JP7186588B2 - 浸水防止構造 - Google Patents
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Description
また、塞ぎ手段を、突き合わせ部分よりも開口部の内側に向けて突出させたので、塞ぎ手段を突き合わせ部分よりも開口部の内側に向けて突出させない場合に比べて、全閉状態において上記隙間を効果的に塞ぐことができ、浸水防止性能を高めやすくなる。
また、塞ぎ手段を、突き合わせ部分のうち開閉体との当接側の部分に配置したので、塞ぎ手段を突き合わせ部分のうち開閉体との当接側とは反対側の部分に配置する場合に比べて、全閉状態において上記隙間を効果的に塞ぐことができ、浸水防止性能を高めやすくなる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の壁の開口部の周縁に設けられた枠体と、開口部を開閉する開閉体との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための浸水防止構造に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る浸水防止構造が適用される建具の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を建具の左右方向(-X方向を建具の左方向、+X方向を建具の右方向)、図2のY方向を建具の前後方向(+Y方向を建具の前方向(建物の屋外側の方向)、-Y方向を建具の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を建具の上下方向(+Z方向を建具の上方向、-Z方向を建具の下方向)と称する。
枠体10は、壁2に形成された開口部3の周縁に設置されるものであり、図1に示すように、鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の左右一対の縦枠材11、12及び上下一対の横枠材13、14を備えている。これら縦枠材11、12及び横枠材13、14は、それぞれ壁2に対して固定されており、相互に組み合わせられることによって、正面形状が略矩形環状となるように形成されている。以下では、必要に応じて、左右一対の縦枠材11、12のうち、開口部3の戸尻側に位置する縦枠材11を「戸尻側縦枠材11」と称し、開口部3の戸先側に位置する縦枠材12を「戸先側縦枠材12」と称する。また、上下一対の横枠材13、14のうち、開口部3の上方側に位置する横枠材13を「上側横枠材13」と称し、開口部3の下方側に位置する横枠材14を「くつずり横枠材14」と称する。
開閉体20は、開口部3を開閉するための平板状体であり、図1に示すように、開閉体フレーム(図示省略)、屋外側表面材21、及び屋内側表面材(図示省略)を備えている。
開閉体フレームは、開閉体20の剛性を主として担うものである。この開閉体フレームは、複数の鋼製の長尺な力骨を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、左右一対の縦力骨及び上下一対の横力骨から構成されている(いずれも図示省略)。このうち、左右一対の縦力骨は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、上下方向に略沿うように配置されている。また、上下一対の横力骨は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成されており、左右方向に略沿うように配置されている。
屋外側表面材21及び屋内側表面材は、開閉体フレームを覆うためのものである。これら屋外側表面材21及び屋内側表面材は、例えば公知の表面材(一例として、鋼製の化粧板)等を用いて構成され、開閉体フレームを覆うように設けられており、具体的には、開閉体フレームを建物の屋外側及び屋内側から挟むように配置され、開閉体フレームに対して接着剤等によって固定されている。
また、図1に示すように、開閉体20の戸先側には、ユーザが開閉体20の開閉操作を行うための把手部22と、開閉体20を施錠するための施錠装置23であって、図示しないデッドボルトを備える施錠装置23と、施錠装置23による施錠の有無に関わらず、全閉状態の位置に開閉体20を維持するためのラッチ(図示省略)とが設けられている。
