JP6307865B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、端末装置及びプログラムに関する。
一般に、患者は、調剤薬局や医療機関で調剤された薬を服用する場合に、各薬の名称、用法、用量を薬袋などの記載内容を確認しながら服用するようにしているが、薬袋から薬を出してしまった状態で薬の種類を確認しようとしても薬のパッケージの記載から確認するだけでは記載が小さいために見づらく見間違えの危険性があった。また、薬が薬袋に入れられたままの状態でもその用法や用量を見間違えの危険性もあった。このような間違えによって薬の相互作用(飲み合わせ)や大量服用という重大な問題が懸念される。そこで、従来では、調剤された薬を服用するタイミングを通知するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−079536号公報
しかしながら、上述の特許文献の技術は、服用する薬を患者の生活パターンデータに応じて通知する技術であり、患者個々の生活パターンに合わせて薬の服用を通知することによって、薬を服用するタイミングについては適切に知ることができるが、薬の種類、用量などを文字列で案内する通知内容であるため、例えば、お年寄りや視力に問題のある人などでは、依然、見間違えの危険性が残ってしまう。そこで、例えば、予め用意されている薬のサンプル画像を併せて通知するようにすれば、可視的に分かり易くなり、薬の種類を間違える危険性を減らすことを期待することもできるが、更に薬の誤認混同をより適切に防ぐことが可能な技術が望まれている。
本発明の課題は、服用すべき薬を容易に確認できるようにすることである。
請求項1は、服薬通知があった際は、当該服薬通知に応じて服用すべき薬の種類と当該薬の用量とを示す服薬画像を表示すると共に、ユーザが服用する予定の薬を並べて影することを指示する指示情報表示するよう制御する表示制御手段と、ユーザが選択した種類の薬とその薬の用量とを撮像した撮像画像を取得する取得手段と、前記撮像画像に含まれる薬の種類と当該薬の用量とを共に認識することで、前記撮像画像に含まれる薬の種類が前記服薬通知のあった薬の種類と一致し、且つ前記撮像画像に含まれる薬の用量が前記服薬通知の薬の用量と一致するか否かを判する判手段と、前記判別手段で一致しないと判別された場合には、ユーザが選択した薬の種類が間違っているのか、又はユーザが選択した薬の用量が間違っているのか、を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、服薬通知の表示を行う端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、服薬通知があった際は、当該服薬通知に応じて服用すべき薬の種類と当該薬の用量とを示す服薬画像を表示すると共に、ユーザが服用する予定の薬を並べて撮影することを指示する指示情報表示するよう制御する表示制御手段、ユーザが選択した種類の薬とその薬の用量とを撮像した撮像画像を取得する取得手段、前記撮像画像に含まれる薬の種類と当該薬の用量とを共に認識することで、前記撮像画像に含まれる薬の種類が前記服薬通知のあった薬の種類と一致し、且つ前記撮像画像に含まれる薬の用量が前記服薬通知の薬の用量と一致するか否かを判する判手段、前記判別手段で一致しないと判別された場合には、ユーザが選択した薬の種類が間違っているのか、又はユーザが選択した薬の用量が間違っているのか、を報知する報知手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、服用すべき薬を容易に確認できるようになる。
患者側の薬管理装置1と患者所持の携帯端末装置2を通信ネットワークを介して接続した広域通信システム(薬管理システム)を示したブロック図。 患者側の薬管理装置1の基本的な構成要素を示したブロック図。 複数のお薬手帳からその記載内容を読み取って服薬台帳13cに登録した状態を示した図。 (1)(2)は、調剤薬局や医療機関で調剤された各薬のパッケージ(1シート状のPTP包装)を撮影した薬画像(シート画像)を示した図。 服薬台帳13cを説明するための図。 服用スケジュールテーブル13eを説明するための図。 携帯端末装置2の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)は、薬管理装置1から受信した服薬通知を携帯端末装置2の端末画面に表示した状態を示した図、(2)は、服用する薬を撮影する様子を示した図、(3)は、画像の比較を例示した図。 電源投入に応じて実行開始される薬管理装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 電源投入に応じて実行開始される携帯端末装置2の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 (1)は、服薬を間違えた場合の服薬通知の画面、(2)は、服薬が正して場合の服薬通知の画面した図。 (1)、(2)は、実施形態の変形例を説明するための服薬通知の画面を示した図。
以下、図1〜図11を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、患者側の薬管理装置1と患者所持の携帯端末装置2を通信ネットワークを介して接続した広域通信システム(薬管理システム)を示したブロック図である。
