JP4225937B2 - 下枠フラットサッシ - Google Patents

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Description

本発明はサッシの下枠を略フラットにした下枠フラットサッシに関し、特に下枠に設けられる障子案内用のレールを室内側と略同じ高さにすると共にレールの一部を覆うカバー材を設けた下枠フラットサッシに関する。
従来、建物の出入口等に設けられる引き違い障子を納めたサッシにおいて、下枠に設けられる障子用のレールを室内側の床面と略同じ高さにして、車椅子でサッシの下枠上を室内外方向に通過しやすくしたものが知られている。これは、レールの高さを略揃えていることにより、車椅子の車輪が比較的上下動することなくレール間を通過することができるようにしたものである。このような下枠フラットサッシとしては例えば特許文献1に示すようなものがある。
特開平9−158631号公報
しかし、従来の下枠フラットサッシにおいては、以下に述べる問題点を有していた。
障子用のレールの高さを略揃えても、レール間は溝状になっているために、車椅子の車輪がサッシに対して斜めに進入した場合などは、レール間に車輪が落ち込んでしまう可能性がある。
また、既に設置されたサッシに対して、バリアフリー化のために車椅子が支障なく通過できるようにする構造とすることは困難である。特に、外障子用のレールが内障子用のレールよりも低い位置に形成されたサッシにおいては、サッシの室内側から室外側にかけての段差が大きく、車椅子の走行は困難であった。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、車椅子による出入りを容易に行うことができ、既存のサッシに対しても適用可能な下枠フラットサッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る下枠フラットサッシは、上下枠及び左右の縦枠を枠組みした枠体に内外障子及び網戸を納めてなり、上記下枠は上記内外障子及び網戸を案内する内外レール及び網戸レールを有し、上記内レールの上端は上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとされ、上記外レールの上端は上記内レールの上端よりも低い位置とされたサッシ下枠において、
上記下枠には上記網戸レール上部に取付けられる補助レール材と上記外レール上部に取付けられる外レールカバー材とを設け、上記補助レール材は上記網戸レールを略全長に渡って覆うと共に、上面に補助網戸レールを有してなり、上記外レールカバー材は上記外レールの外障子を閉じた状態における露出部分を略覆うと共に、上記補助レール材近傍から内障子近傍に至る平面部を有してなり、
上記補助レール材の補助網戸レールの上端と上記外レールカバー材の平面部はそれぞれ上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとしてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る下枠フラットサッシは、上記補助レール材は補助網戸レールの室外側に該補助網戸レールの上端と略同じ高さの室外水平面を備えた張出し部を有し、該張出し部の室外端面が室外側の床材と対峙することを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る下枠フラットサッシは、上記張出し部は上記外障子よりも大きい見込方向幅を有してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る下枠フラットサッシは、上記下枠の室外端部には室外側に向かって突出する固定ブラケットを固定し、該固定ブラケットに上記張出し部を戴置し、固定することを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る下枠フラットサッシは、上下枠及び左右の縦枠を枠組みした枠体に内外障子及び網戸を納めてなり、上記上枠上部にはシャッターを収納する収納部を設け、上記下枠は上記内外障子及び網戸を案内する内外レール及び網戸レールを有し、上記内レールの上端は上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとされ、上記外レールの上端は上記内レールの上端よりも低い位置とされると共に、上記下枠の室外側端部が延出されて上記シャッターを受ける水切り部が形成されたサッシ下枠において、
