JP2010251819A - 携帯機及びこれを用いた車両通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】主に自動車のドアの施解錠や開閉等に用いられる携帯機及びこれを用いた車両通信システムに関し、安価で車両に組み付け易いものを提供することを目的とする。
【解決手段】送受信可能な一つの携帯機アンテナ41と制御手段45により切替え可能な切替手段42を備えた携帯機50と、送受信可能な一つの車載機アンテナ51と制御手段56により切替え可能な切替手段52を備えた車載機60とで、車両通信システムを構成することにより、従来ドアハンドル内などに設けていた送信アンテナが不要になり、安価で車両に組み付け易い携帯機及びこれを用いた車両通信システムを得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に自動車に装着され、ドアの施解錠や開閉等の遠隔制御に使用される、携帯機及びこれを用いた車両通信システムに関するものである。
従来、運転者が携帯機の入力手段から所定の操作を行い携帯機と車両に搭載された車載機との間で無線通信を行い車両のドアを施解錠あるいは開閉するキーレスエントリ動作を行う車両通信システムが用いられ、また近年、運転者が携帯機を持って車両に近づくだけで、車両のドアを施解錠あるいは開閉するパッシブ・キーレスエントリ動作をする車両通信システムが徐々に広まっている。
そして、このようなキーレスエントリ動作とパッシブ・キーレスエントリ動作の双方を行う携帯機及びこれを用いた車両通信システムでは、より安価で車両へ組み付ける際の負担が小さいものが求められている。
このような、従来の携帯機及びこれを用いた車両通信システムについて、図6〜図8を用いて説明する。
図6は従来の車両通信システムの回路ブロック図であり、同図において、1は例えば350MHzのUHF(Ultra High Frequency)帯に共振周波数を有する送信アンテナ、2は例えば125MHzのLF(Low Frequency)帯に共振周波数を有する受信アンテナで、一般に送信アンテナ1としては、プリント基板上に配線パターンにより形成された線状アンテナが用いられ、受信アンテナ2としてはフェライトなどの磁性体に、銅線をコイル状に巻回した、いわゆるバーアンテナが用いられている。
また、3は電子部品などにより構成された送信手段、4は電子部品などにより構成された受信手段で、送信手段3は送信アンテナ1と、受信手段4は受信アンテナ2と電気的に接続している。
また、これらの送信手段3と受信手段4は、マイコンなどの半導体素子で構成された制御手段5と電気的に接続され、この制御手段5は押釦スイッチなどの入力手段6と電気的に接続され、携帯機10が構成されていた。
また、11は例えば350MHzのUHF帯に共振周波数を有する受信アンテナで、受信アンテナ11は電子部品などで構成された受信手段12と電気的に接続されており、また13は電子部品で構成されたLF帯の電波を送信するための送信手段で、外部端子14、15と接続されている。
そして、16はマイコンなどで構成された制御手段であり、制御手段16が受信手段12、送信手段13及び外部端子17と電気的に接続され、車載機20が構成されていた。
そして、このように構成された車載機20が運転席前方のインスツルメントパネル内部などの所定位置に配置され、車載機20の外部端子14、15は、21で示す例えば125kHzのLF帯の送信アンテナとコネクタやハーネスを介して電気的に接続され、外部端子17は、ドアの施解錠スイッチの施錠動作や解錠動作を行うモータなどの駆動装置(図示せず)と電気的に接続されている。
そして、これらの携帯機10、車載機20および送信アンテナ21から従来の車両通信システムが構成されていた。
なお、この送信アンテナ21は、例えば50mm前後の長さの直方体形状のフェライトに0.5mm程度の直径の銅線を数十回巻回した、いわゆるバーアンテナに、さらに数百Vの耐電圧の高価なコンデンサを実装して構成されており、車載機20のUHF帯の受信アンテナ11と比べ高価なものとなっていた。
また、この送信アンテナ21は、例えば図7の従来の車両通信システムの使用状態図で示す、例えば車両30のフロントドア31のドアハンドル32内部などに挿入されて使用されるものであり、ドアハンドル32をフロントドア31に組み合わせる前に、予め送信アンテナ21をドアハンドル32に挿入しておくことが必要であった。
つまり、従来の車両通信システムは、車両に組み付ける際に送信アンテナ21を予めドアハンドル32に挿入しておく手間がかかるものとなっていた。
