JP4155564B2 - 上げ下げ障子を有する断熱ドア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉自在な断熱ドアの内部に室内外障子を上下動可能に収めてなる上げ下げ障子を有する断熱ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ドア枠に開閉自在に収められるドア本体の内部に、室内側と室外側の障子からなる一対の上げ下げ障子を収めてなるドアが提供されており、住宅における勝手口のドア等として広く用いられている。また、このようなドアにおいては、断熱性を高めるためにドア枠及びドア本体の室内側露出部分を樹脂部材にて構成した断熱ドアも広く用いられている。このような上げ下げ障子を有する断熱ドアとしては、例えば特許文献1や特許文献2に示すようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−98851号公報
【特許文献2】
特開2002−180767号公報
【0004】
これらの断熱ドアにおけるドア体は、ドア上下框及び左右のドア縦框を方形状に框組みしてなり、ドア縦框には長手方向略全長に渡って上げ下げ障子を案内するためのレールが設けられている。これらのレールは、室外側から順に外レール、中央レール、内レールからなっている。室外側の障子は外レールと中央レールに案内されて上下動し、室内側の障子は中央レールと内レールに案内されて上下動する。また、上げ下げ障子は、互いにワイヤにて連結されており、このワイヤはドア体の内部に設けられた滑車に掛けられて、室内外の障子は連動して上下動するようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の上げ下げ障子を有する断熱ドアにおいては、以下に述べる問題点を有していた。
上げ下げ障子を連動して上下動させるための滑車は、中空状に形成されたドア縦框に収められる。一方、ドア縦框には外レールと中央レール及び内レールがあって、その形状は複雑である。したがって、滑車をドア縦框に収めるための構造も複雑となり、その加工及び滑車の取付作業は困難なものとなる。また、ドア縦框のドア上下框に対する接続部分についても、上記3つのレールがあるために複雑な形状となり、その加工は困難である。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ドア体に滑車を取付けるための加工及び取付作業を容易に行うことができ、かつドア縦框の上下端部加工が容易である上げ下げ障子を有する断熱ドアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、建物開口部に設けたドア枠に金属部材の室内側露出部分を樹脂部材にて略覆った上下框及び左右の縦框からなるドア体を収めると共に、該ドア体は外障子及び内障子を上下動可能に収めた上げ下げ障子を有する断熱ドアにおいて、
上記左右の縦框はそれぞれ室外側端部に外レールを有すると共に、室内側端部に内レールを有してなり、かつ、上記外レールと内レールの間には、上記外障子及び内障子を連結するワイヤを掛ける滑車を固定したガイド部材を介在させて中央レールを取付けてなり、
上記外レールとガイド部材の中央レールとで上記外障子を案内する外ガイド溝を形成すると共に、上記内レールとガイド部材の中央レールとで上記内障子を案内する内ガイド溝を形成し、
上記ガイド部材は平面部を有し、該平面部を上記内ガイド溝の底面としてなると共に、上記平面部から略垂直状に形成したレール部を有し、該レール部を上記中央レールとしてなることを特徴として構成されている。
【0009】
さらに、上記ドア体の金属縦框は室外側端部に上記外レールを有すると共に室内側端部に突片を有し、上記ドア体の樹脂縦框は上記突片の室内側面を略覆って上記内レールを形成してなることを特徴として構成されている。
【0010】
さらにまた、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、上記内ガイド溝は上記内障子を閉じた状態における室内側露出部分を略覆う樹脂からなるレール溝カバーを備えると共に、上記内障子を閉じた状態において内障子と対向する上記中央レールの室内側面には金属からなるレール補助部材を備えてなることを特徴として構成されている。
【0011】
そして、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、上記レール溝カバーは上記中央レール及び樹脂縦框に嵌合固定されていることを特徴として構成されている。
【0012】
