JP2015160604A - 携帯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯機が行う車両との無線通信において、車両の状態に対応した通信の信頼性を確保すると共に、携帯機の電力消費を抑制する携帯機を提供する。【解決手段】 車両1から、車両1の状態情報を受信する受信部14と、車両1へ信号を送信する送信部11と、車両1との通信を制御する制御部12と、制御部12において設定可能なエンジン停止中の信号送信強度および、エンジン停止中の信号送信強度よりも強度の高いエンジン稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部13と、を備え、制御部12は、受信部14で受信した状態情報と記憶部13が記憶している信号送信強度に基づいて、送信部11が送信する信号送信強度を設定し、送信部11は、設定された信号送信強度に基づいて信号を送信する、携帯機10。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両と無線通信を行う携帯機に関する。
従来から、車両と車両を操作する携帯機(FOB)の間の無線通信におけるノイズ対策について、様々な取り組みが行われている。例えば、特許文献1は、ノイズによる抑圧が防止された信頼性の高い通信を確保することを目的としたエンジン制御装置を開示している。このエンジン制御装置は、ユーザ側の携帯機と車両側の送受信機との間で双方向通信が行われ、高電圧のバッテリを電力源とするモータを備え、携帯機と送受信機との間で通信を実行する際に、バッテリに接続されたスイッチングノイズの発生源の動作を制限する。
また、特許文献2は、利便性を損なうことなく、携帯機との無線通信の信頼性を向上させることを目的とした車載機器遠隔制御装置を開示している。この車載機器遠隔制御装置は、車載機と携帯機から構成され、携帯機は、車載機からの受信状態を検知する受信磁界強度検出部を有し、車載機から送信される呼出信号を受信したとき、受信磁界強度検出部により検出された受信状態を示す情報であるRSSI情報を返信する。車載機は、このRSSI情報を報知部に表示するようにし、携帯機との無線通信の障害になる車両の電磁ノイズが多くなる車載機器作動時などにも、システムが正常に作動できることを使用者が確認できる。
また、特許文献3は、車載機と携帯機との通信について、車両動力源の始動前は安定した通信エリアを確保しつつ、車両動力源の始動後は該駆動に起因する通信エラーの発生を抑制することを目的とした車載機器遠隔制御システムを開示している。この車載機器遠隔制御システムは、周波数の互いに異なるリクエスト信号をそれぞれ送信可能な車載機と、車載機の送信する周波数の互いに異なるリクエスト信号をそれぞれ受信可能な携帯機と、を設ける。エンジン始動前、エンジン始動制御が実行される際は、車載機から携帯機へのダウンリンク通信を低い周波数134kHzの電波を用いて行う。一方、エンジン始動後、携帯機が車内に存在するか否かの確認処理が実行される際は、車載機から携帯機へのダウンリンク通信を高い周波数300MHzの電波を用いて行う。
また、特許文献4は、車載電装品からの電磁ノイズの影響を回避してエンジンの再始動を早急に行うことを目的としたスマートキーレス制御装置を開示している。このスマートキーレス制御装置は、所定の条件を満足するエンジン始動操作があると、このエンジン始動操作が前回エンジン停止から所定時間以内に行われたかどうかを判断する。前回エンジン停止から所定時間以内にエンジン始動操作が行われた場合には、車内認証を経てエンジン始動の許可を行う一方、エンジン始動操作が前回エンジン停止から所定時間を経過した後に行われたものである場合には、認証がなくてもエンジン始動の許可を行う。そして、認証がなくてもエンジン始動の許可を行った場合、所定時間経過後に応答要求信号を強い送信強度で送信し、認証を行う。
また、特許文献5は、少ない電力の消費で携帯機に車両の制御結果を確実に送信できる車載機を開示している。この車載機は、携帯機から信号を受信するとその信号の強度を検出し、受信した信号に従って車両を制御する車両制御処理と制御した制御結果を表す信号を、検出した信号の強度に応じた強度で携帯機へ返信するよう制御する。
また、特許文献6は、制御装置との通信可能領域の調整を容易且つ確実に行うことを目的として携帯機を開示している。この携帯機は、車両のドアロック駆動装置やエンジン始動装置を制御する車載装置との間で無線による相互通信を行い、該通信に基づいて車載装置を遠隔操作する。この携帯機は、車載装置から送信されるリクエスト信号を受信し、その受信感度を予め設定された所定感度ずつ低下または上昇させて受信感度を調整する。
また、特許文献7は、遠隔制御対象に応じた通信エリアを簡単に設定することができる遠隔制御システムを開示している。この遠隔制御システムは、携帯機の登録処理の実行を要求する旨の登録要求信号が外部から入力されたとき、当該車両(車種等)に適した携帯機の応答感度に関する情報を無線送信する。携帯機は、車両側から無線送信される前記応答感度に関する情報を受信したときには当該情報に基づき自身の応答感度を設定するとともに、自身に固有の識別情報を車両側へ無線送信する。
