JP4749883B2 - 建具枠材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物躯体や浴室ユニットの床パンなどの被取付部材に建具枠材を取り付ける取付構造に関する。
ドア枠や窓枠等の建具枠材と障子とを備える建具においては、建具枠材に対して障子をけんどん方式で組み込む場合がある。
例えば、引違い戸や引違い窓では、障子をけんどん方式で建具枠材内に組み込み、その障子の戸車を建具枠材の下枠に突設されたレール上に配置している(例えば特許文献1参照)。
特開2001−182447号公報
しかしながら、作業者が障子を持ち上げて建具枠材内にけんどん方式で組み込む際、作業者は直接戸車の位置を確認できない。このため、作業者は、建具枠材に対して障子を室内外方向に前後させることで、戸車がレール上に配置されるように位置合わせしなければならず、組み込み作業性があまり高くないという問題があった。
このような問題は、戸車を有する障子を建具枠材内に組み込む場合に限らず、例えば、レールを有する建具枠材を利用し、この建具枠材内に障子を固定してFIX窓を形成する場合にも、前記レールに対して障子を正しい位置に配置する必要があり、同様の問題があった。
さらに、建物躯体や浴室ユニットの床パン等の突片を有する被取付部材に、窓枠等の建具枠材を取り付ける場合も、被取付部材の突片に対して下枠等の建具枠材を正しい位置に配置する必要があり、同様の問題があった。
本発明の目的は、被取付部材に対して建具枠材を取り付ける際に、建具枠材の位置合わせを容易に行うことができる建具枠材の取付構造を提供することにある。
本発明の建具枠材の取付構造は、被取付部材に建具枠材を取り付ける建具枠材の取付構造であって、前記被取付部材は、建具枠材に向かって上方に突出する突片を有し、前記建具枠材は、最下面に水平面部を有し、この水平面部の見込み方向中間部には、前記突片で案内される傾斜部と、前記傾斜部に連続して設けられて前記突片が収容される突片収容部とを有する溝が形成され、前記突片収容部は、枠見込み方向に離れて設けられて互いに対向する鉛直部と、鉛直部の上端間を結ぶ上端部とによって区画形成され、一方の鉛直部は前記傾斜部に連続して形成され、前記溝を挟んで配置された前記水平面部の一方側は前記傾斜部の下端に連続して形成され、前記水平面部の他方側の溝側端縁の枠見込み方向の位置は、前記突片収容部の傾斜部に連続していない鉛直部の枠見込み方向の位置と一致することを特徴とする。
本発明では、建物躯体や床パンなどの被取付部材に建具枠材を取り付ける際に、被取付部材に対して建具枠材の位置がずれていても、突片に傾斜部が当接することで、建具枠材の位置が自動的に調整される。このため、建具枠材の位置合わせを容易に行うことができる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る建具である引戸について説明する。
引戸は、建物開口内に設けられる建具枠材と、この建具枠材内に組み込まれる障子(可動障子)とを備えて構成される。
建具枠材は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして構成される。
障子は、上框、下框および左右の縦框を四周枠組みし、この枠内にパネル材を組み込んで構成される。
建具枠材の下枠1は、図1に示すように、上方に向かってつまり障子に向かって突設されたレール(突片)2を備えている。
障子は、図2に示すように、縦框3間に上框および下框4が架け渡されて枠組みされている。また、縦框3の下端の高さ位置は、下框4の下面の高さ位置と同じ位置とされている。
縦框3は、角筒状の中空本体部31と、この中空本体部31から障子内部側に突出された一対のパネル材支持片32と、中空本体部31から障子外部側(縦枠側)に突出された一対の突出片33とを備えて形成されている。
中空本体部31は、障子の見込み方向(室内外方向)に沿って配置された2つの鉛直な連結壁部34,35を備えている。
下框4は、角筒状の中空本体部41と、この中空本体部41から上方に突出された一対のパネル材支持片42と、中空本体部41から下方に突出された一対の突出片43とを備えて形成されている。
中空本体部41は、障子の見込み方向に沿って配置された3つの水平な連結壁部44,45,46を備えている。
連結壁部45には、ビスホール47が一体に形成されている。
