JP5475249B2 - 窓シャッター枠 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅などの建物外壁から枠部が突出したサッシ枠を包囲して、外壁に取り付けられる窓シャッター枠に関する。
近年、サッシのペアガラス化、強化ガラスや網入りガラスの採用などにより、耐風強度や防犯性が高まり、サッシの取り付けられた窓に、竣工時には窓シャッターの付設されない住宅が多い。その一方で、住環境の変化や、防犯に対する一層の信頼性確保から、特に一階部分での窓に対しては竣工後に、窓シャッター(例えば、特許文献1参照)が取り付けられることがある。
図12は従来の窓シャッター枠を備える窓シャッターを、サッシと共に表した縦断面図、図13は図12の要部拡大図である。
例えば掃き出しサッシに後付けされる窓シャッター500は、外壁501から枠部503が突出したサッシ505を包囲して外壁501に取り付けられる窓シャッター枠507を有する。
窓シャッター枠507は、枠部503の上側の外壁501aに取り付けられるシャッター収容部509と、このシャッター収納部509の左右から垂下し枠部503を挟んで外壁501に取り付けられる一対のガイドレール511と、一対のガイドレール511の下端を両端上面513aで担持し、図13に示す基礎515のはつり部517に固定されるシャッター下枠513を備える。図中、521はペアガラス障子、523は網戸、525はシャッターカーテン、527は下部レール枠を示す。
このように、窓シャッター500は、サッシ505を包囲して建物外壁501に取り付けられる窓シャッター枠507を有することで、竣工後のサッシ505に対して取り付けられて、防犯性、耐風性等を一層向上させることができた。
特開2006−241736号公報
しかしながら、従来の窓シャッター枠507は、サッシ505の周囲を囲むように外壁501に配設される構造から、シャッター下枠513がサッシ枠部503の下部レール枠527より下方に配置されていたため、一般的に外壁501より外側へ突出する基礎515と干渉することとなり、その結果、現場にて基礎515の干渉部分529(図13参照)をはつって、そのはつり部517にシャッター下枠513を納めていた。外壁501からのサッシ枠部503の出寸法Pは、建物によって全てが均等とは限らず、建物ごとに異なり不揃いであるため、はつり量は現場ごとに異なり、煩雑な施工を現場に強いていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、基礎のはつり作業を無くし、窓シャッターを外壁へ容易に取り付けできる窓シャッター枠を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の窓シャッター枠は、外壁3から枠部5が突出したサッシ7を包囲して前記外壁3に取り付けられる窓シャッター枠100であって、
前記枠部5の上側の外壁3aに取り付けられるシャッター収容部11と、
該シャッター収納部11の左右から垂下し前記枠部5を挟んで前記外壁3に取り付けられる一対のガイドレール13と、
該一対のガイドレール13の下端を両端上面15aで担持し前記枠部5における下部レール枠17の前面17aに固着(固定した形で取り付け)されるシャッター下枠15と、 を具備している。
この窓シャッター枠では、サッシ7の下部レール枠17より下側にシャッター下枠15が固定されることで、基礎25と干渉しなくなり、その結果従来必要となっていた基礎25のはつり作業が無くなる。つまり、シャッター下枠15が下部レール枠17の前面17aに固着されることで、基礎25との干渉が回避された。
請求項記載の窓シャッター枠は、外壁3から枠部5が突出したサッシ7を包囲して前記外壁3に取り付けられる窓シャッター枠100であって、
前記枠部5の上側の外壁3に取り付けられるシャッター収容部11と、
該シャッター収納部11の左右から垂下し前記枠部5を挟んで前記外壁3に取り付けられる一対のガイドレール13と、
該一対のガイドレール13の下端を両端上面15aで担持し前記枠部5における下部レール枠17の前面17aに固着されるシャッター下枠15と、を具備し、
前記シャッター下枠15が、前記下部レール枠17の前面17aに固定されるベース部材27と、該ベース部材27に対し、前記外壁面に垂直な前後方向に調整移動可能となり、所望の調整移動位置において、該ベース部材27の前記上面の下部に、固定手段により固着される先端調整部材29と、を有し、該先端調整部材29は、その前端部に前面化粧板29aが上方に突出して設けられ、該前面化粧板29aの裏面側に前記一対のガイドレール13が設けられていることを特徴とする。
