JP2005122360A - 医療データ処理装置及び医療データ処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な調剤作業を可能とするとともに、調剤に対する安全性を向上させる。
【解決手段】スキャナ18により取込入力された処方箋画像から患者データ及び調剤データが抽出されると、調剤データに基づいて処方箋で指定された薬剤の薬剤データを記憶装置16の薬剤DBから取得され、当該薬剤の在庫状況が判別される。在庫が有れば取得された薬剤データが薬剤師用表示装置13aに表示され、在庫が無ければ取得された薬剤データに基づいて同等の効能を有する薬剤の有無が検索されて表示される。調剤が終了し、カメラ19により撮影された調剤済みの薬剤の画像が入力されると、当該調剤済みの薬剤画像と処方箋で指定された薬剤の薬剤画像とが比較され、一致しなければ調剤が誤っている旨を通知するエラーメッセージが薬剤師用表示装置13aに表示される。最後に、撮影された薬剤画像とその薬剤データが注意書としてプリンタ17により印刷出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者に関する患者データ、患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データ、薬剤に関する薬剤データ、患者の服用履歴を示す薬歴データ、薬剤自体の外観や、薬剤を包装した外観を撮影して得られた薬剤画像データ等の各種医療データを処理する医療データ処理装置に関する。
近年、医薬分離が進んでおり、医療機関において診察を受けた後、医師により作成された処方箋を調剤薬局へ持ち込むと、調剤薬局においてその処方箋に基づいて調剤が行われるシステムが一般的となっている。
従来から、調剤薬局等における処方箋の受付作業の作業負担を軽減するため、処方箋の画像を読み取り、その処方箋画像に基づいて調剤する薬剤を自動判別して、当該判別された薬剤の効能書を印刷するとともに、調剤作業状況を管理するシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
最近では、患者が誤って違う薬剤を服用してしまったり、間違った用法、用量で服用することを防止するために、薬袋や貼付の注意書、効能書等に、処方された薬剤の外観が撮影された画像が合わせて印刷されるようになってきている。
特開平10−207949号公報
しかしながら、調剤薬局における薬剤の在庫状況や、取り扱っている薬剤のメーカ、分量の違い等から、同じ効能を有する薬剤であっても、患者が常用している薬剤と異なる薬剤が調剤されることがある。この場合、薬剤が錠剤だったのに粉末状に変わったり、薬剤の包装形態がPTP(Press Through Package;指で押し出して薬剤を取り出すタイプの包装形態)から袋状のものに変わったりと、外観に違いが生じる。
そのため、薬袋や注意書等には、印刷される薬剤画像が実際に処方された薬剤とは異なる薬剤の画像が印刷されることとなり、患者の不信感を招く可能性があった。この問題を回避するために複数の薬剤画像を印刷することも考えられるが、画像の印刷に時間がかかり、処理効率が低下してしまう。
また、従来のシステムでは、処方箋画像に基づいて調剤に必要な調剤データが印刷出力され、薬剤師がその印刷出力された調剤データを見て調剤を行うので、薬剤師が調剤を間違えていないかどうかをチェックする機構がなく、調剤された薬剤が処方箋で指定された薬剤と異なる恐れがあった。
本発明の課題は、正確な調剤作業を可能とし、調剤に対する安全性を向上させることができる医療データ処理装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、医療データ処理装置において、
複数種類の薬剤の薬剤画像を薬剤毎に記憶する記憶手段と、
患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを入力する処方箋入力手段と、
調剤済みの薬剤の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された薬剤画像と、前記記憶手段に記憶された薬剤画像とを比較し、その比較結果に基づいて調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではない旨を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療データ処理装置において、
前記記憶手段は、各薬剤画像に薬剤の識別情報を対応付けて記憶し、
前記判別手段は、処方箋で指定された薬剤の識別情報に対応する薬剤画像と、前記撮影された薬剤画像とを比較することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の医療データ処理装置において、
前記処方箋入力手段は、処方箋の画像を読み取り、当該読み取られた処方箋画像に基づいて患者に処方すべき薬剤として指定された薬剤の識別情報を入力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の医療データ処理装置において、
前記出力手段は、前記判別手段により調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、処方箋で指定された薬剤の薬剤画像を出力することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の医療データ処理装置において、
前記記憶手段は、薬剤毎にその薬剤画像及び薬剤に関する薬剤データを記憶し、
