JP2020119378A - 電子カルテ装置、電子カルテ制御方法、およびプログラム - Google Patents

電子カルテ装置、電子カルテ制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】診療の質を向上させることができ、かつ、カルテの操作にかかる時間を短縮できる電子カルテ装置を提供すること。【解決手段】電子カルテ装置100は、少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示する表示部140と、診療待ちの患者群のうち、所定の条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定し、同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数のウィンドウを同時に表示部140に表示させる制御部130と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、電子カルテ装置、電子カルテ制御方法、およびプログラムに関する。
医療機関で用いられる装置として、従来の紙のカルテ(診療録)を電子データに置き換えた電子カルテ装置が知られている。
例えば特許文献1には、同一の家族を構成する複数の患者が同一の医療機関を利用している場合に、各患者の基本情報(例えば、氏名、生年月日、年齢、続柄等の情報)を一覧表示する電子カルテ装置が開示されている。
特開2001−76070号公報
ところで、医療機関では、医療機関に滞在する時間を短縮したいという患者側の要求により、1人の医師が複数の患者(例えば、親子、兄弟姉妹等)を同時に診療(診察と言ってもよい)する場合がある。
その場合、医師側には、各患者の診療録に含まれる情報(例えば、アレルギー、禁忌薬、病歴等)を参照することで、診療の質を向上させたいという要望がある。
また、医師側には、診療時に各患者と向き合う時間を確保するために、各患者のカルテの操作(例えば、閲覧操作、情報入力操作等)を短縮させたいという要望がある。
しかしながら、特許文献1の電子カルテ装置は、単に、同一の家族を構成する複数の患者の基本情報を一覧表示するものであるので、上述した2つの要望を満たすことはできない。
本開示の一態様の目的は、診療の質を向上させることができ、かつ、カルテの操作にかかる時間を短縮できる電子カルテ装置、電子カルテ制御方法、およびプログラムを提供することである。
本開示の一態様に係る電子カルテ装置は、少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示する表示部と、診療待ちの患者群のうち、所定の条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定し、前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させる制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る電子カルテ制御方法は、少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示部に表示させる装置が行う電子カルテ制御方法であって、診療待ちの患者群のうち、予め定められた条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定するステップと、前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させるステップと、を含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示部に表示させるコンピュータに実行させるプログラムであって、診療待ちの患者群のうち、予め定められた条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定する処理と、前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させる処理と、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、診療の質を向上させることができ、かつ、カルテの操作にかかる時間を短縮できる。
本開示の実施の形態に係る電子カルテ装置の構成の一例を示すブロック図 本開示の実施の形態に係る電子カルテ装置の基本動作の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係る受付処理の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係る受付処理の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係る基本情報登録画面の一例を示す図 本開示の実施の形態に係る診療受付画面の一例を示す図 本開示の実施の形態に係る診療待患者群表示処理の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係る診療待患者群表示画面の一例を示す図 本開示の実施の形態に係る診療録表示処理の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係る単独診療用画面の一例を示す図 本開示の実施の形態に係るウィンドウの表示例を示す図 本開示の実施の形態に係るウィンドウの表示例を示す図 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において共通する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
