JP2016136147A - 手荷物処理設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備を提供する。【解決手段】処理設備10は、乗客に関連する手荷物を受託するための投入器を備える。複数のセンサー、計量器18は、手荷物を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する。手荷物処理設備10は、乗客がチェックイン済みであることを確認するための入力を受信し、乗客に情報を表示するためのユーザーインターフェース20も備える。コントローラー28は、センサー、計量器18およびユーザーインターフェース20に付随する。コントローラー28は、乗客がチェックイン済みであることを乗客の搭乗券またはIDカードを介して受信した入力が示す場合、既定の基準が満たされていることをセンサーからのフィードバックが示す場合、および、手荷物の重量が既定の限度内にあることを計量器18からのフィードバックが示す場合に、手荷物を受託するよう適合させる。【選択図】図1
Description
関連出願の相互参照
本出願は、全開示が参照により本明細書に組み込まれる豪州仮特許出願第2010903430号明細書および同第2010903367号明細書、ならびに、2011年7月28日に出願された「Passenger and Luggage Management System」と称する出願者の同時係属PCT出願に関する。
本出願は、全開示が参照により本明細書に組み込まれる豪州仮特許出願第2010903430号明細書および同第2010903367号明細書、ならびに、2011年7月28日に出願された「Passenger and Luggage Management System」と称する出願者の同時係属PCT出願に関する。
本開示は、手荷物用の処理設備に関する。
処理設備は、エアライン乗客の手荷物のセルフサービスチェックインを容易にすることを主な目的として開発され、本出願をもって以下に説明する。しかし、処理設備は、列車、バス、船および同様のものの乗客による手荷物のセルフサービスチェックインにも使用できることが理解されよう。その上、処理設備は、手荷物以外の物品の処理において他の有用な応用を見出すこともでき、例えば、倉庫内の商品の処理に使用することができる。
公知の手荷物処理システムの1つは、ワンストップチェックインのキオスク/手荷物預かりを含み、キオスクは、手荷物預かり所と同一場所に位置する。しかし、この公知のシステムは、乗客の手荷物を受託する前に、乗客が併用のキオスク/手荷物預かり所でチェックインする必要があり、その結果、乗客が1か所で2つの動作を行うため、通常、トランザクション時間が長くなり、混雑時間帯に行列が生じる。
別の公知のシステムは、搭乗券を作成するためのセルフサービスチェックインのキオスクを含み、次いで、乗客は、「手荷物預かり」へと進む。このシステムでは、「手荷物預かり」は、エアライン職員が搭乗券をスキャンし、手荷物タグを作成する所に設けられる。超過手荷物料金、座席料金および他のアシスタンスは、ここで管理される。これにより、通常、トランザクション時間が長くなり、混雑時間帯に行列が生じる。
さらなる公知のシステムは、乗客の搭乗券と手荷物タグの両方を作成するためのセルフサービスチェックインのキオスクを含む。手荷物タグは、乗客が貼付し、次いで、乗客は、オープンベルトの「手荷物預かり」へと進む。このシステムを用いると、手荷物預かり所での「手荷物預かり」の保安検査は制限され、手荷物バッグ1個の計量もサイズ検査も行われない。
よりさらなる公知のシステムは、手荷物預かり所に設置できる複数のチェックインキオスクを含む。そのようなシステムでは、第1のキオスクを使用して搭乗券を作成し、次いで、別のキオスクを使用して乗客が貼付する紙製の手荷物タグを作成する。次いで、乗客は、タグ付きの手荷物を手荷物投入器上に置く。これらの組合せは、この時点で、手荷物を受託する前に、乗客がチェックインする必要があり、その結果、乗客がこの場所で2つの動作を行うため、通常、トランザクション時間が長くなり、混雑時間帯に行列が生じる。
本明細書に含まれている文書、行為、材料、デバイス、物品または同様のもののいかなる論考も、本発明の文脈を提供することのみを目的とする。これらの内容のいずれかまたはすべてが、本出願の各請求項の優先日以前に存在していたという理由で、先行技術基盤の一部を形成すること、または、本発明に関連する分野における一般的な共通の知識であったことを承認するものとしてとらえるべきではない。
本明細書を通じて、用語「含む、備える(comprise)」または「含む、備える(comprises)」、「から構成される(comprised of)」もしくは「含む、備える(comprising)」などの変形語は、述べられた要素、整数もしくはステップ、または、要素群、整数群もしくはステップ群の包含を含意するが、任意の他の要素、整数もしくはステップ、または、要素群、整数群もしくはステップ群の除外を含意しないことが理解されよう。
第1の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
投入器に付随する少なくとも1つのセンサーであり、投入器の壁および床と組み合わせて手荷物1個の周りに6面の仮想ボックスを作成する、少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサーおよび計量器に付随するコントローラーであり、
少なくとも1つのセンサーを介して、仮想ボックスを通過する侵入物をモニターし、手荷物1個の寸法に対する既定の限度を超えたかどうか、または、外部から仮想ボックスに異物が侵入したかどうかの1つまたは複数を判断し、
仮想ボックスへの侵入が検出されない場合にのみ、手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
投入器に付随する少なくとも1つのセンサーであり、投入器の壁および床と組み合わせて手荷物1個の周りに6面の仮想ボックスを作成する、少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサーおよび計量器に付随するコントローラーであり、
少なくとも1つのセンサーを介して、仮想ボックスを通過する侵入物をモニターし、手荷物1個の寸法に対する既定の限度を超えたかどうか、または、外部から仮想ボックスに異物が侵入したかどうかの1つまたは複数を判断し、
仮想ボックスへの侵入が検出されない場合にのみ、手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
本明細書中の用語「仮想ボックス」は、非物理的障壁から全体的にまたは部分的に構成されるボックスを意味するものして理解されたい。
コントローラーは、手荷物1個の寸法および重量がそれぞれの既定の限度内にあることをセンサーおよび計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させることができる。
仮想ボックスの寸法は、手荷物1個の寸法に対する既定の限度に相当し得る。仮想ボックスの寸法は、特定の空港に対する手荷物の寸法に関するそれぞれの規制基準に準拠するよう調整することができる。仮想ボックスの少なくとも1つの側面および上面は、少なくとも1つのセンサーによって生成することができる。少なくとも1つのセンサーは、1つまたは複数のトンネルおよび/またはレーザーセンサーおよび/または光のカーテンおよび/またはフォトアイを含み得る。少なくとも1つのセンサーは、仮想ボックスの第1の面を生成するための回転レーザーを備えた第1のセンサーを含み得る。少なくとも1つのセンサーは、仮想ボックスの第2の面を生成するための回転レーザーを備えた第2のセンサーを含み得る。仮想ボックスの第1の面は、仮想ボックスの上面であってもよく、第1のレーザーが実質的な垂直軸の周りを回転する。仮想ボックスの第2の面は、仮想ボックスの垂直側壁であってもよく、第2のレーザーが実質的な水平軸の周りを回転する。
ユーザー検出センサーは、処理設備の周りの既定ゾーン内でのユーザーの存在を検出するために設けることができる。既定ゾーンは、処理設備のユーザーインターフェースの周囲のエリアおよびそれを通じてユーザーが投入器に手荷物1個を挿入する投入器へのアクセス開口部に拡大することができる。コントローラーは、手荷物1個の受託前にユーザーが既定ゾーンから出たことをユーザー検出センサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個の処理を終了するよう適合させることができる。ユーザー検出センサーは、回転レーザーを備え得る。ユーザー検出センサーの回転レーザーは、実質的な垂直軸の周りを回転し、実質的に水平な前記既定ゾーンを生成することができる。ユーザー検出センサーおよび第1のセンサーは、全く同一のセンサーであってもよい。
コントローラーは、仮想ボックスが完全な状態の場合にのみ、計量器を介して計量するために手荷物1個を受託するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個の計量の完了後に仮想ボックスが破損した場合に、仮想ボックスの破損が修正された時点で手荷物1個を再計量するよう適合させることができる。
