JP2016057975A - 医療用事務処理システム - Google Patents

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【課題】1処方に含まれる向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能な医療用事務処理システムを提供すること。【解決手段】医療用事務処理システム1は、特定処理部111と出力処理部113とを備える。前記特定処理部111は、薬品を識別するための薬品コードに含まれる特定桁数の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報に基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定可能である。前記出力処理部113は、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、患者の診療情報又は会計情報などを電子データ化して管理する医療用事務処理システムに関するものである。
一般に、病院などの医療施設では、診療、医療行為、検査、薬剤の払い出し、及び会計などを管理するために医療用事務処理システム(例えば特許文献1参照)が利用されることがある。なお、医療用事務処理システムは、患者の診療情報を管理する電子カルテシステム及び患者の会計情報を管理するレセプト電算処理システムなどの上位概念である。
特開2005−174143号公報
ところで、1処方に所定数の向精神薬が含まれる場合に、その処方についての診療報酬点数を逓減することがある。具体的に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の抗精神病薬のいずれかが1処方に含まれる場合(以下、「逓減条件」と称する)には、その処方についての診療報酬点数を逓減することがある。例えば、前記逓減条件を充足する場合、薬剤料に対応する診療報酬点数を100分の80に相当する点数に逓減する。しかしながら、従来の医療用事務処理システムでは、ユーザーが前記逓減条件の充足の有無を判断するための支援を行うことができなかった。
本発明の目的は、1処方に含まれる向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能な医療用事務処理システムを提供することにある。
本発明に係る医療用事務処理システムは、特定処理部と出力処理部とを備える。前記特定処理部は、薬品を識別するための薬品コードに含まれる特定桁数の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報に基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定可能である。前記出力処理部は、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を出力する。
本発明によれば、前記出力処理部により前記分類ごとの前記向精神薬の数が出力されるため、1処方に含まれる向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能である。具体的に、ユーザーは、前記出力処理部により出力される前記分類ごとの前記向精神薬の数を参照して、前記処方情報に含まれている前記向精神薬の数が前記逓減条件を充足するか否かを容易に判断することが可能である。
ところで、前記医療用事務処理システムにおいて全ての向精神薬についてその分類が個別に登録されていれば、前記特定処理部が前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定することが可能である。しかしながら、年間数千種類にも及ぶことがある多数の新薬について、前記向精神薬の分類を必要に応じて個別に登録する作業は煩雑である。これに対し、前記特定桁数が、前記薬品コードの全桁よりも少ない桁数であることが考えられる。これにより、前記分類コードごとに前記向精神薬の分類が登録されていれば、前記特定処理部が前記分類コードに応じて前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定することが可能であるため、前記向精神薬各々について個別に前記分類を登録する場合に比べて手間が軽減される。例えば前記薬品コードが、12桁の薬価基準収載医薬品コード又は個別医薬品コード(YJコード)であり、前記分類コードが前記薬品コードのうち上7桁の情報であることが考えられる。
また、前記医療用事務処理システムが、前記第1対応情報とは別に前記薬品コードと前記向精神薬の分類とが対応付けられた第2対応情報を操作入力に応じて登録可能な登録処理部を備えることが考えられる。この場合、前記特定処理部は、前記第2対応情報に登録されている前記向精神薬については前記第2対応情報に基づいて前記分類を特定し、前記第2対応情報に登録されておらず前記第1対応情報に登録されている前記向精神薬については前記第1対応情報に基づいて前記分類を特定する。これにより、前記第2対応情報を任意に登録することにより前記薬品コードに含まれる前記分類コードの分類について例外的な処理を実行させることが可能となる。
さらに、前記医療用事務処理システムは、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数が、前記処方情報に関する診療報酬点数の逓減を要すると判断するために予め定められた逓減条件を充足するか否かを判定する逓減判定処理部を更に備えることが考えられる。この場合、前記出力処理部が、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数と共に、前記逓減判定処理部による判定結果を出力することが考えられる。これにより、ユーザーは、前記逓減判定処理部による判定結果が出た原因を容易に認識することができる。
特に、前記出力処理部が、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数の表示態様により前記逓減判定処理部による判定結果を表示させることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記分類のうちいずれの分類の前記向精神薬の数が前記逓減条件を充足したかを一目で把握することができる。
さらに、前記医療用事務処理システムが、前記逓減判定処理部により前記逓減条件を充足すると判定された場合に、前記処方情報に関する診療報酬点数を予め設定された逓減規則に従って逓減する逓減処理部を備えることが考えられる。これにより、前記診療報酬点数が自動的に逓減されるため、ユーザーの手間を軽減することができる。
また、前記医療用事務処理システムが、予め設定された特定期間に入力された前記処方情報について前記特定処理部による特定結果及び前記逓減処理部による逓減結果に関する統計情報を出力可能な統計出力処理部を備えることが考えられる。これにより、ユーザーは、例えば向精神薬多剤投与に係る報告のための報告書を、前記統計出力処理部により出力される前記統計情報を参照して容易に作成することができる。
さらに、前記統計出力処理部が、予め定められたフォーマット情報に従って前記統計情報を出力することが考えられる。これにより、例えば、向精神薬多剤投与に係る報告のための報告書を自動的に作成することができ、ユーザーの手間を軽減することができる。
また、前記特定処理部が、前記処方情報に関する会計処理が実行される場合に、前記処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定するものであることが考えられる。この場合、前記出力処理部は、前記逓減判定処理部による判定結果を前記会計処理が行われる際に表示される第1表示画面に表示させるものであることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記会計処理が行われる際に、前記第1表示画面を見て前記逓減判定処理部による判定結果を把握することができる。
また、前記特定処理部が、前記処方情報が入力された場合に、前記処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定するものであることが考えられる。この場合、前記出力処理部は、前記逓減判定処理部による判定結果を前記処方情報が入力される際に表示される第2表示画面に表示させるものであることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記処方情報を入力しているときに、前記第2表示画面を見て前記逓減判定処理部による判定結果を把握することができる。例えば、ユーザーは、前記逓減条件を充足しないように前記処方情報を修正することが可能である。
また、前記医療用事務処理システムが、前記逓減処理部による逓減の実行の有無を選択するための操作部を前記第1表示画面又は前記第2表示画面に表示させる選択表示部を備えることが考えられる。この場合、前記逓減切替処理部が、前記選択表示部により表示された前記操作部の操作に応じて前記逓減処理部による逓減の実行の有無を切り替えることが考えられる。
例えば、前記逓減条件は、前記処方情報に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の向精神病薬のいずれかが含まれることであるである。
ところで、本発明の他の形態に係る医療用事務処理システムは、特定処理部と逓減判定処理部と出力処理部とを備えることが考えられる。前記特定処理部は、薬品を識別するための薬品コードに含まれる特定桁数の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報に基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定可能である。前記逓減判定処理部は、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数が、前記処方情報に関する診療報酬点数の逓減を要すると判断するために予め定められた逓減条件を充足するか否かを判定する。前記出力処理部は、前記逓減判定処理部による判定結果を出力する。これにより、前記出力処理部により前記逓減判定処理部による判定結果が出力されるため、1処方に含まれる向精神薬の数が前記逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能である。
本発明によれば、1処方に含まれる向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能な医療用事務処理システムが実現される。