前記出力手段は、前記記憶手段に記憶された薬剤画像のうち、前記撮影手段により撮影された薬剤画像と一致する薬剤の薬剤データと当該撮影された薬剤画像とを、調剤された薬剤に対する注意書として出力することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、医療データ処理装置において、
複数種類の薬剤に関する薬剤データを記憶し、その薬剤データに対応付けて、薬剤の在庫状況を示す在庫データ及びその薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤の情報を記憶する記憶手段と、
患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを入力する処方箋入力手段と、
前記入力された処方箋データに基づいて、処方箋で指定された薬剤の在庫状況を判別する判別手段と、
前記判別手段により処方箋で指定された薬剤の在庫が無いと判別された場合、前記記憶手段に記憶された薬剤データに基づいて、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された同等品薬剤が調剤に使用された場合、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の医療データ処理装置において、
前記出力手段は、前記検索手段により検索された同等品薬剤の薬剤データを出力することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の医療データ処理装置において、
調剤済みの薬剤の画像を撮影する撮影手段を備え、
前記記憶手段は、各薬剤の薬剤画像を記憶し、
前記出力手段は、前記撮影手段により撮影された調剤済みの薬剤の薬剤画像と前記検索された同等品薬剤の薬剤画像とが一致する場合、当該撮影された薬剤画像を調剤された薬剤に対する注意書として出力するとともに、当該注意書に処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の医療データ処理装置において、
前記記憶手段は、患者の識別情報とともに患者に調剤された薬剤の包装形態の情報を記憶し、
前記処方箋入力手段は、処方箋の画像を読み取り、当該読み取られた処方箋画像に基づいて患者の識別情報を入力し、
前記出力手段は、前記入力された患者の識別情報に対応する包装形態の情報を出力することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、
複数種類の薬剤の薬剤画像を薬剤毎に記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを処方箋入力手段により入力させる機能と、
調剤済みの薬剤の画像を撮影手段により撮影させる機能と、
前記撮影手段により撮影された薬剤画像と、前記記憶手段に記憶された薬剤画像とを比較し、その比較結果に基づいて調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤であるか否かを判別する機能と、
調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではない旨を出力手段により出力させる機能と、
を実現させるための医療データ処理プログラムであることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、
複数種類の薬剤に関する薬剤データを記憶し、その薬剤データに対応付けて、薬剤の在庫状況を示す在庫データ及びその薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤の情報を記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを処方箋入力手段により入力させる機能と、
前記入力された処方箋データに基づいて、処方箋で指定された薬剤の在庫状況を判別する機能と、
処方箋で指定された薬剤の在庫が無いと判別された場合、前記記憶手段に記憶された薬剤データに基づいて、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤を検索する機能と、
前記検索された同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された場合、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力手段により出力させる機能と、
を実現させるための医療データ処理プログラムであることを特徴とする。
請求項1、2、3、10に記載の発明によれば、処方箋で指定された薬剤の識別情報を処方箋画像に基づいて入力し、当該入力された薬剤の識別情報に対応する薬剤画像と、調剤済みの薬剤画像との比較により、調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別されると、その旨を出力するので、薬剤師は調剤を誤っていないか否かを確認することができ、正確な調剤を行うことができる。従って、調剤に対する安全性を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、調剤済みの薬剤が処方箋で指定された薬剤ではないと判別されると、処方箋で指定された薬剤画像を出力するので、調剤を誤った場合でも正しい薬剤を確認することができ、薬剤師の作業効率を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、撮影された調剤済みの薬剤画像とその薬剤データとを注意書として出力するので、患者は注意書から得られる薬剤に関する情報や薬剤画像により実際に処方された薬剤を視覚的に確認することができる。また、注意書における薬剤画像と実際に処方された薬剤とが一致することにより、患者の混乱を防止することができる。