また、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、上記レール補助部材は一端を上記ガイド部材の中央レールに係止すると共に、他端を上記ガイド部材の内障子との対向面に固定してなることを特徴として構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態における断熱ドアの縦断面図である。また、図2は本実施形態における断熱ドア上部の横断面図であり、図3は断熱ドア下部の横断面図である。これら各図において、本実施形態における上げ下げ障子を有する断熱ドアは、建物開口部Aにドア枠1を設け、ドア枠1にはドア体2を開閉自在に収めてなり、ドア体2には外障子3及び内障子4を上下動可能に収めたものである。また、上げ下げ障子を開放可能に構成しているため、ドア体2の室外側には網戸5を設けている。ドア体2はドアクローザ6によって開閉自在とされるものであり、住宅の勝手口等に用いられる。また、ドア枠1とドア体2及び室内外障子3、4はそれぞれ、金属材の室内側露出部分を樹脂材にて略覆った複合材からなり、断熱性を確保している。
【0014】
建物開口部Aに設けられるドア枠1は、金属材の室内側露出部分を樹脂材で略覆った複合材からなるものであり、金属部分は金属上枠10aと金属下枠11a及び金属縦枠12a、12aを方形状に枠組みして、ねじによって相互に締結してなる。また、それらの室内側露出部分にはそれぞれ樹脂上枠10bと樹脂下枠11b及び樹脂縦枠12b、12bを設けて、それらは各金属枠に対してねじ止めや係止によって固定される。このように、ドア枠1において金属材の室内側露出部分を樹脂材で略覆うことにより、断熱性を高めている。
【0015】
ドア枠1の内部に収められるドア体2を構成する各ドア框材も、金属材の室内側露出部分を樹脂材で略覆ってなるものである。金属部分はドア金属上框20aとドア金属下框21a及びドア金属縦框22a、22aを方形状に枠組みして、ねじによって相互に締結してなる。また、それらの室内側露出部分にはそれぞれドア樹脂上框20bとドア樹脂下框21b及びドア樹脂縦框22b、22bを設けて、それらは各ドア金属框に対してねじ止めや係止によって固定される。このようにドア枠1と同様にドア体2も複合材からなることにより、ドアの断熱性を高めている。
【0016】
また、ドア体2の内部に収められる外障子3及び内障子4も、金属材の室内側露出部分を樹脂材で略覆ってなるものである。金属部分は障子金属上框30aと障子金属下框31a及び障子金属縦框32a、32aを方形状に枠組みして、ねじによって相互に締結してなる。また、それらの室内側露出部分にはそれぞれ障子樹脂上框30bと障子樹脂下框31b及び障子樹脂縦框32b、32bを設けて、それらは各障子金属框に対してねじ止めや係止によって固定される。
【0017】
このように、本実施形態におけるドアは、ドア枠1とドア体2、外障子3及び内障子4のいずれも、室内側露出部分を樹脂材にて略覆ってなるものであり、金属による冷たい感じを隠すことができると共に、高い断熱性を有している。さらに、方形状とされた外障子3及び内障子4の框内部には、それぞれ複層ガラスを収めており、ガラス部分における断熱性も確保している。なお、ドア枠1を構成する各金属枠材と、ドア体2や外障子3及び内障子4を構成する各金属框材は、断面中空状の押出し型材であり、通常アルミが用いられる。また、ドア枠1とドア体2、外障子3及び内障子4に用いられる樹脂材は、熱伝導率の低い塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型される。
【0018】
次に、ドア縦框22の構造について説明する。ドア縦框22は、外障子3及び内障子4を上下動自在に案内するために、断面形状において室外側から順に外レール22cと中央レール22d及び内レール22eを備えている。外レール22cは、ドア金属縦框22aの室外側端部において、外障子3側に突出して形成されている。また、内レール22eは、ドア金属縦框22aの室内側端部において、内障子4側に突出して形成された突片22fの室内側面を、ドア樹脂縦框22bが覆うことで形成されている。ここで、ドア樹脂縦框22bは、ドア金属縦框22aの突片22fの先端よりも、内障子4側にさらに突出してドア金属縦框22aを覆っている。さらに、中央レール22dは、外レール22cと内レール22eの間に設けられるガイド部材40に形成される。すなわち、中央レール22dは、ガイド部材40を介在させてドア縦框22に取付けられることになる。このガイド部材40については後で詳述する。
【0019】
