JP2020167236A - 3端子型積層セラミックコンデンサおよび3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents

3端子型積層セラミックコンデンサおよび3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法 Download PDF

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浩介 大西
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諭 村松
泰介 神崎
Taisuke Kanzaki
泰介 神崎
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Abstract

【課題】 特性のばらつきが小さく、かつ、大きな静電容量を得ることが可能な3端子型積層セラミックコンデンサを提供する。【解決手段】 セラミック層1aと第1内部電極2と第2内部電極3とを有する容量素子1と、第1端面電極4と、第2端面電極5と、第1側面電極6と、第2側面電極7と、を備え、長さ寸法DLが、1300μm以上、1500μm以下であり、幅寸法DWが、1000μm以上、1200μm以下であり、高さ寸法DTが、570μm以上、680μm以下であり、静電容量が、12μF以上、32μF以下であり、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7が、Ni下地電極層と、少なくとも1層のめっき電極層とを有し、長さ寸法DLに対する、第1端面電極4の第1端面1Cにおける厚さTE、および、第2端面電極5の第2端面1Dにおける厚さTEが、0.73%以上、3.00%以下であるものとする。【選択図】図2

Description

本発明は、3端子型積層セラミックコンデンサに関し、更に詳しくは、特性のばらつきが小さく、かつ、大きな静電容量を得ることが可能な3端子型積層セラミックコンデンサに関する。
また、本発明は、本発明の3端子型積層セラミックコンデンサを製造するのに適した3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法に関する。
ノイズ対策などの用途に、3端子型積層セラミックコンデンサが広く使用されている。たとえば、特許文献1(特開2017-168488号公報)に、3端子型積層セラミックコンデンサが開示されている。
特許文献1に開示された3端子型積層セラミックコンデンサは、Niを主成分とするNi下地電極層と、Ni下地電極層の外表面に形成されたCuめっき電極層と、Cuめっき電極層の外表面に形成されたNiめっき電極層と、Niめっき電極層の外表面に形成されたSnめっき電極層とで構成された外部電極を備えている。
特開2017-168488号公報
3端子型積層セラミックコンデンサなど、外表面に外部電極が形成された電子部品は、一般に、外部電極の厚さを加えた寸法で、長さ、幅、高さからなる外形寸法の規格が規定される。そのため、外部電極の厚さを大きくすると、その分だけ容量素子の外形寸法を小さくすることが必要になる。そして、容量素子の外形寸法を小さくするためには、内部電極の積層数を減らしたり、内部電極の面積を小さくしたりすることが必要になる。そのため、外部電極の厚さを大きくすると、大きな静電容量を得ることが難しくなるという問題があった。
一方、外部電極の厚さを小さくし過ぎると、外部電極の形成不良を招き、内部電極と外部電極の接触抵抗がばらつき、ESL(Equivalent Series Inductance;等価直列インダクタンス)に、ばらつきが発生するという問題があった。特に、外部電極における下地電極層の厚さを小さくし過ぎると、下地電極層に非形成領域が発生し、内部電極と外部電極の接触抵抗が大きくばらつき、ESLが大きくばらつくという問題があった。
なお、下地電極層の厚さは、たとえば、容量素子の外表面に塗布する導電性ペーストの比重、粘度を調整することにより、調整することができる。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その手段として、本発明の一実施態様にかかる3端子型積層セラミックコンデンサは、積層された複数のセラミック層と複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とを有し、高さ方向において相互に対向する第1主面および第2主面と、高さ方向に直交する長さ方向において相互に対向する第1端面および第2端面と、高さ方向および長さ方向に直交する幅方向において相互に対向する第1側面および第2側面とを有する容量素子と、第1端面に形成され、第1端面から延伸して、第1主面、第2主面、第1側面および第2側面の一部を覆うように形成された第1端面電極と、第2端面に形成され、第2端面から延伸して、第1主面、第2主面、第1