JP2003138861A - シャッタカーテンの構造 - Google Patents

シャッタカーテンの構造

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JP2003138861A
JP2003138861A JP2001332183A JP2001332183A JP2003138861A JP 2003138861 A JP2003138861 A JP 2003138861A JP 2001332183 A JP2001332183 A JP 2001332183A JP 2001332183 A JP2001332183 A JP 2001332183A JP 2003138861 A JP2003138861 A JP 2003138861A
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curtain
shutter curtain
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JP2001332183A
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English (en)
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Tadahito Ooka
忠仁 大岡
Kazunori Matsuo
和徳 松尾
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタカーテンの表面に付着した雨水等がカ
ーテン部材間の隙間に滴下しない様にし、シャッタカー
テンの連結部からの雨水等の滲みを防止する。 【解決手段】カーテン部材17が屈曲自在に連結されて
シャッタカーテンが構成され、前記カーテン部材の下端
部に下側のカーテン部材の上端部に重なる庇部24を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物の出入
口、窓等の開口部、或は車両のコンテナ、荷台の開口部
等を開閉するシャッタのシャッタカーテンの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】シャッタカーテンは、スラット、パネル
等のカーテン部材を屈曲自在に連結して構成される。
又、これらのカーテン部材で構成されるシャッタカーテ
ンの場合、シャッタカーテンの端部にローラが設けら
れ、該ローラを介してガイドレールにガイドされる様に
なっている場合がある。
【0003】図14、図15、図16、図17により従
来のシャッタカーテンの構造、特にスラット間、パネル
間の連結構造について説明する。
【0004】図14はシャッタカーテンがスラット1で
構成されている場合の、該スラット1の連結構造を示し
ている。
【0005】スラット1は帯状の平板を屈曲成形したも
のであり、該スラット1の上端、下端にはカール形状の
連結部2,3が形成され、該連結部2と連結部3とが嵌
合可能となっている。前記スラット1同士を連結する場
合は、該スラット1の端部から連結するもう1つのスラ
ット1を長手方向に沿ってスライドし差込み挿入してい
る。図14で示すシャッタカーテンの構造では、前記連
結部2と連結部3との嵌合部を中心に隣接するスラット
1が屈伸可能となっており、前記スラット1の端部がガ
イドレール(図示せず)に摺動自在に嵌合している。
【0006】図15はシャッタカーテンがパネル4で構
成されている場合の、パネルの連結構造を示している。
【0007】該パネル4の上端部の断面は室内側部分が
上側に向かって突出する段差形状をしており、該パネル
4の下端部の断面は上端部の断面形状と略点対称な形状
となっており、上側のパネル4の下端部と下側のパネル
の上端部とが隙間なく当接可能となっている。上側のパ
ネル4と下側のパネル4とは蝶番5で連結されており、
前記パネル4同士は前記蝶番5の連結軸6を中心に屈伸
可能となっている。
【0008】尚、パネル4で構成されるシャッタカーテ
ンの場合、シャッタカーテンの端部を直接ガイドレール
に嵌合するには該ガイドレールを極めて大きな屈曲半径
にしなければならないので、前記蝶番5にローラ7をロ
ーラ軸を介して回転自在に設け、該ローラ7をガイドレ
ールに嵌合させて前記シャッタカーテンをガイドしてい