このように構成された縦框3および下框4は、下框4の端面を縦框3の連結壁部35に当接させ、この連結壁部35を介して前記ビスホール47にビスをねじ込むことで接合されている。
なお、パネル材支持片32の先端部は、ガスケットなどを保持するために内側に折り返されているが、下框4が設けられる縦框3の下端部においては折り返し部分は切り欠かれており、この切欠部を介してパネル材支持片32内に下框4が挿入されている。
縦框3の下端部あるいは下框4の両端部近傍には、図1に示すように、戸車5を有する戸車ボックス6が取り付けられている。縦框3に戸車5を設ける場合には、縦框3の中空本体部31に戸車ボックス6を配置して取り付ければよい。また、下框4に戸車5を設ける場合には、下框4の中空本体部41に戸車ボックス6を配置して取り付ければよい。
縦框3の連結壁部34における下端部には、図1,2に示すように、下方に開口する溝36が形成されている。溝36の上部側は矩形状に切り取られており、この部分を囲むコ字状の開口部分によって突片収容部37が形成されている。
また、溝36の下部側つまり突片収容部37に連続する部分は下方に向かうにしたがって開口幅寸法が大きくなるように傾斜されており、この部分によって傾斜部38が形成されている。
すなわち、連結壁部34の下端部は、溝36によって分離されて第1突出部341および第2突出部342が形成されている。
そして、前記傾斜部38は、各突出部341,342の溝36に面した端面にそれぞれ形成されている。すなわち、各傾斜部38は、溝36を挟んで障子の見込み方向に対向して形成されている。各傾斜部38は、下方つまり溝36の開口に向かうにしたがって互いに離れる向きに傾斜されている。従って、各傾斜部38間に設けられる溝36は、その幅寸法が下方に向かうにしたがって大きくされている。
但し、溝36の下端開口幅寸法は、下框4の突出片43間の寸法以下とされている。また、溝36下端の開口位置つまり各傾斜部38の下端の室内外方向(障子見込み方向)の位置は、突出片43間あるいは突出片43の互いに対向する端縁と一致する位置となるように形成されている。
突片収容部37は、各突出部341,342の溝36に面した端面において、前記傾斜部38に連続して形成された鉛直部371と、鉛直部371の上端間を結ぶ上端部372とによって区画形成されている。
突片収容部37は、その障子見込み方向の位置が、戸車5のレール案内部(突片案内部)5Aの位置に合わせて、つまり戸車5の脱落防止フランジ5B間に位置するように形成されている。
また、突片収容部37の上端の高さ位置は、前記戸車5のレール案内部5Aの下端位置よりも上方に配置されている。これにより、戸車5は、突片収容部37に配置されたレール2上に確実に配置されるように構成されている。
さらに、突片収容部37の下端つまり各傾斜部38の上端の高さ位置は、前記戸車5のレール案内部5Aの下端位置よりも下方に配置されている。これにより、戸車5がレール2上に載置される前、レール2から所定距離上方に戸車5が配置されている状態でも、レール2に対する下框4や戸車5の室内外方向の位置は正しい位置に調整される。
なお、連結壁部35の下端にも、連結壁部34に形成された溝36と同一あるいはその溝よりも開口エリアが大きな溝が形成され、レール2が傾斜部38に案内されることを阻害しないように構成されている。
また、レール2の上端部2Aは断面円弧状に形成され、傾斜部38や突片収容部37にレール2の上端部2Aが当接した際に、接触面を小さくでき、摩擦抵抗が小さくなるように構成されている。
なお、図示しないが、上枠には障子の上框を案内するレールが設けられている。このレールによる案内構造は、例えば断面コ字状のレールなどを用いた公知の技術が利用できるため、説明を省略する。
このような本実施形態において、障子を建具枠材内に組み込むには、通常のけんどん式で組み込めばよい。
すなわち、障子の上框を上枠内に入れて障子を上方に持ち上げ、障子の下框4を下枠1の上方に配置する。次に、障子を下げて、レール2上に戸車5を配置する。
なお、障子を下げる際に、レール2と戸車5の室内外方向の位置がずれていても、図1(A)に示すように、レール2をいずれかの傾斜部38に当接させれば、障子を下げるにしたがって、傾斜部38がレール2に案内されることで、障子の下框4は、レール2と戸車5の室内外方向の位置が一致する状態に自動的に調整される。従って、突片収容部37に移動したレール2に戸車5が確実に載置され、障子を建具枠材に対して正しい位置に容易に配置される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)縦框3に傾斜部38を形成し、この傾斜部38間にレール2が案内される溝36を設けたので、障子を建具枠材内に組み込む際に、下枠1に対する下框4の位置がずれていても、障子を下げるにしたがって自動的に下框4の位置を調整することができる。
