JP2020176445A - 建具 - Google Patents

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【課題】引き戸障子を備えつつも水密性に優れた建具を提供する。【解決手段】屋内と屋外とを仕切り、中空の部材でなる框を備える引き戸障子と、前記引き戸障子を案内するレールを備えた下枠と、を有し、前記框は下端部に、前記引き戸障子が移動する際に前記レールと摺動する摺動部材を有し、前記摺動部材は、前記レールが挿入される挿入部と、前記挿入部内と前記框内とを連通する連通孔と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、引き戸障子を備える建具に関する。
引き戸障子を備える建具としては、例えば、窓枠に内外引き違い障子を備えたサッシ窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。このサッシ窓は、引き違い障子の戸当たり框及び召合せ框には、下端部に、下枠に設けられたレールの通し部を備えた案内ブロックが嵌着されている。案内ブロックは、戸車を介してレール上に支持された引き違い障子のレールからの外れを阻止する役目も有している。
実開平1−94589号公報
上記サッシ窓の案内ブロックに設けられているレールの通し部は、上方に窪む溝状をなしており、引き違い障子と共に移動する案内ブロックの通し部とレールとの間には、水密材は設けられていない。このため、風を伴った雨の場合には、引き違い障子が風圧で押圧され、通し部の側面とレールとが密着するものの、水密性が低いため、雨水等が下枠上に進入し、しぶきとなって建具よりも屋内側に飛散する虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、引き戸障子を備えつつも水密性に優れた建具を提供することにある。
かかる目的を達成するための主たる発明は、屋内と屋外とを仕切り、中空の部材でなる框を備える引き戸障子と、前記引き戸障子を案内するレールを備えた下枠と、を有し、前記框は下端部に、前記引き戸障子が移動する際に前記レールと摺動する摺動部材を有し、前記摺動部材は、前記レールが挿入される挿入部と、前記挿入部内と前記框内とを連通する連通孔と、を有することを特徴とする建具である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、引き戸障子を備えつつも水密性に優れた建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を屋内側から見た図である。 建具の下端部における縦断面図である。 戸先框、下框、及び、摺動部材を示す斜視図である。 戸先框に設けられる摺動部材を屋内側から見た図である。 図2におけるA部の拡大図である。 図6(a)は、図4におけるB−B断面図、図6(b)は、図4におけるC−C断面図、図6(c)は、図4におけるD−D断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、図1に示すように、建物の躯体に取り付けられる枠体2と、枠体2に支持されて屋内外を仕切ることが可能な内障子及び外障子をなす引き戸障子(以下、障子という)3を備えた引違い窓用の建具1である。
以下の説明においては、建具1を屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建具1が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
枠体2は、左右方向に互いに間隔を空けて配置される左右の縦枠20と、左右の縦枠20の上端部間及び下端部間に各々掛け渡される上枠21及び下枠22とを有している。上枠21には左右方向に沿って下方に突出する上レール(不図示)が設けられている。
下枠22は、図2に示すように、2枚の障子3を各々左右方向に案内する内レール2a及び外レール2bを有する下枠本体23と、内レール2aと外レール2bとの間を覆うレール間カバー材24と、内レール2aよりも屋内側を覆うと共に屋内側に設けられている額縁(不図示)と繋がる屋内カバー材25とを有している。
