JP2022114628A - 積層コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートを抑制できる積層コンデンサを提供する。【解決手段】貫通コンデンサ1(積層コンデンサ)は、一対の端面2aと、一対の側面2b及び一対の主面2cとを有する素体2と、一対の端面2a上に配置された一対の第1外部電極3と、一対の側面2b上に配置された第2外部電極5と、複数の第1内部電極7と、複数の第2内部電極9と、を備え、第1焼結電極層31のうち、一方の端面2aから一方の主面2cに回り込んだ回り込み部31cの回り込み寸法を寸法bとし、一方の端面2aと、該一方の端面2a側における複数の第2内部電極9の端部9dとの距離を寸法Lgとし、積層方向D1における一対の主面2c,2c間の距離を寸法Tとし、一方の主面2cと、該一方の主面2cに最も近い第2内部電極9との距離を寸法Tg1とした場合、Lg>b-(2×b×Tg1/T)の関係式を満たしている。【選択図】図8

Description

本発明は、積層コンデンサに関する。
従来、積層コンデンサとして、特許文献1に記載された積層セラミックコンデンサが知られている。この積層セラミックコンデンサは、積層された複数の誘電体層と複数の内部電極とを有する積層体と、積層体の第1側面に配置される第1端面外部電極と、積層体の第2側面に配置される第2端面外部電極と、を備える。すなわち、この積層セラミックコンデンサは、いわゆる3端子型積層セラミックコンデンサである。
特開2018-67562号公報
上述の3端子型積層セラミックコンデンサが電子機器に実装される際には、一例として第1端面外部電極及び第2端面外部電極が電子機器にはんだ付けされる。これにより、熱膨張等に起因して各外部電極の周辺構造がたわむことにより、積層体を構成する素体にクラックが生じ得る。このようなクラックは、内部電極同士がショートする原因となり得る。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、ショートを抑制できる積層コンデンサを提供することを目的とする。
本発明に係る積層コンデンサは、互いに対向する一対の端面と、一対の端面の間に位置すると共に、一対の端面の対向方向に延在する一対の側面及び一対の主面とを有する素体と、一対の端面上に配置された一対の第1外部電極と、一対の第1外部電極と離間すると共に、一対の側面の少なくとも一方に配置された第2外部電極と、素体内に配置されると共に、少なくとも一方の端面から露出している複数の第1内部電極と、素体内に配置されると共に、一方の端面から離間している複数の第2内部電極と、を備え、一対の第1外部電極は、一対の端面を覆うと共に、複数の第1内部電極に接続されている焼結電極層を含み、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極のそれぞれは、一対の主面が互いに対向する方向を積層方向として互いに積層されており、一方の端面を覆う焼結電極層のうち、一方の端面から一方の主面に回り込んだ回り込み部の対向方向における回り込み寸法を寸法bとし、一方の端面と、該一方の端面側における複数の第2内部電極の端部との対向方向における距離を寸法Lgとし、積層方向における一対の主面間の距離を寸法Tとし、一方の主面と、該一方の主面に最も近い第2内部電極との距離を寸法Tg1とした場合、Lg>b-(2×b×Tg1/T)の関係式を満たしている。
本発明に係る積層コンデンサは、互いに対向する一対の端面上に配置された第1外部電極と、一対の端面の対向方向に延在する一対の側面の少なくとも一方に配置された第2外部電極と、を有している。この積層コンデンサは、各外部電極と電子機器とを接合することにより、電子機器に実装され得る。したがって、この積層コンデンサは、何れかの主面を実装面として、電子機器に実装される。ここで、本発明者らは、鋭意研究の結果、熱膨張等に起因して素体内に生じるクラックの位置と積層コンデンサの各構成の寸法との間には、高い相関関係があることを見出した。より具体的には、一対の側面が対向する方向から見て、一方の端面を覆う焼結電極層のうち、一方の端面から一方の主面に回り込んだ回り込み部の対向方向における端部と、積層方向における一方の端面の中点とを結ぶ仮想線分を設定する。本発明者らは、仮想線分と焼結電極層の角部との間の領域(クラック発生領域と称する)に、クラックが生じ易いことを見出した。これに対し、本発明に係る積層コンデンサは、Lg>b-(2×b×Tg1/T)の関係式を満たしている。この場合、一方の端面側において、第1外部電極に対して異極性となる第2内部電極の端部は、実装面に最も近付くものであっても、クラック発生領域の外側に位置する。そのため、第1外部電極と異極性となるいずれの第2内部電極に対しても、クラックが到達することを抑制できる。これにより、素体にクラックが生じた場合でも、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極が積層された領域にクラックが生じることを抑制できる。以上より、ショートを抑制できる。
