JP2003074790A - 多光軸光電式安全装置の設置方法 - Google Patents

多光軸光電式安全装置の設置方法

Info

Publication number
JP2003074790A
JP2003074790A JP2001265395A JP2001265395A JP2003074790A JP 2003074790 A JP2003074790 A JP 2003074790A JP 2001265395 A JP2001265395 A JP 2001265395A JP 2001265395 A JP2001265395 A JP 2001265395A JP 2003074790 A JP2003074790 A JP 2003074790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical axis
sub
receiver
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001265395A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Kudo
元宏 工藤
Satoru Inoue
哲 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2001265395A priority Critical patent/JP2003074790A/ja
Priority to US10/231,015 priority patent/US6784415B2/en
Publication of JP2003074790A publication Critical patent/JP2003074790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16PSAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
    • F16P3/00Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body
    • F16P3/12Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body with means, e.g. feelers, which in case of the presence of a body part of a person in or near the danger zone influence the control or operation of the machine
    • F16P3/14Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body with means, e.g. feelers, which in case of the presence of a body part of a person in or near the danger zone influence the control or operation of the machine the means being photocells or other devices sensitive without mechanical contact
    • F16P3/144Safety devices acting in conjunction with the control or operation of a machine; Control arrangements requiring the simultaneous use of two or more parts of the body with means, e.g. feelers, which in case of the presence of a body part of a person in or near the danger zone influence the control or operation of the machine the means being photocells or other devices sensitive without mechanical contact using light grids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V8/00Prospecting or detecting by optical means
    • G01V8/10Detecting, e.g. by using light barriers
    • G01V8/20Detecting, e.g. by using light barriers using multiple transmitters or receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸間の間隔が狭いライトカーテンをプレス
機などに極力接近して配置することのできる多光軸光電
式安全装置の設置方法を提供する。 【解決手段】 メイン投受光器11、12を先ず位置決
めする。次に、プレス機の突出部分21を取り付け、こ
の突出部分21で遮光される光軸を特定する。次いで、
サブ受光器13を設置した後、このサブ受光器13をメ
イン投光器11に対して光軸調整する。次いで、サブ投
光器14を設置した後、このサブ投光器14をメイン受
光器12に対して光軸調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、多光軸光電式の
安全装置に関し、より詳しくは、メイン投受光器とサブ
投受光器とを含む安全装置の設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から広い検出エリアで物体の有無を
検出するのに、列状に配置された数多くの投光素子を含
む投光器と、これに対応する数多くの受光素子を含む受
光器とを1ユニットとした多光軸光電式安全装置が用い
られている。多光軸光電式安全装置の典型的な使用例を
説明すると、工作機械、パンチ機、プレス機、鋳造機、
自動制御機など装置設置エリアの境界に多光軸光電式安
全装置で防護フェンス、つまりライトカーテンを作り、
例えば作業者の身体の一部が作業エリアに侵入すると、
これを多光軸光電式安全装置が検知して、直ちに機械の
動作を停止する及び/又は警報を発するのに用いられ
る。
【0003】多光軸光電安全装置の投光器と受光器との
配置に関し、例えば図1に示すように、プレス機などの
装置1が作業者側に突出する障害物又は突出部分2を含
む場合、この突出部分2を避けるようにして、つまり突
出部分2と干渉しない位置に安全装置3が配置される場
合がある。
【0004】しかし、このような配置例によれば、装置
1の作業中心Oから多光軸光電式安全装置3(ライトカ
ーテン)までの水平距離X1が拡大するため、プレス機
などを設置するエリアが増大して作業効率が低下してし
まうなどの問題がある。
【0005】プレス機などの装置1が作業者側に突出す
る突出部分2を含む場合、安全装置3の他の配置例を図
2、図3に示す。図示の従来例にあっては、多光軸光電
式安全装置3(ライトカーテン)を装置1に接近させて
配置し、突出部分2が多光軸光電センサ3と干渉する領
域4、つまりライトカーテンを形成する数多くの光軸5
のうち一部の光軸が遮光される領域4を予め無効にする
ことが行われている。すなわち、突出部分2が存在する
領域4を予め非検出エリアに設定するブランキング機能
を用いることで、突出部分2に干渉する位置に多光軸光
電式安全装置3(ライトカーテン)が配置される。
【0006】これによれば、防護フェンスつまりライト
カーテンを装置1を接近して配置することができるため
(X2<X1)、装置1に関連した必要最小限の安全距
離を確保することで作業効率を高めることができるとい
う利点がある。
【0007】しかしながら、多光軸光電式安全装置3の
数多くの光軸5のうち、突出部分2が存在する領域4の
光軸を無効化して、この領域4を非検出エリアとするこ
とから、この領域4の安全性が損なわれるという問題が
あり、この問題を解消するために、図4に示すように、
領域4を例えば金属プレートや柵などでフェンス6を作
るなどの別の安全対策を施す必要がある。
【0008】特開昭63−43099号公報には、上述
したような障害物が存在するときの多光軸光電式安全装
置が提案されている。この公報に開示の安全装置は、共
に数多くの発光素子とこれと対をなす数多くの受光素子
とを備えた一対の投受光器と、障害物に隣接して配置す
る一対の反射ミラーとからなり、障害物と干渉する領域
に関しては、投受光器から発せられた光が反射ミラーで
反射され、この反射した光を同じ投受光器で受けること
によりライトカーテンを作るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−43099号公報に開示の多光軸光電式安全装置