上記下枠には上記網戸レール上部に取付けられる補助レール材と上記外レール上部に取付けられる外レールカバー材とを設け、上記補助レール材は上記水切り部と網戸レールを略全長に渡って覆う補助水切り部と補助網戸レールを有し、上記外レールカバー材は上記外レールの外障子を閉じた状態における露出部分を略覆うと共に、上記補助レール材近傍から内障子近傍に至る平面部を有してなり、
上記補助レール材の補助水切り部の上面と補助網戸レールの上端と上記外レールカバー材の平面部はそれぞれ上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとしてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る下枠フラットサッシは、上記補助水切り部は室外側端部に上記シャッターの受部を有し、該受部の室外側端面が室外側の床材と対峙することを特徴として構成されている。
本発明に係る下枠フラットサッシによれば、下枠には補助レール材と外レールカバー材とを設け、補助レール材は網戸レールを略全長に渡って覆うと共に、上面に補助網戸レールを有し、外レールカバー材は外レールの外障子を閉じた状態における露出部分を略覆うと共に、補助レール材近傍から内障子近傍に至る平面部を有し、補助レール材の補助網戸レールの上端と外レールカバー材の平面部はそれぞれ室内側の床材の上面と略同じ高さとしたことにより、段差を有する既存の下枠に補助レール材と外レールカバー材を設け、人や車椅子が通行する部分の上面を略平坦にすることができるので、車椅子による出入りを容易にすることができる。また、外レールが内レールよりも低い位置に形成された既存のサッシに対する取付も容易である。
また、本発明に係る下枠フラットサッシによれば、補助レール材は補助網戸レールの室外側にその上端と略同じ高さの室外水平面を備えた張出し部を有し、張出し部の室外端面が室外側の床材と対峙することにより、補助レール材を取り外すと下枠と室外側の床材との間に張出し部の張出し長さ分の隙間を生じ、補助網戸レールの上面よりも低い位置に下端部を有する外障子を脱着可能とすることができる。
さらに、本発明に係る下枠フラットサッシによれば、張出し部は外障子の見込方向幅よりも大きい見込方向幅を有してなることにより、外障子を容易に脱着することができる。
さらにまた、本発明に係る下枠フラットサッシによれば、下枠の室外端部には室外側に向かって突出する固定ブラケットを固定し、固定ブラケットに張出し部を戴置し、固定することにより、張出し部を有する補助レール材を下枠に対して強固に固定することができる。
そして、本発明に係る下枠フラットサッシによれば、シャッターを備えたサッシにおいて下枠に補助レール材と外レールカバー材とを設け、補助レール材は水切り部と網戸レールを略全長に渡って覆うことにより、シャッターを備えたサッシにおいても、車椅子による出入りを容易にすることができると共に、既存のサッシに適用することができる。
また、本発明に係る下枠フラットサッシによれば、補助水切り部は室外側端部にシャッターの受部を有し、受部の室外側端面が室外側の床材と対峙することにより、下枠と室外側の床材とを水切り部の見込方向長さ分だけ隔てて配置することができ、補助網戸レールの上面よりも低い位置に下端部を有する外障子を脱着可能とすることができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態における下枠フラットサッシの外障子が配置される部分の縦断面図である。また、図2は下枠フラットサッシの内障子が配置される部分の縦断面図である。さらに、図3は下枠フラットサッシの横断面図である。これら各図において、本実施形態における下枠フラットサッシは、建物開口部に装着された下枠10、上枠20、及び左右の縦枠30、30からなる枠体1内に、下框40、上框50、及び左右の縦框60、60を框組みしてガラス体7を納めてなる内障子2及び外障子3を引違い状に走行自在に納めると共に、外障子3の室外側に網戸4を納めてなるものである。
