JP2003308390A - 医療業務支援装置およびシステム - Google Patents

医療業務支援装置およびシステム

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JP2003308390A
JP2003308390A JP2003036307A JP2003036307A JP2003308390A JP 2003308390 A JP2003308390 A JP 2003308390A JP 2003036307 A JP2003036307 A JP 2003036307A JP 2003036307 A JP2003036307 A JP 2003036307A JP 2003308390 A JP2003308390 A JP 2003308390A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実施項目スケジュールを分かりやすく表示す
る。 【構成】 看護業務支援システムは,ネットワークに接
続されたデータ保存/読出コンピュータ2と操作端末3
とから構成される。データ保存/読出コンピュータ2
は,医師の指示にもとづく医学処置を表すデータおよび
その実施予定日を表すデータを記憶するハードディスク
4Aと,医学処置ごとに,医学処置に付随して実施すべ
き複数の看護介入項目を表すデータおよび医学処置の実
施予定日を基準日とした看護介入項目ごとの実施スケジ
ュールを表すデータを含む看護マスタ・データを記憶す
るハードディスク4Bを備えている。操作端末3が持つ
看護業務支援プログラムに基づいて,看護介入項目に関
する行領域と日付に関する列領域とが交差する部分の色
を変化させることによって看護介入スケジュールを表す
領域W3aを含む看護介入ウインドウW3が表示画面上
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,医療業務支援装置およびシス
テム,より詳細には,医学処置を受ける患者に対して実
施すべき看護介入項目,検査処置項目等の実施項目を,
表示画面上にスケジュール表示することによって,看護
婦,検査科職員等の業務を支援する医療業務支援装置お
よびシステムに関する。
【0002】
【発明の背景】医療現場では医師の指示によって患者へ
の処置が行われる。医者の処置の事前または事後のケア
が看護師等によって実施され,検査のための事前準備お
よび検査等が検査科職員等によって実施される。
【0003】たとえば,看護師によって実施される実施
項目(看護介入項目)は,医師が行う処置(手術,治療
等:医学介入)のそれぞれに付随してあらかじめ病院等
において決められていることが多い。看護師は,医師が
決定した医学処置に必要な看護介入項目が列記されたシ
ート(用紙)に,患者氏名,日付を記入等し,看護介入
のスケジュールを立てる。
【0004】しかしながら,すべての患者に,あらかじ
め決められた看護介入項目が,あらかじめ決められたス
ケジュールにしたがって実施されるわけではない。患者
の容態等によってはスケジュールを変更する必要もある
からである。この場合には,看護師はその都度,シート
(用紙)に記載のスケジュールを書き換えることにな
る。
【0005】近年では,コンピュータ・システムを用い
て看護介入等のスケジュールを表示画面上に表示するこ
ともある。しかしながら,従来のコンピュータを用いた
看護介入スケジュールの表示は,日付と看護介入項目と
を単に列記したにすぎないものであったので,看護師に
とって分かりにくいものであった。
【0006】
【発明の開示】この発明は,看護師等が実施すべき実施
項目のスケジュールを,表示画面上に分かりやすく表示
することを目的とする。
【0007】さらにこの発明は,看護師等の実施項目の
スケジュールに変更が生じた場合に,容易にスケジュー
ルの変更に対応できるようにすることを目的とする。
【0008】この発明による医療業務支援装置は,医師
の指示にもとづく患者に対して実施すべき医学処置を表
すデータおよび上記医学処置の実施予定日を表すデータ
を記憶する第1の記憶手段,医学処置ごとに,医学処置
に付随して実施すべき一または複数の実施項目を表すデ
ータおよび上記医学処置の実施予定日を基準日とした実
施項目ごとの実施スケジュールを表すデータを含むマス
タ・データを記憶する第2の記憶手段,ならびに上記第
1の記憶手段に記憶された医学処置を表すデータおよび
実施予定日データと,上記第2の記憶手段に記憶された
マスタ・データとに基づいて,実施項目に関する行領域
と,日付に関する列領域とが交差する部分の色を変化さ
せることにより,実施項目のそれぞれについての実施す
べきスケジュールを表示画面上に表示する第1の表示制
御手段を備えていることを特徴とする。
【0009】医師は患者を診察,診断し,その患者に対
して実施すべき医学処置を決定する。決定された医学処
置を実施すべき日程が決定される。患者に対して実施す
べき医学処置を表すデータおよび実施予定日を表すデー
タが第1の記憶手段に記憶される。
【0010】第2の記憶手段には,医学処置ごとに,医
学処置に付随して実施すべき一または複数の実施項目を
表すデータおよび医学処置の実施予定日を基準日とした
実施項目ごとの実施スケジュールを表すデータを含むマ
スタ・データが記憶されている。たとえば,医学処置ご
とに,看護師が実施すべき一または複数の実施項目(看
護介入項目)を表すデータおよび医学処置の実施予定日
を基準日とした看護介入項目ごとの実施スケジュールを
表すデータ(看護マスタ・データ)が記憶されている。
【0011】マスタ・データ中の実施スケジュールを表
すデータは,基準日から数えて,何日目から何日目に実
施項目を実施すべきかを表すデータである。基準日(医
学処置の実施予定日)が決定されると,その実施予定日
を基準にして,実施項目を何月何日から何月何日までの
期間に実施すべきかを,実施項目項目ごとに決定するこ
とができる(実施項目スケジュールの決定)。実施項目
スケジュールは,実施項目に関する行領域と,日付に関
する列領域とが交差する部分の色を変化させることによ
り表示画面上に表示される。
【0012】この発明によると,表示画面上の行領域
(画面の横方向)に着目すれば,特定の実施項目を,ど
のような期間(何月何日から何月何日まで)実施すべき
であるかが分かりやすく示される。列領域(画面の縦方
