JP6554813B2 - 検査支援システム、検査支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、薬品の服用に適切な検査の実施確認を支援することが可能な検査支援システムに関する。
病院等の医療機関では、処方内容が電子カルテシステムなどに入力されることにより処方データが発行され、前記処方データに基づいて薬品が調剤される(例えば、特許文献1参照)。ところで、患者が薬品を服用する場合には、薬品の添付文書に記載された通りの服用方法を遵守することが望ましい。例えば、薬品の種類によっては、その薬品を服用する患者について実施されるべき検査の検査項目及び検査時期が定められている場合がある。
特開2013−125377号公報
しかしながら、医師又は薬剤師などの医療従事者が、薬品を服用する患者について、その薬品ごとに予め設定された検査項目について適切な実施時期の検査が実施されているか否かを判断することは困難である。
本発明の目的は、薬品の服用に適切な検査の実施確認を支援することが可能な検査支援システムを提供することにある。
本発明に係る検査支援システムは、処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目及び前記検査項目の実施時期に関する検査条件を取得する第1取得処理部と、前記処方データに対応する患者に関する前記検査項目の検査実施状況を取得する第2取得処理部と、前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定する判定処理部と、前記判定処理部による判定結果を出力する出力処理部とを備える。
本発明によれば、前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かが判定されて、その判定結果が出力されるため、ユーザーによる前記薬品の服用に適切な検査の実施確認が支援される。これにより、例えば薬品の服用に必要な検査の実施漏れなどが抑制される。
具体的に、前記検査条件に、前記検査項目に対応する検査間隔が含まれ、前記判定処理部が、前記患者について前記検査項目の検査が前記検査間隔内で実施されているか否かを判定することが考えられる。
また、前記検査条件に、前記検査項目に対応する検査間隔が含まれ、前記判定処理部が、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品に対応する前記検査期間とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間各々において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定することが考えられる。
前記出力処理部は、前記検査実施状況及び前記検査条件の関係が時系列に沿って示される模式図を前記判定結果と共に出力することが考えられる。
前記判定処理部は、前記判定処理部によって複数の前記検査期間が特定された場合は、複数の前記検査期間のうち現在日時が属する検査期間を少なくとも含む予め設定された一又は複数の検査期間について、前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定することが考えられる。そして、前記出力処理部は、前記判定処理部による判定対象となった一又は複数の前記検査期間について前記検査実施状況及び前記検査条件の関係が時系列に沿って示される模式図を前記判定結果と共に出力することが考えられる。
例えば、前記検査間隔は、前記患者の前記薬品の初回服用日からの経過期間、患者の年齢、及び患者の性別のいずれか一つ又は複数の組み合わせごとに設定されている。
また、現在よりも前に前記患者が前記薬品を服用していない場合、又は前記患者が前記薬品を最後に服用した日が現在から予め設定された特定期間以上前である場合には、前記処方データに含まれる服薬開始日が前記初回服用日であることが考えられる。
前記検査支援システムは、前記薬品に対応付けられた前記検査条件を操作入力に応じて任意に設定可能な設定処理部を更に備えることが考えられる。
前記設定処理部は、薬品を識別するための薬品情報と前記薬品情報に対応する薬品について予め設定された既定検査項目及び前記既定検査項目の実施時期に関する既定検査条件とが予め登録された薬品データベースから、前記薬品に対応する前記既定検査条件を読み出して前記検査条件に反映可能であることが考えられる。
前記設定処理部は、前記検査条件を患者ごとに個別に設定可能であって、前記第1取得処理部が、前記処方データに対応する患者に対応付けて個別に設定されている前記検査条件を取得可能であることが考えられる。
前記出力処理部は、例えば前記判定結果の表示、印刷、又はデータ送信の少なくとも一つを実行可能であることが考えられる。
本発明によれば、薬品の服用に適切な検査の実施確認を支援することが可能な検査支援システムが実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る検査支援システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)〜図2(D)は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用されるマスター情報の一例を示す図である。 図3(A)〜図3(C)は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用されるマスター情報の一例を示す図である。 図4(A)、図4(B)は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用されるマスター情報の一例を示す図である。 図5(A)、図5(B)は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用されるマスター情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用されるマスター情報の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る検査支援システムにおける表示画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る検査支援システムにおける表示画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る検査支援システムにおける表示画面の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る検査支援システムにおける表示画面の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで使用される処方チェック情報一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る検査支援システムにおける処方データの流れを示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで実行される定期的検査チェック処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで実行される服用前判定処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで実行される服用後判定処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで出力されるエラー画面の一例を示す図である。 図17は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで出力されるエラー画面の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで出力される確認画面の一例を示す図である。 図19は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで出力される注意画面の一例を示す図である。 図20は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで表示される服薬管理画面の一例を示す図である。 図21は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで実行されるアレルギーチェック処理の一例を示すフローチャートである。 図22は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで実行される情報更新処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、本発明の実施形態に係る検査支援システムで表示される表示画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[検査支援システム10]
本発明の実施形態に係る検査支援システム10は、例えば病院、薬局、又は介護老人保健施設などの医療機関で使用される。前記検査支援システム10を操作するユーザーは、例えば医師、看護師、又は薬剤師などの医療従事者である。なお、本実施形態において前記検査支援システム10は、いわゆる調剤支援システム又は電子カルテシステムなどである。
図1に示されるように、前記検査支援システム10は、サーバー1、クライアント端末2、調剤機器3、及びプリンター4を備える。なお、前記サーバー1単体を本発明に係る検査支援システムとして捉えてもよい。前記サーバー1、前記クライアント端末2、前記調剤機器3、及び前記プリンター4は、通信網5を介して無線又は有線で通信可能に接続される。前記通信網5は、LAN、WAN、インターネット、又はイントラネットなどである。また、前記サーバー1には、電子カルテシステム、オーダーリングシステム、又はレセプトシステムなどの上位システム6が前記通信網5を介して接続される。
前記上位システム6では、ユーザー操作に応じて、患者ごとのプロファイルを示すホスト側患者データ、及び患者ごとの処方内容を示す処方データなどが記憶部61に記憶される。そして、前記検査支援システム10において、前記サーバー1は、前記上位システム6の前記記憶部61から前記ホスト側患者データ及び前記処方データなどの情報を読み出すことが可能である。前記サーバー1では、前記上位システム6から取得される前記ホスト側患者データ及び前記処方データが蓄積して記憶される。なお、前記上位システム6が、前記サーバー1に、前記ホスト側患者データ及び前記処方データなどの情報を送信することも考えられる。
前記ホスト側患者データには、患者ごとの患者コード、患者名、性別、年齢、病棟、病名コード、病名(疾患)、担当医師、担当薬剤師、ホスト側アレルギー情報、及び検査データなどの情報が含まれる。前記患者コードは、患者を識別するための患者識別情報の一例である。
前記ホスト側アレルギー情報には、患者が有するアレルギーを識別するためのアレルギーコード及びアレルギー名称のいずれか一方又は両方が含まれる。前記検査データには、検査項目を示す検査コード、検査名称、検査実施時期、及び検査結果などが含まれる。前記検査コードは、検査項目を識別するための検査項目識別情報の一例である。
前記処方データには、薬品を服用する患者の患者コード、患者名、薬品の薬品コード、薬品名称、用量、用法、服用開始日、服用終了日などの情報が含まれる。なお、前記処方データに、前記処方データに対応する患者の前記ホスト側アレルギー情報が含まれることもある。前記薬品コードは、薬品を識別するための薬品情報の一例であり、前記薬品コードに代えてJANコード又はYJコードが用いられてもよい。
[調剤機器3]
前記調剤機器3各々は、薬品を自動調剤する機器又は薬剤師による薬品の調剤作業を支援する機器である。例えば、前記調剤機器3各々は、錠剤分包機、散薬分包機、水剤分注機、PTPシート払出装置、混注装置、又はピッキング補助装置などである。例えば、前記錠剤分包機は、複数種類の錠剤が収容された複数の薬品カセットを有し、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、前記薬品カセットから錠剤を払い出して1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記散薬分包機は、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、投入された散薬を1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記ピッキング補助装置は、前記処方データとピッキングされた薬品の前記薬品情報とを照合して薬剤師による薬品の調剤作業を支援する。
[プリンター4]
前記プリンター4は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2などから入力される印刷データに含まれる情報を紙などのシートに印刷する。例えば、前記プリンター4は、前記検査支援システム10において、処方箋、薬情、手帳、又は薬袋などの印刷に用いられる。
[クライアント端末2]
前記クライアント端末2は、制御部21、記憶部22、通信I/F23、表示装置24、操作装置25、及びドライブ装置26などを備えるコンピュータである。前記クライアント端末2は、薬剤師が前記処方データに基づく調剤を実施する調剤室100又は、薬剤師が薬剤の服薬に関する指導又は確認を実施する病棟200などに設けられる操作端末である。なお、前記クライアント端末2は、スマートフォン又はタブレット端末などのモバイル端末であってもよい。
前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部21は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部22には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶されるプログラム記憶部221が含まれる。前記ブラウザソフトは、前記通信網5を介して前記サーバー1にアクセスすることにより前記表示装置24に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作装置25を用いた前記操作画面に対する入力操作を前記サーバー1に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。具体的に、前記制御部21は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー1に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー1にアクセスする。
前記通信I/F23は、前記通信網5を介して前記サーバー1、前記調剤機器3、及び前記プリンター4などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行する通信インターフェースである。