これら外レール22cと中央レール22d及び内レール22eによって、外障子3及び内障子4を上下方向に案内する溝を形成している。すなわち、外レール22cと中央レール22dにより、ドア縦框22の断面形状において室外側に凹部状の溝を形成し、外障子3を案内する外ガイド溝22gとなる。また、内レール22eと中央レール22dにより、ドア縦框22の断面形状において室内側に凹部状の溝を形成し、内障子4を案内する内ガイド溝22hとなる。
【0020】
外ガイド溝22gに案内される外障子3は、閉じた状態ではドア体2の上部に配置される。一方、内ガイド溝22hに案内される内障子4は、閉じた状態ではドア体2の下部に配置される。内障子4の障子樹脂上框30には、持手部30cが形成されており、持手部30cを持って内障子4を上方に引き上げると、それと連動して外障子3は下方に引き下げられる。そして、外障子3と内障子4が略同高さとなる位置において、それ以上移動しないように障子ストッパ47、47が外ガイド溝22g及び内ガイド溝22hにそれぞれ設けられている。したがって、外障子3と内障子4はそれぞれ外ガイド溝22g及び内ガイド溝22hの高さに対して最大約4分の1だけ移動し、最も各障子が開いた状態では、ドア体2の略中央付近で互いに重なり合うことになる。
【0021】
外障子3と内障子4は、それぞれ障子取付具46、46を両先端に設けたワイヤ45によって連結されている。障子取付具46、46は、外障子3と内障子4のそれぞれ下端付近に固定される。ドア縦框22の外レール22cと内レール22eの間には、滑車44が設けられ、ワイヤ45をこの滑車44に掛けることで、外障子3と内障子4は連動して上下動することができる。滑車44は、ドア体2の中央より上方に、中央レール22dを貫通するように設けられる。ここで、外ガイド溝22gに露出する部分については、滑車カバー44aによって覆われ、滑車44は外部から直接見えないようにされている。なお、この滑車44及び滑車カバー44aは、後述するガイド部材40の一部を構成するものである。
【0022】
障子を閉じた状態では、外障子3はドア体2の室外側上方に、内障子4はドア体の室内側下方にそれぞれ配置されるので、各障子を閉じた状態における内ガイド溝22hの略上半分は室内側に露出することになる。そこで、その部分について金属材を直接露出させないために、ドア縦框22の内ガイド溝22hには、その上半分にレール溝カバー42が設けられる。このレール溝カバー42は、長手方向には内ガイド溝22hの上半分を略覆う長さに形成され、断面形状は略L字状に形成されて、レール溝カバー42を取付けた状態でも内ガイド溝22hが溝状となるようにされている。そして、室外側端部で中央レール22dの先端に係合すると共に、室内側端部近傍でドア金属縦框22aの突片22fに係合し、固定されている。このレール溝カバー42を設けることにより、室内側から見たドアの意匠性を統一できると共に、断熱性を一層向上させることができる。また、レール溝カバー42によって滑車44の内ガイド溝22hに露出する部分を覆われて、滑車44は室内側から直接見えることはない。
【0023】
また、ドア縦框22の内ガイド溝22hにおける、レール溝カバー42の取付位置よりも下方には、中央レール22dを補強するためにレール補助部材43が設けられる。内ガイド溝22hの略下半分は内障子4が閉じた状態では、室内側に露出しないので、レール補助部材43は金属から形成される。このレール補助部材43は、長手方向には内ガイド溝22hの下半分を略覆う長さに形成され、断面形状は略L字状に形成されている。そして、その一端は中央レール22dの先端に係合すると共に、他端は中央レール22dを有するアタッチメント41にねじ止めして固定される。なお、これらレール溝カバー42及びレール補助部材43は、次に述べるガイド部材40の一部を構成するものである。
【0024】
次に、ドア縦框22に設けられるガイド部材40について説明する。図4はガイド部材40を室内側露出方向から見た正面図である。また、図5はガイド部材の断面取付図であり、図6はガイド部材の組立図である。ガイド部材40は、中央レール22dを形成するためのアタッチメント41の上半分にレール溝カバー42を取付けると共に、下半分にレール補助部材を取付け、さらに滑車44及び滑車カバー44aを固定してなるものである。このガイド部材40をドア縦框22における外レール22cと内レール22eの間に設けることにより、中央レール22dの形成と同時に滑車40等をドア縦框22に固定することができるものである。
【0025】
