JP2022011852A - ドア及び縦枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアと枠材の間の隙間が不均一であったとしても、美観に優れた、ドア及び縦枠を提供する。【解決手段】ドア及び縦枠は、ドア20の端部の開き側に、ドア20の端面と縦枠30及び40の内面との隙間を覆う突出部27及び28を有するドア20と、縦枠30及び40の端部の閉じ側に、ドア20の端面と縦枠30及び40の内面との隙間を覆う突出部を有する縦枠30及び40と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ドア及び縦枠に関する。
屋内に設けられるドア及び縦枠は、壁に枠材を取り付け、その枠材に戸当りを設けて、開閉するドアを配する構造が一般的である。枠材及び戸当りは露出しており、ドアと同じ色合いの枠材が用いられることが多い。
しかしながら、この枠材が露出していることによってドア開口部の美観を損ねている場合がある。そのため、この枠材を見えなくするために、特許文献1には、枠材を仕上げ材で覆う発明が開示されている。
特開2011-21459号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、枠材を見えなくしているが、ドアを閉じた状態でドア開口部側から見た場合に、ドアと枠材の隙間が見える。この隙間が均一では無いと、大きく美観を損ねるため、枠材及びドアの施工に細心の注意を払うための工数が必要となる。そのため、枠材及びドアの取り付け工数が増大するという課題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ドアと枠材の隙間が不均一であったとしても、美観に優れた、ドア及び縦枠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るドア及び縦枠は、ドアの端部の開き側に、前記ドアの端面と縦枠の内面との隙間を覆う突出部を有するドアと、前記縦枠の端部の閉じ側に、前記ドアの端面と前記縦枠の内面との隙間を覆う突出部を有する縦枠と、を有する。
例えば、本発明に係るドア及び縦枠は、壁に形成される、ドア及び前記ドアを保持する縦枠であって、前記ドアを保持する軸側及び前記ドアを開閉する開閉側の縁の端面の開き側に突出部を有し、前記突出部の軸側及び開閉側に突出端面を有し、前記突出部の閉じ側に段差側面を有するドアと、前記段差側面に対向する面と、前記端面に対向する面と、前記ドアの閉じ側面に対向する面と、を有する縦枠と、を有し、前記突出端面に対向する面に仕上げ材が配される。
例えば、本発明に係るドア及び縦枠は、前記縦枠の表面は、白色である。
例えば、本発明に係るドア及び縦枠は、露出している前記縦枠の表面は、前記ドアの表面と同じ色及び模様を有する。
例えば、本発明に係るドア及び縦枠は、前記ドアは、ドア本体とエッジ部を有し、前記エッジ部は前記突出端面、前記段差側面及び前記端面を有し、前記段差側面に緩衝材が配されている。
本発明によれば、ドアを閉じたときにドア及び縦枠の突出部がドアと縦枠の隙間を覆い、ドアと縦枠の隙間を見えなくするので、ドアと縦枠との隙間が不均一であっても、美観に優れるドア及び縦枠を提供できる。
本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠の平面視断面図 本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠の図1のA部拡大図 本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠の図1のB部拡大図 従来の構造1に係るドア及び縦枠の平面視断面図 本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠の正面図 従来の構造1に係るドア及び縦枠の正面図 本発明の実施の形態2に係るドア及び縦枠の平面視断面図 従来の構造2に係るドア及び縦枠の平面視断面図 本発明の実施の形態3に係るドア及び縦枠の部分的平面視断面図