この窓シャッター枠では、サッシ7の下部レール枠17より下側にシャッター下枠15が固定されることで、基礎25と干渉しなくなり、その結果従来必要となっていた基礎25のはつり作業が無くなる。つまり、シャッター下枠15が下部レール枠17の前面17aに固着されることで、基礎25との干渉が回避された。また、ガイドレール13が外壁3に取り付けられる構造では、外壁3からのサッシ枠部5の出寸法により、ガイドレール13の下端に連結されるシャッター下枠15と下部レール枠17に生じる隙間が変化するが、下部レール枠17に固定されたベース部材27に対して、前端部に前面化粧板29aが上方に突出して設けられた先端調整部材29が前後に調整移動されて、この隙間が無くなる。これにより、一種類のシャッター下枠15にて現場ごとに異なる外壁3からのサッシ枠部5の出寸法に対応できる。
先端調整部材29の出寸法は、その前面化粧板29aの裏面側となるガイドレール13の位置に合わせて調整される。
請求項2では、前記ベース部材の前記上面には、ネジ部材よりなる前記固定手段の頭部が収容される凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項3では、前記ベース部材は、前記上面と下片とを垂直片で連結した断面略コ字形の収納空間部がその開口を前方向として形成され、前記先端調整部材は、その前記前面化粧板の背面下部に、前記ベース部材の前記収納空間部に挿入される角筒部が形成されていることを特徴とする。
請求項4では、前記ベース部材の前記収納空間部の内部には、挿入位置にある前記角筒部の後端が当接する段部が形成されていることを特徴とする。
請求項記載の窓シャッター枠は、上記の窓シャッター枠において、前記シャッター下枠15の両端には、該両端を覆うエンドキャップ45が装着され、
該エンドキャップ45は、その先端部側の形状が前記先端調整部材29の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて両先端部が固着されるとともに、該先端調整部材29の先端部の位置を基準に、前記エンドキャップ45が後端部方向に延出形成され、
前記ベース部材27と前記先端調整部材29との前記外壁面3に垂直な方向の調整後、前記エンドキャップ45の後端部が、前記外壁面3に沿って切除されて長さ調整されて形成されており、
該エンドキャップ45が前記先端調整部材29と前記ベース部材27との両端を閉塞することを特徴とする。
この窓シャッター枠では、シャッター下枠15の両端がエンドキャップ45で閉塞され、これによりシャッター下枠15の内部空間に塵埃などの侵入防止となり、また、シャッター下枠15の両端面が表出せず、エンドキャップ45で覆われることとなり、接触等に対する安全性の向上を図れ、且つ窓シャッター全体としての意匠性が向上する。
請求項記載の窓シャッター枠は、前記シャッター下枠15が、空隙を介して前記下部レール枠17の前面17aに固着され、
前記空隙を画成する支持片33が前記シャッター下枠15から横方向に延在して前記下部レール枠17に向かって突設され、
該支持片33が、前記空隙31に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴37を有することを特徴とする。
この窓シャッター枠では、シャッター下枠15と下部レール枠17が面接触されることを回避し、面接触することによる毛管現象による浸入水の拡散や、滞留を防止して、シャッター下枠15と下部レール枠17の間に浸入した水が、他部分へ浸入すること無く、空隙31に速やかに集められる。つまり、空隙31が排水路兼止水部(奥側への浸入バリアー)として作用する。
本発明に係る請求項1記載の窓シャッター枠によれば、シャッター下枠を、サッシの枠部における下部レール枠の前面に固着したので、基礎のはつり作業を無くし、窓シャッターを外壁へ容易に取り付けできるようになる。また、建物外壁の状態に関わらず、シャッター下枠が取り付けられることとなる。すなわち、基礎のある建物1階では基礎のはつり工程を不要とし、2階より上では、窓下の外壁状態に影響されずに窓シャッター枠を構築できることとなる。
さらに、請求項記載の窓シャッター枠によれば、シャッター下枠を、下部レール枠の前面に固定されるベース部材と、外壁面に垂直な方向に調整移動可能となってこのベース部材に固着され、前端部に前面化粧板が上方に突出して設けられた先端調整部材とで構成したので、基礎のはつり作業等を無くし、一種類のシャッター下枠にて現場ごとに異なる外壁からのサッシ枠部の出寸法を吸収して、窓シャッターを外壁へ容易に取り付けできるようになる。
先端調整部材の出寸法を、既に固定されたガイドレールの位置にに合わせて調整させることができることから、一種類のシャッター下枠にて現場ごとに異なるガイドレールの位置に対応できる。
