JP2009019439A - スマートキーレスエントリシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 他の無線装置の通信を妨害することを抑制する。
【解決手段】 本発明は、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、車載機の送信アンテナ102b(102e)から携帯機の受信手段に信号を送信するとともに、車載機が携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、送信アンテナ102b(102e)は、送信する信号に対応する磁界をその周りに形成するように構成されているとともに、携帯機の受信手段が送信アンテナ102b(102e)周りの磁界を検出し、その検出磁界に基づいて前記信号を受信するように構成されており、送信アンテナ102b(102e)は、磁界を形成する磁界形成手段1020と、磁界形成手段1020を覆いつつ該磁界形成手段1020が形成した磁界を透過するメッシュ状の電界シールドカバー部材1022とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、キーを用いなくても車両のドアをロック/アンロックし、或いはエンジンの始動を許可するスマートキーレスエントリシステムに関し、スマートキーレスエントリシステムにおける無線通信の技術分野に属する。
従来、乗員が携帯する携帯機からの信号に基づいて車両のドアをロックまたはアンロックし、或いはエンジンの始動を許可する制御システムが存在する(例えば、特許文献1参照。)。このシステムにおいては、従来のキーのように手による操作を実行することなく、携帯機を携帯するだけで従来のキーと同様の操作をすることができる。それゆえ、このシステムはスマートキーレスエントリシステムと呼ばれている。
スマートキーレスエントリシステムは、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とから構成され、これらの間で無線通信を実行することにより、車載機が車両のドアをロックまたはアンロックし、或いはエンジンの始動を許可する制御を実行する。例えば、携帯機を携帯する乗員が乗車するとエンジンの始動が許可される。
このようなスマートキーレスシステムにおいて、無線通信に磁界を利用したものがある。例えば、車載機の送信手段である送信アンテナがその周りに送信する信号に対応する磁界を形成し、携帯機の受信手段(例えば磁界検出回路)が、送信アンテナ周りに形成された磁界を検出し、その検出磁界に基づいて信号を受信するというものがある。アンテナ周りに形成される磁界は該アンテナから遠ざかるに従いその強度が小さくなるので、携帯機と車載機との通信は近距離通信となる。すなわち、車両に近い乗員が携帯する携帯機、言い換えると車両の乗車意思を持つ乗員が携帯する携帯機のみと車載機は通信することになる。その結果、例えば、車両の乗車意思を持たない該車両に遠い乗員が無意識に誤って携帯機を操作し、操作された携帯機が車載機と通信し、通信した車載機がドアをアンロックするなどの誤動作が抑制される。
特開2006−104664公報
ところが、磁界を利用して無線通信するための送信アンテナは、その周りに磁界を形成するだけでなく電界も形成する。この電界により、他の無線装置の通信、例えば車載ラジオの受信が妨害されることがある。
そこで、本発明は、他の無線装置の通信の妨害を抑制する送信アンテナを備える車載機と、該送信アンテナと通信する受信機を備える携帯機とから構成されるスマートキーレスエントリシステムを提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、前記車載機の送信アンテナから前記携帯機の受信手段に信号を送信するとともに、前記車載機が前記携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、前記送信アンテナは、送信する信号に対応する磁界をその周りに形成するように構成されているとともに、前記携帯機の受信手段が前記送信アンテナ周りの磁界を検出し、その検出磁界に基づいて前記信号を受信するように構成されており、かつ、前記送信アンテナは、磁界を形成する磁界形成手段と、前記磁界形成手段を覆いつつ該磁界形成手段が形成した磁界を透過するメッシュ状の電界シールドカバー部材とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、前記送信アンテナは、前記磁界形成手段と前記電界シールドカバー部材とを成形樹脂内に配置して構成されることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、前記送信アンテナは、放送用受信アンテナ近傍の車両位置に配置されることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、前記送信アンテナは、リヤガラスに設けられたガラスアンテナに近い車両後部に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、送信アンテナの磁界形成手段を覆う電界シールドカバー部材により、磁界形成手段から発生した電界が該カバー部材外部に漏れないようにシールドされ、送信アンテナの周りに電界が形成されることが抑制される。これにより、電界による他の無線装置の通信への妨害が抑制される。一方、電界シールドカバー部材がメッシュ状であるため、磁界形成手段から発生した磁界は電界シールドカバー部材を透過することができる。これにより、送信アンテナ周りに携帯機の受信手段と通信するために必要な磁界が形成される。