図1は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムの詳細構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで用いられる薬品マスターの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで用いられる向精神薬分類マスターの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで用いられる登録向精神薬分類マスターの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで実行される向精神薬登録処理の一例を示すフローチャート。 図7は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで実行される第1逓減表示処理の一例を示すフローチャート。 図10は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで実行される第2逓減表示処理の一例を示すフローチャート。 図13は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで表示される画面の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで実行される統計情報登録処理の一例を示すフローチャート。 図17は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで使用される統計情報の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで実行される統計情報出力処理の一例を示すフローチャート。 図19は、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システムで使用されるフォーマット情報の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[医療用事務処理システム1]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る医療用事務処理システム1は、サーバー10及び複数のクライアント装置20を備える。前記サーバー10及び前記クライアント装置20は、LAN又はインターネット等のネットワーク30を介して通信可能である。
[サーバー10]
図2に示すように、前記サーバー10は、制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信IF15、及びドライブ装置16などを備えるコンピュータである。なお、前記サーバー10は、前記サーバー10が使用される病院又は薬局等の医療機関の内部又は外部に設けられる。前記サーバー10は、患者の診療情報(電子カルテ)を管理する電子カルテシステム、及び患者の会計情報を管理するレセプト電算処理システムの機能を有する。例えば、前記サーバー10は、前記クライアント端末20の操作に応じて診療情報の登録及び更新などのカルテ編集処理を実行する。また、前記サーバー10は、前記クライアント端末20の操作に応じて会計情報の登録及び更新などの会計処理を実行する。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部11は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク、SSD、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部12は、プログラム領域121、データ領域122、マスター領域123などの記憶領域を有する。
前記プログラム領域121には、前記制御部11に各種の処理を実行させるための医療用事務処理プログラムが記憶される。なお、前記プログラム領域121には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムも記憶されている。
前記データ領域122には、患者の診療に関する診療情報及び会計情報などの事務処理情報が蓄積して記憶される。前記診療情報及び前記会計情報などは、例えば前記クライアント装置20を用いたユーザー操作に応じて前記サーバー10に入力される。また、前記データ領域122に記憶された前記事務処理情報は、医師、看護師、薬剤師、及び医療事務員などの医療従事者により前記クライアント装置20を用いて参照及び編集される。さらに、前記データ領域122には、後述の統計情報登録処理で登録又は更新される統計情報が記憶される。
前記マスター領域123には、薬品マスター、診療行為マスター、材料価格マスター、病名マスター、向精神薬分類マスター、及び登録向精神薬分類マスターなどの各種のマスター情報が記憶される。
前記薬品マスターには、図3に示されているように、薬品に関するデータとして、例えば薬品の区分、YJコード、一般名(成分名)、品名、規格、及び薬価などが記憶されている。YJコードは、12桁の個別医薬品コードであり、向精神薬については、YJコードのうち上7桁が、向精神薬の分類(抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬)を示している。なお、YJコードは、薬価基準収載医薬品コードをより細分化したコードである。後述するように、本実施形態では、YJコードを用いて前記向精神薬の分類が特定される場合について説明するが、他の実施形態として、前記薬価基準収載医薬品コードを用いて前記向精神薬の分類が特定されることも考えられる。
前記診療行為マスターには、例えば患者に注射をする等の医療行為に関するデータが記憶される。前記材料価格マスターには、医療で使用する材料の価格として、例えばX線撮影で使用するフィルム等の価格に関するデータが記載されている。前記病名マスターには、世界保険機構(WHO)により定められた「疾病及び関係保険問題の国際統計分類第10回修正」の病名を示すコード番号(ICD−10コード)とレセプト電算コードとが対応付けて記憶されている。
また、前記向精神薬分類マスターには、図4に示されているように、向精神薬に分類される予め定められた薬品ごとに、YJコードの上7桁、一般名、開始日、終了日、及び分類を含むテーブル情報が登録される。即ち、前記向精神薬分類マスターは、薬品を識別するためのYJコード(薬品コード)に含まれる上7桁(特定桁数)の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報の一例である。なお、前記向精神薬分類マスターは、前記サーバー10又は前記クライアント端末20に対するユーザー操作に応じて前記制御部11によって更新される。また、前記向精神薬分類マスターは、前記ドライブ装置16で読み取られる情報に基づいて前記制御部11によって更新されてもよい。
例えば、YJコードの上7桁が「1124014」である薬品は「抗不安薬」に分類されることがわかっており、YJコードの上7桁が「1123001」である薬品は「睡眠薬」に分類されることがわかっている。また、YJコードの上7桁が「1174004」である薬品は「抗うつ薬」に分類されることがわかっており、YJコードの上7桁が「1172006」である薬品は「抗精神病薬」に分類されることがわかっている。従って、前記サーバー10では、前記制御部11が、前記向精神薬分類マスターに基づいて前記薬品マスターに登録されている薬品について向精神薬に該当するか否か、及び前記向精神薬における分類(抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬)を判断することが可能である。このように、前記制御部11は、YJコードの全桁数未満の桁数である7桁のコードを用いて前記向精神薬の分類を判定することが可能である。そのため、前記医療用事務処理システム1では、新薬が前記薬品マスターに登録されるときに、前記新薬の分類を個別に設定する必要がない。なお、前記開始日及び前記終了日は、薬品を前記分類に属する向精神薬として扱う期間を定める情報である。
また、図5に示されているように、前記登録向精神薬分類マスターには、薬品ごとに、テーブルID、YJコード、一般名、開始日、終了日、分類、及び有効フラグを含むテーブル情報が登録される。即ち、前記登録向精神薬分類マスターは、YJコード(薬品コード)と前記向精神薬の分類とが対応付けられた第2対応情報の一例である。なお、前記登録向精神薬分類マスターについては、前記制御部11によって後述の向精神薬登録処理(図6参照)が実行されることにより追加、削除、又は変更などの編集処理が行われる。ところで、前記登録向精神薬分類マスターでは、薬品の品名ごとについて前記テーブル情報を登録するために12桁のYJコードが用いられるが、他の実施形態として、一般名の単位で前記テーブル情報を登録するために、YJコードに代えてYJコードの上7桁の分類コードを用いることが可能な構成も考えられる。
前記表示部13は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作部14は、前記サーバー10に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作部14は、前記表示部13に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作部14は、前記表示部13に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記通信IF15は、前記ネットワーク30を介して前記クライアント端末20などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記ドライブ装置16は、前記医療用事務処理プログラムなどが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体161から前記医療用事務処理プログラムなどの情報を読み取ることが可能である。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、前記サーバー10では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記医療用事務処理プログラムが前記プログラム領域121に記憶される。
このように構成された前記サーバー10では、前記制御部11が、特定処理部111、逓減判定処理部112、出力処理部113、登録処理部114、逓減処理部115、及び統計出力処理部116を含む。具体的に、前記制御部11は、前記医療用事務処理プログラムに従って各種の処理を実行することにより、前記特定処理部111、前記逓減判定処理部112、前記出力処理部113、前記登録処理部114、前記逓減処理部115、及び前記統計出力処理部116として機能する。
前記特定処理部111は、前記向精神薬分類マスター又は前記登録向精神薬分類マスターに基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定することが可能である。より具体的に、前記特定処理部111は、前記登録向精神薬分類マスターに登録されている前記向精神薬については前記登録向精神薬分類マスターに基づいて前記分類を特定し、前記登録向精神薬分類マスターに登録されておらず前記向精神薬分類マスターに登録されている前記向精神薬については前記向精神薬分類マスターに基づいて前記分類を特定する。
前記逓減判定処理部112は、前記特定処理部111により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足するか否かを判定する。前記出力処理部113は、前記特定処理部111により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を出力する。また、前記出力処理部113は、前記逓減判定処理部112による判定結果を出力する。より具体的に、前記出力処理部113は、前記逓減判定処理部112による判定結果と共に、前記特定処理部111により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を表示させる。また、前記逓減判定出力113は、前記特定処理部111により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数の表示態様(例えば赤色表示など)により前記逓減判定処理部112による判定結果を表示させる。なお、前記出力処理部113は、前記特定処理部111により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数、及び前記逓減判定処理部112による判定結果のいずれか一方のみを表示するものであってもよい。
