いて、フロントサイドフレームインナ2の上面に締結されるものである。
なお、上述のボディ側ブラケット11およびエンジン側ブラケット12は何れもアルミダイカストにより形成されている。
図7は図6の車両左側の構造を車幅方向内側から見た状態で示す側面図、図8は図6の要部底面図、図9は図5のA−A線矢視断面図、図10は図5のB−B線矢視断面図、図11は図8のC−C線に沿う要部拡大断面図、図12は図8のD−D線に沿う要部拡大断面図である。
次にエンジンの保温構造について詳述する。
図1、図3、図4、図6に示すように、エンジンの上方を開閉可能に覆う上蓋部14と、車両右側においてエンジンの側方を覆う上部側壁部15および下部側壁部16(図6参照)と、車両左側においてエンジンの側方を覆う前部側壁部17および後部側壁部18(図3、図4参照)と、エンジンの後方を覆う後壁部19とから構成される専用の保温部材20を備えている。
上述の上蓋部14、上部側壁部15、下部側壁部16、前部側壁部17、後部側壁部18、後壁部19は、何れも外皮としての合成樹脂製のカバーと、当該カバーの内面に一体的に配設されたグラスウール材やウレタン材等からなる保温部材とを備えている。
図7、図11、図12に示すように、上蓋部14は樹脂製のカバー14Aと、該カバー14A内面に一体配設された保温部材14Uとを備えている。
図9、図10に示すように、前部側壁部17は樹脂製のカバー17Aと、該カバー17A内面に一体配設された保温部材17Uとを備えている。
同様に、図9〜図12に示すように、後部側壁部18は樹脂製のカバー18Aと、該カバー18A内面に一体配設された保温部材18Uとを備えている。
図7、図9に示すように、後壁部19は樹脂製のカバー19Aと、該カバー19A内面に一体配設された保温部材19Uとを備えている。
図1に示すように、上蓋部14のカバー14Aは、天板部14aの前後左右にスカート部14b,14c,14d,14eを介してフランジ部14f,14g,14h,14iが一体形成されている。
また、図2、図6に示すように、後壁部19のカバー19Aの左右両側端部は、車両前方に回り込むように前方延出部19a,19bが一体形成されている。
図6に示すように、上下方向に並設した上部側壁部15と下部側壁部16とは、上部側壁部15の下端部車幅方向外側に下部側壁部16の上端部が外側からオーバーラップするように設けられており、これら上下の各側壁部15,16は、ラジエータサブタンク21(図1参照)に支持されており、ラジエータサブタンク21は図示しないブラケットを介してシュラウドアッパメンバサイド9Bに支持されている。
図6に示すように、後壁部19の車両右側の前方延出部19bの下端は上部側壁部15の下端と略同一高さ位置になるように設定されている。
そして、同図に示すように、上部側壁部15と前方延出部19bとの間の側壁部、並びに、下部側壁部16後方の側壁部については、別途側壁部を設けることなくエンジンマウントブラケット10におけるボディ側ブラケット11で代用すべく構成している。
これにより、保温部材20の側壁部の一部、詳しくは、車両右側における側壁部の一部をエンジンマウントブラケット10で代用し、この分だけ側壁部を一部省略することで、保温部材20の重量およびコストの低減を図るよう構成したものである。
図3、図4、図9に示すように、車両左側において前後方向に並設した前部側壁部17と後部側壁部18とは、前部側壁部17の後端部車幅方向外側に後部側壁部18の前端部が外側からオーバラップするように設けられている。
図3、図4に示すように、後壁部19の前方延出部19aの下端は後部側壁部18の下端と略同一高さ位置になるように設定されている。
図3、図4に示すように、前部側壁部17の外側には吸気系部品としてのエアクリーナ22とフレッシュエアダクト23とが隣接配置されている。
図2、図3、図9、図10に示すように、エアクリーナ22は、アッパケース24と、エレメント25を内蔵したロアケース26とを備えており、エレメント25上流のロアケース26が吸気上流側となり、エレメント25下流のアッパケース24が吸気下流側となる。ここで、上述のアッパケース24には、図9に示すように、吸気通路を形成するエアホース27が接続されている。
図3、図4、図10に示すように、フレッシュエアダクト23は、車両前後方向に延びる上流部28と、該上流部28の後端に連通して車両上下方向に延びてロアケース26内に連通接続された下流部29と、下流部29と連通するように当該下流部29の車幅方向外側に一体形成された吸気レゾネータ30とを備えている。ここで、該吸気レゾネータ30(resonator)は吸気系から発生する吸入空気音を低減するためのものである。