によれば、一対の投受光器間の光軸調整及び各投受光器
とこれに関連する反射ミラーとの間の調整が困難であ
り、特に、隣接する光軸間の間隔が小さいときには、こ
の問題が顕著なものとなる。更に、一対の投受光器の各
々に、反射ミラーに光を投光して受光するための投光素
子及び受光素子を内蔵させる必要があり、各投受光器の
外形が大きくなるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、光軸間の間隔が狭いライ
トカーテンをプレス機などに極力接近して配置すること
のできる多光軸光電式安全装置の設置方法を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の更なる目的は、例えば作業者側に
突出する突出部分を含むプレス機などの装置に関して、
該プレス機に接近して無効エリア無しのライトカーテン
を形成することのできる多光軸光電式安全装置の設置方
法を提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、メイン投受光器とサ
ブ投受光器とで障害物の回りに無効エリア無しのライト
カーテンを形成するとしたときに、メイン投光器が所定
のタイミングで次々と光ビームを発射する基本動作シー
ケンスに従って動作するときに、サブ投受光器を含む動
作シーケンスを同時に生成することのできる多光軸光電
式安全装置の設置方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、障害物の回りに数多くの光軸の光ビーム
でライトカーテンを形成する多光軸光電式安全装置であ
って、等間隔に列状に配置された数多くの投光素子を備
えたメイン投光器と、前記投光素子と同じ数の受光素子
を備え、これら受光素子が列状に等間隔に配置されたメ
イン受光器と、前記ライトカーテンの少なくとも一つの
光軸の光ビームを遮光する前記障害物の一側に隣接して
配置され、前記メイン投光器からの光ビームを受光可能
な受光素子を少なくとも一つ含むサブ受光器と、前記ラ
イトカーテンの少なくとも一つの光軸の光ビームを遮光
する前記障害物の他側に隣接して配置され、前記メイン
受光器に向けて光ビームを発射可能な投光素子を少なく
とも一つ含むサブ投光器とを含み、前記ライトカーテン
が、前記メイン投光器と前記メイン受光器とで形成され
るメイン検知エリアと、前記メイン投光器と前記サブ受
光器とで形成される第1サブ検知エリアと、前記サブ投
光器と前記メイン受光器とで形成される第2サブ検知エ
リアとで構成される多光軸光電式安全装置の設置方法で
あって、前記メイン投光器と前記メイン受光器との間の
相対的な位置決めを行うと共に前記メイン投光器と前記
メイン受光器との間の数多くの光軸のうち前記障害物に
よって遮光されるブランキング光軸を特定するメイン投
受光器位置決め工程と、前記サブ受光器を前記障害物の
一側に隣接して配置した後に、前記メイン投光器に対し
て前記サブ受光器の位置決めを該サブ受光器を動かすこ
とにより行うサブ受光器位置決め工程と、前記サブ投光
器を前記障害物の他側に隣接して配置した後に、前記メ
イン受光器に対して前記サブ投光器の位置決めを該サブ
投光器を動かすことにより行うサブ投光器位置決め工程
とを含む多光軸光電式安全装置の設置方法を提供するこ
とにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態で
は、前記メイン投受光器位置決め工程に関し、前記障害
物の無い状態で、前記メイン投光器と前記メイン受光器
との相対的な位置決めを行ってもよいし、前記障害物が
存在する状態で、前記メイン投光器と前記メイン受光器
との相対的な位置決めを行ってもよい。
【0015】本発明の実施の形態においては、典型的に
は、メイン投光器及び/又はメイン受光器に、光軸調整
表示部又は光軸調整表示灯が設けられる。ユーザ又はオ
ペレータは、この光軸調整表示部を見ることによってメ
イン投受光器の相対的な位置決めが完了したことを確認
することができる。サブ投受光器についても同様であ
り、サブ受光器及び/又はサブ投光器に光軸調整表示部
又は光軸調整表示灯を設けるのが都合がよい。
【0016】他の好ましい形態では、安全装置に含まれ
る投受光器を実質的に制御するコントローラを加えて、
このコントローラに、光軸調整表示部又は光軸調整表示
灯を設け、安全装置に含まれる投受光器の光軸調整の確
認をコントローラの光軸調整表示部で一元的に確認でき
るようにしてもよい。
【0017】他の好ましい形態では、メイン投受光器を
基本ユニットとし、ユーザの要請に応じて、付加的な要
素としてサブ投受光器が増設される。基本ユニットとし
てのメイン投受光器は、あらかじめ設定した基本動作シ
ーケンスに従って動作する。この基本シーケンスでは、
メイン投光器に含まれる投光素子が、順次、所定のタイ
ミングで所定期間動作する。
【0018】このような基本動作シーケンスに従って動
作するメイン投受光器に対して、サブ投受光器を増設す
るとき、上述したブランキング光軸を特定することで、
このブランキング光軸に基づいてサブ投光器の動作を加
えた第2動作シーケンスを自動的に作成することができ
る。本発明の上記の目的、他の目的並びにその作用効果
は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説明から明
らかになろう。
【0019】
【実施例】以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ま
しい実施例を詳しく説明する。図5を参照して、多光軸
光電式安全装置100は、基本ユニットとして、メイン
投光器11と、これに対応するメイン受光器12を含
み、この基本ユニットであるメイン投光器11及び受光
器12は共に直列及び/又は並列に増設可能である。ま
た、安全装置100は、メイン投光器1と部分的に対応
するサブ受光器13と、メイン受光器12と部分的に対
応するサブ投光器14とを含んでいる。
【0020】メイン投光器11は、細長いケースを11
aを有し、このケース11aの中に、その長手方向に沿
って列状にn個(この実施例では8個)の投光素子(図
示せず)が等間隔に配置されている。隣接する投光素子
間の間隔は、特に限定するものではないが、例えば20
mmである。
【0021】メイン受光器12は、メイン投光器11と
同様に、細長いケース12aを有し、このケース12a
の中に、その長手方向に沿って列状に、メイン投光器1
1の投光素子と同じ数であるn個(この実施例では8
個)の受光素子(図示せず)が等間隔に配置されてい
る。隣接する受光素子間の間隔は、メイン投光器11と
同一であり、隣接する投光素子間の間隔が20mmであ
れば、隣接する受光素子間の間隔も20mmである。
【0022】サブ受光器13は、比較的短尺のケース1
3aを有し、このケース13aの中に、メイン投光器1
1又はメイン受光器12に含まれる投光素子又は受光素
子よりも少ない数であって単数又は複数の受光素子(図
示せず)が一列に配置されている。この実施例では、受
光素子が2個配置され、この2個の受光素子間の間隔
は、メイン投光器11の隣接する投光素子間の間隔と同
一であり、メイン投光器11の投光素子のピッチが20
mmであれば、サブ受光器13の受光素子の間隔も20
mmである。
【0023】サブ投光器14は、比較的短尺のケース1
4aを有し、このケース14aの中に、サブ受光器13
の受光素子と同じ数の投光素子(図示せず)が一列に配
置されている。この実施例では、投光素子が2個配置さ
れ、この2個の投光素子間の間隔は、メイン受光器12
の隣接する投光素子間の間隔と同一であり、メイン受光
器12の受光素子のピッチが20mmであれば、サブ投
光器14の投光素子の間隔も20mmである。
【0024】図5に示す番号1、2・・・・・8は、メ
イン投光器11とメイン受光器12との間の光軸の番号
を示す。同図から理解できるように、メイン投光器11
とメイン受光器12は同一平面上で互いに対面して配置
されて、これらメイン投光器11とメイン受光器12と
の間で光の授受を行うことでメイン検知エリア又はメイ
ンライトカーテン15を作る(図7)。サブ受光器13
及びサブ投光器14は、このメイン検知エリアの中に配
置されて、メイン投光器11とサブ受光器13との間及
びサブ投光器14とメイン受光器12との間に第1、第
2の2つのサブ検知エリア16、17を作る(図7)。
【0025】すなわち、サブ受光器13は、装置20の
作業者側に突出する突出部分又は障害物21の一方の側
面に隣接し且つメイン投光器11と対面して配置され、
メイン投光器11の対応する投光素子とで第1のサブ検
知エリア16を作る。また、サブ投光器14は、装置2
0の突出部分21の他方の側面に隣接し且つメイン受光
器12と対面して配置され、メイン受光器12の対応す
る受光素子とで第2のサブ検知エリア17を作る。
【0026】なお、図5、図7では、サブ受光器13と
サブ投光器14が、メイン投光器11及びメイン受光器
12間の第3、第4光軸に配置されて、第3、第4光軸
にサブ検知エリア16、17が形成されているが、これ
は単なる例示に過ぎず、サブ受光器13とサブ投光器1