前記表示装置24は、前記制御部21からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置25は、前記クライアント端末2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置26は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体261から前記OS又は前記ブラウザソフトなどを読み取ることが可能である。前記記録媒体261は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。
そして、前記検査支援システム10では、ユーザーによる前記クライアント端末2の操作に応じて、例えば薬剤師の調剤業務及び薬剤師の病棟薬剤業務に関する各種情報の表示、記録、及び印刷などが実行可能である。具体的に、本実施形態では、前記サーバー1と前記クライアント端末2とによりサーバクライアントシステムが構成されており、前記サーバー1が前記クライアント端末2のユーザー操作に応じて薬剤師の調剤業務及び薬剤師の病棟薬剤業務に関する各種情報の表示、記録、及び印刷などを実行する。そのため、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、及び「入力」などは、前記クライアント端末2の前記表示装置24及び前記操作装置25を用いて行われる。
なお、前記クライアント端末2に、後述する前記サーバー1と同様の機能を有する制御プログラムの一部又は全部がインストールされており、前記制御部21が、前記サーバー1から必要な情報を適宜取得して、前記調剤業務及び前記病棟薬剤業務に関する各種の表示、記録、及び印刷などを実行することも考えられる。
[サーバー1]
前記サーバー1は、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示装置14、操作装置15、及びドライブ装置16などを備えるコンピュータである。前記サーバー1は、前記検査支援システム10が使用される前記医療機関の内部又は外部に設けられる。
前記通信I/F13は、前記通信網5を介して前記クライアント端末2、前記調剤機器3、前記プリンター4、及び前記上位システム6などの外部機器との間で、所定の通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するインターフェースである。
前記表示装置14は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置15は、前記サーバー1に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置16は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体161から各種の制御プログラム又は各種の情報を読み取ることが可能である。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、前記サーバー1では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記制御プログラムが前記記憶部12に記憶される。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。また、前記制御部11は、時間を計時するシステムクロックを備えており、前記システムクロックから現在日時を取得することができる。そして、前記制御部11は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に記憶されている前記制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
例えば、前記制御部11は、前記上位システム6から前記処方データを取得し、前記処方データを前記記憶部12に記憶するための処理を実行する。具体的に、前記制御部11は、予め設定されたタイミングで前記上位システム6の前記記憶部61から前記処方データを読み出すことによって前記処方データを取得する。また、前記制御部11は、前記記憶部61に新たに前記処方データが記憶されたか否かを監視し、前記記憶部61に新たに前記処方データが記憶された場合に前記処方データを取得することも考えられる。さらに、前記制御部11は、前記記憶部61に記憶された前記処方データと前記記憶部12に記憶されている前記処方データとの間に差分が生じた場合に前記上位システム6から前記処方データを取得することも考えられる。なお、前記上位システム6が、前記処方データが登録又は変更された場合に前記処方データを前記サーバー1に送信することも考えられる。この場合、前記制御部11は、前記上位システム6から送信される前記処方データを受信し、前記処方データを前記記憶部12に記憶させる。
また、前記制御部11は、前記上位システム6から前記ホスト側患者データを記上位システム6から取得し、前記ホスト側患者データを前記記憶部12に記憶するための処理を実行する。具体的に、前記制御部11は、予め設定されたタイミングで前記上位システム6の前記記憶部61から前記ホスト側患者データを読み出すことによって前記ホスト側患者データを取得する。また、前記制御部11は、前記記憶部61に新たに前記ホスト側患者データが記憶されたか否かを監視し、前記記憶部61に新たに前記ホスト側患者データが記憶された場合に前記ホスト側患者データを取得することも考えられる。さらに、前記制御部11は、前記記憶部61に記憶された前記ホスト側患者データと前記記憶部12に記憶されている前記ホスト側患者データとの間に差分が生じた場合に前記上位システム6から前記ホスト側患者データを取得することも考えられる。なお、前記上位システム6が、前記ホスト側患者データが登録又は変更された場合に前記ホスト側患者データを前記サーバー1に送信することも考えられる。この場合、前記制御部11は、前記上位システム6から送信される前記ホスト側患者データを受信し、前記ホスト側患者データを前記記憶部12に記憶させる。
さらに、前記制御部11は、第1取得処理部111、第2取得処理部112、判定処理部113、設定処理部114、及び出力処理部115を含む。具体的に、前記制御部11は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより、前記第1取得処理部111、前記第2取得処理部112、前記判定処理部113、前記設定処理部114、及び前記出力処理部115として機能する。
前記第1取得処理部111は、前記処方データに含まれる前記薬品コードに対応する薬品について予め設定された検査項目及び前記検査項目の実施時期に関する検査条件を取得する。前記検査条件は、前記薬品を服用する患者について実施されるべき検査の内容を示す情報である。具体的に、前記第1取得処理部111は、前記記憶部12に記憶される後述の薬品別検査条件情報D21又は患者別検査条件情報D22から前記検査条件を取得する。
前記第2取得処理部112は、前記処方データに対応する患者に関する前記検査項目の検査実施状況を取得する。前記検査実施状況は、患者について実施された検査の内容を示す情報であって、例えば検査日時及び検査結果などが含まれる。具体的に、前記第2取得処理部112は、前記記憶部12に記憶される前記ホスト側患者データの前記検査データから前記検査実施状況を取得する。
前記判定処理部113は、前記第2取得処理部112で取得される前記検査実施状況が前記第1取得処理部111で取得される前記検査条件を充足しているか否かを判定する。これにより、前記処方データに含まれる前記薬品コードに対応する薬品を服用する患者について適切に検査が実施されているか否かが判断される。
前記設定処理部114は、前記薬品に対応付けられた前記検査条件を操作入力に応じて任意に設定可能である。具体的に、前記設定処理部114は、前記検査条件を薬品ごとに個別に設定することが可能である。また、前記設定処理部114は、前記薬品ごとに対応する前記検査条件の内容を患者ごとに個別に設定することも可能である。後述の薬品別検査条件情報D21には薬品ごとの前記検査条件が登録されており、後述の患者別検査条件情報D22には患者ごとの前記検査条件が登録されている。
前記出力処理部115は、前記判定処理部113による判定結果を出力可能である。例えば、前記出力処理部115は、前記判定結果の表示、印刷、又はデータ送信の少なくとも一つを実行可能である。具体的に、前記出力処理部115は、前記判定結果を前記サーバー1の前記表示装置14又は前記クライアント端末2が備える後述の表示装置24などに表示させることが可能である。また、前記出力処理部115は、前記プリンター4を用いて前記判定結果を処方箋、薬情、手帳、又は薬袋などに印刷することが可能である。さらに、前記出力処理部115は、前記判定結果を示すデータを例えば前記上位システム6などに送信するデータ送信を実行することが可能である。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部12には、プログラム記憶部121、マスター記憶部122、及びデータ記憶部123が含まれる。
前記プログラム記憶部121は、前記制御部11に各種の処理を実行させるための前記制御プログラムが記憶される記憶領域である。なお、前記プログラム記憶部121には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムも記憶される。
前記マスター記憶部122は、検査マスターD11、定期的検査マスターD12、病名マスターD13、アレルギーマスターD14、薬品マスターD15、患者マスターD16、分類マスターD17、成分マスターD18、食品分類マスターD19などの各種マスター情報が記憶される記憶領域である。
図2(A)に示されるように、前記検査マスターD11では、前記医療機関で実施可能な検査項目を示す実施検査コード及び実施検査名称が対応付けて登録されている。例えば、前記制御部11は、前記実施検査コード及び前記実施検査名称を、前記上位システム6から取得する前記検査データに基づいて更新可能である。具体的に、前記制御部11は、前記検査データに含まれる前記検査コード及び前記検査名称が前記検査マスターD11に登録されていない場合に、前記検査コード及び前記検査名称を前記実施検査コード及び前記実施検査名称として登録する。また、図2(A)に示されるように、前記検査マスターD11では、前記実施検査コード及び前記実施検査名称に対応付けて、JLAC10コード及び診療行為コードが記憶されることがある。
図2(B)に示されるように、前記定期的検査マスターD12では、後述の薬品データベースDB1で定められている検査項目を示す既定検査コード及び既定検査名称と、前記検査マスターD11で定められている前記実施検査コード及び前記実施検査名称との対応関係が登録されている。例えば、前記制御部11は、前記サーバー1及び前記クライアント端末2に対応するユーザー操作に応じて、前記既定検査コード及び前記既定検査名称と前記実施検査コード及び前記実施検査名称との対応関係を設定することが可能である。なお、前記定期的検査マスターD12では、前記薬品データベースDB1で定められている前記既定検査コード及び前記既定検査名称が登録されており、前記既定検査コード及び前記既定検査名称に対応する前記実施検査コード及び前記実施検査名称が登録されていないレコードでは、前記実施検査コード及び前記実施検査名称がブランクの状態である。
また、図2(B)に示されるように、前記定期的検査マスターD12では、前記既定検査コード及び前記既定検査名称に対応付けて、前記薬品データベースDB1又は前記薬品マスターD15で定められたJLAC10コード及び診療行為コードが記憶されている。これにより、前記制御部11は、前記検査マスターD11及び前記定期的検査マスターD12各々の前記JLAC10コード又は前記診療行為コードに基づいて、前記既定検査コード及び前記既定検査名称と前記実施検査コード及び前記実施検査名称との対応関係を自動的に設定することも可能である。なお、前記検査マスターD11及び前記定期的検査マスターD12においてJLAC10コード及び診療行為コードが省略されてもよい。
図2(C)に示されるように、前記病名マスターD13では、病名を識別するために使用される病名コード及び病名が対応付けて記憶されている。例えば、前記制御部11は、前記病名コード及び前記病名を、前記上位システム6から取得する前記ホスト側患者データに基づいて更新可能である。具体的に、前記制御部11は、前記ホスト側患者データに含まれる前記病名コード及び前記病名が前記病名マスターD13に登録されていない場合に、前記病名コード及び前記病名を前記病名マスターD13に登録することが考えられる。なお、前記上位システム6における前記病名コードと前記検査支援システム10における前記病名コードとが個別に設定されており、各々の対応関係が前記病名マスターD13に登録されていることも考えられる。
図2(D)に示されるように、前記アレルギーマスターD14では、アレルギー種別を識別するために使用されるアレルギーコード、アレルギー名称、起因区分、及び起因名称が対応付けて記憶されている。例えば、前記制御部11は、前記アレルギーコード及び前記アレルギー名称を、前記上位システム6から取得する前記ホスト側患者データ又は前記処方データに含まれる前記ホスト側アレルギー情報に基づいて更新可能である。具体的に、前記制御部11は、前記ホスト側アレルギー情報又は前記処方データに含まれる前記アレルギーコード及び前記アレルギー名称が前記アレルギーマスターD14に登録されていない場合に、前記アレルギーコード及び前記アレルギー名称を前記アレルギーマスターD14に登録することが考えられる。
前記起因名称は、一又は複数の前記アレルギー名称に共通して用いられるアレルギー種別を示す情報の一例である。例えば、図2(D)に示されている前記アレルギーマスターD14では、「卵」及び「卵焼き」について同一の起因名称「卵由来成分含有薬剤」が登録されている。前記起因区分は、前記起因名称の分類を示す情報の一例である。例えば、前記起因区分は、「薬品」、「薬品分類」、「薬品成分」、又は「食品分類」から選択される。これにより、前記検査支援システム10では、同様のアレルギー種別が異なるアレルギーコード及びアレルギー名称で前記アレルギーマスターD14に登録されている場合でも、前記起因区分及び前記起因名称を用いて後述のアレルギーチェック処理が実行可能である。
図3(A)に示されているように、前記薬品マスターD15では、薬品ごとに、薬品コード、薬品名称、薬品分類(分類コード)、薬品成分(成分コード)、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、注意事項、及び薬品別検査条件情報D21などが対応付けて登録されている。
