JP2015531036A - 2つのシール面を有するドアシール - Google Patents

2つのシール面を有するドアシール Download PDF

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Abstract

ドアシールは、ドアに拘持するための拘持要素(20)、シール受け要素(40)、前記拘持要素(20)に対して、前記シール受け要素(40)を昇降させるための、昇降機構ユニット、及び前記シール受け要素(40)に固定されたシール要素(50)を備える。シール要素(50)は、前記昇降機構ユニットによって昇降できる第1のシール要素部(54)によって第1のシールライン(54a)を提供し、前記第1のシール要素部(54)はシールリップ及び/又はシールアークである。シール要素(50)は、第2のシール要素部(55)によって第2のシールラインを提供し、前記第2のシールラインは前記第1のシールライン(54a)に平行である。第2のシール要素部(55)は、第1及び第2の側部(52,56)を有し、前記第1の側部(52)は昇降機構ユニットによって昇降でき、前記第2の側部(56)は前記拘持要素(20)に対して位置固定されている。前記降下位置では、前記第1及び第2のシールライン(54a,55a)は、前記ドアシールの外に見える表面に対してシールする。前記シールは、水平移動の際も、前記シールを降下させたときに、フレームと床の間の隙間を十分にシールすることを可能にする。【選択図】図3

Description

本発明は、ドアシール、特にドアボトムシールに関する。ドアシールは、ドアに拘持するための拘持要素、シール受け要素、前記拘持要素を前記シール受け要素に機械的に結合させ、前記シール受け要素を上昇位置から降下位置に降下させ、かつ逆に前記拘持要素を前記降下位置から前記上昇位置に上昇させるために設計されている昇降機構ユニット、及び、前記シール受け要素に拘持され、長手方向に延びるシール要素を含む。
このようなデザインのドアシール、特にドアボトムシールは、床に対してドアの下縁に沿って、気密で音漏れがないようにドアをシールするために用いられる。そのようなドアシールによって、遮音が達成でき、空気及び煙の通過を回避することによって防火規定に合致し得る。ドアボトムシールは、シールがドア及び天井の上部の隙間又はドアフレームの上部側をシールすることを意図するとしても下記のように呼ぶ。従って、以下、「ドアボトムシール」という用語は、床に対してシールするのではなく、天井に対してシールするドアシールも含む。
このようなドアボトムシールの基本的な特徴は、ドアの開閉の際に、動作の大部分に渡ってシールを上昇させる昇降機構にあり、この手段によって、シールは床を擦ることがない。閉じた位置に達する直前及び閉じた位置から離された直後の動作範囲内だけで、シールは降下して床を押すか、又は上昇する。この動作は、例えば、ドアの側縁に配置された操作レバー若しくは操作ボタン等によって操作される昇降機構、及び閉じた位置に達する直前にボタンを押し、閉じた位置から離された直後にばね作動式でボタンを押し出すことにより対応する伝達機構によって実現される。この目的では、例えば、ドアが枢動可能に取り付けられている場合には、ボタンはヒンジ側に配置することができ、スライド式ドアの場合には、錠前側に対応して配置することができる。このような設計のドアボトムシールは、特許文献1及び2から公知である。
原則的には、この設計のドアボトムシールによって、ドアの長期間の使用に渡って信頼できるシールは、敷居等が無い床の場合でも、ドア敷居を使用している場合でも達成できる。しかしながら、ドアボトムシールの使用の間、及び取り付けの際の機能性を改善するために、既存のドアボトムシールの場合には未だ改善が必要である。
EP1162341B1 EP1460232B1
従って、先行技術の装置の第1の問題点は、特にドアボトムシールの降下距離が長い場合、昇降機構は、ドアボトムシールを正確に垂直な経路の上で移動させず、代わりにシールの長手方向の水平移動成分も生じることである。この問題は、特に、1個以上のピボットレバーによって操作され、それ相応に高い摩耗度を有する線形ガイドが、寿命を延ばす目的で昇降機構から好ましくは省略された強固な昇降機構の場合に生じる。しかしながら、この水平移動成分は、シールに横方向に隣接する空隙を生じ、床の隙間全体に渡るシール効果が損なわれることがある。しかしながら、板バネを介して作動されるシール、又は横方向の変位が殆ど無いシール−もし有るとすれば−はまた、ドアとフレームの間の隙間が十分にシールできないという問題点を有している。本発明の第1の目的は、この不都合を解消するドアボトムシールを提供することである。
この目的は、請求項1の要件を有するドアシールによって達成される。
さらなる問題点は、高度の騒音遮断性を有する防音絶縁のために、ドアボトムシールはドアのシールシステム全体の中に機能的に接合されていなければならないことにある。公知のドアボトムシールの場合、多数の個別のシールをフレームの上に配置し、このシールはドアを効果的にシールし、それにより、生じる隙間を塞ぐことによってのみ可能である。しかしながら、ドアとフレームの間にシールを提供するためにフレーム又はドアに取り付けられるこれらのシールは、頻繁に摩耗に曝され、取り付けの際の調整が複雑となり、ずれに敏感である。本発明の第2の目的は、機能的により良い方法でドアのシールシステム全体の中に組み込むことができ、取り付けを簡素化するドアボトムシールを提供することである。
さらに、なめらかな床に対して確実に両者をシールするドアボトムシールが望ましいが、同時に、凹凸がある場合及び汚れた床でもこのシール効果を達成することが望ましい。
最後に、改善が可能な既存のドアボトムシールの別の機能性を特定することができる。これは、ドアボトムシールは通常、ドアの下縁の中に切られた溝で用いられ、ドアの下の床の隙間を、音、煙及び空気が通過することを防止することを意図している。床に対するドアボトムシールの確実なシールに加え、この目的のためには、空気と音の伝わりをシール構造自体又は溝によって防止する必要もある。しかしながら、この点について、第1に、滑らかな走行の達成及び摩耗を低減するために、シールの降下動作と上昇動作の際、互いに対して動く部材の間の摩擦はできるだけ小さいことが望ましい。それに対して、降下したシール位置では、ドアボトムシール全体が全体的にシールされた構造が望ましく、今度は、それはドアボトムシールの構造上の隙間をシールするための個別の構造上の要素からなる固定されたシステムが必要となる。特に、ドア又は溝が、湿気の影響、熱の効果等によって幾何学的に曲げられ、それによって理想的な直線幾何学から逸脱していても、これらの機能、即ち、移動容易性及び降下した状態での確実なシールを維持することを意図している。
