JP5633220B2 - 携帯機およびこれを用いた車両通信システム - Google Patents

携帯機およびこれを用いた車両通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5633220B2
JP5633220B2 JP2010160380A JP2010160380A JP5633220B2 JP 5633220 B2 JP5633220 B2 JP 5633220B2 JP 2010160380 A JP2010160380 A JP 2010160380A JP 2010160380 A JP2010160380 A JP 2010160380A JP 5633220 B2 JP5633220 B2 JP 5633220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
vehicle
portable device
transmission
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010160380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012021331A5 (ja
JP2012021331A (ja
Inventor
剣 澤井
剣 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010160380A priority Critical patent/JP5633220B2/ja
Publication of JP2012021331A publication Critical patent/JP2012021331A/ja
Publication of JP2012021331A5 publication Critical patent/JP2012021331A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5633220B2 publication Critical patent/JP5633220B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、主に車両のドアの施解錠等の遠隔操作に使用される携帯機およびこれを用いた車両通信システムに関するものである。
近年、車両のドアの施解錠等を、運転者が携帯した携帯機を用いて離れた箇所から車載機を遠隔操作して無線で施解錠などする車両通信システムが広く普及しており、効率的に生産可能なものが求められている。
このような従来の車両通信システムに用いる携帯機について、図5、図6を用いて説明する。
図5は従来の車両通信システムの構成を示すブロック図であり、同図において、プリント基板上に配線パターンなどで形成された携帯機アンテナ1が、電子部品で構成された送信回路2と電気的に接続されている。
また、マイコンなどの半導体素子で構成された制御回路3は、送信回路2と電気的に接続され、さらに制御回路3は押釦スイッチなどの入力スイッチ4と電気的に接続されている。
そして、これらの携帯機アンテナ1、送信回路2、制御回路3、入力スイッチ4から、携帯機5が構成される。
なお、この制御回路3には、携帯機5ごとに固有の識別コードが不揮発性メモリなどに保存されている。
つまり、携帯機5は、入力スイッチ4からの入力により制御回路3に保存された識別コードなどを含む登録信号を、送信回路2を経由して携帯機アンテナ1から送信するよう構成されている。
また、車載機アンテナ6は、例えばL字状に折り曲げられた金属製の導線をプリント基板上に垂直に立てて半田付けなどして構成された線状アンテナである。
この車載機アンテナ6は、電子部品などから構成された受信回路7と電気的に接続し、マイコンなどの半導体素子で構成された制御回路8と受信回路7を経由して電気的に接続されている。
さらに、制御回路8は外部出力端子9A、外部入力端子9Bに接続されて車載機10が構成されると共に携帯機5と車載機10から車両通信システム20が構成されている。
つまり、車載機10は、携帯機5からの登録信号が車載機アンテナ6、受信回路7を介して制御回路8に入力され、制御回路8は外部入力端子9Bからの入力信号や携帯機5からの登録信号に基づき外部出力端子9Aに信号を出力するよう構成されている。
このように構成された携帯機5を車載機10に対し登録する際には、まず、外部入力端子9Bを車載機10の外部で短絡して、車載機10を登録モードにする。そして、携帯機5は車両の製造ラインなどで、登録信号として携帯機5の識別コードを送信し、登録信号が車載機10で受信され、車載機アンテナ6などを経由して入力された制御回路8で識別コードが登録される。
このような車両の製造ラインでは、例えば10m間隔毎に、車載機10が組み込まれた車両が並んでおり、複数の車両でほぼ同時に登録される。このような場所では以下、図6の信号図を用いて説明するような、識別コードの誤認識が生じる場合があり、その場合は識別コードの再登録が必要となるものであった。
ここで図6は、第一の車両に対応した携帯機5と車載機10の一組として、携帯機5Aと車載機10A、第二の車両に対応した携帯機5と車載機10の一組として、携帯機5Bと車載機10Bのそれぞれでほぼ同時に登録を行っている場合の信号図を示している。同図(a)は携帯機5Aの送信信号、同図(b)は車載機10Aの受信信号、同図(c)は携帯機5Bの送信信号、同図(d)は車載機10Bの受信信号である。なお、実際の信号は送信あるいは受信するUHF帯の高周波信号が重畳された信号となっているが、同図では振幅だけを簡易に示している。