車両と携帯機の間で無線通信を行う場合に、車両のエンジン等が稼働している状態と停止している状態とでは、エンジン等の稼働によりノイズが発生するため通信可能な距離が異なってしまう。例えば、遠隔からエンジン等を始動させるシステム(例えば、リモートエンジンスタート機能を有するシステム)において、携帯機から遠隔操作によりエンジンのオン操作をしてエンジンを停止状態から稼働状態にする場合に比べて、オフ操作をして稼働状態から停止状態にする場合の方が、ノイズが強い。そうすると、エンジンのオン操作とオフ操作で同じ送信強度の信号を用いた場合には、使用者が同じ位置から操作した場合でも、オン操作は可能だがオフ操作が不可能な状況が生じてしまう。特に、使用者が車両を目視できなかったり、車両のエンジン音が聞こえないような遠方で操作する場合に上記のような状況が生じることとなる。使用者は、オン操作ができた位置であればオフ操作もできると考えるため、使用者がエンジンをオフ操作したにも拘わらずエンジンの稼働状態が維持され、それに使用者は気付かないこととなってしまう。
特開2004−197649号公報 特開2007−191891号公報 特開2003−191824号公報 特開2006−103355号公報 特開2010−223052号公報 特開2006−089946号公報 特開2010−265611号公報
そこで、本発明では、携帯機が行う車両との無線通信において、車両の状態に対応した通信の信頼性を確保すると共に、携帯機の電力消費を抑制する携帯機を提供する。
上記課題を解決するために、車両から、その車両の状態情報を受信する受信部と、その車両へ信号を送信する送信部と、その車両との通信を制御する制御部と、その制御部において設定可能なエンジン停止中の信号送信強度および、エンジン停止中の信号送信強度よりも強度の高いエンジン稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部と、を備え、制御部は、受信部で受信した状態情報と記憶部が記憶している信号送信強度に基づいて、送信部が送信する信号送信強度を設定し、送信部は、設定された信号送信強度に基づいて信号を送信する、携帯機が提供される。
これによれば、携帯機から車両の状態に応じた送信強度で信号を送信することで、通信の信頼性を確保することができ、例えば使用者がエンジンをオフ操作したにも拘わらずエンジンの稼働状態が維持されることを防止することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機の電力消費を抑制することができる。
さらに、少なくとも1つのスイッチをさらに備え、制御部は、そのスイッチへの操作を検出したことに基づいて、信号を送信するように送信部を制御することを特徴としてもよい。
これによれば、使用者の意図に従い信号を送信することができる。
さらに、少なくとも1つのスイッチは、エンジン始動許可信号を送信するためのエンジン始動スイッチと、エンジン停止信号を送信するためのエンジン停止スイッチを含むことを特徴としてもよい。
これによれば、使用者は容易にエンジン始動とエンジン停止の操作を行うことができる。
さらに、受信部は、エンジン始動許可信号に対してエンジンの始動が成功したことを示すエンジン始動成功信号およびエンジン停止信号に対してエンジンの停止が成功したことを示すエンジン停止成功信号を受信することを特徴としてもよい。
これによれば、使用者は、携帯機でエンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが確認することができる。
さらに、送信部がエンジン始動許可信号を送信後、受信部がエンジン始動成功信号を所定時間内に受信しない場合、または、送信部がエンジン停止信号を送信後、受信部がエンジン停止成功信号を所定時間内に受信しない場合、制御部は、少なくとも2以上のエンジン稼働中の信号送信強度のうち最も高い信号送信強度に設定することを特徴としてもよい。
これによれば、エンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが不明と認められる場合により高い送信強度を設定することで、より高い通信の信頼性を確保することができる。
上記課題を解決するために、車両から、その車両の状態情報を受信する受信部と、その車両へ信号を送信する送信部と、その車両との通信を制御する制御部と、その制御部において設定可能な車両停止中の信号送信強度および、車両停止中の信号送信強度よりも強度の高い車両稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部と、を備え、制御部は、受信部で受信した状態情報と記憶部が記憶している信号送信強度に基づいて、送信部が送信する信号送信強度を設定し、送信部は、設定された信号送信強度に基づいて信号を送信する、携帯機が提供される。
これによれば、携帯機から電気自動車等の状態に応じた送信強度で信号を送信することで、通信の信頼性を確保することができ、例えば使用者が電気自動車等のパワーオフ操作をしたにも拘わらず、電気自動車等のパワーオン状態が維持されることを防止することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機の電力消費を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、携帯機が行う車両との無線通信において、車両の状態に対応した通信の信頼性を確保すると共に、携帯機の電力消費を抑制する携帯機を提供することができる。
