JP6924638B2 - 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム - Google Patents

薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6924638B2
JP6924638B2 JP2017133826A JP2017133826A JP6924638B2 JP 6924638 B2 JP6924638 B2 JP 6924638B2 JP 2017133826 A JP2017133826 A JP 2017133826A JP 2017133826 A JP2017133826 A JP 2017133826A JP 6924638 B2 JP6924638 B2 JP 6924638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
information
utilization management
unit
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017133826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019013518A (ja
Inventor
雄弘 木村
雄弘 木村
君夫 藤川
君夫 藤川
信之 木村
信之 木村
慶太 佐藤
慶太 佐藤
光司 鴻巣
光司 鴻巣
啓太 坪田
啓太 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Toppan Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc, Toppan Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2017133826A priority Critical patent/JP6924638B2/ja
Publication of JP2019013518A publication Critical patent/JP2019013518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924638B2 publication Critical patent/JP6924638B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

本発明は、薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラムに関する。
病院や薬局等の医療機関において、患者に対して処方箋により薬剤が処方される。従来、処方される薬剤を管理するため、当該薬剤に関する薬剤情報を記憶できるRFID(Radio Frequency Identifier)タグを備えた包装薬剤がある(例えば、特許文献1)。ここで言う薬剤情報とは、例えば、薬剤の種類、名称、剤形、効能、効果、用法、用量、相互作用、副作用、製造元、原料、成分、および保管に関する情報等である。これらのRFIDタグに記憶された情報を用いることにより、医療機関等は、処方薬剤の内容、処方先、および使用期限等を確認し、処方する薬剤の管理を行うことができる。
実用新案登録第3128634号公報
ところで、患者に対して処方された薬剤は、医療機関からの指示によって予め定められた時期に、予め定められた量によって服用される必要がある。しかしながら、例えば、患者が薬剤を服用することを忘れてしまった場合等においては、医療機関からの指示どおりに薬剤の服用がなされないことが生じる。特許文献1に記載のRFIDタグを備えた包装薬剤は、上述したような薬剤情報を管理することはできても、患者による薬剤の利用状況を管理することはできないという課題がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、薬剤の利用状況を管理することができる薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラムを提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグからIDを読み取る読取部と、前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶部と、前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定部と、前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせない制御部と、を備えることを特徴とする薬剤利用管理システムである。
(2)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記利用者に対する通知を行う通知部と、前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記通知部による通知を制御する通知制御部と、を備えることを特徴とする。
(3)また、本発明の一態様としては、薬剤利用管理システムであって、前記通知制御部は、さらに前記利用者の行動予定を示すカレンダー情報に基づいて、前記通知部による通知を制御することを特徴とする。
(4)また、本発明の一態様としては、薬剤利用管理システムであって、前記収容部と前記読取部とを備える薬箱と、前記通知部を備える情報端末と、を有することを特徴とする。
(5)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記情報端末は、医師が利用する端末との通信を行うことができる医師端末通信部を備えることを特徴とする。
(6)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記IDタグは、前記薬剤を包装する薬包の開封によって前記IDの読み取りが不可能になるIDタグであることを特徴とする。
(7)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記薬剤利用管理情報に基づく情報を、医師が利用する端末、薬剤師が利用する端末、および前記利用者の親族が利用する端末のうち少なくとも1つの端末へ送信する通信部、を備えることを特徴とする。
(8)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、外部のシステムから前記薬剤に関する情報を示す外部情報を取得する外部情報取得部を備え、前記記憶部は、前記IDに基づく識別情報と、前記外部情報と、が対応付けられた前記薬剤利用管理情報を記憶することを特徴とする。
(9)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記記憶部は、前記IDに基づく識別情報と、前記IDに対応する前記薬剤が前記利用者に対して配送されたか否かを示す情報と、が対応付けられた前記薬剤利用管理情報を記憶することを特徴とする。
(10)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記IDタグは、前記薬剤を包装する薬包に対し、アンテナが印刷されること、または、前記アンテナが印刷されたシールが貼り付けられることによって、前記薬剤に対応して備えられることを特徴とする。
(11)また、本発明の一態様としては、上記の薬剤利用管理システムであって、前記IDタグは、前記利用者を識別する情報、または、前記利用者のマイナンバーを記憶することを特徴とする。
(12)また、本発明の一態様としては、前記IDタグは、前記薬剤の有効期限を示す情報を記憶することを特徴とする。
