JP2016044597A - 自動二輪車のマフラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】要求される性能を確保しつつ、第1マフラーを設置するための車体の前後方向及び左右方向のスペースを小さくすること。【解決手段】自動二輪車(1)は、エンジン(14)からの排気ガスが流れるエキゾーストパイプ(21)の下流端側に装着された第1マフラー(23)と、第1マフラーを経た排気ガスが流れる第2マフラー(24)とを備えている。第1マフラーは、膨張室を形成する外壁部(51)と、触媒に上流端側が接続された内側排気管(70)と、開放端形成部(78)とを備えている。触媒、内側排気管及び開放端形成部は、外壁部の内側に配置され、開放端形成部を介して内側排気管を流れた排気ガスが外壁部内に排出される。内側排気管は、螺旋状に形成されている。開放端形成部は、触媒より上側に配置される。【選択図】図7

Description

本発明は、自動二輪車のエンジンから排出される排気ガスを第1マフラー及び第2マフラーを経て排出するマフラー構造に関する。
従来、自動二輪車においては、エンジンに接続された排気管と、排気管の下流端側に接続されたマフラーとを通じてエンジンの排気ガスを排出する排気構造が採用されている。この排気構造としては、例えば、特許文献1に開示されるように、第1マフラー(排気チャンバー)と、この第1マフラーに連結管を介して接続される第2マフラー(消音器)とを備えた構成がある。
特許文献1のように、第1マフラーと第2マフラーとを備えた構成とすることで、排気騒音を低減しつつ、第2マフラーの小型化を図ることができ、ひいては、排気構造の全長を短縮することができる。
特許文献1において、第1マフラーは、上下に分割可能な構造となる外壁部と、この外壁部の内部に配置された触媒及び内側排気管とを備えている。内側排気管は、触媒の下流端側に接続され、後方に流れる排気ガスを前方に反転するよう湾曲した形状に形成されている。第1マフラーの前方に突出する位置には、環流管が設けられ、この環流管に内側排気管の下流端側が接続されている。環流管は、内側排気管を通じて前方に流れる排気ガスを後方に反転するように湾曲した形状に形成されている。特許文献1では、第1マフラーに環流管を設けることによって、排気騒音の低減及びエンジンの出力向上を確保しつつ、車両の大型化を抑制している。
特開2009−162094号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、外壁部の外側において、環流管によって排気管長を稼いでいるので、第1マフラー及び環流管の設置に要するスペースが前後方向に大きくなるという問題がある。しかも、特許文献1では、エンジンと第1マフラーとを接続する排気管と、湾曲した環流管とで3本の管が車幅方向(左右方向)に並んでしまい、それらの設置に要するスペースが左右方向に大きくなる、という問題もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、要求される性能を確保しつつ、第1マフラーを設置するための車体の前後方向及び左右方向のスペースを小さくすることができる自動二輪車のマフラー構造を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車のマフラー構造は、エンジンからの排気ガスが流れる排気管の下流端側に装着された第1マフラーと、この第1マフラーを経た排気ガスが流れる第2マフラーとを備えた自動二輪車のマフラー構造であって、前記第1マフラーは、前記排気ガスが膨張する膨張室を形成する外壁部と、前記第1マフラーの入口側であって前記外壁部の内側に配置された触媒と、この触媒に上流端が接続され、且つ、前記外壁部の内側に配置された内側排気管と、この内側排気管の下流側に設けられた開放端形成部とを備え、この開放端形成部を介して前記内側排気管を流れた排気ガスが前記外壁部内に排出され、前記内側排気管は、螺旋状に形成され、且つ、前記開放端形成部が前記触媒より上側に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、内側排気管が螺旋状に形成されるので、管長を確保しつつ前後及び左右幅を抑制でき、ひいては、第1マフラーの前後方向及び左右方向の設置スペースを小さくすることができる。しかも、開放端形成部が触媒より上方に位置するので、エンジン後方の限られた空間を高さ方向において効果的に活用でき、消音に必要なマフラー容積を確保しつつ、エンジンの出力に必要な排気管長を確保することができる。
