JP5290736B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、引違い窓等の建具に関し、詳しくは、窓枠と、この窓枠に支持される室内外一対の障子とを備えた建具に関する。
住宅等の引違い窓において、下枠には室内外の障子をそれぞれ案内する室内レールおよび室外レールが設けられ、これら室内外のレール間の凹溝部をカバー部材で覆うとともに、凹溝部に入った水を排水弁部材を介して室外側に排水する下枠の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−111300号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたように、下枠の室外側に複数の排水弁部材を取り付けた構造では、部品点数が多くなってしまうとともに外観意匠性が劣ってしまうという問題がある。
本発明の目的は、部品点数が低減できかつ意匠性が良好にできる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠に支持される室内側および室外側の一対の障子とを備えた建具であって、前記下枠は、前記室内側障子を案内する室内レール部と、前記室外側障子を案内する室外レール部と、これら室内外のレール部間にて当該下枠の長手方向に延びる凹溝部と、この凹溝部に取り付けられるカバー体とを有して構成され、前記室外レール部の基端部には、前記凹溝部内の水を排水可能な排水孔が形成され、前記カバー体は、前記排水孔の室内側を覆うとともに水を通過させる通水手段と、前記下枠に直接取り付けられる複数の樹脂製の取付部材と、当該取付部材を介して前記下枠に取り付けられるカバー部材とを有して構成され、前記取付部材に前記通水手段が設けられ、前記通水手段は、前記下枠の底面と前記排水孔よりも上側の一部とに当接して設けられかつ複数のスリット状排水孔を有する排水部を備え、前記取付部材は、上面部と、この上面部に下方に凹んで形成された溝部と、この溝部の室外側側面を構成する突片部とを有し、前記突片部に連続して前記排水部が設けられ、前記カバー部材は前記凹溝部の底面を覆う上面部と、この上面部から下方に突出して設けられ前記取付部材に保持される被保持部とを有し、前記上面部の室内側端縁と前記室内レール部との間に隙間が形成され、前記上面部の室外側端縁と前記室外レール部との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
以上の本発明によれば、カバー体に通水手段を設け、この通水手段を介して室外レール部の基端部の排水孔に向かって通水させることで、凹溝部内の水を室外空間に排水することができる。従って、下枠の室外側に排水弁部材のような別部品を設ける必要がなくなることから、部品点数を低減することができるとともに、下枠の外観意匠性を良好にすることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る建具である引違い窓1を示す縦断面図である。
引違い窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るものであって、上枠2、下枠3、および左右の縦枠4を四周枠組みした窓枠5と、この窓枠5の内部に開閉自在に支持された室内外一組の障子6,7および網戸8とを備えて構成されている。室内外の障子6,7(室内側障子6および室外側障子7)は、それぞれの下框12に設けられた戸車14が下枠3のレール部38,48(後述)に案内されるとともに、縦框の上端に設けられた摺動片15が上枠2の上レール2A,2Bに案内されることで、左右に開閉可能に構成されている。
次に、引違い窓1における下枠3の構造を図2〜図4に基づいて詳しく説明する。ここで、図2は、下枠3を示す平面図であり、図3は、下枠3を拡大して示す縦断面図である。図4は、下枠3の要部を拡大して示す斜視図である。
下枠3は、それぞれアルミ押出形材製の室内部材3Aおよび室外部材3Bと、これらを連結する樹脂製の断熱部材3Cとを備えて構成された断熱仕様の枠材である。また、詳しい説明を省略するが、上枠2および縦枠4も断熱仕様とされ、つまり引違い窓1における窓枠5は、断熱窓枠として構成されている。