る。
【0009】図16はシャッタカーテンがパネル4で構
成され、該パネル4が引抜き材又は押出し材である場合
のパネルの連結構造を示している。
【0010】該パネル4は中空構造であり、図17で示
す様に、下端部に雄連結部8、上端部に雌連結部9が形
成されている。前記雄連結部8は図中右部分が欠切され
た円筒を有するフック形状をしている。又、前記雄連結
部8の外面側には該雄連結部8と同心の円弧溝11が形
成されている。該円弧溝11の前記雄連結部8に対向す
る面にはシール部材12が埋設されている。
【0011】前記雌連結部9は前記雄連結部8が内嵌可
能な凹部13を有し、該凹部13は図17中右上部が開
放され、前記パネル4の上端より上方に向って延出し、
前記凹部13の一部を形成する円筒状舌片14が形成さ
れている。
【0012】前記パネル4の連結は、上側のパネル4と
下側のパネル4とを傾斜させ、前記雌連結部9の開放部
から前記雄連結部8を嵌込み、上側のパネル4と下側の
パネル4を略直線状に伸ばすことで行われる。伸ばした
状態では、前記雄連結部8の円筒部と雌連結部9の円筒
部が嵌合するので、前記パネル4同士が外れることはな
くなる。又、前記雄連結部8の円筒部と雌連結部9の円
筒部が嵌合している範囲内で、前記パネル4同士は外れ
ることなく屈伸自在となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したシャッタカー
テンを開閉する場合、スラット1,1間、パネル4,4
間で屈伸動作が伴う。例えば、図14に於いて、スラッ
ト1とスラット1が屈曲した場合、上側のスラット1の
下端と下側のスラット1の上端間で隙間が明く。シャッ
タカーテンの開閉作業が降雨時に行われた場合では、ス
ラット1の表面に付着した雨水が垂れて該スラット1と
スラット1との隙間に落下し、嵌合部に浸入する。
【0014】シャッタカーテンが貨物車の貨物室の開閉
用に用いられた場合等、開閉が頻繁に行われる。開閉が
頻繁に行われると、前記スラット1の表面に付着した雨
水が開閉の度にスラット間に滴下し更に嵌合部に浸入す
る。更に、連結部2と連結部3とが回転を繰返すこと
で、嵌合部に浸入した雨水を室内側に送込む作用をし、
やがて雨水が嵌合部より室内側に滲出るという現象を生
じる虞れがある。
【0015】又、図15で示されるパネルシャッタの場
合も同様であり、シャッタカーテンを格納する場合、上
下のパネル4間で隙間が生じ、該パネル4表面に付着し
た雨水が該パネル4間の間隙、具体的にはパネル4の上
端に滴下する。パネルシャッタが天井に沿って略平行に
格納される場合、シャッタカーテンの室内側が下側にな
るので、隙間に滴下した雨水はやはり室内側に滲出る虞
れがある。
【0016】又、図16、図17で示したパネル4が引
抜き材又は押出し材であるシャッタカーテンの場合、図
16で示される様に、パネル4が屈曲した場合、該パネ
ル4の表面に付着した雨水は前記円筒状舌片14の表面
に滴下する。
【0017】前記シール部材12が前記円弧溝11に臨
接し前記円筒状舌片14に摺接する様に設けられ、前記
パネル4の連結部は水密構造になっている。ところが、
降雨時にシャッタカーテンの開閉が繰返し行われると、
前記シール部材12が前記円筒状舌片14の表面に付着
した水膜を掻取る作用をし、雨水は前記円弧溝11の底
部に掻集められ、更に前記円筒状舌片14と雄連結部8
の隙間を経て室内側に滲出すという現象が生じる虞れが
ある。
【0018】シャッタカーテンのスラット、パネルの連
結部から雨水が滲出ることは、シャッタカーテンの雨水
遮断壁としての機能を損うものであるから、降雨時に繰
返しシャッタカーテンの開閉が行われた場合でも、連結
部から雨水が滲出ないことが要望されている。
【0019】本発明は斯かる実情に鑑み、シャッタカー
テンの表面に付着した雨水等が、カーテン部材の間に滴
下しない様にし、シャッタカーテンの連結部からの雨水
等の滲みを抑止するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、カーテン部材
が屈曲自在に連結されてシャッタカーテンが構成され、
前記カーテン部材の下端部に下側のカーテン部材の上端
部に重なる庇部を設けたシャッタカーテンの構造に係
り、又カーテン部材が成型品のパネルであり、上端部に
雌連結部、雄連結部のいずれか一方が設けられ、下端部