向)に着目すれば,特定の日に(たとえば,今日),ど
のような実施項目を患者に実施すればよいかが分かりや
すく示される。
【0013】基準日(医学処置の実施予定日)について
の列領域を,さらに他の色で表示するようにしてもよ
い。手術等の医学処置(医学介入)がいつ(何月何日)
行われるのかを一目で把握することができる。医療業務
支援装置の利用日(現実の月日)についての列領域を,
さらに他の色で表示するようにしてもよい。
【0014】一実施態様では,上記第1の記憶手段は,
医学処置を受けるべき患者のそれぞれを識別するデータ
を記憶する。患者ごと,かつその患者に対して行われる
医学処置ごとの実施項目スケジュールを表示させること
ができる。
【0015】好ましくは,医療業務支援装置は,上記第
1の記憶手段に記憶された医学処置を表すデータおよび
実施予定日データと,第2の記憶手段に記憶されたマス
タ・データとに基づいて,実施項目スケジュール・デー
タを作成する手段,ならびに作成された実施項目スケジ
ュール・データを記憶する第3の記憶手段をさらに備え
ている。そして,上記第1の表示制御手段は,第3の記
憶手段に記憶された実施項目スケジュール・データに基
づいて,スケジュールを表示画面上に表示する。特定の
患者についての実施項目スケジュール・データが,マス
タ・データとは別に作成されて記憶(保存)される。実
施項目スケジュール・データに基づいて,表示画面上に
実施項目スケジュールが表示される。
【0016】さらに好ましくは,医療業務支援装置は,
上記実施項目スケジュール・データに基づいて上記第1
の表示制御手段によって表示画面上に表示される実施項
目を実施すべきスケジュールの変更の入力を受付けるス
ケジュール変更入力手段,上記スケジュール変更入力手
段によって変更された後のスケジュールを,実施項目に
関する行領域と,日付に関する列領域とが交差する部分
の色を変化させることにより表示画面上に表示する第2
の表示制御手段,および上記実施項目スケジュール・デ
ータを,上記スケジュール変更入力手段によって変更さ
れた後のスケジュール・データに更新する実施項目スケ
ジュール・データ更新手段を備えている。受付けられた
スケジュールの変更(実施項目項目の削除,実施期間の
短縮または延長,実施開始日の変更)が,表示画面上に
反映される。実施項目スケジュール・データが変更後の
ものに更新されるので,変更後の実施項目スケジュール
・データをその後の処理に用いることができる。
【0017】一実施態様では,上記マスタ・データ中の
実施項目ごとの実施スケジュールを表すデータは,親項
目についての実施スケジュールと親項目に付随する子項
目についての実施スケジュールを含み,上記第2の表示
制御手段は,上記スケジュール変更入力手段によって親
項目についての実施スケジュールの変更が入力された場
合には,子項目についての実施スケジュールも変更して
表示し,上記実施項目スケジュール・データ更新手段
は,上記スケジュール変更入力手段によって親項目につ
いての実施スケジュールの変更が入力された場合には,
子項目についての実施スケジュール・データも更新す
る。いずれかの実施項目を実施した後でなければ,他の
実施項目を実施することはできない等の実施項目ごとの
関係(親子関係)がある場合に,マスタ・データ中のそ
の親子関係を規定しておくことによって,親項目のスケ
ジュールの変更を子項目のスケジュールの変更に反映さ
せることができる。
【0018】他の実施態様では,上記第1の表示制御手
段によって表示される実施項目を実施すべきスケジュー
ルに含まれる実施項目項目のそれぞれについて,少なく
とも実施項目を実施すべき時刻を表示する第3の表示制
御手段を備えている。この場合,第2の記憶手段に記憶
されたマスタ・データ(実施スケジュールを表すデー
タ)は,実施時刻を表すデータを含む。
【0019】さらに他の実施態様では,実施項目のそれ
ぞれの問題点を表すデータを記憶する第4の記憶手段を
さらに備え,上記第1の表示制御手段によって表示され
る実施項目を実施すべきスケジュールに含まれる実施項
目のそれぞれについて,上記第4の記憶手段に記憶され
た問題点データに基づいて実施項目に関する問題点を表
示する第4の表示制御手段をさらに備えている。実施項
目ごとに問題点を表すデータを記憶させておくことによ
って,なぜ(どのような理由で)その実施項目を患者に
対して実施するのか等が,看護師等に分かりやすく示す
ことができる。
【0020】この発明は,1台のコンピュータのみなら
ず,複数台のコンピュータを用いて構成することもでき
る。この発明による医療業務支援システムは,第1のコ
ンピュータと一または複数の部門別コンピュータとがネ
ットワークを介して相互に接続されて構成される。上記
第1のコンピュータは,医師の指示にもとづく患者に対
して実施すべき医学処置を表すデータおよび上記医学処
置の実施予定日を表すデータを記憶する第1の記憶手
段,ならびに医学処置ごとに,医学処置に付随して実施
すべき一または複数の実施項目を表すデータおよび医学
処置の実施予定日を基準日とした実施項目ごとの実施ス
ケジュールを表すデータを含むマスタ・データを,部門
別コンピュータに対応して記憶する第2の記憶手段を備
えている。上記部門別コンピュータは,上記第1の記憶
手段に記憶された医学処置を表すデータおよび実施予定
日データと,上記第2の記憶手段に記憶された部門別コ
ンピュータに対応するマスタ・データとに基づいて,実
施項目に関する行領域と,日付に関する列領域とが交差
する部分の色を変化させることにより,実施項目のそれ
ぞれについての実施項目を実施すべきスケジュールを表
示画面上に表示する表示制御手段を備えている。
【0021】
【実施例】第1実施例(看護業務支援システム) 病院,医院等では,病院,医院等を訪れた患者を医師
(医者)が診察し,かつ診断する。医師の診断に基づい
て,患者に対する治療項目および患者に対する看護項目
が決定する。医師は決定した治療項目を患者に対して実
施し(医学介入),看護婦または看護士は決定した看護
項目を患者に対して実施する(看護介入)。看護業務支
援システムは,患者に対して看護を実施する看護婦また
は看護士の業務を支援するシステムである。
【0022】図1は看護業務支援システムの電気的構成
を示すブロック図である。
【0023】看護業務支援システムは,ネットワーク1