請求項6、11に記載の発明によれば、薬剤の在庫状況を記憶するとともに、その薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤の薬剤データを記憶し、処方箋で指定された薬剤の在庫が無いと判別されると、同等品薬剤を検索し、その検索された同等品薬剤が調剤に使用された場合は、その旨を出力するので、患者は処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が代替品として使用されたことを容易に把握することができる。従って、患者の混乱を防ぐことができ、調剤に対する信頼性を高めることができる。
請求項7に記載の発明によれば、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤の薬剤データを出力するので、薬剤師は調剤時に同等品薬剤を検索するという煩雑な作業を省略して調剤に同等品薬剤を使用することができる。
請求項8に記載の発明によれば、各種薬剤の薬剤画像を記憶しておき、検索された同等品薬剤の薬剤画像と、撮影された調剤済みの薬剤画像とが一致すると、撮影された同等品薬剤の薬剤画像とともに調剤に同等品薬剤が使用された旨を注意書に出力するので、患者は注意書の薬剤画像により代替品として使用された同等品薬剤を確認することができる。また、注意書における薬剤画像と実際に処方された薬剤とが一致することにより、患者の混乱を防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、患者の識別情報に対応する薬剤の包装形態の情報を出力するので、薬剤師は患者に応じた包装形態で調剤された薬剤を包装することができる。患者とっては常に同じ包装形態で薬剤が処方されることとなるので、包装形態が異なることにより患者の混乱を招くことを防止することができる。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における医療データ処理装置10の内部構成を示す。
図1に示すように、医療データ処理装置10は、CPU(Central Processing Unitc)11、入力装置12、薬剤師用表示装置13a、患者用表示装置13b、通信部14、RAM(Random Access Memory)15、記憶装置16、プリンタ17、スキャナ18、カメラ19を備えて構成される。
CPU11は、記憶装置16に格納されるシステムプログラムの他、本発明に係る調剤処理プログラム(図7参照)、調剤処理プログラムに含まれる調剤データ表示処理プログラム(図8参照)、注意書出力処理プログラム(図10参照)等をRAM15に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
調剤処理では、スキャナ18により処方箋画像が取込入力されると、当該処方箋画像に基づいて患者データ及び調剤データを処方箋データとして抽出する。そして、調剤データに基づいて処方箋で指定された薬剤の薬剤データを記憶装置16の薬剤データベース(後述する)から取得し、当該薬剤の在庫状況を判別する。在庫が有れば取得された薬剤データを薬剤師用表示装置13aに表示し、在庫が無ければ取得された薬剤データに基づいて同等の効能を有する薬剤を薬剤データベースから検索する。
すなわち、調剤処理プログラム等の各プログラムとCPU11との協働により、判別手段及び検索手段を実現することができる。
入力装置12は、数字キー、文字キー、機能キー等を有するキーボードを備えて構成され、操作されたキーに対応する操作信号をCPU11に出力する。なお、薬剤師用表示装置13aと一体に構成されるタッチパネルやマウス等のポインティングディバイスを適用することとしてもよい。
薬剤師用表示装置13a、患者用表示装置13bは、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成される出力手段であり、CPU11からの指示に応じて各種表示データを表示出力する。
薬剤師用表示装置13aは、薬剤師のために例えば調剤室等に設置される表示装置であり、例えば調剤データや、処方箋で指定された薬剤の同等品の薬剤が検索された旨を通知するメッセージ等を表示する。一方、患者用表示装置13bは、患者のために例えば受付等に設置される表示装置であり、患者データ等を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェイスカードやモデム等の通信用インターフェイスを備えて構成される通信手段であり、通信ネットワーク上の外部機器と相互に情報の送受信を行う。例えば、通信部14を介して薬剤の発注システムに接続し、薬剤の発注を要求する発注データを送信したり、その応答データを受信したりする。
RAM15は、CPU11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
また、RAM15は、処方箋データメモリ151を有している。処方箋データメモリ151は、処方箋画像に基づいて入力された処方箋データを一時的に記憶するものであり、図2に示すように、処方箋を個々に識別するための識別情報(以下、処方箋IDという。例えば、“123”等のコード)毎に、患者を個々に識別するための識別情報(以下、患者IDという。例えば、“01”等のコード)、患者の氏名、年齢等の患者データと、調剤が指定された薬剤名称(例えば、“×錠”、“○剤”等)、その薬剤の識別情報(以下、薬剤IDという。例えば、“001”等のコード)、調剤する分量(例えば、“1回2錠1日3回14日分”等)等の調剤データと、その処方箋の調剤が完了したか否かを示す調剤完了フラグ(例えば、調剤が完了した場合は“ON”、未完了の場合は“OFF”等)とが対応付けて記憶される。
