JP7361465B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
積層セラミックコンデンサの一例として、特許文献1には、一般的な構造を有する貫通型コンデンサが開示されている。特許文献1に記載されたセラミックコンデンサは、セラミック基体と、複数の第1の内部電極と、複数の第2の内部電極とを含むセラミックコンデンサであって、上記セラミック基体は、誘電体セラミック材料で構成されており、上記第1の内部電極のそれぞれは、上記セラミック基体に長さ方向X、幅方向Y及び厚み方向Zを仮想したとき、厚み方向Zに互いに間隔を隔てて上記セラミック基体の内部に埋設され、長さ方向Xの両端が上記セラミック基体の長さ方向Xの両端面に導出されており、上記第2の内部電極のそれぞれは、上記第1の内部電極のそれぞれと、間隔を隔てて、交互配置となる関係で、上記セラミック基体の内部に埋設され、幅方向Yの両端が上記セラミック基体の幅方向Yの両端面に導出されている。
特開2000-58376号公報
特許文献1に記載されているような貫通型コンデンサにおいて、低容量化を図ろうとすると、積層する内部電極の枚数を減らす必要がある。
しかしながら、内部電極の枚数が少なくなると、内部電極の直流抵抗(Rdc)が高くなる。直流抵抗が高くなるとコンデンサの発熱量が増加するため、これを抑制するために定格電流を下げざるを得ない。また、内部電極の枚数が少なくなることで、コンデンサの機械的強度が低下するといった問題も発生する。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、低容量化が図られても、直流抵抗の上昇を抑制しつつ、機械的強度の低下を防止することができる積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の積層セラミックコンデンサは、交互に積層された複数の誘電体層及び複数の内部電極を含み、積層方向に相対する第1の主面及び第2の主面と、上記積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面及び第2の端面と、上記積層方向及び上記長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面及び第2の側面とを有する積層体と、上記積層体の表面に設けられた第1の外部電極、第2の外部電極、第3の外部電極及び第4の外部電極と、を備える。上記複数の内部電極は、上記第1の外部電極及び上記第2の外部電極と接続された第1の内部電極と、上記第3の外部電極及び上記第4の外部電極と接続された第2の内部電極とを含む。上記積層体は、上記第1の主面に最も近い上記内部電極と上記第2の主面に最も近い上記内部電極との間に位置している有効部と、上記有効部よりも上記第1の主面側に位置している第1の外層部と、上記有効部よりも上記第2の主面側に位置している第2の外層部とを有する。上記有効部は、上記第1の内部電極と上記第2の内部電極とが対向して静電容量を形成する容量形成部と、上記第1の内部電極が連続して積層された第1の連続積層部と、上記第2の内部電極が連続して積層された第2の連続積層部とを有する。以下の関係式(1)及び(2)を満たす。
0.168≦内部電極の合計厚み/積層体の積層方向の寸法・・・(1)
0.19≦誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極の合計枚数/内部電極の合計枚数≦0.48・・・(2)
本発明によれば、低容量化が図られても、直流抵抗の上昇を抑制しつつ、機械的強度の低下を防止することができる積層セラミックコンデンサを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサのII-II線断面図である。 図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサのIII-III線断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図6は、第1の内部電極と同一平面上に形成された補助電極の一例を模式的に示す平面図である。 図7は、第2の内部電極と同一平面上に形成された補助電極の一例を模式的に示す平面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す平面図である。 図9は、本発明の第2実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図10は、本発明の第2実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す平面図である。 図12は、本発明の第3実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図13は、本発明の第3実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図14は、本発明の第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。 図15は、本発明の第4実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図16は、本発明の第4実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。 図17は、積層体のWT断面の一例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の積層セラミックコンデンサについて説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