(13)また、本発明の一態様としては、前記記憶部は、同じ利用者識別情報に対して、互いに異なる複数の薬包識別情報が対応付けられ、前記薬包識別情報に対応付けられる薬剤を示す情報には、薬剤の組み合わせが異なる場合であっても記憶可能であることを特徴とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、コンピュータによる薬剤利用管理方法であって、読取部が、少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグから、IDを読み取る読取ステップと、記憶部が、前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶ステップと、判定部が、前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定ステップと、制御部が、前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせないステップとを有することを特徴とする薬剤利用管理方法である。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、コンピュータに、少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグから、IDを読み取る読取ステップと、前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶ステップと、前記読取ステップにおいて読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定ステップと、前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせないステップと、を実行させるための薬剤利用管理プログラムである。
本発明によれば、薬剤の利用状況を管理することができる。
本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の概要を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1において用いられる薬包11の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬箱10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬箱10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の医師端末30の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20が記憶するタグ・薬包対応情報2001の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20が記憶する薬剤利用管理情報2002の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について説明する。
[薬剤利用管理システムの概要]
以下、本実施形態に係る薬剤利用管理システム1の概要について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の概要を示す概略図である。図1に図示するように、薬剤利用管理システム1は、薬箱10と、ユーザ端末15と、薬剤利用管理サーバ20と、医師端末30と、薬剤師端末31と、親族端末32と、を含んで構成される。
薬箱10は、主にユーザの自宅において利用される。本実施形態においては、ユーザ(利用者)は、医療機関による医療サービスを受ける患者である。患者が利用(服用)する1または複数の薬剤は、医療機関や薬局等において、服用単位(朝食後、または昼食後等)毎に1つの薬包11にまとめられて、再包装される。
図2は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1において用いられる薬包11の一例を示す図である。
図2(a)は、薬包11の一面を図示したものである。薬包11は半透明の素材(例えば、紙、またはビニール)で作られており、図2(a)に図示するように、薬包11に封入された薬剤12が患者によって視認可能になっている。
図2(b)は、図2(a)に示した薬包11の面の裏側の面を図示したものである。図2(b)に図示するように、薬包11には、RFIDタグ13が備えられている。なお、RFIDタグ13は、薬包11に対して直接印刷されることによって備えられていてもよいし、RFIDタグ13がシールに印刷され当該シールが薬包11に対して貼り付けられることによって備えられていてもよい。RFIDタグ13には、少なくとも、当該RFIDタグ13を一意に識別する識別情報であるタグID(Identifier;識別子)を記憶している。
再び図1に戻って説明する。図1に図示するように、薬箱10の中には、服用単位で再包装された1または複数の薬包11が格納されている。また、図1には図示していないが、薬箱10には、後述する読取部101が備えられている。読取部101は、RFIDタグリーダを含んで構成される。薬箱10は、読取部101により、当該薬箱10の中に格納された薬包11に備えられたRFIDタグ13が発する電波を検知することができる。薬箱10は、読取部101により、電波を検知したRFIDタグ13に記憶されているタグIDの読み取りを行う。
なお、患者が開封するために薬包11を破ることによって、薬包11に備えられたRFIDタグ13の読み取りが不可能になるような構造にしてもよい。例えば、薬剤12が一包化された薬包11において、開封可能な領域に対応する位置を含むようにしつつ、開封方向に対して直交方向になるようにアンテナを取り付けておくことで、薬包11の開封時に、RFIDタグ13のアンテナが切断されることで、RFIDタグ13が電波を発信することができなくなる。
これにより、たとえ患者が開封済みの薬包11を薬箱10の中に再び戻してしまった場合であっても、薬剤利用管理サーバ20が、薬剤の利用がなされていないと誤認識することを避けることができる。
薬箱10は、通信ネットワーク50を介してユーザ端末15と通信接続する。通信ネットワーク50は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線通信による通信ネットワークである。なお、通信ネットワーク50は、その他の通信規格に基づく無線通信や、有線通信による通信ネットワークであっても構わない。
薬箱10は、上記において読み取ったタグIDを示す情報(例えば、読み取ったタグIDのリスト)を、通信ネットワーク50を介してユーザ端末15へ送信する。
ユーザ端末15は、主にユーザの自宅において薬箱10の近傍で利用される端末装置である。ユーザ端末15は、例えば、タブレット型の携帯情報端末である。ユーザ端末15は、通信ネットワーク50を介して、薬箱10によって読み取られたタグIDを示す情報を取得する。
また、ユーザ端末15は、通信ネットワーク51を介して薬剤利用管理サーバ20と通信接続する。通信ネットワーク51は、例えば、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPN(Virtual Private Network;仮想プライベートネットワーク)等)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク51は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
ユーザ端末15は、上記において取得したタグIDを示す情報を、通信ネットワーク50を介して、薬剤利用管理サーバ20へ送信する。
薬剤利用管理サーバ20は、例えば、患者の薬剤の利用状況を管理するサービス(薬剤利用管理サービス)を提供する事業者によって管理されるサーバ装置である。薬剤利用管理サーバ20は、例えば、汎用コンピュータ、またはパーソナルコンピュータ等を含んで構成される。薬剤利用管理サーバ20は、通信ネットワーク51を介して、ユーザ端末15から送信されたタグIDを示す情報を取得する。
薬剤利用管理サーバ20は、タグIDと、薬包を識別する識別情報である薬包IDと、を対応付けたタグ・薬包対応情報2001を記憶している。また、薬剤利用管理サーバ20は、薬包IDと、薬剤12を示す情報(例えば、薬剤の名称)と、患者を識別する識別情報である患者IDと、薬剤12を利用すべき時期を示す情報(以下、「利用時期情報」と称する)と、を少なくとも対応付けた薬剤利用管理情報2002を記憶している。