側面および第2側面の一部を覆うように形成された第2端面電極と、第1側面に形成され、第1側面から延伸して、第1主面および第2主面の一部を覆うように形成された第1側面電極と、第2側面に形成され、第2側面から延伸して、第1主面および第2主面の一部を覆うように形成された第2側面電極と、を備え、第1内部電極が、第1端面電極および第2端面電極に接続され、第2内部電極が、第1側面電極および第2側面電極に接続され、長さ寸法が、1300μm以上、1500μm以下であり、幅寸法が、1000μm以上、1200μm以下であり、高さ寸法が、570μm以上、680μm以下であり、静電容量が、12μF以上、32μF以下であり、第1端面電極、第2端面電極、第1側面電極および第2側面電極は、それぞれ、容量素子の外表面に形成されたNi下地電極層と、Ni下地電極層の外表面に形成された少なくとも1層のめっき電極層と、を有し、長さ寸法に対する、第1端面電極の第1端面における厚さ、および、第2端面電極の第2端面における厚さが、それぞれ、0.73%以上、3.00%以下であるものとする。
また、本発明の一実施態様にかかる3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法は、セラミックグリーンシートを作製する工程と、セラミックグリーンシートの主面に、必要に応じて、第1内部電極または第2内部電極を形成するための導電性ペーストを所望の形状および厚さに塗布する工程と、複数のセラミックグリーンシートを積層し、一体化させて、未焼成容量素子を作製する工程と、未焼成容量素子の外表面に、Ni下地電極層を形成するための導電性ペーストを所望の形状および厚さに塗布する工程と、未焼成容量素子を焼成し、複数のセラミック層と複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とが積層され、かつ、外表面にNi下地電極層が形成された容量素子を作製する工程と、Ni下地電極層の外表面に、少なくとも1層のめっき電極層を形成する工程と、を備え、未焼成容量素子の外表面に塗布する導電性ペーストは、比重が、1.1以上、4.0以下であり、粘度が、10Pa・S以上、100Pa・S以下であるものとする。
本発明の3端子型積層セラミックコンデンサは、特性のばらつきが小さく、かつ、大きな静電容量を得ることが可能である。
また、本発明の3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法によれば、本発明の積層セラミックコンデンサを容易に製造することができる。
実施形態にかかる3端子型積層セラミックコンデンサ100の斜視図である。 3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したX-X部分を示している。 3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したY-Y部分を示している。 3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したZ-Z部分を示している。 3端子型積層セラミックコンデンサ100の分解斜視図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、明細書の理解を助けるためのものであって、模式的に描画されている場合があり、描画された構成要素または構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
図1〜図5に、実施形態にかかる3端子型積層セラミックコンデンサ100を示す。ただし、図1は、3端子型積層セラミックコンデンサ100の斜視図である。図2は、3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したX-X部分を示している。図3も、3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したY-Y部分を示している。図4も、3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面図であり、図1に一点鎖線矢印で示したZ-Z部分を示している。図5は、3端子型積層セラミックコンデンサ100の分解斜視図である。なお、図中に3端子型積層セラミックコンデンサ100の高さ方向T、長さ方向L、幅方向Wを示しており、以下の説明において、これらの方向に言及する場合がある。なお、本実施形態においては、後述するセラミック層1aの積層方向を、3端子型積層セラミックコンデンサ100の高さ方向Tと定義している。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、直方体形状からなる容量素子1を備えている。容量素子1は、高さ方向Tにおいて相互に対向する第1主面1A、第2主面1Bと、高さ方向Tに直行する長さ方向Lにおいて相互に対向する第1端面1C、第2端面1Dと、高さ方向Tおよび長さ方向Lの両方に直行する幅方向Wにおいて相互に対向する第1側面1E、第2側面1Fを有している。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、次の外形寸法を備えている。長さ方向Lの寸法DLは、1300μm以上、1500μm以下である。幅方向Wの寸法DWは、1000μm以上、1200μm以下である。高さ方向Tの寸法DTは、570μm以上、680μm以下である。なお、各寸法は、後述する外部電極(第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7)の厚さを含んだ値である。