記憶装置16は、磁気的又は光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成される記憶手段であり、システムプログラムの他、調剤処理プログラム、調剤データ表示処理プログラム、注意書出力処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
また、記憶装置16は、患者データベース(以下、DB;Data Baseという。)161、薬歴DB162、薬剤DB163、入荷待ち患者テーブル164を有している。
患者DB162は、患者に関する患者データを格納するためのものであり、図3に示すように、患者ID毎にその患者の氏名(例えば、“山田太郎”等)、住所(例えば、“○市○町・・・”等)、性別(例えば、“男性”等)、生年月日(例えば、“○年○月○日”等)等の各種データが対応付けて格納される。
薬歴DB162は、各患者の服用履歴を示す薬歴データを格納するためのものであり、図4に示すように、患者ID毎にその患者が処方を受けた処方日(例えば、“△年△月△日”等)、処方箋ID、処方された薬剤の薬剤ID、その薬剤の用量(例えば、“1回2錠”等)、用法(例えば、“空腹時を避ける”等)、その薬剤のパッケージ(包装)の形態(例えば、指で錠剤を押し出すタイプの“PTP”、フィルム加工された“ラミネートフィルム”等)、パッケージの色・柄(例えば、“赤色・無柄”、“無色・赤ライン有り”等)等の各種データが対応付けて格納される。
薬剤DB163は、複数種類の薬剤に関する薬剤データを格納するためのものであり、図5に示すように、薬剤ID毎にその薬剤名称、薬剤のメーカ名称(例えば、“○製薬”等)、単位量(例えば、1錠あたりの重量が0.4mgの錠剤であれば“0.4mg錠”、全量100mlの液状であれば“100ml”等)、その薬剤のパッケージ形態、パッケージの色・柄、その薬剤を服用するにあたっての注意事項メッセージ(例えば、“車の運転や危険を伴う作業は避けて下さい”等)、その薬剤と同等の効能を有する薬剤(以下、これを同等品薬剤という。)の薬剤ID、その同等品薬剤を服用するにあたっての注意事項メッセージ(例えば、“飲酒により薬の作用が強く出ることがありますので、飲酒は控えて下さい”等)、その薬剤の効用、効能を示す効能メッセージ(例えば、“不安や緊張を和らげる薬”等)、その薬剤の薬剤画像(例えば、薬剤画像のファイル名“001.img”等)、その薬剤の在庫状況を示す在庫データ(例えば、“100”等)等の各種データが対応付けて格納されている。
なお、薬剤画像は、その薬剤自体の外観形状(例えば、錠剤の剤型等)、薬剤が包装された外観形状(例えば、錠剤がPTP包装されたもの等)、或いはその薬剤が他の薬剤と調剤された後に包装された外観形状(例えば、錠剤と細粒の薬剤とが混合されて袋状に包装されたもの等)等を撮影した画像である。
なお、図3〜図5に示したデータ例は、その一例であり、その他のデータを格納することとしてもよい。例えば、薬剤DB163において、薬剤の副作用メッセージ、薬剤同士の相互作用メッセージ、有効成分等の各種データを格納することとしてもよい。
入荷待ち患者テーブル164は、在庫切れとなった薬剤の入荷を待っている患者の状況を管理するためのものであり、図6に示すように、薬剤の入荷待ちをしている患者の患者ID、その薬剤の薬剤ID、発注が行われた発注日時、入荷が完了したか否かを示す入荷完了フラグ(例えば、入荷が完了している場合は“ON”、未完了の場合は“OFF”)の各データが格納される。
プリンタ17は、入力されたデータに基づいて印刷出力を行う出力手段である。注意書出力処理では、CPU11からの指示に従って、注意書用紙に薬歴画像、薬歴名称、注意事項メッセージ等の薬歴データや、処方箋で指定された薬剤の代替で同等品薬剤が使用された旨を通知する同等品メッセージ、処方箋で指定された薬剤と異なる薬剤が調剤されたことを警告するエラーメッセージ等を印刷出力する。
スキャナ18は、処方箋データを入力するための処方箋入力手段であり、CCD(Charge Coupled Device)等の光学センサ、A/D変換器等を備えて構成される。スキャナ18は、処方箋用紙を光走査露光し、CCDセンサにより光電変換されたアナログ画像信号をA/D変換することにより、処方箋画像のデジタル画像データを読み取り、医療データ処理装置10に入力する。
カメラ19は、レンズ等の光学系、CCD等の光学センサ、A/D変換器等を備えて構成される撮影手段であり、光学系を介して入力される被写体像を光学センサにより光電変化して画像信号を生成する。そして、A/D変換器によりデジタル画像データを得る。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
図7は、医療データ処理装置10により実行される調剤処理を説明するフローチャートである。この調剤処理は、処方箋の画像を読み取って処方箋データとして入力し、この処方箋データに基づいて調剤のために薬剤師用表示装置13aに調剤データを表示するとともに、調剤済みの薬剤の薬剤データ等を注意書として印刷出力する処理である。