アタッチメント41は、内ガイド溝22hの底面となる平面部41aと、ドア縦框22に固定される固定部41bと、平面部41aから略垂直方向に延出し、中央レール22dを形成するレール部41cとからなっている。平面部41aは、アタッチメント41がドア縦框22に固定された際に、外ガイド溝22gの底面と略面一状となるように形成されてなる。また、固定部41bは、ドア縦框22の室内側に形成された凹部状の部分に収められ、その両側壁に係合することで固定される。さらに、レール部41cは、ドア縦框22における略中央付近に位置するように、上げ下げ障子側に突出してなる。このアタッチメント41は、外障子3及び内障子4が閉じた状態における上下方向略全長に渡る長さに、断面形状を略一定としてアルミ等の金属材から形成される。
【0026】
また、ガイド部材40は、その略上半分にレール溝カバー42をアタッチメント41のレール部41cに係合し、固定する。さらに、略下半分にはレール補助部材43をアタッチメント41の内障子4に対向する面にねじ止めによって固定する。ここで、レール溝カバー42とレール補助部材43によって構成される中央レール22dの室内側面は、略面一状とされてなる。そして、アタッチメント41のレール部41cには、滑車44に適合する開口部を形成している。ここに滑車44を挿入すると共に、滑車44とアタッチメント41を固定する。また、滑車44には障子取付具46、46を両先端に備えるワイヤ45を掛けておく。さらに、滑車44においてアタッチメント41の外方に突出した部分については、その部分を略覆う滑車カバー44aを設けている。なお、図5はガイド部材40の上部における断面を示しており、ガイド部材40の下部における断面は、図8に示すようになる。
【0027】
ガイド部材40は、ドア縦框22に対する取付の前に、図6に示すように予め組立てておく。中央レール22dをドア縦框22に一体的に形成している場合では、滑車44を挿入するために設ける中央レールの開口を形成するための加工は、外レール22cや内レール22eに干渉されるため困難であるのに対し、別体として形成されるアタッチメント41に開口を形成するのは容易である。また、滑車44を挿入する作業においても、アタッチメント41を用いることにより外レール22cや内レール22eに干渉されることなく容易に作業を行うことができる。
【0028】
次に、ガイド部材40を取付けた状態におけるドア縦框22の正面図を図7に示す。この図に示すように、ガイド部材40はドア縦框22に取付けられることにより、外レール22cと中央レール22dで外ガイド溝22gを形成すると共に、内レール22eと中央レール22dで内ガイド溝22hを形成する。また、ドア縦框22の上端部及び下端部には、ドア上框20とドア下框21の端部がそれぞれ当接してドア体2を形成することとなる。中央レール22dをドア縦框22と一体的に形成している場合には、中央レール22dの上端部及び下端部を切欠いたような形状に加工する必要がある。一方、ガイド部材40を別体として設ける場合には、長手方向の長さを調節するだけでそれらに干渉しないようにすることができる。したがって、ドア縦框22に施す加工を容易にすることができる。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は上記実施形態には限られず、その技術的思想の範囲において様々に適用され、種々異なる形態にて実施されてよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、縦框はそれぞれ室外側端部に外レールを有し、室内側端部に内レールを有すると共に、外レールと内レールの間に中央レールを有するガイド部材を取付けたことにより、中央レールは縦框と別体となり、中央レール付近に設けられる障子用の滑車をガイド部材に予め取付けておけるので、滑車を取付けるために行うドア縦框に対する加工が不要となり、加工が容易であると共に、滑車の取付作業も容易に行うことができる。また、縦框の上下端部付近も、中央レール部分を別体としたことにより、形状が簡単になるので、その加工も容易となる。
【0031】
また、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、ガイド部材に内ガイド溝の底面となる平面部を形成し、この平面部から略垂直状に形成したレール部を有していることにより、ガイド部材を取付けることで内ガイド溝を形成することができるので、ドア框の施工が容易である。
【0032】
さらに、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、金属縦框は室内側端部に突片を有し、樹脂框は突片の室内側面を略覆って内レールを形成するので、内レールの強度を確保しつつ、室内側露出面を樹脂材にて覆った見栄えのよいドアとすることができる。
