JP2016103572A - 積層コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の静電容量を有する極小型の積層コンデンサが得る。【解決手段】積層方向から見て導電体層が第1配置およびこの第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の導電体層の各々を第1配置または第2配置に位置させつつ誘電体層と交互に積層することにより、誘電体層を挟んで隣り合う少なくとも一対の導電体層が共に第1配置または共に第2配置に位置する積層体を形成する積層工程(S4)と、積層体を加圧して、導電体層を上記積層方向と直交する方向に延伸させる延伸工程(S5)と、積層体を加圧して、導電体層を上記積層方向に湾曲させる湾曲工程(S6)と、第1外部電極が導電体層のうちの第1配置に位置する導電体層と接続され、かつ、第2外部電極が導電体層のうちの第2配置に位置する導電体層と接続されるように、第1外部電極および第2外部電極の各々を積層体の表面に形成する外部電極形成工程(S10)とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、積層コンデンサおよびその製造方法に関し、特に、極小型の積層コンデンサおよびその製造方法に関する。
静電容量のばらつきの低減を図った積層コンデンサを開示した先行文献として、特開2007−299984号公報(特許文献1)がある。積層コンデンサは、所望の静電容量を有するように設計される。積層コンデンサの静電容量を決定するパラメータとして、有効誘電体層であるセラミック層を構成する誘電体の誘電率、セラミック層を挟む電極対の対向面積、電極間距離、および、セラミック層の積層数がある。積層コンデンサの静電容量は、誘電体の誘電率、電極対の対向面積およびセラミック層の積層数に比例し、電極間距離に反比例する。従来、所望の静電容量を有する積層コンデンサを設計する際、以下の3つの調整方法のいずれかが採用されることが一般的であった。
第1の調整方法は、セラミック層の積層数を増減させる方法である。第2の調整方法は、セラミック層の厚さを変更することにより電極間距離を増減させる方法である。第3の調整方法として、電極対の配置をずらすことで電極対の対向面積を増減させる方法である。
特開2007−299984号公報
積層コンデンサが極小型になると、セラミック層の積層数が少なくなるため、セラミック層の積層数を増減することによる静電容量の変化率が相対的に大きくなる。具体的には、セラミック層の積層数が200層の場合は、セラミック層の1層当たりの静電容量が積層コンデンサ全体の0.5%を占めるに過ぎず、0.5%単位で静電容量を調整することが可能である。しかしながら、セラミック層の積層数が50層の場合は、セラミック層の1層当たりの静電容量が積層コンデンサ全体の2%を占め、セラミック層の積層数が10層の場合は、セラミック層の1層当たりの静電容量が積層コンデンサ全体の10%を占めることになる。
このように、セラミック層の積層数が少なくなるに従って、セラミック層の積層数の増減により、積層コンデンサの静電容量が大きく変化する。そのため、極小型の積層コンデンサにおいては、セラミック層の積層数を増減する調整方法により所望の静電容量を得ることが難しい。
セラミック層の1層当たりの静電容量が積層コンデンサ全体に占める割合が大きい場合は、電極間距離の増減により、積層コンデンサの静電容量が大きく変化する。そのため、極小型の積層コンデンサにおいては、電極間距離を増減させる調整方法により所望の静電容量を得ることが難しい。
積層コンデンサが極小型になると、耐湿性などの観点から、電極対の配置をずらせる余地が少なくなり、電極対の配置をずらすことによって対向面積を増減させることが困難になる。そのため、極小型の積層コンデンサにおいては、電極対の配置をずらすことで電極対の対向面積を増減させる調整方法により所望の静電容量を得ることが難しい。
上記のように、超小型の積層コンデンサにあっては、一般的な調整方法を用いて所望の静電容量を得ることが難しかった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、所望の静電容量を有する極小型の積層コンデンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に基づく積層コンデンサの製造方法は、導電体層と誘電体層とが交互に積層され、積層方向から見て0.45mm以下の長さおよび0.25mm以下の幅の外形寸法を有する積層体と、積層体の表面に設けられた第1外部電極および第2外部電極を備える積層コンデンサの製造方法である。上記積層方向から見て導電体層が第1配置およびこの第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の導電体層の各々を第1配置または第2配置に位置させつつ誘電体層と交互に積層することにより、誘電体層を挟んで隣り合う少なくとも一対の導電体層が共に第1配置または共に第2配置に位置する積層体を形成する積層工程と、積層体を加圧して、導電体層を上記積層方向と直交する方向に延伸させる延伸工程と、積層体を加圧して、導電体層を上記積層方向に湾曲させる湾曲工程と、第1外部電極が導電体層のうちの第1配置に位置する導電体層と接続され、かつ、第2外部電極が導電体層のうちの第2配置に位置する導電体層と接続されるように、第1外部電極および第2外部電極の各々を積層体の表面に形成する外部電極形成工程とを備える。
本発明の一形態においては、上記積層工程にて、誘電体層のうちの第1配置に位置する導電体層と第2配置に位置する導電体層とに挟まれた有効誘電体層の1層当たりの静電容量と、誘電体層のうちの第1配置および第2配置のいずれか一方に位置している導電体層同士に挟まれた無効誘電体層の1層の増加による積層コンデンサの静電容量増加率とに基づいて決定された、有効誘電体層の総数および導電体層の総数の各々を満たすように、導電体層および誘電体層を積層する。
本発明の一形態においては、上記積層工程にて、上記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の少なくとも一方が、無効誘電体層に隣接するように、導電体層および誘電体層を積層する。
