JP5176654B2 - 服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、患者の服用実績を管理する情報処理装置を備える服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラムに関し、特に、患者の服用実績が処方箋情報と適合する度合いに応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、医師は、電子カルテシステムを利用する場合であっても、外来の患者が自宅において処方箋に従い正しく服用しているか否かを把握することができなかった。その結果、医師は、正しく服用していない患者に対して改善を指導することができず、また、服用を怠り症状を悪化させた患者に対して適切な処置を施すことができないという問題を有していた。
そこで、通信端末装置を介して患者に薬品情報を提供するシステムが提案された(例えば、特許文献1)。また、通信端末装置を介して患者に服用のタイミングを知らせるシステムが提案された(例えば、特許文献2及び3)。
特開2007−7286号公報 特開2000−331080号公報 特開2001−160102号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載されているシステムにあっては、いずれも処方箋に従う正しい服用を患者に促すものであって、医師が患者の服用実績を管理するものでない。
また、例えば、薬品を全く服用しない場合と、指定時間外であるが前後1時間内に服用する場合とでは、患者の症状への影響が異なる。しかし、特許文献1乃至3に記載されているシステムにあっては、誤り程度の区別ができず、患者の症状悪化への影響が大きい服用の誤りを重点的に処理するようなことができない。特に、近年の医師不足により、一人の医師が担当すべき患者が増大し、全ての患者の服用実績を軽重なく管理することは困難なっている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、患者から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を受信し、受信した服用実績とこの患者に対する処方箋情報とを比較分析して服用実績が処方箋情報に適合する度合いを判断し、判断した適合度合いに対応する誤り程度を決定し、決定した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力するようにしてあることにより、患者の症状悪化への影響が大きい服用の誤りについて重点的に医師及び患者へ通知することができる服用実績管理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る服用実績管理システムは、患者の服用実績を受付ける通信端末装置と、該通信端末装置と接続して前記服用実績を管理する情報処理装置とを備える服用実績管理システムにおいて、複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置と、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則とを備え、前記通信端末装置は、前記読取装置で読取る服用実績を受付ける受付手段と、受付けた服用実績を患者IDに対応付けて送信する手段とを備え、前記情報処理装置は、前記通信端末装置から服用実績及び患者IDを受信する手段と、受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段とを備えることを要件とする。
また、本発明に係る服用実績管理システムは、前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを要件とする。
また、本発明に係る服用実績管理システムは、前記誤り程度規則は、処方箋情報の薬品IDが異なる場合であって薬品の属性が適合するときの誤り程度を規定してあることを要件とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、外部と接続できる情報処理装置において、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則と、複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置にて読取った服用実績を患者IDに対応付けて受信する手段と、受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段とを備えることを要件とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを要件とする。
更にまた、本発明に係るコンピュータプログラムは、複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置にて読取った服用実績を患者IDに対応付けて受信させるステップと、受信した患者IDの処方箋情報を、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースから抽出させるステップと、抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断させるステップと、判断した適合度合いに対応する誤り程度を、服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則から抽出させるステップと、抽出した誤り程度に応じた態様で服用の誤りに関する情報を出力させるステップとをコンピュータに実行させること要件とする。