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠について、図面を参照しながら説明する。図1に平面で示すように、ドア20を開く方向が開き側であり、図1の下方である。ドア20を閉じる方向が閉じ側であり、図1の上方である。ドア20に蝶番が取り付けられている方向が軸側であり、図1の左方である。ドア20を開閉する方向が開閉側であり、図1の右方である。
本発明の実施の形態1に係るドア及び縦枠は、壁10の内部に配置された2つの柱11のそれぞれに、縦枠30及び縦枠40が、お互いが対向するように、ドア開口部の上部から床面の間に固定されている。縦枠30及び縦枠40の上部の端はドア20の上部の端以上の位置にあり、下部の端はドア20の下部の端以下の位置にある。縦枠30及び縦枠40は、閉じ側の端部に上下方向の全長に渡って突出部が形成された略L字形状であり、柱11のそれぞれのドア開口部内側面に当接する面の壁10の厚み方向の長さが、柱11の壁10の厚み方向の長さよりも短い。縦枠30及び縦枠40にドア20が設置されている。
壁10は、柱11、胴縁12、プラスターボード13、仕上げ材14及び幅木15を有する。胴縁12は、壁10の閉じ側又は開き側の柱11が無い部分に、柱11の閉じ側又は開き側の表面を延長するように部分的に配置される。プラスターボード13は、柱11の、ドア開口部内側の面と、柱11及び胴縁12の閉じ側面及び開き側面に、縦枠30又は縦枠40が固定された部分を除いて隙間無く配置される。
仕上げ材14は、プラスターボード13の表面に配置される。一般的に仕上げ材14としてクロス材が用いられる。仕上げ材14は、ドア開口部内側の面と、壁10の閉じ側面及び開き側面に、プラスターボード13の角部で折り曲げられて、連続的に貼り付けられている。仕上げ材14は、端面が縦枠30又は縦枠40の側面に突き当てて貼り付けられ、仕上げ材14の端面は表面に露出しない。
壁10の下部に、床と接するように幅木15が配置されている。壁10の角部で交差する幅木15は、表面同士及び内面同士が交接するように斜めに切断した面同士を突き当てて配置される。ドア開口部内側の幅木15の端面は、縦枠30又は縦枠40の側面に突き当てて配置されるため、表面に露出しない。
ドア20は、蝶番60の軸を中心に開き側に回転して開く。図1に示す状態はドア20を閉じた状態である。ドア20は、閉じた状態で、縦枠30に設けられたラッチ受けにラッチで固定される。
縦枠30は、図2に拡大平面で示すように、上下方向の全長に渡って、閉じ側の端部にドア開口部の内側に向かって突出した突出部35を有する。突出部35のドア開口部の内側に突出端面31を有し、突出部35の開き側に段差側面32を有し、突出部35を除いたドア開口部の内側に内面33を有し、縦枠30の開き側に側面34を有する。縦枠30は、壁10の内部にある柱11のドア開口部の内側面に、ネジ51によって固定されている。
ドア20は、開閉側の端部の開き側に突出部27を有する。突出部27の、ドア開口部の外側に突出端面21を有し、突出部27の閉じ側に段差側面22を有する。ドア20の、突出部27を除いた開閉側の端部に端面23を有する。ドア20の閉じ側に閉じ側面29を有する。
ラッチ61は、端面23に配置され、縦枠30の内面33に配された凹部に設けられたラッチ受けと嵌合する。ケース錠62は、ドア20の内部に配置されている。
ドア20を閉じたときに、突出端面21は内面33よりも外側にある。ドア20の段差側面22は縦枠30の側面34よりも開き側にある。端面23は内面33よりも内側にある。段差側面32は閉じ側面29よりも閉じ側にある。突出端面31は端面23よりも内側にある。これにより、突出部27は、ドア20を閉じたときに開き側から見ると、内面33と端面23の隙間を覆う。また突出部35は、ドア20を閉じたときに閉じ側から見ると、内面33と端面23の隙間を覆う。さらに、突出部27は、ドア20を閉じたときに、ドア20が閉じ側へ回動しすぎることを防止するとともに、内面33と端面23の隙間から光が漏れることを防止する。また突出部35は、ドア20を閉じたときに、ドア20が閉じ側へ回動しすぎることを防止するとともに、内面33と端面23の隙間から光が漏れることを防止する。なお、段差側面22と側面34の間に緩衝材を配しても良い。また、閉じ側面29と段差側面32の間に緩衝材を配しても良い。
