JP5409260B2 - 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法 - Google Patents

計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5409260B2
JP5409260B2 JP2009247028A JP2009247028A JP5409260B2 JP 5409260 B2 JP5409260 B2 JP 5409260B2 JP 2009247028 A JP2009247028 A JP 2009247028A JP 2009247028 A JP2009247028 A JP 2009247028A JP 5409260 B2 JP5409260 B2 JP 5409260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
date
processing
processing unit
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009247028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011095857A (ja
Inventor
悦功 飯塚
聡子 水流
正信 万永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Communication Systems Co Ltd
Original Assignee
Kyocera Communication Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Communication Systems Co Ltd filed Critical Kyocera Communication Systems Co Ltd
Priority to JP2009247028A priority Critical patent/JP5409260B2/ja
Publication of JP2011095857A publication Critical patent/JP2011095857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5409260B2 publication Critical patent/JP5409260B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、所定の処理を実施するための計画を編集する計画編集支援プログラム等に関し、特に診療計画を実施するための診療計画を編集する計画編集支援プログラム等に関する。
従来、中規模以上の病院では病院内電子カルテシステムが導入されており、診療計画は一日単位の、いわゆる日めくり形式でディスプレイ等に表示されていた(例えば、非特許文献1ないし3参照)。一日毎の診療計画には、手術または特別の検査のように決定したらその日程を動かせないもの、手術後のハイリスク期用のように手術後すぐに開始しなければならないもの、翌日から開始しても構わない時間的に余裕のあるもの等のように、患者の状態に応じて種々の計画がある。従来は、医師等が経験に基づき上記種々の計画をいつ実施するか判断し、一日毎の診療計画を作成していた。
"電子カルテシステム「HIHOPS−HR」機能"、[online]、株式会社日立製作所、[2009年9月8日掲載]、インターネット、 <URL:http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/iryou/hr/function.html#f2> "入院診療計画作成管理ソフト"、[online]、株式会社情報エージェント研究所、[2009年9月16日掲載]、インターネット、 <URL:http://www.agentlab.jp/product/admplan> "フリーウェア"、[online]、[2009年9月8日掲載]、インターネット、 <URL:http://www2u.biglobe.ne.jp/~Ophthal/clinicalpathway/image/medpathcreate.html>
しかし、上述のように一日毎の診療計画には患者の状態に応じた種々の計画があるため、医師等は取り合えず4−5日分の診療計画を立てておき、しばらくしてから、その後の診療計画を立てるという方法を採らざるを得なかった。このため、医師等が前後の日の診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることは困難であるという問題があった。さらに、ある病気(主病)に対する診療計画を実施中に、合併症(併発症)が引き起こされた場合、医師等は急遽合併症に対する診療計画を立てる必要があった。この合併症についても患者の状態に応じた種々の計画があるため、医師等が合併症自体の診療計画のバランス、および主病と合併症との診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることは困難であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、例えば診療計画について、医師等が前後の日の診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる計画編集支援プログラム等を提供することにある。
本発明の第2の目的は、例えば合併症のように、主病に対する診療計画を実施中に引き起こされた病気に対しても、医師等が合併症自体の診療計画のバランス、および主病と合併症との診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる計画編集支援プログラム等を提供することにある。
この発明の計画編集支援プログラムは、所定の処理を実施するための計画を編集する計画編集支援プログラムであって、該所定の処理と、該所定の処理の種別を示す識別子とを対応させて記録した処理手順記録部を用いるものであり、該所定の処理は処理単位が連なった処理手順であり、処理単位は開始日、終了日及び端数可能な実施日数を有するものであり、前記処理手順記録部は、複数の個別的な前記計画に対して共通に適用可能な情報であり、当該複数の個別的な計画を構成する前記処理単位を特定するための情報であって、当該処理単位の前記開始日、前記終了日及び前記実施日数を含む処理単位情報と、複数の前記処理単位情報に対して共通に適用可能な情報であって、当該処理単位情報によって特定される処理単位が実施される標準日数を含む基本情報と、を記録するものであり、コンピュータを、指定された前記識別子に対応する処理手順を前記処理手順記録部から読み込む処理手順読込手段であって、前記基本情報に基づいて特定される前記処理単位情報によって構成される処理手順を読み込む処理手順読込手段、前記処理手順読込手段により読み込まれた処理手順の各処理単位を、コンピュータの表示部上に表示された日付に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する処理手順表示手段、前記処理手順表示手段により所定の形状で表示された処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集する編集手段として機能させるための計画編集支援プログラムである。これにより、所定の形状という直感的に把握しやすい表示と指示装置による操作で、他の処理単位との関連を見ながら簡易に処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集できるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、所定の処理とは別に発生した処理が指定された場合、前記処理手順読込手段は、指定された前記別に発生した処理を示す識別子に対応する別の処理手順を前記処理手順記録部から読み込み、前記処理手順表示手段は、前記処理手順読込手段により読み込まれた別の処理手順の別の処理単位を、コンピュータの表示部上に従前に表示された処理手順又は別の処理手順と並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示し、前記編集手段は、前記処理手順表示手段により所定の形状で表示された別の処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該別の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了位置を前記表示部上で変化させて表示されるため、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を手作業で改めて編集する必要がなく、簡易に全体の計画の調整を行えるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記処理単位は指定可能な属性をさらに有し、前記表示部上で各処理単位の属性を指定又は削除させる属性設定手段をさらに備えることができる。属性として以下、段落番号〔0010〕〜〔0012〕に挙げるものをはじめとした種々の要素を設定することにより、処理単位の編集が簡易化・省力化される効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位の実施日数を固定する期間固定性を含み、処理単位の期間固定性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、前記編集手段は、処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させる際、あるいは他の処理単位の変化による影響で該処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を変化させる際、該処理単位の実施期間を変化させずに表示することにより、該処理単位の開始日時及び終了日時を編集することができる。これにより、実施の所要期間を短縮または延長できないような処理単位の編集において、開始日時と終了日時の一方を操作すれば、他方も自動的に編集でき、編集作業が省力化できるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位が直前の他の処理単位に付随する付随性を含み、処理単位の付随性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、前記編集手段は、直前の処理単位の終了の時刻を表す表示位置を変化させて表示する際、該処理単位を直前の処理単位の終了の時刻を表す表示位置に繋げて表示することにより、該処理単位の開始日時、終了日時及び実施期間を編集することができる。これにより、直前の処理単位が終了次第開始しなければならない処理単位については、直前の処理単位が編集されると自動的に開始日時が変更されるため、編集作業が省力化できるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位の開始日時を変更させない基準性を含み、処理単位の基準性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、前記編集手段は、処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させる際、あるいは他の処理単位の変化による影響で該処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を変化させる際、該処理単位の開始日時を変化させずに表示することにより、該処理単位の終了日及び実施日数を編集することができる。