手荷物処理設備は、乗客がチェックイン済みかどうかを示す入力を受信するためのユーザーインターフェースを備え得る。ユーザーインターフェースは、電子乗客IDカードを読み取るための電子カードリーダーを備え得る。乗客がチェックイン済みかどうかを示す入力は、電子乗客IDカードを読み取る手荷物処理設備の電子カードリーダーによって得ることができる。その代替としてまたはそれに加えて、ユーザーインターフェースは、乗客の搭乗券をスキャンするためのスキャナーを備え得る。そのような事例では、乗客がチェックイン済みかどうかを示す入力は、搭乗券を読み取る手荷物処理設備のスキャナーによって得ることができる。ユーザーインターフェースは、手荷物1個を処理する間、乗客に情報を表示するための表示画面を備え得る。表示画面は、乗客がチェックインしていないことを入力が示す場合に、乗客の手荷物を移動して、乗客の手荷物処理を試みる前にチェックインすることを乗客に指示するメッセージを表示するよう適合させることができる。また、ユーザーインターフェースは、乗客が情報を入力して、手荷物1個の処理を容易にすることを可能にすることができる。表示画面は、タッチスクリーンであり得る。
手荷物処理設備は、手荷物1個と乗客および乗客の旅行先とを関連付けるための情報を格納する手荷物タグが手荷物1個に貼付されているかどうかを検出するための検出器を備え得る。コントローラーは、検出器に応答することができ、検出器が前記手荷物タグの存在を検出できない場合にその手荷物1個を拒否するよう適合させることができる。手荷物タグ上の旅行先情報は、乗客の手荷物と旅行中に乗客を搬送するための乗り物とを関連付けるための情報を含み得る。手荷物タグは、電子手荷物タグであり得、手荷物処理設備は、そのような電子手荷物タグの存在を検出するための検出器を備え得る。手荷物処理設備は、電子手荷物タグに旅行先情報を書き込むための電子ライターを備え得る。手荷物処理設備は、電子手荷物タグ付きの受託手荷物に対する手荷物領収書を乗客に発行することができる。電子手荷物タグは、RFIDタグであり得、手荷物処理設備は、RFIDタグの存在を検出するため、ならびに/または、RFID手荷物タグから情報を読み取るためおよび/もしくはRFID手荷物タグに旅行先情報を書き込むためのRFIDアンテナを備え得る。RFIDアンテナは、投入器の床下に位置し得る。数個のRFIDアンテナを、離間した場所に設けることができる。例えば、1つのRFIDアンテナは投入器の床下に位置し得、別のアンテナは投入器の床上に位置し得る。あるいは、タグは、1Dまたは2Dバーコードタグのようなバーコード付きのタグであり得る。手荷物処理設備は、手荷物1個上でバーコード付きのタグの存在を検出するための1つまたは複数のバーコードスキャナーを含み得る。バーコードスキャナーは、可動であり得、投入器の床上に位置し得る。
コントローラーは、手荷物1個が既定重量を超えるかまたは手荷物1個のために乗客が最大手荷物重量許容量を超えることを計量器が示す場合に、手荷物1個に重いものとしてのマーク付けを要求するよう、および/または、乗客に追加料金の支払いを要求するよう、および/または、手荷物1個を拒否するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個が既定重量を超えるものとして識別される場合に手荷物1個に重タグを貼付することを要求するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個に重タグが貼付されるまで手荷物1個の受託を阻止するよう適合させることができる。重タグは、手荷物1個への貼付のための印刷されたタグであり得、印刷されたタグは、手荷物1個の重量データを示すための視認指標および/またはバーコードを含み得る。重タグプリンターは、そのような印刷された重タグを印刷するために設けることができる。あるいは、重タグは、手荷物1個の少なくとも重量データを格納するための電子重タグであり得る。電子重タグは、手荷物が重いことを示すためのカラーコーディングまたは重量情報などの視認指標を含み得る。電子重タグは、重量データを格納するための再書き込み可能なメモリを含み得る。電子重タグライターは、電子重タグに手荷物1個の少なくとも重量データを書き込むため、投入器に付随し得る。電子重タグは、無線自動識別(RFID)タグであり得、電子重タグライターは、RFIDライターであり得る。電子重タグライターは、投入器の床下に位置し得る。
また、コントローラーは、乗客によって処理された手荷物の個数をモニターするよう適合させる。乗客が手荷物許容範囲を超える場合、コントローラーは、乗客からのさらなる手荷物を拒否するよう適合させる。乗客が追加料金を支払うことを選択する場合、コントローラーは、乗客からのさらなる手荷物を受託するよう適合させることができる。そのような事例では、コントローラーは、手荷物処理設備に付随するプリンターに超過手荷物領収書を印刷させるよう適合させることができる。
投入コンベアは、受託された場合に下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するために投入器の床面に設けることができる。コンベアの作動は、コントローラーによって制御することができる。コントローラーは、仮想ボックスを通過する侵入物が検出された場合にコンベアを解除するよう適合させることができる。手荷物処理設備が航空機での旅行用の手荷物を処理するためのものであれば、コントローラーは、仮想ボックスを通過する侵入物が検出された場合にランドサイドからエアサイドまでの障壁を閉鎖するよう適合させることができる。コントローラーは、異物による外部から仮想ボックスを通過する侵入が検出された場合に保安システムまたは保安職員に通知を送信するよう適合させることができる。通知は、警報機をトリガすることを含み得る。コントローラーは、既定のセキュリティコードが入力された場合および/または既定の基準を満たす電子識別が提供された場合に手荷物1個の処理の続行または再始動を可能にするよう適合させることができる。既定のセキュリティコードは、航空保安識別カード(ASIC)を介して入力することができる。コントローラーは、既定のセキュリティコードが入力された場合に処理設備を介して手荷物1個の手動処理の続行を可能にするよう適合させることができる。コントローラーは、既定のセキュリティコードが入力された場合に投入コンベアの順方向への手動作動を可能にするよう適合させることができる。コントローラーは、既定のセキュリティコードが入力された場合に投入コンベアの逆方向への手動作動を可能にするよう適合させることができる。コントローラーは、既定のセキュリティコードが入力された場合に警報機の解除を許可するよう適合させることができる。コントローラーは、入力された既定のセキュリティコードに応じて、手荷物処理設備への異なるレベルのアクセスを可能にするよう適合させることができる。
スキャナーは、画面上に表示される2D識別子、2D印刷識別子などのさまざまなタイプの搭乗券を受信するよう、ならびに/または、乗客IDカードに格納されるかもしくは携帯電話などの電子デバイスに格納される、および、近距離RFIDを使用して送信される電子識別子を介して乗客のチェックインを確認するよう適合させることができる。2D識別子は、バーコードでも他の一意の視認指標でもよい。乗客IDカードによってチェックインが確認された実施形態では、手荷物1個に対する領収書もまた、カードに書き込むことができる。電子ライターは、乗客IDカードに手荷物1個に対する領収書を書き込むために設けることができる。乗客IDカードは、RFIDカードであってもよく、電子ライターは、RFIDアンテナを備え得る。あるいは、手荷物領収書プリンターは、受託手荷物に対する手荷物領収書を印刷するために設けることができる。
モニタリングデバイスは、手荷物が投入器に配置されたときにそれを検出するため、および、手荷物1個の処理中に侵入物を検出するために、投入器の周りに設けることができる。モニタリングデバイスは、レーザー、フォトアイ、光のカーテンおよび/またはフォトアイの1つまたは複数を備え得る。
電子タグが埋め込まれたタブは、扱いにくい手荷物に提供することができる。
1つまたは複数のカメラまたは他の撮像デバイスを投入器の周りに配置して、受託手荷物の画像を記録することができる。撮像デバイスは、侵入場所を含む仮想ボックスへの侵入の判断を容易にすることができ、ならびに/または、投入器内の手荷物1個のサイズおよび/もしくは下流の手荷物処理システムによる取り扱いに対するその適合性の判断を容易にすることができる。
第2の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
投入器に付随する少なくとも1つのセンサーであり、手荷物1個の寸法が既定の限度を超えるかどうかを検知するための少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサーおよび計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の寸法および重量がそれぞれの既定の限度内にあることをセンサーおよび計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと、