に雌連結部、雄連結部のいずれか他方が設けられ、該雌
連結部と雄連結部とは回転可能に嵌合し、前記庇部はパ
ネルが屈曲した場合に雌連結部と雄連結部の嵌合部を覆
う様に延出して設けられたシャッタカーテンの構造に係
り、又上下間のカーテン部材をシールするシール部材が
連結部の可動部に対しカーテン部材の屈曲時に、離反す
る様設けられたシャッタカーテンの構造に係り、更に又
上下間のカーテン部材をシールするシール部材がカーテ
ン部材の上端部に設けられたシャッタカーテンの構造に
係るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0022】図1〜図5は本発明がオーバーヘッドドア
に実施された場合を示している。
【0023】先ず、図1〜図5に於いてオーバーヘッド
ドアについて略述する。
【0024】建屋開口部の左右側柱それぞれから天井付
近に掛渡ってガイドレール15が設けられ、該ガイドレ
ール15に沿ってシャッタカーテン16が移動する。
【0025】該シャッタカーテン16は屈曲自在に複数
連結されたカーテン部材である引抜き型材又は押出し型
材のパネル17により構成されている。
【0026】前記ガイドレール15の上端上方にまぐさ
(図示せず)に沿ってシャフト35がブラケット36を
介して回転自在に設けられ、前記シャフト35の両端部
には巻取りドラム37が設けられている。該巻取りドラ
ム37にワイヤ38が巻設され、該ワイヤ38の先端は
前記パネル17の下端に設けられたフックピース39に
係着されている。前記シャフト35にはバランススプリ
ング41が設けられ、該バランススプリング41は前記
ワイヤ38を介して前記パネル17を上方に付勢し、該
パネル17から構成されたシャッタカーテン16の開閉
力を軽減している。
【0027】前記パネル17とパネル17とは屈伸自在
に連結されており、各パネル17の下両端部には固定片
28が螺子やリベット等の固着具29により固着され、
前記固定片28によりローラ軸26に固定され、該ロー
ラ軸26にローラ7が回転自在に設けられている。該ロ
ーラ7は前記ガイドレール15に転動自在に嵌合してお
り、該ガイドレール15に沿って移動する。又、最上段
のパネル17上端にはローラ支持金具40を介して前記
ローラ7が設けられている。該ローラ支持金具40は最
上段のローラ7をパネル17から偏心させた位置に支持
しており、前記ガイドレール15が上端で湾曲している
ことに対応している。
【0028】前記シャッタカーテン16が開放状態で
は、該シャッタカーテン16の略大部分は該シャッタカ
ーテン16の天井側の水平部に格納される。
【0029】図6、図7に於いて、前記パネル17とパ
ネル17との連結部について説明する。
【0030】前記パネル17は上端部に図中、右上部分
が欠切された円筒形状の雌連結部18が形成され、該雌
連結部18の断面形状は円の一部が欠切された形状であ
り、欠切部27の円弧長が120°程度、即ち180°
より小さくなっている。前記雌連結部18の一部は上方
に突出する円筒状舌片19となっており、該円筒状舌片
19の基端からパネル前面に向って棚部20が形成され
ている。前記パネル17の表面上端部には、後退した平
面で形成される凹み部21が形成され、該凹み部21は
前記棚部20に連続している。
【0031】前記パネル17の下端部にフック形状の雄
連結部22が形成される。該雄連結部22は前記雌連結
部18に回転自在に内嵌する円筒形状をしており、該円
筒形状は一部が欠切しており、上下のパネル17,17
を折曲げる様にして雄連結部22の欠切部を前記欠切部
27に対向させ該欠切部27から前記雄連結部22が前
記雌連結部18に嵌合される。
【0032】前記雄連結部22と前記雌連結部18が嵌
合し上下のパネル17,17が直線的な関係となった状
態で、前記雄連結部22の欠切部と前記欠切部27が合
致する様になっている。前記ローラ軸26は前記雄連結
部22の欠切部と前記欠切部27が合致した状態で前記
雄連結部22に内嵌される。
【0033】前記固定片28の下部は前記雄連結部22
の欠切部を補完する円弧片28aであり、前記固定片2
8を取付けた状態で、前記雄連結部22と前記円弧片2
8aとで略円柱が形成され、上側のパネル17と下側の
パネル17を回転自在に連結する連結軸として機能す
る。
【0034】前記雄連結部22の基部には該雄連結部2