一方の主面と、該一方の主面に最も近い第1内部電極との距離を寸法Tg2とした場合、Tg1>Tg2、及び、Lg>b-(2×b×Tg2/T)の関係式を満たしてよい。この場合、一方の主面からは、第2内部電極よりも第1内部電極の方が近い。このとき、複数の第1内部電極において、一方の端面側における複数の第2内部電極の端部と対応する部分は、クラック発生領域の外側に位置する。これにより、素体にクラックが生じた場合でも、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極が積層された領域にクラックが生じることをより確実に抑制できる。以上より、ショートを抑制できる。
寸法Lgは、寸法bよりも小さくてよい。この場合、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極が積層された領域の面積を確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。
対向方向における素体の長さを寸法Lとした場合、Lg<0.14×Lの関係式を満たしてもよい。この場合、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極が積層された領域の面積を確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。
寸法Tg1は、90μm~150μmであってよい。この場合、複数の第1内部電極及び複数の第2内部電極の積層高さを確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。
寸法bは、180μm~240μmであってよい。この場合、素体内におけるクラックが生じる領域を小さく保つことができる。したがって、ショートを抑制できる。
長手方向の長さは、1.6mm以上であって、短手方向の長さは、0.8mm以上であってよい。この場合、長手方向及び短手方向における積層コンデンサの大きさを確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。また、このような大きいチップサイズの積層コンデンサにおいて、ショート抑制の効果がより顕著に得ることができる。
本発明によれば、ショートを抑制できる積層コンデンサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る貫通コンデンサを示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る貫通コンデンサを示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る貫通コンデンサを示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る貫通コンデンサを示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る貫通コンデンサを示す概略断面図である。 第1外部電極の構成例を示す要部拡大断面図である。 貫通コンデンサの実装状態を示す概略断面図である。 貫通コンデンサにおける各部材の寸法関係を示す概略断面図である。 貫通コンデンサの評価試験結果を示す図である。 貫通コンデンサの評価試験結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る積層コンデンサの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1を参照して、本開示に係る積層コンデンサについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る貫通コンデンサ1を示す概略斜視図である。本実施形態では、積層コンデンサとして貫通コンデンサ1を例示して説明する。
貫通コンデンサ1は、いわゆる3端子型の積層コンデンサである。貫通コンデンサ1は、一例として回路基板等の電子機器に実装され得る。本実施形態において、貫通コンデンサ1は、例えば、1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)である。貫通コンデンサ1のチップサイズは特に限定されないが、1608サイズ以上、すなわち長手方向の長さが1.6mm以上であって、短手方向の長さが0.8mm以上であって、厚さが0.8mm以上であってよい。図1に示すように、貫通コンデンサ1は、素体2と、一対の第1外部電極3,3と、一対の第2外部電極5と、を備えている。