これにより、処理単位について作業者や使用する設備のスケジュールの都合などで、当該処理単位の開始日時を変更できない場合の編集の制限をかけることができ、編集作業が簡易化・省力化できるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、所定の処理の種別を示す識別子と、相対的開始日、相対的終了日及び端数可能な実施日数を有する該所定の処理の一部に対応する処理単位が連なった処理手順とを対応させて記録した相対的処理手順記録部をさらに備え、指定された前記識別子に対応する処理手順を前記相対的処理手順記録部から読み込む相対的処理手順読込手段と、前記相対的処理手順読込手段により読み込まれた処理手順の各処理単位を、前記表示部上に表示された相対的日付に対し、相対的開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から相対的終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する相対的処理手順表示手段と、前記相対的処理手順表示手段により表示された処理単位の中で、前記属性設定手段により基点となる処理単位に対して設定された処理単位の開始日に基づき、前記相対的処理手順表示手段により前記表示部上に表示された各処理単位の開始日及び終了日を求め、前記所定の処理の種別を示す識別子と、該開始日、該終了日及び前記実施日数を有する各処理単位が連なった処理手順とを対応させて前記処理手順記録部に記録する処理手順記録作成手段とをさらに備えることができる。これにより、複数の処理単位が接続されている処理手順で、頻繁に同様の計画を立てるような作業については、構成要素となる処理単位の所要期間(端数可能な実施日数)の情報を含む処理手順記録の言わば雛型を保持することとなり、同様の計画を立てる際に再利用に供することで、計画立案作業の簡易化を図ることができるという効果がある。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記相対的処理手順表示手段により所定の形状で表示された処理単位の相対的開始及び/又は相対的終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については相対的開始及び/又は相対的終了位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集する相対的編集手段をさらに備えることができる。これにより、前記処理手順記録の雛型を編集することになり、再利用できる情報の変更の簡易化や多様化を図るという効果が得られる。
ここで、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記処理手順は診療パスであり、前記処理単位は患者の状態に応じて適用される診療業務であり、前記実施日数は該診療業務が行なわれる日数であり、前記別の処理は合併症とすることができる。
また、この発明の計画編集支援プログラムにおいて、前記基本情報は、前記処理単位を構成する複数の処置を特定するための情報とすることができる。
この発明の記録媒体は、本発明のいずれかに記載の計画編集支援プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
この発明の計画編集支援方法は、所定の処理を実施するための計画を編集する計画編集支援方法であって、該所定の処理と、該所定の処理の種別を示す識別子とを対応させて記録した処理手順記録部を用いるものであり、該所定の処理は処理単位が連なった処理手順であり、処理単位は開始日、終了日及び端数可能な実施日数を有するものであり、前記処理手順記録部は、複数の個別的な前記計画に対して共通に適用可能な情報であり、当該複数の個別的な計画を構成する前記処理単位を特定するための情報であって、当該処理単位の前記開始日、前記終了日及び前記実施日数を含む処理単位情報と、複数の前記処理単位情報に対して共通に適用可能な情報であって、当該処理単位情報によって特定される処理単位が実施される標準日数を含む基本情報と、を記録するものであり、コンピュータが、指定された前記識別子に対応する処理手順を前記処理手順記録部から読み込む処理手順読込ステップであって、前記基本情報に基づいて特定される前記処理単位情報によって構成される処理手順を読み込む処理手順読込ステップと、前記処理手順読込ステップで読み込まれた処理手順の各処理単位を、コンピュータの表示部上に表示された日付に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する処理手順表示ステップと、前記処理手順表示ステップで所定の形状で表示された処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集する編集ステップとを実行することを特徴とする。
ここで、この発明の計画編集支援方法において、所定の処理とは別に発生した処理が指定された場合、前記処理手順読込ステップでは、指定された前記別に発生した処理を示す識別子に対応する別の処理手順を前記処理手順記録部から読み込み、前記処理手順表示ステップでは、前記処理手順読込ステップで読み込まれた別の処理手順の別の処理単位を、コンピュータの表示部上に従前に表示された処理手順又は別の処理手順と並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示し、前記編集ステップでは、前記処理手順表示ステップで所定の形状で表示された別の処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該別の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。
以上、「課題を解決するための手段」で述べた内容を、病院での診療計画に適用した場合の効果をここで挙げておく。診療計画では、処理手順がある病気を治療する一連の(選択可能な分岐を含む)診療手順であり、「診療パス」と呼ばれる。また処理単位は診療手順を構成する個々の診療業務であり、以下では「ブロック」と呼ぶ。ブロックは他のブロックとの前後関係の情報を保持している。またブロックに診療の開始日、終了日の情報が付加されたものを「ユニット」と呼ぶこととする。処理手順読込手段は「診療パス情報読込部」、処理手順記録部は「診療パスDB」、処理手順表示手段は「診療パス表示部」と呼ばれる。本発明の計画編集支援プログラム等によれば、診療パス情報読込部は、コンピュータの入力操作部から医師等により入力(指定)された病名に対応する診療パスを診療パスDBから読み込む。診療パス表示部は、診療パス情報読込部によりブロック情報から読み込まれた各ブロックについて、実施日数、開始日および終了日の指定を受けることで、コンピュータの表示部上に表示された日付に対し、各ブロックを開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状(横軸に時間をとった矩形など)でユニットとして表示する。編集部は、診療パス表示部により所定の形状(例えば矩形)で表示されたユニット等の開始および/または終了位置を表示部上でマウス等の入力操作部(指示装置)の操作に基づき時間軸に沿って変化させて表示することにより、ユニット等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。あるユニット等の開始および/または終了位置の変化により影響を受ける他のユニット等については、開始および/または終了位置を表示部上で変化させて表示することにより、他のユニット等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。以上のように、表示部に診療パスを日付と並べて視覚的に表示した結果、医師等は現在患者が置かれている状態すなわち治療段階(ユニット)を瞬時に把握することができると共に、今後患者に対してどのような処置(ユニット)を施せばよいのかを瞬時に把握することができるという効果がある。加えて、各ユニットが診療パス全体の中で占める割合を瞬時に把握することができるという効果がある。この結果、医師等が前後の日の診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの診療計画全体を簡易且つ短時間に立案できるという効果がある。合併症が発生した場合、診療パス情報読込部は合併症に対応する処理手順を読み込み、診療パス表示部は、当該合併症に対応する処理手順を、コンピュータの表示部上に従前に表示された主病の診療パスと並列的に表示する。その際、主病と同様に合併症の診療パスの各ブロックも、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで、実施日数に応じた所定の形状でユニットとして表示する。その結果、合併症が発生した場合も医師等は合併症の診療計画のバランス、および主病と合併症との診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができるという効果がある。表示部に表示された合併症等の診療パスの編集も、上述した主病の診療パスと同様にマウス等の指示装置を以って簡易に行なうことができる。合併症等の診療パスの各ユニットに対しても主病の場合と同様に、各ユニットの属性を指定または削除することができる。ここで合併症とは、所定の処理手順とは別にある処理に付随して発生した、多くの場合は望ましくない突発事項であり、本願発明はそうした事態に面しても対策としての計画変更が容易に行えるという著しい効果がある。さらに、ユニットに属性を持たせることにより、ユニットをより患者の状態に対応させることができるという効果がある。期間固定性という属性であれば、次の診療業務までに一定期間の投薬を要する、といった例が挙げられる。付随性という属性であれば、手術終了後即座に開始しなければならない点滴、といった例が挙げられる。基準性という属性であれば、特定曜日に勤務する心臓外科医のスケジュールに合わせた手術、といった例が挙げられる。これらの属性の設定により、診療計画の立案が更に簡易化・省力化されるという効果がある。
本発明の実施例1における計画編集支援プログラムの実行環境を示す図である。 診療パスDB12に記録された診療パスの一例を示す図である。 診療パスDB12に記録された診療パスのデータ構造の一例を示す図である。 診療パスDB12に記録されたその他のデータのデータ構造の一例を示す図である。 診療パスにヴァージョンがある場合のデータ構造を示す図である。 診療パス表示部22により診療パスが表示装置2に表示された画面130を示す図である。 属性設定部24が起動された場合の画面140等を示す図である。 診療パス表示部22により合併症の診療パスが表示装置2に表示された画面150を示す図である。 合併症が表示された場合における属性設定部24の起動画面160を示す図である。 本発明の計画編集支援プログラムおよび方法の処理の流れを示すフローチャートである。 合併症に対する本発明の計画編集支援プログラムおよび方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例2における計画編集支援プログラムの実行環境を示す図である。 相対的診療パス表示部26により相対的診療パスが表示装置2に表示された画面170を示す図である。 相対的パス表示部26が起動された際の画面210を示す図である。 相対的診療パス表示部26により相対的診療パスが表示装置2に表示された画面170を示す図である。 本発明の計画編集支援プログラムを実行するコンピュータ1の内部回路230を示すブロック図である。
本発明の計画編集支援プログラム等は、所定の処理を実施するための計画を編集するものであり、当該計画は所望の処理単位により構成された一連の処理手順を有するものである。計画の編集(作成、変更等)は、ディスプレイ等の表示装置上でマウス等の指示装置を用いて視覚的に実行することができる。所定の処理としては種々の処理を対象とすることが可能であるが、以下では、所定の処理として病院における診療を取り上げる。従って、処理単位は患者の状態に応じて適用される診療業務とし、処理手順は診療パスとする。以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における計画編集支援プログラムの実行環境を示す。図1で、符号1は本発明の計画編集支援プログラムを実行するコンピュータ、2はコンピュータ1に接続されたディスプレイ等の表示装置(表示部)、10はコンピュータ1に接続されたハードディスク等の記録装置である。記録装置10には本発明の計画編集支援プログラムおよび計画編集支援プログラムで用いる種々のデータが記録されている。符号12は記録装置10に記録された診療パスデータベース(診療パスDB。処理手順記録部)である。診療パスDB12には、診療の種別を示す病名(識別子)と、診療の一部に対応する各診療業務(ユニット。処理単位)の開始日、終了日および、1/3日、1.5日等のように端数可能な実施日数を有するユニットが連なった診療パス(処理手順)とが対応させて記録してある。