以下に示す各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。第2実施形態以降では、第1実施形態と共通の事項についての記述は省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態毎には逐次言及しない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサのII-II線断面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサのIII-III線断面図である。
本明細書においては、積層セラミックコンデンサ及び積層体の積層方向、長さ方向、幅方向を、図1において、それぞれT、L、Wで定める方向とする。ここで、積層方向(T方向)と長さ方向(L方向)と幅方向(W方向)とは互いに直交する。積層方向(T方向)は、複数の誘電体層13と複数の内部電極11及び12とが積み上げられていく方向である。
図1、図2及び図3に示す積層セラミックコンデンサ1は、3端子型の積層セラミックコンデンサである。図1、図2及び図3に示すように、積層セラミックコンデンサ1は、例えば直方体状又は略直方体状の積層体10を含む。
積層体10は、交互に積層された複数の誘電体層13と複数の内部電極11及び12とを含む。
積層体10は、積層方向(T方向)に相対する第1の主面10a及び第2の主面10bと、積層方向(T方向)に直交する長さ方向(L方向)に相対する第1の端面10c及び第2の端面10dと、積層方向(T方向)及び長さ方向(L方向)に直交する幅方向(W方向)に相対する第1の側面10e及び第2の側面10fとを有する。
本明細書においては、第1の端面10c及び第2の端面10dに直交し、かつ、積層方向(T方向)と平行な積層セラミックコンデンサ1又は積層体10の断面をLT断面という。また、第1の側面10e及び第2の側面10fに直交し、かつ、積層方向(T方向)と平行な積層セラミックコンデンサ1又は積層体10の断面をWT断面という。また、第1の端面10c、第2の端面10d、第1の側面10e及び第2の側面10fに直交し、かつ、積層方向(T方向)に直交する積層セラミックコンデンサ1又は積層体10の断面をLW断面という。したがって、図2は、積層セラミックコンデンサ1のLT断面であり、図3は、積層セラミックコンデンサ1のWT断面である。
積層体10は、角部及び稜線部に丸みが付けられていることが好ましい。角部は、積層体の3面が交わる部分であり、稜線部は、積層体の2面が交わる部分である。
図1に示す積層セラミックコンデンサ1では、積層体10の長さ方向(L方向)の寸法が、幅方向(W方向)の寸法より長い。しかし、積層体10の長さ方向の寸法は、幅方向の寸法より短くてもよいし、幅方向の寸法と同じであってもよい。
誘電体層13は、誘電体材料により形成される。誘電体材料としては、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム又はジルコン酸カルシウムなどの主成分を含む誘電体セラミックを用いることができる。上記の誘電体材料を主成分として含む場合、所望する積層セラミックコンデンサ1の特性に応じて、例えば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの主成分よりも含有量の少ない副成分を添加したものを用いてもよい。
内部電極に挟まれた誘電体層13の平均厚みは、0.6μm以上6μm以下であることが好ましい。
誘電体層13が薄すぎると、信頼性の低下が著しくなる。一方、誘電体層13が厚すぎると、静電容量が得られにくくなる。
積層体10の第1の端面10cには、第1の端面外部電極である第1の外部電極21が配置される。第1の外部電極21は、積層体10の第1の端面10cから延伸して第1の主面10aの一部、第2の主面10bの一部、第1の側面10eの一部及び第2の側面10fの一部を覆うように配置されることが好ましい。
積層体10の第2の端面10dには、第2の端面外部電極である第2の外部電極22が配置される。第2の外部電極22は、積層体10の第2の端面10dから延伸して第1の主面10aの一部、第2の主面10bの一部、第1の側面10eの一部及び第2の側面10fの一部を覆うように配置されることが好ましい。
積層体10の第1の側面10eには、第1の側面外部電極である第3の外部電極23が配置される。第3の外部電極23は、第1の側面10eから延伸して第1の主面10aの一部及び第2の主面10bの一部を覆うように配置される。なお、第3の外部電極23は、第1の側面10eのみに配置されていてもよい。
積層体10の第2の側面10fには、第2の側面外部電極である第4の外部電極24が配置される。第4の外部電極24は、第2の側面10fから延伸して第1の主面10aの一部及び第2の主面10bの一部を覆うように配置される。なお、第4の外部電極24は、第2の側面10fのみに配置されていてもよい。
また、第3の外部電極23が、第1の側面10eから第1の主面10aを覆うようにして第4の外部電極24まで延伸し、さらに、第3の外部電極23が、第1の側面10eから第2の主面10bを覆うようにして第4の外部電極24まで延伸することで、第3の外部電極23と第4の外部電極24とが繋がった結果、積層体10を巻き回すように配置されてもよい。
これらの外部電極は、積層体側から順に、積層体の表面に配置される下地電極層と、下地電極層を覆うように配置されるめっき層とを有することが好ましい。
下地電極層は、焼付け電極層、樹脂電極層及び薄膜電極層等から選択される少なくとも1つから成る。
焼付け電極層は、金属及びガラスを含む。焼付け電極層の金属としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag-Pd合金及びAu等から選択される少なくとも1つを用いることができる。焼付け電極層のガラスとしては、例えば、B、Si、Ba、Mg、Al又はLi等を含むガラスを用いることができる。
焼付け電極層は、複数層であってもよい。
焼付け電極層は、金属及びガラスを含む導電性ペーストを、積層体に塗布して焼き付けたものである。焼付け電極層は、積層体と同時焼成してもよく、積層体を焼成した後に焼き付けてもよい。積層体と同時焼成して焼付け電極層を形成する場合、焼付け電極層は、金属及びセラミックを含むことが好ましい。セラミックは共材であることがより好ましい。