前記登録処理部114は、前記登録向精神薬分類マスターを操作入力に応じて登録可能である。前記逓減処理部115は、前記逓減判定処理部112により前記逓減条件を充足すると判定された場合に、前記処方情報に関する診療報酬点数を予め設定された逓減規則に従って逓減する。前記統計出力処理部116は、予め設定された特定期間に入力された前記処方情報について前記特定処理部による特定結果及び前記逓減処理部による逓減結果に関する統計情報を出力可能である。より具体的に、前記統計出力処理部116は、予め定められた報告書などのフォーマット情報に従って前記統計情報を出力することが可能である。
[クライアント装置20]
一方、図2に示すように、前記クライアント端末2は、制御部21、記憶部22、表示部23、操作部24、通信IF25、及びドライブ装置26などを備えるコンピュータである。前記クライアント端末2は、病院の診察室、調剤が行われる調剤室、患者が入院する病棟、及び会計窓口などに設けられ、医師、薬剤師、看護師、及び事務員などの医療従事者によって用いられる操作端末である。
前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部21は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク、SSD、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部22には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶される。前記ブラウザソフトは、前記ネットワーク30を介して前記サーバー10にアクセスすることにより前記操作部23に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作画面における前記操作部24を用いた入力操作を前記サーバー10に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。具体的に、前記制御部21は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー10に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー10にアクセスする。
前記表示部23は、前記制御部21からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作部24は、前記クライアント端末2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作部24は、前記表示部23に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作部24は、前記表示部23に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記通信IF25は、前記ネットワーク30を介して前記サーバー10などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記ドライブ装置26は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体261から前記OS又は前記ブラウザソフトなどの情報を読み取ることが可能である。前記記録媒体261は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。前記クライアント端末2では、前記制御部21により、前記ドライブ装置26を用いて前記記録媒体261から読み取られた前記OS又は前記ブラウザソフトなどが前記プログラム領域221に記憶される。
そして、前記医療用事務処理システム1では、前記サーバー10及び前記クライアント端末20によりサーバクライアントシステムが構成され、前記サーバー10が前記クライアント端末20のユーザー操作に応じて各種情報の表示、記録、及び印刷などの処理などを実行する。即ち、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、及び「入力」などは、前記クライアント端末20の前記表示部23及び前記操作部24を用いて行われる。
ところで、1処方に所定数の向精神薬が含まれる場合に、その処方についての診療報酬点数を逓減することがある。具体的に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の抗精神病薬のいずれかが1処方に含まれる場合(以下、「逓減条件」と称する)には、その処方についての診療報酬点数を逓減することがある。例えば、前記逓減条件を充足する場合、薬剤料に対応する診療報酬点数を100分の80に相当する点数に逓減する。しかしながら、従来の医療用事務処理システムでは、前記逓減条件の必要性を判断することができなかった。一方、前記医療用事務処理システム1では、1処方に含まれる向精神薬の数が予め定められた逓減条件を充足する場合における診療報酬点数の逓減処置を支援することが可能である。
[向精神薬登録処理]
まず、図6を参照しつつ、前記サーバー10の前記制御部11によって実行される向精神薬登録処理について説明する。前記向精神薬登録処理は、例えば、前記クライアント端末20の操作部24などのユーザー操作に応じて向精神薬の登録開始要求が前記サーバー10に入力された場合に、前記制御部11によって実行される。なお、前記向精神薬登録処理は、前記制御部11の登録処理部114によって実行される。
<ステップS101〜S103>
まず、前記制御部11は、前記登録向精神薬分類マスターに向精神薬を登録するための向精神薬登録画面D1を前記クライアント端末20に表示させる(S101)。ここに、図7は、前記向精神薬登録画面D1の一例を示す図である。図7に示されているように、前記向精神薬登録画面D1には、メンテナンスの対象となる薬品を検索するための薬品検索欄D11が設けられている。そして、前記クライアント端末20の操作によって前記薬品検索欄D11に検索文字が入力されて検索キーが操作されると(S102:Yes)、前記制御部11は、前記薬品マスターに記憶されている薬品のうち前記検索文字を含む薬品の一覧を抽出して前記クライアント端末20に表示させる(S103)。
ここで、前記向精神薬登録画面D1では、前記検索文字を含む薬品の情報として、薬品の名称が表示される名称欄D12、薬品の薬効分類が表示される薬効分類欄D13、及び前記薬効分類が前記向精神薬分類マスターに基づいて特定されたものであるか否かが表示される厚生労働省登録欄D14が表示される。
具体的に、前記薬効分類欄D13には、前記薬品のYJコードの上7桁が前記向精神薬分類マスターに登録されており、且つ前記薬品のYJコードが前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合には、前記編集画面D2によって前記登録向精神薬分類マスターにカスタマイズ登録された向精神薬の分類が表示される。また、前記薬品のYJコードの上7桁が前記向精神薬分類マスターに登録されており、前記薬品のYJコードが前記登録向精神薬分類マスターに登録されていない場合には、前記向精神薬分類マスターに登録されている向精神薬の分類が前記薬効分類欄D13に表示される。なお、前記薬品のYJコードの上7桁が前記向精神薬分類マスターに登録されておらず、且つ前記薬品のYJコードが前記登録向精神薬分類マスターに登録されていない場合には、前記薬効分類欄D13には空白が表示される。
また、前記厚生労働省登録欄D14には、前記薬品のYJコードの上7桁が前記向精神薬分類マスターに登録されており、且つ前記薬品のYJコードが前記登録向精神薬分類マスターに登録されていない場合に、チェックマーク(●)が表示される。一方、前記薬品のYJコードが前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合は、前記厚生労働省登録欄D14に空白が表示される。これにより、前記検索文字を含む薬品各々について、前記登録向精神薬分類マスターに登録されているか否か、即ち前記薬効分類がカスタマイズされたものであるか否かを容易に確認することが可能である。
<ステップS104>
ステップS104において、前記制御部11は、前記ステップS103で表示された前記薬品のいずれかについての編集開始操作を待ち受ける(S104:No)。例えば、前記制御部11は、前記向精神薬登録画面D1において前記薬品のいずれかが選択された状態で「分類編集」に対応する操作キーが操作された場合に、前記編集開始操作が行われたと判断する。そして、前記制御部11は、前記編集開始操作が行われると(S104:Yes)、処理をステップS105に移行させる。
<ステップS105>
ステップS105において、前記制御部11は、前記編集開始操作に対応する前記薬品の情報を編集するための編集画面D2を前記クライアント端末20に表示させる。ここに、図8は、前記編集画面D2の一例を示す図である。このとき、前記薬品が前記登録向精神薬分類マスターに登録されておらず前記向精神薬分類マスターに登録されている場合には、その内容が入力された状態で前記編集画面D2が表示される。さらに、前記薬品が既に前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合には、その内容が入力された状態で前記編集画面D2が表示される。なお、前記薬品が前記向精神薬分類マスター及び前記登録向精神薬分類マスターのいずれにも登録されていない場合には、前記薬品マスターの内容が入力された状態で前記編集画面D2が表示される。
図8に示されているように、前記編集画面D2には、前記薬品マスターから読み出された薬品の品名、薬品メーカー、規格、YJコード、及び一般名などが表示される。また、前記編集画面D2では、前記薬品の分類を示す分類区分として、抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、及び抗精神病薬のいずれかを択一的に選択可能である。さらに、前記編集画面D2では、前記薬品を抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、又は抗精神病薬に分類する開始期限である有効期限(FROM)と、その終了期限である有効期限(TO)とを入力することが可能である。なお、前記有効期限(FROM)は前記向精神薬分類マスター及び前記登録向精神薬分類マスターにおける「開始日」に相当し、前記有効期限(TO)は前記向精神薬分類マスター及び前記登録向精神薬分類マスターにおける「終了日」に相当する。さらに、前記編集画面D2では、前記編集画面D2で設定された前記薬品に対応するテーブル情報の利用の有効及び無効を切り替えるチェックボックスが表示されている。前記チェックボックスにチェックが付けられている場合には、前記テーブル情報の有効フラグが有効を示す「1」に設定され、前記チェックボックスにチェックが付けられていない場合には、前記テーブル情報の有効フラグが無効を示す「0」に設定される。
<ステップS106>
そして、ステップS106において、前記制御部11は、前記薬品の情報の登録操作を待ち受ける(S106:No)。例えば、前記制御部11は、前記編集画面D2における「登録」に対応する操作キーが操作された場合に、前記登録操作が行われたと判断する。そして、前記制御部11は、前記登録操作が行われると(S106:Yes)、処理をステップS107に移行させる。
<ステップS107>
ステップS107において、前記制御部11は、前記編集画面D2に入力されている内容を前記薬品に対応するテーブル情報として前記登録向精神薬分類マスターに登録し、当該向精神薬登録処理を終了させる。なお、前記薬品に対応するテーブル情報が既に前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合には、前記テーブル情報を上書き保存する。ここに、前記テーブル情報の重複は、例えば前記テーブル情報に含まれる前記テーブルID又は前記YJコードに基づいて判断される。なお、前記向精神薬登録処理は、例えば後述の向精神薬登録画面D1に表示される「閉じる」又は「キャンセル」などに対応する操作キーが操作された場合にも終了する。
