JP2015144016A - 調剤情報管理システム - Google Patents

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    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/002Compounding apparatus specially for enteral or parenteral nutritive solutions

Abstract

【課題】ユーザーによるヒューマンインシデントの入力時の作業性を向上させることのできる調剤情報管理システム、調剤情報管理方法、調剤情報管理プログラム、及び調剤情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること。【解決手段】処方情報記憶手段に蓄積記憶された医薬品の処方に関する処方情報を表示する処方情報表示部D33と前記医薬品の調剤に関するインシデントの情報を任意に入力するためのインシデント入力部D34とが表示手段の同一画面上に表示され、前記インシデント入力部D34に入力された前記インシデントの情報がサーバ装置に送信される。【選択図】図7

Description

本発明は、医療機関又は薬局における医薬品の調剤に関する調剤情報を管理する調剤情報管理システムに関するものである。
従来から、複数の医療機関又は薬局(以下、「薬局等」という)に設置される複数のクライアント端末とそのクライアント端末各々に通信可能に接続されたサーバ装置とを備えたシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。具体的に、特許文献1に開示されたシステムでは、各薬局の薬剤の在庫管理及び発注管理などを行っている。ところで、一般に薬局等において薬剤師は処方箋に従って医薬品を調剤する。このような調剤作業における医薬品の調剤の過誤は人命に関わる重大な事態を招来する。そのため、薬局各々では、調剤作業で発生したインシデントを管理して医薬品の調剤の過誤防止を図っている。なお、インシデントとは、医薬品の調剤に関して事故には至っていないが事故に至る可能性があった事態を意味する。また、インシデントには、調剤に用いる各種の調剤機器で発生するインシデント(以下「機械的インシデント」と称する)、及び調剤作業者の人的ミスによって発生するインシデント(以下「ヒューマンインシデント」と称する)が含まれる。ここで、機械的インシデントについては、調剤機器各々で発生した機械的インシデントの情報を調剤機器各々からサーバ装置に送信させることにより、サーバ装置に集約することが可能である。なお、調剤機器とは、例えば錠剤分包機及び散薬分包機などである。一方、ヒューマンインシデントの情報については、クライアント端末に入力してサーバ装置に送信することにより、サーバ装置に集約することが可能である。
特開2002−215806号公報
しかしながら、従来のシステムでは、ユーザーがヒューマンインシデントの情報を入力する際、その入力画面上には、ヒューマンインシデントの発生対象である処方情報などの項目が表示されていなかった。そのため、ユーザーは、処方情報を確認しながらヒューマンインシデントを入力することができず、ヒューマンインシデント入力時の作業性が悪いという問題があった。なお、処方情報は、例えば、いつどこでどの患者にどの医薬品がどれだけ処方されたか等の情報である。従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザーによるヒューマンインシデントの入力時の作業性を向上させることのできる調剤情報管理システム、調剤情報管理方法、調剤情報管理プログラム、及び調剤情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、医薬品の処方に関する処方情報が蓄積記憶された処方情報記憶手段から前記処方情報を読み出す読出制御手段と、前記読出制御手段により読み出された前記処方情報を表示する処方情報表示部と前記医薬品の調剤に関するインシデントの情報を任意に入力するためのインシデント入力部とを表示手段の同一画面上に表示させる表示制御手段と、前記インシデント入力部に入力された前記インシデントの情報をインシデント情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備えてなる調剤情報管理システムとして構成される。本発明によれば、前記処方情報表示部及び前記インシデント入力部が同一画面上に表示されるため、ユーザーは、前記処方情報表示部を確認しながら前記インシデント入力部に対する前記インシデントの情報の入力を行うことができる。従って、ユーザーによるインシデントの入力時の作業性を向上させることができる。また、前記処方情報記憶手段に前記医薬品の処方を受けた患者に関する患者情報が更に蓄積記憶されている場合には、前記読出制御手段が、前記処方情報記憶手段から前記患者情報を読み出すものであって、前記表示制御手段が、前記処方情報表示部に前記処方情報及び前記患者情報を表示するものであることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記処方情報に加えて前記患者情報を確認しながら前記インシデント入力部に対する前記インシデントの情報の入力を行うことができる。
ここで、前記表示制御手段は、前記処方情報記憶手段に記憶された前記処方情報のいずれかを選択するための処方選択画面を前記表示手段に表示させた後、前記処方選択画面で選択された前記処方情報及び前記処方情報に対応する前記患者情報を前記処方情報表示部に表示させるものであることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記処方選択画面から前記処方情報を選択するという簡単な操作によって、前記処方情報表示部に前記処方情報及び前記患者情報を表示させることができる。
さらに、前記インシデント入力部は、前記インシデントの対象の医薬品を入力するための対象医薬品入力部を含んでなることが考えられる。また、前記処方情報表示部は、前記インシデントの対象の医薬品を前記処方情報表示部に表示された前記医薬品から選択するための医薬品選択部を含んでなることが考えられる。この場合、前記表示制御手段は、前記医薬品選択部により選択された前記医薬品を前記対象医薬品入力部に反映させるものであることが望ましい。これにより、ユーザーは、前記対象医薬品入力部に医薬品を直接入力する必要がなく、前記医薬品選択部の操作により迅速且つ正確に前記インシデントの対象の医薬品の入力を行うことができる。
ところで、前記インシデントの内容には、処方の間違え、薬品種の間違え、薬品数の間違えなど様々な種類があり、そのインシデントの内容ごとに危険レベル又は重要度が異なる。そのため、前記インシデント各々を、その危険レベル又は重要度に応じて迅速且つ正確にランク分けして記録させることはできなかった。そこで、前記調剤情報管理システムは、前記インシデントの内容と前記インシデントのレベルとの対応関係を示すレベル対応情報が記憶されたレベル対応情報記憶手段を備えてなることが考えられる。そして、前記インシデント入力部は、前記インシデントの内容を入力するための内容入力部、及び前記インシデントのレベルを入力するためのレベル入力部を含んでなることが考えられる。この場合、前記表示制御手段は、前記内容入力部に入力された前記インシデントの内容と前記レベル対応情報とに基づいて前記インシデントの内容に対応する前記インシデントのレベルを前記レベル入力部に反映させるものであることが望ましい。これにより、ユーザーは、前記レベル入力部にレベルを直接入力する必要がなく、前記インシデントの内容を入力する操作により迅速且つ正確に前記インシデントの内容に対応するレベルの入力を行うことができる。従って、前記調剤情報管理システムでは、例えば前記インシデントの情報を参照する際に前記インシデントの情報各々をレベルごとにランク分けして表示させることも可能となる。なお、前記レベル対応情報記憶手段に記憶された前記レベル対応情報とは異なるレベルの入力が必要な場合も考えられる。そのため、前記表示制御手段により前記インシデントの内容に応じて前記レベル入力部に反映された前記インシデントのレベルを任意に変更するレベル変更手段を備えてなることが考えられる。これにより、前記表示制御手段により前記インシデントの内容に応じて前記レベル入力部に反映された後、そのインシデントのレベルを前記レベル変更手段により変更することが可能となり使用性(ユーザビリティ)が高まる。
また、前記インシデント入力部は、前記インシデントの内容を予め設定された複数の分類から選択するための分類選択部と前記インシデントの内容の説明が入力される説明入力部とを含んでなることが考えられる。この場合、前記表示制御手段は、前記分類選択部で選択された前記分類に応じて当該分類ごとに予め設定された形式の説明を前記説明入力部に反映させるものであることが望ましい。より具体的に、前記分類選択部は、予め設定された複数の大分類のいずれかを選択するための大分類選択部と前記大分類ごとに予め設定された複数の小分類のいずれかを選択するための小分類選択部とを含んでなることが考えられる。この場合、前記表示制御手段は、前記大分類選択部で選択された前記大分類に対応する複数の前記小分類を前記小分類選択部に表示させると共に、前記小分類選択部で選択された前記小分類に対応する形式の説明を前記説明入力部に反映させるものであることが考えられる。このような構成によれば、ユーザーは、前記インシデントの内容の説明を直接入力する必要がなく、前記インシデントの内容を入力する操作により迅速且つ正確に前記インシデントの内容に対応する形式の説明の入力を行うことができる。特に、前記インシデントの内容に応じて予め設定された同一形式の説明が入力されるため、前記インシデントの情報が見やすいものとなる。
また、前記調剤情報管理システムは、入力された調剤データに従って医薬品を自動的に払い出す薬剤自動払出装置と、入力された調剤データに従って医薬品を手動で調剤する際に用いられるピッキング補助装置と、前記薬剤自動払出装置に入力された前記調剤データの一部又は全部を予め設定された振替条件に従って前記ピッキング補助装置に送信する振替手段と、前記振替手段による前記調剤データの送信履歴情報を記憶する履歴記憶手段とを備えることが考えられる。これにより、前記履歴記憶手段に記憶された前記送信履歴情報を参照することにより、前記薬剤自動払出装置と前記ピッキング補助装置との使用頻度などを把握することができる。例えば、前記振替条件が前記薬剤自動払出装置における薬剤の欠品である場合には、前記薬剤自動払出装置における薬剤の欠品の発生頻度を把握することができる。また、前記薬剤自動払出装置から前記ピッキング補助装置に送信される前記調剤データが多ければ、前記ピッキング補助装置を使用する薬剤師等の作業負担が大きすぎることを把握することができる。さらに、前記履歴記憶手段が、前記ピッキング補助装置を用いて行われたピッキングの履歴に関するピッキング履歴情報を更に記憶するものであることが望ましい。これにより、前記履歴記憶手段に記憶された前記ピッキング履歴情報を参照して、前記ピッキング補助装置54によるピッキングの照合結果などの履歴を把握することが可能となる。また、前記記憶制御手段が、前記インシデントの情報と前記インシデントに対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方とを関連付けて前記インシデント情報記憶手段に記憶させるものであることが考えられる。これにより、前記インシデントの情報を参照する際に、前記インシデントが発生した対象である前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を容易に把握することが可能となる。例えば、コンピュータ(情報処理装置)により前記インシデントの情報の表示出力、印字出力、又はデータ出力などを行う際に、そのインシデントが発生した対象である前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を同時に出力することが考えられる。また、前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を参照する際に、前記処方情報又は前記患者情報に対応する前記インシデントの情報を容易に把握することも可能となる。
ところで、前記読出制御手段、前記表示制御手段、及び前記記憶制御手段を有する複数のクライアント端末と、前記インシデント情報記憶手段を有するサーバ装置と、を備えた構成が考えられる。この場合、前記記憶制御手段は、前記インシデントの情報を前記サーバ装置に送信することにより前記インシデントの情報を前記インシデント記憶手段に記憶させるものであることが考えられる。なお、前記処方情報記憶手段は、前記クライアント端末又は前記サーバ装置に設けられる。このような構成によれば、複数の医療機関や薬局などに配置される前記クライアント端末各々で入力された前記インシデントの情報が前記サーバ装置に送信されることにより、前記サーバ装置に前記インシデントの情報を集約することができる。これにより、例えば前記インシデントの情報を統計情報として有効に利用することが容易となる。また、本発明は、複数のクライアント端末と、前記クライアント端末各々に通信可能に接続されたサーバ装置とを備えてなる調剤情報管理システムであって、前記サーバ装置は、前記クライアント端末各々から送信される医薬品の調剤に関するインシデントの情報を蓄積記憶するインシデント情報記憶手段と、入力された統計表示条件に従って前記インシデント情報記憶手段に記憶された前記インシデントの統計情報を出力する統計情報出力手段とを備えてなる調剤情報管理システムとして構成されることも考えられる。これにより、ユーザーは、前記統計情報出力手段から出力された前記インシデントの統計情報を確認することにより前記クライアント端末各々における前記インシデントの発生状況を容易に把握することができる。より具体的に、前記調剤情報管理システムは、前記サーバ装置に前記統計表示条件を入力する統計表示条件入力手段を更に備えてなることが考えられる。そして、前記表示条件入力手段は、前記インシデントの統計情報を算出する前記クライアント端末各々の分類単位を前記統計表示条件として前記サーバ装置に入力するものである。一方、前記統計情報出力手段は、前記統計表示条件に従って前記選択された分類単位ごとに算出した前記インシデントの統計情報を出力するものである。これにより、ユーザーは、前記表示条件入力手段により任意の前記分類単位を選択することにより、所望の前記分類単位に関する前記インシデントの発生状況のみを容易に確認することができる。なお、前記調剤情報管理システムが前記分類単位を任意に設定する分類単位設定手段を備えてなることが望ましい。これにより、ユーザーは、任意のクライアント端末を同一又は異なる分類単位として設定することができる。ところで、前記統計情報に、前記インシデントの内容ごとの発生件数が含まれる場合、前記統計情報出力手段は、前記インシデントの内容ごとに予め設定された医薬品単位、処方箋単位、又はカウント無しのいずれかで前記インシデントの発生件数をカウントするものであることが望ましい。これにより、前記インシデントの件数を適切な単位でカウントした有効な統計情報を得ることができる。また、前記サーバ装置は、ユーザーの認証を行うユーザー認証手段と、ユーザーごとに表示可能な前記統計情報の内容に関する権限情報が予め記憶された権限情報記憶手段とを備えてなることが考えられる。そして、この場合、前記統計情報出力手段は、前記ユーザー認証手段により認証されたユーザーと前記権限情報とに基づいて前記統計情報の出力内容を変更するものであることが考えられる。これにより、ユーザーごとに参照可能な前記インシデント情報を予め任意に設定しておくことができる。
さらに、本発明は、医薬品の処方に関する処方情報が蓄積記憶された処方情報記憶手段から前記処方情報を読み出す読出制御工程と、前記読出工程により読み出された前記処方情報を表示する処方情報表示部と前記医薬品の調剤に関するインシデントの情報を任意に入力するためのインシデント入力部とを表示手段の同一画面上に表示させる表示制御工程と、前記インシデント入力部に入力された前記インシデントの情報をインシデント情報記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、を備えてなることを特徴とする調剤情報管理方法として捉えてもよい。ここで、前記処方情報記憶手段に前記医薬品の処方を受けた患者に関する患者情報が更に蓄積記憶されている場合には、前記読出制御工程が、前記処方情報記憶手段から前記患者情報を読み出すものであって、前記表示制御工程が、前記処方情報表示部に前記処方情報及び前記患者情報を表示するものであることが考えられる。また、コンピュータを前記調剤情報管理システムに設けられた各手段として機能させるための調剤情報管理プログラムを本発明をとして捉えてもよい。さらに、本発明は、前記調剤情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として捉えてもよい。