本発明に係る第一実施例の携帯機と車両の間の通信を説明する説明図。(A)エンジン停止中の信号を送信する場合、(B)エンジン稼働中の信号を送信する場合。 本発明に係る第一実施例の携帯機の、送信信号レベルを説明する説明図。(A)エンジン等が稼働しておらずノイズがない場合、(B)エンジン等が稼働しておりノイズがある場合。 本発明に係る第一実施例の携帯機を示すブロック図。 本発明に係る第一実施例の携帯機の制御ステップを示すフローチャート。(A)携帯機における信号受信時の処理、(B)携帯機における信号送信時の処理。 本発明に係る第二実施例の携帯機と車両の間の通信を説明する説明図。(A)エンジン始動許可信号を送信する場合、(B)エンジン停止信号を送信する場合。 本発明に係る第二実施例の携帯機を示すブロック図。 本発明に係る第二実施例の携帯機において、エンジン始動スイッチが操作された場合の制御ステップを示すフローチャート。 本発明に係る第二実施例の携帯機において、エンジン停止スイッチが操作された場合の制御ステップを示すフローチャート。 本発明に係る第二実施例のECUの制御ステップを示すフローチャート。(A)ECUのエンジン始動許可信号受信時の処理、(B)ECUのエンジン停止信号受信時の処理。 本発明に係る第一実施例の携帯機の、周波数毎の送信出力強度を説明する説明図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1乃至図4を参照して、本実施例を説明する。まず、図1および図2を参照して、本実施例における携帯機10と車両1の間の通信について説明する。車両1と携帯機10の間で無線通信を行う場合に、車両1で稼働するエンジンが発生させる様々な周波数の電磁波が、無線通信の電磁波に対してノイズとなり、通信に悪影響を与えることがある。そうすると、車両1のエンジンが稼働している状態と停止している状態とでは、無線通信の通信可能な距離や通信品質が大きく異なることがある。また、エンジンに限らず、車両1のエアコン、カーナビなどの稼働の有無によっても異なってくる。そこで、本発明では、車両の状態に応じて、即ち車両の状態に基づくノイズが多い環境や少ない環境に応じて、無線信号を送信する時の送信強度を変化させるものである。
例えば、車両1がリモートエンジンスタートシステムを搭載する場合を想定する。携帯機10から遠隔操作により車両1のエンジンのオン操作をしてエンジンを停止状態から稼働状態にする場合、車両1のエンジンは稼働していないので、車両1から発生するノイズはない。一方、携帯機10から遠隔操作により車両1のエンジンのオフ操作をしてエンジンを稼働状態から停止状態にする場合、エンジンやエアコンなどが稼働しているので、車両1から発生するノイズは多い。
携帯機10は、何らかの方法により車両1の状態情報を取得している。例えば、パッシブエントリシステムにおいて、車両から携帯機へ応答要求信号を送る際に状態情報も併せて送信し、携帯機は応答要求信号および車両の状態情報を受信してもよい。また、パッシブエントリシステムにおける携帯機の持ち出し監視機能などで車両から信号を受信する際に加えて受信してもよい。
図1(A)に示すように、使用者がエンジン停止中の車両1に対して携帯機10のスイッチ15を操作すると、携帯機10は、ノイズがない環境で送信するので、比較的低い強度のエンジン停止中の信号送信強度で信号を送信する。一方、同図(B)に示すように、使用者がエンジン稼働中の車両1に対して携帯機10のスイッチ15を操作すると、携帯機10は、ノイズがある環境で送信するので、比較的高い強度のエンジン稼働中の信号送信強度で信号を送信する。その結果、携帯機10から送信される信号は、車両1が発するノイズの影響を受けても車両側で受信でき、車両の状態に対応した送信強度を実現することで、通信の信頼性を確保できる。なお、エンジン停止中に送信される信号は、車両1のエンジンを始動させるためのエンジン始動許可信号に限られず、他の信号(例えば、ドアを施解錠する信号やエアコンをオン/オフさせる信号など)であってもよい。また、エンジン稼働中に送信される信号は、車両1のエンジンを停止させるためのエンジン停止信号に限られず、他の信号(例えば、ドアを施解錠する信号やエアコンをオン/オフさせる信号など)であってもよい。
簡略化のため、エンジンが停止中の場合ノイズはないと上述したが、図2(A)に示すように、実際の環境ではわずかであるがエンジンが停止していてもノイズ(フロアノイズ)が存在する。携帯機10から信号を車両側で確実に受信できるようにするためには、SN比を十分に大きくすればよいことは言うまでもないが、それでは、携帯機10の電力消費が多くなってしまう。そこで、携帯機10は、ノイズが小さい場合即ちエンジン停止中の場合には、受信できる必要最小限のSN比で送信強度を設定して信号を送信する。
また、図2(B)に示すように、エンジン等が稼働しノイズが大きくなった場合においても、ノイズが小さい場合の送信強度ではノイズが大きい場合のノイズレベルより低いため埋もれてしまう。そのため携帯機では、車両でのノイズが発生している場合でも受信できる必要最小限のSN比で送信強度を設定して信号を送信する。その結果、例えば、使用者が車両を目視できなかったり、車両のエンジン音が聞こえないような遠方で操作する場合であっても、エンジンのオン操作ができた位置であればオフ操作もでき、車両の状態に対応した送信強度を実現することで通信の信頼性を確保できると共に、携帯機10の電力消費を抑制することができる。
図3を参照し、携帯機10について説明する。携帯機10は、車両1から、車両1の状態情報を受信する受信部14と、車両1へ信号を送信する送信部11と、車両1との通信を制御する制御部12と、送信部11が送信する信号の送信強度を記憶する記憶部13と、使用者の操作を受け付けるスイッチ15を備える。ここで、車両1は、より具体的には携帯機10からの信号を受信可能なアンテナおよび携帯機10へ信号を送信可能なアンテナを有する車載のECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)である。
受信部14は、通常ECUのアンテナからはLF(Low Frequency)帯の電波を用いて送出されるので、かかる電波を受信できるような受信IC(Integrated Circuit、集積回路)から構成されている。受信部14は、車両1の状態情報を受信する。車両1の状態情報とは、上述したように車両1におけるエンジンが停止しているか、稼働しているかといった情報だけでなく、車両1に搭載された装置の中で停止しているか稼働しているかでノイズ環境に影響を与える、例えばエアコン、カーナビ、ワイパーなどの装置に関する情報を言う。ECUは、車両1の状態を取得し、自発的にまたは携帯機10からの要求信号に対する返信信号に含ませて、その状態情報を送出する。