[第1逓減表示処理]
次に、図9を参照しつつ、前記サーバー10の前記制御部11によって実行される第1逓減表示処理について説明する。前記第1逓減表示処理は、前記クライアント端末20の操作部24などのユーザー操作に応じて、患者の診療情報の編集処理を実行するための電子カルテ編集要求が前記サーバー10に入力された場合に、前記制御部11によって実行される。例えば、前記医療用事務処理プログラムに含まれる電子カルテプログラムが起動されることにより、前記制御部11は、前記第1逓減表示処理を開始する。なお、前記診療情報の編集開始要求が前記サーバー10に入力されると、前記制御部11は、患者の診療情報を編集するための電子カルテ編集画面D3を前記クライアント端末20に表示させる。そして、前記制御部11は、当該第1逓減表示処理とは別に、前記クライアント端末20に表示された前記電子カルテ編集画面D3に対するユーザー操作に応じて患者の診療情報の編集処理及び記録処理を実行するが、その詳細な説明は省略する。
ここに、図10は、前記電子カルテ編集画面D3の一例を示す図である。図10に示すように、前記電子カルテ編集画面D3には、過去の診療情報が表示される過去カルテ領域D31、現在入力中の診療情報が表示される現在カルテ領域D32、患者の基本情報が表示される患者情報領域D33、及び診療情報の編集操作に用いられるキーパッドが表示されるキーパッド領域D34が表示されている。なお、1回の診療に関する電子カルテには、「S」、「O」、「A」、「P」、「指導」の各項目に分類された診療情報が記録される。ここに、「S」は主観情報(Subjective Information)であって、患者が主観的に感じている症状などに関する情報である。「O」は客観情報(Objective Information)であって、医師の診療所見及び検査所見などに関する情報である。「A」は評価情報(Assessment Information)であって、医師の評価及び判断などに関する情報である。「P」は計画情報(Plan Information)であって、投薬及び治療計画などに関する情報である。「指導」は指導情報であって、患者への教育及び指導などに関する情報である。
<ステップS201>
まず、ステップS201において、前記制御部11は、投薬指示の操作を待ち受ける(S201:No)。例えば、前記制御部11は、前記電子カルテ編集画面D3における前記現在カルテ領域D32に投薬に関する処方情報が入力された状態で、前記操作部24のマウスの右クリックが行われて投薬指示が選択された場合、又は、前記キーパッド領域D34において不図示の投薬指示のキーが選択された場合に、前記投薬指示の操作が行われたと判断する。そして、前記制御部11は、前記投薬指示の操作が行われたと判断すると(S201:Yes)、処理をステップS202に移行させる。
<ステップS202>
ステップS202において、前記制御部11は、前記電子カルテ編集画面D3において現在入力されている前記処方情報に含まれる処方薬品各々を前記ステップS202が実行される度に順に選択し、処理をステップS203に移行させる。
<ステップS203>
ステップS203において、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されているか否かを判断する。ここで、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されていると判断した場合(S203:Yes)、処理をステップS204に移行させる。また、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されていないと判断した場合(S203:No)、処理をステップS231に移行させる。
<ステップS204>
ステップS204において、前記制御部11は、前記登録向精神薬分類マスターにおいて前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効であるか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、現在日時が、前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)において前記処方薬品に対応するテーブル情報に登録された開始日及び終了日の間の期間に該当し、且つ、前記テーブル情報に登録された前記有効フラグが「1」である場合には、前記テーブル情報の利用が有効であると判断する。なお、前記開始日及び前記終了日について、前記開始日のみが設定されている場合には、現在日時が前記開始日以降であるか否かが判断され、前記終了日のみが設定されている場合には、現在日時が前記終了日以前であるか否かが判断される。また、前記開始日及び前記終了日が設定されていない場合には、現在日時に応じて前記テーブル情報の利用が無効とされることがない。
そして、前記制御部11は、前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効であると判断した場合(S204:Yes)、処理をステップS205に移行させる。また、前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効でないと判断した場合(S204:No)、処理をステップS231に移行させる。即ち、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合であっても、現在日時が前記開始日及び前記終了日の間の期間に該当しない場合、又は前記テーブル情報に登録された前記有効フラグが無効を示す「0」である場合には、前記処方薬品については前記登録向精神薬分類マスターのテーブル情報を利用しないように処理される。
<ステップS205>
前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスターに登録されている場合、前記処方薬品は向精神薬である。そこで、ステップS205において、前記制御部11は、前記登録向精神薬分類マスターに基づいて前記処方薬品の分類を特定する。このように、前記制御部11は、前記向精神薬分類マスターよりも前記登録向精神薬分類マスターを優先的に使用して前記処方薬品の分類を特定する。
例えば、図5に示す例では、現在日時が2013年1月1日から2015年1月1日の間の期間内である場合であって、前記処方薬品がYJコード「1124014B1036」の「クロキサゾラム」である場合は、前記向精神薬の分類が「抗不安薬」であると特定される。なお、現在日時が2013年1月1日から2015年1月1日の間の期間内でない場合には、前記処方薬品がYJコード「1124014B1036」の「クロキサゾラム」である場合であっても、前記登録向精神薬分類マスターでなく後述のステップS241において前記向精神薬分類マスターに基づいて前記向精神薬の分類が特定される。また、同様に、前記処方薬品がYJコード「1121001X1018」の「ブロモバレリル尿素」である場合は「睡眠薬」、前記処方薬品がYJコード「1174002F1029」の「クロミプラミン塩酸塩」である場合は「抗うつ薬」、前記処方薬品がYJコード「1171001F2185」の「クロルプロマジン塩酸塩」である場合は「抗精神病薬」と特定される。
<ステップS231>
一方、前記処方薬品が前記向精神薬分類マスターに登録されている場合にも、前記処方薬品は向精神薬である。そのため、ステップS241において、前記制御部11は、前記向精神薬分類マスター(図4参照)に基づいて前記処方薬品の分類を特定する。なお、前記処方薬品が前記向精神薬分類マスターに登録されていない場合には、前記処方薬品は前記向精神薬ではないため、前記ステップS241では、前記処方薬品についての前記向精神薬の分類は特定されない。
例えば、図4に示す例では、前記処方薬品のYJコードの上7桁が「1124014」である場合には、前記処方薬品が一般名「クロキサゾラム」の向精神薬であり、その分類が「抗不安薬」であると特定される。また、前記処方薬品のYJコードの上7桁が「1123001」である場合は、前記処方薬品が「抱水クロラール」及び「睡眠薬」であると特定され、前記処方薬品のYJコードの上7桁が「1174004」である場合は、前記処方薬品が「ロフェプラミン塩酸塩」及び「抗うつ薬」であると特定され、前記処方薬品のYJコードの上7桁が「1172006」である場合は、前記処方薬品が「ペルフェナジン」及び「抗精神病薬」であると特定される。
また、前記ステップS241においても、前記制御部11は、現在日時が、前記向精神薬分類マスター(図4参照)において前記処方薬品に対応するテーブル情報に登録された開始日及び終了日の間の期間に該当しない場合には、前記処方薬品についての前記向精神薬の分類を特定しない。なお、前記開始日及び前記終了日について、前記開始日のみが設定されている場合には、現在日時が前記開始日以降であるか否かが判断され、前記終了日のみが設定されている場合には、現在日時が前記終了日以前であるか否かが判断される。また、前記開始日及び前記終了日が設定されていない場合には、現在日時に応じて前記テーブル情報の利用が無効とされることがない。
<ステップS206>
ステップS206において、前記制御部11は、前記ステップS205又は前記ステップS241で特定された前記向精神薬の分類に基づいて、前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数をカウントする。このように、前記ステップS202〜S206では、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数が特定される。即ち、前記ステップS202〜S206は、前記制御部11の特定処理部111によって実行される。
なお、前記ステップS206でカウントされる前記向精神薬の分類ごとの数は、前記分類に属する薬品の一般名で計算する必要がある。そのため、前記制御部11は、前記ステップS206において、前記向精神薬の分類ごとの数をカウントする際、例えば前記処方情報に一般名が同じ薬品が2種類存在する場合には、2カウントではなく1カウントとして処理する。
<ステップS207>
ステップS207において、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われたか否かを判断する。ここで、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われたと判断した場合(S207:Yes)、処理をステップS208に移行する。一方、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われていないと判断した場合(S207:No)、処理を前記ステップS202に移行させて同様の処理を繰り返す。
<ステップS208>
ステップS208において、前記制御部11は、前記ステップS206においてカウントされた前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数に応じて、前記逓減条件が充足しているか否かを判定する。具体的に、前記制御部11は、前記処方情報に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の抗精神病薬のいずれかが含まれている場合に前記逓減条件が充足していると判定する。ここに、前記ステップS208は、前記制御部11の逓減判定処理部112によって実行される。
<ステップS209>
ステップS209において、前記制御部11は、前記投薬指示の操作に対応する投薬指示画面D4を表示させる。ここに、図10には、前記投薬指示画面D4の一例が示されている。なお、前記投薬指示画面D4は、前記処方情報が入力される際に表示される第2表示画面の一例である。図10に示されているように、前記投薬指示画面D4には、前記電子カルテ編集画面D3において現在入力されている前記処方情報が表示される処方表示領域D41と、前記処方情報に含まれる向精神薬の分類ごとの数が表示される向精神薬領域D42とが表示される。