2と同心の円弧溝23が形成され、該円弧溝23には前
記円筒状舌片19が摺動自在に嵌合する。前記パネル1
7の表面下端部には前記雄連結部22に対向して下方に
延出する平板状の庇部24が設けられ、該庇部24の基
端と前記円弧溝23の下端との間は前記棚部20と対向
する段差部となっており、該段差部に矢尻状の断面を有
するシール部材保持溝25が前記パネル17の全幅に亘
って形成されている。
【0035】前記シール部材保持溝25にシール部材3
1が前記パネル17の全幅に亘って嵌着される。
【0036】前記シール部材31は前記シール部材保持
溝25に嵌入する矢尻状の基部31aと該基部31aか
ら湾曲したシール片31bが延出している。該シール片
31bの断面は先端に円状部を有する曲玉状となってい
る。
【0037】以下、作用について説明する。
【0038】上下のパネル17,17が直線状となって
いる場合(シャッタカーテンが閉鎖状態)では、前記シ
ール片31bが下側のパネル17の前記棚部20により
押潰され、該棚部20に密着すると共に前記シール片3
1bの円状部が前記円筒状舌片19の基部と前記円弧溝
23の下端の境界部に押圧された状態となる。
【0039】又、前記庇部24は前記凹み部21に収納
された状態となり、前記シール部材31、棚部20より
更に下方に延出し、前記シール部材31、棚部20を遮
蔽した状態となる。従って、前記庇部24は前記パネル
17表面を打つ様な降雨があった場合にも、前記シール
部材31、該シール部材31でシールされる棚部20に
雨水が直接降りかかることがない。又、雨水が前記庇部
24と凹み部21との隙間から浸入したとしても、前記
シール片31bが棚部20でシールし、更に前記シール
部材31の先端の円状部が前記円筒状舌片19と前記円
弧溝23との境界部へ押圧されるので更に円弧溝23へ
の雨水の浸入を防止する。
【0040】前記庇部24が前記凹み部21に収納され
た状態では、上側のパネル17の表面と下側のパネル1
7の表面が面一状又は略面一状となって連続的となるの
で、シャッタカーテン表面の見栄えが良く、更には表面
に降りかかった雨水がスムースに流下される。
【0041】次に、上下のパネル17,17が屈曲した
状態で連結されている状態(開閉作動時)、前記円筒状
舌片19と庇部24間に大きな隙間が生じるが、該庇部
24は前記円筒状舌片19を覆っていると共に所謂庇と
して機能し、前記パネル17表面に付着し流下する雨水
は前記凹み部21より突出した庇部24の下端より落下
し、前記円筒状舌片19は勿論、前記棚部20、凹み部
21にも付着することはない。
【0042】更に、前記パネル17が屈曲することで、
前記シール片31bの先端が前記円筒状舌片19の表面
より離反する様になっており、前記庇部24下端の隙間
より降込み、前記円筒状舌片19に雨水が付着したとし
ても、前記シール片31bは付着した雨水を掻取る作用
はないので、前記パネル17の屈伸を繰返しても、雨水
が前記雌連結部18と前記雄連結部22との隙間を通っ
て室内側に滲出ることはない。
【0043】更に、前記上下のパネル17が屈曲状態か
ら真直に伸す際に衝突する箇所は、前記棚部20とシー
ル部材31であり、該シール部材31が緩衝部材として
機能し、衝突音の発生が防止される。而して、前記シー
ル部材31はシール部材と緩衝部材の双方の機能を有す
る。
【0044】尚、前記雄連結部22は、パネル17の下
端部に設けたが、前記雌連結部18を下端部に設け、前
記雄連結部22を上端部に設けてもよい。
【0045】図8、図9により、第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0046】尚、図8、図9中、図6、図7中で示した
ものと同等のものには同符号を付し、その詳細について
は説明を省略する。
【0047】パネル17は上端部に図中、右上部分が欠
切された円筒形状の雌連結部18が形成され、該雌連結
部18の一部は上方に突出する円筒状舌片19となって
おり、該円筒状舌片19の基端からパネル17前面に向
って棚部20が形成され、該棚部20に矢尻状のシール
部材保持溝25が前記パネル17の全幅に亘って形成さ
れる。
【0048】前記シール部材保持溝25にシール部材3
1が前記パネル17の全幅に亘って嵌着される。該シー
ル部材31は前記シール部材保持溝25に嵌入する矢尻
状の基部31aと該基部31aからシール片31bが湾