容量素子1は、複数のセラミック層1aと、複数の第1内部電極2と、複数の第2内部電極3が積層されたものからなる。
容量素子1(セラミック層1a)の材質は任意であるが、たとえば、BaTiOを主成分とする誘電体セラミックスを使用することができる。ただし、BaTiOに代えて、CaTiO、SrTiO、CaZrOなど、他の材質を主成分とする誘電体セラミックスを使用してもよい。
セラミック層1aの厚さは任意であるが、たとえば、第1内部電極2、第2内部電極3が形成された容量形成の実効領域において、0.3μm〜2.0μm程度とすることができる。
セラミック層1aの層数は任意であるが、たとえば、第1内部電極2、第2内部電極3が形成された容量形成の実効領域において、1層〜6000層とすることができる。
容量素子1の上下両側に、第1内部電極2、第2内部電極3が形成されず、セラミック層1aのみで構成された外層(保護層)が設けられている。外層の厚さは任意であるが、たとえば、15μm〜150μmとすることができる。なお、外層領域のセラミック層1aの厚さは、第1内部電極2、第2内部電極3が形成されている容量形成の実効領域のセラミック層1aの厚さよりも大きくしてもよい(ただし、図1〜図4においては、外層領域と実効領域とにおいてセラミック層1aの厚さを同じ厚さに示している)。また、外層領域のセラミック層1aの材質は、実効領域のセラミック層1aの材質と異なっていてもよい。
図5の分解斜視図は、容量素子1の高さ方向Tにおける中央付近を、セラミック層1aごとに分解して示したものである。図5から分かるように、第1内部電極2は、3端子型積層セラミックコンデンサ100の長さ方向Lに伸び、容量素子1の第1端面1Cおよび第2端面1Dに引出されている。第2内部電極3は、3端子型積層セラミックコンデンサ100の長さ方向Lに伸び、容量素子1の第1側面1Eおよび第2側面1Fに引出されている。なお、第1内部電極2と第2内部電極3は、原則として交互に積層されている。
第1内部電極2、第2内部電極3の主成分の材質は任意であるが、本実施形態においては、Niを使用した。ただし、Niに代えて、Cu、Ag、Pd、Auなど、他の金属を使用してもよい。また、NiやCu、Ag、Pd、Auなどは、他の金属との合金であってもよい。
第1内部電極2、第2内部電極3の厚さは任意であるが、たとえば、0.3μm〜1.5μm程度とすることができる。
第1内部電極2、第2内部電極3と、容量素子1の第1側面1E、第2側面1Fとの間のギャップ寸法は任意であるが、たとえば、10μm〜200μm程度とすることができる。また、第2内部電極3と、容量素子1の第1端面1C、第2端面1Dとの間のギャップ寸法は任意であるが、たとえば、0.5μm〜300μm程度とすることができる。
容量素子1の外表面に、外部電極として、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7が形成されている。
第1端面電極4は、第1端面1Cに形成され、第1端面1Cから延伸して、第1主面1A、第2主面1B、第1側面1E、第2側面1Fの一部を覆うように形成されている。
第2端面電極5は、第2端面1Dに形成され、第2端面1Dから延伸して、第1主面1A、第2主面1B、第1側面1E、第2側面1Fの一部を覆うように形成されている。
第1側面電極6は、第1側面1Eに形成され、第1側面1Eから延伸して、第1主面1Aおよび第2主面1Bの一部を覆うように形成されている。
第2側面電極7は、第2側面1Fに形成され、第2側面1Fから延伸して、第1主面1Aおよび第2主面1Bの一部を覆うように形成されている。
容量素子1の第1端面1Cに引出された第1内部電極2が、第1端面電極4に接続されている。容量素子1の第2端面1Dに引出された第1内部電極2が、第2端面電極5に接続されている。容量素子1の第1側面1Eに引出された第2内部電極3が、第1側面電極6に接続されている。容量素子1の第2側面1Fに引出された第2内部電極3が、第2側面電極7に接続されている。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、たとえば、回路において電源ラインまたは信号ラインを途中で分断し、分断した一方に第1端面電極4を接続し、分断した他方に第2端面電極5を接続し、かつ、第1側面電極6、第2側面電極7をグランドに接続することによって、3端子型コンデンサとして使用することができる。この場合、第1内部電極2がスルー電極になり、第2内部電極3がグランド電極になる。