特に、前記制御部11は、前記向精神薬領域D42において、前記ステップS208による前記逓減条件の充足の有無の判定結果と共に、前記ステップS202〜S206で特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を表示させる。ここに、前記ステップS209の処理は、前記制御部11の出力処理部113によって実行される。これにより、ユーザーは、前記処方情報について、前記向精神薬の数に起因する診療報酬点数の逓減対象となるか否か、及びその理由を容易に認識することができる。
具体的に、前記制御部11は、前記ステップS202〜S206で特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数の表示態様により前記ステップS208による判定結果を表示させる。例えば、前記向精神薬のうち前記逓減条件を充足する分類については予め定められた赤色などの第1特定色の文字で表示させ、前記向精神薬のうち前記逓減条件を充足しない分類については予め定められた黒色などの第2特定色の文字で表示させる。これにより、ユーザーは、前記分類のうちいずれの分類の前記向精神薬の数が前記逓減条件を充足したかを一目で把握することができる。なお、前記表示態様は、文字の色に限らず、例えば文字の大きさ、文字の背景色、又は文字の点滅の有無などが他の表示態様として考えられる。また、前記制御部11は、前記逓減条件を充足する旨を、例えば、「抗不安薬の数が3種類以上であるため、診療報酬点数の逓減対象となります」のようなメッセージで表示してもよい。
このように、前記第1逓減表示処理では、前記診療情報の登録時に前記処方情報が入力された場合に、前記処方情報が前記逓減条件を充足しているか否か、及び前記向精神薬の分類ごとの数が前記投薬指示画面D4に表示される。従って、例えば、ユーザーは、前記逓減条件を充足しないように前記処方情報を修正することが可能である。なお、前記投薬指示画面D4に限らず、例えば前記電子カルテ編集画面D3(第2表示画面の一例)に前記処方情報が前記逓減条件を充足しているか否か、及び前記向精神薬の分類ごとの数が表示されてもよい。
ところで、他の実施形態として、例えば前記ステップS201と前記ステップS202との間などにおいて、前記制御部11が、自動逓減機能が有効に設定されているか否かを判断し、前記投薬指示画面D4における前記向精神薬の分類ごとの数の表示の有無を切り替えることも考えられる。前記自動逓減機能は、前記制御部11が、前記逓減条件の充足の有無を判断し、自動的に診療報酬点数を逓減する機能である。例えば、前記制御部11は、前記サーバー10の初期設定を行うための初期設定画面D5におけるユーザー操作に応じて前記自動逓減機能の有効及び無効を切り替える。ここに、図11は、前記初期設定画面D5の一例を示す図である。図11に示す例では、前記初期設定画面D5において、「精神薬剤逓減処理」の項目のプルダウンメニューにより「0:自動算定を行う」及び「1:自動算定を行わない」のいずれかを選択可能な自動逓減機能設定領域D51が表示されている。前記制御部11は、前記自動逓減機能設定領域D51における選択内容に応じて前記自動逓減機能の有効及び無効を切り替える。そして、前記制御部11は、前記自動逓減機能が有効である場合には、前記投薬指示画面D4における前記向精神薬の分類ごとの数の表示を行い、前記自動逓減機能が無効である場合には、前記投薬指示画面D4における前記向精神薬の分類ごとの数の表示を行わないことが考えられる。
さらに、他の実施形態として、例えば前記ステップS201と前記ステップS202との間などにおいて、前記制御部11が、向精神薬種類数表示機能が有効に設定されているか否かを判断することが考えられる。この場合、前記制御部11は、前記向精神薬種類数表示機能が有効に設定されていると判断されると、処理を前記ステップS202に移行させ、前記向精神薬種類数表示機能が無効に設定されていると判断されると、処理を前記ステップS221に移行させる。前記向精神薬種類数表示機能は、前記制御部11が、前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数を表示する機能である。例えば、前記制御部11は、前記初期設定画面D5におけるユーザー操作に応じて前記向精神薬種類数表示機能の有効及び無効を切り替える。具体的に、図11に示す例では、前記初期設定画面D5において、「向精神薬処方種類数」の項目のプルダウンメニューにより「0:表示しない」及び「1:表示する」のいずれかを選択可能な種類数表示設定領域D52が表示されている。そして、前記制御部11は、前記種類数表示設定領域D52における選択内容に応じて前記向精神薬種類数表示機能の有効及び無効を切り替える。そして、前記制御部11は、前記自動逓減機能が有効であっても、前記向精神薬種類数表示機能が無効である倍には、前記投薬指示画面D4における前記向精神薬の分類ごとの数の表示を行わないことが考えられる。なお、前記制御部11は、前記自動逓減機能及び前記向精神薬種類数表示機能が共に有効である場合には、前記投薬指示画面D4における前記向精神薬の分類ごとの数の表示を行うことが考えられる。
[第2逓減表示処理]
次に、図12を参照しつつ、前記サーバー10の前記制御部11によって実行される第2逓減表示処理について説明する。前記第2逓減表示処理は、前記クライアント端末20の操作部24などのユーザー操作に応じて、前記診療行為が登録された患者各々の会計処理を実行するための会計開始要求が前記サーバー10に入力された場合に、前記制御部11によって実行される。例えば、前記医療用事務処理プログラムに含まれる会計処理プログラムが起動されることにより、前記制御部11は、前記第2逓減表示処理を開始する。なお、前記制御部11は、当該第2逓減表示処理とは別に、前記クライアント端末20に表示される会計画面D6に対するユーザー操作に応じて患者の診療情報に関する会計処理を実行するが、ここではその詳細な説明は省略する。
<ステップS301>
まず、ステップS301において、前記制御部11は、会計対象となる患者の診療情報の選択を待ち受ける(S301:No)。例えば、前記制御部11は、診療情報が入力された未精算の患者の診療情報の一覧が表示される一覧画面における特定の患者の診療情報の選択を待ち受ける。そして、前記制御部11は、前記会計対象となる患者の診療情報の選択が行われたと判断すると(S301:Yes)、処理をステップS302に移行させる。
<ステップS302>
ステップS302において、前記制御部11は、前記自動逓減機能が有効に設定されているか否かを判断する。なお、前記自動逓減機能は、前述したように、前記制御部11が、前記逓減条件の充足の有無を判断し、自動的に診療報酬点数を逓減する機能であり、前記制御部11は、前記初期設定画面D5(図11参照)における前記自動逓減機能設定領域D51のユーザー操作に応じて前記自動逓減機能の有効及び無効を切り替える。ここで、前記自動逓減機能が有効に設定されていると判断されると(S302:Yes)、処理がステップS303に移行し、前記自動逓減機能が無効に設定されていると判断されると(S302:No)、処理がステップS321に移行する。
<ステップS303>
ステップS303において、前記制御部11は、前記患者の診療情報として入力されている前記処方情報に含まれる処方薬品各々を前記ステップS303が実行される度に順に選択し、処理をステップS304に移行させる。
<ステップS304>
ステップS304において、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されているか否かを判断する。ここで、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されていると判断した場合(S304:Yes)、処理をステップS306に移行させる。また、前記制御部11は、前記処方薬品が前記登録向精神薬分類マスター(図5参照)に登録されていないと判断した場合(S304:No)、処理をステップS341に移行させる。
<ステップS305>
ステップS305において、前記制御部11は、前記ステップS204と同様に、前記登録向精神薬分類マスターにおいて前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効であるか否かを判断する。そして、前記制御部11は、前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効であると判断した場合(S305:Yes)、処理をステップS306に移行させる。また、前記処方薬品に対応するテーブル情報の利用が有効でないと判断した場合(S305:No)、処理をステップS341に移行させる。
<ステップS306>
ステップS306において、前記制御部11は、前記ステップS205と同様に、前記登録向精神薬分類マスターに基づいて前記処方薬品の分類を特定する。
<ステップS341>
一方、ステップS341において、前記制御部11は、前記ステップS231と同様に、前記向精神薬分類マスター(図4参照)に基づいて前記処方薬品の分類を特定する。なお、前記処方薬品が前記向精神薬分類マスターに登録されていない場合には、前記処方薬品の分類は前記向精神薬ではないため、前記ステップS341において前記処方薬品の分類は特定されない。
<ステップS307>
ステップS307において、前記制御部11は、前記ステップS206と同様に、前記ステップS306又は前記ステップS341で特定された分類に基づいて、前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数をカウントする。このように、前記ステップS303〜S307では、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数が特定される。即ち、前記ステップS303〜S307は、前記制御部11の特定処理部111によって実行される。
<ステップS308>
ステップS308において、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われたか否かを判断する。ここで、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われたと判断した場合(S308:Yes)、処理をステップS309に移行する。一方、前記制御部11は、前記処方情報の全ての処方薬品について前記分類の特定が行われていないと判断した場合(S308:No)、処理を前記ステップS303に移行させて同様の処理を繰り返す。
<ステップS309>
ステップS309において、前記制御部11は、前記ステップS307においてカウントされた前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数に応じて、前記逓減条件が充足しているか否かを判定する。ここに、係る処理を実行するときの前記制御部11が、逓減判定処理部の一例である。具体的に、前記制御部11は、前記処方情報に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の抗精神病薬のいずれかが含まれている場合に前記逓減条件が充足していると判定する。
ここで、前記制御部11は、前記逓減条件が充足すると判断すると(S309:Yes)、処理をステップS310に移行させ、前記逓減条件が充足しないと判断すると(S309:No)、処理をステップS321に移行させる。
<ステップS310>