に接続されたデータ保存/読出コンピュータ2および操
作端末3から構成される。データ保存/読出コンピュー
タ2は,病院,医院等の一室に設置される。操作端末3
はナース・ステーション等に設置される。一般的には,
看護業務支援システムは1台のデータ保存/読出コンピ
ュータ2と複数台の操作端末3とから構成される。複数
台の操作端末3は,看護業務支援システムにおいていず
れも同じ動作を行うので,以下の説明では1台の操作端
末3に着目する。ネットワーク1は,LAN,WANの
いずれをも含む。ネットワーク1によってデータ保存/
読出コンピュータ2と操作端末3とが電気的に接続され
る。
【0024】データ保存/読出コンピュータ2および操
作端末3は,いずれもCPU,ハードディスク,メモ
リ,入力装置,表示装置,通信装置等を含むコンピュー
タ・システム(パーソナル・コンピュータ等)である。
データ保存/読出コンピュータ2と操作端末3とは,そ
のハードディスクに記憶されているデータ(プログラ
ム)の内容が異なる。
【0025】データ保存/読出コンピュータ2には,診
療計画データが記憶されたハードディスク4Aと,看護
マスタ・データ(看護クリニカルパス)および患者別看
護データが記憶されたハードディスク4Bとが接続され
ている。他方,操作端末3のハードディスク5にはそれ
ぞれ看護業務支援プログラムが記憶されている。後述す
るように,看護業務支援プログラムの処理において必要
とされるデータが,データ保存/読出コンピュータ2お
よびネットワーク1を介して操作端末3に読出される。
操作端末3において,看護業務支援プログラムによって
処理された後のデータが,ネットワーク1およびデータ
保存/読出コンピュータ2を介してハードディスク4B
に記憶される。データ保存/読出コンピュータ2のハー
ドディスク4Aおよび4Bは,物理的に異なるハードデ
ィスクであってもよいし,1つのハードディスク中の2
つの領域を,それぞれハードディスク4A,4Bとして
位置づけてもよい。
【0026】図2は,データ保存/読出コンピュータ2
のハードディスク4Aに記憶された診療計画データの一
例を示すものである。
【0027】診療計画データは,看護業務支援システム
の運用に先立って,他のコンピュータ・システム(診療
計画システム)が用いられて作成されるデータである。
【0028】上述したように,医師は患者を診察,診断
する。診断結果に基づいて,患者に対する治療行為(医
学介入行為)が決定される。
【0029】診療計画データは,特定の患者に対する医
学処置ごとに作成される。図2に示す診療計画データ
は,患者の氏名を表す「患者名」,患者に対する治療行
為(医学処置,医学介入名)を表す「処置名」,医学処
置を実施する予定日を表す「実施予定日」,現実に医学
処置が行われた年月を表す「実施日」,医学処置を指示
した「指示医名」,患者の入院期間を表す「入院期間」
等のデータを含む。患者を診察,診断した医師等によっ
て,このような診療計画データがコンピュータ・システ
ム(診療計画システム)を用いることにより作成され
る。
【0030】医師によって診察,診断が行われ,患者に
対する医学処置が決定すると,看護師は,その医学処置
に必要とされる看護(看護介入)を患者に対して実施す
る。各病院等では,従来の経験に基づいて医学処置項目
ごとに看護婦等が実施すべき看護介入項目と,その順序
(工程)が決められていることが多い。医学処置項目ご
との看護婦等が実施すべき看護介入項目およびその順序
(工程)を「看護クリニカルパス」と呼ぶ。
【0031】データ保存/読出コンピュータ2のハード
ディスク4Bに記憶されている看護マスタ・データは,
医学処置項目ごとの看護クリニカルパスである。上述の
ように,看護クリニカルパスは,医学処置項目ごとの看
護婦等が実施すべき看護介入項目と,その順序(工程)
とに大別される。図3および図4は,看護クリニカルパ
ス(看護マスタ・データ)を示すもので,図3は処置名
「肺切除手術」に関する看護介入項目を,図4は処置名
「肺切除手術」についての各看護介入項目の順序(工
程)を表わすデータをそれぞれ示している。
【0032】処置名「肺切除手術」についての看護介入
項目は,「安静・移動」,「観察」,「与薬」および
「患者指導」に分類される。分類「安静・移動」に属す
る看護介入項目には,「ベッド上体位変換可」および
「ベッドサイド立位可」がある。同じように分類「観
察」には,「術前の不安の有無」,「全身麻酔後のバイ
タル・チェック」,「バイタル・チェック」および「肺
検査」の看護介入項目が,分類「与薬」には「下剤(指
示により)」の看護介入項目が,分類「患者指導」には
「消毒指導(ドレーン抜去後)」および「退院指導」の
看護介入項目がある。
【0033】看護介入項目「肺検査」には3つの看護介
入項目「胸ドレーン排液量チェック」,「胸ドレーン管
理」および「術後疼痛管理」が付随している。以下の説
明において,付随する看護介入項目を持つ看護介入項目
(上述の例では「肺検査」)を「親項目」と呼び,親項
目に付随する看護介入項目を「子項目」と呼ぶ。
【0034】図4に示すように,処置名「肺切除手術」
についての看護介入項目のそれぞれについて,「基準日
からの日数(from)」と,「基準日からの日数(t
o)」とが格納されている。子項目については,「親項
目の基準日からの日数(from)」と,「親項目の基
準日からの日数(to)」が格納されている。
【0035】基準日からの日数(from)は,看護介
入の始期を示す。医学処置の実施予定日(診療計画デー
タ(図2)に記述される:これが基準日である)から数
えて何日目に看護介入を始めるかを意味する。
【0036】基準日からの日数(to)は,看護介入の
終期を示す。医学処置の実施予定日から数えて何日目に
看護介入を終えるかを意味する。
【0037】子項目についての基準日は,親項目の看護
介入の始期である。親項目の介入開始日から数えて何日
目に看護介入を開始するかが「親項目の基準日からの日
数(from)」に格納され,親項目の介入開始日から
数えて何日目に看護介入を終えるかを示すデータが「親
項目の基準日からの日数(to)」に格納される。
【0038】図5は,基準日(医学処置の実施予定日)
が定められた後の各看護介入項目の順序(工程)を表す
データである。診療計画データに格納された処置名およ
び実施予定日と,看護クリニカルパス(看護マスタ・デ