請求項2では、固定手段の頭部が、ベース部材の凹部内に収容され、ベース部材の上面に衝接する他部材(シャッターの座板)と干渉しなくなり、その結果、固定手段がベース部材と先端調整部材の最適な固定位置に配置可能となる。
請求項3又は請求項4では、先端調節部材自体、及び、シャッター下枠全体の剛性、耐荷重を高めることができる。
請求項記載の窓シャッター枠によれば、シャッター下枠の両端がエンドキャップで閉塞され、これによりシャッター下枠の内部空間への塵埃などの侵入防止となり、また、シャッター下枠の両端面が表出せず、エンドキャップで覆われることとなり、接触等に対する安全性の向上を図れ、且つ窓シャッター全体としての意匠性が向上する。
請求項記載の窓シャッター枠によれば、シャッター下枠を、空隙を介して下部レール枠の前面に固着し、空隙を画成する支持片に、空隙に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴を設けたので、シャッター下枠と下部レール枠の間に浸入した水を空隙に集め、水抜き穴から外部へ速やかに排出することができる。
以下、本発明に係る窓シャッター枠の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る窓シャッター枠を備えた窓シャッターの斜視図、図2は図1に示した窓シャッターをサッシと共に表した縦断面図、図3は図2の要部拡大図である。
例えば掃き出しサッシに後付けされる窓シャッター1は、外壁3から枠部5が突出したサッシ7を包囲して外壁3に取り付けられる窓シャッター枠100を有する。
窓シャッター枠100は、枠部5の上側の外壁3aに取り付けられるシャッター収容部11と、このシャッター収納部11の左右から垂下し枠部5を挟んで外壁3に取り付けられる一対のガイドレール13と、一対のガイドレール13の下端を両端上面15aで担持し、枠部5における下部レール枠17の前面17aに固着されるシャッター下枠15を備える。図中、19はペアガラス障子、21は網戸(図1では図示を省略)、23はシャッターカーテン、25は基礎を示す。
図4は図3に示したシャッター下枠の拡大断面図である。
本発明において、シャッター下枠15は、一体の単一部材とすることができる。シャッター下枠15は、単一部材であっても、下部レール枠17の前面17aに固着されることで、基礎25と干渉しなくなり、その結果従来必要となっていた基礎25のはつり作業が無くなる大きな効果を有する。
ところで、異なる住宅建物では外壁3からのサッシ枠部5の出寸法Pは不揃いでありまちまちのため、下部レール枠17にシャッター下枠15を固着し、そのシャッター下枠15にガイドレール13を連結すると、ガイドレール13と外壁3の間やシャッター収容部11と外壁3の間に隙間が生じる。この隙間は、現場ごとでまちまちとなる。そのため、この間隙をゼロまたは所定寸法で一定とするために、ガイドレール13、シャッター収容部11などの枠部材を、この隙間に合わせて何種類も持たなければならなくなる。そこで、本実施の形態による窓シャッター1は、シャッター下枠15に出寸法を吸収する調整機能を付与している。
すなわち、シャッター下枠15は、下部レール枠17の前面17aに固定される図4に示すベース部材27と、外壁面に垂直な方向に調整移動可能となってこのベース部材27に固着される先端調整部材29とを有する。ベース部材27は、上面15aと平行な下片15bを、垂直片15cで連結した断面略コ字形の長尺部材で形成される。上面15a、垂直片15c、下片15bにて囲まれる内方は収容空間15dとなる。下片15bは、中央部に段部15eを有し、段部15eを挟んで前部が低く、後部が高くなっている。段部15eは水切り的作用も有する。
一方、先端調整部材29は、前面化粧板29aと、この前面化粧板29aの背面下部に一体成形される角筒部29bを有する。先端調整部材29は、角筒部29bを有することで、先端調整部材29自身、及びシャッター下枠15全体の剛性、耐荷重を高めている。角筒部29bは、ベース部材27の収容空間15dに挿入されて、後端が段部15eに当接する。この後端の段部15eに当接する位置が、ベース部27に対する先端調整部材29の最短の出寸法となる。これにより、先端調整部材29は、ベース部材27に対し外壁面に垂直な方向(図4の矢印a方向)に調整移動可能となっている。また、上記出寸法の最短長さ時では、先端調整部の前面化粧板29aの裏面にベース部材27の上面15aの最先端が当接する位置でもある。すなわちこの実施の形態においては、ベース部材27の上面15aと段部15eとの間隔が先端調整部材29の角筒部29bの外形長さに略相当するよう形成されており、上面15aと段部15eとが双方当接する構成としても良く、或いはいずれか一方が当接するよう構成してもよく、当接位置にて、ベース部材27と先端調整部材29との組み付け状態における最も短い長さとされる。