下枠本体23は、内レール2aと外レール2bとが上方に突出して設けられており、内レール2aの屋内側に、当該内レール2aと見込み方向に間隔を空けて対向する下枠壁部23aが設けられている。内レール2aと外レール2bの下端部間は屋外側が低くなるような僅かな傾斜を有するレール間底部23bにより繋がっており、外レール2bの下部とレール間底部23bとにレール間カバー材24の係止部23cが設けられている。内レール2aと下枠壁部23aの下端部間も屋外側が低くなるような僅かな傾斜を有する屋内底部23dにより繋がっており、下枠壁部23aの下部と屋内底部23dとに屋内カバー材25の係止部23eが設けられている。
レール間カバー材24は、レール間底部23bの上方に間隔を空けて配置されるレール間カバー平面部24aと、レール間カバー平面部24aの下面から下方に垂設され、下端が下枠本体23の係止部23cに係止されるレール間カバー脚部24bと、を有している。レール間カバー脚部24bの下端が係止部23cに係止された状態でレール間カバー平面部24aの上面と、内レール2a及び外レール2bに支持された2枚の障子3の下端とは上下方向に間隔が空けられている。
屋内カバー材25は、屋内底部23dの上方に間隔を空けて配置される屋内カバー平面部25aと、屋内カバー平面部25aの下面から下方に垂設され、下端が下枠本体23の係止部23eに係止される屋内カバー脚部25bと、屋内カバー平面部25aの屋内側の縁から上方に立設された屋内カバー壁部25cと、屋内カバー壁部25cの上縁から屋内側に延出された屋内カバー延出部25dと、を有している。
屋内カバー脚部25bの下端が係止部23eに係止された状態で屋内カバー平面部25aの上面と、内レール2aに支持された障子3の下端とは上下方向に間隔が空けられている。また、屋内カバー脚部25bの下端が係止部23eに係止された状態で、屋内カバー壁部25cは、下枠壁部23aの屋外側にて対向し、屋内カバー延出部25dが下枠壁部23aと例えば額縁(不図示)とに跨がって配置される。屋内カバー材25が取り付けられた状態では、屋内カバー壁部25cの上端部25eと、内レール2a及び外レール2bの上端部2cとがほぼ同じ高さに位置している。
各障子3は、図1に示すように、ガラス3aと、矩形状をなしガラス3aの周端部を収容する框30とを有している。框30は、ガラス3aの上側に配置される上框31、下側に配置される下框32、閉じた状態で枠体の縦枠20と係合する戸先框33、閉じた状態で互いに見込み方向に重なる召合せ框34を有している。上框31、下框32、戸先框33、及び、召合せ框34は、いずれもアルミニウム製の押し出し成形材でなる框本体と、框本体の屋内側に設けられる合成樹脂製の框カバーとを有している。
上框31と下框32とは、戸先框33と召合せ框34との間に固定されている。このため、上框31及び下框32の小口は、戸先框33と召合せ框34とが互いに対向する部位により塞がれている。
各障子3の下框32の長手方向における両端部近傍に戸車32a(図2)がそれぞれ設けられており、障子3は戸車32aが内レール2aまたは外レール2bに支持されて左右方向に移動可能に設けられている。すなわち、左右方向が障子3の移動方向に相当する。
戸先框33及び召合せ框34の下端には、障子3が内レール2aまたは外レール2bに沿って移動する際に、内レール2aまたは外レール2bと摺動する摺動部材35が設けられている。以下、障子3に設けられている摺動部材35について、屋内側に配置される障子(内障子)3の戸先框33に設けられている摺動部材35を例に挙げて説明する。
戸先框33は、図3に示すように、アルミニウム製の押し出し成形材でなる戸先框本体331と、戸先框本体331の屋内側に設けられる合成樹脂製の戸先框カバー332とを有している。戸先框本体331は、長手方向に連通する中空部331aを有し、戸先框本体331の下端の小口331bを塞ぐように摺動部材35が中空部331aに挿入されて嵌合されている。
摺動部材35は、図4〜図6に示すように、戸先框本体331の小口331bに当接される下端板部350と、戸先框本体331の中空部331a内に挿入されて戸先框本体331に嵌合される挿入嵌合部351と、下端板部350から上方に窪む溝部352と、を有している。溝部352は、摺動部材35において、障子3が移動する左右方向に全長にわたって設けられており、障子3の戸車32aは、溝部352に挿入された内レール2aまたは外レール2bに支持される。ここで、溝部352が、内レール2aまたは外レール2bが挿入される挿入部に相当する。