図3(B)に示されるように、前記薬品別検査条件情報D21では、薬品コード、既定検査コード、実施検査コード、開始年齢、終了年齢、性別限定、投与前フラグ、投与後フラグ、開始実施期間、終了実施期間、及び検査間隔が対応付けて登録されている。前記既定検査コード及び前記実施検査コードは、前記薬品コードに対応する薬品が服用される場合に患者について実施されるべき検査の検査項目を示す情報である。なお、本実施形態では、前記既定検査コード及び前記実施検査コードが個別に設定されている場合を例に挙げて説明するが、前記上位システム6及び前記検査支援システム10において共通の検査コードが使用されることも他の実施形態として考えられる。前記開始年齢及び前記終了年齢は、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードを適用する患者の年齢の範囲を示す情報である。前記性別限定は、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードを適用する患者の性別を示す情報である。前記投与前フラグ及び前記投与後フラグは、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが、薬品の服用前及び服用後のいずれの時期の検査に適用される情報であるかを示すフラグである。
前記開始実施期間及び前記終了実施期間は、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが適用される服用時期の範囲を示す情報であり、患者による薬品の初回服用日を基準とする期間を示す情報である。前記初回服用日は、現在よりも前に前記患者が前記薬品を服用していない場合には、前記処方データに含まれる服用開始日である。また、現在よりも前に前記患者が前記薬品を服用している場合であっても、前記患者が前記薬品を最後に服用した日が現在から予め設定された特定期間以上前である場合は、前記処方データに含まれる服用開始日が前記初回服用日である。具体的に、前記投与前フラグが「1」である場合は、前記開始実施期間が、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが適用される服用時期の範囲の終期を示し、前記終了実施期間が、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが適用される服用時期の範囲の始期を示す。また、前記投与後フラグが「1」である場合は、前記開始実施期間が、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが適用される服用時期の範囲の始期を示し、前記終了実施期間が、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードが適用される服用時期の範囲の終期を示す。前記検査間隔は、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードの前記既定検査コード及び前記実施検査コードが示す検査項目に対応して予め設定された情報であり、例えば前記検査項目の検査の実施が必要な間隔を示す情報である。特に、前記検査間隔は、患者の年齢、患者の性別、及び薬品の初回服用日からの経過期間のいずれか一つ又は複数の組み合わせごとに設定されている。
例えば、図3(B)に示されている前記薬品別検査条件情報D21のレコードR211では、薬品コードが「0001」の薬品について、既定検査コードが「01」であり、実施検査コードが「0172」の検査項目の検査が必要である旨が示されている。また、前記レコードR211では、患者の適用年齢が「0」歳〜「15」歳であり、患者の適用性別が「両方」であることが示されている。さらに、前記レコードR211では、投与後フラグが「1」であって、開始実施期間が「0」日、終了実施期間が「30」日であり、薬品の初回服用日の「0」日後〜「30」日後である場合に適用される旨が示されている。そして、前記レコードR211では、前記検査間隔が「15」日である旨が定められている。
また、図3(B)に示されている前記薬品別検査条件情報D21のレコードR212では、薬品コードが「0001」の薬品について、既定検査コードが「02」であり、実施検査コードが「0173」の検査項目の検査が必要である旨が示されている。また、前記レコードR212では、患者の適用年齢が「0」歳以上であり、患者の適用性別が「男性」であることが示されている。さらに、前記レコードR212では、投与前フラグが「1」であって、開始実施期間が「30」日、終了実施期間が「0」日であり、薬品の初回服用日の「0」日前〜「30」日前について適用される旨が示されている。そして、前記レコードR212では、前記検査項目の検査が実施されるべき検査間隔が「15」日である旨が定められている。なお、前記投与前フラグが「1」である場合であって、前記開始実施期間及び前記終了実施期間の間に1回の検査が行われていればよい場合には、前記実施間隔の設定が省略されてもよい。
図4(A)に示されているように、前記患者マスターD16では、患者ごとに、患者コード、患者名、年齢、性別、妊娠有無、飲酒有無、喫煙有無、病名、アレルギー情報、患者別検査条件情報D22、患者別検査情報D23、初回服用日情報D24、及び検査間隔情報D25などが対応付けて記憶されている。前記アレルギー情報には、患者が有するアレルギーを識別するための前記起因区分及び前記起因名称が含まれる。前記制御部11は、前記サーバー1及び前記クライアント端末2に対応するユーザー操作に応じて、患者各々の前記アレルギー情報を登録することが可能である。
図4(B)に示されるように、前記患者別検査条件情報D22では、患者コード、薬品コード、既定検査コード、実施検査コード、投与前フラグ、投与後フラグ、開始実施期間、終了実施期間、及び検査間隔が対応付けて登録されている。前記既定検査コード及び前記実施検査コードは、前記薬品コードに対応する薬品が服用される場合に患者について実施されるべき検査の検査項目を示す情報である。前記投与前フラグ及び前記投与後フラグは、前記患者別検査条件情報D22の各レコードが、薬品の服用前及び服用後のいずれの時期の検査に適用される情報であるかを示すフラグである。前記開始実施期間及び前記終了実施期間は、前記薬品別検査条件情報D22の各レコードが適用される服用時期の範囲を示す情報であり、薬品の初回服用日を基準とする期間を示す情報である。前記検査間隔は、前記薬品別検査条件情報D21の各レコードの前記既定検査コード及び前記実施検査コードが示す検査項目に対応して予め設定された情報であり、例えば前記検査項目の検査の実施が必要な間隔を示す情報である。
例えば、図4(B)に示されている前記患者別検査条件情報D22のレコードR221は、患者コードが「00000001」の患者について、薬品コードが「0001」の薬品が処方される際に用いられる情報である。具体的に、前記レコードR221では、既定検査コードが「01」であり、実施検査コードが「0172」の検査項目の検査が必要である旨が示されている。また、前記レコードR221では、投与後フラグが「1」であって、開始実施期間が「0」日、終了実施期間が「30」日であり、薬品の初回服用日の「0」日後〜「30」日後である場合に適用される旨が示されている。そして、前記レコードR221では、前記検査項目の検査が実施されるべき検査間隔が「10」日である旨が定められている。即ち、薬品コード「0001」及び既定検査コード「01」に対応する前記検査間隔は、前記薬品別検査条件情報D21では「15」日に設定されており(図3(B)参照)、前記患者別検査条件情報D22では「10」日に設定されている(図4(B)参照)。
また、図4(B)に示されている前記患者別検査条件情報D22のレコードR222は、患者コードが「00000001」の患者について、薬品コードが「0001」の薬品が処方される際に用いられる情報である。具体的に、前記レコードR222では、既定検査コードが「02」であり、実施検査コードが「0173」の検査項目の検査が必要である旨が示されている。また、前記レコードR222では、投与前フラグが「1」であって、開始実施期間が「20」日、終了実施期間が「0」日であり、薬品の初回服用日の「0」日前〜「20」日前について適用される旨が示されている。そして、前記レコードR222では、前記検査項目の検査が実施されるべき検査間隔が「10」日である旨が定められている。即ち、薬品コード「0001」及び既定検査コード「02」に対応する前記開始実施期間は、前記薬品別検査条件情報D21では「30」日に設定されており(図3(B)参照)、前記患者別検査条件情報D22では「20」日に設定されている(図4(B)参照)。また、薬品コード「0001」及び既定検査コード「02」に対応する前記検査間隔は、前記薬品別検査条件情報D21では「15」日に設定されており(図3(B)参照)、前記患者別検査条件情報D22では「10」日に設定されている(図4(B)参照)。
図5(A)に示されているように、前記患者別検査情報D23では、薬品コード、薬品名称、実施検査コード、実施検査名称、定期的検査開始日、及び検査終了日が対応付けて登録されている。前記定期的検査開始日は、前記処方データに示されている前記薬品コードに対応する薬品の服用開始日であり、後述の定期的検査チェックが必要となる期間の始期を示す情報である。また、前記検査終了日は、前記処方データに示されている前記薬品コードに対応する薬品の服薬終了日である。そして、前記制御部11は、前記患者別検査情報D23のうち現在日時が前記定期的検査開始日から前記検査終了日の間であるレコードについて後述の定期的検査チェックが必要であると判断する。なお、前記制御部11は、ユーザー操作に応じて、前記定期的検査開始日及び前記検査終了日の入力を受け付けることも可能である。
図5(B)に示されているように、前記初回服用日情報D24では、薬品コード、薬品名称、及び初回服用日が対応付けて登録されている。前記初回服用日は、現在よりも前に前記患者が前記薬品を服用していない場合には、前記処方データに含まれる服用開始日に設定される。また、現在よりも前に前記患者が前記薬品を服用している場合であっても、前記患者が前記薬品を最後に服用した日が現在から予め設定された特定期間以上前である場合は、前記処方データに含まれる服用開始日が前記初回服用日に設定される。なお、前記特定期間は、複数の薬品に共通の期間又は薬品ごとに異なる期間である。
前記制御部11は、例えば前記処方データの受信時に、前記処方データに含まれる服用開始日に応じて、前記初回服用日情報D24の前記初回服用日を更新する。具体的に、前記処方データの受信時などの現在の処理タイミングにおいて、前記患者に対応する前記初回服用日情報D24に既に登録されている薬品については前記患者が現在よりも前に服用している。また、前記患者に対応する前記初回服用日情報D24に既に登録されていない薬品については前記患者が現在よりも前に服用していない。前記制御部11は、前記処方データに含まれる薬品の情報が前記初回服用日情報D24に登録されていない場合、前記処方データに含まれる前記服用開始日を前記初回服用日として前記薬品の情報を前記初回服用日情報D24に登録する。また、前記制御部11は、前記処方データに含まれる薬品の情報が前記初回服用日情報D24に登録されている場合であっても、前記患者が前記薬品を最後に服用した日が現在から前記特定期間以上前である場合にも、前記処方データに含まれる前記服用開始日を前記初回服用日として前記薬品の情報を前記初回服用日情報D24に登録する。なお、前記薬品の最後の服用日は、例えば前記患者の服用履歴情報などから取得可能である。また、前記制御部11が、前記処方データを受信した場合に、前記処方データに含まれる服用終了日を前記初回服用日情報D24に随時登録することも考えられる。これにより、前記制御部11は、前記初回服用日情報D24に記憶されている前記服用終了日を前記薬品の最後の服用日として取得することができる。
図5(C)に示されているように、前記検査間隔情報D25では、実施検査コード、実施検査名称、検査間隔開始日、検査間隔終了日、及び検査実施有無が対応付けて登録される。前記検査間隔開始日及び前記検査間隔終了日は、前記初回服用日から起算した予め定められた検査間隔ごとの検査期間の開始日及び終了日である。前記検査実施有無は、前記検査間隔ごとの検査期間における検査の実施の有無を示す情報(1:有り、0:無し)である。
前記制御部11は、前記処方データ又は前記検査データが入力された場合に、前記処方データ、前記検査データ、前記薬品別検査条件情報D21、前記患者別検査条件情報D22、前記患者別検査情報D23、及び前記初回服用日情報D24などに基づいて、前記検査間隔情報D25を登録又は更新する。このとき、前記制御部11は、前記処方データに含まれる薬品コード各々に対応する薬品の前記検査条件が、前記処方データに対応する患者に対応する前記患者別検査条件情報D22に登録されているか否かを判断し、前記検査条件が登録されている薬品については前記患者別検査条件情報D22から前記検査条件を取得する。一方、前記制御部11は、前記検査条件が前記患者別検査条件情報D22に登録されていない薬品については、前記薬品別検査条件情報D21から前記検査条件を取得する。ここに、係る取得処理は前記制御部11の前記第1取得処理部111によって実行される。
そして、前記制御部11は、患者の年齢及び性別と、薬品の服用開始日及び服用終了日と、薬品の初回服用日と、前記検査条件とに基づいて、前記検査間隔情報D25を登録又は更新する。例えば、図5(C)は、初回服用日が「2014/01/01」であって、前記検査条件における前記検査間隔が、初回服用日の0日後〜30日後は15日、31日後〜90日後は30日、91日以後は45日であるときに登録される前記検査間隔情報D25の一例である。なお、前記制御部11は、前記検査間隔終了日が前記患者別検査情報D23の前記検査終了日を超えない範囲で前記検査間隔情報D25を登録する。また、前記患者別検査情報D23に前記検査終了日が入力されていない場合は、例えば予め設定された期間(例えば1年又は2年など)が経過するまでの間に対応するレコードが登録される。
一方、前記制御部11は、前記上位システム6から前記検査データを取得した場合、前記検査データを前記記憶部12に記憶させる。このとき、前記制御部11は、前記記憶部12に記憶されている前記検査データから患者の検査実施状況を取得し、前記検査間隔情報D25の前記検査間隔ごとの前記検査期間における検査の実施の有無を更新する。これにより、前記制御部11は、前記検査間隔情報D25を参照することにより、前記検査間隔ごとの前記検査期間における検査の実施の有無を判断することが可能となる。
なお、前記制御部11が前記検査条件として定められた前記検査間隔ごとの前記検査期間における検査の有無を判断するための手法はこれに限らない。例えば、前記制御部11は、後述の定期的検査チェック処理において、現在日時に最も近い前記検査期間における検査の有無のみを判断することも考えられる。この場合、前記制御部11は、前記定期的検査チェック処理の実行時に、前記処方データ、前記検査データ、前記薬品別検査条件情報D21、前記患者別検査条件情報D22、前記患者別検査情報D23、及び前記初回服用日情報D24などに基づいて、現在日時に最も近い前記検査期間を特定し、前記検査期間内における検査の有無を判断することが考えられる。