図7に示す調剤処理では、まずスキャナ18に処方箋用紙が挿入されたか否かが判別される(ステップS1)。処方箋用紙が挿入された場合は(ステップS1;Y)、ステップS2の処理へ移行し、挿入されていない場合は(ステップS1;N)、本処理を終了する。
ステップS2では、スキャナ18において、挿入された処方箋用紙から処方箋の画像データが取込入力される。次いで、CPU11により、取り込まれた処方箋画像において文字認識が行われ、処方箋に記載されている患者氏名、患者ID等の患者に関する情報が患者データとして、患者に処方すべき薬剤として指定された薬剤の名称、薬剤ID等の調剤に関する情報が調剤データとして抽出され、処方箋データメモリ151に格納される(ステップS3)。
次いで、抽出された患者データを元に薬歴DB162からその患者に対応する薬歴データが取得される(ステップS4)。例えば、抽出された患者ID“01”に対応する薬歴データが薬歴DB162において検索される。そして、検索により薬歴データが取得されると、患者の確認を行うために、患者用表示装置13bに抽出された患者データが表示される(ステップS5)。
次いで、抽出された調剤データを元に薬剤DB163から調剤すべき薬剤の薬剤データが取得される(ステップS6)。例えば、抽出された薬剤ID“001”に対応する薬剤データが薬剤DB163において検索される。そして、検索により薬剤データが取得されると、ステップS7の薬剤師用表示装置13aに調剤データを表示する調剤データ表示処理に移行する。
図8を参照して、調剤データ表示処理について説明する。
図8に示す調剤データ表示処理では、まず調剤データに含まれる調剤対象の薬剤の薬剤IDを元に薬剤DB163における在庫データが参照され、調剤対象の薬剤のうち、在庫が無い薬剤が有るか否かが判別される(ステップS71)。
在庫が無い薬剤が無い場合(ステップS71;N)、つまり調剤対象である全ての薬剤の在庫が有る場合、各薬剤の薬剤データが薬剤DB163から取得される(ステップS72)。次いで、患者データを元に薬歴DB162から取得された薬歴データに基づいて、調剤対象の薬剤のうち、包装等が必要な薬剤が有るか否かが判別され、包装等が必要な薬剤が有ればそのパッケージ形態、色・柄のデータが読み出される。そして、調剤データとともに取得された薬剤データ、パッケージ形態、色・柄のデータが薬剤師用表示装置13aに表示される(ステップS73)。
一方、在庫が無い薬剤が有る場合(ステップS71;Y)、薬剤DB163においてその薬剤の同等品薬剤の有無が検索され、同等品薬剤が検索されたか否かが判別される(ステップS74)。同等品薬剤が検索された場合(ステップS74;Y)、その薬剤IDが読み出されてさらにその同等品薬剤IDを元に同等品薬剤の薬剤データが薬剤DB163から取得される(ステップS75)。そして、ステップS73の処理に移行し、包装等が必要な薬剤が有ればそのパッケージ形態、色・柄のデータが調剤データとともに薬剤師用表示装置13aに表示される。
一方、同等品薬剤が検索されなかった場合(ステップS74;N)、処方箋で指定された薬剤の薬剤データが薬剤DB163から取得される(ステップS76)。取得された薬剤データは薬剤師用表示装置13aに表示されるとともに、その薬剤は在庫切れである旨を通知する在庫切れメッセージ及び同等品薬剤がない旨を通知するメッセージが表示される(ステップS77)。
図9に、その表示例である調剤画面を示す。
図9に示すように、調剤画面では、薬剤を手渡す患者の氏名、患者ID、処方箋ID等が表示される。その下部には、調剤対象の薬剤名称、単位量、調剤する分量が表示されるとともに、その薬剤は同等品薬剤である旨を通知する「×錠の同等品です」等の同等品メッセージm1が表示される。また、その同等品薬剤の薬剤画像p1が表示され、パッケージ形態が包袋であり、その色は白色、柄は赤ラインが有ることを示すメッセージm2が表示される。さらに、画面下部には、調剤時にこの薬剤を実際にどれだけ使用したのかその使用量を入力するための入力領域d1が表示される。
また、調剤画面では、処方箋で指定された薬剤の在庫が無い場合は、「在庫がありません」等の在庫切れメッセージm3が表示され、同等品薬剤が検索されなかった場合は、「同等品がありませんでした」等のメッセージm4が表示される。
薬剤師は、薬剤師用表示装置13aに表示された調剤データ及び薬剤データを確認して調剤作業をすすめる。そして、調剤が終了すると、入力装置12を介してその調剤済み薬剤に対して使用した薬剤量を上記の使用量の入力領域に入力する。また、調剤済みの薬剤をカメラ18により撮影する。
医療データ処理装置10では、薬剤師表示装置13aにおいて調剤データの表示出力が行われると、ステップS78の処理に移行する。
ステップS78では、薬剤の使用量が入力されたか否かが判別される(ステップS78)。薬剤の使用量が入力された場合(ステップS78;Y)、当該入力された使用量の分だけ薬剤の在庫量から差し引かれ、薬剤DB163の在庫データがデータ更新され(ステップS79)、調剤データ表示処理を終了する。
次いで、調剤データ表示処理が終了すると、図7に示すステップS8の注意書出力処理に移行する。注意書出力処理は、調剤済みの薬剤が処方箋で指定された薬剤であるか否かをチェックするとともに、調剤済みの薬剤についての注意書を出力する処理である。
図10を参照して、注意書出力処理について説明する。
図10に示す注意書出力処理では、まず処方箋データメモリ151の調剤データ及び患者データに基づいて、プリンタ17により注意書用紙に患者名、日付、タイトル、調剤種類数が印刷される(ステップS101)。