本発明のドアシールは、
−ドアに拘持するための拘持要素、
−シール受け要素、
−前記拘持要素を前記シール受け要素に機械的に結合し、前記シール受け要素を上昇した位置から降下した位置に降下させ、及び逆に前記降下した位置から前記上昇した位置に上昇させるために設計された昇降機構ユニット、及び
−前記シール受け要素に拘持され、長手方向に延びたシール要素
を有する。本発明によれば、シール要素は、昇降機構ユニットによってそれぞれ降下及び上昇可能な第1のシール要素部によって第1のシールラインを提供し、シール要素は、第1の側部及び第2の側部を有する第2のシール要素部によって第1のシールラインに平行な第2のシールラインを提供する。第2のシール要素部の第1の側部は、昇降機構によって降下でき、第2のシール要素部の第2の側部は拘持要素に対して位置固定されている。二つのシールラインは、ドアシールの外に位置する面に対してシールする。本発明によれば、第1のシール要素部はロールシールではなく、むしろシールリップ及び/又はシールアークであることが好ましい。シールアークは第1のアーク端から第2のアーク端まで延びており、第2のアーク端はシール受け要素と共に、拘持要素に対して降下及び上昇できる。
シールアークは、例えば、EP1122394に従って設計できる。シールリップは、下記に説明するように、又はEP1905938に従って設計できる。
二つのシールラインは、共通する単一の面又は異なる複数の面をシールすることができる。即ち、第1のシールラインは床又は天井に対してシールでき、第2のシールラインはドアの横フレームに対してシールできる。
第2のシール要素部は、シールレッグアーク、特にロールシールによって形成されていることが好ましい。
好ましい実施形態では、本発明のドアシールは、シール受け要素だけに拘持され、そのため、拘持要素に対してシール受け要素と共に動く第1のシール要素部の利点を、ロールシールの形状の第2のシール要素部と共に利用する。
好ましい実施形態では、第1のシール要素部は、昇降機構ユニットの完全降下ストロークによって降下及び上昇可能であることが好ましい。降下ストロークは、高さを規定し、上昇した状態で、第2のシール要素部の第2の側部は第1のシール要素部よりも低い高さで、この距離に沿って取り付けられている。
特にドアを閉めたときに自動的にシールストリップを降下させ、ドアを開けたときに再度シールストリップを自動的に上昇させる、公知の全ての機構は、基本的に昇降機構として使用できる。機構は、バネ仕掛けであることが好ましい。例えば、シールの長手方法に延び、一方の端部が操作ロッドに拘持され、他方の端部で、シールのハウジングに拘持されており、ここで、中心領域によってシール要素を有する上昇及び降下可能なシールストリップに拘持された板バネを有する。操作ロッドは、シールハウジングの一方の側部を超えて突き出している操作ボタンによって、シールの長手方向に変位させることができる。特に、平棒である場合、操作ロッドはスライダーとも呼ばれる。本明細書において、操作ロッドとしてのスライドブロック操作が例として挙げられる。本明細書では、ハウジングは、拘持要素とも呼ばれ、キャリアストリップ又はシールストリップは、シール受け要素とも呼ばれる。
第2のシール要素部は、昇降機構によって、昇降機構ユニットの降下ストロークの分数で、特に半分で、上昇及び降下できることが好ましい。
好ましい実施形態では、第2のシール要素部の第2の側部は、第1のシール要素部を固定する縦方向に対して、側面に沿って横方向にずれて配置される。
2つのシール要素部は、互いに離れた部分として設計できる。しかしながら、これらは、互いに接続されていることが好ましい。これらは単一部品として一緒に設計されることが好ましい。シール要素全体が、単一部品として設計されることが好ましい。
本発明の第1の態様によれば、上述した目的は、最初に述べた設計のドアボトムシールによって達成される。即ち、シール要素が、第1のシール要素部によって第1のシールラインを提供し、第2のシール要素部によって前記第1のシールラインに平行な第2のシールラインを提供する。第1のシール要素部は、昇降機構ユニットの完全降下ストロークで昇降機構ユニットによって降下及び上昇される。第2のシール要素部は、シールレッグアークから形成され、その一方の側は、昇降機構によって降下し、他方の側は拘持要素に対して位置固定されている。第2のシール要素部は、昇降機構ユニットの降下ストロークの分数で、特に半分で、昇降機構によって降下及び上昇される。
本発明は、ドアボトムシールが降下し、床/敷居に対してシールしたときに互いに離れる二つのシールラインによって特徴付けられるドアボトムシールを提供する。二つのシールラインは、運動学的に異なる方法で、第1のシールラインが昇降機構ユニットの上方向又は下方向への移動の完全なストロークで動くのに対し、第2のシールラインは、シールレッグアーク上に形成され、シールレッグアークは、完全なストロークで一方の側で動くが、他の断面側では拘持要素又はドアに対して固定されている。この一方の側だけのアークの動きによって、第2のシールラインは、典型的には、半分の移動ストロークで動く。この設計によって、本発明のドアボトムシールは、従来の設計の二つのシールラインを有するシールタイプより優れた二重の、かつ異なるシール効果を可能にする。従って、本発明によれば、凹凸を補正するため、同時に、より短いストローク範囲にわたって高い接触圧を伴うシール効果を達成するために、広いストローク範囲にわたるシール効果を提供することができる。床の隙間が約7mmの慣習的に取り付けられた窓では、本発明によるシールによれば、汚れや床の歪みや他の凹凸の影響を受けない理想的なシール効果が得られる。しかしながら、同時に、本発明のシールは、理想的な床の隙間サイズから上方向又は下方向にずれを有する取り付けの不正確さに対して大きな許容も達成できる。
特に、本発明による床シールは、第1のシールラインが形成されるシール部分を、第2のシールラインが形成されるシール部分とは異なる材料で形成するように設計することもできる。例えば、所定の、好ましくは高い弾力性と変形性を有するシール部分の上で、大きなストロークで動く第1のシールラインを形成し、第2のシールラインをそれに比べて低い弾力性と大きな剛性を有するシール部分の上に形成することが有利である。材料の違いとは別に、若しくはそれに加えて、第1及び第2のシールラインの領域におけるシールの弾力性を変えることは、対応するシールの幾何学的構成、シールの壁厚等によっても達成できる。第1のシールラインが、シールの動く方向に作用する力に対して、第2のシールラインの領域のシールよりも弱い反対の弾性力を発揮するように設計されることは本発明の効果にとって重要である。