図6(A)に示されるように、前記分類マスターD17では、薬品分類を識別するための分類コード及び分類名称が対応付けて記憶されており、前記分類コードは前記薬品マスターD15などに用いられる。図6(B)に示されるように、前記成分マスターD18では、薬品成分を識別するための成分コード及び成分名称が対応付けて記憶されており、前記成分コードは前記薬品マスターD15などに用いられる。また、図6(C)に示されるように、前記食品分類マスターD19では、食品分類を識別するための食品区分コード及び食品名称が対応付けて記憶されている。
また、前記データ記憶部123は、前記処方データ、処方チェック情報D41、及び薬品データベースDB1などの情報が記憶される記憶領域である。前記処方チェック情報D41は、前記処方データの適否をチェックするために前記制御部11によって実行される処方チェックで使用される。
図7に示されるように、前記処方チェック情報D41には、前記処方データについて調剤前に確認されるべき一又は複数のチェック項目が記憶されている。例えば、前記処方チェック情報D11では、アレルギーチェック及び定期的検査チェックなどを含む20種類のチェック項目が含まれている。なお、前記処方チェック情報D41では、前記処方データに含まれる薬品について前記チェック項目各々の内容が適正であるか否かを判定するために前記チェック項目ごとに予め定められた判定条件が含まれる。なお、前記薬品各々に対応する前記判定条件は、前記処方チェック情報D41ではなく前記薬品マスターD15で薬品ごとに定められていることも考えられる。
そして、前記制御部11は、前記処方データについて前記チェック項目各々が適正であるか否かを前記処方チェック情報D41に基づいて判定する処方チェック(処方鑑査)を実行する。前記処方チェックは、例えば前記サーバー1が前記上位システム6から前記処方データを取得した際、前記処方データについて調剤が開始される際、又はユーザーによる処方チェック要求時などに前記制御部11によって実行される。そして、前記制御部11は、前記処方チェックのチェック結果を前記処方データに対応付けて前記記憶部12に記録する。これにより、前記制御部11は、前記処方データに対応する前記処方チェックのチェック結果を参照することが可能である。
例えば、前記定期的検査チェックでは、前記制御部11によって後述の定期的検査チェック処理(図13参照)が実行され、薬品を服用する患者について、その薬品に対応付けて予め設定されている検査項目の検査が適切な時期に実施されているか否かが判断される。また、前記アレルギーチェックでは、前記制御部11によって後述のアレルギーチェック処理(図21参照)が実行され、薬品を服用する患者が、その薬品の服用により症状が発現するアレルギーを有するか否かが判断される。
前記薬品データベースDB1では、薬品ごとに、薬品コード、薬品名称、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、注意事項、アレルギー情報、添付文書情報などの情報が対応付けて記憶されている。前記アレルギー情報には、前記アレルギーマスターD14と同様に、アレルギーコード、アレルギー名称、起因分類、及び起因名称が含まれる。なお、前記薬品データベースDB1は、例えば前記ドライブ装置16によってCD又はDVDなどの記録媒体から読み取られ、前記データ記憶部123に記憶されている。
前記添付文書情報には、薬品を服用する患者について実施されるべき検査の既定検査項目及び既定検査条件などが含まれる。具体的に、前記既定検査条件は、前記既定検査項目の検査実施されるべき実施時期の範囲を示す検査期間又は前記検査期間を特定するための検査間隔である。特に、前記既定検査条件は、患者の年齢、性別、及び初回服用日からの経過日数のいずれか一つ又は複数の組み合わせごとに個別に定められている。なお、例えば患者の妊娠の有無などの他の指標に応じて前記既定検査項目各々の検査要否及び前記検査条件などが定められていてもよい。
そして、前記薬品データベースDB1は、前記検査支援システム10において、前記薬品マスターD15などの各種マスターに情報を取り込む際、又は薬品各々の添付文書の情報を参照する際などに使用される。例えば、前記検査支援システム10では、前記サーバー1又は前記クライアント端末2などにおけるユーザー操作に応じて前記薬品データベースDB1が表示可能である。なお、前記薬品データベースDB1は、前記記録媒体161から読み取られて前記記憶部12に記憶される。また、前記制御部11は、前記通信網5を介して外部装置又はウェブサイトから前記薬品データベースDB1を必要に応じて読み出すことが可能な構成も考えられる。
[マスターメンテナンス処理]
前述したように、前記検査支援システム10において、前記制御部11は、前記薬品別検査条件情報D21及び前記患者別検査条件情報D22を任意に設定することが可能である。具体的に、前記制御部11は、前記薬品マスターD15の登録又は変更を行うための薬品マスターメンテナンス画面D1(図8参照)を用いて前記薬品別検査条件情報D21の設定及び変更が可能である。また、前記制御部11は、前記患者マスターD16の患者ごとの情報の登録又は変更を行うための患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3(図11参照)を用いて前記患者別検査条件情報D22の設定及び変更が可能である。なお、前記薬品別検査条件情報D21及び前記患者別検査条件情報D22の設定処理は、前記制御部11の前記設定処理部114によって実行される。
ここに、図8は、前記薬品マスターメンテナンス画面D1の一例を示す図である。図8に示されるように、前記薬品マスターメンテナンス画面D1では、前記薬品マスターD15における薬品各々の登録情報の編集作業又は新規入力作業などが行われる。そして、前記制御部11は、前記薬品マスターメンテナンス画面D1に表示されている登録キーK11の操作に応じて、前記薬品マスターメンテナンス画面に入力されている情報を前記薬品マスターD15に登録する。
特に、前記薬品マスターメンテナンス画面D1には、現在情報が表示されている薬品に対応する前記薬品別検査条件情報D21を表示させるための操作キーK12が表示されている。前記制御部11は、前記操作キーK12の操作に応じて、前記薬品の前記薬品別検査条件情報D21を編集するための検査条件設定画面D2を表示させる。なお、前記薬品の前記薬品別検査条件情報D21が登録されていない場合、前記制御部11は、前記検査条件設定画面D2をブランク状態で表示させる。例えば、前記検査条件設定画面D2は、前記薬品マスターメンテナンス画面D1上にポップアップ表示される。なお、前記薬品マスターメンテナンス画面D1の上下又は左右が拡張されて前記検査条件設定画面D2が表示されてもよい。
ここに、図9は、前記検査条件設定画面D2の一例を示す図である。図9に示されるように、前記検査条件設定画面D2では、前記薬品別検査条件情報D21が表示される。前記薬品別検査条件情報D21には、前記薬品を服用する患者について実施されるべき検査項目、及びその検査項目の検査間隔などの検査条件が含まれる。
具体的に、前記検査条件設定画面D2には、領域A21〜A23が含まれる。前記領域A21には、現在表示対象の薬品の薬品コード及び薬品名称などが表示される。前記領域A22には、前記薬品に予め対応付けられている検査項目が表示される。前記領域A23には、前記領域A22で選択中の検査項目に対応する検査条件が表示される。即ち、前記領域A23の表示内容は、前記領域A22における検査項目の選択変更により変更される。
前記領域A22では、前記既定検査コード及び前記既定検査名称と前記実施検査コード及び前記実施検査名称との対応関係が示されている。前記制御部11は、前記領域A22に対するユーザー操作に応じて、前記既定検査コードに対応する前記実施検査コードの入力操作を受け付ける。また、前記制御部11は、前記実施検査コードに対応する前記実施検査名称を前記検査マスターD12から読み出して前記領域A22に入力する。
また、前記領域A23には、2つのタブT21及びタブT22が設けられている。そして、図9に示されているように、前記タブT21が選択されている場合、前記領域A23には、前記薬品別検査情報D21における前記検査条件を設定するための項目が表示される。
具体的に、前記領域A23では、ユーザー操作に応じて、初回検査有無の設定及び定期的検査有無の選択が可能である。なお、前記制御部11は、前記初回検査が有りに設定された場合に前記投与前フラグを「1」に設定し、前記定期的検査が有りに設定された場合に前記投与後フラグを「1」に設定する。
また、前記領域A23では、ユーザー操作に応じて、患者の年齢、患者の性別、初回服用日からの経過期間、及び検査間隔各々が入力可能である。さらに、前記領域A23には、前記薬品データベースDB1から前記検査条件を取り込むための操作を受け付ける操作キーK21が表示されている。そして、前記制御部11は、前記操作キーK21の操作に応じて前記薬品データベースDB1から現在表示対象の薬品に対応する前記検査条件を読み出して前記領域A23に反映する。これにより、前記薬品データベースDB1に登録された前記検査条件が前記薬品マスターD15において前記薬品に対応付けられた前記検査条件として設定されることになる。
さらに、前記検査条件設定画面D2には、前記検査条件設定画面D2における入力情報を一次保存するための操作キーK22が表示されている。そして、前記制御部11は、前記操作キーK22の操作に応じて前記検査条件設定画面D2における入力情報を前記記憶部12に一時記憶し、前記検査条件設定画面D2を閉じて前記薬品マスターメンテナンス画面D1を表示させる。その後、前記制御部11は、前記薬品マスターメンテナンス画面D1の前記操作キーK11の操作に応じて、前記検査条件を含む前記薬品データの内容を前記薬品マスターD15に登録する。
また、図10に示されているように、前記タブT22が選択されている場合、前記領域A23には、前記薬品データベースDB1に登録されている前記検査条件の内容が表示される。これにより、ユーザーは、前記薬品データベースDB1に登録されている前記検査条件、即ち薬品の添付情報に記載されている前記検査条件を容易に参照することができる。なお、前記領域A23に表示される定期的検査情報には、例えば薬品の添付文書の記載内容がそのまま表示される。
ここに、図11は、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3の一例を示す図である。なお、前記制御部11は、前記患者マスターD16の編集が行われる患者マスター編集画面(不図示)などにおける所定操作に応じて前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3を表示させる。図11に示されるように、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3では、前記患者別検査情報D23が表示される。
具体的に、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3では、患者が服用する薬品のうちその薬品を服用する場合に実施が必要な検査の一覧が表示されている。即ち、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3には、前記定期的検査チェック処理の対象となる薬品の一覧が表示される。なお、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3では、過去の検査の表示の有無も変更可能である。また、前記患者別定期検査マスター登録画面D3において、前記患者別検査条件情報D22が登録されているレコードには、「個別」の欄に「○」が表示されることによりその旨が明示される。
また、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3には、患者ごとに対応する前記患者別検査条件情報D22を設定するための操作キーK32が表示されている。そして、前記制御部11は、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3に表示されている前記実施検査コードのいずれかに対応するレコードが選択された状態で、前記操作キーK32が操作されると、前記レコードの前記実施検査コードに対応する検査項目について、前記検査条件を個別に設定するための個別条件設定画面(不図示)を表示させる。なお、前記個別条件設定画面(不図示)は、前記検査条件設定画面D2における前記領域A23と同様の内容であるため、図示及び説明を省略する。その後、前記制御部11は、前記個別条件設定画面(不図示)において保存操作が行われた後、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3に表示されている操作キーK31の操作に応じて、前記個別条件設定画面(不図示)で入力されていた検査条件を前記患者に対応付けて前記患者別検査条件情報D22に登録する。なお、前記制御部11は、前記患者別定期的検査マスターメンテナンス画面D3において、前記患者別検査情報D23のレコードを新規追加するための操作を受け付けることも可能である。これにより、ユーザーは、前記薬品別検査条件情報D21に実施が必要な検査項目として登録されていない検査項目などについても前記患者別検査条件情報D22に登録することができる。
[処方データの処理フロー]
次に、図12を参照しつつ、前記検査支援システム10における前記処方データの処理フローの概略について説明する。
<処方受信処理S1>
前記上位システム6から前記サーバー1に前記処方データが入力されると、前記処方データは処方受信処理S1の処理対象となる。前記処方受信処理S1では、前記サーバー1の前記制御部11により、前記処方データについて前記定期的検査チェック及び前記アレルギーチェックなどを含む前記処方チェックが実行されると共に、前記処方データが病棟側鑑査及び調剤側鑑査の対象であるか否かが判定される。
そして、前記病棟側鑑査の対象であると判定されると、前記処方データは、調剤対象として発行されることなく病棟側鑑査処理S2の処理対象となる。また、前記調剤側鑑査の対象であると判定された場合、前記処方データは、調剤対象として発行されることなく調剤側鑑査処理S4の処理対象となる。なお、前記病棟側鑑査及び前記調剤側鑑査の対象でないと判定されると、前記処方データは、調剤対象として発行されて調剤保留判定処理S5の処理対象となる。
<病棟側鑑査処理S2>