受託された場合に下流のコレクタコンベアシステムに第1の方向に手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと
を備え、
第1の方向に直角な方向にのみ投入器への手荷物の積み入れを実現する単一面のアクセス開口部に投入器への手荷物の積み入れを制限するため、投入器の周りは壁により包囲される、処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
投入器に付随する少なくとも1つのセンサーであり、手荷物1個の寸法が既定の限度を超えるかどうかを検知するための少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサーおよび計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の寸法および重量がそれぞれの既定の限度内にあることをセンサーおよび計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと、
受託された場合に下流のコレクタコンベアシステムに第1の方向に手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと
を備え、
第1の方向に直角な方向にのみ投入器への手荷物の積み入れを実現する単一面のアクセス開口部に投入器への手荷物の積み入れを制限するため、投入器の周りは壁により包囲される、処理設備を提供する。
第3の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと
を備え、
投入コンベアの下方に凹部が設けられ、RFIDアンテナは手荷物1個に関連するRFIDタグを読み取るために凹部に収容され、アンテナの上面は投入コンベアの下面と同一平面に配置された、処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと
を備え、
投入コンベアの下方に凹部が設けられ、RFIDアンテナは手荷物1個に関連するRFIDタグを読み取るために凹部に収容され、アンテナの上面は投入コンベアの下面と同一平面に配置された、処理設備を提供する。
少なくとも1つのセンサーは、手荷物1個の寸法が既定の限度を超えるかどうかを検知するために、投入器に付随し得る。
計量器は、手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随し得る。計量器は、投入コンベアの下方に位置し得、計量器には凹部が設けられ得る。
コントローラーは、センサーおよび/または計量器に付随し得、コントローラーは、手荷物1個の寸法および重量がそれぞれの既定の限度内にあることをセンサーおよび/または計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させることができる。
第4の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の重量が、職業上の健康と安全の理由による最大重量、それを超える場合は受託前に重タグを手荷物1個に貼付しなければならない重量、旅行中に乗客の手荷物を搬送する乗り物の最大積載量、それを超える場合は手荷物1個の受託前に追加料金を支払わなければならない重量からなる群から選択されたパラメータの1つまたは複数に基づいて選択された既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させることができる、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の重量が、職業上の健康と安全の理由による最大重量、それを超える場合は受託前に重タグを手荷物1個に貼付しなければならない重量、旅行中に乗客の手荷物を搬送する乗り物の最大積載量、それを超える場合は手荷物1個の受託前に追加料金を支払わなければならない重量からなる群から選択されたパラメータの1つまたは複数に基づいて選択された既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させることができる、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
コントローラーは、手荷物1個が既定重量を超えるかまたは手荷物1個のために乗客が最大手荷物重量許容量を超えることを計量器が示す場合に、手荷物1個に重いものとしてのマーク付けを要求するよう、および/または、乗客に追加料金の支払いを要求するよう、および/または、手荷物1個を拒否するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個が既定重量を超えるものとして識別される場合に手荷物1個に重タグを貼付することを要求するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個に重タグが貼付されるまで手荷物1個の受託を阻止するよう適合させることができる。重タグは、手荷物1個への貼付のための印刷されたタグであり得、印刷されたタグは、手荷物1個の重量データを示すための視認指標および/またはバーコードを含み得る。重タグプリンターは、そのような印刷された重タグを印刷するために設けることができる。あるいは、重タグは、手荷物1個の少なくとも重量データを格納するための電子重タグであり得る。電子重タグは、手荷物が重いことを示すためのカラーコーディングまたは重量情報などの視認指標を含み得る。電子重タグは、重量データを格納するための再書き込み可能なメモリを含み得る。電子重タグライターは、電子重タグに手荷物1個の少なくとも重量データを書き込むため、投入器に付随し得る。電子重タグは、無線自動識別(RFID)タグであり得、電子重タグライターは、RFIDライターであり得る。電子重タグライターは、投入器の床下に位置し得る。コントローラーは、手荷物1個に重タグを貼付した後、センサーに手荷物1個をスキャンさせ、手荷物1個に貼付された重タグが適正なタグであることを確認するよう適合させることができる。この確認は、重タグのシーケンシャルコーディングに基づく場合がある。その代替としてまたはそれに加えて、コントローラーは、手荷物1個を詰め直すことを乗客に提案するメッセージを乗客に送信し、手荷物1個の再計量前にその重量を既定重量未満に低減するよう適合させることができる。メッセージは、投入器に付随する表示画面に表示することができる。
その旅行に航空機での旅行が含まれる場合、コントローラーは、航空機の重量およびトリムの目的のために、手荷物1個に関連する重量情報を飛行管理システムに送信するよう適合させることができる。
投入コンベアは、受託された場合に下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するために投入器の床面に設けることができる。投入コンベアの下方に凹部が設けられてもよく、RFIDアンテナは手荷物1個に関連するRFIDタグを読み取るために凹部に収容され得る。アンテナの上面は投入コンベアの下面と同一平面に配置され得る。計量器は、投入コンベアの下方に位置し得る。
少なくとも1つのセンサーは、手荷物1個の寸法が既定の限度を超えるかどうかを検知するために、投入器に付随し得る。コントローラーは、センサーに付随してもよく、手荷物1個の寸法が既定の限度内にあることをセンサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託するよう適合させることができる。
少なくとも1つのセンサーは、投入器の壁および床と組み合わせて、手荷物1個の周りに6面の仮想ボックスを作成することができる。仮想ボックスの寸法は、手荷物1個の寸法に対する既定の限度に相当し得る。仮想ボックスの寸法は、特定の空港に対する手荷物の寸法に関するそれぞれの規制基準に準拠するよう調整することができる。仮想ボックスの少なくとも1つの側面および上面は、少なくとも1つのセンサーによって生成することができる。少なくとも1つのセンサーは、トンネルおよび/またはレーザーセンサーを含み得る。
コントローラーは、仮想ボックスが完全な状態の場合にのみ、計量器を介して計量するために手荷物1個を受託するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個の計量の完了後に仮想ボックスが破損した場合に、仮想ボックスの破損が修正された時点で手荷物1個を再計量するよう適合させることができる。
第5の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、手荷物1個に関連するRFIDタグから第1の情報を読み取り、RFIDタグに第2の情報を書き込むよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、
手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合、および、
