JP6771328B2 - 紹介状作成支援システム、紹介状作成支援装置及び紹介状作成支援方法 - Google Patents

紹介状作成支援システム、紹介状作成支援装置及び紹介状作成支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、紹介状の作成を支援するためのシステム、装置及び方法に関する。
転院や転医を行う際には、紹介先の医師に患者の情報を提供するための紹介状(診療情報提供書とも呼ばれる)が作成される。紹介状には、患者の基本情報(氏名、生年月日、性別、住所等)、紹介の目的(詳しい検査、入院、手術等の必要性等)、主症状、病名、病状、治療経過、投薬内容、禁忌薬剤、アレルギー歴などが記載される。また、医用画像や検査データなどが紹介状に添付されることがある。
一般に、紹介状は、専用のソフトウェアを用いて医師が作成している。典型的には、専用のソフトウェアにより表示されたテンプレートに医師が必要な情報を入力することによって紹介状が作成される。また、電子カルテ等に記載された情報をテンプレートに自動で転記することや、転記のための関連付けを提供することが可能なシステムも提案されている。
特開2007−328473号公報 特開2008−234498号公報
紹介状が用いられる典型的なケースとして、総合診療医や家庭医から専門医や先進医療機関への患者の紹介がある。総合診療医や家庭医だけでなく医師一般にとって、専門分野以外の疾患や部位について紹介状を作成することは容易ではない。例えば、問診事項の選択、検査の選択、データの解釈、紹介先の選択などを迅速且つ的確に行うことは容易ではない。
従来の紹介状作成支援技術は、情報入力に掛かる手間を低減するものに過ぎず、上記のような問題の根本的な解決を図るものではない。
本発明の目的は、紹介状の作成の支援を効果的に行うことにある。
例示的な実施形態に係る紹介状作成支援システムの一つの態様は、第1データベースと、第2データベースと、医療情報取得部と、推論部と、作成処理部とを含む。第1データベースには、患者毎の医療情報が格納されている。第2データベースには、紹介状の作成のための情報が格納されている。医療情報取得部は、所定の患者に関する医療情報を第1データベースから取得する。推論部は、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベースに格納された情報とに基づいて、推論を行う。作成処理部は、推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する。推論部は、第1データベースに格納された医療情報と第2データベースに格納された情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを含み、この人工知能エンジンを用いて推論を行う。
例示的な実施形態に係る紹介状作成支援装置の一つの態様は、患者毎の医療情報が格納された第1データベースと、紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースとにアクセス可能である。紹介状作成支援装置は、医療情報取得部と、推論部と、作成処理部とを含む。医療情報取得部は、所定の患者に関する医療情報を第1データベースから取得する。推論部は、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベースに格納された情報とに基づいて、推論を行う。作成処理部は、推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する。推論部は、第1データベースに格納された医療情報と第2データベースに格納された情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを含み、この人工知能エンジンを用いて推論を行う。
例示的な実施形態に係る紹介状作成支援方法の一つの態様は、コンピュータを用いて紹介状の作成を支援する方法である。コンピュータは、患者毎の医療情報が格納された第1データベースから所定の患者に関する医療情報を取得する。コンピュータは、第1データベースに格納された医療情報と第2データベースに格納された情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを用いて、第1データベースから取得された医療情報と、予め構築された第2データベースに格納された紹介状の作成のための情報とに基づいて、推論を行う。コンピュータは、推論により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する。
例示的な実施形態によれば、紹介状の作成を効果的に支援することができる。
例示的な紹介状作成支援方法を表すフローチャートである。 例示的な紹介状作成支援システムの構成を表す概略図である。 例示的な紹介状作成支援装置の構成を表す概略図である。
本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。例示的な紹介状作成支援方法は、例示的な紹介状作成支援システムによって実現することができる。紹介状作成支援システムは、例えば、相互に通信が可能な2以上の装置(例えば、1以上のコンピュータ、1以上の記憶装置など)を含んでよい。或いは、紹介状作成支援システムは、単一の装置(例えば、記憶装置が搭載されたコンピュータ)であってもよい。
紹介状作成支援システム及び方法を実現するためのハードウェア及びソフトウェアは、以下に例示する構成には限定されず、その実現に寄与する任意のハードウェアと任意のソフトウェアとの組み合わせを含んでいてよい。典型的な例として、紹介状作成支援システムは、人工知能エンジンとして機能するハードウェア及びソフトウェアを含んでいてよい。人工知能エンジンは、例えば、人工知能技術を利用して構築されたシステム、コグニティブコンピューティング技術を利用して構築されたシステムなどを含む。
例示的な実施形態に係るシステム及び方法は、医師等が紹介状を作成するために用いられる。「医師等」には、医師だけでなく、医学的な検査又はそれに類似する検査を行う者や、その検査の結果を解釈する者も含まれてよい。医師以外の者の典型的な例として、医師以外の医療従事者(コ・メディカル)や眼鏡店のスタッフなどがある。また、「患者」には、医師による診療を受ける者だけでなく、眼鏡店等において検査を受ける者なども含まれてよい。
〈紹介状作成支援方法の例〉
以下、紹介状作成支援システム及び方法を総合診療医や家庭医が使用する場合について特に説明する。他の診療科、又は医療機関以外の施設(眼鏡店等)においてシステム及び方法を運用することも可能である。
紹介状作成支援方法に係る処理は、コンピュータを含むシステムによって実行される。特に、コンピュータは、人工知能エンジンとして機能するよう構成される。コンピュータは、1以上のプロセッサを含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を含む。プロセッサは、例えば、記憶装置(記憶回路)に格納されているプログラムを読み出して実行することにより所望の機能を実現する。