ータ)(図3,図4)に基づいて,図5に示すようなデ
ータが看護業務支援プログラムによって作成される。図
5に示すデータは各患者ごとに作成されるものであり,
このデータが「患者別看護データ」である。患者別看護
データもデータ保存/読出コンピュータ2のハードディ
スク4Bに記憶される。
【0039】たとえば,患者名「特許太郎」について,
医学処置「肺切除手術」の基準日(肺切除手術の実施予
定日)が2002年2月14日に決定されたとする。こ
の場合,操作端末3のハードディスク5に記憶された看
護業務支援プログラムは,データ保存/読出コンピュー
タ2のハードディスク4Bに記憶された肺切除手術につ
いての看護マスタ・データ(看護クリニカルパス)と,
ハードディスク4Aに記憶された患者名「特許太郎」に
ついての診療計画データとにもとづいて,患者別看護デ
ータ(図5)を作成する。図4を参照して,「肺切除手
術」についての看護介入項目「ベッド上体位変換可」の
基準日からの日数(fromおよびto)は「0」(f
rom)〜「0」(to)である。患者別看護データ
(図5)の看護介入項目「ベッド上体位変換可」につい
ての「基準日からの日数」(fromおよびto)に
は,具体的な日付(2002/02/14(2002年
2月14日を意味する)および2002/02/14)
が格納される。同様に,看護介入項目「ベッドサイド体
位変換可」の基準日からの日数(fromおよびto)
は「+1」(from)〜「+2」(to)であるの
で,患者別看護データ(図5)の基準日からの日数(f
romおよびto)には,具体的な日付(2002/0
2/15(基準日に1日を加えた日付)および2002
/02/16(基準日に2日を加えた日付)が格納され
る。
【0040】作成された患者別看護データに基づいて,
後述するように,看護介入を支援するためのウインドウ
が看護業務支援プログラムに基づいて表示される。以
下,看護業務支援プログラムに基づく看護介入システム
の運用を流れを順を追って説明する。
【0041】操作端末3の利用ユーザ(たとえば,看護
婦)が,操作端末3の入力装置(キーボード,マウス
等)から看護業務支援プログラムの起動命令を入力す
る。ハードディスク5から看護業務支援プログラムが読
み出されてCPUに読み込まれる。看護業務支援プログ
ラムによる処理が開始される。
【0042】看護業務支援プログラムが起動すると,操
作端末3の表示装置の表示画面上に,初期ウインドウW
1が表示される。図6に初期ウインドウW1の一例を示
す。
【0043】初期ウインドウW1には,ユーザIDおよ
びパスワードを入力する欄が設けられている。また,操
作日の日付(年月日)を表示する欄と,OKボタンおよ
びキャンセル・ボタンを含んでいる。操作日の日付(年
月日)には,操作端末3のマシン・タイムに基づく日付
(年月日)が表示される。
【0044】操作端末3の利用ユーザにはあらかじめ看
護業務支援システムの運用者からユーザIDおよびパス
ワードが通知されている。利用ユーザは入力装置を用い
てこのユーザIDおよびパスワードを入力する。看護業
務支援プログラムは,入力されたユーザIDおよびパス
ワードの組が,データ保存/読出コンピュータ2のハー
ドディスクに保存されているかどうかを判断する(ユー
ザ認証)(利用ユーザごとのユーザIDおよびパスワー
ドの組は,データ保存/読出コンピュータ2のハードデ
ィスク4Aまたは4Bに記憶されている(図示略))。
OKボタンがクリックされると,次の処理に進む。キャ
ンセル・ボタンがクリックされると,入力したユーザI
Dおよびパスワードがクリアされる。
【0045】ユーザ認証が成功すると(入力されたユー
ザIDおよびパスワードの組が,ハードディスクに記憶
されているものと一致すると),図7に示す入院患者一
覧ウインドウW2が初期ウインドウW1に代えて表示画
面上に表示される。
【0046】入院患者一覧ウインドウW2には,病棟に
入院中(または入院予定)の患者の氏名が病室ごとに分
けられて一覧に表示される。入院患者に関するデータ
は,データ保存/読出コンピュータ2のハードディスク
4Aまたは4Bに記憶されている(図示略)。入院患者
一覧ウインドウW2の上部には,「終了」,「一覧」お
よび「介入項目」ボタンが表示される。
【0047】利用ユーザが入院患者一覧ウインドウW2
中の患者氏名の部分をクリック(選択)すると,その患
者の患者番号,患者氏名および年齢が入院患者一覧の上
方に表示される。
【0048】いずれかの患者名を選択した後,「介入項
目」ボタンがクリックされると,図8に示す看護介入ウ
インドウW3が,入院患者一覧ウインドウW2に代えて
表示画面上に表示される。
【0049】看護介入ウインドウW3は,選択された患
者についての看護介入スケジュールを,カレンダー(日
付)とともに一覧に表示するためのウインドウである。
看護介入ウインドウの下側に,このスケジュールが表示
される。スケジュールの表示部分を,特に「看護介入項
目スケジュール欄W3a」と呼ぶ。
【0050】看護介入項目スケジュール欄W3aの左側
には,選択された患者に施すべき看護介入項目が縦方向
に並べられて表示される。看護介入項目スケジュール欄
W3aの上部には,月日および曜日が横方向に表示され
ている。さらに,各看護介入項目と,その項目を実施す
べき日の交点(対応する部分)が強調されて(たとえ
ば,ピンク色)で表示されている。強調されて表示され
ている部分を,以下「スケジュール・バー」と呼ぶ。看
護介入項目スケジュール欄W3aにおいて,医学処置の
実施予定日(手術予定日等)を表す領域(縦方向),ま
たは看護業務支援システムの利用日(ユーザが操作して
いる日)を表す領域も,強調して表示させるようにして
もよい。
【0051】看護介入項目スケジュール欄W3aは,上
述の患者別看護データに基づいて表示される。すなわ
ち,入院患者一覧ウインドウW2(図7)中の患者氏名
の部分がクリック(選択)され,その後介入項目ボタン
がクリックされると,看護業務支援プログラムはデータ
保存/読出コンピュータ2のハードディスク4Bから,
選択された患者についての患者別看護データを読出す。
読出された患者別看護データはネットワーク1を通じて
操作端末3のメモリに一時的に記憶される。このメモリ
に一時的に記憶された患者別看護データに基づいて,看
護介入項目スケジュール欄W3a(スケジュール・バ
ー)が作成される。