第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7は、いずれも、同一の多層構造を有している。具体的には、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7は、図2〜図4に示すように、それぞれ、容量素子1の外表面に形成されたNi下地電極層8と、Ni下地電極層8の外表面に形成されたCuめっき電極層9と、Cuめっき電極層9の外表面に形成されたNiめっき電極層10と、Niめっき電極層10の外表面に形成されたSnめっき電極層11とを有している。
Ni下地電極層8は、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7のベースとなる部分である。Cuめっき電極層9は、主に耐湿性を向上させる機能を果たしている。Niめっき電極層10は、主に、はんだ耐熱性を向上させるとともに、接合性を向上させる機能を果たしている。Snめっき電極層11は、主にはんだ付け性を向上させる機能を果たしている。
Ni下地電極層8は、Niを主成分にしている。ただし、Ni下地電極層8に、セラミックスが含まれることも好ましい。この場合には、容量素子1とNi下地電極層8との密着性を向上させることができるからである。また、Ni下地電極層8に含まれるセラミックスの組成は、容量素子1を構成するセラミックスの組成と同じであることも好ましい。この場合には、容量素子1とNi下地電極層8との密着性をより向上させることができるからである。
3端子型積層セラミックコンデンサ100の長さ寸法DLは、上述したとおり、1300μm以上、1500μm以下である。長さ寸法DLが現れた3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面を図2に示す。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、第1端面電極4の第1端面1Cにおける厚さTE、および、第2端面電極5の第2端面1Dにおける厚さTEを、いずれも、11μm以上、39μm以下とする。厚さTEが11μmを下回ると、第1端面電極4、第2端面電極5が形成不良となり、第1内部電極2と第1端面電極4の接触抵抗、および、第1内部電極2と第2端面電極5の接触抵抗がばらつき、ESLがばらつく虞があるからである。また、厚さTEが39μmを超えると、必要以上の厚さになり、容量素子1の長さ寸法を小さくすることが必要になり、大きな静電容量を得ることが難しくなる虞があるからである。
厚さTEが11μmであるときの、第1端面1Cにおける第1端面電極4、第2端面1Dにおける第2端面電極5の構成は、Ni下地電極層8の厚さが5μm、Cuめっき電極層9の厚さが3μm、Niめっき電極層10の厚さが2μm、Snめっき電極層11の厚さが1μmである。これらの厚さにした理由は、次のとおりである。Ni下地電極層8の厚さが5μmを下回ると、第1端面電極4、第2端面電極5が形成不良となる虞があるからである。Cuめっき電極層9の厚さが3μmを下回ると、Cuめっき電極層9が十分な耐湿性を発揮できなくなる虞があるからである。Niめっき電極層10の厚さが2μmを下回ると、Niめっき電極層10が十分なはんだ耐熱性を発揮できなくなるとともに、十分な密着性を発揮できなくなる虞があるからである。Snめっき電極層11の厚さが1μmを下回ると、Snめっき電極層11が十分なはんだ付け性を発揮できなくなる虞があるからである。
厚さTEが39μmであるときの、第1端面1Cにおける第1端面電極4、第2端面1Dにおける第2端面電極5の構成は、Ni下地電極層8の厚さが15μm、Cuめっき電極層9の厚さが9μm、Niめっき電極層10の厚さが7μm、Snめっき電極層11の厚さが8μmである。
長さ寸法DLに対する、第1端面電極4の第1端面1Cにおける厚さTE、および、第2端面電極5の第2端面1Dにおける厚さTEは、0.73%以上、3.00%以下になる。以上の関係を、表1に示す。
Figure 2020167236
3端子型積層セラミックコンデンサ100の幅寸法DWは、上述したとおり、1000μm以上、1200μm以下である。長さ寸法DWが現れた3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面を図3に示す。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、第1側面電極6の第1側面1Eにおける厚さTS、および、第2側面電極7の第2側面1Fにおける厚さTSを、いずれも、11μm以上、39μm以下とする。厚さTSが11μmを下回ると、第1側面電極6、第2側面電極7が形成不良となり、第2内部電極3と第1側面電極6の接触抵抗、および、第2内部電極3と第2側面電極7の接触抵抗がばらつき、ESLがばらつく虞があるからである。また、厚さTSが39μmを超えると、必要以上の厚さになり、容量素子1の幅寸法を小さくすることが必要になり、大きな静電容量を得ることが難しくなる虞があるからである。