枠体1を構成する各枠材は、複合型の枠材であり、ベースとなる金属部材とその室内側露出部分を覆う樹脂部材とから構成されている。金属部材は、金属下枠11、金属上枠21、金属縦枠31、31を方形に枠組みして構成され、樹脂部材は、樹脂下枠12、樹脂上枠22、樹脂縦枠32、32から構成されている。そして、樹脂下枠12は金属下枠11に、樹脂上枠22は金属上枠21に、樹脂縦枠32は金属縦枠31に、それぞれ取付けられている。各金属部材には、それぞれ係止片が設けられ、樹脂部材はそれらに係合された上で、ネジによって固定される。
一方、内障子2と外障子3は、枠体1と同様に金属部材とその室内側露出部分を略覆うように取付けられた樹脂部材とから構成されている。金属部材は、金属下框41、金属上框51、金属縦框61、61を方形に枠組みして構成され、樹脂部材は、樹脂下框42、樹脂上框52、樹脂縦框62、62から構成されている。そして、樹脂下框42は金属下框41に、樹脂上框52は金属上框51に、樹脂縦框62、62は金属縦框61、61に、それぞれ取り付けられている。各金属部材には、それぞれ係止片が設けられ、樹脂部材はそれらに係合された上で、ネジ及びカシメによって固定される。
なお、枠体1と内障子2及び外障子3の金属部材は通常アルミの押出し型材にて成型され、また枠体1と内障子2及び外障子3の樹脂部材は塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型される。このように樹脂部材にて金属部材の室内側露出部分を覆うことにより、金属による冷たい感じを隠し、また熱伝導率の低い樹脂によって断熱効果を向上させている。また、これらの樹脂材には、木材粉等を混入させて、外観上あたかも木材で形成されているかの観を呈することもできる。
下枠10についてより詳細に説明する。図1に示すように、下枠10の室内側は、室内側床材5と連結されている。一方、下枠10の室外側には、所定の距離を隔てて室外側床材6が設けられている。室内側床材5と室外側床材6は、上面が略同じ高さとなるように配置されている。
下枠10は、図1に示すように各障子を案内するためのレールを室内側から順に内レール13、外レール14、網戸レール15と突出状に有している。内レール13の上端は室内側床材5の上面と略同じ高さとなるように形成されている。内レール13と下枠10の室内側端部によって凹状の室内凹状部16が形成されており、この室内凹状部16に樹脂下枠12が係合状に固定される。
内レール13には内障子2の下端部に設けられる車輪47が戴置されて走行自在とされる。また、内障子2は上枠20に形成される上レール23と内レール13によって枠体1内を見付方向に案内され、走行自在とされる。外レール14も同様に外障子3の下端部に設けられる車輪47が戴置される。ただし、外障子3は後述するように外レールカバー材70によってその動きが規制され、閉じた状態の位置から走行しないように固定されている。
内レール13と外レール14の間には中間段部17が形成されており、外レール14は内レール13よりも低い位置から突出状に形成されている。また、外レール14の上端は内レール13の上端よりも低い位置にあり、したがって外障子3の下端部は室内側床材5及び室外側床材6の上面よりも低い位置に配置されることになる。
外障子3の下端部は、図1に示すように下框40が車輪47の室内側で垂下されて外障子室内片45を形成すると共に、車輪47の室外側で垂下されて外障子室外片46を形成する。外障子室内片45は、下枠10の中間段部17における下段部分に対向するように配置され、外障子室外片46は、外レール14と網戸レール15の間に形成される室外凹状部18内に納められる。また、外障子室外片46の下端部には、外レール14に対して当接する水密材46aが設けられており、室外側からの水の浸入を防いでいる。
内障子2の下端部は、図2に示すように下框40が車輪47の室内側で垂下されて内障子室内片43を形成すると共に、車輪47の室外側で垂下されて内障子室外片44を形成する。内障子室内片43は、室内凹状部16内に配置され、内障子室外片44は、下枠10の中間段部17における上段部分に対向するように配置される。また、内障子室外片44の下端部には、内レール13に対して当接する水密材44aが設けられており、室外側からの水の浸入を防いでいる。
網戸レール15は下枠10から突出状に形成されており、またその上端は外レール14の上端よりも低い位置に形成されている。本来は網戸レール15に網戸4を戴置し、走行自在とするものであるが、本発明では網戸レール15を長手方向略全長に渡って覆うように補助レール材80を設けており、この補助レール材80の上面に形成される補助網戸レール81によって網戸4が走行自在とされている。