前記病棟側鑑査処理S2において、前記制御部11は、前記処方チェックの判定結果がエラーである場合、前記処方チェックのエラーを前記クライアント端末2の表示装置24に表示してエラーを報知する。そして、前記制御部11は、薬剤師により前記クライアント端末2を用いて入力される前記処方データの鑑査結果に応じて処理を分岐する。具体的に、前記処方データの鑑査結果に問題がない旨の発行操作が行われると、前記処方データは、調剤対象として発行されて調剤保留判定処理S5の処理対象となる。一方、前記処方データの鑑査結果に問題がある場合であって医師に対する疑義照会により処方データが修正(再発行)される旨のNG発行操作が行われると、前記処方データは破棄処理S3の対象となる。
<破棄処理S3>
前記破棄処理S3では、前記処方データが破棄される。なお、前記破棄処理S3では、前記処方データを破棄することなく前記処方データの状態を発行操作ができない無効状態とされ、修正後(再発行後)の処方データが入力された場合に、前記処方データが上書きされることも考えられる。
<調剤側鑑査処理S4>
前記調剤側鑑査処理S4において、前記制御部11は、前記処方チェックの判定結果がエラーである場合、前記処方チェックのエラーを前記クライアント端末2の表示装置24に表示してエラーを報知する。そして、前記制御部11は、薬剤師により前記クライアント端末2を用いて入力される前記処方データの鑑査結果に応じて処理を分岐する。具体的に、前記処方データの鑑査結果に問題がない旨の発行操作が行われると、前記処方データは、調剤対象として発行されて調剤保留判定処理S5の処理対象となる。一方、前記処方データの鑑査結果に問題がある場合であって医師に対する疑義照会により処方データが修正(再発行)される旨のNG発行操作が行われると、前記処方データは前記破棄処理S3の処理対象となる。
<調剤保留判定処理S5>
前記調剤保留判定処理S5では、前記処方データを前記保留条件に従って調剤開始前の状態で保留させる。例えば、前記保留条件は、前記処方データの処方箋区分(定期、臨時、外来など)が「定期」であること、又は前記病棟側鑑査が行われたことなどである。ここで、前記保留条件が充足する場合、前記処方データは、調剤開始前の状態で保留されて締め管理処理S6の処理対象となる。また、前記保留条件が充足しない場合、前記処方データは前記調剤処理S7の処理対象となる。
<締め管理処理S6>
前記締め管理処理S6では、前記調剤保留判定処理S5で保留された前記処方データについての調剤開始の有無が管理される。具体的に、前記処方データについて発行操作が行われた場合、又は前記処方データについて予め設定された発行時期が到来した場合、前記処方データは、調剤処理S7の処理対象となる。
<調剤処理S7>
前記調剤処理S7では、前記処方データに基づいて薬品の調剤を行うための調剤用データが生成され、前記記憶部12の前記共有データフォルダに記憶される。これにより、前記調剤機器3各々が、前記共有データフォルダから前記調剤用データを取得し、前記調剤用データに基づいて薬品の調剤を実行する。なお、前記サーバー1から前記調剤機器3各々に前記調剤用データが入力されることにより前記調剤機器3各々による調剤が開始されてもよい。また、前記制御部11は、薬剤師が前記処方データに基づいて薬品をピッキングするために必要なピッキング情報を前記プリンター4で印刷し、又は前記ピッキング情報を前記ピッキング補助装置に送信することも考えられる。
[定期的検査チェック処理]
次に、図13を参照しつつ、前記処方受信処理S1において前記制御部11により実行される前記処方チェックに含まれる前記定期的検査チェック処理の詳細について説明する。前記定期的検査チェック処理は、前記処方データに含まれる前記薬品コードに対応する薬品ごとに実行される。即ち、前記処方データに複数種類の薬品コードが処方薬を示す情報として含まれている場合には、複数の前記定期的検査チェック処理が並列又は直列で実行される。そして、前記定期的検査チェック処理では、薬品を服用する患者について適切な検査が実施されているか否かが判断される。以下、前記定期的検査チェック処理の対象となる前記処方データに含まれる薬品コードに対応する薬品を対象薬品と称し、前記処方データに含まれる患者コードに対応する患者(薬品を服用する患者)を対象患者と称する。
<ステップS11>
ステップS11において、前記制御部11は、前記対象患者に対応する前記初回服用日情報D24及び前記検査間隔情報D25を更新する。
具体的に、前記制御部11は、具体的に、前記制御部11は、前記処方データの受信時に、前記処方データにおける服用開始日が前記特定期間の経過後である薬品が前記処方データに処方薬として存在する場合、その薬品に対応する前記初回服用日を前記服用開始日に更新する。また、前記処方データの受信時に、前記初回服用日情報D24に登録されていない薬品が前記処方データに処方薬として存在する場合、その薬品に対応する前記服用開始日を前記初回服用日として前記初回服用日情報D24に登録する。これにより、前記初回服用日情報D24には、前記対象患者の前記対象薬品ごとの初回服用日が登録されることになる。
その後、前記制御部11は、前記処方データ、前記検査データ、前記薬品別検査条件情報D21、前記患者別検査条件情報D22、前記患者別検査情報D23、及び前記初回服用日情報D24などに基づいて、前記検査間隔情報D25を登録又は更新する。このとき、前記制御部11は、前記処方データに含まれる薬品コード各々に対応する薬品の前記検査条件が、前記処方データに対応する患者に対応する前記患者別検査条件情報D22に登録されているか否かを判断し、前記検査条件が登録されている薬品については前記患者別検査条件情報D22から前記検査条件を取得する。一方、前記制御部11は、前記検査条件が前記患者別検査条件情報D22に登録されていない薬品については、前記薬品別検査条件情報D21から前記検査条件を取得する。ここに、係る取得処理は前記制御部11の前記第1取得処理部111によって実行される。そして、前記制御部11は、患者の年齢及び性別と、薬品の服用開始日及び服用終了日と、薬品の初回服用日と、前記検査条件とに基づいて、前記検査間隔情報D25を登録又は更新する。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する前記薬品別検査条件情報D21が存在するか否かを判断する。ここで、前記対象薬品に対応する前記薬品別検査条件情報D21が存在すると判断されると(S12:Yes)、処理はステップS13に移行し、存在しないと判断されると(S12:No)、処理はステップS14に移行する。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部11は、前記記憶部12に記憶されている前記薬品別検査条件情報D21から前記対象薬品に対応する前記検査コード及び前記検査条件を取得する。なお、前記対象薬品に対応する前記検査コード及び前記検査条件が複数存在する場合には、複数の前記検査コード及び前記検査条件が読み出される。
<ステップS14>
ステップS14において、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する前記患者別検査条件情報D22が存在するか否かを判断する。例えば、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する薬品コードが前記対象患者に対応する前記患者別検査条件情報D22に登録されているか否かを判断する。ここで、前記患者別検査条件情報D22が存在すると判断されると(S14:Yes)、処理はステップS15に移行し、存在しないと判断されると(S14:No)、処理はステップS16に移行する。
<ステップS15>
ステップS15において、前記制御部11は、前記記憶部12に記憶されている前記患者別検査条件情報D22から前記対象薬品に対応する前記検査コード及び前記検査条件を取得する。なお、前記対象薬品に対応する前記検査コード及び前記検査条件が複数存在する場合には、複数の前記検査コード及び前記検査条件が読み出される。
ここで、前記制御部11は、前記ステップS13において前記薬品別検査条件情報D21から取得された前記検査コード及び前記検査条件のうち、前記患者別検査条件情報D22に含まれている前記検査コード及び前記検査条件については、前記患者別検査条件情報D22に含まれている前記検査コード及び前記検査条件に置き換える。即ち、前記制御部11は、前記薬品別検査条件情報D21における前記検査コード及び前記検査条件よりも前記患者別検査条件情報D22における前記検査コード及び前記検査条件を優先的に使用する。なお、前記ステップS12〜S13と前記ステップS14〜S15との順序が入れ替えられ、前記患者別検査条件情報D22に前記検査コード及び前記検査条件が登録されていた場合には前記薬品別検査条件情報D21から前記検査コード及び前記検査条件が読み出されないことも考えられる。
<ステップS16〜S17>
ステップS16において、前記制御部11は、前記ステップS13又は前記ステップS15等で取得された前記検査条件に基づいて、前記対象薬品の服用前に検査が適切に実施されているか否かを判定する服用前判定処理が必要であるか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する前記検査コードのうち前記投与前フラグが「1」である検査コードについて前記服用前判定処理が必要であると判断する。ここで、少なくとも一つの前記検査コードについて前記服用前判定処理が必要であると判断されると(S16:Yes)、前記制御部11は、処理をステップS17に移行させて、前記服用前判定処理を実行する。なお、前記制御部11は、全ての前記検査コードについて前記服用前判定処理が必要でないと判断された場合には(S16:No)、処理をステップS18に移行させる。
[服用前判定処理]
ここで、図14を参照しつつ、前記服用前判定処理の一例について説明する。なお、前記服用前判定処理は、前記対象薬品に対応する前記検査コードのうち前記服用前判定処理が必要であると判断された前記検査コードについて個別に実行される。即ち、複数種類の検査コードについて前記服用前判定処理が必要であると判定された場合には、複数の前記服用前判定処理が並列又は直列で実行される。
<ステップS21>
ステップS21において、前記制御部11は、前記患者マスターD11に登録されている前記対象患者のプロファイル及び前記対象患者の前記検査実施状況などに基づいて、前記対象患者に対応する前記検査条件を前記薬品別検査条件情報D21又は前記患者別検査条件情報D22から取得する。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記第1取得処理部111によって実行される。具体的に、前記制御部11は、前記対象患者の年齢及び性別などに基づいて前記検査条件を選択する。
例えば、図3(B)に示されている前記薬品別検査条件情報D21から前記検査条件を特定する場合であって、前記対象薬品が前記薬品コード「0001」の薬品であり、前記実施検査コードが「0173」であるとする。また、前記対象患者の年齢は20歳、性別は男性であるとする。この場合、前記制御部11は、前記薬品別検査条件情報D21の前記レコードR212から、前記開始実施期間である「30」日と前記終了実施期間である「0」日と前記検査間隔である「15」日とを前記検査条件として選択する。
また、図4(B)に示されている前記患者別検査条件情報D22から前記検査条件を特定する場合であって、前記対象患者の患者コードが「00000001」であり、前記対象薬品が前記薬品コード「0001」の薬品であり、前記実施検査コードが「0173」であるとする。この場合、前記制御部11は、前記患者別検査条件情報D22の前記レコードR222から、前記開始実施期間である「20」日と前記終了実施期間である「0」日と前記検査間隔である「10」日とを前記検査条件として選択する。
<ステップS22>
ステップS22において、前記制御部11は、前記対象患者の前記検査データから前記検査コードに対応する検査実施状況を前記記憶部12から取得する。前述したように、前記検査データには、前記対象患者について実施された検査の検査コード、検査名称、検査実施日、及び検査結果などが含まれる。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記第2取得処理部112によって実行される。
<ステップS23>
そして、ステップS23において、前記制御部11は、前記ステップS22で取得された前記対象患者の検査実施状況が、前記ステップS21で選択された前記検査条件を充足するか否かを判断する。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記判定処理部113によって実行される。例えば、前記検査実施条件である前記開始実施期間が「30」日であり、前記終了実施期間が「0」日であり、前記検査間隔が「15」日である場合は、前記初回服用日の「30」日前から「0」日前までの間における「15」日ごとの前記検査期間に、前記検査条件に対応する前記実施検査コードの検査が実施されているか否かが判断される。ここで、前記制御部11は、前記検査条件が充足すると判断すると(S23:Yes)、当該服用前判定処理を終了させ、前記検査条件が充足していなければ(S23:No)、処理をステップS24に移行する。
<ステップS24>
ステップS24において、前記制御部11は、前記服用前判定処理の結果がエラーである旨を前記処方データに対応付けて前記記憶部12に記録するエラー記録処理を実行する。これにより、前記服用前判定処理の結果は、前記定期的検査チェック処理における後述のステップS20などで報知されることになる。なお、前記服用前判定処理の結果がエラーでない場合は、前記服用前判定処理の結果が報知されない。一方、前記服用前判定処理の結果がエラーでない場合に前記服用前判定処理の結果が報知されることも他の実施形態として考えられる。
<ステップS18〜S19>
図13の説明に戻り、ステップS18において、前記制御部11は、前記ステップS13又は前記ステップS15等で取得された前記検査条件に基づいて、前記対象薬品の服用後に検査が適切に実施されているか否かを判定する服用後判定処理が必要であるか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する前記検査コードのうち前記投与後フラグが「1」である検査コードについて前記服用後判定処理が必要であると判断する。ここで、少なくとも一つの前記検査コードについて前記服用後判定処理が必要であると判断されると(S18:Yes)、前記制御部11は、処理をステップS19に移行させて、前記服用後判定処理を実行する。なお、前記制御部11は、全ての前記検査コードについて前記服用後判定処理が必要でないと判断された場合には(S18:No)、処理をステップS20に移行させる。
[服用後判定処理]
ここで、図15を参照しつつ、前記服用後判定処理の一例について説明する。なお、前記服用後判定処理は、前記対象薬品に対応する前記検査コードのうち前記服用後判定処理が必要であると判断された前記検査コードについて個別に実行される。即ち、複数種類の検査コードについて前記服用後判定処理が必要であると判定された場合には、複数の前記服用後判定処理が並列又は直列で実行される。