プロセッサは、記憶装置及び出力装置を制御することができる。記憶装置は、コンピュータの内部に含まれてもよいし、コンピュータの外部に設けられてもよい。出力装置についても同様である。
紹介状作成支援システムは、患者毎の医療情報が格納されたデータベース(第1データベース)を含む。第1データベースは、例えば、電子カルテシステムに構築されたデータベースや、画像アーカイビングシステムに構築されたデータベースなどを含む。また第1データベースは、当該医療機関の外部に設置されたデータベースを含んでもよい。外部データベースの例として、地域医療連携のためのデータベースや、パーソナルヘルスレコード(PHR)システム内のデータベースなどがある。
紹介状作成支援システムは、更に、紹介状の作成のための情報が格納されたデータベース(第2データベース)を含む。紹介状の作成のための情報は、医学的知識や、他の学問に関する知識、学問以外の領域に関する知識を含んでよい。このような知識には、例えば、専門書(医学書等)に基づく知識、論文(医学論文等)に基づく知識、公的組織又は民間組織により作成された情報(診療ガイドライン等)に基づく知識、辞書(医学辞書等)に基づく知識、コーパス(医学コーパス等)に基づく知識、知識ベース(医学知識ベース)に基づく知識、機械学習により得られた知識、データマイニングにより得られた知識、これら以外の情報及び/又は方法で得られた知識、これらのうちのいずれか2以上の組み合わせからの得られた知識などが含まれてよい。
また、紹介状の作成のための情報は、上記のような知識を得るために使用された情報やデータを含んでよい。例えば、紹介状の作成のための情報には、医学書、医学論文、診療ガイドライン、医学辞書、医学コーパス、医学知識ベース、機械学習のためのデータセット(学習データ、訓練データ等)、データマイニングのためのデータセット(ビッグデータ等)などが含まれてよい。
また、第2データベースは、過去に作成された紹介状に関するデータや、そのために参照されたデータや、紹介状の雛形データなどを含んでもよい。これらデータは、例えば、所定の項目毎(例えば、疑い病名毎、診療科毎、医療機関毎、医師毎など)に設けられてよい。このようなデータの典型的な例として、各種の診断データや検査データとそれらに基づき作成された紹介状とが対応付けられたデータセットや、各種の診断データや検査データの内容とそれらに基づき作成された紹介状との間の対応関係を表すデータセットなどがある。
出力装置は、情報を出力する装置であり、特に、本例に係る方法を用いて作成された紹介状を出力するために用いられる。出力装置の典型例として、表示装置、通信機器及び印刷装置がある。表示装置は、プロセッサの制御を受けて、紹介状等の情報を表示する。通信機器は、プロセッサの制御を受けて、紹介状等の情報を送信する。印刷装置は、プロセッサの制御を受けて、紹介状等の情報を用紙に印刷する。出力装置は、音声出力装置や、記録媒体に情報を記録するデータライタなどを、更に含んでもよい。
例示的な紹介状作成支援方法に係る処理を含む紹介状作成の例を図1に示す。なお、図1に示す処理は例示に過ぎず、その1以上のステップは任意的である。つまり、実施形態に係る紹介状作成支援方法は、図1に示す全てのステップを含む必要はなく、それらのうちの一部のみを含んでもよい。
(S1:知識ベースを構築する)
事前に、知識ベース(第2データベース)が構築される。知識ベースの構築は、例えば、医学的知識、他の学問に関する知識、学問以外の領域に関する知識等の各種の知識をデータベースに格納する処理を含んでよい。また、知識ベースの構築は、知識(特徴、関連、相関、傾向等)を獲得するために、予め格納された各種の情報(各種の知識、機械学習のためのデータセット、データマイニングのためのデータセット、ビッグデータ等)を用いた機械学習やデータマイニングを含んでもよい。また、知識ベースの構築は、既に構築された他の知識ベースへのアクセスを可能にするための処理を含んでもよい。なお、ステップS1で実行可能な処理は上記の例には限定されず、知識ベースを構築するために利用可能な任意の処理を含んでよい。
(S2:診察・検査を行う)
医師(総合診療医、家庭医等)は、来院した患者の診察や検査を行う。診察や検査は、例えば、医師自身の判断により行われ、及び/又は、コンピュータ(人工知能エンジン等)の支援を受けつつ行われる。
(S3:診察データ・検査データを保存する)
医師及び/又はコンピュータは、ステップS2の診察や検査により得られたデータ(診察データ、検査データ)を第1データベースに保存する。
診察の典型的な例として問診がある。問診では、主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活歴、職業歴、渡航歴等の項目に関する質問がなされ、患者にはそれらに回答する。問診の方法は任意である。問診方法の例を以下に説明する(これらに限定されない)。
問診は、典型的には、医師が患者を観察しながら口頭で質問し、それへの回答を電子カルテ等に入力することによって行われる。
問診の他の例として、コンピュータを介してそれを行うことができる。例えば、コンピュータは、問診のための画面(問診画面)を表示装置に表示させる。問診画面には、例えば、質問と回答欄とが設けられている。患者は、入力デバイス(キーボード、マウス、タッチパネル等)を利用して、回答欄に回答を入力する。入力形態としては、自然言語での文字入力、複数の選択肢からの選択(チェックボックスやプルダウンメニュー等の利用)などがある。回答の内容は、電子カルテに入力される。また、回答の内容が医師端末に表示され、それを参照しながら医師が更なる問診を行い、その結果を電子カルテに記録することも可能である。
質問及び回答入力の少なくとも一方を、患者以外の者(医師等)が行ってもよい。また、質問の出力方法は、表示には限定されず、音声出力等を含んでもよい。同様に、回答の入力方法は、入力デバイスの利用には限定されず、音声入力等を含んでもよい。この場合、音声認識技術を用いて、音声データとしての回答を文字データに変換して電子カルテに記録することができる。
更に他の例として、紙葉類からなる問診シートへの入力がある。典型的には、問診シートには、質問と回答欄とが設けられている。患者は、ペン等を用いて、回答欄に回答を記入する。記入された内容は、例えば、スキャナにより読み取られ、読み取られた画像データが光学文字認識(OCR)によって文字コード(文字列)に変換され、得られた文字列が電子カルテに記録される。
検査データは、例えば、それを取得した検査装置から電子カルテシステムに送られて当該患者の電子カルテに記録される。検査装置により得られた検査データが紙葉類に印刷又は手書きされた場合、この検査データは、手作業で電子カルテに入力され、又は、スキャナ及びOCRを介して電子カルテに入力される。
検査データが撮影画像データである場合、この撮影画像データを取得した撮影装置から電子カルテシステム又は画像アーカイビングシステムに送られて当該患者のファイルに記録される。また、検査装置や撮影装置により得られたデータを解析し、その解析結果を電子カルテに記録することができる。
(S4:紹介状の作成を開始する)