本発明にあっては、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースを備え、患者の服用実績の判断基準を管理する。また、服用に対する誤り程度を処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則を備え、服用の誤り程度の判断基準を管理する。また、薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を受付け、該服用実績が処方箋情報と適合する度合いを判断することにより、服用の誤り状態を把握する。適合度合いに対応する誤り程度を誤り程度規則から抽出することにより、服用の誤り程度を決定する。また、抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力することより、服用の誤り程度が小さい場合には、処方した医師に誤りに関する情報を閲覧できるようにし、服用の誤り程度が大きい場合には、処方した医師に誤りに関する情報が閲覧するように促し、且つ患者に対して電子メールを送信するなどして重点的に服用の誤りを改善させる。
本発明にあっては、患者の服用実績を医師に把握させることができ、医師に症状悪化への影響が大きい服用の誤りを重点的に管理させることができる。
以下、本発明に係る服用実績管理システム、該システムで用いる情報処理装置及びコンピュータプログラムについて実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る服用実績管理システムの全体構成を示す図である。
本発明に係る服用実績管理システムは、外来の患者が所持する携帯端末装置1と、該携帯端末装置1に接続して服用実績を読み取る読取装置2と、病院内に設置されて患者の服用実績を管理する情報処理装置3と、病院内で勤務する医師が操作する通信端末装置4とを備えている。携帯端末装置1及び読取装置2と情報処理装置3及び通信端末装置4とは、インターネットなどの公衆通信網NW1を介して相互に接続している。また、情報処理装置3と通信端末装置4とは、病院内の通信網NW2を介して相互に接続している。
各携帯端末装置1は、患者により所持されて操作される。携帯端末装置1は、例えば、インターネットへの接続可能な携帯電話機、又はPDA(Personal Digital Assistant)が該当する。携帯端末装置1は、患者の服用実績データを患者IDに対応付けて情報処理装置3へ送信する。また、携帯端末装置1は、情報処理装置3から服用状態に関する電子メールを受信して画面W2に出力する。患者IDは、患者により予め設定され、携帯端末装置1のROM(図示せず。以下同じ。)に記憶されている。
携帯端末装置1は、患者の服用実績を自ら取得するか、又は別体の読取装置2を介して取得する。図2及び図3は読取装置の一例を示す図である。携帯端末装置1は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサによる撮像部11を備え、読取装置2として機能する。携帯端末装置1は、例えば、複数の薬品が服用単位で一包化された包装M(以下「包装」と略す。)に付されたバーコードCの画像を撮像部11で読み取る。携帯端末装置1は、読み取った画像を解析することにより、包装で一包化されている各薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法などの服用実績データを取得する。携帯端末装置1は、取得した服用実績データを情報処理装置3へ送信する。
また、携帯端末装置1は、別体の読取装置2と通信線10を介して接続し、読取装置2を介して服用実績データを取得するようにしても良い。読取装置2は、例えば、直方体の筐体を備え、筐体の内部が横方向に7つ、縦方向に5つ、合計35個の収容部に仕切られている。横方向は月曜日から日曜日までの曜日を示し、縦方向は第1週から第5週までの各週を示している。各収容部は、1日単位を示し、1日に服用すべき包装を複数収容する。各収容部は、光センサ21を備える。光センサ21は、包装が収容部から取り出される都度、包装に付されたバーコードCの画像を読み取り、読み取った画像を解析して包装で一包化されている各薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法などの服用実績データを取得する。光センサ21は、取得した服用実績データを通信線10を介して携帯端末装置1へ出力する。通信端末装置1は、各光センサ21から服用実績データを取得して情報処理装置3へ送信する。
情報処理装置3は、病院に設置され、管理者により操作される。情報処理装置3は、携帯端末装置1から服用実績データを受信し、受信した服用実績データとデータベースDB内の処方箋情報とを比較分析することにより、服用の誤り程度を判断する。情報処理装置3の構成及び作用については、後述にて説明する。
通信端末装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、又はPDA(Personal Digital Assistant)が該当し、病院内で患者を処方する医師により操作される。通信端末装置4は、医師により入力される処方箋情報を受け付けて情報処理装置3へ送信する。通信端末装置4は、情報処理装置3から患者の服用状態に関する画面データを受信して画面W1に出力する。通信端末装置4は、外部の電子カルテシステム(図示せず。以下同じ。)に接続して患者IDの電子カルテを受信して画面W1に出力する。