シャッター下枠15は、空隙31を介して下部レール枠17の前面17aに固着される。シャッター下枠15のベース部材27には、空隙31を画成する支持片33,35が垂直片15cから横方向に延在して下部レール枠17に向かって突設されている。なお、下方の支持片33は、空隙31に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴37を有する。シャッター下枠15と下部レール枠17が面接触されることを回避し、面接触することによる毛管現象による浸入水の拡散や、滞留を防止して、シャッター下枠15と下部レール枠17の間に浸入した水が、他部分へ浸入すること無く、空隙31に速やかに集められる。つまり、空隙31が排水路兼止水部として作用し、奥側(建物側)への浸水防止効果を向上させる。
また、下部レール枠17の前面17aにサッシ枠部の水抜き孔が形成されていても、空隙31が設けられることにより、この水抜き孔を塞いでしまうことを防ぐことが可能となる。なお、空隙31は、支持片33,35で、このサッシ枠の水抜き孔を塞いでしまったり、その機能を妨げることのないように、これら支持片33,35が水抜き孔の位置を避けるような配置位置として形成されることが好ましい。
このように、シャッター下枠15は、空隙31を介して下部レール枠17の前面17aに固着し、空隙31を画成する支持片33に、空隙31に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴37を設けたので、シャッター下枠15と下部レール枠17の間に浸入した水を空隙31に集め、水抜き穴37から外部へ速やかに排出することができる。
なお、このシャッター下枠15のベース部材27の支持片33に設けられた水抜き穴37は省略することも可能である。
図5は補強壁を設けたシャッター下枠の変形例を表す拡大断面図である。
シャッター下枠15Aは、下片15bの中央部から起立し、上面15aを上端で支持する補強壁15fを有してもよい。補強壁15fを設ければ、シャッター下枠15Aが掃き出し用として使用された場合の上部からの耐荷重を高めることができる。
図6はキャップ材の嵌着されたシャッター下枠の拡大断面図である。
ベース部材27と先端調整部材29は、固定手段であるタップネジ39により上方から貫通固定される。ベース部材27の上面15aには、タップネジ39の頭部39aを収容する凹部41が形成される。凹部41には、この凹部41を平坦に塞いで頭部39aを覆うキャップ材43が嵌着され(嵌めることによってくっつけられ)る。頭部39aが、ベース部材27の凹部41内に収容され、ベース部材27の上面15aに衝接する他部材(シャッターの座板)と干渉しなくなり、その結果、タップネジ39がベース部材27と先端調整部材29の最適な固定位置に配置可能となる。
この固定構造によれば、タップネジ39の頭部39aを収容する凹部41をベース部材27に形成し、凹部41を平坦に塞いで頭部39aを覆うキャップ材43を凹部41に嵌着したので、頭部39aを他部材と干渉させずに、タップネジ39をベース部材27と先端調整部材29の最適な固定位置に配置でき、タップネジ39の解除性を良好にして、メンテナンス性を高めることができる。すなわち、清掃作業なども容易となる。なお、凹部41は、所定間隔ごとに形成されるものでも良いが、図示した形状を断面形状とする連続した凹溝として形成することで、押し出し成形にてベース部材27に容易に形成することができる。
図7は板部材を重ねるのみで構成されたシャッター下枠の変形例を表す拡大断面図である。
シャッター下枠15Bは、上記した垂直片15c、下片15b、角筒部29b、支持片33を省略して、断面逆L字形状のベース部材27Aと、断面L字形状の先端調整部材29Aを重ね合わせた簡易な構造としてもよい。このような簡略した構造においても、先端調整部材29Aを外壁面に垂直な方向(図7の矢印a方向9)に調整移動可能とすることができる。この例においても、先端調整部材29Aの位置が決まったら、タップネジでベース部材27Aにて固定する。この簡易シャッター下枠15Bは、例えば間口の小さいサッシなどに好適に用いることができる。また、形状成形のための素材(材料)が少なくて済み、安価に得られるとともに、軽量化を図ることが可能である。
図8はエンドキャップの装着されるシャッター下枠端部の分解斜視図である。