ステップS310において、前記制御部11は、前記ステップS301で選択された前記患者の診療情報について、予め設定された逓減規則に従って診療報酬点数を算定する。具体的に、前記ステップS310において、前記制御部11は、前記診療情報に基づいて診療報酬点数を計算する際に、前記逓減規則に従って処方料、薬材料、処方箋料などに関する診療報酬点数が通常よりも低い値となるように算定する。
例えば、前記逓減規則では、通常の前記処方料の診療報酬点数が42点である場合に、前記処方料の診療報酬点数を20点に逓減することが定められる。また、前記逓減規則では、前記薬材料の診療報酬点数を通常の100分の80に逓減することが定められる。さらに、前記逓減規則では、通常の前記処方箋料の診療報酬点数が68点である場合に、前記処方箋料の診療報酬点数を30点に逓減することが定められる。
<ステップS321>
なお、本実施形態では、前記向精神薬多剤投与に起因して診療報酬点数を逓減する場合について主に説明するが、前記医療用事務処理システム1では、前記制御部11によって、前記処方情報に内服薬が7種類以上含まれている場合にも、前記診療報酬点数の逓減が可能である(例えば、前記特許文献1参照)。そのため、前記向精神薬多剤投与に起因して診療報酬点数を逓減する内服7種薬自動逓減機能が無効に設定されている場合でも(S302:No)、前記制御部11は、続くステップS321において、前記内服7種薬自動逓減機能が有効に設定されているか否かを判断する。
具体的に、前記初期設定画面D5において、「内服7種薬の逓減」の項目のプルダウンメニューにより「0:自動算定を行う」及び「1:自動算定を行わない」のいずれかを選択可能な自動逓減機能設定領域D53が表示されている。前記制御部11は、前記自動逓減機能設定領域D53における選択内容に応じて前記内服7種薬自動逓減機能の有効及び無効を切り替える。そして、前記ステップS321において、前記内服7種薬自動逓減機能が有効に設定されていると判断されると(S321:Yes)、処理がステップS322に移行し、前記内服7種薬自動逓減機能が無効に設定されていると判断されると(S321:No)、処理がステップS324に移行する。
<ステップS322>
ステップS323において、前記制御部11は、前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれているか否かを判断する。ここで、前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれていると判断されると(S322:Yes)、処理がステップS323に移行し、前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれていないと判断されると(S322:No)、処理がステップS324に移行する。
<ステップS323>
ステップS323において、前記制御部11は、前記ステップS301で選択された前記患者の診療情報について、前記内服7種薬自動逓減機能に対応して予め設定された逓減規則に従って診療報酬点数を算定する。具体的に、前記ステップS322において、前記制御部11は、前記診療情報に基づいて診療報酬点数を計算する際に、前記内服7種薬自動逓減機能に対応する逓減規則に従って処方料、薬材料、処方箋料などに関する診療報酬点数が通常よりも低い値となるように算定する。
例えば、前記内服7種薬自動逓減機能に対応する逓減規則では、通常の前記処方料の診療報酬点数が42点である場合に、前記処方料の診療報酬点数を29点に逓減することが定められる。また、前記内服7種薬自動逓減機能に対応する逓減規則では、前記薬材料の診療報酬点数を通常の100分の90に逓減することが定められる。さらに、前記内服7種薬自動逓減機能に対応する逓減規則では、通常の前記処方箋料の診療報酬点数が68点である場合に、前記処方箋料の診療報酬点数を40点に逓減することが定められる。
<ステップS324>
一方、ステップS324において、前記制御部11は、前記ステップS301で選択された前記患者の診療情報に基づいて診療報酬点数を算定し、前記診療報酬点数を逓減しない。
<ステップS311>
ステップS311において、前記制御部11は、前記向精神薬種類数表示機能が有効に設定されているか否かを判断する。なお、前記向精神薬種類数表示機能は、前述したように、前記制御部11が、前記処方情報に含まれる前記向精神薬の分類ごとの数を表示する機能であり、前記制御部11は、前記初期設定画面D5(図11参照)における前記種類数表示設定領域D52のユーザー操作に応じて前記向精神薬種類数表示機能の有効及び無効を切り替える。ここで、前記向精神薬種類数表示機能が有効に設定されていると判断されると(S311:Yes)、処理がステップS312に移行し、前記向精神薬種類数表示機能が無効に設定されていると判断されると(S311:No)、処理がステップS313に移行する。
<ステップS312>
ステップS312において、前記制御部11は、会計処理を実行するための会計画面D6を表示させる。ここに、図13には、前記会計画面D6の一例が示されている。なお、前記会計画面D6は、前記会計処理が行われる際に表示される第1表示画面の一例である。
ここに、図13は、前記会計画面D6の一例を示す図である。図13に示すように、前記会計画面D6には、前記処方情報が表示される処方表示領域D61、前記処方情報についての前記診療報酬点数の逓減内容が表示される逓減表示領域D62、逓減表示領域D63、及び前記処方情報に含まれる向精神薬の分類ごとの数が表示される分類数表示領域D64が表示される。図13に示される例では、前記逓減表示領域D62に薬材料の診療報酬点数が100分の80に逓減されている旨が表示され、前記逓減表示領域D63に処方料の診療報酬点数が20に逓減されている旨が表示されている。なお、前記処方箋料が発生している場合には、前記逓減表示領域D62に処方箋料の診療報酬点数が30に逓減されている旨が表示される。
また、前記ステップS312が実行される場合には、前記向精神薬種類数表示機能が有効に設定されているため、前記制御部11は、前記分類数表示領域D64において、前記ステップS309による前記逓減条件の充足の有無の判定結果と共に、前記ステップS303〜S307で特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を表示させる。ここに、前記ステップS312の処理は、前記制御部11の出力処理部113によって実行される。これにより、ユーザーは、前記処方情報について、前記向精神薬の数に起因する診療報酬点数の逓減対象となるか否か、及びその理由を容易に認識することができる。
具体的に、前記制御部11は、前記ステップS303〜S307で特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数の表示態様により前記ステップS309による判定結果を表示させる。例えば、前記向精神薬のうち前記逓減条件を充足する分類については予め定められた赤色などの第1特定色の文字で表示させ、前記向精神薬のうち前記逓減条件を充足しない分類については予め定められた黒色などの第2特定色の文字で表示させる。これにより、ユーザーは、前記分類のうちいずれの分類の前記向精神薬の数が前記逓減条件を充足したかを一目で把握することができる。なお、前記表示態様は、文字の色に限らず、例えば文字の大きさ、文字の背景色、又は文字の点滅の有無などが他の表示態様として考えられる。また、前記制御部11は、前記逓減条件を充足する旨を、例えば、「抗不安薬の数が3種類以上であるため、診療報酬点数の逓減対象となります」のようなメッセージで表示してもよい。
<ステップS313>
一方、ステップS313において、前記制御部11は、前記ステップS312と同様に、会計処理を実行するための前記会計画面D6を表示させる。但し、前記ステップS313が実行される場合には、前記向精神薬種類数表示機能が無効に設定されているため、前記制御部11は、前記分類数表示領域D64に前記向精神薬の分類ごとの数を表示させない。
ところで、前記会計画面D6には、前記診療情報に対応する会計情報の内容を編集するための「会計エディタ」に対応する操作キーK61が表示されており、前記操作キーK61が操作されると、前記制御部11は、前記診療情報の内容を編集するための会計エディタ画面D7を表示させる。ここに、図14は、前記会計エディタ画面D7の一例を示す図である。
図14に示すように、前記会計エディタ画面D7には、向精神薬多剤投与に関する逓減を有効にするための操作キーK71と、向精神薬多剤投与に関する逓減を無効にするための操作キーK72及びK73とが表示されている。そして、前記操作キーK71は、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を有効とするための操作キーとして用いられる。前記操作キーK72は、前記自動逓減機能を無効とし、前記内服7種薬自動逓減機能を有効とするための操作キーである。また、前記操作キーK73は、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を無効にするための操作キーである。
そして、前記制御部11は、前記操作キーK71が操作された場合には、今回の前記診療情報についての診療報酬点数の算定に関し、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を有効に設定する。具体的に、前記制御部11は、前記会計エディタ画面D7の「決定」などの操作キーが操作されたとき、前記操作キーK71が操作されていた場合には、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を有効に設定した後、前記第2逓減表示処理における前記ステップS302以後の処理を再度実行する。これにより、前記逓減条件を充足する場合は(S309:Yes)、前記逓減規則に従って前記診療報酬点数が算定され(S310)、前記会計画面D5が再表示される(S312又はS313)。一方、前記逓減条件を充足しない場合であっても(S309:No)、前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれる場合には(S322:Yes)、前記内服7種薬自動逓減機能に対応する逓減規則に従って前記診療報酬点数が算定され(S323)、前記会計画面D5が再表示される(S312又はS313)。
一方、前記制御部11は、前記操作キーK72が操作された場合には、今回の前記診療情報についての診療報酬点数の算定に関し、前記自動逓減機能を無効に設定し、前記内服7種薬自動逓減機能を有効に設定する。具体的に、前記制御部11は、前記会計エディタ画面D7の「決定」などの操作キーが操作されたとき、前記操作キーK72が操作されていた場合には、前記自動逓減機能を無効に設定し、前記内服7種薬自動逓減機能を有効に設定した後、前記第2逓減表示処理における前記ステップS302以後の処理を再度実行する。これにより、前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれる場合には(S322:Yes)、前記内服7種薬自動逓減機能に関する逓減規則に従って前記診療報酬点数が算定され(S323)、前記会計画面D5が再表示される(S312又はS313)。
さらに、前記制御部11は、前記操作キーK73が操作された場合には、今回の前記診療情報についての診療報酬点数の算定に関し、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を無効に設定する。具体的に、前記制御部11は、前記会計エディタ画面D7の「決定」などの操作キーが操作されたとき、前記操作キーK73が操作されていた場合には、前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の両方を無効に設定した後、前記第2逓減表示処理における前記ステップS302以後の処理を再度実行する。これにより、前記逓減条件が充足する場合、又は前記処方情報に7種類以上の内服薬が含まれる場合であっても、通常通りに前記診療報酬点数が算定され(S324)、前記会計画面D5が再表示される(S312又はS313)。