素体2は、貫通コンデンサ1の高さ方向に誘電体層を積層してなる。各誘電体層は、たとえば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体2では、各誘電体層は、各誘電体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。図1に示すように、素体2の形状は、略直方体形である。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状が含まれる。また、直方体形状には、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。
素体2は、互いに対向する一対の端面2a,2aを有している。以下では、一対の端面2a,2aが互いに対向する方向を対向方向D2と称する。素体2は、一対の端面2a,2aの間に位置すると共に、一対の端面2a,2aの対向方向D2に延在する一対の側面2b,2b及び一対の主面2c,2cを有している。以下では、一対の主面2c,2cが互いに対向する方向を積層方向D1と称し、一対の側面2b,2bが互いに対向する方向を幅方向D3と称する。本実施形態において、積層方向D1は、貫通コンデンサ1の高さ方向と一致している。素体2における対向方向D2及び幅方向D3の長さは、積層方向D1の長さよりも大きい。また、素体2における対向方向D2の長さは、幅方向D3の長さよりも大きい。素体2の対向方向D2の長さは900μm~3400μmであってよい。素体2の幅方向D3の長さは460μm~1860μmであってよい。素体2の積層方向D1の長さ(後述の寸法T)は、280μm~1250μmであってよく、好ましくは550μm~900μmであってよい。
一対の第1外部電極3,3のそれぞれは、一対の端面2a上に配置されている。一対の第1外部電極3,3は、互いに離間していると共に、対向方向D2で互いに対向している。第1外部電極3は、端面2a上に配置された本体部3aと、側面2b上に配置された一対の回り込み部3bと、主面2c上に配置された一対の回り込み部3cと、を有している。回り込み部3bは、本体部3aにおける幅方向D3の両端部から対向方向D2に延びている。回り込み部3cは、本体部3aにおける積層方向D1の両端部から対向方向D2に延びている。本体部3a、回り込み部3b,3cのそれぞれは、互いに連結している。
第1外部電極3の本体部3aは、対応する端面2aの全体を覆っている。本実施形態において、回り込み部3b,3cは、各端面2aから対向方向D2で長さ0.19mmの部分を覆っている。
一対の第2外部電極5,5のそれぞれは、一対の第1外部電極3,3と離間すると共に、一対の側面2b上に配置されている。本実施形態において、第2外部電極5は、素体2における対向方向D2の中央部に配置されている。一対の第2外部電極5は、互いに離間すると共に、幅方向D3で互いに対向している。第2外部電極5は、側面2b上に配置された本体部5bと、主面2c上に配置された一対の回り込み部5cと、を有している。回り込み部5cは、本体部5bにおける積層方向D1の両端部から幅方向D3に延びている。本体部5b及び回り込み部5cは、互いに連結している。
第2外部電極5の本体部5bは、側面2bにおける対向方向D2の中央部において、対向方向D2で所定長さの幅を有している。また、本体部5bは、側面2bにおける積層方向D1の全体を覆っている。第2外部電極5における本体部5bの表面積は、第1外部電極3における本体部3aの表面積よりも小さい。本実施形態において、本体部5bにおける対向方向D2の長さは、0.48mmである。また、回り込み部5cにおける幅方向D3の長さは、0.25mmである。
続いて、図2~5を用いて、貫通コンデンサ1における素体2内の構成について説明する。
図2~5は、本発明の実施形態に係る貫通コンデンサ1を示す概略断面図である。図2は、一対の側面2b,2bに平行な面における貫通コンデンサ1の断面を示している。図3は、一対の端面2a,2aに平行な面における貫通コンデンサ1の断面を示している。
図2及び図3に示すように、素体2内には、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9が配置されている。第1内部電極7及び第2内部電極9は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(たとえば、Ni又はCuなど)からなる。第1内部電極7及び第2内部電極9は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9のそれぞれは、積層方向D1において互いに離間すると共に、素体2の誘電体層を介して交互に積層されている。