本発明のドアボトムシールの第2の有利な態様では、第2のシールラインがその一方のレッグ端部でドアボトムシールの可動構造要素に拘持されておらず、その代わりに昇降機構に独立して拘持されていてもよい。これは、シールレッグアークの第2の端部を、例えば、ドアの下端部の境界領域で直接に、又は拘持要素に拘持させ、それによってドアとドアフレームの間のシールストップ面の平面内で第2のシールラインをずらすか、又は当該シールラインをドアフレームとドアの間の当該シールストップ面に少なくとも直接隣接して配置することを可能にする。この手段により、ドアフレームとドアの間のシールストップ面に対するドアボトムシールのシールラインに10mm以上のずれを有する公知のドアボトムシールの欠点は解消され、各場合に、ドアのヒンジ側と錠前側の両方でドアの側部に形成された空隙は回避されるか、少なくとも決定的に減少される。最後に、本発明のドアボトムシールの別の有利な態様は、シールレッグアークの一方の側の固定、及び他方の側に形成された、シールレッグアークの昇降機構への拘持によって、水平方向に作用する横方向の力を発揮させることができ、その力は、第2のシールラインが床又は敷居に当たるときにシールの長手方向の軸に対して垂直に作用する。この横方向の力は、シールと昇降機構若しくはシール受け要素又は拘持要素の間のドアボトムシール内の縦軸に対して垂直に上から押さえる有利な力をもたらすことができる。その結果、ドアボトムシール自体を通過する音、隙間風等に対するシール効果が顕著に向上する。このシール効果の向上が、第2のシールラインが床に当たっているときにのみ得られ、それ故、降下動作及び上昇動作のスムーズな動きが結果として損なわれないことは、ここでは有利である。
第1及び第2のシールラインは一定の間隔で互いに平行であることが好ましい。それらはシールの全長に渡って延びていることが好ましいが、本発明の範囲は、一方又は両方のシールラインが所々で中断されている場合、特にこの中断が床の凹凸によって生じ得る場合も含む。シールレッグアークは、特に、シールが降下すると外側に向かって凸状にアーチ型に曲がり、このアーチが床に接触することで変形、例えば、圧縮され、凹状に反って内側に向いたアーチを描くことができる。
シール要素それ自体は、単一部品として、又は二つの部品として設計することができる。共押し出し又は他の製造方法によって形成でき、二つの異なる材料から製造された単一部品シールの形状で形成されることもできる単一部品の実施形態が好ましい。或いは、シール要素は、2個以上の要素から組み立てられていてもよく、それぞれの要素がシールの全長を完全に超えて延びているか、長手方向で互いに隣接していてもよい。シール要素を形成するこの複数の要素は、互いに接合、例えば、接着接合されているか、又は他の方法で予め組み立てられていてもよく、これらの要素は同様にシールの取り付けの間シール要素を形成するように組み立てられているだけでもよい。
昇降機構は、特に、レバー、レール、操作ボタン等の、特に、フレームとの相互作用でドアを閉める動作を垂直降下動作に変換し、逆に、ドアを開ける動作をシール要素を垂直に持ち上げる動作に変換する複数の機械部品を含んでいてもよい。ここで、昇降機構ユニットは、特に、前記の欧州特許に記載の従来技術に従って設計されていてもよい。特に、昇降機構ユニットは、シール要素の長手方向で、その上に重ね合わされた小さな水平移動成分を伴って、実質的に垂直移動成分を実行するように設計されていてもよい。
本発明の第1の好ましい実施形態、或いは、別の態様によれば、上述した本発明のドアボトムシール又は最初に説明したドアボトムシールは、シール要素が、拘持要素に対して長手方向に自由に変位できるように取り付けられることが好ましく、シール受け要素の上に自由に変位可能に取り付けられていることが好ましい。この発展型(development)によって与えられる利点は、シールが昇降機構によってシールに作用する水平移動成分に追従しなければならないわけではないことである。その代わり、シールが自由に変位可能であることによって、相対的に動いてもよく、従って、シールは水平方向に固定された位置に留まり、その結果、純粋に垂直移動成分を実行してもよい。この手段によって、水平移動成分を備える昇降機構を使用しても、昇降機構の水平移動成分のために、ここに遊びを与えることなく、ドアの全幅に渡ってシール要素を延ばすことが初めて可能になる。特に、この発展型によって達成できる効果は、シールが、床への接着性故に、拘持要素、従って、降下動作中のドアの順にこれらに対して相対的変位を何ら生じさせず、それによって水平移動成分に対する補正及びその位置に水平に固定されたままにすることである。また、この変位可能性は、第2のシールラインを有しない特許請求項18に従って使用できる。
昇降機構ユニットがシール要素の長手方向に延びる垂直移動成分と水平移動成分を含む移動経路上で上昇位置及び降下位置の間で拘持要素に対してシール受け要素を動かし、シール要素が長手方向の拘持要素に対して固定して拘持されるなら、シール要素の長手方向のシール受け要素に対して移動できることがここでは好ましい。この発展型で提供される、一方で、シール要素がシール受け要素に対して相対的に移動でき、他方で、シール要素の拘持要素に対して位置固定されている相対的な可動性によって、昇降機構の水平移動成分の全ての補正が最初に可能になり、同時に、シール要素の正確な位置決め及び拘持要素、又は拘持要素が取り付けられるドアに対するこの位置決めの維持が達成される。従って、ドアボトムシールは、シール要素がシール要素の幅に沿った水平方向に対して固定位置で固定されるが、同時に、垂直降下移動を実行でき、ここで昇降機構ユニットに対する相対的な移動可能性によって水平移動成分を補正できるように設計される。もう一つの定義では、この機能は、シール要素が二つの拘持部によって拘持されていることによって達成される。その拘持部の一方は、拘持要素に対するシール要素の長手方向に相対的に変位でき、拘持部の他方は、シール要素をシール要素の長手方向に水平に固定する。