図1、図3、図7に示すように、フレッシュエアダクト23の上流部28は、エンジンルーム前方に位置するシュラウド7に支持されている。
詳しくは、図1に示すように、上述の上流部28はその車幅方向両サイドに延びるフランジ部28a,28aを有し、このフランジ部28aを挟持する溝をもったマウントラバー31(図7参照)と、シュラウドパネル8のアッパメンバ8Uに予めインサートされたナット32と、ボルト33とを用いて、フレッシュエアダクト23の上流部28がシュラウドパネル8上面に支持されている。
ここで、上流部28の車両左側においては、マウントラバー31とナット32との間に、シュラウドアッパメンバサイド9Aが介設されている。
そして、図1に平面図で示すように、フレッシュエアダクト23の上流部28上面には、上述の上蓋部14が上載支持されている。
図4に示すように、エアホース27を保温部材20の外部から内部へ導入する部位に対応して、上蓋部14の車幅方向左側には上方に凸の半円筒形状のガイド部14jが一体形成されている。
図11、図12に示すように、後部側壁部18の上端には、フランジ部18aが設けられている。同様に、前部側壁部17の上端にもフランジ部17a(図7参照)が設けられており、前部側壁部17のフランジ部17aの車両前後方向中間において、上述のガイド部14jと上下方向に対向する位置には、図4、図7に示すように、下方に凸の半円形状のガイド部17bが一体形成されている。
上下のガイド部14j,17bで形成された空間部34を介して、図9に示すように、エアホース27が挿通配置され、該エアホース27に一体形成した環状のシールリップ部27aにて空間部34が閉塞されるように構成している。
図3、図4に示すように、前部側壁部17の下方および前方の側壁部については、別途側壁部を設けることなく、吸気系部品で代用すべく構成している。
すなわち、図3、図4に示すように、前部側壁部17の下方においては、当該前部側壁部17の外側に隣接配置されるエアクリーナ22(特に、そのロアケース26)にて側壁部の一部を代用している。
また、図3、図4に示すように、前部側壁部17の前方においては、当該前部側壁部17の外側にエアクリーナ22と共に隣接配置されるフレッシュエアダクト23(特に、その下流部29)にて側壁部の一部を代用している。
これにより、保温部材20の側壁部の一部、詳しくは、車両左側における側壁部の一部を、吸気系部品で代用し、この分だけ、側壁部を一部省略して、その重量およびコストの低減を図るように構成している。
図4、図10に示すように、前部側壁部17の後部かつ下部には車幅方向外側へ突出する取付け部17cが一体形成されている。また図1、図8に示すように、エアクリーナ22におけるロアケース26の上部には後方に向けて延びる2つの取付け部26A,26Bが一体形成されている。
さらに、図8に示すように、後部側壁部18の車幅方向外側で、かつエアクリーナ22の後方には、ブラケットを介してフロントサイドフレーム1に支持された車体側部材としてのバッテリトレー35が設けられている。
上述のエアクリーナ22におけるロアケース26側の2つの取付け部26A,26Bは、図示しないマウントラバーを介してバッテリトレー35の前部に取付けられるように構成している。
ところで、図3、図4、図5、図9に示すように、上述のエンジンの側方を覆う前部側壁部17および後部側壁部18と、エンジンの後方を覆う後壁部19とはそれぞれ別体で構成されており、上述の後部側壁部18の後端と後壁部19における前方延出部19a前端との間には、上下方向に延びる間隙G(図5、図9参照)が形成され、この間隙Gをハーネスプロテクタ40で車幅方向外側から閉塞している。
つまり、側壁部の一部をハーネスプロテクタ40で構成し、このハーネスプロテクタ40により、上述の間隙Gを覆ったものである。
図5、図6、図7、図11に示すように、上述のハーネスプロテクタ40は、保温部材20の側壁部としての後部側壁部18の内方部と後部側壁部18の外方部とに渡って配索されるハーネス50のプロテクタであって、該ハーネス50は、保温部材20の後部側壁部18内方から後部側壁部18下端側を通って当該後部側壁部18外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索されている。
詳しくは、上述のハーネス50は後部側壁部18の内方に位置する内方部50aと、後部側壁部18の外方に位置する外方部50bと、後方かつ上方に延びる延出部50cとを有しており、延出部50cの延出端部には、コネクタ51を介してコントロールユニット52を接続している。
図11に示すように、上述のハーネス50は外方部50bと延出部50cとの間から分岐した枝線50dを有している。