図2は、診療パスDB12に記録された診療パスの一例を示す。本発明の計画編集支援プログラムには図2に示されるような診療パス画面30を表示する機能も含まれる。図2において、符号31は本診療(パス)の対象となる病名を示す病名欄であり、「大腸がん」と表示されている。図2に示されるように、診療パスは各ユニットを示すブロックとブロックを結ぶ矢印とから構成されている。具体的には、大腸がんに対する診療パスは入院ブロックA0(32)、手術前ブロックA1(33)、結腸切除術A2(34)、術後ハイリスク期A3(35)、術後急性期A4(36)等の順に構成されている。図2で太い実線の矢印は選択された診療パスを示し、細い実線の矢印は選択可能な診療パスを示す。符号40および41は大腸がんの診療中に発生し得る合併症1等(ある病気が原因となって起こる別の病気と、手術併発症、検査併発症のような手術または検査の後、それらが原因となって発生し得る病気との二種類を含む。)を示すブロックである。合併症1等には、ユニット35等から点線が表示されている。実際に合併症が発生した場合、当該合併症のブロック40等クリックすることで発症をシステムに入力する。
図3は、診療パスDB12に記録された診療パスのデータ構造の一例を示す。図3に示されるように、診療パスはパス情報50、合併症パス情報60、ブロック情報70、属性管理情報80およびブロック基本情報90を有している。図3に示されるように、パス情報50は主病名に対する診療パスに関する情報を有しており、病名ID欄51、病名欄52、パスID欄53、パス名欄54、ユニット1欄55、ユニット2欄56、ユニット3欄57、ユニット4欄58等から構成されている。1つのレコード(行)は特定の患者の特定の病気に対応するパスを示している。例えば病名ID欄51がSN00101の場合、病名欄52は大腸癌、パスID欄53はPT001011、パス名欄54はA001、ユニット1欄55はUT0010A01、ユニット2欄56はUT0010B01、ユニット3欄57はUT0010C01、ユニット4欄58はUT0010G01等となっている。ユニット1等の欄は任意数設けることができる。図3に示されるように、ユニット1欄51等の内容「UT0010A01」等はユニット情報70におけるユニットIDまたは対応するユニットIDへのポインタとすることが好適である(以下同様)。
図3に示されるように、合併症パス情報60は主病名に対する合併症に関する情報を有しており、基本的な構造はパス情報50と同様である。合併症パス情報60は、病名ID欄61、病名欄62、パスID欄63、パス名欄64、挿入I/並行P欄65、ユニット1欄66、ユニット2欄67、ユニット3欄68等から構成されている。挿入I/並行P欄65は“I”または“P”の値を取る。すなわち、主病名(例えば病名欄52の大腸癌)の診療パスに対し、本合併症のパスが割り込む形になる場合はIとし、主病名の診療パスと並行して本合併症のパスが実施される場合はPとする。例えば病名ID欄61がCSN06084の場合、病名欄62は腎不全、パスID欄63はCPT0032、パス名欄64はJ002、挿入I/並行P欄65はI、ユニット1欄66はUT0003J01、ユニット2欄67はUT003J02、ユニット3欄68はUT0003J29等となっている。
図3に示されるように、パス情報50のユニット1欄55等および合併症パス情報60のユニット1欄66等はユニット情報70のユニット情報ID71を指している。ユニット情報70はユニットの種々の情報を有しており、ユニットID欄71、ブロック種類ID欄72、本ユニットが実施される目標日数を示す個別目標日数欄73、本ユニットが実施された実績日数を示す個別実績日数欄74、本ユニットを開始する開始日を示す開始日欄75、本ユニットを終了する終了日を示す終了日欄76、本ユニットの属性(後述)を示す属性1欄77、属性1に設定された値を示す属性値1欄78、合併症1欄79等から構成されている。1つのレコード(行)は特定の患者の特定の病気に対する治療の1ユニットの情報を示している。例えばユニットID欄71がUT0010A01の場合、ブロック種類ID欄72はBK0010、個別目標日数欄73は1/6日、個別実績日数欄74は1/6日、開始日欄75は2009/5/3(2009年5月3日)、終了日欄76は2009/5/3(2009年5月3日)、属性1欄77はAT004、属性値1欄78は当該属性に値が設定されたことを示す“1”、合併症1欄79は“0”(合併症無し)となっている。属性欄および合併症欄は任意数設けることができる。図3に示されるように、ブロック種類ID欄72の内容「BK0010」等はブロック基本情報90におけるブロック種類IDまたは対応するブロック種類IDへのポインタとすることが好適であり、属性1欄77の内容「AT004」等は属性管理情報80における属性ID81または対応する属性IDへのポインタとすることが好適であり、合併症1欄79の内容「CPT0032」等は合併症パス情報60におけるパスID63または対応するパスIDへのポインタとすることが好適である。
図3に示されるように、ブロック情報70の属性1欄77等は属性管理情報80を指している。属性管理情報80は属性の種類を有しており、属性ID欄81および属性名欄82から構成されている。属性には、図3に示されるように、属性ID欄81がAT004の場合、属性名欄82はユニット所要期間であり、属性ID欄81がAT005の場合、属性名欄82は連続移行であり、属性ID欄81がAT006の場合、属性名欄82は日付指定である。各属性に関しては後述する。
図3に示されるように、ユニット情報70のブロック種類ID欄72はブロック基本情報90を指している。ブロック基本情報90はブロックの種々の情報を有しており、ブロック種類ID欄91、ユニット名欄92、本ユニットが実施される標準日数を示す標準日数欄93、本ユニットが実施された平均日数を示す院内平均欄94、本ユニットで実施される処置1を示す処置1欄95、本ユニットで実施される処置2を示す処置2欄96、本ユニットで実施される処置3を示す処置3欄97等から構成されている。1つのレコード(行)は標準のパスを構成するユニットの内容についての情報を示している。例えばブロック種類ID欄91がBK0010の場合、ユニット名欄92はA01手術前、標準日数欄93は1/6日、院内平均欄94は1/6日、処置1欄95は説明、処置2欄96はバイタル測定、処置3欄97はアレルギーチェックとなっている。処置欄は任意数設けることができ、通常、階層化されている。
図4は、診療パスDB12に記録されたその他のデータのデータ構造の一例を示す。図4に示されるように、その他のデータとして患者受付情報100、スタッフマスタ情報110、患者情報120を有している。パス情報50は患者受付情報100の説明の都合上再掲したものであり、図3に示されるパス情報50と同様であるため、説明は省略する。図4に示されるように、患者受付情報100は患者に対する種々の情報を有しており、受付ID欄101、患者ID欄102、担当者ID欄103、診療科欄104、受付日欄105、患者に対して適用される診療パスを示すパスID欄106、病棟欄107、病室欄108等から構成されている。例えば受付ID欄101がA09081500542の場合、患者ID欄102はP090800242、担当者ID欄103はD00014、診療科欄104は第二内科、受付日欄105は2009/8/15(2009年8月15日)、パスID欄106はPT004020、病棟欄107はB、病室欄108は305となっている。図4に示されるように、患者ID欄102の内容「P090800242」等は患者情報120における患者IDまたは対応する患者IDへのポインタとすることが好適であり、担当者ID欄103の内容「D00014」等はスタッフマスタ情報110における担当者IDまたは対応する担当者IDへのポインタとすることが好適であり、パスID欄106の内容「PT004020」等はパス情報50におけるパスIDまたは対応するパスIDへのポインタとすることが好適である。
図4に示されるように、患者受付情報100の患者ID欄102は患者情報120を指している。患者情報120は患者に関する種々の情報を有しており、患者ID欄121、氏名欄122、性別欄123、年齢欄124、生年月日欄125、血液型欄126等から構成されている。例えば患者ID欄121がP090800242の場合、氏名欄122は夏目金之助、性別欄123はM(男性)、年齢欄124は84才、生年月日欄125は1925/1/3(1925年1月3日)、血液型欄126はA型となっている。その他、患者に関する禁忌、職業等の種々のデータを記録しておくことができる。
図4に示されるように、患者受付情報100の担当者ID欄103はスタッフマスタ情報110を指している。スタッフマスタ情報110はスタッフに関する種々の情報を有しており、担当者ID欄111、担当者氏名欄112、所属欄113、資格欄114等から構成されている。例えば担当者ID欄111がD00013の場合、担当者氏名欄112は石野達人、所属欄113は第一外科、資格欄114は医師となっている。その他、スタッフに関する種々のデータを記録しておくことができる。
図5は、診療パスにヴァージョンがある場合のデータ構造を示す。図5において、パス情報50’は図3に示されたパス情報50に対応し、合併症パス情報60’は図3に示された合併症パス情報60に対応し、ブロック情報70’は図3に示されたブロック情報70に対応し、ブロック基本情報90’は図3に示されたブロック基本情報90に対応する。このため、説明に必要な符号のみ示し、他の符号は省略する。図5に示されるように、パス情報50’のパス名欄54のパス名A002が等しくても、パス・ヴァージョン欄50vのヴァージョンが異なる場合(Ver.1.00とVer.1.10)がある。この場合、ユニット3欄57のユニット3がUT0010C02とUT0010C03とが異なる。これは、ユニット情報70’のユニットID欄71のユニットIDがUT0010C02、UT0010C03において(不図示)、ブロック種類ID欄72のブロック種類IDがBK0010−0とBK0010−1とのように、ブロックヴァージョン欄70vのヴァージョンが異なる(Ver.1.00とVer.2.00)ためである。例えば、ブロック基本情報90’のブロック種類ID欄91において、ブロック種類IDがBK0010−0とBK0010−1との場合、ユニット名欄92のユニット名は同一でも処置1欄95の処置が説明Aと説明Bとのように異なっている。
以上説明した診療パスDB12に記録された各種のデータを基に、本発明の計画編集支援プログラムの機能について説明する。図1に戻り、符号20は本発明の計画編集支援プログラムの機能を示す機能ブロックである。図1の機能ブロック20に示されるように、本発明の計画編集支援プログラムは診療パス情報読込部21(処理手順読込手段)、診療パス表示部22(処理手順表示手段)、編集部23(編集手段)および属性設定部24(属性設定手段)を備えている。まず、診療パス情報読込部21は、図4の患者受付情報100と患者情報120を元にコンピュータ1の画面に患者一覧を表示し、入力操作部240(後述)から医師等により入力(選択)された患者に対応するパスID106をキーに、パス情報50から対応するパスのレコードを選択する。例えば、医師等により患者夏目金之助が選択された場合、患者情報120の氏名122で対応するレコードが選択されたことになり、この患者ID「P090800242」が特定される。患者受付情報100の患者IDで同一の患者IDを検索することにより、該当する受付情報のレコード(テーブル100の1行目)パスID106の値「PT004020」が特定される。これをキーにパス情報50のパスID53で一致するレコードを検索することで、パス情報が特定できる。ここからは図3で説明すると、例えばパスID欄53=「PT001011」を検索し、当該レコードに含まれるユニット1欄55から連続する各ユニット欄56等についてユニットID(またはポインタ)を読み込む。続いて診療パス情報読込部21は、読み出したユニットIDに対応するユニットの内容をユニット情報70から検索し、例えばユニットID欄71=「UT0010A01」に相当するレコードを読み込む。さらに診療パス情報読込部21は、ユニット情報70のブロック種類ID欄72=「BK0010」に対応するブロックの内容をブロック基本情報90から検索し、例えばユニット名欄92=「A01手術前」に相当するレコードを読み込む。さらに、このレコードの属性1欄77=「AT004」に対応する属性の内容を属性管理情報80から検索し、例えば属性名欄82=「ユニット所要期間」を読み込む。診療パス情報読込部21は読み出した各情報を適宜コンピュータ1を構成するメモリのデータ領域に記録しておく。