図4は、一対の主面2c,2cに平行な面における貫通コンデンサ1の断面を示している。図4では、複数の第1内部電極7のうち、一つが露出している断面図を示している。第1内部電極7は、略矩形状を呈する主電極部7aと、接続部7bとを有している。主電極部7aは、対向方向D2に沿う長辺と、幅方向D3に沿う短辺とを有している。一例として、主電極部7aの長辺長さは、1.29mmであり、短辺長さは、0.7mmである。また、接続部7bは、主電極部7aの短辺側から対向方向D2に向かって延びている。主電極部7a及び接続部7bは、一体的に形成されている。接続部7bにおける幅方向D3の長さは、主電極部7aにおける幅方向D3の長さよりも小さい。本実施形態において、接続部7bにおける幅方向D3の長さは、0.35mmである。
第1内部電極7のそれぞれは、一対の端面2a,2aから露出しており、一対の側面2b,2b及び一対の主面2c,2c(図2参照)から露出していない。第1内部電極7のそれぞれは、端面2aにおいて、第1外部電極3に接続されている。より詳細には、主電極部7aの短辺側に形成された接続部7bは、一対の端面2a,2aから露出している。また、主電極部7aの長辺側を構成する端部7dは、第2外部電極5と離間している。
図5は、一対の主面2c,2cに平行な面における貫通コンデンサ1の断面を示している。図5では、複数の第2内部電極9のうち、一つが露出している断面図を示している。第2内部電極9は、略矩形状を呈する主電極部9aと、接続部9bとを有している。主電極部9aは、対向方向D2に沿う長辺と、幅方向D3に沿う短辺とを有している。一例として、主電極部9aの長辺長さは、1.29mmであり、短辺長さは、0.7mmである。また、接続部9bは、主電極部9aの長辺側から幅方向D3に向かって延びている。主電極部9a及び接続部9bは、一体的に形成されている。接続部9bにおける対向方向D2の長さは、主電極部9aにおける対向方向D2の長さよりも小さい。本実施形態において、接続部9bにおける対向方向D2の長さは、0.08mmである。
第2内部電極9のそれぞれは、一対の側面2b,2bから露出しており、一対の端面2a,2a及び一対の主面2c,2c(図3参照)から露出していない。第2内部電極9のそれぞれは、側面2bにおいて、第2外部電極5に接続されている。より詳細には、主電極部9aの長辺側に形成された接続部9bは、一対の側面2b,2bから露出している。また、主電極部9aの短辺側を構成する端部9dは、第1外部電極3と離間している。
続いて、図6を用いて、第1外部電極3の構成について説明する。
図6は、第1外部電極3の構成例を示す要部拡大断面図である。図6に示すように、第1外部電極3は、第1焼結電極層31と、第2焼結電極層32と、第1めっき層33と、第2めっき層34と、によって構成されている。
第1焼結電極層31は、端面2aを覆うと共に、複数の第1内部電極7に接続されている。第1焼結電極層31は、端面2a上に配置された本体部31aと、一対の主面2c,2c上に配置された一対の回り込み部31c,31cと、を有している。本実施形態において、本体部31aは、端面2aの全体を覆うと共に、端面2aから露出している接続部7b(図4参照)に接続されている。回り込み部31cは、本体部31aにおける積層方向D1の両端部から対向方向D2に向かって延びている。これにより、本体部31aと回り込み部31cとによって角部31rが形成されている。本実施形態では、回り込み部31cにおける対向方向D2の端部31dにおいて、稜線部が丸められている。第2焼結電極層32は、第1焼結電極層31上に配置されると共に、第1焼結電極層31を介して端面2aの全体を覆っている。すなわち、第2焼結電極層32は、第1焼結電極層31の本体部31aを覆っている。
第1めっき層33は、めっき処理により、第1焼結電極層31及び第2焼結電極層32(以下、単に「焼結電極層」と称することがある)上に形成されている。すなわち、焼結電極層の外表面の全体は、第1めっき層33によって覆われている。ここでめっき処理は、一例として、電気めっき処理を用いてもよい。第2めっき層34は、めっき処理により、第1めっき層33上に形成されている。すなわち、第1めっき層33の外表面の全体は、第2めっき層34によって覆われている。本体部3aは、焼結電極層と、第1めっき層33と、第2めっき層34とを含んでいる。回り込み部3cは、第1焼結電極層31と、第1めっき層33と、第2めっき層34とを含んでいる。図6には図示されていないが、回り込み部3bの構成は、回り込み部3cと同様である。
焼結電極層は、導電性ペーストを素体2の表面に付与された状態で焼き付けられることによって形成されている。焼結電極層は、導電性ペーストに含まれる金属成分(金属粉末)が焼結して形成されている。本実施形態では、焼結電極層は、Cuからなる焼結金属層である。また、焼結電極層は、Niからなる焼結金属層であってもよい。導電性ペーストには、金属(たとえば、Cu又はNi)からなる粉末に、ガラス成分、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられている。