厚さTSが11μmであるときの、第1側面1Eにおける第1側面電極6、第2側面1Fにおける第2側面電極7の構成は、Ni下地電極層8の厚さが5μm、Cuめっき電極層9の厚さが3μm、Niめっき電極層10の厚さが2μm、Snめっき電極層11の厚さが1μmである。これらの厚さにした理由は、次のとおりである。Ni下地電極層8の厚さが5μmを下回ると、第1側面電極6、第2側面電極7が形成不良となる虞があるからである。Cuめっき電極層9の厚さが3μmを下回ると、Cuめっき電極層9が十分な耐湿性を発揮できなくなる虞があるからである。Niめっき電極層10の厚さが2μmを下回ると、Niめっき電極層10が十分なはんだ耐熱性を発揮できなくなるとともに、十分な密着性を発揮できなくなる虞があるからである。Snめっき電極層11の厚さが1μmを下回ると、Snめっき電極層11が十分なはんだ付け性を発揮できなくなる虞があるからである。
厚さTSが39μmであるときの、第1側面1Eにおける第1側面電極6、第2側面1Fにおける第2側面電極7の構成は、Ni下地電極層8の厚さが15μm、Cuめっき電極層9の厚さが9μm、Niめっき電極層10の厚さが7μm、Snめっき電極層11の厚さが8μmである。
幅寸法DWに対する、第1側面電極6の第1側面1Eにおける厚さTS、および、第2側面電極7の第2側面1Fにおける厚さTSは、0.92%以上、3.90%以下になる。以上の関係を、表2に示す。
Figure 2020167236
3端子型積層セラミックコンデンサ100の高さ寸法DTは、上述したとおり、570μm以上、680μm以下である。長さ寸法DTが現れた3端子型積層セラミックコンデンサ100の断面を図3および図4に示す。なお、図4には、第2端面電極5が現され、第1端面電極4が現されていないが、第1端面電極4は、第2端面電極5と同様の断面を有している。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、第1端面電極4の第1主面1Aにおける厚さTM、第1端面電極4の第2主面1Bにおける厚さTM、第2端面電極5の第1主面1Aにおける厚さTM、第2端面電極5の第2主面1Bにおける厚さTM、第1側面電極6の第1主面1Aにおける厚さTM、第1側面電極6の第2主面1Bにおける厚さTM、第2側面電極7の第1主面1Aにおける厚さTM、第2側面電極7の第2主面1Bにおける厚さTMを、いずれも、8μm以上、36μm以下とする。
厚さTMは、第1内部電極2と第1端面電極4の接触抵抗、第1内部電極2と第2端面電極5の接触抵抗、第2内部電極3と第1側面電極6の接触抵抗、第2内部電極3と第2側面電極7の接触抵抗に、ほとんど影響を与えない。そのため、厚さTMの最小値を8μmとした。すなわち、厚さTEの最小値である11μm、および、厚さTSの最小値である11μmよりも小さくした。
厚さTMが8μmであるときの、第1主面1Aにおける第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7、および、第2主面1Bにおける第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7の構成は、Ni下地電極層8の厚さが2μm、Cuめっき電極層9の厚さが3μm、Niめっき電極層10の厚さが2μm、Snめっき電極層11の厚さが1μmである。
厚さTSが39μmであるときの、第1主面1Aにおける第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7、および、第2主面1Bにおける第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7の構成は、Ni下地電極層8の厚さが12μm、Cuめっき電極層9の厚さが9μm、Niめっき電極層10の厚さが7μm、Snめっき電極層11の厚さが8μmである。
高さ寸法DTに対する、第1端面電極4の第1主面1Aにおける厚さTM、第1端面電極4の第2主面1Bにおける厚さTM、第2端面電極5の第1主面1Aにおける厚さTM、第2端面電極5の第2主面1Bにおける厚さTM、第1側面電極6の第1主面1Aにおける厚さTM、第1側面電極6の第2主面1Bにおける厚さTM、第2側面電極7の第1主面1Aにおける厚さTM、第2側面電極7の第2主面1Bにおける厚さTMは、1.18%以上、6.32%以下になる。以上の関係を、表3に示す。
Figure 2020167236