【0052】上述したように,患者別看護データには,
医師が指示した医学処置についての看護介入項目と,基
準日からの日数(各項目の始期(from)および終期
(to))が記述されている。看護介入項目スケジュー
ル欄W3aに表示されるスケジュール・バーは,この患
者別看護データの基準日からの日数のデータに基づいて
いる。
【0053】看護介入項目スケジュール欄W3aの左側
の看護介入項目のいずれかが選択(クリック)される
と,選択された看護項目に関する詳細情報ウインドウW
4が,看護介入ウインドウW3に代えて,または看護介
入ウインドウW3に重ね合わされて表示画面上に表示さ
れる。図9は,詳細情報ウインドウW4の一例を示して
いる。
【0054】詳細情報ウインドウW4は,選択された看
護介入項目についての実施予定日(予定日の範囲)の表
示欄,曜日の指定欄,時間の指定欄,問題点との関連付
けを表示する欄を含んでいる。時間の指定欄に表示され
る時間(時刻)は,上述の看護マスタ・データにあらか
じめ記憶される(図示略)。
【0055】詳細情報ウインドウW4の上部に,問題点
入力ボタンが表示されている。この問題点入力ボタンが
クリックされると,図10に示す問題点入力ウインドウW
5が表示される。
【0056】問題点入力ウインドウW5は,選択された
看護介入項目についての問題点を入力するため,および
選択された看護介入項目についての一般的な問題点を表
示するためのウインドウである。データ保存/読出コン
ピュータ2のハードディスク4Aまたは4Bには,看護
介入項目ごとに一般的な問題点を表すデータが記憶され
ている(図示略)。問題点入力ウインドウW5にデフォ
ルトで表示される問題点は,データ保存/読出コンピュ
ータ2のハードディスク4Aまたは4Bにあらかじめ記
憶されている(図示略)。
【0057】実際の看護(医療)の現場では,患者ごと
に一般的な問題点とは異なる問題点が発生することがあ
る。この場合に,問題点入力ウインドウW5が用いられ
て,その患者に特有の問題点が入力される。問題点入力
ウインドウW5の上部右側に設けられている「登録」ボ
タンがクリックされると,利用ユーザ(看護婦等)が入
力したその患者についての特有の問題点が,データ保存
/読出コンピュータ2のハードディスク4Aまたは4B
に記憶される。
【0058】上述したように,看護介入項目スケジュー
ル欄W3a中のスケジュール・バーは,患者別看護デー
タに基づいている。マウスおよび表示画面を用いてこの
スケジュール・バーの範囲(日数,始期および終期)を
変更する,すなわち,患者別看護データを変更すること
ができる。
【0059】図11〜図13は,図8に示す看護介入ウイン
ドウW3中の看護介入項目スケジュール欄W3aを拡大
して示している。
【0060】上述したように,データ保存/読出コンピ
ュータ2のハードディスク4Bには,看護クリニカルパ
ス(医学処置項目ごとの看護婦等が実施すべき看護介入
項目およびその順序(工程)を表すデータ)(看護マス
タ・データ)(図4参照)が記憶されている。基準日
(医学処置の実施予定日)が定められると,具体的な年
月日が用いられて,看護クリニカルパスから患者別看護
データが作成される(図5参照)。初期状態では,看護
介入項目スケジュール欄W3aには,作成された患者別
看護データに基づいて(すなわち,看護クリニカルパス
の通りのスケジュールで),看護介入項目および各項目
についてのスケジュール・バーが表示される(図11)。
【0061】看護クリニカルパスは,一般的な看護介入
項目およびその順序を定めたものであるので,すべての
患者について,看護クリニカルパスの通りに看護介入を
行うことが妥当ではない場合がある。この場合に,医師
の指示または看護婦の判断により,患者に適した看護介
入のスケジュールを作成する。すなわち,あらかじめデ
ータ保存/読出コンピュータ2に用意された看護クリニ
カルパスを変更することになる。
【0062】看護クリニカルパス(初期状態の看護介入
項目スケジュール)は,マウスおよび表示画面(看護介
入項目スケジュール欄W3a)を用いて,次のように変
更することができる。
【0063】(1) 看護介入項目の削除(または看護介入
項目の選択) 看護介入項目スケジュール欄W3aの看護介入項目名
(またはスケジュール・バー)の部分をマウスを用いて
クリックすることによって選択し,選択した項目を削除
する(削除のための操作を行う)。または必要とされる
看護介入項目のみを選択し,選択した項目を保存する
(保存するための操作を行う)。たとえば,図11に示す
初期状態の看護介入項目スケジュールにおいて,「下剤
(指示により)」の看護介入項目を削除する(または
「下剤(指示により)」の項目以外の項目を保存す
る)。すると,図12に示すように,看護介入項目スケジ
ュール欄W3aから「下剤(指示により)」の看護介入
項目およびスケジュール・バーが消える。
【0064】(2) スケジュール期間の短縮または延長 スケジュール期間を短縮または延長すべき看護介入項目
について,表示画面上に表示されているスケジュール・
バーの右端付近をマウスを用いてクリックし,クリック
したままマウスを左側または右側に移動させる。マウス
を左側に移動させるとスケジュール期間が短縮され(ス
ケジュール・バーの長さが短くなる),右側に移動させ
るとスケジュール期間が延長される(スケジュール・バ
ーの長さが長くなる)。たとえば,図11に示す初期状態
の看護介入項目スケジュールにおいて,「ベッド上体位
変換可」の看護介入項目についてのスケジュール・バー
の右端をクリックし,右側に移動させる。すると,図12
に示すように,「ベッド上体位変換可」の看護介入項目
についてのスケジュール・バーの長さが長くなる。図11
および図12に示す例は,「ベッド上体位変換可」の看護
介入項目について,2月14日のみに実施するスケジュ
ールが,2月14日から2月19日まで毎日実施するス
ケジュールとなったことを意味する。
【0065】(3) スケジュールの変更 スケジュールを変更(看護介入を行うべき日の変更)す
べき看護介入項目について,表示画面上に表示されてい
るスケジュール・バーの中央付近をマウスを用いてクリ
ックし,クリックしたままマウスを左側または右側に移
動させる。マウスを左側に移動させるとスケジュール・
バーが左に(すなわち,早い日に),マウスを右側に移