医師は、紹介状の作成を開始するための操作を行う。この操作は、例えば、紹介状作成ソフトウェアの起動である。紹介状作成ソフトウェアが起動されると、コンピュータは、紹介状を作成するための画面(紹介状作成画面)を表示装置に表示させる。紹介状作成画面には、例えば、紹介状テンプレートと、この紹介状テンプレートに情報を入力するためのソフトウェアキー(アイコン、ボタン等のGUI)とが設けられている。
(S5:患者を指定する)
医師は、患者の指定を行う。患者の指定は、例えば、患者IDの入力を含む。なお、電子カルテシステムに紹介状作成機能が搭載されている場合や、電子カルテシステムと紹介状作成システムとが連携可能である場合には、当該患者の電子カルテの作成・閲覧フェーズから紹介状作成フェーズに直接に移行することができる。
(S6:患者の医療情報を取得する)
コンピュータは、ステップS4で指定された患者の医療情報を取得する。医療情報は、第1データベースから取得される。
医療情報には、例えば、電子カルテに記録されたデータ、画像アーカイビングシステムに保存された画像データ及びその付帯情報(DICOMのタグ情報等)、PHRに記録されたデータなど、当該患者について過去に取得され保存された任意のデータが含まれてよい。
医療情報の取得は、例えば、所定の患者識別情報を検索クエリとして行われる。患者識別情報の例として、医療機関等により発行された識別情報(患者ID等)や、公的機関により発行された識別情報(国民識別番号、保険証番号、納税者番号等)などがある。
(S7:医療情報に基づいて所定事項の推論を行う)
コンピュータは、ステップS6で第1データベースから取得された医療情報と、ステップS1で構築された知識ベース(第2データベース)とに基づいて、所定事項の推論を行う。
推論される事項の典型的な例として、疑い病名、詳細検査の必要性、手術の必要性などがある。疑い病名には、例えば、患者が罹患している疾患の名前、患者が罹患している可能性がある疾患の名前、障害が発生している部位、障害が発生している可能性がある部位などのいずれかが含まれる。詳細検査の必要性には、例えば、詳細検査の名称や、その必要性の程度などが含まれる。手術の必要性には、例えば、手術の名称や、その必要性の程度などが含まれる。
推論は人工知能エンジンを用いて行われる。例えば、人工知能エンジンは、知識ベースに含まれる知識に、ステップS6で取得された医療情報を当てはめることによって、当該患者の病態の特徴や傾向、各種疾患との間の相関などを示す情報を求め、求められた情報に基づいて疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、手術の必要性などを推論する。
推論された疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、手術の必要性などに基づき、人工知能エンジンは、紹介先の医療機関(の候補やリスト)を選択することができる。この場合、例えば第2データベースには、複数の紹介先(医療機関、診療科、医師等)に関する紹介先情報が予め格納されている。紹介先情報は、例えば、病名、障害部位、詳細検査名、手術名などの各種項目(の組み合わせ)に対して1以上の紹介先を対応付けたテーブルが含まれている。人工知能エンジンは、推論された疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、手術の必要性などに該当する1以上の紹介先を紹介先情報に基づき特定する。
また、コンピュータは、当該医療機関において追加的に取得すべき医療情報を推論することができる。典型的には、まず問診を行い、それにより得られたデータ(及び第2データベースに含まれる知識)に基づき追加的な問診事項及び/又は検査事項を推論することができる。或いは、まず問診及び基本的検査を行い、得られた問診データ及び基本的検査データから、追加的な問診事項及び/又は検査事項を推論することができる。
追加的な問診事項は、例えば、推論の確度・精度を向上するために更なる問診によって取得すべき事項を含む。その典型的な例として、遺伝的要素を含む疾患の診断において参照される家族歴などがある。また、追加的な検査事項は、例えば、推論の確度・精度を向上するために更なる検査によって取得すべき事項を含む。その典型的な例として、緑内障の診断において行われる眼圧検査、眼底撮影、OCT、網膜神経線維層(RNFL)厚解析などがある。
医師は、推論により特定された追加的検査を実施するか否か判断する。追加的検査を行った場合、それにより得られた追加的検査データと、ステップS6で第1データベースから取得された医療情報と、ステップS1で構築された知識ベース(第2データベース)とに基づいて、人工知能エンジンは再び推論を行うことができる。なお、追加的検査として選択可能な検査は、当該医療機関で実施可能な検査である。このような検査の種別は、第2データベース等に予め登録されている。また、所定事項の推論と追加的検査の推論とを、紹介状の作成のために十分な情報が得られるまで繰り返し行うようにしてもよい。繰り返しの有無の判断は、例えば、医師又は人工知能エンジンによって行われる。
眼科における典型的な例を説明する。まず、問診、視力検査、スリットランプ検査等が行われる。それにより得られた問診データ、視力値、スリットランプ所見等に基づいて、人工知能エンジンは、追加的検査(眼圧検査、眼底撮影、OCT等)を推論する。追加的検査により取得された追加的検査データは、電子カルテシステムや画像アーカイビングシステムに保存される。コンピュータは、電子カルテシステムや画像アーカイビングシステムから追加的検査データを取得する。人工知能エンジンは、この追加的検査データと、ステップS6で取得された医療情報と、知識ベース(第2データベース)とに基づいて、例えば前回の推論と同じ事項について再び推論を行う。
(S8:紹介状テンプレートに医療情報・推論結果等を入力する)
コンピュータは、ステップS1で取得された医療情報の少なくとも一部や、ステップS7で実行された推論の結果の少なくとも一部などを、所定のルールにしたがって、紹介状テンプレートに入力する。このような情報の自動入力は、例えば、医療情報の種別や推論事項の種別と、紹介状テンプレート内の入力領域との対応を表す、予め作成された情報(所定のルール)を参照することによって実行することができる。
電子カルテシステムと紹介状作成システムとが連携可能である場合、当該患者の電子カルテに記録されている情報を、所定のルールにしたがって、紹介状テンプレートに転記することができる。転記が可能な情報の例として、患者の基本情報(氏名、生年月日、性別、住所等)、問診データ(主訴、病状、アレルギー歴、既往歴等)、検査データなどがある。また、所定のルールにしたがい、電子カルテシステムから取得された検査データや、画像アーカイビングシステムから取得された画像データに基づいて、紹介状の添付データを作成することができる。例えば、眼底写真やOCT画像を紹介状に添付することが可能である。
(S9:紹介状の内容を確認する)
ステップS8で作成された紹介状は、紹介状作成画面に表示されている。医師は、現時点における紹介状の内容を確認し、それが適当であるか否か判断する。
(S10:内容OKか?)