<ステップS31>
ステップS31において、前記制御部11は、前記患者マスターD11に登録されている前記対象患者のプロファイル及び前記対象患者の前記検査実施状況などに基づいて、前記対象患者に対応する前記薬品別検査条件情報D21又は前記患者別検査条件情報D22から前記検査条件を取得する。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記第1取得処理部111によって実行される。具体的に、前記制御部11は、前記対象患者の年齢及び性別などに基づいて前記検査条件を選択する。
例えば、図3(B)に示されている前記薬品別検査条件情報D21から前記検査条件を特定する場合であって、前記対象薬品が前記薬品コード「0001」の薬品であり、前記実施検査コードが「0172」であるとする。また、前記対象患者の年齢は20歳、性別は男性であるとする。さらに、前記初回服用日からの経過日数が「15」日であるとする。この場合、前記制御部11は、前記薬品別検査条件情報D21の前記レコードR211から、前記開始実施期間が「0」日、前記終了実施期間が「30」日である場合に対応する前記検査間隔である「15」日間隔を前記検査条件として選択する。
また、図4(B)に示されている前記患者別検査条件情報D22から前記検査条件を特定する場合であって、前記対象患者の患者コードが「00000001」であり、前記対象薬品が前記薬品コード「0001」の薬品であり、前記実施検査コードが「0172」であるとする。さらに、前記初回服用日からの経過日数が「15」日であるとする。この場合、前記制御部11は、前記患者別検査条件情報D22の前記レコードR221から、前記開始実施期間が「0」日、前記終了実施期間が「30」日である場合に対応する前記検査間隔である「10」日間隔を前記検査条件として選択する。
<ステップS32>
ステップS32において、前記制御部11は、前記対象患者の前記検査データから前記検査コードに対応する検査実施状況を前記記憶部12から取得する。前述したように、前記検査データには、前記対象患者について実施された検査の検査コード、検査名称、検査実施日、及び検査結果などが含まれる。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記第2取得処理部112によって実行される。
<ステップS33>
そして、ステップS33において、前記制御部11は、前記処方データ、前記検査データ、前記薬品別検査条件情報D21、前記患者別検査条件情報D22、前記患者別検査情報D23、及び前記初回服用日情報D24などに基づいて前記検査間隔情報D25を更新する。具体的に、前記制御部11は、患者の年齢及び性別と、薬品の服用開始日及び服用終了日と、薬品の初回服用日と、前記検査条件とに基づいて、前記検査間隔情報D25を登録又は更新する。ここでは、前記検査間隔情報D25において、前記検査間隔ごとの検査期間、及び前記検査期間各々における検査の実施の有無などの情報が登録又は更新される。
例えば、前記制御部11は、前記処方データに含まれる前記薬品コードに対応する薬品の初回服用日から現在までの間における前記検査間隔ごとの前記検査期間を特定する。このとき、前記制御部11は、前記初回服用日から現在までの期間の長さによって、前記検査間隔ごとの一又は複数の前記検査期間を特定することになる。そして、前記制御部11は、前記検査期間各々について、前記検査項目の検査が実施されているか否かを判断し、その判断結果を前記検査間隔情報D25に記録する。即ち、前記制御部11は、前記初回服用日から現在までの間において特定された前記検査期間が一つである場合には、その一つの前記検査期間のみについて前記検査の実施有無を判断する。一方、前記制御部11は、前記初回服用日から現在までの間において特定された前記検査期間が複数である場合には、その複数の前記検査期間についてそれぞれ前記検査の実施有無を判断する。
さらに、前記制御部11は、前記初回服用日から現在までの間において複数の前記検査期間が特定された場合、複数の前記検査期間のうち現在日時が属する検査期間を少なくとも含む予め設定された一又は複数の前記検査期間について、前記検査項目の検査が実施されたか否かを判断することも考えられる。このとき判断対象となる前記検査期間の数は、例えば前記検査支援システム10の初期設定において、前記サーバー1又は前記クライアント端末2などにおけるユーザー操作に応じて予め設定される。そして、後述するように、ステップS20において、前記制御部11は、前記ステップS33における判定対象となった一又は複数の前記検査期間について前記検査実施状況及び前記検査条件の関係が時系列に沿って示される模式図を前記判定結果と共に出力する。これにより、ユーザーは、前記検査期間のうち直近の所定数の検査期間についての判定結果の詳細を前記模式図で容易に把握することが可能となる。
また、前記制御部11は、前記初回服用日から現在までの間で特定された全ての前記検査期間について、前記検査項目の検査が実施されているか否かを判断した後、前記検査が実施されていない前記検査期間のみを抽出して前記模式図を出力することも考えられる。さらに、前記制御部11が、前記初回服用日から現在までの間で特定された全ての前記検査期間について、前記検査項目の検査が実施されているか否かを判断した後、現在から最後に検査が実施されたときまでの間に含まれる前記検査期間のみを抽出して前記模式図を出力することも考えられる。また、前記制御部11は、例えば前記検査項目の検査各々が実施されている間隔が前記検査間隔よりも短いか否かを判断すること、即ち前記検査項目の検査が前記検査間隔内で実施されているか否かを判断することも考えられる。
<ステップS34>
ステップS34において、前記制御部11は、前記ステップS33で更新された前記検査間隔情報D25に基づいて、前記対象患者の検査実施状況が前記検査条件を充足するか否かを判断する。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記判定処理部113によって実行される。具体的に、前記制御部11は、前記検査間隔情報D25において、前記検査コードの検査が直前の前記検査期間内及び現在の前記検査期間内にそれぞれ実施されている場合に前記検査条件が充足すると判断する。ここで、前記検査条件が充足すると判断すると(S34:Yes)、当該服用後判定処理を終了させ、前記検査条件が充足していなければ(S34:No)、処理をステップS35に移行する。
なお、前記検査間隔情報D25に、同一の前記検査コードの情報が複数登録されている場合、前記制御部11は、前記検査コード各々について前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを個別に判断する。一方、前記制御部11が、前記検査間隔情報D25に同一の前記検査コードの情報が複数登録されている場合には、その複数の情報のうち前記検査間隔が最も短い情報に基づいて前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判断することも考えられる。
<ステップS35>
ステップS35において、前記制御部11は、直前の前記検査期間について前記検査条件が充足しているか否かを判断する。ここで、直前の前記検査期間について前記検査条件が充足していると判断すると(S35:Yes)、処理はステップS36に移行し、直前の前記検査期間について前記検査条件が充足していないと判断すると(S35:No)、処理はステップS351に移行する。
<ステップS36>
ステップS36において、前記制御部11は、前記服用後判定処理の結果としてエラーである旨を前記処方データに対応付けて前記記憶部12に記録するエラー記録処理が実行される。これにより、前記服用後判定処理の結果がエラーである旨が、前記定期的検査チェック処理における後述のステップS20で報知されることになる。なお、前記服用後判定処理の結果がエラーでない場合は、前記服用後判定処理の結果が報知されない。一方、前記服用後判定処理の結果がエラーでない場合に前記服用後判定処理の結果が報知されることも他の実施形態として考えられる。
また、ステップS36において、前記制御部11は、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間のうち前記検査条件を充足していないと判定された検査期間についてもエラーである旨を記録することが考えられる。これにより、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間がエラーであるか否かについても、前記定期的検査チェック処理における後述のステップS20で報知することが可能となる。なお、直前の前記検査期間について前記検査条件が充足している場合には、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間についても前記検査条件の充足の有無が報知されない。一方、直前の前記検査期間について前記検査条件が充足している場合に、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間についての前記検査条件の充足の有無が報知されることも他の実施形態として考えられる。
<ステップS351>
一方、ステップS351において、前記制御部11は、前記服用後判定処理の結果として、注意が必要である旨を前記処方データに対応付けて前記記憶部12に記録する要注意記録処理が実行される。これにより、前記服用後判定処理の結果として注意が必要である旨が、前記定期的検査チェック処理における後述のステップS20で報知されることになる。
具体的に、ステップS351において、前記制御部11は、現在の前記検査期間について前記検査条件を充足していないと判定されている場合は、現在の前記検査期間について注意が必要である旨を記録する。また、前記制御部11は、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間について前記検査条件を充足していない場合には、前記各検査期間についてエラーである旨を記録する。これにより、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間がエラーであるか否かについても、前記定期的検査チェック処理における後述のステップS20で報知することが可能となる。なお、現在の前記検査期間について前記検査条件を充足している場合には、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間についても前記検査条件の充足の有無が報知されない。一方、直前の前記検査期間がエラーでない場合に、直前の前記検査期間よりも前の各検査期間についての前記検査条件の充足の有無が報知されることも他の実施形態として考えられる。なお、前記ステップS34において、直前の前記検査期間内に前記検査コードの検査が実施されているか否かが判定され、前記ステップS35及び前記ステップS351の処理が省略される構成も他の実施形態として考えられる。
<ステップS20>
図13の説明に戻り、ステップS20において、前記制御部11は、当該定期的検査チェック処理の判定結果を出力する出力処理を実行する。ここに、係る処理は、前記制御部11の前記出力処理部115によって実行される。また、前記制御部11は、前記ステップS20に係る出力処理を前記病棟側鑑査処理S2又は前記調剤側鑑査処理S4などで実行することも考えられる。なお、図16〜図19は、前記ステップS20における前記判定結果の出力態様の一例を示す図である。
具体的に、前記制御部11は、前記ステップS24又は前記ステップS36で前記エラー記録処理が実行された場合は、前記検査条件を充足していない旨を示すエラーを報知するエラー報知処理を実行する。例えば、前記制御部11は、前記エラーを報知するためのエラー報知画面D4を前記サーバー1の表示装置14又は前記クライアント端末2の表示装置24などに表示させる。ここに、図16及び図17は、前記エラー報知画面D4の一例を示す図である。なお、図16は、前記初回検査日から現在までの間で3つの前記検査期間が特定されており、そのいずれにおいても検査が実施されていない場合の前記エラー報知画面D4の表示例である。また、図17は、前記初回検査日から現在までの間で3つの前記検査期間が特定されており、最初の検査期間には検査が実施されており、その後の2回の検査期間には検査が実施されていない場合の前記エラー報知画面D4の表示例である。
図16及び図17に示されているように、前記エラー報知画面D4には、前記検査実施状況が前記検査条件を充足していない旨のメッセージが表示される領域A41と、前記検査実施状況及び前記検査条件の関係が時系列に沿って示される模式図が表示される領域A42とが含まれる。前記メッセージは、例えば「A検査が行われていません。検査有無の確認が必要です。」のようなエラーを報知するメッセージである。これにより、ユーザーは、前記判定結果を認識することができると共に、前記検査実施状況と前記検査条件との関係を容易に把握することができる。
具体的に、前記制御部11は、前記検査データ、前記初回服用日情報D24、及び前記検査間隔情報D25などに基づいて前記領域A42に前記模式図を表示させる。前記エラー報知画面D4における前記領域A42では、左から右に向かって進行する時間軸が表示されると共に、前記時間軸において前記初回服用日を示すフラグF1及び前記初回服用日から起算した前記検査間隔ごとの前記検査期間の終期を示すフラグF2が識別可能に表示されている。また、前記時間軸上には、現在日時を示すフラグF3、及び前検査実施日を示すフラグF4なども識別可能に表示される。なお、前記領域A42では、前記フラグF1〜F4各々に対応する日付も表示される。
これにより、ユーザーは、前記フラグF1〜前記フラグF4を参照し、初回検査日、検査の検査間隔の終期、現在日時、及び検査実施日などを直感的に把握することができる。また、前記領域A42では、前記時間軸上にも、前記検査項目の検査の実施状況として、「検査実施済」、「検査未実施」、「検査要実施」などのメッセージが表示されている。さらに、前記領域A42では、各検査期間に対応する検査実施状況の表示領域の背景が、検査実施済、検査未実施、及び検査要実施に対応して予め設定された特定の色で表示される。例えば、前記制御部11は、「検査実施済」の背景を白色又は青色で表示させ、「検査未実施」の背景を赤色で表示させ、「検査用実施」の背景を黄色で表示させることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記検査間隔ごとについて検査が適切に実施されているか否か等を容易に把握することができる。なお、前記領域A42において、「検査実施済」、「検査未実施」、「検査要実施」などのメッセージが省略され、前記検査項目の検査の実施状況の内容が前記特定の色によって表示される構成も考えられる。また、前記メッセージにかかわらず各検査期間に対応する表示領域の背景が同一であってもよい。なお、複数の前記検査間隔が表示される場合には、前記初回服用日を示す前記フラグF1が省略され、前記検査間隔ごとの前記検査期間の終期が複数表示されることも考えられる。また、図16及び図17に示す例では、前記エラー報知画面D4内の上部には薬品コード及び薬品名が表示されているが、前記薬品コード及び前記薬品名と共に、又は前記薬品コード及び前記薬品名に代えて、前記実施検査コード及び前記実施検査名称が表示されてもよい。