シャッター下枠15の両端には樹脂製のエンドキャップ45が装着される。エンドキャップ45は、その先端部側の形状が先端調整部材29の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて、底板45aと、側面化粧板45bと、底板45aに突設されて側面化粧板45bに一体固定される嵌入部45cとからなる。エンドキャップ45は、シャッター下枠15の前後方向の長さLが、シャッター下枠15の最長調整長さで形成され、先端調整部材29の先端部の位置を基準に、エンドキャップ45が後端部方向に延出形成されている。つまり、先端調整部材29の出寸法が調整決定され、先端調整部材29とベース部材27が固定された後、その前後寸法に一致するように、エンドキャップ45の後端部である底板45aと側面化粧板45bの後端部45dが切除されて長さ調整され形成される。そして、両エンドキャップ45が先端調整部材29と前記ベース部材27との両端を閉塞する。
シャッター下枠15の両端は、このように、現場でエンドキャップ45が切除されて取り付けられた後、シーリング処理される。また、このようなエンドキャップ45を好ましくは軟質の樹脂製とし、着脱自在な閉鎖構造とすることで、両端のエンドキャップ45を取り外して、端部からのゴミ・塵埃の除去が可能となっている。また、このエンドキャップ45によれば、シャッター下枠15の両端が閉塞され、これによりシャッター下枠15の内部空間に塵埃などの侵入防止となり、また、シャッター下枠15の両端面が表出せず、エンドキャップ45で覆われることとなり、接触等に対する安全性の向上を図れ、且つ窓シャッター全体としての意匠性も向上することとなる。
次に、上記窓シャッター枠の取付手順及び作用を説明する。
図9はベース部材がサッシ枠部の下部レール枠に取り付けられた組立説明図、図10は先端調整部材が少量前方移動された窓シャッター用枠の要部断面図、図11は先端調整部材が最大量前方移動された窓シャッター用枠の要部断面図である。
サッシ7の取り付けられた外壁3に、窓シャッター枠100を取り付けるには、先ず、図9に示すように、下部レール枠17の前面17aに、ベース部材27の支持片35をタップネジ39にて固定する。
次に、左右ガイドレール13の基材(台座)となる図示しない外枠(縦枠)を建物外壁3に固定する。
次に、サッシ7の上方の外壁3に図1に示したシャッター収容部11を固定する。
次に、シャッター収容部11のシャッターカーテン出入口に対応させて左右ガイドレールの上端を連結するとともに、これら左右ガイドレール13の下端を、シャッター下枠15の左右上面15aに載置し、各ガイドレール13を外枠(図示せず)へ固定する。
次に、ベース部材27の収容空間15dに先端調整部材29を挿入する。そしてこのとき、先端調整部材29の出寸法を、既に固定されたガイドレール13に合わせて調整する。
先端調整部材29の調整は、現場ごとに異なる外壁3からの枠部5の突出長に応じて、図10に示すアジャスト量A1,A2(A1<A2)で調整される。
先端調整部材29の出寸法が調整されたなら、凹部41にて、ベース部材27と先端調整部材29の角筒部29bをタップネジ39を用いて固定する。エンドキャップ45の底板45aと側面化粧板45bの後端部45dを壁面に合わせて切除し、シャッター下枠15の両端に装着する。最後に、エンドキャップ45の周囲をシーリング処理して窓シャッター枠100の取付けを完了する。
このように、上記の窓シャッター枠100では、左右のガイドレール13やシャッター収容部11は外壁3、あるいは建物躯体に以前同様に取り付けられるが、シャッター下枠15のみ下部レール枠17の前面17aに固定されることとなる。
サッシ7の下部レール枠17より下側にシャッター下枠15が固定されることで、基礎25と干渉し、その結果従来必要となっていた基礎25のはつり作業が無くなる。つまり、シャッター下枠15が下部レール枠17の前面17aに固着されることで、基礎25との干渉が回避される。また、ガイドレール13が外壁3に取り付けられる構造では、外壁3からのサッシ枠部5の出寸法Pにより、ガイドレール13の下端に連結されるシャッター下枠15と下部レール枠17に生じる隙間が変化するが、下部レール枠17に固定されたベース部材27に対して先端調整部材29が前後に調整移動されて、この隙間が無くなる、又は所定の間隔で一定とすることができる。これにより、一種類のシャッター下枠15にて現場ごとに異なる外壁3からのサッシ枠部5の出寸法が吸収される。
上記の窓シャッター枠100によれば、シャッター下枠15を、下部レール枠17の前面17aに固定されるベース部材27と、外壁3面に垂直な方向に調整移動可能となってこのベース部材27に固着される先端調整部材29とで構成したので、基礎25のはつり作業を無くし、一種類のシャッター下枠15にて現場ごとに異なる外壁3からのサッシ枠部5の出寸法Pを吸収して、窓シャッター1を外壁3へ容易に取り付けできるようになる。