別の好ましい実施形態によれば、シール要素がシール受け要素に拘持するための第1の拘持部と、第1の拘持部から離れており、ドア又は拘持要素にシール要素を拘持するための第2の拘持部をする。この実施形態では、シール要素は、互いに離れた二つの領域でドア又は拘持要素に接続されており、この目的に対応した設計になっている。第1の拘持部は、特にシール要素の全長に沿って延びていてもよく、シール受け要素に拘持され、従って、昇降機構ユニットによって直接的に動く。この場合、先に記載した、シール要素の長手方向の好ましい相対的な変位能は、前記第1の拘持部及びシール受け要素の間に設けてもよいし、或いは、前記相対的な移動能は、シール受け要素と昇降機構ユニットの間、又は昇降機構ユニットと拘持要素の間に設けてもよい。第2の拘持部は、第1の拘持部から離れており、好ましくは、第1の拘持部に平行に延びていてもよい。第2の拘持部も、好ましくはシール要素の全長に沿って形成されていてもよい。しかしながら、第2の拘持部は、例えば、シールの二つの境界領域にのみ提供されてもよい。第2の拘持部は、シール要素をドア又は固定位置にある拘持要素の順に拘持し、それによってシール要素が、ドアに対してシール要素に沿って水平方向に動かないという効果を達成することを可能にする。この目的で、第2の拘持部は、最初に、例えば、対応する溝に挟み込むか、若しくはドアに接着することによって、ドア又は拘持要素に直接拘持されるように設計してもよい。第2の拘持部は、ぴったり合っているか、摩擦か、若しくは一体として接着されるか、又はこれらの組み合わせによって拘持されてもよい。或いは、第2の拘持部は、拘持要素に直接拘持されてもよい。拘持要素は、その一部がドア又は拘持要素に位置固定されて拘持されてもよく、この目的のために設計されている。関連する第2のシール要素部もまた、シールの全長に渡って延びていてもよい。しかしながら、関連する第2のシール要素の部分は、シールの二つの境界領域にのみ提供されていてもよい。この場合も、第2の拘持部はシールの全長に渡って延びているか、又は境界領域にのみ渡って延びている。或いは、第2の拘持部及び/又は第2のシール要素部が、シールの全長に渡って幾つかの断片で延びていてもよい。即ち、第2の拘持部及び/又は第2のシール要素部が、シールの中間領域に存在しなくてもよい。
さらに、第1の拘持部が、シール受け要素に拘持され、第2のシールラインが第1及び第2の拘持部の間に機械的に配置されることが好ましい。この別の発展型によって達成される効果は、第2のシールラインが昇降機構ユニットの一方の側に移動可能に結合され、他方の側で、第2の拘持部によってドアに対して位置固定されて固定されたシール要素の領域に形成されることである。これによって達成される効果は、昇降機構ユニットを操作したときに、第2のシールラインは昇降機構ユニットの全垂直ストロークでは動かず、小さい移動の程度、全ストロークの分数で動き、特に、第2のシールラインが、一方の側でシール受け要素の二つの拘持点の間のほぼ中心に配置し、他方の側で第2の拘持部が、昇降機構ユニットの半分のストロークで動くことができることである。
第1の拘持部が拘持要素に対して変位可能であり、第2の拘持部がドア又は拘持要素に固定位置で拘持されるように設計されていることがさらに好ましい。この第1の拘持部とドアの間の相対的な変位能により、シール要素がその場に水平に固定されたまま、純粋に垂直移動経路上で昇降するように、昇降機構ユニットの水平移動成分を補正することができる。第2の拘持部は、今度は、ドア又はドアボトムシールの拘持要素に直接に位置固定されて拘持されてもよい。
拘持要素、シール受け要素、第1のシール要素部、第2のシール要素部、第1の拘持部及び/又は第2の拘持部は、シール要素の全長に渡って延びていることがさらに好ましい。この実施形態によって、ここでの音、空気、煙等を通過させる望ましくない空隙が無い、ドアの全幅に渡るドアボトムシールの確実なシール及び機能を可能にする。
別の好ましい実施形態によれば、第1の拘持部が、第2の拘持部に平行に、同じ長さで延びている、及び/又は第1のシール要素部が、第2のシール要素部に平行に、同じ長さで延びている。拘持部及びシール要素部が平行で同じ長さの構成によって、特に、費用対効果の高い製造が可能になり、さらには、本発明によるドアボトムシールの取り付けが容易になる。
第2のシールラインが、外方向に凸状に弧を描くアーク部の上、好ましくは一方のアーク端部に形成され、ドア又は拘持要素にシール要素を固定位置で拘持するための第1の拘持領域を有し、他方のアーク端部に、拘持要素に対して垂直移動可能に拘持するための第2の拘持領域を有することがさらに好ましい。この実施形態によって達成される効果は、第2のシールラインと床又は敷居との接触で、垂直方向のシール力及びシール要素の長手方向に垂直な水平横力がシール要素に働き、その結果、シール要素がシール受け要素に押しつけられ、また、対応するシールレッグの形成により、拘持要素及び/又は昇降機構ユニットの部分に押しつけられることである。この上から押す作用によって、第1及び第2のシールラインがバイパスされているドアボトムシール自体で音及び空気の通過を効果的に防止する、効果的なシールが達成される。さらに、水平横力が第2のシールラインと床との接触の上にのみ発揮されることにより、シール要素とドアボトムシールの部分の間の摩擦が増加し,スムーズな降下動作及び上昇動作を損なうことがない。
シール要素が、シール要素をドア又は拘持要素に固定位置で拘持するための第1の拘持領域、及び拘持要素に対して垂直移動可能に拘持するための第2の拘持領域を有し、シール要素のフレームシール部が、第2の拘持領域から、ドアリーフ平面に位置決めし、ドアフレームに対してシールするための第1の拘持領域を超えて延びていることがさらに好ましい。この発展型によって、ドアフレームに対するシールは、ボトムシールによって達成される。従って、ドアボトムシールのシールラインがずれているにもかかわらず、床に対するシール効果は、フレーム及びドアに対するシールシステム全体で完成される。フレームシール部は、製造上の利点を実現し、強固な設計とするために、シール要素の全長に渡って延びていることが好ましい。しかしながら、或いは、フレームシール部は、フレームとの接触が生じる一方又は両方の領域のみに形成されていてもよい。
本発明の別の態様は、第2のシール要素部、特に、第2のシールラインがドアリーフの下縁の境界に隣接して配置されるように、ドアリーフの下縁の境界まで達し、好ましくはドアリーフの下縁の境界から10mm未満、好ましくは7.5mm未満の距離に配置される前記設計のドアボトムシールを有するドアリーフである。
対応するはめ込み位置に本発明のドアボトムシールを有するドアリーフによって、特に有利にドアの下部領域でのシールが完成する。これにより、第2のシールラインをドアフレームとドアの間のシール停止面に配置するか、少なくとも前記シール停止面の非常に近くに配置することが可能になり、これによって補助される。従って、ドアとドアフレームの間のシールは、ドアボトムシールの領域及びドアフレームの平面若しくは狭い平面範囲のシール停止面の領域の両方に走っている。その結果、シール要素の長手方向の幅に垂直に水平方向に延びたシール要素の隙間を埋めることによるシールが必要ないか、又は短い部分のみに限定できる。