制御部12は、マイコン(マイクロコントローラ)から構成されており、受信部14と送信部11を用いた車両1との通信を制御すると共に、記憶部13とのデータの読み書き、スイッチ15における使用者からの入力に基づいて、送信部11の送信処理を制御する。制御部12は、受信部14で受信した車両1の状態情報と記憶部13が記憶している信号送信強度に基づいて、送信部11が送信する信号の送信強度を設定する。
制御部12は、車両1の状態情報がエンジン停止中である場合ノイズが小さい環境で送信するので、比較的低い送信強度を設定する。一方、制御部12は、車両1の状態情報がエンジン稼働中である場合ノイズが多い環境で送信するので、比較的高い送信強度を設定する。即ち、制御部12は、エンジン停止中か稼働中かの車両の状態に応じて、送信強度を設定する。具体的には、制御部12は、エンジン停止中に送信する信号(例えば、エンジン始動許可信号)の送信強度が、エンジン稼働中に送信する信号(例えば、エンジン停止信号)の送信強度より低くなるように設定する。換言すれば、制御部12は、エンジン稼働中の信号送信強度をエンジン停止中の信号送信強度より高く設定する。
記憶部13は、制御部12が設定可能な、送信部11が送信するエンジン停止中の信号送信強度およびそれよりも高い強度のエンジン稼働中の信号送信強度を記憶する。記憶部13は、無論これ以外の送信強度を記憶してもよい。例えば、エアコンの稼働の有無により送信強度を変化させる場合、制御部12はエンジン稼働中であってエアコンも稼働中の場合は、エンジン停止信号の送信強度より高い送信強度を設定してもよい。この場合、記憶部13は、エンジン始動許可信号の送信強度、エンジン停止信号の送信強度、および、エンジン及びエアコン稼働中の信号の送信強度の3つの送信強度を記憶する。
記憶部13は、バッテリを失ってもデータを消失しないようにするため、通常ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリで構成されるが、特にこれに限定されるものではない。また、スイッチ15は、押しボタンなどのスイッチで、使用者の操作を受け付けるものであればよく、特にその種類や数は限定されない。例えば、図1に示すように1つの押しボタンを複数の機能のために共用化したものでも良いし、2つの押しボタンでも良いし、それ以上の数の押しボタンで構成しても良い。
送信部11は、制御部12が設定した信号送信強度に基づいて、エンジン始動許可信号およびエンジン停止信号を車両1へ送信するように構成されている。送信部11が送信するエンジン始動許可信号およびエンジン停止信号は、遠隔の車両1のECUに受信されると、それぞれ、車両1のエンジンを始動し稼働状態とし、および車両1の稼働中のエンジンを停止させるように機能する。なお、送信部11は、車両1のドアを施解錠するような他の信号を送信できるように構成されてもよいことは言うまでもない。
携帯機10から送信される信号は、通常、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いて、送出されるが、特にこれに限定されるものではない。また、携帯機10が送出する電波は、図10に示すようにある周波数fを中心として、Loのとき搬送波を低周波数に、Hiのとき高周波数に変化させる方式(FSK(Frequency Shift Keying、周波数偏移変調))を用いてデータが送信されるが、特にこれに限定されるものではない。なお、図中で、最大送信出力強度がP1である曲線は、エンジン停止中の信号を送信する場合の周波数と送信出力強度の関係を示し、最大送信出力強度がP2である曲線は、エンジン稼働中の信号を送信する場合の周波数と送信出力強度の関係を示す。
送信部11は、送信ICから構成され、上述したように、制御部12が受信部14で受信した車両1の状態情報と記憶部13が記憶している信号送信強度に基づいて設定した送信強度により、車両1へ信号を送信する。具体的には、送信部11は、エンジン停止中に送信する信号より、エンジン稼働中に送信する信号を高い強度で送信する。図10に示すように、送信部11は、エンジン停止中に信号を送信する場合には小さい送信出力強度P1を出力し、エンジン稼働中に信号を送信する場合には大きい送信出力強度P2を出力する。これらの送信出力強度は、上述したように、それぞれのノイズ環境に合わせて適切なSN比で送信される。
これによれば、携帯機10から車両1の状態に応じた送信強度で信号を送信することで、通信の信頼性を確保することができ、例えば使用者がエンジンをオフ操作したにも拘わらずエンジンの稼働状態が維持されることを防止することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機10の電力消費を抑制することができる。
また、制御部12は、スイッチ15への使用者の操作を検出したことに基づいて、エンジン始動許可信号およびエンジン停止信号を送信するように送信部11を制御してもよい。これによれば、使用者の意図に従い両信号を送信することができる。なお、使用者が操作するスイッチは、エンジン始動許可信号を送信するためのスイッチと、エンジン停止信号を送信するためのスイッチの2つのスイッチから構成されてもよい。これによれば、使用者は容易にエンジン始動とエンジン停止の操作を行うことができる。
図4のフローチャートを参照し、携帯機10における車両1の状態情報に関する信号を受信したときの処理と、信号を送信するときの処理を説明する。なお、フローチャートにおけるSは、ステップを意味する。