縦枠40は、図3に拡大平面で示すように、閉じ側の端部にドア開口部の内側に突出した突出部45を有する。突出部45のドア開口部の内側に突出端面41を有し、突出部35の開き側に段差側面42を有し、突出部35を除いたドア開口部の内側に内面43を有し、縦枠40の開き側に側面44を有する。縦枠40は、壁10の内部にある柱11のドア開口部の内側面に、ネジ51によって固定されている。
ドア20は、軸側の端部の開き側に突出部28を有する。突出部28の、ドア開口部の外側に突出端面25を有し、突出部28の閉じ側に段差側面24を有し、突出部27を除いた軸側に端面26を有する。
蝶番60は、ドア側の羽部が端面26に固定され、枠側の羽部が内面43に固定されている。
ドア20を閉じたときに、ドア20の突出端面25は縦枠40の内面43よりも外側にある。段差側面24は側面44よりも開き側にある。端面26は内面43よりも外側にある。段差側面42は閉じ側面29よりも閉じ側にある。突出端面41は端面26よりも内側にある。これにより、突出部28は、ドア20を閉じたときに開き側から見ると、内面43と端面26の隙間を覆う。また突出部45は、ドア20を閉じたときに閉じ側から見ると、内面43と端面26の隙間を覆う。さらに、突出部28は、ドア20を閉じたときに、ドア20が閉じ側へ回動しすぎることを防止するとともに、内面43と端面26の隙間から光が漏れることを防止する。また突出部45は、ドア20を閉じたときに、ドア20が閉じ側へ回動しすぎることを防止するとともに、内面43と端面26の隙間から光が漏れることを防止する。
本実施の形態1では縦枠についてのみ説明したが、ドア開口部の上部又は下部に配置される横枠についても、同様にドア及び横枠の突出部がドアと横枠の隙間を隠す構成としても良い。
このように配されたドア開口部の正面図を図5に示す。図中の網掛け領域は、通常は木材の表面を表している。仕上げ材14に一般的に用いられるクロスなどの仕上げ材は白色系統の表面を有しており、縦枠30及び縦枠40は、仕上げ材14の表面と同系色である白色を基調とした表面を有している。
(従来の構造1)
次に、比較のため従来のドア及び縦枠について説明する。図4に示す、ドア120を開く方向が開き側であり、図4の下方である。ドア120を閉じる方向が閉じ側であり、図4の上方である。ドア120に蝶番が取り付けられている方向が軸側であり、図4の左方である。ドア120を開閉する方向が開閉側であり、図4の右方である。
従来の構造1に係るドア及び縦枠は、図4に平面で示すように、壁110の内部に配置された2本の柱111のそれぞれに、縦枠130及び縦枠140が、お互いが対抗するように、ドア開口部の上部から床面の間に固定されている。縦枠130及び縦枠140の上部の端はドア120の上部の端以上の位置にあり、下部の端はドア120の下部の端以下の位置にある。縦枠130及び縦枠140にドア120が設置されている。また、縦枠130及び縦枠131のドア開口部内側であって、閉じたドア120の閉じ側に、それぞれ戸当り121が配置されている。
縦枠130及び縦枠140は、断面が矩形であり、壁110の厚み方向の長さは、壁110の厚みよりも長く、壁110の閉じ側及び開き側の表面より突出している。縦枠130及び縦枠140は、壁110の内部にある2本の柱111のドア開口部内側の面に、お互いが対向するように、ドア開口部の上部から床面の間にネジによって固定される。
壁110は、柱111、胴縁112、プラスターボード113、仕上げ材114及び幅木115を有する。胴縁112は、閉じ側及び開き側の、柱111が無い部分に、柱111の表面を延長するように部分的に配置される。プラスターボード113は、柱111及び胴縁112の閉じ側面及び開き側面に、隙間無く配置される。