第2のシール要素部はここでは、好ましくは、フレームシール部として設計され、フレームに向いたドアリーフの表面の平面に延びているか、前記平面を超えて延びていてもよい。下縁領域でドアフレーム及び床に対する完全なシールを達成するドアリーフはこのようにして提供される。
本発明の別の態様は、ドアと床若しくは床の敷居の間の空隙をシールする第1及び第2の拘持部を有し、第2の拘持部がドアの下縁の境界領域で拘持されるか、又は拘持要素に拘持される、前記設計のドアボトムシールの使用である。この特定の使用は、前記ドアリーフの利点を実現する。この使用の機能及び利点を説明するために、ドアリーフに関する対応する上記記載を引用する。
この使用は、外方向に凸状に弧を描くアーク部、及びドアの下縁の境界領域に延びる、好ましくは、下縁境界領域上にドアリーフ表面が一直線状になっているアーク部の部分を有するドアボトムシールを用いることによって発展される。この発展型によって、第2のシールラインを形成するシール要素部は、ドアフレームのシール停止面を含むシール全体に対して有利な位置に配置され、完全なシールを目的とするドアボトムシールの取り付けを容易にし、調整が簡易になる。
本発明のドアボトムシールの好ましい実施形態を、添付図面を参照して説明する。
従来技術のドアボトムシールの機能を正面から見た略図である。 従来技術のドアボトムシールの機能を水平断面で見た略図である。 本発明のドアボトムシールの第1の実施形態の横側断面図である。 本発明のドアボトムシールの第2の実施形態の横側断面図である。 本発明のドアボトムシールの第3の実施形態の横側断面図である。 本発明のドアボトムシールの第4の実施形態の横側断面図である。 本発明のドアボトムシールの第5の実施形態の横側断面図である。 本発明のドアボトムシールの第6の実施形態の横側断面図である。 第1の実施形態のシール要素の横方向正面斜視図である。 第2の実施形態のシール要素の横方向正面斜視図である。 第3の実施形態のシール要素の横方向正面斜視図である。 第4〜第6の実施形態のシール要素の横方向正面斜視図である。 本発明のドアボトムシールの第1及び第2のシール平面の降下動作を再現した図である。
先ず図1及び図2を参照し、改善が可能な従来技術のドアボトムシールの二つの特性を示す。図1は、ドアボトムシール3を示す。ドアボトムシール3は、ドア1に取り付けられ、次にフレーム2に取り付けられる。ドアボトムシール3は、降下位置(連続線)3及び上昇位置(破線)3’で示されている。降下位置と上昇位置の比較からわかるように、シールは、床4に対してシールするために所望の降下動作をさせる垂直移動成分で動く。しかし、このプロセスでは、昇降機構の運動学によって引き起こされるドアボトムシールの長手方向の水平移動も生じる。この水平移動成分は、図1中のX又はX’で示され、右側(ヒンジ側)に空隙X’を生じる。この空隙X’は、遮音特性を低下させ、ある程度の空気、煙等を通過させる。
一方で、ドアフレームとドアの間シールがどのように走っているか、他方で、床に対してドアがどのように走っているかは図2から明かである。わかるように、ドア1は、二つのゴムシール2a,bで規定される平面内で、ヒンジ側(図2の右側)及び錠前側(図2の左側)の両方でフレーム2にくっ付いている。これらのゴムシールは、空気、煙等の通過をシールする比較的防音性のある状態をもたらす。このシール面は図2のIで示されている。
対照的に、ドアボトムシールは、床に対して、床に平行であるが、床に対してずれているシールラインを形成する。ドアボトムシールのシール面は、図2のIIで示されている。
前記シールのずれYによって、ドアの錠前側及びヒンジ側の両方にシールギャップが横方向に生じる。シールギャップは、音、煙等を通過させ、そのため、遮音性及びドア、フレーム及びドアボトムシールから構成されるシステム全体のシール効果を低下させる。
図3は、ドアに取り付けられた状態の本発明のドアボトムシールの第1の実施形態を示す。ドアボトムシールは、上昇した状態で描かれており、同時に、降下した状態のシール要素の一部も示されている。
ドアボトムシールが取り付けられているドアは、その下縁11に、その長手方向に延びた溝12を有する。溝12は、次の3段階で設計されている:深部12aでは、溝は比較的狭く設計され、ドアの下縁11の方向で深部と接続する中間部は両側で前記深部よりも広がっている。順にドアの下縁の方向で前記中間部12bに接続する下部12cでは、溝が段差を構成するように広がっている。この段差は、ドアの停止面及び前面ドアリーフ表面13のフレームまで延びている。従って、ドアの下縁11は、ストップ側の方がその反対側よりも高く配置されている。
深部12aでは、長手方向プロファイル20が溝の全長に渡って溝にしっかりと固定されている。この長手方向プロファイルは、ドアボトムシールをドアに拘持するための拘持要素として働く。長手方向プロファイル20は、基本的にU字型プロファイルとして設計されている。そのベース21では、前記長手方向プロファイルは、昇降機構ユニット30を受け入れるための溝レール22を有する。昇降機構ユニット30は、溝レール22に横方向に押し込まれ、脱落しないよう積極的に保持するように、その中に配置することができる。レッグ23,24のそれぞれの端部で、長手方向プロファイル20は段差25,26を有する。これらの段差は、外方向に突き出し、フック形の断面で設計されている。
昇降機構ユニット30は、対応するスライド、ここではスライダとして設計された部分31によって拘持要素20の溝レール22に積極的に固定されている。スライダ31は、昇降機構の全長に渡って延びる両側にステップとして設計されていてもよいし、或いは、スライダ31は、拘持要素に沿って分布する1箇所のみ、又は2箇所以上の拘持要素上で昇降機構ユニット30をしっかりと支えてもよい。昇降機構ユニット自体はここではこれ以上詳細に説明はしない。昇降機構ユニットは、スライダ31と反対側の下縁でシール受け要素40に接続しており、対応する操作によって、前記シール受け要素40を図3に示す上昇した位置から図3のシール要素について部分的に示した降下位置に降下させる。昇降機構ユニットは、ここでは、従来技術から公知の原理に従って動作し、本発明によれば、昇降機構ユニットは、特に、ドアボトムシールの長手方向で垂直移動経路及び水平移動経路となる。
シール受け要素40は、今度はU字型のプロファイルとして設計されており、拘持要素20に対し、ミラー反転した水平面の周りに配置されている。即ち、拘持要素20の脚部(legs)が下に向いており、一方、シール受け要素の脚部は上を向いている。シール受け要素40は、昇降機構ユニット30に固定されて拘持されており、昇降機構ユニット30によって上下に動く。