本発明によれば、ユーザーによるヒューマンインシデントの入力時の作業性を向上させることができる。特に、前記インシデント入力部が、前記インシデントの対象の医薬品を入力するための対象医薬品入力部を含んでなり、前記処方情報表示部が、前記インシデントの対象の医薬品を前記処方情報表示部に表示された前記医薬品から選択するための医薬品選択部を含んでなることが考えられる。この場合、前記表示制御手段が、前記医薬品選択部により選択された前記医薬品を前記対象医薬品入力部に反映させるものであれば、ユーザーは、前記対象医薬品入力部に医薬品を直接入力する必要がなく、前記医薬品選択部の操作により迅速且つ正確に前記インシデントの対象の医薬品の入力を行うことができる。また、前記インシデントの内容と前記インシデントのレベルとの対応関係を示すレベル対応情報が記憶されたレベル対応情報記憶手段を備えており、前記表示制御手段が、前記内容入力部に入力された前記インシデントの内容と前記レベル対応情報とに基づいて前記インシデントの内容に対応する前記インシデントのレベルを前記レベル入力部に反映させる構成も考えられる。これにより、ユーザーは、前記レベル入力部にレベルを直接入力する必要がなく、前記インシデントの内容を入力する操作により迅速且つ正確に前記インシデントの内容に対応するレベルの入力を行うことができる。さらに、前記記憶制御手段が、前記インシデントの情報と前記インシデントに対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方とを関連付けて前記インシデント情報記憶手段に記憶させるものであることも考えられる。これにより、前記インシデントの情報を参照する際に、前記インシデントが発生した対象である前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を容易に把握することが可能となる。また、前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を参照する際に、前記処方情報又は前記患者情報に対応する前記インシデントの情報を容易に把握することも可能となる。
本発明の実施の形態に係る調剤情報管理システムの概略構成を示す模式図。 インシデントマスターのデータの一部を示す図。 クライアント端末で実行されるインシデントマスター編集処理の手順の一例を示すフローチャート。 マスター登録画面の一例を示す図。 クライアント端末で実行されるインシデント入力処理の手順の一例を示すフローチャート。 処方選択画面の一例を示す図。 インシデント画面の一例を示す図。 表示切替情報の一例を示す図。 医薬品一覧画面の一例を示す図。 インシデントの情報の一例を示す図。 監査画面の一例を示す図。 クライアント端末及びサーバ装置で実行されるインシデント統計出力処理の手順の一例を示すフローチャート。 インシデントの統計表示条件の入力画面の一例を示す図。 インシデントの統計情報の表示例を示す図。 インシデントの統計情報の表示例を示す図。 薬局等における調剤作業の時間の流れの一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[調剤情報管理システム1]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る調剤情報管理システム1は、サーバ装置10、複数のクライアント端末20、及び複数の管理端末30を備えている。なお、前記クライアント端末20各々は医療機関又は薬局ごとに設けられており、前記サーバ装置10及び前記管理端末30は複数の医療機関又は薬局を統括する本部機能を有する施設などに設けられる。前記管理端末30は、前記サーバ装置10に記憶されたインシデントの情報を参照するために用いられるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。もちろん、前記サーバ装置10又は前記管理端末30が、前記クライアント端末20と共に医療機関又は薬局に配置されることも考えられる。さらに、本実施の形態では前記調剤情報管理システム1を本発明に係る調剤情報管理システムの一例として説明するがこれに限らない。例えば、前記クライアント端末20が前記サーバ装置10及び前記管理端末30の機能を有していることが考えられ、この場合、前記クライアント端末20が単体で本発明に係る調剤情報管理システムに該当する。即ち、前記クライアント端末20が、本発明に係る前記読出制御手段、前記表示制御手段、前記記憶制御手段、及び前記インシデント情報記憶手段を有することが考えられる。前記サーバ装置10は、複数の前記クライアント端末20及び複数の前記管理端末30にLAN又はインターネット等の通信ネットワーク40で通信可能に接続されている。なお、前記調剤情報管理システム1は、バックアップのために複数の前記サーバ装置10を備えるものであってもよい。
[サーバ装置10]
前記サーバ装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、データ記憶部14、通信インターフェース15、操作入力装置16及び表示装置17などを備えたコンピュータである。前記サーバ装置10に設けられた各構成要素はバス18によって接続されている。前記CPU11は、各種の制御プログラムに従って各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROM12は、前記CPU11により実行されるBIOS等のプログラムが予め記憶された不揮発性メモリである。前記RAM13は、前記CPU31による各種の制御プログラムの展開及びデータの一時記憶に用いられる揮発性メモリ又は不揮発性メモリである。前記通信インターフェース15は、前記通信ネットワーク40を介して前記クライアント端末20及び前記管理端末30各々との間でデータ通信を行う通信モデムなどを有している。前記操作入力装置16は、ユーザーが前記サーバ装置10への各種情報の入力に使用する入力手段である。前記表示装置17は、各種情報を表示する表示画面を有する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示手段である。具体的に、前記操作入力装置16は、前記表示装置17の表示画面に従って各種情報を入力するために用いられるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を有している。
前記データ記憶部14は、前記CPU11によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されたハードディスク等である。具体的に、前記データ記憶部14には、前記CPU11に後述のインシデント統計情報出力処理(図12参照)などの各処理手順を実行させる調剤情報管理プログラムが記憶されている。例えば、前記調剤情報管理プログラムはC言語(Microsoft社のC/C++及びVisual C/C++(登録商標)など)で記述されたものである。前記調剤情報管理プログラムは、例えばCD、DVD、BD、フラッシュメモリなどの記録媒体からインストールされるものである。また、前記データ記憶部14には、例えば医薬品マスター、薬局マスター、及びインシデントマスターなどのデータベースと共に、前記クライアント端末20各々から送信される後述のインシデントの情報が記憶される。前記医薬品マスターには、例えば薬品コード、薬品名、JANコード(又はRSS)、薬瓶コード、区分(剤形:散薬、錠剤、水剤、外用薬など)、比重、薬品種(普通薬、毒薬、麻薬、劇薬、抗精神薬、治療薬など)、配合変化、賦形薬品、注意事項などの情報が含まれる。前記薬局マスターには、例えば前記クライアント端末20ごとに対応する店舗名、店舗が属するグループ、店舗が属するグループ区分、店舗の場所、店舗に属する薬剤師などの情報が含まれている。例えば、前記グループ区分は「関西」、「関東」などのエリア名称であり、前記グループは「大阪」、「兵庫」などの都道府県の名称である。
[インシデントマスター]
前記データ記憶部14に記憶された前記インシデントマスターは、前記クライアント端末20においてインシデントの情報を入力する際に参照される情報である。ここに、図2は、前記インシデントマスターのデータの一部を示している。図2に示すように、前記インシデントマスターでは、医薬品の調剤に関するインシデントについて、グループ番号、グループ(大分類)、区分、インシデント内容(小分類)、レベルがそれぞれ対応付けて記憶されている。なお、前記インシデントマスターの一部は、前記クライアント端末20で実行される後述のインシデントマスター編集処理(図3参照)において編集可能である。ここに、インシデントのグループには、「薬品取得ミス」、「秤量・計数ミス」、「分包ミス」、「マスタミス」、「入力ミス」、「充填ミス」、「その他」、「運用ミス」、「ユーザー入力」が含まれている。なお、「ユーザー入力」のグループは、ユーザーによってインシデント内容が追加登録される場合に任意に設定され、或いは既存の前記グループから選択して設定されるグループである。そして、前記インシデントマスターでは、前記グループごとにインシデント内容が設定されている。例えば、「薬品取得ミス」のグループには、「薬品取り間違い」、「薬品重複取得」、「規格取得間違い」、及び「薬品取り忘れ」のインシデント内容が含まれている。なお、前記インシデントの内容各々には区分が割り当てられており、前記区分は前記インシデントの内容各々の入力補助に用いられる数値である。さらに、前記インシデントマスターでは、前記インシデント内容ごとにレベルが設定されている。前記インシデントのレベルは、「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の五段階で表され、レベル「S」が最も危険度又は重要度の高いインシデントである。なお、前記インシデントのレベルは「1」〜「5」などの数値で示されたものであってもよい。ここに、前記インシデントマスターがレベル対応情報の一例であり、前記データ記憶部14がレベル対応情報記憶手段の一例である。なお、前記レベル対応情報記憶手段は、前記サーバ装置10、前記クライアント端末20、又は前記管理端末30からアクセス可能なネットワーク上に設けられたWebサーバであってもよい。
[クライアント端末20]
前記クライアント端末20は、CPU21、ROM22、RAM23、データ記憶部24、通信インターフェース25、操作入力装置26、表示装置27、及び調剤通信部28などを備えたコンピュータである。前記クライアント端末20に設けられた各構成要素はバス29によって接続されている。前記通信インターフェース25は、前記通信ネットワーク40を介して前記サーバ装置10及び前記管理端末30各々との間でデータ通信を行う通信モデムなどを有する。
前記CPU21は、各種の制御プログラムに従って各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROM22は、前記CPU21により実行されるBIOS等のプログラムが予め記憶された不揮発性メモリである。前記RAM23は、前記CPU21による各種の制御プログラムの展開及びデータの一時記憶に用いられる揮発性メモリ又は不揮発性メモリである。前記操作入力装置26は、薬剤師などのユーザーが前記クライアント端末20への各種情報の入力に使用する入力手段である。前記表示装置27は、各種情報を表示する表示画面を有する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示手段である。具体的に、前記操作入力装置26は、前記表示装置27の表示画面に従って各種情報を入力するために用いられるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を有している。以下、前記クライアント端末20における「操作」、「選択」、「入力」とは、薬剤師、医師、看護士、技師、及び事務員などのユーザーにより前記操作入力装置26のキーボード又はマウスを用いて行われる作業を意味する。なお、前記操作入力装置26は、前記表示装置27に設けられるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声操作入力装置を有するものであってもよい。
前記データ記憶部24は、前記CPU21によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されたハードディスク等である。 具体的に、前記データ記憶部24には、前記CPU21に後述のインシデントマスター編集処理(図3参照)、インシデント入力処理(図5参照)、及びインシデント統計情報出力処理(図12参照)などの各処理工程を実行させる調剤情報管理プログラムが記憶されている。例えば、前記調剤情報管理プログラムはC言語(Microsoft社のC/C++及びVisual C/C++(登録商標)など)で記述されたものである。また、前記調剤情報管理プログラムは、例えばCD、DVD、BD、フラッシュメモリなどの記録媒体からインストールされるものである。さらに、前記調剤情報管理プログラムが前記サーバ装置10又はWebサーバなどに記憶されており、前記CPU21が、前記通信ネットワーク40を介して前記サーバ装置10又はWebサーバにアクセスし、前記調剤情報管理プログラムに従った処理を実行することも考えられる。即ち、前記調剤情報管理プログラムはWebブラウザ上で稼働する所謂Webアプリケーションであることも考えられる。
また、前記データ記憶部24には、例えば医薬品マスター及び患者マスターなどのデータベースと共に、前記クライアント端末20に入力された処方データに関する処方履歴情報が記憶されている。前記医薬品マスターには、薬品コード、薬品名、JANコード(又はRSS)、薬瓶コード、区分(剤形:散薬、錠剤、水剤、外用薬など)、比重、薬品種(普通薬、毒薬、麻薬、劇薬、抗精神薬、治療薬など)、配合変化、賦形薬品、注意事項などの情報が含まれる。前記患者マスターには、患者各々の患者ID、氏名、性別、年齢、既往歴、家族情報、診療科、病棟、及び病室などの情報が含まれる。一方、前記処方履歴情報には、過去の医薬品の処方に関する処方情報及び前記医薬品の処方を受けた患者に関する患者情報などが含まれている。例えば、前記処方履歴情報は、いつどこでどの患者にどの医薬品がどれだけ処方されたか等の情報を含むものである。具体的に、前記処方履歴情報には、処方データの受信日時、引換券番号、患者ID、患者名、医療機関、診療科、監査結果、インシデントの情報、処方医薬品コード、処方医薬品名、剤形、用量、用法、後述のインシデントの情報などが含まれる。ここに、処方医薬品コード及び処方医薬品名などが前記処方情報の一例であり、患者ID及び患者名などが前記患者情報の一例である。前記処方履歴情報は、前記クライアント端末20に接続された後述の調剤機器を用いて医薬品の調剤行われる度に、前記CPU21によって前記データ記憶部24に蓄積記憶される。ここに、前記データ記憶部24が処方情報記憶手段の一例である。なお、前記処方情報記憶手段は、前記サーバ装置10、前記クライアント端末20、又は前記管理端末30からアクセス可能なネットワーク上に設けられたWebサーバであってもよい。
前記調剤通信部28は、患者の処方データが入力される受付端末51や、医薬品の調剤に用いられる錠剤分包機52、散薬分包機53、及びピッキング補助装置54などの調剤機器との間でLAN等の通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。具体的に、前記調剤通信部28は、前記通信ネットワーク50を介して前記受付端末51及び前記調剤機器各々との間でデータ通信を行う通信モデムなどを有している。前記受付端末51は、患者の処方箋に記載された処方データを入力するためのパーソナルコンピュータ等であって、前記受付端末51に入力された処方データは、前記クライアント端末20に入力される。なお、前記クライアント端末20が前記受付端末51の機能を有するものであってもよい。
前記錠剤分包機52(薬剤自動払出装置の一例)は、複数種別の医薬品の錠剤が収容された複数の薬剤カセットを有しており、前記クライアント端末20から入力される制御指示(調剤データ)に従って前記薬剤カセットから錠剤を自動的に払い出して1服用分ごとに薬包又はブリスターパックで包装するものである。前記散薬分包機53は、前記クライアント端末20から入力される制御指示(調剤データ)に従って散薬を1服用分ごとに薬包で包装するものである。なお、前記散薬分包機53では、錠剤と共に散薬を1服用分ごとに包装することも可能である。前記ピッキング補助装置54は、薬剤師等により処方箋に従って薬品棚から医薬品をピッキングして手動で調剤する際に用いられ、薬品棚又は薬瓶などのバーコードから医薬品名を読み取って、その読み取られた医薬品と処方箋に記載された医薬品との照合を行うものである。なお、前記クライアント端末20に接続される前記調剤機器の種別はこれらに限らない。例えば、PTPシートの医薬品を自動的に払い出すPTPシート払出装置、注射剤を自動的に払い出す注射自動払出システム、散薬の秤量及び監査を行う散薬監査装置、水剤の医薬品を分注する水剤分注装置なども前記調剤機器に該当する。また、前記調剤機器各々は、前記通信ネットワーク40を介して前記クライアント端末20及び前記サーバ装置10等に通信可能に接続されたものであってもよい。また、前記調剤機器各々は、前記医薬品の調剤において発生したインシデントを前記クライアント端末20に送信する機能を有している。これにより、前記調剤機器各々で発生したインシデントの情報が前記クライアント端末20に集約される。そして、前記クライアント端末20は、前記インシデントの情報を前記サーバ装置10に送信する。