室内部材3Aは、室内側障子6の戸車14を案内する室内レール部38を有して形成されている。また、室外部材3Bは、図示しない建物躯体に固定される固定片部41と、この固定片部41の上部に設けられて断熱部材3Cに係合する連結部42と、連結部42から室外側に延びるとともに下方に傾斜した傾斜上面部43と、この傾斜上面部43の室外側に連続して略水平に室外側に延びる水平上面部44と、この水平上面部44の室外側から下方に延びる室外側面部45と、固定片部41から室外側に延びて室外側面部45と交差する底面部46と、水平上面部44の室外端近傍から上方に立ち上がる立上片部47と、この立上片部47の上端からさらに上方に延びて室外側障子7の戸車14を案内する室外レール部48と、立上片部47の上端から室外側に延びて上方に折れ曲がり網戸8の戸車を案内する網戸レール部49とを有して形成されている。
また、下枠3には、室内部材3Aの室内レール部38と、断熱部材3Cの上面と、室外部材3Bの傾斜上面部43、水平上面部44、立上片部47および室外レール部48とによって、上方に開口した凹溝部3Eが形成されている。この凹溝部3Eは、室内レール部38と室外レール部48との間において下枠3の長手方向に沿って延びて形成されている。そして、図2に示すように、下枠3の長手方向略中央であり室内外の障子6,7の召合せ部下方位置の凹溝部3Eには、樹脂製の風止板3Fが設けられている。この風止板3Fは、凹溝部3Eを左右に仕切るものであって、室内外の障子6,7を閉じた状態で、それらの召合せ框(内外の縦框)の下端部に当接することで、凹溝部3Eを介して室内側に外気や雨水が浸入するのを防止し、気密性や水密性が確保できるように構成されている。
以上のような下枠3の凹溝部3Eにおいて、風止板3Fの左右には、凹溝部3Eの底面(断熱部材3Cの上面、室外部材3Bの傾斜上面部43および水平上面部44)を覆う樹脂製のカバー部材3G(図1参照)と、カバー体3H(図3参照)とが設けられている。樹脂製のカバー部材3Gは、図2中、風止板3Fの左側に設けられ、図1に示すように、下枠3の室内レール部38の基端部と立上片部47の基端部との間に係合されて取り付けられている。また、樹脂製のカバー部材3Gに対応した下枠3の室外部材3Bには、下枠3の長手方向に沿った適宜な複数位置に排水部品(排水弁)3Jが取り付けられており、立上片部47に設けられた排水孔47Aを介して凹溝部3Eに入った雨水等を室外側に排出できるとともに、室外側から凹溝部3Eへの虫等の進入が防止できるようになっている。
一方、カバー体3Hは、図3に示すように、アルミ押出形材製(金属製)のカバー部材50と、その長手方向の両端部側にてカバー部材50を下枠3に取り付ける樹脂製の取付部材60とを有して構成されている。ここで、室内部材3Aにおける室内レール部38の基端部室外側には、室内側に凹んだ係合部38Aが形成され、室外部材3Bにおける立上片部47と室外レール部48との交差部分には、室外側に凹んだ係合部48Aが形成され、これらの係合部38A,48Aに取付部材60が係合されるようになっている。
カバー部材50は、凹溝部3Eの底面を覆う長尺板状の上面部51と、この上面部51から下方に突出して取付部材60に保持される室内外一対の被保持部52,53とを有して形成されている。上面部51は、室内側から室外側に向かって下がり勾配を有して設けられ、その室外側端縁が下方に曲げ下げられており、上面部51に降った雨水等が室外部材3Bの水平上面部44に落下するように構成されている。また、室内側の被保持部52は、その下端部が室内側に折り曲げられて略L字形に形成され、室外側の被保持部53は、その下端部が室外側に折り曲げられて略L字形に形成され、これらの被保持部52,53は、それぞれ取付部材60の保持されるようになっている。
次に、取付部材60は、図4にも示すように、ピース状の樹脂製一体成形部材であって、見込み方向中間部に設けられてカバー部材50の上面部51の下面に対向する第1上面部61と、この第1上面部61の室内側に沿って下方に凹んだ第1溝部62と、この第1溝部62の室内側にて第1上面部61と略フラットに設けられる第2上面部63と、この第2上面部63の室内側から下方に延びるとともに室内側に屈曲した第1被係合部64とを有して形成されている。さらに、取付部材60は、第1上面部61の室外側に沿って下方に凹んだ第2溝部65と、この第2溝部65の室外側側面を構成する突片部66と、この突片部66の下部から室外側に連続して設けられる略三角筒状の通水手段としての排水部70とを有して形成されている。そして、第1溝部62の上部室内側には、第2上面部63の室外側に連続する第1保持部68が形成され、第2溝部65の上部室外側には、突片部66の上端部から室内側に突出した第2保持部69が形成され、これら第1および第2の保持部68,69によってカバー部材50の被保持部52,53を保持できるようになっている。