上記自動二輪車のマフラー構造において、前記開放端形成部は、平面視で前記内側排気管の内側に配置されるとよい。この構成では、開放端形成部から放出される排気ガスが内側排気管に当たって拡散し易くなり、消音効果を高めることができる。また、開放端形成部から放出される排気ガスが外壁部に直接勢い良く当たることを抑制でき、びびり音等の騒音を抑えることができる。
上記自動二輪車のマフラー構造において、前記開放端形成部と前記第1マフラーの出口との間に、前記内側排気管の一部を配置すると共に、前記開放端形成部と前記第1マフラーの出口とを高さ方向でずらすとよい。この構成では、開放端形成部から放出された排気ガスが第1マフラーの出口から排出される前に、内側排気管に当てて拡散させたり減衰させたりすることができる。従って、これによっても、第1のマフラーでの消音効果を高めることができる。
上記自動二輪車のマフラー構造において、前記開放端形成部は、前記外壁部の最上位形成部の略真下に配置されているとよい。この構成では、外壁部において高さ方向に容積が最も大きくなる部分に開放端形成部を配置でき、開放端形成部から放出される排気ガスが拡散し易くなって消音効果を高めることができる。
上記自動二輪車のマフラー構造において、前記内側排気管の車幅方向に干渉孔が形成され、前記干渉孔と前記第1マフラーの出口との間に前記内側排気管が配置され、前記干渉孔と前記第1マフラーの出口とを高さ方向でずらすとよい。この構成では、干渉孔から放出された排気ガスが第1マフラーの出口から排出される前に、内側排気管に当てて拡散させたり減衰させたりすることができ、消音効果をより高めることができる。
本発明によれば、要求される性能を確保しつつ、第1マフラーを設置するための車体の前後方向及び左右方向のスペースを小さくすることができる。
本実施の形態に係る自動二輪車全体を車体右側面視した図である。 上記自動二輪車の一部構成を車体正面視した図である。 上記自動二輪車の一部構成を車体右側面視した図である。 上記自動二輪車の一部構成を車体左側面視した図である。 上記自動二輪車の一部構成を車体底面視した図である。 上記自動二輪車のマフラー構造の概略斜視図である。 上記マフラー構造の第1マフラーにおける一部構成の概略斜視図である。 上記第1マフラーの一部構成を左側面視した図である。 上記第1マフラーの一部構成を平面視した図である。 上記第1マフラーの一部構成を右側面視した図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るマフラー構造をネイキッドタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るマフラー構造を、他のタイプの自動二輪車に適用してもよい。また、方向について、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側を矢印L、車体右側を矢印Rでそれぞれ示す。なお、以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。
先ず、図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車全体の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車全体を車体右側面視した図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装品を搭載する鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム2を備えている。車体フレーム2のメインチューブ3は、前端部に位置するヘッドパイプ4から後方に延出されている。車体フレーム2のダウンチューブ5は、ヘッドパイプ4から後斜め下方に延出されるように設けられている。ヘッドパイプ4の後方には、内部に燃料の収容される燃料タンク7が配置されている。この燃料タンク7の後方には、運転者が着座するシート8が搭載されている。
車体フレーム2におけるメインチューブ3及びダウンチューブ5には、単気筒のエンジン14が懸架されている。エンジン14は、ダウンチューブ5に支持されるエンジンケース16と、このエンジンケース16の上方に設けられたシリンダ17及びシリンダヘッド18とを備えている。本実施の形態では、エンジンケース16の上方にシリンダ17が前傾した状態で連結されている。エンジンケース16の車体右側(図1の紙面で手前側)にはクラッチサイドカバー19が装着され、エンジンケース16の車体左側(図1の紙面で奥側)にはマグネットサイドカバー(不図示)が装着されている。また、エンジン14後方の下側には、後輪34を浮かせた状態で車両を自立させるためのセンタースタンド20が回動可能に設けられている。センタースタンド20の詳細構成については後述する。