ヒンジ部30は、開閉体20を戸尻側縦枠材11に対して回動自在に軸支するためのものである。このヒンジ部30は、例えば公知の丁番(一例として、二軸丁番)等を用いて構成されており、図1に示すように、開閉体20の戸尻側の端部(図1では、右端部)において、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設されており、開閉体20及び戸尻側縦枠材11に対して固定具等によって取り付けられている。
次に、枠体10の戸尻側縦枠材11の構成の詳細について説明する。ただし、戸尻側縦枠材11は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質(例えば、スチール、ステンレス等)で製造することができる。実施の形態において、図2に示すように、戸尻側縦枠材11は、縦枠材本体11a、固定材11b、及び戸尻側止水部材11cを備えている。
次に、枠体10の戸先側縦枠材12の構成の詳細について説明する。ただし、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質(例えば、スチール、ステンレス等)で製造することができる。実施の形態において、戸先側縦枠材12は、戸尻側縦枠材11と略同様に構成されており、図2に示すように、縦枠材本体12a、固定材12b、戸先側止水部材12c、凹部12d、及び止水凹部12eを備えている。なお、戸先側止水部材12cの構成の詳細については、後述する。
次に、枠体10の上側横枠材13の構成の詳細について説明する。ただし、上側横枠材13は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質(例えば、スチール、ステンレス等)で製造することができる。実施の形態において、図3に示すように、上側横枠材13は、横枠材本体13a、固定材13b、及び上側止水部材13cを備えている。
次に、枠体10のくつずり横枠材14の構成の詳細について説明する。ただし、くつずり横枠材14は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質(例えば、スチール、ステンレス等)で製造することができる。実施の形態において、くつずり横枠材14は、上側横枠材13と略同様に構成されており、図3に示すように、横枠材本体14a、固定材14b、くつずり側止水部材14c、凹部14d、及び止水凹部14eを備えている。ただし、横枠材本体14aの凹部14dに対応する側面14fは、当該側面の前端部が当該側面の後端部よりも下方に位置するように傾斜に形成されている(以下では、この側面14fを「くつずり側傾斜面14f」と称する)。なお、くつずり側止水部材14cの構成の詳細については、後述する。
図2に戻り、次に、建具1の浸水防止構造について説明する。この建具1は、枠体10と開閉体20との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための浸水防止構造を備えている。また、この浸水防止構造は、第1浸水防止構造及び第2浸水防止構造を備えている。以下では、これら各浸水防止構造について順次説明する。
最初に、第1浸水防止構造について説明する。実施の形態では、第1浸水防止構造は、図2から図6に示すように、上述した戸尻側止水部材11c、戸先側止水部材12c、上側止水部材13c、及びくつずり側止水部材14cを備えている。ここで、戸尻側止水部材11c、戸先側止水部材12c、上側止水部材13c、及びくつずり側止水部材14cの各々の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、くつずり側止水部材14cの構成のみについて説明することとする。なお、上述した「戸尻側止水部材11c」、「戸先側止水部材12c」、「上側止水部材13c」、及び「くつずり側止水部材14c」を含むものは、特許請求の範囲における「止水手段」に対応する。
図4に戻り、ベース部41は、当接部42を支持するものであり、図4、図5に示すように、枠体10側(図4では、くつずり横枠材14側)に設けられており、ベース部本体41a及び台座部41bを備えている。このうち、ベース部本体41aは、ベース部41の基本構造体である。このベース部本体41aは、Y-Z平面に沿った断面形状が矩形環状である長尺な中空状体(又は中実状体)にて形成されており、図4に示すように、くつずり横枠材14の止水凹部14e内に収容可能な位置に設けられている。なお、ベース部本体41a内の空間部分41cの大きさについては任意であるが、ベース部本体41aが基準値程度の押圧を受けた際に、ベース部本体41aの押圧変形量が所望量となるように設定されている。また、台座部41bは、全閉状態において開閉体20によって当接部42が押圧された際に、当接部42を受けるためのものである。この台座部41bは、Y-Z平面に沿った断面形状が矩形状である長尺な中実状体にて形成されており、図4に示すように、ベース部本体41aよりも開閉体20側(図4では、前側)に設けられ、且つ当接部42の内部に収容されており、ベース部本体41aに対して接続されている。