なお、上記した実施の形態にて、固定手段などとしてタップネジを用いた例について述べたが、この固定手段としてはその他の構成としてもよく、例えばビスやリベット等のその他の止着具による固定や、溶接や接着等による固定に置き換えることも可能である。
本発明に係る窓シャッター枠を備えた窓シャッターの斜視図である。 図1に示した窓シャッターをサッシと共に表した縦断面図である。 図2の要部拡大図である。 図3に示したシャッター下枠の拡大断面図である。 補強壁を設けたシャッター下枠の変形例を表す拡大断面図である。 キャップ材の嵌着されたシャッター下枠の拡大断面図である。 板部材を重ねるのみで構成されたシャッター下枠の変形例を表す拡大断面図である。 エンドキャップの装着されるシャッター下枠端部の分解斜視図である。 ベース部材がサッシ枠部の下部レール枠に取り付けられた組立説明図である。 先端調整部材が少量前方移動された窓シャッター枠の要部断面図である。 先端調整部材が最大量前方移動された窓シャッター枠の要部断面図である。 従来の窓シャッター枠を備える窓シャッターを、サッシと共に表した縦断面図である。 図12の要部拡大図である。
3…外壁
5…枠部
7…サッシ
11…シャッター収容部
13…ガイドレール
15…シャッター下枠
15a…両端上面
17…下部レール枠
17a…前面
27…ベース部材
29…先端調整部材
31…空隙
33…支持片
37…水抜き穴
39…固定手段(タップネジ)
39a…固定手段の頭部
41…凹部
43…キャップ材
100…窓シャッター枠

Claims (6)

  1. 外壁から枠部が突出したサッシを包囲して前記外壁に取り付けられる窓シャッター枠であって、
    前記枠部の上側の外壁に取り付けられるシャッター収容部と、
    該シャッター収納部の左右から垂下し前記枠部を挟んで前記外壁に取り付けられる一対のガイドレールと、
    該一対のガイドレールの下端を両端上面で担持し前記枠部における下部レール枠の前面に固着されるシャッター下枠と、
    を具備し、
    前記シャッター下枠が、前記下部レール枠の前面に固定されるベース部材と、該ベース部材に対し、前記外壁面に垂直な前後方向に調整移動可能となり、所望の調整移動位置において、該ベース部材の前記上面の下部に、固定手段により固着される先端調整部材と、を有し、該先端調整部材は、その前端部に前面化粧板が上方に突出して設けられ、該前面化粧板の裏面側に前記一対のガイドレールが設けられていることを特徴とする窓シャッター枠。
  2. 前記ベース部材の前記上面には、ネジ部材よりなる前記固定手段の頭部が収容される凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の窓シャッター枠。
  3. 前記ベース部材は、前記上面と下片とを垂直片で連結した断面略コ字形の収納空間部がその開口を前方向として形成され、前記先端調整部材は、その前記前面化粧板の背面下部に、前記ベース部材の前記収納空間部に挿入される角筒部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の窓シャッター枠。
  4. 前記ベース部材の前記収納空間部の内部には、挿入位置にある前記角筒部の後端が当接する段部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の窓シャッター枠。
  5. 前記シャッター下枠の両端には、該両端を覆うエンドキャップが装着され、
    該エンドキャップは、その先端部側の形状が前記先端調整部材の端面における先端部側の形状に対応した形状とされて両先端部が固着されるとともに、該先端調整部材の先端部の位置を基準に、前記エンドキャップが後端部方向に延出形成され、
    前記ベース部材と前記先端調整部材との前記外壁面に垂直な前後方向の調整後、前記エンドキャップの後端部が、前記外壁面に沿って切除されて長さ調整されて形成されており、
    該エンドキャップが前記先端調整部材と前記ベース部材との両端を閉塞することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の窓シャッター枠。
  6. 前記シャッター下枠が、空隙を介して前記下部レール枠の前面に固着され、
    前記空隙を画成する支持片が前記シャッター下枠から横方向に延在して前記下部レール枠に向かって突設され、
    該支持片が、前記空隙に浸入した水を外部へ排水する水抜き穴を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の窓シャッター枠。
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