一方、前記制御部11は、前記ステップS351で前記要注意記録処理が実行された場合、前記ステップS20において、現時点で前記検査条件を充足していない旨を示す注意喚起を報知する要注意報知処理を実行する。例えば、前記制御部11は、前記注意喚起を報知するための要注意報知画面D5を前記サーバー1の表示装置14又は前記クライアント端末2の表示装置24などに表示させる。
ここに、図18は、前記要注意報知画面D5の一例を示す図である。なお、図18は、前記初回検査日から現在までの間で1つの前記検査期間が特定されており、その検査期間に検査が実施されていない場合の前記要注意報知画面D5の表示例である。前記要注意報知画面D5には、現時点で前記検査実施状況が前記検査条件を充足していない旨のメッセージが表示される領域A51と、前記エラー報知画面D4と同様に、前記時間軸及び前記フラグF1〜F3が表示される領域A52とが含まれる。前記メッセージは、例えば「6月10日から7月10日の間にA検査を行う必要があります。」のような注意喚起を報知するメッセージである。なお、前記要注意報知画面D5では、一つの前記検査間隔に対応する前記検査期間が表示されているが、前記要注意報知画面D5の前記領域A52に複数の検査間隔に対応する前記検査期間が表示される場合には、検査実施済みの検査間隔については前記フラグF4が表示される。
さらに、前記制御部11は、前記定期的検査チェック処理の判定結果が正常である場合にも、前記ステップS20において、前記検査実施状況が前記検査条件を充足している旨を報知する確認報知処理を実行することが考えられる。例えば、前記制御部11は、前記判定結果が正常である旨を報知するための定期的検査確認画面D6を前記サーバー1の表示装置14又は前記クライアント端末2の表示装置24などに表示させる。ここに、図19は、前記定期的検査確認画面D6の一例を示す図である。なお、図19は、前記初回検査日から現在までの間で1つの前記検査期間が特定されており、その検査期間に検査が実施されている場合の前記定期的検査確認画面D6の表示例である。前記定期的検査確認画面D6には、検査が適切に実施されている旨を示すメッセージが表示される領域A61と前記時間軸及び前記フラグF1〜F4が表示される領域A52とが含まれる。前記メッセージは、例えば「A検査の定期的検査は適切に実施されています」のように問題ない旨を示すメッセージである。なお、前記定期的検査確認画面D6においても複数の前記検査間隔に対応する前記検査期間が表示されてもよい。
さらに、前記制御部11は、前記処方データに対応する情報を処方箋、薬情、手帳、又は薬袋などに印刷する際に、前記定期的検査チェック処理における判定結果をその処方箋、薬情、手帳、又は薬袋などに印刷することが考えられる。さらに、前記制御部11は、前記エラー報知画面D4、前記要注意報知画面D5、又は前記確認画面D6と同様の前記模式図を、前記処方箋、前記薬情、前記手帳、又は前記薬袋などに印刷させることが考えられる。なお、係る処理は、前記制御部11の前記出力処理部115によって実行される。これにより、ユーザー及び患者は、前記処方箋、前記薬情、前記手帳、又は前記薬袋などを参照して前記検査条件の充足の有無などを容易に確認することが可能であり、前記処方箋、前記薬情、前記手帳、又は前記薬袋などに記録として残すことも可能である。
また、前記制御部11は、前記検査条件の充足有無の判定結果を前記上位システム6などに送信することが考えられる。なお、係る処理は、前記制御部11の前記出力処理部115によって実行される。これにより、前記上位システム6において前記判定結果が表示可能であり、前記上位システム6を使用する医師などにも前記判定結果を認識させることができる。なお、前記制御部11は、前記検査条件が充足していないと判定された場合にのみ、前記判定結果を前記上位システム6などに送信することも考えられる。
以上説明したように、前記検査支援システム10では、前記制御部11によって前記定期的検査チェック処理が実行されることにより、前記対象薬品を服用する前記対象患者について適切な検査が実施されているか否かが判定され、その判定結果が出力される。従って、ユーザーは、前記対象患者について適切な検査が実施されているか否かを容易に把握することができ、例えば薬品の服用に際して必要な検査の実施漏れ、又は薬品の服用後に必要な検査の実施漏れなどを抑制することができる。
また、前記制御部11は、前記判定結果がエラーである場合、前記エラーを承認するための操作が行われるまで、前記処方データについての調剤を開始させないことが考えられる。例えば、前記制御部11は、前記定期的検査チェック処理において判定結果がエラーである場合に、その判定結果を承認するための予め定められた承認操作を受け付ける。そして、前記制御部11は、前記承認操作を受け付けた場合に、前記エラー報知画面D5を閉じて前記定期的検査チェック処理を終了させ、前記処方データを後段の処理に移行させる。
また、本実施形態では、前記処方データの受信時に実行される前記処方チェックにおいて前記定期的検査チェック処理が実行される場合を例に挙げて説明した。一方、前記定期的検査チェック処理は、前記処方データの受信時に限らず、例えば予め定められた間隔で定期的に実行されること、又は予め定められた時刻に実行されることが考えられる。このような構成は、例えば前記検査支援システム10が使用される前記医療機関に入院する患者について適正な検査が実施されているか否かを判断する場合に好適である。具体的に、前記制御部11は、前記医療機関に入院する患者各々の服薬状況などが表示されるモニター画面D7に、前記患者ごとに対応する前記定期的検査チェック処理における判定結果を表示させることが考えられる。
ここに、図20は、前記モニター画面D7の一例を示す図である。図20に示されるように、前記モニター画面D7では、領域A71に患者各々の服薬に関するデータが表示されている。そして、前記定期的検査チェック処理において前記エラー設定処理が実行された場合には、前記領域A71における「定期的検査」の項目欄にエラーである旨を示す「×」などの符号又は文字が出力される。なお、前記定期的検査チェック処理における判定結果が注意である場合は、前記領域A71における「定期的検査」の項目欄に注意である旨を示す「△」などの符号又は文字が出力される。また、前記モニター画面D7の前記領域A71には、「アレルギー」の項目欄が設けられており、前記アレルギーチェック処理の実行結果がエラー又は注意である場合にも、「アレルギー」の項目欄に「×」、「△」などの符号又は文字が出力される。これにより、ユーザーは、前記モニター画面D7を参照することにより、前記患者ごとの前記定期的検査チェック処理及び前記アレルギーチェック処理などの判定結果がエラー又は注意である旨を容易に把握することができる。
また、本実施形態では、前記定期的検査チェック処理が前記処方データに含まれる前記薬品コードに対応する薬品ごとについて実行される場合を例に挙げて説明した。一方、前記処方データに、同一の検査項目についての検査が必要な複数の前記薬品コードが含まれることも考えられる。この場合、前記制御部11の前記判定処理部113は、複数の前記薬品コードのうち前記検査間隔が最も短い薬品コードに対応付けられた前記検査条件に基づいて、前記検査項目の検査が前記検査間隔内に実施されているかを判断することが考えられる。
[アレルギーチェック処理]
前述したように、前記処方受信処理S1において前記制御部11が実行する前記処方チェックには、前記処方データについて、前記対象薬品の服用により前記対象患者にアレルギー症状が発現するか否かをチェックするアレルギーチェック処理が実行される。
ところで、前記アレルギーチェック処理では、前記対象薬品ごとに対応付けて予め登録されたアレルギー情報が、前記対象患者ごとに予め登録されているアレルギー情報に該当するか否かが判断される。そのため、前記対象薬品ごとに対応するアレルギー情報及び前記対象患者ごとに対応するアレルギー情報が予め登録されている必要がある。
この点について、前記制御部11が、ユーザー操作に応じて、前記対象薬品ごとに対応するアレルギー情報及び前記対象患者ごとに対応するアレルギー情報を登録可能な構成が考えられる。但し、前記対象薬品ごとに対応するアレルギー情報及び前記対象患者ごとに対応するアレルギー情報を全てユーザー操作に応じて登録する場合はユーザーによる登録作業が煩雑である。
これに対し、前記検査支援システム10では、前記制御部11が、前記上位システム6からアレルギー情報を含む各種のデータを取得した場合に、後述の情報更新処理を実行することにより前記アレルギー情報を自動的に登録することが可能である。例えば、前記処方データに、前記ホスト側アレルギー情報が含まれる場合、前記制御部11は、前記上位システム6から前記処方データを取得した場合に前記情報更新処理を実行する。また、前記制御部11は、予め定められた所定時刻又は所定間隔などの特定のタイミングで、前記上位システム6の前記記憶部61に記憶されている前記ホスト側患者データに含まれる前記ホスト側アレルギー情報を取得することがある。
以下、図21を参照しつつ、前記アレルギーチェック処理及び前記情報更新処理の一例について説明する。
<ステップS41>
図21に示されるように、ステップS41において、前記制御部11は、前記患者マスターD16に登録されている前記対象患者の情報からアレルギー情報を読み出す。前述したように、前記アレルギー情報には、前記対象患者が有するアレルギーを特定するための情報として、前記起因区分及び前記起因名称が含まれる。
<ステップS42>
ステップS42において、前記制御部11は、前記対象患者の前記アレルギー情報が存在するか否かを判断し、前記アレルギー情報が存在する場合は(S42:Yes)、処理をステップS43に移行させる。なお、前記対象患者の前記アレルギー情報が存在しない場合には(S42:No)、当該アレルギーチェック処理を終了させる。
<ステップS43>
ステップS43において、前記制御部11は、前記アレルギーマスターD14及び前記患者マスターD16などを登録又は更新する前記情報更新処理を実行する。
[情報更新処理]
ここで、図22を参照しつつ、前記情報更新処理の一例について説明する。なお、ここでは、前記処方データの受信時に前記情報更新処理が実行される場合を例に挙げて説明するが、前記上位システム6から前記ホスト側患者データが受信される場合も同様に前記情報更新処理が実行される。
<ステップS51>
ステップS51において、前記制御部11は、前記処方データにアレルギーコードが含まれているか否かを判断する。ここで、前記処方データにアレルギーコードが含まれていると判断されると(S51:Yes)、処理はステップS52に移行し、前記処方データにアレルギーコードが含まれていないと判断されると(S51:No)、処理はステップS511に移行する。なお、前記ホスト側患者データの受信時には、前記ホスト側患者データにアレルギーコードが含まれているか否かが判断される。
<ステップS52>
ステップS52において、前記制御部11は、前記アレルギーコードが前記アレルギーマスターD14に登録されているか否かを判断する。ここで、前記アレルギーコードが前記アレルギーマスターD14に登録されていると判断されると(S52:Yes)、処理はステップS521に移行し、前記アレルギーコードが前記アレルギーマスターD14に登録されていないと判断されると(S52:No)、処理はステップS53に移行する。
<ステップS53>
ステップS53において、前記制御部11は、前記アレルギーコードを前記アレルギー情報として前記アレルギーマスターD14に仮登録するための仮登録処理を実行する。なお、前記処方データに前記アレルギーコードに対応するアレルギー名称が含まれる場合は、前記アレルギー名称も前記アレルギー情報として前記アレルギーコードに対応付けて仮登録される。そして、前記制御部11は、前記ステップS53で仮登録された前記アレルギー情報を、ユーザーによる予め定められた本登録操作に応じて前記アレルギーマスターD14に本登録する。なお、前記アレルギーマスターD14に仮登録された前記アレルギー情報は、前記検査支援システム10では使用不可の状態であり、前記アレルギーチェック処理などでも比較対象として使用されない。
ここに、図23は、前記ステップS53で仮登録された前記アレルギー情報を本登録するためのアレルギーマスターメンテナンス画面D8の一例を示す図である。図23に示されるように、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8では、領域A81に仮登録中の前記アレルギー情報の一覧が表示される。また、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8には、操作キーK81及び操作キーK82が表示されている。そして、前記制御部11は、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8において、一又は複数の前記アレルギー情報が選択された状態で前記操作キーK81が操作されると、図23に示されているように、選択された前記アレルギー情報の前記起因区分及び前記起因名称を一括登録するための一括登録画面D9をポップアップ表示させる。
続いて、前記制御部11は、前記一括登録画面D9において前記起因区分及び前記起因名称の内容が入力された後、登録操作に対応する操作キーK91が操作されると、前記一括登録画面D6を閉じて前記起因区分及び前記起因名称を前記領域A81に反映させる。その後、前記制御部11は、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8において、前記操作キーK82が操作されると、前記領域A81において、前記アレルギーコード、前記アレルギー名称、前記起因区分、前記起因名称などを含む前記アレルギー情報を前記アレルギーマスターD14に本登録する。なお、前記制御部11は、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8において、前記サーバー1及び前記クライアント端末2などに対するユーザー操作に応じて、前記アレルギー情報各々における前記起因区分及び前記起因名称の手動入力を受け付けることも可能である。
<ステップS521>
ステップS521において、前記制御部11は、前記ホスト側アレルギー情報に基づいて前記アレルギーマスターD14を更新する。具体的に、前記制御部11は、前記アレルギーマスターD14の前記アレルギーコードに対応するアレルギー名称を、前記ホスト側アレルギー情報のアレルギー名称に更新する。これにより、前記アレルギーマスターD14における前記アレルギー名称と前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギー名称とが自動的に同期される。