下地電極層が焼付け電極層である場合、焼付け電極層の厚みは、最も厚い部分で20μm以上50μm以下であることが好ましい。
めっき層の材料としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag-Pd合金、Au、Sn等から選択される少なくとも1つが用いられる。
めっき層は、複数層により形成されていてもよい。めっき層は、好ましくは、Niめっき層とSnめっき層との2層構造である。Niめっき層は、下地電極層が積層セラミックコンデンサを実装する際のはんだによって侵食されることを防止することができる。Snめっき層は、積層セラミックコンデンサを実装する際のはんだの濡れ性を向上させ、積層セラミックコンデンサの実装を容易にすることができる。
Niめっき層の平均厚みは、1μm以上6μm以下であることが好ましい。Snめっき層の平均厚みは、1.5μm以上6μm以下であることが好ましい。
図2及び図3に示すように、積層体10は、複数の第1の内部電極11及び複数の第2の内部電極12を含む。
図2及び図3においては、第1の内部電極11及び第2の内部電極12を明確に区別するため、第1の内部電極11を実線で表示し、第2の内部電極12を点線で表示している。
積層体10は、有効部30と第1の外層部31と第2の外層部32とを有している。有効部30は、第1の主面10aに最も近い内部電極(図2及び図3では第1の内部電極11)と第2の主面10bに最も近い内部電極(図2及び図3では第1の内部電極11)との間に位置している領域である。第1の外層部31は、有効部30よりも第1の主面10a側に位置している領域である。第2の外層部32は、有効部30よりも第2の主面10b側に位置している領域である。
有効部30は、第1の内部電極11と第2の内部電極12とが対向して静電容量を形成する容量形成部40と、第1の内部電極11が連続して積層された第1の連続積層部41と、第2の内部電極12が連続して積層された第2の連続積層部42とを有している。
積層セラミックコンデンサ1では、第1の連続積層部41において、積層方向(T方向)の両側に第1の内部電極11が位置している第1の内部電極11は、静電容量の形成に実質的に寄与しない。同様に、第2の連続積層部42において、積層方向(T方向)の両側に第2の内部電極12が位置している第2の内部電極12は、静電容量の形成に実質的に寄与しない。したがって、第1の連続積層部41及び第2の連続積層部42を設けることにより、内部電極の枚数を減らすことなく、積層セラミックコンデンサ1の静電容量を小さくすることができる。また、内部電極の枚数が極端に少なくならないため、直流抵抗の上昇を抑制することができるとともに、機械的強度の低下を防止することができる。
さらに、以下の関係性(1)及び(2)を満たすことを特徴としている。
0.168≦内部電極の合計厚み/積層体の積層方向の寸法・・・(1)
0.19≦誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極の合計枚数/内部電極の合計枚数≦0.48・・・(2)
上記の関係性(1)及び(2)を満たすことにより、低容量化が図られても、直流抵抗の上昇を抑制しつつ、機械的強度の低下を防止することができる。
有効部30は、容量形成部40、第1の連続積層部41及び第2の連続積層部42をそれぞれ1つ以上有していればよい。また、有効部30における容量形成部40、第1の連続積層部41及び第2の連続積層部42の配置も特に限定されない。
容量形成部40においては、第1の内部電極11及び第2の内部電極12が交互に3枚以上積層されていてもよい。
第1の連続積層部41においては、第1の内部電極11が3枚以上積層されていることが好ましい。有効部30が複数の第1の連続積層部41を有する場合、それぞれの第1の連続積層部41における第1の内部電極11の枚数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第2の連続積層部42においては、第2の内部電極12が3枚以上積層されていることが好ましい。有効部30が複数の第2の連続積層部42を有する場合、それぞれの第2の連続積層部42における第2の内部電極12の枚数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
これらの内部電極は、適宜の導電性材料により構成することができる。内部電極は、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、これらの金属の1種を含む例えばAg-Pd合金などの合金を含有している。内部電極は、さらに誘電体層に含まれるセラミックスと同一組成系の誘電体粒子を含んでいてもよい。
内部電極の平均厚みは、0.7μm以上1.5μm以下であることが好ましい。
内部電極の合計枚数は、50枚以上200枚以下であることが好ましく、100枚以下であってもよい。
本発明の積層セラミックコンデンサでは、内部電極の枚数が少ない場合であっても、機械的強度の低下を防止することができる。
第1の連続積層部41における第1の内部電極11の枚数と第2の連続積層部42における第2の内部電極12の枚数は、異なっていてもよいが、同じである方が好ましい。内部電極の積層枚数が同じである場合、誘電体層となるセラミックグリーンシートの同一面上に、第1の内部電極11となるパターンと第2の内部電極12となるパターンを交互に印刷しておき、これらのパターンをずらしてセラミックグリーンシートを積層することにより、積層セラミックコンデンサを効率良く製造することができる。
図4は、本発明の第1実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。