図11に示すように、ハーネスプロテクタ40はハーネス50の外方部50bと枝線50dとを保持する保持部40a、40bと、これら保持部40a、40bの後方に形成されてハーネス50を挿通および保護する空間部40cと、この空間部40cの後部上端に開口形成され延出部50cを上方へ導出する開口部40dとを備えたボックス形状に形成されている。
図5に示すように、後部側壁部18においてハーネス50が当該後部側壁部18内から後部側壁部18外に導出されるハーネス通過部18bには、下方から上方に向けて切欠いだ切欠部18c(下側切欠部)と、この切欠部18cの前後方向中間に位置して、下方が車幅方向外側に膨出する膨出部18dとが形成されている。
具体的には、該膨出部18dはその下端が開放されると共に、上端から下端にかけて車幅方向外側への膨出量および車両前後方向への膨出量が漸増するように形成されると共に、膨出部18dにおける前後方向中間部には、その下端から上方部に向けて切欠部18e(上側切欠部)が形成されている(図5参照)。ここで、下側の切欠部18cはハーネス50の外径よりもその前後切欠き幅が大きく設定されており、上側の切欠部18e(膨出部18dの切欠部)はハーネス50の外径よりもその前後切欠き幅が小さく設定されている。
図5に示すように、後部側壁部18の下端は、ハーネス通過部18b前方に対して、ハーネス通過部18b後方が高い位置にある。
後部側壁部18においてハーネス通過部18bよりも前方の下端を、前部下端18fとし、ハーネス通過部18bよりも後方の下端を、後部下端18gとした時、前部下端18fに対して後部下端18gが上下方向の高い位置となるように形成されている。
さらに、ハーネスプロテクタ40の下端40eは、後部側壁部18の下端18f、18gに対してさらに下方に延出されている。
上述の如く、後部側壁部18の下端は、ハーネス通過部18b前方(前部下端18f)に対してハーネス通過部18b後方(後部下端18g)が高い位置にあるため、ハーネス50の下方への取り回しを抑制し、また、ハーネスプロテクタ40の下端40eを後部側壁部18の下端18f、18gに対して下方に延出することで、ハーネスプロテクタ40で代用する側壁部を車両上下方向の低い位置まで形成するように構成したものである。
図5、図6、図11に示すように、ハーネスプロテクタ40の下端40e前部には下向きのクリップ40fを一体または一体的に設けると共に、ハーネスプロテクタ40の開口部40dに隣接する後部上側にも下向きのクリップ40gを一体または一体的に設けている。
図5、図8、図11に、ハーネスプロテクタ40の各クリップ40f、40gのうち前側のクリップ40fは、ブラケット53を介して、当該ハーネスプロテクタ40をバッテリトレー35に支持させるためのものであり、後側のクリップ40gは、上側水平部と上下方向に延びる垂下部とを備えた逆L字状のブラケット54を介して、ハーネスプロテクタ40をコントロールユニット52に支持させるためのものである。
図5、図8、図11、図12に示すように、上述のブラケット53は車両前後方向に延びており、該ブラケット53はボルト55,56およびナット57,58(但し、該ナット57,58はバッテリトレー35に予めインサート形成されたものである)を介してバッテリトレー35に取付け支持されており(図11、図12参照)、前側のクリップ40fは、図11に示すように、ブラケット53のクリップ孔53aに係合支持されている。
図8に示すように、コントロールユニット52は、ボルト、ナット等の取付け部材59,60を用いて、バッテリトレー35の後部ボス部35a、35bに取付けられており、図5、図8に示すように、ブラケット54の上下方向に延びる垂下部は車幅方向内側の後部ボス部35aとコントロールユニット52との間に挟持固定されている。そして、後側のクリップ40gは、図9、図11に示すように、ブラケット54の上側水平部のクリップ孔54aに係合支持されている。
而して、前後の各ブラケット53,54を介して、ハーネスプロテクタ40がバッテリトレー35とコントロールユニット52とに支持されたものである。
なお、図11、図12に示すように、後部側壁部18のフランジ部18aと、上蓋部14のフランジ部14hとの間は、当該フランジ部14hに設けたシール部材61によりシールされている。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例のエンジンの保温構造は、エンジンの上方を覆う上蓋部14と、エンジンの側方を覆う側壁部(前部側壁部17、後部側壁部18参照)とから構成される専用の保温部材20を備えたエンジンの保温構造であって、上記側壁部(後部側壁部18)の一部がハーネスプロテクタ40で構成されたものである(図3、図4、図5参照)。