前記クライアント端末20において、前記CPU21は、前記受付端末51から入力された処方データ又は前記操作入力装置16によって入力された処方データに従って、前記処方データに含まれた医薬品を調剤する前記調剤機器を選別する。なお、前記処方データには、処方箋交付年月日、患者ID、患者名、患者生年月日、剤形情報(内服、外用など)、薬品情報(薬品コード、薬品名、用量)、用法情報(1日3回毎食後など)などが含まれる。そして、前記CPU21は、前記調剤機器各々に前記医薬品を調剤させるための調剤データを生成し、前記調剤データを前記調剤通信部28から前記調剤機器各々に送信する。
但し、前記調剤データを受信した前記錠剤分包機52において、前記調剤データに含まれた医薬品が欠品している場合や前記錠剤分包機52における医薬品の調剤待ち時間が所定時間を超える場合など、予め定められた振替条件を満たす場合、前記錠剤分包機52の制御部は、その旨を前記クライアント端末20に通知する。そして、前記クライアント端末20のCPU21は、前記調剤データのうち前記振替条件を満たす一部又は全部の医薬品に関する調剤データを前記ピッキング補助装置54に送信する。これにより、ユーザーは、前記ピッキング補助装置54を用いて医薬品の調剤を行うことができる。ここに、係る処理を実行するときの前記CPU21が振替手段に相当する。なお、前記錠剤分包機52から前記ピッキング補助装置54に振り替えて前記調剤データを送信する主体は、前記クライアント端末20に限らず前記錠剤分包機52の制御部であってもよい。この場合には、前記錠剤分包機52の制御部が振替手段に相当する。また、前記ピッキング補助装置54は、前記調剤データに基づいて薬剤師などにより行われたピッキングの照合結果などの履歴に関するピッキング履歴情報を、内部の記憶メモリに記憶すると共に前記クライアント端末20にも送信する。そして、このとき前記クライアント端末20のCPU21は、前記錠剤分包機52から前記ピッキング補助装置54に振り替えて送信した前記調剤データに関する送信履歴情報及び前記ピッキング補助装置54から受信した前記ピッキング履歴情報を前記データ記憶部24に記憶すると共に、前記送信履歴情報及び前記ピッキング履歴情報を前記サーバ装置10に送信して前記データ記憶部14に記憶させる。ここに、前記データ記憶部24及び前記データ記憶部14各々が履歴記憶手段に相当する。このように前記送信履歴情報及び前記ピッキング履歴情報が前記データ記憶部24及び前記データ記憶部14に記憶されると、ユーザーは、前記クライアント端末20及び前記サーバ装置10において前記送信履歴情報を参照することにより、前記錠剤分包機52と前記ピッキング補助装置54との使用頻度などを把握することができる。例えば、前記錠剤分包機52における薬剤の欠品の発生頻度を把握することができる。また、前記錠剤分包機52から前記ピッキング補助装置54に送信される前記調剤データが多ければ、前記ピッキング補助装置54を使用する薬剤師等の作業負担が大きすぎることを把握することができる。一方、ユーザーは、前記クライアント端末20及び前記サーバ装置10において前記ピッキング履歴情報を参照することにより、前記ピッキング補助装置54によるピッキングの照合結果などの履歴を把握することができる。さらに、前記クライアント端末20のCPU21又は前記錠剤分包機52の制御部が、前記調剤データのうち前記振替条件を満たす一部又は全部の医薬品に関する調剤データを示す二次元バーコード又は三次元バーコードなどを振替情報としてプリンタに印字出力させることも考えられる。この場合には、ユーザーが、その印字出力された二次元バーコード又は三次元バーコードを前記ピッキング補助装置54で読み取らせ、前記ピッキング補助装置54を用いて医薬品の調剤を行うことが考えられる。なお、前記ピッキング補助装置54の制御部が、前記振替情報に基づいて前記クライアント端末20から前記調剤データを読み出すものであってもよい。また、前記クライアント端末20のCPU21は、前記送信履歴情報に代えて前記振替情報を前記データ記憶部24に記憶すると共に、前記送信履歴情報を前記サーバ装置10に送信して前記データ記憶部14に記憶させることが考えられる。
以下、前記調剤情報管理システム1において、前記サーバ装置10及び前記クライアント端末20各々で実行される処理について説明する。
[インシデントマスター編集処理]
まず、図3のフローチャートを参照しつつ、前記クライアント端末20のCPU21が前記調剤情報管理プログラムに従って実行するインシデントマスター編集処理の手順の一例について説明する。なお、図示するS1、S2、…は前記CPU21が実行する処理手順(ステップ)番号を示す。
(ステップS1)
まず、ステップS1において、前記CPU21は、前記操作入力装置26のユーザー操作により前記インシデントマスターの編集開始操作が行われたか否かを判断する。ここで、前記CPU21は、前記インシデントマスターの編集開始操作が行われたと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。なお、前記CPU21は、前記インシデントマスターの編集開始操作が行われていないと判断すると(S1のYes側)、処理を前記ステップS1で待機させる。具体的に、前記CPU21は、前記操作入力装置26の操作に応じて前記調剤情報管理プログラムに関する初期設定画面を表示させた後、その初期設定画面に従った操作に応じて前記インシデントマスターの編集開始操作が行われた場合に(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。
(ステップS2)
次に、ステップS2において、前記CPU21は、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス可能であるか否かを判断する。ここで、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス可能である場合(S2のYes側)、前記CPU21は、処理をステップS3に移行させる。一方、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス不可である場合(S2のNo側)、前記CPU21は処理をステップS21に移行させる。
(ステップS21)
ステップS21において、前記CPU21は、前記表示装置27に前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス不可である旨を表示させる。例えば、前記CPU21は、前記表示装置27に、「現在メンテナンス中のためアクセスできません」と表示することが考えられる。その後、前記CPU21は処理を前記ステップS1に戻す。
(ステップS3)
一方、ステップS3において、前記CPU21は、前記表示装置27にログイン画面を表示して、ユーザーによるログイン操作を待ち受ける(S3のNo側)。ここで、前記CPU21は、前記操作入力装置26に対するユーザー操作により、ユーザーID及びパスワードが入力されてユーザー認証が行われると、ログイン操作がなされたと判断し(S3のYes側)、処理をステップS4に移行させる。なお、前記ログイン操作の手法は各種の従来技術を採用すればよい。
(ステップS4)
ステップS4において、前記CPU21は、前記インシデントマスターを編集するためのマスター登録画面D11を前記表示装置27に表示させる。ここに、図4は、前記マスター登録画面D11の表示例を示す図である。図4に示すように、前記マスター登録画面D11には、前記インシデントマスターに登録されたインシデント区分を検索するための検索画面D12と、前記インシデントマスターに登録するインシデント区分の内容を設定するための設定画面D13とが含まれている。また、前記マスター登録画面D11の下端部には、登録キー111、検索キー112、削除キー113、条件クリアキー114、及び戻るキー115が表示されている。
(ステップS5)
そして、ステップS5において、前記CPU21は、前記マスター登録画面D11に従った前記操作入力装置26のユーザー操作に応じて、前記インシデントマスターを編集するための編集処理を実行する。
具体的に、前記CPU21は、前記検索画面D12で検索条件として「区分」、「名称」が入力された後、前記検索キー112が操作された場合、その「区分」、「名称」の検索条件を満たすインシデント区分の一覧を前記インシデントマスターから抽出して前記検索画面D12に表示させる。そして、前記CPU21は、前記検索画面D12でインシデント区分が選択された場合、そのインシデントの設定内容を前記設定画面D13に表示させる。なお、新規でインシデント区分の内容を登録する場合、前記設定画面D13の各入力欄は空白である。
その後、前記CPU21は、前記操作入力装置26のユーザー操作に応じて、前記設定画面D13に表示された入力欄各々の情報を編集する。具体的に、前記設定画面D13には、「インシデント区分」、「インシデント区分名称」、「インシデントグループ番号」、「インシデントレベル」、「インシデント発生情報」、「有効フラグ」、「薬剤師インシデントフラグ」、「OK件数取得タイプ(店舗)」、「OK件数取得タイプ(薬剤師)」、「対象調剤機器」、「ソート番号」などの入力欄が含まれている。
「インシデント区分」は、当該インシデントを識別するための数値情報等が入力されるテキスト入力欄である。「インシデント区分名称」は当該インシデントの内容が入力されるテキスト入力欄である。「インシデントグループ番号」は、当該インシデント区分が属するグループが選択入力されるプルダウン入力欄であって、前記グループの選択候補は前記インシデントマスター(図2参照)から抽出される。「インシデントレベル」は、当該インシデントのレベルが選択入力されるプルダウン入力欄であって、例えば「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の五段階から選択入力される。「インシデント発生情報」は、インシデント発生情報フラグが選択入力されるプルダウン入力欄である。例えば、「インシデント発生情報」では、「薬品」、「薬品(取り間違い)」、「薬品(用量間違い)」、「薬品(常用量間違い)」、「薬品(規格量間違い)」、「用法」、「医療機関」、「診療科」、「コメント」などが選択入力される。そして、「インシデント発生情報」は、前記CPU21によって実行される後述のインシデント入力処理(図5参照)で表示されるインシデント画面D31(図7参照)の入力部D35〜D37に対する入力の可否の判断指標として参照される。
「有効フラグ」は、インシデントの統計情報においてインシデントとしてカウントするか否かが選択入力されるプルダウン入力欄である。「薬剤師インシデントフラグ」は、インシデントの統計情報において当該インシデントを担当した薬剤師のインシデントの件数として加算するか否かが選択入力されるプルダウン入力欄である。「OK件数取得タイプ(店舗)」は、店舗ごとにインシデントのOK件数をカウントする際の単位が選択入力されるプルダウン入力欄であり、例えばカウント無し、処方数、又は薬品数のいずれかがが選択入力される。「OK件数取得タイプ(薬剤師)」は、薬剤師ごとにインシデントのOK件数をカウントする際の単位が選択入力されるプルダウン入力欄であり、例えばカウント無し、処方数、又は薬品数のいずれかがが選択入力される。「対象調剤機器」は、インシデントを入力する際に当該インシデント区分を使用可能な対象調剤機器の種別が選択入力されるリスト入力欄である。「対象調剤機器」のリスト入力欄では、左側のリストで対象調剤機器が選択されて「追加」が操作されると当該対象調剤機器が右側のリストに追加されて当該インシデント区分を使用可能なものとして登録され、右側のリストで対象調剤機器が選択されて「削除」が操作されると当該対象調剤機器は除外される。なお、「対象調剤機器」のリスト入力欄では、例えば6行分の表示領域が確保されており、同時に6種類の対象調剤機器が「対象調剤機器」のリスト入力欄に表示される。「ソート番号」は、インシデント区分を一覧表示するときのソート順を定める数値であって、空の場合には「9999」が初期値として設定される。
また、前記CPU21は、前記削除キー113が操作されると、前記設定画面D13に表示されているインシデント区分の内容をインシデントマスターから削除する。但し、前記インシデントマスターに含まれた前記インシデント区分のうち、前記削除キー113によって削除可能なインシデント区分は、「ユーザー入力」に対応する900番台の区分(図2参照)のみである。さらに、この場合、前記CPU21は、インシデント区分の内容を削除する前に、例えば「削除します。よろしいですか?」など、削除を再確認させるためのメッセージを、削除の有無を選択するための「OK」及び「キャンセル」の操作部と共に前記表示装置26に表示させる。そして、前記CPU21は、前記メッセージの表示後に、「OK」の操作部が操作されたことを条件に前記インシデント区分の内容を前記インシデントマスターから削除する。また、前記CPU21は、前記条件クリアキー114が操作されると、前記設定画面D13に表示された情報を初期化し、操作対象を示すカーソルを「インシデント区分」に移動させる。これにより、ユーザーは、前記設定画面D13に従った情報の入力を最初からやり直すことができる。
(ステップS6)
そして、ステップS6において、前記CPU21は、インシデントマスターの編集をキャンセルするか否かを、前記戻るキー115の操作の有無に応じて判断する。ここで、前記CPU21は、前記戻るキー115の操作が行われ、前記インシデントマスターの編集をキャンセルすると判断した場合(S6のYes側)、前記マスター登録画面D11上の設定内容を前記インシデントマスターに反映させることなく、処理を前記ステップS1に戻す。一方、前記CPU21は、前記戻るキー115が操作されず、前記インシデントマスターの編集をキャンセルしないと判断した場合(S6のNo側)、処理をステップS7に移行する。
(ステップS7)
ステップS7において、前記CPU21は、インシデントマスターの編集内容を確定させるか否かを、前記登録キー111の操作の有無に応じて判断する。ここで、前記CPU21は、前記登録キー111の操作が行われ、前記インシデントマスターの編集内容を確定させると判断した場合(S7のYes側)、処理をステップS8に移行させる。一方、前記CPU21は、前記登録キー111が操作されず、前記インシデントマスターの編集内容を確定しないと判断した場合(S7のNo側)、処理を前記ステップS5に戻し、前記マスター登録画面D11に従った前記インシデントマスターの編集処理を継続する。
(ステップS8)
ステップS8において、前記CPU21は、前記マスター登録画面D11の設定画面D13に入力されたインシデント区分の内容を前記インシデントマスターに反映させた後、当該一連のインシデントマスター編集処理を終了させて、処理を前記ステップS1に戻す。具体的に、前記CPU21は、前記設定画面D13に入力されたインシデント区分の内容が予め設定された禁則内容に反するものであるか否かのチェックを行い、エラーがある場合にはその旨を前記表示装置26に表示させる。例えば、前記禁則内容は、前記インシデント区分が、予め定められた桁数の数字であること、又は予め定められた900番台などの数字であること等である。そして、前記インシデント区分の内容が禁則処理に反する場合、前記CPU21は処理を前記ステップS5に戻して前記インシデント区分の内容の修正を促す。一方、インシデント区分の内容にエラーがない場合、前記CPU21は、前記設定画面D13に入力されたインシデント区分の内容を前記インシデントマスターに反映させる。このとき、前記CPU21は、前記データ記憶部14の前記インシデントマスターに既に登録されているインシデント区分について編集が行われた場合には、その変更後の内容で当該インシデント区分の内容を更新する。また、前記データ記憶部14の前記インシデントマスターに未だ登録されていないインシデント区分の内容について新規に設定が行われた場合には、前記CPU21は、その設定後のインシデント区分の内容を前記インシデントマスターに追加して記憶させる。
[インシデント入力処理]