なお、タグ・薬包対応情報2001を記憶してタグIDと薬包11との対応付けを管理するサーバと、薬剤利用管理情報2002を記憶して薬剤12の利用に関する情報(例えば、利用時期情報、薬剤12の利用状況を示す情報、および処方される薬剤12に関する情報等)を管理するサーバと、がそれぞれ別々のサーバ装置であるような構成であっても構わない。
なお、薬剤12が薬包11によって包装され、薬包11にRFIDタグ13が備えられる際に、例えば、薬剤利用管理サーバ20のシステム管理者によって、薬包11に対応する薬包IDとタグIDとが対応付けられてタグ・薬包対応情報2001に記憶され、また、薬包IDと上述したような薬剤12に利用に関するその他の情報とが対応付けられて薬剤利用管理情報2002に記憶される。
薬剤利用管理サーバ20は、タグ・薬包対応情報2001に基づいて、ユーザ端末15から取得した情報に基づくタグIDにそれぞれ対応する薬包IDを特定する。そして、薬剤利用管理サーバ20は、特定した薬包IDと、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDと、の突き合わせを行う。
薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDが、上記において特定した薬包IDに含まれる薬包IDである場合には、薬剤利用管理サーバ20は、当該薬包IDに対応する薬包11が薬箱10に存在することを認識できる。すなわち、薬剤利用管理サーバ20は、当該薬包11に含まれる薬剤12が、患者によってまだ利用されていないことを推定することができる。
また、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDが、上記において特定した薬包IDに含まれない薬包IDである場合には、薬剤利用管理サーバ20は、当該薬包IDに対応する薬包11が薬箱10に存在しないことを認識できる。すなわち、薬剤利用管理サーバ20は、当該薬包11に含まれる薬剤12が、患者によって既に利用されたことを推定することができる。
薬剤利用管理サーバ20は、薬剤利用管理情報2002に基づいて、上記において特定した薬包IDに対応する利用時期情報を取得する。薬剤利用管理サーバ20は、取得した利用時期情報に基づく利用時期と、現時点(例えば、現在時刻)と、を比較する。そして、取得した利用時期情報に基づく利用時期が、現時点(例えば、現在時刻)よりも前の時点である場合(すなわち、利用時期を過ぎている場合)、薬包IDと利用時期情報とを、通信ネットワーク51を介して、ユーザ端末15へ送信する。
ユーザ端末15は、薬包IDと利用時期情報とを取得すると、これらの情報に従って、患者に対する通知内容を生成し、通知を行う。例えば、ユーザ端末15は、アラーム音を鳴らし、「○月○日の朝食後に服用する予定になっている薬がまだ服用されていません。」といったような内容の通知文を画面に表示させる。
このように、薬剤利用管理システム1は、薬箱10に格納されている薬包11を特定することができる。そして、薬剤利用管理システム1は、特定した薬包11に含まれる薬剤12が利用されるべき時期を特定し、利用されるべき時期が既に過ぎている場合には、患者に対して通知を行うことができる。
なお、本実施形態においては、利用時期情報に基づく利用時期が現時点よりも前の時点である場合に、薬剤利用管理サーバ20は、薬包IDと利用時期情報とをユーザ端末15へ送信するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、利用時期情報に基づく利用時期が現時点よりも前の時点である場合に、薬剤利用管理サーバ20が、薬包IDのみをユーザ端末15へ送信する構成であってもよいし、薬包IDと利用時期情報とに加えて、さらにその他の薬剤利用管理情報2002に含まれる情報等も送信する構成であってもよい。
なお、薬剤12が利用されるべき時期が過ぎている場合に行われる通知は、ユーザ端末15において行われるだけでなく、親族端末32、医師端末30、および薬剤師端末31においても行われるような構成にしてもよい。
なお、利用時期を過ぎた場合に通知を行うだけでなく、薬剤利用管理情報2002に含まれる利用時期情報に基づいて、当該利用時期情報に基づく利用時期が近づいたタイミングで、薬剤利用管理システム1が、患者に対して事前に、薬剤12の服用をリマインドするための通知を行うようにしてもよい。
なお、患者がユーザ端末15を操作して、薬剤利用管理サーバ20に対して問い合わせを行い、薬剤利用管理情報2002に含まれる利用時期情報に基づく薬剤12の利用すべき時期を、患者が確認することができるような構成にしてもよい。また、薬剤12の利用すべき時期だけでなく、薬剤12の消費期限や効能等を、患者がユーザ端末15を操作することによって確認することができるような構成にしてもよい。
なお、ユーザ端末15により患者に対して行われる通知のタイミングを、患者が自らカスタマイズすることができるような構成にしてもよい。例えば、患者がユーザ端末15を操作して、例えば、薬剤12を利用すべき時期の30分前、または1時間後、あるいは、薬剤12の利用が医療機関からの指示通りに行われなかったことが2回以上続いた場合、等のタイミング等において通知がなされるように、患者が自ら設定することができるようにしてもよい。
薬剤利用管理サーバ20は、通信ネットワーク52を介して、医師端末30、薬剤師端末31、および親族端末32と通信接続する。通信ネットワーク52は、例えば、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPN等)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク52は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
薬剤利用管理サーバ20は、薬剤利用管理情報2002に基づく情報を、通信ネットワーク52を介して、医師端末30、薬剤師端末31、および親族端末32へ送信することができる。
なお、薬剤利用管理情報2002に基づく情報が送信される対象の端末(例えば、上記の医師端末30、薬剤師端末31、および親族端末32)は、当該情報を開示することを患者によって許可された端末のみに限定するようにしてもよい。
医師端末30は、病院や診療所等の医療機関に置かれ、医師等が利用する端末装置である。医師端末30は、例えば、タブレット型の携帯情報端末である。医師端末30は、薬剤利用管理サーバ20から、薬剤利用管理情報2002に基づく各種の情報を取得し、表示する。ここで言う各種の情報とは、例えば、薬剤12の処方履歴を示す情報、および薬剤12の残薬量を示す情報等である。
また、医師は、医師端末30により、例えば、患者に対する服薬指導等に関する情報を入力し、通信ネットワーク52を介して、薬剤利用管理サーバ20へ送信することができる。薬剤利用管理サーバ20は、服薬指導等に関する情報を記憶し、適宜、服薬指導等に関する情報を、通信ネットワーク51を介してユーザ端末15へ送信する。ユーザ端末15は、服薬指導等に関する情報を取得し、表示する。このように、薬剤利用管理システム1によれば、医師によって入力された服薬指導等に関する情報を、患者に対して提示させることができる。
薬剤師端末31は、薬局等に置かれ、薬剤師等が利用する端末装置である。薬剤師端末31は、例えば、ノート型またはデスクトップ型のパーソナルコンピュータである。薬剤師端末31は、薬剤利用管理サーバ20から、薬剤利用管理情報2002に基づく各種の情報を取得し、表示する。ここで言う各種の情報とは、例えば、薬剤12の残薬量を示す情報等である。
また、薬剤師も、薬剤師端末31により、例えば、患者に対する服薬指導等に関する情報を入力し、通信ネットワーク52を介して、薬剤利用管理サーバ20へ送信することができる。薬剤利用管理サーバ20は、服薬指導等に関する情報を記憶し、適宜、服薬指導等に関する情報を、通信ネットワーク51を介してユーザ端末15へ送信する。ユーザ端末15は、服薬指導等に関する情報を取得し、表示する。このように、薬剤利用管理システム1によれば、薬剤師によって入力された服薬指導等に関する情報を、患者に対して提示させることができる。