本実施形態では、第1めっき層33は、Niめっきにより形成されたNiめっき層である。また、第1めっき層33は、Snめっき層、Cuめっき層、又はAuめっき層であってもよい。本実施形態では、第2めっき層34は、Snめっきにより形成されたSnめっき層である。また、第2めっき層34は、Cuめっき層又はAuめっき層であってもよい。
続いて、図7を用いて、貫通コンデンサ1の実装状態について説明する。
上述したように、貫通コンデンサ1は、一例として電子機器に実装される。該電子機器は、例えば回路基板又は他の電子部品である。図7は、貫通コンデンサの実装状態を示す概略断面図である。図7に示すように、貫通コンデンサ1は、一対の主面2c,2cのうち何れかの主面2cを実装面21として、電子機器20に実装される。より具体的には、一対の主面2c,2cのうち一方が電子機器20に対向するように、貫通コンデンサ1が電子機器20に実装される。本実施形態において、一方の主面2cは、電子機器20への実装面21となっている。
一対の第1外部電極3,3は、一例として、電子機器20のパッド電極(不図示)に対してはんだ付けされている。すなわち、第1外部電極3とパッド電極との間、及び第2外部電極5とパッド電極との間には、はんだフィレット22が形成されている。本実施形態において、はんだフィレット22は、一対の回り込み部3c,3cのうち、実装面21に接する一方の回り込み部3cと、電子機器20との間に形成されている。また、はんだフィレット22は、本体部3aとも接している。また、はんだフィレット22は、一対の回り込み部5c,5cのうち、実装面21に接する一方の回り込み部5cと、電子機器20との間に形成されている。
続いて、図8を用いて、上述した貫通コンデンサ1における各部材の寸法関係について説明する。
図8は、貫通コンデンサ1における各部材の寸法関係を示す概略断面図である。図8では、第1外部電極3の構成のうち、第1焼結電極層31のみを図示しており、他の構成を省略している。図8に示すように、以下の通り定義する。
寸法bは、一方の端面2aを覆う第1焼結電極層31のうち、一方の端面2aから実装面21(一方の主面2c)に回り込んだ回り込み部31cの対向方向D2における回り込み寸法である。寸法Lgは、一方の端面2aと、該一方の端面2a側における複数の第2内部電極9の端部9dとの対向方向D2における距離である。通電時において、第1内部電極7は第1外部電極3に対して同極性の内部電極となり、第2内部電極9は第1外部電極3に対して異極性の内部導体となる。従って、寸法Lgは、第1外部電極3に対する異極性の内部電極の対向方向D2における離間距離である。寸法Tは、積層方向D1における一対の主面2c,2c間の距離である。寸法Tg1は、実装面21と、該実装面21に最も近い第2内部電極9との距離である。すなわち、寸法Tg1は、第1外部電極3に対する異極性の最外内部電極の実装面21との間の距離である。寸法Tg2は、実装面21と、該実装面21に最も近い第1内部電極7との距離である。すなわち、寸法Tg2は、第1外部電極3に対する同極性の最外内部電極の実装面21との間の距離である。寸法Lは、対向方向D2における素体2の長さである(図2参照)。
仮想線分Cは、第1焼結電極層31の回り込み部31cにおける対向方向D2の端部31dと、一方の端面2aにおける積層方向D1の中点Tcとを結ぶ線分である。交点P1は、実装面21に最も近い第2内部電極9を対向方向D2に延ばした仮想的な直線と、仮想線分Cとの交点である。交点L1は、交点P1から実装面21に向かって延ばした仮想的な垂線と実装面21との交点である。交点P1から交点L1まで延ばした垂線の長さは、寸法Tg1と等しい。交点P2は、実装面21に最も近い第1内部電極7を対向方向D2に延ばした仮想的な直線と、仮想線分Cとの交点である。交点L2は、交点P2から実装面21に向かって延ばした仮想的な垂線と実装面21との交点である。交点P2から交点L2まで延ばした垂線の長さは、寸法Tg2と等しい。
本実施形態において、寸法Lgは、寸法bよりも小さい。すなわち、第2内部電極9の端部9dは、回り込み部31cの端部31dよりも、対向方向D2における外側に位置している。また、寸法Lgは、Lg<0.14×Lの関係式を満たしている。寸法Lgは、90μm~440μmであってよく、好ましくは90μm~250μmであってよく、さらに好ましくは90μm~190μmであってよい。寸法Tg1は、60μm~160μmであってよく、好ましくは90μm~150μmであってよい。寸法bは、160μm~320μmであってよく、好ましくは180μm~240μmであってよい。