シリンダ17には、エキゾーストパイプ(排気管)21の上端(上流端)側が接続されている。エキゾーストパイプ21の下端(下流端)側には第1マフラー23が装着され、シリンダ17の燃焼室(不図示)から排出される排気ガスがエキゾーストパイプ21を流れて第1マフラー23に流れ込む。第1マフラー23を経た排気ガスは、第2マフラー24に流れ込み、後端部の排気口25から外部に排出される。この排気ガスの排出において、第1マフラー23及び第2マフラー24のそれぞれで排気騒音の低減が図られる。第2マフラー24は、第1マフラー23の後方であって、後輪34の車体右側(図1の紙面で手前側)に配置されている。また、第2マフラー24は、後端部が後輪34の回転中心位置より前方に位置する前後長さに設定されている。本実施の形態に係る自動二輪車1のマフラー構造は、エキゾーストパイプ21、第1マフラー23及び第2マフラー24を含んで構成される。第1マフラー23及びその周辺部の詳細構成については後述する。
メインチューブ3の前端部には、ヘッドパイプ4に設けられたステアリングシャフト(不図示)を介してフロントフォーク27が回動可能に支持されている。ステアリングシャフトの上端部にはハンドルバー28が設けられており、ハンドルバー28の両端部にはグリップ29が装着されている。フロントフォーク27の下部には、前輪31が回転可能に支持されている。前輪31の上方は、フロントフェンダ32で覆われている。
エンジン14の後方には、スイングアーム33を介して後輪34が回転可能に支持されている。スイングアーム33と車体フレーム2との間には、路面からの衝撃を緩和させるサスペンション35が配置されている。後輪34の上方であってシート8の後方には、リヤフェンダ36が配置されている。また、車体フレーム2には、カバー等の各種車体外装が取り付けられている。
続いて、図2乃至図5を参照して、センタースタンド20の詳細構成について説明する。図2は、上記自動二輪車の一部構成を車体正面視した図であり、図3は、上記自動二輪車の一部構成を車体右側面視した図であり、図4は、上記自動二輪車の一部構成を車体左側面視した図であり、図5は、上記自動二輪車の一部構成を車体底面視した図である。
図2に示すように、センタースタンド20は、右脚部40と、左脚部41と、これらの延在方向中央より先端側を連結して左右方向に延びる連結部42とを備えている。右脚部40及び左脚部41の基端側は、支持ブラケット44を介して揺動するよう軸支されている。従って、センタースタンド20は、図2に示す起立位置と、図3乃至図5に示す収納位置との間で揺動可能となり、車両の走行状態では収納位置となる。
右脚部40及び左脚部41の先端側には、それぞれ湾曲形状を有する接地プレート45が設けられている。右脚部40には、センタースタンド20を収納位置へ付勢するばね部材46が設けられている。また、左脚部41には、フートバー47が設けられ、このフートバー47を足で踏み込むことによって、センタースタンド20を収納位置から起立位置に揺動させることができる。
次いで、図2乃至図5に加え、図6乃至図10を参照して、第1マフラー23及びその周辺部の詳細構成について説明する。図6は、本実施の形態に係るマフラー構造の概略斜視図である。
図6に示すように、第1マフラー23は、排気ガスが膨張する膨張室を形成する外壁部51を備えている。外壁部51は、左ケース53と右ケース54とを備えた左右に分割可能な構造とされ、外壁部51の左右方向略中間位置が分割位置とされる。外壁部51の前端部において、左ケース53と右ケース54とに跨る位置には、エキゾーストパイプ21の下流端側が接続され、この接続部分が第1マフラー23の入口23aとなる。
図7は、第1マフラーの一部構成の概略斜視図であり、図8は、第1マフラーの一部構成を左側面視した図である。図6乃至図8に示すように、外壁部51は、前後方向における中央領域51aが上方に隆起し、その頂面が外壁部51において最も上方に位置する最上位形成部51bを形成している。外壁部51の前方領域51cは、エキゾーストパイプ21の太さより若干大きい上下寸法に設定され、後述する触媒装置60を内側に収容可能な大きさに形成されている。外壁部51の後方領域51dは、前方領域51cより高く、最上位形成部51bより低い上下寸法に設定され、後述する内側排気管70を収容可能な大きさに形成されている。