4を突出部分21などの障害物の位置に応じた位置に配
置される。また、サブ受光器13及びサブ投光器14の
受光素子及び投光素子の数は、突出部分21などの障害
物の大きさ、つまりメイン検知エリア15の中で突出部
分21が遮光することになる光軸数に対応した数であれ
ばよい。
【0027】メイン投光器11、メイン受光器12、サ
ブ受光器13、サブ投光器14は、互いに通信線又は信
号線22を介して互いに接続される。
【0028】図8を参照して、基本ユニットを構成する
メイン投光器11及びメイン受光器12には、共に、複
数の発光ダイオード(LED)セグメントを上下に並置
した光軸調整表示部30が設けられ、LEDセグメント
は例えば赤色又は緑色に発光する2色発光ダイオードが
採用される。また、メイン投光器11及びメイン受光器
12は、例えば通常時には緑色に発光し、他方、通常時
以外の、予定されていない光軸が遮光又は受光したよう
な場合又はシステムそのものがフェールしたような場合
には赤色に発光するLEDからなる出力表示灯つまりオ
ン/オフ表示灯31が設けられている。
【0029】複数の発光ダイオードセグメントからなる
光軸調整表示灯又は光軸調整表示部30の表示形式とし
ては、特に限定するものではないが、全ての光軸又は光
ビームがメイン受光器12に全て入光しているときに
は、全てのLEDセグメントが緑色に発色する。光軸調
整表示部30は、一部の光軸が遮光されたときには、遮
光された光軸の割合、換言すれば入光した光軸の割合に
応じた数のセグメントが下から赤色に発光し、遮光され
た光軸に応じた数のセグメントが上から消灯する。すな
わち、入光率が大きくなるに従って又は光軸調整の度合
い、つまり遮光光軸と入光光軸との比率に応じて赤色の
バーが上方に延びるバー形式の表示を行う。
【0030】また、サブ受光器13及びサブ投光器14
には、先に説明した光軸調整表示灯又は光軸調整表示部
30と実質的に同じ機能を有する光軸調整表示部32が
設けられている。
【0031】メイン受光器12などに設けられた光軸調
整表示部30及び/又はサブ受光器13などに設けられ
た光軸調整表示部32に関し、従来から知られている以
下に列挙の表示形式のものであってもよい。 (1)全ての光軸が入光して光軸調整が完了すると、点
灯又は消灯する表示灯; (2)全ての光軸が入光して光軸調整が完了すると、例
えば赤色から緑色に色が変化する表示灯; (3)受光器の受光光量の大小に応じて、点灯するLE
Dの数が増減する表示灯; (4)遮光光軸と入光光軸との比率に応じて点滅速度が
変化する表示灯; (5)受光器の受光光量に応じて点滅速度が変化する表
示灯; (6)各光軸毎に表示灯を備え、各光軸毎に入光又は遮
光の状態を示す表示灯; (7)投光器及び投光器の数多くの光軸を数ブロックに
分割し、各ブロック毎の表示灯で入光/遮光状態を表示
する。
【0032】さらに、光軸調整表示部30及び/又は3
2に関し、図9に示すように、各光軸毎に表示灯33を
設けて、各光軸毎に、その入光/遮光状態を表示するよ
うにしてもよい。図9では、メイン受光器12に各光軸
毎の表示灯33を設けた例を図示してあるが、この表示
灯33をメイン投光器11に設けてもよく、また、メイ
ン投光器11とメイン受光器12との両者に設けるよう
にしてもよい。サブ受光器13、サブ投光器14につい
ても同様であり、サブ受光器13及び/又はサブ投光器
14に各光軸毎の表示灯33を設けるようにしてもよ
い。
【0033】また、図10に示すように、入光光軸の数
又は遮光光軸の数或いは入光光軸と遮光光軸との比率を
数字で表示する液晶表示器又は7セグメントLED34
であってもよい。図10では、投光器11及び受光器1
2の両者に数字表示器34を設けた例が図示されている
が、投光器11又は受光器12のいずれか一方に数字表
示器34を設けるようにしてもよい。サブ受光器13、
サブ投光器14についても同様であり、サブ受光器13
及び/又はサブ投光器14に数字表示器34を設けるよ
うにしてもよい。
【0034】図8の参照符号36はティーチングスイッ
チであり、このティーチングスイッチ36の機能又は役
割については後に説明する。なお、ティーチングスイッ
チ36は、図8に図示の例ではメイン受光器12に設け
てあるが、これに代えて、メイン投光器11にティーチ
ングスイッチ36を設けるようにしてもよい。
【0035】図11を参照して、メイン投光器11は、
N個(例えば8個)の発光ダイオードなどからなる投光
素子40を駆動するN個の投光回路41と、これらの投
光回路41を時分割でスキャンする投光素子切替回路
(光軸切替回路)42と、メイン投光器11を全体制御
する投光素子制御回路43とを備え、投光素子制御回路
43から光軸調整表示部30及び出力表示灯31に制御
信号が出力される。
【0036】メイン投光器11は、更に、メイン受光器
12、サブ受光器13などとの双方向の信号の送受信を
制御する第1投光器通信制御回路44と、直列に接続し
た増設メイン投光器(図示せず)との間の通信を制御す
る第2投光器通信制御回路45とを備えている。
【0037】他方、メイン受光器12は、N個(例えば
8個)の受光素子50を駆動するN個の受光回路51
と、これらの受光回路51を時分割でスキャンする受光
素子切替回路52と、増幅回路53と、メイン受光器1
2を全体制御する受光素子制御回路54とを備え、受光
素子制御回路54から光軸調整表示部30及び出力表示
灯31に制御信号が出力される。
【0038】メイン受光器12は、更に、メイン投光器
11、サブ受光器13などとの双方向の信号の送受信を
制御する第1受光器通信制御回路55と、直列に接続し
た増設受光器(図示せず)との間の通信を制御する第2
受光器通信制御回路56とを備えている。
【0039】メイン受光器12は、また、受光素子制御
回路54からの遮光信号を受けて、所定の期間内に2〜
3回遮光が発生したことを検知する検波処理又は信号処
理を行う受光信号処理回路57を含み、この受光信号処
理回路57を経て出力回路58から遮光信号又はOFF
信号が、例えば、メイン投光器11とメイン受光器12
とで形成されるライトカーテンに関連するプレス装置2
0の制御盤や警報灯などの外部機器(図示せず)に送出
され、プレス装置20の動作が直ちに停止される。
【0040】サブ受光器13は、図12に示すように、
この実施例では2個の受光素子60を駆動する2個の受
光回路61と、これらの受光回路61を時分割でスキャ
ンする受光素子切替回路62と、増幅回路63と、サブ
受光器13を全体制御する受光素子制御回路64と、メ
イン投光器11、サブ投光器14などとの双方向の信号
の送受信を制御するサブ受光器通信制御回路65とを備
え、受光素子制御回路64から光軸調整表示部32に制
御信号が出力される。
【0041】サブ投光器14は、図13に示すように、
2個の投光素子70を駆動するN個の投光回路71と、
これらの投光回路71を時分割でスキャンする投光素子
切替回路(光軸切替回路)72と、サブ投光器14を全
体制御する投光素子制御回路73とを備えている。サブ
投光器14は、また、メイン受光器12、サブ受光器1
3などとの双方向の信号の送受信を制御するサブ投光器
通信制御回路74とを備え、投光素子制御回路74から
光軸調整表示部32に制御信号が出力される。
【0042】安全装置100は、メイン投光器11、メ
イン受光器12、サブ受光器13、サブ投光器14の間
で、信号線又は通信線22を介して情報の授受を行うこ
とにより、関連する投光器と受光器とに含まれる投光素
子及び受光素子が、順次、所定のタイミングで選択的に
有効となり、関連する光軸以外の光軸の光ビームを受光
しないようになっている。
【0043】メイン投光器11及びメイン受光器12
は、図14に示す基本動作シーケンスを実行するように
予め設定されているのが都合がよく、例えばサブ受光器
13、サブ投光器14を含まないでライトカーテンを作
る場合には、換言すれば、メイン投受光器11、12だ
けでライトカーテンを作る場合には、予め設定された図
14の基本動作シーケンスに従って動作する。なお、図
14は、メイン投光器11の基本動作シーケンスを図示
しているが、このメイン投光器11の各投光素子の賦活
に同期して、メイン受光器12の関連する受光素子が有
効になる。
【0044】図14から理解できるように、メイン投受
光器11、12の基本動作シーケンスは、各投受光素子
が賦活される期間(T1)が一定であり且つ次の投受光
素子が賦活されるまでのスパン(T2)も一定である。
すなわち、メイン投受光器11、12は、一定のタイミ
ングで次々と同じ期間だけ、互いに関連する投光素子及
び受光素子が有効になるように設定されている。このた
め、図14に示す動作シーケンスは、上述した期間T
1、T2と、光軸数とに基づいて自動的に設定すること
ができる。このような動作シーケンスは、動作プログラ
ムで実現するようにしてもよいが、これに代えて電気的
な回路で実現することができる。
【0045】図15は、サブ受光器13及びサブ投光器
14を組み入れたときのマルチ検出用又は第2動作シー
ケンスの一例を示す。この第2動作シーケンスによれ
ば、図15から理解できるように、メイン投光器11の
第3光軸に関する投光素子を賦活した後、次に、サブ投