プラスターボード113の外側に、仕上げ材114が貼り付けられている。仕上げ材114の端面は、縦枠130又は縦枠140の突出した部分の側面に突き当てて貼り付けられ、表面に露出しない。
壁110の下部に、床と接するように幅木115が配置される。幅木115の端面は、縦枠130又は縦枠131の突出した部分の側面に突き当てて配置され、表面に露出しない。
ドア120は、蝶番160の軸を中心に開き側に回転して開く。図4に示す状態はドア120を閉じた状態である。ドア120の開閉側の端部に配置されたラッチ161は、ドア120を閉じた状態で、縦枠130に設けられたラッチ受けに嵌合して固定される。蝶番160は、ドア側の羽部がドア120の軸側の端部に固定され、枠側の羽部が縦枠140のドア開口部内側の面に固定されている。
戸当り121は、ドア120を閉じたときに、ドア120の端部の閉じ側の面に当接する位置に、縦枠130及び縦枠140のドア開口部内側の面に固定される。なお、戸当り121とドア120との間に緩衝材を配しても良い。戸当り121があることによって、ドア120を閉じたときに、ドア120が閉じ側へ回動しすぎることを防止するとともに、ドア120と縦枠130及び縦枠140の隙間から光が漏れることを防止する。
このように配されたドア開口部の正面図を図6に示す。図中の網掛け領域は、縦枠130及び縦枠140と、ドア120を表す。この網掛け領域は、仕上げ材114又は幅木115とは異なる表面であって、一般的に木材の表面を表している。
(実施の形態1と従来の構造1との比較)
実施の形態1と、従来の構造1を比較して説明する。
縦枠とは、ドアを保持するために用いられるものである。実施の形態1及び従来の構造1において、いずれの縦枠も壁の内部の柱に直接固定される。このとき、それぞれの縦枠を固定する柱の面も鉛直であれば問題ないのだが、なんらかの要因によって鉛直では無い場合がある。
例えば、従来の構造1に係るドア及び縦枠において、柱111の縦枠130及び縦枠140を固定する面が鉛直では無く、お互いが平行である場合を誇張して表したのが図6である。この場合、ドア120の正面は長方形であるので、ドア120と縦枠130又は縦枠140の間の隙間が不均一になる。図6に示すように、ドア120と縦枠130又は縦枠140との隙間が不均一であることは目立ちやすく、美観を悪化させる大きな要因となる。そのため、縦枠130及び縦枠140を固定する際には、ドア120と縦枠130及び縦枠140との隙間を均一にするために、縦枠130及び縦枠140が鉛直となるようにスペーサ等を設けて調整しつつ設置する必要があるので、材料費及び設置工数の増加を招いてしまう。
しかし、実施の形態1に係るドア及び縦枠では、例えば柱11の縦枠を固定する面が鉛直では無く、お互いが平行である場合であっても、図5に示すように、長方形であるドア20の端部と縦枠30又は縦枠40の間の隙間は、突出部27又は突出部28によって覆われて、隠れているので見えることは無い。そのためドア20の端部と縦枠30又は縦枠40の間の隙間が不均一であっても、美観を悪化させない。
また、ドア開口部を閉じ側から見ても、ドア20の端部と縦枠30又は縦枠40の間の隙間は、突出部35又は突出部45によって覆われて、隠れているので見えることは無い。そのためドア20の端部と縦枠30又は縦枠40の間の隙間が不均一であっても、美観を悪化させない。
従来の構造1に係るドア及び縦枠において、縦枠130及び縦枠140の端部が壁110の表面から突出しているのは、仕上げ材114及び幅木115の端面処理に都合が良いという理由からである。縦枠130及び縦枠140の端部が、壁110の表面から突出していないと仕上げ材114及び幅木115の端面が露出することになり、美観を損ねるからである。従って、仕上げ材114及び幅木115の端面は露出していないので、美観を損ねることは無い。