診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21により読み込まれた診療パスの各ブロックを、コンピュータの表示装置2上に表示された日付に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状でユニットとして表示する。図6は、診療パス表示部22により診療パスが表示装置2に表示された画面130を示す。図6において、符号131はパス名、132は日付であり、例えば「8/21」は8月21日を示し、8月21日から8月27日までの7日間分の日付が表示されている。符号133は主病名、134aから134gは各ユニットを示す。診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21によりパス情報50から読み込まれたパスID欄53の内容、例えば「PT001011」をパス名131に表示する。図6では明示されていないが、診療パス情報読込部21により患者情報120から読み込まれた患者のデータ(患者ID欄121の「P090800242」、生年月日欄125の「1925/1/3」等)も図6に示される所定の欄に表示する。診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21によりユニット情報70から読み込まれた各ユニットの個別目標日数欄73の日数(実施日数)、開始日欄75の開始日および終了日欄76の終了日に基づき、日付132に対し、各ユニットを開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形(所定の形状)で表示する。図6に示されるように、ユニット134aは開始日が8月21日、終了日が8月21日、実施日数が1日の場合の表示例を示す。以下同様に、ユニット134bは開始日が8月22日、終了日が8月22日、実施日数が1日の場合を示し、ユニット134cは開始日が8月23日、終了日が8月24日、実施日数が1.9日の場合を示し、ユニット134dは開始日が8月24日、終了日が8月24日、実施日数が0.1日の場合を示し、ユニット134eは開始日が8月25日、終了日が8月25日、実施日数が1日の場合を示し、ユニット134fは開始日が8月26日、終了日が8月26日、実施日数が1日の場合を示し、ユニット134gは開始日が8月27日、終了日が8月27日、実施日数が1日の場合を示す。図6に示されるように、各ユニット134a等はその実施日数に応じた長さの矩形で表示され、各ユニット間の境界、例えばユニット134bと134cとの境界は境界線136により示されている。符号135は上述した診療パスを表形式で示した計画表である。診療パスと計画表135とを比較すると明らかなように、表示装置2に診療パスを日付132と並べて視覚的に表示した結果、医師等は現在患者が置かれている状態(ユニット)を瞬時に把握することができると共に、将来患者に対してどのような処置(ユニット)を施せばよいのかを瞬時に把握することができる。加えて、各ユニットが全体の診療パスの中で占める割合を瞬時に把握することができる。この結果、医師等が前後の日の診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる。図6では所定の形状として矩形を例示したが、所定の形状は矩形に限定されるものではない。
次に、表示装置2に表示された上記診療パスの編集について説明する。編集部23は、診療パス表示部22により所定の形状(例えば矩形)で表示されたユニット134c等の開始および/または終了位置(境界線136等)を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)の操作に基づき変化させて表示することにより、ユニット134c等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。図6で符号137はマウス等の入力操作部240のカーソル(以下、「マウスカーソル」と言う。)を示す。図6に示されるように、例えばユニット134cの開始位置(境界線136)を早目に(前に)ずらしたい場合、マウスカーソル137で開始位置(境界線136)を境界線136L(点線)で示される位置までドラッグすればよい。この結果、ユニット134cの開始位置は境界線136L(実線となる。)として表示され、ユニット134cの開始日は8月22日となる。実施日数は1.9日から約0.3日増加して2.2日となる。この開始位置の変化により影響を受ける他のユニット、この場合ユニット134bは、その終了位置が境界線136で示される位置から境界線136Lで示される位置へと自動的に変化することになる。但し、この場合、ユニット134bの終了日は8月22日のまま変化しない。ユニット134bの終了位置(境界線136)を遅く(後ろへ)ずらしたい場合、マウスカーソル137で終了位置(境界線136)を境界線136R(点線)で示される位置までドラッグすればよい。この結果、ユニット134bの終了位置は境界線136R(実線となる。)として表示される。ユニット134bの終了日は8月23日へと変化する。実施日数は1日から約0.3日増加して1.3日となる。この終了位置の変化により影響を受ける他のユニット、この場合ユニット134cは、その開始位置が境界線136で示される位置から境界線136Rで示される位置へと自動的に変化することになる。この場合、ユニット134cの開始日は8月23日のまま変化しない。以上のように、あるユニット134c等の開始および/または終了位置の変化により影響を受ける他のユニット134b等については、開始および/または終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、他のユニット134b等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。編集された結果、変更したデータ(開始日、終了日、実施日数)は、診療パス情報読込部21が読み出した各情報を適宜記録しておいたデータ領域に、診療パス表示部22が適宜記録(更新)しておく。
次に、ユニットの属性について説明する。属性管理情報80に記録されているように、ユニットは指定可能な属性(ユニット所要期間、連続移行、日付指定)を有しており、いずれも患者の状態に対応した属性である。属性設定部24は、表示装置2上で医師等によりマウス等の入力操作部240を操作させることにより、各ユニットの属性を指定または削除させることができる。ユニット所要期間(期間固定性)という属性はユニットの実施日数(実施所要期間)を固定する属性であり、手術のように決定したらその開始から終了までの所要期間を変更させない属性である。連続移行(付随性)という属性はあるユニットの開始時が直前の他のユニットの終了時に連続して付随する属性であり、手術後のハイリスク期用のユニットのように手術後すぐに開始しなければならないという属性である。日付指定(基準性)という属性はユニットの日時(開始時点および終了時点)を変更させない属性であり、施術者と設備のスケジュール変更が困難な手術や特別な検査のように、一度決定したらその日時を変更させないという属性である。各ユニットは3つの属性の内、適宜な数の属性を与えられる。
図7は、属性設定部24が起動された場合の画面140等を示す。図7に示されるように、診療パス表示部22が表示装置2に表示した画面130に重ねて画面140が表示されている。図7で図6と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。以下、属性設定部24の機能について説明する。図7に示されるように、医師等がマウスカーソル137でユニット134bをクリックすると、属性設定部24が起動されて画面140が表示される。続いて、マウスカーソル137でユニット所要期間ボックス141をクリックすると、ユニット所要期間ボックスにチェック印が表示され、決定ボタン146がクリックされると、ユニット所要期間の属性がユニット134bに対して設定される。最終的に、診療パスDB12(図1)に含まれるユニット情報70(図3)の属性値1(ユニット所要期間属性とする。)欄78の内容が1に設定される。初期状態では各属性値の内容は0である。ユニット所要期間ボックス141にチェック印が表示された状態で再度マウスカーソル137によりユニット所要期間ボックス141をクリックすると、ユニット所要期間ボックス141からチェック印が消去され、決定ボタン146がクリックされると、ユニット所要期間の属性がユニット134bから削除される。最終的に、ユニット情報70の属性値1欄78の内容が0に設定される。以上の結果、上述のように編集部23がユニットの開始および/または終了位置を表示装置2上でマウス等の操作に基づき変化させる際、あるいは他のユニットの変化による影響でユニットの開始および/または終了位置を変化させる際、ユニット所要期間の属性を有するユニットの実施日数を変化させずに表示し、当該ユニットの開始日および終了日を編集することになる。例えば、図7に示されるユニット134bのユニット所要期間属性が設定された場合、開始位置(境界線138)を前の境界線138Lへと1/3日移動させる操作を行なうと、終了位置は境界線139Lへと1/3日だけ自動的に移動して表示される。影響を受ける他のユニットについての処理、変更したデータの更新等に関しては上述した内容と同様であるため、説明は省略する。
同様に、図7に示される状態でマウスカーソル137により連続移行ボックス142をクリックすると、連続移行ボックス142にチェック印が表示され、決定ボタン146がクリックされると、連続移行の属性がユニット134bに対して設定される。最終的に、ユニット情報70の属性値2(連続移行属性とする。)欄の内容が1に設定される。連続移行ボックス142にチェック印が表示された状態で再度マウスカーソル137により連続移行ボックス142をクリックすると、連続移行ボックス142からチェック印が消去され、決定ボタン146がクリックされると、連続移行の属性がユニット134bから削除される。最終的に、ユニット情報70の属性値2欄の内容が0に設定される。以上の結果、上述のように編集部23があるユニットの直前のユニットの終了位置を表示装置2上でマウス等の操作に基づき変化させる際、当該ユニットを直前のユニットの終了位置に繋げて表示することにより、当該ユニットの開始日時および終了日時を編集することになる。例えば、図7に示されるユニット134bの連続移行属性が設定された場合、ユニット134aの終了位置(境界線138)を前の境界線138Lへと移動させる操作を行なうと、ユニット134bの開始位置(境界線138)は自動的に境界線138Lとして表示される。変更したデータの更新等に関しては上述した内容と同様であるため、説明は省略する。
同様に、図7に示される状態でマウスカーソル137により日付指定ボックス143をクリックすると、日付指定ボックス143にチェック印が表示され、決定ボタン146がクリックされると、日付指定の属性がユニット134bに対して設定される。最終的に、ユニット情報70の属性値3(不図示。日付指定属性とする。)欄の内容が1に設定される。日付指定ボックス143にチェック印が表示された状態で再度マウスカーソル137により日付指定ボックス143をクリックすると、日付指定ボックス143からチェック印が消去され、決定ボタン146がクリックされると、日付指定の属性がユニット134bから削除される。最終的に、ユニット情報70の属性値3欄の内容が0に設定される。属性設定部24は、基点日指定ボックス144をクリックさせ、カレンダ145中の所望の日付をクリックさせることにより、属性設定部24が起動された際にクリックしたユニット134bの日付を変更することもできる。この場合、診療パス表示部22は変更された日付に合わせて日付132の表示を変更する。変更した日付データの更新等に関しては上述した内容と同様であり、対応するブロック情報70中の開始日、終了日等を更新する。以上の結果、上述のように編集部23がユニットの開始および/または終了位置を表示装置2上でマウス等の操作に基づき変化させる際、あるいは他のユニットの変化による影響でユニットの開始および/または終了位置を変化させる際、当該ユニットの開始日を変化させずに表示することにより、当該ユニットの開始日および終了日を編集することになる。例えば、図7に示されるユニット134bの日付指定が設定された場合、ユニット134bの開始位置(境界線138)を前の境界線138Lへと移動させる操作は開始日が8月22日から8月21日へと変更される操作となるため禁止され、適宜エラーメッセージが表示される。一方、開始位置(境界線138)を後ろの境界線138Rへと移動させる操作は開始日が8月22日のまま変更しないため、上述したように開始位置が境界線138Rに表示される。変更したデータの更新等に関しては上述した内容と同様であるため、説明は省略する。