以上の構成において、パッシブ・キーレスエントリ動作を行う際には、図8(a)の信号波形図で示すように、車載機20の制御手段16は携帯機の有無を問い合わせる要求信号A1を、車両30のフロントドア31のドアロックが施錠している間、送信アンテナ21を介して、常に例えば2秒前後の所定時間間隔で送信している。
なお、この要求信号A1は、例えば図7で示すドアハンドル32から半径1m程度の自動施解錠エリア33で、携帯機10の制御手段5で認識可能な強度で送信されている。
この様に、自動施解錠エリア33内でのみ携帯機10の制御手段5で認識可能な強度とするために、送信アンテナ21として、例えば125kHz程度のLF帯に共振周波数を有するアンテナを用いている。
つまり、これはLF帯に共振周波数を有する送信アンテナ21では、一波長が数kmとなるため、車両近傍の1m程度の距離での電波の伝搬は、距離の3乗に反比例して強度が減衰する近傍界となることを利用し、LF帯に共振周波数を有する送信アンテナ21を用いて安定した自動施解錠エリア33の範囲を得るためである。
そして、車両から若干離れた場所にいた運転者が、自動施解錠エリア33に進入すると、携帯機10の入力手段6の操作をしなくても、受信手段4を介して要求信号A1が入力された制御手段5は、要求信号A1が正規の信号であることを確認した後、図8(b)で示すように、解錠信号B1を自動的に出力する。
そして解錠信号B1を受信した車載機20の制御手段16は、図8(c)で示すように駆動信号C1を出力し、モータなどの駆動装置を駆動させ、例えばフロントドア31のロックを解除する。
なお、キーレスエントリ動作を行う場合には、携帯機10を持った運転者が自動車30から例えば30〜50m程度の、ある程度離れた場所で、携帯機10の押釦スイッチなどの入力手段6の操作をすると、携帯機10から解錠信号B1が、送信アンテナ1を介して送信され、上述の説明において車載機20の制御手段16が解錠信号B1を受信した場合と同様に、フロントドア31の解錠が遠隔制御で行われるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2008−169663号公報
しかしながら、上記従来の携帯機及びこれを用いた車両通信システムにおいては、送信アンテナ21が有るため、従来の車両通信システムは高価で車両への組み付けに手間がかかるものとなっていたという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、安価で車両へ組み付け易い車両通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、送信手段と受信手段は切替手段を介して、一つの携帯機アンテナに接続され、制御手段は、入力手段からの所定の操作に応じて、所定の捜査信号を送信手段と切替手段とを介して携帯機アンテナから、所定時間の間隔で出力するようにして携帯機を構成したものであり、従来通信に用いていた送信アンテナと受信アンテナを一つの携帯機アンテナで共用し、かつ従来一回解錠信号を送信しドアの解錠動作などをしていた携帯機が捜査信号を所定時間の間隔で出力することによって、パッシブ・キーレスエントリ動作とキーレスエントリ動作の双方が可能で、かつ高価な受信アンテナが不要になり安価な携帯機を提供しうるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、電波を送受信可能な車載機アンテナと、車載機アンテナに接続された切替手段と、切替手段を介して車載機アンテナに接続された送信手段および受信手段と、送信手段および受信手段に接続され、制御手段とから車載機を形成すると共に、
この車載機の制御手段が、請求項1記載の携帯機からの携帯機送信信号に応じて駆動信号を出力するようにして車両通信システムを構成したものであり、高価で車両の組み付けに工数がかかる車両の送信アンテナが不要となるため、安価で車両へ組み付け易い車両通信システムを提供しうるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、安価で車両へ組み付け易い携帯機及びこれを用いた車両通信システムを実現することができるという有利な効果が得られる。
本発明の一実施の形態による車両通信システムの回路ブロック図 同使用状態図 同波形図 同波形図 同波形図 従来の車両通信システムの回路ブロック図 同使用状態図 同波形図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による車両通信システムの回路ブロック図であり、同図において、41は例えば350MHzのUHF帯に共振周波数を有する携帯機アンテナで、例えば、プリント基板上に形成された配線パターンを用いて、平面アンテナとして構成されている。