薬管理システムは、患者側の薬管理装置1と患者所持の携帯端末装置2を、通信ネットワーク(インターネット3、無線通信網4)を介して接続可能な広域通信システムである。この薬管理システムを構成する患者側の薬管理装置1は、例えば、自宅などに設置されているノートパソコン(パーソナルコンピュータ)で、調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理すると共に、その各薬の服用に関する情報に基づいて服用スケジュールを作成し、その服用スケジュールに合わせて薬の服用を患者所持の携帯端末装置2に通知する処理などを行うようにしている。患者所持の携帯端末装置2は、スマートフォンなどの携帯電話機であり、薬管理装置1から薬の服用を指示する服薬通知を受信してその通知内容を表示する処理などを行う。
図2は、患者側の薬管理装置1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
薬管理装置1は、現在の日時を計時する時計機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、文章作成機能、スキャナ機能、OCR(Optical Character Recognition)機能など、各種の機能を有し、CPU11を中核とするもので、このCPU11は、電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの薬管理装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。
記憶部13は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ13a、ワークメモリ13b、後述する服薬台帳13c、薬を撮影した撮影画像を記録する画像メモリ13d、服用スケジュールテーブル13eなどを有している。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
CPU11には、その入出力デバイスとして操作部14、表示部15、広域通信部16、スキャナ部17が接続され、CPU11は、入出力プログラムにしだかってそれの動作を制御する。操作部14は、押しボタン式の各種のキーとして、電源オン/オフキー、お薬手帳/お薬シールの登録を指示するキーなどを備え、CPU11は、この操作部14から操作キーに対応して出力される入力操作信号に応じて、対応する処理を行う。表示部15は、高精細液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。広域通信部16は、インターネットに接続可能な通信インターフェイスである。スキャナ部17は、調剤薬局又は医療機関で発行されたお薬手帳(薬識手帳)を撮影したり、調剤された薬を撮影するもので、CPU11は、そのスキャナ画像を画像ファイルとして画像メモリ13dに登録したり、お薬手帳の撮影画像を解析することによって文字認識してテキストデータに変換するOCR処理を行い、服薬台帳13cに登録したりするようにしている。
図3は、複数のお薬手帳からその記載内容を読み取って服薬台帳13cに登録した状態を示した図である。
図示の例は、○○調剤薬局で発行されたお薬手帳A、○×調剤薬局で発行されたお薬手帳B、××調剤薬局で発行されたお薬シールCの記載内容がスキャナ部17で読み取られてOCR処理された後、服薬台帳13cに登録された状態を示し、服薬台帳13cには、お薬手帳A、B、お薬シールCの記載内容(各薬の服用に関する情報)が記憶管理される。すなわち、異なる調剤薬局又は医療機関から発行された複数のお薬手帳(薬識別手帳)を一元管理するめに入力された各薬の服用に関する情報は、服薬台帳13cに順次記憶される。なお、お薬シールCは、調剤薬局又は医療機関にお薬手帳を提示しなかった場合に発行されたもので、後でお薬手帳に貼り付けるためのシールである。
図4は、調剤薬局や医療機関で調剤された各薬のパッケージ(1シート状のPTP包装)を撮影した薬画像(シート画像)を示した図である。
調剤薬局や医療機関で調剤された各薬は、薬袋(図示省略)に収納されて渡されるが、自宅に戻った患者や親族などは、薬毎にそのパッケージ(1シート状のPTP包装)の全体をスキャナ部17、カメラ装置(図示省略)などで撮影する。この各薬のパッケージ画像(薬画像:シート画像)がSDカードなどを介して入力されると、CPU11は、入力された各薬画像にファイル名として薬の名称などを付加した画像ファイルを作成し、服薬台帳13c内のお薬手帳に対応付けて画像メモリ13dに登録するようにしている。なお、図示の例は、○○調剤薬局で発行されたお薬手帳Aに対応付けて登録される各薬画像(シート画像)A−1、A−2を示している。図4(1)に示した薬画像A−1は、薬剤名が“aa錠100mg”の薬のシート画像(パッケージ画像)であり、図4(2)に示した薬画像A−2は、薬剤名が“cc錠10mg”の薬のシート画像(パッケージ画像)である。
図5は、服薬台帳13cを説明するための図である。
お薬手帳やお薬シールには、患者の氏名、生年月日、血液型、住所などの基本情報やアレルギー体質などの情報のほか、薬剤名、処方量、服用方法、処方日などの薬に関する情報が記録されている。また、服薬台帳13cには、この薬に関する情報が記憶されている。すなわち、服薬台帳13cは、「調剤薬局/医療機関」、「薬剤名」、「薬区分」、「服用朝」、「服用昼」、「服用夕」、「服用区分」、「服用量」、「服用間隔」、「服用開始日」、「服用終了日」、「投薬量」、「残量」、「基準値」、「画像リンク」の各項目を有している。「薬区分」には、“1:通常服用”、“2:頓服”のいずれかが記憶される。「服用朝」、「服用昼」、「服用夕」には、“服用する”、“頓服しない”のいずれかが記憶される。「服用区分」には、“1:食前”、“2:食後”、“3:食間”、“4:就寝前”、“5:一定間隔”、“6:非常時(都度)”のいずれかが記憶される。