携帯機10の受信部14は、S100において、車両1のエンジンの稼働状態に関する情報を受信する。受信部14が車両の状態情報を受信すると、制御部12は、S102において、受信した状態情報に基づきエンジンが稼働中か否かを確認する。エンジンが稼働中であった場合、制御部12は、S104において、高い送信強度に設定する。一方、エンジンが稼働中でなかった場合、制御部12は、S108において、低い送信強度に設定する。そして、制御部12は、S106において、上述したような車両1のエンジンの状態に対応した送信強度の設定結果を記憶部13に書き込み、記憶部13はその設定結果を記憶する。車両の状態情報はエンジンの稼働状態を例に述べるが、例えばエアコンの稼働状態であっても同様である。
携帯機10が信号を送信する時は、まず、制御部12は、S120において、送信するための処理を開始する。そして、制御部12は、S122において、記憶部13に記憶した送信強度の設定結果を読み込んで確認する。制御部12は、S124において、記憶部13から読み込んだ送信強度が高いエンジン稼働中の信号送信強度か否かをチェックする。記憶部13から読み込んだ送信強度が高い送信強度のエンジン稼働中の信号の送信強度であった場合、制御部12は、S126において、送信部11がエンジン稼働中の信号送信強度で送信するように制御し、送信部11はエンジン稼働中の信号送信強度で信号を送信する。一方、記憶部13から読み込んだ送信強度が低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度であった場合、制御部12は、S128において、送信部11がエンジン停止中の信号送信強度で送信するように制御し、送信部11はエンジン停止中の信号送信強度で信号を送信する。
上述したように、制御部12は、車両1のエンジンの稼働状態に応じて、エンジン停止中の信号送信強度とそれよりも強度の高いエンジン稼働中の信号送信強度を記憶部13に記憶させ、送信部11は、記憶部13が記憶した送信強度に基づいて信号を送信する。こうすることで、携帯機10から車両1の状態に応じた送信強度で信号を送信することができ、その結果、通信の信頼性を確保することができ、例えば使用者がエンジンをオフ操作したにも拘わらずエンジンの稼働状態が維持されることを防止することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機の電力消費を抑制することができる。
なお、本実施例では、記憶部13は、送信強度自体を記憶したが、送信強度自体ではなく、車両の状態を記憶してもよい。例えば、エンジン停止中の信号送信強度の代わりにエンジンが停止中であるという状態を記憶してもよい。また、エンジン稼働中の信号送信強度の代わりにエンジンが稼働中であるという状態を記憶してもよい。この場合、制御部12が記憶部13からエンジン停止中であるという車両の状態を読み込んだ場合には、送信部11は、比較的低い送信強度を設定してエンジン始動許可信号を送信し、エンジン稼働中であるという車両の状態を読み込んだ場合には、送信部11は、比較的高い送信強度を設定してエンジン停止信号を送信する。
<第二実施例>
図5乃至図9を参照して、本実施例を説明する。なお、重複記載を避けるため、上記実施例と異なる点を中心に説明する。
図6は、携帯機10Aのブロック図を示す。上記実施例に比べ、携帯機10Aは、スイッチにおいて、エンジン始動スイッチ151Aとエンジン停止スイッチ152Aの複数のスイッチを備える。これによれば、使用者は容易にエンジン始動とエンジン停止の操作を行うことができる。また、受信部14Aは、車両1Aの状態情報を受信すると共に、エンジンが実際に始動することに成功したか、または、実際に停止することに成功したかについての情報を受信する。そして、携帯機10Aは、さらに表示部16Aを備え、表示部16Aは、エンジンが実際に始動することに成功したか、または、実際に停止することに成功したかなどの、操作に対する成功・失敗の応答を、操作を行った使用者に対して表示する。
図5を参照して、携帯機10Aと車両1Aの間の通信について説明する。携帯機10Aは、使用者が前回行った遠隔操作の際に車両1Aからの返信信号として受信した車両1Aの状態情報を取得している。即ち、使用者が前回エンジンを始動する操作を行いその始動に成功した旨の返信信号を受信している場合は、携帯機10Aは、車両1Aのエンジンが稼働している状態であるという情報を取得している。また、使用者が前回エンジンを停止する操作を行いその停止に成功した旨の返信信号を受信している場合は、携帯機10Aは、車両1Aのエンジンが停止している状態であるという情報を取得している。同図(A)に示すように、使用者が車両1Aに対して携帯機10Aのエンジン始動スイッチ151Aを操作すると、携帯機10Aは、車両1Aのエンジンを始動させるためのエンジン始動許可信号を送信する。このとき、携帯機10Aが、ノイズのない環境で送信する場合には、比較的低い送信強度でエンジン始動許可信号を送信する。
車両1Aは、携帯機10Aからエンジン始動許可信号を受信すると、その信号に従いエンジンを始動させる。車両1Aは、実際にエンジンが始動した場合、エンジン始動が成功した旨を示すエンジン始動成功信号を携帯機10Aに送信する。そして、携帯機10Aは、エンジン始動成功信号を受信すると、使用者が認知できるように、エンジン始動に成功したことを示すことを表示部16Aに表示する(図では、左のランプが点灯している)。なお、何らかの理由により実際にはエンジンが始動しなかった場合、車両1Aは、エンジン始動成功信号を送出しないおよび/またはエンジン始動に失敗した旨を示す信号を送出する。