また、排水部70は、突片部66の基端部から室外側上方に傾斜した排水傾斜面部71と、略三角筒状の左右両端部に設けられる排水側面部72とを有して形成され、室外部材3Bの立上片部47および水平上面部44に当接するとともに、立上片部47に形成された排水孔47Aの室内側を覆う位置に設けられている。そして、排水傾斜面部71の上端縁によって下枠3の係合部48Aに当接して係合される第2係合部67が構成されるとともに、排水傾斜面部71および排水側面部72には、それぞれ複数のスリット状排水孔73,74が形成されている。これらのスリット状排水孔73,74の開口幅寸法は、凹溝部3E内に入った雨水等を通過させて排水孔47Aを介して室外側に排水可能で、かつ室外側から排水孔47Aを介して入った虫等が当該スリット状排水孔73,74から凹溝部3Eの内部側に進入しない程度の寸法に設定されている。
以上の取付部材60は、第1被係合部64が下枠3の係合部38Aに係合され、第2係合片部67が下枠3の係合部48Aに係合されることで下枠3に取り付けられており、この取付状態において、下枠3の係合部38Aと立上片部47との間に押圧状態で挟持されることで、取付部材60ががたつくことなく下枠3に取り付けられるようになっている。そして、この取付状態において、第1溝部62の下面62Aおよび室外側側面の下端部62Bと、第2溝部65の下面65Aとが室外部材3Bの傾斜上面部43に当接し、さらに突片部66の基端部および排水部70が水平上面部44に当接するようになっている。すなわち、排水部(通水手段)70は、その下面が下枠3の底面としての水平上面部44に当接し、その先端部である第2係合部67が下枠3における排水孔47Aよりも上側の一部としての係合部48Aに当接するように構成されている。
カバー部材50は、図3に示すように、室内側の被保持部52を第1溝部62に挿入して先端を第1保持部68に係合させるとともに、室外側の被保持部53を第2溝部65に挿入して先端を第2保持部69に係合させることで、取付部材60に保持されるようになっている。また、上面部51の室外側端縁を押して上面部51を上方凸に撓ませ、室外側の被保持部53を第2保持部69から外してから、室内側の被保持部52を第1保持部68から外すことで、カバー部材50が取付部材60から取り外せるようになっている。また、カバー部材50を取り付けた状態において、その上面部51の室内側端縁と室内レール部38とは所定距離だけ離れ、それらの間に隙間が形成され、上面部51の室外側端縁と室外レール部48とは所定距離だけ離れ、それらの間に隙間が形成されるようになっている。従って、カバー部材50が夏季の日射で加熱されたり、冬季に冷却されたりしても、その熱が下枠3に伝達されず、下枠3の断熱性能が阻害されないようになっている。
以上の実施形態によれば、カバー体3Hにおける取付部材60に排水部70が形成され、この排水部70を介して凹溝部3E内の水を排水孔47Aに向かって流すことができるので、カバー体3Hに対応した下枠3の室外側に排水部品(排水弁)3Jのような別部品を設ける必要がなくなることから、部品点数を低減することができるとともに、下枠3の外観意匠性を良好にすることができる。さらに、排水部70に設けたスリット状排水孔73,74によって、室外側から凹溝部3Eへの虫等の進入を防止することができる。また、カバー部材50を取付部材60から取り外すことで、取付部材60の排水部70を下枠3の上方からメンテナンスすることができ、そのメンテナンス性を向上させることができる。さらに、取付部材60を下枠3から取り外せば、排水部70のメンテナンス性をより一層向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5、図6に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
図5は、第2実施形態の下枠3を拡大して示す縦断面図である。図6は、下枠3の要部を拡大して示す斜視図である。
本実施形態では、カバー体3Hに代えてカバー部材3Kを用いる点が前記第1実施形態と相違するものの、窓枠5や障子6,7の構成は、前記第1実施形態と略同様である。以下、相違点を詳しく説明する。