また、実施の形態1においては、仕上げ材14は壁10の角部で曲げられ、幅木15は壁10の角部で表面同士を交接して付き合わせて、端面を露出していない。さらに仕上げ材14及び幅木15は、縦枠30及び縦枠40の側面に当接しているので、仕上げ材14及び幅木15の端面が露出することは無い。従って、実施の形態1も、美観を損ねることは無い。つまり、この点において実施の形態1と従来の構造1とは同程度である。
従来の構造1では、ドア120が閉まった状態で、開き側からドア開口部を見ると、ドア120と縦枠130及び縦枠140との隙間の奥に、戸当り121があるので、閉じ側から光が漏れることは無い。
実施の形態1では、ドア20が閉まった状態で、開き側からドア開口部を見ると、ドア20と仕上げ材14との隙間の奥に、縦枠30又は縦枠40があるので、閉じ側から光が漏れることは無い。つまり、この点において実施の形態1と従来の構造1とは同程度である。
従来の構造1では、ドア120が閉まった状態で、開き側からドア開口部を見ると、ドア120の周囲に厚みのある縦枠130及び縦枠140が見える。この縦枠は存在感が大きく、美観に優れるとは言えない。また、美観をよくするために、一般的にはドア120の表面と同じ表面を持つ縦枠が用いられる。さらに、縦枠130及び縦枠140の壁110の厚み方向の長さは、柱111の大きさ、プラスターボード113の厚み、仕上げ材114の厚み及び幅木115の厚みの組み合わせによって様々な種類のものが必要となる。そのため、ドアの表面の種類や、壁の厚み等に応じた縦枠の材料を在庫として持つ必要があるため、在庫コストの負担増となる。
実施の形態1では、ドア20が閉まった状態で、開き側からドア開口部を見ると、ドア20の周囲には従来の構造1のような存在感の大きい縦枠が見えることは無く、美観に優れる。ドア20と仕上げ材14の隙間の奥には縦枠30又は縦枠40があるが、ドア20の突出部27及び突出部28よりも奥まった位置にあるので目立たない。従って、縦枠30及び縦枠40の表面をドア20の表面と同じにする必要がなくなり、多くの種類の在庫を持つ必要がなくなり、在庫コストの負担軽減となる。また、一般的に仕上げ材14として用いられる壁紙は白色を基調とするものが多い。そのため、縦枠30及び縦枠40の表面を、同じ白色を基調とした色にしておくことで、さらに目立たなくすることができる。
また、従来の構造1では、ドア120が開いた状態でドア開口部を見ると、仕上げ材114とは異なる表面を持つ縦枠130及び縦枠140が目立つため、美観に優れるとは言えない。
実施の形態1では、ドア20が開いた状態でドア開口部を見ると、仕上げ材14とは異なる表面を持つ縦枠30及び縦枠40は目立ちにくい。さらに縦枠30及び縦枠40の表面が壁紙と同じ基調の色であれば、さらに目立ちにくくなり、美観に優れる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るドア及び縦枠について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態2に係るドア及び縦枠は、図7に平面で示すように、2つのドア開口部が直交して隣接して配置される。図7は2つのドア開口部の内、図7の下方に示すドア開口部のドアと2つの縦枠を示し、もう1つのドア開口部はドアの一部と一方の縦枠のみを示しておりもう一方の縦枠は図示しない。
図7の下方に示すドア開口部の縦枠230、縦枠231及びドア220は、実施の形態1の縦枠30、縦枠40及びドア20と同様の構成である。壁の構成についても、実施の形態1の壁10と同様の構成であり、柱211、胴縁212、プラスターボード213、仕上げ材214及び幅木215を有し、実施の形態1と同様にそれぞれが配置される。
もう一つのドア開口部の縦枠231、図示しない縦枠及びドア221は、実施の形態1の縦枠30、縦枠40及びドア20と同様の構成である。下方に示すドア開口部の縦枠230ともう一つのドア開口部の縦枠231は1つの柱211の図7の下側側面と右側側面にネジ251によって固定されている。
本実施の形態2では縦枠についてのみ説明したが、ドア開口部の上部又は下部に配置される横枠についても同様の構成としても良い。