RFIDアンテナがRFIDタグに第2の情報を書き込んだ後に手荷物1個上のRFIDタグから第1の情報を読み取り、アンテナが適正なRFIDタグを書き込んだことを確認した場合に、
RFIDアンテナの動作を制御し、手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、手荷物1個に関連するRFIDタグから第1の情報を読み取り、RFIDタグに第2の情報を書き込むよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、
手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合、および、
RFIDアンテナがRFIDタグに第2の情報を書き込んだ後に手荷物1個上のRFIDタグから第1の情報を読み取り、アンテナが適正なRFIDタグを書き込んだことを確認した場合に、
RFIDアンテナの動作を制御し、手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
RFIDタグに書き込まれた第2の情報は、重い手荷物1個、優先手荷物1個、特別な取り扱いが必要な手荷物1個および特別クラスの手荷物1個の1つまたは複数として手荷物1個を分類することができる。処理設備は、前記RFIDタグも含む手荷物処理システムの一部を形成し得る。RFIDタグは、一意のRFIDタグ識別子で符号化することができる。第1の情報は、一意のRFIDタグ識別子を含み得る。
第6の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
それにRFIDタグが固定接続された手荷物輸送タブであり、乗客に関連する手荷物1個を受託するよう適合させた、手荷物輸送タブと、
その中に手荷物を含むタブを受け取るための投入器と、
タブおよびその中の手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、タブ上のRFIDタグから情報を読み取るよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、
手荷物1個には前記手荷物輸送タブの使用が必要であることを入力が示す場合、
手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合、および、
RFIDアンテナがタブ上のRFIDタグを読み取り、手荷物1個がタブ内にあることをRFIDタグから読み取られた情報からコントローラーが判断した場合に、
RFIDアンテナの動作を制御し、手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
それにRFIDタグが固定接続された手荷物輸送タブであり、乗客に関連する手荷物1個を受託するよう適合させた、手荷物輸送タブと、
その中に手荷物を含むタブを受け取るための投入器と、
タブおよびその中の手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、タブ上のRFIDタグから情報を読み取るよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、
手荷物1個には前記手荷物輸送タブの使用が必要であることを入力が示す場合、
手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合、および、
RFIDアンテナがタブ上のRFIDタグを読み取り、手荷物1個がタブ内にあることをRFIDタグから読み取られた情報からコントローラーが判断した場合に、
RFIDアンテナの動作を制御し、手荷物1個を受託するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
第7の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、手荷物1個に関連するRFIDタグに情報を書き込み、前記RFIDタグから情報を読み取るよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、RFIDアンテナがRFIDタグと通信できない場合に、RFIDアンテナの動作を制御し、コンベアを作動して手荷物1個を既定の距離だけ移動するよう適合させ、手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に、手荷物1個を受託するようさらに適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
投入器に付随する少なくとも1つのRFIDアンテナであり、手荷物1個に関連するRFIDタグに情報を書き込み、前記RFIDタグから情報を読み取るよう適合させた、少なくとも1つのRFIDアンテナと、
計量器およびRFIDアンテナに付随するコントローラーであり、RFIDアンテナがRFIDタグと通信できない場合に、RFIDアンテナの動作を制御し、コンベアを作動して手荷物1個を既定の距離だけ移動するよう適合させ、手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に、手荷物1個を受託するようさらに適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
既定の距離は約100mmであり得る。コントローラーは、第1の前記既定の距離だけの移動によりRFIDアンテナのRFIDタグとの通信が可能とならない場合は、コンベアを作動して手荷物1個をさらなる既定の距離だけ移動するよう適合させることができる。コントローラーは、第2の前記既定の距離だけの移動によりRFIDアンテナのRFIDタグとの通信が可能とならない場合は、コンベアを作動して手荷物1個をよりさらなる既定の距離だけ移動するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個をよりさらなる既定の距離だけ移動した後でRFIDアンテナがRFIDタグと通信ができない場合は、手荷物1個の処理を終了するよう適合させることができる。既定の距離だけの手荷物1個の各移動は、同じ方向でもよい。コントローラーは、変速駆動を作動してコンベアを作動するよう適合させることができる。コントローラーは、手荷物1個の受託後のコンベアによる手荷物処理システムへの手荷物1個の移動中よりも、前記既定の距離だけの手荷物1個の移動中に、低周波数での変速駆動を作動するよう適合させることができる。コントローラーは、コンベアを作動して手荷物1個を急激に移動し、RFIDタグの再方向付けを容易にするよう適合させることができる。
第8の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
投入器内の手荷物1個の位置を検知するために、投入器に付随する少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサー、計量器および投入コンベアに付随するコントローラーであり、手荷物1個が投入器の既定ゾーン内にないことをセンサーからのフィードバックが示す場合に、コンベアを作動して手荷物1個を再配置するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
投入器内の手荷物1個の位置を検知するために、投入器に付随する少なくとも1つのセンサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサー、計量器および投入コンベアに付随するコントローラーであり、手荷物1個が投入器の既定ゾーン内にないことをセンサーからのフィードバックが示す場合に、コンベアを作動して手荷物1個を再配置するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
既定ゾーンは、計量器によって手荷物1個を計量することができるゾーンであり得る。その代替としてまたはそれに加えて、既定ゾーンは、1つまたは複数のセンサーが、手荷物1個の寸法が既定の限度内に収まるかどうかを判断することができるゾーンであり得る。その代替としてまたはそれに加えて、既定ゾーンは、1つまたは複数の電子リーダーが手荷物1個に取り付けられた手荷物タグを読み取ることができるゾーンであり得る。
コントローラーは、コンベアを作動するコントローラーによる手荷物1個の再配置により、手荷物1個を既定ゾーン内にうまく移動させられなかった場合に処理設備のユーザーにメッセージを送信するよう適合させることができる。メッセージは、手荷物1個を手動で再配置するという指示を含み得る。メッセージは、投入器に付随する表示画面に表示することができる。
投入器内の手荷物1個の位置を検知するために、投入器に付随する少なくとも1つのセンサーは、1つまたは複数のフォトアイおよび/またはトンネルおよび/またはレーザーセンサーおよび/または光のカーテンを含み得る。
第9の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託し、コンベアを作動するよう適合させた、コントローラーと
を備え、