また、42は半導体素子などで構成された切替手段で、携帯機アンテナ41と、電子部品で構成された送信手段3と、同じく電子部品などで構成された受信手段44と電気的に接続されている。
また、45はマイコンなどの半導体素子で構成された制御手段で、送信手段3および受信手段44と電気的に接続され、さらに制御手段45は押釦スイッチなどの入力手段6、および本発明の携帯機で新たに設けられた入力手段46と電気的に接続されている。
なお、制御手段45は、切替手段42に対し、携帯機アンテナ41と送信手段3が電気的に接続した状態と、携帯機アンテナ41と受信手段44が電気的に接続した状態とを切替える制御を行う。
そして、これらの携帯機アンテナ41、切替手段42、送信手段3、受信手段44、制御手段45、入力手段6、46から、携帯機50が構成される。
また、51は例えば350MHzのUHF帯に共振周波数を有する車載機アンテナで、例えばL字状に折り曲げられた金属製の導線をプリント基板上に垂直に立てて半田付けするなどして線状アンテナとして構成される。
そして、52は半導体素子などで構成された切替手段で、車載機アンテナ51と、電子部品などで構成された受信手段12と、同じく電子部品などで構成された送信手段53と電気的に接続されている。
そして、56はマイコンなどの半導体素子で構成された制御手段で、受信手段12、送信手段53及び外部端子17と電気的に接続されている。
なお、制御手段56は、切替手段52に対し、車載機アンテナ51と受信手段12が電気的に接続した状態と、車載機アンテナ51と送信手段53が電気的に接続した状態とを切替える制御を行う。
そして、これらの車載機アンテナ51、切替手段52、受信手段12、送信手段53、外部端子17、制御手段56から車載機60が構成される。
そして、このように構成された車載機60は、図2(a)の使用状態図で示すように、運転席前方のインスツルメントパネル内部などの所定位置に配置され、外部端子17は、ドアの施解錠スイッチの施錠動作や解錠動作を行うモータなどの駆動装置(図示せず)と電気的に接続され、携帯機50と車載機60から車両通信システム65が構成されている。
つまり、携帯機50は、送信手段3と受信手段44とが、切替手段42を介して携帯機アンテナ41を共用しており、従来の携帯機が有していたフェライトにコイルを巻回した受信アンテナが不要となったことで、切替手段42を使用したとしても比較的安価に携帯機を構成しうるものとなっている。
また、車両通信システム65は従来の車両通信システムと異なり、車両30のフロントドア31のドアハンドル32内部の高価な送信アンテナ21が不要であるため安価となるだけでなく、車両30内部のハーネスの配線が減り、ドアハンドル32に送信アンテナ21を挿入する手間も無くなるため、安価で車両に組み付け易い車両通信システム65を得ることが可能となるものである。
以上の構成において、車両通信システム65がパッシブ・キーレスエントリ動作を行う場合について説明する。
例えば、運転者が図2(a)の使用状態図で示す電波送受可能エリア70の外側の、例えば車両30から100m以上離れた場所で、本発明の携帯機で新たに設けられた入力手段46を操作すると、制御手段45が、入力手段46が操作されたことを認識し、図3(b)の信号波形図で示すように、所定時間T1間隔で捜査信号B2を連続的に出力し、所定時間連続的に送信した後、運転者が電波送受可能エリア70に進入しない場合は捜査信号B2の出力を停止する。
なお、この所定時間T1は1秒以上20秒以下が望ましく、捜査信号B2が連続的に送信されている時間は、60秒以上600秒以下が望ましい。
ここで、制御手段45は所定時間経過後、捜査信号B2の連続出力を停止することにより、電気容量の少ない携帯機のバッテリの使用する電力を抑制するものである。
また、制御手段45は、捜査信号B2の出力を完了する度に、切替手段42を受信手段44と携帯機アンテナ41を電気的に接続する方向に切替え、捜査信号B2の出力をする際には、切替手段42を送信手段3と携帯機アンテナ41を電気的に接続する方向に切替える。
ここで、図3(a)に示す信号波形図は、車載機60の制御手段56が車載機アンテナ51を介して携帯機50に送信する信号波形を示しているが、本発明の車両通信システムでは、制御手段56は、フロントドア31が施錠されていたとしても、それだけで所定信号を出力するものでは無いため信号波形は現れない。
つまり、携帯機50から所定の信号を受信しない場合には、車載機アンテナ51を介して信号波形を出力しないものとしており、図3(a)には信号波形は現れず、図3(c)の信号波形図で示す、制御手段56から駆動装置に出力する信号波形も電圧VLから変化しないので、ドアの解錠動作などの駆動装置の制御は行われない。