一方、同図(B)に示すように、使用者が車両1Aに対して携帯機10Aのエンジン停止スイッチ152Aを操作すると、携帯機10Aは、車両1Aのエンジンを停止させるためのエンジン停止信号を送信する。このとき、携帯機10Aが、ノイズの高い環境で送信する場合には、比較的高い送信強度でエンジン停止信号を送信する。車両1Aは、携帯機10Aからエンジン停止信号を受信すると、その信号に従いエンジンを停止させる。車両1Aは、実際にエンジンが停止した場合、エンジン停止が成功した旨を示すエンジン停止成功信号を携帯機10Aに送信する。そして、携帯機10Aは、エンジン停止成功信号を受信すると、使用者が認知できるように、エンジン停止に成功したことを示すことを表示部16Aに表示する(図では、右のランプが点灯している)。なお、何らかの理由により実際にはエンジンが停止しなかった場合、車両1Aは、エンジン停止成功信号を送出しないおよび/またはエンジン停止に失敗した旨を示す信号を送出する。
上述したように、携帯機10Aから車両1Aへ操作信号を送信する際、車両1Aの状態に対応した送信強度で送信し、さらに車両1Aからその操作信号に対する成功または失敗を示す応答信号を受信することで、使用者は、携帯機10Aでエンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが確認することができ、車両・携帯機間の通信のより高い信頼性を確保できる。
図7は、携帯機10Aにおける、エンジン始動スイッチ151Aが操作された場合の制御ステップを示す。携帯機10Aは、S300において、エンジン始動スイッチ151Aが使用者によって操作されたことを検知する。その後、制御部12Aは、S302において、エンジンを始動するためのエンジン始動許可信号を送信するために、記憶部13Aに記憶した送信強度の設定結果を読み込んで確認する。制御部12Aは、S304において、記憶部13Aから読み込んだ送信強度が低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度か否かをチェックする。記憶部13Aから読み込んだ送信強度がエンジン停止中の信号送信強度であった場合、制御部12Aは、S306において、送信部11Aが低い送信強度で送信するように制御し、送信部11Aは低い送信強度でエンジン始動許可信号を送信する。
一方、記憶部13Aから読み込んだ送信強度が低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度でなかった場合、制御部12Aは、S308において、実際はエンジンが稼働している可能性があるので、送信部11Aが高い送信強度で送信するように制御し、送信部11Aは高い送信強度でエンジン始動許可信号を送信する。
制御部12Aは、S310において、使用者が車両1Aに対してエンジン始動許可信号またはエンジン停止信号を送信した後、車両1Aからの応答信号の返信があるか否か所定時間(S314)の間(例えば、約15秒間)チェックする。車両1Aから所定時間内に応答信号を受信した場合、制御部12Aは、S312において、その受信した応答信号がエンジン始動が成功した旨を示す信号であったか、または、エンジンが既に始動していたことを示す信号であったかをチェックする。受信した応答信号がエンジン始動が成功した旨を示す信号またはエンジンが既に始動していたことを示す信号であった場合、制御部12Aは、S316において、次回の操作はエンジンが稼働中に行われることを想定して、高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、エンジン始動が成功した旨またはエンジンが既に始動していた旨を表示する。
一方、受信した応答信号がエンジン始動が成功した旨を示す信号またはエンジンが既に始動していたことを示す信号でなかった場合、制御部12Aは、S318において、エンジンは停止中であると判断する。そして、制御部12Aは、次回の操作はエンジンが停止中に行われることを想定して、低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、エンジン始動が失敗した旨を表示する。
S310において所定時間待っても返信がない場合、制御部12Aは、S316において、エンジン始動または停止の操作を行ったにも拘わらずその後の車両1Aの状況が不明なので次回送信時には確実に通信できるようにするために、高い送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、車両1Aから応答がない旨を表示する。そして、いずれの場合も、記憶部13Aは、S320において、制御部12Aが設定した送信強度を記憶する。
なお、記憶部13Aに複数のエンジン稼働中の信号送信強度(例えば、エンジン停止信号の送信強度、および、エンジン及びエアコン稼働中の信号の送信強度)が記憶されている場合、制御部12Aは、所定時間待っても返信がないとき、その複数のエンジン稼働中の信号送信強度の中で最も大きな送信強度に設定し(例えば、エンジン及びエアコン稼働中の信号の送信強度)、送信部11Aが最も大きな送信強度で送信するように制御してもよい。こうすれば、エンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが不明と認められる場合に、より高い送信強度を設定することで、より高い通信の信頼性を確保することができる。