コントローラーに付随する重量特有の論理は、コントローラーに付随する他のコードとは分離される、処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
計量器に付随するコントローラーであり、手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器からのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託し、コンベアを作動するよう適合させた、コントローラーと
を備え、
コントローラーに付随する重量特有の論理は、コントローラーに付随する他のコードとは分離される、処理設備を提供する。
重量特有の論理は、第1の1つまたは複数のモジュールに維持することができ、他のコードは、第2の1つまたは複数のモジュールに維持することができる。重量特有のコードが維持されるモジュールは、他のコードが維持されるモジュールのバージョン番号と異なるバージョン番号を有し得る。
第10の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
投入器内の手荷物1個の位置を検知するために、投入器に付随する少なくとも1つの手荷物タグセンサーであり、既定ゾーンの外で検知された手荷物タグを無視するよう適合させた、センサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサー、計量器および投入コンベアに付随するコントローラーであり、手荷物1個がそれに取り付けられた既定の要件を満たす手荷物タグを有することをセンサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託し、コンベアを作動するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
投入器内の手荷物1個の位置を検知するために、投入器に付随する少なくとも1つの手荷物タグセンサーであり、既定ゾーンの外で検知された手荷物タグを無視するよう適合させた、センサーと、
手荷物1個を投入器内にある間に計量するために、投入器に付随する計量器と、
センサー、計量器および投入コンベアに付随するコントローラーであり、手荷物1個がそれに取り付けられた既定の要件を満たす手荷物タグを有することをセンサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個を受託し、コンベアを作動するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
既定ゾーンは、手荷物タグセンサーからx、yおよびz座標に基づいて確立することができる。
第12の態様では、本開示は、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
処理設備の周りの既定ゾーン内でのユーザーの存在を検出するユーザー検出センサーと、
センサーおよび投入コンベアに付随するコントローラーであり、ユーザーが既定ゾーンから出たことをセンサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個の処理を終了するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
下流のコレクタコンベアシステムに手荷物1個を搬送するための投入器の床面の投入コンベアと、
処理設備の周りの既定ゾーン内でのユーザーの存在を検出するユーザー検出センサーと、
センサーおよび投入コンベアに付随するコントローラーであり、ユーザーが既定ゾーンから出たことをセンサーからのフィードバックが示す場合に手荷物1個の処理を終了するよう適合させた、コントローラーと
を備えた処理設備を提供する。
既定ゾーンは、処理設備のユーザーインターフェースの周りのエリアおよびそれを通じてユーザーが投入器に手荷物1個を挿入する投入器へのアクセス開口部に拡大することができる。ユーザー検出センサーは、回転レーザーを備え得る。ユーザー検出センサーの回転レーザーは、実質的な垂直軸の周りを回転し、実質的に水平な前記既定ゾーンを生成することができる。
本開示による手荷物用の処理設備の実施形態を単なる例示として、添付図面を参照して、ここで説明する。
図面を参照すると、乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備10が提供されている。処理設備10は、乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器14を備える。複数のセンサー16a〜16iは、投入器に付随する。センサー16a〜16iについては、以下で詳細に説明する。計量器18もまた、手荷物1個を投入器14内にある間に計量するために、投入器14に付随する。また、手荷物処理設備10は、乗客がチェックイン済みであることを確認するためのさまざまな入力を受信するためのユーザーインターフェース20も備える。例えば、ユーザーインターフェース20は、電子RFID可能乗客IDカードから電子識別子を読み取り、乗客のチェックインを確認するために、RFIDカードスキャナー22の形で、電子カードリーダーを含む。その代替としてまたはそれに加えて、スキャナー22は、乗客の携帯電話などの電子デバイス上に格納される、および、近距離RFIDを使用してスキャナーに送信される電子識別子を読み取り、乗客のチェックインを確認するよう適合させることができる。また、ユーザーインターフェースは、磁気ストリップ付きの紙製の搭乗券および1Dまたは2Dのバーコード付きの印刷された搭乗券などのさまざまなタイプの乗客の搭乗券をスキャンするためのスキャナー24も含む。ユーザーインターフェース20は、磁気ストリップタイプの乗客IDカードをスキャンするための磁気カードスキャナーをさらに含み得る。ユーザーインターフェースは、手荷物1個を処理する間、乗客に情報を表示するためのタッチスクリーンディスプレイ26を備える。画面26は、乗客がチェックインしていないことを入力が示す場合に、乗客の手荷物を移動して、乗客の手荷物処理を試みる前にチェックインすることを乗客に指示するメッセージを表示するよう適合させる。また、画面26は、乗客が情報を入力して、手荷物1個の処理を容易にすることを可能にすることもできる。
コントローラー28は、センサー16a〜16i、計量器18およびユーザーインターフェース20に付随する。コントローラー28は、旅行のために乗客がチェックイン済みであることを乗客の搭乗券またはIDカードを介して受信した入力が示す場合、以下でさらに詳細に論じられる既定の基準が満たされていることをセンサー16a〜16iからのフィードバックが示す場合、および、手荷物1個の重量が既定の限度内にあることを計量器18からのフィードバックが示す場合に、手荷物1個を受託するよう適合させる。
図4および5に示されるように、センサー16a、16b、16cおよび16dは、投入器14の壁30、32および床34と組み合わせて、積み入れた手荷物1個の周りに6面の仮想ボックスを生成する。仮想ボックスの側壁36および上面38は、投入器14のこれらの面上に物理的障壁を設けず、したがって、投入器14への側面のアクセス開口部39を画定して、ユーザーインターフェース20に隣接する位置から乗客による側面からの投入器14への手荷物の積み入れを容易にするように、センサー16aおよび16bのそれぞれによって生成される。センサー16aおよび16bは回転レーザーを含み、センサー16aのレーザーは水平軸の周りを回転して側壁36を画定し、センサー16bのレーザーは垂直軸の周りを回転して上面38を画定し、積み入れた手荷物1個の高さと幅が受託に対する既定の限度内にあるかどうかの判断を容易にする。センサー16cおよび16dは、投入器14に手荷物1個を配置し、手荷物1個の長さが受託に対する既定の限度内にあるかどうかの判断を容易にするためのフォトアイを含む。壁30および32は、垂直ガラスパネルを備え、積み入れた手荷物1個への未承認のアクセスを防ぐ一方で、依然として、積み入れた手荷物1個の視認を可能にする。仮想ボックスの高さおよび幅の寸法ならびにセンサー16cおよび16dの位置は、例えば、特定の空港に対する手荷物の寸法に関する規制基準に手荷物処理設備が準拠するように、相応の承認を得た技術者が調整することができる。