光器14の関連する投光素子を賦活し、次いで、メイン
投光器11の第4光軸に関する投光素子を賦活した後
に、次に、サブ投光器14の関連する投光素子を賦活す
る。
【0046】このような図15に例示のシーケンスに代
えて、先ず、メイン投光器11の投光を全て完了した後
に、サブ投光器14の投光を開始し、サブ投光器14の
動作が全て完了したら、再びメイン投光器11の動作に
戻るようにしてもよい(図16)。
【0047】安全装置100にあっては、先の説明から
分かるように、第1、第2光軸及び第5〜第8光軸に関
連したメイン投光器11とメイン受光器12との間の6
本の光ビームでメイン検知エリア15が形成され、ま
た、第3、第4光軸に関連した、メイン投光器11とサ
ブ受光器13との間の2本の光ビーム及びサブ投光器1
4とメイン受光器12との間の2本の光ビームとで2つ
のサブ検知エリア16、17が形成される。すなわち、
安全装置100は、合計10本の光ビームで、突出物2
1を囲むエリアに、メイン検知エリア15とサブ検知エ
リア16、17からなるライトカーテンを形成してい
る。
【0048】例えば、図17に示すように、メイン投光
器11とメイン受光器12とで形成されるメイン検知エ
リア15において、第1光軸が、人体の一部などの遮光
物Sで遮光されると、メイン投光器11の第1番目の投
光素子と同期して賦活されるメイン受光器12の第1番
目の受光素子が光ビームを受け取らないことにより、遮
光物Sの存在を直ちに検知することができ、このこと
は、メイン受光器12に内蔵された受光信号処理回路又
は検波回路57を経て出力回路58から外部機器にOF
F信号が出力され、プレス装置20の動作が直ちに停止
される。
【0049】別の例として、図18に示すように、メイ
ン投光器11とサブ受光器13とで形成される第1サブ
検知エリア16において、第3光軸が遮光物Sで遮光さ
れると、メイン投光器11の第3番目の投光素子と同期
して賦活されるサブ受光器13の対応する受光素子が光
ビームを受け取らないことにより、第3光軸に関するサ
ブ投光器14の投光素子が発射されない。したがって、
メイン受光器12の対応する受光素子が所定のタイミン
グで光ビームを受け取らないことにより、遮光物Sを存
在を直ちに検知することができ、これにより、このメイ
ン受光器12に内蔵された受光信号処理回路又は検波回
路57を経て出力回路58から外部機器にOFF信号が
出力され、プレス装置20の動作が直ちに停止される。
【0050】図18を用いて説明した第1サブ検知エリ
ア16に人体の一部などの遮光物Sが侵入したときに
は、サブ受光器13がメイン投光器11からの光ビーム
を所定のタイミングで受け取らなかったことを、直接的
に、メイン受光器12に伝えて、このメイン受光器12
に内蔵された受光信号処理回路又は検波回路57を経て
出力回路58から外部機器に遮光出力を出力させて、プ
レス装置20の動作を直ちに停止させるようにしてもよ
い。
【0051】別の例として、図19に示すように、サブ
投光器14とメイン受光器12とで形成される第2サブ
検知エリア17において、第3光軸が遮光物Sで遮光さ
れると、サブ投光器14の第3番目の投光素子からの光
ビームをメイン受光器12の対応する受光素子が光ビー
ムを受け取らないことにより、遮光物Sを存在を直ちに
検知することができ、これにより、メイン受光器12に
内蔵された受光信号処理回路又は検波回路57を経て出
力回路58から外部機器に遮光信号又はOFF信号が出
力され、プレス装置20の動作が直ちに停止される。
【0052】安全装置100に関し、メイン投光器11
やメイン受光器12及びサブ受光器13、サブ投光器1
4が、通信線又は信号線22で互いに接続されているこ
とから、変形例として、受光信号処理回路又は検波回路
57及び出力回路58をメイン投光器11に設け、この
メイン投光器11から外部機器に遮光信号又はOFF信
号を出力させるようにしてもよい。
【0053】また、メイン投光器11などに動作シーケ
ンスを組み込むことで安全装置100を動作させるよう
にしたが、図20に示すように、別途、コントローラ3
8を設けた安全装置200であってもよく、この安全装
置200にあっては、コントローラ38によって、メイ
ン投光器11などの投受光器が実質的に制御される。そ
して、メイン受光器12やサブ受光器13からの遮光信
号はコントローラ25に入力され、コントローラ25か
ら外部機器に向けてON信号又はOFF信号が出力され
る。
【0054】装置200にあっても、メイン受光器12
の受光素子制御回路54で、実質的に、後に詳しく説明
する手順で第2動作シーケンスを生成するようにしても
よいが、この受光素子制御回路54の機能つまり第2動
作シーケンスを生成する機能をコントローラ25で実現
するようにしてもよい。
【0055】また、安全装置200においては、メイン
投光器11などに設けた光軸調整表示部30やサブ受光
器13などに設けた光軸調整表示部32に代えて、コン
トローラ38に光軸調整表示部39を設けてもよく、ま
た、ティーチングスイッチ36を設けるようにしてもよ
い(図20)。この光軸調整表示部39は、先に説明し
た光軸調整表示部30又は32と同様の構成であっても
よく、或いは、先に列挙した任意の光軸表示の態様を採
用することができる。
【0056】また、コントローラ38に、先に説明した
メイン受光器12の信号処理回路57及び出力回路58
(図11)と同様の回路を設け、コントローラ38から
外部機器に遮光信号を出力するようにしてもよい(図2
0)。
【0057】図21以降の図面は、安全装置100又は
200の設置に関するものであり、以下に、これらの図
面を参照して投受光器の設置手順及びティーチングスイ
ッチ36のON操作に伴うマルチ検出用シーケンス又は
第2動作シーケンスの自動生成などについて説明する。
【0058】第1工程:メイン投受光器11、12の設
置及び位置決め(図22) 例えばプレス装置20から突出部分21を取り外した状
態、つまり突出部分21の無い状態で、メイン投光器1
1及びメイン受光器12を所定位置に設置する。
【0059】次いで、メイン投光器11とメイン受光器
12との相対的な位置決めを正確に行う(図22)。つ
まりメイン投光器11とメイン受光器12の光軸調整を
行う。この光軸調整は、メイン投光器11とメイン受光
器12との間の全ての光軸が一致するようにメイン投光
器11及び/又はメイン受光器12の位置を微調整する
ことにより行われる。メイン投光器11に含まれる全て
の投光素子から順次発射される光ビームが、メイン受光
器12の対応する受光素子によって受光されたか否か、
つまりメイン投光器11とメイン受光器12との相対的
な位置決めが正確に行われたか否かは、メイン投光器1
1及びメイン受光器12に設けられた光軸調整表示灯又
は光軸調整表示部30又はコントローラ38の光軸調整
表示部39を見ることによって確認することができる。
【0060】第2工程:突出部分21の設置(図23) 第1工程が完了したら、突出部分21を装置20の取り
付ける。これにより、メイン投光器11とメイン受光器
12との間の光軸のうち一部の光軸が突出部分21によ
って遮光された状態になる。
【0061】第3工程:マルチ検出用動作シーケンスの
生成(図21) 次に、オペレータ又はユーザがティーチングスイッチ3
6をON操作する(図21のステップS1)。これによ
り、安全装置100又は200は、メイン投受光器1
1、12にサブ投受光器13、14を追加したマルチ検
出モードにおける投光動作であるマルチ検出用又は第2
動作シーケンスを自動的に生成するティーチングモード
に入る。ティーチングスイッチ36のON信号は受光素
子制御回路54に入力される。
【0062】ティーチングモードに入ると、ティーチン
グモードを認識した受光素子制御回路54から、通信線
又は信号線22を介して、投光素子制御回路43に伝達
され、メイン投光器11は、図14に図示した基本動作
シーケンスに従って投光を開始する(図21のステップ
S2)。
【0063】メイン投光器11の全ての投光素子の投光
動作が完了し、その結果、例えば図7の例で説明すれば
第3光軸及び第4光軸が突出部分又は障害物21によっ
て遮光されていることを受光素子制御回路54が認識す
る。これにより、図15のマルチ検出用動作シーケンス
又は第2動作シーケンスを生成するのであれば、受光素
子制御回路54は、メイン投光器11に対する第3光軸
と第4光軸との間に、サブ投光器14が賦活するために
必要が第1のブランク(上記期間T1と期間T2とを合
計した期間)を設定し、更にメイン投光器11に対する
第4光軸と第5光軸との間に、サブ投光器14が賦活す
るために必要な第2のブランク(上記期間T1と期間T
2とを合計した期間)を設定すると共に、これら第1、
第2のブランクに対応したタイミングで、サブ投光器1
4を賦活するためのシーケンスを自動設定する。以下、
突出部分又は障害物21によって遮光される光軸をブラ
ンキング光軸と呼ぶ。
【0064】また、図16のマルチ検出用動作シーケン
ス又は第2動作シーケンスを生成するのであれば、受光
素子制御回路54は、メイン投光器11に対する第8光