図8に示すように、端部31d、中点Tc、角部31rを頂点とする三角形は、端部31d、交点P1、交点L1を頂点とする三角形と相似である。したがって、一方の端面2aと交点P1との距離をXとすると、辺の長さの比より、以下の式(1)の関係式を満たす。これにより、式(2)の関係式を満たす。本発明に係る貫通コンデンサ1において、寸法Lgは、Xよりも大きい。すなわち、式(3)の関係式を満たしている。

T/2:Tg1=b:(b-X) …(1)

X=b-(2×b×Tg1/T) …(2)

Lg>b-(2×b×Tg1/T) …(3)
図8に示す例では、実装面21に最も近い第1内部電極7は、実装面21に最も近い第2内部電極9よりも実装面21に近い。このような状態では、以下の式(4)の関係式を満たす。端部31d、中点Tc、角部31rを頂点とする三角形は、端部31d、交点P2、交点L2を頂点とする三角形と相似である。したがって、一方の端面2aと交点P2との距離をYとすると、辺の長さの比より、式(5)の関係式を満たす。これにより、式(6)の関係式を満たす。本発明に係る貫通コンデンサ1において、寸法Lgは、Yよりも大きい。すなわち、式(7)の関係式を満たしている。

Tg1>Tg2 …(4)

T/2:Tg2=b:(b-Y) …(5)

Y=b-(2×b×Tg2/T) …(6)

Lg>b-(2×b×Tg2/T) …(7)
図8の例では、一方の主面2cを実装面21とする態様について説明した。また、図8の例では、一方の端面2a側、かつ一方の主面2c側の寸法関係について説明した。本実施形態では、一方の端面2aと対向する他方の端面2a側、かつ一方の主面2c側についても上記説明した関係式を満たしている。また、一方の主面2cと対向する他方の主面2cを実装面21とした場合において、貫通コンデンサ1は、一方の端面2a側、かつ他方の主面2c側についても、式(3)の関係式を満たしている。また、貫通コンデンサ1は、他方の端面2a側、かつ他方の主面2c側についても、式(3)の関係式を満たしている。また、他方の主面2c側では、Tg1<Tg2となっているが、この場合、式(3)の関係式が成り立てば、自ずと式(7)の関係式が成り立つ。
上述したような3端子型の貫通コンデンサ1は、電子機器20に実装される際には、一例として第1外部電極3及び第2外部電極5が電子機器20にはんだ付けされる。このとき、従来の貫通コンデンサでは、熱膨張等に起因して各外部電極の周辺構造がたわむことにより、素体内にクラックが生じ得る。このようなクラックによって、内部電極同士がショートし得るという課題があった。
ここで、本発明者らは、鋭意研究の結果、熱膨張等に起因して素体2内に生じるクラックの位置と貫通コンデンサ1の各構成の寸法との間には、高い相関関係があることを見出した。より具体的には、一対の側面2b,2bが対向する方向(幅方向D3)から見て、一方の端面2aを覆う第1焼結電極層31のうち、一方の端面2aから一方の主面2cに回り込んだ回り込み部31cの対向方向D2における端部31dと、積層方向D1における一方の端面2aの中点Tcとを結ぶ仮想線分Cを設定する。本発明者らは、仮想線分Cと第1焼結電極層31の角部31rとの間の領域(クラック発生領域CRと称する)に、クラックが生じ易いことを見出した。
これに対し、本発明に係る貫通コンデンサ1は、式(3)の関係式を満たしている。この場合、一方の端面2a側において、第1外部電極3に対して異極性となる第2内部電極9の端部9dは、実装面21に最も近付くものであっても、クラック発生領域CRの外側に位置する。そのため、第1外部電極3と異極性となるいずれの第2内部電極9に対しても、クラックが到達することを抑制できる。これにより、素体2にクラックが生じた場合でも、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9が積層された領域にクラックが生じることを抑制できる。以上より、ショートを抑制できる。
また、本実施形態において、一方の主面2c(実装面21)側では、式(4)の関係式を満たしている。このとき、式(3)の関係式が満たされる場合であっても、第1内部電極7における、第2内部電極9と対応する部分(容量部分)は、クラック発生領域CRの内側に入り込んでしまう可能性がある。第1内部電極7のそれぞれは、互いに同じ極性を有する。しかしながら、同極の内部電極であっても、容量部分にクラックが生じることにより、貫通コンデンサ1に不具合が生じ得る。したがって、実装面21側において式(4)の関係式が満たされる場合には、式(7)の関係式が満たされることが好ましい。
一方の主面2cと、該一方の主面2cに最も近い第1内部電極7との距離を寸法Tg2とした場合、式(4)及び式(7)の関係式を満たしている。この場合、一方の主面2cからは、第2内部電極9よりも第1内部電極7の方が近い。このとき、複数の第1内部電極7において、一方の端面2a側における複数の第2内部電極9の端部9dと対応する部分は、クラック発生領域CRの外側に位置する。これにより、素体2にクラックが生じた場合でも、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9が積層された領域にクラックが生じることをより確実に抑制できる。以上より、ショートを抑制できる。