なお、図4に示す、第1端面電極4および第2端面電極5の第1側面1Eにおける厚さTX、および、第1端面電極4および第2端面電極5の第2側面1Fにおける厚さTXは、図3に示す、第1側面電極6の第1側面1Eにおける厚さTS、および、第2側面電極7の第2側面1Fにおける厚さTSと同じか、または、小さいことが好ましい。厚さTSを小さくしても、厚さTXが厚さTSを超えてしまうと、3端子型積層セラミックコンデンサ100の幅寸法DWが、規格を超えてしまう虞があるからである。
3端子型積層セラミックコンデンサ100は、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7が、上述した厚さ寸法を備えているため、特性(特にESL)のばらつきが小さく、かつ、大きな静電容量を得ることが可能になっている。
(3端子型積層セラミックコンデンサ100の製造方法の一例)
実施形態にかかる3端子型積層セラミックコンデンサ100の製造方法の一例について説明する。
まず、内部に第1内部電極2、第2内部電極3が形成され、外表面に第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7のNi下地電極層8が形成された容量素子1を作製する。
具体的には、まず、誘電体セラミックスの粉末、バインダー樹脂、溶剤などを用意し、これらを湿式混合してセラミックスラリーを作製する。
次に、キャリアフィルム上に、セラミックスラリーをダイコータ、グラビアコーター、マイクログラビアコーターなどを用いてシート状に塗布し、乾燥させて、セラミックグリーンシートを作製する。
次に、所定のセラミックグリーンシートの主面に、第1内部電極2、第2内部電極3を形成するために、予め用意した導電性ペーストを所望のパターン形状に塗布(たとえば印刷)する。なお、外層となるセラミックグリーンシートには、導電性ペーストは塗布しない。なお、導電性ペーストには、たとえば、溶剤、バインダー樹脂、金属粉末(たとえばNi粉末)などを混合したものを使用することができる。
次に、セラミックグリーンシートを所定の順番に積層し、加熱圧着して一体化させ、未焼成容量素子を作製する。
次に、未焼成容量素子の外表面に、Ni下地電極層8を形成するために、導電性ペーストを所望の形状、厚みに塗布する。なお、導電性ペーストには、たとえば、溶剤、バインダー樹脂、Ni粉末、セラミックス粉末などを混合したものを使用することができる。
Ni下地電極層8の厚さは、塗布する導電性ペーストの厚さに依存する。塗布する導電性ペーストの厚さは、導電性ペーストの比重、粘度を調整することにより、調整することができる。なお、導電性ペーストの比重が小さいほど、塗布する導電性ペーストの厚さを小さくすることができる。また、導電性ペーストの粘度が小さいほど、塗布する導電性ペーストの厚さを小さくすることができる。
塗布する導電性ペーストの比重は、1.1以上、4.0以下であることが好ましい。1.1を下回ると、導電性ペーストを塗布することが困難になるからである。また、4.0を超えると、塗布された導電性ペーストの厚さが大きくなり過ぎるからである。
塗布する導電性ペーストの粘度は、10Pa・S以上、100Pa・S以下であることが好ましい。10Pa・Sを下回ると、導電性ペーストを塗布することが困難になるからである。また、100Pa・Sを超えると、塗布された導電性ペーストの厚さが大きくなり過ぎるからである。
第1端面電極4、第2端面電極5を形成するためにおこなう、未焼成容量素子の端面への導電性ペーストの塗布は、たとえば、槽に入れられた導電性ペーストに未焼成容量素子の端面をディップすることによっておこなうことができる。厚みが大きすぎる場合は、1回または複数回にわたり、導電性ペーストが浅く入れられた槽に、再度、ディップさせ、余分な導電性ペーストをかき取ることが好ましい。
第1側面電極6、第2側面電極7を形成するためにおこなう、未焼成容量素子の側面への導電性ペーストの塗布は、たとえば、溝が設けられたローラーを用いてペーストを側面部に転写することでおこなうことができる。
次に、未焼成容量素子を、所定のプロファイルで焼成して容量素子1を完成させる。このとき、セラミックグリーンシートが焼成されてセラミック層1aになり、セラミックグリーンシートの主面に塗布された導電性ペーストが同時に焼成されて第1内部電極2、第2内部電極3になり、未焼成容量素子の外表面に塗布された導電性ペーストが同時に焼成されてNi下地電極層8になる。
次に、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7のNi下地電極層8の外表面に、Cuめっき電極層9を形成する。
次に、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7のCuめっき電極層9の外表面に、Niめっき電極層10を形成する。なお、Niめっき電極層10を形成する際に、はんだボールをメディアとして使用すると、Cuめっき電極層9とNiめっき電極層10との界面に、Snの層が形成される場合がある。