図4は情報処理装置3の構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、記録媒体31aに記録してあるプログラムを読み取るための外部記憶部31と、公衆通信網NW1に接続するための第1通信部32と、病院内通信網NW2に接続するための第2通信部33と、データを一時記憶するためのRAM34と、プログラム及び各種データを記憶するための補助記憶部35と、データベースDBに接続するためのデータベース通信部36と、管理者へ情報を出力するための情報出力部37と、管理者の操作を受け付ける操作部38と、時間を計測するタイマ39と、各ハードウェアを制御すると共に服用実績の管理処理を実行するCPU30とを備える。各ハードウェアは、バスを介して相互に接続している。
外部記憶部31は、挿入口(図示せず。以下同じ。)を備え、挿入口から挿入された記録媒体31aに記録してあるプログラムを読み出して補助記憶部35へ出力する。このプログラムは、情報処理装置3を服用実績の管理装置として機能させるコンピュータプログラムであり、本発明に係るコンピュータプログラムである。
第1通信部32は、CPU30の制御に従って公衆通信網NW1に接続し、携帯端末装置1から服用実績データを受信する手段となる。第1通信部32は、携帯端末装置1から受信した服用実績データを補助記憶部35へ出力する。また、第1通信部32は、患者の服用状態に関する電子メールを送信する手段となる。
第2通信部33は、CPU30の制御に従って病院内通信網NW2に接続し、通信端末装置4から処方箋情報を受信する手段となる。第2通信部33は、患者の服用状態に関する画面データを通信端末装置4へ送信する手段となる。
RAM34は、複数の情報を記憶し、記憶順又は記憶位置などに関係なく読み書きが可能な半導体記憶装置であり、CPU30の処理中に発生したデータを一時的に記憶する。
補助記憶部35は、例えば、磁気記憶方式のハードディスクが該当し、CPU30に従い、外部記憶部31から受け付けたプログラム、第1通信部32から受け付けた服用実績データ、その他の各種データを記憶し、適宜読み出す。尚、補助記憶部35の記憶内容については、後述にて説明する。
データベース通信部36は、CPU30の制御に従ってデータベースDBに接続し、データベースDBとの間でデータの授受を行う。データベースDBは、処方箋情報を格納する処方箋情報データベースDB1と、患者毎に処方された服用時間データを格納する個別指定時間データベースDB2と、標準的な服用時間データを格納する標準指定時間データベースDB3と、患者の服用実績データを格納する服用実績データベースDB4とを含む。尚、各データベースの格納例は、後述にて説明する。
情報出力部37は、例えば、液晶ディスプレイ及びスピーカなどを備え、CPU30に従って操作に必要な情報を管理者に対して画面出力及び音出力する。
操作部38は、例えば、キーボード及びマウスなどを備え、管理者により入力された操作を受け付けてCPU30へ出力する。
タイマ39は、服用実績データを受信したときの受信日時を計測してCPU30へ出力する。
CPU30は、補助記憶部35に記憶してあるデータ及びデータベースDB内のデータに基づいて各ハードウェアの制御手段及び患者の服用実績を管理するための手段として機能する。そこで、CPU30が有する手段を補助記憶部35の記憶内容及びデータベースDB内のデータに関連づけて説明する。図5は補助記憶部35の記憶内容、CPU30の機能ブロック及びデータベースDBの格納例を示す図である。
CPU30は、補助記憶部35に記憶してあるプログラムに従って各ハードウェアを制御する制御手段300として機能する。
また、CPU30は、補助記憶部35に記憶してある服用実績データD1が処方箋情報データベースDB1内のデータと適合する度合いを比較分析する比較分析手段301として機能する。
また、CPU30は、比較分析手段301で比較分析したデータの適合度合い並びに補助記憶部35に記憶してある誤り程度規則テーブルTA1及び特定薬品群情報テーブルTA2に基づいて服用の誤り程度を決定する誤り程度決定手段302として機能する。
また、CPU30は、誤り程度決定手段302で決定した誤り程度を補助記憶部35に記憶してある服用実績データD1に対応付けて格納する服用実績テーブルを服用実績データベースDB4へ蓄積する服用実績テーブル管理手段303として機能する。
また、CPU30は、服用実績テーブル管理手段303で管理する服用実績テーブルの誤り程度及び補助記憶部35に記憶してある出力制御規則テーブルTA3に基づいて携帯端末装置1及び通信端末装置4への出力制御を決定する出力制御手段304として機能する。また、CPU30は、決定した出力制御に応じて患者の服用状態に関する電子メール又は画面データD2を生成して補助記憶部35に記憶する。
このように、CPU30は、各種データに応じて様々な手段を発揮する。そこで、各種データの内容について説明する。
図6は処方箋情報データベースDB1に格納されている処方箋情報テーブルT1のフォーマット例を示す概念図である。処方箋情報テーブルT1は、包装を識別するための包装IDと、包装で一包化される薬品の服用方法、期間及び内容形式とを対応付けて格納する。
処方箋情報テーブルT1は、情報処理装置3が通信端末装置4から処方箋情報を受け付ける都度、情報処理装置3のCPU30により生成され、患者IDに対応付けて処方箋情報データベースDB1に蓄積される。