図1に示すように、補助レール材80は網戸レール15の上部を覆うように設けられる。補助レール材80は中空状のアルミの押出型材からなり、上面には補助網戸レール81が形成されて網戸4を走行自在とすると共に、その補助網戸レール81の上端は内レール13の上端と室内側床材5及び室外側床材6の上面と略同じ高さとされる。
また、補助レール材80は補助網戸レール81よりも室外側に張り出した張出し部82を備えている。張出し部82の上面は室外平面部82aとして平面状に形成されており、その高さは補助網戸レール81の上端と略同じとされる。すなわち、張出し部82の室外平面部82aは内レール13の上端と室内側床材5及び室外側床材6の上面と略同じ高さとなる。また、張出し部82の室外側端面は、室外側床材6と対峙している。
張出し部82は見込方向には外障子3の見込方向幅よりも大きな幅に形成されており、補助レール材80を下枠10から取り外せば外障子3と室外側床材6の間に外障子3の見込方向幅よりも大きな隙間を生じさせることができる。外障子3は上述したようにその下端部が室外側床材6よりも低い位置に配置されていることにより、下枠10と室外側床材6が近接していると、補助レール材80を取り外しても外障子3を下枠10から取り外すことができない。本発明によれば、補助レール材80に張出し部82を設け、下枠10と室外側床材6の間に隙間を生じさせるようにしたので、補助レール材80を下枠10から取り外せば、この隙間を利用して外障子3を下枠10から取り外すことができる。
図5は、外障子3を下枠10から取り外す場合の中間状態を示した縦断面図である。この図に示すように、外障子3を取り外すには、まず下枠10から補助レール材80を予め取り外しておき、下枠10と室外側床材6との間に隙間を生じさせる。外障子3は下枠10に対して外レール14と上レール23によって慳貪式に納められているので、次に外障子3を持ち上げて下框40の外障子室内片45が外レール14の上端よりも上の位置となるようにする。その状態で外障子3の下端部を室外側に移動させて外障子3を傾斜状とすると図5の状態となり、外障子3を室外側に取り外すことができる。
図1に示すように、下枠10の室外側端部には、室外側に向かって突出するように平板状の固定ブラケット84をねじ止めにより固定し、補助レール材80は、この固定ブラケット84に対して固定している。補助レール材80は、張出し部82を有し、補助網戸レール81よりも室外側に大きく張り出しているので、平板状の固定ブラケット84を介して下枠10に固定することにより、補助レール材80を下枠10に対して強固に固定することができる。
また、図2及び図3に示すように、内障子2と外障子3を閉じた状態における内障子2が配置される部分の外レール14には、外レールカバー材70が設けられる。外レールカバー材70は、中空状のアルミの押出型材からなり、外レール14を覆うものであって、その上面が平坦な平面部71として形成されている。外レールカバー材70は、その下面に形成される保持部73によって、下枠10の外レール14を保持し、覆っている。また、平面部71は、内レール13の上端と略同じ高さとなるように形成されている。すなわち、平面部71は内レール13の上端と補助網戸レール81の上端、室内側床材5と室外側床材6の上面、及び補助レール材80の張出し部82の上面と略同じ高さとされる。
このように、下枠10の内障子2が配置される部分に外レールカバー材70を設けたことで、外障子3は閉じた状態の位置に固定されることになるものの、内障子2は影響を受けないので内レール13を走行自在である。そして、内障子2を開いた状態とすると、外レールカバー材70の上面が室内外床面5、6等と略同じ高さの水平面とされていることにより、人や車椅子がサッシの下枠上を室内外方向に通行する際に、下枠10の上面が室内側床材5から室外側床材6に渡って略平坦な状態とすることができ、車椅子の通行にも支障を来すことがない。
図4には、下枠10の組立図を示す。この図に示すように、補助レール材80の固定ブラケット84に対する固定は、中空状に形成された補助レール材80の下面においてビス固定されてなり、このビス固定された部分の上方にはキャップ83を設けている。すなわち、補助レール材80の固定に際しては、キャップ83を取り外した状態で固定ブラケット84に対するビス固定を行い、その後にその部分を覆うようにキャップ83を取付けることで、補助レール材80の上面を略水平な面として形成することができる。