右ケース54の右側面には、開口部54aが形成され、この開口部54aを閉塞するように拡張部材55が設けられている(図7では不図示)。拡張部材55は、右ケース54とは別部品となり、当該右ケース54に対して溶接等の手段により固定されている。拡張部材55は、右ケース54の右側面から右側に部分的に膨出するように形成されている。これにより、拡張部材55の内部空間によって、外壁部51が形成する膨張室の一部が形成されて拡張される。
拡張部材55の右側面には、第1マフラー23の出口23bが形成され、当該出口23bに連結管57が取り付けられている。ここにおいて、連結管57の取り付け位置となる第1マフラー23の出口23bが、外壁部51における連結管57の被取付部とされ、この被取付部は、左ケース53の左側面及び右ケース54の右側面のうち第2マフラー24が位置する方の側面側、つまり、右ケース54の右側面側に設けられる。連結管57の下流端(後端)側は、第2マフラー24の入口24aに接続されている。これにより、第1マフラー23の出口23bと第2マフラー24の入口24aとが連結管57を介して連通され、第1マフラー23から排出された排気ガスが連結管57を通過して第2マフラー24に流入される。
図3乃至図5に示すように、外壁部51は、エンジン14の後方に配置され、前方領域51cがエンジン14の後端側と上下に重なる位置に配置されている。外壁部51は、左右方向において、収納位置のセンタースタンド20における右脚部40及び左脚部41の間に収まる位置に配置されている。また、外壁部51は、収納位置のセンタースタンド20における連結部42より前方に配置されている。従って、外壁部51の後方領域51dは、収納位置のセンタースタンド20における右脚部40、左脚部41及び連結部42に囲まれる空間に配置されている。
外壁部51は、スイングアーム33の二股に分かれる前端の間に最上位形成部51bが位置するように配置されている。従って、図3及び図4の点線で示すように、第1マフラー23の上面となる最上位形成部51bは、車体側面視でスイングアーム33と重なって配置される。
図7及び図8に示すように、第1マフラー23は、その入口23a側であって外壁部51における前方領域51cの内側に配置される触媒装置60を備えて構成されている。触媒装置60は、前後に延びる円柱形状をなし、前端(上流端)側がエキゾーストパイプ21の後端(下流端)側に連通している。触媒装置60は、排気ガスを浄化するための触媒(不図示)を内部に備え、エキゾーストパイプ21を通じて前方から導入された排気ガスを浄化して後方に排出可能に設けられる。
第1マフラー23は、外壁部51における中央領域51a及び後方領域51dの内側に配置される内側排気管70を更に備えて構成されている。内側排気管70の上流端側は、触媒装置60の下流端(後端)側に接続されている。内側排気管70は、排気ガスが流れる方向に順に第1曲げ管71、第2曲げ管72、第3曲げ管73を備え、これらの曲げ管71〜73によって、触媒装置60から回転しながら上昇する螺旋状に形成されている。
第1マフラー23は、上側ブラケット75及び下側ブラケット76(図7では不図示)を介して外壁部51の内周面に支持されている。上側ブラケット75は、第3曲げ管73の上面側と、外壁部51の後方領域51dにおける上部内面とに溶接されて固定されている。下側ブラケット76は、第2曲げ管72と、右ケース54の側方の内面とに溶接されて固定されている。
内側排気管70の下流端側となる第3曲げ管73の下流端側には、開放端形成部78が設けられ、この開放端形成部78も外壁部51の内部に配置されている。開放端形成部78は、円筒部材の外周部分に多数の排気孔78aが形成されて構成される。開放端形成部78の先端側にはキャップ78b(図8では不図示)が設けられている。キャップ78bには、前方に延びる片状のブラケット79(図8では不図示)が固定されている。内側排気管70から開放端形成部78に流れた排気ガスは、排気孔78aを介して排出され、外壁部51の内部で膨張する。
図9は、第1マフラーの一部構成を平面視した図であり、図10は、第1マフラーの一部構成を右側面視した図である。図9に示すように、第1〜第3曲げ管71〜73は、車体平面視にて半円弧状若しくはU字状に湾曲形成され、第1及び第3曲げ管71,73は、湾曲した延在方向両端部が前方に、第2曲げ管72は、湾曲した延在方向両端部が後方に向けられている。また、図10に示すように、第1及び第3曲げ管71,73は、上流端より下流端の方が上方に位置するように形成されている。従って、第1マフラー23は、第1〜第3曲げ管71〜73の順に接続することによって、内側排気管70を流れる排気ガスを車体平面視で1回転半させる。