また、請求項2に記載の発明によれば、送信アンテナは、磁界形成手段と電界シールドカバー部材とを成形樹脂内に配置して構成される。これにより、磁界形成手段と電界シールドカバー部材は、成形樹脂によって保護されつつ、車両の所定の位置に取り付けやすい一体化された送信アンテナを構成する。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、送信アンテナは、電界シールドカバー部材によって該送信アンテナの周りに電界が形成されることが抑制されているため、放送用受信アンテナ近傍の車両位置に配置することができる。これにより、放送用受信アンテナは、電界に影響されることなく良好に受信できる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、送信アンテナは、電界シールドカバー部材によって該カバー部材の外部に電界が形成されることが抑制されているため、リヤガラスに設けられたガラスアンテナに近い車両後部に配置することができる。れにより、ガラスアンテナは、電界に影響されることなく良好に受信できる。
図1は本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムが搭載された車両と該システムの携帯機が示されている。また、図2には、スマートキーレスエントリシステムの構成が示されている。
図2に示すように、スマートキーレスエントリシステムは、図1に示す車両10に搭載される車載機100と、乗員に携帯される携帯機200とから構成される。
車載機100は、携帯機200に信号を送信するための複数のLF送信アンテナ102a〜102eと、携帯機200からの信号を受信するためのUHF受信機104と、複数のLF送信アンテナ102a〜102eに種々の信号を送信させるとともに、UHF受信機104が受信した信号に基づいて車両10に搭載された制御機器を制御する制御装置106とから構成される。
複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれは、図1に示すように、車両10の所定の位置に配置されている。LF送信アンテナ102aは助手席12側の前側ドア14内に、102bはリヤドア16内に、102cは運転席側のドア内18に、102dは助手席12の前側に、そして102eは、車室の中央の後部席20の下に配置されている。
また、複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれは、制御装置106に制御されてその周りに送信する信号に対応するLF帯の磁界を形成し、図2に示すように後述する携帯機200の磁界検出回路に形成したLF帯の磁界を検出させてその検出磁界に基づいて上述の信号(磁界信号)を受信させることにより、アンテナから携帯機への近距離通信(磁界通信)を実行するように構成されている。LF帯の磁界を利用した通信であるため、図3に示すように、LF送信アンテナ102a〜102eの送信範囲(通信可能範囲)は小さい。LF送信アンテナ102aは助手席側ドア14の外側を送信範囲A1とし、102bはリヤドア16の外側を送信範囲A2とし、102cは運転席側ドア18の外側を送信範囲A3とし、102dは車室内前側を送信範囲A4とし、そして102eは車室内後側を送信範囲A5としている。
さらに、図1に示すように、リヤドア16のガラス窓(リヤガラス)に設けられたガラスアンテナ22に近いLF送信アンテナ102bと102eは、ガラスアンテナ22を用いた無線通信を妨害しないように構成されている。
具体的に、LF送信アンテナ102b(102e)の構造を示す図4を参照しつつ説明する。
図4に示すLF送信アンテナ102b(102e)は、磁界を形成する手段であるコイル1020と、コイル24を覆う電界シールドカバー部材1022と、コイル1020と電界シールド部材1022とを内部に配置して保持する成形樹脂1024とから構成される。
コイル1020は、フェライトなどの磁性体(コア)1026に、磁性体1026の長尺方向1028と直交する方向を巻回方向として表面を絶縁被覆した電線1030を巻回したものである。この電線1030に流れる電流を車載機100の制御装置106が制御することにより、磁性体1026の長尺方向一端から他端に向かう磁界、すなわちLF送信アンテナ102b(102e)の周りに形成される磁界が送信する種々の信号に対応する種々の磁界に変化される。
電界シールドカバー部材1022は、コイル1020全体を覆い包むメッシュ状のカバー部材であって、コイル1020から発生する電界をカバー部材1022外部に漏れないように(カバー部材1022の外部に電界が形成されることを抑制するために)シールドするためのものである。
電界が電界シールドカバー部材1022の外部に形成されることを抑制する理由は、LF送信アンテナ102b(102e)の近くにガラスアンテナ22が存在し、このガラスアンテナ22を介する通信を妨害しないためである。例えば、ガラスアンテナ22がテレビやラジオなどの放送を受信するためのアンテナである場合、ガラスアンテナ22がLF送信アンテナ102b(102e)が形成する電界(アンテナ102b(102e)が電界シールドカバー部材1022を備えていない場合に形成される電界)内に存在すると、ガラスアンテナ22が良好に放送を受信できないことがある。
また、電界シールドカバー部材1022がメッシュ状、すなわち無数の開口を備える構造である理由は、コイル1020から発生する磁界を透過させるためである。電界シールドカバー部材1022が電界のみならず磁界までシールドするとLF送信アンテナ102b(102e)と携帯機200の磁界検出回路との通信が実行できないためである。
そのため、電界シールドカバー部材1022は、電界をシールドするために導電性が高い材料であって磁界をシールドしない透磁率が低い材料である、金、銀、銅、アルミニウムなどの導電性体から作製されている。また、電界シールドカバー部材1022は、電気的に接地されている。