ここで、同図(a)のように、携帯機5Aが送信強度SAで、登録信号として識別コードP01を送信後、ほぼ連続した時間帯で同図(c)のように、携帯機5Bが送信強度SAで登録信号として識別コードP02を送信すると、同図(b)のように車載機10Aから近い携帯機5Aの識別コードP01が強い強度で、車載機10Aから離れた携帯機5Bの識別コードP02が若干弱い強度で受信される。
しかしながら、識別コードP01、P02のいずれも受信閾値TH1を超えており、車載機10Aでは識別コードP01とP02が重なった識別コードP03として認識してしまい、本来登録されるべき携帯機5Aの識別コードP01が登録されない。また、同図(d)のように車載機10Bにおいても、携帯機5A、5Bとの距離の関係が変わるだけで、同様の誤認識が生じる。
このように、同時に複数の携帯機5をそれぞれの車載機10に登録しようとすると、識別コードの誤認識を生じる場合があった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−328245号公報
上述したように、上記従来の車両通信システムにおいては、車載機10に携帯機5の識別コードを記憶させる際に、離れた箇所で別の携帯機5が操作された場合、誤認識が生じることがあるため、再度設定を行う必要があり、生産性が低下するという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、誤認識が生じ難く生産性の良い携帯機およびこれを用いた車両通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1記載の発明は、車載機からの送信信号を受信する携帯機アンテナと、携帯機アンテナに接続された送信回路および受信回路と、送信回路および受信回路と接続された制御回路と、送信回路を経由したぜ制御回路と携帯機アンテナの間に配置され、制御回路および送信回路と接続された送信強度調整回路とを備え、送信強度調整回路は携帯機アンテナから送信する登録信号の強度を強出力あるいは弱出力に切替えを行うもので、制御回路が車載機からの登録開始信号を受信すると、制御回路は送信強度調整回路を制御して弱出力で前記登録信号を携帯機アンテナから送信するものとして携帯機を構成しているため、登録信号の受信可能な携帯機周辺の領域を制限することができ、誤認識が生じ難く生産性の良い車両通信システムに適した携帯機を提供することができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、携帯機アンテナから送信された登録信号が、車載機アンテナから車載機側の受信回路を経由して車載機側の制御回路に入力され、車載機側の制御回路は登録信号の強度が所定の閾値を超えている場合に登録信号内の識別コードを記憶するものとして車両通信システムを構成しているため、誤認識が生じ難く生産性の良い車両通信システムを提供することができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、誤認識が生じ難く、生産性の良い携帯機を実現することができるという有利な効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による車両通信システムの回路ブロック図 同車両通信システムの登録モードにおける信号図 同車両通信システムの登録モードにおける携帯機の制御を示すフローチャート 同複数の車両通信システムの登録モードにおける信号図 従来の車両通信システムの回路ブロック図 従来の複数の車両通信システムの登録モードにおける信号図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
また、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態による車両通信システムの回路ブロック図であり、同図において、携帯機アンテナ1は例えば315MHzのUHF帯に共振周波数を有しており、プリント基板上に形成された配線パターンで平面アンテナとして構成されている。
そして、この携帯機アンテナ1から延出した配線が、アンテナ共用器やアンテナスイッチなどの半導体素子などで構成された共用回路21で分岐して、コイルやコンデンサなどの電子部品で構成された送信回路2や、同じくコイルやコンデンサなどの電子部品で構成された受信回路22に電気的に接続している。
また、制御回路26は、マイコンなどの半導体素子により構成されており、押圧スイッチなどの入力スイッチ4と電気的に接続されると共に、受信回路22と電気的に接続され、送信回路2とは送信強度調整回路25を介して電気的に接続されている。
なお、制御回路26のROMやRAMなどの不揮発性メモリには個別の識別コードが保存されている。
ここで、送信強度調整回路25は、例えば制御回路26と送信回路2の間に設けた抵抗素子23と、一端をグランドに接続したスイッチ素子24と、スイッチ素子24の他端と制御回路26の間に設けた抵抗素子23から構成され、スイッチ素子24は制御回路26からの信号によりON/OFFの切替えを行うものである。