そして、服薬台帳13cは、異なる調剤薬局又は医療機関から発行された複数のお薬手帳でも、それらをまとめて一元管理するようにしている。例えば、眼科の病院、耳鼻咽喉科の病院、皮膚科の病院の調剤薬局で発行されたお薬手帳でもそれらを統合して記憶管理するようにしている。そして、CPU11は、新たなお薬手帳の内容が服薬台帳13cに追加記憶される毎に、この服薬台帳13cの内容に基づいて服用スケジュールを作成して、服用スケジュールテーブル13eの内容を更新するようにしている。
図6は、服用スケジュールテーブル13eを説明するための図である。
服用スケジュールテーブル13eは、「服用時期」、「時間帯」、「服用薬剤数(n)」、「服用量(1)」、「薬剤名(1)」、「服用量(2)」、「薬剤名(2)」、…、「服用量(n)」、「薬剤名(n)」の各項目を有している。「服用時期」及び「時間帯」は、薬の服用時間帯を示し、「服用時期」は、“朝食前”、“朝食後”、“朝食間”、“昼食前”、“昼食後”、“昼食間”、“夕食前”、“夕食後”、“夕食間”、“就寝前”、“一定間隔”に区分されている。「時間帯」は、“朝食前”、“朝食後”〜“一定間隔”を患者に応じて任意に設定した時間帯である。
CPU11は、服用スケジュールテーブル13e及び時計機能により得られた現在日時を定期的に参照することによって、薬の服用時期、つまり、服用時間帯であるか否かを判別し、服用時間帯であれば、服用する薬毎にその種類と用量を示す画像を生成して携帯端末装置2に通知(服薬通知)するようにしている。この薬の種類と用量を示す画像は、薬パッケージ(1シート状のPTP包装)を撮影した薬画像(シート画像)の全体の中から用量に応じた個数分のパックを切り取ることによって生成した生成画像(パック画像)である。
図7は、携帯端末装置2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
携帯端末装置2は、通信機能としての通話機能・インターネット接続機能(Webアクセス機能)・電子メール機能のほか、現在日時を計時する時計機能、カメラ機能など、各種の機能を備え、最寄りの基地局(図示省略)を介して他の携帯電話機(図示省略)に接続されると、この他の携帯電話機との間で通話可能な状態となり、また、無線通信網を介してインターネット(図示省略)に接続されると、電子メールの送受信が可能となったり、Webページを閲覧可能となったりする。CPU21は、電源部22からの電力供給によって動作し、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこの携帯端末装置2の全体動作を制御する。記憶部23は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図10に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ23aを有している。
CPU21には、その入出力デバイスとして操作部24、タッチ表示部25、無線通信部26、電話部27、カメラ部28が接続され、入出力プログラムにしだかってそれの動作を制御する。タッチ表示部25は、タッチパネルを備えた表示部である。無線通信部26は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に最寄りの基地局との間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時には電話部27を介して音声の入出力を行う。カメラ部28は、静止画撮影を行うデジタルカメラである。薬管理装置1から服薬通知を受けた場合にCPU21は、その服薬通知を受信してその端末画面(タッチ表示部25)に表示させると共に、カメラ部28によって服用する薬を撮影すべきことを案内表示するようにしている。
図8(1)は、薬管理装置1から受信した服薬通知を携帯端末装置2の端末画面に表示した状態を示した図、図8(2)は、服用する薬を撮影する様子を示した図、図8(3)は、画像の比較を例示した図である。
図8(1)の例において服薬通知の画面には、服用日として“11月19日”、服用時期として“朝食後”、服用する薬(第1の薬)として“aa錠100mg、2錠”の文字列と、その薬の種類と用量を示した生成画像(パック画像)が表示され、更に、服用する薬(第2の薬)として“cc錠10mg、2錠”の文字列と、その薬の種類と用量を示した生成画像(パック画像)が表示されている。
また、服薬通知の画面には、メッセージこの通知内容にしたがって薬を用意し、確認のために飲む薬を並べて写真を撮ることを促すメッセージが表示される。このメッセージを確認した患者は、図8(2)に示すように、その通知内容にしたがって該当する薬を薬袋から取り出して並べ、携帯端末装置2のカメラ部28で撮影する。図8(3)は、薬を服用する前に撮影した画像と、薬の種類と用量を示した生成画像(パック画像)との比較を例示した図で、aa錠の薬が1錠分不足している場合を示している。
このように本実施形態の薬管理装置(パーソナルコンピュータ)1は、調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置であって、前記調剤された各薬の服用に関する情報とその各薬を撮影した薬の撮影画像を対応付けて記憶する薬情報記憶手段(CPU11、プログラムメモリ13a、服薬台帳13c)と、前記薬情報記憶手段に記憶されている各薬の服用に関する情報に基づいて服用スケジュールを作成する作成手段(CPU11、プログラムメモリ13a、服用スケジュールテーブル13e)と、日時情報を計時する時計手段(CPU11、プログラムメモリ13a)と、前記作成手段によって作成された服用スケジュールと前記時計手段で計時された日時情報とを照合して服用時間帯(服用時期、時間帯)であるか否かを判別する判別手段(CPU11、プログラムメモリ13a)と、前記判別手段によって服用時間帯であることが判別された場合に、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知する通知手段(CPU11、プログラムメモリ13a、広域通信部16)と、を備える構成となっている。