コントローラー28は、センサー16aおよび16bを介して、仮想ボックスを通過する侵入物をモニターし、外部から仮想ボックスに異物が侵入したかどうかを判断し(手荷物1個に手が加えられたことを示し得る)、仮想ボックスへの侵入が検出されない場合にのみ手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させる。また、コントローラー28は、センサー16a、16b、16cおよび16dを介して、手荷物1個の寸法が特定の空港に適用可能な既定の限度内にあるかどうかをモニターし、既定の限度を超えていないと判断される場合にのみ手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させる。また、コントローラー28は、センサー16cおよび16dを介して、手荷物1個が投入器18に適正に配置されているかどうかをモニターし、それに該当する場合にのみ手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させる。手荷物1個が大型であると判断された場合、コントローラー28は、手荷物1個を移動して大型手荷物処理カウンターで同じことを進めるという乗客へのメッセージを画面26に表示させる。手荷物1個が重量超過であると判断された場合、コントローラー28は、手荷物1個を詰め直してその重量を低減することを乗客に提案するメッセージを画面26に表示させることができる。手荷物1個のさらなる処理が認められれば、コントローラー28は、計量器18を介して手荷物1個を計量させる。手荷物1個の計量の完了後に仮想ボックスが破損した場合、コントローラー28は、ユーザーインターフェース20を介して、同じことを示すメッセージを乗客に提供するよう適合させる。仮想ボックスの破損が修正された時点で、コントローラー28は、手荷物1個を再計量するよう適合させる。手荷物1個によって仮想ボックスが続けて破損した場合、コントローラー28は、手荷物1個を移動して大型手荷物処理カウンターで同じことを進めるという乗客へのメッセージを画面26に表示させる。
また、センサー16bは、処理設備10の周りの既定ゾーンでのユーザーの存在を検出するためのユーザー検出センサーとしても機能する。既定ゾーンは、ユーザーインターフェース20の周りのエリアおよび投入器14へのアクセス開口部39に拡大する。コントローラー28は、手荷物1個の受託前にユーザーが既定ゾーンから出たことをセンサー16bからのフィードバックが示す場合に手荷物1個の処理を終了するよう適合させる。
手荷物処理設備10は、手荷物1個と乗客および乗客の旅行先とを関連付けるための情報を格納する手荷物タグが手荷物1個に貼付されているかどうかを検出するための検出器を備え、検出器は、RFIDアンテナ16e、16fと、バーコードスキャナー16gとを備える。コントローラー28は、検出器に応答することができ、検出器が必要な情報を格納する手荷物タグの存在を検出できない場合にその手荷物1個を拒否するよう適合させる。手荷物タグ上の旅行先情報は、航空機IATAライセンスプレートなど、乗客の手荷物と旅行中に乗客を搬送するための乗り物とを関連付けるための情報を含む。手荷物タグは、RFIDアンテナ16e、16fの1つによって読み取り可能なRFIDチップを含む電子手荷物タグであり得る。また、RFIDアンテナ16e、16fは、電子手荷物タグに旅行先情報を書き込むためのライターとしても機能し、いくつかの実施形態では、手荷物タグから情報を読み取ることができる場合がある。ユーザーインターフェースは、電子手荷物タグ付きの受託手荷物に対する手荷物領収書を印刷するためのプリンター44を含む。あるいは、タグは、バーコードスキャナー16gによって読み取り可能な1Dまたは2Dバーコード紙製タグのようなバーコード付きのタグであり得る。バーコードスキャナー16gは、投入器14内の手荷物1個が視野に入るように、可動であり、投入器の床34上に位置する。また、バーコードスキャナー16gは、バーコードスキャナー16gからx、yおよびz座標に基づいて確立される既定ゾーンの外で検知されたバーコードを無視するようプログラムされる。これにより、バーコードスキャナー16gが投入器14内の手荷物1個とは関連しないバーコードを読み取るリスクを減少する。
コントローラー28は、手荷物1個が既定重量を超えることを計量器18が示し、したがって、重いものとして分類されるが、最大許容重量未満である場合に、手荷物1個を拒否するよう適合させる。そのような事例では、コントローラー28は、画面26を介して乗客に同じことを示すメッセージを送信するよう適合させる。乗客が最大手荷物重量許容範囲を超えていない場合は、メッセージは、手荷物1個に重タグを貼付することを乗客に指示する。同じことを容易にするため、コントローラー28は、手荷物1個への貼付のため、投入器14に付随する重タグディスペンサ48によってカラーコード化されたRFID重タグを分配させることができる。そのようなRFID重タグは、タグを分配する前にRFIDアンテナ16e、16fの1つを介してまたは別のRFIDアンテナを介して搬送された手荷物1個に対する重量データを格納するための再書き込み可能なメモリを有し得る。コントローラー28は、重量データを重タグに書き込み、タグを手荷物1個に取り付けた後、RFIDアンテナ16e、16fの1つに重タグを読み取らせ、手荷物1個上の重タグが書き込まれているものと同一のタグであることを確認するよう適合させることができる。この確認は、その上にハードコードされた第1の情報を有するタグによって容易にし、第1の情報は、一意の識別子を含み、RFIDリーダーは、タグに書き込む前とタグに書き込んだ後の両方でこの一意の識別子を読み取り、書き込み前に読み取られた一意の識別子が書き込み後に読み取られた一意の識別子と一致することを確認する。あるいは、適正なタグに書き込まれていることの確認は、分配されたタグのシーケンシャルコーディングによって容易にすることができる。また、タグのシーケンシャルコーディングを使用して、処理設備10内のタグの在庫レベルのモニタリングも容易にする。シーケンシャルコーディングによりタグの在庫レベルが既定レベルを下回ることが示される場合は、コントローラー28は、例えば、ビーコン、SMSまたはページングによってメッセージを送信し、タグを補充するようスタッフに警告するよう適合させる。分配された重タグは、その代替として、手荷物1個の重量データを示すための視認指標および/またはバーコードを含む印刷されたタグの形をとることができる。手荷物1個が最大許容重量(職業上の健康と安全の理由による限度設定に基づく)を超えると判断された場合は、コントローラー28は、手荷物1個を拒否し、同じことを乗客に通知して手荷物1個を詰め直してその重量を低減することを乗客に提案するメッセージを画面26を介して乗客に送信する。乗客の最大手荷物重量許容範囲は、旅行中に乗客を搬送する航空機の最大積載量および/または旅行に関連するエアラインとの乗客のステータスの影響を受け得る。コントローラーは、航空機の重量および旅行の目的のために、手荷物1個に関連する重量情報を飛行管理システムに送信するよう適合させることができる。
いくつかの実施形態では、ディスペンサは、優先手荷物1個、特別な取り扱いが必要な手荷物1個および/または特別クラスの手荷物1個として手荷物1個を分類するため、紙製のタグを分配するために設けることができる。
また、コントローラー28は、乗客が手荷物許容範囲または最大手荷物重量許容範囲における手荷物の最大数に達した場合に手荷物1個を拒否するよう適合させる。そのような事例では、コントローラー28は、画面26を介して乗客に同じことを示すメッセージを送信するよう適合させる。メッセージは、乗客の手荷物を詰め直して重量を低減するかまたは追加料金を支払うなど、乗客の手荷物許容量の違反を修正するためのオプションを乗客に提供する。乗客が手荷物を詰め直すことを選択した場合は、コントローラー28は、手荷物を詰め直したことを乗客がタッチスクリーン26を介して示し、完全な状態であると仮想ボックスが検出された時点で、計量器18に手荷物を再計量させる。あるいは、乗客は、追加料金を支払って乗客の手荷物許容量を増やすことを選択できる。乗客によって修正措置が講じられた時点で、コントローラー28は、手荷物が乗客の許容量内にあるかを再度チェックし、許容量内にあれば、手荷物1個を受託し、手荷物領収書および/または超過手荷物領収書をプリンター44に印刷させる。あるいは、上記で論じられるように、乗客が適合する電子手荷物タグを有する場合、コントローラー28は、RFIDアンテナ16e、16fの1つに、手荷物1個と乗客および旅行先または乗客が旅行用に予約した乗り物とを関連付けるデータを電子手荷物タグに書き込ませる。また、RFIDアンテナの1つは、優先手荷物1個、特別な取り扱いが必要な手荷物1個および/または特別クラスの手荷物1個として手荷物1個を分類する情報を電子手荷物タグに書き込むよう適合させることもできる。
投入コンベア50は、投入器14の床面に設けられる。計量器18は、投入コンベア50の下方に位置し、アンテナ16fを収容するためにその中に凹部を有し、アンテナ16fの上面は、凹部の適所に位置するとき、コンベア50の下面と同一平面である。他のRFIDアンテナ16eは、コンベア50の床上に位置する。コントローラー28は、手荷物1個が投入器14の既定ゾーン内にないことをセンサー16c、16dからのフィードバックが示す場合にコンベア50を作動するよう適合させ、このゾーンは、その中で手荷物1個を計量器で計量し、手荷物1個の最大長さをセンサー16c、16dでチェックし、手荷物1個上の任意の手荷物タグをRFIDアンテナ16e、16fおよび/またはバーコードスキャナー16gで読み取ることができるゾーンである。また、コントローラー28は、RFIDアンテナ16e、16fおよび/またはバーコードスキャナー16gのいずれも手荷物1個上の手荷物タグと通信できない場合にコンベア50を作動するよう適合させる。そのような事例では、コンベアを最初に約100mmの距離だけ移動させ、手荷物タグとの通信を再度試みる。それにもかかわらず手荷物タグとの通信が可能でない場合は、コンベアをさらに100mmの距離だけ移動させ、通信を再度試みる。コンベア50を3回移動させた後、それにもかかわらず手荷物タグとの通信に失敗した場合は、コントローラー28は、手荷物1個および/もしくは手荷物タグを手動で再配置することを乗客に指示するメッセージを表示画面26に送信するよう、ならびに/または、手荷物1個の処理を終了するよう適合させることができる。