<電子カルテ装置の構成>
本実施の形態に係る電子カルテ装置100の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る電子カルテ装置100の構成の一例を示すブロック図である。
なお、図1では図示を省略しているが、電子カルテ装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ、および通信回路等のハードウェアを有する。後述する電子カルテ装置100の各部の機能は、例えば、CPUが、メモリに格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、実現される。
電子カルテ装置100は、医療機関で用いられる装置であって、ユーザ(医師、事務員等)により入力された診療情報(詳細は後述)を患者毎に記録し、患者毎の診療情報を画面上に表示する装置である。
図1に示すように、電子カルテ装置100は、操作入力部110、記憶部120、制御部130、および表示部140を有する。
操作入力部110は、ユーザが行う各種操作を受け付ける入力デバイス(例えば、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル等)である。
操作入力部110が受け付けるユーザの操作としては、例えば、診察情報を入力する操作、診察情報の表示を指示する操作等が挙げられる。
操作入力部110は、ユーザにより行われた操作の内容を示す情報を、制御部130へ出力する。
記憶部120は、種々の情報を記憶する記憶デバイス(例えば、ハードディスク、メモリ等)である。記憶部120は、制御部130により制御される。
例えば、記憶部120は、ユーザにより入力された診療情報を患者毎に記憶する。
ここで、診療情報について説明する。
診療情報は、患者およびその患者の診療に関する情報であり、例えば、基本情報、診療録情報、および診療科情報を含む。なお、本実施の形態でいう患者は、外来患者のほか、入院患者(医療機関に入院中の患者)および訪問患者(医師が訪問して診療する患者)を含むものとする。
基本情報は、患者についての基本事項を示す情報である。例えば、基本情報は、患者コード、姓名(以下、氏名ともいう)、年齢、生年月日、性別、住所、保険情報、家族コード等の情報を含む。保険情報は、例えば、保険者番号、記号、番号等を含む。患者コードは、患者を識別可能な情報であり、家族コードは、患者が属する家族を識別可能な情報である。
上述した基本情報は、例えば、患者が初めて診察を受ける際に、ユーザ(例えば、事務員)により入力される。
診療録情報は、患者の診療録(すなわち、カルテ)を示す情報である。例えば、診療録情報は、患者コード、カルテ記事、病名情報、処方情報、検査結果情報、禁忌薬情報、アレルギー情報、家族病歴情報等を含む。
カルテ記事は、診療の経過(例えば、主訴、現病歴、既往歴、所見、アセスメント等)を示す情報である。
病名情報は、患者が過去に罹患した傷病名、および、患者が現在罹患している傷病名を示す情報である。
処方情報は、患者が過去に受けた投薬、処置、手術等を示す情報である。
検査結果情報は、患者が過去に受けた検査の結果(例えば、数値、グラフ等)を示す情報である。
禁忌薬情報は、患者の禁忌薬を示す情報である。
アレルギー情報は、患者が持っているアレルギーを示す情報である。
家族病歴情報は、患者の家族の病歴を示す情報である。
上述した診療録情報は、例えば、患者が診療を受けた際に、ユーザ(例えば、医師)により入力される。
診療科情報は、患者コード、患者が受診する診療科および受診日の情報を含む。なお、診療科情報は、診療を担当する医師名の情報を含んでもよい。
上述した診療科情報は、例えば、患者が診療を受ける前に、ユーザ(例えば、事務員)により入力される。
上述したとおり、基本情報、診療録情報、および診療科情報は、患者コードを含むので、その患者コードにより相互に紐付いて記憶部120に記憶される。
なお、診療情報は、上述した情報以外の情報を含んでもよい。
以上、診療情報について説明した。以下、記憶部120の説明に戻る。
また、例えば、記憶部120は、制御部130により、診療を受ける患者に対して、診療待患者、同時診療患者、または単独診療患者が設定された場合、その設定状態を記憶する。
診療待患者とは、診療待ちの患者である。以下では、複数の診療待患者を「診療待患者群」という。
同時診療患者とは、他の患者と同時に診療を受ける患者である。以下では、複数の同時診療患者を「同時診療患者群」という。
単独診療患者とは、1人で診療を受ける患者である。以下では、複数の単独診療患者を「単独診療患者群」という。
また、例えば、記憶部120は、表示部140に表示される各種画面(例えば、グラフィカルユーザインタフェース)を生成するための画像データ等を予め格納している。
表示部140は、種々の情報を表示する表示デバイス(例えば、液晶ディスプレイ等)である。表示部140は、制御部130により制御される。
例えば、表示部140は、診察情報や、診療待患者群等を表示する。表示部140における各種情報の表示例については、後述する。
制御部130は、表示制御部131と、情報制御部132とを有する。
表示制御部131は、操作入力部110で行われた操作に応じて、表示部140における情報の表示を制御する。