このため、レール2上に戸車5を正確にかつ容易に配置でき、障子の取付作業を効率化できる。
(2)縦框3に傾斜部38や突片収容部37を形成したので、傾斜部38や突片収容部37を容易にかつ低コストで形成できる。
すなわち、下框4に傾斜部38等を形成する場合、下框4を押出成形する金型自体を改良する必要があり、初期コストが嵩むことになる。
これに対し、本実施形態では、縦框3の連結壁部34の下端を打ち抜き加工などを行うだけで傾斜部38や突片収容部37を形成でき、さらに下框4は一般的な形状のものを流用できるので、容易にかつ低コストで形成できる。
(3)縦框3に傾斜部38や突片収容部37を形成したので、特に、縦框3に戸車5を取り付けた場合には、縦框3を基準にして戸車5の取付位置と、傾斜部38や突片収容部37の加工位置とを設定すればよく、これらの位置合わせを精度良くかつ容易に行うことができる。その上、傾斜部38や突片収容部37と戸車5との距離が近いので、お互いの位置合わせをより一層精度良くできる。
(4)本実施形態では、溝36を挟んで設けられる突出部341,342にそれぞれ傾斜部38を設けたので、レール2に対して下框4が室内外のいずれの方向にずれていても、傾斜部38がレール2に当接することで下框4の位置を容易に調整できる。
(5)突片収容部37の下端を戸車5のレール案内部5Aよりも下方に配置しているので、戸車5がレール2の上方にある状態で、下框4の室内外方向の位置をレール2に対して正しい位置に調整できる。このため、障子を下枠側に移動する際に、比較的早い段階で障子の室内外方向の位置を正しく調整でき、レール2が戸車5の脱落防止フランジ5Bにぶつかってしまうことも防止できる。さらに、建具枠材および障子間にシール材が配置されている場合も、そのシール材に無理な力が加わって破損してしまうおそれを低減でき、安定した水密・気密性能を保つこともできる。
(6)縦框3にレール2に案内される傾斜部38や突片収容部37を設けたので、レール2に対する下框4の位置を調整するための摺動片(摺動ブロック)を縦框3等に組み込む必要が無く、その分、建具の部品点数を少なくできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、前述する各実施形態と同一または同様の構成要素には同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
第2実施形態の建具は、図3に示すように、縦框3A側ではなく下框4A側に傾斜部38および突片収容部37を形成したものである。
すなわち、第2実施形態の下框4Aは、中空本体部41から下方に向かって突出された第1突出部431および第2突出部432が形成されている。
各突出部431,432は中空筒形状とされ、突出部431,432間に溝36が形成されている。
突出部431,432の溝36に面した側面部には傾斜部38が形成され、この傾斜部38に連続して突片収容部37が形成されている。
すなわち、突片収容部37は、突出部431,432において傾斜部38に連続して設けられた鉛直部371と、この鉛直部371の上端間の連結壁部46によって構成される上端部372とによって区画形成されている。
各傾斜部38は、第1実施形態の傾斜部38と同様に、下方に向かうにしたがって互いに離れる向きに形成されている。すなわち、各傾斜部38間に設けられる溝36は、その幅寸法が下方に向かうにしたがって大きくされている。
また、突片収容部37の戸車5に対する位置関係(室内外方向位置および上端位置、下端位置)は、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
一方、縦框3Aの連結壁部34の下端部は、矩形状に切り欠かれて、下方に開口した溝345が形成されている。この溝345の幅寸法(室内外方向の寸法)は、前記各傾斜部38の下端部間の寸法つまり溝36の下端開口幅寸法以上とされ、溝345の形成位置は溝36の下端開口位置に合わせて形成され、レール2が傾斜部38に案内されることを阻害しないように構成されている。