図8及び図10に示すように、第1曲げ管71の上流端側における車幅方向、すなわち左側と右側とには、干渉孔80が形成されている。干渉孔80は、第1曲げ管71を貫通して形成され、開放端形成部78に加えて干渉孔80からも排気ガスが排出される。干渉孔80と第1マフラー23の出口23bとは、高さ方向でずれた位置に配置され、本実施の形態では、第1マフラー23の出口23bより干渉孔80が下方に配設されている。また、干渉孔80と、第1マフラー23の出口23bとの間には、第1曲げ管71が配置されている。
次に、図7乃至図10を参照して、外壁部51内部における各構成のレイアウトについて以下に説明する。
内側排気管70が触媒装置60から螺旋状に上昇する方向に延びるので、開放端形成部78は触媒装置60より上側に配置される。開放端形成部78は、図9に示す平面視で触媒装置60より右寄りに位置している。従って、開放端形成部78は、左ケース53の左側面及び右ケース54の右側面のうち、拡張部材55が設けられた右ケース54の右側面寄りに配置されている。これにより、触媒装置60から開放端形成部78までの距離を長くすることができ、ひいては、内側排気管70の管長を稼ぐことができる。
開放端形成部78は、平面視において、環状を呈する内側排気管70の内側に配置されている。具体的には、開放端形成部78は、平面視で第2曲げ管72の内側に配置され、図8に示すように側面視で、下半部領域が第2曲げ管72と重なる位置に配置されている。
また、開放端形成部78と第1マフラー23の出口23bとの間には、内側排気管70の一部となる第2曲げ管72の下流端側及び第3曲げ管73の上流端側が配置される。開放端形成部78と第1マフラー23の出口23bとは、高さ方向でずれた位置に配置され、本実施の形態では、第1マフラー23の出口23bより開放端形成部78が上方に配設されている。
開放端形成部78は、外壁部51の最上位形成部51bの略真下(真下若しくはその近傍)に配置されている。言い換えると、外壁部51の最上位形成部51bは、開放端形成部78の略直上(真上若しくはその近傍)に配置されている。
以上のように、本実施の形態においては、外壁部51の後方領域がセンタースタンド20の右脚部40及び左脚部41の間に収まるので、第1マフラー23の左右幅を小さくでき、バンク角を稼ぐことができる。また、センタースタンド20の連結部42より前方に外壁部51が位置するので、第1マフラー23の前後幅も小さくすることができる。一方、エンジン14の後方は、自動二輪車1の構成部品が混み合わずに比較的スペースの余裕があり、このスペースを活用して第1マフラー23の高さを上述したように設定したので、消音に必要なマフラー容積を確保することができる。
また、内側排気管70が螺旋状に形成され、開放端形成部78が触媒装置60より上方に位置するように上昇する方向に延在するので、内側排気管70の左右幅及び前後幅を抑制することができる。これにより、第1マフラー23の前後方向及び左右方向の設置スペースを小さくしつつ、上述した余裕があるスペースを活用することができる。その結果、内側排気管70の管長を稼ぐことができ、エンジン14の出力を確保しつつ、第2マフラー24も含むマフラー構造の前後長さを短縮することができる。
また、内側排気管70が外壁部51の内部に収容されるので、外観を向上させることができる。しかも、内側排気管70が泥等によって汚損することを回避でき、内側排気管70に錆が生じることを防止することができる。
更に、開放端形成部78の上方に外壁部51の最上位形成部51bが位置する、換言すると、外壁部51の最上位形成部51bの下方に開放端形成部78が位置するので、外壁部51の高さ方向に容積が最も大きくなる部分に開放端形成部78が配置される。これにより、開放端形成部78から放出される排気ガスが外壁部51の内側で拡散し易くなり、排気音をより良く消音することができる。
また、第1マフラー23の出口23bが右ケース54側に設けられるので、当該出口23bと干渉孔80との距離を稼ぐことができる。しかも、干渉孔80と第1マフラー23の出口23bとの間に、内側排気管70の一部が配設されるので、干渉孔80から放出された排気ガスが第1マフラー23の出口23bから排出される前に、内側排気管70や外壁部51の内面に当てさせることができる。これにより、排気ガスを拡散させたり減衰させたりすることができ、消音効果をより高めることができる。