ドアボトムシールのシール要素50は、シール受け要素40に拘持されている。このシール要素50は、シール要素50の垂直に延びる2つの脚部の表面によって拘持される。シール要素50の脚部の表面は、それらの上端で内側に反転され、それによってシール受け要素40上で積極的に脚部端で反転され、拘持されている。この手段により、シール要素50が垂直に落下しないことが保証されているが、シール要素50の長手方向の水平変位は可能な固定が得られる。
シール要素50は、さらに、シール受け要素40の下の領域に、上に開いた形状のチャンバー53を有する。チャンバー53は、シールリップが斜め下の横方向に向かう下方向のポイントに向かって先細りになっている。シールリップ54は、第1のシールライン54aを形成し、シール受け要素40が降下したときに、床と接触し、ドアボトムシールの全長に渡ってシールする。
示したようなシール要素50は、説明したように、シール受け要素40に拘持されていてもよく、シール受け要素40は、今度は昇降機構ユニット30に拘持されていると基本的に理解すべきである。しかしながら、本発明は、シール受け要素が昇降機構ユニットの一部であり、その結果シール要素50が昇降機構ユニット30に直接拘持されている実施形態も包含する。
ドア停止面に対して位置するシール要素の右脚部52の延長上に、シールレッグアーク55が、シール要素50上に下向きに形成されている。シールレッグアーク55は、脚部52の下縁から、ドア停止面に対して外方向を向くシール要素50の拘持領域56の端部まで延びている。拘持領域56は、ドアボトムシールの全長に渡って延びていることが好ましく、水平部56aと、前記水平部56aから上方向に突き出しているスナップフック部56bを有する。スナップフック部56bは、ドア停止面の側部に位置する拘持要素の脚部23の端部で溝領域12bでフックプロファイル26に積極的に固定されていてもよく、それによりドアに固定されて位置する。
水平部56aは、スナップフック部を超えてドアフレーム60に面するドアリーフ表面13の平面まで延びている。シールレッグアークは、単一部品としてスナップフック部を超えて延びるこの部分の端部に拘持されている。延伸部56aの端部、及びそれに拘持されているそのシールレッグアーク部分は、ドアフレームに対してシール面57aを提供するドアフレームシール部57を形成する。シール要素が降下したときに、前記シール面は、ドアフレーム若しくはそこに拘持されたシールの上に位置し上から押さえる。その結果、ドアフレームに対するドアボトムシールの確実なシールが達成される。
シール受け要素40が昇降機構ユニットによって降下されたとき、その端部がシール受け要素に拘持されているシールレッグアーク55の左端部のみが下方向に動き、右端部はドア下縁の右角に固定され、ドアフレームに接触して固定されたままである。シールレッグアークは、それにより、プロファイルチャンバー53の変位の約半分に対応するストローク移動を行う。前記シールレッグアークは、ドアフレームの右端部での工程でロールし、ドアフレームに対してシールを形成する。床に当たると、第2のシールライン55aがシールレッグアーク55によって形成され、前記第2のシールラインはドア停止面に直接隣接し、さらに変形して降下し、前記ドア停止面まで達してもよい。このような変形により、シールレッグアークは、ドアフレームの方向にドアリーフ表面を超えてアーチを描いてもよく、従って、間隙を埋め、フレームに対してシールを形成してもよい。
シール要素50のプロファイルチャンバー53は、上方に開くように設計され、それによってシールリップ54の弾性変形能を高める。これに対し、シールレッグアークは、より低い弾性変形能で床と接触する壁厚で設計される。従って、より大きなシール力が直線のシール面に対して確実なシールがここで提供される。シールリップ54は、シールラインの凹凸に対する第1のシールラインで確実なシールを達成することもできる。
図4は、本発明のドアボトムシールの第2の実施形態を示す。この第2の実施形態は、下記の点で第1の実施形態と異なる。
拘持要素120は、深部112a及び上部112cを有する溝112に差し込まれている。つまり、この実施形態では中間部が省略されている。拘持要素120は、両脚部端にフック型の段差が無く、溝の深部112a中に直接固定されて差し込まれている。
拘持要素120のベース領域での昇降機構ユニット130の拘持、昇降機構ユニット130へのシール受け要素140の拘持、及びシール受け要素140へのシール要素150の拘持は、図3による第1の実施形態に対応して設計される。
図4によれば第2の実施形態では、同様に、斜め下方向に向いたシールリップ154を有する密封中空チャンバープロファイル部153が形成されている。前記密封中空チャンバー部153は、閉じた設計であり、それによって弾性が低く、第2のシールラインに対して高い接触圧力を及ぼす。
シールレッグアーク155は、シール要素のレッグアーク152の下縁から、ドア停止面に向いた拘持部156の外端まで同様に延びている。拘持部156は、今度は水平ベース156aを有する。しかし、第1の実施形態とは対照的にプロファイル部156bは、ドアリーフの下縁111中の溝12の隣に配置された別の溝113の中心に、対応する顎形状に形成される。
図5は、本発明によるドアボトムシールの第3の実施形態を示し、シール要素250がシール受け部240に拘持された設計が図4の第2の実施形態と異なる。同様に、シール受け要素240は、U字型プロファイルとして設計されているが、そのベース241の領域で、外方向に向いた溝レール242を必ず有する。中空チャンバープロファイル253の上のシール要素250に形成され、断面がT字である長手方向の構造体は、前記溝レールに挿入され、シール要素250のシール受け要素240への積極的な固定を確実にする。
さらに、第3の実施形態のシール要素250は、シール要素を拘持するために上記の2つの実施形態には設けられているような、上方を向き、その端部で反転する脚部を有していない。その代わりに、単一の脚部251が、ドアの停止側とは反対に向いた側にのみ形成され、前記脚部はその上部で反転しておらず、むしろ斜角で終わっている。この単一の脚部は、シール受け要素240と拘持要素220の間のシール効果を生じさせるため、従って、床とシール要素によって形成されるシールラインがバイパスされることを防止するために働く。
図6は、本発明のドアボトムシールの第4の実施形態を示す。第4の実施形態は、前で説明した第3の実施形態と2つの機能面で異なる。第1に、この第4の実施形態の拘持要素320は、短い脚部で設計され、それ故、シール要素350の一方の側に形成されたシール脚部351は、拘持要素に対してシールしないが、その代わりにドアの下端に導入されている溝312の側壁に対してシールする。従って、この実施形態では、サイド脚部351は先に説明した第3の実施形態よりも壁厚が大きく設計されている。