つまり、二つの抵抗素子23の抵抗値を適切に設定することにより、制御回路26がスイッチ素子24をOFFにしている際には強出力で、ONにしている際には、所望の減衰させた弱出力の送信強度で、送信回路2に信号出力可能なものとなっている。
そして、これらの携帯機アンテナ1、共用回路21、送信回路2、受信回路22、送信強度調整回路25、制御回路26、入力スイッチ4から携帯機30が構成されている。
つまり、携帯機アンテナ1から入力された信号が、共用回路21、受信回路22を介して制御回路26に入力されると共に、制御回路26から送信した識別コードを含む登録信号を、送信回路2、共用回路21や携帯機アンテナ1を経由して携帯機30の外部に送信することが可能なよう構成されている。ここで、携帯機30は、制御回路26に入力された信号に基づいて、制御回路26がスイッチ素子24をONすることで、登録信号の送信強度を強出力あるいは弱出力のいずれかに調整できるものとなっている。
また、車載機アンテナ6は、例えば315MHzのUHF帯に共振周波数を有し、L字状に折り曲げられた金属製の導線をプリント基板上に垂直に立てて半田付けするなどして線状アンテナとして構成される。
そして、この車載機アンテナ6から延出した配線は、アンテナ共用器やアンテナスイッチなどの半導体素子などで構成された共用回路31で分岐して、コイルやコンデンサなどの電子部品で構成された送信回路32や、同じくコイルやコンデンサなどの電子部品で構成された受信回路7に電気的に接続している。
また、送信回路32と受信回路7は、マイコンなどの半導体素子により構成された制御回路33に電気的に接続しており、制御回路33は外部出力端子9A、外部入力端子9Bと電気的に接続されている。
そして、これらの車載機アンテナ6、共用回路31、受信回路7、送信回路32、制御回路33から車載機35が構成されると共に、携帯機30と車載機35で車両通信システム40を構成している。
すなわち車載機35は、制御回路33から送信回路32、共用回路31、車載機アンテナ6を介して送信可能であると共に、携帯機30からの登録信号を車載機アンテナ6、共用回路31、受信回路7を介して受信し、制御回路33で識別コードを登録可能なように構成されている。
このように構成された携帯機30を車載機35に対し登録する際には、まず、外部入力端子9Bを車載機35の外部で短絡して、車載機35を登録モードにする。次に、その登録手順について、図2の信号図および図3の携帯機30の制御を示すフローチャートを用いて説明する。
ここで、図2(a)は車載機35の送信信号を、同図(b)は携帯機30の送信信号を示しており、同図(c)は車載機35の受信信号を示している。なお、実際の信号は送信あるいは受信するUHF帯の高周波信号が重畳された信号となっているが、同図では振幅だけを簡易に示している。
図3のフローチャートにおいて、携帯機30に内蔵電池などから電源が供給されると、制御回路26は、車載機35からの登録開始信号S11の受信を待機する(S1)。そして、図2(a)に示すように車載機35から登録開始信号S11が送信され、制御回路26で受信すると、制御回路26はタイマーカウント初期化とタイマーカウント開始を行い、その時点からの経過時間を計測する(S2)。そして、送信強度低下制御を行う(S3)。
ここで、送信強度低下制御とは、具体的には、送信する登録信号を弱出力で送信可能な状態にすることである。なお、スイッチ素子24をONすることで、送信強度の強出力と弱出力の切替えが行われる。
例えば、特定小電力無線局として運用する携帯機30で、車両の施解錠などに使用するスイッチ素子24がOFFの際の携帯機アンテナ1からの送信強度は70〜89.5dBμV/m(日本国電波法施行規則第六条第二項に基づく3m測定法において測定される電界強度)であるが、これを強出力とし、一方ONの際の携帯機アンテナ1からの送信強度は、弱出力で15〜30dBμV/mとし、スイッチ素子24のON/OFF切替えで40dB以上減衰させる。
あるいは、例えば微弱無線局として運用する携帯機30で、スイッチ素子24がOFFの際の携帯機アンテナ1からの送信強度は45〜54dBμV/m(日本国電波法施行規則第六条第二項に基づく3m測定法において測定される電界強度)であるが、これを強出力とし、ONの際の携帯機アンテナ1からの送信強度は、弱出力で15〜30dBμV/mとし、スイッチ素子24のON/OFF切替えで15dB以上減衰させる。
そして、操作者が入力スイッチ4を押圧して入力スイッチ4がONされたことを制御回路26が検出する(S4)と、登録信号として図2(b)で示す識別コードP11を登録信号として送信する(S5)。なおこの登録信号の送信強度は強出力の強度SAから減衰させた弱出力の強度SBで送信する。
そして、識別コードP11が車載機35で受信されると、受信強度が閾値TH1を超えているため、車載機35で識別コードP11が登録される。
そして、識別コードP11が登録されると、車載機35は登録終了信号S12を送信し、制御回路26が登録終了信号S12を受信すると(S6)、制御回路26はスイッチ素子24をOFFに切替える信号をスイッチ素子24に送り、携帯機30の送信強度が、車両の施解錠などに使用する送信強度に復帰して(S7)制御が終了する。
なお、制御回路26が送信強度低下制御(S3)を行った後、所定時間、操作者が入力スイッチ4の操作を行わなければ、その間、タイマーカウントが所定時間T1経過していないか制御回路26で監視しており(S8)、所定時間T1経過した時点で、送信強度を強度SAに復帰し(S7)制御を終了させる。