処方箋情報テーブルT1は、患者を処方する医師により患者毎に指定された処方箋を格納する。包装IDは、包装を識別するための識別情報であり、本発明の薬品IDに該当する。服用方法は、例えば、朝、昼、夕及び夜などの服用すべき時間帯の区別と、食前、食中、食後及び食間などの服用すべきタイミングと、毎日、2日毎及び1週間毎などの服用すべき日とを含む。服用期間は、例えば、3月1日から3月31日までなどの服用すべき期間を示す。内容形式は、例えば、風邪薬、鎮痛薬又は下痢止め薬などの包装が有する効能であるか、又は一包化された複数の薬品の組み合わせであり、本発明の薬品の属性に該当する。内容形式は、異なるIDの包装間であっても同じ効能を有する場合には同一扱いとなる。
図7は個別指定時間データベースDB2に格納されている個別指定時間テーブルT2のフォーマット例を示す概念図である。個別指定時間テーブルT2は、時間帯の区別と、その開始時刻及び終了時刻とを対応付けて格納する。
個別指定時間テーブルT2は、上述した処方箋情報テーブルT1と関連して患者毎に生成され、患者IDに対応付けて個別指定時間データベースDB2に蓄積される。
個別指定時間テーブルT2は、患者を処方する医師により患者毎に指定される。時間帯の区別は、処方箋情報テーブルT1で指定される時間帯の区別に該当し、個別指定時間テーブルT2と処方箋情報テーブルT1とを関連づけるためのキーとなる。開始時刻から終了時刻までの時間は、本発明の服用時間に該当する。
個別指定時間テーブルT2は、CPU30が比較分析手段301として機能する場合、服用実績データD1の比較基準として処方箋情報テーブルT1と共にデータベースDBから抽出される。
図8は標準指定時間データベースDB3に格納されている標準指定時間テーブルT3のフォーマット例を示す概念図である。標準指定時間テーブルT3は、時間帯の区別と、その開始時刻及び終了時刻とを対応付けて格納する。
標準指定時間テーブルT3は、特定の患者とは関係なく標準的な服用時間として予め設定され、食前、食後及びその他の服用タイミング毎に分けて標準指定時間データベースDB3に蓄積される。
標準指定時間テーブルT3は、CPU30が比較分析手段301として機能する場合であって、該当する患者IDの個別指定時間テーブルT2が存在しないとき、時間帯の区別及び服用タイミングをキーとして処方箋情報テーブルT1に関連づけられ、データベースDBから抽出される。
図9は誤り程度規則テーブルTA1のフォーマット例を示す概念図である。誤り程度規則テーブルTA1は、服用の誤り程度と、誤り状態と、表示記号とを対応付けて規定する。誤り程度規則テーブルTA1は、管理者により予め設定され、補助記憶部35に記憶される。
誤り状態は、服用実績データD1が処方箋情報テーブルT1と適合する度合いに該当し、例えば、処方箋に従って正しく服用する状態、処方箋により指定されている時間外であるが前後1時間内に服用する状態、処方箋により指定されている内容形式と異なる内容形式の包装を服用する状態、処方箋により指定されている包装IDと異なる包装IDであるが同じ内容形式の包装を服用する状態、薬品B群を含む包装を服用していない状態、処方箋により指定されている時間外に服用する状態、包装を全く服用していない状態、薬品A群を含む包装を服用していない状態を含む。
図10は特定薬品群情報テーブルTA2のフォーマット例を示す概念図である。特定薬品群情報テーブルTA2は、所定の薬品を示す薬品群と、所定の薬品を一包化する該当包装とを対応付けて格納する。特定薬品群情報テーブルTA2は、管理者により予め設定され、補助記憶部35に記憶される。
図11は服用実績データベースDB4に格納されている服用実績テーブルT4のフォーマット例を示す概念図である。服用実績テーブルT4は、包装IDと、服用日時、内容形式と、表示記号と及び誤り程度とを患者ID毎に対応付けて格納される。
服用実績テーブルT4は、情報処理装置3が携帯端末装置1から服用実績データD1を受信する都度、比較分析手段301、誤り程度決定手段302及び服用実績テーブル管理手段303として機能するCPU30により生成又は更新される。以下、服用実績テーブルT4の生成又は更新について、図6から図12までを用いて説明する。
図12は比較分析手段301を説明するための一覧を示す図である。3月3日の朝において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Aの包装Aを3月3日の6時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、患者IDが0001の処方箋情報テーブルT1及び個別指定時間テーブルT2をデータベースDBから抽出する。
服用日である3月3日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期「3/1〜3/31」に適合する(図6参照)。服用時刻である6時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Aの服用方法「朝」に適合し(図6参照)、朝の時間(6時から8時まで)に適合する(図7参照)。
従って、CPU30は、患者が正しく服用すると判断し(図12参照)誤り程度規則テーブルTA1に用いて正しい服用に対応する誤り程度「1」及び表示記号「●」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月3日の朝において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Bの包装Bを3月3日の9時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月3日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。また、服用時刻である9時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Bの服用方法「朝」に適合するが(図6参照)、朝の時間(6時から8時まで)に適合しない(図7参照)。