第2の相違点は、第4の実施形態では第1のシールラインを形成するための中空チャンバープロファイル及びその上に一体で形成されたリップを備えていない。その代わり、斜め下方向に延び、その下端で第1のシールラインを形成するシールリップ353が、シール要素の積極的な固定に役立つT字型の長手方向部からシール受け要素340の下に直接延びている。
本発明の実施形態の拘持要素及びシール受け要素は、押出プロファイル、例えば、アルミニウム押出プロファイルとして製造されてもよく、それにより、高い耐腐食性及び適度な強度を提供できると基本的に理解すべきである。しかしながら、製造コストを低減するために、本発明によって、拘持要素及び/又はシール受け要素は、アルミニウム、スチール又はプラスチックから形成された面取りシートプロファイルから製造することもできる。図7及び8の実施形態は、そのような構造のドアボトムシールの例である。
図7は、本発明の第5の実施形態を示す。これは、拘持要素が押出プロファイルとして設計されておらず、その代わりに、シートプロファイル、例えば、アルミニウム若しくはプラスチックプロファイル又はロール形のスチールプロファイルとして設計されている点で第4の実施形態と異なる。拘持要素420は、断面において、底部421を有する。底部421は、端部領域422a,bを有し、これらの端部領域は両側で半径約180°に横に曲げられて、昇降機構ユニット430を受けるための溝レールを形成する。次に拘持要素は、互いに対して反対に傾斜した2つの脚部423,424を両側に備え、屈曲端部からスタートして斜め外方向下方に延びている。全体的としては、拘持要素420として働くアルミニウム、プラスチック又はスチールプロファイルは同様に、U字型構造の断面を有している。
図8に示す第6の実施形態では、拘持要素が、同様にロール状アルミニウム、プラスチック又はスチールプロファイルとして設計されている。拘持要素320に断面が対応しているプロファイル520は、それぞれが両方のコーナーの頂点で90°に曲げられた2つの斜角、脚部の端部に形成された2つの180°の斜角、2つの内側に向いて90°の斜角、及びそれぞれで形成された2つの180°の斜角によって、薄いシート部から形成されている。図8の拘持要素520は、図6の第4の実施形態の押出プロファイル320と同様に機能する特性を有する。
第6の実施形態では、シール受け要素540は、アルミニウム若しくはプラスチックプロファイル又はロール状スチールプロファイルとして同様に設計される。シール受け要素540は、この目的のために、ベース上に横方向に形成された2つの90°の斜角、脚部の端部の2つの180°の斜角、及びT字型の長手方向部を受けるための溝レールを形成するために設計された2つの90°の斜角、及び内側に向いた端部に形成された180°の斜角によって形成されている。これにより、第4の実施形態のシール受け要素340を複製する。
図9〜12は、先に説明した実施形態のシール要素の斜視図である。図9は、図3の第1の実施形態で用いるシール要素50を示す。図10は、図4の第2の実施形態で用いるシール要素150を示す。図11は、第3の実施形態で用いるシール要素250を示す。図12は、第4、第5及び第6の実施形態で用いるシール要素350を示す。
図13は、本発明による設計のドアボトムシールの実施形態の、2つのシールラインの降下シーケンスの一例を説明するダイアグラムである。図3のシールライン54aに対応する第1のシール面は、図3のシールライン55aに対応する第2のシールライン位置の4mm上の上昇位置にある。前記シールラインで定義される面は、互いに平行にずれており、ドアボトムシールの全長に渡って延びている。
この上昇したスタート位置からスタートして、昇降機構ユニットが8mmストロークすると、2つのシールラインが同じ高さのAに達する。この高さまでは、第1のシールラインは、昇降機構ユニットのストロークに対応する、8mmの距離をカバーした。第2のシールラインは、昇降機構ユニットのストロークの半分の距離の4mmをカバーした。
昇降機構ユニットがこの高さからさらに降下すると、第2のシールラインよりも第1のシールラインが前に出る。即ち、第1のシールラインが第2のシールラインよりも低い位置にくる。さらに8mm降下して高さBの16mmまで全体ストロークすると、この差はすでに4mmであり、さらに8mm降下すれば、差はすでに8mmである。示した例では、昇降機構ユニットは、24mmの全体ストロークを実行でき、高さCで、第1のシールラインの24mmの距離と、第2のシールラインの12mmの距離となる。
この構成では、最大の床クリアランス、即ち、ドア下縁と床の間の最大距離20mmを、ドアボトムシールによって埋めることができる。しかしながら、12mm超の床クリアランスでは、シール効果は第1のシールライン54aのみによって達成される。このように構成したドアボトムシールの最適なシール効果は、床クリアランスが4〜12mmのときに達成される。これは、実施に好適な、それほど大きな出費を伴うことなく調整できる設置領域であり、接触圧力と位置を変えた2つのシールラインによって、信頼性が高く、自由なドアの走行を確保し、従来技術に対して顕著に改善されたシール効果を達成できる。

Claims (20)

  1. ドアに拘持するための拘持要素(20)、
    シール受け要素(40)、
    前記拘持要素(20)を前記シール受け要素(40)に機械的に連結し、前記拘持要素(20)に対して、前記シール受け要素(40)を上昇位置から降下位置に降下させ、及び、逆に前記降下位置から前記上昇位置に上昇させるために設計された、昇降機構ユニット、及び
    前記シール受け要素(40)に拘持され、長手方向に延びるシール要素(50)
    を備え、
    前記シール要素(50)は、前記昇降機構ユニットによって降下及び上昇可能な第1のシール要素部(54)によって第1のシールライン(54a)を提供し、
    前記第1のシール要素部(54)は、シールリップ及び/又はシールアークであり、前記シールアークは第1のアーク端から第2のアーク端まで延びており、前記2つのアーク端は、前記シール受け要素と共に降下及び上昇することができるドアシールであって、
    前記シール要素(50)は、第2のシール要素部(55)によって、前記第1のシールライン(54a)と平行な第2のシールライン(55a)を提供し、
    前記第2のシール要素部(55)は、第1の側部及び第2の側部(52,56)を有し、前記第1の側部(52)は、前記昇降機構ユニットによって降下及び上昇可能であり、前記第2の側部(56)は、前記拘持要素(20)に対して位置固定されており、及び
    前記降下した状態で、前記第1及び第2のシールライン(54a,55a)は、前記ドアシールの外に位置する表面に対してシールする