図8は、携帯機10Aにおける、エンジン停止スイッチ152Aが操作された場合の制御ステップを示す。携帯機10Aは、S400において、エンジン停止スイッチ152Aが使用者によって操作されたことを検知する。その後、制御部12Aは、S402において、エンジン停止信号を送信するために、記憶部13Aに記憶した送信強度の設定結果を読み込んで確認する。制御部12Aは、S404において、記憶部13Aから読み込んだ送信強度が高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度か否かをチェックする。記憶部13Aから読み込んだ送信強度がエンジン稼働中の信号送信強度であった場合、制御部12Aは、S406において、送信部11Aが高い送信強度で送信するように制御し、送信部11Aは高い送信強度でエンジン停止信号を送信する。
一方、記憶部13Aから読み込んだ送信強度が高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度でなかった場合、制御部12Aは、S408において、実際はエンジンが停止している可能性があるので、送信部11Aが低い送信強度で送信するように制御し、送信部11Aは低い送信強度でエンジン停止信号を送信する。
制御部12Aは、S410において、使用者が車両1Aに対してエンジン始動許可信号またはエンジン停止信号を送信した後、車両1Aからの応答信号の返信があるか否か所定時間(S414)の間チェックする。車両1Aから所定時間内に応答信号を受信した場合、制御部12Aは、S412において、その受信した応答信号がエンジン停止が成功した旨を示す信号であったか、または、エンジンが既に停止していたことを示す信号であったかをチェックする。受信した応答信号がエンジン停止が成功した旨を示す信号またはエンジンが既に停止していたことを示す信号であった場合、制御部12Aは、S416において、次回の操作はエンジンが停止中に行われることを想定して、低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、エンジン停止が成功した旨またはエンジンが既に停止していた旨を表示する。
一方、受信した応答信号がエンジン停止が成功した旨を示す信号またはエンジンが既に停止していたことを示す信号でなかった場合、制御部12Aは、S418において、エンジンは稼働中であると判断する。そして、制御部12Aは、次回の操作はエンジンが稼働中に行われることを想定して、高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、エンジン停止が失敗した旨を表示する。
S410において所定時間待っても返信がない場合、制御部12Aは、S420において、エンジン始動または停止の操作を行ったにも拘わらずその後の車両1Aの状況が不明なので次回送信時には確実に通信できるようにするために、高い送信強度であるエンジン稼働中の信号送信強度に設定する。また、この場合、表示部16Aは、使用者に対して、車両1Aから応答がない旨を表示する。そして、いずれの場合も、記憶部13Aは、S422において、制御部12Aが設定した送信強度を記憶する。
図9は、車両1AのECUにおけるエンジン始動許可信号およびエンジン停止信号の受信時の制御ステップを示す。ECUは、S200において、携帯機10AがS306またはS308において送信したエンジン始動許可信号を受信する。ECUは、S202において携帯機10Aが通信するのに適格な携帯機であるどうかの認証を行う。認証が成功した場合、ECUは、S204においてエンジンを始動させるように制御実行し、S206においてエンジンの始動が成功したか否かチェックする。
エンジン始動が成功した場合、ECUは、S208において、携帯機10Aにエンジン始動が成功した旨を示すエンジン始動成功信号を応答信号として返信する。このエンジン始動成功信号を携帯機10Aが受信した場合、携帯機10AはS316またはS418において高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度に設定する。エンジン始動が成功しなかった場合、ECUは、S210において、携帯機10Aにエンジン始動が失敗した旨を示す信号を応答信号として返信する。このエンジン始動が失敗した旨を示す信号を携帯機10Aが受信した場合、携帯機10AはS318またはS416において低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度に設定する。なお、認証が成功しなかった場合、何もせずに処理を終了する。
また、ECUは、S250において、携帯機10AがS406またはS408において送信したエンジン停止信号を受信する。ECUは、S252において携帯機10Aが通信するのに適格な携帯機であるどうかの認証を行う。認証が成功した場合、ECUは、S254においてエンジンを停止させるように制御実行し、S256においてエンジンの停止が成功したか否かチェックする。
エンジン停止が成功した場合、ECUは、S258において、携帯機10Aにエンジン停止が成功した旨を示すエンジン停止成功信号を応答信号として返信する。このエンジン停止成功信号を携帯機10Aが受信した場合、携帯機10AはS318またはS416において低い送信強度のエンジン停止中の信号送信強度に設定する。エンジン停止が成功しなかった場合、ECUは、S260において、携帯機10Aにエンジン停止が失敗した旨を示す信号を応答信号として返信する。このエンジン停止が失敗した旨を示す信号を携帯機10Aが受信した場合、携帯機10AはS316またはS418において高い送信強度のエンジン稼働中の信号送信強度に設定する。
上述したように、本実施の構成を得ることにより、携帯機10Aから車両1Aの状態に応じた送信強度で信号を送信することで、通信の信頼性を確保することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機10Aの電力消費を抑制することができる。また、使用者は、携帯機10Aでエンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが確認することができる。また、エンジン始動およびエンジン停止の操作が成功したか否かが不明と認められる場合により高い送信強度を設定することで、より高い通信の信頼性を確保することができる。