(従来の構造2)
比較のために、従来の構造2について、図面を参照しながら説明する。従来の構造2は、図8に平面で示すように、2つのドア開口部が直交して隣接して配置されるものである。図8は2つのドア開口部の内、図8の下方に示すドア開口部のドアと2つの縦枠を示し、もう1つのドア開口部はドアの一部と1方の縦枠のみを示しており、もう1方の縦枠は図示しない。
図8の下方に示すドア開口部の縦枠330、縦枠331及びドア320は、従来の構造1に係る縦枠130、縦枠140及びドア120と同様である。縦枠330及び縦枠331の壁方向の長さは、壁の厚みよりも長いため、お互いが干渉することになり、柱311の直交する2面に取り付けることはできない。そのため、縦枠330及び縦枠331を柱311から離して、お互いが干渉しないように固定する必要がある。
図8の下方に示すドア開口部の縦枠330は、柱311の図8の下側の側面に、スペーサを挟んでネジ351によって固定されている。縦枠330に対向する位置に縦枠331が固定されており、縦枠330及び縦枠331にドア320が設置されている。そのため縦枠330は、従来の構造1に係るドア及び縦枠の場合よりも、柱311から離れた位置に固定されている。
もう一つのドア開口部の縦枠331は柱311の図8の右側の側面に、スペーサを挟んでネジ351によって固定されている。縦枠331に対向する位置に図示しない縦枠が固定されており、縦枠331及び図示しない縦枠にドア321が設置されている。そのため縦枠331は、従来の構造1に係るドア及び縦枠の場合よりも、柱311から離れた位置に固定されている。
縦枠330及び縦枠331を柱311から離して固定したために生じることとなった隙間を埋めるように、胴縁312、プラスターボード313、仕上げ材314及び幅木315が配置される。
縦枠330及び縦枠331に、従来の構造1と同様に、戸当り322が配置される。ドア320及びドア321には、図示しない蝶番及びラッチが配置されている。
(実施の形態2と従来の構造2との比較)
本発明の実施の形態2と、従来の構造2を比較して説明する。
実施の形態2では、図7に示すように、縦枠230及び縦枠231の、ドア220及びドア221の厚み方向の長さが、柱211の壁の厚み方向の長さよりも短い。このため、柱211の直交する2面にそのまま縦枠230及び231を配することができる。
しかし、従来の構造2では、図8に示すように、縦枠330及び縦枠331の、ドア320及びドア321の厚み方向の長さは、柱311のドア320及びドア321の厚み方向の長さよりも長い。このため、実施の形態2のようにそのまま壁の2面に取り付けることは、お互いが干渉するのでできない。従って、どちらかのドア開口部を柱から離して干渉をさけ、離した部分の間を埋めるためにスペーサを設けなければならない。
従って、従来の構造2のドア及び縦枠は、縦枠330を柱311から離すために、実施の形態2よりも多い部材を必要とし、材料費及び工数を増加させる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。実施の形態3は、ドア520に形成する突出部527を、ドア520の本体とは異なる材料で形成するものである。実施の形態1とは、ドアのみが異なる。
ドア520本体は、図9に示すように、従来の構造1のドアと同じように突出部は形成されていない。ドア520本体の両側の端部に、断面が略L字形状であって、長手方向の長さがドア520本体の上下方向と同じであるエッジ部570を固定して、ドア520となる。エッジ部570は、例えばアルミを押し出し成形されたものであるが、樹脂の成形品としても良い。エッジ部570のドア本体の端面に当接する部分の、ドア520の厚み方向の長さは、ドア520本体の厚みと同じである。エッジ部570の突出部527の形状は、実施の形態1に係る突出部27と同じである。突出部527は、ドア開口部の外側に突出端面521を有し、閉じ側に段差側面522を有する。エッジ部570は、突出部527を除いたドア開口部の外側に端面523を有する。