また、本実施形態の携帯端末装置(スマートフォン)2は、調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置1に通信ネットワーク(インターネット3、無線通信網4)を介して接続可能な患者所持の携帯端末装置であって、前記薬管理装置1から服用時間帯に服用する薬毎にその種類と用量が画像によって通知された際に、その通知画像を当該端末画面に表示させる第1の表示制御手段(CPU21、プログラムメモリ23a、タッチ表示部25、無線通信部26)と、薬を服用する際にその薬を撮影する撮影手段(CPU21、プログラムメモリ23a、カメラ部28)と、前記撮影手段によって撮影された服薬画像と前記薬管理装置1からの通知画像とを照合して正しい服用であるか否かを判別する判別手段(CPU21、プログラムメモリ23a)と、前記判別手段による判別結果と服用すべき薬の画像を表示させる第2の表示制御手段(CPU21、プログラムメモリ23a、タッチ表示部25、)と、を備える構成となっている。
次に、本実施形態における薬管理装置1、携帯端末装置2の動作概念を図9及び図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図9は、電源投入に応じて実行開始される薬管理装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、薬管理装置1のCPU11は、電源投入に応じて初期化処理(図示省略)を行った後、お薬手帳/お薬シールの登録を指示するキー操作が行われたかを調べたり(ステップA1)、服用スケジュールと現在時刻とを照合する照合タイミング(例えば、1分間隔)に到達したかを調べたり(ステップA2)、携帯端末装置2から薬を服用した旨の服用通知を受信したかを調べたり(ステップA3)、携帯端末装置2からお薬手帳の送信が要求されたかを調べたりする(ステップA4)。
いま、調剤薬局や医療機関から自宅に戻った患者は、今回、お薬手帳/お薬シールに記載された内容を登録するために、お薬手帳/お薬シール(以下、お薬手帳と呼ぶ)の登録を指示するキーを操作すると共に、お薬手帳をスキャナ部17に載置させて今回の処方内容(記載内容)を読み取らせる。CPU11は、お薬手帳の登録が指示されたことを検出すると(ステップA1でYES)、スキャナ部17を駆動させてお薬手帳から今回の記載内容を読み取らせる(ステップA5)。そして、読み取った画像(お薬手帳の画像)をOCR処理してテキストデータに変換し(ステップA6)、服薬台帳13cに追加登録する処理を行うと共に、読み取った画像(お薬手帳の画像)を画像メモリ13dに追加登録する処理を行う(ステップA7)。
次に、患者は、薬袋から今回の調剤された薬を種類毎に取り出し、スキャナ部17又は別のカメラ装置を使用して、その薬パッケージ(1シート状のPTP包装)を薬の種類毎に撮影する。CPU11は、撮影された薬画像(シート画像)を取得すると(ステップA8)、この薬画像(シート画像)を画像メモリ13dに登録するが(ステップA9)、その際、画像メモリ13dに登録した薬画像(シート画像)と服薬台帳13cの登録内容とを対応付けるために画像メモリ13dの格納先を示す“画像リンク”を生成して服薬台帳13cに登録する(ステップA10)。そして、服薬台帳13cの今回の登録内容に基づいて新たな服用スケジュールを生成して服用スケジュールテーブル13eの内容を更新する処理を行う(ステップA11)。その後、ステップA1に戻る。
また、服用スケジュールと現在時刻を照合する照合タイミングに到達したときには(ステップA2でYES)、現在時刻を取得して服用スケジュールテーブル13e内の「時間帯」と照合し(ステップA12)、いずれかの時間帯(服薬時期)に該当しているかを調べる(ステップA13)。いま、いずれの時間帯(服薬時期)にも該当していなければ(ステップA13でNO)、最初のステップA1に戻るが、いずれかの時間帯(服薬時期)に該当していれば(ステップA13でYES)、服用する薬の種類及び用量を示す画像(パック画像)を生成する処理に移る(ステップA14)。
すなわち、服用スケジュール内の服用に関する情報として「服用薬剤数(n)」、「服用量」、「薬剤名」を参照し、その「薬剤名」が示す薬画像(シート画像)の全体の中から「服用量」に応じた個数分のパックを切り取ることによってパック画像を生成する動作を「服用薬剤数(n)」分繰り返して実行する。これによって服用薬剤数分のパック画像が生成される。なお、パック画像は、「服用量」が複数個の場合には、その個数分の薬が連結された状態の画像となる。そして、上述のようにして薬毎に生成した各パック画像を含む服薬通知を携帯端末装置2に通知する(ステップA15)。その後、最初のステップA1戻る。
図10は、電源投入に応じて実行開始される携帯端末装置2の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、携帯端末装置2のCPU21は、電源投入に応じて初期化処理(図示省略)を行った後、薬管理装置1から服薬通知を受信したかを調べたり(ステップB1)、お薬手帳の要求を指示するユーザ操作が行われたかを調べたり(ステップB2)、薬管理装置1から残量通知を受信したかを調べたりする(ステップB3)。いま、薬管理装置1から服薬通知を受信したときには(ステップB1でYES)、その服薬通知の内容を端末画面に表示させる(ステップB4)。これによって例えば、図8(1)に示すように服用する薬の種類と用量を示す文字列と共に、その薬の種類と用量を示す画像(図示の例では、2種類の薬のパック画像)が表示される。