曲して延出している。該シール片31bの断面は先端に
円状部を有し、室内側に凸状に湾曲している。
【0049】前記パネル17の表面上端部には、後退し
た平面で形成される凹み部21が形成され、該凹み部2
1は前記棚部20に連続している。
【0050】前記パネル17の下端部にフック形状の雄
連結部22が形成される。該雄連結部22は前記雌連結
部18に回転自在に内嵌する円筒形状をしている。
【0051】前記雄連結部22の基部には該雄連結部2
2と同心の円弧溝23が形成され、該円弧溝23には前
記円筒状舌片19が摺動自在に嵌合する。前記パネル1
7の表面下端部には前記雄連結部22に対向して下方に
延出する庇部24が形成され、該庇部24の基端と前記
円弧溝23の下端との間は前記棚部20と対向する段差
部30となっている。
【0052】以下、作用について説明する。
【0053】上下のパネル17,17が直線状となって
いる場合では、前記シール片31bが上側のパネル17
の前記段差部30により押潰され、該段差部30に密着
すると共に前記シール片31bの円状部が前記円筒状舌
片19の基部と前記円弧溝23の下端の境界部に押圧さ
れた状態となる。尚、前記段差部30は前記シール片3
1bが全面で密着する様、凹面となっていることが好ま
しい。
【0054】前記庇部24は前記凹み部21に収納され
た状態となり、又前記段差部30と棚部20間の間隙よ
り更に下方に延出し、前記シール部材31、段差部3
0、棚部20を遮蔽した状態となる。従って、前記庇部
24は前記パネル17表面を打つ様な降雨があった場合
にも、前記シール部材31、該シール部材31でシール
される棚部20、段差部30に雨水が直接降りかかるこ
とがない。
【0055】又、雨水が前記庇部24と凹み部21との
隙間から浸入したとしても、前記シール片31bが前記
段差部30に密着してシールし雨水の浸入を防止する。
【0056】次に、上下のパネル17,17が屈曲した
状態で連結されている状態(開閉作動時)、前記円筒状
舌片19と庇部24間に大きな隙間が生じるが、該庇部
24は前記円筒状舌片19を覆っていると共に所謂庇と
して機能し、前記パネル17表面に付着し流下する雨水
は前記凹み部21より突出した庇部24の下端より落下
し、前記円筒状舌片19は勿論、棚部20、凹み部21
にも付着することはない。
【0057】更に、前記シール部材31が下側のパネル
17に設けられ、更に前記円筒状舌片19と庇部24間
の隙間の入口部に位置しているので、降込む雨水の浸入
を防止する。又、前記シール片31bの形状が外面に対
して凹状に湾曲しているので、水切効果が大きく、前記
シール部材31により浸入を阻止された雨水は、溜るこ
となく排出される。
【0058】又、前記シール部材31は前記円筒状舌片
19に対して摺動しないので、前記シール片31bは付
着した雨水を掻取る作用はなく、前記パネル17の屈伸
を繰返しても、雨水が前記雌連結部18と前記雄連結部
22との隙間を通って室内側に滲出ることはない。
【0059】尚、前記シール部材31は可動部に対して
摺動しない様に設けられればよく、又、前記パネル17
の屈曲時に可動部から離反する様に設けられればよく、
設ける位置は該パネル17の上端でも下端でも上下両端
でもよい。
【0060】更に、該上下のパネル17が屈曲状態から
真直に伸す際に衝突する箇所は、前記段差部30とシー
ル部材31であり、該シール部材31が緩衝部材として
機能し、衝突音の発生が防止される。而して、該シール
部材31はシール部材と緩衝部材の双方の機能を有す
る。
【0061】図10は第3の実施の形態を示している。
【0062】該第3の実施の形態は、カーテン部材であ
るスラット1により構成されるシャッタカーテンに実施
したものである。
【0063】スラット1の下端部に庇部として該スラッ
ト1とは別部材で平板状の庇板32を螺子、リベット等
所要の固着手段で固着する。前記庇板32は下側のスラ
ット1の上端部に重なる様に設けられ、上下のスラット
1,1が屈曲し、該スラット1の上端、下端間で隙間3
4が生じた場合に、前記庇板32の下端を通る鉛直線が
前記隙間34を越え、下側のスラット1の表面に達する
形状とする。
【0064】該第3の実施の形態でも、前記庇板32に
より前記スラット1表面に付着した雨水が垂れて前記隙
間34に入込むことはなく、又、シャッタカーテンの閉
鎖時には前記庇板32が上下スラット1,1間の隙間3