図4に戻り、当接部42は、全閉状態において開閉体20と当接するものである。この当接部42は、Y-Z平面に沿った断面形状がC字状である長尺な中空状体にて形成されており、開閉体20と当接可能な位置に設けられている。具体的には、図4に示すように、当接部42の少なくとも一部がくつずり横枠材14の止水凹部14eよりも建物の屋外側に突出し、且つ全閉状態において開閉体20の見付面(図4では、開閉体20における建物の屋内側の側面)と当接可能な位置に配置され、ベース部本体41aに対して接続されている。
剥離部43は、くつずり側止水部材14cの見込方向(図4では、前後方向)の長さを調整するためのものである。この剥離部43は、長尺な略板状体にて形成されており、具体的には、ベース部41の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、図4に示すように、剥離部43は、ベース部41とくつずり横枠材14の止水凹部14eの底部分との相互間に設けられており、ベース部41に対して接着剤等によって接続されている。
ベース部側フィン部44は、くつずり側止水部材14cをくつずり横枠材14の止水凹部14eに収容する際にガイドするためのものであり、且つくつずり横枠材14とベース部41との相互間の隙間から水が浸入することを防止するためのものである。このベース部側フィン部44は、長尺な板状体にて形成されており、具体的には、ベース部41の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、図4に示すように、ベース部側フィン部44は、ベース部本体41aの上端部及び下端部の各々に複数設けられており、具体的には、全閉状態において枠体10の見込面(具体的には、止水凹部14eの側壁部分)と当接可能となるように見付方向の外側に張り出すように配置され(図4では、前方に向けて傾斜して張り出されており)、ベース部本体41aに対して接続されている(なお、ベース部側フィン部44は、止水凹部14eの側壁部と常時当接されるように配置されてもよい)。
当接部側フィン部45は、くつずり横枠材14と当接部42との相互間の隙間から水が浸入することを防止するためのものである。この当接部側フィン部45は、長尺な平坦状又は非平坦状の板状体にて形成されており、具体的には、当接部42の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、図4、図5に示すように、当接部側フィン部45は、当接部42におけるくつずり横枠材14側の端部(図4では、当接部42の下端部)に設けられており、当接部42に対して接続されている。
図4に戻り、また、くつずり側止水部材14cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、複数のベース部側フィン部44がくつずり横枠材14の止水凹部14eから露出しないように構成されている。具体的には、図4に示すように、ベース部本体41aにおける当接部42との境界部から剥離部43の後端部に至るまでの長さがくつずり横枠材14の止水凹部14eの深さと略同一に設定している(又は若干短く設定してもよい)。また、ベース部本体41aの前後方向の長さについては、台座部41bの前後方向の長さよりも長く設定している。また、複数のベース部側フィン部44のうち最も開閉体20側に位置するベース部側フィン部44の先端部が、ベース部本体41aの先端部よりも枠体10側(具体的には、くつずり横枠材14の止水凹部14eの底部分側)に位置するように、複数のベース部側フィン部44が設けられている。さらに、剥離部43の設置数については、1枚に設定している。このような構成により、例えば、くつずり側止水部材14cとくつずり横枠材14の止水凹部14eの底部分との間に図示しないゴム製のライナ材を設けた場合でも複数のベース部側フィン部44がくつずり横枠材14の止水凹部14eから露出することを回避できることから、浸水防止性能を維持しやすくなる。なお、上記ゴム製のライナ材は、開閉体20と各種止水部材との隙間を調整するものであり、剥離部43と止水凹部14eの底部分との間に所定数設けられることにより当該隙間を調整できる。