ここで、患者は、薬の服用に先だって、図8(2)に示すように、服薬通知の画面内の撮影を促すメッセージにしたがって該当する薬を薬袋から取り出して並べ、携帯端末装置2のカメラ部28で撮影すると、CPU21は、その撮影画像を取得して(ステップB5)、その撮影画像と受信した服薬通知内のパック画像とを比較照合して(ステップB6)、正しい服薬か否かを調べる(ステップB7)。すなわち、パック画像内の薬と撮影画像内の薬を照合して、それらの形状、配色、模様、文字などが一致しているか、つまり、同一種類の薬であるか否かを判別し、同一の薬であれば、その個数を計数して同じ数であるか否かを判別する動作を薬の種類毎に繰り返す。これによって両者が完全に一致していれば、正しい服薬であると認識する。
図8(3)の例は、服用のために用意した薬が不足している場合であるから、正しくない服薬(間違った服薬)であると判別されるため(ステップB7でNO)、次のステップB8に移り、その間違えた箇所を検出する。すなわち、薬の種類が違う箇所、種類が同じでも数が異なる箇所、他の種類の薬が混ざっていれば、その箇所を検出する。この場合、aa錠の薬が1錠分不足しているので、その箇所が検出される。そして、服薬通知の画面には間違えた服薬であることを示すエラーメッセージと共に間違えた箇所が識別表示される(ステップB9)。
図11(1)は、服薬を間違えた場合の服薬通知の画面を示し、エラーメッセージとして“エラー:用量が間違っています。正しい量にして下さい”が表示されると共に、“エラー”の文字列及び間違えたパック画像の近辺が点滅表示される。その後、ステップB5に戻る。ここで、患者は、エラー画面を確認して間違えた薬を補充したり、除いたりしてその過不足を正して再度、薬の撮影を行う。これによって再度、上述の画像比較を行い(ステップB6)、正しい服薬か否かを調べる(ステップB7)。
いま、正しい服薬であると判別されたときには(ステップB7でYES)、服薬通知の画面に正しい服薬であることを示すOKメッセージを表示させる(ステップB10)。図11(2)は、服薬が正しい場合の服薬通知の画面を示し、OKメッセージとして“OK:間違いありません。飲んだら「完了」を押して下さい”表示される。そして、服薬通知の画面内の完了ボタンが操作されたかを調べ(ステップB11)、完了ボタンが操作されるまで待機状態となる。いま、完了ボタンが操作されたときには(ステップB11でYES)、服用が完了したことの通知と、今回の服用(消費)によって各薬の残量を更新すべきことの残量通知を薬管理装置1に対して行う(ステップB12)。その後、ステップB1に戻る。
薬管理装置1は、携帯端末装置2から完了通知及び残量通知を受信したときには(図9のステップA3でYES)、その服用した薬に基づいて服薬台帳13cを検索し、該当する薬の「残量」から今回の服用した用量を減算する残量更新処理を行う(ステップA16)。そして、「残量」と「基準値」とを比較し、「残量」は「基準値」以下であるか、つまり、残り1日分のように「残量」が少なくなったかを調べる(ステップA17)。ここで、「残量」が「基準値」を超えていれば(ステップA17でNO)、最初のステップA1に戻るが、「残量」が「基準値」以下であれば(ステップA17でYES)、「残量」が少なくなったことを示すための残量通知を携帯端末装置2に対して送信する(ステップA18)。その後、最初のステップA1に戻る。この場合、CPU11は、どの種類の薬が少なくなったのか、その残量はどのくらいか、どこの調剤薬局/医療機関であるかの情報を含む残量通知を作成して送信する。
携帯端末装置2は、薬管理装置1から残量通知を受信すると(図10のステップB3でYES)、受信した残量通知の内容を警告表示させる(ステップB17)。この場合、患者は、どの薬の残量が少ないかを判断して、その調剤薬局/医療機関に出向いたり、電話やメールで予約したりする。
一方、携帯端末装置2は、医療機関に出向いて診察を受けた場合に、今回の処方箋と共にお薬手帳を提示する時点で、お薬手帳を持参するのを忘れたことに気付いたときには、お薬手帳の送信を薬管理装置1に対して要求する(ステップB2でYES)。例えば、お薬手帳の送信指示キー(図示省略)を操作すると、薬管理装置1に対してお薬手帳の送信を要求する(ステップB13)。
この場合、薬管理装置1側では、携帯端末装置2からお薬手帳の送信が要求されると(図9のステップA4でYES)、画像メモリ13dから各お薬手帳の画像を読み出して薬管理装置1に対して送信する(図9のステップA19)。
ここで、携帯端末装置2は、薬管理装置1から各お薬手帳の画像を受信すると、それを端末画面に表示させる(図10のステップB14)。そして、調剤薬局/医療機関にお薬手帳を提示するために送信提示キー(図示省略)が操作されたかを調べる(ステップB15)。ここで、表示中のお薬手帳を調剤薬局/医療機関に見せるだけで、送信提示キーが操作されなかったときには(ステップB15でNO)、最初のステップB1に戻るが、送信提示キーが操作されたときには(ステップB15でYES)、各お薬手帳の画像を調剤薬局/医療機関側に対して送信する(ステップB16)。その後、ステップB1に戻る。
以上のように、本実施形態において薬管理装置1は、調剤された各薬の服用に関する情報とその各薬を撮影した薬の撮影画像を対応付けて記憶する服薬台帳13cと画像メモリ13dを備え、この服薬台帳13cの内容に基づいて作成した服用スケジュールと現在の日時情報とを照合して服用時間帯であるか否かを判別し、服用時間帯であれば、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知するようにしたので、調剤された各薬を患者が服用する場合に薬の服用時期、その種類、用量を容易に確認することができ、直感的に分かり易くなり、薬の相互作用や大量服用という重大な危険性を未然に防ぐことが可能となる。