4を塞ぐので、雨がシャッタカーテンに吹付けても隙間
34に浸入することがなくなり、シャッタカーテンを繰
返し開閉しても、雨水が嵌合部より室内側に滲出ること
が防止される。
【0065】尚、本実施の形態では庇板32をスラット
1の下端部表面に設ければよいので、後付が可能であ
り、既存のシャッタカーテンにも実施可能である。
【0066】図11は第4の実施の形態を示しており、
該第4の実施の形態では本発明をパネル4で構成された
シャッタカーテンに実施したものである。図11中、図
15と同一のものには同符号を付してある。
【0067】パネル4の下端部に庇部として該パネル4
とは別部材で平板状の庇板32を螺子、リベット等所要
の固着手段で固着する。前記庇板32は下側のパネル4
の上端部に重なる様になっており、上下のパネル4,4
が屈曲し、パネル4の上端、下端間で隙間34が生じた
場合に、前記庇板32の下端を通る鉛直線が前記隙間3
4を越え、下側のパネル4の表面に達する形状とする。
【0068】該第4の実施の形態でも、前記庇板32に
より前記パネル4表面に付着した雨水が垂れて前記隙間
34に入込むことはなく、又、シャッタカーテンの閉鎖
時には前記庇板32が上下パネル4,4間の隙間34を
塞ぐので、雨がシャッタカーテンに吹付けても隙間34
に浸入することがなくなり、シャッタカーテンを繰返し
開閉しても、雨水が嵌合部より室内側に滲出ることが防
止される。
【0069】尚、本実施の形態では庇板32をパネル4
の下端部表面に設ければよいので、後付が可能であり、
既存のシャッタカーテンにも実施可能である。
【0070】図12、図13は第5の実施の形態を示す
ものであり、該第5の実施の形態では本発明をパネル4
で構成されたシャッタカーテンの連結部に実施した場合
のシール構造を示している。
【0071】パネル4の下面、上面にそれぞれ凹部4a
を形成し、該凹部4aの底面にシール部材保持溝25を
パネル4全幅に亘って形成し、上側のパネル4の下面の
前記シール部材保持溝25と下側の上面のシール部材保
持溝25にシール部材33を保持させることで、前記上
下のパネル4,4間に掛渡って前記シール部材33が設
けられ、該シール部材33は前記凹部4a内に収納され
る。
【0072】前記シール部材33について説明する。
【0073】該シール部材33は屈撓自在な弾性体であ
り、該シール部材33の両端部にはそれぞれ前記シール
部材保持溝25に嵌着される矢尻状の基部33aが形成
され、該基部33aの反対側には凸部33cが形成さ
れ、該凸部33cは前記パネル4の下面、上面より突出
している。
【0074】両端の基部33a,33aはシール膜部3
3bで連続しており、該シール膜部33bの中央部分に
は襞部が所要数形成され、該襞部で折返され、或は伸長
する様になっている。
【0075】上下のパネル4,4が真直ぐな状態では、
前記シール部材33は襞部が圧縮され、前記凹部4aに
収納される。又、上下の凸部33c,33cが当接し、
前記上下のパネル4,4の下端面と上端面間には隙間が
生じている。
【0076】上下のパネル4,4が連結軸6を中心に屈
折すると、前記パネル4間に隙間34が生じるが、前記
シール部材33は上下のパネル4,4間に掛渡って設け
られているので、前記隙間34は前記シール部材33に
よって閉塞される。
【0077】又、上下のパネル4,4が屈折して、前記
パネル4の下端面とパネル4の上端面とが離反すると、
前記シール部材33の襞部が伸び前記パネル4の動きに
追従し、前記基部33aには負担が生じない。
【0078】又、前記パネル4が閉じられる時には、上
下の凸部33c,33cが衝突し、該凸部33cの弾性
により衝撃が緩衝される。更に、前記パネル4自体は接
触しないので、パネル4の端面間が金属接触する際の発
音がなく、騒音が防止される。
【0079】而して、前記シール部材33はパネル4間
のシール部材と緩衝部材との双方の機能を有する。尚、
前記凸部33cは前記シール部材33の一端部のみに形
成してもよい。
【0080】尚、別部材である庇板32は、カーテン部
材であるスラット1やパネル4の下端部に対して、位置
調整可能に固着されていてもよく、単に固着されていて
もよい。位置調整可能とした場合は、庇部の出寸法を可
変でき、使用目的や用途、使用場所や地域等のシャッタ