最後に、Niめっき電極層10の外表面に、Snめっき電極層11を形成し、第1端面電極4、第2端面電極5、第1側面電極6、第2側面電極7を完成させて、3端子型積層セラミックコンデンサ100を完成させる。
以上、実施形態にかかる3端子型積層セラミックコンデンサ100について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って種々の変更をなすことができる。
たとえば、上記実施形態では、めっき電極層をCuめっき電極層9、Niめっき電極層10、Snめっき電極層11の3層で構成し、各厚さ寸法を示したが、めっき電極層の層数、各材質、各厚さ寸法などは任意であり、適宜、変更することができる。
本発明の一実施態様にかかる3端子型積層セラミックコンデンサは、「課題を解決するための手段」の欄に記載したとおりである。
この3端子型積層セラミックコンデンサにおいて、幅寸法に対する、第1側面電極の第1側面における厚さ、および、第2側面電極の第2側面における厚さが、それぞれ、0.92%以上、3.90%以下であることも好ましい。この場合には、特性(特にESL)のばらつきを小さくし、かつ、大きな静電容量を得ることが可能になる。
また、高さ寸法に対する、第1端面電極の第1主面における厚さ、第1端面電極の第2主面における厚さ、第2端面電極の第1主面における厚さ、第2端面電極の第2主面における厚さ、第1側面電極の第1主面における厚さ、第1側面電極の第2主面における厚さ、第2側面電極の第1主面における厚さ、および、第2側面電極の前記第2主面における厚さが、それぞれ、1.18%以上、6.32%以下であることも好ましい。これらの部分の厚さは、内部電極と外部電極の接触抵抗にほとんど影響を与えないため、小さくしても構わないのである。
また、第1端面電極の第1側面における厚さ、および、第2端面電極の第1側面における厚さが、第1側面電極の第1側面における厚さと同じか、または、小さく、第1端面電極の第2側面における厚さ、および、第2端面電極の第2側面における厚さが、第2側面電極の第2側面における厚さと同じか、または、小さいことも好ましい。3端子型積層セラミックコンデンサの幅寸法が、規格を超えてしまわないようにするためである。
また、めっき電極層が、Ni下地電極層の外表面に形成されたCuめっき電極層と、Cuめっき電極層の外表面に形成されたNiめっき電極層と、Niめっき電極層の外表面に形成されたSnめっき電極層とで構成されることも好ましい。この場合には、耐湿性、はんだ耐熱性、はんだ付け性などを良好に備えためっき電極層を構成することができるからである。
本発明の一実施態様にかかる3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法は、「課題を解決するための手段」の欄に記載したとおりである。
この3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法において、めっき電極層が、Ni下地電極層の外表面に形成されたCuめっき電極層と、Cuめっき電極層の外表面に形成されたNiめっき電極層と、Niめっき電極層の外表面に形成されたSnめっき電極層とで構成されることも好ましい。この場合には、耐湿性、はんだ耐熱性、はんだ付け性などを良好に備えためっき電極層を形成することができるからである。
1…容量素子
1a・・・セラミック層
1A・・・第1主面
1B・・・第2主面
1C・・・第1端面
1D・・・第2端面
1E・・・第1側面
1F・・・第2側面
2・・・第1内部電極
3・・・第2内部電極
4・・・第1端面電極(外部電極)
5・・・第2端面電極(外部電極)
6・・・第1側面電極(外部電極)
7・・・第2側面電極(外部電極)
8・・・Ni下地電極層
9・・・Cuめっき電極層
10・・・Niめっき電極層
11・・・Snめっき電極層


Claims (7)

  1. 積層された複数のセラミック層と複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とを有し、高さ方向において相互に対向する第1主面および第2主面と、前記高さ方向に直交する長さ方向において相互に対向する第1端面および第2端面と、前記高さ方向および前記長さ方向に直交する幅方向において相互に対向する第1側面および第2側面とを有する容量素子と、
    前記第1端面に形成され、前記第1端面から延伸して、前記第1主面、前記第2主面、前記第1側面および前記第2側面の一部を覆うように形成された第1端面電極と、
    前記第2端面に形成され、前記第2端面から延伸して、前記第1主面、前記第2主面、前記第1側面および前記第2側面の一部を覆うように形成された第2端面電極と、
    前記第1側面に形成され、前記第1側面から延伸して、前記第1主面および前記第2主面の一部を覆うように形成された第1側面電極と、
    前記第2側面に形成され、前記第2側面から延伸して、前記第1主面および前記第2主面の一部を覆うように形成された第2側面電極と、を備え、