次に、カメラ18により調剤済み薬剤の画像が撮影され、その薬剤画像が入力されたか否かが判別される(ステップS102)。調剤済み薬剤の薬剤画像が入力された場合は(ステップS102;Y)、ステップS103の処理へ移行し、全ての調剤済み薬剤についての注意書の印刷出力が終了して調剤済み薬剤の薬剤画像の入力が無い場合は(ステップS102;N)、ステップS113の処理に移行する。
まず、調剤済み薬剤の薬剤画像が入力された場合について説明する。
ステップS103では、調剤データに基づいて処方箋で指定された薬剤の薬剤画像が薬剤DB163から読みだされ、当該読み出された薬剤画像と、入力された調剤済み薬剤の画像とが照合されて、一致するか否かが判別される。一致する薬剤が無い場合(ステップS103;N)、処方箋で指定された薬剤の薬剤データが参照され、同等品薬剤が登録されているか否かが判別される(ステップS104)。
同等品薬剤が登録されている場合(ステップS104;Y)、当該同等品薬剤の薬剤画像が薬剤DB163から読み出され、入力された調剤済みの薬剤画像と一致するか否かが判別される(ステップS105)。そして、同等品薬剤の薬剤画像と調剤済みの薬剤画像とが一致する場合(ステップS105;Y)、調剤データとともにその撮影された調剤済みの薬剤画像がプリンタ17において印刷出力される(ステップS106)。
次いで、同等品薬剤の薬剤データが薬剤DB163から読み出され、当該読み出された薬剤データに基づいて、その同等品薬剤の効能メッセージ及び注意事項メッセージが印刷され(ステップS107)、処方箋で指定された薬剤の代替品として同等品薬剤を使用した旨を通知する同等品メッセージが印刷される(ステップS108)。
図11に、その注意書の印刷例を示す。
図11に示すように、注意書上部には、「お薬案内」のタイトル、患者名及び患者に調剤された薬剤の種類数が印刷される。また、その下部には、調剤された薬剤の薬剤画像p1及び用法・用量のメッセージn1、効能メッセージn2、注意事項メッセージn3及び前回調剤された薬剤とは異なるが効能が同等の薬剤が今回調剤された旨を通知する同等品メッセージn4が印刷されている。このように、各メッセージが印刷されると、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS104において同等品薬剤が無いと判別された場合(ステップS104;N)、或いはステップS105において同等品薬剤の薬剤画像と一致しないと判別された場合(ステップS105;N)、調剤された薬剤は処方箋で指定された薬剤とは異なっており、誤った薬剤が調剤された旨を通知するエラーメッセージが薬剤師用表示装置13aに表示される(ステップS109)。
次いで、処方箋で指定された正しい薬剤の薬剤データが薬剤DB163から読み出され、当該薬剤データに基づいて薬剤名、薬剤ID、薬剤画像等が薬剤師用表示装置13aにおいて点滅表示される、色を変えて表示される等して強調表示され(ステップS110)、ステップS102の処理に戻る。
次に、ステップS103において、調剤済みの薬剤画像が処方箋で指定された薬剤の薬剤画像と一致する場合について、ステップS111から説明する。
ステップS111では、撮影された調剤済みの薬剤画像が注意書用紙に印刷出力される。次いで、その薬剤画像の薬剤データが読み出され、当該薬剤データに基づいて薬剤名称、効能メッセージ、注意事項メッセージ等が注意書用紙に印刷出力される(ステップS112)。各メッセージ等の印刷が終了すると、ステップS102の処理に戻る。
次に、ステップS102において、調剤済みの薬剤画像の入力が無い場合についてステップS113の処理から説明する。
ステップS113では、処方箋で指定され調剤された全ての薬剤の印刷出力が終了したか否かが判別される。処方箋で指定された薬剤の全てについて薬剤画像が入力され、その薬剤画像を含む薬剤データの印刷出力が終了している場合(ステップS113;Y)、処方箋データメモリ151において該当する処方箋IDの調剤完了フラグがONに設定され(ステップS119)、次の処理、つまり図7に示すステップS9の処理に移行する。
一方、処方箋で指定された薬剤の全てについて薬剤画像が入力されておらず、印刷出力が終了していない場合(ステップS113;N)、処方箋で指定された薬剤のうち、在庫切れの薬剤が有るか否かが判別される(ステップS114)。在庫切れの薬剤が無い場合(ステップS114;N)、調剤済みの薬剤でまだ薬剤画像が入力されていない薬剤があり、印刷出力を終了することができない旨を通知するエラーメッセージが薬剤師表示装置13bに表示される(ステップS115)。エラーメッセージが表示されると、ステップS102に戻り、調剤済みの薬剤画像の入力が待機される。
一方、在庫切れの薬剤が有る場合(ステップS114;Y)、当該在庫切れの薬剤の発注を要求する発注データが生成され、当該発注データが通信部14を介して発注システムに送信される(ステップS116)。次いで、在庫切れの薬剤の薬剤データが薬剤DB163から読み出され、当該薬剤データに基づいて、在庫切れの薬剤名称、薬剤画像等が注意書用紙に印刷出力される。そして、その薬剤が在庫切れである旨を通知する在庫切れメッセージが印刷出力される(ステップS117)。
図11に、在庫切れメッセージの印刷出力例を示す。
図11に示すように、在庫切れの薬剤の薬剤名称、薬剤画像等が印刷されるとともに、その薬剤が在庫切れであり、入荷待ちとなる旨を通知する在庫切れメッセージn5が印刷される。
在庫切れメッセージが印刷出力されると、入荷待ち患者テーブル164において患者の患者ID、在庫切れとなった薬剤の薬剤ID、薬剤の発注が行われた発注日時の各データが書き込まれ、入荷待ち患者として記憶される(ステップS118)。次いで、処方箋データメモリ151において調剤完了フラグがONに設定され(ステップS119)、次の処理、つまり図7に示すステップS9の処理に移行する。