動させるとスケジュール・バーが右に(すなわち,遅い
日に)移動する。たとえば,図11に示す初期状態の看護
介入項目スケジュールにおいて,「消毒指導」の看護介
入項目についてのスケジュール・バーの中央をクリック
し,右側に移動させる。すると,図12に示すように,
「消毒指導」の看護介入項目についてのスケジュール・
バーが右に移動する。図11および図12に示す例では,2
月22日の「消毒指導」の実施予定が,2月23日に変
更されたことを意味する。
【0066】上述した親項目および子項目の関係を持つ
看護介入項目については,親項目のスケジュールを変更
すると,子項目のスケジュールも親項目のスケジュール
の変更にしたがって変更される。たとえば,図11に示す
初期状態の看護介入項目スケジュールにおいて,「肺検
査」の看護介入項目についてのスケジュールを1日遅ら
せる。「肺検査」は,「胸ドレーン排液量チェック」,
「ドレーン管理」および「術後疼痛管理」の3つの子項
目を持つ。「肺検査」の看護介入項目についてのスケジ
ュールを1日変更する(遅らせる)ことによって,「胸
ドレーン排液量チェック」,「ドレーン管理」および
「術後疼痛管理」のスケジュールも1日遅れる(図11お
よび図12参照)。なお,子項目のスケジュールを変更し
た場合は,親項目のスケジュールがそれにしたがって変
更されることはない。
【0067】さらに,基準日(医学処置の実施予定日)
が変更されると,すべての看護介入項目のスケジュール
が変更される。図13は,図12に示す状態から,基準日
(医学処置の実施予定日)を遅らせた(2月14日の基
準日を2月16日に変更)ときの様子を示している。基
準日の変更にしたがって,すべての看護介入項目につい
てのスケジュール・バーが移動する。
【0068】マウスおよび表示画面を用いた看護クリニ
カルパス(初期状態の看護介入項目スケジュール)の変
更は,患者別看護データに反映される。すなわち,上述
の看護介入項目の削除(または看護介入項目の選択),
スケジュール期間の短縮または延長,スケジュールの変
更の操作が行われると,操作端末3のメモリに一時的に
記憶されている患者別看護データの「基準日からの日
数」(fromおよびto)の内容が書き換えられる。
看護介入ウインドウW3(図8)の右側の「登録」ボタ
ンがクリックされると,看護介入項目スケジュール欄W
3aに表示されている状態の基準日からの日数(fro
mおよびto)の内容を持つ変更された患者別看護デー
タが,操作端末3からデータ保存/読出コンピュータ2
に送信され,ハードディスク4Bに記憶(上書き)され
る。
【0069】上述した実施例では,看護介入ウインドウ
W3においてスケジュール・バーは一色(図においては
ハッチングで示している)で表示されているが,看護介
入を終えた項目のスケジュール(実施済み)と,これか
ら行われる項目のスケジュール(未実施)とを色分けし
て表示するようにしてもよい。この場合には,看護介入
を終えた旨が,看護婦等によって看護業務支援システム
の入力装置から入力される。
【0070】また,上述した実施例では,データ保存/
読出コンピュータ2と操作端末3とがネットワーク1に
よって接続され,データ保存/読出コンピュータ2に診
療計画データならびに患者マスタ・データおよび患者別
看護データが保持され,操作端末3に看護業務支援プロ
グラムが保持されているが,看護業務支援プログラム
を,データ保存/読出コンピュータ2に保持させてもよ
い。この場合には,上述した看護介入ウインドウW3等
を表すためのデータはデータ保存/読出コンピュータ2
において作成される。操作端末3のハードディスク5に
は,データ保存/読出コンピュータ2において作成され
るウインドウ・データの表示のためのプログラム(たと
えば,ブラウザ等)を記憶させておけばよい。
【0071】第2実施例(医療業務支援システム) 図14は,上述の第1実施例の看護業務支援システムを含
む医療業務支援システムの電気的構成を示すブロック図
である。第1実施例の看護業務支援システムに含まれる
ものと同一のものには同一の符号を付す。
【0072】医療業務支援システムはネットワーク1を
含み,ネットワーク1に,操作端末3,操作端末6,操
作端末8およびデータ保存/読出コンピュータ2が接続
されている。以下の説明では,操作端末3を「看護師用
操作端末3」と,操作端末6を「検査科用操作端末6」
と,操作端末8を「医師用操作端末8」と,それぞれ呼
ぶことにする。検査科用操作端末6および医師用操作端
末8は,看護師用操作端末3と同様に,CPU,ハード
ディスク,メモリ,入力装置,表示装置,通信装置等を
含むコンピュータ・システム(パーソナル・コンピュー
タ等)である。
【0073】検査科用操作端末6のハードディスク7に
は検査科業務支援プログラムが記憶されている(詳細は
後述する)。医師用操作端末8のハードディスク9には
計画確定データが記憶される(詳細は後述する)。デー
タ保存/読出コンピュータ2には,診療計画データが記
憶されたハードディスク4Aと,看護マスタ・データ
(看護クリニカルパス)および患者別看護データが記憶
されたハードディスク4Bと,検査マスタ・データ(検
査クリニカルパス)および患者別検査データが記憶され
たハードディスク4Cとが接続されている。
【0074】図15および図16は,検査マスタ・データ
(検査クリニカルパス)の一例を示すもので,図15は看
護介入項目「胸ドレーン管理」に関する検査科における
対処項目を,図16は介護介入項目「胸ドレーン管理」に
ついての検査科における各対処項目の順序(工程)を表
すデータをそれぞれ示している。
【0075】図15および図16に示す検査マスタ・データ
(検査クリニカルパス)は,第1実施例に示した医師に
よって決定される処置名「肺切除手術」に付随する看護
介入項目の「胸ドレーン管理」(図3参照)にさらに付
随するものである。
【0076】図15に示すように,看護介入項目「胸ドレ
ーン管理」についての検査対処項目には,「排液採取容
器の滅菌」,「排液採取容器の払出」,「細菌培養検
査」および「報告」がある。
【0077】図16に示すように,看護介入項目「胸ドレ
ーン管理」についての各検査対処項目のそれぞれについ
て,「親項目の基準日からの日数(from)」と,
「親項目の基準日からの日数(to)」とが格納されて
いる。「親項目の基準日からの日数(from)」は,
検査対処(検査に必要とされる仕事)の始期を示し,看