次に、図5のフローチャートを参照しつつ、前記クライアント端末20のCPU21が前記調剤情報管理プログラムに従って実行するインシデント入力処理の手順の一例について説明する。なお、図示するS101、S102、…は前記CPU21が実行する処理手順(ステップ)番号を示す。当該インシデント入力処理を実行するときの前記CPU21が本発明に係る表示制御手段に相当する。
(ステップS101)
まず、ステップS101において、前記CPU21は、前記操作入力装置26のユーザー操作により、インシデント入力開始操作が行われたか否かを判断する。ここで、前記CPU21は、前記インシデント入力開始操作が行われたと判断すると(S101のYes側)、処理をステップS102に移行させる。なお、前記CPU21は、前記インシデント入力開始操作が行われていないと判断すると(S101のNo側)、処理を前記ステップS101で待機させる。
(ステップS102)
次に、ステップS102において、前記CPU21は、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス可能であるか否かを判断する。ここで、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス可能である場合(S102のYes側)、前記CPU21は、処理をステップS103に移行させる。一方、前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス不可である場合(S102のNo側)、前記CPU21は処理をステップS121に移行させる。
(ステップS121)
ステップS121において、前記CPU21は、前記表示装置27に前記サーバ装置10のデータ記憶部14にアクセス不可である旨を表示させる。例えば、前記CPU21は、前記表示装置27に、「現在メンテナンス中のためアクセスできません」と表示することが考えられる。その後、前記CPU21は処理を前記ステップS101に戻す。
(ステップS103)
一方、ステップS103において、前記CPU21は、前記表示装置27にログイン画面を表示して、ユーザーによるログイン操作を待ち受ける(S103のNo側)。ここで、前記CPU21は、前記操作入力装置26に対するユーザー操作により、ユーザーID及びパスワードが入力されてユーザー認証が行われると、ログイン操作がなされたと判断し(S103のYes側)、処理をステップS104に移行させる。なお、前記ログイン操作の手法は各種の従来技術を採用すればよい。
(ステップS104)
そして、ステップS104において、前記CPU21は、前記データ記憶部24に前記処方履歴情報として記憶された過去の処方のリストを表示する処方選択画面D21を前記表示装置26に表示させる。ここに、図6は、前記処方選択画面D21の一例を示している。図6に示す前記処方選択画面D21には、前記データ記憶部24に蓄積記憶された前記処方履歴情報を検索する検索条件を設定する条件入力部D22と、前記条件入力部D22に入力された検索条件に従って抽出された前記処方履歴情報がリスト表示される処方リスト表示部D23とが表示されている。また、前記処方選択画面D21には、検索キー211、条件クリアキー212、及び終了キー213が表示されている。そして、前記CPU21は、前記条件入力部D22において検索条件が設定され、前記検索キー211が操作されると、前記検索条件に従って前記データ記憶部24に記憶された前記処方履歴情報を抽出して前記処方リスト表示部D23に表示させる。このとき、前記条件入力部D22では、「患者名」、「引換券番号」、「受信日」、「医療機関」、「診療科」、「最終監査」、「インシデント」、「表示順」などに関する検索条件が入力可能である。また、前記CPU21は、前記条件クリアキー212が操作されると、前記条件入力部D22に表示された検索条件を初期化する。なお、前記CPU21は、前記終了キー213が操作されると、前記処方選択画面D21を閉じて当該インシデント入力処理を終了させる。前記処方リスト表示部D23には、前記データ記憶部24に記憶された前記処方履歴情報のうち前記検索条件に合致した処方履歴情報がリスト表示される。このとき、前記処方リスト表示部D23では、「受信日」、「時間」、「引換券番号」、「患者ID」、「患者名」、「患者カナ」、「医療機関」、「診療科」、「最終監査」、「インシデント入力」に関する情報が表示されている。特に、「インシデント入力」の欄には、新規作成キー214、過去インシデントキー215が表示されている。なお、前記過去インシデントキー215は、過去に入力されたインシデントが存在する場合に表示されるものである。また、「最終監査」の欄には、監査キー216が表示されている。
(ステップS105〜S107)
次に、ステップS105〜S107において、前記CPU21は、前記処方リスト表示部D23に表示された前記新規作成キー214、前記過去インシデントキー215、及び前記監査キー216のいずれかの操作を待ち受ける(S105〜S107のNo側)。ここで、前記CPU21は、前記新規作成キー214が操作されたと判断すると(S105のYes側)、インシデントの新規作成操作がなされたと判断し、処理をステップS151に移行させる。また、前記CPU21は、前記過去インシデントキー215が操作されたと判断すると(S106のYes側)、過去のインシデントの確認操作がなされたと判断し、処理をステップS161に移行させる。さらに、前記CPU21は、前記監査キー216が操作されたと判断すると(S107のYes側)、監査開始操作がなされたと判断し、処理をステップS171に移行させる。
<インシデントの新規作成処理>
(ステップS151〜S152)
ステップS151において、前記CPU21は、前記ステップS105で操作された前記新規作成キー214に対応する処方履歴情報についてインシデントを登録するためのインシデント画面D31を前記表示装置27に表示させる。そして、ステップS152において、前記CPU21は、前記インシデント画面D31に従った前記操作入力装置26のユーザー操作に応じて、前記インシデント画面D31にインシデントの情報を入力する入力処理を実行する。ここで、前記インシデント画面D31における前記操作入力装置26の操作入力に従って前記CPU21で実行される入力処理について説明する。
ここに、図7は、前記インシデント画面D31の表示例を示している。図7に示す前記インシデント画面D31には、患者情報表示部D32、処方情報表示部D33、及びインシデント入力部D34が表示されている。即ち、前記クライアント端末20各々では、前記表示装置27の同一画面上に前記患者情報表示部D32、前記処方情報表示部D33、及び前記インシデント入力部D34が表示される。これにより、ユーザーは、前記インシデント画面D31に表示された前記患者情報表示部D32及び前記処方情報表示部D33の表示を参照しながら、前記インシデント入力部D34の編集を行うことができる。特に、前記インシデント画面D31は、左右に二分割されており、左側には前記患者情報表示部D32及び前記処方情報表示部D33が上下に並べて表示され、右側には前記インシデント入力部D34が表示されている。このように、前記インシデント画面D31では、入力不要な項目が左側に集約して表示され、入力が必要な項目が右側に集約して表示されている。これにより、前記患者情報表示部D32、前記処方情報表示部D33、及び前記インシデント入力部D34における各表示項目が区別なく表示される場合に比べて、ユーザーが注視すべき項目が集約の入力漏れを防止することができる。
具体的に、前記患者情報表示部D32には、「患者ID」、「患者名」、「医療機関」、「診療科」、「受信日時」などの患者に関する患者情報が表示されている。また、前記処方情報表示部D33には、「処方医薬品ID」、「処方医薬品名」、「用法」、「用量」などの医薬品の処方に関する処方情報が表示されている。ここで、前記CPU21は、前記クライアント端末20の前記データ記憶部24に記憶された前記処方履歴情報から、「患者ID」、「患者名」、「医療機関」、「診療科」、「受信日時」などを自動的に抽出して前記患者情報表示部D32に表示させる。また、前記CPU21は、前記クライアント端末20の前記データ記憶部24に記憶された前記処方履歴情報から、「処方医薬品ID」、「処方医薬品名」、「用法」、「用量」などを自動的に抽出して前記処方情報表示部D33に表示させる。即ち、前記インシデント画面D31の左側の情報(処方情報及び患者情報)は前記CPU21によって前記データ記憶部24から自動的に読み出されて表示される内容である。ここに、係る読み出し処理を実行するときの前記CPU21が読出制御手段に相当する。
一方、前記インシデント入力部D34には、「インシデント発生日時」、「当事者(薬剤師等)」、「発生場所」、「発見時点」、「インシデント」、「レベル」、「処方情報」、「間違えた薬品」、「間違えた内容」、「発生要因」、「事例内容・原因」、「解決策・指導内容」などのインシデントの情報を入力するための入力欄が表示されている。ここで、前記インシデント入力部D34では、「間違えた内容」、「事例内容・原因」、及び「解決策・指導内容」の入力欄は必要に応じて任意のテキスト入力が可能な入力欄であるが、他の入力欄には数値入力又は選択入力で情報が入力される。具体的に、「当事者(薬剤師等)」、「発生場所」、「発見時点」、「インシデント」、「レベル」、「処方情報」、「間違えた薬品」、「間違えた内容」、「発生要因」は、前記インシデントマスターに項目ごとに対応して予め選択肢として登録された情報が前記操作入力装置26のユーザー操作により選択して入力される。従って、前記インシデント入力部D34に入力された前記インシデントの情報は統計情報を容易に得ることのできる構造になっている。
特に、「インシデントの内容」は、インシデントのグループを選択するためのグループ選択キー321と、前記グループ選択キー321で選択されたグループ内に属するインシデントの内容を選択するための内容選択キー322との操作に応じて入力される。具体的に、前記CPU21は、前記グループ選択キー321が操作されると、前記インシデントマスターに登録されたグループの一覧をプルダウンメニューで表示させる。そして、前記CPU21は、前記プルダウンメニューから選択されたグループをグループ入力欄321Aに反映させる。次に、前記CPU21は、前記内容選択キー322が操作されると、前記インシデントマスターに登録されたインシデントの内容のうち、前記グループ選択キー321で選択されたグループに対応するインシデントの内容のみを一覧でプルダウンメニューに表示させる。そして、前記CPU21は、前記プルダウンメニューから選択されたインシデントの内容を内容入力欄322A(内容入力部に相当)に反映させる。ここに、前記グループ選択キー321及び前記内容選択キー322が分類選択部の一例である。さらに、前記CPU21は、前記インシデントの内容と前記インシデントマスターとに基づいて、前記インシデントの内容に対応する前記インシデントのレベルを前記インシデントマスターから抽出してレベル入力欄323A(レベル入力部に相当)に反映させる。但し、前記CPU21は、前記インシデントの内容に応じて前記レベル入力欄323Aに反映されたインシデントのレベルを、ユーザーによるレベル選択キー323の任意の操作に応じて変更する。これにより、前記インシデントの内容ごとに予め設定されたインシデントのレベルを当該インシデントの入力の際に任意に変更することができるため当該調剤管理システム1の使用性(ユーザビリティ)が高まる。ここに、係る変更処理を実行するときの前記CPU21がレベル変更手段に相当する。
また、前記インシデント入力部D34には、インシデントの対象である医薬品を入力するための入力部D35(対象薬品入力部に相当)と、間違えた医薬品を入力するための入力部D36と、間違えた内容の説明をテキストで入力又は表示するための入力部D37(説明入力部に相当)とが表示されている。このとき、前記CPU21は、前記内容入力欄322Aに入力されたインシデントの内容に対応して前記インシデントマスターに記憶された「インシデント発生情報」のインシデント発生情報フラグを参照する。そして、前記CPU21は、前記インシデント発生情報フラグの内容に応じて、前記入力部D35〜D37のいずれか一つ又は複数を入力可能とし、残りをグレーアウト表示などにより入力不可とする。例えば、前記CPU21は、図8に示す表示切替情報に基づいて前記入力部D35〜D37の入力可否を判断する。なお、図8において「○」は入力可能、「-」は入力不可を示している。例えば、図8に示すように、前記インシデント発生情報フラグが「薬品(取り間違い)」である場合には、前記入力部D35、D36が入力可能、前記入力部D37が入力不可となる。また、前記インシデント発生情報フラグが「薬品(用量間違い)」である場合には、前記入力部D35、D37が入力可能、前記入力部D36が入力不可となる。このように前記インシデント発生情報フラグに応じて入力が必要な欄のみが入力可能となるため、入力が必要な箇所をユーザーに簡単に認識させることができると共に、不要な情報の誤入力を防止することができる。
また、図8に示すように、前記表示切替情報では、前記インシデント発生情報フラグごとに、前記入力部D37に間違えた内容として入力する説明の形式が設定されている。そして、前記CPU21は、前記内容入力欄322Aに入力されたインシデントの内容に対応して前記表示切替情報に記憶された「間違えた内容」を参照し、その「間違えた内容」の形式で前記インシデントの内容の説明を前記入力部D37に表示させる。なお、前記インシデント発生情報フラグが「指定なし」、「薬品」、「患者間違い」、「用法」、「医療機関」、「診療科」、「コメント」である場合、前記CPU21は前記入力部D37に何も表示しない。例えば、前記インシデント発生情報フラグが「薬品(取り間違い)」である場合、前記CPU21は、前記入力部D35及び前記入力部D36の入力情報から、「入力部D35の医薬品名←入力部D36の医薬品名」のテキストを自動生成して前記入力部D37に表示させる。具体的に、前記内容入力欄322Aに入力されたインシデントの内容が「薬品取り間違い」、前記入力部D35に入力された薬品が「アクトス錠」、前記入力部D36に入力された間違えた薬品が「アイトロール錠」である場合、前記入力部D37には、「アクトス錠←アイトロール錠」と表示される。なお、この場合、前記入力部D37へのユーザーによる入力は不要であるため、前記入力部D37がグレーアウトした状態で前記テキストが表示される。
一方、前記グループ入力欄321Aに入力されたグループが「秤量・計量ミス」であり、前記内容入力欄322Aに入力されたインシデントの内容が「用量間違い」である場合、前記インシデント発生情報フラグが「薬品(用量間違い)」となる。この場合、前記CPU21は、ユーザーによる前記操作入力装置26の手動入力操作に応じて前記入力部D37にテキストを入力する。具体的に、ユーザーは、前記操作入力装置26に対して、「処方用量+単位←調剤用量+単位」の形式でインシデントの内容の説明を入力する。なお、このとき前記CPU21が、前記入力部D37の下方に、当該インシデントの内容の説明を「処方用量+単位←調剤用量+単位」の形式で入力すべき旨を表示させることも考えられる。さらに、前記グループ入力欄321Aに入力されたグループが「秤量・計量ミス」であるとき、インシデントの内容が「用量間違い」である場合と「常用量間違い」である場合とで、前記入力部D37に入力すべき説明の内容を変化させることが考えられる。具体的に、前記CPU21は、インシデントの内容が「薬品(用量間違い)」である場合には、前述したように「処方用量+単位←調剤用量+単位」の形式でインシデントの内容の説明を入力すべき旨を前記入力部D37の下方に表示する。一方、インシデントの内容が「薬品(常用量間違い)」である場合、前記CPU21は、「処方用量+単位←調剤用量+単位[上限]」、「処方用量+単位←調剤用量+単位[下限]」、「処方用量+単位←調剤用量+単位[2.1倍超過]」、「処方用量+単位←調剤用量+単位[0.5不足]」のいずれかの形式でインシデントの内容の説明を入力すべき旨を前記入力部D37の下方に表示させることが考えられる。これにより、ユーザーは、薬品の常用量間違いの場合に、「上限」、「下限」、「2.1倍超過」、「0.5不足」のいずれに反する間違いであるかを区別して入力すべき旨を知ることができる。このように予め設定された入力ルールに従ってインシデントの内容の説明が入力されると、前記インシデントの内容の説明を参照することにより、例えば「秤量・計量ミス」が用量間違い及び常用量間違いのいずれであるかや、常用量間違いの種別などを一見して把握することができる。その他、例えば前記グループ入力欄321Aに入力されたグループが「患者間違い」である場合には、前記CPU21は、前記入力部D35〜D37を全てグレーアウトして入力不可にする。この場合、前記CPU21は、ユーザーによる前記操作入力装置36の手動入力操作に応じて、後述の入力部D38、入力欄329A、及び入力欄329Bにテキストにより患者間違いの内容の入力を行う。