寸法Lgは、寸法bよりも小さい。また、対向方向D2における素体2の長さを寸法Lとした場合、Lg<0.14×Lの関係式を満たしている。この場合、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9が積層された領域の面積を確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。
寸法Tg1は、90μm~150μmであってよい。また、貫通コンデンサ1の長手方向(対向方向D2)の長さは、1.6mm以上であって、短手方向(幅方向D3)の長さは、0.8mm以上であってよい。この場合、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9の積層高さを確保することができる。また、長手方向及び短手方向における貫通コンデンサ1の大きさを確保することができる。したがって、静電容量を確保することができる。また、このような大きいチップサイズの貫通コンデンサ1において、ショート抑制の効果がより顕著に得ることができる。
寸法bは、180μm~240μmであってよい。この場合、素体2内におけるクラックが生じる領域を小さく保つことができる。したがって、ショートを抑制できる。
続いて、図9及び図10を用いて、上述した貫通コンデンサの評価試験結果について説明する。
図9及び図10は、貫通コンデンサの評価試験結果を示す図である。図9に示す評価試験では、チップサイズ、寸法T[μm]、寸法b[μm]、寸法Tg1[μm]、及び寸法Lg[μm]のそれぞれが異なる複数の貫通コンデンサを用意した。また、本評価試験では、各貫通コンデンサを電子機器に実装し、熱膨張等に起因して素体内に生じたクラックにより、内部電極同士のショートが生じたか否かを確認した。図9では、チップサイズをJIS表記で記載している。
図9に示すように、式(3)の関係式を満たさない貫通コンデンサでは、素体内に生じたクラックにより、内部電極同士のショートが生じた(図9上段図参照)。一方で、式(3)の関係式を満たす貫通コンデンサでは、素体内に生じたクラックにより、内部電極同士のショートが生じなかった(図9下段図参照)。したがって、式(3)の関係式を満たすように貫通コンデンサを構成することで、内部電極同士のショートを抑制できることを確認できた。
また、図9に示すように、寸法Lgが寸法bよりも小さい貫通コンデンサ、寸法Tg1が90μm~150μmである貫通コンデンサ、寸法bが180μm~240μmである貫通コンデンサ、及び、長手方向の長さが1.6mm以上であって、短手方向の長さが0.8mm以上である(すなわち、チップサイズがC1608である)貫通コンデンサによれば、素体内に生じたクラックにより、内部電極同士のショートが生じなかった。本評価試験の結果により、これら関係式を満たす貫通コンデンサは、より好適に内部電極同士のショートを抑制できることが確認できた。
図10に示す評価試験では、寸法L[μm]及び寸法Lg[μm]のそれぞれが異なる複数の貫通コンデンサを用意した。また、本評価試験では、各貫通コンデンサを電子機器に実装し、貫通コンデンサの静電容量を計測した。図10における左表には、図9においてショートが生じなかった貫通コンデンサ(図9下段図に示された貫通コンデンサ)に関する各数値が記載されている。すなわち、図10における左表には、各貫通コンデンサの寸法L、寸法Lg及び静電容量の割合が記載されている。各貫通コンデンサの静電容量の割合は、100とした。また、図10における右表には、左表に示した貫通コンデンサの寸法Lgを0.14×L[μm]となるように構成した貫通コンデンサに関する各数値が記載されている。すなわち、図10における右表には、各貫通コンデンサの寸法Lg及び静電容量の割合が記載されている。各貫通コンデンサの静電容量の割合は、左表に示した貫通コンデンサの静電容量を100とした場合における、静電容量の割合を示している。
上述したように、寸法Lgは、一方の端面2aと、該一方の端面2a側における複数の第2内部電極9の端部9dとの対向方向D2における距離である。寸法Lgが大きいほど、第2内部電極9の端部9dは、クラック発生領域CRから遠ざかるため、ショートが生じにくくなる。一方で、寸法Lgが大きいほど、複数の第1内部電極7及び複数の第2内部電極9が互いに積層する領域の面積は小さくなる。したがって、寸法Lgが大きいほどより確実にショートを抑制できるが、貫通コンデンサ1の静電容量は小さくなる。