親族端末32は、患者の親族(例えば、家族)が利用する端末装置である。親族端末32は、例えば、スマートフォンである。親族端末32は、薬剤利用管理サーバ20から、薬剤利用管理情報2002に基づく各種の情報を取得し、表示する。ここで言う各種の情報とは、例えば、薬剤12の利用状況を示す情報等である。薬剤12の利用状況を確認することにより、患者の親族は、患者の日常の行動の見守りをすることができる。すなわち、例えば、医療機関からの指示通りに患者が薬剤12を利用していることを、患者の親族が親族端末32によって確認できることにより、患者の親族は患者の生活の見守りを行うことができる。
なお、医師端末30、薬剤師端末31、または親族端末32と、ユーザ端末15とは、薬剤利用管理サーバ20を介さずに、それぞれ直接通信接続できるような構成がさらにあってもよい。
例えば、医師端末30とユーザ端末15の医師端末通信部(図示せず)とが直接通信接続することによって、リアルタイムに医師と患者との間でコミュニケーションを図ることができる機能(ホットライン機能)を実現することができる。これにより、例えば、患者の体調が急に悪化した場合等のような緊急時に、患者が、即座に医師と直接対話をして相談をすることができる。
また、例えば、親族端末32とユーザ端末15の親族端末通信部(図示せず)とが直接通信接続することによって、親族と患者との間で写真や動画等のデータを送受信する機能(写真や動画等の共有機能)を実現することができる。
また、例えば、親族端末32とユーザ端末15とが直接通信接続することによって、ユーザ端末15に記憶されている、患者のスケジュールを示すカレンダー情報1501を、親族と患者との間で共有することができる。これにより、親族は、患者による薬剤の利用状況を示す情報とカレンダー情報とを照らし合わせた上で、患者の日常の行動の見守りをすることができる。すなわち、例えば、医療機関からの指示通りに患者による薬剤12の服用がなされていなくても、カレンダー情報を参照することによって、親族は、医療機関からの指示通りに薬剤12の服用がなされていない理由を推測することができ、その理由に応じた対処(例えば、患者と連絡を取る、あるいは、問題ないと判断して患者と連絡を取らない等の対処)を行うことができる。
なお、薬剤利用管理サーバ20は、例えば、通信ネットワーク52を介して、外部のシステム等と通信接続し、外部のシステム等から各種の情報を取得して、取得した情報と薬剤利用管理情報2002を対応付けて記憶させるようにしてもよい。例えば、薬剤利用管理サーバ20の外部情報取得部(図示せず)が、外部のシステム等から薬剤等に関する情報(外部情報)を取得して、当該外部情報を、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬剤ID等と対応付けて記憶させるようにしてもよい。
[薬箱の機能構成]
以下、薬箱10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬箱10の機能構成を示すブロック図である。図示するように、薬箱10は、収容部100と、読取部101と、通信部102と、を含んで構成される。
収容部100は、薬包11を収容する。
読取部101は、収容部100に収容された薬包11に備えられたRFIDタグ13が発信する電波を検知し、当該RFIDタグ13に記憶されたタグIDを読み取る。読取部101は、RFIDタグリーダを含んで構成される。
なお、本実施形態においては、読取部101のRFIDタグリーダが、薬包11に備えられたRFIDタグ13を読み取る構成としたが、これに限られるものではない。例えば、薬包11に二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))が印刷され、読取部101が、当該二次元コードを読み取る二次元コードリーダを備えるような構成であっても構わない。
通信部102は、通信ネットワーク50を介してユーザ端末15と通信接続し、読取部101が読み取ったタグIDを示す情報をユーザ端末15へ送信するための通信インターフェースである。
[ユーザ端末の機能構成]
以下、ユーザ端末15の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1のユーザ端末15の機能構成を示すブロック図である。図示するように、ユーザ端末15は、記憶部150と、タグ情報取得部151と、通信部152と、通知制御部153と、通知部154と、操作入力部155と、を含んで構成される。
記憶部150は、ユーザ端末15において用いられる各種のデータやソフトウェアプログラム等を記憶する。記憶部150は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive;ハードディスクドライブ)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory;イーイーピーロム)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
また、記憶部150は、患者の行動予定を示す情報を含むカレンダー情報1501を記憶している。
タグ情報取得部151は、薬箱10から、通信ネットワーク50を介して、当該薬箱10によって読み取られたタグIDを示す情報を取得するための通信インターフェースである。
通信部152は、通信ネットワーク51を介して、薬剤利用管理サーバ20と通信接続するための通信インターフェースである。通信部152は、タグ情報取得部151が取得したタグIDを示す情報を、薬剤利用管理サーバ20へ送信する。また、通信部152は、薬剤利用管理サーバ20から、薬包IDと利用時期情報とを取得する。
通知制御部153は、患者に対する各種の通知を行う通知部154による通知処理を制御する。通知制御部153は、例えば、通信部152が取得した薬包IDと利用時期情報とに基づいて、患者に対する通知内容を生成し、通知部154に通知させる制御を行う。例えば、通知制御部153は、通知部154がアラーム音を鳴らすように当該通知部154を制御する。また、例えば、通知制御部153は、通知部154が「○月○日の朝食後に服用する予定になっている薬がまだ服用されていません。」という通知文を表示するように当該通知部154を制御する。
なお、通知制御部153は、通信部152が取得した薬包IDと利用時期情報に基づくだけでなく、さらに記憶部150に記憶されたカレンダー情報1501に基づいて、患者に対する通知内容を生成して通知を行ったり、あるいは通知を行わなかったりするように通知を制御してもよい。
すなわち、カレンダー情報1501に含まれる患者の行動予定を示す情報において、例えば、患者が特定の期間、自宅から離れるような行動予定(例えば、特定の期間、療養のため遠隔地に滞在するような予定等)が登録されているような場合、医療機関による指示通りのタイミングで薬包11が薬箱10から取り出されて薬剤12が消費されるとは限らない。そのため、通知制御部153は、カレンダー情報1501に含まれる患者の行動予定を示す情報を考慮した上で、通知内容を生成して通知を行ったり、あるいは通知を行わなかったりするように通知を制御してもよい。
通知部154は、通知制御部153からの指示に従って通知処理を行う。通知部154は、音声出力装置(例えば、スピーカ等)を備え、音声によって患者に対する通知を行う。また、通知部154は、画像表示装置(例えば、液晶ディスプレイ、または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)を備え、画像を表示することによって患者に対する通知を行う。
なお、通知部154は、上記の音声出力装置および画像表示装置のうち、いずれか1つのみを備えているような構成であってもよいし、その他の通知手段(例えば、振動による通知手段、または発光による通知手段等)を有する部材を備えているような構成であってもよい。
操作入力部155は、患者による操作入力を受け付ける入力デバイスである。操作入力部155は、例えば、入力ボタン、および上記の通知部154が備えるディスプレイと組み合わされたタッチパネル等を含んで構成される。