次に、合併症が発生した場合における本発明の計画編集支援プログラム等の機能について説明する。合併症(所定の処理とは別に発生した処理)が発生した場合、医師等は図2の診療パスで説明した合併症のブロック40等をマウスカーソル137でクリック(合併症を指定)する。合併症の処置には、図3に示される合併症パス情報60の挿入I/並行P欄65で説明したように、主病名の処置に割り込ませる場合と主病名の処置に並行する場合とがある。従って、合併症(所定の処理とは別に発生した処理)が発生した場合とは、上述した2つの処置を含む処理が発生した場合となる。上述したように、診療パスDB12に記録された合併症パス情報60は主病名に対する合併症に関する情報を有しており、基本的な構造はパス情報50と同様である。そこで、診療パス情報読込部21は、指定された合併症の病名(病名欄62の内容)に対応する合併症パス情報60のレコードを診療パスDB12から読み込む。以下、パス情報50から読み込む場合と同様に、例えば医師等により「腎不全」が指定されると、診療パス情報読込部21は合併症パス情報60から病名欄62=「腎不全」に対応する診療パス、例えばパスID欄63=「CPT0032」を検索し、当該レコードに含まれるユニット1欄66から連続する各ユニット欄672等についてユニットID(またはポインタ)を読み込む。続いて診療パス情報読込部21は、読み込んだブロックIDに対応するブロックの内容をユニット情報70から検索する。読み込んだユニット情報70のユニット種類ID欄72の内容に対応するユニットの内容をブロック基本情報90から検索し、相当するレコードを読み込む。属性1欄77の内容に対応する属性の内容を属性管理情報80から検索し、対応する属性を読み込む。診療パス情報読込部21は読み込んだ各情報を適宜メモリのデータ領域に記録しておく。医師によって合併症の発症が入力されると、その時点で実施している主病名の治療のユニット(システム上で現在時刻と重なっているユニット)と対応付けられる。つまり、合併症のパスID割り振り、そのIDを対応付けるべきユニットのユニット情報に含まれる「合併症データ」として保有する。当該データは図3で示されるように、ユニット情報70上の合併症1欄79の値と合併症パス情報60のパスID欄63とで対応付けて記録されることになる。
診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21により読み込まれた合併症の各ユニットを、コンピュータの表示装置2上に従前に表示された主病の診療パスと並列的に開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する。図8は、診療パス表示部22により合併症の診療パスが表示装置2に表示された画面150を示す。図8で図6と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図8で、符号155は合併症の病名、151aから151cは合併症の各ユニットを示す。診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21によりユニット情報70から読み込まれた各ユニットの個別目標日数欄73の日数(実施日数)、開始日欄75の開始日および終了日欄76の終了日に基づき、日付132に対し、合併症の各ユニット151aないし151cを従前に表示された主病の診療パスの各ユニット134aないし134gと並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形等(所定の形状)で表示する。図8に示されるように、ユニット151aは開始日が7月2日、終了日が7月2日、実施日数が0.3日の場合の表示例を示す。以下同様に、ユニット151bは開始日が7月2日、終了日が7月2日、実施日数が0.4日の場合を示し、ユニット151cは開始日が7月3日、終了日が7月3日、実施日数が1日の場合を示す。図8に示されるように、合併症の各ユニット151a等は主病の各ユニット134a等と同様にその実施日数に応じた長さの矩形等で表示され、各ユニット間の境界、例えばユニット151bと151cとの境界は境界線154により示されている。表示装置2に合併症の診療パスを主病の診療パスと並列的に表示した結果、主病に対する診療計画を実施中に引き起こされた合併症に対しても、医師等は合併症自体の診療計画のバランス、および主病と合併症との診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる。図8では所定の形状として矩形を例示したが、主病の場合と同様に、所定の形状は矩形に限定されるものではない。合併症が複数個発生した場合も上述と同様に診療パスを表示することができる。図8で、符号156および157は別の合併症の病名を示し、152aから152b、153aから153bは各々合併症156、157の各ユニットを示す。診療パス情報読込部21による合併症156、157の読込処理は上述した合併症155の場合と同様であるため、説明は省略する。診療パス表示部22による合併症156、157の表示処理は、基本的に上述した合併症155の場合と同様であり、診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21により読み込まれた合併症156、157の各ユニットを、コンピュータの表示装置2上に従前に表示された主病の診療パスおよび合併症155の診療パスと並列的に開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する。
表示装置2に表示された合併症155等の診療パスの編集は、上述した主病の診療パスと同様である。編集部23は、診療パス表示部22により所定の形状(例えば矩形)で表示されたユニット151c等の開始および/または終了位置(境界線154等)を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)の操作に基づき変化させて表示することにより、ユニット151c等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。図8に示されるように、例えばユニット151cの開始位置(境界線154)を早目に(前に)ずらしたい場合、マウスカーソル137で開始位置(境界線154)を境界線154L(点線)で示される位置までドラッグすればよい。この結果、ユニット151cの開始位置は境界線154L(実線となる。)として表示され、ユニット151cの開始日は7月2日となる。実施日数は1日から約0.3日増加して1.3日となる。この開始位置の変化により影響を受ける他のユニット、この場合ユニット151bは、その終了位置が境界線154で示される位置から境界線154Lで示される位置へと自動的に変化することになる。但し、この場合、ユニット151bの終了日は7月2日のまま変化しない。ユニット151bの終了位置(境界線154)を遅く(後ろへ)ずらしたい場合、マウスカーソル137で終了位置(境界線154)を境界線154R(点線)で示される位置までドラッグすればよい。この結果、ユニット151bの終了位置は境界線154R(実線となる。)として表示される。ユニット151bの終了日は7月3日へと変化する。実施日数は0.4日から約0.5日増加して0.9日となる。この終了位置の変化により影響を受ける他のユニット、この場合ユニット151cは、その開始位置が境界線154で示される位置から境界線154Rで示される位置へと自動的に変化することになる。この場合、ユニット151cの開始日は7月3日のまま変化しない。主病の場合と同様に、合併症のあるユニット151c等の開始および/または終了位置の変化により影響を受ける他のユニット151b等については、開始および/または終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、他のユニット151b等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。編集された結果、変更したデータ(開始日、終了日、実施日数)は、診療パス情報読込部21が読み出した各情報を適宜記録しておいた場所に、診療パス表示部22が適宜記録(更新)しておく。
図9は、合併症が表示された場合における属性設定部24の起動画面160を示す。図9で図7および図8と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。合併症155等の診療パスの各ユニットに対しても主病133の場合と同様に、各ユニットの属性を指定または削除することができる。図9に示されるように、医師等がマウスカーソル137で合併症のユニット151cをクリックすると、属性設定部24が起動されて画面140が表示される。続いて、マウスカーソル137でユニット所要期間ボックス141をクリックすると、ユニット所要期間ボックス141にチェック印が表示され、決定ボタン146がクリックされると、ユニット所要期間の属性が合併症のユニット1151cに対して設定される。最終的に、ブロック情報70の属性値1(ユニット所要期間属性とする。)欄78の内容が1に設定される。ユニット所要期間ボックス141にチェック印が表示された状態で再度マウスカーソル137によりユニット所要期間ボックス141をクリックすると、ユニット所要期間ボックス141からチェック印が消去され、決定ボタン146がクリックされると、ユニット所要期間の属性が合併症のユニット151cから削除される。最終的に、ユニット情報70の属性値1欄78の内容が0に設定される。以上の結果、上述のように編集部23が合併症のユニットの開始および/または終了位置を表示装置2上でマウス等の操作に基づき変化させる際、あるいは合併症の他のユニットの変化による影響で合併症のユニットの開始および/または終了位置を変化させる際、ユニット所要期間の属性を有する合併症のユニットの実施日数を変化させずに表示し、当該ユニットの開始日および終了日を編集することになる。影響を受ける合併症の他のユニットについての処理、変更したデータの更新等に関しては上述した内容と同様であるため、説明は省略する。他の属性、連続移行および日付指定に関しても主病の場合と同様であるため、説明は省略する。
図10は、本発明の計画編集支援プログラムおよび方法の処理の流れをフローチャートで示す。図10に示されるように、コンピュータが、指定された病名に対応する診療パスを診療パスDB12から読み込む(診療パス入力ステップ。ステップS10)。診療パス入力ステップ(ステップS10)で読み込まれた診療パスの各ユニットを、コンピュータの表示装置2上に表示された日付132に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形等(所定の形状)で表示する(診療パス表示ステップ。ステップS12)。診療パス表示ステップ(ステップS12)で矩形等で表示されたユニットの開始および/または終了位置を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)の操作に基づき変化させて表示することにより、当該ユニットの開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、当該変化により影響を受ける他のユニットについては開始および/または終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、当該他のユニットの開始日、終了日、実施日数を編集する(編集ステップ。ステップS14)。