図4に示すように、第1の内部電極11は、積層体10の第1の端面10cと第2の端面10dとの間にわたって延び、その中央部にあたる第1の対向部11aと、第1の外部電極21に電気的に接続されるように第1の端面10cにまで引き出された第1の引出し部11bと、第2の外部電極22に電気的に接続されるように第2の端面10dにまで引き出された第2の引出し部11cとを有する。その結果、図2に示すように、第1の内部電極11は、積層体10の第1の端面10cに露出して第1の外部電極21と接続され、かつ、積層体10の第2の端面10dに露出して第2の外部電極22と接続される。
図5は、本発明の第1実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。
図5に示すように、第2の内部電極12は、積層体10の第1の側面10eと第2の側面10fとの間にわたって延び、その中央部にあたる第2の対向部12aと、第3の外部電極23に電気的に接続されるように第1の側面10eにまで引き出された第3の引出し部12bと、第4の外部電極24に電気的に接続されるように第2の側面10fにまで引き出された第4の引出し部12cとを有する。その結果、図3に示すように、第2の内部電極12は、積層体10の第1の側面10eに露出して第3の外部電極23と接続され、かつ、積層体10の第2の側面10fに露出して第4の外部電極24と接続される。
図4及び図5に示すように、第1の内部電極11の第1の対向部11aと第2の内部電極12の第2の対向部12aとは、積層方向に見たとき、同じ投影位置にあることが好ましい。
複数の第1の内部電極11が与える直流抵抗Rdcと複数の第2の内部電極12が与える直流抵抗Rdcとは、互いに同程度であることが好ましいが、互いに異なっていてもよい。また、第1の内部電極11の合計枚数と第2の内部電極12の合計枚数は異なっていてもよい。
本来の設計時には、端面にある外部電極を信号用、側面にある外部電極を接地用とすることが意図されていた積層セラミックコンデンサであっても、逆に、端面にある外部電極を接地用、側面にある外部電極を信号用として用いる必要性が生じることがある。このような所謂「逆使い」時には、複数の第1の内部電極11が与える直流抵抗と複数の第2の内部電極12が与える直流抵抗とが互いに異なる場合、信号経路での直流抵抗が、本来の実装方向の場合とは異なることになる。しかし、「逆使い」時の直流抵抗についても、実用可能な程度に抑えられれば問題とはならない。
複数の第1の内部電極11が与える直流抵抗と複数の第2の内部電極12が与える直流抵抗とが互いに同程度である場合、信号経路での直流抵抗が「逆使い」によって変わりにくいので、実装ランド設計の自由度が上がる。
複数の第1の内部電極11が与える直流抵抗と複数の第2の内部電極12が与える直流抵抗との差を小さくし、好ましくは、上記のように、複数の第1の内部電極11が与える直流抵抗と複数の第2の内部電極12が与える直流抵抗とを互いに同程度とするためには、内部電極の積層枚数、内部電極の厚み、引出し部間の距離、及び、引出し部の幅の少なくとも1つを変えるという手段を採用することができる。例えば、内部電極の積層枚数が増えれば、直流抵抗が下がる。内部電極が厚くなれば、直流抵抗が下がる。引出し部間の距離が短くなれば、直流抵抗が下がる。引出し部の幅が広くなれば、直流抵抗が下がる。具体的には、以下のような手段が採用され得る。
第1に、第1の内部電極11の引出し部間の距離(図4中、dで示す長さ)が、第2の内部電極12の引出し部間の距離(図5中、dで示す長さ)より長い場合、すなわち、第1の内部電極11における第1の引出し部11bの第1の端面10c上での位置から第2の引出し部11cの第2の端面10d上での位置までの第1の内部電極11上での最短距離が、第2の内部電極12における第3の引出し部12bの第1の側面10e上での位置から第4の引出し部12cの第2の側面10f上での位置までの第2の内部電極12上での最短距離より長い場合には、第1の内部電極11の引出し部の幅(図4中、wで示す長さ)が第2の内部電極12の引出し部の幅(図5中、wで示す長さ)より広くされる。引出し部間の距離が長い分、直流抵抗が高くなるが、引出し部の幅を広くすることで抵抗をより低くすることができるため、第1の内部電極11及び第2の内部電極12の各々の直流抵抗を互いに近づけることができる。
第2に、第2の内部電極12の第3の引出し部12b及び第4の引出し部12cが、第1の内部電極11の第1の引出し部11b及び第2の引出し部11cより幅が狭い場合には、引出し部が厚くされてもよい。引出し部の幅が狭い分、直流抵抗が高くなるが、引出し部を厚くすることで抵抗を低くすることができるため、第1の内部電極11及び第2の内部電極12の各々の直流抵抗を互いに近づけることができる。
第3に、引出し部の幅が狭い方の内部電極の積層枚数が、引出し部の幅が広い方の内部電極の積層枚数より多くされてもよい。引出し部の幅が狭い分、直流抵抗が高くなるが、積層枚数を多くすることで抵抗をより低くすることができるため、第1の内部電極11及び第2の内部電極12の各々の直流抵抗を互いに近づけることができる。
第4に、引出し部間の距離が長い方の内部電極の積層枚数が、引出し部間の距離が短い方の内部電極の積層枚数より多くされてもよい。引出し部間の距離が長い分、直流抵抗が高くなるが、積層枚数を多くすることで抵抗を低くすることができるため、第1の内部電極11及び第2の内部電極12の各々の直流抵抗を互いに近づけることができる。
積層体10は、第1の内部電極11及び第2の内部電極12に加えて、静電容量の形成に実質的に寄与しない補助電極(ダミー電極ともいう)を含むことが好ましい。
補助電極を設けることにより、積層体の外表面における電極材料の露出が多くなるため、外部電極の密着性を向上させることができる。
図6は、第1の内部電極と同一平面上に形成された補助電極の一例を模式的に示す平面図である。
補助電極14及び15は、第1の内部電極11と同一平面上において、第1の内部電極11と分離し、かつ、それぞれ、積層体10の第1の側面10e及び第2の側面10fにまで引き出された状態で形成されている。その結果、補助電極14及び15は、それぞれ、第3の外部電極23及び第4の外部電極24と接続される。したがって、第3の外部電極23及び第4の外部電極24の密着性が向上する。