ところで、図7に示すように、前記処方情報表示部D33には、前記処方履歴情報に含まれた複数の医薬品のそれぞれに対応して反映操作キー320が表示されている。前記反映操作キー320各々は、前記インシデント入力部D34に入力する医薬品を前記処方情報表示部D33に表示された前記医薬品から選択するために操作される医薬品選択部の一例である。そして、前記反映操作キー320が操作されると、前記CPU21は、当該反映操作キー320に対応する医薬品名を前記入力部D35の「処方薬品」の欄に反映して表示させる。また、このとき前記CPU21は、前記反映操作キー320に対応する医薬品名と前記データ記憶部24に記憶された前記医薬品マスターとに基づいて前記医薬品名に対応する薬品コード(CD)、薬品名、YJコードを抽出し、前記入力部D35に自動的に表示させる。なお、前記CPU21は、前記入力部D35において処方薬品選択キー324が操作されると、前記処方情報表示部D33に表示された医薬品の一覧をプルダウンメニューで表示させる。そして、前記プルダウンメニューから医薬品が選択されると、前記CPU21は、その医薬品の情報を前記入力部D35に反映させる。このように、前記クライアント端末20では、前記反映操作キー320又は前記処方薬品選択キー324のいずれかの操作により、前記処方情報表示部D33に表示された医薬品から選択された医薬品がインシデントの対象として選択される。従って、前記処方情報表示部D33に表示されていない医薬品が誤ってインシデントの対象として入力されることが防止される。
前記CPU21は、前記入力部D36において間違い薬品選択キー325が操作されると、前記データ記憶部24に記憶された前記医薬品マスターに登録された医薬品の医薬品一覧画面D41を表示させる。ここに、図9は、前記医薬品一覧画面D41の表示例を示す図である。図9に示す前記医薬品一覧画面D41では、前記医薬品マスターに登録された医薬品の薬品コード及び薬品名が一覧で表示されている。そして、前記医薬品一覧画面D41で任意の医薬品名が選択され、OKキー411が操作されると、前記CPU21は、その選択された医薬品名を前記入力部D36に反映させる。また、このとき前記CPU21は、前記間違い薬品選択キー325で選択された医薬品名と前記データ記憶部24に記憶された前記医薬品マスターとに基づいて前記医薬品に対応する薬品コード(CD)、薬品名、YJコードを抽出し、前記入力部D36に自動的に表示させる。なお、前記医薬品一覧画面D41でキャンセルキー412が操作されると、前記CPU21は、医薬品の選択をキャンセルして前記医薬品一覧画面D41を閉じる。ところで、前記入力部D36において、「未登録薬品」のチェックボックスにチェックが付けられると、前記CPU21は、前記間違い薬品選択キー325の操作を不可とする。前記チェックボックスは、間違えた薬品が前記医薬品マスターに登録されていない場合に用いられるものであり、この場合、前記CPU21は、前記入力部D36をグレーアウト表示し、前記入力部D37に「入力部D35の医薬品名←未登録薬品」と表示させる。なお、前記未登録薬品の名称などを前記入力部D36又は前記入力部D37において任意に入力可能な構成も他の実施形態として考えられる。
また、前記CPU21は、前記インシデント入力部D34に表示された発生要因キー326が操作されると、前記内容入力欄322Aに入力された前記インシデントの内容に対応して予め設定された発生要因の一覧をプルダウンメニューで表示させる。前記発生要因としては、例えば「確認不足」、「不適切な判断」、「多忙のため」などが考えられる。そして、前記プルダウンメニューから発生要因が選択されると、前記CPU21は、その発生要因を発生要因欄326Aに反映させる。その後、前記CPU21は、追加キー327が操作されると、前記発生要因欄326Aに入力された発生要因を発生要因入力部D38に反映させる。このとき、前記発生要因入力部D38には複数の発生要因を入力することが可能である。なお、前記発生要因入力部D38に入力された発生要因は、削除キー328の操作によって前記CPU21により削除される。
さらに、前記CPU21は、前記操作入力装置26のユーザー操作により、前記インシデント入力部D34に表示された「事例内容・原因」の入力欄329A又は「解決策・指導内容」の入力欄329Bにカーソルが移動されると、続けて行われる任意のテキスト入力操作に応じて前記入力欄329A又は前記入力欄329Bにテキストを入力する。前記入力欄329Aは、インシデントの事例内容及び原因の詳細などが任意に記載される領域である。また、前記入力欄329Bは、当該インシデントの発生後に行った解決策又は指導内容が任意に記載される領域である。
また、前記インシデント画面D31の下端部には、登録キー311、新規作成キー312、過去報告書キー313、送りキー314、315、削除キー316、プレビューキー317、クリアキー318、戻るキー319などの操作キーが表示されている。前記CPU21は、前記各操作キーが操作されると、所定のチェック処理を実行した後、前記各操作キーに対応する処理を実行する。例えば、前記チェック処理では、以下のようにシステムデータ保存期間内であるか否か、削除済みであるか否か等をチェックする。具体的に、前記CPU21は、前記患者情報表示部D32に表示された受信日付が、現在日付よりも前記調剤管理システム1において予め設定された調剤系データ保存月数以前である場合、「既に受信日付がシステム制限より下回りました。処方選択画面に戻ります。」等のメッセージを前記表示装置26に表示させた後、前記表示装置26に前記処方選択画面D21を表示させる。また、前記CPU21は、前記処方情報表示部D33に表示された前記処方情報が既に削除されている場合、「既にインシデントの情報が削除されました。処方選択画面に戻ります。」等のメッセージを前記表示装置26に表示させた後、前記表示装置26に前記処方選択画面D21を表示させる。さらに、前記CPU21は、前記インシデント入力部D34に表示された前記インシデントの情報とシーケンス番号等の識別情報が同じインシデントの情報が削除されている場合、「既にインシデントの情報が削除されました。処方選択画面に戻ります。」等のメッセージを前記表示装置26に表示させた後、前記表示装置26に前記処方選択画面D21を表示させる。また、前記CPU21は、前記送りキー314、315が操作された際に移動先のインシデントの情報が既に削除されている場合、「既にインシデントの情報が削除されました。処方選択画面に戻ります。」等のメッセージを前記表示装置26に表示させた後、前記表示装置26に前記処方選択画面D21を表示させる。
そして、前記CPU21は、前記登録キー311が操作されると、前記インシデント入力部D34の編集内容をインシデントの情報として確定して前記RAM23などに記憶させる。このインシデントの情報は後述のステップS154において前記サーバ装置10に送信される。但し、前記CPU21は、前記インシデント入力部D34で編集中のインシデントの情報が当該クライアント端末20で編集を開始した後に、他の前記クライアント端末20で更新されている場合には、その旨を前記表示装置26に表示させる排他制御処理を実行する。また、前記CPU21は、前記インシデント入力部D34に入力されたインシデントの情報が予め設定された禁則内容に反するものであるか否かのチェックを行い、エラーがある場合にはその旨を前記表示装置26に表示させる。例えば、前記CPU21は、「インシデント発生日時」に前記患者情報表示部D32に表示された「受信日時」以前の日時が入力された場合に禁則内容に反するエラーがあると判断する。一方、インシデントの情報にエラーがない場合、前記CPU21は、前記インシデント入力部D34に入力されたインシデントの情報を確定して前記RAM23などに記録する。
一方、前記CPU21は、前記新規作成キー312が操作されると、前記インシデント入力部D34の編集内容を初期化する。また、前記CPU21は、前記過去報告書キー313が操作されると、前記インシデント画面D31に表示するインシデントの情報を最古のインシデントの情報に切り替える。さらに、前記CPU21は、前記送りキー314、315が操作されると、前記インシデント画面D31に表示するインシデントの情報を新旧の情報に順次切り替える。なお、前記送りキー314は最古のインシデントの情報を表示する際には非表示となり、前記送りキー315は最新のインシデントの情報を表示する際には非表示となる。
また、前記CPU21は、前記削除キー316が操作されると、前記インシデント画面D31に表示されているインシデントの情報を前記サーバ装置10のデータ記憶部14から削除する。但し、この場合、前記CPU21は、インシデントの情報を削除する前に、例えば「削除します。よろしいですか?」など、削除を再確認させるためのメッセージを、削除の有無を選択するための「OK」及び「キャンセル」の操作部と共に前記表示装置26に表示させる。そして、前記CPU21は、前記メッセージの表示後に、「OK」の操作部が操作されたことを条件に前記インシデントの情報を削除する。なお、前記削除キー316は、前記過去報告書キー313の操作に応じて過去のインシデントの情報が表示されている場合にのみ表示される。
また、前記CPU21は、前記プレビューキー317が操作されると、前記インシデント画面D31に表示されたインシデントの情報を印刷した場合のプレビュー画面を表示する。例えば、前記プレビュー画面には、図10に示すヒューマンインシデント明細が表示される。なお、前記CPU21は、前記プレビュー画面に表示される戻るキーの操作に応じて前記プレビュー画面を閉じて前記インシデント画面D31を前記表示装置26に表示させる。前記CPU21は、前記クリアキー318が操作されると、前記インシデント画面D31に表示されたインシデントの情報を初期化する。なお、前記クリアキー318は、インシデントの情報の新規登録を行っている場合にのみ表示される。なお、前記CPU21は、前記戻るキー319が操作されると、前記表示装置26の表示画面を、前記インシデント画面D31を表示する一つ前に表示されていた画面に戻す。例えば、前記CPU21は、前記処方選択画面D21から前記インシデント画面D31に遷移した後、前記戻るキー319が操作された場合には、前記処方選択画面D21を前記表示装置26に表示させる。また、前記CPU21は、後述の監査画面D51(図11参照)から前記インシデント画面D31に遷移した後、前記戻るキー319が操作された場合には、前記監査画面D51を前記表示装置26に表示させる。
(ステップS153)
そして、ステップS153において、前記CPU21は、前記ステップS152で入力されたインシデントの情報の登録操作が行われたか否かを、前記登録キー311の操作の有無に応じて判断する。ここで、前記CPU21は、前記登録キー311が操作されたと判断すると(S153のYes側)、処理をステップS154に移行させる。一方、前記CPU21は、前記登録キー311が操作されるまでの間は(S153のNo側)、処理を前記ステップS152に戻し、前記インシデント画面D31に従った前記インシデントの情報の入力処理を継続する。
(ステップS154)
ステップS154において、前記CPU21は、前記ステップS152で前記インシデント入力部D34に入力された前記インシデントの情報を、前記通信インターフェース25を介して前記サーバ装置10に送信する。これにより、前記サーバ装置10に前記インシデントの情報が送信されると、前記サーバ装置10において前記CPU11は、前記インシデントの情報を前記データ記憶部14に蓄積記憶する。従って、前記調剤情報管理システム1では、前記クライアント端末20各々で入力されたインシデントの情報が前記サーバ装置10に集約される。ここに、係る送信処理を実行することにより前記データ記憶部14に前記インシデント情報を記憶させるときの前記CPU21が記憶制御手段に相当する。また、前記データ記憶部14がインシデント情報記憶手段の一例である。なお、前記インシデント情報記憶手段は、前記サーバ装置10、前記クライアント端末20、又は前記管理端末30からアクセス可能なネットワーク上に設けられたWebサーバであってもよい。ここに、図10は前記サーバ装置10に送信される前記インシデントの情報の一例を示している。なお、前記CPU21は、前記ステップS153において、前記サーバ装置10に送信したインシデントの情報を不図示のプリンタに送信し、前記インシデントの情報を帳票として前記プリンタで印刷させることも考えられる。ところで、前記ステップS154において、前記CPU21は、前記インシデント情報のみを前記サーバ装置10に送信して前記データ記憶部14に記憶させており、前記処方情報及び前記患者情報については前記サーバ装置10に送信していない。従って、前記処方情報及び前記患者情報が前記サーバ装置10の前記データ記憶部14に記憶されず、複数の前記管理端末30などの情報処理装置から前記処方情報及び前記患者情報に含まれた患者の個人情報を参照することができないため、患者の個人情報が保護される。
一方、前記CPU21が、前記ステップS154において、前記インシデント情報と前記インシデント情報に対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方とを関連付けた状態で前記サーバ装置10に送信することも他の実施形態として考えられる。これにより、前記インシデントの情報は、前記インシデントが発生した対象である前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方と関連付けられた状態で前記データ記憶部14に記憶される。従って、前記管理端末30などの情報処理装置により、前記データ記憶部14に記憶された前記インシデントの情報の表示出力、印字出力、又はデータ出力などを行う際に、そのインシデントが発生した対象である前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を同時に出力することが可能である。例えば、前記インシデント情報を表示装置に表示出力する際に、前記インシデント情報に対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を同時に表示させること、或いは前記インシデント情報に対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を表示させるためのリンクボタンを表示させること等が考えられる。なお、後者の場合、前記情報処理装置は、前記リンクボタンが操作されると、前記インシデント情報に対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を前記データ記憶部14から読み出して表示装置に表示させる。また、前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方を参照する際にも同様に、前記処方情報又は前記患者情報に対応する前記インシデントの情報を容易に把握することも可能となる。但し、前記インシデント情報と共に前記処方情報及び前記患者情報などが前記サーバ装置10の前記データ記憶部14に記憶されると、前記管理端末30などの情報処理装置から前記処方情報及び前記患者情報などに含まれた患者の個人情報が参照可能となる。そこで、前記調剤情報管理システム1では、前記データ記憶部14に記憶された前記処方情報及び前記患者情報を参照する権限が予め設定可能であることが望ましい。これにより、前記処方情報及び前記患者情報を参照可能なユーザーを限定して患者の個人情報を保護することができる。より具体的に、前記調剤情報管理システム1では、前記サーバ装置10のCPU11が、前記データ記憶部14に対するアクセス権限を制御するアクセス制御処理を実行することが考えられる。このアクセス制御処理において、前記CPU11は、前記管理端末30などの情報処理装置から前記データ記憶部14への前記インシデント情報を参照するために前記管理端末30でログインしているユーザーを特定する。そして、前記CPU11は、ログイン中のユーザーが予め設定された管理者などの限定されたユーザーである場合にのみ、前記インシデント情報に加えて前記処方情報や前記患者情報の参照を許可する。一方、ユーザーの権限が管理者などの限定されたユーザーでない場合、前記CPU11は、前記インシデント情報のみを参照可能とし、前記処方情報や前記患者情報の参照を禁止する。なお、前記処方情報が患者の個人情報を含むものでなければ、前記CPU11が、管理者などの限定されたユーザーでない場合に前記処方情報の参照を許可し、前記患者情報の参照のみを禁止することも考えられる。
<過去インシデントの確認処理>
(ステップS161〜S162)