また、溝345の上端高さ位置は、前記第1実施形態の溝36と同様に、戸車5のレール案内部5A下端よりも高くされ、レール2が溝345の上端に当接することなく戸車5を案内できるようにされている。
なお、連結壁部35の下端部も、溝345と同一あるいはそれ以上に大きな溝が形成され、レール2が傾斜部38に案内されることを阻害しないように構成されている。
このような第2実施形態においても、けんどん方式で障子を建具枠材に組み込む際には、レール2に対して下框4Aの傾斜部38が当接して案内されることで、レール2と戸車5の室内外方向の位置が一致する状態に自動的に調整される。従って、突片収容部37に移動したレール2に戸車5が確実に載置され、障子は建具枠材に対して正しい位置に容易に配置される。
このような第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(1),(4),(5),(6)と同様の効果が得られる。
さらに、(7)前記第1実施形態では、縦框3に傾斜部38や突片収容部37を形成していたが、第2実施形態では、例えば、下框4Aを押出成形する際に、前記突出部431,432を下框4Aの全長に渡って形成できるため、レール2に当接する傾斜部38の面積が大きくなり、レール2に加わる力を分散でき、障子の位置をスムーズに調整できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の建具は、図4に示すように、下框4Bの各突出部431,432のうち、第2突出部432のみに傾斜部38を設け、第1突出部431は鉛直部371のみを設けた点が第2実施形態と相違する。
さらに、この相違により、縦框3Aの溝345の幅寸法および形成位置が第1突出部431の鉛直部371の下端と、第2突出部432の傾斜部38の下端間の幅寸法および形成位置に合わせて設定されており、第2実施形態の溝345に比べて幅寸法が小さくされている点が第2実施形態と相違する。
このような第3実施形態においても、レール2に対して下框4Bの傾斜部38が当接して案内されることで、レール2と戸車5の室内外方向の位置が一致する状態に自動的に調整される。
このような第3実施形態によれば、前記各実施形態の(1),(5),(6),(7)と同様の効果が得られる。
さらに、(8)傾斜部38によるレール2に対する障子の調整量は、前記第1,2実施形態に比べて小さくなるが、その分、溝36内にレール2が配置された際には、レール2に対する障子の位置ずれ量も小さくなるため、シール材に加わる力を軽減できる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、第1実施形態のように、縦框3の連結壁部34に傾斜部38および突片収容部37を設ける際に、各突出部341,342に傾斜部38を設けるのではなく、前記第3実施形態と同様に、各突出部341,342のいずれか一方の突出部のみに傾斜部38を設けてもよい。
なお、本変形例や第3実施形態のように、一方の突出部のみに傾斜部38を設ける場合、溝36の室外側あるいは室内側のいずれの突出部341,342に設けてもよいが、通常は、けんどん方式で障子を組み込む際に、障子の移動方向側の突出部342に設けることが取付作業性を向上できる点で好ましい。
さらに、傾斜部38や突片収容部37は、前記各実施形態のように、縦框3の下端や下框4A,4Bに設ける場合に限らず、上枠のレールに案内される上框や縦框の上端部に設けてもよい。さらに、上枠および下枠の各レールに案内されるように、上下框の両方や、縦框の上下両端部に設けてもよい。上框や縦框上端部に設けておけば、例えばけんどん方式で障子を建具枠材に組み込む際に、上枠のレール2に対して上框や縦框を適切な位置に容易に調整でき、取付作業性を向上できる利点がある。さらに、上下框や縦框上下両端部に設ければ、取付作業性をより一層向上できる。
また、前記各実施形態では、障子の縦框3のみ、あるいは下框4A,4Bのみに、傾斜部38や突片収容部37を形成していたが、縦框および下框の両方に、傾斜部38や突片収容部37を形成してもよい。
さらに、突片収容部37の下端高さ位置は、戸車5のレール案内部5Aの下端と同一の高さ位置に設けてもよい。
また、本発明は、障子が建具枠材のレールに沿って移動される引戸(片引き窓や引違い窓等)に限らず、障子が建具枠材内に移動不能に固定された固定窓(FIX窓)等に利用することもできる。