図7は、第2の内部電極と同一平面上に形成された補助電極の一例を模式的に示す平面図である。
補助電極16及び17は、第2の内部電極12と同一平面上において、第2の内部電極12と分離し、かつ、それぞれ、積層体10の第1の端面10c及び第2の端面10dにまで引き出された状態で形成されている。その結果、補助電極16及び17は、それぞれ、第1の外部電極21及び第2の外部電極22と接続される。したがって、第1の外部電極21及び第2の外部電極22の密着性が向上する。
図2に示すように、積層体10は、積層方向(T方向)において対向する内部電極の長さ方向(L方向)の一端と第1の端面10c又は第2の端面10dとの間に側部(以下、Lギャップという)10Lを含む。さらに、図3に示すように、積層体10は、積層方向(T方向)において対向する内部電極の幅方向(W方向)の一端と第1の側面10e又は第2の側面10fとの間に側部(以下、Wギャップという)10Wを含む。
Lギャップ10Lの長さ方向(L方向)の平均長さは、30μm以上200μm以下であることが好ましい。
Wギャップ10Wの幅方向(W方向)の平均長さは、30μm以上200μm以下であることが好ましい。
第1の外層部31の厚みは、30μm以上200μm以下であることが好ましい。同様に、第2の外層部32の厚みは、30μm以上200μm以下であることが好ましい。
第1の外層部31及び第2の外層部32が薄すぎると、外層剥がれ等の構造欠陥が発生しやすくなる。一方、第1の外層部31及び第2の外層部32が厚すぎると、3端子型コンデンサの特徴である等価直列インダクタンス(ESL)特性が低下しやすくなる。
第1の外層部31及び第2の外層部32の厚みは、それぞれ75μm以上であってもよいし、100μm以上であってもよい。
本発明の積層セラミックコンデンサでは、外層部が厚い場合であっても、機械的強度の低下を防止することができる。
図2中、L10で示す積層体10の長さ方向(L方向)の寸法に対する、L30で示す有効部30の長さ方向(L方向)の寸法の比率(L30/L10)は、0.7以上1未満であることが好ましい。
この場合、積層体を占める金属比率が極端に減らないため、機械的強度の低下をさらに防止することができる。
図3中、W10で示す積層体10の幅方向(W方向)の寸法に対する、W30で示す有効部30の幅方向(W方向)の寸法の比率(W30/W10)は、0.7以上1未満であることが好ましい。
この場合、積層体を占める金属比率が極端に減らないため、機械的強度の低下をさらに防止することができる。
以上のように、以下の関係式(3)及び(4)の少なくとも一方を満たすことが好ましい。
0.7≦有効部の長さ方向の寸法/積層体の長さ方向の寸法<1・・・(3)
0.7≦有効部の幅方向の寸法/積層体の幅方向の寸法<1・・・(4)
有効部30の長さ方向の寸法L30及び幅方向の寸法W30は、焼成後の積層体10の断面を研磨して、マイクロスコープを用いて測定することができる。
積層体10の積層方向(T方向)の寸法T10は、0.2mm以上2.5mm以下であることが好ましい。積層体10の長さ方向(L方向)の寸法L10は、1.0mm以上3.2mm以下であることが好ましい。積層体10の幅方向(W方向)の寸法W10は、0.5mm以上2.5mm以下であることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る積層セラミックコンデンサは、好ましくは、以下のように製造される。以下においては、図1に示す積層セラミックコンデンサ1を量産する場合を例にして説明する。
まず、誘電体層13を形成するためのセラミックグリーンシートが準備される。別途、第1の内部電極11及び第2の内部電極12を形成するための内部電極用導電性ペースト、並びに、第1の外部電極21、第2の外部電極22、第3の外部電極23及び第4の外部電極24を形成するための外部電極用導電性ペーストが準備される。なお、セラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペースト及び外部電極用導電性ペーストには、有機バインダ及び溶剤が含まれ、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
セラミックグリーンシート上に、例えば、所定のパターンで内部電極用導電性ペーストを印刷し、内部電極パターンが形成される。なお、内部電極用導電性ペーストは、スクリーン印刷法などの公知の方法により印刷することができる。
次に、内部電極パターンが形成されていない外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層され、その上に、内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートが順次積層され、その上に、外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層され、マザー積層体が作製される。必要に応じて、マザー積層体は、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着させてもよい。
その後、マザー積層体が所定の形状寸法に切断され、未焼成の積層体10が切り出される。このとき、バレル研磨などにより積層体の角部や稜線部に丸みをつけてもよい。
未焼成の積層体10が焼成される。その結果、内部に第1の内部電極11及び第2の内部電極12が配設された積層体10が作製される。焼成温度は、用いたセラミック材料や導電性材料に応じて適宜設定することができ、例えば、900℃以上1300℃以下程度である。セラミックグリーンシートと内部電極用導電性ペーストとは、同時に焼成される。
得られた積層体10の第1の端面10cに導電性ペーストが塗布・焼き付けられて、第1の外部電極21の下地電極層が形成され、第2の端面10dに導電性ペーストが塗布・焼き付けられて、第2の外部電極22の下地電極層が形成される。また、積層体10の第1の側面10eに導電性ペーストが塗布・焼き付けられて、第3の外部電極23の下地電極層が形成され、第2の側面10fに導電性ペーストが塗布・焼き付けられて、第4の外部電極24の下地電極層が形成される。焼き付け温度は、700℃以上900℃以下であることが好ましい。