現時点における紹介状の内容が適当でないと判断した場合(S10:No)、処理はステップS11に移行する。一方、現時点における紹介状の内容が適当であると判断した場合(S10:Yes)、処理はステップS12に移行する。
なお、紹介状の内容が適当であると判断した場合(S10:Yes)、医師(紹介状の作成者)は、紹介状テンプレートに署名情報を入力するための操作を行うことができる。署名の方式としては、例えば、電子署名又は自筆署名が適用される。電子署名の場合、例えば、鍵生成アルゴリズム、署名生成アルゴリズム、検証アルゴリズム等の公知の方式の電子署名システムにより署名情報が生成され、この署名情報が紹介状テンプレートに入力される。なお、署名情報の検証についても同方式を利用して行われる。自筆署名の場合、例えば、ペン又は指を用いてタッチパネルに署名情報(医師の氏名、サイン等)が入力され、入力された署名情報が紹介状テンプレートに入力される。
(S11:加筆・修正を行う)
現時点における紹介状の内容が適当でないと判断した場合(S10:No)、医師は、紹介状の加筆や修正を行う。つまり、医師は、必要な情報を追加記入し、不要な情報を削除し、不適当な情報を修正する。紹介状の加筆・修正には、キーボード、マウス、タッチパネル等のハードウェアや、紹介状作成ソフトウェアのGUI等のソフトウェアが用いられる。
紹介状の加筆・修正がなされると、処理はステップS8に戻る。つまり、加筆・修正の内容が紹介状テンプレートに入力され、紹介状の内容が更新される。このような一連の処理が、ステップS10において医師が「Yes」と判断するまで繰り返される。
(S12:紹介状を出力する(送信・印刷))
医師が、現時点における紹介状の内容が適当であると判断すると(S10:Yes)、コンピュータは、この紹介状を完成版として第1データベース(例えば電子カルテシステム)に保存する。更に、コンピュータは、紹介状の完成版を出力装置に出力させる。
典型的な例として、前述の紹介先情報が複数の紹介先のそれぞれの通信アドレスを含み、且つ、出力装置が通信機器を含む場合について説明する。コンピュータは、推論によって選択された1以上の紹介先を表示手段に表示する。医師は、表示された紹介先のいずれかを選択する。コンピュータは、選択された紹介先の通信アドレス(電子メールアドレス等)に基づいて、紹介状の完成版(及びその添付データ)を当該紹介先のコンピュータに向けて送信することができる。
他の例として、出力装置が印刷装置を含む場合、コンピュータは、紹介状の完成版を印刷装置に送り、所定の用紙に印刷させる。また、添付データは、所定の媒体に印刷されるか、或いは、記録媒体に記録される。例えば、印刷された紹介状は、添付データとともに封筒に格納され、患者に渡される。以上で、本例の説明を終了する。
〈紹介状作成支援システム〉
上記した紹介状作成支援方法を実現するためのシステムについて説明する。このようなシステムの構成の例を図2に示す。
紹介状作成支援システム1は、制御部10と、記憶部20と、データ処理部30と、通信部40とを含む。ユーザインターフェイス(UI)100は、紹介状作成支援システム1に含まれてもよいし、含まれなくてもよい。同様に、印刷装置300は、紹介状作成支援システム1に含まれてもよいし、含まれなくてもよい。紹介状作成支援システム1に含まれる要素は、単一の装置又は2以上の装置として構成される。例えば、紹介状作成支援システム1は、これら要素の全てを備えた単一のコンピュータを含む。
紹介状作成支援システム1が2以上の装置を含む場合の例として、制御部10を含むコンピュータと、記憶部20を含むコンピュータと、データ処理部30を含むコンピュータとを、それぞれ個別に設けることができる。或いは、紹介状作成支援システム1は、制御部10、記憶部20及びデータ処理部30のうちのいずれか2つを備えたコンピュータと、他の1つを備えたコンピュータとを含む。異なるコンピュータの間の通信形態は、有線通信及び/又は無線通信を含んでよく、専用回線及び/又は公衆回線を含んでよく、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、近距離通信及びインターネットのうちの少なくとも1つを含んでよい。
〈通信部40〉
通信部40は、外部装置200にデータを送信する処理と、外部装置200からデータを受信する処理とを行う。通信部40は、外部装置200との間の通信方式に応じた公知の通信機器を含む。
1以上の任意個数の外部装置200を設けることができる。外部装置200は、例えば、コンピュータ、データベース、医用装置(検査装置、撮影装置等)などの少なくともいずれかを含んでよい。
〈制御部10〉
制御部10は各種の制御を実行する。例えば、制御部10は、紹介状作成支援システム1の各要素の制御や、2以上の要素の連係的制御を実行する。また、制御部10は、紹介状作成支援システム1の外部の装置の制御を行うことができる。例えば、ユーザインターフェイス100が紹介状作成支援システム1に含まれない場合、制御部10はユーザインターフェイス100の制御を行うことができる。制御部10はプロセッサを含む。制御部10には、表示制御部11、医療情報取得部12、及び出力制御部13が設けられている。
〈表示制御部11〉
表示制御部11は表示装置を制御する。本例では、表示制御部11は、ユーザインターフェイス100の表示部101の制御を行う。例えば、図1に示す処理において、表示制御部11は、紹介状作成画面の表示(ステップS4)、紹介状の表示(ステップS8、S9)、紹介状の加筆・修正(ステップS11)などにおいて機能する。
〈医療情報取得部12〉
医療情報取得部12は、所定の患者に関する医療情報を記憶部20(医療情報データベース21)から取得する。例えば、図1に示す処理のステップS6において、医療情報取得部12は、ステップS5で指定された患者の医療情報を医療情報データベース21から取得する。PHRシステム等の外部データベースから医療情報を取得する場合、医療情報取得部12は、通信部40とともに動作することにより、指定された患者の医療情報を外部データベースから取得する。
〈出力制御部13〉
出力制御部13は、前述した出力装置を制御する。本例では、出力装置として、通信部40及び印刷装置300が設けられている。例えば図1に示す処理のステップS12において、出力制御部13は、通信部40を制御することにより、紹介状の完成版を紹介先のコンピュータ(外部装置200)に送信させることができる。また、出力制御部13は、紹介状の完成版を印刷装置300に印刷させることができる。
〈記憶部20〉
記憶部20は各種のデータを記憶する。記憶部20に記憶されるデータの例として、患者氏名や患者ID等の患者情報がある。記憶部20は、例えば、半導体記憶装置、磁気記憶装置、光記憶装置、及び光磁気記憶装置のうちの少なくとも1つを含む。
記憶部20には、医療情報データベース21と知識ベース22が設けられている。医療情報データベース21は、患者毎の医療情報が格納された第1データベースの例である。知識ベース22は、図1に示す処理のステップS1で構築された、紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースの例である。