本発明の一形態においては、上記積層工程にて、上記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の間を三等分したうちの中央部に位置する少なくとも1つの導電体層が、無効誘電体層に隣接するように、導電体層および誘電体層を積層する。
本発明に基づく積層コンデンサは、導電体層と誘電体層とが交互に積層され、積層方向から見て0.45mm以下の長さおよび0.25mm以下の幅の外形寸法を有する積層体と、積層体の長さ方向にて互いに離間して積層体の表面に設けられた第1外部電極および第2外部電極とを備える。積層体においては、上記積層方向から見て導電体層が第1配置およびこの第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の導電体層の各々が第1配置または第2配置に位置しつつ誘電体層と交互に積層されている。第1外部電極は、導電体層のうちの第1配置に位置する導電体層と接続されている。第2外部電極は、導電体層のうちの第2配置に位置する導電体層と接続されている。導電体層の幅は、積層体の幅との差が0.12mm未満、かつ、積層体の幅の70%以下である。誘電体層のうちの少なくとも1つは、第1配置および第2配置のいずれか一方に位置している導電体層同士に挟まれた無効誘電体層である。誘電体層のうちの少なくとも1つは、第1配置に位置する導電体層と第2配置に位置する導電体層とに挟まれた有効誘電体層である。導電体層のうちの有効誘電体層に隣接する導電体層は、上記積層方向に湾曲している。
本発明の一形態においては、上記積層方向において両端に位置する2つの導電体層のうちの少なくとも一方は、上記長さ方向に直交する断面における湾曲量が、この導電体層に隣接している誘電体層の厚さの寸法より大きい。
本発明の一形態においては、上記積層方向において両端に位置する2つの導電体層のうちの少なくとも一方は、無効誘電体層に隣接している。
本発明の一形態においては、上記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の間を三等分したうちの中央部に位置する少なくとも1つの導電体層が、無効誘電体層に隣接している。
本発明によれば、所望の静電容量を有する極小型の積層コンデンサが得られる。
本発明の実施形態1に係る積層コンデンサの外観を示す斜視図である。 図1の積層コンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。 図2の積層コンデンサをIII−III線矢印方向から見た断面図である。 図2の積層コンデンサをIV−IV線矢印方向から見た断面図である。 図2の積層コンデンサをV−V線矢印方向から見た断面図である。 本発明の実施形態1に係る積層セラミックコンデンサの製造方法を示すフローチャートである。 加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。 加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの幅方向Wに沿った断面図である。 加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。 加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの幅方向Wに沿った断面図である。 無効誘電体層の積層数と積層コンデンサの静電容量との関係を示すグラフである。 無効誘電体層の積層数と導電体層の見かけ上の有効面積との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態1に係る積層コンデンサの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。 本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。
以下、本発明の各実施形態に係る積層コンデンサおよびその製造方法について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る積層コンデンサの外観を示す斜視図である。図2は、図1の積層コンデンサをII−II線矢印方向から見た断面図である。図3は、図2の積層コンデンサをIII−III線矢印方向から見た断面図である。図4は、図2の積層コンデンサをIV−IV線矢印方向から見た断面図である。図5は、図2の積層コンデンサをV−V線矢印方向から見た断面図である。図1においては、後述する、積層体の長さ方向L、積層体の幅方向W、および、積層体の厚さ方向Tを図示している。
図1〜5に示すように、本発明の実施形態1に係る積層コンデンサ100は、誘電体層130と導電体層140とが交互に積層されて互いに反対側に位置する第1主面111および第2主面112を有する積層体110と、積層体110の表面に設けられた第1外部電極121および第2外部電極122からなる1対の外部電極120とを備える。
誘電体層130と導電体層140との積層方向は、積層体110の長さ方向Lおよび積層体110の幅方向Wに対して直交している。すなわち、誘電体層130と導電体層140との積層方向は、積層体110の厚さ方向Tと平行である。
積層体110は、第1主面111と第2主面112とを結び互いに対向する第1端面115および第2端面116、第1主面111と第2主面112とを結ぶとともに第1端面115と第2端面116とを結んで互いに対向する第1側面113および第2側面114をさらに有する。第1側面113と第2側面114との最短距離は、第1端面115と第2端面116との最短距離未満である。すなわち、積層体110の幅方向Wの寸法は、積層体110の長さ方向Lの寸法より小さい。ただし、積層体110の幅方向Wの寸法が、積層体110の長さ方向Lの寸法より大きくてもよい。積層体110は、直方体状の外形を有する。直方体状の外形とは、直方体の角部および稜線部の少なくとも一方に丸みを有した形状も含む概念である。
積層体110は、積層方向から見て、0.45mm以下の長さ、および、0.25mm以下の幅の外形寸法を有する。本実施形態においては、積層体110の外形寸法(設計値)は、長さが0.212mm、幅が0.102mmである。