即ち、前記初期設定画面D5などにより前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能が有効又は無効に設定されている場合であっても、ユーザーは、前記会計エディタ画面D7において今回の前記診療情報についての診療報酬点数の算定時のみについて、前記操作キーK71〜K73を用いて前記自動逓減機能及び前記内服7種薬自動逓減機能の有効及び無効を容易に切り替えることが可能である。
<操作キーK72及びK73の利用例>
ここで、前記操作キーK72及びK73の利用例について説明する。例えば、以下の場合には、前記自動逓減機能により前記逓減条件が充足すると判定された場合であっても、前記診療報酬点数の逓減を行わないことが考えられる。まず、第1のケースとして、患者が精神疾患の治療のために、前記医療用事務処理システム1が利用される保険医療機関を初めて受診した日において、他の保険医療機関ですでに向精神薬の多剤投与が行われている場合(逓減条件を充足する場合)が考えられる。また、第2のケースとして、患者の症状の改善が不十分又は改善がみられず、薬剤の切り替えが必要であり、既に投与されている薬剤と新しく導入する薬剤を一時的に併用することが考えられる。さらに、第3のケースとして、前記処方情報が臨時に投与した場合(連続する投与期間が2週間以内又は14回以内の場合)に該当することが考えられる。前記医療用事務処理システム1では、このような場合でも、ユーザーの判断によって、前記会計エディタ画面D7において前記操作キーK72又はK73が操作されることにより、例外的に前記診療報酬点数の逓減を行わないようにすることが可能である。
ところで、前記操作キーK71〜K73が、前記電子カルテ編集画面D3又は前記投薬指示画面D4に表示されることも考えられる。この場合、前記制御部11は、前記操作キーK71〜K73の操作に応じて、前記電子カルテ編集画面D3に表示されている前記診療情報について、向精神薬多剤投与に関する逓減の有効及び無効を切り替える。これにより、例えば医師が前記自動逓減機能とは異なる例外的な処理をしたい場合には、前記電子カルテ編集画面D3で前記操作キーK71〜K73を操作することで容易に向精神薬多剤投与に関する逓減の有効及び無効を切り替えることができる。
<コメント入力機能>
ところで、前記自動逓減機能により前記逓減条件が充足すると判断された場合には、本来は前記診療報酬点数を逓減する必要がある場合であるため、前記操作キーK72又はK73の操作によってその逓減を無効にする場合には、その理由などを記録に残すことが考えられる。例えば、前記制御部11は、前記操作キーK72又はK73が操作されることにより、前記診療報酬点数の逓減が無効に設定された場合に、予め定められたコメント入力画面D8を表示させる。なお、前記制御部11は、前記操作キーK71が操作されることにより、前記診療報酬点数の逓減が有効に設定された場合に前記コメント入力画面D8を表示させることも考えられる。
ここに、図15は、前記コメント入力画面D8の一例を示す図である。図15に示すように、前記コメント入力画面D8には、前記診療情報が反映されており、任意のコメントが入力可能なコメント欄D81が表示されている。そして、前記制御部11は、ユーザー操作によって前記コメント欄D81に入力されたコメントを前記診療情報に対応付けて前記データ領域122に記録する。例えば、前記操作キーK72又はK73が操作される前記第1のケースの場合には、前記コメントの内容として、前記医療用事務処理システム1が利用される保険医療機関を初めて受診した日(初診日)が入力される。また、前記第2のケースの場合には、前記コメントの内容として、薬剤の切り替えの開始日、切り替え対象となる薬剤名及び新しく導入する薬剤名が入力される。さらに、前記第3のケースの場合には、前記コメントの内容として、臨時の投与の開始日が入力される。なお、前記制御部11は、前記コメント欄D81に入力された前記コメントを、前記診療情報に対応する診療報酬明細書の摘要欄にも印刷することが考えられる。
<操作キーK71の他の例>
なお、前記操作キーK71の他の例について説明する。例えば、ある地域において、抗精神病薬の使用が他の地域と比べてかなり多いために、1処方に4種類以上の抗精神病薬が含まれるという前記逓減条件に代えて、1処方に3種類以上の抗精神病薬が含まれる場合に、診療報酬点数を逓減する旨が例外的に定められることが考えられる。また、前記自動逓減機能では、前述したように、前記向精神薬の分類ごとの数をカウントする際、同じ一般名の薬品については1カウントとなる。一方、ある地域においては、前記向精神薬の分類ごとの数をカウントする際、同じ一般名の薬品についても個別に1カウントとするように定められることが考えられる。
そこで、他の実施形態として、前記制御部11が、前記向精神薬多剤投与に関する前記逓減条件を充足していない場合であっても、ユーザーの判断によって前記会計エディタ画面D7において前記操作キーK71が操作された場合には、例外的に前記診療報酬点数の逓減を前記向精神薬多剤投与に関する逓減規則に従って逓減することが考えられる。これにより、例えば医師が前記自動逓減機能とは異なる例外的な処理をしたい場合には、前記電子カルテ編集画面D3で前記操作キーK72又はK73を操作することで容易に向精神薬多剤投与に関する逓減の有効及び無効を切り替えることができる。また、このように前記診療報酬点数の逓減を強制的に行うための強制逓減操作キーが前記操作キーK71とは別に設けられることも考えられる。
[統計情報登録処理]
続いて、図16を参照しつつ、前記サーバー10の前記制御部11によって実行される統計情報登録処理について説明する。前記サーバー10では、前記制御部11によって前記統計情報登録処理が実行されることにより、前記記憶部12の前記データ領域122に、前記処方情報各々についての前記向精神薬の分類ごとの数及び前記診療報酬点数の逓減の有無などに関するテーブル情報が統計情報として記憶される。
ここに、図17は、前記統計情報の一例を示す図である。図17に示すように、前記統計情報には、患者ID、患者名称、診察日、診察時間、多剤投与、抗不安薬種類数、睡眠薬種類数、抗うつ薬種類数、抗精神病薬種類数、多剤投与逓減、及び主病名など各項目を含むテーブル情報が登録される。なお、前記多剤投与の項目には、1処方に対応する前記処方情報が前記逓減条件を充足するか否かの情報が登録される。また、前記多剤投与逓減の項目には、前記処方情報についての会計処理時に診療報酬点数が逓減されたか否かの情報が登録される。さらに、前記抗不安薬種類数、前記睡眠薬種類数、前記抗うつ薬種類数、及び前記抗精神病薬種類数の項目には、前記第2逓減表示処理においてカウントされた前記向精神薬の分類ごとの数が登録される。
<ステップS401>
まず、ステップS401において、前記制御部11は、前記会計処理の終了を待ち受ける(S401:No)。例えば、前記制御部11は、前記会計画面D6において、「精算」などの操作キーの操作に応じて、前記会計画面D6に表示されている前記診療情報の会計処理が終了したと判断する。そして、前記制御部11は、前記会計処理が終了したと判断すると(S401:Yes)、処理をステップS402に移行させる。また、前記ステップS401では、前記会計処理の一度終了した後に前記会計処理後のデータの更新処理が実行された場合にも、前記会計処理が終了したと判断される。
なお、本実施形態では、前記会計処理の終了時に前記統計情報が更新される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態として、1日の会計業務が終了したタイミングなど、予め定められたタイミングで前記統計情報登録処理における統計情報の登録が行われることも考えられる。
<ステップS402>
ステップS402において、前記制御部11は、前記データ領域122に記憶されている前記統計情報に、前記診療情報に対応するテーブル情報が既に存在する場合には、前記テーブル情報を消去する。例えば、前記診療情報について前記会計処理が一度終了した後、前記会計処理後のデータが変更された場合に修正前の前記診療情報に基づいて前記統計情報に登録されていた前記テーブル情報が消去され、修正後の前記診療情報に基づいて前記統計情報に前記テーブル情報が新たに登録されることになる。なお、前記診療情報に対応する前記テーブル情報の有無は、前記診療情報と前記統計情報のテーブル情報との両方に含まれる患者ID(又は患者名称)、診察日、及び診察時間に基づいて判断される。
<ステップS403>
ステップS403において、前記制御部11は、前記診療情報に含まれる前記処方情報に前記向精神薬が含まれるか否かを判断する。例えば、前記制御部11は、前記第2逓減表示処理における前記ステップS307でカウントされた前記向精神薬の分類ごとの数のいずれかが1以上であった場合に、前記処方情報に前記向精神薬が含まれると判断する。なお、前記制御部11は、前記処方情報に前記向精神薬が含まれるか否かを、前記向精神薬分類マスター及び前記登録向精神薬分類マスターに基づいて判断してもよい。
ここで、前記制御部11は、前記処方情報に前記向精神薬が含まれると判断すると(S403:Yes)、処理をステップS404に移行させる。一方、前記制御部11は、前記処方情報に前記向精神薬が含まれないと判断すると(S403:No)、当該統計情報登録処理を終了する。即ち、前記処方情報に前記向精神薬が含まれていない前記診療情報については前記統計情報に反映されない。
<ステップS404>
ステップS404において、前記制御部11は、前記処方情報が前記逓減条件を充足しているか否かを判断する。例えば、前記ステップS404において、前記制御部11は前記ステップS309の判定結果を利用することが可能である。また、前記ステップS404において、前記ステップS309と同様の判定処理を実行してもよい。ここで、前記制御部11は、前記処方情報が前記逓減条件を充足すると判断すると(S404:Yes)、処理をステップS405に移行させる。一方、前記制御部11は、前記処方情報が前記逓減条件を充足しないと判断すると(S404:No)、処理をステップS441に移行させる。
<ステップS405>
ステップS405において、前記制御部11は、前記診療情報の内容を前記統計情報に登録する。具体的に、前記制御部11は、前記診療情報に基づいて前記統計情報(図17参照)の前記テーブル情報の各項目を前記統計情報として登録する。特に、ここでは、前記処方情報が前記逓減条件を充足しているため、前記ステップS405では、前記テーブル情報における多剤投与の項目に「有」が登録される。また、前記会計処理において、前記処方情報について診療報酬点数の逓減が行われた場合には、前記統計情報における多剤投与逓減の項目に「有」が登録される。なお、前記会計処理において、前記処方情報について診療報酬点数の逓減が行われなかった場合には、前記統計情報における多剤投与逓減の項目に「無」が登録される。
<ステップS441>
一方、ステップS441においても、前記制御部11は、前記ステップS405と同様に、前記診療情報の内容を前記統計情報に登録する。但し、ここでは、前記処方情報が前記逓減条件を充足していないため、前記ステップS441では、前記テーブル情報における多剤投与の項目に「無」が登録され、前記統計情報における多剤投与逓減の項目にも「無」が登録される。
[統計情報出力処理]
以下、図18を参照しつつ、前記サーバー10の前記制御部11によって実行される統計情報出力処理について説明する。
<ステップS501>