図7に示すステップS9では、処方箋データメモリ151において、調剤完了フラグがONに設定された処方箋データに基づいて、該当する患者の薬歴データが薬歴DB163において書き込まれて薬歴データのデータ更新が行われ、本処理を終了する。
その後、在庫切れの薬剤が入荷された場合は、入荷された薬剤の薬剤名称、薬剤ID、その入荷量を入力装置12を介して入力することにより、薬剤DB163において該当する薬剤の在庫データが入力された入荷量分だけ更新される。
以上のように、本実施の形態によれば、予め複数種類の薬剤画像を準備しておき、調剤済みの薬剤の画像を撮影して、当該撮影された調剤済みの薬剤画像と、薬剤DB163に登録されている薬剤画像とを比較して、一致しなければ、処方箋で指定された薬剤と異なる薬剤が調剤されたとして、その旨を通知するエラーメッセージが表示出力されるので、薬剤師は調剤が間違っていないかどうかを確認することができ、正確な調剤を行うことができる。従って、調剤に対する安全性を向上させることができる。
また、撮影された調剤済みの薬剤画像と、薬剤DB163に登録されている薬剤画像とが一致しなければ、処方箋で指定された正規の薬剤の薬剤画像が薬剤DB163から読み出されて表示出力されるので、誤った調剤を行った場合、薬剤師は正しい薬剤はどの薬剤であるのかを把握することができる。
また、本実施の形態によれば、調剤に使用された薬剤の使用量の入力、薬剤が入荷された際の入荷量の入力により、薬剤DB163において各薬剤の在庫状況を管理することができる。さらに、調剤時には薬剤の在庫状況が判別され、在庫が無ければ同等品薬剤が検索される。そして、同等品薬剤が検索された場合は薬剤師用表示装置13aに処方箋で指定された薬剤は在庫切れである旨を通知する在庫切れメッセージが表示出力されるとともに、代替品として検索された同等品薬剤の薬剤データが表示出力される。従って、処方箋で指定された薬剤が在庫切れであっても、薬剤師は同等品薬剤を調剤に使用することができる。
また、撮影された調剤済みの薬剤画像と検索された同等品薬剤の薬剤画像とが一致する場合、撮影された調剤済みの同等品薬剤の薬剤画像を注意書に印刷出力するとともに、処方箋で指定された薬剤の代替品として同等品薬剤が使用された旨を注意書に印刷出力するので、患者はいつもと異なる薬剤が調剤されていても、代替品として使用されていることを容易に把握することができる。従って、患者の混乱を防ぐことができ、調剤に対する信頼性を高めることができる。
さらに、患者の薬歴が薬歴DB162において管理され、調剤時には以前調剤された薬剤の包装形態のデータが薬歴DB162から読み出され薬剤師用表示装置13aに表示出力されるので、薬剤師は患者に応じた包装形態で調剤された薬剤を包装することができる。従って、患者にとって常に同じ包装形態で薬剤を提供することができ、患者の混乱を防ぐことができる。
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明を適用した医療データ処理装置10の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、調剤時には、薬剤師用表示装置13aに調剤データや患者データを表示出力することとしていたが、これに限らず、プリンタ17により印刷出力することとしてもよい。
その他、本実施の形態における医療データ処理装置10の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した実施の形態における医療データ処理装置10の内部構成を示す図である。 処方箋データメモリ151のデータ構成例を示す図である。 患者DB161のデータ構成例を示す図である。 薬歴DB162のデータ構成例を示す図である。 薬剤DB163のデータ構成例を示す図である。 入荷待ち患者テーブル164のデータ構成例を示す図である。 医療データ処理装置10により実行される調剤処理を説明するフローチャートである。 調剤データ表示処理を説明するフローチャートである。 調剤データの表示例を示す図である。 注意書出力処理を説明するフローチャートである。 注意書の印刷出力例を示す図である。
符号の説明
10 医療データ処理装置
11 CPU
12 入力装置
13a 薬剤師用表示装置
13b 患者用表示装置
14 通信部
15 RAM
16 記憶装置
17 プリンタ
18 スキャナ
19 カメラ

Claims (11)

  1. 複数種類の薬剤の薬剤画像を薬剤毎に記憶する記憶手段と、
    患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを入力する処方箋入力手段と、
    調剤済みの薬剤の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された薬剤画像と、前記記憶手段に記憶された薬剤画像とを比較し、その比較結果に基づいて調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではない旨を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする医療データ処理装置。
  2. 前記記憶手段は、各薬剤画像に薬剤の識別情報を対応付けて記憶し、
    前記判別手段は、処方箋で指定された薬剤の識別情報に対応する薬剤画像と、前記撮影された薬剤画像とを比較することを特徴とする請求項1に記載の医療データ処理装置。