手荷物1個を受託した時点で、コントローラー28は、投入コンベア50を作動して下流のコレクタコンベアシステム52に手荷物1個を搬送する。コンベア50は、下流のコレクタコンベアシステム52へ手荷物1個を搬送するためのコンベア50の移動中よりも、100mmの増分でのコンベア50の移動中に、低周波数で起動する変速駆動によって作動することができる。コントローラー50は、投入コンベア50を作動して、100mmの増分での移動の際、手荷物1個を急激に移動し、RFIDタグの再方向付けを容易にするよう適合させることができる。
いくつかの実施形態では、コントローラー28は、投入器14内の手荷物1個の処理中に、センサー16aおよび16bを介して仮想ボックスを通過する侵入物が検出された場合にコンベア50を解除するよう適合させる。また、コントローラー28は、仮想ボックスを通過する侵入物が検出された場合にランドサイドからエアサイドまでの障壁を閉鎖するよう適合させることができる。コントローラー28は、異物による外部から仮想ボックスを通過する侵入が検出された場合に保安システムまたは保安職員に警報機をトリガするなどの通知を送信するようさらに適合させることができる。コントローラー28は、既定のセキュリティコードが入力された場合および/または既定の基準を満たす電子識別が提供された場合に手荷物1個の処理の続行または再始動を可能にするよう適合させることができる。既定のセキュリティコードは、航空保安識別カード(ASIC)を介して入力することができる。コントローラー28は、既定のセキュリティコードが入力された場合に処理設備10を介して手荷物1個の手動処理の続行を可能にするよう適合させることができる。コントローラー28は、下流のコレクタコンベアシステム52へ手荷物1個を送るためまたは下流から手荷物1個を戻すための既定のセキュリティコードが入力された場合に投入コンベア50の順方向または逆方向への手動作動を可能にするよう適合させることができる。コントローラー28は、既定のセキュリティコードが入力された場合に警報機の解除を許可するよう適合させることができる。コントローラー28は、入力された既定のセキュリティコードに応じて、手荷物処理設備10への異なるレベルのアクセスを可能にするよう適合させることができる。
モニタリングデバイスは、手荷物が投入器14に配置されたときにそれを検出するため、ならびに、手荷物1個の処理中および下流のコレクタコンベアシステムへの手荷物1個の送達中に侵入物を検出するために、投入器14の周りに設けることができる。モニタリングデバイスは、レーザー、フォトアイ16hおよび光のカーテン16iの1つまたは複数を備え得る。
ユーザーインターフェース20は、乗客が手荷物の構成に関する質問に回答するように要求するよう適合させることができる。例えば、ストラップを有することまたは異例の構成であることに起因して手荷物が下流の手荷物取り扱い装置に問題をもたらす恐れがあることを乗客の回答が示す場合は、手荷物は扱いにくい手荷物として分類され得、ユーザーインターフェース20は、手荷物輸送タブ54内に手荷物を置き、その中に手荷物を含むタブ54を投入器14内に置くように乗客に指示するよう適合させることができる。手荷物輸送タブ54には、電子RFIDタグが埋め込まれ、電子RFIDタグは、例えば、タブ54に合わせて成形することによって、タブ54に完全に接続される。コントローラー28は、手荷物がタブ54内にあることをRFIDアンテナ16e、16fからのフィードバックが示す場合に扱いにくい手荷物の処理のみを可能にするよう適合させる。タブ54内の手荷物1個が検出されると、コントローラー28は、計量器18によって測定された重量からタブ54の重量を自動的に差し引いて、手荷物1個の実際の重量を特定するよう適合させる。
1つまたは複数のカメラを投入器の周りに配置して、受託手荷物の画像を記録することもできる。カメラまたは他の撮像デバイスを使用して、仮想ボックスを通過する侵入物の位置を検出することもできる。
コントローラー28に付随し、計量器18とのその関係を管理する重量特有の論理は、コントローラー28に付随する他のコードとは分離される。重量特有の論理は、一意のバージョン番号を有する第1のモジュールに維持され、他のコードは、重量特有の論理が維持されるモジュールのバージョン番号と異なる番号の一意のバージョン番号を有する別の1つまたは複数のモジュールに維持される。この様式では、コントローラー28に付随するコード/論理の重量に無関係の態様への変更は、計量デバイスとしての処理設備10の証明書の更新を必要としない。計量デバイスは、手荷物1個の受託後かつ新しい手荷物1個の計量前に、ゼロの重量にそれ自体を自動的に再較正するよう適合させる。
処理設備10は、受託手荷物の履歴を格納して調査を容易にするよう適合させる。コントローラー28は、ユーザーが既定のセキュリティコードを提供する場合は、履歴の印刷を可能にするよう適合させることができる。セキュリティコードは、警報機の無効化に関連して上記で論じられるように、多数の形式で提供することができる。
図7は、処理設備10を利用した手荷物取り扱いプロセスを要約するフローチャートを示す。
上記で説明され図解された処理設備10は、従来の乗客手荷物取り扱いシステムより多くの利点を提供し、それらのいくつかは上記で論じられているが、それに加えて、
処理設備10では手荷物処理と投入のみを実現し、それにより行列を大幅に減らすことと、
セキュリティおよび安全点検の強化を実現し、手荷物に手が加えられたことを検出することと、
飛行および重量情報などの情報を電子手荷物タグに書き込む能力を提供することと、
飛行用の手荷物のチェックインプロセスを迅速化することと、
乗客のセルフサービスを容易にすることと、
アクセス開口部39と同じ側のコンベア50上への壁32および34の配置ならびにユーザーインターフェース20の配置と併せて、コンベア50の軸に直角なアクセス開口部39の方向付けのため、手荷物1個を積み入れて処理する間に、センサー16bによって覆われた既定ゾーン内に乗客がとどまることを容易にすることと、
コンベア50の下部の凹部にRFIDアンテナ16fを収容することによって、投入器内の手荷物1個とは関連しないRFIDタグから読み取るおよび/または同RFIDタグへ書き込むリスクを減少することと、
通信が確立できない場合にコンベア50を使用して手荷物1個の位置を自動的に調整することによって、タグとRFIDアンテナ16e、16fおよび/またはバーコードスキャナー16gとの間の非通信の発生率を増加することと、
複数の搭乗券のタイプを認めることと、
複数の手荷物タグデバイスを認めることと、
レーザー、フォトアイおよび光のカーテンで手荷物受託エリアをモニターし、手荷物がエリア内に配置されたときにそれを検出すること、および、受託プロセス中に侵入物を検出することと、
手荷物受託エリア内の手荷物を計量および測定することと、
対話型ユーザーインターフェースと、
プリンターを組み込み、超過手荷物領収書およびRFIDが埋め込まれた重タグを印刷し、手荷物が重い場合に確実にタグを取り付けることと、
扱いにくい手荷物に対してRFIDが埋め込まれたタブを使用し、その結果、使用される場合にそれらを検出することができることと、
カメラを使用して受託手荷物の画像を記録することと
を含むことが理解されよう。
処理設備10では手荷物処理と投入のみを実現し、それにより行列を大幅に減らすことと、
セキュリティおよび安全点検の強化を実現し、手荷物に手が加えられたことを検出することと、
飛行および重量情報などの情報を電子手荷物タグに書き込む能力を提供することと、
飛行用の手荷物のチェックインプロセスを迅速化することと、
乗客のセルフサービスを容易にすることと、
アクセス開口部39と同じ側のコンベア50上への壁32および34の配置ならびにユーザーインターフェース20の配置と併せて、コンベア50の軸に直角なアクセス開口部39の方向付けのため、手荷物1個を積み入れて処理する間に、センサー16bによって覆われた既定ゾーン内に乗客がとどまることを容易にすることと、
コンベア50の下部の凹部にRFIDアンテナ16fを収容することによって、投入器内の手荷物1個とは関連しないRFIDタグから読み取るおよび/または同RFIDタグへ書き込むリスクを減少することと、
通信が確立できない場合にコンベア50を使用して手荷物1個の位置を自動的に調整することによって、タグとRFIDアンテナ16e、16fおよび/またはバーコードスキャナー16gとの間の非通信の発生率を増加することと、
複数の搭乗券のタイプを認めることと、
複数の手荷物タグデバイスを認めることと、
レーザー、フォトアイおよび光のカーテンで手荷物受託エリアをモニターし、手荷物がエリア内に配置されたときにそれを検出すること、および、受託プロセス中に侵入物を検出することと、