カバー部材3Kは、下枠3の長手方向に沿った長尺の樹脂製部材であって、室外部材3Bの傾斜上面部43の上面に沿って室外側に下がり傾斜を有する第1上面部81と、この第1上面部81の室内側に連続して室外部材3Bの連結部42および断熱部材3Cの上面に沿って略水平に設けられる第2上面部82と、第1上面部81の室外側に連続して室外側に向かって上方に傾斜した傾斜立上片部83とを有して一体に形成されている。このカバー部材3Kにおいて、第1および第2の上面部81,82によって凹溝部3Eの底面を覆うカバー部が構成されている。そして、第2上面部82の室内側端縁には、室内部材3Aの係合部38Aに係合されて下枠3に保持される室内側の被保持部84が形成されるとともに、室外部材3Bの係合部48Aに係合されて下枠3に保持される室外側の被保持部は、傾斜立上片部83によって構成され、この傾斜立上片部83の室外側先端部が係合部48Aに当接するようになっている。また、第1上面部81の室外側端縁および傾斜立上片部83の基端部には、室外部材3Bの水平上面部44に当接する当接面部85が形成され、この当接面部85の室外側端縁は、傾斜立上片部83の基端部よりも室外側に突出して設けられている。すなわち、傾斜立上片部(通水手段)83は、その基端部である当接面部85が下枠3の底面としての水平上面部44に当接し、その先端部が下枠3における排水孔47Aよりも上側の一部としての係合部48Aに当接するように構成されている。
そして、カバー部材3Kにおいて、傾斜立上片部83は、室外部材3Bの立上片部47の室内側を覆って設けられており、この傾斜立上片部83には、その長手方向の適宜な位置に複数のスリット状排水孔86が形成されている。すなわち、傾斜立上片部83によって通水手段が構成され、カバー部材3Kの第1および第2の上面部81,82上の水がスリット状排水孔86を介して傾斜立上片部83よりも室外側に流れ、水平上面部44に落下してから排水孔47Aを介して室外側に排水されるようになっている。また、スリット状排水孔86の開口幅寸法は、室外側から排水孔47Aを介して入った虫等が当該スリット状排水孔86から凹溝部3Eの内部側に進入しない程度の寸法に設定されている。さらに、複数のスリット状排水孔86は、排水孔47Aに対して左右にずれた位置に設けられ、従って、排水孔47Aから入った外光がスリット状排水孔86を通って室内側に透過しないように構成されている。
以上の第2実施形態によれば、前記第1実施形態と略同様の作用効果を奏することができ、すなわち部品点数が低減できかつ意匠性が良好にできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる以下の構成を備えていればよい。
(1)本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠に支持される室内側および室外側の一対の障子とを備えた建具であって、前記下枠は、前記室内側障子を案内する室内レール部と、前記室外側障子を案内する室外レール部と、これら室内外のレール部間にて当該下枠の長手方向に延びる凹溝部と、この凹溝部に取り付けられるカバー体とを有して構成され、前記室外レール部の基端部には、前記凹溝部内の水を排水可能な排水孔が形成され、前記カバー体は、前記排水孔の室内側を覆うとともに水を通過させる通水手段を有して構成され、この通水手段は、前記下枠の底面と前記排水孔よりも上側の一部とに当接して設けられていればよい。
以上の本発明によれば、カバー体に通水手段を設け、この通水手段を介して室外レール部の基端部の排水孔に向かって通水させることで、凹溝部内の水を室外空間に排水することができる。従って、下枠の室外側に排水弁部材のような別部品を設ける必要がなくなることから、部品点数を低減することができるとともに、下枠の外観意匠性を良好にすることができる。
(2)本発明の建具では、前記カバー体は、前記下枠に直接取り付けられる複数の樹脂製の取付部材と、当該取付部材を介して前記下枠に取り付けられるカバー部材とを有して構成され、前記取付部材に前記通水手段が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、通水手段を取付部材に設け、取付部材にカバー部材を保持させるようにすることで、取付部材からカバー部材を外すだけで取付部材の通水手段をメンテナンスすることができる。