〈データ処理部30〉
データ処理部30は、各種のデータ処理を実行するプロセッサを備える。データ処理部30は、推論部31と作成処理部32とを含む。
〈推論部31〉
推論部31は、医療情報取得部12により取得された医療情報と、知識ベース22に格納された情報とに基づいて、所定事項の推論を行う。例えば、推論部31は、前述した人工知能エンジンを含み、図1に示す処理のステップS7を実行することができる。推論部31の動作は、推論のためのハードウェア(プロセッサ、記憶装置等)とコンピュータプログラムとの協働によって実現される。
〈作成処理部32〉
作成処理部32は、推論部31により取得された情報を所定のテンプレート(紹介状テンプレート)に入力することにより、紹介状の少なくとも一部を作成する。例えば、作成処理部32は、図1に示す処理のステップS8を実行することができる。
また、作成処理部32は、図1に示す処理のステップS10で説明した署名情報の入力を実行することができる。電子署名の場合の典型的な例において、作成処理部32は、前述した電子署名システムと連係的に動作するよう構成される。例えば、ユーザ(医師等)が署名情報を入力するための操作をユーザインターフェイス100を用いて行うと、制御部10は、電子署名システムに署名情報の生成を要求する。電子署名システムにより署名情報が生成されると、作成処理部32は、この署名情報を紹介状テンプレートに付加する。
また、自筆署名の場合の典型的な例において、署名情報を入力するためのタッチパネル(タブレット端末等)がユーザインターフェイス100に設けられる。ユーザ(医師等)は、タッチペン又は指を用いてタッチパネルに署名情報を入力する。作成処理部32は、入力された署名情報を紹介状テンプレートに付加する。
〈ユーザインターフェイス100〉
ユーザインターフェイス100には、表示部101と操作部102とが含まれる。表示部101は、フラットパネルディスプレイ等の表示デバイスを含む。操作部102は、マウス、キーボード、トラックパッド、ボタン、キー、ジョイスティック、操作パネル等の操作デバイスを含む。
表示部101と操作部102は、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はない。たとえばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。その場合、操作部102は、このタッチパネルとコンピュータプログラムとを含んで構成される。操作部102に対する操作内容は、電気信号として制御部10に入力される。また、表示部101に表示されたGUIと、操作部102とを用いて、操作や情報入力を行うようにしてもよい。
〈紹介状作成支援装置〉
上記した紹介状作成支援方法を実現するための装置について説明する。上記した紹介状作成支援システムは、第1データベース(医療情報データベース21)及び第2データベース(知識ベース22)を含んでいる。一方、以下に説明する紹介状作成支援装置は、これらの一方又は双方を含まない。例えば、紹介状作成支援装置は、外部に設けられた第1データベース及び第2データベースに格納された情報に基づいて目的の処理を実行する。或いは、紹介状作成支援装置は、内部に設けられた第1データベース(又は第2データベース)及び外部に設けられた第2データベース(又は第1データベース)に格納された情報に基づいて目的の処理を実行する。このような紹介状作成支援装置の構成の例を図3に示す。
紹介状作成支援装置1000は、制御部1010と、記憶部1020と、データ処理部1030と、通信部1040とを含む。紹介状作成支援装置1000は、1以上のコンピュータを含む。ユーザインターフェイス(UI)1100は、紹介状作成支援装置1000に含まれてもよいし、含まれなくてもよい。印刷装置300は、紹介状作成支援装置1000に接続されている。
紹介状作成支援装置1は、医療情報データベース401及び知識ベース402にアクセス可能である。本例では、医療情報データベース401及び知識ベース402の双方が紹介状作成支援装置1の外部に設けられているが、医療情報データベース401及び知識ベース402の一方が紹介状作成支援装置1の内部に設けられ、且つ、他方が外部に設けられてもよい。
医療情報データベース401は、患者毎の医療情報が格納された第1データベースの例である。知識ベース402は、図1に示す処理のステップS1で構築された、紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースの例である。
〈通信部1040〉
通信部1040は、外部装置200、医療情報データベース401及び知識ベース402のそれぞれにデータを送信する処理と、外部装置200、医療情報データベース401及び知識ベース402のそれぞれからデータを受信する処理とを行う。通信部1040は、外部装置200、医療情報データベース401及び知識ベース402のそれぞれとの間の通信方式に応じた公知の通信機器を含む。
1以上の任意個数の外部装置200を設けることができる。外部装置200は、例えば、コンピュータ、データベース、医用装置(検査装置、撮影装置等)などの少なくともいずれかを含んでよい。また、医療情報データベース401及び知識ベース402のそれぞれは、例えば、1以上の記憶装置と、それに格納された情報を管理する1以上のプロセッサとを含む。
〈制御部1010〉
制御部1010は各種の制御を実行する。例えば、制御部1010は、紹介状作成支援装置1000の各要素の制御や、2以上の要素の連係的制御を実行する。また、制御部1010は、紹介状作成支援装置1000の外部の装置の制御を行うことができる。例えば、ユーザインターフェイス1100が紹介状作成支援装置1000に含まれない場合、制御部1010はユーザインターフェイス1100の制御を行うことができる。制御部1010はプロセッサを含む。制御部1010には、表示制御部1011、医療情報取得部1012、及び出力制御部1013が設けられている。
〈表示制御部1011〉
表示制御部1011は表示装置を制御する。本例では、表示制御部1011は、ユーザインターフェイス1100の表示部1101の制御を行う。例えば、図1に示す処理において、表示制御部1011は、紹介状作成画面の表示(ステップS4)、紹介状の表示(ステップS8、S9)、紹介状の加筆・修正(ステップS11)などにおいて機能する。
〈医療情報取得部1012〉
医療情報取得部1012は、所定の患者に関する医療情報を医療情報データベース401から取得する。例えば、図1に示す処理のステップS6において、医療情報取得部1012は、通信部1040とともに動作することにより、ステップS5で指定された患者の医療情報を医療情報データベース401から取得する。
〈出力制御部1013〉
出力制御部1013は、前述した出力装置を制御する。本例では、出力装置として、通信部1040及び印刷装置300が設けられている。例えば図1に示す処理のステップS12において、出力制御部1013は、通信部1040を制御することにより、紹介状の完成版を紹介先のコンピュータ(外部装置200)に送信させることができる。また、出力制御部1013は、紹介状の完成版を印刷装置300に印刷させることができる。