また、外レールカバー材70の下枠10に対する固定は、中空状に形成された外レールカバー材70の下面においてビス固定されてなるもので、このビス固定された部分の上方にはキャップ72を設けている。すなわち、外レールカバー材70の固定に際しては、キャップ72を取り外した状態で下枠10に対するビス固定を行い、その後にその部分を覆うようにキャップ72を取付けることで、外レールカバー材70の上面の水平面71を構成している。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、シャッター付のサッシを対象としている。図6には、本実施形態における下枠フラットサッシの外障子が配置される部分の縦断面図を、図7には、下枠フラットサッシの内障子が配置される部分の縦断面図を、そして図8には、下枠フラットサッシの横断面図を示す。
本実施形態のサッシは、第1の実施形態のような複合サッシではなく、金属のみからなるサッシである。すなわち、金属からなる下枠10と上枠20及び左右の縦枠30、30を方形状に枠組みして枠体1を構成し、下框40と上框50及び左右の縦框60、60を框組みして内部にガラス体7を納めてなる内障子2及び外障子3を枠体1内に走行自在に納めている。さらに、上枠20の上部には、シャッター92を巻き取り部91によって巻き取り状に納める収納部90を設け、シャッター92は収納部90から引き出し自在とされている。
下枠10は、室外側に延出した水切り部19を備え、本来は収納部90から引き出されたシャッター92の下端部93が、この水切り部19の室外端部に当接する。しかし、本発明では下枠10の長手方向略全長に渡って補助レール材80を設けており、この補助レール材80が室外側に張り出して、水切り部19を覆う補助水切り部85を形成している。すなわち、収納部90から引き出されたシャッター92の下端部93は、補助レール材80の補助水切り部85の室外側端部であるシャッター受部87に当接する。
補助レール材80は、中空状のアルミの押出型材からなり、上面には下枠10の網戸レール15の代わりに網戸4を走行自在とする補助網戸レール81が形成されると共に、補助水切り部85は略水平な平面状に形成される。また、補助水切り部85の上面には、僅かな凹凸が形成された凹凸部86を設けており、サッシを室内外方向に通行する際の滑り止めとして機能する。さらに、補助水切り部85の室外側端面は室外側床材6と対峙している。
補助レール材80の下枠10に対する固定は、中空部の底部においてビス固定されてなり、その上部にはキャップ83が設けられて、上面を略平坦にしている。補助水切り部85の上面と補助網戸レール81の上端は、室内側床材5及び室外側床材6の上面と略同じ高さとされている。
補助レール材80には、室外側に延出する補助水切り部85が形成されているので、第1の実施形態において補助レール材80に張出し部82が形成されていたのと同様に、室外側床材6が干渉することなく外障子3を取り外すことができる。つまり、外障子3を枠体1から取り外すには、まず補助レール材80を下枠10から取り外すことで、外障子3と室外側床材6との間には補助水切り部85の見込方向幅の隙間が生じるから、慳貪式に枠体1内に納められた外障子3を容易に取り外すことができる。
また、図7及び図8に示すように、内障子2と外障子3を閉じた状態における内障子2が配置される部分の外レール14には、外レールカバー材70が設けられる。外レールカバー材70の構成については、第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態においても、室内側床材5の上面、内レール13の上端、外レールカバー材70の平面部71、補助レール材80の補助網戸レール81と補助水切り部85の上面、及び室外側床材6の上面がそれぞれ略同じ高さに形成されることになり、内障子2を開いた状態において、サッシの下枠上を室内外方向に通行しやすくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
例えば、第1の実施形態では金属部材の室内側に樹脂部材を配した複合サッシであり、シャッター92を有する第2の実施形態では金属部材のみからなるサッシであるが、本発明の適用に際しては、複合サッシと金属部材のみからなるサッシのいずれでもよい。