次に、第2浸水防止構造について説明する。実施の形態では、第2浸水防止構造は、図5に示すように、戸尻側塞ぎ部50a及び戸先側塞ぎ部50bを備えている。戸尻側塞ぎ部50aは、全閉状態において戸尻側止水部材11cとくつずり側止水部材14cとの突き合わせ部分16a(以下、「戸尻側突き合わせ部分16a」と称する)と開閉体20との相互間に形成される隙間(以下、「戸尻側隙間」と称する)を塞ぐための塞ぎ手段であり、図5に示すように、戸尻側下方角部15bに設けられている。ここで、「戸尻側隙間」とは、例えば、戸尻側下方角部15bの正面形状と開閉体20における戸尻側下方の角部分との正面形状との違いによって形成される隙間等が該当する。また、戸先側塞ぎ部50bは、全閉状態において戸先側止水部材12cとくつずり側止水部材14cとの突き合わせ部分16b(以下、「戸先側突き合わせ部分16b」と称する)と開閉体20との相互間に形成される隙間(以下、「戸先側隙間」と称する)を塞ぐための塞ぎ手段であり、図5に示すように、戸先側下方角部15dに設けられている。ここで、「戸先側隙間」とは、例えば、戸先側下方角部15dの正面形状と開閉体20における戸先側下方の角部分との正面形状との違いによって形成される隙間等が該当する。なお、実施の形態では、戸尻側塞ぎ部50a及び戸先側塞ぎ部50bの各々の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、戸尻側塞ぎ部50aの構成のみについて説明することとする。
まず、戸尻側塞ぎ部50aの第1の特徴については、戸尻側塞ぎ部50aは、湾曲状の膜状体(又は板状体)に形成されている。具体的には、図6に示すように、戸尻側突き合わせ部分16a及びその近傍を含む領域にわたって形成されている。
次に、戸尻側塞ぎ部50aの第2の特徴については、図6に示すように、戸尻側塞ぎ部50aは、戸尻側突き合わせ部分16aのうち開閉体20との当接側の部分(図6では、戸尻側突き合わせ部分16aの前側部分)に配置されている。具体的には、戸尻側突き合わせ部分16aよりも開口部3の内側(図6(d)では、左側上方)に向けて突出するように配置している。
次に、戸尻側塞ぎ部50aの第3の特徴については、図6に示すように、戸尻側塞ぎ部50aと戸尻側下方角部15bとは、一体に形成されている(すなわち、戸尻側塞ぎ部50aと止水手段とが一体形成されている)。この形成方法については任意であるが、例えば、止水機能を有する樹脂材料を射出成形することにより、形成してもよい。
図2に戻り、続いて、このように構成された建具1の作用について説明する。
このように実施の形態によれば、止水手段が、開口部3の角に対応する角部15であって、第1部分と第2部分とを突き合わせることにより構成された角部15を有し、全閉状態において止水手段における第1部分と第2部分との突き合わせ部分と開閉体20との相互間に形成される戸尻側隙間及び戸先側隙間を塞ぐための戸尻側塞ぎ部50a及び戸先側塞ぎ部50bを設けたので、戸尻側塞ぎ部50a及び戸先側塞ぎ部50bによって全閉状態において戸尻側隙間及び戸先側隙間を塞ぐことができる。よって、全閉状態において戸尻側隙間及び戸先側隙間から水が浸入することを防止でき、浸水防止性能を高めることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、止水手段が、戸尻側止水部材11c、戸先側止水部材12c、上側止水部材13c、及びくつずり側止水部材14cを備えていると説明したが、これに限らない。例えば、戸尻側止水部材11c、戸先側止水部材12c、上側止水部材13c、又はくつずり側止水部材14cのいずれか1つ、いずれか2つ、又はいずれか3つを省略してもよい。
上記実施の形態では、当接部側フィン部45を、当接部42のベース部側部分42aに設けていると説明したが、これに限らず、例えば、当接部42の部分のうち開閉体20側の部分に設けてもよい。
上記実施の形態では、塞ぎ手段が、戸尻側下方角部15b及び戸先側下方角部15dに設けられていると説明したが、これに限らない。戸尻側下方角部15b又は戸先側下方角部15dのいずれかに設けられてもよい。あるいは、戸尻側上方角部15a又は戸先側上方角部15cにさらに設けてもよい。