護介入項目「胸ドレーン管理」の実施予定日の最終日
(患者別看護データに記述される)から数えて何日目に
検査対処を始めるかを意味する。「親項目の基準日から
の日数(to)」は,検査対処の終期を示す。
【0078】図17は,親項目の基準日(介護介入項目
「胸ドレーン管理」の実施予定日の最終日)が定められ
た後の各検査対処項目の順序(工程)を表すデータであ
る。患者別看護データ(図5)と,検査マスタ・データ
(検査クリニカルパス)とに基づいて,図17に示すよう
なデータが操作端末6のハードディスク7に記憶されて
いる検査科業務支援プログラムによって作成される。す
なわち,検査科業務支援プログラムは,データ保存/読
出しコンピュータ2を制御して,医学処置の実施予定日
が定められることによって作成される患者別看護データ
(図5)をハードディスク4Bから読出させ,かつ検査
マスタ・データ(検査クリニカルパス)をハードディス
ク4Cから読出させ,患者別看護データと検査マスタ・
データとに基づいて,具体的な年月日を用いた患者別検
査データ(図17)を作成する。作成された患者別検査デ
ータはハードディスク4Cに記憶される。
【0079】図18は,検査科業務支援プログラムに基づ
いて表示画面上に表示される検査対処項目スケジュール
欄W6を示すものである。
【0080】検査対処項目スケジュール欄W6には,デ
ータ保存/読出コンピュータ2によってハードディスク
4Cから読出された患者別検査データ(図17参照)に基
づいて,左側には対処項目が縦方向に並べられて表示さ
れ,上部には月日および曜日が横方向に表示される。各
対処項目と,その項目を実施すべき日の交点(対応する
部分)が強調されて(たとえば,ピンク色)で表示され
る。
【0081】上述したように,検査処置項目「排液採取
容器の滅菌」,「排液採取容器の払出」,「細菌培養検
査」および「報告」は,看護介入項目「胸ドレーン管
理」に付随してデータが構築されている。このため,看
護介入項目「胸ドレーン管理」のスケジュールが変更さ
れると,それに伴って「排液採取容器の滅菌」,「排液
採取容器の払出」,「細菌培養検査」および「報告」の
スケジュールも変更されることになる。すなわち,ハー
ドディスク4Cに記憶されている患者別検査データが書
替えられることになる。データ保存/読出コンピュータ
2が,患者別看護データが書換られた(スケジュールが
変更された)ことに応じて患者別検査データを書き替え
る処理を行う。検査科の職員がデータ更新の旨を検査科
用操作端末6に入力することにより,または検査科業務
支援プログラムが定期的に患者別検査データをチェック
することにより,変更されたスケジュールが反映された
検査対処項目スケジュール欄W6が検査科用操作端末6
の表示画面上に表示される。
【0082】上述の例において,看護介入項目「胸ドレ
ーン管理」は,看護マスタ・データ(看護クリニカルパ
ス)において「肺検査」に付随する項目であるから(図
3参照),「肺検査」のスケジュールが変更された場合
にも,検査処置項目「排液採取容器の滅菌」,「排液採
取容器の払出」,「細菌培養検査」および「報告」のス
ケジュールは変更されることになるのはいうまでもな
い。看護介入項目のスケジュールは医学処置の実施予定
日に付随するものであるから,医師等によって医学処置
(肺切除手術)の実施予定日が変更された場合にも,看
護介入項目に付随する検査対処項目のスケジュールが変
更されることになる。
【0083】また上述の例では,医学処置項目に看護介
入項目が付随し,看護介入項目にさらに検査対処項目が
付随しているが,医学処置項目に検査対処項目が付随
し,検査対処項目にさらに看護介入項目を付随させるよ
うにしてもよい。医学処置項目に,看護介入項目と検査
対処項目とを付随させ,看護介入項目と検査対処項目と
の付随関係はないものとしてもよい。もちろん,医学処
置項目,看護介入項目および検査対処項目に加えて,食
事対処項目,薬剤処方項目,放射線対処項目,読影対処
項目,医事対処項目等を,いずれかの項目(たとえば,
医学処置項目)に付随させてデータを作成してもよい。
いずれにしても,付随している項目は,親項目(付随元
の項目)のスケジュールが変更されると,それにともな
って変更される。
【0084】医師用操作端末8の表示装置の表示画面に
は,患者別看護データに基づく看護介入項目スケジュー
ル欄W3a,患者別検査データに基づく検査対処項目ス
ケジュール欄W6のいずれもが表示される(別ウインド
ウで表示させても,一つのウインドウにまとめて表示さ
せるようにしてもよい)。医師は,スケジュール欄W3
a,W6を確認し,そのスケジュールに沿って看護介
入,検査対処等を患者に対して行ってもよい旨(計画確
定)を,医師用操作端末8の入力装置から入力する。入
力された計画確定データは,医師用操作端末8のハード
ディスク9(別のコンピュータのハードディスクであっ
てもよい)に記憶される。看護師が操作する看護師用操
作端末3および検査科職員が操作する検査科用操作端末
6は,定期的にハードディスク9をアクセスし,計画確
定データが記憶されているかどうかを確認する(入力装
置からの入力操作によってアクセスするようにしてもよ
い)。計画確定データが記憶されている場合には,看護
師用操作端末3および検査科用操作端末6の表示画面上
のスケジュール・バーの色が変化する。スケジュールが
確定したことを看護師,検査科職員等は認識することが
できる。医師による計画確定データの入力は,看護介入
スケジュールまたは検査対処スケジュールのそれぞれに
ついて,別個に行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】看護業務支援システムの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】診療計画データの一例を示す。
【図3】肺切除手術についての看護介入項目の一例を示
す。
【図4】肺切除手術についての看護介入項目の順序(工
程)を表すデータを示す。
【図5】基準日が決定された肺切除手術についての看護
介入項目の順序(工程)を表すデータを示す。
【図6】初期ウインドウの一例を示す。
【図7】入院患者一覧ウインドウの一例を示す。
【図8】看護介入ウインドウの一例を示す。
【図9】詳細情報ウインドウの一例を示す。
【図10】問題点入力ウインドウの一例を示す。