このように、携帯機30は送信強度低下制御(S3)により、送信強度を弱強度の強度SBに減衰させた状態で登録信号として識別コードP11を送信するが、それでも車載機35での受信強度は閾値TH1を超えているため、使用可能な携帯機30として、登録しうるものとなっている。
そして、車両メーカの製造ラインなどで、複数の車両が並んで製造されており、各車両で携帯機30が車載機35に対して登録される場合について、図4を用いて説明する。
ここで、携帯機30、車載機35について、第一の車両に対応するものを携帯機301、車載機351とし、第一の車両から10m程度離れた場所で登録作業を行っている第二の車両に対応するものを携帯機302、車載機352として説明する。なお、携帯機301の登録信号は上述の説明と同様に識別コードP11とし、携帯機302は識別コードP12とする。
図4の信号図、同図(a)は車載機351の送信信号、同図(b)は携帯機301の受信信号、同図(c)は車載機351の受信信号である。また、同様に、同図(d)は車載機352の送信信号、同図(e)は携帯機302の受信信号、同図(f)は車載機352の受信信号である。
なお、実際の信号は送信あるいは受信するUHF帯の高周波信号が重畳された信号となっているが、同図では振幅だけを簡易に示している。
ここで、第一の車両の登録の際には、車載機351から登録開始信号S11が送信され(同図(a))、その後、携帯機301から登録信号として識別コードP11が返信され(同図(b))、その識別コードP11が障害を受けることなく車載機351で受信でき(同図(c))、車載機351は登録終了信号S12を送信する(同図(a))。
また、以下説明するように、第二の車両での登録作業を、第一の車両での登録作業とほぼ同時に行ったとしても、車載機352に対して、携帯機302の登録作業を成功させることができる。
ここで、車載機352から登録開始信号S11が送信され(同図(d))、その後、携帯機302から登録信号として識別コードP12が返信される(同図(e))。この携帯機302から識別コードP12を送信する時間帯が、携帯機301から識別コードP11を送信する時間帯と連続、あるいは重なっていたとしても、識別コードP11の受信強度は小さく、閾値TH1未満であるため、車載機352で識別コードとして認識される受信強度ではない。一方、識別コードP12の受信強度は閾値TH1以上である(同図(f))ため、識別コードP11の送信に阻害されず、識別コードとして認識することができる。
なお、携帯機302から送信された識別コードP12は、車載機351で受信される際には、閾値TH1未満となり、車載機351で認識される受信強度ではなく、車載機351での識別コードP11の登録を阻害しない(同図(c))。
つまり、携帯機301、302で登録信号を送信する場合には送信強度を強度SAから強度SBに減衰させているため、互いの携帯機301、302の登録信号の送信時間が連続あるいは重なっている場合においても、互いに阻害されず、適切な識別コードが車載機351、352双方で登録されうるものである。
なお、上述の説明では、車載機35が携帯機30に登録開始信号S11を送信し、さらに、登録終了信号S12を送信するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、車載機35の登録開始信号S11に代えて、携帯機30の入力スイッチ4に対し所定時間、連続して押圧するなどの操作をすることとし、車載機35の登録終了信号S12に代えて、入力スイッチ4の操作としても良い。
これによれば、車載機35から送信信号を送信することが無いので車載機35の共用回路31や送信回路32が不要となり、また携帯機30で車載機35からの送信信号を受信することが無いので携帯機30の共用回路21や受信回路22が不要となる。
なお、車載機35が携帯機30に登録開始信号S11を送信し、さらに、登録終了信号S12を送信するものとした場合は、携帯機30の入力スイッチ4を操作者が操作しても、車載機35が登録モードに移行することがないため、登録制御が必要な場合だけ行うことができ、意図しない登録モードへの移行を避けることができる。
また、上述の説明では携帯機アンテナ1を共用回路21により送信回路2と受信回路22で共用し、車載機アンテナ6を共用回路31により送信回路32と受信回路7で共用するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、共用回路21や共用回路31を無くして、送信回路2や受信回路22がそれぞれ別の携帯機アンテナ1に接続され、あるいは送信回路32や受信回路7がそれぞれ別の車載機アンテナ6に接続されるよう構成されても良い。
また、携帯機30を構成する携帯機アンテナ1、共用回路21、送信回路2、受信回路22、送信強度調整回路25、制御回路26、入力スイッチ4は相互に接続されているが、この接続は直接的なものだけでなく、間に電気回路などが挿入される間接的なものも含む。
なお、同様に車載機35を構成する車載機アンテナ6、共用回路31、送信回路32、受信回路7、制御回路33は相互に接続されているが、この接続は直接的なものだけでなく、間に電気回路などが挿入される間接的なものも含む。
また、上述の説明では、送信強度調整回路25が制御回路26と送信回路2との間にあるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、送信回路2を経由した制御回路26と携帯機アンテナ1の間に有れば、本発明の実施は可能である。