その結果、CPU30は、患者が指定時間外に服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて指定時間外の服用に対応する誤り程度「3」及び表示記号「×」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月3日の昼において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Aの包装Aを3月3日の11時50分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月3日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。また、服用時刻である11時50分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Aの服用方法「昼」に適合するが(図6参照)、昼の開始時刻(12時)より前1時間内に適合する(図7参照)。
その結果、CPU30は、患者が前後1時間内に服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて前後1時間内の服用に対応する誤り程度「2」及び表示記号「▲」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月3日の昼において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Aの包装Cを3月3日の14時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月3日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。また、服用時刻である14時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Cの服用方法「昼」に適合するが(図6参照)、昼の終了時刻(14時)より後1時間内に適合する(図7参照)。
その結果、CPU30は、患者が前後1時間内に服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて前後1時間内の服用に対応する誤り程度「2」及び表示記号「▲」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月3日の夕方において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Bの包装Bを3月3日の19時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月3日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。また、服用時刻である19時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Bの服用方法「夕」に適合し(図6参照)、夕の時間(19時から21時まで)に適合する(図7参照)。
その結果、CPU30は、患者が正しく服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて正しい服用に対応する誤り程度「1」及び表示記号「●」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月4日の朝において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Aの包装Cを3月4日の6時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月4日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。しかし、服用時刻である6時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Cの服用方法「昼、毎日」に適合するものでなく、包装Cの内容形式Aは、本来毎朝に服用すべき包装Bの内容形式Bとは異なる(図6参照)。
従って、CPU30は、異なる内容形式の包装を服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて異なる内容形式の包装を服用するときに対応する誤り程度「2」及び表示記号「▲」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
尚、CPU30は、この時点で3月3日の夜に服用すべき内容形式Aの包装Aを服用していないと判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて服用していないときに対応する誤り程度「3」及び表示記号「×」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
次に3月4日の昼において、CPU30は、携帯端末装置1から「P0001のIDを有する患者が形式Aの包装Aを3月4日の12時10分に服用する。」という服用実績データD1を受信した場合(図11参照)、以下のように判断する。
服用日である3月4日は、処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間に適合する(図6参照)。しかし、服用時刻である12時10分は、処方箋情報テーブルT1で指定されている包装Aの服用方法「朝・昼・夜、2日毎」に適合するものでないが、包装Aの内容形式Aは、本来毎昼に服用すべき包装Cの内容形式Aと同じである(図6参照)。