下端板部350は、戸先框本体331の小口331bの外周形状に沿う輪郭をなしており、見込み方向におけるほぼ中央部において、障子3が移動する左右方向に沿うスリット350aにより2つの分割されている。
挿入嵌合部351は、下端板部350においてスリット350aをなす屋内側の縁と繋がって上方に立ち上がる屋内壁部351aと、下端板部350においてスリット350aをなす屋外側の縁と繋がって上方に立ち上がる屋外壁部351bと、屋内壁部351aと屋外壁部351bの上端部を繋ぐアーチ状の上端連結部351cと、上端連結部351cの上側において見込み方向における中央から上方に立設された補強リブ351dと、を有している。
屋内壁部351aには、左右方向における中央側の部位に、連通孔としての開孔351eが設けられている。すなわち、屋内壁部351aは、開孔351eの戸先側及び召合せ側に内レール2aと摺動する部位を有している。開孔351eは、屋内壁部351aにおいて下端板部350の上面よりも僅かに高い位置より上側であって、補強リブ351dの屋内側の面よりも屋内側に設けられている。このため、開孔351eの上端位置Pは、溝部352の最も高い頂部近傍まで設けられており、内レール2aまたは外レール2bの上端部2cとほぼ同じ高さをなす屋内カバー壁部25cの上端部25eよりも高い位置まで形成されている。
本実施形態の建具1は、例えば、図5に示すように、内障子3が内レール2aに支持された状態で、内障子3が有する戸先框カバー332の下端部と、摺動部材35が嵌合されている戸先框本体331のスリット350aよりも屋内側の部位が、内レール2aと屋内カバー材25の屋内カバー壁部25cとの間に挿入されている。このとき、摺動部材35の屋内壁部351a及び屋外壁部351bは、内レール2aと見込み方向に間隔を空けて対向しており、内レール2a上を戸車32aが転動しつつ障子3が移動する際に、屋内壁部351aまたは屋外壁部351bが内レール2aに摺動しつつ移動すること移動することにより、戸車32aが内レール2aから外れることなく障子3が移動する。ここで、屋内カバー材25における屋内カバー壁部25cが、レールとの間に引き戸障子の下端が挿入される下枠屋内壁部に相当し、屋内壁部351aが屋内対向壁部に相当し、屋外壁部351bが屋外対向壁部に相当する。
風を伴った雨が吹き付けた場合には、引き違い障子が風圧で屋内側に押圧され、摺動部材35の屋外壁部351bが内レール2aに当接するが、硬質合成樹脂製の摺動部材35とアルミニウム製の下枠22とが当接しても水密性は低い。このため、屋外壁部351bが内レール2aとの間から摺動部材35の溝部352内に風や雨水が進入し、下枠22の内レール2aよりも屋内側に雨水が溜まる虞がある。このとき、従来の建具のように、本実施形態の摺動部材35のようなレールが挿入される凹部に、開孔が設けられていない場合には、屋外壁部と内レールとの間から進入した風等により、内レールよりも屋内側に溜まった雨水等が巻き上げられ、建具よりも屋内側にしぶきとなって飛散する虞がある。
本実施形態の建具1には、摺動部材35の屋内壁部351aに、溝部352内と戸先框33の中空部331a内とを連通する開孔351eが設けられている。このため、たとえ、下枠22の内レール2aよりも屋内側に雨水等が溜まり、屋外壁部351bと内レール2aとの間から風が溝部352内に吹き込んだとしても、図5に示すように、吹き込んだ風は開孔351eから中空部331aに流出する。すなわち、吹き込んだ風において溝部352のスリット350aから屋内側に流出する量が大幅に削減される。
本実施形態の建具1によれば、戸先框33の下端に設けられている摺動部材35には、内レール2aが挿入される溝部352内と戸先框33の中空部331a内とを連通する開孔351eが設けられているので、たとえ屋外側から吹き付ける風雨により溝部352内に雨や風が進入したとしても、進入した雨や風を中空部331a内に排出可能なので屋内側への進入を抑制することが可能である。このため、障子3に高い風圧の風雨が吹き付けたとしても、建具1よりも屋内側に雨等が進入し難い、水密性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、閉じられた障子3に高い風圧の風雨が吹き付けて、下枠22において内レール2aよりも屋内側に雨が進入する場合には、内レール2aの上端部2cまたは屋内カバー壁部25cの上端部25e付近まで水位が上昇する場合がある。