次に、制御手段45が捜査信号B2を所定時間T1間隔で送信している際に、運転者が電波送受可能エリア70の内側の例えば車両30〜50m程度の位置まで進入した場合について図4を用いて説明すると、この場合は、図4(b)で示した携帯機50の制御手段45が出力した捜査信号B2は、車載機60の制御手段56に入力される。
なお、ここで、携帯機50の制御手段45が出力した捜査信号B2は、送信手段3によりUHF帯の高周波が重畳され、切替手段42と携帯機アンテナ41を介して送信されており、そして車載機60の車載機アンテナ51と切替手段52を介して受信され、受信手段12で復号された後、制御手段56に入力されている。
また、制御手段56は、捜査信号B2が正規の信号であるか判定し、正規の信号であると判断した場合には、図4(a)で示すように、応答信号A2を出力し、所定時間T2を空けて、比較信号A3を所定時間T3間隔で連続出力し、比較信号A3の出力を停止する。
なお、所定時間T2は0.1秒以上0.5秒以下が望ましく、所定時間T3は1秒以上3秒以下が望ましく、比較信号A3の連続送信時間は例えば60秒以上300秒以下が望ましい。
また、制御手段56は原則としては切替手段52を受信手段12と車載機アンテナ51を電気的に接続する方向に切替えたまま維持しており、制御手段56が応答信号A2あるいは比較信号A3を出力している間だけ切替手段52を送信手段53と車載機アンテナ51を電気的に接続する方向に切替えている。
そして、送信手段53により高周波が重畳され、切替手段52および車載機アンテナ51を介して送信された応答信号A2、比較信号A3は、携帯機50の受信手段44により検波され、図4(d)に示すように、それぞれ受信応答信号RA2、受信判定信号RA3として制御手段45に入力される。
そして、携帯機50の制御手段45が、受信応答信号RA2を正規の信号と判断すると、図4(b)で示すように、捜査信号B2の出力を停止し、受信判定信号RA3が制御手段45で予め決められた閾値THを超えているか判定する。
ここで、図4(d)のように、受信判定信号RA3は閾値THを超えていない場合には、制御手段45は、図4(b)のように、車載機アンテナ51を介しての信号出力を停止したまま維持する。
その結果、図4(c)のように、制御手段56から駆動装置への出力は、VLの電圧から変化せず、ドアの解錠動作などの制御は行われない。
つまり、入力手段46の操作後に、携帯機50を持った運転者が車両30に進み、電波送受可能エリア70の内側に進入しても、車両30とは若干離れている場合にはドアの解錠動作などの駆動装置の制御は行われないので、車両30から若干離れた広いエリアとなる電波送受可能エリア70で、運転者が意図しないタイミングでフロントドア31の解錠動作などが行われることが無いものとなっている。
なお、携帯機50の制御手段45が、閾値THを設けて受信判定信号RA3を判定するようにしているため、携帯機50の制御手段45からの出力を停止することができ、携帯機50のバッテリの電力消費を抑制することができる。
次に、車載機60の制御手段56から、図5(a)で示す比較信号A3が所定時間T3間隔で送信されている間に、携帯機50を持った運転者が、図2(b)で示すような車両30のドアハンドル32から半径1m程度の自動施解錠エリア33に進入した場合について説明する。
この場合は、図5(d)で示すように受信判定信号RA3は徐々に大きくなり、携帯機50の制御手段45は、受信判定信号RA3が閾値THを超えたことを判定し、図5(b)で示すように解錠信号B1を出力する。
そして、この解錠信号B1を受信した車載機60の制御手段56は、解錠信号B1が正規の信号であることを判定した後、図5(c)で示すように駆動信号C1を出力し、駆動装置を駆動して、ドアの解錠動作などの制御を行う。
つまり、従来の車両施解錠装置が備えていた携帯機に内蔵されたコイル状の受信アンテナ2や、フロントドア31のドアハンドル32内の送信アンテナ21が無くても、自動施解錠エリア33内で携帯機50を操作せずに、車載機60の制御手段56がドアの解錠動作など駆動装置の制御をすることができる。
そして、送信アンテナ21のようなLF帯のアンテナの代わりに、例えば350MHz程度のUHF帯に共振周波数を有する車載機アンテナ51を用いた場合でも、携帯機50の制御手段45が所定の閾値THを用いて判定しているため、ドアハンドル32から半径1m程度の範囲において安定した自動施解錠エリア33を得ることが可能となる。