第1の外部電極21の下地電極層の表面にめっき層が形成され、第2の外部電極22の下地電極層の表面にめっき層が形成される。また、第3の外部電極23の下地電極層の表面にめっき層が形成され、第4の外部電極24の下地電極層の表面にめっき層が形成される。
上述のようにして、図1に示す積層セラミックコンデンサ1が製造される。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す平面図である。図9は、本発明の第2実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。図10は、本発明の第2実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。
第2実施形態に係る積層セラミックコンデンサでは、まず、第1の外部電極、第2の外部電極、第3の外部電極及び第4の外部電極の位置関係が、第1実施形態と異なっている。図8に示す積層セラミックコンデンサ1Aでは、第1の外部電極21A及び第4の外部電極24Aが、それぞれ、積層体10Aの第1の端面10c上及び第2の側面10f上に配置されることは第1実施形態と同様であるが、第2の外部電極22Aが第1の側面10e上に配置され、第3の外部電極23Aが第2の端面10d上に配置される。
上記のように第1の外部電極21A、第2の外部電極22A、第3の外部電極23A及び第4の外部電極24Aが配置される結果、第1の内部電極11A及び第2の内部電極12Aの各形状が、第1実施形態と比べて、以下のように変更されている。
図9に示すように、第1の内部電極11Aは、積層体10Aの第1の端面10cと第1の側面10eとの間にわたって延び、その中央部にあたる第1の対向部11aと、第1の外部電極21Aに電気的に接続されるように第1の端面10cにまで引き出された第1の引出し部11bと、第2の外部電極22Aに電気的に接続されるように第1の側面10eにまで引き出された第2の引出し部11cとを有する。
図10に示すように、第2の内部電極12Aは、積層体10Aの第2の端面10dと第2の側面10fとの間にわたって延び、その中央部にあたる第2の対向部12aと、第3の外部電極23Aに電気的に接続されるように第2の端面10dにまで引き出された第3の引出し部12bと、第4の外部電極24Aに電気的に接続されるように第2の側面10fにまで引き出された第4の引出し部12cとを有する。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す平面図である。図12は、本発明の第3実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。図13は、本発明の第3実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。
第3実施形態に係る積層セラミックコンデンサについても、第2実施形態と同様、第1の外部電極、第2の外部電極、第3の外部電極及び第4の外部電極の位置関係が、第1実施形態と異なっている。図11に示す積層セラミックコンデンサ1Bでは、第1の外部電極21Bが第1の側面10eと第1の端面10cとが交差する第1の角部51上に配置され、第2の外部電極22Bが第2の側面10fと第2の端面10dとが交差する第2の角部52上に配置され、第3の外部電極23Bが第2の側面10fと第1の端面10cとが交差する第3の角部53上に配置され、第4の外部電極24Bが第1の側面10eと第2の端面10dとが交差する第4の角部54上に配置される。
上記のように第1の外部電極21B、第2の外部電極22B、第3の外部電極23B及び第4の外部電極24Bが配置される結果、第1の内部電極11B及び第2の内部電極12Bの各形状が、第1実施形態と比べて、以下のように変更されている。
図12に示すように、第1の内部電極11Bは、積層体10Bの第1の角部51と第2の角部52との間にわたって対角線方向に延び、その中央部にあたる第1の対向部11aと、第1の外部電極21Bに電気的に接続されるように第1の角部51にまで引き出された第1の引出し部11bと、第2の外部電極22Bに電気的に接続されるように第2の角部52にまで引き出された第2の引出し部11cとを有する。
図13に示すように、第2の内部電極12Bは、積層体10Bの第3の角部53と第4の角部54との間にわたって対角線方向に延び、その中央部にあたる第2の対向部12aと、第3の外部電極23Bに電気的に接続されるように第3の角部53にまで引き出された第3の引出し部12bと、第4の外部電極24Bに電気的に接続されるように第4の角部54にまで引き出された第4の引出し部12cとを有する。
第2実施形態及び第3実施形態で説明したように、積層体10の外表面上での第1の外部電極、第2の外部電極、第3の外部電極及び第4の外部電極の各位置は特に限定されるものではない。
(第4実施形態)
図14は、本発明の第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。図15は、本発明の第4実施形態における第1の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。図16は、本発明の第4実施形態における第2の内部電極の一例を模式的に示す平面図である。
第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサでは、積層体を平面方向で見たとき、長手方向に延びる面を端面と呼び、端面に直交する方向に延びる面を側面と呼ぶことにする。
第4実施形態に係る積層セラミックコンデンサにおいては、積層体の端面上にそれぞれ形成される第1の外部電極及び第2の外部電極の各々の数が複数個であることを特徴としている。例えば、図14に示す積層セラミックコンデンサ1Cでは、積層体10Cの第1の端面10cに形成される第1の外部電極21C、及び、第2の端面10dに形成される第2の外部電極22Cの各々の数が4個である。