[薬剤利用管理サーバの機能構成]
以下、薬剤利用管理サーバ20の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。図示するように、薬剤利用管理サーバ20は、記憶部200と、制御部201と、通信部202と、判定部203と、計時部204と、を含んで構成される。
記憶部200は、薬剤利用管理サーバ20において用いられる各種のデータやソフトウェアプログラム等を記憶する。記憶部200は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
また、図5に図示するように、記憶部200は、タグ・薬包対応情報2001と、薬剤利用管理情報2002と、を記憶する。
タグ・薬包対応情報2001は、薬包11に備えられたRFIDタグ13に記憶されたタグIDと、当該薬包11を識別する薬包IDと、が対応付けられた情報である。タグ・薬包対応情報2001の構成の一例については後述する。
薬剤利用管理情報2002は、薬包IDと、当該薬包に含まれる薬剤12を示す情報(例えば、薬剤の名称)と、当該薬剤12が処方された患者を識別する患者IDと、当該薬剤12の利用時期情報と、が対応付けられた情報である。薬剤利用管理情報2002の構成の一例については後述する。
制御部201は、記憶部200に記憶されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することにより、薬剤利用管理サーバ20の各機能ブロックによる処理を制御する。制御部201は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含んで構成される。
通信部202は、通信ネットワーク51を介して、ユーザ端末15と通信接続するための通信インターフェースである。通信部202は、例えば、ユーザ端末15から、タグIDを示す情報を取得する。また、通信部202は、例えば、ユーザ端末15へ、薬包IDを示す情報および利用期限情報を送信する。
また、通信部202は、通信ネットワーク52を介して、医師端末30、薬剤師端末31、親族端末32、およびその他の外部の装置と通信接続するための通信インターフェースである。通信部202は、医師端末30、薬剤師端末31、親族端末32、およびその他の外部の装置との間で、各種のデータの送受信を行う。
判定部203は、薬箱10によって読み取られたタグIDに基づく薬包IDと、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDと、に基づいて、患者による薬剤12の利用状況を判定する。すなわち、判定部203は、ユーザ端末15から取得した情報に基づくタグIDにそれぞれ対応する薬包IDを特定する。そして、判定部203は、特定した薬包IDと、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDと、の突き合わせを行う。
そして、判定部203は、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDが、上記において特定した薬包IDに含まれる薬包IDであるか否かに基づいて、当該薬包IDに対応する薬包11が薬箱10に存在するか否かを認識できる。これにより、判定部203は、当該薬包11に含まれる薬剤12が患者によって利用されたか否かを判定することができる。
計時部204は、現時点(例えば、現在時刻)を示す計時情報を出力することができる。計時部204は、例えば、NTP(Network Time Protocol)クライアントを含んで構成され、インターネットを介してNTPサーバと通信接続し、当該NTPサーバが公開する現在時刻を示す計時情報を取得して出力する。
制御部201は、薬剤利用管理情報2002に基づいて、判定部203により薬箱10の中に格納されていると判定された薬包IDに対応する、利用時期情報を取得する。制御部201は、取得した利用時期情報に基づく利用時期と、現時点(例えば、現在時刻)と、を比較する。なお、制御部201は、現時点を示す計時情報を、計時部204から取得する。そして、取得した利用時期情報に基づく利用時期が、現時点(例えば、現在時刻)を過ぎた時点である場合、制御部201は、薬包IDと利用時期情報とを、通信部202を介して、ユーザ端末15へ送信する。
[医師端末の構成]
以下、医師端末30の構成について、図面を参照しながら説明する。
なお、医師端末30と、薬剤師端末31および親族端末32と、は機能構成が共通する、あるいは類似するため、薬剤師端末31および親族端末32の機能構成についての詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の医師端末30の機能構成を示すブロック図である。図示するように、医師端末30は、記憶部300と、通信部301と、表示部302と、操作入力部303と、を含んで構成される。
記憶部300は、医師端末30において用いられる各種のデータやソフトウェアプログラム等を記憶する。記憶部300は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
通信部301は、通信ネットワーク52を介して薬剤利用管理サーバ20と通信接続するための通信インターフェースである。通信部301は、薬剤利用管理サーバ20から、薬剤利用管理情報2002に基づく各種の情報(例えば、処方履歴、および残薬量を示す情報等)を取得する。また、通信部301は、薬剤利用管理サーバ20へ、例えば、服薬指導に関する情報等を送信する。
表示部302は、医師等に対して提示される各種の情報を表示する。表示部302は、例えば、液晶ディスプレイ、または有機ELディスプレイ等を含んで構成される。
操作入力部303は、医師等による操作入力を受け付ける入力デバイスである。操作入力部303は、例えば、入力ボタン、および上記の表示部302が備えるディスプレイと組み合わされたタッチパネル等を含んで構成される。
[タグ・薬包対応情報の構成]
以下、タグ・薬包対応情報2001の構成について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20が記憶するタグ・薬包対応情報2001の構成の一例を示す図である。図示するように、タグ・薬包対応情報2001は、「タグID」と、「薬包ID」と、の2つの項目の列からなる2次元の表形式のデータである。
図7に図示するように、例えば、「RF000001」というタグIDに対して、「md100001」という薬包IDが対応付けられている。これは、「md100001」という薬包IDによって識別される薬包11に備えられたRFIDタグ13に記憶されているタグIDが、「RF000001」であることを表す。
なお、上述したように、例えば、薬包11にRFIDタグ13が備えられる際に、当該薬包11に対応する薬包IDと、当該RFIDタグ13に記憶されたタグIDと、が対応付けられてタグ・薬包対応情報2001が生成され、記憶部200に記憶される。
なお、タグ・薬包対応情報2001の生成、および当該タグ・薬包対応情報2001の記憶部200への書込みは、例えば、薬剤利用管理システム1のシステム管理者によって行われる。
[薬剤利用管理情報の構成]
以下、薬剤利用管理情報2002の構成について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の薬剤利用管理サーバ20が記憶する薬剤利用管理情報2002の構成の一例を示す図である。図示するように、薬剤利用管理情報2002は、「薬包ID」と、「患者ID」と、「利用すべき時期」と、「薬剤の内容」と、の少なくとも4つの項目を含む複数の項目の列からなる、2次元の表形式のデータである。
図8に図示するように、例えば、「md100001」という薬包IDに対して、「pat001」という患者IDと、「2017/6/1 10:00」という利用すべき時期を示す日時情報(利用時期情報)と、「aaa」および「bbb」という薬剤12の内容(例えば、薬剤12の名称)を示す情報と、が対応付けられている。これは、「md100001」という薬包IDが付与された薬包11に含まれる薬剤12が処方された患者を識別する患者IDが、「pat001」であること、当該薬包11に含まれる薬剤12が利用されるべき時期(例えば、利用期限)が「2017/6/1 10:00」であること、および、当該薬包11に含まれる薬剤12の内容が「aaa」および「bbb」であること、を表す。