まず、ステップS501において、前記制御部11は、前記統計情報の出力要求を待ち受ける(S501:No)。前記統計情報の出力要求は、前記クライアント端末20に対する前記統計情報の算定期間の指定操作及び要求実行操作が行われた場合に、前記算定期間と共に前記サーバー10に入力される。例えば、前記算定期間は、特定の日、月、年、又は任意の指定期間(数日、数週間、数ヶ月、数年)である。ここで、前記統計情報の出力要求が行われたと判断すると(S501:Yes)、前記制御部11は、処理をステップS502に移行させる。
<ステップS502>
ステップS502において、前記制御部11は、前記統計情報登録処理において登録されていた前記統計情報から前記算定期間に対応する情報(以下、「抽出統計情報」と称する)を抽出する。このように、前記統計登録処理で既に登録されている前記統計情報が利用されるため、前記ステップS502の処理を迅速に行うことができる。
また、前記統計情報登録処理において、予め定められた算定期間ごとに対応する前記統計情報が個別に登録されており、当該統計情報出力処理では、前記算定期間を選択することにより前記算定期間に対応する前記統計情報が抽出されてもよい。さらに、本実施形態では、前記統計情報出力処理において、前記統計情報登録処理によって予め登録されている前記統計情報を出力する場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態として、前記統計情報出力処理において、前記データ領域122に蓄積されている前記診療情報の履歴を参照して前記統計情報を取得することも考えられる。
<ステップS503>
ステップS503において、前記制御部11は、前記抽出統計情報を前記クライアント端末20に表示させる。例えば、前記抽出統計情報は、図17に示したような表示態様で一覧表示される。これにより、ユーザーは、前記抽出統計情報を参照しながら、所定の報告書の作成などを容易に行うことが可能である。また、前記制御部11は、ユーザー操作に応じて、前記抽出統計情報の一覧をそのまま印刷することも可能である。
<ステップS504>
ステップS504において、前記制御部11は、前記抽出統計情報のファイル出力要求が行われたか否かを判断する。なお、前記ファイル出力要求は、例えば前記抽出統計情報の表示画面上に表示される所定の操作キーの操作に応じて行われる。ここで、前記制御部11は、前記ファイル出力要求が行われたと判断すると(S504:Yes)、処理をステップS505に移行させ、前記ファイル出力要求が行われていなければ(S504:No)、処理をステップS506に移行させる。
<ステップS505>
ステップS505において、前記制御部11は、前記抽出統計情報を予め定められたCSVなどのファイル形式で前記クライアント端末20に送信する出力処理を実行する。これにより、ユーザーは、前記抽出統計情報を有効に活用することが可能である。
<ステップS506>
ステップS506において、前記制御部11は、前記抽出統計情報に関する報告書印刷要求が行われたか否かを判断する。なお、前記報告書印刷要求は、例えば前記抽出統計情報の表示画面上に表示される所定の操作キーの操作に応じて行われる。ここで、前記制御部11は、前記報告書印刷要求が行われたと判断すると(S506:Yes)、処理をステップS507に移行させ、前記報告書印刷要求が行われていなければ(S506:No)、処理を前記ステップS504に移行させる。なお、前記抽出統計情報の表示画面を閉じる操作が行われた場合には、前記表示画面が閉じられると共に前記統計情報出力処理が終了する。
<ステップS507>
ステップS507において、前記制御部11は、前記抽出統計情報を予め定められたフォーマット情報に基づいて印刷出力する。具体的に、前記制御部11は、予め定められた報告書に対応するフォーマット情報に基づいて前記報告書を作成し、その報告書を前記医療用事務処理システム1に接続された不図示のプリンターを用いて印刷する。これにより、前記抽出統計情報に基づいて前記報告書を作成するユーザーの手間が軽減される。なお、前記制御部11は、前記報告書を電子データで出力することも考えられる。
ここに、図19は、前記報告書の一例を示す図である。図19に示す前記報告書には、第1記載領域A91、第2記載領域A92、及び第3記載領域A93が含まれている。前記第1記載領域A91には、向精神薬の投与を受けている患者数、向精神薬多剤投与を受けている患者数、抗不安薬3種類以上の投与を受けている患者数、睡眠薬3種類以上の投与を受けている患者数、抗うつ薬4種類以上の投与を受けている患者数、及び抗精神病薬4種類以上の投与を受けている患者数が含まれる。また、前記第2記載領域A92には、向精神薬多剤投与を受けている患者数、うつ病の患者数、統合失調症の患者数、不安障害の患者数、及びその他の疾患の患者数が含まれる。さらに、前記第3記載領域A93には、向精神薬多剤投与を受けている患者数、他の保健医療機関ですでに向精神薬多剤投与されていた患者数、薬剤の切り替えのため向精神薬多剤投与となっている患者数、及び臨時投与のため向精神薬多剤投与となっている患者数が含まれる。そして、前記制御部11は、前記抽出統計情報に基づいて、前記報告書の前記第1記載領域A91、前記第2記載領域A92、及び前記第3記載領域A93に必要な患者数を計数し、その患者数を前記第1記載領域A91、前記第2記載領域A92、及び前記第3記載領域A93に記入した状態で前記報告書を印刷する。
なお、本実施形態では、前記サーバー10単体が本発明に係る医療用事務処理システムである場合を例に挙げて説明したが、本実施形態で説明する前記サーバー10が実行する処理を前記サーバー10及び前記クライアント端末20が分散して実行することも考えられる。この場合、前記サーバー10及び前記クライアント端末20が前記医療用事務処理システムを構成する。
また、前記クライアント端末20単体が本発明に係る医療用事務処理システムとして機能することも考えられる。具体的に、前記クライアント端末20に前記医療用事務処理プログラムの一部又は全部がインストールされており、前記クライアント端末20の前記制御部21が、前記サーバー10から必要な情報を適宜取得して各種情報の表示、記録、及び印刷などの処理を実行することが考えられる。
さらに、本実施形態では、前記サーバー10が、会計情報を管理するレセプト電算処理システム及び診療情報を管理する電子カルテシステムの機能を有する場合を例に挙げて説明した。一方、前記医療用事務処理システム1が、会計情報を管理するレセプト電算処理システムとして機能する前記サーバー10、及び診療情報を管理する電子カルテシステムとして機能する前記サーバー10を個別に備えることも考えられる。即ち、前記サーバー10は、前記レセプト電算処理システム及び前記電子カルテシステムのいずれか一方の機能のみを有するものであってもよい。
1 :医療用事務処理システム
10:サーバー
11:制御部
12:記憶部
13:表示部
14:操作部
15:通信IF
16:ドライブ装置
161:記録媒体
20:クライアント端末
21:制御部
22:記憶部
23:表示部
24:操作部
25:通信IF
26:ドライブ装置
261:記録媒体
30:ネットワーク

Claims (13)

  1. 薬品を識別するための薬品コードに含まれる特定桁数の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報に基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定可能な特定処理部と、
    前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数を出力する出力処理部と、
    を備える医療用事務処理システム。
  2. 前記特定桁数が、前記薬品コードの全桁数未満の桁数である請求項1に記載の医療用事務処理システム。
  3. 前記第1対応情報とは別に前記薬品コードと前記向精神薬の分類とが対応付けられた第2対応情報を操作入力に応じて登録可能な登録処理部を更に備え、
    前記特定処理部が、前記第2対応情報に登録されている前記向精神薬については前記第2対応情報に基づいて前記分類を特定し、前記第2対応情報に登録されておらず前記第1対応情報に登録されている前記向精神薬については前記第1対応情報に基づいて前記分類を特定する請求項1又は2に記載の医療用事務処理システム。
  4. 前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数が、前記処方情報に関する診療報酬点数の逓減を要すると判断するために予め定められた逓減条件を充足するか否かを判定する逓減判定処理部を更に備え、
    前記出力処理部が、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数と共に、前記逓減判定処理部による判定結果を出力する請求項1〜3のいずれかに記載の医療用事務処理システム。
  5. 前記出力処理部が、前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数の表示態様により前記逓減判定処理部による判定結果を表示させる請求項4に記載の医療用事務処理システム。
  6. 前記逓減判定処理部により前記逓減条件を充足すると判定された場合に、前記処方情報に関する診療報酬点数を予め設定された逓減規則に従って逓減する逓減処理部を更に備える請求項5に記載の医療用事務処理システム。
  7. 予め設定された特定期間に入力された前記処方情報について前記特定処理部による特定結果及び前記逓減処理部による逓減結果に関する統計情報を出力可能な統計出力処理部を更に備える請求項6に記載の医療用事務処理システム。
  8. 前記統計出力処理部が、予め定められたフォーマット情報に従って前記統計情報を出力する請求項7に記載の医療用事務処理システム。
  9. 前記特定処理部が、前記処方情報に関する会計処理が実行される場合に、前記処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定するものであり、
    前記出力処理部が、前記逓減判定処理部による判定結果を前記会計処理が行われる際に表示される第1表示画面に表示させるものである請求項6〜8のいずれかに記載の医療用事務処理システム。
  10. 前記特定処理部が、前記処方情報が入力された場合に、前記処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定するものであり、
    前記出力処理部が、前記逓減判定処理部による判定結果を前記処方情報が入力される際に表示される第2表示画面に表示させるものである請求項6〜9のいずれかに記載の医療用事務処理システム。
  11. 前記逓減処理部による逓減の実行の有無を選択するための操作部を前記第1表示画面又は前記第2表示画面に表示させる選択表示部を更に備え、
    前記逓減切替処理部が、前記選択表示部により表示された前記操作部の操作に応じて前記逓減処理部による逓減の実行の有無を切り替える請求項9又は10に記載の医療用事務処理システム。
  12. 前記逓減条件は、前記処方情報に、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬、又は4種類以上の向精神病薬のいずれかが含まれることである請求項1〜11のいずれかに記載の医療用事務処理システム。
  13. 薬品を識別するための薬品コードに含まれる特定桁数の分類コードと予め定められた向精神薬の分類とが対応付けられた第1対応情報に基づいて、1処方に対応する処方情報に含まれる前記分類ごとの前記向精神薬の数を特定可能な特定処理部と、
    前記特定処理部により特定された前記分類ごとの前記向精神薬の数が、前記処方情報に関する診療報酬点数の逓減を要すると判断するために予め定められた逓減条件を充足するか否かを判定する逓減判定処理部と、
    前記逓減判定処理部による判定結果を出力する出力処理部と、
    を備える医療用事務処理システム。
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