付記1の浸水防止構造は、建物の壁の開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための浸水防止構造であって、前記枠体に設けられた止水手段であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において前記開閉体と当接可能な止水手段を備え、前記止水手段は、前記開口部の角に対応する角部であって、第1部分と第2部分とを突き合わせることにより構成された角部を有し、前記全閉状態において前記止水手段における前記第1部分と前記第2部分との突き合わせ部分と前記開閉体との相互間に形成される隙間を塞ぐための塞ぎ手段を設けた。
付記1に記載の浸水防止構造によれば、止水手段が、開口部の角に対応する角部であって、第1部分と第2部分とを突き合わせることにより構成された角部を有し、全閉状態において止水手段における第1部分と第2部分との突き合わせ部分と開閉体との相互間に形成される隙間を塞ぐための塞ぎ手段を設けたので、塞ぎ手段によって全閉状態において上記隙間を塞ぐことができる。よって、全閉状態において上記隙間から水が浸入することを防止でき、浸水防止性能を高めることができる。
2 壁
3 開口部
10 枠体
11 戸尻側縦枠材
11a 縦枠材本体
11b 固定材
11c 戸尻側止水部材
11d 凹部
11e 止水凹部
12 戸先側縦枠材
12a 縦枠材本体
12b 固定材
12c 戸先側止水部材
12d 凹部
12e 止水凹部
13 上側横枠材
13a 横枠材本体
13b 固定材
13c 上側止水部材
13d 凹部
13e 止水凹部
14 くつずり横枠材
14a 横枠材本体
14b 固定材
14c くつずり側止水部材
14d 凹部
14e 止水凹部
14f くつずり側傾斜面
15 角部
15a 戸尻側上方角部
15b 戸尻側下方角部
15c 戸先側上方角部
15d 戸先側下方角部
16a 戸尻側突き合わせ部分
16b 戸先側突き合わせ部分
20 開閉体
21 屋外側表面材
22 把手部
23 施錠装置
30 ヒンジ部
41 ベース部
41a ベース部本体
41b 台座部
41c 空間部分
42 当接部
42a ベース部側部分
43 剥離部
44 ベース部側フィン部
45 当接部側フィン部
50a 戸尻側塞ぎ部
50b 戸先側塞ぎ部
Claims (5)
- 建物の壁の開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための浸水防止構造であって、
前記枠体に設けられた止水手段であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において前記開閉体と当接可能な止水手段を備え、
前記止水手段は、前記開口部の角に対応する角部であって、第1部分と第2部分とを突き合わせることにより構成された角部を有し、
前記全閉状態において前記止水手段における前記第1部分と前記第2部分との突き合わせ部分と前記開閉体との相互間に形成される隙間を塞ぐための塞ぎ手段を設け、
前記塞ぎ手段を、前記突き合わせ部分よりも前記開口部の内側に向けて突出させた、
浸水防止構造。 - 建物の壁の開口部の周縁に設けられた枠体と、前記開口部を開閉する開閉体との相互間の隙間から水が浸入することを防止するための浸水防止構造であって、
前記枠体に設けられた止水手段であって、前記開閉体によって前記開口部を全閉した全閉状態において前記開閉体と当接可能な止水手段を備え、
前記止水手段は、前記開口部の角に対応する角部であって、第1部分と第2部分とを突き合わせることにより構成された角部を有し、
前記全閉状態において前記止水手段における前記第1部分と前記第2部分との突き合わせ部分と前記開閉体との相互間に形成される隙間を塞ぐための塞ぎ手段を設け、
前記塞ぎ手段を、前記突き合わせ部分のうち前記開閉体との当接側の部分に配置した、
浸水防止構造。 - 前記塞ぎ手段の厚みを、前記突き合わせ部分の端部のうち前記開閉体との当接側の端部に近づくにつれて薄くした、
請求項2に記載の浸水防止構造。 - 前記止水手段は、
前記枠体側に設けられたベース部と、
前記ベース部よりも前記開閉体側に設けられた当接部であって、前記開閉体と当接可能な位置に設けられた当接部と、を備え、
前記当接部を中空状に形成し、
前記ベース部の一部である中実状の台座部を、前記当接部の内部に収容し、
前記台座部のうち前記突き合わせ部分に対応する部分を、連続状に形成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の浸水防止構造。 - 前記止水手段と前記塞ぎ手段とを、一体形成した、
請求項1から4のいずれか一項に記載の浸水防止構造。
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