(3)本発明の建具では、前記カバー体は、前記下枠に係合されて保持される室内側および室外側の被保持部と、当該被保持部の上方に設けられるカバー部とを有して一体に形成され、前記室外側の被保持部に前記通水手段が設けられていてもよい。
このような構成によれば、一体のカバー体における室外側の被保持部に通水手段を設けたことで、部品点数をさらに低減することができる。
(4)本発明の建具では、前記通水手段は、複数のスリット状排水孔を有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、複数のスリット状排水孔によって通水手段を構成することで、スリット状排水孔の開口幅を小さくしても通水性が確保できるとともに、開口幅を小さくすることで、室外側から虫等が凹溝部に進入することを防止することができ、カバー体の通水手段に防虫機能を付加することができる。
また、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、室内外一対の障子6,7を有する引違い窓1を例示して説明したが、本発明の建具は、室内外の障子6,7のうちのいずれか一方を窓枠5に移動不能に固定した片引き窓であってもよい。
また、前記実施形態では、閉じた状態の室外側障子7の室内側に位置する凹溝部3Eに設けるカバー部材3Gを樹脂製とし、このカバー部材3Gを直接下枠3に取り付ける構成としたが、前記第1実施形態のカバー体3Hを用いてもよいし、前記第2実施形態のカバー部材3Kを用いてもよい。
また、前記第1実施形態では、カバー体3Hのカバー部材50を金属製とし、取付部材60を樹脂製としたが、これに限らず、カバー部材50が樹脂製であってもよく、取付部材60が金属製であってもよい。さらに、前記第2実施形態では、カバー部材3Kを樹脂製としたが、これに限らず、カバー部材3Kが金属製であってもよい。
また、前記実施形態では、窓枠5を断熱仕様としたが、窓枠5を構成する上枠2、下枠3および縦枠4がそれぞれアルミ製の単材から構成された通常仕様の窓枠であってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具の第1実施形態に係る下枠を示す平面図である。 前記下枠を拡大して示す縦断面図である。 前記下枠の要部を拡大して示す斜視図である。 前記建具の第2実施形態に係る下枠を示す縦断面図である。 前記下枠の要部を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
2…上枠、3…下枠、3E…凹溝部、3H…カバー体、3K…カバー部材、4…縦枠、5…窓枠、6…室内側障子、7…室外側障子、38…室内レール部、47A…排水孔、48…室外レール部、50…カバー部材、60…取付部材、70…排水部(通水手段)、73,74,86…スリット状排水孔、83…傾斜立上片部(被保持部、通水手段)、84…被保持部。

Claims (1)

  1. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠に支持される室内側および室外側の一対の障子とを備えた建具であって、
    前記下枠は、前記室内側障子を案内する室内レール部と、前記室外側障子を案内する室外レール部と、これら室内外のレール部間にて当該下枠の長手方向に延びる凹溝部と、この凹溝部に取り付けられるカバー体とを有して構成され、
    前記室外レール部の基端部には、前記凹溝部内の水を排水可能な排水孔が形成され、
    前記カバー体は、前記排水孔の室内側を覆うとともに水を通過させる通水手段と、前記下枠に直接取り付けられる複数の樹脂製の取付部材と、当該取付部材を介して前記下枠に取り付けられるカバー部材とを有して構成され、前記取付部材に前記通水手段が設けられ、
    前記通水手段は、前記下枠の底面と前記排水孔よりも上側の一部とに当接して設けられかつ複数のスリット状排水孔を有する排水部を備え、
    前記取付部材は、上面部と、この上面部に下方に凹んで形成された溝部と、この溝部の室外側側面を構成する突片部とを有し、前記突片部に連続して前記排水部が設けられ、
    前記カバー部材は前記凹溝部の底面を覆う上面部と、この上面部から下方に突出して設けられ前記取付部材に保持される被保持部とを有し、前記上面部の室内側端縁と前記室内レール部との間に隙間が形成され、前記上面部の室外側端縁と前記室外レール部との間に隙間が形成され
    ている建具。
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