従って、CPU30は、異なる包装IDであるが同じ内容形式の包装を患者が服用すると判断し(図12参照)、誤り程度規則テーブルTA1を用いて同じ内容形式の包装を服用するときに対応する誤り程度「2」及び表示記号「▲」を抽出する(図9参照)。CPU30は、抽出した誤り程度及び表示記号を服用実績データD1に対応付けて服用実績テーブルT4に格納する(図11参照)。
尚、本発明は、情報処理装置3が上述した内容の服用実績データD1を受信するのみでなく、それ以外の内容の服用実績データD1(図9参照)についても受信する。
CPU30は、上述した比較分析手段301、誤り程度決定手段302及び服用実績テーブル管理手段303として機能した後、出力制御手段304として機能する。出力制御手段304には、出力制御規則テーブルTA3を用いる。図13は出力制御規則テーブルTA3のフォーマット例を示す概念図である。出力制御規則テーブルTA3は、情報処理装置3で実行する出力の態様を規定する出力制御を誤り程度に対応付けて格納する。
出力制御規則テーブルTA3は、管理者により予め設定され、補助記憶部35に記憶される。出力制御は、例えば、通信端末装置4を介して電子カルテシステムの確認ソフトにおいて服用状態一覧を画面表示する「確認ソフト起動」と、通信端末装置4を介して電子カルテシステムにログインするときに服用状態に関する通知を画面出力する「通知画面」と、携帯端末装置1へ服用状態に関する電子メールを送信する「患者へメール送信」とを含む。
図14は確認ソフトにおける画面の表示例を示す図である。確認ソフトにおける画面は、患者のID、氏名、生年月日及び性別と、服用状態に問題がある旨の警告と、服用状態の一覧とを備える。
確認ソフトは、電子カルテシステムが備え、電子カルテシステムに接続することにより利用が可能となる。確認ソフトにおける画面は、情報処理装置3により画面データD2が生成されて通信端末装置4へ送信されることにより、画面データD2を受信した通信端末装置4の画面W1に出力される。服用状態一覧は、横方向に服用日時を並べ、縦方向に包装IDを並べ、両者が交わる欄に処方箋及びこれに対応する服用実績を分割表示する。処方箋の欄は、服用が指定されているときに「○」を表示する。服用実績の欄は、服用実績テーブルT4に格納されている表示記号を表示する。
確認ソフトにおける画面は、画面W1に出力されることにより、患者の服用状態を医師に報知でき、医師は、確認ソフトにおける画面で確認することにより、自らが処方した患者の院外での服用状態を病院内にいながら監視することができる。
図15は通知画面の表示例を示す図である。通知画面は、緊急の通知がある旨のダイアログと、服用状態の詳細情報を出力する詳細画面を含む。通知画面は、情報処理装置3により画面データD2が生成されて通信端末装置4へ送信されることにより、画面データD2を受信した通信端末装置4の画面W1に出力される。
ダイアログは、通信端末装置4が電子カルテシステムにログインする場合であって、情報処理装置3からデータを受信しているとき、通信端末装置4の画面W1に出力される。ダイアログは、緊急の通知がある旨の情報を有し、画面W1上でクリック操作をなされたときに詳細画面を呼び出す機能を有する。
詳細画面は、ダイアログをクリック操作された場合であって、情報処理装置3からデータを受信しているとき、通信端末装置4の画面W1にポップアップ出力される。詳細画面は、服用の誤りに関する詳細情報を表示する。
通知画面は、画面W1に出力されることにより、患者の服用の誤り程度が大きいことを医師に報知でき、医師は、通知画面で確認することにより、自らが処方した患者の院外での服用状態を病院内にいながら監視することができる。
図16は電子メール画面の表示例を示す図である。電子メール画面は、服用状態に関する情報を有する。電子メール画面は、情報処理装置3により画面データD2が生成されて携帯端末装置1へ送信され、画面データD2を受信した携帯端末装置1の画面W2に出力される。
電子メール画面は、画面W2に出力されることにより、自らの服用の誤り程度が大きいことを報知し、患者は、電子メール画面で確認することにより、自らの服用状態を処方箋の通りにしようと試みる。
最後に情報処理装置3が実行する服用実績管理処理について説明する。図17は情報処理装置3が実行する服用実績管理処理の手順を示すフローチャートである。携帯端末装置1は、服用実績データD1を取得して情報処理装置3へ送信する。
情報処理装置3のCPU30は、携帯端末装置1から送信された服用実績データD1を受信し(S101)、受信した服用実績データD1に該当する患者IDを含む処方箋情報テーブルT1を処方箋情報データベースDB1から抽出する(S102)。
CPU30は、比較分析処理を実行し(S103)、受信した服用実績データD1が処方箋情報テーブルT1と適合する度合いを判断する。尚、比較分析手段の手順は、後述にて説明する。
CPU30は、判断した適合度合いに対応する誤り程度を誤り適度規則テーブルTA1に基づいて決定する(S104)。CPU30は、決定した誤り程度に対応する出力制御を出力制御規則テーブルTA3に基づいて決定する(S105)。
CPU30は、決定した出力制御に従って画面データD2を生成し、生成した画面データD2を携帯端末装置1又は通信端末装置4へ送信し(S106)、服用実績管理処理を終了する。
比較分析処理は、1種類の手順に限らず、複数種から管理しやすい手順を選定する。そこで、代表的な手順を実施例1及び2に分けて説明する。
実施例1.