軸と第1光軸との間に、サブ投光器14が賦活するため
に必要が第1のブランク及び第2のブランクを設定する
と共に、これら第1、第2のブランクに対応したタイミ
ングで、サブ投光器14を賦活するためのシーケンスを
自動設定するようにすればよい。
【0065】これにより図15又は図16に示すマルチ
検出用動作シーケンス又は第2動作シーケンスが自動的
に生成され(図21のステップS4)、ティーチングモ
ードは終了する(図21のステップS5)。
【0066】なお、ここでは、ティーチングスイッチ3
6のON状態を、メイン受光器12のCPUとも呼べる
受光素子制御回路54が認識するように構成すると共
に、受光素子制御回路54により特定の光軸の遮光状態
の検出により、第2動作シーケンス(図15、図16)
を自動的に生成するようにしたが、この機能をメイン投
光器11の投光素子制御回路43に与えて、メイン投光
器11側で第2動作シーケンスを自動的に生成するよう
にしてもよく、或いは、メイン投光器11とメイン受光
器12の両者で分担しながら第2動作シーケンスを自動
生成するようにしてもよいことは勿論である。
【0067】第4工程:サブ受光器13の設置及び位置
決め(図24) 突出部分21の一側にサブ受光器13を設置し、このサ
ブ受光器13をメイン投光器11と対面させる。次い
で、サブ受光器13とメイン投光器11との相対的な位
置決めを正確に行う(図24)。つまり、サブ受光器1
3とメイン投光器11との間の光軸調整を行う。
【0068】上記第3工程において上述した第2動作シ
ーケンスが設定され、これにより、サブ受光器13は、
図7の例であれば、メイン投光器11から発射される第
3光軸と第4光軸の光ビームだけを受光するようにタイ
ミング設定されていることから、サブ受光器13の光軸
調整表示灯又は光軸調整表示部32又はコントローラ3
8の光軸調整表示部39により光軸調整度合いを確認し
ながら、サブ受光器13を動かしてメイン投光器11と
の相対的な位置決めを行う。これにより、サブ受光器1
3をメイン投光器11との間の光軸調整が完了する。
【0069】第5工程:サブ投光器14の設置及び位置
決め(図25) 突出部分21の他側にサブ投光器14を設置し、このサ
ブ投光器14をメイン受光器12と対面させる。次い
で、図7の例であれば、サブ投光器14から発射される
光ビームが、メイン受光器12の第3光軸及び第4光軸
の受光素子に入光するように、サブ投光器14の光軸調
整表示部32又はコントローラ38の光軸調整表示部3
9により光軸調整度合いを確認しながら、サブ投光器1
4を動かしてメイン受光器12との相対的な位置決めを
行う。これにより、サブ投光器14とメイン受光器12
との間の光軸調整が完了する。
【0070】第6工程:最小検出体の確認(図26) メイン投受光器11、12及びサブ投受光器13、14
で形成される全ての検出エリアで最小検出体を検出する
ことが可能かを確認する。この確認作業は、最小検出体
(図示せず)を図26の矢印で示すルートに沿って移動
させ、検出エリアに最小検出体が位置しているときいは
装置100又は200から遮光信号が出力されることを
確認することにより行う。
【0071】第4工程のサブ受光器13の位置決めを行
うときに、図27に示すように、サブ受光器13の上部
及び/又は下部にスペーサSPを着脱可能に取り付ける
のが好都合である。スペーサSPは、例えば、サブ受光
器13が正確に位置決めされると、隣接する光軸(図7
の例で説明すれば第2光軸又は第5光軸)の光ビームを
遮光しないものの、サブ受光器13が多少でも上下に変
位しているときには第2光軸又は第5光軸の光ビームを
遮光する例えばプレート部材で構成される。
【0072】変形例として、例えば、図示を省略したが
1つの小さな透孔を有するプレートでスペーサSPを構
成するようにしてもよい。このプレートの透孔を第2光
軸又は第5光軸の光ビームが通過するようにサブ受光器
13の位置調整を行うことで、サブ受光器13を正確に
位置決めすることができる。換言すれば、サブ受光器1
3が上下及び前後に多少でも変位していれば、透孔を備
えたスペーサSPによって、第2光軸又は第5光軸の光
ビームが遮光される。
【0073】上述した安全装置100又は200に含ま
れる投受光器の光軸調整では、装置20から突出部分又
は障害物21の無い状態でメイン投受光器11、12の
光軸調整を行うようにしたが、変形例として、図28に
示すように、突出部分又は障害物21が存在する状態で
メイン投受光器11、12の相対的な正確な位置決め、
つまり光軸調整を行うようにしてもよい。
【0074】この場合、突出部分又は障害物21によっ
て遮光される光軸(上記の例で説明すれば第3、第4光
軸)以外の光軸の光ビームは全てメイン受光器12に入
光されるようにメイン投受光器11、12を位置決めす
る。光軸調整が完了したか否かは、メイン投光器11及
びメイン受光器12に設けられた光軸調整表示灯又は光
軸調整表示部30又はコントローラ38の光軸調整表示
部39を見ることによって確認することになるが、この
確認作業を容易にするのに、例えば、図28に参照符号
SWで示す切替スイッチをメイン受光器12、メイン投
光器11及び/又はコントローラ38に設け、この切替
スイッチSWを操作することにより、各光軸毎の入光度
合いを個別的に光軸調整表示部30又は39によって確
認できるようにするのが好ましい。また、光軸調整表示
部30として、全ての光軸毎に表示灯33を設けてもよ
く(図28)、或いは、図10に例示したように、液晶
又は7セグメントLEDによる数字表示器34を用いる
ようにしてもよい。この数字表示部34に、入光光軸
数、遮光光軸数、遮光光軸番号などを表示させる表示モ
ードを用意し、例えばユーザ又はオペレータによる選択
により、遮光光軸番号などを数字表示部34に表示させ
ることで、メイン投受光器11、12の位置決めが完了
したか否かを確認することができる。
【0075】光軸調整の変形例に関し、その概要を図2
8を参照して説明したが、作業手順及びティーチングス
イッチ36のON操作に伴うマルチ検出用シーケンス又
は第2動作シーケンスの自動生成は次の工程に従って行
われる。
【0076】第1工程:突出部分21を含むプレス装置
20に対するメイン投受光器11、12の設置及び位置
決め(図28) メイン投光器11とメイン受光器12との相対的な位置
決めを正確に行う(図22)。つまり、プレス装置20
の突出部分又は障害物21を挟むようにしてメイン投光
器11とメイン受光器12を配置し、その位置決め、つ
まり光軸調整を行う。この光軸調整は、突出部分又は障
害物21で遮光される光軸を除く、メイン投光器11と
メイン受光器12との間の光軸が一致するようにメイン
投光器11及び/又はメイン受光器12の位置を微調整
することにより行われる。メイン投光器11に含まれる
全ての投光素子から順次発射される光ビームが、メイン
受光器12の対応する受光素子によって受光されたか否
か、つまりメイン投光器11とメイン受光器12との相
対的な位置決めが正確に行われたか否かは、メイン投光
器11及びメイン受光器12に設けられた光軸調整表示
灯又は光軸調整表示部30又はコントローラ38の光軸
調整表示部39を見ることによって確認することができ
る。
【0077】第2工程:マルチ検出用動作シーケンスの
生成(図21) 次に、オペレータ又はユーザがティーチングスイッチ3
6をON操作する(図21のステップS1)。これによ
り、安全装置100又は200は、メイン投受光器1
1、12にサブ投受光器13、14を追加したマルチ検
出モードにおける投光動作であるマルチ検出用又は第2
動作シーケンスを自動的に生成するティーチングモード
に入る。ティーチングスイッチ36のON信号は受光素
子制御回路54に入力される。
【0078】ティーチングモードに入ると、先に図21
を参照して説明したように、ティーチングモードを認識
した受光素子制御回路54から、通信線又は信号線22
を介して、投光素子制御回路43に伝達され、メイン投
光器11は、図14に図示した基本動作シーケンスに従
って投光を開始する(図21のステップS2)。
【0079】メイン投光器11の全ての投光素子の投光
動作が完了し、その結果、例えば図7の例で説明すれば
第3光軸及び第4光軸が突出部分又は障害物21によっ
て遮光されていることを受光素子制御回路54が認識す
る。これにより、図15のマルチ検出用動作シーケンス
の例で説明すれば、既に説明したのと同様に、受光素子
制御回路54は、メイン投光器11に対する第3光軸と
第4光軸との間に、サブ投光器14が賦活するために必
要が第1のブランクを設定し、更にメイン投光器11に
対する第4光軸と第5光軸との間に、サブ投光器14が
賦活するために必要な第2のブランクを設定すると共
に、これら第1、第2のブランクに対応したタイミング
で、サブ投光器14を賦活するためのシーケンスを自動
設定する。なお、図16のマルチ検出用動作シーケンス
の自動生成についても既に説明したのと実質的に同じで
ある。
【0080】これにより、先に説明したように、図1
5、図16に示すマルチ検出用動作シーケンス又は第2
動作シーケンスが自動的に生成され(図21のステップ
S4)、ティーチングモードは終了する(図21のステ