情報制御部132は、操作入力部110で行われた操作に応じて、記憶部120へ情報を書き込んだり、または、記憶部120から情報を読み出したりする。
表示制御部131および情報制御部132が行う処理の詳細については、後述する。
<電子カルテ装置の基本動作>
本実施の形態に係る電子カルテ装置100の基本動作について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る電子カルテ装置100の基本動作の一例を示すフローチャートである。
まず、電子カルテ装置100は、これから診療を受ける患者を診療待患者に設定する受付処理を行う(ステップS1)。この処理の詳細については、図3A、図3B等を用いて後述する。
次に、電子カルテ装置100は、診療待患者群を表示部140に表示する診療待患者群表示処理を行う(ステップS2)。この処理の詳細については、図5等を用いて後述する。
次に、電子カルテ装置100は、診療録情報を表示部140に表示する診療録表示処理を行う(ステップS3)。この処理の詳細については、図8等を用いて後述する。
次に、電子カルテ装置100は、記憶部120に記憶されている診療録情報を更新する診療録更新処理を行う(ステップS4)。なお、この診療録更新処理は、患者が初診である場合、診療録情報を記憶部120に新規登録する処理を含む。この処理の詳細については、後述する。
次に、電子カルテ装置100は、会計に関する情報の入力を受け付ける会計処理を行う(ステップS5)。この処理の詳細については、後述する。
<受付処理>
図2に示した受付処理(ステップS1)の具体例について、図3A、図3Bを用いて説明する。
図3Aは、患者が初診である場合の受付処理の流れを示すフローチャートである。図3Bは、患者が初診ではない場合の受付処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3A、図3Bに示す受付処理が行われる際に、電子カルテ装置100において種々の操作を行うユーザは、例えば事務員である。
まず、図3Aを用いて、患者が初診である場合の受付処理の流れについて説明する。
ユーザが操作入力部110において基本情報登録画面の表示を指示する操作を行った場合、表示制御部131は、基本情報登録画面を表示するように表示部140を制御する(ステップS11)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120から基本情報登録画面の画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に基本情報登録画面を表示させる。
基本情報登録画面は、上述した基本情報をユーザが入力可能な画面である。
ここで、基本情報登録画面の一例について、図4を用いて説明する。図4は、基本情報登録画面の一例を示す図である。
図4に示すように、基本情報登録画面は、例えば、患者コード、家族コード、氏名、性別、生年月日、住所、保険情報(保険者番号、記号、番号等)等の入力欄を含む。
ユーザは、操作入力部110を用いて、各入力欄に情報を入力することができる。そして、ユーザは、各入力欄に情報を入力した後で、例えば図4に示す「登録」ボタンをクリックすることで、入力された基本情報の登録を指示することができる。
以上、基本情報登録画面について説明した。以下、図3Aの説明に戻る。
ユーザが、操作入力部110において基本情報の登録を指示する操作を行った場合、情報制御部132は、入力された基本情報を記憶部120に記憶させる(ステップS12)。
また、ステップS12において、情報制御部132は、新規の診療録情報を生成し、記憶部120に記憶させる。ここで、患者は初診であるので、この時点における診療録情報は、患者コードのみが含まれた状態である。
次に、表示制御部131は、診療受付画面を表示するように表示部140を制御する(ステップS13)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120から診療受付画面の画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に診療受付画面を表示させる。
診療受付画面は、上述した診療科情報をユーザが入力可能な画面である。また、診療受付画面は、初診ではない患者の診察券等に記載されている患者コードを入力することにより、当該患者の基本情報を検索することができる画面である。また、診療受付画面は、受け付け済みの患者の情報が一覧表示される画面である。
ここで、診療受付画面の一例について、図5を用いて説明する。図5は、診療受付画面の一例を示す図である。
図5に示すように、診療受付画面は、領域a1および領域a2を含む。
領域a1には、受け付け済みの患者の基本情報が一覧表示される(図示略)。
領域a2には、基本情報(例えば、患者コード、氏名、性別等)の入力欄が表示される。また、領域a2には、診療科情報(例えば、診療科、受診日、医師名)の入力欄が表示される。
なお、図3AのステップS13では、領域a2における基本情報の入力欄には、自動的に情報が表示される。一方、後述する図3BステップS21では、領域a2における基本情報の入力欄は、空欄である。
ユーザは、操作入力部110を用いて、各入力欄に情報を入力することができる。
例えば、領域a2における基本情報の入力欄に情報が表示されている状態において、ユーザは、診療科情報の入力欄に情報を入力した後で、図5に示す「登録」ボタンをクリックすることで、入力された診療科情報の登録を指示することができる。
また、例えば、領域a2における基本情報の入力欄に各情報が表示されていない状態において、ユーザは、例えば患者コードの入力欄に情報を入力した後で、図5に示す「検索」ボタンをクリックすることで、入力された患者コードを含む基本情報の検索を指示することができる。検索に成功した場合、領域a2における基本情報の入力欄には、自動的に情報が表示される。
以上、診療受付画面について説明した。以下、図3Aの説明に戻る。
ユーザが、操作入力部110において診療科情報の登録を指示する操作を行った場合、情報制御部132は、入力された診療科情報を記憶部120に記憶させる(ステップS14)。
次に、情報制御部132は、当該患者を診療待患者に設定する(ステップS15)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120に記憶させた基本情報、診療録情報、および診療科情報に含まれる各患者コードに対して、診療待患者を示すフラグを付与する。
次に、表示制御部131は、図5に示した診療受付画面において、ステップS15で設定された診療待患者を表示するように表示部140を制御する(ステップS16)。
より具体的には、表示制御部131は、診療待患者に設定された患者の基本情報(例えば、患者コード、氏名、性別、生年月日等)を、図5に示した診療受付画面の領域a1に表示させる。このとき、図5に示した領域a1における「状態」の欄には、「診療待」と表示される。なお、この「状態」の欄には、患者の状態に応じて、例えば、「診療中」、「会計待」等が表示される。
ユーザは、診療受付画面の領域a1の「状態」を見ることで、受け付け済みの各患者がどのような状態(例えば、診療待ち、診療中、会計待ち)にあるのかを把握することができる。
以上、患者が初診である場合の受付処理の流れについて説明した。
次に、図3Bを用いて、患者が初診ではない場合の受付処理の流れについて説明する。
ユーザが操作入力部110において診療受付画面の表示を指示する操作を行った場合、表示制御部131は、図5に示した診療受付画面を表示するように表示部140を制御する(ステップS21)。
このとき、診療受付画面の領域a2における基本情報の入力欄および診療科情報の入力欄は、空欄である。
ここで、ユーザは、例えば、領域a2における患者コードの入力欄に、診察券等に記載されている患者コードを入力した後で、図5に示す「検索」ボタンをクリックすることで、入力された患者コードを含む基本情報の検索を指示することができる。
このようにユーザが操作入力部110において基本情報の検索を指示する操作を行った場合、情報制御部132は、記憶部120から、入力された患者コードを含む基本情報を読み出し、表示制御部131は、その基本情報を診療受付画面の領域a2に表示させる(ステップS22)。
ここで、ユーザは、例えば、診療科情報の入力欄に情報を入力した後で、図5に示す「登録」ボタンをクリックすることで、入力された診療科情報の登録を指示することができる。
ユーザが、操作入力部110において診療科情報の登録を指示する操作を行った場合、情報制御部132は、入力された診療科情報を記憶部120に記憶させる(ステップS23)。
ステップS24、S25は、それぞれ、図3AのステップS15、S16と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上、患者が初診ではない場合の受付処理の流れについて説明した。
<診療待患者群表示処理>
図2に示した診療待患者群表示処理(ステップS2)の具体例について、図6を用いて説明する。
図6は、診療待患者群表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6に示す診療待患者群表示処理が行われる際に、電子カルテ装置100において種々の操作を行うユーザは、例えば医師である。
まず、ユーザは、上述した受付処理で設定された診療待患者群の中から、所定の検索条件を満たす診療待患者を絞り込む操作を行う。例えば、ユーザは、表示部140に表示された検索条件入力画面(図示略)の入力欄に所望の検索条件を入力した後、絞り込みを指示する操作を行う。検索条件は、例えば、診療科情報(少なくとも診療科および受診日。医師名を含んでもよい)である。
このようにユーザが絞り込みを指示する操作を行った場合、情報制御部132は、受付処理で設定された診療待患者群の中から、入力された検索条件に該当する診療待患者を決定する(ステップS31)。なお、以下では、ここで決定された診療待患者を「絞込後診療待患者」といい、複数の絞込後診療待患者を「絞込後診療待患者群」という。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120から、診療待患者に設定されている患者の診療科情報を全て読み出し、その診療科情報のうち、検索条件として入力された診療科情報を含むものを特定する。そして、情報制御部132は、特定された診療科情報に含まれる患者コードの患者を、絞込後診療待患者に決定する。
次に、情報制御部132は、記憶部120から、絞込後診療待患者に決定された全ての基本情報を読み出す(ステップS32)。
次に、情報制御部132は、読み出された基本情報のうち、同一の家族コードを含む複数の基本情報があるか否かを判定する(ステップS33)。
同一の家族コードを含む複数の基本情報がある場合(ステップS33:YES)、フローは、後述のステップS36へ進む。
同一の家族コードを含む複数の基本情報がない場合(ステップS33:NO)、情報制御部132は、読み出された基本情報のうち、同一の保険情報を含む複数の基本情報があるか否かを判定する(ステップS34)。
同一の保険情報を含む複数の基本情報がある場合(ステップS34:YES)、フローは、後述のステップS36へ進む。
同一の保険情報を含む複数の基本情報がない場合(ステップS34:NO)、情報制御部132は、読み出された基本情報のうち、同一の姓かつ同一の住所を含む複数の基本情報があるか否かを判定する(ステップS35)。
同一の姓かつ同一の住所を含む複数の基本情報がある場合(ステップS35:YES)、フローは、後述のステップS36へ進む。
同一の姓かつ同一の住所を含む複数の基本情報がない場合(ステップS35:NO)、フローは、後述のステップS37へ進む。
読み出された基本情報のうち、同一の家族コード、同一の保険情報、または、同一の姓かつ同一の住所を含む複数の基本情報がある場合、情報制御部132は、その複数の基本情報それぞれが示す複数の患者を、同時診療患者群に設定する(ステップS36)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120に記憶されている基本情報、診療録情報、および診療科情報に含まれる各患者コードに対して、同時診療患者群を示すフラグを付与する。
一方、読み出された基本情報のうち、同一の家族コード、同一の保険情報、および、同一の姓かつ同一の住所を含まない基本情報がある場合、情報制御部132は、その基本情報が示す患者を、単独診療患者に設定する(ステップS37)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120に記憶されている基本情報、診療録情報、および診療科情報に含まれる各患者コードに対して、単独診療患者を示すフラグを付与する。
次に、表示制御部131は、診療待患者群表示画面において、同時診療患者群と、単独診療患者とを異なる態様で表示するように表示部140を制御する(ステップS38)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120から診療待患者群表示画面の画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に診療待患者群表示画面を表示させる。また、表示制御部131は、その診療待患者群表示画面において、同時診療患者および単独診療患者それぞれの基本情報を表示するように表示部140を制御する。このとき、表示制御部131は、同時診療患者群の基本情報の表示の態様と、単独診療患者の基本情報の表示の態様とが異なるように表示部140を制御する。
診療待患者群表示画面は、上述した絞込後診療待患者群が一覧表示される画面である。
ここで、診療待患者群表示画面の一例について、図7を用いて説明する。図7は、診療待患者群表示画面の一例を示す図である。
図7に示すように、診療待患者群表示画面には、図5に示した診療受付画面の領域a2における表示例と同様に、絞込後診療待患者に決定された患者の状態および基本情報(例えば、患者コード、氏名、性別、生年月日等)が一覧表示される。
図7に示した患者のうち、患者Aと患者Bは、同時診療患者群であり、患者C〜Gは、それぞれ、単独診療患者である。図7では、患者A、Bの状態および基本情報の表示領域が、患者C〜Gの状態および基本情報の表示領域とは異なる色で表示されている場合を例示している。
このように同時診療患者群と単独診療患者とが異なる態様で表示されることにより、ユーザは、どの患者が同時診療患者群であるかを把握することができる。
なお、図7では基本情報の表示領域の色が異なる場合を例に挙げたが、状態および基本情報の文字の色、大きさ、太さ等を異ならせてもよい。または、同時診療患者群であることを示す装飾やマーク等を基本情報の表示領域(例えば、氏名の表示位置の近傍)に付してもよい。
また、図7では患者Aと患者Bの2人が同時診療患者群である場合を例に挙げたが、同時診療患者群は、3人以上であってもよい。
また、図7では同時診療患者群が1組である場合を例に挙げたが、絞込後診療待患者群において、複数組の同時診療患者群が存在してもよい。
以上、診療待患者群表示画面について説明した。
<診療録表示処理>
図2に示した診療録表示処理(ステップS3)の具体例について、図8を用いて説明する。
図8は、診療録表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8に示す診療録表示処理が行われる際に、電子カルテ装置100において種々の操作を行うユーザは、例えば医師である。
まず、ユーザは、診療録情報を閲覧したい患者を指定する操作を行う。例えば、ユーザは、表示部140に表示された診療待患者群表示画面(図7参照)において、所望の患者の状態の表示領域をクリックする操作を行う。この操作により指定された患者を、以下、「指定患者」という。
このようにユーザが患者を指定する操作を行った場合、情報制御部132は、記憶部120から、指定患者の診療録情報を読み出す(ステップS41)。
次に、情報制御部132は、読み出した診療録情報に対して排他制御(他のアクセスによる編集を不可能にする制御)を開始する(ステップS42)。
次に、情報制御部132は、指定患者が同時診療患者であるか否かを判定する(ステップS43)。
より具体的には、情報制御部132は、指定患者の診療録情報に含まれている患者コードに同時診療患者を示すフラグが付与されているか否かを判定する。
指定患者が同時診療患者である場合(ステップS43:YES)、フローは、後述のステップS45へ進む。
指定患者が同時診療患者ではない場合(ステップS43:NO)、換言すれば、指定患者が単独診療患者である場合、表示制御部131は、単独診療用画面に指定患者の診療録情報を表示するように表示部140を制御する(ステップS44)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120から単独診療用画面の画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に単独診療用画面を表示させる。このとき、表示制御部131は、その単独診療用画面に指定患者の診療録情報を表示するように表示部140を制御する。
単独診療用画面は、単独診療患者の診療録情報が表示される画面である。
ここで、単独診療用画面の一例について、図9を用いて説明する。図9は、単独診療用画面の一例を示す図である。
図9に示すように、単独診療用画面は、領域a3および領域a4を含む。
領域a3には、単独診療患者の基本情報(例えば、患者コード、氏名、性別、年齢等)が表示される。
領域a4には、単独診療患者の診療録情報(例えば、カルテ記事、オーダー(処方や検査に対する指示)、病名情報、処方情報、検査結果情報、禁忌薬情報、アレルギー情報、家族病歴情報等)が表示される。例えば、図9に示すように、領域a4には、診療録情報の一例として、主訴、バイタル、診断根拠、急変時の対応、処方薬(例えば、メジコン錠、フロモックス錠、ロキソニン錠)の内訳等が表示される。なお、単独診療患者が初診の患者である場合、領域a4には、診療録情報は表示されない。
なお、領域a4には、例えば、診療の経過を示す各種項目(例えば、主訴、現病歴、既往歴、所見、アセスメント等)が表示されてもよい。また、例えば、領域a3または領域a4のいずれかに、単独診療患者の診療科情報が表示されてもよい。
ユーザは、図9に示す単独診療用画面を表示させた状態において、操作入力部110を用いて、領域a4に、診療結果に基づく各種情報を入力することができる。
以上、単独診療用画面について説明した。以下、図8の説明に戻る。
情報制御部132は、指定患者が同時診療患者であると判定した場合(ステップS43:YES)、指定患者が含まれる同時診療患者群の全ての患者の診療録情報を読み出したか否かを判定する(ステップS45)。
指定患者が含まれる同時診療患者群の全ての患者の診療録情報を読み出していない場合(ステップS45:NO)、情報制御部132は、指定患者が含まれる同時診療患者群のうち、診療録情報が読み出していない患者1人を指定患者に設定する(ステップS46)。すなわち、ステップS46では、ユーザの操作によらず、指定患者が設定される。その後、フローは、ステップS41へ戻る。
指定患者が含まれる同時診療患者群の全ての患者の診療録情報を読み出した場合(ステップS45:YES)、表示制御部131は、同時診療患者群の全ての患者の診療録情報を別々にかつ同時に表示するように表示部140を制御する(ステップS47)。
より具体的には、情報制御部132は、記憶部120からウィンドウの画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に患者毎のウィンドウを同時に表示させる。このとき、表示制御部131は、各ウィンドウにおいて、各患者の診療録情報を同時に表示するように表示部140を制御する。
1つのウィンドウは、例えば、画面上において、同時診療患者1人分の診療録情報が表示される領域である。なお、1つのウィンドウには、同時診療患者複数人分の診療録情報が同時に表示されてもよい。例えば、同時診療患者が4名いる場合、1つのウィンドウに2名分の診療録情報が同時に表示され、それとは別のもう1つのウィンドウに残り2名分の診療録情報が同時に表示されてもよい。
ここで、ウィンドウの表示例について、図10を用いて説明する。図10は、ウィンドウの表示例を示す図である。図10は、図7に示した同時診療患者群に含まれる患者Aおよび患者Bそれぞれの診療録情報が別々のウィンドウ10、20にて表示されている場合を例示している。
図10に示すように、ウィンドウ10は、図9に示した単独診療用画面と同様に、患者の基本情報が表示される領域a3と、患者の診療録情報が表示される領域a4とを含む。なお、図10では、図示は省略しているが、ウィンドウ10と同時に表示されるウィンドウ20も、領域a3および領域a4を含む(図11参照)。なお、図10および図11において、領域a3および領域a4における各種情報の図示は省略している。図10および図11に示すウィンドウ10、20それぞれの領域a4には、図9と同様に、診療録情報の一例として、主訴、バイタル、診断根拠、急変時の対応、処方薬の内訳等が表示される。なお、同時診療患者が初診の患者である場合、ウィンドウ10、20それぞれの領域a4には、診療録情報は表示されない。
図10では、ウィンドウ10が前面側に表示され、そのウィンドウ10の後方側(図中の奥側)にウィンドウ20が並んで表示されている場合を図示しているが、このウィンドウ10、20の表示順(表示位置)は、例えば、患者の年齢に基づいて決定されてもよい。
すなわち、表示制御部131は、同時診療患者群に含まれる患者の年齢に基づいて、表示部140に同時に表示される複数のウィンドウの表示位置を制御してもよい。その場合、例えば、表示制御部131は、表示部140に同時に表示される複数のウィンドウを、患者の年齢の昇順に、前面側から並べて表示するように表示部140を制御してもよい。例えば、患者Bよりも患者Aが年少者である場合、表示制御部131は、図10に示したように、患者Aの診療録情報を含むウィンドウ10を最前面に表示し、その後方側に、患者Bの診療録情報を含むウィンドウ20を並べて表示してもよい。
なお、上記説明では、複数のウィンドウは、患者の年齢の昇順に、前面側から並べて表示される場合を例に挙げて説明したが、複数のウィンドウは、患者の年齢の降順に、前面側から並べて表示されてもよい。または、例えば、受け付けの際に、ユーザ(例えば、事務員)が患者側から診療順の希望を聞いて、その希望診療順を示す情報を電子カルテ装置100に入力した場合、複数のウィンドウは、その希望診療順を示す情報に基づいて、表示されてもよい。
また、図10に示すように、ウィンドウ10、20は、同時に表示された際に、ウィンドウ10、20それぞれの領域a3に含まれる基本情報(例えば、患者コード、氏名、性別、年齢)が全て視認可能となるように、表示される。
すなわち、表示制御部131は、表示部140に同時に表示される複数のウィンドウに含まれる患者の基本情報(少なくとも姓名)が全て視認可能となるように、ウィンドウそれぞれの表示位置を制御してもよい。
ユーザは、図10に示したウィンドウ10、20の表示状態において、ウィンドウ20に含まれる診療録情報を閲覧したい場合、例えば、図10に示したウィンドウ20の所定領域を指定してクリックする操作を行う。これにより、図11に示すように、ウィンドウ20が前面側に表示され、ウィンドウ20の後方側にウィンドウ10が表示される。
なお、図11では、ウィンドウ10に含まれる基本情報が視認不可能な状態である場合を例示しているが、ウィンドウ20が最前面に表示された場合でも、ウィンドウ10に含まれる基本情報が視認可能となるように、ウィンドウ10が表示されてもよい。
<診療録更新処理>
図2に示した診療録更新処理(ステップS4)の具体例について説明する。
例えば、図9に示した単独診療用画面の領域a4、または、図10、図11に示したウィンドウ10、20の領域a4に、医師により診療録情報が入力された後、ユーザ(医師または事務員)は、診療録情報を保存する操作(以下、保存操作という)を行う。
保存操作が行われた場合、情報制御部132は、記憶部120に記憶されている診療録情報を更新する。また、情報制御部132は、更新後の診療録情報に対する排他制御を終了する。
なお、例えば、医師が、診療録情報の内容を承認したことを指定して保存操作を行った場合、その診療録情報は、承認状態を示すフラグが付与されて記憶される(承認保存という)。また、例えば、事務員が、療録情報の内容を医師が承認していないことを指定して保存操作を行った場合、その診療録情報は、未承認状態を示すフラグが付与されて記憶される(未承認保存という)。診療録情報が承認保存されているか、または、未承認保存されているかについては、図示しない画面に表示される。
また、上述した保存操作により診療録情報の更新が行われた場合、表示制御部131は、図5に示した診療受付画面、および、図7に示した診療待患者群表示画面における状態の表示を「会計待」に変更するように表示部140を制御する。
<会計処理>
図2に示した会計処理(ステップS5)の具体例について説明する。
ユーザ(例えば、事務員)は、会計待ちの患者を指定する操作を行う。例えば、ユーザは、表示部140に表示された診療受付画面(図5参照)において、状態が「会計待」と表示されている患者のうち、所望の患者の状態(会計待)の表示領域をクリックする操作を行う。
このようにユーザが会計待ちの患者を指定する操作を行った場合、情報制御部132は、記憶部120から会計処理用画面の画像データを読み出し、表示制御部131は、その画像データに基づいて、表示部140に会計処理用画面(図示略)を表示させる。
会計処理用画面は、ユーザが会計に関する情報(例えば、診療明細書に記載される金額等)を入力可能な画面である。
ユーザは、会計処理用画面の入力欄に所定の情報を入力することにより、診療明細書等を作成することができる。
<作用効果>
以上説明したように、本実施の形態の電子カルテ装置100は、診療待患者群のうち、所定の条件(例えば、診療科が同一であり、かつ、家族ID、保険情報、または、姓および住所のいずれかが同一であること)を満たす患者群を同時診療患者群に設定し、同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数のウィンドウを同時に表示させることを特徴とする。
この特徴により、医師は、複数の患者を同時に診療する際に、各患者の診療録情報(例えば、アレルギー情報、禁忌薬情報、病歴情報等)を相互に参照することができ、かつ、各患者の診療録情報の閲覧および入力を容易に行うことができる。したがって、本実施の形態の電子カルテ装置100は、診療の質を向上させることができ、かつ、カルテの操作にかかる時間を短縮できる。
<変形例>
なお、本開示は、上記実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
実施の形態では、診療待患者群から同時診療患者群を設定するための条件が、診療科が同一であり、かつ、家族ID、保険情報、または、姓および住所のいずれかが同一である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
上記条件は、診療科が同一であり、かつ、住所が同一であることであってもよい。これにより、同時に診療を受ける患者同士が家族ではない場合にも対応することができる。例えば、同一住所の施設に入居していることにより感染症に罹患した複数の患者を同時に診療する場合にも、上記実施の形態で説明した作用効果を奏することができる。なお、この場合、上記条件は、診療科が同一であり、かつ、住所および施設名が同一であることとしてもよい。
また、上記条件は、診療科が同一であり、かつ、住所および保険情報の少なくとも一方が同一であることであってもよい。
<付記>
図12は、上述した実施の形態および変形例における各部の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
図12に示すように、コンピュータ210は、入力ボタン、タッチパッドなどの入力装置211、ディスプレイ、スピーカなどの出力装置212、CPU(Central Processing Unit)213、ROM(Read Only Memory)214、RAM(Random Access Memory)215を備える。また、コンピュータ210は、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置216、DVD−ROM(Digital Versatile Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置217、ネットワークを介して通信を行う送受信装置218を備える。上述した各部は、バス219により接続される。
そして、読取装置217は、上記各部の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置216に記憶させる。あるいは、送受信装置218が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各部の機能を実現するためのプログラムを記憶装置216に記憶させる。
そして、CPU213が、記憶装置216に記憶されたプログラムをRAM215にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM215から順次読み出して実行することにより、上記各部の機能が実現される。また、プログラムを実行する際、RAM215または記憶装置216には、各実施の形態で述べた各種処理で得られた情報が記憶され、適宜利用される。
例えば、図1に示す電子カルテ装置100において、操作入力部110は入力装置211に対応し、表示部140は出力装置212に対応し、記憶部120は記憶装置216に対応し、制御部130はCPU213に対応する。
本開示の電子カルテ装置、電子カルテ制御方法、およびプログラムは、電子カルテを取り扱うシステムまたはコンピュータへの利用に好適である。
100 電子カルテ装置
110 操作入力部
120 記憶部
130 制御部
131 表示制御部
132 情報制御部
140 表示部
210 コンピュータ
211 入力装置
212 出力装置
213 CPU
214 ROM
215 RAM
216 記憶装置
217 読取装置
218 送受信装置
219 バス

Claims (7)

  1. 少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示する表示部と、
    診療待ちの患者群のうち、所定の条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定し、前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させる制御部と、を有する、
    電子カルテ装置。
  2. 前記所定の条件は、診療科が同一であり、かつ、住所および保険情報の少なくとも一方が同一であることである、
    請求項1に記載の電子カルテ装置。
  3. 前記制御部は、
    前記表示部に同時に表示される複数の前記ウィンドウに含まれる患者の姓名が全て視認可能となるように、複数の前記ウィンドウの表示位置を制御する、
    請求項1または2に記載の電子カルテ装置。
  4. 前記制御部は、
    前記同時診療患者群に含まれる患者の年齢に基づいて、前記表示部に同時に表示される複数の前記ウィンドウの表示位置を制御する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電子カルテ装置。
  5. 前記制御部は、
    前記表示部に同時に表示される複数の前記ウィンドウを、前記患者の年齢の昇順に、前面側から並べて表示するように前記表示部を制御する、
    請求項4に記載の電子カルテ装置。
  6. 少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示部に表示させる装置が行う電子カルテ制御方法であって、
    診療待ちの患者群のうち、予め定められた条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定するステップと、
    前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させるステップと、を含む、
    電子カルテ制御方法。
  7. 少なくとも1人分の患者の診療情報を含むウィンドウを表示部に表示させるコンピュータに実行させるプログラムであって、
    診療待ちの患者群のうち、予め定められた条件を満たす患者群を、同時に診療を行う同時診療患者群に設定する処理と、
    前記同時診療患者群に含まれる患者それぞれの診療情報を含む複数の前記ウィンドウを同時に前記表示部に表示させる処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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