本実施形態においては、1対の外部電極120は、積層体110の長さ方向Lにて互いに離間して積層体110の表面に設けられている。具体的には、1対の外部電極120は、積層体110の長さ方向Lの第1端面115側に設けられた第1外部電極121、および、積層体110の長さ方向Lの第2端面116側に設けられた第2外部電極122により構成されている。
積層体110においては、上記積層方向から見て導電体層140が第1配置およびこの第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の導電体層140の各々が第1配置または第2配置に位置しつつ誘電体層130と交互に積層されている。導電体層140は、第1配置に位置して第1外部電極121に接続された複数の第1導電体層141と、第2配置に位置して第2外部電極122に接続された複数の第2導電体層142とを含む。
第1導電体層141および第2導電体層142の各々は、平面視にて略矩形状である。より詳細には、第1導電体層141は、平面視にて、第1端面115側を除く3辺の各々が、外側に膨らんでいる。第2導電体層142は、平面視にて、第2端面116側を除く3辺の各々が、外側に膨らんでいる。
本実施形態においては、複数の第1導電体層141は、積層体110の第1端面115に露出し、第1外部電極121と第1端面115にて接続されている。複数の第2導電体層142は、積層体110の第2端面116に露出し、第2外部電極122と第2端面116にて接続されている。本実施形態においては、第1導電体層141の積層数が6層、第2導電体層142の積層数が7層であり、導電体層140の積層数が13層である。
導電体層140の幅は、積層体110の幅との差が0.12mm未満、かつ、積層体110の幅の70%以下である。これにより、後述する積層コンデンサの静電容量の調整を容易にしている。本実施形態においては、導電体層140の幅(設計値)は、0.047mmである。よって、導電体層140の幅(設計値)は、積層体110の幅(設計値)との差が0.055mm、かつ、積層体110の幅(設計値)の46%である。
誘電体層130は、第1主面111を構成する第1外層部131と、第2主面112を構成する第2外層部132と、第1導電体層141および第2導電体層142に挟まれた少なくとも1つの有効誘電体層133と、第1導電体層141同士または第2導電体層142同士に挟まれた少なくとも1つの無効誘電体層とを含む。無効誘電体層は、第1導電体層141同士に挟まれた第1無効誘電体層134と、第2導電体層142同士に挟まれた第2無効誘電体層135とを含む。
無効誘電体層の厚さの寸法は、有効誘電体層133の厚さの寸法と実質的に同等である。具体的には、無効誘電体層の厚さの寸法は、有効誘電体層133の厚さの寸法の0.5倍より大きくかつ2倍未満である。無効誘電体層および有効誘電体層133の各々は、後述する同じ厚さのセラミックグリーンシートから形成されている。
導電体層140の中には、有効誘電体層133と無効誘電体層とに挟まれている導電体層140がある。具体的には、第1導電体層141と第2導電体層142との間に、第1導電体層141または第2導電体層142が、誘電体層130をそれぞれの間に挟みつつ積層されている。
積層体110のうち、第1外層部131および第2外層部132に挟まれた領域を内層部とする。本実施形態においては、内層部に9層の有効誘電体層133と、1層の第1無効誘電体層134と、2層の第2無効誘電体層135とが含まれている。
第1無効誘電体層134は、内層部の第2主面112側の端に位置している。2層の第2無効誘電体層135のうちの1層は、内層部の第1主面111側の端に位置している。すなわち、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140の各々が、無効誘電体層に隣接している。具体的には、積層体110の積層方向において最も第1主面111側に位置する第2導電体層148が、第2無効誘電体層135に隣接している。積層体110の積層方向において最も第2主面112側に位置する第1導電体層149が、第1無効誘電体層134に隣接している。
2層の第2無効誘電体層135のうちの他の1層は、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140の間を三等分したうちの中央部に位置し、内層部の中央に最も近く位置している。すなわち、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140の間を三等分したうちの中央部に位置する導電体層140が、無効誘電体層に隣接している。
本実施形態に係る積層コンデンサ100においては、有効誘電体層133に隣接する導電体層140が湾曲している。具体的には、図2に示すように、有効誘電体層133に隣接する導電体層140は、積層体110の幅方向Wに直交する断面において、積層体110の中央から上記積層方向に沿って離れる方向に凸状に湾曲している。図3に示すように、有効誘電体層133に隣接する導電体層140は、積層体110の長さ方向Lに直交する断面において、積層体110の中央から上記積層方向に沿って離れる方向に凸状に湾曲している。
積層方向において積層体110の端側に行くに従って、誘電体層130に隣接する導電体層140の湾曲量が大きくなっている。図3に示すように、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140の各々の積層体110の長さ方向Lに直交する断面における湾曲量は、この導電体層140に隣接している無効誘電体層の厚さの寸法より大きい。具体的には、積層体110の積層方向において最も第1主面111側に位置する第2導電体層148の湾曲量B1が、第2導電体層148に隣接している第2無効誘電体層135の厚さの寸法より大きい。積層体110の積層方向において最も第2主面112側に位置する第1導電体層149の湾曲量B2が、第1導電体層149に隣接している第1無効誘電体層134の厚さの寸法より大きい。
積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140の各々について、積層体110の長さ方向Lに直交する断面における湾曲量は、積層体110の幅方向Wに直交する断面における湾曲量より大きい方が好ましい。
以下、積層コンデンサ100の各々の構成について詳細に説明する。