ップS5)。
【0081】第3工程:サブ受光器13の設置及び位置
決め(図24) 先に説明したように、突出部分21の一側にサブ受光器
13を設置し、このサブ受光器13をメイン投光器11
と対面させる。次いで、サブ受光器13とメイン投光器
11との相対的な位置決めを正確に行う(図24)。つ
まり、サブ受光器13とメイン投光器11との間の光軸
調整を行う。
【0082】上記第3工程において上述した第2動作シ
ーケンスが設定され、これにより、サブ受光器13は、
図7の例であれば、メイン投光器11から発射される第
3光軸と第4光軸の光ビームだけを受光するようにタイ
ミング設定されていることから、サブ受光器13の光軸
調整表示灯又は光軸調整表示部32又はコントローラ3
8の光軸調整表示部39により光軸調整度合いを確認し
ながら、サブ受光器13を動かしてメイン投光器11と
の相対的な位置決めを行う。これにより、サブ受光器1
3をメイン投光器11との間の光軸調整が完了する。
【0083】第4工程:サブ投光器14の設置及び位置
決め(図25) 図25に関連した先の説明と同様に、突出部分21の他
側にサブ投光器14を設置し、このサブ投光器14をメ
イン受光器12と対面させる。次いで、図7の例であれ
ば、サブ投光器14から発射される光ビームが、メイン
受光器12の第3光軸及び第4光軸の受光素子に入光す
るように、サブ投光器14の光軸調整表示部32又はコ
ントローラ38の光軸調整表示部39により光軸調整度
合いを確認しながら、サブ投光器14を動かしてメイン
受光器12との相対的な位置決めを行う。これにより、
サブ投光器14とメイン受光器12との間の光軸調整が
完了する。
【0084】第5工程:最小検出体の確認(図26) 図26に関連した先の説明と同様に、メイン投受光器1
1、12及びサブ投受光器13、14で形成される全て
の検出エリアで最小検出体を検出することが可能かを確
認する。この確認作業は、最小検出体(図示せず)を図
26の矢印で示すルートに沿って移動させ、検出エリア
に最小検出体が位置しているときいは装置100又は2
00から遮光信号が出力されることを確認することによ
り行う。
【0085】以上、メイン投受光器11、12の位置決
めの過程で、突出部分又は障害物21によって遮光され
る光軸を特定するようにしたが、遮光される光軸つまり
ブランキング光軸を予め特定できるときには、この情報
をユーザ又はオペレータが外部から装置100又は20
0に供給するようにしてもよい。同様に、障害物21に
より遮光される光軸つまりブランキング光軸に関する情
報に加え、マルチ検出用シーケンス又は第2動作シーケ
ンス(図15)を外部で生成した後に、これらのデータ
を例えば、赤外線/電波などの通信手段、USB、イー
サーネットなどを用いて装置100又は200に供給す
るようにしてもよい。例えば、パーソナルコンピュータ
などの外部機器で、ブランキング光軸をユーザ又はオペ
レータが入力し、入力されたブランキング光軸の光軸番
号によって、先に説明したマルチ検出用シーケンス又は
第2動作シーケンス(図15)を簡単に生成できること
は当業者であれば直ちに理解できるであろう。
【0086】装置100又は200に含まれる投受光器
の位置決めが完了した後にあっては、安全装置100又
は200は、図15又は図16に示す第2動作シーケン
スに従って動作し、第1光軸に関する動作から第8光軸
に関する動作を、順次、所定のタイミングで実行し、再
び第1光軸に関する動作に戻って次のサイクルが実行さ
れる。その間、サブ受光器13は、メイン投光器11の
第3光軸及び第4光軸の投光素子が賦活されるのに同期
して、これに対応する光軸の受光素子が選択的に有効に
なる。また、メイン受光器12の各受光素子は、メイン
投光器11及びサブ投光器14の動作に同期して選択的
に賦活する。これにより、第3光軸及び第4光軸に関し
ては、メイン投光器11の光ビームはサブ受光器13に
よって受光され、また、サブ投光器14の光ビームはメ
イン受光器12によって受光される。
【0087】すなわち、サブ受光器13は、第2動作シ
ーケンス(図15、図16)に従って、メイン投光器1
1の第3光軸及び第4光軸の投光素子が賦活されるのと
同期して、これに対応するサブ受光器13の受光素子が
選択的に有効になる。サブ受光器13は、メイン投光器
11からの光ビームを所定のタイミングで受光すると、
このサブ受光器13から直接に又はコントローラ38を
介してサブ投光器14に投光命令を供給する。
【0088】サブ投光器14は、初期設定により自動生
成された第2動作シーケンス(図15、図16)に従っ
て且つサブ受光器13又はコントローラ38からの上記
の情報を確認したら、サブ投光器14の対応するメイン
投光器11の対応する光軸の受光素子が有効になる。サ
ブ投光器14の制御に関し、サブ受光器13又はコント
ローラ38の投光命令無しに、図15又は図16の第2
動作シーケンスに従ってサブ投光器14から光ビームを
発射させるようにしてもよく、或いは、サブ受光器13
又はコントローラ38からの投光命令だけに従ってサブ
投光器14から光ビームを発射させるようにしてもよ
い。
【0089】以上、安全装置100又は200を、一組
のメイン投受光器11、12と、一つのサブ受光器13
と一つのサブ投光器14で構成した例で説明したが、サ
ブ投受光器13、14を複数設置してもよく、或いは、
このことに加えて、メイン投受光器11、12を複数組
用意し、これらを通信線又は信号線で互いに連結するこ
とにより幅広いライトカーテンを作るようにしてもよ
い。
【0090】なお、メイン投受光器11、12の両者に
光軸調整表示部又は光軸調整表示灯30を設けた例で本
発明の実施例を説明したが、メイン投受光器11、12
のいずれか一方に光軸調整表示部又は光軸調整表示灯3
0を設けるようにしてもよい。
【0091】サブ投受光器13、14についても同様で
あり、サブ投受光器13、14のいずれか一方に光軸調
整表示部又は光軸調整表示灯32を設けるようにしても
よい。この場合、少なくともサブ受光器13に光軸調整
表示部又は光軸調整表示灯32を設けるのが好ましい。
また、コントローラ38の光軸調整表示部39でサブ投
受光器13、14の光軸調整を確認するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多光軸光電式安全装置の設置に関する一
例を側面から図示した説明図である。
【図2】従来の多光軸光電式安全装置の設置に関する他
の例を側面から図示した説明図である。
【図3】図2の多光軸光電式安全装置の設置例を正面か
ら図示した説明図である。
【図4】図3に関連して無効エリアを金網などで覆う従
来例を正面から図示した説明図である。
【図5】本発明に関連した例示としての多光軸光電式安
全装置の全体系統図である。
【図6】図5に図示した安全装置の配置例を側面から図
示した説明図である。
【図7】図5に図示した安全装置に含まれるメイン投光
器とメイン受光器とで形成されるメイン検知エリアと、
メイン投光器とサブ受光器とで形成される第1のサブ検
知エリアと、サブ投光器とメイン受光器とで形成される
第2のサブ検知エリアとを説明するための図である。
【図8】図5に例示した多光軸光電式安全装置の全体構
成図である。
【図9】本発明に関連した多光軸光電式安全装置に設け
られる光軸調整表示灯又は光軸調整表示部の一例を説明
するための図である。
【図10】本発明に関連した多光軸光電式安全装置に設
けられる光軸調整表示灯又は光軸調整表示部の他の例を
説明するための図である。
【図11】図5に図示した多光軸光電式安全装置の基本
ユニットであるメイン投光器とメイン受光器のブロック
図である。
【図12】図5に図示した安全装置に含まれるサブ受光
器のブロック図である。
【図13】図5に図示した安全装置に含まれるサブ投光
器のブロック図である。
【図14】図5に図示した安全装置に含まれる基本ユニ
ットとしてのメイン投受光器の基本動作シーケンスを説
明するための図である。
【図15】図5に図示した安全装置のマルチ検出用動作
シーケンス又は第2動作シーケンスを説明するための図
である。
【図16】図15に関連して変形例としてのマルチ検出
用動作シーケンス又は第2動作シーケンスを説明するた
めの図である。
【図17】図5の図示した安全装置に関し、メイン検知
エリアに遮光物が侵入した状態を説明するための図であ
る。
【図18】図5に図示した安全装置に関し、第1サブ検
知エリアに遮光物が侵入した状態を説明するための図で
ある。
【図19】図5に図示した安全装置に関し、第2サブ検
知エリアに遮光物が侵入した状態を説明するための図で
ある。
【図20】本発明に関連した他の例としての多光軸光電
式安全装置の全体系統図である。
【図21】第2動作シーケンスを自動生成するためのテ
ィーチングモードでの処理手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図22】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第1工程を説明するための
図である。