図11は、合併症に対する本発明の計画編集支援プログラムおよび方法の処理の流れをフローチャートで示す。合併症が指定された場合、コンピュータは図11に示されるように、診療パス入力ステップ(ステップS10)に対応するステップでは、指定された合併症の病名に対応する別の診療パスを診療パスDB12から読み込む(ステップS20)。診療パス表示ステップ(ステップS12)に対応するステップでは、ステップS20で読み込まれた別の診療パスの別のユニットを、コンピュータの表示装置2上に従前に表示された診療パスまたは別の診療パスと並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形等(所定の形状)で表示する(ステップS22)。編集ステップ(ステップS14)に対応するステップでは、ステップS22で矩形等で表示された別のユニットの開始および/または終了位置を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)の操作に基づき変化させて表示することにより、当該別のユニットの開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、当該変化により影響を受ける他のユニットについては開始および/または終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、当該他のユニットの開始日、終了日、実施日数を編集する(ステップS24)。
以上のように、本発明の実施例1によれば、診療パス情報読込部21は、コンピュータ1の入力操作部240から医師等により入力(指定)された病名に対応する診療パスを診療パスDB12から読み込む。診療パス情報読込部21は読み出した各情報を適宜メモリに記録しておく。診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21によりユニット情報70から読み込まれた各ユニットの個別目標日数欄73の日数(実施日数)、開始日欄75の開始日および終了日欄76の終了日に基づき、コンピュータ1の表示装置2上に表示された日付132に対し、各ユニットを開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形(所定の形状)で表示する。編集部23は、診療パス表示部22により所定の形状(例えば矩形)で表示されたユニット134c等の開始および/または終了位置(境界線136等)を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)の操作に基づき変化させて表示することにより、ユニット134c等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。あるユニット134c等の開始および/または終了位置の変化により影響を受ける他のユニット134b等については、開始および/または終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、他のユニット134b等の開始日、終了日、実施日数を編集することができる。編集された結果、変更したデータ(開始日、終了日、実施日数)は、診療パス情報読込部21が読み出した各情報を適宜記録しておいた場所に、診療パス表示部22が適宜記録(更新)しておく。以上のように、表示装置2に診療パスを日付132と並べて視覚的に表示した結果、医師等は現在患者が置かれている状態(ユニット)を瞬時に把握することができると共に、将来患者に対してどのような処置(ユニット)を施せばよいのかを瞬時に把握することができる。加えて、各ユニットが全体の診療パスの中で占める割合を瞬時に把握することができる。この結果、医師等が前後の日の診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる。
ユニットは指定可能な属性(ユニット所要期間、連続移行、日付指定)を有している。お属性設定部24は、表示装置2上で医師等によりマウス等の入力操作部240を操作させることにより、各ユニットの属性を指定または削除させることができる。ユニットに属性を持たせることにより、ユニットをより患者の状態に対応させることができる。
合併症(所定の処理とは別に発生した処理)が発生した場合、合併症のブロック40等をマウスカーソル137でクリック(合併症を指定)する。診療パスDB12に記録された合併症パス情報60は主病名に対する合併症に関する情報を有しており、基本的な構造はパス情報50と同様である。そこで、診療パス情報読込部21は、指定された合併症の病名(病名欄62の内容)に対応する合併症パス情報60のレコードを診療パスDB12から読み込む。診療パス情報読込部21は読み出した各情報を適宜メモリに記録しておく。診療パス表示部22は、診療パス情報読込部21により読み込まれた合併症の各ユニットを、コンピュータの表示装置2上に従前に表示された主病の診療パスと並列的に開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する。表示装置2に合併症の診療パスを主病の診療パスと並列的に表示した結果、主病に対する診療計画を実施中に引き起こされた合併症に対しても、医師等は合併症自体の診療計画のバランス、および主病と合併症との診療計画のバランスをとりながら入院から退院までの全体の診療計画を簡易且つ短時間で立てることができる。表示装置2に表示された合併症155等の診療パスの編集も、上述した主病の診療パスと同様に行なうことができる。合併症155等の診療パスの各ユニットに対しても主病133の場合と同様に、各ユニットの属性を指定または削除することができる。
実施例2では、実施例1で用いた診療パスDB12の作成法について説明する。図12は、本発明の実施例2(および3)における計画編集支援プログラムの実行環境を示す。図12で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。符号14は記録装置10に記録された相対的診療パスデータベース(相対的診療パスDB。相対的処理手順記録部)である。相対的診療パスDB14には、診療の種別を示す病名(識別子)と、ユニットの相対的開始日、相対的終了日および、1/3日、1.5日等のように端数可能なユニットの実施日数を有するユニットが連なった診療パスとが対応させて記録してある。相対的診療パスDB14が有するデータおよびそれらの構造は、実施例1で説明した診療パスDB12が有するパス情報50および50’、合併症パス情報60および60’、属性管理情報80、ユニット基本情報90と基本的には同様であるため、説明は省略する。異なる点の一つ目は、パス情報50等におけるユニット1欄55等がブロック1欄(不図示)となり、ユニットIDではなくブロック種類IDになる点である。当該ブロック種類IDが指すブロック情報(不図示)では、ユニット情報70の開始日欄75および終了日欄76の内容が、相対的な日(1日目、2日目等)になっている。つまり、相対的な日付情報を記録したデータがブロックであり、当該ブロックを患者用に絶対的日付を記録したデータに変換したものがユニットである。異なる点の二つ目は、患者に関する情報が含まれていない点である。なお、パス情報50とブロック基本情報とで重複する情報は共有するように記録してもよい。相対的診療パスDB14はある病院におけるある病気に対する診療パスの標準的なデータベースであり、医師等により予め作成されている。実施例1の診療パスDB12は、特定の患者に合わせて相対的診療パスDB14の診療パスから作成された患者専用のデータベースである。
図12の機能ブロック20に示されるように、追加された機能は相対的診療パス情報読込部25(相対的処理手順入力手段)、相対的診療パス表示部26(相対的処理手順表示手段))および診療パスDB作成部27(処理手順記録作成手段)である。相対的編集部28(相対的編集手段)に関しては実施例3で説明する。相対的診療パス情報読込部25は、指定された病名に対応する相対的診療パスを相対的診療パスDB14から読み込む。相対的診療パス情報読込部25の機能は、相対的診療パスDB14から読み込む点を除き、診療パス情報読込部12と同様であるため、説明は省略する。
図13は、相対的診療パス表示部26により相対的診療パスが表示装置2に表示された画面170を示す。図13で図6および図7と同じ符号を付した箇所は同じ機能を有するため、説明は省略する。相対的診療パス表示部26の機能は、図13の符号171で示される日付が相対的な日付になっている点を除き、基本的に診療パス表示部22と同様である。即ち、相対的診療パス表示部26は、相対的診療パス情報読込部25により読み込まれた診療パスの各ユニットを、表示装置2上に表示された相対的日付171に対し、相対的開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から相対的終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた矩形等(所定の形状)で表示する。図13に示されるように、医師等がマウスカーソル137でユニット134bをクリックすると、属性設定部24が起動されて画面140が表示される。マウスカーソル137により日付指定ボックス143をクリックすると、日付指定ボックス143にチェック印が表示され、決定ボタン146がクリックされると、日付指定の属性がユニット134bに対して設定される。最終的に、ブロック情報70の属性値3(不図示。日付指定属性とする。)欄の内容が1に設定される。属性設定部24は、基点日指定のボックス144をクリックさせ、カレンダ145中の所望の日付(8月22日等)をクリックさせることにより、属性設定部24が起動された際にクリックしたユニット134bの相対的日付(2日目)を当該所望の日付(8月22日等)へ変更する。診療パスDB作成部27は、相対的診療パス表示部26により表示されたユニットの中で、属性設定部24により日付指定となるユニット134bに対して設定されたユニット134bの開始日(8月22日等)に基づき、相対的診療パス表示部26により表示装置2上に表示された各ユニットの開始日および終了日(いずれも実際の日付)を求める。続いて、診療パスDB作成部27は、病名と、求められた開始日および終了日と実施日数とを有するユニットが連なった診療パスとを対応させて記録することにより、診療パスDB12を作成する。具体的には、診療パスDB作成部27は相対的診療パス情報読込部25が入力した相対的診療パスにおいて、日付指定となるユニット134bに対応するユニットのユニット情報70における開始日欄75の内容を上記求められた開始日とし、終了日欄76の内容を上記求められた終了日とする。
以上のように、本発明の実施例2によれば、ユニットの相対的開始日および相対的終了日等を有するユニットが連なった診療パスが記録された相対的診療パスDB14から診療パスDB12を作成することができる。属性設定部24により日付指定となるユニット134bに対して設定されたユニット134bの開始日(8月22日等)に基づき、相対的診療パス表示部26により表示装置2上に表示された各ユニットの開始日および終了日を求める。続いて、診療パスDB作成部27は、病名と、求められた開始日および終了日と実施日数とを有するユニットが連なった診療パスとを対応させて記録することにより、診療パスDB12を作成する。この結果、ある病院におけるある病気に対する診療パスの標準的なデータベースである相対的診療パスDB14から、特定の患者に合わせた患者専用のデータベースである診療パスDB12を作成することができる。
実施例3では、本発明の計画編集支援プログラムの相対的編集部28の機能について説明する。図14は、診療パス情報読込部相対的パス表示部26が起動された際の画面210を示す。図14は図13と比較して属性設定部24の起動画面140を除いただけで、基本的に同じ画面であり、同じ符号は同じ要素を示すため、説明は省略する。相対的編集部28の機能は、取り扱う日付が相対的日付である点を除き、基本的に編集部23の機能と同様である。相対的編集部28は、相対的診療パス示部26により矩形等(所定の形状)で表示されたユニットの相対的開始および/または相対的終了位置を表示装置2上でマウス等の入力操作部240(指示装置)指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、ユニットの相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集する。これと共に相対的編集部28は、当該変化により影響を受ける他のユニットについては相対的開始および/または相対的終了位置を表示装置2上で変化させて表示することにより、当該他のユニットの相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集する。