図18は実施例1における比較分析処理の手順を示すフローチャートである。CPU30は、受信した服用実績データD1の服用日が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間内であるか否かを判定し(S201)、受信した服用実績データD1の服用日が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間外であると判定した場合(S201でNO)、比較分析不可能とし、次回比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、受信した服用実績データD1の服用日が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用期間内であると判定した場合(S201でYES)、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1などで指定されている服用時間内であるか否かを判定し(S202)、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1など指定されている服用時間内であると判定した場合(S202でYES)、患者が正しく服用すると判断し、誤り程度規則テーブルTA1に基づいて誤り程度に「1」を設定し(S203)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1などで指定されている服用時間外であると判定した場合(S202でNO)、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1などで指定されている服用時間の前後1時間内であるか否かを判定する(S204)。その結果、CPU30は、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1などで指定されている服用時間の前後1時間内であると判定した場合(S204でYES)、誤り程度規則テーブルTA1に基づいて誤り程度に「2」を設定し(S205)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、受信した服用実績データD1の服用時刻が処方箋情報テーブルT1などで指定されている服用時間の前後1時間外であると判定した場合(S204でNO)、服用実績テーブルT4を参照して服用実績が飛躍しているかを判定する(S206)。服用実績が飛躍していないと判定した場合(S206でNO)、患者が指定時間外に服用したと判断し、誤り程度規則テーブルTA1に基づいて誤り程度に「3」を設定し(S207)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用実績が飛躍していると判断した場合(S206でYES)、患者が包装を服用していないと判断し、服用されていない包装が薬品A群を含んでいるか否かを判定し(S208)、服用されていない包装が薬品A群を含むと判定した場合(S208でYES)、患者が薬品A群を含む包装を服用していないと判断し、誤り程度規則テーブルTA1に基づいて誤り程度「4」を設定し(S209)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用されていない包装が薬品A群を含んでいないと判定した場合(S208でNO)、この包装が薬品B群を含んでいるか否かを判定し(S210)、服用されていない包装が薬品B群を含むと判定した場合(S210でYES)、患者が薬品B群を含む包装を服用していないと判断し、誤り程度規則TA1に基づいて誤り程度「2」を設定し(S211)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用されていない包装が薬品B群を含んでいないと判定した場合(S210でNO)、患者は包装(薬品A群及びB群を含まず)を服用していないと判断し、誤り程度規則に基づいて誤り程度「3」を設定し(S212)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
実施例2.
図19は実施例2における比較分析処理の手順を示すフローチャートである。CPU30は、受信した服用実績データD1の包装IDが処方箋情報テーブルT1で指定されている受信日時に服用すべき包装のIDと同一であるか否かを判定し(S301)、受信した服用実績データD1の包装IDが処方箋情報テーブルT1で指定されている受信日時に服用すべき包装のIDと同一であると判定した場合(S301でYES)、患者が正しく服用すると判断し、誤り程度規則TA1を用いて誤り程度に「1」を設定し(S302)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用実績データD1の包装IDが処方箋情報テーブルT1で指定されている受信日時に服用すべき包装のIDと異なると判定した場合(S301でNO)、服用実績データD1の内容形式が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用すべき包装の内容形式と同一であるか否かを判定し(S303)、服用実績データD1の内容形式が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用すべき包装の内容形式と同一であると判定した場合(S303でYES)、患者が異なる包装IDであるが内容形式の同じ包装を服用したと判断し、誤り程度に「2」を設定し(S304)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用実績データD1の内容形式が処方箋情報テーブルT1で指定されている服用すべき包装の内容形式と異なると判定した場合(S303でNO)、服用実績テーブルT4を参照して服用実績が飛躍しているかを判定し(S305)、服用実績が飛躍していないと判定した場合(S305でNO)、患者が内容形式の異なる包装を服用したと判断し、誤り程度に「2」を設定し(S306)、次回、比較分析処理の処理があるまで待機する。
一方、CPU30は、服用実績の飛躍があったと判定した場合(S305でYES)、患者は包装を服用していないと判断し、誤り程度規則に基づいて誤り程度「3」を設定し(S307)、次回、比較分析処理の要求があるまで待機する。
本実施例は、さらに以下の付記を有する。
(付記1)
患者の服用実績を受付ける通信端末装置と、該通信端末装置と接続して前記服用実績を管理する情報処理装置とを備える服用実績管理システムにおいて、
処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、
服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則とを備え、
前記通信端末装置は、
薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を受付ける受付手段と、
受付けた服用実績を患者IDに対応付けて送信する手段と
を備え、
前記情報処理装置は、
第1の端末装置から服用実績及び患者IDを受信する手段と、
受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、
抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、
判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、
抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段と
を備えることを特徴とする服用実績管理システム。
(付記2)
前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを特徴とする付記1に記載の服用実績管理システム。
(付記3)
前記誤り程度規則は、処方箋情報の薬品IDが異なる場合であって薬品の属性が適合するときの誤り程度を規定してあることを特徴とする付記1又は2に記載の服用実績管理システム。
(付記4)
複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置を更に備え、
前記受付手段は、前記読取装置で読取る服用実績を受け付けるようにしてあることを特徴とする付記1乃至3に記載の服用実績管理システム。
(付記5)
外部と接続できる情報処理装置において、
処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、
服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則と、
薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を患者IDに対応付けて受信する手段と、
受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、
抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、
判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、
抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記6)
前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記誤り程度規則は、処方箋情報の薬品IDが異なる場合であって薬品の属性が適合するときの誤り程度を規定してあることを特徴とする付記5又は6に記載の情報処理装置。
(付記8)
患者が服用する薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を患者IDに対応付けて受信させるステップと、
受信した患者IDの処方箋情報を、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースから抽出させるステップと、
抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断させるステップと、
判断した適合度合いに対応する誤り程度を、服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則から抽出させるステップと、
抽出した誤り程度に応じた態様で服用の誤りに関する情報を出力させるステップと
をコンピュータに実行させること特徴とするコンピュータプログラム。
本発明に係る服用実績管理システムの全体構成を示す図である。 読取装置の一例を示す模式図である。 読取装置の一例を示す模式図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 補助記憶部の記憶内容、CPUの機能ブロック及びデータベースの格納例を示す図である。 処方箋情報データベースに格納されている処方箋情報テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 個別指定時間データベースに格納されている個別指定時間テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 標準指定時間データベースに格納されている標準指定時間テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 誤り程度規則テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 特定薬品群情報テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 服用実績データベースに格納されている服用実績テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 比較分析手段を説明するための一覧を示す図である。 出力制御規則テーブルのフォーマット例を示す概念図である。 確認ソフトにおける画面の表示例を示す図である。 通知画面の表示例を示す図である。 電子メール画面の表示例を示す図である。 情報処理装置が実行する服用実績管理処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1における比較分析処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2における比較分析処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末装置
10 撮像部
2 読取装置
21 光センサ
3 情報処理装置
30 CPU
31 外部記憶部
32 第1通信部
33 第2通信部
34 RAM
35 補助記憶部
36 データベース通信部
37 情報出力部
38 操作部
39 タイマ
4 通信端末装置

Claims (6)

  1. 患者の服用実績を受付ける通信端末装置と、該通信端末装置と接続して前記服用実績を管理する情報処理装置とを備える服用実績管理システムにおいて、
    複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置と、
    処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、
    服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則とを備え、
    前記通信端末装置は、
    前記読取装置で読取る服用実績を受付ける受付手段と、
    受付けた服用実績を患者IDに対応付けて送信する手段と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信端末装置から服用実績及び患者IDを受信する手段と、
    受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、
    抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、
    判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、
    抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段と
    を備えることを特徴とする服用実績管理システム。
  2. 前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを特徴とする請求項1に記載の服用実績管理システム。
  3. 前記誤り程度規則は、処方箋情報の薬品IDが異なる場合であって薬品の属性が適合するときの誤り程度を規定してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の服用実績管理システム。
  4. 外部と接続できる情報処理装置において、
    処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースと、
    服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則と、
    複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置にて読取った服用実績を患者IDに対応付けて受信する手段と、
    受信した患者IDの処方箋情報を前記データベースから抽出する手段と、
    抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断する手段と、
    判断した適合度合いに対応する誤り程度を前記誤り程度規則から抽出する手段と、
    抽出した誤り程度に応じた出力態様で服用の誤りに関する情報を出力する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記誤り程度規則は、処方箋情報の服用日時との適合度合いに応じて誤り程度を規定してあることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 複数の薬品を一包化した包装を服用単位で収容する収容部を複数備え、各収容部から取出される包装から薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む服用実績を読取る読取装置にて読取った服用実績を患者IDに対応付けて受信させるステップと、
    受信した患者IDの処方箋情報を、処方した薬品のID及び属性並びに服用の日時、量及び方法を含む処方箋情報を患者IDに対応付けて複数格納するデータベースから抽出させるステップと、
    抽出した処方箋情報と受信した服用実績とを比較して該服用実績が処方箋情報と適合する適合度合いを判断させるステップと、
    判断した適合度合いに対応する誤り程度を、服用に対する誤り程度を前記処方箋情報への適合度合いに対応付けて規定する誤り程度規則から抽出させるステップと、
    抽出した誤り程度に応じた態様で服用の誤りに関する情報を出力させるステップと
    をコンピュータに実行させること特徴とするコンピュータプログラム。
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