そのため、図15に示すように、4個の第1の内部電極11Cが並列して設けられる。4個の第1の内部電極11Cは、各4個の第1の外部電極21C及び第2の外部電極22Cにそれぞれ電気的に接続される。
図14に示す例では、第3の外部電極23C及び第4の外部電極24Cは、それぞれ、積層体10Cの第1の側面10e及び第2の側面10fの全面を覆うのではなく、幅方向の中央部のみを覆うように形成されている。また、第2の内部電極12Cの第3の引出し部12b及び第4の引出し部12cは、第2の対向部12aに比べて幅が狭くなっている。
以下、本発明の積層セラミックコンデンサをより具体的に開示した実施例を示す。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
以下に示す構成を有する実施例1~3及び比較例1~5の積層セラミックコンデンサを作製した。
・外観寸法 (L×W×T):1.7mm×0.9mm×0.7mm
・積層体寸法(L×W×T):1.6mm×0.8mm×0.6mm
・誘電体層の平均厚み:3.4μm
・誘電体層の材料の主成分:チタン酸バリウム
・内部電極の平均厚み:1.2μm
・内部電極の主成分:Ni
・外部電極の構造:下地電極層とめっき層とを含む構造
・下地電極層:Cu焼付け電極
・めっき層:NiめっきとSnめっきの2層構造
・Lギャップ:180μm
・Wギャップ:120μm
・外層部(片側)の厚み:75μm
(積層体のT寸法の測定方法)
各条件につき10個の試料の積層体のT寸法を測定し、平均値を求めた。
各試料を垂直になるように立てて、各試料の周りを樹脂で固めた。このとき、各試料の長さ方向(L方向)及び積層方向(T方向)に沿った側面が露出するようにした。研磨機により側面を研磨し、積層体の幅方向(W方向)の1/2の深さで研磨を終了し、外部電極への接続部分を含めて内部電極が露出するようにLT断面を出した。
LT断面の長さ方向(L方向)1/2の位置において、積層体のT寸法を測定した。
(誘電体層の厚み、及び、内部電極の厚みの測定方法)
まず、各条件につき試料を3個用意し、各試料を垂直になるように立てて、各試料の周りを樹脂で固めた。このとき、各試料の幅方向(W方向)及び積層方向(T方向)に沿った側面が露出するようにした。研磨機により側面を研磨し、積層体の長さ方向(L方向)の1/2の深さで研磨を終了し、研磨面を露出させた。この研磨面に対してイオンミリングを行い、研磨によるダレを除去した。このようにして、観察用のWT断面を得た。
図17は、積層体のWT断面の一例を模式的に示す断面図である。
図17に示すように、WT断面の幅方向(W方向)の1/2の位置において、内部電極と直交する垂線を引いた。次に、試料の内部電極が積層されている領域を積層方向に3等分に分割し、上側部U、中間部M、下側部Dの3つの領域に分けた。各領域のそれぞれの積層方向中央部から5層の誘電体層を選定し、これらの誘電体層の上記垂線上における厚みを測定した。ただし、上記垂線上で内部電極が欠損し、該内部電極を挟む誘電体層がつながっている等により測定が不可能なものは除いた。
以上より、各試料につき、3つの領域×5層で誘電体層の厚みを測定し、これらの平均値を求めた。したがって、試料数3個×3つの領域×5層=45箇所における誘電体層の厚みの平均値が求められた。
同様にして、各試料につき、3つの領域×5層で内部電極の厚みを測定し、これらの平均値を求めた。各実施例及び比較例においては、第1の内部電極の厚みと第2の内部電極の厚みは実質的に同じである。したがって、試料数3個×3つの領域×5層=45箇所における内部電極の厚みの平均値が求められた。ただし、内部電極が欠落している等により測定できない部分は測定対象から除いた。
なお、誘電体層の厚み、及び、内部電極の厚みは、走査型電子顕微鏡を用いて測定した。
表1に、実施例1~3及び比較例1の積層セラミックコンデンサにおける内部電極の積層構造を示す。
Figure 0007361465000001
表1においては、第1の内部電極を「内部電極1」、第2の内部電極を「内部電極2」と記載している。また、内部電極の合計枚数を「合計枚数」、誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極の合計枚数を「有効枚数」と記載している。さらに、表1には、誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極を1つの素子とした場合の合計の素子数を記載している。
また、表2に、実施例1~3及び比較例1~5の積層セラミックコンデンサにおける、内部電極の合計枚数、誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極の合計枚数(有効枚数)、内部電極の合計厚み、及び、積層体の積層方向の寸法(T寸法)をそれぞれ示す。
さらに、上記関係式(1)に基づき、積層体の積層方向の寸法に対する内部電極の合計厚みの比であるXの値、及び、上記関係式(2)に基づき、内部電極の合計枚数に対する有効枚数の比であるYの値をそれぞれ求めた。結果を表2に示す。
Figure 0007361465000002
(評価1)
実施例1~3及び比較例1の積層セラミックコンデンサにおいて、静電容量、第1の内部電極の直流抵抗Rdc(全層合計での値)及び第2の内部電極の直流抵抗Rdc(全層合計での値)を測定した。各条件について20個の試料を用意し、平均値を求めた。結果を表3に示す。
Figure 0007361465000003
表3より、比較例1のような従来の構造では、低い静電容量を得るために内部電極の枚数が少なくなると、第1の内部電極のRdc及び第2の内部電極のRdcは高くなる。これに対し、実施例1~3のように、内部電極が連続して積層された構造にすることで、最も静電容量が低い実施例3(0.033μF)においても、第1の内部電極のRdc及び第2の内部電極のRdcは、最も静電容量が高い実施例1(0.1μF)と同等になることが確認できる。
(評価2)