成形樹脂1024は、コイル1020と電界シールドカバー部材1022とを保護しつつ、これらを一体にしてLF送信アンテナ102b(102e)を取り扱いやすい1つの部材(部品)として構成するためのものである。
図1や図3に戻り、UHF受信機104は、運転席の前側に配置されている。また、UHF受信機104は、図2に示すように、後述する携帯機200のUHF送信アンテナからのUHF帯の電波信号を受信するように、また受信した電波信号に対応する信号を制御装置106に出力するように構成されている。
制御装置106は、UHF受信機104からの信号に基づいて、車両10に搭載されているドアロックアクチュエータ50、エンジン制御ユニット(ECU)52、警報器54などの車載制御機器を制御するように構成されている。ドアロックアクチュエータ50は、助手席側ドア14、リヤドア16、運転席側ドア18、および後部座席ドアそれぞれに設けられており、これらのドアをロックするまたはアンロックするものである。ECU52は、エンジンを制御するためのもので、制御装置106がECU52にエンジンの始動を許可するように構成されている。なお、エンジンの始動は、制御装置106がエンジンの始動をECU52に許可した後、イグニッションノブスイッチ(図示せず)が乗員によりONされることにより実行される。また、警報機器54は、運転中に携帯機200が車室内部から外部に持ち出されたときに警報するものである。これらの制御機器に対して制御装置106が実行する制御の詳細については後述する。
一方、携帯機200は、図1に示すように携帯可能な大きさのカード状であって、図2に示すように車載機100の複数のLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかからの信号を受信するための磁界検出回路202と、車両外の乗員がドアをロックするロックスイッチ204aおよびドアをアンロックするアンロックスイッチ204bと、車載機100のUHF受信機104にUHF送信アンテナ206を介してUHF帯の電波を送信するUHF送信回路208と、UHF送信回路208を制御して種々の信号を送信させる制御装置210とを有する。
磁界検出回路202は、車載機100の複数のLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかの送信範囲内に携帯機200が存在し、その送信範囲内のLF送信アンテナが磁界信号を出力すると、その磁界信号を受信するように構成されている。また、受信した磁界信号に対応する信号を制御装置210に出力するように構成されている。
ロックスイッチ204aおよびアンロックスイッチ204bは、図1に示すように乗員が押すボタン状の操作スイッチであって携帯機100に設けられている。乗員が押す操作を実行すると、ロックスイッチ204aおよびアンロックスイッチ204bは操作されたことを示す信号を制御装置210に出力するように構成されている。
UHF送信回路208は、制御装置210に制御されて種々の信号をUHF送信アンテナ206を介して送信できるように構成されている。なお、車載機100から携帯機200への送信は磁界信号であるのに対し、携帯機200から車載機100への送信にUHF帯の電波信号を使用する理由は、携帯機200に内蔵するUHF送信アンテナ206を小型化できるためである、すなわち携帯機200をカード状に小型化することを可能にするためである。
制御装置210は、磁界検出回路202やロックスイッチ204a、アンロックスイッチ204bからの信号に基づいてUHF送信回路208を制御するように構成されている。制御内容については後述する。
ここからは、スマートキーレスエントリシステムの動作、すなわち車載機100と携帯機200の動作を説明しつつスマートキーレスエントリシステムの各構成要素の詳細について説明する。
まず、携帯機200を携帯する乗員が車両10に乗車するためにドアをアンロックするまたは降車してドアをロックするために、ロックスイッチ204aまたはアンロックスイッチ204bを操作した場合(すなわち、車室外の乗員が操作した場合)、携帯機200の制御装置210は、UHF送信回路208に信号を送信させる。
ドアをロックするためのロック信号またはアンロックするためのアンロック信号を車載機100のUHF受信機104が受信すると、車載機100の制御装置106は、リクエスト信号を複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれを介して送信する。
このとき、携帯機200がLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかの送信範囲内に存在するとき、携帯機200の磁界検出回路202は携帯機200が存在する送信範囲のアンテナからリクエスト信号を受信する。
そして、携帯機200は、UHF送信回路208を制御してID信号(携帯機200のIDを示す信号)を送信する。
車載機100のUHF受信機104がID信号を受信すると、車載機100の制御装置106は受信したID信号に基づいてID認証を行う。ID認証が成立した場合、制御装置106は、ロックアクチュエータ50を制御して車両のドアをアンロックするまたはロックする。
一方、ID認証が成立しない場合、またはID信号をリクエスト信号を送信してから所定の時間内にUHF受信機104が受信できなかった場合、制御装置106はドアをロックするまたはアンロックする制御を実行しない(タイムアウトとする。)。
次に、乗員が車両10に乗車すると(例えば、携帯機200によってドアがアンロックされた後、ドアが一度開けられ再び閉じられることをドアの開閉センサが検出すると)、車載機100の制御装置106は、ECU52にエンジンの始動を許可するために、携帯機200が車室内に存在することを確認する。すなわち携帯機200を携帯する乗員が乗車しているか否かを確認する。