このとき、摺動部材35の溝部352内も同じ水位となる。このため、建具1のように、開孔351eの上端位置Pが屋内カバー壁部25cの上端部25eよりも高い位置にも設けられていると、下枠22の内レール2aよりも屋内側に雨が溜まったとしても開孔351eを確実に中空部331a内と連通させておくことが可能である。このため、進入した雨や風を、より確実に中空部331a内に排出し屋内側への進入を抑制することが可能である。このとき、内レール2aの上端部2cと屋内カバー壁部25cの上端部25eとの高さが相違する場合には、低い方の上端部よりも高い位置に、開孔351eの上端位置Pが位置するように構成されることにより、進入した雨や風を、より確実に中空部331a内に排出し屋内側への進入を抑制することが可能である。
また、開孔351eは、屋内壁部351a側に設けられているので、屋外側から進入する雨や風を流れに沿ってよりスムーズに中空部331a内に排出することが可能である。
また、開孔351eは、屋外壁部351b側には設けられていないので、戸先框33内の屋外壁部351b側から溝部352部内に雨や風が進入することを防止することが可能である。
また、摺動部材35において内レール2aと摺動する部位は、障子3の移動方向において、開孔351eの両側に設けられているので、障子3の移動方向において間隔を空けた2箇所にて内レール2aと摺動することにより障子3をより安定させて案内することができ、且つ、溝部352内に雨や風が進入することを防止することが可能である。
上記実施形態においては、内障子の戸先框33に設けられた摺動部材35において、屋内壁部351aに開孔351eを設けた摺動部材35を例に挙げて説明したが、これに限るものではない。例えば、内障子の召合せ框34に設けられた摺動部材35に開孔351eを設けても、また、外障子の戸先框33及び召合せ框34に設けられた摺動部材35に開孔351eを設けても構わない。
また、上記実施形態においては、開孔351eが屋内壁部351aに設けられている例について説明したが、これに限らず、開孔351eは、溝部352内と框30の中空部内とを連通するように設けられていれば構わない。
上記実施形態においては、屋内カバー材25の屋内カバー壁部25cが、内レール2aより屋内側に間隔を空けて対向し内レール2aとの間に障子3の下端が挿入される下枠屋内壁部となる例について説明したが、これに限るものではない。例えば、屋内カバー材25の屋内カバー壁部25cが設けられていない場合などには、下枠本体23の下枠壁部23aが、レール2aより屋内側に間隔を空けて対向し内レール2aとの間に障子3の下端が挿入される下枠屋内壁部となる構成であっても構わない。この場合には、内レール2aの上端部2cと下枠壁部23aの上端部とのうちの低い方よりも高い位置に、上端位置Pが位置するように開孔351eが設けられる。
上記実施形態においては、引き戸障子3を備えた引違い窓用の建具1を例に挙げて説明したが、これに限らず、引き戸障子を有する構成であれば、例えば、片引き戸用の建具であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
屋内と屋外とを仕切り、中空の部材でなる框を備える引き戸障子と、前記引き戸障子を案内するレールを備えた下枠と、を有し、前記框は下端部に、前記引き戸障子が移動する際に前記レールと摺動する摺動部材を有し、前記摺動部材は、前記レールが挿入される挿入部と、前記挿入部内と前記框内とを連通する連通孔と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、框の下端に設けられている摺動部材には、レールが挿入される挿入部内と框内とを連通する連通孔が設けられているので、たとえ屋外側から吹き付ける風雨により挿入部内に雨や風が進入したとしても、進入した雨や風を框内に排出可能なので屋内側への進入を抑制することが可能である。このため、引き戸障子に高い風圧の風雨が吹き付けたとしても、屋内側に雨等が進入し難い、水密性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記下枠は、前記レールより屋内側に間隔を空けて対向し前記レールとの間に前記引き戸障子の下端が挿入される下枠屋内壁部を有し、前記連通孔の上端位置は、前記レール及び前記下枠屋内壁部のうちの低い方の上端部よりもよりも高い位置に位置していることを特徴とする。