なお、送信強度調整回路25は携帯機アンテナ1からの送信出力を強出力と弱出力の二段階に切替えるものとして説明したが、三段階以上の多段階に切替えるものとしても本発明の実施は可能である。
このように本実施の形態によれば、携帯機アンテナ1と、携帯機アンテナ1に接続された送信回路2と、送信回路2と接続された制御回路26と、送信回路2を経由した制御回路26と携帯機アンテナ1の間に配置され、制御回路26および送信回路2と接続された送信強度調整回路25とを備え、送信強度調整回路25は携帯機アンテナ1から送信する登録信号の強度を強出力あるいは弱出力に切替えを行うもので、制御回路26が送信強度調整回路25を制御して弱出力で登録信号を携帯機アンテナ1から送信するものとして携帯機30を構成しているため、登録信号の受信可能な携帯機30周辺の領域を制限すると共に複数の携帯機30の登録信号の干渉を抑制することができ、誤認識が生じ難く生産性の良い車両通信システム40に適した携帯機30を提供することができる。
また、携帯機アンテナ1から送信された登録信号が、車載機アンテナ6から車載機側の受信回路7を経由して車載機側の制御回路33に入力され、車載機側の制御回路33は登録信号の強度が所定の閾値を超えている場合に記憶するものとして車両通信システム40を構成しているため、誤認識が生じ難く生産性の良い車両通信システム40を提供することができる。
さらに、携帯機30がさらに受信回路22を備え、車載機35が送信回路32を備えて構成され、車載機35から登録開始信号S11が送信された後、携帯機30が登録信号を送信するよう車両通信システム40を構成しているため、操作者が携帯機30をどのように操作しても携帯機30を登録可能な登録モードに移行することが無くなり、誤認識が生じ難く生産性の良い車両通信システム40を提供することができる。
本発明による携帯機および車両通信システムは、誤認識が生じ難く生産性の良いものが得られ、主に自動車のドアの施解錠等の操作用として有用である。
1 携帯機アンテナ
2、32 送信回路
4 入力スイッチ
6 車載機アンテナ
7、22 受信回路
9A 外部出力端子
9B 外部入力端子
21、31 共用回路
23 抵抗素子
24 スイッチ素子
25 送信強度調整回路
26、33 制御回路
30 携帯機
35 車載機
40 車両通信システム

Claims (3)

  1. 車載機からの送信信号を受信する携帯機アンテナと、前記携帯機アンテナに接続された送信回路および受信回路と、前記送信回路および前記受信回路と接続された制御回路と、前記送信回路を経由した前記制御回路と前記携帯機アンテナの間に配置され、前記制御回路および前記送信回路と接続された送信強度調整回路とを備え、前記送信強度調整回路は前記携帯機アンテナから送信する登録信号の強度を強出力あるいは弱出力に切替えを行うもので、前記制御回路が前記車載機からの登録開始信号を受信すると、前記制御回路は前記送信強度調整回路を制御して弱出力で前記登録信号を前記携帯機アンテナから送信する携帯機。
  2. 車載機アンテナと、前記車載機アンテナに接続された受信回路および送信回路と、
    前記受信回路および前記送信回路と接続された制御回路とを備えた車載機と、請求項1記載の携帯機から構成され、前記携帯機アンテナから送信された前記登録信号が、前記車載機アンテナから前記車載機側の受信回路を経由して前記車載機側の制御回路に入力され、前記登録信号は識別コードを含み、前記車載機側の制御回路は前記登録信号の強度が所定の閾値を超えている場合に前記識別コードを記憶する車両通信システム。
  3. 前記携帯機の制御回路が前記車載機からの前記登録開始信号を受信すると、前記携帯機の制御回路は前記送信強度調整回路を制御して前記送信強度を弱出力に切替えた後、所定時間、前記登録信号を送信する操作が行われない場合には、前記携帯機の制御回路は前記送信強度調整回路を制御して前記送信強度を強出力に切替える請求項1記載の携帯機。
JP2010160380A 2010-07-15 2010-07-15 携帯機およびこれを用いた車両通信システム Expired - Fee Related JP5633220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160380A JP5633220B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 携帯機およびこれを用いた車両通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160380A JP5633220B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 携帯機およびこれを用いた車両通信システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012021331A JP2012021331A (ja) 2012-02-02
JP2012021331A5 JP2012021331A5 (ja) 2013-08-29