この構成によれば、保温部材20の側壁部(後部側壁部18)の一部を、ハーネスプロテクタ40で代用するので、この分だけ側壁部(後部側壁部18)を一部省略することができ、その重量およびコストの低減を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記ハーネスプロテクタ40は、上記保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内と側壁部(後部側壁部18)外とに渡って配索されるハーネス50のプロテクタであることを特徴とする(図5、図6、図9、図11参照)。
この構成によれば、保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内外に渡って配索されるハーネス50のプロテクタ40を有効利用して、効率的に側壁部を構成することができる。
この発明の一実施形態においては、上記ハーネス50は、上記保温部材20の側壁部(後部側壁部18)内方から側壁部(後部側壁部18)下端を通って側壁部(後部側壁部18)外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索され、上記側壁部(後部側壁部18)の下端が、ハーネス通過部18b前方に対してハーネス通過部18b後方が高い位置にあり、上記ハーネスプロテクタ40の下端40eは、側壁部(後部側壁部18)の下端に対して下方に延出されたものである(図5参照)。
この構成によれば、側壁部(後部側壁部18)の下端は、ハーネス通過部18b前方に対してハーネス通過部18b後方が高い位置にあるため、ハーネス50の下方への取り回しを抑制することができ、また、ハーネスプロテクタ40の下端40eは側壁部(後部側壁部18)の下端に対して下方に延出したので、ハーネスプロテクタ40で代用する側壁部(後部側壁部18)を低い位置まで形成することができる。
この発明の一実施形態においては、エンジンの側方を覆う上記側壁部(後部側壁部18)と、エンジンの後方を覆う後壁部19とが別体で構成され、上記側壁部後端(後部側壁部18後端)と上記後壁部19前端(詳しくは、後壁部19の前方延出部19a前端)との間の間隙Gを、上記ハーネスプロテクタ40で外側から閉塞したものである(図5、図9参照)。
この構成によれば、側壁部後端(後部側壁部18後端)と後壁部19前端との間の間隙Gからの熱逃げを、上記ハーネスプロテクタ40にて抑制することができる。
また、上記実施例で開示したように、後部側壁部18のハーネス通過部18bに対応して、切欠部18cおよび膨出部18d(下方が車幅方向外側に膨出する膨出部18d)を形成すると、ハーネス50の外方への取り回し長さの増大を抑制することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の側壁部は、実施例の車両左側に位置する前部側壁部17、後部側壁部18に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造について有用である。
14…上蓋部
17…前部側壁部(側壁部)
18…後部側壁部(側壁部)
18b…ハーネス通過部
19…後壁部
20…保温部材
40…ハーネスプロテクタ
50…ハーネス
G…間隙

Claims (4)

  1. エンジンの上方を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される専用の保温部材を備えたエンジンの保温構造であって、
    上記側壁部の一部がハーネスプロテクタで構成された
    エンジンの保温構造。
  2. 上記ハーネスプロテクタは、上記保温部材の側壁部内と側壁部外とに渡って配索されるハーネスのプロテクタであることを特徴とする
    請求項1に記載のエンジンの保温構造。
  3. 上記ハーネスは、上記保温部材の側壁部内方から側壁部下端を通って側壁部外方に導出されて後方かつ上方に延びるよう配索され、
    上記側壁部の下端が、ハーネス通過部前方に対してハーネス通過部後方が高い位置にあり、
    上記ハーネスプロテクタの下端は、側壁部の下端に対して下方に延出された
    請求項2に記載のエンジンの保温構造。
  4. エンジンの側方を覆う上記側壁部と、エンジンの後方を覆う後壁部とが別体で構成され、
    上記側壁部後端と上記後壁部前端との間の間隙を、上記ハーネスプロテクタで外側から閉塞した
    請求項3に記載のエンジンの保温構造。
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