一方、前述したように、前記処方選択画面D21において前記過去インシデントキー215が操作されると(S106のYes側)、前記CPU21は、処理をステップS161に移行させる。ステップS161において、前記CPU21は、前記ステップS107で操作された前記過去インシデントキー215が表示された前記処方履歴情報について既に登録された過去のインシデントの情報を前記インシデント画面D31(図7参照)と同様の画面で前記表示装置27に表示させる。もちろん、前記過去のインシデントの情報を前記インシデント画面D31とは異なる参照用の画面に表示させてもよい。その後、ステップS162において、前記CPU21は、過去のインシデントの情報の確認が終了したか否かを前記インシデント画面D31上に表示された前記戻るキー319の操作の有無に応じて判断する。ここで、前記戻るキー319が操作されて過去のインシデントの情報の確認が終了したと判断すると(S162のYes側)、処理を前記ステップS104に移行させ、前記処方選択画面D21を前記表示装置26に表示させる。一方、前記CPU21は、前記戻るキー319が操作されるまでの間は(S162のNo側)、処理を前記ステップS161に戻す。
<監査処理>
(ステップS171〜S174)
また、前述したように、前記処方選択画面D21において前記監査キー216が操作されると(S107のYes側)、前記CPU21は、処理をステップS171に移行させる。ステップS171において、前記CPU21は、前記ステップS107で操作された前記監査キー214が表示された前記処方履歴情報に表示された医薬品の処方について監査を実行するための監査画面D51を前記表示装置27に表示させる。ここに、図11は、前記監査画面D51の表示例を示す図である。図11に示す前記監査画面D51では、前記インシデント画面D31と同様に前記患者情報表示部D32及び前記処方情報表示部D33が表示されると共に、前記インシデント入力部D34に代えて監査完了操作を行うための監査入力部D52が表示されている。
また、前記監査画面D51の下端部には、インシデントの情報の入力を開始するためのインシデント入力キー511及び戻るキー512が表示されている。ここで、前記インシデント入力キー511が操作されると、前記CPU21は、インシデント作成操作が行われたと判断し(S172のYes側)、処理を前記ステップS151に移行させる。これにより、前記CPU21は、前記表示装置26の表示画面を前記監査画面D51から前記インシデント画面D31に遷移させる。なお、前記戻るキー512が操作された場合には、前記CPU21は、前記表示装置26の表示画面を前記監査画面D51が表示される前に表示されていた表示画面に戻す。
一方、前記監査入力部D52には、監査を担当する監査薬剤師を選択入力するための選択入力部513、及び監査を完了させるための監査完了キー514が表示されている。ここで、前記選択入力部513が操作されると、前記CPU21は、予め登録された薬剤師の一覧を表示させ、その中から選択された薬剤師を「監査薬剤師」の入力欄に反映させる。例えば、このとき表示される薬剤師は、前記データ記憶部14の薬局マスターにおいて前記クライアント端末20が設置された薬局等に属する薬剤師として登録された薬剤師のみである。そして、前記CPU21は、前記監査完了キー514が操作されると、監査完了操作が行われたと判断し(ステップS173のYes側)、前記データ記憶部24に記憶された前記処方履歴情報として、前記処方情報表示部D33に表示された処方情報の監査が完了した旨と前記選択入力部511で選択された監査薬剤師とを登録する(S174)。その後、前記CPU21は処理を前記ステップS4に移行させる。
[インシデント統計出力処理]
次に、図12のフローチャートを参照しつつ、前記サーバ装置10のCPU11及び前記クライアント端末20のCPU21により実行されるインシデント統計出力処理の手順の一例について説明する。前記調剤情報管理システム1では、前記サーバ装置10のCPU11及び前記クライアント端末20のCPU21により当該インシデント統計出力処理が実行されることにより、前記クライアント端末20の表示装置27に前記サーバ装置10に蓄積記憶されたインシデントの統計情報が表示される。なお、ここでは、前記クライアント端末20で前記インシデントの統計情報を表示する場合を例に挙げて説明するが、前記サーバ装置10に通信可能に接続された前記管理端末30などにおいても同様に前記インシデントの統計情報を表示することができる。この場合、前記管理端末30では、CPU等の制御部により前記クライアント端末20で実行される以下の処理工程と同様の処理工程が実行されることとなる。もちろん、前記サーバ装置10において前記CPU11が前記インシデントの統計情報を前記表示装置17に表示させることも可能である。
(ステップS201〜S204:クライアント端末20側)
まず、前記クライアント端末20では、前記CPU21がステップS201において、インシデントの統計情報の表示開始操作を待ち受けている(S201のNo側)。ここで、前記インシデントの統計情報の表示操作が行われたと判断すると(S201のYes側)、前記CPU21は、処理をステップS202に移行させる。例えば、前記CPU21は、前記調剤情報管理プログラムを実行して初期画面を前記表示装置27に表示させた後、インシデントの統計情報の表示を要求するための操作キーが選択された場合に(S201のYes側)、処理をステップS202に移行させる。ステップS202において、前記CPU21は、前記インシデントの統計情報を表示する際の統計表示条件を設定するための処理を実行する。具体的に、前記CPU21は、前記統計表示条件を前記操作入力装置26の操作に応じて設定する。前記統計表示条件は、例えばインシデントの統計情報の算出対象とする店舗、グループ、グループ区分、調剤機器、薬剤師などの項目を定めるものである。次に、ステップS203において、前記CPU21は、前記ステップS202で設定された前記統計表示条件と共にインシデントの統計情報の表示要求を前記サーバ装置10に送信する。ここに、前記ステップS202〜S203の処理を実行することにより前記サーバ装置10に前記統計表示条件を入力するときの前記CPU21が統計表示条件入力手段に相当する。そして、前記CPU21は、前記インシデントの統計情報の受信を待ち受ける(S204のNo側)。
(ステップS301〜S303:サーバ装置10側)
一方、前記サーバ装置10では、前記CPU11がステップS301において、インシデントの統計情報の表示要求を待ち受けている(S301のNo側)。ここで、前記インシデントの統計情報の表示要求を受信したと判断すると(S301のYes側)、前記CPU11は、処理をステップS302に移行させる。なお、前記ステップS301において、前記CPU11は、前記クライアント端末20によるユーザーのログイン処理を実行することが考えられる。ここに、係るログイン処理によりユーザーの認証を行うときの前記CPU11がユーザー認証手段に相当する。
ステップS302において、前記CPU11は、前記ステップS301で受信した前記表示要求に対応する前記統計表示条件に従って、前記データ記憶部14に記憶された前記インシデントの統計情報を算出する。なお、前記CPU11が、前記ステップS302に代えて、前記インシデントの情報を前記クライアント端末20各々から受信した時点で、そのインシデントの情報を前記データ記憶部14に記憶された各種の統計情報に逐次反映させることにより、その統計情報を常に最新の統計情報に更新することも考えられる。また、前記CPU11は、前記インシデントの統計情報の表示を要求したログインユーザーに応じて、前記表示条件の一部を自動的に設定又は変更することも考えられる。例えば、予め担当者ごとに対応するエリア及び都道府県が定められた検索エリア情報が前記データ記憶部14に記憶されており、前記CPU11が、現在ログイン中の担当者に対応するエリア及び都道府県を前記検索エリア情報から抽出し、そのエリア及び都道府県を統計情報の算出対象にすることが考えられる。なお、前記検索エリア情報の内容は、前記クライアント端末20の前記CPU21により前記操作入力装置26の操作に応じて設定及び変更される。
そして、ステップS303において、前記CPU11は、前記ステップS303で算出された前記インシデントの統計情報又は前記データ記憶部14に事前に算出して記憶された前記インシデントの統計情報を前記クライアント端末20に送信する。ここに、前記ステップS302〜S303を実行することにより前記インシデントの統計情報を前記クライアント端末20に送信するときの前記CPU11が統計情報出力手段に相当する。但し、前記CPU11は、前記ステップS301で行われたログイン処理により認証されたユーザーに応じて前記ステップS302〜S303における前記統計情報の出力内容を変更する。例えば、ユーザーごとに統計情報として参照することのできる地域を限定することが考えられる。また、ユーザーによって、薬剤師のインシデントについて店舗ごとの合計は参照することはできるが、薬剤師ごとのインシデントの統計を参照することはできないという制限を課すことも考えられる。この場合、前記データ記憶部14には、前記ユーザーごとに表示可能な前記統計情報の内容に関する権限情報が予め記憶される。そして、前記CPU11は、前記ステップS301などで実行されるユーザー認証により特定されたユーザーと前記権限情報とに基づいて前記統計情報の出力内容を変更する。なお、前記CPU11は、これらの表示を制限する手法として、複数項目の前記統計情報をツリー表示する際にその表示制限が課された項目についての表示を行わないことが考えられる。
(ステップS204〜S205:サーバ装置10側)
前記サーバ装置10から前記クライアント端末20に前記インシデントの統計情報が送信されると、前記クライアント端末20では、前記CPU21が前記インシデントの統計情報を受信したと判断し(S204のYes側)、処理をステップS205に移行させる。ステップS205において、前記CPU21は、前記ステップS204で受信した前記インシデントの統計情報を前記表示装置27に表示させる。このとき、前記表示装置27に表示される前記インシデントの統計情報は、前記ステップS202で設定した統計表示条件に従ったものである。また、前記インシデントの統計情報が表示された後も、前記CPU21は、前記操作入力装置26の操作に応じて前記ステップS202で設定された表示条件を変更し、その旨を前記サーバ装置10に送信することにより、前記サーバ装置10からその後に受信するインシデントの統計情報に従って前記表示装置27の表示を更新する。
ここで、図13〜図15を参照しつつ、前記インシデント統計出力処理(図12参照)における前記統計表示条件の設定(前記ステップS202)及び前記インシデントの統計情報の表示(前記ステップS205)の一例について説明する。まず、前記ステップS202において、前記CPU21が、前記インシデントの統計情報の算出対象を定めるための統計表示条件を設定する際の手法について説明する。図13(A)に示すように、前記ステップS202において、前記クライアント端末20の前記表示装置27には統計表示条件の入力画面が表示される。具体的に、前記CPU21は、前記サーバ装置10から前記統計表示条件の入力画面の情報を受信し、その情報を前記表示装置27に表示させる。図13(A)に示す入力画面では、前記統計表示条件として「検索エリア」、「店舗」、「機器」、「表示順」などの各種の条件が設定可能であるがこれらは一例に過ぎず、「日時」、「担当者」などの項目も設定可能である。例えば、前記統計表示条件の入力画面において、図13(B)に示すように調剤機器やインシデントの内容の種類などを統計表示条件として設定可能な構成が考えられる。そして、前記統計表示条件が入力されて検索の開始操作が行われると、前記CPU21は、前記統計表示条件を前記サーバ装置10に送信する(S203)。これにより、前記サーバ装置10では、前記CPU11が前記統計表示条件に従った検索を実行し、その実行結果を前記クライアント端末20に送信する(S303)。そして、前記クライアント端末20のCPU21は、前記サーバ装置10から受信した前記検索結果を前記表示装置27に表示させる(S205)。ここに、図13(C)〜(H)は前記検索結果として前記インシデントの統計情報を表示する際に先頭に表示される統計情報のタイトル名称の一例である。図13(C)に示すように、統計表示条件により特定される対象が一店舗であればその店名「明石店」が表示され、図13(D)に示すように統計表示条件により特定される対象が複数店舗であればその店名「明石店」、「神戸店」、「三宮店」が羅列して表示される。同じく、図13(E)に示すように統計表示条件により特定される対象が1区分であればその区分「都道府県」及びその区分に含まれた店舗数が表示され、図13(F)に示すように統計表示条件により特定される対象が1グループであればそのグループ「兵庫県」及びそのグループに含まれた店舗数が表示される。また、統計表示条件として、複数の区分、グループ、店舗が指定された場合には、図13(G)に示すように、複数の区分及び店舗数、グループ及び店舗数、店舗がそれぞれ検索されて表示される。また、表示文字数が所定文字数を超える場合には、図13(H)に示すように、所定文字数以後の文字が省略され、合計店舗数が表示される。
続いて、前記インシデントの統計情報の表示例について説明する。ここに、図14(A)は前記薬局マスターの一例、図14(B)〜(D)は前記インシデントの統計情報の表示例を示している。ここでは、図14(A)に示すように、前記サーバ装置10の前記データ記憶部14に、前記薬局マスターとして、「A店舗」、「B店舗」、「C店舗」、「D店舗」それぞれに設置された4台の前記クライアント端末20が登録されているものとする。また、前記薬局マスターにおいて、「A店舗」及び「B店舗」は「AAグループ」、「C店舗」は「CCグループ」、「D店舗」は「DDグループ」にそれぞれ属することが予め設定されているものとする。さらに、前記薬局マスターにおいて、「AAグループ」及び「CCグループ」は「AAA区分」、「DDグループ」は「DDD区分」にそれぞれ属することが予め設定されているものとする。ここに、店舗、グループ、区分が前記クライアント端末各々の分類単位の一例である。例えば、前記区分は「関西」、「関東」などのエリア名称であり、前記グループは「大阪」、「兵庫」などの都道府県の名称である。また、前記CPU21は、前記クライアント端末20が属する店舗、グループ、区分などの分類単位を任意に設定する機能を有している。具体的に、前記分類単位の設定は、前記CPU21が前記調剤情報管理プログラムの初期設定画面を表示させ、その初期設定表示画面に従って行われる前記操作入力装置26の操作入力に応じて実行する。ここに、係る機能を具現するときの前記CPU21が分類単位設定手段に相当する。
そして、図14(B)に示すように、グループ区分及びグループのチェックボックスにチェックが付けられていない場合、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、店舗ごとのインシデントの統計情報を算出する。これにより、前記クライアント端末20では、図14(B)に示すように、店舗ごとにインシデントの統計情報が表示される。図14(B)において、「処方数」は処方箋(処方データ)の数を示している。また、「レベル」は、インシデントのレベル「S」、「A」、「B」、「C」、「D」ごとの統計情報を示すものである。ここで、「NG」は該当レベルのインシデントの発生件数、「%」は該当レベルのインシデントの発生件数の処方数に対する割合(=NG件数/処方数)を示すものである。さらに、「インシデント内容」は、「薬品取り間違い」、「患者間違い」などのインシデント内容ごとの統計情報を示すものである。ここで、「OK」は該当インシデント内容が発生する単位でカウントした正常処理件数、「NG」は該当インシデント内容が発生する単位でカウントしたインシデントの発生件数、「%」は該当インシデント内容におけるインシデントの発生件数の割合(=NG件数/(OK件数+NG件数))を示すものである。具体的に、前記CPU11は、インシデント内容が「薬品取り間違い」である場合のように当該インシデントの発生が医薬品単位で生じるものの場合には、医薬品単位で「OK」件数及び「NG」件数をカウントする。また、前記CPU11は、インシデント内容が「患者間違い」である場合のように当該インシデントの発生が処方箋単位で生じるものの場合には、処方箋単位で「OK」件数及び「NG」件数をカウントする。さらに、前記CPU11は、インシデント内容が「充填薬品ミス」である場合のように当該インシデントが医薬品及び処方箋のいずれにも関係なく生じるものの場合には、「OK」件数及び「NG」件数としてカウントしない。このように、前記インシデントの件数のカウント方法をインシデント内容ごとに予め設定しておくことにより、前記インシデントの件数を適切な単位でカウントした有効な統計情報を得ることができる。これに対し、例えば全てのインシデント内容について医薬品単位でインシデント件数をカウントすると、「患者間違い」のような処方箋単位で生じるインシデントが生じた場合に、その処方箋に含まれている医薬品の数だけインシデントが発生したと統計情報に反映されるため本来管理すべきインシデントの数から乖離し、有効な統計情報を得ることができない。