【図11】看護介入ウインドウ中の看護介入項目スケジ
ュール欄を示す。
【図12】スケジュールの変更が行われた後の看護介入
項目スケジュール欄を示す。
【図13】さらにスケジュールの変更が行われた後の看
護介入項目スケジュール欄を示す。
【図14】医療業務支援システムの全体的構成を示すブ
ロック図である。
【図15】胸ドレーン管理についての検査対処項目の一
例を示す。
【図16】胸ドレーン管理についての検査対処項目の順
序(工程)を表すデータを示す。
【図17】実施日が決定した胸ドレーン管理についての
検査対処項目の順序(工程)を表すデータを示す。
【図18】検査対処項目スケジュール欄を示す。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 データ保存/読出コンピュータ 3,6,8 操作端末 4A,4B,4C,5,7 ハードディスク W3 看護介入ウインドウ W3a 看護介入項目スケジュール欄 W6 検査対処項目スケジュール欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 寿彦 青森県弘前市藤代3−11−2 ハイツ藤代 201 (72)発明者 山崎 博志 埼玉県川口市西川口1−9−8 スカイコ ート西川口第五−304号 Fターム(参考) 4C341 LL30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医師の指示にもとづく患者に対して実施
    すべき医学処置を表すデータおよび上記医学処置の実施
    予定日を表すデータを記憶する第1の記憶手段,医学処
    置ごとに,医学処置に付随して実施すべき一または複数
    の実施項目を表すデータおよび上記医学処置の実施予定
    日を基準日とした実施項目ごとの実施スケジュールを表
    すデータを含むマスタ・データを記憶する第2の記憶手
    段,ならびに上記第1の記憶手段に記憶された医学処置
    を表すデータおよび実施予定日データと,上記第2の記
    憶手段に記憶されたマスタ・データとに基づいて,実施
    項目に関する行領域と,日付に関する列領域とが交差す
    る部分の色を変化させることにより,実施項目のそれぞ
    れについての実施すべきスケジュールを表示画面上に表
    示する第1の表示制御手段,を備えた医療業務支援装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の記憶手段は,医学処置を受け
    るべき患者のそれぞれを識別するデータを記憶する,請
    求項1に記載の医療業務支援装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の記憶手段に記憶された医学処
    置を表すデータおよび実施予定日データと,第2の記憶
    手段に記憶されたマスタ・データとに基づいて,実施項
    目スケジュール・データを作成する手段,ならびに作成
    された実施項目スケジュール・データを記憶する第3の
    記憶手段をさらに備え,上記第1の表示制御手段は,第
    3の記憶手段に記憶された実施項目スケジュール・デー
    タに基づいて,スケジュールを表示画面上に表示する,
    請求項2に記載の医療業務支援装置。
  4. 【請求項4】 上記実施項目スケジュール・データに基
    づいて上記第1の表示制御手段によって表示画面上に表
    示される実施項目を実施すべきスケジュールの変更の入
    力を受付けるスケジュール変更入力手段,上記スケジュ
    ール変更入力手段によって変更された後のスケジュール
    を,実施項目に関する行領域と,日付に関する列領域と
    が交差する部分の色を変化させることにより表示画面上
    に表示する第2の表示制御手段,および上記実施項目ス
    ケジュール・データを,上記スケジュール変更入力手段
    によって変更された後のスケジュール・データに更新す
    る実施項目スケジュール・データ更新手段を備えた,請
    求項3に記載の医療業務支援装置。
  5. 【請求項5】 上記マスタ・データ中の実施項目ごとの
    実施スケジュールを表すデータは,親項目についての実
    施スケジュールと親項目に付随する子項目についての実
    施スケジュールを含み,上記第2の表示制御手段は,上
    記スケジュール変更入力手段によって親項目についての
    実施スケジュールの変更が入力された場合には,子項目
    についての実施スケジュールも変更して表示し,上記実
    施項目スケジュール・データ更新手段は,上記スケジュ
    ール変更入力手段によって親項目についての実施スケジ
    ュールの変更が入力された場合には,子項目についての
    実施スケジュール・データも更新する,請求項4に記載
    の医療業務支援装置。
  6. 【請求項6】 第1のコンピュータと一または複数の部
    門別コンピュータとがネットワークを介して相互に接続
    されて構成される医療業務支援システムであり,上記第
    1のコンピュータは,医師の指示にもとづく患者に対し
    て実施すべき医学処置を表すデータおよび上記医学処置
    の実施予定日を表すデータを記憶する第1の記憶手段,
    ならびに医学処置ごとに,医学処置に付随して実施すべ
    き一または複数の実施項目を表すデータおよび医学処置
    の実施予定日を基準日とした実施項目ごとの実施スケジ
    ュールを表すデータを含むマスタ・データを,部門別コ
    ンピュータに対応して記憶する第2の記憶手段を備え,
    上記部門別コンピュータは,上記第1の記憶手段に記憶
    された医学処置を表すデータおよび実施予定日データ
    と,上記第2の記憶手段に記憶された部門別コンピュー
    タに対応するマスタ・データとに基づいて,実施項目に
    関する行領域と,日付に関する列領域とが交差する部分
    の色を変化させることにより,実施項目のそれぞれにつ
    いての実施項目を実施すべきスケジュールを表示画面上
    に表示する表示制御手段を備えている,医療業務支援シ
    ステム。
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