    ことを特徴とするドアシール。
  2. 前記第2のシール要素部が、シールレッグアーク(55)によって形成され、特に、前記第2のシール要素部がロールシールである、請求項1に記載のドアシール。
  3. 前記第1のシール要素部(54)は、前記昇降機構ユニットの完全降下ストロークで降下及び上昇が可能であり、前記完全降下ストロークが距離を規定し、前記上昇した状態で、前記第2のシール要素部(55)の前記第2の側部(56)が、前記第1のシール要素部(54)よりも低い高さで前記距離に沿って取り付けられている、請求項1又は2に記載のドアシール。
  4. 前記第1のシール要素部(54)は、前記昇降機構ユニットの完全降下ストロークで降下及び上昇が可能であり、前記第2のシール要素部(55)は、前記昇降機構ユニットの降下ストロークの分数で、特に半分で、前記昇降機構によって降下及び上昇が可能である、請求項1〜3のいずれかに記載のドアシール。
  5. 前記第2のシール要素部(55)の第2の側部(56)は、前記第1のシール要素部(54)の拘持のための前記長手方向に対して、外側横方向にずれて配置されている、請求項1〜4のいずれかに記載のドアシール。
  6. 前記第1及び第2のシール要素部(54,55)、好ましくは前記シール要素全体(50)が、単一部品として設計されている、請求項1〜5のいずれかに記載のドアシール。
  7. 前記シール要素(50)が、前記拘持要素(20)に対して長手方向に自由に変位可能に取り付けられ、好ましくは前記シール受け要素(40)の上で自由に変位可能に取り付けられている、請求項1〜6のいずれかに記載のドアシール。
  8. 前記昇降機構ユニットが、前記拘持要素(20)に対して、前記シール要素(50)の長手方向に走る、垂直移動成分及び水平移動成分を含む移動経路上の上昇位置及び降下位置の間で前記シール受け要素(40)を移動させ、前記シール要素(50)が、前記拘持要素(20)に対して長手方向に固定され、前記シール受け要素(40)に対して前記シール要素(50)の長手方向に移動可能なように拘持されている、請求項1〜7のいずれかに記載のドアシール。
  9. 前記シール要素(50)が、前記シール受け要素(40)に拘持するための第1の拘持部(52)、及び第2の拘持部(56)を有し、前記第2の拘持部は、前記シール要素(50)を前記ドア又は前記拘持要素(20)に拘持する、前記第1の拘持部(52)から離れている、請求項1〜8のいずれかに記載のドアシール。
  10. 前記第1の拘持部(52)は、前記シール受け要素(40)に拘持され、前記第2のシールライン(55a)は、前記第1及び第2の拘持部(52,56)の間に機械的に配置されている、請求項9に記載のドアシール。
  11. 前記第1の拘持部(52)は、前記拘持要素(40)に対して変位可能であり、前記第2の拘持部(56)は、前記ドア又は前記拘持要素(20)に位置固定して拘持されるように設計されている、請求項9又は10に記載のドアシール。
  12. −前記拘持要素(20)、
    −前記シール受け要素(40)、
    −前記第1のシール要素部(54)、
    −前記第2のシール要素部(55)、
    −前記第1の拘持部(52)、及び/又は
    −前記第2の拘持部(56)
    が、前記シール要素(50)の全長に渡って延びている、請求項1〜11のいずれかに記載のドアシール。
  13. −前記第1の拘持部(52)は、前記第2の拘持部(56)と同じ長さに渡って平行に延びており、及び/又は
    −前記第1のシール要素部(52)は、前記第2のシール要素部(56)と同じ長さに渡って平行に延びている、
    請求項1〜12のいずれかに記載のドアシール。
  14. 前記第2のシールライン(55a)が、外側に凸状にアーチを形成し、好ましくは、一方のアーク端に、前記シール要素を前記ドア又は前記拘持要素(20)に位置固定して拘持するための第1の拘持領域(56)を有し、かつ、他方のアーク端には、前記拘持要素(20)に対して垂直移動可能に拘持するための第2の拘持領域(52)を有するアーク部(55)上に形成されている、請求項1〜13のいずれかに記載のドアシール。
  15. 前記シール要素(50)が、前記シール要素(50)を位置固定して前記ドアに拘持するための第1の拘持領域(56)、及び前記拘持要素(20)に対して垂直移動可能に拘持するための第2の拘持領域(52)を有し、かつ、前記シール要素(50)のフレームシール部が、前記第2の拘持領域(52)から、前記ドアリーフ表面での位置を決め、前記ドアフレームに対してシールするための前記第1の拘持領域(56)を超えて延びている請求項1〜14のいずれかに記載のドアシール。
  16. 前記第2のシール要素部(55)が、前記ドアリーフの下縁の境界まで達し、特に前記第2のシールライン(55a)が前記ドアリーフの下縁の境界に隣接して配置されるように、好ましくは、前記ドアリーフの下縁の境界から10mm未満、好ましくは7.5mm未満の距離に配置される、請求項1〜15のいずれかに記載のドアシールを有するドアリーフ。
  17. 前記第2のシール要素部(55)が、フレームシール部分として設計され、前記フレームに面するドアリーフ表面の平面に延びているか、又は前記平面を超えて延びている、請求項16に記載のドアリーフ。
  18. 前記第2の拘持部(55)が前記ドアの下縁の境界領域又は前記拘持要素(20)で固定される、ドアと床との間、又はドアと床の敷居との間の空隙をシールする、請求項9若しくは請求項9を引用する請求項に記載のドアシールの使用。
  19. 前記第2の拘持部(55)の一部が、前記ドアの下縁の境界領域にある、好ましくは前記下縁境界領域の上の前記ドアリーフ表面と一直線上になるような、請求項14に記載のドアシールを有する請求項18に記載の使用。
  20. −ドアに拘持するための拘持要素(20)、
    −シール受け要素(40)、
    −前記拘持要素(20)を前記シール受け要素(40)に機械的に結合させ、前記シール受け要素(40)を上昇した位置から降下した位置に降下させ、及び逆に前記シール受け要素(40)を前記降下した位置から前記上昇した位置に上昇させるために設計された昇降機構ユニット、及び
    −前記シール受け要素(40)に拘持され、長手方向に延びているシール要素(50)
    を有し、
    前記シール要素(50)が前記拘持要素(20)に対して長手方向に自由に変位可能に取り付けられ、好ましくは、前記シール受け要素(40)の上に自由に変位可能に取り付けられている
    ことを特徴とするドアシール。
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