<第三実施例>
上記実施例では、エンジンを搭載した車両における本発明の実施例を述べたが、本発明はこれに限定されることはない。本発明は、例えばエンジンを搭載しない電気自動車においても、エアコン、カーナビ、ワイパーなどの稼働の有無によってノイズが異なるので、適用可能である。このような電気自動車の状態に応じて、即ち電気自動車の状態に基づくノイズが多い環境や少ない環境に応じて、携帯機から無線信号を送信する時の送信強度を変化させる。
電気自動車の状況を取得して電源がオフであって、携帯機の電気自動車始動スイッチを操作して信号を送信する場合、携帯機は、比較的低い電気自動車停止中の信号送信強度で送信する。一方、電源がオンであって、携帯機の電気自動車停止スイッチを操作して信号を送信する場合、携帯機は、比較的高い電気自動車稼働中の信号送信強度で送信する。
即ち、電気自動車に対応した携帯機は、電気自動車から、その電気自動車の状態情報を受信する受信部と、その電気自動車へ信号を送信する送信部と、電気自動車との通信を制御する制御部と、その制御部において設定可能な電気自動車停止中の信号送信強度および、その電気自動車停止中の信号送信強度よりも強度の高い電気自動車稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部と、を備え、制御部は、受信部で受信した状態情報と記憶部が記憶している信号送信強度に基づいて、送信部が送信する信号の送信強度を設定し、送信部は制御部が設定した送信強度に基づいて、信号を送信する。ここで、電気自動車の電源のオンやオフとは、車両内の必要なECUなどに電力を供給することである。そして、携帯機を用いて電気自動車の電源のオン/オフを遠隔操作する場合とは、乗車前にエアコンやライトなどを動作させる操作を行ったり、車外から駆動中のエアコンなどを停止させる操作を行ったりすることである。
電気自動車の状況に応じた送信強度で送信することで、携帯機から送信される信号は、電気自動車が発するノイズの影響を受けても電気自動車側で受信でき、通信の信頼性を確保できる。例えば、使用者が電気自動車等のパワーオフ操作をしたにも拘わらず、電気自動車等のパワーオン状態が維持されることを防止することができる。また、常に高い送信強度で送信する必要がないので、携帯機の電力消費を抑制することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
1 車両
10 携帯機
11 送信部
12 制御部
13 記憶部
14 受信部
15 スイッチ
151 エンジン始動スイッチ
152 エンジン停止スイッチ
16 表示部

Claims (6)

  1. 車両から、前記車両の状態情報を受信する受信部と、
    前記車両へ信号を送信する送信部と、
    前記車両との通信を制御する制御部と、
    前記制御部において設定可能なエンジン停止中の信号送信強度および、前記エンジン停止中の信号送信強度よりも強度の高いエンジン稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記受信部で受信した前記状態情報と前記記憶部が記憶している前記信号送信強度に基づいて、前記送信部が送信する信号送信強度を設定し、
    前記送信部は、設定された信号送信強度に基づいて前記信号を送信する、
    携帯機。
  2. 少なくとも1つのスイッチをさらに備え、
    前記制御部は、前記スイッチへの操作を検出したことに基づいて、信号を送信するように前記送信部を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記少なくとも1つのスイッチは、エンジン始動許可信号を送信するためのエンジン始動スイッチと、エンジン停止信号を送信するためのエンジン停止スイッチを含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯機。
  4. 前記受信部は、前記エンジン始動許可信号に対してエンジンの始動が成功したことを示すエンジン始動成功信号および前記エンジン停止信号に対してエンジンの停止が成功したことを示すエンジン停止成功信号を受信することを特徴とする請求項3に記載の携帯機。
  5. 前記送信部が前記エンジン始動許可信号を送信後、前記受信部が前記エンジン始動成功信号を所定時間内に受信しない場合、または、前記送信部が前記エンジン停止信号を送信後、前記受信部が前記エンジン停止成功信号を所定時間内に受信しない場合、前記制御部は、少なくとも2以上のエンジン稼働中の信号送信強度のうち最も高い信号送信強度に設定することを特徴とする請求項4に記載の携帯機。
  6. 車両から、前記車両の状態情報を受信する受信部と、
    前記車両へ信号を送信する送信部と、
    前記車両との通信を制御する制御部と、
    前記制御部において設定可能な車両停止中の信号送信強度および、前記車両停止中の信号送信強度よりも強度の高い車両稼働中の信号送信強度の少なくとも2以上の信号送信強度を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記受信部で受信した前記状態情報と前記記憶部が記憶している前記信号送信強度に基づいて、前記送信部が送信する信号送信強度を設定し、
    前記送信部は、設定された信号送信強度に基づいて前記信号を送信する、
    携帯機。
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