ドア520を閉じたときに、突出端面521は、縦枠530のドア開口部の内側の面よりも外側にある。また、段差側面522は縦枠530の閉じ側の面よりも開き側にある。さらに端面523は縦枠530のドア開口部の内側の面よりも内側にある。すなわち、突出部527は、縦枠530のドア開口部内側の面よりも外側に伸びている。
また、突出部527は中空であり、段差側面522の、左右方向中程に、全長に渡ってスリットが形成されている。ドア520を閉じたときに、縦枠530に当接する部分に、緩衝材であるタイト材580が配置されている。タイト材580は、スリット及び突出部527の空洞に嵌合する取り付け部と、湾曲してドア520を閉じたときに先端が縦枠530に当接する当接部とを有しており、段差側面522に取り付けられている。タイト材580は弾性部材であり、例えばゴムで形成されている。
なお、緩衝材として、断面が矩形や半円形等の発泡部材やゴム等の弾性部材を段差側面522に貼り付けて、ドア520を閉じたときに部分的に縦枠530に当接する構成としても良い。
図9では、ドア開口部の開閉側のみを示したが、軸側も同様に、ドア520本体にエッジ部570が固定されている。
本実施の形態3では縦枠についてのみ説明したが、ドア開口部の上部又は下部に配置される横枠についても同様の構成としても良い。
本発明の実施の形態3によれば、ドア520の本体は、従来の構造と同様に突出部を設ける必要が無いので、ドア520の本体の加工コストを低減できる。また、ドア520の両側端部を金属や樹脂などの硬質部材で覆うことになるため、蝶番やラッチをドアに固定する際に、木材よりも強固に固定しやすくなる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10、110、510 壁
11、111、211、311 柱
12、112、212、312 胴縁
13、113、213、313 プラスターボード
14、114、214、314 仕上げ材
15、115、215、315 幅木
20、120、220、221、320、321、520 ドア
21、25、521 突出端面
22、24、522 段差側面
23、26、523 端面
27、28、35、45、227、228、527 突出部
30、31、130、131、230、231、330、331、530 縦枠
61、161 ラッチ
62 ケース錠
60、160 蝶番
51、52、251、351 ネジ
61、62、63 面
121、322 戸当り
316 スペーサ
570 エッジ部
580 タイト材

Claims (5)

  1. ドアの端部の開き側に、前記ドアの端面と縦枠の内面との隙間を覆う突出部を有するドアと、
    前記縦枠の端部の閉じ側に、前記ドアの端面と前記縦枠の内面との隙間を覆う突出部を有する縦枠と、
    を有する、ドア及び縦枠。
  2. 壁に形成される、ドア及び前記ドアを保持する縦枠であって、
    前記ドアを保持する軸側及び前記ドアを開閉する開閉側の縁の端面の開き側に突出部を有し、前記突出部の軸側及び開閉側に突出端面を有し、前記突出部の閉じ側に段差側面を有するドアと、
    前記段差側面に対向する面と、前記端面に対向する面と、前記ドアの閉じ側面に対向する面と、を有する縦枠と、
    を有し、前記突出端面に対向する面に仕上げ材が配される、
    ドア及び縦枠。
  3. 前記縦枠の表面は、白色である、
    請求項1又は請求項2に記載のドア及び縦枠。
  4. 露出している前記縦枠の表面は、前記ドアの表面と同じ色及び模様を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のドア及び縦枠。
  5. 前記ドアは、ドア本体とエッジ部を有し、
    前記エッジ部は前記突出端面、前記段差側面及び前記端面を有し、
    前記段差側面に緩衝材が配されている、
    請求項2に記載のドア及び縦枠。

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