手荷物受託エリア内の手荷物を計量および測定することと、
対話型ユーザーインターフェースと、
プリンターを組み込み、超過手荷物領収書およびRFIDが埋め込まれた重タグを印刷し、手荷物が重い場合に確実にタグを取り付けることと、
扱いにくい手荷物に対してRFIDが埋め込まれたタブを使用し、その結果、使用される場合にそれらを検出することができることと、
カメラを使用して受託手荷物の画像を記録することと
を含むことが理解されよう。
当業者であれば、本開示の幅広い一般的な範囲から逸脱することなく、上記で説明される実施形態に対し、多くの変形形態および/または変更形態が可能であることが理解されよう。したがって、説明されている実施形態は、あらゆる点で、制限するものではなく例示するものとして考慮されたい。
Claims (23)
- 乗客の旅行手荷物を登録するための処理設備において、
前記乗客に関連する手荷物1個を受託するための投入器と、
前記投入器に付随する少なくとも1つのセンサーであり、前記投入器の壁および床と組み合わせて前記手荷物1個の周りに6面の仮想ボックスを作成し、当該仮想ボックスは少なくとも1の非物理的障壁を含み、前記1以上のセンサーが前記仮想ボックスの面を規定するのに適合している、少なくとも1つのセンサーと、
前記手荷物1個を前記投入器内にある間に計量するために、前記投入器に付随する計量器と、
前記1以上のセンサーおよび前記計量器に付随するコントローラーであり、
前記少なくとも1つのセンサーを介して、前記仮想ボックスを通過する侵入物をモニターし、前記手荷物1個の寸法に対する既定の限度を超えたかどうか、または、前記仮想ボックスの外部から前記仮想ボックスに異物が侵入したかどうかの1つまたは複数を判断し、
前記仮想ボックスへの侵入が検出されない場合にのみ、前記手荷物1個のさらなる処理を可能にするよう適合させた、コントローラーと
を備えることを特徴とする処理設備。 - 請求項1に記載の処理設備において、前記仮想ボックスの寸法は、前記手荷物1個の寸法に対する前記既定の限度に相当することを特徴とする処理設備。
- 請求項1または2に記載の処理設備において、前記仮想ボックスの1つの側面の少なくとも一部および上面の少なくとも一部は、前記少なくとも1つのセンサーによって生成されることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記仮想ボックスが完全な状態の場合にのみ、前記計量器を介して計量するために前記手荷物1個を受託するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項4に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記手荷物1個の計量の完了後に前記仮想ボックスが破損した場合に、前記仮想ボックスの破損が修正された時点で前記手荷物1個を再計量するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の処理設備において、前記乗客がチェックイン済みかどうかを示す入力を受信するためのユーザーインターフェースをさらに備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項6に記載の処理設備において、前記ユーザーインターフェースは、電子乗客IDカードを読み取るための電子カードリーダーを備え、前記手荷物処理設備の前記電子カードリーダーは、前記電子乗客IDカードを読み取り、前記乗客がチェックイン済みかどうかを示す前記入力を得るよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項6または7に記載の処理設備において、前記ユーザーインターフェースは、前記乗客の搭乗券をスキャンするためのスキャナーを備え、前記手荷物処理設備の前記スキャナーは、前記搭乗券を読み取り、前記乗客がチェックイン済みかどうかを示す前記入力を得るよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項6乃至8の何れか1項に記載の処理設備において、前記ユーザーインターフェースは、前記手荷物1個を処理する間、前記乗客に情報を表示するための表示画面を備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項9に記載の処理設備において、前記表示画面は、前記乗客がチェックインしていないことを前記入力が示す場合に、乗客の手荷物を移動して、乗客の手荷物処理を試みる前にチェックインすることを前記乗客に指示するメッセージを表示するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至10の何れか1項に記載の処理設備において、前記手荷物1個と前記乗客および前記乗客の旅行先とを関連付けるための情報を格納する手荷物タグが前記手荷物1個に貼付されているかどうかを検出するための検出器を備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項11に記載の処理設備において、電子の前記手荷物タグに前記旅行先情報を書き込むための電子ライターを備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項12に記載の処理設備において、電子手荷物タグ付きの受託手荷物に対する手荷物領収書を前記乗客に発行するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項12または13に記載の処理設備において、前記電子ライターは、RFIDの前記電子手荷物タグの存在を検出するため、ならびに/または、RFIDの前記電子手荷物タグから情報を読み取るためおよび/もしくはRFIDの前記電子手荷物タグに旅行先情報を書き込むためのRFIDアンテナを備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項14に記載の処理設備において、前記RFIDアンテナは、前記投入器の床下に位置することを特徴とする処理設備。
- 請求項11に記載の処理設備において、前記手荷物1個上でバーコード付きの前記手荷物タグの存在を検出するための1つまたは複数のバーコードスキャナーを備えることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至16の何れか1項に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記手荷物1個が既定重量を超えるかまたは前記手荷物1個のために前記乗客が最大手荷物重量許容量を超えることを前記計量器が示す場合に、前記手荷物1個が重いものとしてマーク付けされない限り、および/または、前記乗客が追加料金を支払わない限り、前記手荷物1個を拒否するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項17に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記手荷物1個が前記既定重量を超えるものとして識別される場合に、前記手荷物1個に重タグが貼付されない限り、前記手荷物1個の受託を阻止するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至18の何れか1項に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記乗客によって処理された手荷物の個数をモニターするよう適合させ、前記乗客が手荷物許容範囲に達した場合、前記コントローラーは、前記乗客からのさらなる手荷物を拒否するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項19に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記乗客が追加料金を支払うことを選択する場合、前記乗客からのさらなる手荷物を受託するよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項20に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記乗客が前記さらなる手荷物に対する追加料金を支払うことを選択する場合、プリンターに超過手荷物領収書を印刷させるよう適合させることを特徴とする処理設備。
- 請求項1乃至21の何れか1項に記載の処理設備において、受託された場合に下流のコレクタコンベアシステムに前記手荷物1個を搬送するために前記投入器の床面に投入コンベアをさらに備え、前記コンベアの作動は、前記コントローラーによって制御されることを特徴とする処理設備。
- 請求項22に記載の処理設備において、前記コントローラーは、前記仮想ボックスを通過する侵入物が検出された場合に前記コンベアを解除するよう適合させることを特徴とする処理設備。
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