誘電体層130を構成する材料としては、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3またはCaZrO3などを主成分とする誘電体セラミックスを用いることができる。また、これらの主成分に、副成分として、Mn化合物、Mg化合物、Si化合物、Co化合物,Ni化合物または希土類化合物などが添加された誘電体セラミックスを、誘電体層130を構成する材料として用いてもよい。
導電体層140を構成する材料としては、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属、または、これらの金属の少なくとも1種を含む合金、たとえばAgとPdとの合金などを用いることができる。導電体層140の各々の厚さは、焼成後において0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
1対の外部電極120は、積層体110の両端部を覆うように設けられた下地層と、この下地層を覆うように設けられためっき層とを含む。下地層を構成する材料としては、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属、または、これらの金属の少なくとも1種を含む合金、たとえばAgとPdとの合金などを用いることができる。下地層の厚さは、10.0μm以上50.0μm以下であることが好ましい。
下地層としては、積層体110の両端部に導電性ペーストを塗布して焼き付けたもの、または、導電体層140と同時に焼成したものでもよい。それ以外にも、下地層としては、積層体110の両端部にめっきすることにより形成したもの、または、積層体110の両端部に熱硬化性樹脂を含む導電性樹脂を塗布して硬化させたものでもよい。
めっき層を構成する材料としては、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属、または、これらの金属の少なくとも1種を含む合金、たとえばAgとPdとの合金などを用いることができる。
めっき層は、複数の層から構成されていてもよい。この場合、めっき層としては、Niめっき層の上にSnめっき層が形成された2層構造であることが好ましい。Niめっき層は、半田バリア層として機能する。Snめっき層は、半田との濡れ性が良好である。1層当たりのめっき層の厚さは、1.0μm以上10.0μm以下であることが好ましい。
以下、本実施形態に係る積層コンデンサ100の製造方法について説明する。図6は、本発明の実施形態1に係る積層セラミックコンデンサの製造方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、積層コンデンサ100を製造する際には、まず、セラミックスラリーの調製が行なわれる(工程S1)。具体的には、セラミックス粉末、バインダーおよび溶剤などが所定の配合比率で混合され、これによりセラミックスラリーが形成される。
次に、セラミックグリーンシートが形成される(工程S2)。具体的には、セラミックスラリーがキャリアフィルム上においてダイコータ、グラビアコータ、または、マイクログラビアコータなどを用いてシート状に成形されることにより、セラミックグリーンシートが作製される。
次に、マザーシートが形成される(工程S3)。具体的には、作製した複数のセラミックグリーンシートのうちの一部において、セラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法またはグラビア印刷法などにより導電体層を形成するための導電ペーストを所定のパターンとなるように塗布する。後述する図8に示すように、導電パターン14は、幅方向において、導電パターン14の中央部から端部に向かうに従って薄くなる円弧形状を有している。
上記のように、導電体層となる導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートと、導電パターンが形成されていないセラミックグリーンシートとを、マザーシートとして用意する。なお、導電体層を形成するための導電ペーストには、公知のバインダーおよび溶媒が含まれていてもよい。
次に、マザーシートが積層される(工程S4)。具体的には、第2外層部132を形成するために導電パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを所定枚数積層し、その上に、内層部を形成するために導電パターンが形成された複数のセラミックグリーンシートを順次積層し、その上に、第1外層部131を形成するために導電パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを所定枚数積層することにより、複数のマザーシートが積層されたマザーの積層体を構成する。
次に、マザーの積層体が加圧され、導電体層となる導電パターンが延伸させられる(工程S5)とともに湾曲させられる(工程S6)。なお、本実施形態においては、導電体層となる導電パターンを延伸させる工程S5と、導電体層となる導電パターンを湾曲させる工程S6とが同時に行なわれるが、これに限られず、それぞれ別々に行われてもよい。たとえば、内層部のみを構成するマザーの積層体を加圧することにより、導電体層となる導電パターンを延伸させる工程S5を行なった後、そのマザーの積層体に第1外層部131および第2外層部132の少なくとも一方を構成するセラミックグリーンシートを所定枚数積層して再度加圧することにより、導電体層となる導電パターンを湾曲させる工程S6を行なってもよい。
図7は、加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。図8は、加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの幅方向Wに沿った断面図である。図9は、加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。図10は、加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの幅方向Wに沿った断面図である。
図7に示すように、マザーの積層体11には、積層体110の長さ方向Lにおいて、導電パターン14が多数存在する領域Aと、導電パターン14が比較的少数のみ存在する領域Bとが交互に存在する。一方、図8に示すように、マザーの積層体11には、幅方向Wにおいて、導電パターン14が多数存在する領域Aと、導電パターン14が存在せずに誘電体部13のみが存在する領域Cとが交互に存在する。