本実施形態における下枠フラットサッシの外障子が配置される部分の縦断面図である。 本実施形態における下枠フラットサッシの内障子が配置される部分の縦断面図である。 本実施形態における下枠フラットサッシの横断面図である。 下枠の組立図である。 外障子を下枠から取り外す場合の中間状態を示した縦断面図である。 第2の実施形態における下枠フラットサッシの外障子が配置される部分の縦断面図である。 第2の実施形態における下枠フラットサッシの内障子が配置される部分の縦断面図である。 第2の実施形態における下枠フラットサッシの横断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 網戸
5 室内側床材
6 室外側床材
10 下枠
13 内レール
14 外レール
15 網戸レール
16 室内凹状部
17 中間段部
18 室外凹状部
19 水切り部
20 上枠
23 上レール
30 縦枠
40 下框
50 上框
60 縦框
70 外レールカバー材
71 平面部
80 補助レール材
81 補助網戸レール
82 張出し部
84 固定ブラケット
85 補助水切り部
90 収納部
92 シャッター

Claims (6)

  1. 上下枠及び左右の縦枠を枠組みした枠体に内外障子及び網戸を納めてなり、上記下枠は上記内外障子及び網戸を案内する内外レール及び網戸レールを有し、上記内レールの上端は上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとされ、上記外レールの上端は上記内レールの上端よりも低い位置とされたサッシ下枠において、
    上記下枠には上記網戸レール上部に取付けられる補助レール材と上記外レール上部に取付けられる外レールカバー材とを設け、上記補助レール材は上記網戸レールを略全長に渡って覆うと共に、上面に補助網戸レールを有してなり、上記外レールカバー材は上記外レールの外障子を閉じた状態における露出部分を略覆うと共に、上記補助レール材近傍から内障子近傍に至る平面部を有してなり、
    上記補助レール材の補助網戸レールの上端と上記外レールカバー材の平面部はそれぞれ上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとしてなることを特徴とするサッシ下枠。
  2. 上記補助レール材は補助網戸レールの室外側に該補助網戸レールの上端と略同じ高さの室外水平面を備えた張出し部を有し、該張出し部の室外端面が室外側の床材と対峙することを特徴とする請求項1記載のサッシ下枠。
  3. 上記張出し部は上記外障子よりも大きい見込方向幅を有してなることを特徴とする請求項2記載のサッシ下枠。
  4. 上記下枠の室外端部には室外側に向かって突出する固定ブラケットを固定し、該固定ブラケットに上記張出し部を戴置し、固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサッシ下枠。
  5. 上下枠及び左右の縦枠を枠組みした枠体に内外障子及び網戸を納めてなり、上記上枠上部にはシャッターを収納する収納部を設け、上記下枠は上記内外障子及び網戸を案内する内外レール及び網戸レールを有し、上記内レールの上端は上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとされ、上記外レールの上端は上記内レールの上端よりも低い位置とされると共に、上記下枠の室外側端部が延出されて上記シャッターを受ける水切り部が形成されたサッシ下枠において、
    上記下枠には上記網戸レール上部に取付けられる補助レール材と上記外レール上部に取付けられる外レールカバー材とを設け、上記補助レール材は上記水切り部と網戸レールを略全長に渡って覆う補助水切り部と補助網戸レールを有し、上記外レールカバー材は上記外レールの外障子を閉じた状態における露出部分を略覆うと共に、上記補助レール材近傍から内障子近傍に至る平面部を有してなり、
    上記補助レール材の補助水切り部の上面と補助網戸レールの上端と上記外レールカバー材の平面部はそれぞれ上記下枠の室内側の上縁と略同じ高さとしてなることを特徴とするサッシ下枠。
  6. 上記補助水切り部は室外側端部に上記シャッターの受部を有し、該受部の室外側端面が室外側の床材と対峙することを特徴とする請求項5記載のサッシ下枠。
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