  3. 前記処方箋入力手段は、処方箋の画像を読み取り、当該読み取られた処方箋画像に基づいて患者に処方すべき薬剤として指定された薬剤の識別情報を入力することを特徴とする請求項2に記載の医療データ処理装置。
  4. 前記出力手段は、前記判別手段により調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、処方箋で指定された薬剤の薬剤画像を出力することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医療データ処理装置。
  5. 前記記憶手段は、薬剤毎にその薬剤画像及び薬剤に関する薬剤データを記憶し、
    前記出力手段は、前記記憶手段に記憶された薬剤画像のうち、前記撮影手段により撮影された薬剤画像と一致する薬剤の薬剤データと当該撮影された薬剤画像とを、調剤された薬剤に対する注意書として出力することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の医療データ処理装置。
  6. 複数種類の薬剤に関する薬剤データを記憶し、その薬剤データに対応付けて、薬剤の在庫状況を示す在庫データ及びその薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤の情報を記憶する記憶手段と、
    患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを入力する処方箋入力手段と、
    前記入力された処方箋データに基づいて、処方箋で指定された薬剤の在庫状況を判別する判別手段と、
    前記判別手段により処方箋で指定された薬剤の在庫が無いと判別された場合、前記記憶手段に記憶された薬剤データに基づいて、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する同等品薬剤を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された同等品薬剤が調剤に使用された場合、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする医療データ処理装置。
  7. 前記出力手段は、前記検索手段により検索された同等の効能を有する同等品薬剤の薬剤データを出力することを特徴とする請求項6に記載の医療データ処理装置。
  8. 調剤済みの薬剤の画像を撮影する撮影手段を備え、
    前記記憶手段は、各薬剤の薬剤画像を記憶し、
    前記出力手段は、前記撮影手段により撮影された調剤済みの薬剤の薬剤画像と前記検索された同等品薬剤の薬剤画像とが一致する場合、当該撮影された薬剤画像を調剤された薬剤に対する注意書として出力するとともに、当該注意書に処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の医療データ処理装置。
  9. 前記記憶手段は、患者の識別情報とともに患者に調剤された薬剤の包装形態の情報を記憶し、
    前記処方箋入力手段は、処方箋の画像を読み取り、当該読み取られた処方箋画像に基づいて患者の識別情報を入力し、
    前記出力手段は、前記入力された患者の識別情報に対応する包装形態の情報を出力することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の医療データ処理装置。
  10. 複数種類の薬剤の薬剤画像を薬剤毎に記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
    患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを処方箋入力手段により入力させる機能と、
    調剤済みの薬剤の画像を撮影手段により撮影させる機能と、
    前記撮影手段により撮影された薬剤画像と、前記記憶手段に記憶された薬剤画像とを比較し、その比較結果に基づいて調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤であるか否かを判別する機能と、
    調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではないと判別された場合、調剤済みの薬剤は処方箋で指定された薬剤ではない旨を出力手段により出力させる機能と、
    を実現させるための医療データ処理プログラム。
  11. 複数種類の薬剤に関する薬剤データを記憶し、その薬剤データに対応付けて、薬剤の在庫状況を示す在庫データ及びその薬剤と同等の効能を有する薬剤の情報を記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
    患者に処方すべき薬剤が指定された処方箋の処方箋データを処方箋入力手段により入力させる機能と、
    前記入力された処方箋データに基づいて、処方箋で指定された薬剤の在庫状況を判別する機能と、
    処方箋で指定された薬剤の在庫が無いと判別された場合、前記記憶手段に記憶された薬剤データに基づいて、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤を検索する機能と、
    前記検索された同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された場合、処方箋で指定された薬剤と同等の効能を有する薬剤が調剤に使用された旨を出力手段により出力させる機能と、
    を実現させるための医療データ処理プログラム。
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