【0033】
さらにまた、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、内ガイド溝は内障子が閉じた状態における上端より上部にガイド部材の室内側露出部分を略覆う樹脂材からなるレール溝カバーを備えたことにより、滑車を隠すことができるので、内ガイド溝の室内側からの見栄えをよくすることができる。また、レール溝カバーより下部には中央レールの室内側面に金属からなるレール補助部材を設けてなることにより、中央レールの強度を確保できると共に、内ガイド溝にレール溝カバーを備えた上部との段差を生じさせないようにすることができる。
【0034】
そして、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、レール溝カバーは中央レール及び樹脂縦框に嵌合固定されていることにより、レール溝カバーの取付が容易である。
【0035】
また、本発明に係る上げ下げ障子を有する断熱ドアは、レール補助部材は一端をガイド部材の中央レールに係止すると共に、他端をガイド部材の内障子との対向面に固定してなることにより、レール補助部材を障子側から固定することができ、組立が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における上げ下げ障子を有する断熱ドアの縦断面図である。
【図2】本実施形態における上げ下げ障子を有する断熱ドア上部の横断面図である。
【図3】本実施形態における上げ下げ障子を有する断熱ドア下部の横断面図である。
【図4】本実施形態における断熱ドアのドア縦框に設けられるガイド部材を室内側露出方向から見た正面図である。
【図5】本実施形態における断熱ドアのドア縦框に設けられるガイド部材の断面取付図である。
【図6】本実施形態における断熱ドアのドア縦框に設けられるガイド部材の組立図である。
【図7】本実施形態におけるドア縦框の上げ下げ障子との対向面側から見た正面図である。
【図8】本実施形態における断熱ドアのドア縦框に設けられるガイド部材下部の断面図である。
【符号の説明】
1 ドア枠
2 ドア体
3 外障子
4 内障子
22 ドア縦框
22a ドア金属縦框
22b ドア樹脂縦框
22c 外レール
22d 中央レール
22e 内レール
22f 突片
22g 外ガイド溝
22h 内ガイド溝
40 ガイド部材
41 アタッチメント
41a 平面部
41b 固定部
41c レール部
42 レール溝カバー
43 レール補助部材
44 滑車

Claims (5)

  1. 建物開口部に設けたドア枠に金属部材の室内側露出部分を樹脂部材にて略覆った上下框及び左右の縦框からなるドア体を収めると共に、該ドア体は外障子及び内障子を上下動可能に収めた上げ下げ障子を有する断熱ドアにおいて、
    上記左右の縦框はそれぞれ室外側端部に外レールを有すると共に、室内側端部に内レールを有してなり、かつ、上記外レールと内レールの間には、上記外障子及び内障子を連結するワイヤを掛ける滑車を固定したガイド部材を介在させて中央レールを取付けてなり、
    上記外レールとガイド部材の中央レールとで上記外障子を案内する外ガイド溝を形成すると共に、上記内レールとガイド部材の中央レールとで上記内障子を案内する内ガイド溝を形成し、
    上記ガイド部材は平面部を有し、該平面部を上記内ガイド溝の底面としてなると共に、上記平面部から略垂直状に形成したレール部を有し、該レール部を上記中央レールとしてなることを特徴とする上げ下げ障子を有する断熱ドア。
  2. 上記ドア体の金属縦框は室外側端部に上記外レールを有すると共に室内側端部に突片を有し、上記ドア体の樹脂縦框は上記突片の室内側面を略覆って上記内レールを形成してなることを特徴とする請求項記載の上げ下げ障子を有する断熱ドア。
  3. 上記内ガイド溝は上記内障子を閉じた状態における室内側露出部分を略覆う樹脂からなるレール溝カバーを備えると共に、上記内障子を閉じた状態において内障子と対向する上記中央レールの室内側面には金属からなるレール補助部材を備えてなることを特徴とする請求項1または2記載の上げ下げ障子を有する断熱ドア。
  4. 上記レール溝カバーは上記中央レール及び樹脂縦框に嵌合固定されていることを特徴とする請求項記載の上げ下げ障子を有する断熱ドア。
  5. 上記レール補助部材は一端を上記ガイド部材の中央レールに係止すると共に、他端を上記ガイド部材の内障子との対向面に固定してなることを特徴とする請求項3または4記載の上げ下げ障子を有する断熱ドア。
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