図7,8に示すように、1対の平板金型91によって、マザーの積層体11が積層方向に加圧されて圧着される。マザーの積層体11においては、領域Aにおける積層密度が、領域B,Cにおける積層密度より密である。そのため、領域Aに位置する導電パターン14が領域B,Cに向かって押し広げられる。さらに、領域B,Cに押し広げられた導電パターン14は、第1外層部または第2外層部から流動したセラミック材料によって押圧され、下側に凸状に突出する。図7,8に示すように、1対の平板金型91の押圧面にラバー92を取り付けてマザーの積層体11を加圧することが好ましい。これにより、より効果的に導電パターン14を湾曲させることができる。上記のように、マザーの積層体が成形される。
ここで、後述するようにマザーの積層体が分断された際に積層体の長さ方向にて互いに隣接する積層体同士のうちの一方において、第1導電体層141となる第1配置に位置する導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートをAパターン、第2導電体層142となる第2配置に位置する導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートをBパターンとしたときに、AパターンとBパターンとを重ねることにより各導電パターンに挟まれるセラミックグリーンシートは、有効誘電体層133となる。
一方、Aパターン同士を重ねることにより各導電パターンに挟まれるセラミックグリーンシートは第1無効誘電体層134となる。Bパターン同士を重ねることにより各導電パターンに挟まれるセラミックグリーンシートは第2無効誘電体層135となる。
すなわち、導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートについてAパターンおよびBパターンのみを用意することで、有効誘電体層133、第1無効誘電体層134および第2無効誘電体層135を形成することが可能になり、マザーの積層体を容易かつ効率的に製造することができる。なお、AパターンおよびBパターンは、1種類の導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートを積層時に位置をずらすことにより兼用して使用することができる。したがって、1種類の導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートでマザーの積層体を製造することができる。
後述するようにマザーの積層体が分断された際に積層体の長さ方向にて互いに隣接する積層体同士のうちの他方においては、第1導電体層141となる第1配置に位置する導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートがBパターン、第2導電体層142となる第2配置に位置する導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートをAパターンとなる。このように、マザーの積層体が分断された際に積層体の長さ方向にて互いに隣接する積層体同士のいずれにおいても、積層工程(工程S4)において、第1配置に位置する導電体層と第2配置に位置する導電体層とが誘電体層を挟んで積層されている。
次に、マザーの積層体が分断される(工程S7)。具体的には、押し切りまたはダイシングによってマザーの積層体が領域Bおよび領域CにおいてカットラインC1に沿って分断されることにより、複数の直方体状の軟質積層体が作製される。次に、適宜、軟質積層体のバレル研磨が行なわれ(工程S8)、軟質積層体の外表面(特に角部および稜線部)に曲面状の丸みがもたらされる。
次に、軟質積層体の焼成が行なわれる(工程S9)。具体的には、軟質積層体が所定の温度に加熱され、これによりセラミック材料および導電材料が焼結されることによって、積層体110が形成される。
次に、外部電極が形成される(工程S10)。具体的には、外部電極形成用の導電ペーストを積層体110の両端部に各種印刷法またはディップ法などにより塗布し、加熱することにより下地層を設ける。
次に、下地層上に、めっき法により金属成分を付着させることによってめっき層を設ける。下地層を設ける工程およびめっき層を設ける工程により、導電体層140と電気的に接続されるように積層体110の両端部に外部電極120を設けることができる。上記の一連の工程により、本実施形態に係る積層コンデンサ100を作製することができる。
超小型の積層コンデンサにおける外部電極においては、下地層を薄くすること、たとえば、導電性ペーストの塗布に代えてスパッタ法により下地層を形成することが好ましい。なお、下地層を必ずしも形成しなくてもよい。これにより、外部電極の厚さを薄くすることができ、積層コンデンサ100のサイズを増大させることなく積層体の体積を大きくすることが可能になる。積層体の体積を大きくすることで、無効誘電体層の層数を多くすることが可能になり、所望の静電容量を得るための設計自由度を増加させることができる。
ここで、無効誘電体層の積層数および導電体層の積層数(総数)と積層コンデンサの静電容量との関係を明らかにした実験例について説明する。
(実験例)
本実験例においては、有効誘電体層の積層数が21層であり、無効誘電体層の積層数が異なる3種類のサンプルを用意した。具体的には、無効誘電体層の積層数は、サンプル1が0層、サンプル2が10層、サンプル3が22層とした。すなわち、導電体層の積層数(総数)は、サンプル1が22層、サンプル2が32層、サンプル3が44層とした。第1外層部131および第2外層部132を合わせた厚さは、無効誘電体層の積層数が増えた分だけ薄くなっている。よって、サンプル1、サンプル2、サンプル3の順に、第1外層部131および第2外層部132を合わせた厚さが薄くなっている。
3種類のサンプルに共通の条件を下記に示す。積層体(焼成後)の外形寸法(設計値)を、長さが0.212mm、幅が0.102mm、厚さが0.102mmとした。導電体層(焼成後)の寸法(設計値)を、長さが0.122mm、幅が0.047mm、厚さが0.65μmとした。誘電体層(焼成後)の寸法(設計値)を、厚さが0.75μmとした。誘電体層の積層数を21層とした。