薬管理装置1は、服用する薬毎にその種類と用量を示した画像(パック画像)を、各薬の服用に関する情報(服用スケジュールの内容)と、薬パッケージ(1シート状のPTP包装)を撮影した薬画像(シート画像)に基づいて生成し、この国生成画像(パック画像)を通知するようにしたので、予め用意されている薬のサンプル画像(例えば、模式的な画像)ではなく、手持ちの薬を撮影した画像を基に生成した画像で薬の種類と用量を確認することができ、薬の種類を間違えたり、用量を間違えたりする誤認混同を適切に防ぐことが可能となる。
薬管理装置1は、患者所持の携帯端末装置2に通信ネットワークを介して薬毎の種類と用量を示す画像を通知するようにしたので、患者は外出先でも服薬通知を受けることができ、その薬の服用の忘れや遅れを防ぐことが可能となる。特に、携帯端末装置2のような小さな画面を瞬時に見る場合でも視認性が良いものとなる。
薬管理装置1は、各薬の服用に応じて更新される薬の残量を記憶する服薬台帳13cを参照し、その残量が所定量以下となった場合に、その旨を携帯端末装置2に送信するようにしたので、患者にあっては例えば、外出先で薬の残量が残り少ないことを直ちに知ることができ、外出の途中で調剤薬局/医療機関に立ち寄って薬を補充することなどの対応が可能となる。
薬管理装置1は、異なる調剤薬局又は医療機関から発行された複数のお薬手帳を一元管理するめに入力された各お薬手帳の内容を記憶する服薬台帳13cの内容に基づいて服用スケジュールを作成するようにしたので、複数のお薬手帳を持っていてもそれらを統合した服用スケジュールを作成することができ、薬の服用の忘れや遅れを防ぐことが可能となる。
患者所持の携帯端末装置2は、薬管理装置1から服用時間帯に服用する薬毎にその種類と用量が画像によって通知された際に、その通知された画像を当該端末画面に表示させると共に、薬を服用する際にその薬を撮影した画像と薬管理装置1から通知された画像とを照合して正しい服用であるか否かを判別し、その判別結果と服用すべき薬の画像を表示させるようにしたので、患者は薬管理装置1から通知された画像で服用すべき薬を確認できると共に、服用するために薬袋から取り出した薬は正しい薬であるのかを容易に確認することができ、より厳重な服用管理が可能となる。
携帯端末装置2は、薬毎にその服用量を薬管理装置1に送信して薬毎の残量の更新を指示するようにしたので、患者が外出中でも服用の度に薬の残量を更新することができ、厳重な残量管理が可能となる。
携帯端末装置2は、薬管理装置1に対してお薬手帳の送信を要求し、それに応答して受信したお薬手帳の送信を調剤薬局又は医療機関側に提示するようにしたので、調剤薬局又は医療機関に出向いたときにお薬手帳を忘れことに気付いた際には、薬管理装置1から取り寄せたお薬手帳を携帯端末装置2を介して調剤薬局又は医療機関側に提示することが可能となる。
なお、上述した実施形態において薬管理装置1は、薬の残量が所定量以下となった場合に、その旨を携帯端末装置2に送信するようにしたが、薬の残量が所定量以下となったことを調剤薬局又は医療機関側の端末装置に直接に通知するようにしてもよい。これによって薬切れを未然に防ぐことが可能となる。
上述した実施形態において携帯端末装置2は、図8(1)に示すように、薬管理装置1から受信した服薬通知をその端末画面に表示させた場合に、複数の薬に対応して薬の服用に関する情報(文字列情報)と薬の種類と用量を示す画像を並列的に表示するようにしたが、薬毎にその服用に関する情報や薬の画像を端末画面に切り替え表示させてもよい。図12は、この切り替え表示を説明するための図で、図12(1)は、服用する薬(第1の薬)として“aa錠100mg、2錠”の文字列と、その薬の種類と用量を示した画像(パック画像)が表示された状態を示している。
この場合、図12(1)に示したパック画像は、図8(1)で示した第1の薬のパック画像に比べて2倍以上に拡大されたものとなっている。この図12(1)に示す画面には、服用すべき薬として次の薬が有れば、図示のように「次」ボタンが表示され、次の薬に関する画面に切り替えるためには「次」ボタンを操作すべきことがメッセージ表示される。図12(2)は、「次」ボタンの操作に応じて切り替えられた画面で、服用する薬(第2の薬)として“cc錠10mg、2錠”の文字列と、その薬の種類と用量を示した画像(パック画像)が表示された状態を示している。この場合、図12(2)に示したパック画像は、図8(1)で示した第2の薬のパック画像に比べて2倍以上に拡大されたものとなっている。この図12(1)に示す画面には、次の薬は無いので、図8(2)で示した撮影を促すメッセージが表示される。
上述した実施形態において薬管理装置1は、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知する場合に、携帯端末装置2に通知するようにしたが、自身の表示部15や外付けの表示装置に通知して表示させるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、服用に関する情報としてお薬手帳の記載内容としたが、調剤薬局又は医療機関側から提供された薬袋の表紙の記載内容であってもよい。また、この薬袋の中に入っている用法説明の記載内容であってもよい。