が設置される周辺環境や状況に対応させることができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、カーテ
ン部材が屈曲自在に連結されてシャッタカーテンが構成
され、前記カーテン部材の下端部に下側のカーテン部材
の上端部に重なる庇部を設けたので、カーテン部材の表
面に付着した雨水等がカーテン部材間にできる間隙を越
えて、下側のカーテン部材の表面側に落下するので、シ
ャッタカーテンの連結部からの雨水等の滲みが抑止され
る。
【0082】又、上下間のカーテン部材をシールするシ
ール部材が連結部の可動部に対しカーテン部材の屈曲時
に、離反する様設けられたので、カーテン部材の屈伸時
に前記可動部に摺接することがなく、可動部に付着した
水膜を掻取る作用がないので、可動部から室内側に雨水
等が滲出ることが防止される等の優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】同前実施の形態の正面図である。
【図3】同前実施の形態の背面図である。
【図4】同前実施の形態の上部背面図である。
【図5】同前実施の実施の形態の要部斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す要部側断面図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す要部側断面図
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す要部側断面図
である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す要部側断面図
である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す概略側面図
である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す要部側面図
である。
【図12】本発明の第5の実施の形態を示す要部側断面
図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態を示す要部側断面
図である。
【図14】従来例の概略説明図である。
【図15】他の従来例の要部側面図である。
【図16】更に他の従来例の要部側面図である。
【図17】更に他の従来例の要部側面図である。
【符号の説明】 17 パネル 18 雌連結部 19 円筒状舌片 20 棚部 21 凹み部 22 雄連結部 23 円弧溝 24 庇部 30 段差部 31 シール部材 32 庇板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテン部材が屈曲自在に連結されてシ
    ャッタカーテンが構成され、前記カーテン部材の下端部
    に下側のカーテン部材の上端部に重なる庇部を設けたこ
    とを特徴とするシャッタカーテンの構造。
  2. 【請求項2】 カーテン部材が成型品のパネルであり、
    上端部に雌連結部、雄連結部のいずれか一方が設けら
    れ、下端部に雌連結部、雄連結部のいずれか他方が設け
    られ、該雌連結部と雄連結部とは回転可能に嵌合し、前
    記庇部はパネルが屈曲した場合に雌連結部と雄連結部の
    嵌合部を覆う様に延出して設けられた請求項1のシャッ
    タカーテンの構造。
  3. 【請求項3】 上下間のカーテン部材をシールするシー
    ル部材が連結部の可動部に対しカーテン部材の屈曲時
    に、離反する様設けられた請求項1又は請求項2のシャ
    ッタカーテンの構造。
  4. 【請求項4】 上下間のカーテン部材をシールするシー
    ル部材がカーテン部材の上端部に設けられた請求項1又
    は請求項2のシャッタカーテンの構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101325763B1 (ko) 2010-12-03 2013-11-08 박정원 가변형 도어
KR102155859B1 (ko) * 2020-04-28 2020-09-14 오세록 외부 차양 장치
JP7479946B2 (ja) 2020-06-10 2024-05-09 三和シヤッター工業株式会社 パネル構造

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