図15は、相対的診療パス表示部26により相対的診療パスが表示装置2に表示された画面170を示す。図15で図13と同じ符号を付した箇所は同じ機能を有するため、説明は省略する。図15に示されるように、医師等がマウスカーソル137でユニット134bをクリックすると、属性設定部24が起動されて画面140’が表示される。画面140’は画面140と比較してカレンダ145が無い点が異なる。これは、取り扱う日付が相対的日付であるため、当然である。この点を除き、相対的診療パス表示部26により表示された画面における属性設定部24の機能は診療パス表示部22により表示された画面における属性設定部24の機能と同様であるため、説明は省略する。
以上のように、本発明の実施例3によれば、取り扱う日付が相対的日付である点を除き、基本的に編集部23の機能と同様の相対的編集部28を備えることができる。この結果、ある病院におけるある病気に対する診療パスの標準的なデータベースである相対的診療パスDB14を診療パスDB12と同様に編集することができる。
以上の実施例1から3においては、所定の処理として病院における診療を取り上げて説明した。しかし、所定の処理としては広く他の処理を取り上げることも可能である。例えば、所定の処理として道路補修工事を取り上げた場合、識別子は補修工事名であり、処理単位は道路の状態に応じて適用される補修作業であり、実施日数は作業が行なわれる日数であり、処理手順は作業のパスであり、別の処理は突発的に発生した天候状態等に対する工事となる。所定の処理として製品開発を取り上げた場合、識別子は開発名であり、処理単位は開発の段階に応じて適用される工程であり、実施日数は工程の日数であり、処理手順は工程から構成されるパスであり、別の処理は突発的に発生した技術課題の解決に要する工程となる。
図16は、本発明の計画編集支援プログラムを実行するコンピュータ1の内部回路230を示すブロック図である。図16に示されるように、CPU231、ROM232、RAM233、画像制御部236、コントローラ237、入力制御部239および外部I/F部241はバス242に接続されている。図16において、上述の本発明の計画編集支援プログラムは、ROM232、ディスク10またはDVD若しくはCD−ROM238等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録されている。ディスク10には、上述した診療パスDB12、相対的診療パスDB14等を記録しておくことができる。計画編集支援プログラムは、ROM232からバス242を介し、あるいはディスク10またはDVD若しくはCD−ROM238等の記録媒体からコントローラ237を経由してバス242を介しRAM233へロードされる。画像制御部236は、診療パス表示部22、相対的診療パス表示部26等により表示される種々の表示画像の画像データをVRAM235へ送出する。表示装置2はVRAM2356から送出された上記データ等を表示する。VRAM235は表示装置2の一画面分のデータ容量に相当する容量を有している画像メモリである。入力操作部240はコンピュータに入力、指定等を行うためのマウス、キーボード等の入力装置であり、入力制御部239は入力操作部238と接続され入力制御等を行う。外部I/F部241はコンピュータ(CPU)231の外部と接続する際のインタフェース機能を有している。
上述のようにコンピュータ(CPU)231が本発明の計画編集支援プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。計画編集支援プログラムは上述のようにDVD若しくはCD−ROM238等の記録媒体の形態でコンピュータ(CPU)231に供給することができ、計画編集支援プログラムを記録したDVD若しくはCD−ROM238等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。計画編集支援プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばメモリ・カード、メモリ・スティック、光ディスク、FD等を用いることができる。
本発明の活用例として、病院における診療計画、道路補修工事計画、製品開発計画等の種々の計画の編集に適用することができる。
1 コンピュータ、 2 表示装置、 10 記録装置、 12 診療パスDB、 14 相対的診療パスDB、 20 機能ブロック、 30 コンテンツ名欄、 21 診療パス情報読込部、 22 診療パス表示部22、 23 編集部、 24 属性設定部、 25 相対的診療パス情報読込部、 26 相対的診療パス表示部、 27 診療パスDB作成部、 28 相対的編集部、 30 診療パス画面、 31 病名欄、 32 入院ブロックA0、 33 手術前ブロックA1、 34 結腸切除術A2、 35 術後ハイリスク期A3、 36 術後急性期A4、 37 ルート欄、 40,41 合併症、 50、50’ パス情報、 50v、60v パス・ヴァージョン欄、 51、61 病名ID欄、 52、62 病名欄、 53、63,106 パスID欄、 54、64 パス名欄、 55、66 ユニット1欄、 56、67 ユニット2欄、 57、68 ユニット3欄、 58 ユニット4欄、 60、60’ 合併症パス情報、 65 挿入I/並行P欄、 70、70’ ユニット情報、 70v ブロックヴァージョン欄、 71 ユニットID欄、 72 ブロック種類ID欄、 73 個別目標日数欄、 74 個別実績日数欄、 75 開始日欄、 76 終了日欄、 77 属性1欄、 78 属性値1欄、 79 合併症1欄、 80 属性管理情報、 81 属性ID欄、 82 属性名欄、 90、90’ ブロック基本情報、 91 ブロック種類ID欄、 92 ユニット名欄、 93 標準日数欄、 94 院内平均欄、 95 処置1欄、 96 処置2欄、 97 処置3欄、 100 患者受付情報、 101 受付ID欄、 102,121 患者ID欄、 103、111 担当者ID欄、 104 診療科欄、 105 受付日欄、 107 病棟欄、 108 病室欄、 110 スタッフマスタ情報、 112 担当者氏名欄、 113 所属欄、 114 資格欄、 120 患者情報、 122 氏名欄、 123 性別欄、 124 年齢欄、 125 生年月日欄、 126 血液型欄、 130,140、140’、150、170、190、210、220 画面、 131 パス名、 132 日付、 133 主病名、 134a、134b、134c、134d、134e、134f、134g ユニット、 135 計画表、 136、136L、136R、、154L、154R 境界線、 137 マウスカーソル、 141 ユニット所要期間ボックス、 142 連続移行ボックス、 143 日付指定ボックス、 144 基点日指定ボックス、 145 カレンダ、 146 決定ボタン、 151a、151b、151c、152a、152b、153a、153b 合併症のユニット、 160 属性設定部24の起動画面、 171 相対的日付、 230 内部回路、 3231 CPU、 232 ROM、 233 RAM、 235 VRAM、 236 画像制御部、 237 コントローラ、 238 記録媒体、 239 入力制御部、 240 入力操作部、 241 外部I/F部、 242 バス。

Claims (14)

  1. 所定の処理を実施するための計画を編集する計画編集支援プログラムであって、
    該所定の処理と、該所定の処理の種別を示す識別子とを対応させて記録した処理手順記録部を用いるものであり、
    該所定の処理は処理単位が連なった処理手順であり、処理単位は開始日、終了日及び端数可能な実施日数を有するものであり、
    前記処理手順記録部は、
    複数の個別的な前記計画に対して共通に適用可能な情報であり、当該複数の個別的な計画を構成する前記処理単位を特定するための情報であって、当該処理単位の前記開始日、前記終了日及び前記実施日数を含む処理単位情報と、
    複数の前記処理単位情報に対して共通に適用可能な情報であって、当該処理単位情報によって特定される処理単位が実施される標準日数を含む基本情報と、を記録するものであり、
    コンピュータを、
    指定された前記識別子に対応する処理手順を前記処理手順記録部から読み込む処理手順読込手段であって、前記基本情報に基づいて特定される前記処理単位情報によって構成される処理手順を読み込む処理手順読込手段、
    前記処理手順読込手段により読み込まれた処理手順の各処理単位を、コンピュータの表示部上に表示された日付に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する処理手順表示手段、
    前記処理手順表示手段により所定の形状で表示された処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集する編集手段として機能させるための計画編集支援プログラム。
  2. 請求項1記載の計画編集支援プログラムにおいて、所定の処理とは別に発生した処理が指定された場合、
    前記処理手順読込手段は、指定された前記別に発生した処理を示す識別子に対応する別の処理手順を前記処理手順記録部から読み込み、
    前記処理手順表示手段は、前記処理手順読込手段により読み込まれた別の処理手順の別の処理単位を、コンピュータの表示部上に従前に表示された処理手順又は別の処理手順と並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示し、
    前記編集手段は、前記処理手順表示手段により所定の形状で表示された別の処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該別の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集することを特徴とする計画編集支援プログラム。
  3. 請求項1又は2記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記処理単位は指定可能な属性をさらに有し、前記表示部上で各処理単位の属性を指定又は削除させる属性設定手段をさらに備えたことを特徴とする計画編集支援プログラム。
  4. 請求項3記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位の実施日数を固定する期間固定性を含み、処理単位の期間固定性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、
    前記編集手段は、処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させる際、あるいは他の処理単位の変化による影響で該処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を変化させる際、該処理単位の実施期間を変化させずに表示することにより、該処理単位の開始日時及び終了日時を編集することを特徴とする計画編集支援プログラム。
  5. 請求項3又は4記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位が直前の他の処理単位に付随する付随性を含み、処理単位の付随性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、
    前記編集手段は、直前の処理単位の終了の時刻を表す表示位置を変化させて表示する際、該処理単位を直前の処理単位の終了の時刻を表す表示位置に繋げて表示することにより、該処理単位の開始日時、終了日時及び実施期間を編集することを特徴とする計画編集支援プログラム。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記属性として処理単位の開始日時を変更させない基準性を含み、処理単位の基準性を指定するための情報が、処理単位と対応して処理手順記録部に記録されている場合、
    前記編集手段は、処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させる際、あるいは他の処理単位の変化による影響で該処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を変化させる際、該処理単位の開始日を変化させずに表示することにより、該処理単位の終了日及び実施日数を編集することを特徴とする計画編集支援プログラム。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載の計画編集支援プログラムにおいて、
    所定の処理の種別を示す識別子と、相対的開始日、相対的終了日及び端数可能な実施日数を有する該所定の処理の一部に対応する処理単位が連なった処理手順とを対応させて記録した相対的処理手順記録部をさらに備え、