なお、上述したように、例えば、薬剤12が薬包11によって包装される際に、薬包IDと、患者IDと、利用時期情報と、薬剤の内容を示す情報と、が少なくとも対応付けられて、薬剤利用管理情報2002が生成され、記憶部200に記憶される。
なお、薬剤利用管理情報2002の生成、および当該薬剤利用管理情報2002の記憶部200への書込みは、例えば、薬剤利用管理システム1のシステム管理者によって行われる。
[薬剤利用管理システムの動作]
以下、薬剤利用管理システム1の動作の一例について、図面を参照しながら説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、定期的に(例えば、1秒毎に、または1分毎に)開始される。
(ステップS001)薬箱10の読取部101は、薬箱10の収容部100に格納されている薬包11に備えられたRFIDタグ13が発信する電波を検知し、当該RFIDタグ13に記憶されているタグIDを読み取る。その後、ステップS002へ進む。
(ステップS002)薬箱10の通信部102は、ステップS001において読み取られたタグIDを示す情報を、通信ネットワーク50を介して、ユーザ端末15へ送信する。その後、ステップS003へ進む。
(ステップS003)ユーザ端末15の通信部152は、ステップS002において通信部102から送信されたタグIDを示す情報を取得する。その後、ステップS004へ進む。
(ステップS004)ユーザ端末15の通信部152は、ステップS003において取得したタグIDを示す情報を、通信ネットワーク51を介して、薬剤利用管理サーバ20へ送信する。その後、ステップS005へ進む。
(ステップS005)薬剤利用管理サーバ20の通信部202は、ステップS004において通信部152から送信されたタグIDを示す情報を取得する。その後、ステップS006へ進む。
(ステップS006)薬剤利用管理サーバ20の判定部203は、記憶部200に記憶されたタグ・薬包対応情報2001に基づいて、ステップS005において取得した情報に基づくタグIDにそれぞれ対応する薬包IDを特定し、患者による薬剤12の利用状況を判定する。その後、ステップS007へ進む。
(ステップS007)薬剤利用管理サーバ20の制御部201は、記憶部200に記憶されている薬剤利用管理情報2002に基づいて、ステップS006において特定された薬包IDにそれぞれ対応付けられた利用時期情報を取得する。その後、ステップS008へ進む。
(ステップS008)薬剤利用管理サーバ20の制御部201は、ステップS007において取得した利用時期情報に基づく利用時期と、現時点(例えば、現在時刻)と、を比較する。その後、ステップS009へ進む。
(ステップS009)ステップS007において取得した利用時期情報に基づく利用時期が現時点よりも前の時点である場合、ステップS010へ進む。そうでない場合、すなわち、ステップS007において取得した利用時期情報に基づく利用時期が現時点よりも後の時点である場合、本フローチャートの処理が終了する。
(ステップS010)薬剤利用管理サーバ20の通信部202は、薬包IDを示す情報と利用時期情報とを、通信ネットワーク51を介してユーザ端末15へ送信する。その後、ステップS011へ進む。
(ステップS011)ユーザ端末15の通信部152は、ステップS010において通信部202から送信された薬包IDを示す情報と利用時期情報とを取得する。その後、ステップS012へ進む。
(ステップS012)ユーザ端末15の通知制御部153は、ステップS011において取得した、薬包IDと利用時期情報とに従って、患者に対する通知内容を生成する。その後ステップS013へ進む。
(ステップS013)ユーザ端末15の通知部154は、ステップS012において生成された通知内容を用いて患者に対する通知を実行する。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る薬剤利用管理システム1は、少なくとも薬箱10の収容部100に収容される薬剤12が封入された薬包11に対応して備えられたRFIDタグ13から、タグIDを読み取る読取部101を備える。また、薬剤利用管理システム1は、タグIDに対応する薬包IDと、薬剤を示す情報と、薬剤を利用する患者を識別する患者IDと、薬剤を利用すべき時期を示す情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報2002を記憶する記憶部200を備える。また、薬剤利用管理システム1は、読取部101によって読み取られた結果と薬剤利用管理情報2002とに基づいて、薬剤12の利用状況を判定する判定部203を備える。
薬剤利用管理システム1は、読み取ったタグIDに対応する薬包IDと、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDと、の突き合わせを行い、薬剤利用管理情報2002に含まれる薬包IDが、読み取ったタグIDに対応する薬包IDに含まれる薬包IDであるか否かに基づいて、当該薬包IDに対応する薬包11が薬箱10に存在するか否かを認識することができる。これにより、薬剤利用管理システム1は、当該薬包11に含まれる薬剤12が患者によって利用されたか否かを推定することができるため、患者による薬剤12の利用状況を管理することができる。
なお、本実施形態に係る薬剤利用管理システム1においては、薬剤利用管理情報2002に含まれる各種の情報、およびタグ・薬包対応情報2001に含まれる情報は、いずれも薬剤利用管理サーバ20の記憶部200に記憶される構成であるものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、薬剤利用管理情報2002に含まれる各種の情報、およびタグ・薬包対応情報2001に含まれる情報の、一部または全部が、ユーザ端末15の記憶部150に記憶されるような構成であってもよいし、あるいは、それぞれのRFIDタグ13に記憶されているような構成であってもよい。
これにより、薬剤利用管理システム1は、例えば、薬剤利用管理サーバ20とユーザ端末15と間の通信を行うことなく、患者の自宅等に置かれた薬箱10およびユーザ端末15によるスタンドアロンの構成で、患者による薬剤12の利用状況を管理することができる。
なお、RFIDタグ13に、患者IDの代わりに患者のマイナンバーが記憶されているような構成であってもよい。各種の行政サービスにおいて住民の識別に用いられているマイナンバーを用いることにより、本実施形態に係る薬剤利用管理システム1と、各種の行政サービスと、の連携をより行いやすくすることができる。
なお、RFIDタグ13に、薬剤12の有効期限を示す情報が記憶されているような構成であってもよい。これにより、薬剤利用管理システム1は、全ての薬剤12の有効期限を容易に管理することができる。
なお、薬剤利用管理情報2002に、薬剤12が封入された薬包11が患者に対して配送されたか否かを示す情報を含めるようにしてもよい。これにより、薬剤利用管理システム1は、患者の自宅における薬剤の利用状況の管理だけでなく、薬剤配送時の薬局在庫管理にも用いられることができる。
なお、医療機関や薬局等から患者の自宅へ薬包11が配送され、患者は、受け取った薬包11を患者自身により薬箱10へ格納するようにしてもよいし、例えば、医療機関や薬局等において薬箱10に薬包11が格納され、当該薬包11が格納された薬箱10が患者の自宅へ配送されるようにしてもよい。後者の場合には、薬箱10に対し、当該薬箱10を識別する識別情報である薬箱IDを付与して、薬剤利用管理情報2002において、患者IDと薬箱IDとを対応付けて記憶することで、薬剤利用管理システム1は、(薬包11と患者とを対応付けて管理するだけでなく)薬箱10と患者とを対応付けて管理することができる。
なお、例えば、複数の患者が生活する施設等において、1つの薬箱10の中に複数の患者に対する薬包11が格納され、1つの薬箱10が複数の患者に対応する複数のユーザ端末15とそれぞれ通信接続するような構成であってもよい。