積層コンデンサの静電容量は、標準規格(JIS C 5101−11998)に基づいた測定条件で、静電容量測定器(LCRメータ)を用いて測定した。
積層体110の長さ方向Lに直交する断面における導電体層の湾曲量は、積層体110の中心を通るWT断面を研磨により露出させ、露出断面を走査型電子顕微鏡または光学顕微鏡にて観察することにより、積層体110の積層方向において最も第1主面111に近い導電体層140の湾曲量B1、および、最も第2主面112に近い導電体層140の湾曲量B2を測定し、大きい方の数値を採用した。
導電体層140の湾曲量B1,B2は、積層体110の幅方向Wにおける導電体層140の中心と端部との間の、積層体110の厚さ方向Tに沿った距離の測定値とした。誘電体層の厚みの寸法は、積層体110の中心を通るWT断面を走査型電子顕微鏡または光学顕微鏡にて観察することにより測定した、積層体110の中心を通る直線上における誘電体層の厚みの測定値とした。
導電体層の有効幅としては、積層体110の中心を通るWT断面を研磨により露出させ、露出断面を走査型電子顕微鏡または光学顕微鏡にて観察することにより、積層体の中心に最も近い有効誘電体層、および、積層体の積層方向の両端に位置する有効誘電体層の各々について、有効誘電体層を挟む導電体層同士が対向している部分の幅を測定し、それらの平均値を採用した。
導電体層の有効長さとしては、積層体110の中心を通るLT断面を研磨により露出させ、露出断面を走査型電子顕微鏡または光学顕微鏡にて観察することにより、積層体の中心に最も近い有効誘電体層、および、積層体の積層方向の両端に位置する有効誘電体層の各々について、有効誘電体層を挟む導電体層同士が対向している部分の長さを測定し、それらの平均値を採用した。導電体層の見かけ上の有効面積は、導電体層の有効幅と導電体層の有効長さとの積から求めた。
表1は、実験例の結果をまとめた表である。図11は、無効誘電体層の積層数と積層コンデンサの静電容量との関係を示すグラフである。図12は、無効誘電体層の積層数と導電体層の見かけ上の有効面積との関係を示すグラフである。図11においては、縦軸に積層コンデンサの静電容量(nF)、横軸に無効誘電体層の積層数を示している。図12においては、縦軸に導電体層の見かけ上の有効面積(mm2)、横軸に無効誘電体層の積層数を示している。
Figure 2016103572
表1および図1に示すように、無効誘電体層の積層数に比例して、積層コンデンサの静電容量が増加することが分かった。表1および図2に示すように、無効誘電体層の積層数に比例して、導電体層の見かけ上の有効面積が増加することが分かった。
本発明者らは、本実験結果をより詳細に考察することにより、下記のメカニズムを発見した。
まず、無効誘電体層の積層数に比例して、導電体層の見かけ上の有効面積が増加した理由は、無効誘電体層の積層数を増やすことにより、すなわち導電体層の積層数(総数)を増やすことにより、図7,8に示すように、マザーの積層体の領域B,Cにおいて誘電体部13が存在しない空隙部の数が多くなる。マザーの積層体の圧着時に、導電パターン14は、空隙部内に侵入するように押し広げられる。その結果、図4,5に示すように、導電体層が外側に膨らんで見かけ上の有効面積が増加する。
表1に示すように、サンプル2は、サンプル1に比較して、導電体層の見かけ上の有効面積が5.2%増加し、積層コンデンサの静電容量が14.7%増加した。サンプル3は、サンプル1に比較して、導電体層の見かけ上の有効面積が10.8%増加し、積層コンデンサの静電容量が29.7%増加した。
このように、導電体層の見かけ上の有効面積の増加率より、積層コンデンサの静電容量の増加率の方が大きかった。この原因として、導電体層の湾曲量が影響していると考えられる。
無効誘電体層の積層数が増えるに従って、導電体層の湾曲量が増加する理由は、下記の通りである。上述の通り、無効誘電体層の積層数を増やすことにより、すなわち導電体層の積層数(総数)を増やすことにより、図7,8に示すように、マザーの積層体の領域B,Cにおいて誘電体部13が存在しない空隙部の数が多くなる。すなわち、領域B,Cにおける積層密度がより低くなる。これにより、図9,10に示すように、マザーの積層体の圧着時に、マザーの積層体の領域B,Cに位置するマザーシートの湾曲量が増加する。その結果、無効誘電体層の積層数が増えるに従って、導電体層の湾曲量が増加する。
有効誘電体層を互いの間に挟む導電体層が湾曲していることにより、導電体層の対向面積がさらに増加する。上記の導電体層の見かけ上の有効面積は、平面視における導電体層の対向面積であるが、導電体層が湾曲していることにより、静電容量に寄与する導電体層の実質的な対向面積が増加する。
本発明者らは、無効誘電体層の積層数を増加させることにより、静電容量に寄与する導電体層の実質的な対向面積を増加させて、積層コンデンサの静電容量を増加させられることを見い出すとともに、無効誘電体層の積層数に比例して、積層コンデンサの静電容量が増加することを明らかにした。すなわち、有効誘電体層の積層数を変えることなく、無効誘電体層の積層数を増やして、導電体層の積層数(総数)を増やすことにより、積層コンデンサの静電容量の微調整が可能であることを明らかにした。
本実験例においては、無効誘電体層の1層当たりの静電容量増加率は、29.7%÷22=1.4%である。なお、有効誘電体層の1層当たりの静電容量増加率は、1÷21×100=4.8%である。
上記のメカニズムを利用することにより、所望の静電容量を有する極小型の積層コンデンサが得られる。図13は、本発明の実施形態1に係る積層コンデンサの製造方法を示すフローチャートである。
図13に示すように、本発明の実施形態1に係る積層コンデンサの製造方法は、誘電体層を構成する誘電体の誘電率、第1導電体層と第2導電体層との対向面積、および、互いに対向する第1導電体層と第2導電体層との間の距離の3つのパラメータから算出される有効誘電体層の1層当りの静電容量と、無効誘電体層の1層の増加による積層コンデンサの静電容量増加率とに基づいて、有効誘電体層の総数および導電体層の総数の各々を決定する設計工程(工程S11)と、設計工程における決定に基づいて積層コンデンサを製造する工程(工程S12)とを備える。すなわち、積層コンデンサを製造する工程(工程S12)においては、設計工程(工程S11)にて決定された有効誘電体層の総数および導電体層の総数の各々を満たす積層数の、導電体層および誘電体層が積層される。