〈記憶部1020〉
記憶部1020は各種のデータを記憶する。記憶部1020に記憶されるデータの例として、患者氏名や患者ID等の患者情報がある。記憶部1020は、例えば、半導体記憶装置、磁気記憶装置、光記憶装置、及び光磁気記憶装置のうちの少なくとも1つを含む。
なお、医療情報データベース401及び知識ベース402のいずれかが記憶部1020に設けられていてもよい。
〈データ処理部1030〉
データ処理部1030は、各種のデータ処理を実行するプロセッサを備える。データ処理部1030は、推論部1031と作成処理部1032とを含む。
〈推論部1031〉
推論部1031は、医療情報取得部1012により取得された医療情報と、知識ベース402に格納された情報とに基づいて、所定事項の推論を行う。例えば、推論部1031は、前述した人工知能エンジンを含み、図1に示す処理のステップS7を実行することができる。推論部1031の動作は、推論のためのハードウェア(プロセッサ、記憶装置等)とコンピュータプログラムとの協働によって実現される。
〈作成処理部1032〉
作成処理部1032は、推論部1031により取得された情報を所定のテンプレート(紹介状テンプレート)に入力することにより、紹介状の少なくとも一部を作成する。例えば、作成処理部1032は、図1に示す処理のステップS8を実行することができる。また、作成処理部1032は、図1に示す処理のステップS10で説明した署名情報の入力を実行することができる。
〈ユーザインターフェイス1100〉
ユーザインターフェイス1100には、表示部1101と操作部1102とが含まれる。表示部1101は、フラットパネルディスプレイ等の表示デバイスを含む。操作部1102は、マウス、キーボード、トラックパッド、ボタン、キー、ジョイスティック、操作パネル等の操作デバイスを含む。
表示部1101と操作部1102は、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はない。たとえばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。その場合、操作部1102は、このタッチパネルとコンピュータプログラムとを含んで構成される。操作部1102に対する操作内容は、電気信号として制御部1010に入力される。また、表示部1101に表示されたGUIと、操作部1102とを用いて、操作や情報入力を行うようにしてもよい。
〈作用・効果〉
以上に例示した実施形態の作用及び効果について説明する。なお、以下に説明する機能、動作、処理、要素等を任意に組み合わせることが可能である。
例示的な実施形態に係る紹介状作成支援方法は、コンピュータを用いて紹介状の作成を支援する方法であり、コンピュータは、次のステップを実行する。まず、コンピュータは、患者毎の医療情報が格納された第1データベースから所定の患者に関する医療情報を取得する。次に、コンピュータは、第1データベースから取得された医療情報と、予め構築された第2データベースに格納された紹介状の作成のための情報とに基づいて、推論を行う。続いて、コンピュータは、推論により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する。
このような紹介状作成支援方法は、例えば、例示として説明した紹介状作成支援システム1又は紹介状作成支援装置1000によって実現可能である。
紹介状作成支援システム1は、医療情報データベース21と、知識ベース22と、医療情報取得部12と、推論部31と、作成処理部32とを含む。医療情報データベース21は、患者毎の医療情報が格納された第1データベースの一例である。知識ベース22は、紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースの一例である。医療情報取得部12は、所定の患者に関する医療情報を第1データベースから取得する医療情報取得部の一例である。推論部31は、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベースに格納された情報とに基づいて推論を行う推論部の一例である。作成処理部32は、推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する作成処理部の一例である。
紹介状作成支援装置1000は、患者毎の医療情報が格納された医療情報データベース401(第1データベース)と、紹介状の作成のための情報が格納された知識ベース402(第2データベース)とにアクセス可能なコンピュータを含む。紹介状作成支援装置1000は、医療情報取得部1012と、推論部1031と、作成処理部1032とを含む。医療情報取得部1012は、所定の患者に関する医療情報を第1データベースから取得する医療情報取得部の一例である。推論部1031は、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベースに格納された情報とに基づいて推論を行う推論部の一例である。作成処理部1032は、推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する作成処理部の一例である。
推論とは、例えば、既知情報から未知情報を導くことを意味する。推論には、演繹推論(deduction)、帰納推論(induction)、発想推論(abduction)、完全な知識に基づく推論、不完全な知識に基づく推論、オブジェクト知識レベルの推論、メタ知識レベルの推論などが含まれる。
推論は、医学的な知識、他の分野における専門知識、一般的な知識、人工知能技術により獲得された知識などを利用し、人工知能エンジンによって実行される。なお、知識とは、例えば、認識及び明示的表現が可能な情報を含み、経験的知識(経験や学習により獲得した知識)及び理論的知識(専門的情報の理論的背景知識や体系)の少なくとも一方を含む。典型的な知識として、事実、ルール、法則、常識、ノウハウ、辞書、コーパスなどがある。
このような例示的な実施形態によれば、コンピュータが、患者の医療情報及び知識に基づき推論(例えば、医療情報の解釈、問診事項の選択、検査の選択、紹介先の選択など)を行い、それにより得られた情報に基づき紹介状を作成する。したがって、紹介状作成の容易化、迅速化、的確化などを図ることができる。特に、専門分野以外の疾患や部位に関する紹介状作成の容易化、迅速化、的確化などを図ることができる。それにより、情報入力に掛かる手間を低減するに過ぎない従来の紹介状作成支援技術と比較し、紹介状作成の支援を効果的に行うことが可能である。
例示的な実施形態において、紹介状作成のために更に必要な医療情報を推論によって求めてもよい。そのために、例えば、推論部(31、1031)は、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベース(22、402)に格納された情報とに基づいて、追加的な医療情報の種別を特定することができる。推論部(31、1031)により特定された種別(の少なくとも一部)の医療情報が追加的に取得された後、推論部(31、1031)は、当該追加的に取得された医療情報と、医療情報取得部により取得された医療情報と、第2データベース(22、402)に格納された情報とに基づいて、再び推論を行うことができる。作成処理部(32、1032)は、このような再度の推論により得られた情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成することができる。