【図23】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第2工程を説明するための
図である。
【図24】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第4工程を説明するための
図である。
【図25】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第5工程を説明するための
図である。
【図26】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第6工程を説明するための
図である。
【図27】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の光軸調整手順の第4工程で使用するのが好
ましいスペーサを説明するための図である。
【図28】本発明に従う多光軸光電式安全装置に含まれ
る投受光器の変形例としての光軸調整手順の第1工程を
説明するための図である。
【符号の説明】
100、200 多光軸光電式安全装置 11 メイン投光器 12 メイン受光器 13 サブ投光器 14 サブ受光器 15 メイン検知エリア 16 第1サブ検知エリア 17 第2サブ検知エリア 20 プレス機などの装置 21 作業者側に突出する例えばプレス機の突出部分 22 通信線 30 光軸調整表示部又は光軸調整表示灯 32 光軸調整表示部又は光軸調整表示灯 36 ティーチングスイッチ 38 コントローラ 39 光軸調整表示部又は光軸調整表示灯 S 遮光物 SP スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C011 AA14 4E088 KK07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害物の回りに数多くの光軸の光ビーム
    でライトカーテンを形成する多光軸光電式安全装置であ
    って、 等間隔に列状に配置された数多くの投光素子を備えたメ
    イン投光器と、 前記投光素子と同じ数の受光素子を備え、これら受光素
    子が列状に等間隔に配置されたメイン受光器と、 前記ライトカーテンの少なくとも一つの光軸の光ビーム
    を遮光する前記障害物の一側に隣接して配置され、前記
    メイン投光器からの光ビームを受光可能な受光素子を少
    なくとも一つ含むサブ受光器と、 前記ライトカーテンの少なくとも一つの光軸の光ビーム
    を遮光する前記障害物の他側に隣接して配置され、前記
    メイン受光器に向けて光ビームを発射可能な投光素子を
    少なくとも一つ含むサブ投光器とを含み、 前記ライトカーテンが、 前記メイン投光器と前記メイン受光器とで形成されるメ
    イン検知エリアと、 前記メイン投光器と前記サブ受光器とで形成される第1
    サブ検知エリアと、 前記サブ投光器と前記メイン受光器とで形成される第2
    サブ検知エリアとで構成される多光軸光電式安全装置の
    設置方法であって、 前記メイン投光器と前記メイン受光器との間の相対的な
    位置決めを行うと共に前記メイン投光器と前記メイン受
    光器との間の数多くの光軸のうち前記障害物によって遮
    光されるブランキング光軸を特定するメイン投受光器位
    置決め工程と、 前記サブ受光器を前記障害物の一側に隣接して配置した
    後に、前記メイン投光器に対して前記サブ受光器の位置
    決めを該サブ受光器を動かすことにより行うサブ受光器
    位置決め工程と、 前記サブ投光器を前記障害物の他側に隣接して配置した
    後に、前記メイン受光器に対して前記サブ投光器の位置
    決めを該サブ投光器を動かすことにより行うサブ投光器
    位置決め工程とを含む多光軸光電式安全装置の設置方
    法。
  2. 【請求項2】 前記メイン投受光器位置決め工程が、 前記障害物の無い状態で、前記メイン投光器と前記メイ
    ン受光器との相対的な位置決めを行う工程と、 次に、前記メイン投光器と前記メイン受光器との間に前
    記障害物を設置する工程とを含む、請求項1に記載の多
    光軸光電式安全装置の設置方法。
  3. 【請求項3】 前記メイン投受光器位置決め工程が、前
    記障害物を挟んで前記メイン投光器と前記メイン受光器
    とを配置する工程からなる、請求項1に記載の多光軸光
    電式安全装置の設置方法。
  4. 【請求項4】 前記メイン投光器及び/又は前記メイン
    受光器に、光軸調整表示灯が設けられている、請求項1
    に記載の多光軸光電式安全装置の設置方法。
  5. 【請求項5】 前記サブ受光器及び前記サブ投光器に光
    軸調整表示手段が設けられている、請求項1又は4に記
    載の多光軸光電式安全装置の設置方法。
  6. 【請求項6】 メイン投受光器位置決め工程における前
    記ブランキング光軸の特定が、前記ブランキング光軸に
    関する情報をユーザ又はオペレータが供給することによ
    り行われる、請求項1に記載の多光軸光電式安全装置の
    設置方法。
  7. 【請求項7】 前記メイン投光器と前記メイン受光器と
    が、所定のタイミングで、順次、所定期間投受光する基
    本動作シーケンスに従って動作する、請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の多光軸光電式安全装置の設置方法。
  8. 【請求項8】 メイン投受光器位置決め工程の後に、前
    記特定されたブランキング光軸に基づいて、前記サブ投
    光器の動作を加えた第2動作シーケンスを生成する動作
    シーケンス生成工程を更に含む、請求項7に記載の多光
    軸光電式安全装置の設置方法。
  9. 【請求項9】 前記サブ受光器位置決め工程が、前記サ
    ブ受光器の正規な位置から変位したときに前記ブランキ
    ング光軸に隣接する光軸の光ビームを遮光するスペーサ
    を前記サブ受光器に取り付けた状態で行う、請求項1に
    記載の多光軸光電式安全装置の設置方法。
JP2001265395A 2001-09-03 2001-09-03 多光軸光電式安全装置の設置方法 Pending JP2003074790A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265395A JP2003074790A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 多光軸光電式安全装置の設置方法
US10/231,015 US6784415B2 (en) 2001-09-03 2002-08-30 Method of installing a multi-beam photoelectric safeguard system and method of adjusting its optical axes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265395A JP2003074790A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 多光軸光電式安全装置の設置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003074790A true JP2003074790A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19091864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001265395A Pending JP2003074790A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 多光軸光電式安全装置の設置方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6784415B2 (ja)
JP (1) JP2003074790A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125833A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Meiki Co Ltd プレス成形システムおよびプレス成形システムの制御方法
JP2021524019A (ja) * 2018-05-25 2021-09-09 オムロン株式会社 ライトカーテン配置を操作する方法及びライトカーテン配置
CN114043185A (zh) * 2021-11-29 2022-02-15 天津吉达尔重型机械科技股份有限公司 一种拉杆生产加工装置
USD1002411S1 (en) 2019-10-25 2023-10-24 Icm Airport Technics Australia Pty Ltd Baggage scanner array
USD1027692S1 (en) 2019-10-25 2024-05-21 Icm Airport Technics Australia Pty Ltd Baggage scanner station