すなわち、図5,6に示すように、建物開口に設けられる建具枠材の下枠101に、上方に向かってレール(突片)102を突設し、この下枠101に障子の下框104を取り付けるものでもよい。
このような固定窓を構成する建具においても、図5,6に示すように、縦框103側に傾斜部38および突片収容部37を形成してもよいし、図7に示すように、下框104側に傾斜部38および突片収容部37を形成し、縦框103に溝345を形成してもよい。
いずれの場合も、前記各実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
さらに、本発明は、建物開口に設けられる建具に限らず、例えば、浴室ユニットの開口にガラスが嵌め込まれた固定窓や、引戸を取り付けて構成される建具に用いてもよい。すなわち、建具枠材となる防水パンに突片を形成し、障子となる固定窓や引戸(可動障子)の縦框や下框に傾斜部や突片収納部を形成し、これらの障子を前記防水パンに取り付けて建具を構成すればよい。
また、本発明は、建具枠材に障子を取り付ける場合に限らず、図8に示すように、浴室ユニットを構成する床パン201から突設された突片202に、浴室ドアのドア枠における下枠211を取り付ける取付構造に利用することもできる。
すなわち、建具枠材である下枠211には、前記実施形態や変形例と同様に突片収容部37および傾斜部38が形成されている。また、図8の下枠211には、引戸あるいは折れ戸の障子221を案内するレール212が形成されている。
そして、下枠211を床パン201に取り付ける際に、突片202に対する下枠211の位置がずれていても、傾斜部38が突片202に当接して案内されることで、突片202に対して下枠211を正しい位置に容易に調整できる。
従って、本発明によれば、ドア枠や窓枠を浴室ユニットの床パンや建物躯体に取り付ける際に、下枠や上枠等の建具枠材を床パンや建物躯体などの突片が形成された被取付部材に正確にかつ容易に取り付けることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することがなければ、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成は、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態の建具の要部を示す断面図であり、(A)は障子を設置中の状態を示す図、(B)は障子を設置した状態を示す図である。 第1実施形態の建具の要部を示す斜視図である。 第2実施形態の建具の要部を示す斜視図である。 第3実施形態の建具の要部を示す斜視図である。 本発明の変形例の要部を示す斜視図である。 本発明の変形例の要部を示す断面図であり、(A),(B)は障子を設置中の状態を示す図、(C)は障子を設置した状態を示す図である。 本発明の他の変形例の要部を示す斜視図である。 本発明の他の変形例の要部を示す断面図である。
符号の説明
1,101…下枠、2,102…レール(突片)、3,3A,103…縦框、4,4A,4B,104…下框、5…戸車、5A…レール案内部、34,35…連結壁部、36…溝、37…突片収容部、38…傾斜部、201…被取付部材である床パン、202…突片、211…下枠、341,431…第1突出部、342,432…第2突出部、345…溝、371…鉛直部、372…上端部。

Claims (1)

  1. 被取付部材に建具枠材を取り付ける建具枠材の取付構造であって、
    前記被取付部材は、建具枠材に向かって上方に突出する突片を有し、
    前記建具枠材は、最下面に水平面部を有し、この水平面部の見込み方向中間部には、前記突片で案内される傾斜部と、前記傾斜部に連続して設けられて前記突片が収容される突片収容部とを有する溝が形成され、
    前記突片収容部は、枠見込み方向に離れて設けられて互いに対向する鉛直部と、鉛直部の上端間を結ぶ上端部とによって区画形成され、一方の鉛直部は前記傾斜部に連続して形成され、
    前記溝を挟んで配置された前記水平面部の一方側は前記傾斜部の下端に連続して形成され、
    前記水平面部の他方側の溝側端縁の枠見込み方向の位置は、前記突片収容部の傾斜部に連続していない鉛直部の枠見込み方向の位置と一致することを特徴とする建具枠材の取付構造。
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