    指定された前記識別子に対応する処理手順を前記相対的処理手順記録部から読み込む相対的処理手順読込手段と、
    前記相対的処理手順読込手段により読み込まれた処理手順の各処理単位を、前記表示部上に表示された相対的日付に対し、相対的開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から相対的終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する相対的処理手順表示手段と、
    前記相対的処理手順表示手段により表示された処理単位の中で、前記属性設定手段により基点となる処理単位に対して設定された処理単位の開始日に基づき、前記相対的処理手順表示手段により前記表示部上に表示された各処理単位の開始日及び終了日を求め、前記所定の処理の種別を示す識別子と、該開始日、該終了日及び前記実施日数を有する各処理単位が連なった処理手順とを対応させて前記処理手順記録部に記録する処理手順記録作成手段とをさらに備えたことを特徴とする計画編集支援プログラム。
  8. 請求項7記載の計画編集支援プログラムにおいて、
    前記相対的処理手順表示手段により所定の形状で表示された処理単位の相対的開始及び/又は相対的終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については相対的開始及び/又は相対的終了位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の相対的開始日、相対的終了日、実施日数を編集する相対的編集手段をさらに備えたことを特徴とする計画編集支援プログラム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記処理手順は診療パスであり、前記処理単位は患者の状態に応じて適用される診療業務であり、前記実施日数は該診療業務が行なわれる日数であることを特徴とする計画編集支援プログラム。
  10. 請求項2乃至9のいずれかに記載の計画編集支援プログラムにおいて、前記別の処理は合併症であることを特徴とする計画編集支援プログラム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の計画編集支援プログラムにおいて、
    前記基本情報は、前記処理単位を構成する複数の処置を特定するための情報であることを特徴とする計画編集支援プログラム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の計画編集支援プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. 所定の処理を実施するための計画を編集する計画編集支援方法であって、該所定の処理と、該所定の処理の種別を示す識別子とを対応させて記録した処理手順記録部を用いるものであり、
    該所定の処理は処理単位が連なった処理手順であり、処理単位は開始日、終了日及び端数可能な実施日数を有するものであり、
    前記処理手順記録部は、
    複数の個別的な前記計画に対して共通に適用可能な情報であり、当該複数の個別的な計画を構成する前記処理単位を特定するための情報であって、当該処理単位の前記開始日、前記終了日及び前記実施日数を含む処理単位情報と、
    複数の前記処理単位情報に対して共通に適用可能な情報であって、当該処理単位情報によって特定される処理単位が実施される標準日数を含む基本情報と、を記録するものであり、
    コンピュータが、
    指定された前記識別子に対応する処理手順を前記処理手順記録部から読み込む処理手順読込ステップであって、前記基本情報に基づいて特定される前記処理単位情報によって構成される処理手順を読み込む処理手順読込ステップと、
    前記処理手順読込ステップで読み込まれた処理手順の各処理単位を、コンピュータの表示部上に表示された日付に対し、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示する処理手順表示ステップと、
    前記処理手順表示ステップで所定の形状で表示された処理単位の開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了の時刻を表す表示位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集する編集ステップとを実行することを特徴とする計画編集支援方法。
  14. 請求項13に記載の計画編集支援方法において、所定の処理とは別に発生した処理が指定された場合、
    前記処理手順読込ステップでは、指定された前記別に発生した処理を示す識別子に対応する別の処理手順を前記処理手順記録部から読み込み、
    前記処理手順表示ステップでは、前記処理手順読込ステップで読み込まれた別の処理手順の別の処理単位を、コンピュータの表示部上に従前に表示された処理手順又は別の処理手順と並列的に、開始日に相当する表示領域の内部の特定の位置から終了日に相当する表示領域の内部の特定の位置まで実施日数に応じた所定の形状で表示し、
    前記編集ステップでは、前記処理手順表示ステップで所定の形状で表示された別の処理単位の開始及び/又は終了位置を前記表示部上で指示装置の操作に基づき変化させて表示することにより、該別の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集すると共に、該変化により影響を受ける他の処理単位については開始及び/又は終了位置を前記表示部上で変化させて表示することにより、該他の処理単位の開始日、終了日、実施日数を編集することを特徴とする計画編集支援方法
JP2009247028A 2009-10-27 2009-10-27 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法 Active JP5409260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009247028A JP5409260B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009247028A JP5409260B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011095857A JP2011095857A (ja) 2011-05-12
JP5409260B2 true JP5409260B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44112715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009247028A Active JP5409260B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5409260B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015197733A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 富士フイルム株式会社 クリニカルパス作成支援装置、方法、及びプログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001052056A (ja) * 1999-08-04 2001-02-23 Hitachi Ltd 診断治療計画支援システム
JP3934997B2 (ja) * 2002-06-13 2007-06-20 株式会社日立製作所 診療支援システム、診療支援方法および診療支援プログラム
JP2004362484A (ja) * 2003-06-09 2004-12-24 Hitachi Ltd 診療支援システム
JP2005157560A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Olympus Corp 病院情報システム
JP4336607B2 (ja) * 2004-04-15 2009-09-30 俊忠 亀田 医療計画及び記録支援システム並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体
JP5106352B2 (ja) * 2007-11-06 2012-12-26 アクトーム総合研究所株式会社 プロジェクト管理情報生成装置、プロジェクト管理情報生成プログラム、および電子カルテ情報生成装置
JP5219557B2 (ja) * 2008-02-29 2013-06-26 悦功 飯塚 実施行為支援装置及び実施行為支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011095857A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5674457B2 (ja) 患者の統合健康情報をシームレスに視覚表示するシステム及び方法
JP5505134B2 (ja) プログラムおよび診療支援装置
US20070083805A1 (en) Configurable system and method for order entry
US20160092637A1 (en) Medical assistance device, medical assistance system, medical assistance program, and medical assistance method
JP2000048109A5 (ja)
JP2007094471A (ja) 診療支援システム、診療支援装置及び診療支援プログラム
US20080091472A1 (en) Treatment monitoring tool
JP6401052B2 (ja) 診療支援装置、システム、プログラム及び方法
JP2004013219A (ja) 医療工程管理方法
JP5018463B2 (ja) 診療情報表示プログラム、診療情報表示装置、及び診療情報表示方法
US11488696B2 (en) Method and system to create and customize medical data sheets and reporting pages
JP2007068816A (ja) 説明システム
JP5409260B2 (ja) 計画編集支援プログラム、記録媒体および計画編集支援方法
JP4384691B2 (ja) 医療情報管理システム、およびこれに用いる端末装置、並びに医療情報管理プログラム、端末装置用プログラム
Kalil-Filho et al. Multiprofessional electronic protocol for digestive surgery validation
JP4390606B2 (ja) 情報処理装置、情報処理端末、プログラムおよび方法
JP2004362484A (ja) 診療支援システム
JP6431274B2 (ja) 診療支援システム
US20100171742A1 (en) Method and Apparatus for Information Gathering and Display
KR102209739B1 (ko) 데스크 및 진료실 간 병력정보 연동 표시방법, 연동 서비스 제공방법 및 이를 제공하는 치과용 업무 통합관리 시스템
Denny et al. The Vanderbilt experience with electronic health records
JP5024052B2 (ja) 診療支援プログラム、処理方法及び処理装置
JP5014250B2 (ja) プロジェクト管理情報分析用画面生成装置、プロジェクト管理情報分析用画面生成方法、プロジェクト管理情報分析用画面生成プログラム、および電子カルテ情報分析用画面生成装置
JP2008225548A (ja) 電子カルテ入力プログラム、電子カルテ入力装置、及び電子カルテ入力方法
JP2003308390A (ja) 医療業務支援装置およびシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5409260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250