具体的には、車載機100の制御装置106が車室用の送信アンテナ102d、102eから携帯機200が車室に存在することを確認するためのリクエスト信号を送信し、このリクエスト信号を受信した携帯機200がID信号を送信し、車載機100は、受信したID信号に基づいてID認証が成立したときに、携帯機200が車室内に存在することを確認する。
携帯機200が車両10の車室内に存在することを確認すると、車載機100の制御装置106は、ECU52にエンジンの始動を許可する。この状態で乗員がイグニッションスイッチ(図示せず)をONすると、ECU52はエンジンを始動させる。
また、携帯機200が車両10の車室内に存在することの確認は、一度車室内に携帯機200が存在することが確認されてからドアが開けられるまで(ドアを開けて携帯機200を携帯する乗員が降車するまで)、定期的に行われる。これは、例えば、運転中にもかかわらず、車両10が停車してドアのガラス窓が開けられ、この窓ガラスを介して荷物とともに携帯機200が車室外に持ち出される可能性があるためである。携帯機200が車室外に持ち出されると、停車状態から復帰する際にエンジンの再始動ができないことがある。
この対処のために、一度車室内に携帯機200が存在することが確認されてからドアが開けられるまで、車載機100の制御装置106は、定期的に携帯機200が車室内に存在することを確認し、確認できなかった場合は警報器54を制御して警報するように構成されている。
なお、携帯機200が車両10の車室内に存在することを確認するときにガラスアンテナ22がテレビやラジオなどの放送を受信している場合、LF送信アンテナ102eのコイル1020が磁界と電界とを発生させることになるが、電界シールドカバー部材1022がコイル1020から発生した電界を該カバー部材1022の外部に漏れないようにシールドするため、ガラスアンテナ22は、携帯機200の車室存在確認以外のときと同様に良好に放送を受信することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
上述の実施形態において、電界シールドカバー部材を備えるLF送信アンテナは、複数のLF送信アンテナ102a〜102eの中のガラスアンテナ22に近い車両10後部のアンテナ102bと102eだけであったが、全てのアンテナが電界シールドカバー部材を備えてもよい。また、ガラスアンテナ22に限らず他の無線装置が近くに存在するLF送信アンテナ、また他の無線装置が近くに一時的にも存在する可能性があるLF送信アンテナに電界シールドカバー部材を備えてもよい。
なお、逆説的に言えば、本発明に係る磁界を利用して携帯機と通信する送信アンテナは、その周りの電界の形成を抑制したものであるため、他の無線装置によってレイアウトが制限されることがなく、車両のいずれの位置にも配置することが可能である。
以上のように本発明によれば、スマートキーレスエントリシステムの車載機の送信アンテナが、他の無線装置の通信を妨害することが抑制される。したがって、スマートキーレスエントリシステムを搭載した車両製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムを搭載した車両と、該システムの携帯機を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムの構成を示す図である。 スマートキーレスエントリシステムの車載機が備える複数のLF送信アンテナの送信範囲を示す図である。 送信アンテナの構造を示す図である。
符号の説明
102b(102e) 送信アンテナ(LF送信アンテナ)
1020 磁界形成手段(コイル)
1222 電界シールドカバー部材

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、前記車載機の送信アンテナから前記携帯機の受信手段に信号を送信するとともに、前記車載機が前記携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、
    前記送信アンテナは、送信する信号に対応する磁界をその周りに形成するように構成されているとともに、前記携帯機の受信手段が前記送信アンテナ周りの磁界を検出し、その検出磁界に基づいて前記信号を受信するように構成されており、かつ、
    前記送信アンテナは、磁界を形成する磁界形成手段と、前記磁界形成手段を覆いつつ該磁界形成手段が形成した磁界を透過するメッシュ状の電界シールドカバー部材とを有することを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
  2. 請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
    前記送信アンテナは、前記磁界形成手段と前記電界シールドカバー部材とを成形樹脂内に配置して構成されることを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
  3. 請求項1または2に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
    前記送信アンテナは、放送用受信アンテナ近傍の車両位置に配置されることを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
    前記送信アンテナは、リヤガラスに設けられたガラスアンテナに近い車両後部に配置されていることを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
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