このような一連の処理を、紹介状の作成のために十分な情報が得られるまで繰り返し行うことができる。それにより、紹介状作成の更なる的確化を図ることが可能である。
上記の一連の処理の一例において、推論部(31、1031)は、追加的な医療情報の種別として、問診事項及び検査種別の少なくとも一方を特定することができる。
特定された問診事項及び/又は検査種別の少なくとも一部は、医師等のユーザに提案される(例えば表示される)。ユーザは、提案された問診事項及び/又は検査種別に基づく追加的な問診及び/又は検査を行うか否か判断する。追加的な問診では、提案された問診事項に関する質問が患者に対してなされる。また、追加的な検査では、提案された種別の検査が実施される。追加的な問診及び/又は検査により得られた追加的な医療情報は、再度の推論に利用される。
また、上記の一連の処理において、医療情報取得部(12、1012)は、推論部(31、1031)により特定された種別の医療情報を第1データベース(21、401)から追加的に取得することができる。
例えば、遺伝的要素を含む疾患が疑い病名として推論された場合、当該患者の電子カルテ等から家族歴に関する情報を検索することができる。また、例えば緑内障が疑い病名として推論された場合、当該患者に対して過去に実施された眼圧検査、眼底撮影、OCT、RNFL厚解析等で得られたデータを、電子カルテシステムや画像アーカイビングシステムから検索することができる。
例示的な実施形態において、現時点までに作成された紹介状を表示し、ユーザがこれを承認、加筆、修正等するための機能を設けることが可能である。そのための例として、紹介状作成支援システム1の表示制御部11は、作成処理部32により作成された紹介状を表示部101(表示装置)に表示させることができる。更に、作成処理部32は、ユーザインターフェイス100(入力装置)を用いて入力された情報を、現時点における紹介状に反映させることができる。紹介状作成支援装置1000においても、表示制御部1011、ユーザインターフェイス1100、作成処理部1032等により、同様の機能を実現することが可能である。
例示的な実施形態において、推論部(31、1031)は、医療情報取得部(12、1012)により取得された医療情報と、第2データベース(22、402)に格納された情報とに基づいて、少なくとも疑い病名を推論することができる。更に、作成処理部(32、1032)は、推論部(31、1031)により推論された疑い病名を所定のテンプレートに入力することができる。疑い病名は、紹介先の選択等にも利用可能である。
例示的な実施形態において、紹介先を推論することができる。そのための例において、第2データベース(22、402)には、複数の紹介先(医療機関、診療科、医師等)に関する紹介先情報が格納することができる。更に、推論部(31、1031)は、医療情報取得部(12、1012)により取得された医療情報と、第2データベース(22、402)に格納された情報とに基づいて、複数の紹介先のうちのいずれかを選択することができる。
例示的な実施形態において、完成した紹介状を紹介先に送信することができる。そのための例において、紹介先情報は、複数の紹介先のそれぞれの通信アドレスを含む。システム(1)又は装置(1000)の送信部(出力制御部13及び通信部40、又は、出力制御部1013及び通信部1040)は、推論部(31、1031)により選択された紹介先の通信アドレスに基づいて、作成処理部(32、1032)により作成された紹介状の完成版を送信することができる。
例示的な実施形態において、作成処理部(32、1032)により作成された紹介状の完成版を印刷装置(300)に印刷させる印刷制御部(出力制御部13、1013)が設けられていてもよい。
例示的な実施形態において、作成処理部(32、1032)は、紹介状の作成者の署名情報を所定のテンプレートに入力することができる。署名情報は、電子署名又は自筆署名によって得られる。署名情報は、例えば、所定のテンプレート内の所定領域に入力されるか、或いは、所定のテンプレートに付帯(付加)される。それにより、紹介状の作成者の本人確認を行うことや、紹介状の偽造・改竄の防止を図ることが可能となる。
例示的な実施形態において、医療情報に自然言語が含まれている場合がある。典型的には、問診データは自然言語によって表現されている。また、第2データベース(22、402)に格納された情報のいずれかが自然言語によって表現されている場合がある。推論部(31、1031)は、このような自然言語情報を処理して情報を取得し、この情報に基づいて推論を行うことが可能である。自然言語情報の処理は、人工知能エンジンを用いて行われる。
例示的な実施形態において、医療情報に画像データが含まれている場合がある。また、第2データベース(22、402)に画像データが格納されている場合がある。画像データは、患者の所定部位の構造及び/又は機能を表す。構造を表す画像の例として、X線撮影画像、X線CT画像、MRI画像、眼底写真、OCT画像、OCT血管造影画像などがある。機能を表す画像の例として、fMRI画像、眼底血流画像、超音波ドプラ画像などがある。
更に、本例においては、第2データベース(22、402)に格納された情報は、身体部位の構造及び/又は機能に関する身体部位情報を含む。身体部位の構造に関する身体部位情報の例として、組織(臓器、骨、血管、神経、病変部など)のサイズに関する情報、組織の形状に関する情報、組織の分布に関する情報、組織の配置に関する情報などがある。身体部位の機能に関する身体部位情報の例として、組織の運動に関する情報、体液の流れに関する情報などがある。
更に、推論部(31、1031)は、第2データベース(22、402)に格納された情報と画像データとに基づいて推論を行うことができる。例えば、推論部(31、1031)は、患者の眼底のOCT画像のセグメンテーションや、このOCT画像に基づく解析処理(RNFL厚解析、乳頭形状解析等)を行うことができる。更に、推論部(31、1031)は、第2データベース(22、402)に格納された情報を利用することで、セグメンテーションや解析の結果及び医療情報に基づく推論を行うことができる。
実施形態に係る紹介状作成支援方法に含まれる工程や、紹介状作成支援システムや紹介状作成支援装置に含まれる要素(構成、動作等)は、上記の例示に限定されるものではない。
以上に説明した実施形態は例示に過ぎない。本発明を実施しようとする者は、本発明の要旨の範囲内における変形(省略、置換、付加等)を任意に施すことが可能である。
1 紹介状作成支援システム
10 制御部
11 表示制御部
12 医療情報取得部
13 出力制御部
20 記憶部
21 医療情報データベース
22 知識ベース
30 データ処理部
31 推論部
32 作成処理部
40 通信部
100 ユーザインターフェイス
101 表示部
102 操作部
200 外部装置
300 印刷装置

Claims (14)