<ステップS511>
一方、前記処方データにアレルギーコードが含まれていない場合(S51:No)、続くステップS511において、前記制御部11は、前記処方データに含まれるアレルギー名称が前記アレルギーマスターD14に登録されているか否かを判断する。ここで、前記アレルギー名称が前記アレルギーマスターD14に登録されていると判断されると(S511:Yes)、処理はステップS512に移行し、前記アレルギー名称が前記アレルギーマスターD14に登録されていないと判断されると(S511:No)、処理はステップS54に移行する。
<ステップS512>
ステップS512において、前記制御部11は、前記処方データに含まれるアレルギー名称が前記記憶部12の前記マスター記憶部122に記憶されている他の名称と一致するか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記アレルギー名称と一致する薬品名称、薬品分類、成分名称、又は食品名称のいずれかが前記薬品マスターD15、前記成分マスターD18、又は前記食品分類マスターD19などの前記アレルギーマスターD14を除く他のマスターに登録されているか否かを判断する。ここで、前記アレルギー名称が前記記憶部12の前記マスター記憶部122に記憶されていると判断されると(S512:Yes)、処理はステップS513に移行する。
また、前記アレルギー名称が前記記憶部12の前記マスター記憶部122に記憶されていないと判断されると(S512:No)、処理は前記ステップS53に移行する。この場合、前記ステップS53では、前記制御部11が、アレルギーコードを自動採番し、その採番されたアレルギーコード及び前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギー名称を前記アレルギーマスターD14に仮登録する。前記自動採番では、例えば連番の採番によって、重複しないアレルギーコードが採番される。また、前記制御部11は、前記ホスト側アレルギー情報における前記アレルギーコードの桁数とは異なる桁数の前記アレルギーコードを自動採番する。これにより、前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギーコードと前記アレルギーマスターD14の前記アレルギーコードとの重複が防止される。なお、ここで仮登録された前記アレルギー情報についても、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8を用いて本登録される。
<ステップS513>
ステップS513において、前記制御部11は、前記制御部11は、前記ホスト側アレルギー情報に基づいて前記アレルギーマスターD14を更新する。具体的に、前記制御部11は、前記ステップS53と同様に前記アレルギーコードを自動採番し、その採番されたアレルギーコード及び前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギー名称を前記アレルギーマスターD14に本登録する。即ち、前記アレルギーマスターメンテナンス画面D8を用いた本登録操作は不要である。
ここで、前記制御部11は、前記アレルギー情報における前記起因名称として、前記アレルギー名称に一致する前記薬品名称、前記薬品分類、前記成分名称、又は前記食品名称を自動入力する。また、前記アレルギー情報における前記起因区分として、前記薬品名称、前記薬品分類、前記成分名称、又は前記食品名称に対応する起因区分を自動入力する。
例えば、前記アレルギー名称が前記薬品名称と一致する場合には、前記薬品名称が前記起因名称として入力され、前記薬品名称である旨を示す「薬品」が前記起因区分として入力される。また、前記アレルギー名称が前記薬品分類と一致する場合には、前記薬品分類が前記起因名称として入力され、前記薬品分類である旨を示す「薬品分類」が前記起因区分として登録される。さらに、前記アレルギー名称が前記成分名称と一致する場合には、前記成分名称が前記起因名称として入力され、前記成分名称である旨を示す「成分」が前記起因区分として入力される。同じく、前記アレルギー名称が前記食品名称と一致する場合には、前記食品名称が前記起因名称として入力され、前記食品名称である旨を示す「食品分類」が前記起因区分として入力される。
これにより、前記アレルギーマスターD14に、前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギーコード及び前記アレルギー名称の両方が含まれていない場合でも、前記アレルギー名称に一致する名称が他のマスターに登録されている場合には、新たなアレルギー情報が前記アレルギーマスターD14に自動的に登録される。なお、前記ステップS512では、例えば前記薬品マスターD15に登録されている薬品成分などの特定の名称と前記ホスト側アレルギー情報の前記アレルギー名称とが一致するか否かのみが判断されることも考えられる。
<ステップS54>
ステップS54において、前記制御部11は、当該情報更新処理で更新された前記アレルギー情報に基づいて前記患者マスターを更新する。具体的に、前記制御部11は、前記マスターに登録されている前記アレルギー情報における前記起因名称を、前記アレルギーマスターD14に登録されている前記アレルギー情報における前記起因名称に更新する。これにより、前記患者マスターD15における患者各々の前記アレルギー情報が最新の前記起因区分及び前記起因名称に更新される。
<ステップS44>
図21の説明に戻り、ステップS44において、前記制御部11は、前記処方データのアレルギー情報と前記対象患者のアレルギー情報とに基づいて、前記対象患者が前記対象薬品の服用についてアレルギー上の問題があるか否かを判断する。ここで、アレルギー上の問題があると判断された場合(S44:Yes)、処理はステップS45に移行し、アレルギー上の問題がない場合は(S44:No)、当該アレルギーチェック処理は終了させる。
具体的に、前記患者マスターD15において前記対象患者に対応付けて記憶されている前記起因区分が「薬品」であり、前記起因名称が「錠剤1」である場合、前記制御部11は、「錠剤1」に対応する薬品成分及び薬品分類と、前記対象薬品に対応する薬品成分及び薬品分類とがそれぞれ比較される。そして、前記制御部11は、前記薬品成分及び前記薬品分類のいずれか一方が一致した場合にエラーと判定する。なお、前記制御部11は、前記薬品マスターD15に基づいて、前記起因名称の薬品又は前記対象薬品に対応する前記薬品成分及び前記薬品分類を特定することが可能である。
また、前記患者マスターD15において前記対象患者に対応付けて記憶されている前記起因区分が「薬品分類」であり、前記起因名称が「分類1」である場合、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する薬品分類が「分類1」と一致するか否かを判断する。そして、前記制御部11は、前記薬品分類が一致した場合にエラーと判定する。
また、前記患者マスターD15において前記対象患者に対応付けて記憶されている前記起因区分が「薬品成分」であり、前記起因名称が「成分1」である場合、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する薬品成分が「成分1」と一致するか否かを判断する。そして、前記制御部11は、前記薬品分類が一致した場合にエラーと判定する。
また、前記患者マスターD15において前記対象患者に対応付けて記憶されている前記起因区分が「食品分類」であり、前記起因名称が「分類1」である場合、前記制御部11は、前記対象薬品に対応する薬品成分が「分類1」と一致するか否かを判断する。そして、前記制御部11は、前記薬品分類が一致した場合にエラーと判定する。
<ステップS45>
ステップS45において、前記制御部11は、前記アレルギーチェック処理の判定結果を出力する出力処理を実行する。具体的に、前記制御部11は、前記アレルギーチェック処理の判定結果がエラーである旨を報知するエラー報知処理を実行する。また、前記制御部11は、前記ステップS45に係る出力処理を前記病棟側鑑査処理S2又は前記調剤側鑑査処理S4などで実行することも考えられる。例えば、前記制御部11は、前記エラーを報知するためのエラー報知画面(不図示)を前記サーバー1の表示装置14又は前記クライアント端末2の表示装置24などに表示させる。
以上説明したように、前記検査支援システム10では、前記上位システム6から取得する前記処方データ又は前記ホスト側患者データの受信に応じて、前記アレルギーマスターD14及び前記患者マスターにおける前記アレルギー情報などが自動更新される。従って、ユーザーによる前記アレルギーマスターD14及び前記患者マスターにおける前記アレルギー情報などのメンテナンスの手間が軽減される。
1 :サーバー
11:制御部
12:記憶部
13:通信I/F
14:操作装置
15:表示装置
16:ドライブ装置
2 :クライアント端末
21:制御部
22:記憶部
23:通信I/F
24:操作装置
25:表示装置
26:ドライブ装置
3 :調剤機器
4 :プリンター
5 :通信網
6 :上位システム
10:検査支援システム

Claims (6)

  1. 処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する条件であって前記検査項目に対応する検査間隔を含む検査条件を取得する第1取得処理部と、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得処理部と、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定する処理部であって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品に対応する前記検査間隔とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間各々において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定処理部と、
    前記判定処理部による判定結果を出力する出力処理部と、
    を備える検査支援システム。
  2. 処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する検査条件を取得する第1取得処理部と、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得処理部と、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定する処理部であって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品の種類とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定処理部と、
    前記判定処理部による判定結果を出力する出力処理部と、
    を備える検査支援システム。
  3. コンピューターに、
    処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する条件であって前記検査項目に対応する検査間隔を含む検査条件を取得する第1取得ステップと、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得ステップと、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定するステップであって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品に対応する前記検査間隔とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間各々において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を出力する出力ステップと、
    を実行させるための検査支援プログラム
  4. コンピューターに、
    処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する検査条件を取得する第1取得ステップと、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得ステップと、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定するステップであって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品の種類とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を出力する出力ステップと、
    を実行させるための検査支援プログラム
  5. コンピューターにより、
    処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する条件であって前記検査項目に対応する検査間隔を含む検査条件を取得する第1取得ステップと、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得ステップと、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定するステップであって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品に対応する前記検査間隔とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間各々において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を出力する出力ステップと、
    を実行する検査支援方法
  6. コンピューターにより、
    処方データに含まれる薬品情報に対応する薬品について予め設定された検査項目の実施時期に関する検査条件を取得する第1取得ステップと、
    前記処方データに対応する患者について実施された前記検査項目の実施時期に関する検査実施状況を取得する第2取得ステップと、
    前記検査実施状況が前記検査条件を充足しているか否かを判定するステップであって、前記処方データに含まれる前記薬品情報に対応する薬品の初回服用日と前記薬品の種類とに基づいて検査期間を特定すると共に、前記検査期間において前記検査項目の検査が実施されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を出力する出力ステップと、
    を実行する検査支援方法
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