これにより、薬箱10を複数の患者の間で共用することが可能になるため、例えば、医療機関や薬局等は、複数の患者に対して施設単位で薬包11を配送することができ、配送における管理コスト等を削減することができる。
また、この場合、他の患者に対して処方された薬剤12を誤って利用してしまうことが無いように、薬包11が薬箱10から取り出された際に、薬剤利用管理サーバ20は、当該薬包11に対応付けられた患者IDを薬剤利用管理情報2002から取得し、取得した患者IDを示す情報をユーザ端末15へ送信するようにしてもよい。そして、ユーザ端末15が、取得した患者IDに基づく患者を示す情報を通知部154によって表示するようにしてもよい。
これにより、患者は、薬箱10から薬包11を取り出した後、ユーザ端末15に通知が表示されるのを待ち、当該通知が患者自身を示す情報であった場合に、取り出した薬包11が患者自身の薬包11であることを確認することができる。そして、患者は、取り出した薬包11が自身の薬包11であることを確認した上で、当該薬包11に含まれる薬剤12を利用することができる。そのため、本実施形態に係る薬剤利用管理システム1は、患者が、誤って他の患者に対して処方された薬剤12を利用してしまうことを防ぐことができる。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明をしてきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更などをすることが可能である。
なお、上述した実施形態における薬剤利用管理システム1の一部または全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、薬剤利用管理システム1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における薬剤利用管理システム1を、LSI(Large Scale Integration)などの集積回路として実現してもよい。薬剤利用管理システム1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1・・・薬剤利用管理システム、10・・・薬箱、11・・・薬包、12・・・薬剤、13・・・RFIDタグ、15・・・ユーザ端末、20・・・薬剤利用管理サーバ、30・・・医師端末、31・・・薬剤師端末、32・・・親族端末、50・・・通信ネットワーク、51・・・通信ネットワーク、52・・・通信ネットワーク、100・・・収容部、101・・・読取部、102・・・通信部、150・・・記憶部、151・・・タグ情報取得部、152・・・通信部、153・・・通知制御部、154・・・通知部、155・・・操作入力部、200・・・記憶部、201・・・制御部、202・・・通信部、203・・・判定部、204・・・計時部、300・・・記憶部、301・・・通信部、302・・・表示部、303・・・操作入力部、1501・・・カレンダー情報、2001・・・タグ・薬包対応情報、2002・・・薬剤利用管理情報

Claims (15)

  1. 少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグからIDを読み取る読取部と、
    前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶部と、
    前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定部と、
    前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせない制御部と、
    を備えることを特徴とする薬剤利用管理システム。
  2. 前記利用者に対する通知を行う通知部と、
    前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記通知部による通知を制御する通知制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の薬剤利用管理システム。
  3. 前記通知制御部は、さらに前記利用者の行動予定を示すカレンダー情報に基づいて、前記通知部による通知を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の薬剤利用管理システム。
  4. 前記収容部と前記読取部とを備える薬箱と、
    前記通知部を備える情報端末と、
    を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の薬剤利用管理システム。
  5. 前記情報端末は、医師が利用する端末との通信を行うことができる医師端末通信部
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の薬剤利用管理システム。
  6. 前記IDタグは、前記薬剤を包装する薬包の開封によって前記IDの読み取りが不可能になるIDタグである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  7. 前記薬剤利用管理情報に基づく情報を、医師が利用する端末、薬剤師が利用する端末、および前記利用者の親族が利用する端末のうち少なくとも1つの端末へ送信する通信部、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  8. 外部のシステムから前記薬剤に関する情報を示す外部情報を取得する外部情報取得部
    を備え、
    前記記憶部は、前記IDに基づく識別情報と、前記外部情報と、が対応付けられた前記薬剤利用管理情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  9. 前記記憶部は、前記IDに基づく識別情報と、前記IDに対応する前記薬剤が前記利用者に対して配送されたか否かを示す情報と、が対応付けられた前記薬剤利用管理情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  10. 前記IDタグは、前記薬剤を包装する薬包に対し、アンテナが印刷されること、または、前記アンテナが印刷されたシールが貼り付けられることによって、前記薬剤に対応して備えられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  11. 前記IDタグは、前記利用者を識別する情報、または、前記利用者のマイナンバーを記憶する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  12. 前記IDタグは、前記薬剤の有効期限を示す情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載の薬剤利用管理システム。
  13. 前記記憶部は、
    同じ利用者識別情報に対して、互いに異なる複数の薬包識別情報が対応付けられ、前記薬包識別情報に対応付けられる薬剤を示す情報には、薬剤の組み合わせが異なる場合であっても記憶可能である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤利用管理システム。
  14. コンピュータによる薬剤利用管理方法であって、
    読取部が、少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグから、IDを読み取る読取ステップと、
    記憶部が、前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶ステップと、
    判定部が、前記読取部によって読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定ステップと、
    制御部が、前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせないステップと
    を有することを特徴とする薬剤利用管理方法。
  15. コンピュータに、