また、上述した実施形態においては、お薬手帳の記載内容を文字認識してテキストデータに変換するようにしたが、キー操作によって文字列データを入力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、服用に関する情報としてお薬手帳の記載内容を患者側で入力するようにしたが、調剤薬局又は医療機関側の端末装置から患者所持の携帯端末装置2に無線通信などによって入力するようにしてもよい。また、同様に、薬の画像も調剤薬局又は医療機関側から患者所持の携帯端末装置2に無線通信などによって入力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、薬管理装置1としてパーソナルコンピュータを例示した場合を示したが、タブレット端末装置などであってもよく、更には薬管理装置1と携帯端末装置2とを分けずに、薬管理装置1の機能を携帯端末装置2に組み込むようにしてもよい。すなわち、携帯端末装置2は、調剤された各薬の服用に関する情報とその各薬を撮影した薬の撮影画像を対応付けた記憶管理し、この各薬の服用に関する情報に基づいて作成した服用スケジュールと現在の日時情報とを照合して服用時間帯であるか否かを判別し、服用時間帯であれば、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知する機能と、薬毎にその種類と用量が画像によって通知した際に、その通知した画像を当該端末画面に表示し、薬を服用する際にその薬を撮影した画像と通知した画像とを照合して正しい服用であるか否かを判別し、その判別結果と服用すべき薬の画像を表示する機能と、を備えてもよい。
上述した実施形態においては、携帯端末装置2として、スマートフォンを例示したが、これに限らず、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、電子ゲームなどであってもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置であって、
前記調剤された各薬の服用に関する情報とその各薬を撮影した薬の撮影画像を対応付けて記憶する薬情報記憶手段と、
前記薬情報記憶手段に記憶されている各薬の服用に関する情報に基づいて服用スケジュールを作成する作成手段と、
日時情報を計時する時計手段と、
前記作成手段によって作成された服用スケジュールと前記時計手段で計時された日時情報とを照合して服用時間帯であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって服用時間帯であることが判別された場合に、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の薬管理装置において、
前記服用する薬毎にその種類と用量を示した画像を、前記各薬の服用に関する情報と前記各薬を撮影した撮影画像に基づいて生成する画像生成手段を更に備え、
前記通知手段は、服用する薬毎に前記画像生成手段によって生成された画像を通知する、
ことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の薬管理装置において、
前記患者所持の携帯端末装置に通信ネットワークを介して接続する通信手段を更に備え、
前記通知手段は、服用する薬毎にその種類と用量を示す画像を前記携帯端末装置に通知する、
ことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の薬管理装置において、
前記薬情報記憶手段は、各薬の服用に応じて更新される薬の残量を更に記憶し、
前記薬の残量が所定量以下となった場合に、その旨を前記携帯端末装置に送信する送信手段を更に備える、
ことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の薬管理装置において、
前記送信手段は、薬の残量が所定量以下となった場合に、その旨を調剤薬局又は医療機関側の端末装置に対して送信する、
ことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の薬管理装置において、
前記薬情報記憶手段は、異なる調剤薬局又は医療機関から発行された複数のお薬手帳を一元管理するめに入力された各お薬手帳の内容を記憶し、
前記作成手段は、前記薬情報記憶手段に一元管理されている複数のお薬手帳の内容に基づいて服用スケジュールを作成する、
ことを特徴とする薬管理装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、において、
調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置に通信ネットワークを介して接続可能な患者所持の携帯端末装置であって、
前記薬管理装置から服用時間帯に服用する薬毎にその種類と用量が画像によって通知された際に、その通知された画像を当該端末画面に表示させる第1の表示制御手段と、
薬を服用する際にその薬を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像と前記薬管理装置から通知された画像とを照合して正しい服用であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果と服用すべき薬の画像を表示させる第2の表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の携帯端末装置において、
薬毎にその服用量を前記薬管理装置に送信して薬毎の残量の更新を指示する更新指示手段を更に備える、
ことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の携帯端末装置において、
調剤薬局又は医療機関から発行されたお薬手帳を記憶管理する薬管理装置に対してお薬手帳の送信を要求してお薬手帳を受信するお薬手帳取得手段と、