  1. 患者毎の医療情報が格納された第1データベースと、
    紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースと、
    所定の患者に関する医療情報を前記第1データベースから取得する医療情報取得部と、
    前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、推論を行う推論部と、
    前記推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する作成処理部と
    を備え
    前記推論部は、
    前記第1データベースに格納された前記医療情報と前記第2データベースに格納された前記情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを含み、
    前記人工知能エンジンを用いて前記推論を行う
    ことを特徴とする紹介状作成支援システム。
  2. 前記推論部は、前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、追加的な医療情報の種別を特定し、
    前記推論部により特定された種別の医療情報が追加的に取得された後、前記推論部は、当該追加的に取得された医療情報と、前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、再び推論を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の紹介状作成支援システム。
  3. 前記推論部は、前記追加的な医療情報の種別として、問診事項及び検査種別の少なくとも一方を特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の紹介状作成支援システム。
  4. 前記医療情報取得部は、前記推論部により特定された種別の医療情報を前記第1データベースから追加的に取得する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の紹介状作成支援システム。
  5. 前記作成処理部により作成された前記紹介状を表示装置に表示させる表示制御部を備え、
    前記作成処理部は、ユーザが入力装置を用いて入力した情報を前記紹介状に反映させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  6. 前記推論部は、前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、少なくとも疑い病名を推論し、
    前記作成処理部は、前記推論部により推論された前記疑い病名を前記所定のテンプレートに入力する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  7. 前記第2データベースには、複数の紹介先に関する紹介先情報が格納され、
    前記推論部は、前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、前記複数の紹介先のうちのいずれかを選択する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  8. 前記紹介先情報は、前記複数の紹介先のそれぞれの通信アドレスを含み、
    前記推論部により選択された紹介先の通信アドレスに基づいて、前記作成処理部により作成された紹介状の完成版を送信する送信部を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の紹介状作成支援システム。
  9. 前記作成処理部により作成された紹介状の完成版を印刷装置に印刷させる印刷制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  10. 前記作成処理部は、当該紹介状の作成者の署名情報を前記所定のテンプレートに入力する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  11. 前記医療情報取得部により取得された前記医療情報、及び、前記第2データベースに格納された前記情報の少なくとも一方は、自然言語により表現された自然言語情報を含み、
    前記推論部は、前記自然言語情報を処理することにより取得された情報に基づいて推論を行う
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  12. 前記医療情報取得部により取得された前記医療情報、及び、前記第2データベースに格納された前記情報の少なくとも一方は、前記患者の所定部位の構造及び/又は機能を表す画像データを含み、
    前記第2データベースに格納された前記情報は、身体部位の構造及び/又は機能に関する身体部位情報を含み、
    前記推論部は、前記第2データベースに格納された前記情報と前記画像データとに基づいて推論を行う
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の紹介状作成支援システム。
  13. 患者毎の医療情報が格納された第1データベースと、紹介状の作成のための情報が格納された第2データベースとにアクセス可能な紹介状作成支援装置であって、
    所定の患者に関する医療情報を前記第1データベースから取得する医療情報取得部と、
    前記医療情報取得部により取得された前記医療情報と、前記第2データベースに格納された前記情報とに基づいて、推論を行う推論部と、
    前記推論部により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する作成処理部と
    を備え
    前記推論部は、
    前記第1データベースに格納された前記医療情報と前記第2データベースに格納された前記情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを含み、
    前記人工知能エンジンを用いて前記推論を行う
    ことを特徴とする紹介状作成支援装置。
  14. コンピュータを用いて紹介状の作成を支援する方法であって、
    前記コンピュータが、患者毎の医療情報が格納された第1データベースから所定の患者に関する医療情報を取得し、
    前記コンピュータが、前記第1データベースに格納された前記医療情報と前記第2データベースに格納された前記情報とを入力とし、且つ、疑い病名、障害部位、詳細検査の必要性、及び手術の必要性のいずれかを出力とするように訓練された人工知能エンジンを用いて、前記第1データベースから取得された前記医療情報と、予め構築された第2データベースに格納された紹介状の作成のための情報とに基づいて、推論を行い、
    前記コンピュータが、推論により取得された情報を所定のテンプレートに入力することにより、当該患者の紹介状の少なくとも一部を作成する
    ことを特徴とする紹介状作成支援方法。
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