    少なくとも収容部に収容される薬に対応して備えられたIDタグから、IDを読み取る読取ステップと、
    前記IDに基づく薬包識別情報と、前記薬剤を示す情報と、前記薬剤を利用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記薬剤を利用すべき時期を示す利用時期情報と、が対応付けられた薬剤利用管理情報を記憶する記憶ステップと、
    前記読取ステップにおいて読み取られた結果と前記薬剤利用管理情報とに基づいて、前記薬剤の利用状況を判定する判定ステップと、
    前記判定された結果に基づいて、前記IDに基づく薬包識別情報が特定されると当該特定された薬包識別情報に対応する利用時期情報を取得し、当該利用時期情報に基づく利用時期と現在時刻とを比較し、利用時期が現在時刻よりも前である場合に、前記薬包識別情報と利用時期情報とをユーザ端末に送信部から送信させ、利用時期が現在時刻よりも後である場合には送信を行わせないステップと、
    を実行させるための薬剤利用管理プログラム。
JP2017133826A 2017-07-07 2017-07-07 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム Active JP6924638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133826A JP6924638B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133826A JP6924638B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019013518A JP2019013518A (ja) 2019-01-31
JP6924638B2 true JP6924638B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=65358015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017133826A Active JP6924638B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924638B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7413816B2 (ja) 2020-02-14 2024-01-16 ニプロ株式会社 服薬管理システム
JP7261209B2 (ja) * 2020-10-30 2023-04-19 藤森工業株式会社 管理システム、管理方法及びコンピュータープログラム
JP2024011882A (ja) * 2022-07-15 2024-01-25 大和製罐株式会社 薬剤使用支援システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211601A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 E-F Net Co Ltd 薬剤収容物、薬剤管理システム及び薬剤管理方法
JP2006259939A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Dainippon Printing Co Ltd 医薬品管理システム
JP4648142B2 (ja) * 2005-09-20 2011-03-09 大日本印刷株式会社 調剤医薬品等受け取りシステム
JP2007122183A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 処方箋運用管理システム、方法およびプログラム、携帯電話機上で動作する服用プログラム
WO2008117544A1 (ja) * 2007-03-28 2008-10-02 Nec Corporation 内包物管理デバイス、内包物管理デバイス製造装置、内包物管理デバイス製造方法、及び内包物管理方法
JP5176654B2 (ja) * 2008-03-31 2013-04-03 富士通株式会社 服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム
JP2010035789A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Panasonic Corp 薬剤用包装材、薬剤包装体、rfid読み取り装置および薬剤管理システム
JP6115252B2 (ja) * 2013-03-29 2017-04-19 株式会社ナカヨ 服薬管理機能を有する装置
JP6144392B1 (ja) * 2015-12-15 2017-06-07 クラリオン株式会社 服薬支援システムおよび服薬支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019013518A (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8552868B1 (en) Systems, methods, and software for automated medication dispensing and compliance
US20140303989A1 (en) Automated medication management system and method for use
JP2023083370A (ja) 配薬支援システム
JP6924638B2 (ja) 薬剤利用管理システム、薬剤利用管理方法、および薬剤利用管理プログラム
JP6234409B2 (ja) 薬剤服用管理システム、薬剤服用管理方法及びプログラム
US10950333B2 (en) Medication management
JP2010225019A (ja) 薬剤情報管理装置、薬剤情報管理方法、及び薬剤情報管理システム
JP2010035885A (ja) 情報記録媒体及び服薬支援システム
WO2018222640A1 (en) Method and system for safe medication dispensing
JP2009100885A (ja) 薬剤服用情報管理システム
US20060173718A1 (en) Medical information card and system and method for using same
JP6307865B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP2020160694A (ja) 服薬指導支援システム、服薬指導支援プログラム
JP6606209B2 (ja) 薬剤服用支援システム、薬剤服用支援方法及びプログラム
JP2013142989A (ja) 医療支援装置およびプログラム
JP7088441B1 (ja) 服薬管理装置、服薬管理方法、及びプログラム
JP6301288B2 (ja) 薬剤服用支援システム、薬剤服用支援方法及びプログラム
JP5422677B2 (ja) 医療支援装置およびプログラム
KR20200048791A (ko) 복약관리 서비스 제공시스템
JP6577331B2 (ja) 医療情報提供システム、医療情報提供方法、プログラム及び媒体
JP7442371B2 (ja) 患者情報管理装置、患者情報管理方法、及び患者情報管理プログラム
US10304563B1 (en) Medication management
JP2016131001A (ja) 服薬管理システム、服薬管理方法および端末装置
JP7141496B2 (ja) 医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム
JP6903102B2 (ja) 医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170810

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350