ここで、図10の左表に示す貫通コンデンサの寸法Lgは、各チップサイズにおいて、ショート抑制効果を適切に得つつ、静電容量も十分に得られる好適な寸法として設定されたものである。当該寸法よりも寸法Lgを大きくした場合は、静電容量の割合が100%よりも低下するが、80%以上に抑えることができれば、静電容量は十分に確保できるものと言える。図10に示すように、寸法Lgを0.14×L[μm]とした場合でも、どのチップサイズにおいても、左表の貫通コンデンサの静電容量に対し、貫通コンデンサの静電容量は81%以上となった。したがって、Lg<0.14×Lの関係式を満たす貫通コンデンサでは、十分な静電容量を確保できることが確認できた。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
上述の実施形態では、一方の主面2cが実装面21である貫通コンデンサ1を例示したが、他方の主面2cが実装面21であってもよい。
上述の実施形態では、一方の主面2c側における一対の端面2a,2aの両方側において、式(3)の関係式を満たしている。また、他方の主面2c側における一対の端面2a,2aの両側について、式(3)の関係式を満たしている。しかしながら、一対の主面2c,2cのうち実装面21となっている主面2c側におけるいずれか一方の端面2a側においてのみ、式(3)の関係式を満たしていてもよい。
また、各寸法の関係は、上述したものに限られない。各寸法(寸法b、寸法Lg、寸法L、寸法T、寸法Tg1、及び寸法Tg2)のそれぞれは、本発明の効果を奏する限りにおいて、適宜変更することが可能である。
また、第1内部電極7及び第2内部電極9の接続態様は、上述したものに限られない。第1内部電極7は、少なくとも一方の端面2aにおいて露出しており、第2内部電極9は、少なくとも一方の端面2aから離間していればよい。
また、第1外部電極3の構成は、上述したものに限られない。例えば、第1外部電極3は、第2焼結電極層32を有していなくてもよい。
1…貫通コンデンサ(積層コンデンサ)、2…素体、2a…端面、2b…側面、2c…主面、3…第1外部電極、5…第2外部電極、7…第1内部電極、9…第2内部電極、9d…端部、31…第1焼結電極層(焼結電極層)、31c…回り込み部、b,L,Lg,T,Tg1,Tg2…寸法、D1…積層方向、D2…対向方向(長手方向)、D3…幅方向(短手方向)。

Claims (7)

  1. 互いに対向する一対の端面と、前記一対の端面の間に位置すると共に、前記一対の端面の対向方向に延在する一対の側面及び一対の主面とを有する素体と、
    前記一対の端面上に配置された一対の第1外部電極と、
    前記一対の第1外部電極と離間すると共に、前記一対の側面の少なくとも一方に配置された第2外部電極と、
    前記素体内に配置されると共に、少なくとも一方の前記端面から露出している複数の第1内部電極と、
    前記素体内に配置されると共に、前記一方の端面から離間している複数の第2内部電極と、を備え、
    前記一対の第1外部電極は、前記一対の端面を覆うと共に、前記複数の第1内部電極に接続されている焼結電極層を含み、
    前記複数の第1内部電極及び前記複数の第2内部電極のそれぞれは、前記一対の主面が互いに対向する方向を積層方向として互いに積層されており、
    前記一方の端面を覆う前記焼結電極層のうち、前記一方の端面から一方の前記主面に回り込んだ回り込み部の前記対向方向における回り込み寸法を寸法bとし、
    前記一方の端面と、該一方の端面側における前記複数の第2内部電極の端部との前記対向方向における距離を寸法Lgとし、
    前記積層方向における前記一対の主面間の距離を寸法Tとし、
    前記一方の主面と、該一方の主面に最も近い前記第2内部電極との距離を寸法Tg1とした場合、
    Lg>b-(2×b×Tg1/T)の関係式を満たしている積層コンデンサ。
  2. 前記一方の主面と、該一方の主面に最も近い前記第1内部電極との距離を寸法Tg2とした場合、
    Tg1>Tg2、及び、Lg>b-(2×b×Tg2/T)の関係式を満たしている請求項1記載の積層コンデンサ。
  3. 前記寸法Lgは、前記寸法bよりも小さい請求項1又は2記載の積層コンデンサ。
  4. 前記対向方向における前記素体の長さを寸法Lとした場合、
    Lg<0.14×Lの関係式を満たしている請求項1~3のいずれか一項記載の積層コンデンサ。
  5. 前記寸法Tg1は、90μm~150μmである請求項1~4のいずれか一項記載の積層コンデンサ。
  6. 前記寸法bは、180μm~240μmである請求項1~5のいずれか一項記載の積層コンデンサ。
  7. 長手方向の長さは、1.6mm以上であって、短手方向の長さは、0.8mm以上である請求項1~6のいずれか一項記載の積層コンデンサ。
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