前記お薬手帳取得手段によって受信したお薬手帳を調剤薬局又は医療機関側に提示するお薬手帳提示手段と、
を更に備える、
ことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、
調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記調剤された各薬の服用に関する情報とその各薬を撮影した薬画像を対応付けて記憶する薬情報記憶手段、
前記薬情報記憶手段に記憶されている各薬の服用に関する情報に基づいて服用スケジュールを作成する作成手段、
日時情報を計時する時計手段、
前記作成手段によって作成された服用スケジュールと前記時計手段で計時された日時情報とを照合して服用時間帯であるか否かを判別する判別手段、
前記判別手段によって服用時間帯であることが判別された場合に、服用する薬毎にその種類と用量を画像によって通知する通知手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、
調剤薬局又は医療機関で調剤された各薬の服用に関する情報を記憶管理する患者側の薬管理装置に通信ネットワークを介して接続可能な患者所持の携帯端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記薬管理装置から服用時間帯に服用する薬毎にその種類と用量が画像によって通知された際に、その通知画像を当該端末画面に表示させる第1の表示制御手段、
薬を服用する際にその薬を撮影する撮影手段、
前記撮影手段によって撮影された服薬画像と前記薬管理装置からの通知画像とを照合して正しい服用であるか否かを判別する判別手段、
前記判別手段による判別結果と服用すべき薬の画像を表示させる第2の表示制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
1 患者側の薬管理装置
2 患者所持の携帯端末装置
3 インターネット
4 無線通信網
11、21 CPU
13、23 記憶部
13a、23a プログラムメモリ
13c 服薬台帳
13d 画像メモリ
13e 服用スケジュールテーブル
14、24 操作部
15 表示部
16 広域通信部
17 スキャナ部
25 タッチ表示部
26 無線通信部
28 カメラ部

Claims (5)

  1. 服薬通知があった際は、当該服薬通知に応じて服用すべき薬の種類と当該薬の用量とを示す服薬画像を表示すると共に、ユーザが服用する予定の薬を並べて影することを指示する指示情報表示するよう制御する表示制御手段と、
    ユーザが選択した種類の薬とその薬の用量とを撮像した撮像画像を取得する取得手段と、
    前記撮像画像に含まれる薬の種類と当該薬の用量とを共に認識することで、前記撮像画像に含まれる薬の種類が前記服薬通知のあった薬の種類と一致し、且つ前記撮像画像に含まれる薬の用量が前記服薬通知の薬の用量と一致するか否かを判する判手段と、
    前記判別手段で一致しないと判別された場合には、ユーザが選択した薬の種類が間違っているのか、又はユーザが選択した薬の用量が間違っているのか、を報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記服薬通知に応じて服用すべき薬の種類が複数あれば、薬の種類毎の用量を示す画像を表示し、
    前記判別手段は、前記撮像画像に含まれる薬が複数種類あって当該複数種類が前記服薬通知に応じた複数の薬の種類と一致し、且つ前記撮像画像に含まれる薬の種類毎の用量が前記服薬通知に応じた薬の種類毎の用量と一致するか否かを判別する、
    とを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記報知手段は、ユーザが選択した薬の種類が間違っていれば、間違った薬の種類が何であるのかを明示して報知し、またユーザが選択した薬の用量が間違っている場合には、間違った薬の用量が何であるのかを明示して報知する、
    とを特徴とする請求項1は2に記載の端末装置。
  4. 前記報知手段は、ユーザが選択した薬の種類が間違っていれば、前記服薬通知によって表示された前記服薬画像の中で間違った薬の種類の画像部分を特定して識別表示することで前記報知を行い、またユーザが選択した薬の用量が間違っている場合には、前記服薬通知によって表示された前記服薬画像の中で間違った薬の用量の画像部分を特定して識別表示することで前記報知を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の端末装置。
  5. 服薬通知の表示を行う端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    服薬通知があった際は、当該服薬通知に応じて服用すべき薬の種類と当該薬の用量とを示す服薬画像を表示すると共に、ユーザが服用する予定の薬を並べて影することを指示する指示情報表示するよう制御する表示制御手段、
    ユーザが選択した種類の薬とその薬の用量とを撮像した撮像画像を取得する取得手段、
    前記撮像画像に含まれる薬の種類と当該薬の用量とを共に認識することで、前記撮像画像に含まれる薬の種類が前記服薬通知のあった薬の種類と一致し、且つ前記撮像画像に含まれる薬の用量が前記服薬通知の薬の用量と一致するか否かを判する判手段、
    前記判別手段で一致しないと判別された場合には、ユーザが選択した薬の種類が間違っているのか、又はユーザが選択した薬の用量が間違っているのか、を報知する報知手段、
    として機能させるためのプログラム。
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