また、図14(C)に示すように、グループのチェックボックスにチェックが付けられると、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、グループごとのインシデントの統計情報を算出する。これにより、前記クライアント端末20では、図14(C)に示すように、グループごとにインシデントの統計情報が表示される。さらに、図14(D)に示すように、グループ区分のチェックボックスにチェックが付けられると、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、グループ区分ごとのインシデントの統計情報を算出する。これにより、前記クライアント端末20では、図14(D)に示すように、グループ区分ごとにインシデントの統計情報が表示される。従って、ユーザーは、前記インシデントの統計情報の表示後においても、前記チェックボックスを用いて前記インシデントの統計表示条件を任意に変更することにより、所望の統計情報を前記表示装置27の表示によって確認することができる。即ち、ユーザーが望まない範囲を前記表示装置27に表示させる統計情報から除外することができる。
ところで、前記ステップS202で設定される前記統計表示条件としては各種の条件が考えられる。例えば、前記統計表示条件が、薬剤師ごとのインシデントの統計情報の表示であることが考えられる。なお、この場合には、前記インシデントマスターの設定において(図4参照)、薬剤師インシデントフラグがONになっているインシデント区分の件数のみが統計情報として算出される。また、前記統計表示条件が、指定された年、月、週、日、曜日、又は時刻ごとのインシデントの統計情報の表示であることも考えられる。ここに、図15は前記統計表示の一例を示している。具体的に、図15(A)は、月別の統計表示条件が選択された場合の表示例、図15(B)は、週別の統計表示条件が選択された場合の表示例、図15(C)は、日別の統計表示条件が選択された場合の表示例を示している。なお、日別の統計表示条件が選択された場合であって、指定された範囲の日付が重複しておらず各日付の曜日が特定可能な場合は、図15(D)に示すように日付に曜日を付して表示することも考えられる。また、図15(E)は曜日別の統計表示条件が選択された場合の表示例、図15(F)は時間別の統計表示条件が選択された場合の表示例を示している。これにより、例えばどの曜日又はどの時刻にインシデントが発生しやすいか等を容易に確認し、前記調剤機器の導入又は人員の増加などの判断指標として有効に利用することができる。また、図15(G)に示すように、前記インシデントの統計情報を時間別で表示させる際に表示対象となる時間が予め選択可能であることも考えられる。具体的に、前記CPU11は、図15(G)に示すように、前記統計表示条件として時間別が選択されている状態でチェックボックスにより選択(チェック)された時間のみを統計情報の算出対象とする。さらに、前記統計表示条件が、指定されたインシデントの種別ごとのインシデントの統計情報の表示であることも考えられる。例えば、インシデントが発生する前記調剤機器の種別を指定することにより、その指定された前記調剤機器の種別で発生するおそれのあるインシデントのみについて統計情報を得ることができる。なお、前記インシデントの種別の指定は一又は複数を同時に指定可能であることが望ましい。また、インシデントが患者によって指摘されたものだけを表示させることも前記統計表示条件の一例として考えられる。これにより、薬剤師及び監査者が発見できない可能性が高い過誤などの情報を把握することができる。
[その他の機能]
以下、前記調剤情報管理システム1において具現されるその他の機能について説明する。
[機器情報取得機能]
前記サーバ装置10において、前記CPU11は、前記クライアント端末20各々に接続されている前記調剤機器を管理するべく、前記クライアント端末20各々から当該クライアント端末20に接続されている前記調剤機器の情報を取得し、前記薬局マスターとして前記データ記憶部14に記憶する。具体的に、前記クライアント端末20各々では、前記CPU21が、当該クライアント端末20に接続されている前記調剤機器各々に対して所定時間ごとにブロードキャストを行っている。これにより、前記クライアント端末20に稼働中の前記調剤機器が接続されている場合、当該調剤機器は前記クライアント端末20に対して自己の機器情報を送信する。前記機器情報には、例えば機器名称、調剤機器種別、システムのバージョン、IPアドレス、MACアドレスなどの情報が含まれる。なお、前記調剤機器各々が起動時に前記クライアント端末20に対して前記機器情報を自動的に送信するものであってもよい。
そして、前記クライアント端末20では、前記CPU21が前記調剤機器各々の前記機器情報を所定時間ごとに前記サーバ装置10に送信する。これにより、前記サーバ装置10では、前記CPU11が、前記クライアント端末20各々に接続された前記調剤機器の前記機器情報を取得し、前記機器情報と前記クライアント端末20とを対応付けた機器接続テーブルを前記データ記憶部14の前記薬局マスターとして記憶させる。また、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、前記データ記憶部14に記憶された前記クライアント端末20各々に接続された前記調剤機器のうち予め設定された期間(例えば3日程度)未接続である調剤機器については前記機器情報を前記機器接続テーブルから削除する自動削除処理を実行する。これにより、前記クライアント端末20から切り離された前記調剤機器や、長期間使用していない前記調剤機器に関する情報は不要な情報として前記機器接続テーブルから削除される。
但し、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、前記データ記憶部14に記憶された前記機器接続テーブルとは別に、前記調剤機器ごとの使用開始時期及び使用終了時期の情報を接続履歴情報として前記データ記憶部14に記憶させる。これにより、前記接続履歴情報を参照することにより、前記調剤機器各々の使用開始時期及び使用終了時期を事後的に確認することが可能となる。従って、例えば、前記調剤機器が設置されていた薬局等において、前記調剤機器が使用されている期間と使用されていない期間とにおけるインシデントの発生件数や発生頻度などの増減を確認することが可能となる。具体的には、特定の前記調剤機器を導入した後にインシデントが減少し、当該調剤機器を使用しなくなった後にインシデントが増加した場合に、前記調剤機器導入によるインシデント減少の効果を把握することができる。
[自動バージョンアップ機能]
また、前述したように、前記サーバ装置10の前記データ記憶部14の薬局マスターに、前記クライアント端末20各々に接続された前記調剤機器各々の機器情報が記憶される構成では、前記サーバ装置10において、前記CPU11が前記調剤機器各々のソフトウェアのバージョンを管理することが考えられる。
具体的に、前記CPU11は、例えば前記操作入力装置16により入力された前記調剤機器各々の最新のソフトウェアのバージョンを前記データ記憶部14に記憶させる。そして、前記CPU11は、前記データ記憶部14に記憶された最新のソフトウェアのバージョンと前記調剤機器各々の機器情報に含まれたソフトウェアのバージョンとを比較する。そして、前記調剤機器各々の中に、ソフトウェアのバージョンが前記最新のソフトウェアのバージョンでない調剤機器が存在する場合、前記CPU11は、当該調剤機器が接続された前記クライアント端末20に対してその旨を報知することが考えられる。これにより、前記クライアント端末20に接続された前記調剤機器各々のソフトウェアのバージョンを最新のものにすることをユーザーに対して促すことができる。
また、前記CPU11は、ソフトウェアのバージョンが最新でない前記調剤機器が接続された前記クライアント端末20に対して、当該調剤機器のソフトウェアのバージョンを最新のものに更新させるための制御指示を送信することも考えられる。即ち、前記サーバ装置10により前記クライアント端末20各々に接続された前記調剤機器のソフトウェアの自動更新を行うことが考えられる。これにより、前記クライアント端末20では、前記CPU21が前記制御指示に従って前記調剤機器のソフトウェアのバージョンを最新のものに更新させる。例えば、前記クライアント端末20において、前記CPU21は、前記サーバ装置10等から前記調剤機器の最新バージョンのソフトウェアをダウンロードし、前記調剤機器に送信することにより前記調剤機器にソフトウェアを更新させる。
[待ち時間管理機能]
前記サーバ装置10において、前記CPU11は、前記クライアント端末20各々が設置された薬局等における患者の待ち時間を管理するべく、前記クライアント端末20各々から当該クライアント端末20が設置された薬局等における調剤作業の各工程の所要時間を取得する。具体的に、患者の待ち時間とは、薬局等において処方箋が受け付けられてから患者に医薬品が引き渡されるまでの間の時間である。ここに、図16は、前記クライアント端末20が設置された薬局等における調剤作業の時間の流れの一例を示している。前記クライアント端末20の前記CPU21は、以下に示す時間T11〜T17を取得して前記データ記憶部24に記憶すると共に、その時間T11〜T17を前記サーバ装置10に送信する。
(時間T11)
図16に示すように、時間T11は、薬局等に設置された前記受付端末51で受付が行われてから、処方データのレセプトが終了して前記クライアント端末20に入力されるまでの時間である。前記クライアント端末20の前記CPU21は、前記受付端末51における受付時刻を前記受付端末51から取得する。そして、前記CPU21は、前記受付端末51の受付時刻と前記クライアント端末20に処方データが入力された時刻とに基づいて前記時間T11を算出する。
(時間T12)
また、前記クライアント端末20において前記処方データを前記調剤機器各々に送信する調剤データを生成するための時間T12は、前記クライアント端末20において前記CPU21により計時される。
(時間T13)
さらに、前記クライアント端末20から前記錠剤分包機52、前記散薬分包機53,前記ピッキング補助装置53などの調剤機器に調剤データが入力されてから調剤が完了するまでの時間T13は、前記調剤機器において計時され、前記調剤機器から前記クライアント端末20に入力される。このとき、前記CPU21は、前記調剤機器各々のうち最初に調剤データが入力された時刻と前記調剤機器各々のうち最後に調剤が完了した調剤機器における調剤完了時刻とに基づいて前記時間T13を算出する。
(時間T14)
その後、前記調剤機器各々における調剤完了からその調剤についての最終監査が開始されるまでの時間T14は、前記調剤機器各々のうち最後に調剤が完了した調剤機器における調剤完了時刻から、調剤の最終監査結果を入力するためのパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に監査者が最終監査開始の操作を行うまでの時間である。ここで、前記情報処理装置において前記最終監査開始の操作が行われた監査開始時刻は、前記情報処理装置から前記クライアント端末20に入力される。これにより、前記クライアント端末20において、前記CPU21は、前記調剤機器各々のうち最後に調剤が完了した調剤機器における調剤完了時刻と前記情報処理装置から入力された前記監査開始時刻とに基づいて前記時間T14を算出する。
(時間T15)
次に、前記最終監査が開始されてから前記最終監査が終了するまでの時間T15は、監査者が前記情報処理装置に対して最終監査開始の操作を行ってから最終監査終了の操作を行うまでの時間である。前記時間T15は、前記情報処理装置において計時され、前記情報処理装置から前記クライアント端末20に送信される。なお、前記最終監査終了の操作が行われた監査終了時刻が前記情報処理装置から前記クライアント端末20に送信されることにより、前記クライアント端末20において前記CPU21が前記監査開始時刻と前記監査終了時刻とに基づいて前記時間T15を算出することも考えられる。
(時間T16)
そして、前記最終監査終了時刻から患者に対する服薬指導の開始までの時間T16は、前記最終監査終了時刻から、服薬指導の開始を入力するためのパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に対する服薬指導者による服薬指導開始の操作が行われるまでの時間である。ここで、前記情報処理装置において前記服薬指導開始の操作が行われた服薬指導開始時刻は、前記情報処理装置から前記クライアント端末20に入力される。これにより、前記クライアント端末20において、前記CPU21は、前記最終監査終了時刻と前記情報処理装置から入力される服薬指導開始時刻とに基づいて前記時間T16を算出する。
(時間T17)
最後に、前記服薬指導開始時刻から服薬指導が終了するまでの時間T17は、服薬指導者が前記情報処理装置に対して服薬指導開始の操作を行ってから服薬指導終了の操作を行うまでの時間である。前記時間T17は、前記情報処理装置において計時され、前記情報処理装置から前記クライアント端末20に送信される。なお、前記服薬指導終了の操作が行われた服薬指導終了時刻が前記情報処理装置から前記クライアント端末20に送信されることにより、前記クライアント端末20において前記CPU21が前記服薬指導開始時刻と前記服薬指導終了時刻とに基づいて前記時間T17を算出することも考えられる。また、前記服薬終了時刻は、前記情報処理装置に対する服薬指導終了の操作が行われた時刻に限らない。例えば、前記服薬指導終了後に医薬品を患者に手渡す状況をカメラで撮影した動画又は画像がその撮影時刻と共に前記クライアント端末20に入力される場合、前記CPU21は、前記撮影時刻を前記服薬指導終了時刻として前記時間T17を算出することが考えられる。なお、前記カメラで撮影された動作又は画像は、前記クライアント端末20のデータ記憶部24又は前記サーバ装置10のデータ記憶部14に蓄積して記憶される。この場合、ユーザーは、患者に医薬品を手渡した状況を動画又は画像により事後的に確認することができる。
以上説明したように、前記クライアント端末20に、前記受付端末51における処方箋の受付が行われてから患者に医薬品が引き渡されるまでの調剤作業の各工程における所要時間として前記時間T11〜前記時間T17が入力されると、前記CPU21は前記時間T11〜前記時間T17を前記データ記憶部24に記憶させる。これにより、その後、前記CPU21は、前記時間T11〜前記時間T17に基づいて全行程の所要時間、即ち患者の待ち時間T10を算出することができる。さらに、前記CPU21は、前記調剤作業の各工程における所要時間である前記時間T11〜前記時間T17を個別に参照することができるため、前記調剤作業における任意の期間の所要時間を算出することが可能である。例えば、前記時間T11〜前記時間T12までの所要時間、即ち前記受付端末51における受付から前記調剤機器への調剤データまでの所要時間を算出することが可能である。従って、ユーザーは、前記時間T10〜前記時間T17を用いて、例えば前記調剤機器を新たに導入することや、薬局等における人員の増加などの各種の対応を取ることにより患者の待ち時間を短縮することが可能となる。なお、前記CPU21は、前記操作入力部26に対するユーザー操作に応じて、前記調剤作業の任意の期間における所要時間の算出処理や、その所要時間の前記表示装置27への表示処理などを実行する。
さらに、前記CPU21は、前記時間T10〜前記時間T17を前記サーバ装置10に送信する。これにより、前記サーバ装置10においても前記時間T10又は前記調剤作業の任意の期間における所要時間などを管理することができる。例えば、前記サーバ装置10では、前記クライアント端末20各々における前記時間T10や前記所要時間を比べることが可能となる。従って、前記サーバ装置10により前記時間T10や前記所要時間を参照することにより、前記調剤情報管理システム1の管理者は、特定の薬局等における患者の待ち時間の適正化を図るように指導することが可能となる。
また、前記サーバ装置10では、前記クライアント端末20各々が設置された薬局等各々をその薬局等に設置されている前記調剤機器の種別ごとにグループ分けして前記調剤作業における各工程の所要時間を管理することが考えられる。例えば、前記クライアント端末20に前記調剤機器として前記錠剤分包機52及び前記散薬分包機53が接続された薬局等を第1グループとして設定しておき、前記CPU11によって前記第1グループにおける前記時間T10の平均値を算出することが考えられる。これにより、前記CPU11は、前記第1グループに属する薬局等のうち患者の待ち時間が前記時間T10の平均値以上であるか否かなどを判断することができる。例えば、前記CPU11は、前記第1グループに属する薬局等のうち前記時間T10が前記平均値に比べて所定値以上長い薬局等が存在する場合、その薬局等に設置された前記クライアント端末20に対して、他の薬局等よりも患者の待ち時間が長いことを警告することができる。