なお、キーレスエントリ動作を行う場合には、従来の車両通信システムと同様に、携帯機50を持った運転者が、パッシブ・キーレスエントリ動作で操作した入力手段46では無く、入力手段6の操作をすると、携帯機50から解錠信号B1が、携帯機アンテナ41を介して送信され、上述の説明と同様に車載機60の制御手段56が解錠信号B1を受信した場合と同様に、制御手段56が駆動信号C1を出力し、例えばフロントドア31の解錠が行われる。
このように本実施の形態によれば、携帯機50の送信手段3と受信手段44が切替手段42を介して、携帯機アンテナ41を共用し、車載機60の受信手段12と送信手段53が切替手段52を介して、車載機アンテナ51を共用しているため、安価で車両に組み付け易い車両通信システムを得ることができるものである。
また、携帯機50の制御手段45が、受信判定信号RA3に対し閾値THを設けて比較して、携帯機50を持った運転者が自動施解錠エリア33内に居ることを判定する構成とすることにより、携帯機50の制御手段45が閾値比較のための信号を出力する必要が無く、携帯機50のバッテリの電力消費を抑制することができ、携帯機50のバッテリ交換頻度が少ない車両通信システムを得ることができるものである。
なお、以上の説明では、入力手段46は入力手段6と別々のものとして説明したが、二種類以上の信号が携帯機50の制御手段45に対して入力されるものであれば、本発明の実施は可能であり、例えば、入力手段46を無くしたとしても、入力手段6を押釦スイッチで構成して、入力手段6の押圧時間が所定時間より短いか否かで、制御手段45に対して異なる信号を入力させるものとすれば良い。
また、以上の説明では切替手段42、52は各々制御手段45、56の制御により信号の送受方向を切替えるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯機50から車載機60に送信される電波の周波数と、車載機60から携帯機50に送信される電波の周波数が異なる場合には制御手段45、56が制御を行わないアンテナ共用器を用いることによっても、信号の送受方向を切替えることが可能である。
なお、アンテナ共用器とは、携帯機50の送信手段3と受信手段44、あるいは車載機60の送信手段53と受信手段12で、一つの携帯機アンテナ41あるいは車載機アンテナ51を共用できるように、分岐回路と送信用および受信用の二つのフィルタで構成された電子部品あるいは電子回路である。
本発明による携帯機及びこれを用いた車両通信システムは、安価で車両に組み付け易いものが得られ、主に自動車のドアの施解錠や開閉制御用として有用である。
3 送信手段
6 入力手段
12 受信手段
17 外部端子
30 車両
31 フロントドア
32 ドアハンドル
33 自動施解錠エリア
41 携帯機アンテナ
42 切替手段
44 受信手段
45 制御手段
46 入力手段
50 携帯機
51 車載機アンテナ
52 切替手段
53 送信手段
56 制御手段
60 車載機
65 車両通信システム
70 電波送受可能エリア

Claims (2)

  1. 電波を送信する送信手段と、
    電波を受信する受信手段と、
    前記送信手段および前記受信手段に接続された制御手段と、
    前記制御手段に接続された操作可能な入力手段と、を備え、
    前記送信手段と前記受信手段は、切替手段を介して、一つの携帯機アンテナに接続され、
    前記制御手段は、前記入力手段からの所定の操作に応じて、所定の捜査信号を前記送信手段と前記切替手段とを介して前記携帯機アンテナから、所定時間の間隔で出力する携帯機。
  2. 電波を送受信可能な車載機アンテナと、
    前記車載機アンテナに接続された切替手段と、
    前記切替手段を介して前記車載機アンテナに接続された送信手段および受信手段と、
    前記送信手段および前記受信手段に接続され、制御手段とから車載機を形成すると共に、
    この車載機の制御手段が、請求項1記載の携帯機からの携帯機送信信号に応じて駆動信号を出力する車両通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014002617A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 日本精機株式会社 車両セキュリティ装置
JP2015502467A (ja) * 2011-11-16 2015-01-22 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 自動車アクセスシステム

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