また、外壁部51を左ケース53と右ケース54とで左右に分割可能としたので、上下に分割する構造に比べ、外壁部51の左右両側に分割部分が位置しない広い面を確保することができる。これにより、拡張部材55の取り付け位置、第1マフラー23の出口23bの形成位置、及び、第1マフラー23における連結管57の取り付け位置に自由度を持たせることができる。
また、外壁部51に別部品の拡張部材55を設けたので、外壁部51全体を成形する型を変更しなくても、外壁部51の容積を簡単且つ廉価なコストで拡大することができる。
また、開放端形成部78を上述したレイアウトにすることよって、開放端形成部78から放出された排気ガスが第1マフラー23の出口23bから排出される前に、内側排気管70に当てさせることができる。これにより、排気ガスを拡散させたり減衰させたりすることができ、消音効果をより高めることができる。また、開放端形成部78から放出される排気ガスが外壁部51に直接勢い良く当たることを抑制でき、外壁部51におけるびびり音等の騒音を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状、方向などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、開放端形成部78は、図示構成例に限られるものでなく、内側排気管70から流れる排気ガスを拡散して放出できる限りにおいて、メッシュ部材を用いて形成したりしてもよい。
また、前記実施の形態では、拡張部材55に第1マフラー23の出口23bを形成したが、拡張部材55を省略し、外壁部51の側面に第1マフラー23の出口23bを形成して連結管57を接続してもよい。
また、内側排気管70は、平面視で1回転半以上回転して上昇する螺旋状に形成してもよい。
以上説明したように、本発明は、第1マフラーの前後方向及び左右方向の設置スペースを小さくすることができる、という効果を有し、エンジンの後方に第1マフラーを配設した自動二輪車に有用である。
1 自動二輪車
14 エンジン
21 エキゾーストパイプ(排気管)
23 第1マフラー
24 第2マフラー
33 スイングアーム
51 外壁部
51b 最上位形成部
55 拡張部材
57 連結管
60 触媒装置
70 内側排気管
78 開放端形成部
80 干渉孔

Claims (5)

  1. エンジンからの排気ガスが流れる排気管の下流端側に装着された第1マフラーと、この第1マフラーを経た排気ガスが流れる第2マフラーとを備えた自動二輪車のマフラー構造であって、
    前記第1マフラーは、前記排気ガスが膨張する膨張室を形成する外壁部と、前記第1マフラーの入口側であって前記外壁部の内側に配置された触媒と、この触媒に上流端が接続され、且つ、前記外壁部の内側に配置された内側排気管と、この内側排気管の下流側に設けられた開放端形成部とを備え、この開放端形成部を介して前記内側排気管を流れた排気ガスが前記外壁部内に排出され、
    前記内側排気管は、螺旋状に形成され、且つ、前記開放端形成部が前記触媒より上側に配置されることを特徴とする自動二輪車のマフラー構造。
  2. 前記開放端形成部は、平面視で前記内側排気管の内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のマフラー構造。
  3. 前記開放端形成部と前記第1マフラーの出口との間に、前記内側排気管の一部を配置すると共に、前記開放端形成部と前記第1マフラーの出口とを高さ方向でずらしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車のマフラー構造。
  4. 前記開放端形成部は、前記外壁部の最上位形成部の略真下に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の自動二輪車のマフラー構造。
  5. 前記内側排気管の車幅方向に干渉孔が形成され、
    前記干渉孔と前記第1マフラーの出口との間に前記内側排気管が配置され、前記干渉孔と前記第1マフラーの出口とを高さ方向でずらしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の自動二輪車のマフラー構造。
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