具体的には、無効誘電体層の1層当たりの静電容量増加率を把握したうえで、設計工程(S11)において、約5%刻みの静電容量を確保するために有効誘電体層の積層数(総数)を決定し、約1.5%刻みの静電容量を確保するために導電体層の積層数(総数)を決定する。
上記の設計工程における決定に基づいて積層コンデンサを製造することにより、導電体層の積層数(総数)が少ない極小型の積層コンデンサにおいて、所望の静電容量を確保することが可能となる。
なお、セラミックスラリーおよび導電ペーストの各々に含まれるバインダーの量を調整して、セラミックグリーンシートおよび導電パターンの各々の延びやすさを変更することにより、無効誘電体層の1層当たりの静電容量増加率を調整することが可能である。
無効誘電体層を増減させることにより積層コンデンサの静電容量を調整するためには、上記延伸工程(工程S5)において導電パターンを延伸させ、上記湾曲工程(工程S6)において導電体層となる導電パターンを湾曲させる必要がある。本発明者らは、鋭意研究の結果、積層コンデンサにおいて、導電体層140の幅を、積層体110の幅との差が0.12mm未満、かつ、積層体110の幅の70%以下とすることで、導電パターンを効果的に延伸および湾曲させることができることを見出した。
具体的には、図8において、領域Cが狭すぎる場合、導電パターンが押し広げられ難くなる。この観点から、導電パターンを十分に押し広げるためには、導電体層140の幅が、積層体110の幅の70%以下であることが好ましい。逆に領域Cが広すぎる場合、導電パターンが十分に押し広げられる前に、セラミックグリーンシート同士が圧着して領域Cの空隙を埋めてしまうため、導電パターンが押し広げられ難くなる。この観点から、導電パターンを十分に押し広げるためには、導電体層140の幅は、積層体110の幅との差が0.12mm未満であることが好ましい。導電体パターンを十分に押し広げることにより、領域Cに流動したセラミックグリーンシートによって、導電パターンを十分に湾曲させることができる。
本発明の実施形態1に係る積層コンデンサのように、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140のうちの少なくとも一方の導電体層140の、積層体110の長さ方向Lに直交する断面における湾曲量が、この導電体層140に隣接している無効誘電体層の厚さの寸法より大きいことが、静電容量に寄与する導電体層の実質的な対向面積を確実に確保するために好ましい。
また、設計工程(工程S11)にて、積層体110の積層方向において両端に位置する2つの導電体層140のうちの少なくとも一方の導電体層140が、無効誘電体層に隣接するように、無効誘電体層の配置を決定することが好ましい。この場合、積層体110の積層方向の端に位置する無効誘電体層が、内層部の内側に位置する有効誘電体層を保護する機能を有するため、積層コンデンサ100の信頼性を向上することができる。
若しくは、設計工程(工程S11)にて、積層体110の積層方向において中央に位置する導電体層140が、無効誘電体層に隣接するように、無効誘電体層の配置を決定することが好ましい。この場合、マザーシートの圧着時に最も薄くなりやすい積層体110の中央に位置する誘電体層を無効誘電体層にすることにより、無効誘電体層が薄くなって絶縁抵抗が低下したとしても短絡の可能性が無いため、積層コンデンサ100の信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態2に係る積層コンデンサおよびその製造方法について説明する。なお、本実施形態に係る積層コンデンサおよびその製造方法は、積層体の積層パターンのみ実施形態1に係る積層コンデンサおよびその製造方法と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図14は、本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの構成を示す断面図である。図14においては、図2と同一の断面視にて示している。図14の積層コンデンサのIII−III線矢印方向から見た断面は、図3に示す通りである。
図14に示すように、本発明の実施形態2に係る積層コンデンサ200は、第1導電体層141の第2端面116側の端部に間隔を置いて、第2外部電極122に接続された第3導電体層240が設けられている。第2導電体層142の第1端面115側の端部に間隔を置いて、第1外部電極121に接続された第4導電体層241が設けられている。
本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの製造方法において、マザーの積層体を圧着する際は下記のようになる。
図15は、本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの加圧される前のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。図16は、本発明の実施形態2に係る積層コンデンサの加圧された後のマザーの積層体を示す、積層コンデンサの長さ方向Lに沿った断面図である。なお、積層コンデンサの幅方向Wに沿った断面については、実施形態1に係るマザーの積層体と同様であるため説明を繰り返さない。
図15に示すように、マザーの積層体21には、長さ方向Lにおいて、導電パターン14が多数存在する領域A1およびA2と、導電パターン14が比較的少数のみ存在する領域B1およびB2とが、A1,B1,A2,B2の順に繰り返し存在する。
図15に示すように、静水圧プレスなどの手段により、押圧面にラバー92が取り付けられた1対の平板金型91によって、マザーの積層体21が積層方向に加圧されて圧着される。マザーの積層体21においては、領域A1,A2における積層密度が、領域B1,B2における積層密度より密である。そのため、マザーの積層体に押し付けられたラバー92は、図16に示すように、領域A1,A2から領域B1,B2に向けて流動変形して下側に凸状に突出し、マザーの積層体の領域B1,B2に位置するマザーシート同士を絞るように圧着して密着させる。これにより、マザーの積層体が形成される。