JP5633220B2 true JP5633220B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=45775804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010160380A Expired - Fee Related JP5633220B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 携帯機およびこれを用いた車両通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5633220B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015160604A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 携帯機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145151A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 Daihatsu Motor Co Ltd ワイヤレス・リモ−トコントロ−ル・システム
JP2002180718A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Calsonic Kansei Corp Idコード登録方法、受信装置、受信装置の製造方法
JP2008288664A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Panasonic Corp 受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012021331A (ja) 2012-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2429033B1 (en) Multiple-frequency solutions for remote access system
US10071605B1 (en) Specific multi-band antenna impedance matching circuit and tire-pressure monitoring device using same
KR102048427B1 (ko) 검출 및 근거리 통신 장치
JP5491331B2 (ja) 通信モード設定装置
CN106470040B (zh) 双频带发射机
US8463200B2 (en) Wireless communication apparatus
US9252484B2 (en) Antenna device and method of antenna configuration
KR20170039653A (ko) 자동차의 보드 상에 있는 휴대용 요소와 근거리 무선 주파수 통신을 하기 위한 디바이스
CN103368620B (zh) 便携式设备
JP5633220B2 (ja) 携帯機およびこれを用いた車両通信システム
JP5548075B2 (ja) 通信出力設定装置
JP5416065B2 (ja) 通信モード設定装置
US10476143B1 (en) Antenna for base station of wireless remote-control system
EP1919027B1 (en) Antenna switching circuit with band pass filter and harmonics suppression
US7532608B2 (en) Electronic anti-theft system with correlated transmit/receive antennas
US20220145674A1 (en) Door handle device
US7932871B2 (en) Orthogonal loop radiofrequency antenna device
JP2008219220A (ja) 受信装置
EP3937388A1 (en) Near-field communications circuit
EP3333973B1 (en) Mobile terminal
JP2010251819A (ja) 携帯機及びこれを用いた車両通信システム
JP2015035697A (ja) 遠隔操作装置
US20210261094A1 (en) Authentication reader for motor vehicle opening element
CN213093360U (zh) 电子控制单元
EP3920326A1 (en) Antenna arrangement for electronic vehicle key

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130711

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130807

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140929

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5633220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees