JP6527274B2 - 診療録作成支援システム、サーバ装置、医療機関端末、診療録作成支援方法、医療機関装置及び診療録作成支援プログラム - Google Patents

診療録作成支援システム、サーバ装置、医療機関端末、診療録作成支援方法、医療機関装置及び診療録作成支援プログラム Download PDF

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本発明は、医療従事者が診療において、図面に情報を入力することで簡便に診療録を作成可能にするためのインタフェースを有する診療録作成支援システムに関する。
昨今、医療機関において、紙のカルテの保管スペースを省く、あるいは医療業務を効率的に行うなどの目的で、電子カルテの導入が進められている。しかし、パソコン等の操作に慣れていない医師等が電子カルテの入力を行うような場合、入力に時間がかかってしまうなどの問題から、医師等の負担となることがあった。診療時において、医療従事者が紙のカルテに記載する内容は必要最小限で非常に簡潔な内容であることが多いが、電子カルテでは必須の入力項目が多い等、操作が煩雑で時間がかかるために、電子カルテ入力担当者を別途用意している病院等もある。このような問題を解消するため、電子カルテへの入力を簡素化することを目的として、例えば、利用者が所望する処置や処方等の入力項目をシート入力画面に設定する電子カルテが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電子カルテは、紙への記載を電子データへの入力に置き換えるという側面だけでなく、医師等による診療を支援するという側面を有するものも提案されている。例えば、医師等の経験などに左右されることなく、患者の病状に適した処置を行うことを目的として、患者の病状情報と、病状情報に対応する疾患に関する疾患情報とを対応付けたデータベースを用意しておき、患者の病状情報が入力されたときに、この病状情報に対応する疾患情報を特定する診断支援装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、主訴の入力においてシェーマ図を利用する電子カルテシステムも存在する。しかし、画面を切り替えて使用したり、患者の主訴に合致するシェーマ図を選択したりする等、利用者が電子カルテデータを作成するためにしなければならない作業が多数存在し、利用者の負担となっていた。そこで、利用者の入力の負担を減らすために、身体の各部位の名称とシェーマ図とを対応付ける管理ファイルを有し、患者の主訴に係る語句を入力すると、管理ファイルを参照して、語句に関連するシェーマ図の候補を表示する診療支援装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−9609号公報 特開2009−59381号公報 特開平11−312202号公報
ところで、医師等が診療時に電子カルテに主訴を入力する場合、患部と、その患部における症状(例えば、発疹、しびれなど)や症状が現われてからの経過などの入力を行う必要がある。しかし、これらの特許文献に記載された方法では、これら主訴に関する情報をキーボードで入力する、あるいは、多数の選択肢から選択する必要があるなど、電子カルテへの主訴の入力を簡便、且つ、効率的に行えるものではなかった。本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、主に操作性の煩雑さを解決し、医師や医療機関等にとって診療録を作成するためのデータ入力の負担を軽減する診療録作成支援システムを提供することを目的とする。
本発明は、利用者が診療録を入力可能な医療機関端末、及び、該医療機関端末と通信による接続が可能なサーバ装置を備える診療録作成支援システムであって、医療機関端末が、利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する情報を受け付ける部位情報受付手段と、部位情報受付手段により受け付けられた部位に関する情報を、症状特定情報としてサーバ装置へ送信する症状特定情報送信手段と、サーバ装置から送信された症状候補を受信する症状候補受信手段と、利用者の入力操作に応じて、症状候補受信手段により受信した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、利用者の入力操作に応じて、症状の経過に関する経過情報を受け付ける経過情報受付手段と、症状選択受付手段により選択された症状、及び経過情報受付手段により受け付けられた経過情報を、主訴情報として表示装置に表示する主訴情報表示手段とを備え、サーバ装置が、生体を構成する部位と、前記部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、医療機関端末から送信された症状特定情報を受信する症状特定情報受信手段と、症状候補記憶手段に記憶された症状から、部位情報受信手段により受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、症状候補抽出手段によって抽出された症状候補を、医療機関端末へ送信する症状候補送信手段とを備え、医療機関端末又はサーバ装置が、主訴情報を記憶する主訴情報記憶手段を備える、診療録作成支援システムに関する。
本発明の診療録作成支援システムは、例えば、医師、歯科医師等の医療従事者あるいは獣医師等が、患者又は動物を診療する際に、簡便な入力操作を行うことで、診療録の作成ができるものである。さらに、部位に応じた症状の候補を抽出するように設計することで、患部で発症し得る症状の候補を選択肢として提供することが可能である。その結果、選択が可能な症状が絞り込まれるため、医療従事者等が症状を入力するための負担を軽減することができる。
本発明は、主訴情報記憶手段が、前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報を記憶しており、症状特定情報が、主訴情報記憶手段に記憶された、他の主訴情報を含み、サーバ装置が、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報記憶手段に記憶された他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する第一の疾患候補抽出手段とを備え、症状候補抽出手段が、症状特定情報受信手段により受信した症状特定情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補記憶手段において、第一の疾患候補抽出手段により抽出された疾患候補に対応する症状を抽出することが好ましい。
本発明の診療録作成支援システムは、さらに、すでに入力された他の部位に関する主訴情報に応じて、新たに入力をしている部位について入力が可能な症状の選択肢を限定するものである。例えば、他の部位について、症状や経過などの主訴に関する情報がすでに入力されている場合、この主訴情報に含まれる部位及び症状から、患者が罹患している可能性のある疾患の候補が抽出され、新たに入力が行われている部位において発症し得る症状群が抽出される。このように設計することで、患者が罹患している可能性の高い疾患に関する症状群を選択肢として医療従事者等に提供できるため、症状の入力がより簡便になり、患者に対して効率的かつ的確な診療を提供できる。
本発明では、医療機関端末が、生体の外観又は内部に関する図面を表示装置に表示する図面表示手段とを備え、部位情報受付手段が、利用者の入力操作に応じて、図面表示手段に表示された図面中の部位の選択を受け付けることが好ましい。
本発明の診療録作成支援システムは、医療従事者等が図面(例えば、シェーマ図)に対して入力操作を行うことにより、患者の主訴に係る部位を特定することができる。このように設計することで、医療従事者等は、煩わしい文字入力等をせず、マウス等によるクリック等の簡便な操作により入力可能となり、システムの利便性を向上させることができる。
本発明では、部位情報受付手段が、利用者の入力操作に応じて、図面表示手段に表示された図面中の患者の患部に対応する点を特定し、特定された点に応じて、部位の選択を受け付けるものであり、主訴情報表示記憶手段が、前記特定された点と関連付けて、主訴情報を表示することが好ましい。
本発明の診療録作成支援システムでは、図面中に医療従事者等が特定したポイント又は領域等と、主訴に係る症状、始期、経過に関する情報が表示される。このように設計することで、医療従事者は視覚的に、効率的に主訴に関する情報である患部、症状及び経過情報を把握することができる。画面遷移が不要であるため、効率的に診療を行うことができる。
本発明では、経過情報受付手段により受け付けられる経過情報が、主訴の始期に関する主訴始期情報及び、主訴の症状の変化の経緯に関する主訴経過情報を含むことが好ましい。
医療従事者の診療において、医師法24条第1項に定められているように、患者を診療した後、遅滞なく「経過を記録すること」が義務付けられている。本発明の診療録作成支援システムでは、診療行為において本来は不要である情報、例えば診療報酬の算定のために必要な情報などの必須入力の情報を省略し、主訴に係る症状、始期及び経過に関する情報を診療に必要な最小限の情報としている。このような設計により、医療従事者等の負担の増加を抑制することができる。
本発明では、医療機関端末が、利用者の入力操作に応じて、図面表示手段により表示された図面上に、点又は線を描画する描画手段とを備えることが好ましい。
本発明の診療録作成支援システムは、マウス等のポインタデバイスや、タッチパネルに対するタッチにより、表示画面に表示された図面等に自由にメモ書きをすることができる。このように設計することで、医療従事者等は紙のカルテへの記載と同じ感覚でメモを書くことができ、医療従事者等が独自に用いる略称等を使用できる。その結果、医療従事者等は、自身が内容を把握しやすい形式で診療録のデータを作成することが可能となり、診療における情報入力及び情報把握を効率的に行うことができる。
本発明は、医療機関端末が、症状選択受付手段により選択された症状を含む主訴情報をサーバ装置に送信する主訴情報送信手段と、サーバ装置から送信された疾患候補を受信する疾患候補受信手段と、疾患候補受信手段により受信した疾患候補を医療機関端末に表示する疾患候補表示手段と、利用者の入力操作に応じて、疾患候補表示手段により表示された疾患候補から、診断の結果としての疾患の選択を受け付ける疾患受付手段とを備え、サーバ装置が、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、医療機関端末から送信された主訴情報を受信する主訴情報受信手段と、疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報受信手段により受信した主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する第二の疾患候補抽出手段と、第二の疾患候補抽出手段によって抽出された疾患候補を、医療機関端末へ送信する疾患候補送信手段とを備えることが好ましい。
本発明の診療録作成支援システムは、主訴に係る患部と、患部における症状の情報をもとに、関連する疾患を抽出することができる。このように設計することで、医師等が専門書等を参照しなくても、患者が罹患している可能性のある疾患の候補を絞り込むことができ、医療従事者等が検討する疾患の数を減らし、効率的に診療を行えるようにするだけでなく、誤った診断をすることを防止することができる。
また、サーバ装置の記憶装置に記憶された疾患候補に関する情報を常に最新化しておくことで、医療現場の医療従事者等は、最新の医療情報を用いた診療を行うことが可能となる。その結果、医療従事者等が知識として有していなかった疾患についても検討できるようになり、診療の効率化だけでなく誤診の予防等、診療行為の質と安全性を高める効果を有する。
本発明は、利用者が診療録を入力可能な医療機関端末に対して通信による接続が可能なサーバ装置であって、生体を構成する部位と、前記部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、医療機関端末から送信された症状特定情報を受信する症状特定情報受信手段と、症状候補記憶手段に記憶された症状から、症状特定情報受信手段により受信した症状特定情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、症状候補抽出手段によって抽出された症状候補を、医療機関端末へ送信する症状候補送信手段とを備えるサーバ装置に関する。
本発明は、サーバ装置と通信による接続が可能な、利用者が診療録を入力可能な医療機関端末であって、利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する情報を受け付ける部位情報受付手段と、部位選択受付手段により受け付けられた部位に関する情報を、症状特定情報としてサーバ装置へ送信する症状特定情報送信手段と、サーバ装置から送信された症状候補を受信する症状候補受信手段と、利用者の入力操作に応じて、症状候補受信手段により受信した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、利用者の入力操作に応じて、主訴に係る経過情報を受け付ける経過情報受付手段と、症状選択受付手段により選択された症状、及び経過情報受付手段により受け付けられた経過情報を、主訴情報として表示装置に表示する主訴情報表示手段とを備える医療機関端末に関する。
本発明は、利用者が診療録を入力可能な医療機関端末、及び、該医療機関端末と通信による接続が可能なサーバ装置において実行される診療録作成支援方法であって、医療機関端末において、利用者の入力部への入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する情報を受け付けるステップと、通信インタフェース部を介して、受け付けられた部位に関する情報を、症状特定情報としてサーバ装置へ送信するステップと、通信インタフェース部を介して、サーバ装置から送信された症状候補を受信するステップと、利用者の入力部への入力操作に応じて、受信した症状候補から症状の選択を受け付けるステップと、利用者の入力部への入力操作に応じて、主訴に係る経過情報を受け付けるステップと、表示装置において、症状の選択を受け付けるステップにおいて選択された症状、及び経過情報を受け付けるステップにおいて受け付けられた経過情報を、主訴情報として表示するステップと、サーバ装置において、通信インタフェース部を介して、医療機関端末から送信された症状特定情報を受信するステップと、制御部において、記憶装置において生体を構成する部位と、前記部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶された症状から、医療機関端末から受信した症状特定情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出するステップと、通信インタフェース部を介して、抽出された症状候補を医療機関端末へ送信するステップとを有することを特徴とする診療録作成支援方法に関する。
本発明は、利用者が診療録を入力可能な医療機関装置であって、生体を構成する部位と、前記部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位の情報を受け付ける部位情報受付手段と、症状候補記憶手段に記憶された症状から、部位選択受付手段により受け付けた部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、利用者の入力操作に応じて、症状候補抽出手段により抽出した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、利用者の入力操作に応じて、主訴に係る経過情報を受け付ける経過情報受付手段と、症状選択受付手段により選択された症状、及び経過情報受付手段により受け付けられた経過情報を、主訴情報として表示装置に表示する主訴情報表示手段と、主訴情報を記憶手段に記憶する主訴情報記憶手段とを備える医療機関装置に関する。
本発明は、利用者が診療録を入力可能な医療機関装置において実行される診療録作成支援プログラムであって、医療機関装置を、生体を構成する部位と、前記部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する情報を受け付ける部位選択受付手段と、症状候補記憶手段に記憶された症状から、部位選択受付手段により受け付けた部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、利用者の入力操作に応じて、症状候補抽出手段により抽出した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、利用者の入力操作に応じて、主訴に係る経過情報を受け付ける経過情報受付手段と、症状選択受付手段により選択された症状、及び経過情報受付手段により受け付けられた経過情報を、主訴情報として表示装置に表示する主訴情報表示手段と、主訴情報を記憶装置に記憶する主訴情報記憶手段として機能させることを特徴とする診療録作成支援プログラムに関する。
本発明の実施の形態にかかる診療録作成支援システムの構成を示すブロック図の一例である。 本発明の実施の形態にかかる医療機関端末の機能を説明するためのブロック図の一例である。 本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の機能を説明するためのブロック図の一例である。 本発明の実施の形態にかかる患者情報データベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる電子カルテデータベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるシェーマ図のテンプレート選択画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる主訴を登録する際の医療機関端末のインタフェースを表す図である。 本発明の実施の形態にかかる主訴情報登録処理のフローチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる症状・疾患候補データベース及び必須症状データベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるシェーマ図における主訴に係る症状の選択結果の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるシェーマ図における主訴経過情報の選択又は入力画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる主訴情報データベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる疾患候補一覧抽出処理の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における複数の主訴を登録した画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる医療機関装置における主訴情報登録処理の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる症状候補一覧を、既存主訴情報を考慮して抽出する場合の主訴情報登録処理のフローチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる症状候補一覧を、既存主訴情報を考慮して抽出する場合の症状候補一覧処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は、実施の形態に記載された態様に限定されるものではない。図1は、本発明の実施の形態にかかる診療録作成支援システムの構成を示すブロック図の一例である。図示するように、診療録作成支援システムは、サーバ装置1、通信ネットワーク2及び複数の医療機関端末3から構成される。医療機関端末3は、本発明の診療録作成支援システムを導入した医療機関毎に少なくとも1台ずつ設けられることが好ましい。
サーバ装置1は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスク・ドライブ(HDD)13、及び、通信インタフェース14からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。通信インタフェース14は、通信ネットワーク2を介して後述する医療機関端末3と接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部11は、HDD13に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置1の制御を行う。RAM12は、制御部11のワークエリアである。HDD13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。診療録作成支援システムの実行に必要なプログラムやデータは、HDD13などから読み出され、RAM12にロードされる。
制御部11は、診療録作成支援システムにおける各種処理の実行に必要なプログラム及びデータをRAM12から読み出して処理を行なう。制御部11は、RAM12にロードされたプログラム及びデータを処理することで、医療機関端末3に送信するデータを生成し、通信インタフェース14から通信ネットワーク2を介してデータを送信する。また、必要に応じて、医療機関端末3から通信インタフェース14が受信したデータや制御部11が処理したデータは、記憶装置に記憶される。
通信インタフェース14は、通信ネットワーク2を介して医療機関端末3の通信インタフェース36と接続することにより、情報の送受信を行う。
通信ネットワーク2は、サーバ装置1と医療機関端末3とを接続できるものであれば、インターネット、専用回線等どのようなものであっても良いが、送受信される情報の機密保持の観点から、VPN接続等の第三者への情報漏洩を防ぐことのできる通信方法を用いた通信ネットワークであることが好ましい。
医療機関端末3は、制御部31、RAM(Random Access Memory)32、ハードディスク・ドライブ(HDD)33、入力装置34、表示装置35、通信インタフェース36からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。表示装置35には、表示画面35aが設けられている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部31は、HDD33に格納されたプログラムを実行し、医療機関端末3の制御を行う。RAM32は、制御部31のワークエリアである。HDD33は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。医療機関端末3における各種処理の実行に必要なプログラムやデータは、HDD33、通信ネットワーク2を介してサーバ装置1からデータを受信した通信インタフェース36、入力装置34などから読み出され、RAM32にロードされる。
制御部31は、医療機関端末3における各種処理の実行に必要なプログラム及びデータをRAM32から読み出して処理を行なう。制御部31は、RAM32にロードされたプログラム及びデータを処理することで、サーバ装置1に送信するデータを生成し、通信インタフェース36から通信ネットワーク2を介してデータを送信する。
入力装置34には、マウスやキーボード、タッチパネル等といった入力デバイスが具備されており、利用者である医療従事者等からの操作入力や情報入力が受け付けられる。
表示装置35は、利用者が閲覧する情報を表示するための表示画面35aを具備する。医療機関端末3の表示画面35aは、複数設けられていても良い。制御部31が処理したデータは、必要に応じて、表示装置35の表示画面35aに表示される。
通信インタフェース36は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置1の通信インタフェース14と接続することにより、情報の送受信を行う。
図2は、本発明の実施の形態における医療機関端末の機能を説明するためのブロック図の一例である。本発明における医療機関端末3は、部位情報受付機能41、症状特定情報送信機能42、症状候補受信機能43、症状選択受付機能44、経過情報受付機能45、主訴情報表示機能46、図面表示機能47、描画機能48、主訴情報送信機能49、疾患候補受信機能50、疾患候補表示機能51及び疾患受付機能52を備える。制御部31により、これらの機能の実行が制御される。
図3は、本発明の実施の形態におけるサーバ装置の機能を説明するためのブロック図の一例である。本発明におけるサーバ装置1は、症状特定情報受信機能61、症状候補抽出機能62、症状候補送信機能63、第一疾患候補抽出機能64、主訴情報受信機能65、第二疾患候補抽出機能66及び疾患候補送信機能67を備える。制御部11により、これらの機能の実行が制御される。
医療機関端末3の症状特定情報送信機能42は、サーバ装置1へ主訴に係る症状を特定する情報を送信する機能を有する。主訴情報送信機能49は、サーバ装置1へ主訴に関する情報を送信する機能を有する。症状候補受信機能43は、サーバ装置1から症状候補一覧を受信する機能を有する。疾患候補受信機能50は、サーバ装置1から疾患候補一覧を受信する機能を有する。ここに記載された情報に関しては後述する。
サーバ装置1の症状特定情報受信機能61は、医療機関端末3から主訴に関する症状を特定する情報を受信する機能を有する。主訴情報受信機能65は、医療機関端末3から主訴に関する情報を受信する機能を有する。症状候補送信機能63は、医療機関端末3へ症状候補一覧を送信する機能を有する。疾患候補送信機能67は、医療機関端末3へ疾患候補一覧を送信する機能を有する。ここに記載された情報に関しては後述する。
医療機関端末3にて診療録作成支援システムが起動すると、医療機関端末3がサーバ装置1にアクセスする。この際、端末又は医療機関を識別するため、アカウントとパスワードを使用してログインするようにしても良い。
続いて、本発明の実施の前提について説明する。図4は、本発明の実施の形態にかかる患者情報データベースの一例を示す図である。サーバ装置1に備えられた患者情報データベース70には、患者ID71に関連付けて、氏名72、性別73、生年月日74、住所75及び保険証番号76などが記憶されている。本発明のシステムを利用する際に、患者情報を登録しておく必要がある。電子カルテに係る情報は、患者一人に対して一つのカルテ情報が関連付くためである。
図5は、本発明の実施の形態にかかる電子カルテデータベースの一例を示す図である。電子カルテNO81には、患者ID82、来院日時83、シェーマ図NO84、テンプレート85、主訴NO86などが記憶されている。電子カルテNO81は基本的に患者ID82に対応するものである。来院日時83は、医療従事者等が患者に対して診療を行った日であって、電子カルテデータを登録した際のシステム日付が登録される。
シェーマ図NO84は、診療行為において登録したシェーマ図を示す番号であり、1回の診療において複数の主訴があり、それぞれが関連しない病状であった場合等には、同じ来院日時ではあるが複数のシェーマ図が登録される場合があり得る。例えば、ある総合病院に来院した患者が、ドライアイにより眼科にて受診した後、腰痛の改善のために整形外科にて受診するような場合である。このような場合は、来院日時は最初に受付をした際の時間が登録されるようにしても良い。
テンプレート85は、シェーマ図のテンプレートの種類を表す。テンプレートについては後述する。主訴NO86は、シェーマ図に含まれる主訴を表し、後述する主訴情報データベースに含まれる主訴NO131と関連付くデータである。
1つのシェーマ図に対して、複数の主訴に係る情報を登録することが可能である。例えば、図5に示す電子カルテNO81が「D1400012」の2行のデータについて、同日の来院データであり、シェーマ図NO84は同一の「SH00036」であるが、主訴NO86は異なる。これは、同一のシェーマ図内に2つの主訴情報が登録されていることを示すものである。
一方、電子カルテNO81が「D1400015」の2行のデータについて、同日の来院データであるが、シェーマ図NO84が異なっている。これは、異なるシェーマ図が登録されたことを示し、複数の診療科において受診した場合に相当するデータである。
また、図5に示す電子カルテNO81が「D1400014」のデータについて、シェーマ図NO84にデータが含まれていない。これは、医療従事者等がシェーマ図を使用して主訴情報を登録せず、電子カルテに直接データを入力したような場合のデータである。本発明にかかるシステムは、シェーマ図を必ず使用しなければならないという制約事項を有するものではない。
例示したデータベースは説明のための構造であって、テーブルを正規化することや項目を組み替えることは想定の範囲内の事項である。
次に、シェーマ図のテンプレートについて説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかるシェーマ図のテンプレート選択画面の一例を示す図である。本発明において、患者の診察において主訴を登録する場合、最初にシェーマ図のテンプレート表示ウィンドウ88が表示される。テンプレート表示ウィンドウ88には、用意されたテンプレート89a〜89dが表示される。
医療従事者等は患者の状態及び登録する主訴の状況に応じて、種々のテンプレートを使用することができる。例えば、患者の主訴が全身、広い範囲の部位に関する場合、テンプレート89a又は89dのように全身の正面図、背面図を含むテンプレートを選択する。一方、患者の主訴が顔面部や頭部の部位に関する場合、テンプレート89b又は89cのように全身の正面図及び背面図に代えて頭部の図を含むテンプレートを選択する。テンプレートは図示したものに限らず、頭部のみ、手部のみ、あるいは上半身のみ等のテンプレートを用意することができる。また、シェーマ図に代えて、模式図や写真等を使用することも可能である。
テンプレートのデータはサーバ装置のHDD13に保持し、医療機関端末がテンプレートを使用する都度、医療機関端末から取得要求を発して取得する、あるいは、医療機関端末にインストールやダウンロード等することで医療機関端末のHDD33に格納し、使用する都度HDD33から呼び出すようにしても良い。
図7は、本発明の実施の形態にかかる主訴を登録する際の医療機関端末のインタフェースを表す図である。図示したシェーマ図は、図6に示すテンプレート89aを選択した場合のものである。医療従事者等は、医療機関端末3に備えられた入力装置34を使用して、シェーマ図に情報を入力することができる。
次に、主訴情報の登録について説明する。図8は、本発明の実施の形態にかかる主訴情報登録処理のフローチャートの一例を示す図である。
医療従事者等が医療機関端末の表示画面35aに表示されたシェーマ図を、例えばマウスカーソルによりクリックしてポイントを選択する(ステップS1)と、医療機関端末3は部位情報受付機能41により選択されたポイントの座標を抽出し、部位を特定する(ステップS2)。
ここで、部位を選択しやすいように、部位ごとに色を変えて表示する、あるいは選択する部位上をマウスオーバーすることにより部位名称をテキストで表示するようにしても良い。また、医療機関端末の入力装置34を用いてテキストを直接入力するようにしても良い。部位の特定手段は、座標を用いた判定に限らず、レイヤを重ねてクリック等された部位を判定するような手法であっても良い。
ここで、クリック等では特定しづらい部位、例えば「全身」や「神経」等が存在する。このような部位については、画面の特定の範囲外をクリック等すると「全身」を特定したものとして扱う、あるいは「全身」「神経」というボタンを用意して、ボタンが押下された場合に部位を特定したものとみなすようにしても良い。選択可能な部位をリスト表示、あるいはチェックボックス等を設ける補助的な設計をしても良い。
次に、本発明の症状候補を抽出する処理ついて説明する。図9は、本発明の実施の形態にかかる症状・疾患候補データベース及び必須症状データベースの一例を示す図である。図9(a)は、サーバ装置1に備えられた症状・疾患候補データベース90である。症状・疾患候補データベース90には、部位91、症状92及び疾患候補93などが記憶されるものである。症状・疾患候補データベース90に含まれるデータは、患者の主訴の部位91に、症状92が表れた場合に、疾患候補93の可能性があることを示している。
また、図9(b)はサーバ装置1に備えられた必須症状データベース95である。必須症状データベース95は、必須症状データベース95には、疾患96、部位97、必須症状98などが記憶されるものである。ある疾患96は、部位97において必須症状98を生じさせることを示すものである。疾患候補を抽出する処理については後述する。
ここで、症状・疾患候補データベース90のデータについて説明する。例えば、患者の主訴の部位91が「全身」であって、症状92が「発熱」の場合、候補に挙がる疾患候補93は「マイコプラズマ肺炎」、「感染性胃腸炎」あるいは「百日咳」等である。なお、図9(a)の例において、候補に挙げるために使用する情報は、部位91及び症状92であるが、主訴の始期や初期症状からの経過期間、あるいは症状の変化の経緯の情報を用いて疾患の候補を抽出するようなデータベース構造とすることも可能である。
次に、サーバ装置1における症状候補抽出処理について説明する。ステップS2において特定された部位情報を医療機関端末3の部位情報送信機能42によりサーバ装置1に送信する(ステップS3)。その後、サーバ装置1は、症状特定情報受信機能61により症状特定情報を受信し(ステップS4)、部位情報をもとに、症状候補抽出機能62により症状候補一覧を抽出する(ステップS5)。
ここで、ステップS5の症状候補一覧抽出処理について、より詳細に説明する。症状・疾患候補データベース90から、ステップS4において受信した部位情報と合致する部位91に対応する症状92を抽出する。抽出された症状群を症状候補一覧とする。例えば、図9(a)において、受信した部位情報が「咽頭」であれば、抽出される症状は、「乾性咳嗽」及び「咽頭痛」であり、これらを症状候補一覧とするものである。
次に、ステップS5で得られた症状候補一覧を、サーバ装置1は症状候補送信機能63により、医療機関端末3へ送信する(ステップS6)。医療機関端末3は症状候補受信機能43によりサーバ装置1から症状候補一覧を受信し(ステップS7)、症状候補一覧を医療機関端末の表示画面35aに表示する(ステップS8)。
医療従事者等は表示された症状候補一覧から、患者の主訴に係る症状をクリック等により選択する(ステップS9)。症状が一覧に見つからない場合等は医療機関端末3の入力装置34、例えばキーボードを用いて、テキストの入力により症状情報を入力できるようにしても良い。
上述した処理の結果について、具体的にシェーマ図を使用して説明する。図10は、本発明の実施の形態にかかるシェーマ図における主訴に係る症状の選択結果の一例を示す図である。ステップS1において医療従事者等がポイントした場所にはポイントマーク101が付き、主訴ウィンドウ100が表示される。
また、主訴ウィンドウ100には、ポイントした部位名107が表示される。主訴情報入力ウィンドウ102には、症状タブ103、「いつから」タブ104、経過タブ105が表示され、症状タブ103が選択された状態で表示される。さらに、主訴情報入力ウィンドウ102には、ステップS8の症状候補一覧表示において表示した症状候補一覧が表示される。
ステップS9の主訴症状選択において、例えば、黄疸106a、発汗異常106b及びしびれ106cを選択した場合、選択と同時に主訴ウィンドウ100に主訴症状108が表示される。ここで、複数主訴症状を選択する際、コントロールボタンやシフトボタン等を押しながら選択することで、複数の症状を選択できるようにしても良い。
次に、主訴始期情報を選択する(ステップS10)。図11は、本発明の実施の形態にかかるシェーマ図における主訴経過情報の選択又は入力画面の一例を示す図である。図10に示す主訴情報入力ウィンドウ102の「いつから」タブ104を選択すると、図11(a)の画面が表示される。主訴始期情報の選択画面には、数値入力ウィンドウ111、日付指定ボタン112及び始期情報の単位113が含まれる。
医療従事者等は、医療機関端末3の入力装置34を使用して、数値入力ウィンドウ111に直接数値を入力し、単位113のいずれかを選択することにより、主訴始期情報を入力することが可能である。また、日付指定112をクリック等することにより、図11(b)のようなカレンダー表示画面に表示を切り替えることができる。カレンダー表示画面には、表示する月を変更するボタン114と日付115を含む。日付115をクリック等することにより、数値入力ウィンドウ111に日付を入力することができる。図11(c)はカレンダー表示画面において日付を選択した場合の画面表示の一例であり、日付ウィンドウ116に選択された日付が表示される。この場合、単位は自動的に「から」が選択され、単位118a〜118dのように選択肢の色を変更させ、選択肢を不活性化させても良い。
次に、主訴経過情報を選択する(ステップS11)。図11(d)は、主訴経過情報選択画面であり、図10に示す主訴情報入力ウィンドウ102の経過タブ105をクリック等することにより表示される。主訴経過情報選択画面には経過情報に係る4種類の選択肢が表示される。図11(d)においては「急に悪化」120が選択されている。経過情報の選択肢は症状ごとに変更するようにしても良い。
主訴経過情報を選択後、医療機関端末3のRAM32に主訴情報として一時的に記憶される(ステップS12)。ここで、主訴ウィンドウ100に選択した主訴情報が表示される。
主訴の入力が完了であれば、OKボタン109を押下することにより、主訴情報をサーバ装置1に登録することができる。主訴情報登録処理については後述する。一方、キャンセルボタン110を押下すると、これまで入力した主訴情報のうち、サーバ装置に登録していない情報については消失する。ここで、未登録データが消失する旨の確認メッセージを表示させても良い。
次に、図8のステップS13において、主訴情報の選択が完了し、OKボタンを押下した場合について説明する(ステップS13にてYES)。医療機関端末3はサーバ装置1に対して、入力されたすべての主訴情報を、主訴情報送信機能49により送信する(ステップS14)。サーバ装置1は主訴情報受信機能65により主訴情報を受信し(ステップS15)、受信した主訴情報をHDD13に格納された主訴情報データベース120に登録する(ステップS16)。
図12は、本発明の実施の形態にかかる主訴情報データベースの一例を示す図である。主訴情報データベース120には、主訴NO121に関連付けて、部位122、座標X123、座標Y124、更新日時125、症状126、始期127及び経過128などが記憶されている。部位122はステップS2における部位特定で特定した部位名を表し、座標X123と座標Y124は特定した座標を表す。更新日時125は、主訴情報が登録又は更新された時点のサーバ装置1におけるシステム日時を表し、症状126はステップS9の主訴症状選択において選択された主訴症状を表す。始期127及び経過128は、それぞれステップS10の主訴始期情報選択、ステップS11の主訴経過情報選択において選択された値を表す。
主訴情報を登録後、すべての主訴情報から疾患の候補を抽出する(ステップS17)。ここで、抽出される疾患候補は複数該当し得るものである。
次に、疾患候補一覧抽出処理について説明する。図13は、本発明の実施の形態にかかる疾患候補一覧抽出処理の一例を示す図である。最初に、症状・疾患候補データベース90から、疾患候補93の一覧を取得する(ステップS30)。次に、主訴情報の有無を判定する(ステップS31)。もし主訴情報がなければ(ステップS31にてNO)、疾患候補一覧には、症状・疾患候補データベース90に登録されたすべての疾患候補93が表示される。あるいは、主訴情報が無い場合には何も抽出せず、別の画面に遷移するようにしても良い。
主訴情報が有る場合(ステップS31にてYES)で、複数の主訴情報がある場合は、配列に含まれた先頭のデータから処理をするべく、主訴情報を1つ選択し(ステップS32)、選択した主訴情報とステップS30において取得した疾患候補一覧をもとに、症状・疾患候補データベース90から、該当する疾患候補を抽出する(ステップS33)。抽出した疾患候補の一覧を、ステップS30で取得した疾患候補一覧と置換により更新する(ステップS34)。
すべての主訴情報に対して疾患候補抽出処理をしたか判定し(ステップS35)、未完了の主訴情報が存在するならば(ステップS35においてNO)、再度未完了の主訴情報を選択して(ステップS32)、当該主訴情報についても疾患候補を抽出する(ステップS33)。ただし、ここで行われる疾患候補抽出処理は、既にステップS34において更新された疾患候補一覧を使用して行われる。
上記処理をすべての主訴に対して行う。つまり、複数の主訴が存在した場合は、すべての主訴に共通する疾患の候補だけが最終的に抽出されることとなる。
抽出された疾患候補一覧を、サーバ装置1の疾患候補送信機能67により、医療機関端末3へ送信する(ステップS18)。医療機関端末3は、疾患候補受信機能50によりサーバ装置1から疾患候補一覧を受信し(ステップS19)、受信した疾患候補一覧を表示画面35aに表示する(ステップS20)。医療従事者等は表示された疾患候補一覧から、患者の主訴に係る疾患をクリック等により選択し、医療機関端末3は、疾患受付機能52により疾患情報の選択を受け付ける。
共通する疾患の候補が抽出された後、図示しないが、疾患候補に挙げられた疾患が患者の主訴に係る症状である可能性をより高めるべく、抽出された疾患候補一覧に含まれる疾患と主訴情報との整合性を確保する処理を行う。
例えば、共通する疾患候補一覧に「マイコプラズマ肺炎」及び「百日咳」が含まれている場合で、主訴情報が「咽頭」における「乾性咳嗽」の症状のみであったとする。ここで、必須症状データベース95を参照し、疾患に関して必ず存在する症状を確認する。
まず、「マイコプラズマ肺炎」について確認すると、必須の症状は「全身」に「発熱」があることである。しかし、上記の通り、主訴情報には「全身」の「発熱」に関する情報は含まれていない。したがって、「マイコプラズマ肺炎」は疾患候補から除外される。
次に、「百日咳」について確認すると、必須の症状は「咽頭」に「乾性咳嗽」があることである。つまり、上記主訴情報と合致するため、「百日咳」は疾患候補に残留する。
つまり、入力された複数の症状に共通する疾患候補を抽出し、抽出された疾患候補について必須症状データベースを参照し、必須症状が症状として入力されている場合は、疾患候補に残留させ、必須症状が症状として入力されていない場合は、疾患候補から除外することで、疾患候補の絞り込みを行うことができる。このように、必須症状データベース95のデータに含まれる疾患96、部位97及び必須症状98の情報と、疾患候補に含まれる疾患、主訴情報に係る部位及び症状の情報との整合を保ち、より可能性の高い疾患候補一覧を医療従事者に提供することができる。
抽出された疾患候補一覧は、図示していないが、医療機関端末3の表示画面35aに表示され、医療従事者等は疾患候補を選択することで電子カルテにレセプト病名として転記できる。もし医療従事者等が考えるレセプト病名が疾患候補に存在しない場合は、直接文字を入力することで対応できるようにしても良い。
このように、本発明にかかる診療録作成支援システムは、患者の主訴に係る情報をもとに、疾患候補になり得る疾患を医療従事者等に提示することができるものである。これにより、医療従事者等の負担を軽減し、疾患の見逃し等の医療ミスの防止に効果的であり、診療支援の役割も有するものである。
ところで、本発明にかかるシステムには、複数の主訴情報を登録する機能及び医療従事者等によるシェーマ図へのメモ入力機能が備えられている。図14は、本発明の実施の形態における複数の主訴を登録した画面の一例を示す図である。
まず、複数の主訴情報を登録する機能について説明する。複数の主訴情報を追加したい場合は、主訴追加ボタン132を押下し、図8に示す主訴情報登録処理を行う。図14に示すように2つの主訴情報を登録した場合、最初に登録した主訴情報ウィンドウ131aと次に登録した主訴情報ウィンドウ131bが表示される。このように、1つの図面中に複数の主訴情報を登録しても、主訴情報ウィンドウが重なることなく表示され、医療従事者等は一見して患者の情報を把握することができる。
次に、図面へのメモ入力機能について説明する。これは、ツールボックスアイコン134をクリック等すると、鉛筆ツール135a、消しゴムツール135b及び全てクリアボタン136が表示される。ここで、鉛筆ツール135aをクリック等して、マウスポインタ等によりシェーマ図にドラッグ等すると、メモ書き133を記載することができる。メモ書きが可能な範囲を制限しても良い。
消しゴムツール135bをクリック等すると、鉛筆ツール135aにて記載した内容をドラッグ等することで記載内容を消去することができる。また、全てクリアボタン136をクリック等すると、図面中に鉛筆ツール135aにより記載された内容は全て消去される。
ところで、OKボタンを押下してサーバ装置に登録された後のシェーマ図は、電子カルテから再表示することが可能である。ここで、再表示後のシェーマ図において、情報の更新をすることも可能である。ただし、更新した情報は履歴を追跡可能であるように保持され、訴訟等の場合に備えて、医療従事者等が意識的に管理しなくても診療録として機能することが必要である。
また、画面を切り替えることなく、ある患者のシェーマ図を時系列ごとに、古いシェーマ図が一番下に、最新のシェーマ図が一番上に重なるように、並べる機能を設けても良い。このようにすることで、医療従事者等は患者の時系列における状態を把握しやすくなる。さらに、過去のある時点のシェーマ図と、最新の時点のシェーマ図を画面上に並べて表示するようにしても良い。症状の比較をし易くして、医療従事者等の利便性を向上することが可能となる。
ところで、本発明はシステムとして記載しているが、単独の医療機関装置にサーバ装置1の機能を備えさせることも可能である。図15は、本発明の実施の形態にかかる医療機関装置における主訴情報登録処理の一例を示す図である。図15のように、図8における主訴情報登録処理を医療機関装置に実行させることも可能である。この場合、サーバ装置1に備えられた記憶装置等はすべて医療機関装置に備えることとし、図13に示す疾患候補一覧抽出処理は医療機関装置が実行することとなる。
さらに、本発明の診療録作成システムにおいて、シェーマ図の部位を選択した際に抽出される症状を、シェーマ図において既存の主訴情報を考慮したうえで、該当し得る症状を抽出し、表示することも考えられる。
図16は、本発明の実施の形態にかかる症状候補一覧を、既存主訴情報を考慮して抽出する場合の主訴情報登録処理のフローチャートの一例を示す図である。ポイント選択(ステップS60)や部位特定(ステップS61)の処理は図8に示す処理と同じである。ここで、既存の主訴情報を抽出する点が異なる(ステップS62)。既存の主訴情報とは、同一のシェーマ図において、登録しようとする主訴情報以外の主訴情報のことであって、情報がサーバ装置に登録されているか否かを問わない。すなわち、ある主訴情報とその他の主訴情報を登録する場合において、その他の主訴情報を登録した後、ある主訴情報を登録する際に、その他の主訴情報を抽出するものである。
ステップS61において特定された部位情報と、ステップS62において抽出された既存の主訴情報とを合わせて症状特定情報とし、サーバ装置1に送信する(ステップS63)。サーバ装置1は、症状特定情報を受信し(ステップS64)、症状特定情報をもとに、症状候補一覧を抽出する(ステップS65)。ステップS66からステップS80の処理は、図8のステップS6からステップS20に対応するものである。
ここで、症状候補一覧抽出処理について説明する。図17は、本発明の実施の形態にかかる症状候補一覧を、既存主訴情報を考慮して抽出する場合の症状候補一覧処理のフローチャートの一例を示す図である。既存主訴情報の有無を判定し(ステップS81)、既存主訴情報が無い場合(ステップS81にてNO)、ステップS2において特定した部位に関する症状を、症状・疾患候補データベース90から抽出する(ステップS87)。
既存主訴情報が有る場合(ステップS81にてYES)、最初に疾患候補一覧として、症状・疾患候補データベース90に登録されたすべての疾患候補93を抽出する(ステップS82)。複数の既存主訴情報がある場合は、配列に含まれた先頭のデータから処理をするべく、既存主訴情報を1つ選択し(ステップS83)、選択した既存主訴情報とステップS82において取得した疾患候補一覧をもとに、症状・疾患候補データベース90から、該当する疾患候補を抽出する(ステップS84)。抽出した疾患候補の一覧を、ステップS82で取得した疾患候補一覧を置換して更新する(ステップS85)。
すべての既存主訴情報に対して疾患候補の抽出をしたか判定し(ステップS86)、未完了の既存主訴情報が存在するならば(ステップS86においてNO)、再度未完了の既存主訴情報を選択して(ステップS83)、当該既存主訴情報についても疾患候補を抽出する(ステップS84)。ただし、疾患候補抽出処理は、既にステップS85において更新された疾患候補一覧を使用して行われる。
上記処理をすべての既存主訴情報に対して繰り返し行う。つまり、複数の主訴が存在した場合は、すべての主訴情報に関連し得る疾患のうち、最終的に共通する疾患のみ抽出されることとなる。
すべての既存主訴情報に対して疾患候補の抽出処理を行った場合(ステップS86においてYES)、抽出された疾患候補一覧から、それぞれの疾患候補93に関連する症状92を、症状・疾患候補データベース90から抽出し(ステップS87)、症状候補一覧とする。
ここで、症状候補一覧抽出処理において症状候補一覧に主訴情報に共通する疾患の候補が無い場合は、登録した主訴情報に係る症状が見つからない旨のエラーメッセージを表示するようにしても良い。
上述したように、既に入力されている主訴情報を考慮して症状候補一覧を作成することにより、ステップS69において選択する主訴症状の選択肢の数を減らすことができ、効率的に診療を行えるようにすることができる。
1 サーバ装置
100 主訴ウィンドウ
11 制御部
12 RAM
120 主訴情報データベース
13 HDD
14 通信インタフェース
2 通信ネットワーク
3 医療機関端末
31 制御部
32 RAM
33 HDD
34 入力装置
35 表示装置
36 通信インタフェース
70 患者情報データベース
80 電子カルテデータベース
88 テンプレート表示ウィンドウ
90 症状・疾患候補データベース
95 必須症状データベース

Claims (5)

  1. 利用者が診療録を入力可能な医療機関端末、及び、該医療機関端末と通信による接続が可能なサーバ装置を備える診療録作成支援システムであって、
    医療機関端末が、
    利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する部位情報を受け付ける部位情報受付手段と、
    受け付けた部位情報をサーバ装置へ送信する部位情報送信手段と、
    サーバ装置から送信された症状候補を受信する症状候補受信手段と、
    利用者の入力操作に応じて、受信した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    生体を構成する部位と、該部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、
    医療機関端末から送信された部位情報を受信する部位情報受信手段と、
    症状候補記憶手段に記憶された症状から、受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、
    抽出された症状候補を、医療機関端末へ送信する症状候補送信手段と
    を備え、
    医療機関端末又はサーバ装置が、前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報を記憶する主訴情報記憶手段を備え、
    サーバ装置が、さらに、
    部位毎に、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、
    疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報記憶手段に記憶された他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する疾患候補抽出手段と
    を備え、
    症状候補抽出手段が、部位情報受信手段により受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補記憶手段において、疾患候補抽出手段により抽出された疾患候補に対応する症状を抽出する、診療録作成支援システム。
  2. 利用者が診療録を入力可能な医療機関端末に対して通信による接続が可能なサーバ装置であって、
    生体を構成する部位と、該部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、
    医療機関端末から送信された、生体を構成する部位に関する部位情報を受信する部位情報受信手段と、
    症状候補記憶手段に記憶された症状から、受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、
    抽出された症状候補を、医療機関端末へ送信する症状候補送信手段と、
    前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報を記憶する主訴情報記憶手段と、
    部位毎に、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、
    疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報記憶手段に記憶された他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する疾患候補抽出手段と
    を備え、
    症状候補抽出手段が、部位情報受信手段により受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補記憶手段において、疾患候補抽出手段により抽出された疾患候補に対応する症状を抽出する、サーバ装置。
  3. 利用者が診療録を入力可能な医療機関端末、及び、該医療機関端末と通信による接続が可能なサーバ装置において実行される診療録作成支援方法であって、
    医療機関端末において、
    利用者の入力部への入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する部位情報を受け付けるステップと、
    通信インタフェース部を介して、受け付けた部位情報をサーバ装置へ送信するステップと、
    通信インタフェース部を介して、サーバ装置から送信された症状候補を受信するステップと、
    利用者の入力部への入力操作に応じて、受信した症状候補から症状の選択を受け付けるステップと
    を有し、
    サーバ装置において、
    通信インタフェース部を介して、医療機関端末から送信された部位情報を受信するステップと、
    制御部において、記憶装置において生体を構成する部位と、該部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶された症状から、受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出するステップと、
    通信インタフェース部を介して、抽出された症状候補を医療機関端末へ送信するステップと、
    部位毎に、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する記憶手段に記憶された疾患から、記憶手段に記憶された、前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出するステップと
    を有し、
    症状候補を抽出するステップが、部位情報を受信するステップにおいて受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補を抽出するステップにおいて抽出された疾患候補に対応する症状を抽出する、診療録作成支援方法。
  4. 利用者が診療録を入力可能な医療機関装置であって、
    生体を構成する部位と、該部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、
    利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する部位情報を受け付ける部位情報受付手段と、
    症状候補記憶手段に記憶された症状から、受け付けた部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、
    利用者の入力操作に応じて、症状候補抽出手段により抽出した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、
    前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報を記憶する主訴情報記憶手段と、
    部位毎に、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、
    疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報記憶手段に記憶された他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する疾患候補抽出手段と
    を備え、
    症状候補抽出手段が、部位情報受信手段により受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補記憶手段において、疾患候補抽出手段により抽出された疾患候補に対応する症状を抽出する、医療機関装置。
  5. 利用者が診療録を入力可能な医療機関装置において実行される診療録作成支援プログラムであって、
    医療機関装置を、
    生体を構成する部位と、該部位にて発症し得る症状とを関連付けて記憶する症状候補記憶手段と、
    利用者の入力操作に応じて、生体を構成する部位に関する部位情報を受け付ける部位情報受付手段と、
    症状候補記憶手段に記憶された症状から、受け付けた部位情報に含まれる部位に対応する症状を、症状候補として抽出する症状候補抽出手段と、
    利用者の入力操作に応じて、症状候補抽出手段により抽出した症状候補から症状の選択を受け付ける症状選択受付手段と、
    前記部位とは異なる部位についての他の主訴情報を記憶する主訴情報記憶手段と、
    部位毎に、症状と、症状から特定され得る疾患候補とを関連付けて記憶する疾患候補記憶手段と、
    疾患候補記憶手段に記憶された疾患から、主訴情報記憶手段に記憶された他の主訴情報に含まれる症状に対応する疾患を、疾患候補として抽出する疾患候補抽出手段
    として機能させ、
    症状候補抽出手段が、部位情報受信手段により受信した部位情報に含まれる部位に対応する症状であって、疾患候補記憶手段において、疾患候補抽出手段により抽出された疾患候補に対応する症状を抽出する、診療録作成支援プログラム。
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