閉じられた引き戸障子に高い風圧の風雨が吹き付けて、下枠においてレールよりも屋内側に雨が進入する場合には、レール及び下枠屋内壁部のうちの低い方の上端部付近まで水位が上昇する場合がある。このとき、摺動部材の挿入部内も同じ水位となる。このため、上記建具のように、連通孔の上端位置がレール及び下枠屋内壁部のうちの低い方の上端部よりも高い位置に位置していると、下枠に雨が溜まったとしても連通孔を確実に框内と連通させておくことが可能である。このため、進入した雨や風を、より確実に框内に排出し屋内側への進入を抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記挿入部は、前記レールの屋内側にて対向する屋内対向壁部を有し、前記連通孔は、前記屋内対向壁部側に設けられていることを特徴とする。
このような建具によれば、連通孔は、屋内対向壁部側に設けられているので、屋外側から進入する雨や風を流れに沿ってよりスムーズに框内に排出することが可能である。
かかる建具であって、前記挿入部は、前記レールの屋外側にて対向する屋外対向壁部を有し、前記連通孔は、前記屋外対向壁部側には設けられていないことを特徴とする。
このような建具によれば、連通孔は、屋外対向壁部側には設けられていないので、框内の屋外対向壁部側から挿入部内に雨や風が進入することを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記摺動部材は、前記引き戸障子の移動方向において、前記連通孔の両側に前記レールと摺動する部位を有していることを特徴とする。
このような建具によれば、レールと摺動する部位は、引き戸障子の移動方向において、連通孔の両側に設けられているので、引き戸障子の移動方向において間隔を空けた2箇所にてレールと摺動することにより引き戸障子をより安定させて案内することができ、且つ、挿入部内に雨や風が進入することを防止することが可能である。
1 建具、2a 内レール、2b 外レール、2c レールの上端部、
3 障子(引き戸障子、内障子、外障子)
22 下枠、25c 屋内カバー壁部、25e 屋内カバー壁部の上端部、
30 框、33 戸先框、35 摺動部材、331a 中空部、
351a 屋内壁部、351b 屋外壁部、351e 開孔、
352 溝部、
P 開孔の上端位置

Claims (5)

  1. 屋内と屋外とを仕切り、中空の部材でなる框を備える引き戸障子と、
    前記引き戸障子を案内するレールを備えた下枠と、
    を有し、
    前記框は下端部に、前記引き戸障子が移動する際に前記レールと摺動する摺動部材を有し、
    前記摺動部材は、前記レールが挿入される挿入部と、前記挿入部内と前記框内とを連通する連通孔と、を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記下枠は、前記レールより屋内側に間隔を空けて対向し前記レールとの間に前記引き戸障子の下端が挿入される下枠屋内壁部を有し、
    前記連通孔の上端位置は、前記レール及び前記下枠屋内壁部のうちの低い方の上端部よりもよりも高い位置に位置していることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記挿入部は、前記レールの屋内側にて対向する屋内対向壁部を有し、
    前記連通孔は、前記屋内対向壁部側に設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記挿入部は、前記レールの屋外側にて対向する屋外対向壁部を有し、
    前記連通孔は、前記屋外対向壁部側には設けられていないことを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記摺動部材は、前記引き戸障子の移動方向において、前記連通孔の両側に前記レールと摺動する部位を有していることを特徴とする建具。
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