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004074769A2 (de) * 2003-02-24 2004-09-02 Cedes Ag Verfahren zur berührungslosen vermessung eines objekts
JP4322561B2 (ja) * 2003-06-06 2009-09-02 サンクス株式会社 多光軸光電スイッチ及びその取付構造並びに取付具
US7123785B2 (en) * 2004-10-15 2006-10-17 David Iffergan Optic fiber security fence system
DE102005038019A1 (de) * 2005-08-09 2007-02-15 Cedes Ag Sensorvorrichtung zur Detektion eines Überhangs an der Beladung einer Trägereinrichtung
US7564020B2 (en) * 2005-11-09 2009-07-21 Black & Decker Inc. System and method for laser detector with marker
US7652759B1 (en) * 2006-02-23 2010-01-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. Industrial device with adaptive optics
DE102006050189B4 (de) * 2006-10-25 2008-07-17 Sick Ag Lichtgitter mit Ausrichtlichtsender und Verfahren zum Ausrichten
US7511615B2 (en) * 2007-01-01 2009-03-31 Intelguard Ltd. Self-operated perimeter intrusion detection system
JP4919822B2 (ja) * 2007-01-25 2012-04-18 株式会社キーエンス 多光軸光電センサ
JP5137054B2 (ja) * 2007-01-25 2013-02-06 株式会社キーエンス 多光軸光電センサ
ATE504016T1 (de) * 2007-01-26 2011-04-15 Sick Ag Verfahren und vorrichtung zur sicherheitsüberwachung eines durchgangs
JP5182064B2 (ja) * 2008-12-19 2013-04-10 オムロン株式会社 多光軸光電センサ
US8415609B2 (en) 2009-01-31 2013-04-09 Keyence Corporation Safety photoelectric switch
JP5507879B2 (ja) * 2009-04-24 2014-05-28 株式会社キーエンス 透過型寸法測定装置
SG10201403968PA (en) 2010-07-28 2014-10-30 Icm Airport Technics Australia Pty Ltd Luggage processing station
JP6084522B2 (ja) 2013-06-21 2017-02-22 株式会社キーエンス 多光軸光電センサ
CN105808016A (zh) * 2014-12-31 2016-07-27 中强光电股份有限公司 光学触控装置及其触控感应方法
SE539900C2 (en) * 2016-04-01 2018-01-09 Plockmatic Int Ab Device for feeding papers
SE540166C2 (en) * 2016-04-01 2018-04-17 Plockmatic Int Ab Device for feeding papers
CN106324696A (zh) * 2016-08-02 2017-01-11 高功臣 一种主动式道路障碍探测仪及避障判断方法
JP7449679B2 (ja) 2019-11-19 2024-03-14 株式会社キーエンス 安全コントローラおよび履歴表示装置
JP7466296B2 (ja) 2019-11-19 2024-04-12 株式会社キーエンス 安全コントローラ
US11953648B1 (en) 2022-09-16 2024-04-09 Keyence Corporation Light curtain

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4052608B2 (ja) * 1998-06-02 2008-02-27 株式会社キーエンス 多光軸光電スイッチ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125833A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Meiki Co Ltd プレス成形システムおよびプレス成形システムの制御方法
CN102555257A (zh) * 2010-12-17 2012-07-11 株式会社名机制作所 冲压成型系统以及冲压成型系统的控制方法
JP2021524019A (ja) * 2018-05-25 2021-09-09 オムロン株式会社 ライトカーテン配置を操作する方法及びライトカーテン配置
JP7331863B2 (ja) 2018-05-25 2023-08-23 オムロン株式会社 ライトカーテン配置を操作する方法及びライトカーテン配置
USD1002411S1 (en) 2019-10-25 2023-10-24 Icm Airport Technics Australia Pty Ltd Baggage scanner array
USD1027692S1 (en) 2019-10-25 2024-05-21 Icm Airport Technics Australia Pty Ltd Baggage scanner station
CN114043185A (zh) * 2021-11-29 2022-02-15 天津吉达尔重型机械科技股份有限公司 一种拉杆生产加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20030052254A1 (en) 2003-03-20
US6784415B2 (en) 2004-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003074790A (ja) 多光軸光電式安全装置の設置方法
JP3854512B2 (ja) 多光軸光電式安全装置用の表示モニタ
EP0598630B1 (en) Light curtain system with individual beam indicators and method of operation
KR100564043B1 (ko) 이격설치된 광 커튼 정렬방법과 광커튼 구조
JP2003057360A (ja) 多光軸光電式安全装置
US9200955B2 (en) Multi-optical-axis photoelectric sensor having an inter-optical-axis indication unit
JPH11345548A (ja) 多光軸光電スイッチの状態表示方法およびその多光軸光電スイッチ
JP5465563B2 (ja) 多光軸光電センサ
KR101262095B1 (ko) 모션감지센서가 장착된 디스플레이 장치
CN101795130A (zh) 安全光电开关
EP2813868B1 (en) Method for synchronizing optical units of a photoelectric barrier and light curtain
JPH06214707A (ja) タッチタブレットによるデータ入力装置
CN101871770A (zh) 透射式尺寸测量装置
JP4481549B2 (ja) 多光軸光電式安全装置
JP2003107170A (ja) 多光軸光電式安全装置の光軸調整方法
JP2010286244A (ja) 透過型寸法測定装置
JP2003097793A (ja) 多光軸光電式安全装置の光軸調整方法
JP2568118Y2 (ja) 光電スイッチ
JP2003113999A (ja) 多光軸光電式安全装置及びその光軸調整方法
JP2003106497A (ja) 多光軸光電式安全装置及びその光軸調整方法
JP4255055B2 (ja) 多光軸光電式安全装置
KR102237695B1 (ko) 다광축 광전 센서
JP2002160885A (ja) 乗客コンベアの乗客検出装置
JPS6033004A (ja) 高さ測定装置
JPH05189122A (ja) 光学式入力装置、並びにスタイラス位置検出方法およびシステム