次に、マザーの積層体が分断される(工程S6)。具体的には、押し切りまたはダイシングによってマザーの積層体が領域A2においてカットラインC2に沿って分断されることにより、複数の直方体状の軟質積層体が作製される。
本実施形態においては、積層コンデンサ200の長さ方向Lにおいて、導電パターンが形成されたAパターンおよびBパターンのセラミックグリーンシートの積層位置を変更することにより、導電体層の有効面積を調整することが可能となる。本実施形態に係る積層コンデンサの製造方法においても、導電体層の積層数(総数)が少ない極小型の積層コンデンサにおいて、所望の静電容量を確保することが可能である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2,3 サンプル、11,21 マザーの積層体、13 誘電体部、14 導電パターン、91 平板金型、92 ラバー、100,200 積層コンデンサ、110 積層体、111 第1主面、112 第2主面、113 第1側面、114 第2側面、115 第1端面、116 第2端面、120 外部電極、121 第1外部電極、122 第2外部電極、130 誘電体層、131 第1外層部、132 第2外層部、133 有効誘電体層、134 第1無効誘電体層、135 第2無効誘電体層、140 導電体層、141,149 第1導電体層、142,148 第2導電体層、240 第3導電体層、241 第4導電体層、B1,B2 湾曲量、C1,C2 カットライン、L 長さ方向、T 厚さ方向、W 幅方向。

Claims (8)

  1. 導電体層と誘電体層とが交互に積層され、積層方向から見て0.45mm以下の長さおよび0.25mm以下の幅の外形寸法を有する積層体と、
    前記積層体の表面に設けられた第1外部電極および第2外部電極を備える積層コンデンサの製造方法であって、
    前記積層方向から見て前記導電体層が第1配置および該第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の前記導電体層の各々を前記第1配置または前記第2配置に位置させつつ前記誘電体層と交互に積層することにより、前記誘電体層を挟んで隣り合う少なくとも一対の前記導電体層が共に前記第1配置または共に前記第2配置に位置する積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を加圧して、前記導電体層を前記積層方向と直交する方向に延伸させる延伸工程と、
    前記積層体を加圧して、前記導電体層を前記積層方向に湾曲させる湾曲工程と、
    前記第1外部電極が前記導電体層のうちの前記第1配置に位置する導電体層と接続され、かつ、前記第2外部電極が前記導電体層のうちの前記第2配置に位置する導電体層と接続されるように、前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々を前記積層体の表面に形成する外部電極形成工程とを備える、積層コンデンサの製造方法。
  2. 前記積層工程にて、前記誘電体層のうちの前記第1配置に位置する導電体層と前記第2配置に位置する導電体層とに挟まれた有効誘電体層の1層当たりの静電容量と、前記誘電体層のうちの前記第1配置および前記第2配置のいずれか一方に位置している導電体層同士に挟まれた無効誘電体層の1層の増加による前記積層コンデンサの静電容量増加率とに基づいて決定された、前記有効誘電体層の総数および前記導電体層の総数の各々を満たすように、前記導電体層および前記誘電体層を積層する、請求項1に記載の積層コンデンサの製造方法。
  3. 前記積層工程にて、前記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の少なくとも一方が、前記無効誘電体層に隣接するように、前記導電体層および前記誘電体層を積層する、請求項2に記載の積層コンデンサの製造方法。
  4. 前記積層工程にて、前記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の間を三等分したうちの中央部に位置する少なくとも1つの導電体層が、前記無効誘電体層に隣接するように、前記導電体層および前記誘電体層を積層する、請求項2または3に記載の積層コンデンサの製造方法。
  5. 導電体層と誘電体層とが交互に積層され、積層方向から見て0.45mm以下の長さおよび0.25mm以下の幅の外形寸法を有する積層体と、
    前記積層体の長さ方向にて互いに離間して前記積層体の表面に設けられた第1外部電極および第2外部電極とを備え、
    前記積層体においては、前記積層方向から見て前記導電体層が第1配置および該第1配置とは異なる第2配置に位置するように、50層未満の前記導電体層の各々が前記第1配置または前記第2配置に位置しつつ前記誘電体層と交互に積層されており、
    前記第1外部電極は、前記導電体層のうちの前記第1配置に位置する導電体層と接続されており、
    前記第2外部電極は、前記導電体層のうちの前記第2配置に位置する導電体層と接続されており、
    前記導電体層の幅は、前記積層体の幅との差が0.12mm未満、かつ、前記積層体の幅の70%以下であり、
    前記誘電体層のうちの少なくとも1つは、前記第1配置および前記第2配置のいずれか一方に位置している導電体層同士に挟まれた無効誘電体層であり、
    前記誘電体層のうちの少なくとも1つは、前記第1配置に位置する導電体層と前記第2配置に位置する導電体層とに挟まれた有効誘電体層であり、
    前記導電体層のうちの前記有効誘電体層に隣接する導電体層は、前記積層方向に湾曲している、積層コンデンサ。
  6. 前記積層方向において両端に位置する2つの導電体層のうちの少なくとも一方は、前記長さ方向に直交する断面における湾曲量が、該導電体層に隣接している誘電体層の厚さの寸法より大きい、請求項5に記載の積層コンデンサ。
  7. 前記積層方向において両端に位置する2つの導電体層のうちの少なくとも一方は、前記無効誘電体層に隣接している、請求項5または6に記載の積層コンデンサ。
  8. 前記積層方向において両端に位置する2つの導電体層の間を三等分したうちの中央部に位置する少なくとも1つの導電体層が、前記無効誘電体層に隣接している、請求項5から7のいずれか1項に記載の積層コンデンサ。
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