実施例1~3及び比較例1~5の積層セラミックコンデンサに対して、以下の方法により、たわみ試験を行った。
たわみ試験では、各条件につき10個の試料について、基板厚1.6mmのガラスエポキシ基板に半田実装した。この基板を、先端形状の半径が1mである押し治具を用いて、押し速度0.5mm/秒で中央部裏面より表面方向に押圧することで、2mmまでたわませ、5秒間保持した。
たわみ量2mmで5秒間保持後に、積層体のクラックの発生が無いものを良品と判定した。クラックの発生は、各試料の周りを樹脂で固め、積層体の幅方向(W方向)の1/2の深さまでLT断面を研磨し、金属顕微鏡にて観測することにより確認した。
たわみ試験の結果を表4に示す。表4では、10個の試料全てが良品である場合を○(良)と判定し、1個でも不良品がある場合を×(不良)と判定した。
Figure 0007361465000004
表4より、実施例1~3のように、内部電極が連続して積層された構造にすることで、最も静電容量が低い実施例3においても、内部電極の合計枚数が極端に減らないため、機械的強度の低下が防止されていることが確認できる。
1,1A,1B,1C 積層セラミックコンデンサ
10,10A,10B,10C 積層体
10a 第1の主面
10b 第2の主面
10c 第1の端面
10d 第2の端面
10e 第1の側面
10f 第2の側面
10L 側部(Lギャップ)
10W 端部(Wギャップ)
11,11A,11B,11C 第1の内部電極
11a 第1の対向部
11b 第1の引出し部
11c 第2の引出し部
12,12A,12B,12C 第2の内部電極
12a 第2の対向部
12b 第3の引出し部
12c 第4の引出し部
13 誘電体層
14,15,16,17 補助電極
21,21A,21B,21C 第1の外部電極
22,22A,22B,22C 第2の外部電極
23,23A,23B,23C 第3の外部電極
24,24A,24B,24C 第4の外部電極
30 有効部
31 第1の外層部
32 第2の外層部
40 容量形成部
41 第1の連続積層部
42 第2の連続積層部
51 第1の角部
52 第2の角部
53 第3の角部
54 第4の角部
第1の内部電極の引出し部間の距離
第2の内部電極の引出し部間の距離
第1の内部電極の引出し部の幅
第2の内部電極の引出し部の幅
10 積層体の長さ方向の寸法
30 有効部の長さ方向の寸法
10 積層体の幅方向の寸法
30 有効部の幅方向の寸法
10 積層体の積層方向の寸法

Claims (5)

  1. 交互に積層された複数の誘電体層及び複数の内部電極を含み、積層方向に相対する第1の主面及び第2の主面と、前記積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面及び第2の端面と、前記積層方向及び前記長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面及び第2の側面とを有する積層体と、
    前記積層体の表面に設けられた第1の外部電極、第2の外部電極、第3の外部電極及び第4の外部電極と、を備える積層セラミックコンデンサであって、
    前記複数の内部電極は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極と接続された第1の内部電極と、前記第3の外部電極及び前記第4の外部電極と接続された第2の内部電極とを含み、
    前記第1の内部電極は、前記積層体の前記第1の端面に露出して前記第1の外部電極と接続されており、かつ、前記積層体の前記第2の端面に露出して前記第2の外部電極と接続されており、
    前記第2の内部電極は、前記積層体の前記第1の側面に露出して前記第3の外部電極と接続されており、かつ、前記積層体の前記第2の側面に露出して前記第4の外部電極と接続されており、
    前記積層体は、前記第1の主面に最も近い前記内部電極と前記第2の主面に最も近い前記内部電極との間に位置している有効部と、前記有効部よりも前記第1の主面側に位置している第1の外層部と、前記有効部よりも前記第2の主面側に位置している第2の外層部とを有し、
    前記有効部は、前記第1の内部電極と前記第2の内部電極とが対向して静電容量を形成する容量形成部と、前記第1の内部電極が連続して積層された第1の連続積層部と、前記第2の内部電極が連続して積層された第2の連続積層部とを有し、
    前記内部電極の合計枚数が、50枚以上200枚以下であり、
    以下の関係式(1)及び(2)を満たす、積層セラミックコンデンサ。
    0.168≦内部電極の合計厚み/積層体の積層方向の寸法・・・(1)
    0.19≦誘電体層を介して対向する第1の内部電極及び第2の内部電極の合計枚数/内部電極の合計枚数≦0.48・・・(2)
  2. さらに、以下の関係式(3)及び(4)の少なくとも一方を満たす、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
    0.7≦有効部の長さ方向の寸法/積層体の長さ方向の寸法<1・・・(3)
    0.7≦有効部の幅方向の寸法/積層体の幅方向の寸法<1・・・(4)
  3. 前記第3の外部電極及び前記第4の外部電極にそれぞれ接続される前記第2の内部電極の引出し部の幅が、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極にそれぞれ接続される前記第1の内部電極の引出し部の幅より狭い、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記第1の外層部及び前記第2の外層部の厚みが、それぞれ75μm以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記内部電極の合計枚数が100枚以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
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