    前記第1内部電極が、前記第1端面電極および前記第2端面電極に接続され、
    前記第2内部電極が、前記第1側面電極および前記第2側面電極に接続された3端子型積層セラミックコンデンサであって、
    長さ寸法が、1300μm以上、1500μm以下であり、
    幅寸法が、1000μm以上、1200μm以下であり、
    高さ寸法が、570μm以上、680μm以下であり、
    静電容量が、12μF以上、32μF以下であり、
    前記第1端面電極、前記第2端面電極、前記第1側面電極および前記第2側面電極は、それぞれ、前記容量素子の外表面に形成されたNi下地電極層と、前記Ni下地電極層の外表面に形成された少なくとも1層のめっき電極層と、を有し、
    前記長さ寸法に対する、前記第1端面電極の前記第1端面における厚さ、および、前記第2端面電極の前記第2端面における厚さが、それぞれ、0.73%以上、3.00%以下である、3端子型積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記幅寸法に対する、前記第1側面電極の前記第1側面における厚さ、および、前記第2側面電極の前記第2側面における厚さが、それぞれ、0.92%以上、3.90%以下である、請求項1に記載された3端子型積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記高さ寸法に対する、前記第1端面電極の前記第1主面における厚さ、前記第1端面電極の前記第2主面における厚さ、前記第2端面電極の前記第1主面における厚さ、前記第2端面電極の前記第2主面における厚さ、前記第1側面電極の前記第1主面における厚さ、前記第1側面電極の前記第2主面における厚さ、前記第2側面電極の前記第1主面における厚さ、および、前記第2側面電極の前記第2主面における厚さが、それぞれ、1.18%以上、6.32%以下である、請求項1または2に記載された3端子型積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記第1端面電極の前記第1側面における厚さ、および、前記第2端面電極の前記第1側面における厚さが、前記第1側面電極の前記第1側面における厚さと同じか、または、小さく、
    前記第1端面電極の前記第2側面における厚さ、および、前記第2端面電極の前記第2側面における厚さが、前記第2側面電極の前記第2側面における厚さと同じか、または、小さい、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された3端子型積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記めっき電極層が、前記Ni下地電極層の外表面に形成されたCuめっき電極層と、前記Cuめっき電極層の外表面に形成されたNiめっき電極層と、前記Niめっき電極層の外表面に形成されたSnめっき電極層とで構成された、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された3端子型積層セラミックコンデンサ。
  6. セラミックグリーンシートを作製する工程と、
    前記セラミックグリーンシートの主面に、必要に応じて、第1内部電極または第2内部電極を形成するための導電性ペーストを所望の形状および厚さに塗布する工程と、
    複数の前記セラミックグリーンシートを積層し、一体化させて、未焼成容量素子を作製する工程と、
    前記未焼成容量素子の外表面に、Ni下地電極層を形成するための導電性ペーストを所望の形状および厚さに塗布する工程と、
    前記未焼成容量素子を焼成し、複数のセラミック層と複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とが積層され、かつ、外表面にNi下地電極層が形成された容量素子を作製する工程と、
    前記Ni下地電極層の外表面に、少なくとも1層のめっき電極層を形成する工程と、を備えた3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法であって、
    前記未焼成容量素子の外表面に塗布する前記導電性ペーストは、
    比重が、1.1以上、4.0以下であり、
    粘度が、10Pa・S以上、100Pa・S以下である、3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法。
  7. 前記めっき電極層が、Cuめっき電極層と、前記Cuめっき電極層の外表面に形成されるNiめっき電極層と、前記Niめっき電極層の外表面に形成されるSnめっき電極層とで構成される、請求項6に記載された3端子型積層セラミックコンデンサの製造方法。
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