さらに、前記CPU11は、前記時間T10が前記平均値以上である薬局等に設置された前記クライアント端末20から新規の患者の人数や割合に関する情報を取得して前記表示装置16に表示させることが考えられる。これにより、前記サーバ装置10を使用する管理者は、新規の患者への服薬指導の所要時間が比較的長くなることが原因で前記時間T10が前記平均値以上となっており、その薬局等について問題があるわけではないことを把握することができる。また、前記CPU11は、前記時間T10が前記平均値以上である薬局等に設置された前記クライアント端末20から前記調剤機器各々の稼働状況を取得して前記表示装置16に表示させることが考えられる。これにより、前記サーバ装置10を使用する管理者は、前記調剤機器の稼働率が高いことが原因で前記時間T10が前記平均値以上となっており、前記薬局等に新たに前記調剤機器を設置することが望ましいこと等を把握することができる。
[対策効果開示機能]
前記サーバ装置10は、前記インシデントの情報ごとに行われた対策のうち同様のインシデントが減少した効果が確認できた対策の情報を管理し、同じインシデントが生じた薬局等に設置された前記クライアント端末20に通知する機能を有する。具体的に、前記CPU11は、前記クライアント端末20各々において前記インシデントの情報として解決策の欄に情報が入力された場合、その後に当該クライアント端末20から入力された当該インシデントの情報の数が減少したか否かを判断する。ここで、当該インシデントの情報の数が減少した場合には、前記解決策の欄に入力された情報が当該インシデントの減少に効果があると判断することができる。また、例えば前記クライアント端末20において過去のインシデントの情報を表示する際に、解決策の効果の有無をチェックボックスなどで入力させることも考えられる。これにより、前記サーバ装置10において、前記CPU11は、前記チェックボックスのチェックの有無によって前記解決策の効果の有無を判断することができる。
そこで、前記CPU11は、インシデントの情報として入力された解決策に効果があると判断した場合、当該インシデントが発生している他の店舗のみ又は全店舗に設置された前記クライアント端末20に前記解決策を通知する。なお、同じインシデントの情報について複数の解決策の情報が登録され、前記解決策各々について効果が認められた場合、前記CPU11は、最も効果が高い(インシデントの減少が大きい)解決策を前記サーバ装置10から前記クライアント端末20に通知する。また、前記CPU11は、前記解決策の欄に入力された情報の有効性を前記サーバ装置10における前記操作入力装置16に対する管理者の操作入力に応じて判断することも考えられる。即ち、前記CPU11は、前記操作入力装置16に対する管理者の許可がなれた場合にのみ、前記解決策の欄に入力された情報を有効なものと判断し、前記クライアント端末20各々に通知することが考えられる。
さらに、前記サーバ装置10から前記クライアント端末20各々に能動的に通知するのではなく、前記クライアント端末20において当該インシデントの情報の入力が行われたときに、前記CPU21により前記解決策が読み出されて前記表示装置27に表示されることも考えられる。なお、同じインシデントの情報について複数の解決策の情報が登録され、前記解決策各々について効果が認められている場合、前記CPU21は、効果が高い(インシデントの減少が大きい)解決策から順に優先して表示することが考えられる。
[発明の概要]
以下、上述の実施形態から抽出される発明の概要について付記する。
[付記1]
医薬品の処方に関する処方情報が蓄積記憶された処方情報記憶手段から前記処方情報を読み出す読出制御手段と、前記読出制御手段により読み出された前記処方情報を表示する処方情報表示部と前記医薬品の調剤に関するインシデントの情報を任意に入力するためのインシデント入力部とを表示手段の同一画面上に表示させる表示制御手段と、前記インシデント入力部に入力された前記インシデントの情報をインシデント情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備えてなることを特徴とする調剤情報管理システム。
[付記2]
前記処方情報記憶手段に前記医薬品の処方を受けた患者に関する患者情報が更に蓄積記憶されており、前記読出制御手段が、前記処方情報記憶手段から前記患者情報を読み出すものであって、前記表示制御手段が、前記処方情報表示部に前記処方情報及び前記患者情報を表示するものである付記1に記載の調剤情報管理システム。
[付記3]
前記表示制御手段は、前記処方情報記憶手段に記憶された前記処方情報のいずれかを選択するための処方選択画面を前記表示手段に表示させた後、前記処方選択画面で選択された前記処方情報及び前記処方情報に対応する前記患者情報を前記処方情報表示部に表示させるものである付記2に記載の調剤情報管理システム。
[付記4]
前記インシデント入力部は、前記インシデントの対象の医薬品を入力するための対象医薬品入力部を含んでなり、前記処方情報表示部は、前記インシデントの対象の医薬品を前記処方情報表示部に表示された前記医薬品から選択するための医薬品選択部を含んでなり、前記表示制御手段は、前記医薬品選択部により選択された前記医薬品を前記対象医薬品入力部に反映させるものである付記1〜3のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記5]
前記インシデントの内容と前記インシデントのレベルとの対応関係を示すレベル対応情報が記憶されたレベル対応情報記憶手段を備えてなり、前記インシデント入力部は、前記インシデントの内容を入力するための内容入力部、及び前記インシデントのレベルを入力するためのレベル入力部を含んでなり、前記表示制御手段は、前記内容入力部に入力された前記インシデントの内容と前記レベル対応情報とに基づいて前記インシデントの内容に対応する前記インシデントのレベルを前記レベル入力部に反映させるものである付記1〜4のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記6]
前記表示制御手段により前記インシデントの内容に応じて前記レベル入力部に反映された前記インシデントのレベルを任意に変更するレベル変更手段を備えてなる付記5に記載の調剤情報管理システム。
[付記7]
前記インシデント入力部は、前記インシデントの内容を予め設定された複数の分類から選択するための分類選択部と前記インシデントの内容の説明が入力される説明入力部とを含んでなり、前記表示制御手段は、前記分類選択部で選択された前記分類に応じて当該分類ごとに予め設定された形式の説明を前記説明入力部に反映させるものである付記1〜6のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記8]
前記分類選択部は、予め設定された複数の大分類のいずれかを選択するための大分類選択部と前記大分類ごとに予め設定された複数の小分類のいずれかを選択するための小分類選択部とを含んでなり、前記表示制御手段は、前記大分類選択部で選択された前記大分類に対応する複数の前記小分類を前記小分類選択部に表示させると共に、前記小分類選択部で選択された前記小分類に対応する形式の説明を前記説明入力部に反映させるものである付記7に記載の調剤情報管理システム。
[付記9]
入力された調剤データに従って医薬品を自動的に払い出す薬剤自動払出装置と、入力された調剤データに従って医薬品を手動で調剤する際に用いられるピッキング補助装置と、前記薬剤自動払出装置に入力された前記調剤データの一部又は全部を予め設定された振替条件に従って前記ピッキング補助装置に送信する振替手段と、前記振替手段による前記調剤データの送信履歴情報する履歴記憶手段とを備えてなる付記1〜8のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記10]
前記履歴記憶手段が、前記ピッキング補助装置を用いて行われたピッキングの履歴に関するピッキング履歴情報を更に記憶するものである付記9に記載の調剤情報管理システム。
[付記11]
前記記憶制御手段が、前記インシデントの情報と前記インシデントに対応する前記処方情報及び前記患者情報のいずれか一方又は両方とを関連付けて前記インシデント情報記憶手段に記憶させるものである付記1〜10のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記12]
前記読出制御手段、前記表示制御手段、及び前記記憶制御手段を有する複数のクライアント端末と、前記インシデント情報記憶手段を有するサーバ装置と、を備えてなり、前記記憶制御手段が、前記インシデントの情報を前記サーバ装置に送信することにより前記インシデントの情報を前記インシデント記憶手段に記憶させるものである付記1〜11のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記13]
複数のクライアント端末と、前記クライアント端末各々に通信可能に接続されたサーバ装置とを備えてなる調剤情報管理システムであって、前記サーバ装置は、前記クライアント端末各々から送信される医薬品の調剤に関するインシデントの情報を蓄積記憶するインシデント情報記憶手段と、入力された統計表示条件に従って前記インシデント情報記憶手段に記憶された前記インシデントの統計情報を出力する統計情報出力手段とを備えてなることを特徴とする調剤情報管理システム。
[付記14]
前記サーバ装置に前記統計表示条件を入力する統計表示条件入力手段を更に備えてなり、前記表示条件入力手段は、前記インシデントの統計情報を算出する前記クライアント端末各々の分類単位を前記統計表示条件として前記サーバ装置に入力するものであり、前記統計情報出力手段は、前記統計表示条件に従って前記選択された分類単位ごとに算出した前記インシデントの統計情報を出力するものである付記13に記載の調剤情報管理システム。
[付記15]
前記分類単位を任意に設定する分類単位設定手段を更に備えてなる付記14に記載の調剤情報管理システム。
[付記16]
前記統計情報に、前記インシデントの内容ごとの発生件数が含まれており、前記統計情報出力手段は、前記インシデントの内容ごとに予め設定された医薬品単位、処方箋単位、又はカウント無しのいずれかで前記インシデントの発生件数をカウントするものである付記13〜15のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記17]
前記サーバ装置は、ユーザーの認証を行うユーザー認証手段と、ユーザーごとに表示可能な前記統計情報の内容に関する権限情報が予め記憶された権限情報記憶手段とを備えてなり、前記統計情報出力手段は、前記ユーザー認証手段により認証されたユーザーと前記権限情報とに基づいて前記統計情報の出力内容を変更するものである付記13〜16のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
[付記18]
医薬品の処方に関する処方情報が蓄積記憶された処方情報記憶手段から前記処方情報を読み出す読出制御工程と、前記読出工程により読み出された前記処方情報を表示する処方情報表示部と前記医薬品の調剤に関するインシデントの情報を任意に入力するためのインシデント入力部とを表示手段の同一画面上に表示させる表示制御工程と、前記インシデント入力部に入力された前記インシデントの情報をインシデント情報記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、を備えてなることを特徴とする調剤情報管理方法。
[付記19]
前記処方情報記憶手段に前記医薬品の処方を受けた患者に関する患者情報が更に蓄積記憶されており、前記読出制御工程が、前記処方情報記憶手段から前記患者情報を読み出すものであって、前記表示制御工程が、前記処方情報表示部に前記処方情報及び前記患者情報を表示するものである付記18に記載の調剤情報管理方法。
[付記20]
コンピュータを付記1〜17のいずれかに記載の各手段として機能させるための調剤情報管理プログラム。
[付記21]
付記20に記載の調剤情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1 :調剤情報管理システム
10:サーバ装置
11:CPU
12:ROM
13:RAM
14:データ記憶部
15:通信インターフェース
16:操作入力装置
17:表示装置
18:バス
20:クライアント端末
21:CPU
22:ROM
23:RAM
24:データ記憶部
25:通信インターフェース
26:操作入力装置
27:表示装置
28:調剤通信部
29:バス
30:サーバ装置
40、50:通信ネットワーク
51:受付端末
52:錠剤分包機
53:散薬分包機
54:ピッキング補助装置
S1、S2、…:処理手順(ステップ)番号
S101、S102、…:処理手順(ステップ)番号
S201、S202、…:処理手順(ステップ)番号
S301、S302、…:処理手順(ステップ)番号

Claims (13)

  1. 複数のクライアント端末と、前記クライアント端末各々に通信可能に接続されたサーバ装置とを備えてなる調剤情報管理システムであって、
    前記クライアント端末が、調剤作業の各工程の所要時間を記憶する記憶部を備え、
    前記サーバ装置が、前記クライアント端末各々から前記調剤作業の各工程の所要時間を取得可能である調剤情報管理システム。
  2. 前記クライアント端末が、前記調剤作業の各工程の所要時間に基づいて患者の待ち時間を算出し、
    前記サーバ装置が、前記クライアント端末各々から前記待ち時間を取得可能である請求項1に記載の調剤情報管理システム。
  3. 前記サーバ装置において前記待ち時間又は前記調剤作業の各工程の所要時間が参照可能である請求項2に記載の調剤情報管理システム。
  4. 前記サーバ装置が、接続される調剤機器の種別ごとにグループ分けされた前記クライアント端末ごとに前記待ち時間の平均値を算出可能である請求項2又は3に記載の調剤情報管理システム。
  5. 前記サーバ装置が、前記グループに含まれる前記クライアント端末各々について前記待ち時間が前記平均値以上であるか否かを判断し、前記待ち時間が前記平均値以上である前記クライアント端末に警告可能である請求項4に記載の調剤情報管理システム。
  6. 前記サーバ装置が、前記待ち時間が前記平均値以上である前記クライアント端末から前記調剤機器各々の稼働状況を取得して表示可能である請求項5に記載の調剤情報管理システム。
  7. 前記サーバ装置が、
    前記クライアント端末各々に接続された調剤機器各々のソフトウェアのバージョンと前記調剤機器各々の最新のソフトウェアのバージョンとが記憶されるデータ記憶部を備え、
    前記調剤機器のソフトウェアのバージョンが前記最新のソフトウェアのバージョンでない場合に前記調剤機器が接続された前記クライアント端末に報知可能である請求項1〜6のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
  8. 前記サーバ装置が、前記クライアント端末各々に接続された調剤機器の機器情報を取得可能である請求項1〜7のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
  9. 前記サーバ装置が、
    前記クライアント端末各々から取得された前記調剤機器の機器情報が記憶されるデータ記憶部を備え、
    前記データ記憶部に記憶されている前記調剤機器のうち予め設定された期間未接続である調剤機器については前記機器情報を削除可能である請求項8に記載の調剤情報管理システム。
  10. 前記サーバ装置が、前記調剤機器ごとの使用開始時期及び使用終了時期の情報を前記データ記憶部に記憶させる請求項9に記載の調剤情報管理システム。
  11. 前記サーバ装置が、
    前記クライアント端末各々から送信される医薬品の調剤に関するインシデントの解決策を含むインシデントの情報を蓄積記憶するインシデント情報記憶手段を備え、
    前記インシデントの情報に含まれる前記解決策の効果の有無を判断すると共に、前記解決策の効果があると判断した場合に、前記インシデントが発生している店舗に設置された前記クライアント端末に前記解決策を通知可能である請求項1〜10のいずれかに記載の調剤情報管理システム。
  12. 前記サーバ装置が、前記解決策の入力後に前記インシデントの情報の数が減少した場合に、前記解決策の効果があると判断する請求項11に記載の調剤情報管理システム。
  13. 前記サーバ装置が、前記クライアント端末において前記解決策の効果の有無を示すチェックボックスのチェックの有無に応じて前記解決策の効果の有無を判断する請求項11又は12に記載の調剤情報管理システム。
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